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JP4166266B2 - 置換芳香族化合物の製造法および製造中間体 - Google Patents

置換芳香族化合物の製造法および製造中間体 Download PDF

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Description

本発明は、スマイルス転位反応を利用した置換芳香族化合物の製造法および製造中間体に関する。さらに詳しくは、本発明は、スマイルス転位反応を穏和で安全な条件で実施できる、医薬、農薬、あるいは多くの汎用化学品の製造中間体としての置換芳香族化合物の簡便な製造法、およびそのような製造法に有用な製造中間体に関する。
スマイルス転位反応は、芳香環に結合している原子が、分子内の求核置換反応によって別の原子に置換する反応である。転位に関与する原子としては、炭素や、窒素、酸素、硫黄、リン、ヨウ素のようなヘテロ原子が一般的に知られている。転位する方向としては、硫黄から炭素、窒素、酸素へ、酸素から炭素、窒素、酸素、硫黄へ、リンから炭素へ、そしてヨウ素から酸素へが一般的である。
転位は、一般に塩基の存在下、溶媒中で行われる。転位のため必要となる塩基と溶媒の組合わせとして、これまでに幾つかの場合が知られている(非特許文献1)。例えば、水酸化ナトリウムあるいは水酸化カリウムの水溶液、メタノール溶液、エタノール溶液、アセトン溶液、またはナトリウムメトキシドのメタノール溶液、またはナトリウムエトキシドのエタノール溶液などが一般的である。しかしながら、これらの場合には、反応の活性が低く、一般には高温反応を必要としており、基質によっては反応が進行しない場合もある。これに代わる方法としては、ブチルリチウムのエーテル溶液、または水素化ナトリウムのジメチルホルムアミド溶液等の強塩基が用いられている。
一方、芳香族化合物には、医薬、農薬、あるいは多くの汎用化学品の製造中間体として有用なものが多々あり、その製造法として、スマイルス転位反応を含め、種々の方法が知られている。
例えば、アニリン誘導体は、化学品、医薬品となりうる重要な化合物であるとともに、それ自体が重要な製造中間体になっている場合も多い。アニリン誘導体の製造法の1つとして、フェノール誘導体から変換する2、3の方法が知られているが、いずれも危険性や毒性等の欠点を有している。例えば、4−クロロ−2−フェニルキナゾリンでフェノール誘導体を活性化する場合には、その転位反応に約300℃の高温と塩基条件を必要としている。ジエチルリン酸エステルでフェノール誘導体を活性化する場合には、毒性のあるジエチルクロロリン酸や液体アンモニア中金属カリウムを使用している。ブヒャラー(Bucherer)反応は、ナフタレンとヒドロキシキノリン等の複素環に限定され、亜硫酸アンモニウムと加圧下での加熱反応となっている(非特許文献2)。また、スマイルス転位反応を利用したフェノール誘導体からアニリン誘導体への変換例としては、非特許文献3に、フェノール誘導体から2−アリールオキシアセタミド誘導体を単離し、2−ヒドロキシ−N−アリールアセタミド誘導体を単離したのちに、アニリン誘導体を得る3ステップの方法が提示されており、非特許文献2および特許文献1には、フェノール誘導体から2−ヒドロキシ−N−アリールアセタミド誘導体までの2ステップをワンポットにした合成法についての報告がある。しかしながら、2−ヒドロキシ−N−アリールアセタミド誘導体をアニリン誘導体へ変換するステップがワンポットになっておらず、2−ヒドロキシ−N−アリールアセタミド誘導体の精製および単離に煩雑な操作を要しており、工業的に簡便な合成法とはいえない。しかも、スマイルス転位反応のステップで、反応性をあげるために高温を要するという問題点がある。さらには、フェノール誘導体から2−ヒドロキシ−N−アリールアセタミド誘導体に変換するアルキル化反応のステップにおいて、反応性をあげるために高価な炭酸セシウム等の添加剤が使われている。さらに、塩基として取り扱いに危険を伴う水素化ナトリウムが使われている。
さらに、アニリン誘導体の中でも6−アミノ−1−テトラロン誘導体は化学品、医薬品の骨格として有用であり、その製造法として、2通りの方法が知られている。すなわち、非特許文献4および非特許文献5によると、ベンゾイルプロピオン酸をニトロ化してメタ−ニトロ体へ導き、接触還元により対応するアミノ体へ導き、引き続き、無水酢酸により得られたアミンをアセチル化してアミド体へ導き、接触還元によりカルボニル基を還元している。また、五塩化リンにより酸クロリド体に導き、塩化アルミニウムによりフリーデル・クラフツ反応を実施してテトラロン骨格を構築させる。そして最後に、塩酸にて加水分解して、目的の6−アミノ−1−テトラロン誘導体を合成する方法が提示されている。また、非特許文献6; 非特許文献4; 非特許文献7および非特許文献8によると、テトラリンを塩化アセチルと塩化アルミニウムにより6−アセチルテトラリンへ導き、オキシム体へ変換後、ベックマン転位反応によりアセタミド体へ導き、引き続き、クロム酸と無水酢酸と酢酸によりテトラリンの1位をカルボニル化している。そして最後に、塩酸にて加水分解して、目的の6−アミノ−1−テトラロン誘導体を合成する方法が提示されている。しかしながら、公知の2通りの方法のいずれも反応工程が長く、簡便であるとはいえない。また、ニトロ化剤や接触還元反応等の危険性や、五塩化リンやクロム酸等の毒性等の欠点を有している。
また、6−アミノキナルジン誘導体は化学品、医薬品の骨格として有用であり、その製造法として6−ニトロキナルジン誘導体を還元する方法が一般的である(特許文献2)。非特許文献9では、パラ−ニトロアニリンとクロトンアルデヒドとを濃塩酸中で還流することにより目的の6−ニトロキナルジンを合成している。しかしながら、収率が低く満足できるものではない。
米国特許第5817874号 特開昭63−201167号 オルガニック・リアクションズ(Org. React.), 第18巻, 第99頁, 1970年 テトラへドロン(Tetrahedron), 第53巻, 第6303頁, 1997年 ジャーナル・オブ・ザ・ケミカル・ソサイエティ・パーキン・トランスアクションズ・I(J. Chem. Soc. Perkin Trans., I), 第767頁, 1990年 ジャーナル・オブ・オルガニック・ケミストリー(J. Org. Chem.), 第27巻, 第70頁, 1962年 オルガニック・シンセシーズ・コレクティブ・ボリューム・II(Org. Syntheses, Coll. Vol. II), 第81頁, 1943年 ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー(J. Med. Chem.), 第19巻, 第472頁, 1976年 ジャーナル・オブ・ザ・ケミカル・ソサイエティ(J. Chem. Soc.), 第2399頁, 1949年 ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティ(J. Am. Chem. Soc.), 第65巻, 第1097頁, 1943年 ポリマー・ブルティン(Polymer Bulletin),第42巻, 第175頁, 1999年
上記のごとく、スマイルス転位反応の課題は、反応性が低いことである。反応性をあげるために、高温で反応を行う場合には、熱に不安定な化合物に適用できない。このことは、芳香環に結合している原子を簡単に交換することができる、スマイルス転位反応の利点を有効に使うことができないことを意味している。また、反応性をあげるために、塩基としてブチルリチウムや水素化ナトリウムなどの強塩基を用いる場合には、発火性等の危険性のために取り扱いに十分注意が必要であり、工業的に安全な製造法としては適当であるとは言い難い。
本発明の目的は、スマイルス転位反応におけるこれらの問題を解決し、医薬、農薬、あるいは多くの汎用化学品の製造中間体として有用な種々の芳香族化合物を、スマイルス転位反応を利用して効率よく製造することである。
すなわち、本発明の1つの目的は、スマイルス転位反応を穏和な条件で安全な試薬を用いて実施可能にすることである。
また、本発明のもう1つの目的は、一般的に入手が容易なフェノール誘導体を原料として、穏和な条件のスマイルス転位反応を利用して、フェノール誘導体からアニリン誘導体へ簡便に変換する製造法を提供することである。
本発明のさらなる目的は、6−ヒドロキシ−1−テトラロン誘導体を原料として、スマイルス転位反応を利用して6−アミノ−1−テトラロン誘導体に変換する製造法およびその製造中間体を提供することである。
また、本発明のさらにもう1つの目的は、入手が容易な6−ヒドロキシキナルジン誘導体を原料として、スマイルス転位反応を利用すると同時に、N−オキシド化も合わせて実施することにより、6−アミノキナルジンN−オキシド誘導体へ簡便に変換する製造法およびその製造中間体を提供することである。
本発明者らは、上記の問題点を解決すべく鋭意検討した結果、一つ目の課題に対しては、塩基性の水酸化物とアミド系溶媒の新規な組み合わせで、穏和で安全な条件においてスマイルス転位反応が進行する条件を見出した。
また、電子吸引基をもった2−アリールアセタミドの場合、危険性のある水素化ナトリウムを使わずに、しかも穏和な温度条件でスマイルス転位反応ができることを見いだした。この知見に基づいて、二つ目の課題に対しては、フェノール誘導体からアニリン誘導体までの3ステップをワンポットで、しかも、安価で安全で毒性のない試薬を用いた、簡便で工業的に優れた方法でアニリン誘導体を製造できることを見出した。
さらに、三つ目の課題に対しては、スマイルス転位反応を利用して、6−ヒドロキシ−1−テトラロン誘導体を原料として、新規な2種類の製造中間体を経由して、わずか3段階で、容易に安価で安全で毒性のない試薬を用いた、簡便で工業的に優れた方法で6−アミノ−1−テトラロン誘導体を製造できることを見出した。
さらにまた、四つ目の課題に対しては、6−ヒドロキシキナルジン誘導体をN−オキシド体へ誘導することにより、スマイルス転位反応の活性を上げて6−アミノキナルジンN−オキシド誘導体までの3ステップをワンポットで、しかも、安価で安全で毒性のない試薬を用いた、簡便で工業的に優れた方法で製造できることを見出した。
かかる知見に基づき、さらに検討を進めた結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)式(I)
Figure 0004166266
[式中、A環は置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環を示す。Xは−O−;−S−;−S(O)−;−S(O)2−;−P+1x2x− (R1xおよびR2xはそれぞれ水素原子または置換基を示す);−I+−または−NR1− (R1は水素原子または置換基を示す)を、Yは−O−;−S−;−S(O)−;−S(O)2−;−P+1xx2xx−(R1xxおよびR2xxはそれぞれ水素原子または置換基を示す);−I+−;−NR1a−(R1aは水素原子または置換基を示す)または−CR1''2''− (R1''およびR2''はそれぞれ水素原子または置換基を示す)を示す。Bは置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環、あるいは置換されていてもよいエチレン基を示す。]で表される化合物またはその塩をスマイルス転位反応に付す式(II)
Figure 0004166266
[式中、各記号は上記と同意義である。]で表される置換芳香族化合物またはその塩の製造法であって、塩基性の水酸化物の存在下、アミド系溶媒中でスマイルス転位反応を行うことを特徴とする式(II)で表される置換芳香族化合物またはその塩の製造法;
(2)A環が置換基を有していてもよい芳香族同素環である上記(1)記載の製造法;
(3)Xが−O−;−S−;−S(O)−または−S(O)2−である上記(1)記載の製造法;
(4)Yが−NR1−〔R1は水素原子または置換基を示す〕である上記(1)記載の製造法;
(5)Bが置換されていてもよいエチレン基である上記(1)記載の製造法;
(6)式(I)で表される化合物またはその塩が、式(III)
Figure 0004166266
[式中、A環は置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環を示す。Zは置換されていてもよいメチレン基を示し、Wは酸素原子あるいは硫黄原子を示し、R1は水素原子または置換基を示す。]で表される化合物またはその塩であり、式(II)で表される化合物またはその塩が、式(IV)
Figure 0004166266
[式中、各記号は上記と同意義である。]で表される化合物またはその塩である上記(1)記載の製造法;
(7)A環が電子吸引基を有し、さらに置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環である上記(6)記載の製造法;
(8)A環が電子吸引基を有し、さらに置換基を有していてもよい芳香族同素環である上記(7)記載の製造法;
(9)Zが2個のC1-4アルキル基で置換されたメチレン基である上記(6)記載の製造法;
(10)R1が水素原子である上記(6)記載の製造法;
(11)電子吸引基がアシル基である上記(7)記載の製造法;
(12)式(III)で表される化合物またはその塩が、式(VII)
Figure 0004166266
[式中、A環は置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環を、Wは酸素原子あるいは硫黄原子を示す。]で表される化合物またはその塩を式(VIII)
Figure 0004166266
[式中、Qは脱離基を示し、Zは置換されていてもよいメチレン基を示し、R1は水素原子または置換基を示す。]で表されるアルキル化剤またはその塩と反応させて得られた化合物またはその塩である上記(6)記載の製造法;
(13)Qがハロゲン原子である上記(12)記載の製造法;
(14)塩基性の水酸化物の存在下に、式(VII)で表わされる化合物またはその塩を式(VIII)で表されるアルキル化剤またはその塩と反応させることを特徴とする上記(12)記載の製造法;
(15)アミド系溶媒の存在下に、式(VII)で表わされる化合物またはその塩を式(VIII)で表されるアルキル化剤またはその塩と反応させることを特徴とする上記(12)記載の製造法;
(16)塩基性の水酸化物およびアミド系溶媒の存在下に、式(VII)で表わされる化合物またはその塩を式(VIII)で表されるアルキル化剤またはその塩と反応させることを特徴とする上記(12)記載の製造法;
(17)生成する式(III)で表される化合物またはその塩を単離しないことを特徴とする上記(12)記載の製造法;
(18)上記(6)記載の製造法で得られた式(IV)で表される化合物またはその塩を加水分解反応に付すことを特徴とする、式(IX)
Figure 0004166266
[式中、A環は置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環を示す。R1は水素原子または置換基を示す。]で表されるアニリン誘導体またはその塩の製造法;
(19)塩基性の水酸化物の存在下に加水分解反応を行うことを特徴とする上記(18)記載の製造法;
(20)アミド系溶媒の存在下に加水分解反応を行うことを特徴とする上記(18)記載の製造法;
(21)塩基性の水酸化物およびアミド系溶媒の存在下に加水分解反応を行うことを特徴とする上記(18)記載の製造法;
(22)生成する式(IV)で表される化合物またはその塩を単離しないことを特徴とする上記(18)記載の製造法;
(23)上記(12)記載の製造法で得られた式(IV)で表される化合物またはその塩を加水分解反応に付すことを特徴とする、式(IX)
Figure 0004166266
[式中、A環は置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環を示す。R1は水素原子または置換基を示す。]で表されるアニリン誘導体またはその塩の製造法;
(24)塩基性の水酸化物の存在下に加水分解反応を行うことを特徴とする上記(23)記載の製造法;
(25)アミド系溶媒の存在下に加水分解反応を行うことを特徴とする上記(23)記載の製造法;
(26)塩基性の水酸化物およびアミド系溶媒の存在下に加水分解反応を行うことを特徴とする上記(23)記載の製造法;
(27)生成する式(III)で表される化合物またはその塩を単離しないことを特徴とする上記(23)記載の製造法;
(28)生成する式(IV)で表される化合物またはその塩を単離しないことを特徴とする上記(23)記載の製造法;
(29)生成する式(IV)で表される化合物またはその塩を単離しないことを特徴とする上記(27)記載の製造法;
(30)塩基性の水酸化物がアルカリ金属の水酸化物である上記(1)、(14)、(16)、(19)、(21)、(24)または(26)記載の製造法;
(31)塩基性の水酸化物が水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムである上記(1)、(14)、(16)、(19)、(21)、(24)または(26)記載の製造法;
(32)アミド系溶媒が鎖状アミド系溶媒である上記(1)、(15)、(16)、(20)、(21)、(25)または(26)記載の製造法;
(33)アミド系溶媒がN,N−ジメチルホルムアミドまたはN,N−ジメチルアセタミドである上記(1)、(15)、(16)、(20)、(21)、(25)または(26)記載の製造法;
(34)式(X)
Figure 0004166266
[式中、Zは置換されていてもよいメチレン基を示し、C…C…Cは置換基を有してもよい炭素鎖を示し、 R1、R2、R2aおよびR2bは、同一または異なって、各々、水素原子または置換基を示す。C…C…Cの炭素鎖の結合は、単結合もしくはどちらかが二重結合であってもよい。]で表される2−アリールオキシアセタミド誘導体またはその塩;
(35)式(XI)
Figure 0004166266
[式中、Zは置換されていてもよいメチレン基を示し、C…C…Cは置換基を有してもよい炭素鎖を示し、 R1、R2、R2aおよびR2bは、同一または異なって、各々、水素原子または置換基を示す。C…C…Cの炭素鎖の結合は、単結合もしくはどちらかが二重結合であってもよい。]で表される2−ヒドロキシ−N−アリールアセタミド誘導体またはその塩;
(36)式(XII)
Figure 0004166266
[式中、C…C…Cは置換基を有してもよい炭素鎖を示し、 R2、R2aおよびR2bは同一または異なって、各々、水素原子または置換基を示す。C…C…Cの炭素鎖の結合は、単結合もしくはどちらかが二重結合であってもよい。]で表される化合物またはその塩を、式(VIII)
Figure 0004166266
[式中、Qは脱離基を示し、Zは置換されていてもよいメチレン基を示し、R1は、水素原子または置換基を示す。]で表されるアルキル化剤またはその塩と反応させることを特徴とする上記(34)記載の2−アリールオキシアセタミド誘導体またはその塩の製造法;
(37)上記(36)記載の製造法で得られた2−アリールオキシアセタミド誘導体またはその塩をスマイルス転位反応に付すことを特徴とする上記(35)記載の2−ヒドロキシ−N−アリールアセタミド誘導体またはその塩の製造法;
(38)上記(37)記載の製造法で得られた2−ヒドロキシ−N−アリールアセタミド誘導体またはその塩を加水分解反応に付すことを特徴とする式(XIV)
Figure 0004166266
[式中、C…C…Cは置換基を有してもよい炭素鎖を示し、R1、R2、R2aおよびR2bは同一または異なって、各々、水素原子または置換基を示す。C…C…Cの炭素鎖の結合は、単結合もしくはどちらかが二重結合であってもよい。]で表される化合物またはその塩の製造法;
(39)式
Figure 0004166266
で示される基が式
Figure 0004166266
[式中、R2、R2a、R2b、R2cおよびR2dは、同一または異なって、水素原子または置換基を、R3はC1−6アルキル基を示す]で示される基である上記(6)記載の製造法;
(40)式(XV)
Figure 0004166266
[式中、Zは置換されていてもよいメチレン基を、R1、R2、R2a、R2b、R2cおよびR2dは、同一または異なって、水素原子または置換基を、R3はC1−6アルキル基を示す]で表される化合物またはその塩;
(41)式(XVI)
Figure 0004166266
[式中、Zは置換されていてもよいメチレン基を、R1、R2、R2a、R2b、R2cおよびR2dは、同一または異なって、水素原子または置換基を、R3はC1−6アルキル基を示す]で表される化合物またはその塩;
(42)式(XVII)
Figure 0004166266
[式中、R2、R2a、R2b、R2cおよびR2dは、同一または異なって、水素原子または置換基を、R3はC1−6アルキル基を示す]で表される化合物またはその塩;
(43)式(XIX)
Figure 0004166266
[式中、Zは置換されていてもよいメチレン基を、R1、R2、R2a、R2b、R2cおよびR2dは、同一または異なって、水素原子または置換基を、R3はC1−6アルキル基を示す]で表される化合物またはその塩;
(44)式(XX)
Figure 0004166266
[式中、Zは置換されていてもよいメチレン基を、R1、R2、R2a、R2b、R2cおよびR2dは、同一または異なって、水素原子または置換基を、R3はC1−6アルキル基を示す]で表される化合物またはその塩;
(45)上記(41)記載の化合物またはその塩をスマイルス転位反応に付すことを特徴とする上記(40)記載の化合物またはその塩の製造法;
(46)上記(42)記載の化合物またはその塩と式(VIII)
Figure 0004166266
[式中、Qは脱離基を、Zは置換されていてもよいメチレン基を、R1は水素原子または置換基を示す。]で表されるアルキル化剤またはその塩とを反応させることを特徴とする、上記(41)記載の化合物またはその塩の製造法;
(47)上記(43)記載の化合物またはその塩をN−オキシド反応に付すことを特徴とする上記(41)記載の化合物またはその塩の製造法;
(48)式(XVIII)
Figure 0004166266
[式中、R2、R2a、R2b、R2cおよびR2dは、同一または異なって、水素原子または置換基を、R3はC1−6アルキル基を示す]で表される化合物またはその塩をN−オキシド反応に付すことを特徴とする上記(42)記載の化合物またはその塩の製造法;
(49)式(XVIII)
Figure 0004166266
[式中、R2、R2a、R2b、R2cおよびR2dは、同一または異なって、水素原子または置換基を、R3はC1−6アルキル基を示す]で表される化合物またはその塩をN−オキシド反応に付して、上記(42)記載の化合物またはその塩を得、該化合物またはその塩を式(VIII)
Figure 0004166266
[式中、Qは脱離基を、Zは置換されていてもよいメチレン基を、R1は水素原子または置換基を示す。]で表されるアルキル化剤またはその塩と反応させて、上記(41)記載の化合物またはその塩を得、該化合物またはその塩をスマイルス転位反応に付すことを特徴とする上記(40)記載の化合物またはその塩の製造法;
(50)上記(42)記載の化合物またはその塩を単離しないことを特徴とする上記(49)記載の製造法;
(51)上記(41)記載の化合物またはその塩を単離しないことを特徴とする上記(49)記載の製造法;
(52)上記(42)記載の化合物またはその塩および上記(41)記載の化合物またはその塩を単離しないことを特徴とする上記(49)記載の製造法;
(53)上記(43)記載の化合物またはその塩をN−オキシド反応に付して、上記(41)記載の化合物またはその塩を得、該化合物またはその塩をスマイルス転位反応に付すことを特徴とする上記(40)記載の化合物またはその塩の製造法;
(54)上記(41)記載の化合物またはその塩を単離しないことを特徴とする上記(53)記載の製造法;
(55)式(XVIII)
Figure 0004166266
[式中、R2、R2a、R2b、R2cおよびR2dは、同一または異なって、水素原子または置換基を、R3はC1−6アルキル基を示す]で表される化合物またはその塩と式(VIII)
Figure 0004166266
[式中、Qは脱離基を、Zは置換されていてもよいメチレン基を、R1は水素原子または置換基を示す。]で表されるアルキル化剤またはその塩とを反応させることを特徴とする上記(43)記載の化合物またはその塩の製造法;
(56)上記(43)記載の化合物またはその塩をスマイルス転位反応に付すことを特徴とする上記(44)記載の化合物またはその塩の製造法;など
を提供するものである。
以上記載したごとく、本発明によれば、スマイルス転位反応を穏和な条件下で実施するため、熱に不安定な化合物においても、安全な試薬を用いて芳香環に結合している原子を簡単に交換することができる。
また、本発明によれば、一般的に入手が容易なフェノール誘導体を原料として、安価で安全でしかも毒性のない試薬を用いて、さらにワンポットで高純度のアニリン誘導体を高収率で製造できる。
さらに、本発明によれば、6−ヒドロキシ−1−テトラロン誘導体を原料として、新規な2種類の製造中間体を経由するのみで、6−アミノ−1−テトラロン誘導体を容易に合成することができる。
さらに、本発明によれば、6−ヒドロキシキナルジン誘導体を原料として、新規な製造中間体を経由して3工程をワンポットで実施して、6−アミノキナルジンN−オキシド誘導体を容易に合成することができる。
本発明の反応に使用する「塩基性の水酸化物」としては、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物が挙げられる。アルカリ金属の水酸化物としては、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等;アルカリ土類金属の水酸化物としては、例えば水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等が挙げられる。本発明の反応に使用する「塩基性の水酸化物」としては、アルカリ金属の水酸化物が好ましく、なかでも水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが好ましく、特に水酸化ナトリウムがより好ましい。
本発明の反応に使用する「アミド系溶媒」としては、鎖状または環状のアミド系溶媒が挙げられる。「鎖状アミド系溶媒」としては、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミド等;「環状アミド系溶媒」としては、例えば1−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙げられる。本発明の反応に使用する「アミド系溶媒」としては、「鎖状アミド系溶媒」が好ましく、なかでもN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミドが好ましく、特にN,N−ジメチルアセタミドがより好ましい。
上記式(I)、(II)、(III)、(IV)、(VII)および(IX)中、A環で示される「置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環」における「芳香族同素環」としては、例えば、ベンゼン、ナフタレン、アントラセン、フェナントレン、ピレン、ナフタセン、クリセン、トリフェニレン、インデン、インダン、テトラヒドロナフタレン、1,2−ジヒドロナフタレン、1,4−ジヒドロナフタレン、ステロイド骨格などの炭素数6〜18の芳香族環(フェニル基に非芳香族炭化水素環が縮合したものも含む。)などが挙げられる。
なお、上記ステロイド骨格は、式:
Figure 0004166266
[式中、I、J、K、L環は、四環性の縮合炭化水素の環を構成し、さらには、I、J、K環のうち1個ないしは3個が芳香族環である。芳香族環でない環については、環を形成する結合に二重結合を含んでもよい。]で示される。
上記式(I)、(II)、(III)、(IV)、(VII)および(IX)中、A環で示される「置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環」における「芳香族複素環」としては、芳香族単環式複素環(例、フラン、チオフェン、ピロール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、1,2,3−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、フラザン、1,2,3−チアジアゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,3,4−チアジアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、トリアジンなど)、および芳香族縮合複素環(例、ベンゾフラン、イソベンゾフラン、ベンゾ[b]チオフェン、インドール、イソインドール、1H−インダゾール、ベンゾイミダゾール、ベンゾオキサゾール、1,2−ベンゾイソチアゾール、1H−ベンゾトリアゾール、キノリン、イソキノリン、シンノリン、キナゾリン、キノキサリン、フタラジン、ナフチリジン、プリン、プテリジン、カルバゾール、α−カルボリン、β−カルボリン、γ−カルボリン、アクリジン、フェノキサジン、フェノチアジン、フェナジン、フェノキサチイン、チアントレン、フェナントレジン、フェナントロリン、インドリジン、ピロロ[1,2−b]ピリダジン、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、イミダゾ[1,2−a]ピリジン、イミダゾ[1,5−a]ピリジン、イミダゾ[1,2−b]ピリダジン、イミダゾ[1,2−a]ピリジン、イミダゾ[1,5−a]ピリジン、イミダゾ[1,2−b]ピリダジン、イミダゾ[1,2−a]ピリミジン、1,2,4−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン、1,2,4−トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン等)などが挙げられる。
A環で示される「置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環」は、好ましくは「置換基を有していてもよい芳香族同素環」である。
A環で示される「置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環」における「芳香族同素または複素環」は上記の通り「縮合環」であってもよい。
A環で示される「置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環」における「置換基」としては、例えば、低級(C1-6)アルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシルなど)、低級(C2-6)アルケニル基[例、ビニル、アリル(allyl)、1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニルなど]、低級(C2-6)アルキニル基(例、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニルなど)、C3-7シクロアルキル基(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなど)、C6-10アリール基(例、フェニル、α−ナフチル、β−ナフチルなど)、芳香族複素環基[例、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾ[b]チエニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾキサゾリル、1,2−ベンズイソキサゾリル、ベンゾチアゾリル、1,2−ベンズイソチアゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニル、プテリジニル、カルバゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、インドリジニル、ピロロ[1,2−b]ピリダジニル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジル、イミダゾ[1,2−a]ピリジル、イミダゾ[1,5−a]ピリジル、イミダゾ[1,2−b]ピリダジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ[4,3−a]ピリジル、1,2,4−トリアゾロ[4,3−b]ピリダジニルなどの、(i)窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1〜4個有する芳香族5員もしくは6員複素環基、(ii)窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1〜3個有する芳香族5員もしくは6員複素環とベンゼン環または窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1〜3個有する芳香族5員もしくは6員複素環とが縮合して形成する縮合2環式複素環基、(iii)(1)窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1〜3個有する芳香族5員もしくは6員複素環、(2)ベンゼン環および(3)窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1〜3個有する芳香族5員もしくは6員複素環またはベンゼン環が縮合して形成する縮合3環式複素環基]、非芳香族複素環基(例、オキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニルなどの窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1〜3個有する4〜7員の非芳香族複素環基など)、C7-14アラルキル基(例、ベンジル、フェネチル、1−フェニルエチル、1−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、3−フェニルプロピル、α−ナフチルメチル、α−ナフチルエチル、β−ナフチルメチル、β−ナフチルエチルなどのC6-10アリール−C1-4アルキル基など)、アミノ基、N−モノ置換アミノ基[例、メチルアミノ、エチルアミノ、アリル(allyl)アミノ、シクロヘキシルアミノ、フェニルアミノなどのN−(C1-6アルキル)アミノ基、N−(C2-6アルケニル)アミノ基、N−(C3-7シクロアルキル)アミノ基、N−(C6-10アリール)アミノ基など]、N,N−ジ置換アミノ基[例、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジブチルアミノ、ジアリル (allyl) アミノ、N−メチル−N−フェニルアミノなどの、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-7シクロアルキル基およびC6-10アリール基から選ばれる2個の置換基で置換されたアミノ基など]、アミジノ基、アシル基(例、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、シクロプロパンカルボニル、シクロブタンカルボニル、シクロペンタンカルボニル、シクロヘキサンカルボニル、クロトノイル、2−シクロヘキセンカルボニル、ベンゾイル、ニコチノイルなどのC2-8アルカノイル基、C3-8アルケノイル基、C3-7シクロアルキル−カルボニル基、C3-7シクロアルケニル−カルボニル基、C6-10アリール−カルボニル基、窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1〜3個有する5員もしくは6員の芳香族もしくは非芳香族複素環とカルボニル基が結合して形成する複素環−カルボニル基など)、カルバモイル基、N−モノ置換カルバモイル基[例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、シクロヘキシルカルバモイル、フェニルカルバモイルなどのN−(C1-6アルキル)カルバモイル基、N−(C2-6アルケニル)カルバモイル基、N−(C3-7シクロアルキル)カルバモイル基、N−(C6-10アリール)カルバモイル基など]、N,N−ジ置換カルバモイル基[例、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、ジブチルカルバモイル、ジアリル (allyl) カルバモイル、N−メチル−N−フェニルカルバモイルなどの、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-7シクロアルキル基およびC6-10アリール基から選ばれる2個の置換基で置換されたカルバモイル基など]、スルファモイル基、N−モノ置換スルファモイル基[例、メチルスルファモイル、エチルスルファモイル、シクロヘキシルスルファモイル、フェニルスルファモイルなどのN−(C1-6アルキル)スルファモイル基、N−(C2-6アルケニル)スルファモイル基、N−(C3-7シクロアルキル)スルファモイル基、N−(C6-10アリール)スルファモイル基など]、N,N−ジ置換スルファモイル基[例、ジメチルスルファモイル、ジエチルスルファモイル、ジブチルスルファモイル、ジアリル (allyl) スルファモイル、N−メチル−N−フェニルスルファモイルなどの、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-7シクロアルキル基およびC6-10アリール基から選ばれる2個の置換基で置換されたスルファモイル基など]、カルボキシル基、低級(C1-6)アルコキシ−カルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニルなど)、オキソ、水酸基、低級(C1-6)アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシなど)、低級(C2-6)アルケニルオキシ基[例、アリル(allyl) オキシ、2−ブテニルオキシ、2−ペンテニルオキシ、3−ヘキセニルオキシなど]、C3-7シクロアルキルオキシ基(例、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ、シクロヘプチルオキシなど)、C6-10アリールオキシ基(例、フェノキシ、ナフチルオキシなど)、C7-14アラルキルオキシ基(例、フェニル−C1-4アルキルオキシ、ナフチル−C1-4アルキルオキシなどのC6-10アリール−C1-4アルキルオキシ基など)、メルカプト基、低級(C1-6)アルキルチオ基(例、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、イソブチルチオ、sec−ブチルチオ、tert−ブチルチオ、ペンチルチオ、イソペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオなど)、C7-14アラルキルチオ基(例、フェニル−C1-4アルキルチオ、ナフチル−C1-4アルキルチオなどのC6-10アリール−C1-4アルキルチオ基など)、C6-10アリールチオ基(例、フェニルチオ、ナフチルチオなど)、低級(C1-6)アルキルスルフィニル基(例、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィニル、イソプロピルスルフィニル、ブチルスルフィニル、イソブチルスルフィニル、sec−ブチルスルフィニル、tert−ブチルスルフィニル、ペンチルスルフィニル、イソペンチルスルフィニル、ネオペンチルスルフィニル、ヘキシルスルフィニルなど)、C7-14アラルキルスルフィニル基(例、フェニル−C1-4アルキルスルフィニル、ナフチル−C1-4アルキルスルフィニルなどのC6-10アリール−C1-4アルキルスルフィニル基など)、C6-10アリールスルフィニル基(例、フェニルスルフィニル、ナフチルスルフィニルなど)、低級(C1-6)アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、イソブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、tert−ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、イソペンチルスルホニル、ネオペンチルスルホニル、ヘキシルスルホニルなど)、C7-14アラルキルスルホニル基(例、フェニル−C1-4アルキルスルホニル、ナフチル−C1-4アルキルスルホニルなどのC6-10アリール−C1-4アルキルスルホニル基など)、C6-10アリールスルホニル基(例、フェニルスルホニル、ナフチルスルホニルなど)、スルホ基、シアノ基、アジド基、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ基、ニトロソ基、エステル化されていてもよいホスホノ基[例、ホスホノ基、エトキシホスホリルなどの(C1-6アルコキシ)ホスホリル基、ジエトキシホスホリルなどのジ(C1-6アルコキシ)ホスホリル基など]、エステル化されていてもよいホスホノ基で置換された低級(C1-6)アルキル基(例、ホスホノ−C1-6アルキル基、C1-6アルコキシホスホリル−C1-6アルキル基、ジエトキシホスホリルメチルなどのジ(C1-6アルコキシ)ホスホリル−C1-6アルキル基など)などが挙げられる。上記置換基は、「芳香族同素または複素環」の置換可能な位置に置換していればよく、該置換基の数は、例えば1ないし3個である。
なお、上記置換基のうち、水酸基および低級(C1-6)アルコキシ基が「芳香族同素または複素環」上の置換基として隣接する場合には、両者でメチレンジオキシおよびエチレンジオキシなどのC1-6アルキレンジオキシを形成していてもよい。
さらに、上記アシル基は、「芳香族同素または複素環」の一部と共に5ないし7員環を形成していてもよく、例えば、式:
Figure 0004166266
[式中、C…C…Cは置換基を有してもよい炭素鎖を示し、C…C…Cの炭素鎖の結合は、単結合もしくはどちらかが二重結合であってもよい。A’環は芳香族同素または複素環を示す。]で示される6員環を形成していてもよい。
ここで、A’環で示される「芳香族同素または複素環」は、上記A環で示される「置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環」における「芳香族同素または複素環」と同意義を示す。
A環は、好ましくは「電子吸引基を有し、さらに置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環」である。該電子吸引基としては、例えばアシル基(例、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、シクロプロパンカルボニル、シクロブタンカルボニル、シクロペンタンカルボニル、シクロヘキサンカルボニル、クロトノイル、2−シクロヘキセンカルボニル、ベンゾイル、ニコチノイルなどの、C2-8アルカノイル基、C3-8アルケノイル基、C3-7シクロアルキル−カルボニル基、C3-7シクロアルケニル−カルボニル基、C6-10アリール−カルボニル基;窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1〜3個有する5員もしくは6員の芳香族もしくは非芳香族複素環とカルボニル基が結合して形成する複素環−カルボニル基など)カルバモイル基;N−モノ置換カルバモイル基[例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、シクロヘキシルカルバモイル、フェニルカルバモイルなどのN−(C1-6アルキル)カルバモイル基、N−(C2-6アルケニル)カルバモイル基、N−(C3-7シクロアルキル)カルバモイル基、N−(C6-10アリール)カルバモイル基など];N,N−ジ置換カルバモイル基[例、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、ジブチルカルバモイル、ジアリル (allyl) カルバモイル、N−メチル−N−フェニルカルバモイルなどの、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-7シクロアルキル基およびC6-10アリール基から選ばれる2個の置換基で置換されたカルバモイル基など]スルファモイル基;N−モノ置換スルファモイル基[例、メチルスルファモイル、エチルスルファモイル、シクロヘキシルスルファモイル、フェニルスルファモイルなどのN−(C1-6アルキル)スルファモイル基、N−(C2-6アルケニル)スルファモイル基、N−(C3-7シクロアルキル)スルファモイル基、N−(C6-10アリール)スルファモイル基など];N,N−ジ置換スルファモイル基[例、ジメチルスルファモイル、ジエチルスルファモイル、ジブチルスルファモイル、ジアリル (allyl) スルファモイル、N−メチル−N−フェニルスルファモイルなどの、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-7シクロアルキル基およびC6-10アリール基から選ばれる2個の置換基で置換されたスルファモイル基など];カルボキシル基;低級(C1-6)アルコキシ−カルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニルなど);ニトロ基などが挙げられる。
電子吸引基は、好ましくは、アシル基(例、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、シクロプロパンカルボニル、シクロブタンカルボニル、シクロペンタンカルボニル、シクロヘキサンカルボニル、クロトノイル、2−シクロヘキセンカルボニル、ベンゾイル、ニコチノイルなどのC2-8アルカノイル基、C3-8アルケノイル基、C3-7シクロアルキル−カルボニル基、C3-7シクロアルケニル−カルボニル基、C6-10アリール−カルボニル基、窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1〜3個有する5員もしくは6員の芳香族もしくは非芳香族複素環とカルボニル基が結合して形成する複素環−カルボニル基など)である。該アシル基は、環Aと共に5ないし7員環を形成していてもよく、例えば、式:
Figure 0004166266
[式中の記号は上記と同意義を示す。]で示される6員環を形成していてもよい。
また、式
Figure 0004166266
で示される基の好適な例としては、式
Figure 0004166266
[式中の記号は上記と同意義を示す]で示される基なども挙げられる。ここで、式
Figure 0004166266
[式中の記号は上記と同意義を示す]で示される環は、「電子吸引基を有し、置換基を有していてもよい複素環」である。
上記式(I)および(II)中、Xは、−O−;−S−;−S(O)−;−S(O)2−;−P+1x2x− (R1xおよびR2xはそれぞれ水素原子または置換基を示す);−I+−または−NR1− (R1は水素原子または置換基を示す)を示す。なかでも−O−;−S−;−S(O)−;−S(O)2−が好ましく、特に−O−が好ましい。
上記式(I)および(II)中、Yは、−O−;−S−;−S(O)−;−S(O)2−;−P+1xx2xx− (R1xxおよびR2xxはそれぞれ水素原子または置換基を示す);−I+−;−NR1a− (R1aは水素原子または置換基を示す)または−CR1''2''− (R1'', R2''は水素原子または置換基を示す)を示す。なかでも−NR1− (R1は水素原子または置換基を示す)が好ましい。
特に、式(I)においてXが−O−;−S−;−S(O)−または−S(O)2−(とりわけ、−O−)で、Yが−NR1− (R1は水素原子または置換基を示す)である場合が好ましい。
上記R1、R1x、R2x、R1xx、R2xx、R1a、R1''およびR2''で示される「置換基」としては、例えば、メチル、エチル、アリル(allyl)、シクロヘキシル、フェニルなどのC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-7シクロアルキル基、C6-10アリール基;アシル基(例、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、シクロプロパンカルボニル、シクロブタンカルボニル、シクロペンタンカルボニル、シクロヘキサンカルボニル、クロトノイル、2−シクロヘキセンカルボニル、ベンゾイル、ニコチノイルなどのC2-8アルカノイル基、C3-8アルケノイル基、C3-7シクロアルキル−カルボニル基、C3-7シクロアルケニル−カルボニル基、C6-10アリール−カルボニル基、窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1〜3個有する5員もしくは6員の芳香族もしくは非芳香族複素環とカルボニル基が結合して形成する複素環−カルボニル基など)などが挙げられる。R1、R1x、R2x、R1xx、R2xx、R1a、R1''およびR2''は、好ましくは水素原子またはC1-6アルキル基である。
なお、上記式(I)および(II)中、Bが「置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環」である場合、XおよびYは、該芳香族同素または複素環上の隣接する環構成原子にそれぞれ結合するものとする。
また、上記式(I)および(II)中、Bが「置換されていてもよいエチレン基」である場合、XおよびYは、該エチレン基の異なる炭素原子にそれぞれ結合するものとする。
また、式(I)および(II)中、Xが−P+1x2x− (記号は前記と同意義を示す)または−I+−である場合、および/またはYが−P+1xx2xx− (記号は前記と同意義を示す)または−I+−である場合、化合物(I)および(II)は、分子内にカウンターイオンを有するか、有機酸や無機酸などとの塩を形成しているものとする。
上記式(I)および(II)中、Bで示される「置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環」としては、上記A環として例示したものが挙げられる。Bで示される「置換されていてもよいエチレン基」における「置換基」としては、例えば、上記A環で示される「置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環」における置換基として例示したものが挙げられる。該置換基は、好ましくは、C1-4アルキル基、水酸基、オキソなどである。
Bは、好ましくは置換されていてもよいエチレン基であり、特に好ましくは2個のC1-4アルキル基とオキソを有するエチレン基である。
上記式(III)、(IV)および(VII)中、Wは酸素原子あるいは硫黄原子を示す。なかでも、酸素原子が好ましい。
上記式(III)、(IV)、(VIII)、(X)、(XI)、(XV)、(XVI)、(XIX)および(XX)中、Zで示される「置換されていてもよいメチレン基」における置換基としては、例えば、上記A環で示される「置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環」基における置換基として例示したものが挙げられる。該置換基は、好ましくはC1-4アルキル基であり、さらに好ましくはメチル基である。Zは、特に好ましくは2個のメチル基で置換されたメチレン基である。
上記式(III)、(IV)、(VIII)、(IX)、(X)、(XI)、(XIV)、(XV)、(XVI)、(XIX)および(XX)中、R1で示される「置換基」としては、例えば、メチル、エチル、アリル(allyl)、シクロヘキシル、フェニルなどのC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-7シクロアルキル基、C6-10アリール基;アシル基(例、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、シクロプロパンカルボニル、シクロブタンカルボニル、シクロペンタンカルボニル、シクロヘキサンカルボニル、クロトノイル、2−シクロヘキセンカルボニル、ベンゾイル、ニコチノイルなどのC2-8アルカノイル基、C3-8アルケノイル基、C3-7シクロアルキル−カルボニル基、C3-7シクロアルケニル−カルボニル基、C6-10アリール−カルボニル基;窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1〜3個有する5員もしくは6員の芳香族もしくは非芳香族複素環とカルボニル基が結合して形成する複素環−カルボニル基など)などが挙げられる。R1は、特に好ましくは水素原子である。
式(III)および式(IV)で表される化合物またはその塩は、各々、Bが置換されていてもよいエチレン基である式(I)および式(II)で表される化合物またはその塩に相当する。
なお、式(I)においてXと結合していたBの結合手はスマイルス転位反応後における式(II)においてもXと結合し、式(I)においてYと結合していたBの結合手はスマイルス転位反応後における式(II)においてもYと結合する。
上記 上記式(VIII)中、Qで示される脱離基としては、例えば、ハロゲン原子(例、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、スルホン酸の反応性残基(例、メタンスルホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキシ、トルエンスルホニルオキシなど)が挙げられ、なかでもハロゲン原子が好ましく、特に臭素原子がより好ましい。
また、上記式(X)、(XI)、(XII)および(XIV)中、さらには上記した式:
Figure 0004166266
[式中の記号は上記と同意義を示す。]で示される6員環中、C…C…Cは置換基を有していてもよい炭素鎖を示す。該置換基としては、A環で示される「置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環」における置換基と同様の置換基などが挙げられる。C…C…Cの炭素鎖の結合は、単結合もしくはどちらかが2重結合であってもよい。
上記式(X)、(XI)、(XII)および(XIV)中、R2、R2aおよびR2bは、同一または異なって、水素原子または置換基を示す。該置換基としては、例えば、A環で示される「置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環」における置換基と同様の置換基などが挙げられる。
2、R2aおよびR2bは、好ましくは水素原子である。
上記式(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XIX)および(XX)中、R2、R2a、R2b、R2cおよびR2dは、同一または異なって、水素原子または置換基を示す。該置換基としては、例えば、A環で示される「置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環」における置換基と同様の置換基などが挙げられる。
2、R2a、R2b、R2cおよびR2dは、好ましくは水素原子である。
上記式(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XIX)および(XX)中、R3で示されるC1−6アルキル基としては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシルなどが挙げられる。なかでもメチルが好ましい。
本発明において用いる化合物の塩としては、特に限定するものではないが、薬学的に許容される塩が好ましく、例えば無機塩基との塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸との塩、塩基性または酸性アミノ酸との塩などが挙げられる。無機塩基との塩の好適な例としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;ならびにアルミニウム塩、アンモニウム塩などが挙げられる。有機塩基との塩の好適な例としては、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N'−ジベンジルエチレンジアミンなどとの塩が挙げられる。無機酸との塩の好適な例としては、例えば塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などとの塩が挙げられる。有機酸との塩の好適な例としては、例えばギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマール酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などとの塩が挙げられる。塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えばアルギニン、リジン、オルニチンなどとの塩が挙げられ、酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えばアスパラギン酸、グルタミン酸などとの塩が挙げられる。
本発明の製造法において、式(I)で表される化合物またはその塩(以下、化合物(I)と略する)をスマイルス転位反応に付すことによって、式(II)で表される置換芳香族化合物またはその塩(以下、化合物(II)と略する)を製造することができる。スマイルス転位反応は、例えば化合物(I)をアミド系溶媒に溶かした溶液に、塩基性の水酸化物を添加し、反応液を攪拌することによって行われる。
該スマイルス転位反応における塩基性の水酸化物の使用量は、化合物(I)1モルに対し、通常1〜50モル、好ましくは2〜25モルである。該スマイルス反応における反応温度は、通常−20〜150℃、好ましくは0〜75℃、特に好ましくは15〜50℃である。該スマイルス反応における反応時間は、通常0.5〜5時間である。
化合物(II)は、自体公知の方法にしたがって、単離精製することができる。
化合物(II)を単離する方法は、化合物(II)が非結晶である場合と化合物(II)が結晶である場合とでは異なる。
化合物(II)が非結晶である場合、化合物(II)を含む反応液を水と有機溶媒にて分液し、有機相を濃縮することによって、化合物(II)を単離することができる。また、必要に応じて蒸留などの精製操作を実施してもよい。
化合物(II)が結晶である場合、化合物(II)を含む反応液に水を加えて析出する結晶を濾取することによって、化合物(II)を単離することができる。また、化合物(II)が非結晶である場合と同様の操作により、化合物(II)を単離することもできる。また、必要に応じて再結晶などの精製操作を実施してもよい。
また、化合物(II)を単離せずに、化合物(II)を含む反応溶液をそのまま次の反応に供してもよい。
上記した化合物(I)のうち、式(III)で表される化合物またはその塩(以下、化合物(III)と略する)は、例えば式(VII)で表される化合物またはその塩(以下、化合物(VII)と略する)と式(VIII)で表されるアルキル化剤またはその塩(以下、化合物(VIII)と略する)とを反応させることによって製造することができる。
本反応に用いる溶媒としては、反応原料との反応に関与しないものであればいかなるものでもよく、例えばハロゲン化炭化水素類(例、クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭化水素など)、エーテル類(例、ジイソプロピルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなど)、ニトリル類(例、アセトニトリル、プロピオニトリルなど)、芳香族炭化水素類(トルエン、ベンゼン、クロロベンゼンなど)、アルコール類(例、メタノール、エタノール、イソプロパノール、tert−ブタノールなど)、上記「アミド系溶媒」などが挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、また混合物で用いても、もしくは水溶液として用いてもよい。溶媒は、好ましくは上記アミド系溶媒である。
本反応は、塩基の存在下で行なうことが好ましく、該塩基としては、例えば金属水素化物(例、水素化ナトリウムなど)、金属アルコキシド(例、ナトリウムメトキシドなど)、有機塩基(例、トリエチルアミン、ジアザビシクロウンデセンなど)、アルカリ金属炭酸塩(例、炭酸ナトリウムなど)、上記「塩基性の水酸化物」などが挙げられる。これらの塩基は単独で用いても、また混合物として用いてもよい。塩基は、好ましくは上記「塩基性の水酸化物」である。
本反応は、とりわけ、上記「塩基性の水酸化物」の存在下、上記「アミド系溶媒」中で行うことが好ましい。
本反応における塩基(好ましくは塩基性の水酸化物)の使用量は、化合物(VII)1モルに対し、通常1〜6モル、好ましくは1.5〜4モル、より好ましくは2〜3モルであり、化合物(VIII)の使用量は、化合物(VII)1モルに対し、通常1〜6モル、好ましくは1.5〜4モル、より好ましくは2〜3モルである。本反応における反応温度は、通常−20〜150℃、好ましくは0〜50℃、特に好ましくは15〜30℃である。本反応における反応時間は、使用原料により異なるが、通常1〜24時間である。
このようにして得られる化合物(III)は、上記した化合物(II)の場合と同様に、自体公知の方法にしたがって、単離精製することができる。
また、化合物(III)を単離せずに、化合物(III)を含む反応溶液をそのまま次のスマイルス転位反応に供してもよい。
上記した化合物(VII)および化合物(VIII)は、自体公知の方法にしたがって製造することができる。
上記した化合物(II)に含まれる式(IV)で表される化合物またはその塩(以下、化合物(IV)と略する)を、加水分解反応に付することによって、式(IX)で表されるアニリン誘導体またはその塩(以下、化合物(IX)と略する)を製造することができる。該加水分解反応は、例えば、化合物(IV)の溶液に水を添加した後、加熱することによって行われる。必要ならば、上記塩基性の水酸化物の存在下に加水分解反応を行ってもよい。化合物(IV)の溶液(上記した化合物(II)を含む反応溶液と同様)としては、化合物(IV)を含む反応溶液をそのまま用いてもよいし、単離した化合物(IV)を上記「アミド系溶媒」に溶解して得られる溶液を用いてもよい。
該加水分解反応における反応温度は、通常100〜150℃である。該加水分解反応における反応時間は、通常0.5〜5時間である。
このようにして得られる化合物(IX)は、上記した化合物(II)の場合と同様に、自体公知の方法にしたがって、単離精製することができる。
また、このようにして得られる化合物(IX)は、高純度である。また、「化合物(VII)と化合物(VIII)との反応による化合物(III)の製造」、「化合物(III)をスマイルス転位反応に付すことによる化合物(IV)の製造」および「化合物(IV)を加水分解反応に付すことによる化合物(IX)の製造」の工程を連続して行うことにより、化合物(VII)から化合物(IX)を一貫して収率よく得ることができる。
式(XII)で表される化合物またはその塩(以下、化合物(XII)と略する)は、容易に市販品として入手でき、また、自体公知の方法、例えば、ケミストリー・アンド・インダストリー(Chem. Ind.), 第158頁, 1970年または、ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティ(J. Am. Chem. Soc.), 第99巻, 第5810頁, 1977年またはテトラへドロン・レタース(Tetrahedron Lett.), 第28巻, 第4163頁, 1987年の方法にしたがって製造することもできる。
化合物(XII)を化合物(VIII)と反応させることによって、新規な製造中間体である式(X)で表される2−アリールオキシアセタミド誘導体またはその塩(以下、化合物(X)と略する)を製造することができる。本反応は、上記した化合物(VII)と化合物(VIII)との反応と同様にして行われる。具体的には、本反応は、水酸化ナトリウムなどの塩基性の水酸化物の存在下、ジメチルアセタミドなどのアミド系溶媒中で行われる。
化合物(X)は、反応混合物のまま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常法にしたがって反応混合物からも単離することができ、再結晶等の通常の分離手段で容易に精製することもできる。
次に、化合物(X)をスマイルス転位反応に付すことによって、新規な製造中間体である式(XI)で表される2−ヒドロキシ−N−アリールアセタミド誘導体またはその塩(以下、化合物(XI)と略する)を製造することができる。
本反応は、上記した化合物(I)のスマイルス転位反応と同様にして行われる。具体的には、本反応は、化合物(X)を含む反応混合物に水酸化ナトリウムなどの塩基性の水酸化物を添加することによって行われる。
化合物(XI)は、反応混合物のまま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常法にしたがって反応混合物からも単離することができ、再結晶等の通常の分離手段で容易に精製することもできる。
さらに、化合物(XI)を加水分解反応に付すことによって、式(XIV)で表される化合物またはその塩(以下、化合物(XIV)と略する)を製造することができる。本反応は、上記した化合物(IV)の加水分解反応と同様にして行われる。具体的には、本反応は、化合物(XI)を含む反応混合物に水を添加した後、加熱することによって行われる。本加水分解反応において、必要ならば、水酸化ナトリウムなどの塩基性の水酸化物を添加してもよい。
このように、「化合物(XII)と化合物(VIII)との反応による化合物(X)の製造」、「化合物(X)をスマイルス転位反応に付すことによる化合物(XI)の製造」および「化合物(XI)を加水分解反応に付すことによる化合物(XIV)の製造」の工程を連続して行うことにより、化合物(XII)から化合物(XIV)を簡便にかつ収率よく得ることができる。
本発明によれば、新規な製造中間体である式(XV)で表される化合物またはその塩(以下、化合物(XV)と略する)を提供できる。
化合物(XV)は、例えば式(XVI)で表される化合物またはその塩(以下、化合物(XVI)と略する)をスマイルス転位反応に付すことによって製造できる。
本反応は、上記した化合物(I)のスマイルス転位反応と同様にして行われる。
このようにして得られる化合物(XV)は、自体公知の方法にしたがって単離精製することができる。
上記化合物(XVI)は、例えば式(XVII)で表される化合物またはその塩(以下、化合物(XVII)と略する)と化合物(VIII)とを反応させることによって製造することができる。
本反応は、上記した化合物(VII)と化合物(VIII)との反応と同様にして行われる。
このようにして得られる化合物(XVI)は、反応混合物のまま、あるいは粗製物として次反応に用いてもよく、自体公知の方法にしたがって単離精製してもよい。
上記化合物(XVII)は、例えば式(XVIII)で表される化合物またはその塩(以下、化合物(XVIII)と略する)をN−オキシド反応に付すことによって製造することができる。本反応は、自体公知の酸化反応にしたがって行うことができる。
このようにして得られる化合物(XVII)は、反応混合物のまま、あるいは粗製物として次反応に用いてもよく、自体公知の方法にしたがって単離精製してもよい。
上記化合物(XVIII)は、自体公知の方法にしたがって製造することができる。
また、化合物(XVI)は、例えば式(XIX)で表される化合物またはその塩(以下、化合物(XIX)と略する)をN−オキシド化反応に付すことによっても製造することができる。本反応は、自体公知の酸化反応にしたがって行うことができる。
このようにして得られる化合物(XVI)は、反応混合物のまま、あるいは粗製物として次反応に用いてもよく、自体公知の方法にしたがって単離精製してもよい。
上記化合物(XIX)は、例えば式(XVIII)で表される化合物またはその塩(以下、化合物(XVIII)と略する)と化合物(VIII)とを反応させることによって製造することができる。
本反応は、上記した化合物(VII)と化合物(VIII)との反応と同様にして行われる。
このようにして得られる化合物(XIX)は、反応混合物のまま、あるいは粗製物として次反応に用いてもよく、自体公知の方法にしたがって単離精製してもよい。
また、化合物(XV)は、例えば式(XX)で表される化合物またはその塩(以下、化合物(XX)と略する)をN−オキシド化反応に付すことによって製造することもできる。本反応は、自体公知の酸化反応にしたがって行うことができる。
化合物(XX)は、化合物(XIX)をスマイルス転位反応に付すことによって製造できる。
本反応は、上記した化合物(I)のスマイルス転位反応と同様にして行われる。
このようにして得られる化合物(XX)は、自体公知の方法にしたがって単離精製することができる。
このように、1)「化合物(XVIII)をN−オキシド化反応に付すことによる化合物(XVII)の製造」、「化合物(XVII)と化合物(VIII)との反応による化合物(XVI)の製造」および「化合物(XVI)をスマイルス転位反応に付すことによる化合物(XV)の製造」の工程、または2)「化合物(XVIII)と化合物(VIII)との反応による化合物(XIX)の製造」、「化合物(XIX)をN−オキシド化反応に付すことによる化合物(XVI)の製造」および「化合物(XVI)をスマイルス転位反応に付すことによる化合物(XV)の製造」の工程、または3)「化合物(XVIII)と化合物(VIII)との反応による化合物(XIX)の製造」、「化合物(XIX)をスマイルス転位反応に付すことによる化合物(XX)の製造」および「化合物(XX)をN−オキシド化反応に付すことによる化合物(XV)の製造」の工程を連続して行うことにより、化合物(XVIII)から化合物(XV)を簡便にかつ収率よく得ることができる。とりわけ、1)の方法がより好ましい。
本発明の製造法で得られる化合物またはその塩(例、化合物(IX)、化合物(XIV)、化合物(XV)など)は、例えば代謝性疾患の治療・予防に用いられる化合物またはその塩の製造原料として有用である。
本発明の製造法で得られる化合物(XIV)は、例えばWO01/21577に記載されたメラニン凝集ホルモン拮抗剤などの原料としても有用である。
本発明の製造法で得られる化合物(XV)のうちR3がメチルである化合物は、例えば、特開昭63−201167に記載の方法あるいはこれに準ずる方法にしたがって該メチルに所望の置換基を導入し、前記化合物(IV)の加水分解反応と同様の加水分解反応に付した後に、特開昭63−201167に記載された抗不整脈薬などの原料として用いることができる。
以下に試験例、実施例および参考例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、本明細書中、室温とは、1℃ないし30℃の温度を意味する。
試験例1
2−メチル−2−[(5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフタレニル)オキシ]プロパナミド(247mg)を基質として、室温2時間反応させて転位体への変換率をHPLC(ODSカラム,移動相:リン酸バッファ/アセトニトリル=8/2,流速:1ml/min、検出:UV254nm)により測定した。
水酸化ナトリウム(3当量)−ジメチルアセタミド(2.5mL)の系における変換率:100%
水酸化ナトリウム(3当量)−メタノール(2.5mL)の系における変換率:0.3%
ナトリウムメトキシド(3当量)−メタノール(2.5mL)の系における変換率:0.1%
炭酸ナトリウム(3当量)−ジメチルアセタミド(2.5mL)の系における変換率:0.01%
参考例1
6−ヒドロキシ−1−テトラロンの合成
6−メトキシ−1−テトラロン8.81g(50mmol)に、47%臭化水素酸30mLを加え、6時間還流した。反応液に、水20mLおよび種晶を加えて室温まで徐冷した。析出結晶を濾取し、水20mLで3回洗浄した。減圧下乾燥して燈色結晶の6−ヒドロキシ−1−テトラロン7.68gを得た。
実施例1 6−ヒドロキシ−1−テトラロン811mg(5mmol)をジメチルアセタミド8mLに溶解した。水酸化ナトリウム600mg(15mmol)を加えて、室温で1時間撹拌した。2−ブロモ−2−メチルプロパナミド2.490g(15mmol)を加え、3時間撹拌した。反応液に、水16mLおよび種晶を加えて室温まで徐冷した。析出結晶を濾取し、水8mLで3回洗浄した。減圧下乾燥して白色結晶の2−メチル−2−[(5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフタレニル)オキシ]プロパナミド576mgを得た。
元素分析値: 14 17 NO 3
実測値 C,67.71 H,6.76 N,5.71
計算値 C,68.00 H,6.93 N,5.66
1H-NMR(300MHz,CDCl3中):δ 1.61(s,6H),2.12(quint,2H),2.61(t,2H),2.91(t,2H),5.65(brs,1H),6.41(brs,1H),6.75(d,1H),6.84(dd,1H),7.98(d,1H).
実施例2
2−メチル−2−[(5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフタレニル)オキシ]プロパナミド247mg(1mmol)をジメチルアセタミド2.5mLに溶解した。水酸化ナトリウム120mg(3mmol)を加えて、室温で2.5時間撹拌した。反応液に、水5mLおよび種晶を加えて室温まで徐冷した。析出結晶を濾取し、水2.5mLで3回洗浄した。減圧下乾燥して類白色結晶の2−ヒドロキシ−2−メチル−N−(5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフタレニル)プロパナミド200mgを得た。
元素分析値: 14 17 NO 3
実測値 C,68.19 H,7.06 N,5.64
計算値 C,68.00 H,6.93 N,5.66
1H-NMR(300MHz,CDCl3中):δ 1.58(s,6H),2.14(quint,2H),2.65(t,2H),2.73(s,1H),2.96(t,2H),7.31(dd,1H),7.78(d,1H),8.01(d,1H),8.90(brs,1H).
実施例3
6−ヒドロキシ−1−テトラロン4.87g(30mmol)をジメチルアセタミド45mLに溶解した。水酸化ナトリウム3.60g(90mmol)を加えて、室温で1時間撹拌した。2−ブロモ−2−メチルプロパナミド14.94g(90mmol)を加え、6時間撹拌した。水酸化ナトリウム3.60g(90mmol)を加え、50℃で3時間撹拌した。反応液に、水90mLおよび種晶を加えて室温まで徐冷した。析出結晶を濾取し、水45mLで3回洗浄した。減圧下乾燥して類白色結晶の2−ヒドロキシ−2−メチル−N−(5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフタレニル)プロパナミド5.60gを得た。
実施例4
6−ヒドロキシ−1−テトラロン487mg(3mmol)をジメチルホルムアミド4.5mLに溶解した。水酸化カリウム594mg(9mmol)を加えて、室温で1時間撹拌した。2−ブロモ−2−メチルプロパナミド1.494g(9mmol)を加え、2時間撹拌した。水酸化カリウム594mg(9mmol)を加え、50℃で2.5時間撹拌した。さらに水酸化カリウム396mg(6mmol)を加え、50℃で2時間撹拌した。反応液に、水9mLおよび種晶を加えて室温まで徐冷した。析出結晶を濾取し、水4.5mLで3回洗浄した。減圧下乾燥して淡褐色結晶の2−ヒドロキシ−2−メチル−N−(5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフタレニル)プロパナミド567mgを得た。
実施例5
6−ヒドロキシ−1−テトラロン487mg(3mmol)をジメチルアセタミド4.5mLに溶解した。水酸化ナトリウム360mg(9mmol)を加えて、室温で1時間撹拌した。2−ブロモ−2−メチルプロパナミド1.494g(9mmol)を加え、5時間撹拌した。水酸化ナトリウム1.080g(27mmol)を加え、50℃で1時間撹拌した。水4.5mLを加え、1時間還流させた。反応液に、水9mLおよび種晶を加えて室温まで徐冷した。析出結晶を濾取し、水4.5mLで3回洗浄した。減圧下乾燥して類白色結晶の6−アミノ−1−テトラロン287mgを得た。
実施例6
6−ヒドロキシ−1−テトラロン811mg(5mmol)をジメチルアセタミド8mLに溶解した。水酸化ナトリウム400mg(10mmol)を加えて、室温で1時間撹拌した。2−ブロモアセタミド690mg(5mmol)を加え、1.5時間撹拌した。水酸化ナトリウム400mg(10mmol)を加え、100℃で3.5時間撹拌した。反応液に、水24mL、種晶および水酸化ナトリウム3.200g(80mmol)を加えて室温まで徐冷した。析出結晶を濾取し、水8mLで3回洗浄した。減圧下乾燥して類白色結晶の6−アミノ−1−テトラロン262mgを得た。
実施例7
p−ヒドロキシプロピオフェノン451mg(3mmol)をジメチルアセタミド4.5mLに溶解した。水酸化ナトリウム360mg(9mmol)を加えて、室温で1時間撹拌した。2−ブロモ−2−メチルプロパナミド1.494g(9mmol)を加え、3時間撹拌した。水酸化ナトリウム1.800g(45mmol)を加え、50℃で4時間撹拌した。水4.5mLを加え、1時間還流させた。反応液に、水9mLを加えて室温まで徐冷した。析出結晶を濾取し、水4.5mLで3回洗浄した。減圧下乾燥して類白色結晶のp−アミノプロピオフェノン387mgを得た。
実施例8
p−ニトロフェノール417mg(3mmol)をジメチルアセタミド4.5mLに溶解した。水酸化ナトリウム360mg(9mmol)を加えて、室温で1時間撹拌した。2−ブロモ−2−メチルプロパナミド1.494g(9mmol)を加え、3日間撹拌した。水酸化ナトリウム1.440g(36mmol)を加え、100℃で4時間撹拌した。水4.5mLを加え、1時間還流させた。反応液に、水9mLを加えて室温まで徐冷した。析出結晶を濾取し、水4.5mLで3回洗浄した。減圧下乾燥して黄褐色結晶のp−ニトロアニリン156mgを得た。
実施例9
2−ヒドロキシベンゾフェノン595mg(3mmol)をジメチルアセタミド6mLに溶解した。水酸化ナトリウム360mg(9mmol)を加えて、室温で1時間撹拌した。2−ブロモ−2−メチルプロパナミド1.494g(9mmol)を加え、1日間撹拌した。水酸化ナトリウム1.080g(27mmol)を加え、50℃で5時間撹拌した。水4.5mLを加え、1.5時間還流させた。さらに水酸化ナトリウム1.440g(36mmol)を加え、1時間還流させた。反応液に、水12mLを加えて室温まで徐冷した。析出結晶を濾取し、水6mLで3回洗浄した。減圧下乾燥して黄色結晶の2−アミノベンゾフェノン453mgを得た。
実施例10
2−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イルオキシ)−2−メチルプロパナミド219mg(1mmol)をジメチルアセタミド2mLに溶解した。水酸化ナトリウム120mg(3mmol)を加えて、150℃で3時間撹拌した。反応液に水6mLを加え、析出結晶を濾去して、濾液を酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗後、減圧下濃縮した。濃縮残渣に水2mL及び種晶を加えた。析出結晶を濾取し、水1mLで3回洗浄した。減圧下乾燥して類橙色結晶のN−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパナミド70mgを得た。
実施例11
2-メチル-2-[(4-ニトロフェニル)スルファニル]プロパナミド 240mg(1mmol)をジメチルアセタミド 2.5mLに溶解した。得られる溶液に水酸化ナトリウム 120mg(3mmol)を加えて外浴50℃で1時間撹拌した。得られる反応液に水酸化ナトリウム 600mg(15mmol)および水 2.5mLを加え,外浴150℃で1時間還流した。反応液を冷却後,水 5mLおよび種晶を加えた。析出する結晶を濾取し,水 2.5mLで3回洗浄後、減圧下乾燥して、4-ニトロアニリン 105mg(収率76.1%)を黄色結晶として得た。
1H-NMR(300MHz, CDCl3): δ 4.39(brs, 2H), 6.62(d, 2H), 8.07(d, 2H).
実施例12
4-ニトロチオフェノール 776mg(5mmol)をジメチルアセタミド 5mLに溶解した。得られる溶液に水酸化ナトリウム 600mg(15mmol)を加えて室温で1時間撹拌した。得られる反応液に2-ブロモ-2-メチルプロパナミド 2.490g(15mmol)を加え,室温で30.分,外浴100℃で1時間撹拌した。得られる反応液に水酸化ナトリウム 600mg(15mmol)を加え,外浴100℃で1時間撹拌した。得られる反応液に水酸化ナトリウム 2.4g(60mmol)および水 5mLを加え,外浴150℃で1時間還流した。反応液を冷却後,水 10mLおよび種晶を加えた。析出する結晶を濾取し,水 5mLで3回洗浄後、減圧下乾燥して、4-ニトロアニリン 338mg(収率48.9%)を黄色結晶として得た。
参考例2
6-メトキシ-2-メチルキノリン 10g(57.7mmol)を48%臭化水素酸 35mLに懸濁した。得られる懸濁液を外浴150℃で17時間還流した。反応液に水 10mLおよび種晶を加えて室温まで徐冷した。析出する結晶を濾取し,水 10mLで2回洗浄後、減圧下乾燥して、2-メチル-6-キノリノール臭化水素酸塩 13.65g(収率98.5%)を淡緑色結晶として得た。
1H-NMR(300MHz, DMSO-d6): δ 2.88(s, 3H), 7.48(d, 1H), 7.66(dd, 1H), 7.85(d, 1H), 8.11(d, 1H), 8.86(d, 1H), 10.80(brs, 1H).
実施例13
2-メチル-6-キノリノール臭化水素酸塩 2.40g(10mmol)をジメチルアセタミド 20mLに溶解した。得られる溶液に水酸化ナトリウム 2.40g(60mmol)を加えて室温で30分間撹拌した。得られる反応液に2-ブロモ-2-メチルプロパナミド 6.64g(40mmol)を加え,10時間撹拌した。反応液に水 60mLを加え,酢酸エチル 60mLで3回抽出した。有機層を水 40mLで2回洗浄後、減圧下濃縮して白色結晶の残渣を得た。残渣に水 10mLを加え,結晶を濾取した。得られる結晶を水 10mLで3回洗浄後、減圧下乾燥して、2-メチル-2-[(2-メチル-6-キノリニル)オキシ]プロパナミド 1.65g(収率67.6%)を白色結晶として得た。
元素分析値:C14H16N2O2
実測値 C, 68.72 H, 6.62 N, 11.67
計算値 C, 68.83 H, 6.60 N, 11.47
1H-NMR(300MHz, CDCl3): δ 1.62(s, 6H), 2.72(s, 3H), 5.67(brs, 1H), 6.67(brs, 1H), 7.21(d, J=2.8Hz, 1H), 7.27(d, J=8.4Hz, 1H), 7.34(dd, J=9.1Hz, 2.7Hz, 1H), 7.93(s, 1H), 7.96(s, 1H).
実施例14
2-メチル-6-キノリノール臭化水素酸塩 159mg(0.7mmol)をジメチルアセタミド 1.5mLに溶解した。得られる溶液に水酸化ナトリウム 120mg(4mmol)を加えて室温で30分間撹拌した。得られる反応液に2-ブロモ-2-メチルプロパナミド 498mg(3mmol)を加え,1.5時間撹拌した。得られる反応液に水酸化ナトリウム 360mg(9mmol), ジメチルアセタミド 1.5mLを加え,100℃で8.5時間撹拌した。反応液に水 6mLを加え,酢酸エチル 6mLで3回抽出した。有機層を水 6mLで2回洗浄後、減圧下濃縮して残渣を得た。残渣にクロロホルム 1mLを加え、結晶を濾取した。得られる結晶を減圧下乾燥して、2-ヒドロキシ-2-メチル-N-(2-メチル-6-キノリニル)プロパナミド 24mg(収率14.8%)を淡緑色結晶として得た。
1H-NMR(300MHz, DMSO-d6): δ 1.38(s, 6H), 2.61(s, 3H), 5.79(s, 1H), 7.35(d, 1H), 7.82(d, 1H), 7.94(dd, 1H), 8.12(d, 1H), 8.41(d, 1H), 9.82(s, 1H).
実施例15
2-メチル-2-[(2-メチル-6-キノリニル)オキシ]プロパナミド 244mg(1mmol)をジメチルアセタミド 2mLに溶解した。得られる溶液にメタクロロ過安息香酸(70%) 616mg(2.5mmol)を加えて50℃で3.5時間撹拌した。得られる反応液に、氷冷下,1N水酸化ナトリウム 6mLを加えた。析出する結晶を濾取し,水 2mLで3回洗浄後、減圧下乾燥して、2-メチル-2-[(2-メチル-1-オキシド-6-キノリニル)オキシ]プロパナミド 194mg(収率74.6%)を白色結晶として得た。
元素分析値:C14H16N2O3
実測値 C, 64.39 H, 6.12 N, 10.88
計算値 C, 64.60 H, 6.20 N, 10.76
1H-NMR(300MHz, DMSO-d6): δ 1.53(s, 6H), 2.52(s, 3H), 7.33(s, 2H), 7.40(d, 1H), 7.50(d, 1H), 7.65(s, 1H), 7.71(d, 1H), 8.46(d, 1H).
実施例16
2-メチル-2-[(2-メチル-6-キノリニル)オキシ]プロパナミド 244mg(1mmol)をジメチルアセタミド 2mLに溶解した。得られる溶液にメタクロロ過安息香酸(70%) 296mg(1.2mmol)を加えて50℃で2時間撹拌した。得られる反応液に水酸化ナトリウム 240mg(6mmol)を加え,50℃で3時間撹拌した。反応液に水 6mLを加え,酢酸エチル 4mLを加えた。析出する結晶を濾取し,水 2mLで3回洗浄後、減圧下乾燥して、2-ヒドロキシ-2-メチル-N-(2-メチル-1-オキシド-6-キノリニル)プロパナミド 144mg(収率55.4%)を淡黄色結晶として得た。
元素分析値:C14H16N2O3・1H2O
実測値 C, 60.27 H, 6.45 N, 10.19
計算値 C, 60.42 H, 6.52 N, 10.07
1H-NMR(300MHz, DMSO-d6): δ 1.40(s, 6H), 2.54(s, 3H), 5.83(brs, 1H), 7.52(d, 1H), 7.75(d, 1H), 8.04(dd, 1H), 8.46(d, 1H), 8.54(d, 1H), 10.01(brs, 1H).
実施例17
2-メチル-6-キノリノール 159mg(1mmol)をジメチルアセタミド 2mLに溶解した。得られる溶液に、氷冷下,メタクロロ過安息香酸(70%) 296mg(1.2mmol)を加えて室温で3時間撹拌した。得られる反応液に水酸化ナトリウム 168mg(4.2mmol)を加え,室温で30分間撹拌した。得られる反応液に2-ブロモ-2-メチルプロパナミド 498mg(3mmol)を加え,2時間撹拌した。得られる反応液に水酸化ナトリウム 240mg(6mmol)を加え,50℃で5時間撹拌した。冷却後,反応液に飽和食塩水 6mL及び種晶を加えた。析出する結晶を濾取し,水 2mLで3回洗浄後、減圧下乾燥して、2-ヒドロキシ-2-メチル-N-(2-メチル-1-オキシド-6-キノリニル)プロパンアミド 113mg(収率43.5%)を白色結晶として得た。
元素分析値:C14H16N2O3・1H2O
実測値 C, 60.27 H, 6.45 N, 10.19
計算値 C, 60.42 H, 6.52 N, 10.07
1H-NMR(300MHz, DMSO-d6): δ 1.40(s, 6H), 2.54(s, 3H), 5.83(brs, 1H), 7.52(d, 1H), 7.75(d, 1H), 8.04(dd, 1H), 8.46(d, 1H), 8.54(d, 1H), 10.01(brs, 1H)
以上記載したごとく、本発明によれば、スマイルス転位反応を穏和な条件下で実施するため、熱に不安定な化合物においても、安全な試薬を用いて芳香環に結合している原子を簡単に交換することができる。
また、本発明によれば、一般的に入手が容易なフェノール誘導体を原料として、安価で安全でしかも毒性のない試薬を用いて、さらにワンポットで高純度のアニリン誘導体を高収率で製造できる。
さらに、本発明によれば、6−ヒドロキシ−1−テトラロン誘導体を原料として、新規な2種類の製造中間体を経由するのみで、6−アミノ−1−テトラロン誘導体を容易に合成することができる。
さらに、本発明によれば、6−ヒドロキシキナルジン誘導体を原料として、新規な製造中間体を経由して3工程をワンポットで実施して、6−アミノキナルジンN−オキシド誘導体を容易に合成することができる。

Claims (16)

  1. 式(III)
    Figure 0004166266
    [式中、A環は置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環を示す。ZはC1−6アルキル基により置換されていてもよいメチレン基を示し、Wは酸素原子あるいは硫黄原子を示し、Rは水素原子またはC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-7シクロアルキル基、C6-10アリール基およびアシル基からなる群から選択される置換基を示す。]で表される化合物またはその塩をスマイルス転位反応に付す式(IV)
    Figure 0004166266
    [式中、各記号は上記と同意義である。]で表される化合物またはその塩の製造法であって、固体のアルカリ金属の水酸化物の存在下、アミド系溶媒中でスマイルス転位反応を行うことを特徴とする式(IV)で表される置換芳香族化合物またはその塩の製造法。
  2. A環が電子吸引基を有し、さらに置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環である請求項1記載の製造法。
  3. A環が電子吸引基を有し、さらに置換基を有していてもよい芳香族同素環である請求項2記載の製造法。
  4. Zが2個のC1−4アルキル基で置換されたメチレン基である請求項1記載の製造法。
  5. が水素原子である請求項1記載の製造法。
  6. 電子吸引基がアシル基である請求項2記載の製造法。
  7. 式(III)で表される化合物またはその塩が、式(VII)
    Figure 0004166266
    [式中、A環は置換基を有していてもよい芳香族同素または複素環を、Wは酸素原子あるいは硫黄原子を示す。]で表される化合物またはその塩を式(VIII)
    Figure 0004166266
    [式中、Qは脱離基を示し、ZはC1−6アルキル基により置換されていてもよいメチレン基を示し、Rは水素原子またはC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-7シクロアルキル基、C6-10アリール基およびアシル基からなる群から選択される置換基を示す。]で表されるアルキル化剤またはその塩と反応させて得られた化合物またはその塩である請求項1記載の製造法。
  8. Qがハロゲン原子である請求項7記載の製造法。
  9. 固体のアルカリ金属の水酸化物の存在下に、式(VII)で表わされる化合物またはその塩を式(VIII)で表されるアルキル化剤またはその塩と反応させることを特徴とする請求項7記載の製造法。
  10. アミド系溶媒の存在下に、式(VII)で表わされる化合物またはその塩を式(VIII)で表されるアルキル化剤またはその塩と反応させることを特徴とする請求項7記載の製造法。
  11. 固体のアルカリ金属の水酸化物およびアミド系溶媒の存在下に、式(VII)で表わされる化合物またはその塩を式(VIII)で表されるアルキル化剤またはその塩と反応させることを特徴とする請求項7記載の製造法。
  12. 生成する式(III)で表される化合物またはその塩を単離しないことを特徴とする請求項7記載の製造法。
  13. 式(X)
    Figure 0004166266
    [式中、ZはC1−6アルキル基により置換されていてもよいメチレン基を示し、C…C…CはC1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−7シクロアルキル基、C6−10アリール基、芳香族複素環基、非芳香族複素環基、C7−14アラルキル基、アミノ基、N−モノ置換アミノ基、N,N−ジ置換アミノ基、アミジノ基、アシル基、カルバモイル基、N−モノ置換カルバモイル基、N,N−ジ置換カルバモイル基、スルファモイル基、N−モノ置換スルファモイル基、N,N−ジ置換スルファモイル基、カルボキシル基、C1−6アルコキシ−カルボニル基、オキソ、水酸基、C1−6アルコキシ基、C2−6アルケニルオキシ基、C3−7シクロアルキルオキシ基、C6−10アリールオキシ基、C7−14アラルキルオキシ基、メルカプト基、C1−6アルキルチオ基、C7−14アラルキルチオ基、C6−10アリールチオ基、C1−6アルキルスルフィニル基、C7−14アラルキルスルフィニル基、C6−10アリールスルフィニル基、C1−6アルキルスルホニル基、C7−14アラルキルスルホニル基、C6−10アリールスルホニル基、スルホ基、シアノ基、アジド基、ハロゲン原子、ニトロ基、ニトロソ基、エステル化されていてもよいホスホノ基、およびエステル化されていてもよいホスホノ基で置換されたC1−6アルキル基からなる群から選択される置換基を有してもよい炭素鎖を示し、Rは水素原子またはC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-7シクロアルキル基、C6-10アリール基およびアシル基からなる群から選択される置換基を示し、R、R2aおよびR2bは、同一または異なって、各々、水素原子またはC1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−7シクロアルキル基、C6−10アリール基、芳香族複素環基、非芳香族複素環基、C7−14アラルキル基、アミノ基、N−モノ置換アミノ基、N,N−ジ置換アミノ基、アミジノ基、アシル基、カルバモイル基、N−モノ置換カルバモイル基、N,N−ジ置換カルバモイル基、スルファモイル基、N−モノ置換スルファモイル基、N,N−ジ置換スルファモイル基、カルボキシル基、C1−6アルコキシ−カルボニル基、オキソ、水酸基、C1−6アルコキシ基、C2−6アルケニルオキシ基、C3−7シクロアルキルオキシ基、C6−10アリールオキシ基、C7−14アラルキルオキシ基、メルカプト基、C1−6アルキルチオ基、C7−14アラルキルチオ基、C6−10アリールチオ基、C1−6アルキルスルフィニル基、C7−14アラルキルスルフィニル基、C6−10アリールスルフィニル基、C1−6アルキルスルホニル基、C7−14アラルキルスルホニル基、C6−10アリールスルホニル基、スルホ基、シアノ基、アジド基、ハロゲン原子、ニトロ基、ニトロソ基、エステル化されていてもよいホスホノ基、およびエステル化されていてもよいホスホノ基で置換されたC1−6アルキル基からなる群から選択される置換基を示す。C…C…Cの炭素鎖の結合は、単結合もしくはどちらかが二重結合であってもよい。]で表される2−アリールオキシアセタミド誘導体またはその塩。

  14. Figure 0004166266
    で示される基が式
    Figure 0004166266
    [式中、R、R2a、R2b、R2cおよびR2dは、同一または異なって、水素原子またはC1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−7シクロアルキル基、C6−10アリール基、芳香族複素環基、非芳香族複素環基、C7−14アラルキル基、アミノ基、N−モノ置換アミノ基、N,N−ジ置換アミノ基、アミジノ基、アシル基、カルバモイル基、N−モノ置換カルバモイル基、N,N−ジ置換カルバモイル基、スルファモイル基、N−モノ置換スルファモイル基、N,N−ジ置換スルファモイル基、カルボキシル基、C1−6アルコキシ−カルボニル基、オキソ、水酸基、C1−6アルコキシ基、C2−6アルケニルオキシ基、C3−7シクロアルキルオキシ基、C6−10アリールオキシ基、C7−14アラルキルオキシ基、メルカプト基、C1−6アルキルチオ基、C7−14アラルキルチオ基、C6−10アリールチオ基、C1−6アルキルスルフィニル基、C7−14アラルキルスルフィニル基、C6−10アリールスルフィニル基、C1−6アルキルスルホニル基、C7−14アラルキルスルホニル基、C6−10アリールスルホニル基、スルホ基、シアノ基、アジド基、ハロゲン原子、ニトロ基、ニトロソ基、エステル化されていてもよいホスホノ基、およびエステル化されていてもよいホスホノ基で置換されたC1−6アルキル基からなる群から選択される置換基を、RはC1−6アルキル基を示す]で示される基である請求項1記載の製造法。
  15. 式(XVI)
    Figure 0004166266
    [式中、ZはC1−6アルキル基により置換されていてもよいメチレン基を、Rは水素原子またはC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-7シクロアルキル基、C6-10アリール基およびアシル基からなる群から選択される置換基を示し、R、R2a、R2b、R2cおよびR2dは、同一または異なって、水素原子またはC1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−7シクロアルキル基、C6−10アリール基、芳香族複素環基、非芳香族複素環基、C7−14アラルキル基、アミノ基、N−モノ置換アミノ基、N,N−ジ置換アミノ基、アミジノ基、アシル基、カルバモイル基、N−モノ置換カルバモイル基、N,N−ジ置換カルバモイル基、スルファモイル基、N−モノ置換スルファモイル基、N,N−ジ置換スルファモイル基、カルボキシル基、C1−6アルコキシ−カルボニル基、オキソ、水酸基、C1−6アルコキシ基、C2−6アルケニルオキシ基、C3−7シクロアルキルオキシ基、C6−10アリールオキシ基、C7−14アラルキルオキシ基、メルカプト基、C1−6アルキルチオ基、C7−14アラルキルチオ基、C6−10アリールチオ基、C1−6アルキルスルフィニル基、C7−14アラルキルスルフィニル基、C6−10アリールスルフィニル基、C1−6アルキルスルホニル基、C7−14アラルキルスルホニル基、C6−10アリールスルホニル基、スルホ基、シアノ基、アジド基、ハロゲン原子、ニトロ基、ニトロソ基、エステル化されていてもよいホスホノ基、およびエステル化されていてもよいホスホノ基で置換されたC1−6アルキル基からなる群から選択される置換基を、RはC1−6アルキル基を示す]で表される化合物またはその塩。
  16. 式(XIX)
    Figure 0004166266
    [式中、ZはC1−6アルキル基により置換されていてもよいメチレン基を、Rは水素原子またはC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-7シクロアルキル基、C6-10アリール基およびアシル基からなる群から選択される置換基を示し、R、R2a、R2b、R2cおよびR2dは、同一または異なって、水素原子またはC1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−7シクロアルキル基、C6−10アリール基、芳香族複素環基、非芳香族複素環基、C7−14アラルキル基、アミノ基、N−モノ置換アミノ基、N,N−ジ置換アミノ基、アミジノ基、アシル基、カルバモイル基、N−モノ置換カルバモイル基、N,N−ジ置換カルバモイル基、スルファモイル基、N−モノ置換スルファモイル基、N,N−ジ置換スルファモイル基、カルボキシル基、C1−6アルコキシ−カルボニル基、オキソ、水酸基、C1−6アルコキシ基、C2−6アルケニルオキシ基、C3−7シクロアルキルオキシ基、C6−10アリールオキシ基、C7−14アラルキルオキシ基、メルカプト基、C1−6アルキルチオ基、C7−14アラルキルチオ基、C6−10アリールチオ基、C1−6アルキルスルフィニル基、C7−14アラルキルスルフィニル基、C6−10アリールスルフィニル基、C1−6アルキルスルホニル基、C7−14アラルキルスルホニル基、C6−10アリールスルホニル基、スルホ基、シアノ基、アジド基、ハロゲン原子、ニトロ基、ニトロソ基、エステル化されていてもよいホスホノ基、およびエステル化されていてもよいホスホノ基で置換されたC1−6アルキル基からなる群から選択される置換基を、RはC1−6アルキル基を示す]で表される化合物またはその塩。
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