明細書 ィンドール誘導体の製造法およびその中間体 発明の属する技術分野:
本発明は、例えは * 098/43, 956号公報に開示された医薬として有用な 1, 4-置換環 状ァミン誘導体の、工業的に優れた新規製造法、およびその製造中間体に関する。 従来の技術:
例えは *W098/43, 956号公報に開示された 1. 4-置換環状アミン誘導体のうち、本発 明の対象であるィンドール誘導体は、 主としてまず対応するィンドリン誘導体を 合成し、 次いでこれを酸化して得てきた。
これは、 インドールの NH基は反応性が低く、 側鎖を直接付加させるのは難しい ためである。
上記インドールの酸化においては、 各種酸化剤を利用することができるが、 通 常汎用される二酸化マンガンでは、 不均一反応であるため攪拌律速であり、 工業 的に大量処理することが難しいことに加え、 触媒活性化度に反応性が依存し、 通 常数時間、 場合によっては一昼夜以上を要することもあった。 また二酸化マンガ ンは反復再利用すると活性が低下するので、 製造コストに対する影響も大きかつ た。
一方、 過マンガン酸塩、 過酸化水素、 硝酸、 四酢酸鉛、 酢酸水銀、 ニトロソジ スルホン酸力リウム(フレミー塩)、 2, 3-ジクロロ- 5, 6 -ジシァノ- 1, 4 -べンゾキノ ン(DDQ)、テ卜ラクロ口べンゾキノン(クロラニル)等の、その他の酸化剤は反応性 においては優れるものの、 逆に活性が強く副反応も起こしやすい問題点と、 保存 性が悪い問題点、 毒性や安全性上の問題点、 あるいは一般に高価であるなどの問
題点があり、 必ずしも工業的には適してはいなかった。
そこで本発明者らは、 原料安定性、 製造コスト、 操作性 (作業性 ·安全性 ·非毒 性)、最終製品純度などの観点から有用性を有する新規製造法を求め、鋭意研究を 重ねてきた。
その結果、 以下に詳述する製法が前記課題を一挙に解決できることを見出し、 本発明を完成するに至った。 発明の開示
従って本発明の目的は、 医薬品等のファイン ·ケミカルズとして有用なインド ール誘導体の製造に有用な新規方法、 ならびにその製造中間体を提供することに ある。
ここで、 本発明にかかるインドール誘導体(I)は、 下記一般式で表される。
(I) 式中、 R1はヒドロキシメチル基、 カルボキシ基、 低級アルコキシカルボニル基 または窒素原子が置換されていてもよい力ルバモイル基を意味する。
R2は、 置換されていてもよいァリール基、 置換されていてもよいへテロアリー ル基または置換されていてもよいべンゾヘテロァリール基を意味する。
nは、 0または 1〜6の整数を意味する。 )
上記定義におけるヒドロキシメチル基とは式- CH 20Hで表される基を意味し、力 ルポキシ基とは式- C00Hで表される基を意味する。
低級アルコキシカルボニル基とは、 式- C00Rで表される基を意味し、 式中 Rは炭 素数 1〜6の直鎖または分枝状の低級アルキル基を意味する。
置換されていてもよい力ルバモイル基とは、 窒素原子が低級アルキル基等で置 換されていてもよい力ルバモイル基を意味し、 窒素原子が環状ァミンの一部であ る場合も含まれる。具体的には例えば力ルバモイル基 (_C0NH 2 )、 N-メチルカルバ モイル基 (-C0NHCH 3 )、 N, N-ジメチルカリレバモイル基 [-CON (CH 3 ) 2 ]、 N-ェチルカ ルバモイル基 (-C0NHC 2 H 5 )、 N, N-ジェチルカルバモイル基 [-CON (C 2 H 5 ) 2 ]、 N- メチル -N-ェチルカルバモイル基 [-CON (CH 3 ) C 2 H 5 ]、 N-プロピル力ルバモイル基 (-圆 C 3 H 7 )、 1-ピロリジニルカルポニル基、 1-ビラゾリニルカルボニル基、 1- ピベリジルカルポニル基、 卜ピペラジニルカルボニル基、 4-モルホリニルカルポ ニル基、 4-チオモルホリニルカルポ二ル基等を挙げることができる。 これらの中 でも N-メチルカルバモイル基、 N-ェチルカルバモイル基または N-プロピル力ルバ モイル基が、 薬理活性および安全性上、 より好ましい。
続いて置換されていてもよいァリール基とは、無置換あるいは置換基を有する、 フエニル基あるいはナフチル基等の芳香環から誘導される基を意味し、 置換基と しては、 例えば以下の基を挙げることができる。
(1) ハロゲン原子
(2) 水酸基
(3) 低級アルキル基
(4) 低級アルコキシ基
(5) 低級アルコキシアルコキシ基
(6) 窒素原子が置換されていてもよいアミノ基
(7) ニトロ基
(8) シァノ基
(9) ホルミル基
(10) 低級ァシル基
(11) 芳香族ァシル基
(12) ヘテロァリールカルボニル基
(13) ハロゲン化低級アルキル基
(14) 低級アルコキシアルコキシ基
(15) ヒドロキシ低級アルキル基
(16) ヒドロキシ低級アルコキシ基
(17) 低級アルコキシカルボニル基
(18) 窒素原子が置換されていてもよい力ルバモイル基
(19) 低級アルキルスルホニル基
(20) 低級アルキルスルフィニル基
(21) 窒素原子が置換されていてもよいスルファモイル基
(22) 低級ァシルァミノ基
(23) 低級アルコキシカルボニルァミノ基
(24) 低級アルキルスルホニルァミノ基
(25) 窒素原子が置換されていてもよぃァリ一ルスルホニルァミノ基
(26) 低級アルキルスルホニルォキシ基
(27) アルキレンジォキシ基
(28) ァラルキル基
(29) ァラルキルォキシ基
(30) トリ低級アルキルシリル基
これらの中でもハロゲン原子がより好ましい。 またハロゲン原子として、 さら に具体的にはフッ素原子、 塩素原子、 臭素原子、 ヨウ素原子を挙げることができ、 薬理活性および安全性上、 塩素原子、 フッ素原子がより好ましい。
置換されていてもよいへテロアリール基とは、無置換あるいは置換基を有する、
ヘテロ芳香環から誘導される基を意味し、 具体的には例えばフリル基、 チェニル 基、 ピロリル基、 イミダゾリル基、 トリァゾリル基、 テトラゾリル基、 ォキサゾ リル基、 チアゾリル基、 ピリジル基、 ビラジニル基、 ピリミジニル基等を挙げる ことができ、 置換基としては、 前記置換されていてもよいァリール基と同様の基 を挙げることができる。
置換されていてもよいべンゾヘテロァリール基とは、 無置換あるいは置換基を 有する、 ベンゾヘテロ芳香環から誘導される基を意味し、 具体的には例えばイン ドリル基、 ベンゾチアゾリル基、 ベンゾイミダゾリル基、 キノリル基、 イソキノ リル基、 フタラジニル基、 キノキサリニル基、 キナゾリ二ル基等を挙げることが でき、 置換基としては、 前記置換されていてもよいァリール基と同様の基を挙げ ることができる。
ここで、 本発明にかかるインドール誘導体(I)として、 さらに具体的には、例え ば以下の化合物を挙げることができるが、 限定されない。
(1) 卜 [ト (2-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -6-メチルカルバモイルメ チルインドール
(2) 卜 [1- (2-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -6- (Ν, Ν-ジメチルカルバ モイル)メチルインドール
(3) 卜 [1- (4-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -6-メチルカルバモイルメ チルインドール
(4) 卜 [ト (4-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -6-ェチルカルバモイルメ チルインドール
(5) 卜 [卜 (4-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -6- (卜ピペリジニルカル ボニル)メチルインドール
次に、 本発明にかかる 2-ハロゲン化インドール誘導体(I I)は、 下記一般式で表 される。 (式中、 Xはハロゲン原子を意味し、 R R'2および nは前記と同様の意味
を有する。 )
(Π)
2-ハロゲン化ィンドール誘導体(II)は新規化合物であり、 本発明にかかるィン ドール誘導体(I)の新規製造法において、 製造中間体として有用である。
2 -ハロゲン化ィンドール誘導体(II)としてさらに具体的には例えば以下の化合 物を挙げることができるが、 これらに限定されない。
(1) U- [卜(2-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-クロ口インドール- 6 - ィル I酢酸ェチル
(2) I卜 [卜(2-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-ブロモインドール- 6 - ィル 1酢酸ェチル
(3) (ト [卜(3-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-クロ口インドール- 6- ィル I酢酸ェチル
(4) 1卜 [卜(3-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-ブロモインドール- 6- ィル 1酢酸ェチル
(5) 1卜 [卜 (4-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-クロ口インドール- 6 - ィル 1酢酸ェチル
(6) - [卜 (4-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-ブロモインド一ル- 6- ィル 1酢酸ェチル
(7) I卜 [卜(2-クロロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-クロ口インドール- 6-ィ ル 1酢酸ェチル
(8) (卜 [1- (2-クロロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-ブロモインドール- 6-ィ ル 1酢酸ェチル
(9) - [ト (3-クロロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-クロ口インドール- 6 -ィ リレ 1酢酸ェチル
(10) U- [卜 (3-クロロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-ブロモインドール- 6- ィル 1酢酸ェチル
(11) - [1- (4-ク口ロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィリレ] - -りロロインドール- 6- ィル 1酢酸ェチル
(12) I卜 [1- (4-クロロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2 -ブロモインドール- 6- ィル I酢酸ェチル
続いて、本発明にかかる 2-ォキソィンドリン誘導体(I I I)は、下記一般式で表さ れる。 (式中、 R R2および nは前記と同様の意味を有する。 )
2-ォキソィンドリン誘導体(I I I)は新規化合物であり、本発明にかかるィンドー ル誘導体(I)の新規製造法において、 製造中間体として有用である。
2-ォキソインドリン誘導体(Ι Π)としてさらに具体的には例えば以下の化合物 を挙げることができるが、 これらに限定されない。
(1) I卜 [卜(2-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-ォキソインドリン- 6- ィル j酢酸ェチル
(2) U- U- (3-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-ォキソインドリン- 6 -
ィル 1酢酸ェチル
(3) 1卜 [卜 (4-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-ォキソインドリン- 6 - ィル I酢酸ェチル
(4) ( 1- [1- (2-ク口口フエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-ォキソィンドリン -6-ィ ル 1酢酸ェチル
(5) I I- [卜 (3-クロロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-ォキソインドリン- 6-ィ リレ I酢酸ェチル
(6) - U- (4-クロロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-ォキソインドリン- 6-ィ ル I酢酸ェチル
続いて、本発明にかかる 1, 4-置換- 2-ピペリジルァミノフエニル誘導体(IV)は、 下記一般式で表される。 (式中、 R R2および nは前記と同様の意味を有する。 )
(IV)
1. 4-置換- 2-ピペリジルァミノフエニル誘導体(IV)は新規化合物であり、本発明 にかかるィンドール誘導体(I)の新規製造法において、製造中間体として有用であ る。
1, 4-置換- 2-ピぺリジルァミノフエニル誘導体(IV)としてさらに具体的には例 えば以下の化合物を挙げることができるが、 これらに限定されない。
(1) 2- [卜(2-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル]ァミノベンゼン- 1, 4-ジ酢 酸ェチル
(2) 2- [卜 (3-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル]ァミノベンゼン- 1, 4-ジ酢 酸メチル
(3) 2 - [卜 (4-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル]ァミノベンゼン- 1, 4-ジ酢 酸プロピル
(4) 2- [卜 (2-クロロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル]ァミノベンゼン- 1, 4-ジ酢酸 ェチル
(5) 2- U- (3-クロ口フエネチル)ピぺリジン- 4 -ィル]ァミノベンゼン- 1, 4-ジ酢酸 メチル
(6) 2- [卜 (4-クロロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル]ァミノベンゼン- 1, 4-ジ酢酸 プロピル
続いて、 本発明にかかる 1, 4-置換- 2 -ァミノフエニル誘導体 (V)は、 下記一般式 で表される。 (式中、 R1は前記と同様の意味を有する。 )
続いて、本発明にかかる N-置換- 4-ピペリドン誘導体 (VI)は、下記一般式で表さ れる。 (式中、 R
2および nは前記と同様の意味を有する。 )
最後に、 本発明にかかる 1, 4-置換- 2-ニトロフエニル誘導体 (VI I)は、 下記一般 式で表される。 (式中、 R
1は前記と同様の意味を有する。 )
(vn) 続いて、本発明にかかるィンドール誘導体(I)の新規製造法を化学反応式で表せ ば、以下の通りである。 (式中、 R R2、 Xおよび nは前記と同様の意味を有する。 )
(D
以下に、 上記製造法を工程式を参照してさらに詳しく述べる。
(1) 工程 1
本工程は、 1, 4-置換- 2-ニトロフエニル誘導体 (VII)を還元して、 1, 4-置換 - 2- ァミノフエ二ル誘導体 (V)を得る工程である。
本反応は、 通常実施されるニトロ基の還元法であれば限定されないが、 接触還 元により簡便 ·高収率に実施することができる。
(2) 工程 2
本工程は、 1, 4-置換- 2-ァミノフエニル誘導体 (V)と N-置換- 4-ピペリ ドン誘導体 (VI)を、還元的ァミノ化反応させて、 1, 4 -置換- 2 -ピペリジルァミノフエニル誘導 体(IV)を得る工程である。
この場合は、例えば丸善発行、新実験化学講座 14-1 II, 1380頁に記載された方法 に従って実施することができる。
この際の還元方法あるいは還元剤も限定されないが、具体的には例えばボラン、 水素化リチウムアルミニウム、 水素化ビス(2-メトキシェトキシ)アルミニウムナ トリウム、 トリァセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、 水素化シァノホウ素ナトリ ゥム、 水素化ホウ素ナ卜リゥム等を利用することができる。
また本反応においては、 三ふつ化ほう素 ジェチルェ一テル錯体、 四塩化チタ ン等のルイス酸存在下において、 より速やかに、 選択性高く、 反応を進行させる こともできる。
(3) 工程 3
本工程は、 1. 4-置換- 2-ピペリジルァミノフエニル誘導体(IV)を環化させて、 2 - ォキソィンドリン誘導体(I I I)を得る工程である。
本反応は、 硫酸、 ポリリン酸、 塩酸、 P-トルエンスルホン酸 ·一水和物等の酸 性条件下に、 常法に従って行うことができる。
(4) 工程 4
本工程は、 2-ォキソインドリン誘導体(I I I)をハロゲン化して、 2-ハロゲン化ィ ンドール誘導体(I I)を得る工程である。
本反応は、 通常有機合成において用いられるハロゲン化剤により実施すること ができるが、具体的には例えば塩化ホスホリル(ォキシ塩化リン)、塩化チォニル、 塩化スルフリル、 三塩化リン、 五塩化リン、 塩化ォキサリル、 臭化チォニル、 三 臭化リン等を挙げることができる。
(5) 工程 5
本工程は、 2-ハロゲン化インドール誘導体(II)を還元して、 目的とするインド ール誘導体(I)を得る工程である。
本反応も工程 1と同様に、 通常実施されるハロゲン原子の還元法であれば限定 されないが、 接触還元により簡便 ·高収率に実施することができる。
また、 目的とするィンドール誘導体(I)は、定法によりカラムクロマトグラフィ —などで精製することができる。この化合物は結晶化により精製することもでき、 結晶化溶媒は通常使用されるものであれば限定されないが、 特にヘプタン、 エタ ノール、 酢酸イソプロピル、 ノルマルプロパノール、 およびイソプロパノールか らなる群より選ばれた 1またはそれ以上の混合溶媒を使用することにより回収率、 純度の点で優れた化合物を得ることができる。 この場合、 混合溶媒としてはヘプ タン一エタノール、 ヘプタン一酢酸イソプロピル、 ヘプタン一ノルマルプロパノ —ル、 ヘプタン一イソプロパノールなどを例示することができる。 実施例
続いて本発明を具体的に説明するため、 以下に実施例を掲げるが、 本発明がこ れらに限定されないことは言うまでもない。 実施例 1 卜 [1- (2-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -6-メチルカルバモ
ィルメチルインドールの合成
卜 1) 2 -ニトロベンゼン- 1, 4-ジ酢酸ェチル
特開昭 57-183, 740号公報等に従って得た、ベンゼン- 1, 4-ジ酢酸ェチル [CAS登録 番号: 36076-26-3] 14. Og (55. 937腿 ol) 濃硫酸(28ml)溶液をエタノール ドライ アイスで冷やし、 -5〜10でで、 90%硝酸 4. 0g (57. 13½mol)を滴下した。 10分後、 反応液を酢酸ェチル(140ml) /氷水(140ml)溶液に滴下した後、 有機層を分離し、 水、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシゥ ム、活性炭を加えた。濾過後溶媒を留去し、標題化合物 16. 16g (54. 726腿 ol, 97. 8¾) を得た。
融点; 50-5 It:
Ή-腿 (400MHz, CDC1 3 ) ; δ (ppm) 1. 27 (3H, t, J=7. 1Hz)、 1. 28 (3H, t, J=7. 1Hz)、 3. 70 (2H, s) 、 4, 00 (2H, s) 、 4. 17 (2H, Q, J=7. 1HZ) 、 4. 18 (2H, Q, J=7. 1HZ) 、 7. 32 (1H, d, J=7. 9Hz)、 7. 53 (1H, dd, J=7. 9, 1. 5Hz)、 8. 05 (1H, d, J=l. 5Hz) .
1-2) 2-ァミノベンゼン- 1, 4-ジ酢酸ェチル
氷冷下、 2-ニトロベンゼン- 1, 4-ジ酢酸ェチル 16. 16g (54 726画 ol) 酢酸ェチ
ル(100ml)溶液に、 10%パラジウム-炭素(50 ) : 1. 6gを加え、系内を水素置換 (常圧) した後、 氷浴を取り除き 4時間水添した。反応液に無水硫酸マグネシウムを加え、 濾過後溶媒を留去し、 標題化合物 14. 32g (53. 977廳 ol,98. 6¾>を得た。
融点; 46-47で
Ή-腿 (400MHz, CDC1 3 ) ; δ (ppm) 1. 25 (6H, t, J =7. 1Hz)、 3. 50 (2H, s)、 3. 52 (2H, s)、 4. 13 (2H, Q, J=7. 1Hz)、 4. 14 (2H, Q, J=7. 1HZ)、 4. 25 (2H, bs)、 6. 65 (1H, d, J= l. 5Hz)、 6. 66 (1H, dd, J=8. 2, 1. 5Hz)、 7. 03 (1H, d, J=8. 2Hz) .
1-3) 2- [卜(2-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4 -ィル]ァミノベンゼン- 1, 4-ジ 酢酸ェチル
室温下、 2-ァミノベンゼン- 1, 4-ジ酢酸ェチル 10. 0g (37. 693匪 ol) 酢酸ェチル (100ml)溶液に、 W098/43, 956号公報の実施例 348- 1)に記載された卜 (2-フルオロフ エネチル)ピペリジン- 4-オン 9. 34g (42. 21 1mmol)、 三ふつ化ほう素 Zジェチルェ 一テル錯体 5. 5ml (43. 402讓 ol)を加えた。 20分撹拌後、 トリァセトキシ水素化ホ ゥ素ナトリゥム(95 10. 3g (46. 169腿 ol)を加え、 ー晚撹拌した。 反応液を 2N-水 酸化ナトリウム水溶液、 水、 飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウム、 活性 炭を加えた。 濾過後溶媒を留去し、 油状の標題化合物 18. 7gを(定量的)得た。
Ή-NMR (400MHz, CDC 1 3 ) ; δ (ppm) 1. 22-1. 28 (6H. m) , 1. 54-1. 68 (2Η, m) , 2. 04- 2. 12 (2H, m)、 2. 30 (2Η, bt, J=9. 9Hz) , 2. 59-2. 65 (2H, m) , 2. 82 - 2. 89 (2H, m)、 2. 89- 2. 97 (2H, m) , 3. 40 (1H, bs) 3. 48 (2H, s)、 3. 53 (2H, s)、 4. 08-4. 17 (4H, m)、 4. 46- 4. 54 UH, m)、 6. 59 (1H, s)、 6. 98-7. 09 (3H, m) , 7. 15-7. 26 (3H. m) .
1-4) I卜 [卜(2-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-ォキソインドリン- 6-ィル I酢酸ェチル
室温下、 2 - [1 -(2-フルオロフエネチル)ピペリジン- 4-ィル]ァミノベンゼン- 1, 4-ジ酢酸ェチル 15. 8g (33. 576匪 ol) /エタノール(160ml)溶液に、 濃硫酸 7. 6g (73. 613讓 ol)を滴下し、 一晩撹拌した (結晶析出)。 エタノールを留去後、 酢 酸ェチルを加え、 2N-水酸化ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マ グネシゥム、 活性炭を加えた。 濾過後溶媒を留去し、 標題化合物 14. 08g (33. 168腿 ol, 98. 8¾)を得た。
融点; 1 19-120で
Ή-NMR (400MHz, CDC1 3 ) ; δ ( ρπι) 1. 28 (3Η. t, J=7. 1Hz) 、 1. 69-1. 75 (2H, in) 、 2. 23 (2H, td, J=12. 0, 2. 2Hz)、 2. 43-2. 54 (2H, m)、 2. 62-2. 68 (2H, m)、 2. 85-2. 91 (2H, m)、 3. 15 (2H, bd, J=12. 0Hz) , 3. 49 (2H, s)、 3. 63 (2H, s)、 4. 17 (2H, Q, J=7. 1HZ) , 4. 29- 4. 39 (1H, m) 、 6. 93 (1H, dd, J=7. 5, 1. 3Hz) 、 7. 02 (1H. ddd, J=10. 0, 8. 2, 1. 3Hz) 、 7. 07 (1H, dd, J=7. 5, 1. 3Hz) , 7. 09 (1H, d, J= l. 3Hz)、 7. 16-7. 26 (3H, in) .
1-5) - Π- (2-フルオロフエネチ Jレ)ピぺリジン- 4-ィル] -2-クロ口インドール- 6-ィル I酢酸ェチル
II- [1- (2-フルオロフエネチル)ピペリジン- 4-ィル] -2-ォキソィンドリン -6-ィ ル 1酢酸ェチル 32. 5g (76. 559腿 ol) Z塩ィ匕ホスホリル(75. Oml)懸濁液を、 2. 5時間 加熱還流した(30分後溶解)。 溶媒を留去後、 酢酸ェチル(100ml)、 2N-水酸化ナト リウム水溶液を加え有機層を分離し、 2N-水酸化ナトリウム、 7_Κ、飽和食塩水で洗 浄し、 無水硫酸マグネシウム、 活性白土を加えた。 濾過後溶媒を留去し、 標題化 合物 33. 2g (74. 952腿 ol, 97. 9%)を得た。
融点; 82-83で
Ή-NMR (400MHz, CDC1 3 ) ; a (ppi) 1. 26 (3H, t, J=7. 1Hz) 、 1. 82-1. 89 (2H, m) 、
2. 27 (2H, td, J=l l. 8, 2. 1Hz) 、 2. 62-2. 74 (4H, m) 、 2. 88-2. 94 (2H, 1) 、
3. 2K2H, d, J=l l. 8Hz) , 3. 71 (2H, s) 、 4. 16 (2H, Q, J =7. 1Hz) , 4. 42 - 4. 51 (1H, m) 、
6. 41 (1H, s)、 7. 05-7. 07 (2H, m) 、 7. 10 (1H, dd, J=7. 5, 1. 3Hz)、 7. 17-7. 27 (2H, m)、
7. 45 (1H, d, J=8. 2Hz)、 7. 50 (1H, bs) .
1-6) 卜 [l- (2-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -6-メチルカルバモイル メチルインドール
室温下、(卜 [卜(2-フルオロフエネチル)ピぺリジン- 4-ィル] -2-クロ口インドー ル -6-ィル I酢酸ェチル 33. Og (74. 501腿 ol) Zメタノール(330ml)溶液に、 10%パラ ジゥム -炭素(50%) 3. 3gを加え、 5時間水添 (常圧下)した。 反応液をセライト濾過 後溶媒を留去し、 得られた個体を 40%メチルァミンメタノール溶液 (330ml)に溶解 し、 室温下、 一晩撹拌した。 メタノールを留去後、 酢酸ェチルを加え、 2N-水酸化 ナトリウム、 7 、 飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウム、 活性白土を加え た。 濾過後溶媒留去し、 得られた残査を酢酸イソプロピルから再結晶して、 標題 化合物 20. 36g (51. 741腿 ol, 76. 7¾)を得た。
融点; 146-147で
Ή-NMR (400MHz, CDC1 3 ) ; δ (ppm) 2. 07-2. 13 (4H, m)、 2. 25-2. 37 (2H, m)、 2. 66 -
2. 72 (2H, m) 、 2. 73 (3H, d, J=4. 8Hz)、 2. 87-2. 92 (2H, m) , 3. 20 (2H, bd, J=12. 5Hz) ,
3. 72 (2H, s) 、 4. 20-4. 29 UH, m) 、 5. 41 (1H, bd, J=4. 6Hz) 、 6. 52 (IH, d, J=3. 1Hz) 、
6. 96 (IH, dd, J=8. 1. 1. 5Hz)、 7. 00-7. 06 (IH, m)、 7. 06-7. 10 (IH, m)、 7. 17-7. 28 (4H, m) ,
7. 61 (IH, d, J=8. 1Hz) .