JP7598326B2 - うつ病を処置するための5-メトキシ-n,n-ジメチルトリプタミン(5-meo-dmt) - Google Patents
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Description
それぞれの適応症における現行の標準治療と比較した本発明の有益な効果として、これらに限定されないが、a)臨床応答を経験する患者のより高いパーセンテージ、b)より高い平均臨床応答、c)臨床応答のより早い発現、d)より持続的な臨床応答、e)より少ないまたは異なる副作用を伴う同等またはより良好な臨床応答、これによる改善されたコンプライアンス、ならびにf)より少ない薬物投与を含むより簡便な治療レジメンによる同等またはより良好な臨床応答、これによる改善されたコンプライアンス、が挙げられる。以前研究されたサイケデリック薬と比較して、本発明は、例えばg)投薬後の急性精神活性効果のより短い継続時間を伴う同等またはより良好な臨床応答、これによる改善された利便性およびコンプライアンス、h)至高サイケデリック経験を達成する傾向がより大きく、至高サイケデリック経験の再現性がより良好であると同時に、不必要な高用量および関連付けられる副作用を回避し、よって改善されたコンプライアンスを伴う改善された投薬レジメンをさらに提供することができる。さらに、有利な効果は、本明細書に定義される処置抵抗性の患者で特に達成されることが留意される。
本発明の文脈で使用される場合、別段記述されない限り、「5-MeO-DMT」という用語は、遊離塩基である5-MeO-DMTを指す。5-MeO-DMTの薬学的に許容される塩も使用できることが企図される。そのような塩の例は、塩酸塩である。投与される塩の適切な重量は、等モル量が使用されると仮定し遊離塩基の重量から計算されてもよい。
本発明は、本明細書で定義される患者に治療有効量の5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩を投与することを含む、精神障害、特に大うつ病性障害、持続性うつ病性障害、不安障害、外傷後ストレス障害、身体醜形障害、強迫性障害、摂食障害および精神活性物質乱用の処置のための改善された方法を対象とする。これらの障害の処置は、これらに限定されないが、そのような障害および自殺念慮を有する本明細書で定義される患者における5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の使用を含む。これらの障害の処置は、特に処置抵抗型の言及された障害を有する、本明細書で定義される患者における5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の使用を含む。本発明の文脈で使用される場合、「処置抵抗性」は、大うつ病性障害および持続性うつ病性障害では、現在のうつ病エピソードにおける薬理学的治療の少なくとも2回の適切な過程に対して適切な改善がないとして定義され、不安障害、外傷後ストレス障害、身体醜形障害および強迫性障害では、薬理学的治療の少なくとも1回の適切な過程および心理療法の少なくとも1回の適切な過程に対して適切な改善がないとして定義され、ならびに摂食障害および精神活性物質乱用では薬理学的治療を伴うまたは伴わない心理療法の少なくとも1回の適切な過程の後に適切な改善がないとして定義される。改善が適切であるかどうかは臨床応答に関して判定され、治療過程が適切であるかどうかはレジメン、用量、継続時間およびコンプライアンスに関して判定される。適切さは、既定の一連の基準を使用して医師または心理士によって判定および記録され、患者自身が過去の治療過程が適切でなかった、または自身が適切に応答しなかったとみなすことは十分ではない。適切さは、後向きおよび前向きに判定されてもよい。
本発明の特定の実施形態を以下に列挙する。
1.受け入れられている医療行為に従い、有資格専門家により大うつ病性障害と診断された患者の処置における使用のための5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩。
2.障害が、アメリカ精神医学会発行の精神障害の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)に従い診断される、実施形態1に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
3.患者が、20以上のモンゴメリ・アスベルグうつ病評定尺度(MADRS)スコアにより、または17以上の17項目のハミルトンうつ病評定尺度(HAM-D)スコアにより示される中等度または重度の大うつ病性障害を患う、実施形態1または2に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
4.患者が35以上のMADRSスコアにより、または25以上のHAM-Dスコアにより示される重度の大うつ病性障害を患う、実施形態3に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
5.患者が処置抵抗型の大うつ病性障害と診断される、実施形態1~4に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
6.患者がさらに自殺念慮を患う、実施形態1~5に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
7.患者が実行する意思を伴う自殺念慮を患う、実施形態6に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
8.患者が自殺の差し迫ったリスクにある、実施形態1~7に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
9.患者に至高サイケデリック経験を経験させる用量または投与量レジメンで投与される、実施形態1~8に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
10.約4mg~約20mgの5-MeO-DMTの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
11.約6mgもしくは約12mgもしくは約18mgの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
12.5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用する、実施形態1~10に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
13.5-MeO-DMTが、第1の投与には約2mg~約8mgの投与量で投与され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第2の投与には約8mg~約14mgの投与量に増加され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第3の投与には約14mg~約20mgの投与量に増加される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~12に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
14.5-MeO-DMTの第1の投与量が約6mgであり、5-MeO-DMTの第2の投与量が約12mgであり、5-MeO-DMTの第3の投与量が約18mgである、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態13に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
15.2回の投与の間の間隔が1時間以上24時間以下、例えば約2~4時間である、実施形態12~14に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
16.至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態9~15に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
17.至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態16に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
18.吸入によって投与される、先の実施形態のいずれかに記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
19.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が、(a)薬学的に許容される気体、(b)5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩のエアロゾル粒子を含むエアロゾルの形態で投与され、エアロゾルが約0.5mg/l~約12.5mg/lのエアロゾル粒子の質量密度を有する、実施形態18に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
20.エアロゾルが、a)固体支持体上に構成された5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の薄層を熱エネルギーに曝露すること、およびb)薄層の上に空気を通し、エアロゾル粒子を作製することによって生成される、実施形態19に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
21.遊離塩基の形態で使用される、実施形態18~20に記載の使用のための5-MeO-DMT。
22.患者に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容される塩の投薬量が1回の呼吸で吸入される、実施形態18~21に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
23.臨床全般印象度-改善度(CGI-I)スコアまたは患者による全般印象度-改善度(PGI-I)スコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~22に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
24.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、実施形態1~23に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
25.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~24に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
26.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~25に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
27.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~26に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
28.10以下のMADRSスコアまたは7以下のHAM-Dスコアによって判定される抑うつ症状の寛解が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~27に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
29.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、実施形態1~28に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
30.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも75%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に存在する、実施形態1~29に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
31.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に、10以下のMADRSスコアまたは7以下のHAM-Dスコアによって判定される抑うつ症状の寛解状態にある、実施形態1~30に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
32.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~31に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
33.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも75%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に存在する、実施形態1~32に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
34.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に、10以下のMADRSスコアまたは7以下のHAM-Dスコアによって判定される抑うつ症状の寛解状態にある、実施形態1~33に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
35.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~34に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
36.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも75%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に存在する、実施形態1~35に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
37.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に、10以下のMADRSスコアまたは7以下のHAM-Dスコアによって判定される抑うつ症状の寛解状態にある、実施形態1~36に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
38.1または複数の処置ブロックで投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
39.後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態38に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
40.第1の処置ブロックが、実施形態9~22に定義される5-MeO-DMTまたはその塩の投与を含む、実施形態38~39に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
41.第1の処置ブロックが、患者が至高経験を経験した投与量の1~7回の投与を含み、各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~40に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
42.各処置ブロックが1~7回の投与を含み、各処置ブロック内の各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~41に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
43.第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の1回または複数回の投与を含む、実施形態38または42に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
44.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与より高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
45.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与より高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
1.受け入れられている医療行為に従い、有資格専門家により持続性うつ病性障害と診断された患者の処置における使用のための5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩。
2.障害が、アメリカ精神医学会発行の精神障害の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)に従い診断される、実施形態1に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
3.患者が、20以上のモンゴメリ・アスベルグうつ病評定尺度(MADRS)スコアにより、または17以上の17項目のハミルトンうつ病評定尺度(HAM-D)スコアにより示される中等度または重度のうつ病を患う、実施形態1または2に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
4.患者が35以上のMADRSスコアにより、または25以上のHAM-Dスコアにより示される重度のうつ病を患う、実施形態3に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
5.患者が処置抵抗型の持続性うつ病性障害と診断される、実施形態1~4に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
6.患者がさらに自殺念慮を患う、実施形態1~5に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
7.患者が実行する意思を伴う自殺念慮を患う、実施形態6に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
8.患者が自殺の差し迫ったリスクにある、実施形態1~7に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
9.患者に至高サイケデリック経験を経験させる用量または投与量レジメンで投与される、実施形態1~8に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
10.約4mg~約20mgの5-MeO-DMTの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
11.約6mgもしくは約12mgもしくは約18mgの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
12.5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用する、実施形態1~10に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
13.5-MeO-DMTが、第1の投与には約2mg~約8mgの投与量で投与され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第2の投与には約8mg~約14mgの投与量に増加され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第3の投与には約14mg~約20mgの投与量に増加される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~12に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
14.5-MeO-DMTの第1の投与量が約6mgであり、5-MeO-DMTの第2の投与量が約12mgであり、5-MeO-DMTの第3の投与量が約18mgである、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態13に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
15.2回の投与の間の間隔が1時間以上24時間以下、例えば約2~4時間である、実施形態12~14に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
16.至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態9~15に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
17.至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態16に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
18.吸入によって投与される、先の実施形態のいずれかに記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
19.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が、(a)薬学的に許容される気体、(b)5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩のエアロゾル粒子を含むエアロゾルの形態で投与され、エアロゾルが約0.5mg/l~約12.5mg/lのエアロゾル粒子の質量密度を有する、実施形態18に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
20.エアロゾルが、a)固体支持体上に構成された5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の薄層を熱エネルギーに曝露すること、およびb)薄層の上に空気を通し、エアロゾル粒子を作製することによって生成される、実施形態19に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
21.遊離塩基の形態で使用される、実施形態18~20に記載の使用のための5-MeO-DMT。
22.患者に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容される塩の投薬量が1回の呼吸で吸入される、実施形態18~21に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
23.臨床全般印象度-改善度(CGI-I)スコアまたは患者による全般印象度-改善度(PGI-I)スコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~22に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
24.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、実施形態1~23に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
25.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~24に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
26.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~25に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
27.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~26に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
28.10以下のMADRSスコアまたは7以下のHAM-Dスコアによって判定される抑うつ症状の寛解が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~27に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
29.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、実施形態1~28に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
30.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも75%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に存在する、実施形態1~29に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
31.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に、10以下のMADRSスコアまたは7以下のHAM-Dスコアによって判定される抑うつ症状の寛解状態にある、実施形態1~30に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
32.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~31に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
33.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも75%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に存在する、実施形態1~32に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
34.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に、10以下のMADRSスコアまたは7以下のHAM-Dスコアによって判定される抑うつ症状の寛解状態にある、実施形態1~33に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
35.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~34に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
36.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも75%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に存在する、実施形態1~35に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
37.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に、10以下のMADRSスコアまたは7以下のHAM-Dスコアによって判定される抑うつ症状の寛解状態にある、実施形態1~36に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
38.1または複数の処置ブロックで投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
39.後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態38に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
40.第1の処置ブロックが、実施形態9~22に定義される5-MeO-DMTまたはその塩の投与を含む、実施形態38~39に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
41.第1の処置ブロックが、患者が至高経験を経験した投与量の1~7回の投与を含み、各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~40に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
42.各処置ブロックが1~7回の投与を含み、各処置ブロック内の各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~41に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
43.第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の1回または複数回の投与を含む、実施形態38または42に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
44.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
45.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
1.受け入れられている医療行為に従い、有資格専門家により不安障害と診断された患者の処置における使用のための5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩。
2.障害が、アメリカ精神医学会発行の精神障害の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)に従い診断される、実施形態1に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
3.患者が、19以上のベック不安尺度(BAI)スコアまたは15以上のハミルトン不安尺度(HAM-A)スコアにより示される中等度または重度の不安を患う、実施形態1または2に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
4.患者が30以上のBAIスコアにより、または24以上のHAM-Aスコアにより示される重度の不安を患う、実施形態3に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
5.患者が処置抵抗型の不安障害と診断される、実施形態1~4に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
6.患者がさらに自殺念慮を患う、実施形態1~5に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
7.患者が実行する意思を伴う自殺念慮を患う、実施形態6に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
8.患者が自殺の差し迫ったリスクにある、実施形態1~7に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
9.5-MeO-DMTまたはその塩が、患者に至高サイケデリック経験を経験させる用量または投与量レジメンで投与される、実施形態1~8に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
10.約4mg~約20mgの5-MeO-DMTの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
11.約6mgもしくは約12mgもしくは約18mgの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
12.5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用する、実施形態1~10に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
13.5-MeO-DMTが、第1の投与には約2mg~約8mgの投与量で投与され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第2の投与には約8mg~約14mgの投与量に増加され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第3の投与には約14mg~約20mgの投与量に増加される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~12に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
14.5-MeO-DMTの第1の投与量が約6mgであり、5-MeO-DMTの第2の投与量が約12mgであり、5-MeO-DMTの第3の投与量が約18mgである、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態13に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
15.2回の投与の間の間隔が1時間以上24時間以下、例えば約2~4時間である、実施形態12~14に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
16.至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態9~15に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
17.至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態16に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
18.吸入によって投与される、先の実施形態のいずれかに記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
19.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が、(a)薬学的に許容される気体、(b)5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩のエアロゾル粒子を含むエアロゾルの形態で投与され、エアロゾルが約0.5mg/l~約12.5mg/lのエアロゾル粒子の質量密度を有する、実施形態18に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
20.エアロゾルが、a)固体支持体上に構成された5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の薄層を熱エネルギーに曝露すること、およびb)薄層に空気を通し、エアロゾル粒子を作製することによって生成される、実施形態19に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
21.遊離塩基の形態で使用される、実施形態18~20に記載の使用のための5-MeO-DMT。
22.患者に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容される塩の投薬量が1回の呼吸で吸入される、実施形態18~21に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
23.臨床全般印象度-改善度(CGI-I)スコアまたは患者による全般印象度-改善度(PGI-I)スコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~22に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
24.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、実施形態1~23に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
25.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~24に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
26.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~25に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
27.処置前のそれぞれのスコアと比較して、BAIまたはHAM-Aスコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~26に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
28.9以下のBAIスコアによって、または7以下のHAM-Aスコアによって判定される不安症状の寛解が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~27に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
29.処置前のそれぞれのスコアと比較して、BAIまたはHAM-Aスコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、実施形態1~28に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
30.処置前のそれぞれのスコアと比較して、BAIまたはHAM-Aスコアの少なくとも75%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に存在する、実施形態1~29に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
31.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に、9以下のBAIスコアまたは7以下のHAM-Aスコアによって判定される不安症状の寛解状態にある、実施形態1~30に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
32.処置前のそれぞれのスコアと比較して、BAIまたはHAM-Aスコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~31に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
33.処置前のそれぞれのスコアと比較して、BAIまたはHAM-Aスコアの少なくとも75%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に存在する、実施形態1~32に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
34.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に、9以下のBAIスコアまたは7以下のHAM-Aスコアによって判定される不安症状の寛解状態にある、実施形態1~33に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
35.処置前のそれぞれのスコアと比較して、BAIまたはHAM-Aスコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~34に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
36.処置前のそれぞれのスコアと比較して、BAIまたはHAM-Aスコアの少なくとも75%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に存在する、実施形態1~35に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
37.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に、9以下のBAIスコアまたは7以下のHAM-Aスコアによって判定される不安症状の寛解状態にある、実施形態1~36に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
38.1または複数の処置ブロックで投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
39.後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態38に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
40.第1の処置ブロックが、実施形態9~22に定義される5-MeO-DMTまたはその塩の投与を含む、実施形態38~39に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
41.第1の処置ブロックが、患者が至高経験を経験した投与量の1~7回の投与を含み、各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~40に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
42.各処置ブロックが1~7回の投与を含み、各処置ブロック内の各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~41に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
43.第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の1回または複数回の投与を含む、実施形態38または42に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
44.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
45.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
1.受け入れられている医療行為に従い、有資格専門家により外傷後ストレス障害と診断された患者の処置における使用のための5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩。
2.障害が、アメリカ精神医学会発行の精神障害の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)に従い診断される、実施形態1に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
3.患者が、DSM-5のための外傷後ストレス障害臨床診断面接尺度(CAPS-5)の20の重症度項目の23以上の合計スコアにより示される中等度、重度または極度の外傷後ストレス障害を患う、実施形態1または2に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
4.患者が、CAPS-5の20の重症度項目の35以上の合計スコアにより示される重度または極度の外傷後ストレス障害を患う、実施形態3に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
5.患者が処置抵抗型の外傷後ストレス障害と診断される、実施形態1~4に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
6.患者がさらに自殺念慮を患う、実施形態1~5に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
7.患者が実行する意思を伴う自殺念慮を患う、実施形態6に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
8.患者が自殺の差し迫ったリスクにある、実施形態1~7に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
9.5-MeO-DMTまたはその塩が、患者に至高サイケデリック経験を経験させる用量または投与量レジメンで投与される、実施形態1~8に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
10.約4mg~約20mgの5-MeO-DMTの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
11.約6mgもしくは約12mgもしくは約18mgの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
12.5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用する、実施形態1~10に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
13.5-MeO-DMTが、第1の投与には約2mg~約8mgの投与量で投与され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第2の投与には約8mg~約14mgの投与量に増加され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第3の投与には約14mg~約20mgの投与量に増加される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~12に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
14.5-MeO-DMTの第1の投与量が約6mgであり、5-MeO-DMTの第2の投与量が約12mgであり、5-MeO-DMTの第3の投与量が約18mgである、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態13に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
15.2回の投与の間の間隔が1時間以上24時間以下、例えば約2~4時間である、実施形態12~14に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
16.至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態9~15に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
17.至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態16に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
18.吸入によって投与される、先の実施形態のいずれかに記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
19.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が、(a)薬学的に許容される気体、(b)5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩のエアロゾル粒子を含むエアロゾルの形態で投与され、エアロゾルが約0.5mg/l~約12.5mg/lのエアロゾル粒子の質量密度を有する、実施形態18に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
20.エアロゾルが、a)固体支持体上に構成された5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の薄層を熱エネルギーに曝露すること、およびb)薄層に空気を通し、エアロゾル粒子を作製することによって生成される、実施形態19に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
21.遊離塩基の形態で使用される、実施形態18~20に記載の使用のための5-MeO-DMT。
22.患者に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容される塩の投薬量が1回の呼吸で吸入される、実施形態18~21に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
23.臨床全般印象度-改善度(CGI-I)スコアまたは患者による全般印象度-改善度(PGI-I)スコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~22に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
24.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、実施形態1~23に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
25.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~24に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
26.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~25に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
27.処置前のスコアと比較して、CAPS-5の20の重症度項目の合計スコアの少なくとも30%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約7日以内に発生する、実施形態1~26に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
28.CAPS-5の20の重症度項目の合計スコアで10以下のスコアによって判定される外傷後ストレス障害の症状の寛解が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約7日以内に発生する、実施形態1~27に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
29.処置前のスコアと比較して、CAPS-5の20の重症度項目の合計スコアの少なくとも30%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~28に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
30.処置前のスコアと比較して、CAPS-5の20の重症度項目の合計スコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に存在する、実施形態1~29に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
31.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に、CAPS-5の20の重症度項目の合計スコアで10以下のスコアによって判定される外傷後ストレス障害の症状の寛解状態にある、実施形態1~30に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
32.処置前のスコアと比較して、CAPS-5の20の重症度項目の合計スコアの少なくとも30%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも21日後まで持続する、実施形態1~31に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
33.処置前のスコアと比較して、CAPS-5の20の重症度項目の合計スコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に存在する、実施形態1~32に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
34.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に、CAPS-5の20の重症度項目の合計スコアで10以下のスコアによって判定される外傷後ストレス障害の症状の寛解状態にある、実施形態1~33に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
35.処置前のスコアと比較して、CAPS-5の20の重症度項目の合計スコアの少なくとも30%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~34に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
36.処置前のスコアと比較して、CAPS-5の20の重症度項目の合計スコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に存在する、実施形態1~35に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
37.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に、CAPS-5の20の重症度項目の合計スコアで10以下のスコアによって判定される外傷後ストレス障害の症状の寛解状態にある、実施形態1~36に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
38.1または複数の処置ブロックで投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
39.後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態38に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
40.第1の処置ブロックが、実施形態9~22に定義される5-MeO-DMTまたはその塩の投与を含む、実施形態38~39に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
41.第1の処置ブロックが、患者が至高経験を経験した投与量の1~7回の投与を含み、各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~40に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
42.各処置ブロックが1~7回の投与を含み、各処置ブロック内の各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~41に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
43.第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の1回または複数回の投与を含む、実施形態38または42に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
44.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
45.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
1.受け入れられている医療行為に従い、有資格専門家により身体醜形障害と診断された患者の処置における使用のための5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩。
2.障害が、アメリカ精神医学会発行の精神障害の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)に従い診断される、実施形態1に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
3.患者が、身体醜形障害のために修正されたエール・ブラウン大学強迫性障害評定尺度(BDD-YBOCS)の31以上のスコアにより示される中等度または重度の身体醜形障害を患う、実施形態1または2に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
4.患者が、BDD-YBOCSの41以上のスコアにより示される重度の身体醜形障害を患う、実施形態3に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
5.患者が処置抵抗型の身体醜形障害と診断される、実施形態1~4に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
6.患者がさらに自殺念慮を患う、実施形態1~5に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
7.患者が実行する意思を伴う自殺念慮を患う、実施形態6に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
8.患者が自殺の差し迫ったリスクにある、実施形態1~7に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
9.5-MeO-DMTまたはその塩が、患者に至高サイケデリック経験を経験させる用量または投与量レジメンで投与される、実施形態1~8に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
10.約4mg~約20mgの5-MeO-DMTの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
11.約6mgもしくは約12mgもしくは約18mgの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
12.5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用する、実施形態1~10に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
13.5-MeO-DMTが、第1の投与には約2mg~約8mgの投与量で投与され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第2の投与には約8mg~約14mgの投与量に増加され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第3の投与には約14mg~約20mgの投与量に増加される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~12に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
14.5-MeO-DMTの第1の投与量が約6mgであり、5-MeO-DMTの第2の投与量が約12mgであり、5-MeO-DMTの第3の投与量が約18mgである、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態13に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
15.2回の投与の間の間隔が1時間以上24時間以下、例えば約2~4時間である、実施形態12~14に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
16.至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態9~15に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
17.至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態16に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
18.吸入によって投与される、先の実施形態のいずれかに記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
19.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が、(a)薬学的に許容される気体、(b)5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩のエアロゾル粒子を含むエアロゾルの形態で投与され、エアロゾルが約0.5mg/l~約12.5mg/lのエアロゾル粒子の質量密度を有する、実施形態18に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
20.エアロゾルが、a)固体支持体上に構成された5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の薄層を熱エネルギーに曝露すること、およびb)薄層に空気を通し、エアロゾル粒子を作製することによって生成される、実施形態19に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
21.遊離塩基の形態で使用される、実施形態18~20に記載の使用のための5-MeO-DMT。
22.患者に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容される塩の投薬量が1回の呼吸で吸入される、実施形態18~21に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
23.臨床全般印象度-改善度(CGI-I)スコアまたは患者による全般印象度-改善度(PGI-I)スコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~22に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
24.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、実施形態1~23に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
25.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~24に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
26.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~25に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
27.処置前のスコアと比較して、BDD-YBOCSの少なくとも30%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約7日以内に発生する、実施形態1~26に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
28.BDD-YBOCSの16以下のスコアによって判定される身体醜形障害の症状の寛解が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約7日以内に発生する、実施形態1~27に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
29.処置前のスコアと比較して、BDD-YBOCSの少なくとも30%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~28に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
30.処置前のスコアと比較して、BDD-YBOCSの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に存在する、実施形態1~29に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
31.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に、BDD-YBOCSの16以下のスコアによって判定される身体醜形障害の症状の寛解状態にある、実施形態1~30に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
32.処置前のスコアと比較して、BDD-YBOCSの少なくとも30%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも21日後まで持続する、実施形態1~31に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
33.処置前のスコアと比較して、BDD-YBOCSの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に存在する、実施形態1~32に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
34.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に、BDD-YBOCSの16以下のスコアによって判定される身体醜形障害の症状の寛解状態にある、実施形態1~33に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
35.処置前のスコアと比較して、BDD-YBOCSの少なくとも30%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~34に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
36.処置前のスコアと比較して、BDD-YBOCSの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に存在する、実施形態1~35に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
37.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に、BDD-YBOCSの16以下のスコアによって判定される身体醜形障害の症状の寛解状態にある、実施形態1~36に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
38.1または複数の処置ブロックで投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
39.後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態38に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
40.第1の処置ブロックが、実施形態9~22に定義される5-MeO-DMTまたはその塩の投与を含む、実施形態38~39に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
41.第1の処置ブロックが、患者が至高経験を経験した投与量の1~7回の投与を含み、各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~40に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
42.各処置ブロックが1~7回の投与を含み、各処置ブロック内の各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~41に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
43.第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の1回または複数回の投与を含む、実施形態38または42に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
44.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
45.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
1.受け入れられている医療行為に従い、有資格専門家により強迫性障害と診断された患者の処置における使用のための5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩。
2.障害が、アメリカ精神医学会発行の精神障害の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)に従い診断される、実施形態1に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
3.患者が、エール・ブラウン大学強迫性障害評定尺度(Y-BOCS)の26以上のスコアにより示される中等度または重度の強迫性障害を患う、実施形態1または2に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
4.患者がY-BOCSの35以上の合計スコアにより示される重度の強迫性障害を患う、実施形態3に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
5.患者が処置抵抗型の強迫性障害と診断される、実施形態1~4に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
6.患者がさらに自殺念慮を患う、実施形態1~5に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
7.患者が実行する意思を伴う自殺念慮を患う、実施形態6に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
8.患者が自殺の差し迫ったリスクにある、実施形態1~7に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
9.5-MeO-DMTまたはその塩が、患者に至高サイケデリック経験を経験させる用量または投与量レジメンで投与される、実施形態1~8に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
10.約4mg~約20mgの5-MeO-DMTの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
11.約6mgもしくは約12mgもしくは約18mgの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
12.5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用する、実施形態1~10に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
13.5-MeO-DMTが、第1の投与には約2mg~約8mgの投与量で投与され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第2の投与には約8mg~約14mgの投与量に増加され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第3の投与には約14mg~約20mgの投与量に増加される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~12に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
14.5-MeO-DMTの第1の投与量が約6mgであり、5-MeO-DMTの第2の投与量が約12mgであり、5-MeO-DMTの第3の投与量が約18mgである、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態13に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
15.2回の投与の間の間隔が1時間以上24時間以下、例えば約2~4時間である、実施形態12~14に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
16.至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態9~15に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
17.至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態16に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
18.吸入によって投与される、先の実施形態のいずれかに記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
19.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が、(a)薬学的に許容される気体、(b)5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩のエアロゾル粒子を含むエアロゾルの形態で投与され、エアロゾルが約0.5mg/l~約12.5mg/lのエアロゾル粒子の質量密度を有する、実施形態18に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
20.エアロゾルが、a)固体支持体上に構成された5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の薄層を熱エネルギーに曝露すること、およびb)薄層に空気を通し、エアロゾル粒子を作製することによって生成される、実施形態19に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
21.遊離塩基の形態で使用される、実施形態18~20に記載の使用のための5-MeO-DMT。
22.患者に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容される塩の投薬量が1回の呼吸で吸入される、実施形態18~21に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
23.臨床全般印象度-改善度(CGI-I)スコアまたは患者による全般印象度-改善度(PGI-I)スコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~22に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
24.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、実施形態1~23に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
25.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~24に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
26.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~25に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
27.処置前のスコアと比較して、YBOCSの少なくとも35%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約7日以内に発生する、実施形態1~26に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
28.YBOCSの12以下のスコアによって判定される強迫性障害の症状の寛解が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約7日以内に発生する、実施形態1~27に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
29.処置前のスコアと比較して、YBOCSの少なくとも35%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~28に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
30.処置前のスコアと比較して、YBOCSの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に存在する、実施形態1~29に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
31.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に、YBOCSの12以下のスコアによって判定される強迫性障害の症状の寛解状態にある、実施形態1~30に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
32.処置前のスコアと比較して、YBOCSの少なくとも35%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも21日後まで持続する、実施形態1~31に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
33.処置前のスコアと比較して、YBOCSの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に存在する、実施形態1~32に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
34.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に、YBOCSの12以下のスコアによって判定される強迫性障害の症状の寛解状態にある、実施形態1~33に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
35.処置前のスコアと比較して、YBOCSの少なくとも35%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~34に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
36.処置前のスコアと比較して、YBOCSの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に存在する、実施形態1~35に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
37.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に、YBOCSの12以下のスコアによって判定される強迫性障害の症状の寛解状態にある、実施形態1~36に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
38.1または複数の処置ブロックで投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
39.後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態38に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
40.第1の処置ブロックが、実施形態9~22に定義される5-MeO-DMTまたはその塩の投与を含む、実施形態38~39に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
41.第1の処置ブロックが、患者が至高経験を経験した投与量の1~7回の投与を含み、各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~40に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
42.各処置ブロックが1~7回の投与を含み、各処置ブロック内の各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~41に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
43.第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の1回または複数回の投与を含む、実施形態38または42に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
44.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
45.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
1.受け入れられている医療行為に従い、有資格専門家により神経性食欲不振症と診断された患者の処置における使用のための5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩。
2.障害が、アメリカ精神医学会発行の精神障害の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)に従い診断される、実施形態1に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
3.患者が、17kg/m2未満の肥満度指数により示される中等度または重度または極度の神経性食欲不振症を患う、実施形態1または2に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
4.患者が16kg/m2未満の肥満度指数により示される重度または極度の神経性食欲不振症を患う、実施形態3に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
5.患者が処置抵抗型の神経性食欲不振症と診断される、実施形態1~4に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
6.患者がさらに自殺念慮を患う、実施形態1~5に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
7.患者が実行する意思を伴う自殺念慮を患う、実施形態6に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
8.患者が自殺の差し迫ったリスクにある、実施形態1~7に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
9.5-MeO-DMTまたはその塩が、患者に至高サイケデリック経験を経験させる用量または投与量レジメンで投与される、実施形態1~8に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
10.約4mg~約20mgの5-MeO-DMTの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
11.約6mgもしくは約12mgもしくは約18mgの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
12.5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用する、実施形態1~10に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
13.5-MeO-DMTが、第1の投与には約2mg~約8mgの投与量で投与され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第2の投与には約8mg~約14mgの投与量に増加され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第3の投与には約14mg~約20mgの投与量に増加される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~12に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
14.5-MeO-DMTの第1の投与量が約6mgであり、5-MeO-DMTの第2の投与量が約12mgであり、5-MeO-DMTの第3の投与量が約18mgである、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態13に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
15.2回の投与の間の間隔が1時間以上24時間以下、例えば約2~4時間である、実施形態12~14に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
16.至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態9~15に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
17.至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態16に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
18.吸入によって投与される、先の実施形態のいずれかに記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
19.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が、(a)薬学的に許容される気体、(b)5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩のエアロゾル粒子を含むエアロゾルの形態で投与され、エアロゾルが約0.5mg/l~約12.5mg/lのエアロゾル粒子の質量密度を有する、実施形態18に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
20.エアロゾルが、a)固体支持体上に構成された5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の薄層を熱エネルギーに曝露すること、およびb)薄層に空気を通し、エアロゾル粒子を作製することによって生成される、実施形態19に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
21.遊離塩基の形態で使用される、実施形態18~20に記載の使用のための5-MeO-DMT。
22.患者に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容される塩の投薬量が1回の呼吸で吸入される、実施形態18~21に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
23.臨床全般印象度-改善度(CGI-I)スコアまたは患者による全般印象度-改善度(PGI-I)スコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~22に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
24.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、実施形態1~23に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
25.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~24に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
26.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~25に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
27.5-MeO-DMTの投与前の肥満度指数と比較して、肥満度指数の少なくとも1kg/m2の増加によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約28日以内に発生する、実施形態1~26に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
28.少なくとも18.5kg/m2の肥満度指数によって判定される神経性食欲不振症の寛解が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約56日以内に発生する、実施形態1~27に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
29.5-MeO-DMTの投与前の肥満度指数と比較して、肥満度指数の少なくとも1kg/m2の増加によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも56日後まで持続する、実施形態1~28に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
30.5-MeO-DMTの投与前の肥満度指数と比較して、肥満度指数の少なくとも1kg/m2の増加によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に存在する、実施形態1~29に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
31.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後56日目に、少なくとも18.5kg/m2の肥満度指数によって判定される神経性食欲不振症の寛解状態にある、実施形態1~30に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
32.1または複数の処置ブロックで投与される、実施形態1~31に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
33.後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態32に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
34.第1の処置ブロックが、実施形態9~22に定義される5-MeO-DMTまたはその塩の投与を含む、実施形態32~33に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
35.第1の処置ブロックが、患者が至高経験を経験した投与量の1~7回の投与を含み、各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態32~34に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
36.各処置ブロックが1~7回の投与を含み、各処置ブロック内の各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態32~35に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
37.第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の1回または複数回の投与を含む、実施形態32または36に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
38.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~31に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
39.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~31に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
1.受け入れられている医療行為に従い、有資格専門家により神経性過食症と診断された患者の処置における使用のための5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩。
2.障害が、アメリカ精神医学会発行の精神障害の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)に従い診断される、実施形態1に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
3.患者が、1週間あたり4回以上の過食嘔吐エピソードにより示される中等度または重度の神経性過食症を患う、実施形態1または2に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
4.患者が1週間あたり8回以上の過食嘔吐エピソードにより示される重度の神経性過食症を患う、実施形態3に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
5.患者が処置抵抗型の神経性過食症と診断される、実施形態1~4に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
6.患者がさらに自殺念慮を患う、実施形態1~5に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
7.患者が実行する意思を伴う自殺念慮を患う、実施形態6に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
8.患者が自殺の差し迫ったリスクにある、実施形態1~7に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
9.5-MeO-DMTまたはその塩が、患者に至高サイケデリック経験を経験させる用量または投与量レジメンで投与される、実施形態1~8に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
10.約4mg~約20mgの5-MeO-DMTの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
11.約6mgもしくは約12mgもしくは約18mgの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
12.5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用する、実施形態1~10に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
13.5-MeO-DMTが、第1の投与には約2mg~約8mgの投与量で投与され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第2の投与には約8mg~約14mgの投与量に増加され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第3の投与には約14mg~約20mgの投与量に増加される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~12に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
14.5-MeO-DMTの第1の投与量が約6mgであり、5-MeO-DMTの第2の投与量が約12mgであり、5-MeO-DMTの第3の投与量が約18mgである、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態13に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
15.2回の投与の間の間隔が1時間以上24時間以下、例えば約2~4時間である、実施形態12~14に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
16.至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態9~15に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
17.至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態16に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
18.吸入によって投与される、先の実施形態のいずれかに記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
19.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が、(a)薬学的に許容される気体、(b)5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩のエアロゾル粒子を含むエアロゾルの形態で投与され、エアロゾルが約0.5mg/l~約12.5mg/lのエアロゾル粒子の質量密度を有する、実施形態18に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
20.エアロゾルが、a)固体支持体上に構成された5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の薄層を熱エネルギーに曝露すること、およびb)薄層に空気を通し、エアロゾル粒子を作製することによって生成される、実施形態19に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
21.遊離塩基の形態で使用される、実施形態18~20に記載の使用のための5-MeO-DMT。
22.患者に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容される塩の投薬量が1回の呼吸で吸入される、実施形態18~21に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
23.臨床全般印象度-改善度(CGI-I)スコアまたは患者による全般印象度-改善度(PGI-I)スコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~22に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
24.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、実施形態1~23に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
25.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~24に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
26.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~25に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
27.5-MeO-DMTの投与前の1週間あたりの過食嘔吐エピソード数と比較して、1週間あたりの過食嘔吐エピソード数の少なくとも50%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約7日以内に発生する、実施形態1~26に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
28.1週間あたり0回の過食嘔吐エピソードによって判定される神経性過食症の症状の寛解が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約14日以内に発生する、実施形態1~27に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
29.5-MeO-DMTの投与前の1週間あたりの過食嘔吐エピソード数と比較して、1週間あたりの過食嘔吐エピソード数の少なくとも50%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~28に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
30.5-MeO-DMTの投与前の1週間あたりの過食嘔吐エピソード数と比較して、1週間あたりの過食嘔吐エピソード数の少なくとも75%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に存在する、実施形態1~29に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
31.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に、1週間あたり0回の過食嘔吐エピソードによって判定される神経性過食症の症状の寛解状態にある、実施形態1~30に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
32.5-MeO-DMTの投与前の1週間あたりの過食嘔吐エピソード数と比較して、1週間あたりの過食嘔吐エピソード数の少なくとも50%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも21日後まで持続する、実施形態1~31に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
33.5-MeO-DMTの投与前の1週間あたりの過食嘔吐エピソード数と比較して、1週間あたりの過食嘔吐エピソード数の少なくとも75%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に存在する、実施形態1~32に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
34.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後21日目に、1週間あたり0回の過食嘔吐エピソードによって判定される神経性過食症の症状の寛解状態にある、実施形態1~33に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
35.5-MeO-DMTの投与前の1週間あたりの過食嘔吐エピソード数と比較して、1週間あたりの過食嘔吐エピソード数の少なくとも50%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~34に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
36.5-MeO-DMTの投与前の1週間あたりの過食嘔吐エピソード数と比較して、1週間あたりの過食嘔吐エピソード数の少なくとも75%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に存在する、実施形態1~35に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
37.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に、1週間あたり0回の過食嘔吐エピソードによって判定される神経性過食症の症状の寛解状態にある、実施形態1~36に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
38.1または複数の処置ブロックで投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
39.後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態38に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
40.第1の処置ブロックが、実施形態9~22に定義される5-MeO-DMTまたはその塩の投与を含む、実施形態38~39に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
41.第1の処置ブロックが、患者が至高経験を経験した投与量の1~7回の投与を含み、各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~40に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
42.各処置ブロックが1~7回の投与を含み、各処置ブロック内の各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~41に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
43.第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の1回または複数回の投与を含む、実施形態38または42に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
44.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
45.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
1.受け入れられている医療行為に従い、有資格専門家により過食性障害と診断された患者の処置における使用のための5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩。
2.障害が、アメリカ精神医学会発行の精神障害の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)に従い診断される、実施形態1に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
3.患者が、1週間あたり4回以上の過食エピソードにより示される中等度または重度の過食性障害を患う、実施形態1または2に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
4.患者が1週間あたり8回以上の過食エピソードにより示される重度の過食性障害を患う、実施形態3に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
5.患者が処置抵抗型の過食性障害と診断される、実施形態1~4に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
6.患者がさらに自殺念慮を患う、実施形態1~5に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
7.患者が実行する意思を伴う自殺念慮を患う、実施形態6に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
8.患者が自殺の差し迫ったリスクにある、実施形態1~7に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
9.患者に至高サイケデリック経験を経験させる用量または投与量レジメンで投与される、実施形態1~8に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
10.約4mg~約20mgの5-MeO-DMTの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
11.約6mgもしくは約12mgもしくは約18mgの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
12.5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用する、実施形態1~10に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
13.5-MeO-DMTが、第1の投与には約2mg~約8mgの投与量で投与され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第2の投与には約8mg~約14mgの投与量に増加され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第3の投与には約14mg~約20mgの投与量に増加される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~12に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
14.5-MeO-DMTの第1の投与量が約6mgであり、5-MeO-DMTの第2の投与量が約12mgであり、5-MeO-DMTの第3の投与量が約18mgである、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態13に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
15.2回の投与の間の間隔が1時間以上24時間以下、例えば約2~4時間である、実施形態12~14に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
16.至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態9~15に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
17.至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態16に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
18.吸入によって投与される、先の実施形態のいずれかに記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
19.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が、(a)薬学的に許容される気体、(b)5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩のエアロゾル粒子を含むエアロゾルの形態で投与され、エアロゾルが約0.5mg/l~約12.5mg/lのエアロゾル粒子の質量密度を有する、実施形態18に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
20.エアロゾルが、a)固体支持体上に構成された5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の薄層を熱エネルギーに曝露すること、およびb)薄層に空気を通し、エアロゾル粒子を作製することによって生成される、実施形態19に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
21.遊離塩基の形態で使用される、実施形態18~20に記載の使用のための5-MeO-DMT。
22.患者に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容される塩の投薬量が1回の呼吸で吸入される、実施形態18~21に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
23.臨床全般印象度-改善度(CGI-I)スコアまたは患者による全般印象度-改善度(PGI-I)スコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~22に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
24.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、実施形態1~23に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
25.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~24に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
26.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~25に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
27.5-MeO-DMTの投与前の1週間あたりの過食エピソード数と比較して、1週間あたりの過食エピソード数の少なくとも50%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約7日以内に発生する、実施形態1~26に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
28.1週間あたり0回の過食エピソードによって判定される過食性障害の症状の寛解が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約14日以内に発生する、実施形態1~27に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
29.5-MeO-DMTの投与前の1週間あたりの過食エピソード数と比較して、1週間あたりの過食エピソード数の少なくとも50%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~28に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
30.5-MeO-DMTの投与前の1週間あたりの過食エピソード数と比較して、1週間あたりの過食エピソード数の少なくとも75%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に存在する、実施形態1~29に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
31.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に、1週間あたり0回の過食エピソードによって判定される過食性障害の症状の寛解状態にある、実施形態1~30に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
32.5-MeO-DMTの投与前の1週間あたりの過食エピソード数と比較して、1週間あたりの過食エピソード数の少なくとも50%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも21日後まで持続する、実施形態1~31に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
33.5-MeO-DMTの投与前の1週間あたりの過食エピソード数と比較して、1週間あたりの過食エピソード数の少なくとも75%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に存在する、実施形態1~32に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
34.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後21日目に、1週間あたり0回の過食エピソードによって判定される過食性障害の症状の寛解状態にある、実施形態1~33に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
35.5-MeO-DMTの投与前の1週間あたりの過食エピソード数と比較して、1週間あたりの過食エピソード数の少なくとも50%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~34に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
36.5-MeO-DMTの投与前の1週間あたりの過食エピソード数と比較して、1週間あたりの過食エピソード数の少なくとも75%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に存在する、実施形態1~35に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
37.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に、1週間あたり0回の過食エピソードによって判定される過食性障害の症状の寛解状態にある、実施形態1~36に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
38.1または複数の処置ブロックで投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
39.後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態38に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
40.第1の処置ブロックが、実施形態9~22に定義される5-MeO-DMTまたはその塩の投与を含む、実施形態38~39に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
41.第1の処置ブロックが、患者が至高経験を経験した投与量の1~7回の投与を含み、各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~40に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
42.各処置ブロックが1~7回の投与を含み、各処置ブロック内の各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~41に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
43.第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の1回または複数回の投与を含む、実施形態38または42に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
44.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
45.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
1.受け入れられている医療行為に従い、有資格専門家により精神活性物質乱用と診断された患者の処置における使用のための5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩。
2.障害が、アメリカ精神医学会発行の精神障害の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)に従い診断される、実施形態1に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
3.患者が、物質使用障害のための11のDSM-5診断基準のうち少なくとも4つの診断基準が存在することにより示される中等度または重度の精神活性物質乱用を患う、実施形態1または2に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
4.患者が、物質使用障害のための11のDSM-5診断基準のうち少なくとも6つの診断基準が存在することにより示される重度の精神活性物質乱用を患う、実施形態3に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
5.患者が処置抵抗型の精神活性物質乱用と診断される、実施形態1~4に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
6.患者がさらに自殺念慮を患う、実施形態1~5に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
7.患者が実行する意思を伴う自殺念慮を患う、実施形態6に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
8.患者が自殺の差し迫ったリスクにある、実施形態1~7に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
9.5-MeO-DMTまたはその塩が、患者に至高サイケデリック経験を経験させる用量または投与量レジメンで投与される、実施形態1~8に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
10.約4mg~約20mgの5-MeO-DMTの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
11.約6mgもしくは約12mgもしくは約18mgの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
12.5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用する、実施形態1~10に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
13.5-MeO-DMTが、第1の投与には約2mg~約8mgの投与量で投与され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第2の投与には約8mg~約14mgの投与量に増加され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第3の投与には約14mg~約20mgの投与量に増加される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~12に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
14.5-MeO-DMTの第1の投与量が約6mgであり、5-MeO-DMTの第2の投与量が約12mgであり、5-MeO-DMTの第3の投与量が約18mgである、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態13に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
15.2回の投与の間の間隔が1時間以上24時間以下、例えば約2~4時間である、実施形態12~14に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
16.至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態9~15に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
17.至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態16に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
18.吸入によって投与される、先の実施形態のいずれかに記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
19.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が、(a)薬学的に許容される気体、(b)5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩のエアロゾル粒子を含むエアロゾルの形態で投与され、エアロゾルが約0.5mg/l~約12.5mg/lのエアロゾル粒子の質量密度を有する、実施形態18に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
20.エアロゾルが、a)固体支持体上に構成された5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の薄層を熱エネルギーに曝露すること、およびb)薄層に空気を通し、エアロゾル粒子を作製することによって生成される、実施形態19に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
21.遊離塩基の形態で使用される、実施形態18~20に記載の使用のための5-MeO-DMT。
22.患者に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容される塩の投薬量が1回の呼吸で吸入される、実施形態18~21に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
23.臨床全般印象度-改善度(CGI-I)スコアまたは患者による全般印象度-改善度(PGI-I)スコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~22に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
24.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、実施形態1~23に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
25.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~24に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
26.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~25に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
27.5-MeO-DMTの投与前の数と比較して、物質使用障害のための11のDSM-5診断基準のうち存在する診断基準の数の少なくとも50%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約7日以内に発生する、実施形態1~26に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
28.物質使用障害のための11のDSM-5診断基準のうち0個の診断基準が存在することによって判定される精神活性物質乱用の寛解が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約14日以内に発生する、実施形態1~27に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
29.5-MeO-DMTの投与前の数と比較して、物質使用障害のための11のDSM-5診断基準のうち存在する診断基準の数の少なくとも50%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~28に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
30.5-MeO-DMTの投与前の数と比較して、物質使用障害のための11のDSM-5診断基準のうち存在する診断基準の数の少なくとも75%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に存在する、実施形態1~29に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
31.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に、物質使用障害のための11のDSM-5診断基準のうち0個の診断基準が存在することによって判定される精神活性物質乱用の寛解状態にある、実施形態1~30に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
32.5-MeO-DMTの投与前の数と比較して、物質使用障害のための11のDSM-5診断基準のうち存在する診断基準の数の少なくとも50%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも21日後まで持続する、実施形態1~31に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
33.5-MeO-DMTの投与前の数と比較して、物質使用障害のための11のDSM-5診断基準のうち存在する診断基準の数の少なくとも75%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に存在する、実施形態1~32に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
34.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後21日目に、物質使用障害のための11のDSM-5診断基準のうち0個の診断基準が存在することによって判定される精神活性物質乱用の寛解状態にある、実施形態1~33に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
35.5-MeO-DMTの投与前の数と比較して、物質使用障害のための11のDSM-5診断基準のうち存在する診断基準の数の少なくとも50%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~34に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
36.5-MeO-DMTの投与前の数と比較して、物質使用障害のための11のDSM-5診断基準のうち存在する診断基準の数の少なくとも75%の低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に存在する、実施形態1~35に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
37.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に、物質使用障害のための11のDSM-5診断基準のうち0個の診断基準が存在することによって判定される精神活性物質乱用の寛解状態にある、実施形態1~36に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
38.1または複数の処置ブロックで投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
39.後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態38に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
40.第1の処置ブロックが、実施形態9~22に定義される5-MeO-DMTまたはその塩の投与を含む、実施形態38~39に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
41.第1の処置ブロックが、患者が至高経験を経験した投与量の1~7回の投与を含み、各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~40に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
42.各処置ブロックが1~7回の投与を含み、各処置ブロック内の各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態38~41に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
43.第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の1回または複数回の投与を含む、実施形態38または42に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
44.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
45.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
1.受け入れられている医療行為に従い、有資格専門家により大うつ病性障害と診断され、さらに受け入れられている医療行為に従い有資格専門家により診断される、意思を伴う自殺念慮を有するまたは自殺の差し迫ったリスクを有する患者の処置における使用のための5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩。
2.障害が、アメリカ精神医学会発行の精神障害の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)に従い診断される、実施形態1に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
3.患者が、20以上のモンゴメリ・アスベルグうつ病評定尺度(MADRS)スコアにより、または17以上の17項目のハミルトンうつ病評定尺度(HAM-D)スコアにより示される中等度または重度の大うつ病性障害を患い、かつ臨床全般印象度-自殺傾向重症度-改訂(CGI-SS-R)尺度に基づき中等度の自殺傾向、顕著な自殺傾向、重度な自殺傾向、または極度の自殺傾向とみなされる、実施形態1または2に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
4.患者が35以上のMADRSスコアにより、または25以上のHAM-Dスコアにより示される重度の大うつ病性障害を患い、かつ臨床全般印象度-自殺傾向重症度-改訂(CGI-SS-R)尺度に基づき顕著な自殺傾向、重度の自殺傾向、または極度の自殺傾向とみなされる、実施形態3に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
5.患者が処置抵抗型の大うつ病性障害と診断される、実施形態1~4に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
6.5-MeO-DMTまたはその塩が、患者に至高サイケデリック経験を経験させる用量または投与量レジメンで投与される、実施形態1~5に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
7.約4mg~約20mgの5-MeO-DMTの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~6に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
8.約6mgもしくは約12mgもしくは約18mgの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~6に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
9.5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用する、実施形態1~7に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
10.5-MeO-DMTが、第1の投与には約2mg~約8mgの投与量で投与され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第2の投与には約8mg~約14mgの投与量に増加され、その後患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第3の投与には約14mg~約20mgの投与量に増加される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態1~9に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
11.5-MeO-DMTの第1の投与量が約6mgであり、5-MeO-DMTの第2の投与量が約12mgであり、5-MeO-DMTの第3の投与量が約18mgである、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、実施形態10に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
12.2回の投与の間の間隔が1時間以上24時間以下、例えば約2~4時間である、実施形態9~11に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
13.至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態6~12に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
14.至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、実施形態13に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
15.吸入によって投与される、先の実施形態のいずれかに記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
16.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が、(a)薬学的に許容される気体、(b)5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩のエアロゾル粒子を含むエアロゾルの形態で投与され、エアロゾルが約0.5mg/l~約12.5mg/lのエアロゾル粒子の質量密度を有する、実施形態15に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
17.エアロゾルが、a)固体支持体上に構成された5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の薄層を熱エネルギーに曝露すること、およびb)薄層に空気を通し、エアロゾル粒子を作製することによって生成される、実施形態16に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
18.遊離塩基の形態で使用される、実施形態15~17に記載の使用のための5-MeO-DMT。
19.患者に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容される塩の投薬量が1回の呼吸で吸入される、実施形態15~18に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
20.臨床全般印象度-改善度(CGI-I)スコアまたは患者による全般印象度-改善度(PGI-I)スコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~19に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
21.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、実施形態1~20に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
22.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~21に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
23.CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~22に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
24.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも50%の改善およびCGI-SS-R尺度の少なくとも1レベルの低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~23に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
25.10以下のMADRSスコアまたは7以下のHAM-Dスコア、およびCGI-SS-R尺度で全く自殺傾向がないまたは自殺傾向の疑いありのスコアによって判定される抑うつ症状および自殺念慮の寛解が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後約2時間以内に発生する、実施形態1~24に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
26.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも50%の改善およびCGI-SS-R尺度の少なくとも1レベルの低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、実施形態1~25に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
27.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも75%の改善およびCGI-SS-R尺度の少なくとも2レベルの低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に存在する、実施形態1~26に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
28.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に、10以下のMADRSスコアまたは7以下のHAM-Dスコア、およびCGI-SS-R尺度で全く自殺傾向がないまたは自殺傾向の疑いありのスコアによって判定される抑うつ症状および自殺念慮の寛解状態にある、実施形態1~27に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
29.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも50%の改善およびCGI-SS-R尺度の少なくとも1レベルの低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、実施形態1~28に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
30.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも75%の改善およびCGI-SS-R尺度の少なくとも2レベルの低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に存在する、実施形態1~29に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
31.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に、10以下のMADRSスコアまたは7以下のHAM-Dスコア、およびCGI-SS-R尺度で全く自殺傾向がないまたは自殺傾向の疑いありのスコアによって判定される抑うつ症状および自殺念慮の寛解状態にある、実施形態1~30に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
32.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも50%の改善およびCGI-SS-R尺度の少なくとも1レベルの低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、実施形態1~31に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
33.処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも75%の改善およびCGI-SS-R尺度の少なくとも2レベルの低減によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に存在する、実施形態1~32に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
34.患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に、10以下のMADRSスコアまたは7以下のHAM-Dスコア、およびCGI-SS-R尺度で全く自殺傾向がないまたは自殺傾向の疑いありのスコアによって判定される抑うつ症状および自殺念慮の寛解状態にある、実施形態1~33に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
35.1または複数の処置ブロックで投与される、実施形態1~34に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
36.後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態35に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
37.第1の処置ブロックが、実施形態9~22に定義される5-MeO-DMTまたはその塩の投与を含む、実施形態35~36に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
38.第1の処置ブロックが、患者が至高経験を経験した投与量の1~7回の投与を含み、各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態35~37に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
39.各処置ブロックが1~7回の投与を含み、各処置ブロック内の各投与の間は約1時間以上約24時間以下である、実施形態35~38に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
40.第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の1回または複数回の投与を含む、実施形態35または39に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
41.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~34に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
42.5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が2回以上の処置ブロックで投与され、第1の処置ブロックで、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の処置ブロックで0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用し、至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定され、第1の処置ブロック中の2回の投与の間の間隔が約1時間以上約24時間以下であり、第2および任意の後続の処置ブロックが、第1の処置ブロックの間に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最大投与量の単回投与を含み、後続の処置ブロックが、先行する処置ブロックの少なくとも約6日後に投与される、実施形態1~34に記載の使用のための5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩。
[実施例1A]
吸入による5-MeO-DMTの投与
Volcano Medic Vaporization System
Volcano Medic Vaporization System(Storz & Bickel、ドイツ)を用いて薬物を揮発させることにより、5-MeO-DMTエアロゾルを生成した。デバイスは、熱風生成装置および患者がそこからエアロゾルを吸入する着脱式弁バルーンからなる。熱風生成装置は、約40℃~約210℃の間で調節可能な温度を生じることができ、空気流量は1分あたり約12リットルである。デバイスの中央部は、エタノール溶液中の適切な用量の5-MeO-DMTが適用される投薬カプセルであり、カプセルは次いでデバイスの充填チャンバに適用され、そこで熱風によって加熱される。投薬カプセルは、緊密に詰め込まれたステンレス鋼ワイヤメッシュ(ドリップパッドまたは液体パッドと呼ばれる)から作られる小さな円盤を含有する。投薬カプセルの底部および蓋は穴を有し、それにより空気流が投薬カプセルを通ることが可能になる。投薬カプセルおよびドリップパッドは、10個の試料カプセルの測定値に基づき以下の特徴を有する:
ステップ1:吸入によってボランティアまたは患者に投与される標的投与量の5-MeO-DMT遊離塩基が200μlの溶液体積に含有されるように、100%エタノール中の5-MeO-DMT遊離塩基のストック溶液をメスフラスコ中で調製する。典型的な標的投与量は、1mg~25mgの5-MeO-DMTである。例えば、18mgの5-MeO-DMTの標的投与量に対して、最終溶液の体積が1mlになるように90mgの5-MeO-DMTを100%エタノールに溶解する。その後、ストック溶液のアリコートをさらなる使用までバイアル中で保管してもよい。
5-MeO-DMTの投薬カプセルへの装填およびエアロゾル化用量の決定
使い捨てバイアル中200μlのアリコートとして保管された5-MeO-DMTのストック溶液を使用し、2mgおよび18mgの5-MeO-DMTの標的投与量を含む投薬カプセルの3つ組を実施例1Aのステップ1~3に記載されるように調製した。標的投与量の5-MeO-DMTが投薬カプセルに正確に装填されたことを確認するために、ステップ3後のカプセルの重量から空のカプセルのベースライン重量を減算し、5-MeO-DMTの標的用量の約94%がカプセルに装填され、変動は最小限のみであったことが確認された(実施例1B、表1)。標的用量の100%が達成されなかったという事実は、5-MeO-DMTストック溶液の保管に使用されたバイアル(約2μlの体積が残存していた)中での材料の損失、および溶液をバイアルからカプセルに移すために使用されたピペットチップでのさらなる損失によって説明できる。しかし、そのような損失は、より大きな体積のストック溶液から分注し、分注技術を最適化することによって防ぐことが可能である。
5-MeO-DMT層の厚さ
エタノール溶媒の蒸発後にステンレス鋼ワイヤメッシュを覆う5-MeO-DMT層の厚さは、以下の通り計算することができる:5-MeO-DMT層の厚さ(μm)=5-MeO-DMTの装填用量(mg)/[5-MeO-DMTの密度(mg/cm3)×ワイヤの表面積(cm2)]*10000。ワイヤの表面積は、ワイヤの長さ(測定することもでき、またはワイヤメッシュの重量から計算することもできる)およびワイヤの直径(測定することができる)に基づいて計算することができる。
エアロゾル粒子の形成速度およびエアロゾル5-MeO-DMTの質量密度の決定
エアロゾル粒子の形成速度は、以下の通り計算することができる:エアロゾル粒子の形成速度=エアロゾル化用量/エアロゾル化時間。実施例1Bからのエアロゾル化用量のデータおよび15秒のエアロゾル化時間では、以下のエアロゾル粒子の形成速度が決定された:
5-MeO-DMTの純度の決定のためのHPLCアッセイ
5-MeO-DMTの純度の決定を可能にするためのHPLCアッセイを開発した。アッセイを直線性および精度について試験した。結果に基づき、方法は目的に適合するとみなされた。
5-MeO-DMTのストック溶液をメタノール中で調製した。0.15mg/mlの公称濃度を得た。
公称濃度のY切片%は0.8%と計算された。方法は直線性であるとみなされる。
HPLC方法の精度に関する試験:
5-MeO-DMTエアロゾルの純度および分解産物の評価
2mlのエタノール中180.7mgの5-MeO-DMT遊離塩基のストック溶液(90.4mg/ml)を使用し、そのうち200μlをカプセル内のドリップパッドに分注して、実施例1Aのステップ1~3に記載されるように18mgの5-MeO-DMTの標的投与量を含む投薬カプセルの2つ組を調製した。HPLCによって決定された5-MeO-DMT出発材料の純度は99.605%であり、3種のわずかな比率の不純物が含まれた(実施例1F、表1)。
出発材料の調製
5-MeO-DMT(2.0g)を35~40℃でMTBE(4mL、2.0体積)に溶解し、その後30分かけて室温に冷却した。室温で50分間撹拌後、結晶化が観察されなかったため、バッチ温度を30分かけて7~12℃に下げた。7~12℃で10分間撹拌すると、結晶化が生じた。次に、7~12℃で1時間の撹拌に続きバッチを濾過した。7~12℃でMTBE(1mL、0.5体積)で洗浄後、バッチを真空下で3.5時間吸引乾燥し、1.02gの淡橙色固体を得た(回収率50%)。単離した固体をHPLCによって純度について分析した。純度は99.74面積%であると見出された。
吸入によって処置抵抗性大うつ病性障害を有する患者に投与された5-MeO-DMTの臨床試験
研究設計:
臨床試験を実施し、処置抵抗性大うつ病性障害(TRD)を有する患者に5-MeO-DMT遊離塩基(純度99%以上)を投与した。研究の目的は、5-MeO-DMTの1日投薬の安全性および忍容性、用量関連のサイケデリック効果およびうつ病の種々の指標に対する効果を判定することであった。試験は、適切な国内の所轄官庁および地域の医薬品倫理委員会によって審査および承認された。試験に募集された患者は、単一エピソードまたは反復性大うつ病性障害のための精神障害の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)診断基準を満たし、かつ処置抵抗性である必要があり、いずれの側面も精神科医または臨床心理士によって評価された。精神活性医薬または物質(抗うつ医薬など)を使用していた患者は、そのような医薬または物質を中止し、5-MeO-DMTの投与前に休薬期間を観察する必要があった。投与日に、12mgの5-MeO-DMTの単回用量を実施例1Aに記載のように1回の吸入によって患者に投与した。投与後、患者を3.5時間注意深くモニタリングし、投薬の1日後および7日後に追加のフォローアップ訪問を行った。種々の安全性関連の指標(例えば、有害事象の報告、安全性の実験室分析、バイタルサイン、心電図(ECG)、臨床診断面接解離状態尺度(CADSS)、精神運動覚醒検査(PVT)、数字符号置換検査(DSST))、サイケデリック効果の強度の指標(例えば、至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)、変性意識状態(ASC)質問票、神秘的経験質問票(MEQ30)、サイケデリック経験の主観的記述)、うつ病の重症度の指標(モンゴメリ・アスベルグうつ病評定尺度(MADRS)、患者による全般印象度-重症度尺度(PGI-S)、患者による全般印象度-改善度尺度(PGI-I))およびさらなる心理学的指標(例えばコロンビア自殺重症度評定尺度(C-SSRS)、簡易精神症状評定尺度(BPRS))を異なる時点で記録した。患者には、研究を通して心理士および/または精神科医による心理学的支援が利用可能であったが、特定の心理療法は適用されず、追加の精神活性医薬は提供されなかった。
DSM-5診断基準に従い、精神科医により診断された大うつ病性障害を有する2名の患者を研究に募集した(実施例2、表1)。患者は、現在のうつ病エピソードにおける薬理学的治療の少なくとも2回の適切な過程に対して適切な改善を示さなかったため、処置抵抗性であるとみなされた。
患者は、すべての計画された訪問日を完了した。吸入手順は患者によって適切に実施され、吸入関連の有害事象を伴わず忍容性が良好であった。吸入の数秒後以内に最初のサイケデリック症状が発生した。外部観察者によって判断されるサイケデリック経験の継続時間は、患者1で16分間、患者2で40分間であった。
A.吸入によって投与された12mgの5-MeO-DMTの単回用量は忍容性が良好であり、処置抵抗性の大うつ病性障害と正式に診断された患者で驚くべき極めて顕著な臨床応答を誘導する。処置抵抗性患者におけるそのような顕著な臨床応答により、以前に未処置の患者でも臨床応答が発生することが有力になる。
B.臨床応答は、5-MeO-DMTの投与後2時間以内に急速に発生する。そのような急速な発現は稀であり、それらの効果を示すのに一般的に4~6週間かかる三環系抗うつ薬、モノアミン酸化酵素阻害剤、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)、セロトニン-ノルエピネフリン再取り込み阻害剤(SNRI)などを含む従来のクラスの抗うつ薬では観察されていない。
C.患者は、5-MeO-DMTの単回投与後2時間以内に臨床的寛解を経験した。これは、大うつ病性障害のために承認された他の治療、さらに以前に試験されたすべてのサイケデリック剤よりも高度に優れている。
D.臨床応答は、5-MeO-DMTが一度のみ投与され、この時間枠内でもはや身体に有効に存在しないにもかかわらず、7日間のフォローアップ期間にわたってさらに深まった(下の実施例3の薬物動態データを参照されたい)。この観察により、5-MeO-DMTの優れた臨床プロファイルが支持され、都合のよい投与間隔が可能になる。すべての従来のクラスの抗うつ薬は、長期間にわたって毎日投与するための経口医薬であった。
E.抗うつ効果に加え、自殺念慮を判定するエンドポイントも肯定的な影響を受け、実行する意思を伴う積極的な自殺念慮を有する患者など、自殺の差し迫ったリスクにある患者などの、自殺念慮を有する患者における5-MeO-DMTの使用が支持される。
F.抗うつ効果に加え、他の精神医学的症状(心気症、不安、罪責感および緊張など)を判定するエンドポイントも肯定的な影響を受け、他の精神疾患を有する患者における5-MeO-DMTの使用が支持される。
G.5-MeO-DMT投与後の急性サイケデリック効果の強度と、急性の長期的な抗うつ処置の効果の相関が観察された。これにより、至高経験がより急速に患者のより大きな割合で達成され、個々の患者における再現性が向上するという利点により、治療プロファイルが向上することが実証される。至高サイケデリック経験が、一部の患者で低用量の5-MeO-DMT(6mgなど、下の実施例3を参照されたい)で既に発生しうるが、他の患者は高用量(18mgなど、下の実施例3を参照されたい)を必要とするという観察により、広範囲の5-MeO-DMT投与量の治療効力が支持され、かつ5-MeO-DMTの第1の用量後に至高経験を達成しなかった患者では、任意の後続の投与は患者が至高サイケデリック経験を経験するまで先の投与よりもより高い投薬量を使用すべきであるという概念が支持される。
吸入によって健康なボランティアに投与される5-MeO-DMTの臨床試験
研究設計:
臨床試験を実施し、異なる用量レベルの5-MeO-DMT遊離塩基(純度99%以上)を、合成または天然に生じるサイケデリック薬を過去に使用した経験がある健康なボランティアに、吸入によって1日で投与した(実施例1に記載の通り)。試験は、適切な国内の所轄官庁および地域の医薬品倫理委員会によって審査および承認された。試験は2つのパートからなった:パートAでは、2mg、6mg、12mgおよび18mgの5-MeO-DMT投薬量の単回用量を投与し、パートBでは、6mgの5-MeO-DMTの初回投薬量を投与し、次に参加者がPPEQに基づく至高サイケデリック経験を既に経験していない限り、または監督医師が、観察される副作用に基づきさらなる用量の増加は不適切であると決定していない限り、12mgおよび18mgのさらなる後続の投薬量を各投与間約3時間で投与した。パートAの参加者には1つの用量のみを投与し、パートAの後半でより高い用量を投与することは許可されず、かつパートBへの参加は許可されなかった。参加者を最後の用量後に3.5時間注意深くモニタリングし、投薬の1日後および7日後に追加のフォローアップ訪問を行った。種々の安全性関連の指標(例えば、有害事象の報告、安全性の実験室分析、バイタルサイン、ECG、CADSS、PVT、DSST、展望的記憶課題(PMT))、およびサイケデリック効果の強度の指標(MEQ30、ASC、PPEQ、サイケデリック経験の主観的記述)を記録した。5-MeO-DMTおよびブフォテニン血漿レベルの薬物動態分析を、パートAの薬物投与の1時間後および3時間後、ならびにパートBの薬物投与の3時間後に実施した。
研究のパートAに18名の参加者を募集し、パートBに4名の参加者を募集した。9名の参加者が女性であり、13名の参加者が男性であった。年齢中央値は29歳であった(範囲:19~42歳)。パートAでは、4名の参加者に2mgの5-MeO-DMTを投与し、6名の参加者に6mgを投与し、4名の参加者に12mgを投与し、4名の参加者に18mgを投与した。パートBでは、1名の参加者に6mgの5-MeO-DMTを投与し、2名の参加者に6mg、その後12mgを投与し、1名の参加者に6mg、12mg、その後18mgを投与した。
すべての参加者がすべての計画された訪問日を完了した。パートAでは、吸入手順は18名の参加者のうち14名によって適切に実施されたが、2名の参加者は2回の吸入の連続を行って全吸入体積を吸入し、2名の参加者は全吸入体積の約3/4しか吸入しなかった。パートBでは、吸入手順は4名の参加者のうち3名によって適切に実施されたが、1名の参加者は第1の用量レベルで適切な吸入を行ったものの、第2の用量レベルでは全吸入の約3/4しか吸入しなかった。吸入関連の有害事象は報告されなかった。
A.パートAの2mg、6mgおよび12mgの試験された5-MeO-DMT用量レベル、ならびに1日最大3回の5-MeO-DMTの投与を伴うパートBの個々の用量増大スキームは、すべての参加者で忍容性が良好であり、少数のみの、主に軽度かつ短時間のみの有害事象が生じた。
B.パートAでは、最初の測定可能なサイケデリック経験が2mgの用量レベルで発生した。さらに顕著なサイケデリック経験および第1の至高サイケデリック経験が、6mgの用量レベルで発生した。さらに強力なサイケデリック経験が12mgの用量レベルで発生したが、それでも2/4の参加者しか至高サイケデリック経験を達成しなかった。任意抽出群の参加者へのさらに高用量の18mgの投与では、サイケデリック経験スコアおよび至高サイケデリック経験率のさらなる増加は示されず、これはこの高用量レベルでの一部の患者における「ホワイトアウト」現象と関連する可能性がある。また、任意抽出群に投与されたときの有害事象率は、パートAの18mg群で最も高かった。
C.パートBで適用される個々の増量レジメンは、パートAのすべての個々の用量レベルより優れており、サイケデリック経験の平均評定がより高く、4/4の患者が個々の最大用量で至高サイケデリック経験を達成した。パートBで最大18mgを投薬された1名の参加者は有害事象を経験せず、ここでも個々の増量が優れた治療プロファイルを有し、不必要な高用量を回避することが支持される。
D.5-MeO-DMTの血漿レベルは、投与の1時間後で既に非常に低く、3時間後にはかろうじて測定可能であった。5-MeO-DMTの代謝物であるブフォテニンの血漿レベルは、1時間の時点でかろうじて検出可能であり、3時間後には検出不可能であった。この薬物動態データは、5-MeO-DMTの投与後のサイケデリック効果の短い継続時間と良好に一致する。
30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)(Barrett FS, J Psychopharmacol. 2015 Nov;29(11):1182-90)
以下の質問票は、5-MeO-DMTによる処置後の急性サイケデリック経験を定量化する必要がある状況で適用される。関連する処置セッションの終了時に、患者に用紙を渡し、以下に列挙される尺度を使用して、そのセッションの任意の時間で以下に列挙する現象のいずれかを経験した程度を評定するよう求める。その後MEQ30を算出し、至高サイケデリック経験の発生を、スコア付け指示に基づき記載されるように評価する。
0-なし;全くなし
1-非常にわずかで決定することができない
2-わずか
3-中等度
4-高度(程度が他の高度の経験と同等である)
5-極度(人生の他のどの時間も上回り、4より高度)
1.通常の時間間隔の喪失。
2.驚きの経験。
3.経験を言葉で適切に表すことができないという感覚。
4.直観的レベルで経験した、洞察に満ちた知識の獲得。
5.永遠または無限を経験したという感情。
6.周囲で知覚される物体および/または人との同一性または一体性の経験。
7.通常の空間感覚の喪失。
8.優しさおよび穏やかさの感情。
9.究極的実在と遭遇したという確信(経験中のある時点における、何が真の実在であるかを「知り」、「見る」ことができるという点で)。
10.経験を言葉で表すことで正当に評価することができないという感情。
11.どこにいたかという通常の気づきの喪失。
12.平和および静穏の感情。
13.過去と未来を超えた時間の「外側」にいるという感覚。
14.人格的自己の制約からの自由、および人格的自己より大きいと感じられたものとの一体性または結合の感情。
15.霊的な高みにいるという感覚。
16.純粋な存在および純粋な気づき(感覚印象の世界を超える)の経験。
17.恍惚状態の経験。
18.「すべては一つである」という洞察の経験。
19.空間の境界がない領域に存在すること。
20.内側の「内的世界」に関連した同一性の経験。
21.崇敬の感覚。
22.永遠性の経験。
23.経験を振り返ったとき、究極的実在と遭遇した(すなわち、患者または被験者が何が真の実在であったかを「知り」、「見た」)と確証すること。
24.大いに神聖で高徳な何かを経験したという感情。
25.すべてのものにおける生命または命ある存在の気づき。
26.より大きな全体への人格的自己の融合の経験。
27.畏怖または畏怖の念に満ちているという感覚。
28.究極的実在との一体性の経験。
29.同様の経験がない他者に自身の経験を伝えるのは困難であるという感情。
30.喜びの感情。
以下に列挙される下位尺度に属する現象の平均スコア(0~5の尺度)を計算することにより、各個々の下位尺度に対するスコアを算出する。
至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)
至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)は、ASCの大洋感面およびMEQ30の改善された代替物として、サイケデリック経験の強度のより簡潔でより素早い判定を可能とするために本発明者によって開発された。PPEQは、すべて0~100mmの間の視覚的アナログ尺度をマークすることによって0~100でスコア付けされる3つの質問:
1.経験はどれほど強力であったか?
2:どの程度まで制御を喪失したか?
3.経験はどれほど深遠(すなわち、深く顕著)であったか?
から構成される。
大うつ病性障害における5-MeO-DMTの効力-臨床試験の仮想例
この研究の目的は、大うつ病性障害の症状の改善におけるプラセボと比較した5-MeO-DMTの効力を判定することである。この第1の研究は、処置抵抗性の大うつ病性障害を有する患者で実施されるが、これは5-MeO-DMTが大うつ病性障害を有する未処置の患者に有効性を有さず、かつ使用できないと理解されるものではない。研究は、スクリーニング期、無作為化二重盲検プラセボ対照処置期、評価期および任意選択の非盲検再処置を伴うフォローアップ期からなる。
不安障害における5-MeO-DMTの効力-臨床試験の仮想例
この研究の目的は、不安障害の症状の改善における実薬対照と比較した5-MeO-DMTの効力を判定することである。この第1の研究は処置抵抗性の不安障害を有する患者で実施されるが、これは、5-MeO-DMTが不安障害を有する未処置の患者に効力を有さず、かつ使用できないと理解されるものではない。研究は、スクリーニング期、無作為化実薬対照処置期、評価期、他の研究アームへの参加者のクロスオーバー、ならびにさらなる実薬対照処置期および評価期、および任意選択の非盲検再処置を伴うフォローアップ期からなる。
神経性食欲不振症における5-MeO-DMTの効力-臨床試験の仮想例
この研究の目的は、神経性食欲不振症の症状の改善における5-MeO-DMTの効力を判定することである。研究は、スクリーニング期、処置期、評価期および任意選択の再処置を伴うフォローアップ期からなる。
Claims (38)
- 受け入れられている医療行為に従い、有資格専門家により大うつ病性障害と診断された患者の処置における使用のための組成物であって、5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩を含む、組成物。
- 前記障害が、アメリカ精神医学会発行の精神障害の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)に従い診断される、請求項1に記載の組成物。
- 前記患者が、20以上のモンゴメリ・アスベルグうつ病評定尺度(MADRS)スコアにより、または17以上の17項目のハミルトンうつ病評定尺度(HAM-D)スコアにより示される中等度または重度の大うつ病性障害を患う、請求項1または2に記載の組成物。
- 前記患者が、35以上のMADRSスコアにより、または25以上のHAM-Dスコアにより示される重度の大うつ病性障害を患う、請求項3に記載の組成物。
- 前記患者が処置抵抗型の大うつ病性障害と診断される、請求項1~4のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記患者がさらに自殺念慮を患う、請求項1~5のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記患者が実行する意思を伴う自殺念慮を患う、請求項6に記載の組成物。
- 前記患者が自殺の差し迫ったリスクにある、請求項1~7のいずれか一項に記載の組成物。
- 5-MeO-DMTまたはその塩が、前記患者に至高サイケデリック経験を経験させる用量または投与量レジメンで投与される、請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
- 4mg~20mgの5-MeO-DMTの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、請求項1~9のいずれか一項に記載の組成物。
- 6mgもしくは12mgもしくは18mgの5-MeO-DMTの投与量が投与される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、請求項1~9のいずれか一項に記載の組成物。
- 5-MeO-DMTまたはその塩が、第1の投与には第1の投薬量で投与され、5-MeO-DMTまたはその塩が0~6回の後続の投与で投与され、各後続の投与は、前記患者が至高サイケデリック経験を経験しない限り先の投与よりもより高い投薬量を使用する、請求項1~10のいずれか一項に記載の組成物。
- 5-MeO-DMTが、第1の投与には2mg~8mgの投与量で投与され、その後前記患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第2の投与には8mg~14mgの投与量に増加され、その後前記患者が至高サイケデリック経験を既に経験していない限り第3の投与には14mg~20mgの投与量に増加される、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、請求項1~12のいずれか一項に記載の組成物。
- 5-MeO-DMTの第1の投与量が6mgであり、5-MeO-DMTの第2の投与量が12mgであり、5-MeO-DMTの第3の投与量が18mgである、または5-MeO-DMTの代わりに等モル量の薬学的に許容される塩が投与される、請求項13のいずれか一項に記載の組成物。
- 2回の投与の間の間隔が1時間以上24時間以下である、請求項12~14のいずれか一項に記載の組成物。
- 2回の投与の間の間隔が2~4時間である、請求項15に記載の組成物。
- 至高サイケデリック経験の発生が、30項目の改訂神秘的経験質問票(MEQ30)の4つの下位尺度(神秘的、肯定的な気分、時空間の超越および言い表し難さ)のそれぞれにおける可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または変性意識状態(ASC)質問票の大洋感(OBN)面の可能な最高スコアの少なくとも60%の達成によって特定されるか、または少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、請求項9~16のいずれか一項に記載の組成物。
- 至高サイケデリック経験の発生が、少なくとも75の至高サイケデリック経験質問票(PPEQ)の合計スコアの達成によって特定される、請求項17に記載の組成物。
- 5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が、吸入によって投与される、請求項1~18のいずれか一項に記載の組成物。
- 5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩が、(a)薬学的に許容される気体、(b)5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)または薬学的に許容されるその塩のエアロゾル粒子を含むエアロゾルの形態で投与され、前記エアロゾルが0.5mg/l~12.5mg/lのエアロゾル粒子の質量密度を有する、請求項19に記載の組成物。
- 前記エアロゾルが、a)固体支持体上に構成された5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の薄層を熱エネルギーに曝露すること、およびb)前記薄層の上に空気を通し、エアロゾル粒子を作製することによって生成される、請求項20に記載の組成物。
- 5-MeO-DMTが、遊離塩基の形態で使用される、請求項19~21のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記患者に投与される5-MeO-DMTまたは薬学的に許容される塩の前記投薬量が1回の呼吸で吸入される、請求項19~22のいずれか一項に記載の組成物。
- 臨床全般印象度-改善度(CGI-I)スコアまたは患者による全般印象度-改善度(PGI-I)スコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後2時間以内に発生する、請求項1~23のいずれか一項に記載の組成物。
- CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、請求項1~24のいずれか一項に記載の組成物。
- CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、請求項1~25のいずれか一項に記載の組成物。
- CGI-IスコアまたはPGI-Iスコアにおける少なくとも「著明改善」のスコアによって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、請求項1~26のいずれか一項に記載の組成物。
- 処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後2時間以内に発生する、請求項1~27のいずれか一項に記載の組成物。
- 10以下のMADRSスコアまたは7以下のHAM-Dスコアによって判定される抑うつ症状の寛解が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後2時間以内に発生する、請求項1~28のいずれか一項に記載の組成物。
- 処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも6日後まで持続する、請求項1~29のいずれか一項に記載の組成物。
- 処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも75%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に存在する、請求項1~30のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後7日目に、10以下のMADRSスコアまたは7以下のHAM-Dスコアによって判定される抑うつ症状の寛解状態にある、請求項1~31のいずれか一項に記載の組成物。
- 処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも14日後まで持続する、請求項1~32のいずれか一項に記載の組成物。
- 処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも75%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に存在する、請求項1~33のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後14日目に、10以下のMADRSスコアまたは7以下のHAM-Dスコアによって判定される抑うつ症状の寛解状態にある、請求項1~34のいずれか一項に記載の組成物。
- 処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも50%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与の少なくとも28日後まで持続する、請求項1~35のいずれか一項に記載の組成物。
- 処置前のそれぞれのスコアと比較して、MADRSまたはHAM-Dスコアの少なくとも75%の改善によって判定される臨床応答が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に存在する、請求項1~36のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記患者が、5-MeO-DMTまたは薬学的に許容されるその塩の最後の投与後28日目に、10以下のMADRSスコアまたは7以下のHAM-Dスコアによって判定される抑うつ症状の寛解状態にある、請求項1~37のいずれか一項に記載の組成物。
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