JP4416325B2 - 安定な噴霧乾燥タンパク質製剤 - Google Patents
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Description
発明の背景
気道への治療用薬剤の送達のためのエアゾールは、例えば、Adjei,A.およびGarren,J.Pharm.Res.、7:565−569(1990);ならびにZanen,P.およびLamm,J.−W.J.Int.J.Pharm.、114:111−115(1995)に記載されている。気道は、口腔咽頭部および喉頭を含む上気道、続く気管支および細気管支への分岐に続く気管を含む下気道を包含する。上気道および下気道は、誘導気道と呼ばれている。終末細気管支は、次いで最後の呼吸ゾーンである肺胞または深肺へ導く呼吸細気管支に次いで分かれる。Critical Reviews in Therapeutic Drug Carrier Systems、6:273−313(1990)におけるGonda,I.、「気道への治療用および診断用薬剤の送達のためのエアゾール」。深肺または肺胞は、全身性の薬物送達のための吸入される治療用エアゾールの一次標的である。
【0002】
吸入エアゾールは、ぜん息および嚢胞性線維症を含む局所の肺疾患の治療に使用されており(Anderson,Am.Rev.Respir.Dis.、140:1317−1324(1989))、ペプチドおよびタンパク質の全身性の送達に対する潜在性も同様に有する。
(Patton and Platz、Advanced Drug Delivery Reviews、8:179−196(1992))。しかしながら、肺の薬物送達法には、高分子送達に対して多くの難点が存在する;これらは、エアゾール化の間のタンパク質の変性、口腔咽頭部キャビティーでの吸入薬物の過度の損失(しばしば80%を越える)、沈着部位における不十分な制御、呼吸パターンの変化に起因する治療結果の再現性の欠如、局所の有毒な影響を生じるかもしれない薬物の速すぎる吸収の頻発、および肺マクロファージによる食作用を含む。
【0003】
吸入療法の効率を改良するために、治療用エアゾール吸入器の設計に相当な注意が向けられている。Timsinaら、Int.J.Pharm.、101:1−13(1995);およびTansey,I.P.、Spray Technol.Market、4:26−29(1994)。粒子凝集、吸入療法の効率をかなり減らす現象を避ける必要に特に注目して、乾燥粉体エアゾール表面構造を設計するためにもまた注意が向けられている。French,D.L.、Edwards,D.A.およびNiven,R.W.、J.Aerosol Sci.、27:769−783(1996)。大きな粒子サイズを有する乾燥粉体製剤(「DPFs」)は、より少ない凝集(Visser,J.、Powder Technology 58:1−10(1989))、より簡単なエアゾール化、および潜在的なより少ない食作用等の改良された流動特性(flowability)を有する。Rudt,S.およびR.H.Muller、J.Cntorolled Release、22:263−272(1992);Tabata,Y.およびY.Ikada、J.Biomed.Mater.Res.、22:837−858(1988)。吸入療法のための乾燥粉体エアゾールは、主に5μm未満の範囲、典型的には1〜5μmの範囲の平均幾何学的直径で、一般に製造される。Ganderton,D.、J.Biopharmaceutical Sciences、3:101−105(1992);およびTopics in Pharmaceutical Sciences 1991におけるGonda,I.、「エアゾール送達における物理化学の原理」、Crommelin,D.J.およびK.K.Midha編、Medpharm Scientific Publishers、Stuttgard、pp.95−115、1992。大きな「担体」粒子(薬物を含まない)は治療用エアゾールと共に送達され、他の可能性のある利益の中で効率の良いエアゾール化を達するのを促進する。French,D.L.、Edward,D.AおよびNiven,R.W.、Aerosol Sci.、27:769−783(1996)。
【0004】
ヒト肺は、例えば、加水分解により、または加水分解の開裂により、数分から数時間の範囲の期間にわたり、沈着したエアゾールを除去または迅速に分解できる。上気道において、繊毛上皮は、粒子が気道から口へ吹き飛ばされる「粘膜繊毛エスカレーター」に寄与する。Aerosols and the LungにおけるPavia,D.、「肺粘膜繊毛クリアランス」:Clinical and Experimental Aspects、Clarke,S.W.およびPavia,D.編、Butterworths、London、1984。Anderson,Am.Rev.Respir.Dis.、140:1317−1324(1989)。深肺において、肺胞マクロファージは、沈着後すぐに粒子の食作用が可能である。Warheit,M.B.およびHartsky,M.A.、Microscopy Res.Tech.、26:412−422(1993);The Reticuloendothelial SystemにおけるBrain,J.D.、「肺マクロファージの生理学および病態生理学」、S.M.ReichardおよびJ.Filkins編、Plenum、New York、pp.315−327、1985;Dorries,A.M.およびValberg,P.A.、Am.Rev.Resp.Disease 146:831−837(1991);およびGehr,P.、Microscopy Res.and Tech.、26:423−436(1993)。粒子の直径が3μmを越える場合、マクロファージによる食作用はますます少ない。Kawaguchi,H.、Biomaterials 7:61−66(1986);Krenis,L.J.およびStrauss,B.、Proc .Soc.Exp.Med.、107:748−750(1961);ならびにRudt,S.およびMuller,R.H.、J.Contr.Rel.、22:263−272(1992)。しかしながら、粒子サイズの増加はまた、口腔咽頭または鼻の領域での過度の沈着のために、気道または細葉に入る粒子(標準質量密度を所有する)の確率を最小化することが分かる。Heyder,J.、J.Aerosol Sci.、17:811−825(1986)。
【0005】
局所および全身性の吸入療法は、治療用薬剤の比較的ゆっくりとした制御放出の利益をしばしば得ることができる。Topics in Pharmaceutical Sciences 1991におけるGonda,I.、「エアゾール送達における物理化学の原理」、D.J.A.CrommelinおよびK.K.Midha編、Stuttgart:Medpharm Scientific Publishers、pp.95−117(1992)。治療用エアゾールからのゆっくりとした放出は、気道または細葉での投与された薬物の滞留を延長し、血流での薬物出現の速度を減少し得る。Langer,R.、Science、249:1527−1533(1990);およびCritical Reviews in Therapeutic Drug Carrier Systems 6:273−313(1990)におけるGonda,I.、「気道への治療用および診断用薬剤の送達のためのエアゾール」。
【0006】
肺への薬物送達の制御された放出は、多くの薬物が通る道を簡単にし得る。Gonda,I.、Adv.Drug Del.Rev.、5:1−9(1990);およびZeng,X.ら、Int.J.Pharm.、124:149−164(1995)。肺の薬物送達は、経口、経皮、非経口投与に代わり、魅力的なものである。なぜなら、自己投与が簡単であり、肺は薬物吸収のために大きな粘膜表面を提供し、吸収された薬物が最初に通過する肝臓への影響がなく、経口経路と比べて酵素活性およびpHが介在する薬物分解が低減されるからである。高分子を含む多くの分子の比較的高いバイオアベイラビリティーが、吸入を介して得られうる。Wall,D.A.、Drug Delivery、2:1−20 1995);Patton,J.およびPlatz,R.、Adv.Drug Del.Rev.、8:179−196(1992);およびByron,P.、Adv.Drug.Del.Rev.、5:107−132(1990)。結果として、いくつかの治療用薬物のエアゾール製剤が用いられ、肺への送達に関して試験されている。Patton,J.S.ら、J.Contorolled Release、28:79−85(1994);Damms,B.およびBains,W.、Nature Biotechnology(1996);Niven,R.W.ら、Pharm.Res.、12(9):1343−1349(1995);およびKobayashi,S.ら、Pharm.Res.、13(1)、80−83(1996)。
【0007】
一般に吸入により投与される薬物は、主に液体エアゾール製剤として存在する。しかしながら、多くの薬物および賦形剤、特に、タンパク質、ペプチド(Liu,R.ら、Biotechnol.Bioeng.、37:177−184(1991))、およびポリ(ラクチド−コ−グリコリド)(PLGA)等の生分解性担体は、長期間の水性環境では安定でない。これは、液体製剤としての貯蔵を問題にする。さらに、タンパク質の変性が、液体製剤とのエアゾール化の間に生じ得る。Mumenthaler,M.ら、Pharm.Res.、11:12−20(1994)。これらおよび他の限定を考慮すると、乾燥粉体製剤(DPF’s)には、肺の送達のためのエアゾール製剤としてさらに興味が増す。Damms,B.およびW.Bains,Nature Biotechnology(1996);Kobayashi,S.ら、Pharm.Res.、13(1):80−83(1996);およびTimsina,M.ら、Int.J.Pharm.、101:1−13(1994)。しかしながら、DPFの不利な点の1つは、微細粒子の粉体が通常わずかな流動特性しか有さないため、口および咽頭での沈着を避ける吸入エアゾールのフラクションである比較的呼吸に適さないエアゾールのフラクションを導くことである。Topics in Pharmaceutical Sciences 1991におけるGonda,I.、D.CrommelinおよびK.Midha、Editors、Stuttgart:Medpharm Scientific Publishers、95−117(1992)。多くのエアゾールでの主な関心は、疎水性、静電気およびキャピラリー相互作用等の粒子−粒子相互作用によって生じる粒子の凝集である。局所送達または全身性の送達のための治療薬の短期間の放出および長期間の放出の両方において有効な乾燥粉体吸入治療は、最小の凝集を発揮する粉体、ならびに薬物が有効な送達されるまで肺の自然のクリアランス機構を避けるまたは停止する手段を必要とする。
【0008】
患者の呼吸系への送達に適切な粒子が、水溶液からの噴霧乾燥によって調製され得る。しかしながら、多数のタンパク質が、水性噴霧乾燥条件下で変性する。ある場合では、水溶液からの噴霧乾燥によって調製されるタンパク質粒子は、吸湿性である傾向にあり、わずかな湿度レベルでさえその活性を失いやすい。
【0009】
ポリソルベート−20界面活性剤の存在下で噴霧乾燥すると、噴霧乾燥の間の組換え成長ホルモンの凝集を低減することが示されている。もう1つのアプローチにおいて、中空のアルブミンマイクロカプセルを噴霧乾燥するために、水およびメタノールまたは水およびエタノールを含む溶媒が使用されている。しかしながら、改良されたタンパク質の安定性および低減されたタンパク質吸湿性の両方を生じる技術はない。
【0010】
それゆえ、前記引用された問題を克服または最小化する噴霧乾燥粒子の製造方法の必要性が存在する。
【0011】
発明の要旨
本発明は、改良された生物活性薬剤安定性を有する、本明細書では粒子とも呼ばれる噴霧乾燥粒子の製造方法に関する。
【0012】
本発明の1つの態様において、方法は、生物学的に活性な(生物活性)薬剤、リン脂質および有機−水性共溶媒を組み合わせて混合物を形成し、それを噴霧乾燥して、改良された生物活性薬剤安定性を有する噴霧乾燥粒子を製造する工程を含む。本発明のもう1つの態様において、方法は、生物活性薬剤、リン脂質および有機溶媒を組み合わせて混合物を形成し、それを噴霧乾燥して、改良された生物活性薬剤安定性を有する粒子を製造する工程を含む。好ましい態様において、生物活性薬剤は、治療用、予防用または診断用薬剤である。
【0013】
本発明の1つの態様において、生物活性薬剤はペプチドを含む。もう1つの態様において、生物活性薬剤はタンパク質を含む。さらなる態様において、生物活性薬剤は、ペプチドまたはタンパク質以外の生物学的に活性な高分子または生物活性高分子を含む。本発明のさらに他の態様において、薬剤は、ペプチド、タンパク質および/または他の生物学的に活性な高分子のいずれの組み合わせをも含む。
【0014】
1つの態様において、リン脂質は、少なくとも1重量%の量で噴霧乾燥粒子中に存在する。もう1つの態様において、リン脂質は、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトールおよびそれらの組み合わせからなる群より選ばれる。本発明のさらに他の態様において、噴霧乾燥粒子は、0.4g/cm3 未満のタップ密度を有する。
【0015】
本発明はまた、本発明の方法によって得られた噴霧乾燥粒子の有効量を、治療、予防または診断を必要とする患者の気道に投与する工程を含む方法に関する。
【0016】
噴霧乾燥粒子は、気道または肺の肺胞領域への、治療用、予防用または診断用薬剤の強化された送達のために使用され得る。粒子は、多種類の治療用薬剤の全身的または局部的送達を可能にするために、気道への投与に対して有効にエアゾール化され得る。それらはまた、任意に、例えば、約50μm〜100μmの範囲の平均直径を有し、治療用薬剤を持たない、より大きな担体粒子と共に送達されてもよい。粒子と、患者への投与、好ましくは吸入を介する投与に製薬的に許容され得る担体とを含む組成物を形成するために、粒子が使用され得る。
【0017】
本発明の1つの態様によれば、噴霧乾燥粒子それ自身が、治療用、予防用または診断用薬剤の肺系への送達のための担体として使用され得る。本発明のこの態様によれば、治療用、予防用または診断用薬剤は、肺系への送達のための噴霧乾燥担体粒子上に添加し得る。例えば、ナノメートル範囲の粒子サイズを有する薬剤等の小さなサイズの治療用、予防用または診断用薬剤は、噴霧乾燥担体粒子によって運ばれ、肺系に送達され得る。
【0018】
増加されたタンパク質安定性を有する噴霧乾燥粒子の製造方法を提供することにより、本発明は非常に多くの利点を有する。さらに、それは、呼吸系への送達に適切な空気力学的に軽い粒子の製造方法を提供する。
【0019】
発明の詳細な説明
本発明の特徴および他の詳細は、本発明の工程としてまたは本発明の部分の組み合わせとしてのいずれかで、今回、より詳細に説明され、特許請求の範囲で指摘されるであろう。本発明の特定の態様が、本発明の限定としてではなく実例として示されることが理解されるであろう。本発明の原理特徴は、本発明の範疇から逸脱することなしに、様々な態様で使用され得る。
【0020】
本発明は、一般に、改良された生物活性薬剤安定性を有する噴霧乾燥粒子の製造方法に関する。用語「生物活性」および「生物学的に活性」は、本明細書では交換可能に使用できる。本明細書でその用語が使用される場合、生物活性薬剤は、ペプチドおよびタンパク質を含む。タンパク質は、本明細書では約100アミノ酸残基以上を有するものとして定義され、一方、ペプチドは、本明細書では約100アミノ酸残基未満を有するものとして定義される。本明細書で使用される場合、生物活性薬剤の用語はまた、ペプチドまたはタンパク質以外の生物活性高分子を含む。かかる生物活性高分子の例は、限定されないが、以下のものが挙げられる:多糖および他の糖、脂質、DNA、RNA、核酸配列、遺伝子、アンチセンス分子、抗原およびその他。本発明の好ましい態様において、生物活性薬剤は、治療用、予防用または診断用薬剤であり得る。
【0021】
本発明の方法で使用され得る好ましい生物学的に活性な薬剤の具体例は、限定されないが、以下のものが挙げられる:インスリン、エリトロプロテイン(erythroprotein)、インターフェロン、顆粒球コロニー刺激因子等のコロニー刺激因子、例えばヒト成長ホルモン等の成長ホルモン、LHRHアナログ、LHRHアンタゴニスト、組織プラスミノーゲン賦活剤、ソマトスタチンアナログ、r Factor VIII、r Factor IX、カルシトニン、アブシキシマブ(abciximab)、ドルナーゼ アルファ、多糖、AG337、骨誘導タンパク質、骨形態発生タンパク質、脳由来成長因子、ガストリン17免疫原、例えばIL−2等のインターロイキン、PEFスーパーオキシド、インフリキシマブ、透過性増加タンパク質−21、血小板由来成長因子、幹細胞因子、Thyrogen(登録商標)およびソマトメジンC。
【0022】
本明細書で使用される場合、安定性という用語は、一般に、その安定性にネガティブに影響することが知られている条件に曝露された後、タンパク質、ペプチドもしくは他の生物活性高分子等の生物学的に活性な薬剤の完全性を維持すること、または変性、凝集、アンフォールディングを最小にすることに関連する。本明細書で使用される場合、改良された安定性は、一般に、分解、変性、凝集またはアンフォールディングが生じると知られている条件下で、生物活性薬剤が、同条件に供された対照粒子と比較して、より大きな安定性を維持することを意味する。対照粒子は、例えば、生物活性薬剤を含む商業的に入手可能な粒子または粉体であり得る。例えば、対照粒子は、凍結乾燥したバルクタンパク質または凍結乾燥した糖であり得る。対照粒子はまた、本発明の方法以外の方法により得られた粒子であり得る。例えば、対照粒子は、水性溶液から噴霧乾燥される粒子またはリン脂質を含まない粒子を含み得る。
【0023】
タンパク質分解は、例えば、しばしば水によって促進される。改良されたタンパク質安定性は、明細書に記載された水分レベルでの保管条件下での改良されたタンパク質完全性の保持によって説明され得る。例えば、改良されたタンパク質安定性を有する噴霧乾燥粒子は、水性溶液から噴霧乾燥されたタンパク質製剤またはリン脂質を含まない混合物から噴霧乾燥されたタンパク質製剤と比較して、約25℃(例えば、+/−2℃)および約60%(例えば、+/−5%)相対湿度条件で6週間保管後に、分解、変性、凝集および/またはアンフォールディングをあまり受けない粒子である。さらに厳しい条件が使用される場合、改良されたタンパク質安定性を有する噴霧乾燥粒子は、約40℃(例えば、+/−2℃)および約75%(例えば、+/−5%)相対湿度条件で6週間保管後に、水性溶液から噴霧乾燥されたタンパク質製剤またはリン脂質を含まない混合物から噴霧乾燥されたタンパク質製剤と比較して、より大きなタンパク質安定性を保持する(より少ない分解、変性、凝集またはアンフォールディングを受ける)粒子である。本発明の1つの態様において、約25℃および約60%相対湿度条件で6週間保管した場合、噴霧乾燥粒子が少なくとも約70%、好ましくは少なくとも約80%のタンパク質完全性を保持する。本発明のもう1つの態様において、約40℃および約75%相対湿度条件で6週間保管した場合、噴霧乾燥粒子が少なくとも約50%、好ましくは少なくとも約60%のタンパク質完全性を保持する。
【0024】
生物活性薬剤の安定性または完全性は、当該技術分野で知られているような技術により測定できる。例えば、タンパク質安定性は、サイズ排除高性能液体クロマトグラフィー(SEC HPLC)により測定できる。生物活性薬剤安定性、凝集または分解を検出するための他の適切な技術は、限定されないが、以下のものを含む:逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC);ドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS PAGE);酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)およびラジオイムアッセイ(RIA)。
【0025】
1つの態様において、改良された生物活性薬剤安定性を有する噴霧乾燥粒子の製造方法は、例えば、前記薬剤等の生物活性薬剤を、リン脂質および共溶媒と混合して、混合物を形成する工程を含む。
【0026】
共溶媒は、水性溶媒および有機溶媒を含む。使用され得る適切な有機溶媒は、限定されないが、例えば、エタノール、メタノール、プロパノール、イソプロパノールおよびブタノール等のアルコールを含む。他の有機溶媒は、限定されないが、ペルフルオロカーボン、ジクロロメタン、クロロホルム、エーテル、酢酸エチル、メチルtert−ブチルエーテルおよびその他を含む。水性溶媒は、水および緩衝液を含む。好ましい態様において、有機溶媒は、エタノールである。好ましくは、有機溶媒の量は、共溶媒中に約50〜約90容積%の範囲の量で存在し得る。より好ましい態様において、有機溶媒は、共溶媒中に約60〜約85容積%の範囲の量で存在する。
【0027】
もう1つの態様において、改良された生物活性薬剤安定性を有する噴霧乾燥粒子の製造方法は、例えば前記薬剤等の生物活性薬剤を、リン脂質および有機溶媒と組み合わせて、混合物を形成する工程を含む。有機溶媒は、限定されないが、前記有機溶媒を含む。
【0028】
本発明の好ましい態様において、本明細書でまたホスホグリセリドとも呼ばれるリン脂質は、肺に対して内因性のリン脂質である。かかるリン脂質は、患者の呼吸系に送達するのに適切な噴霧乾燥粒子を製造するのに特に有利である。
【0029】
もう1つの好ましい態様において、リン脂質は、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトールおよびそれらの組み合わせからなる群より選ばれる。リン脂質の具体例としては、限定されないが、ホスファチジルコリンジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジパルミトイルホスファチジルエタノールアミン(DPPE)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、ジパルミトイルホスファチジルグリセロール(DPPG)またはそれらのいずれかの組み合わせが挙げられる。
【0030】
混合物は、中性、酸またはアルカリのpHを有し得る。任意に、pH緩衝液を、溶媒もしくは共溶媒にまたは形成された混合物に添加してよい。好ましくは、pHは、約3〜約10の範囲でありうる。
【0031】
生物活性薬剤をリン脂質および共溶媒と混合することによって得られた混合物を、噴霧乾燥する。適切な噴霧乾燥技術は、例えば、K.Mastersによる「噴霧乾燥ハンドブック」、John Wiley & Sons、New York、1984に記載されている。一般に、噴霧乾燥の間、加熱された空気または窒素等の熱い気体からの熱を使用して、連続液体原料を噴霧することによって形成された小滴から溶媒を蒸発させる。
【0032】
好ましい態様において、回転噴霧器を使用する。回転噴霧を使用する適切な噴霧乾燥器の例としては、Niro噴霧乾燥器Mobile Minorが挙げられる。
【0033】
本発明の1つの態様において、リン脂質は、少なくとも約1重量%の量で噴霧乾燥粒子に存在する。もう1つの態様において、リン脂質は、約1重量%〜約99重量%、好ましくは約10重量%〜約70重量%の範囲の量で粒子中に存在する。粒子に含まれるリン脂質の量は、噴霧乾燥粒子に含まれる場合に改良された安定性を生じるリン脂質の量を測定することにより実験的に測定でき、限定されないが、上記のもの等の手段により評価できる。
【0034】
生物活性薬剤は、約1〜約99重量%、好ましくは約30〜約90重量%の範囲の量で本発明の噴霧乾燥粒子中に存在しうる。1つの態様では、噴霧乾燥粒子はタンパク質を含み、これは、約1〜約99重量%の範囲の量、好ましくは約30〜約90重量%の範囲の量で粒子中に存在する。
【0035】
特定の機序に束縛されることなく、改良された安定性は、少なくとも部分的には液滴の空気−水界面または空気−共溶媒界面にタンパク質が配置される傾向が低下したことによると考えられる。リン脂質は、空気−液滴界面に関してタンパク質と競合し、それによってタンパク質を保護すると考えられる。さらに、リン脂質の存在もまた、保管中の高湿度条件への曝露により噴霧乾燥粒子が分解する傾向を低下させると考えられる。
【0036】
好ましい態様では、噴霧乾燥粒子は生物活性薬剤およびリン脂質からなる。例えば、噴霧乾燥粒子は、例えば、上記のタンパク質、ペプチドもしくは生物活性高分子またはそれらの混合物およびリン脂質、例えば、上記のリン脂質などの生物活性薬剤のみを含む。ある場合には、生物活性薬剤は、荷電した薬剤と反対の電荷の分子との複合体の形態でありうる。これは、多くのタンパク質の場合にありうる。反対の電荷の分子は、荷電した脂質または反対に荷電したタンパク質でありうる。反対の電荷の分子はまた、Ca++またはZn++などのカチオンでありうる。組換えヒト成長ホルモンに関連する荷電した亜鉛カチオンは、例えば、Y.−F.Maaら、J.Pharmaceutical Sciences, Vol.87(2),pp.152−159(1998)によって考察される。送達される薬剤が負に荷電している場合(例えば、インスリン)、負に荷電した薬剤の持続放出を生じる親油性複合体を提供するために、プロタミンまたは他の正に荷電した分子が添加されうる。負に荷電した分子は、正に荷電した薬剤を不溶性にするために使用されうる。
【0037】
本発明の他の態様では、粒子は、本質的に生物活性薬剤およびリン脂質からなる。例えば、噴霧乾燥粒子は、少量または微量の残渣溶媒または共溶媒、不純物、pHを調節する物質、または少量または微量の他の物質をさらに含みうる。不純物レベルおよび残渣溶媒レベルの範囲は、一般に、当該分野において充分に確立されており、当業者に知られている。溶媒、共溶媒または混合物に添加されうるpH緩衝液の量もまた、当該分野で公知である。
【0038】
あるいは、噴霧乾燥粒子は、上記の化合物に加えて材料を含みうる。例えば、噴霧乾燥粒子は、ラクトースなどの糖、アミノ酸、界面活性剤または緩衝液塩、多糖、シクロデキストリンおよびその他などを含みうる。
【0039】
本発明の噴霧乾燥粒子はまた、制御放出製剤または持続放出製剤に使用される1以上の化合物を含みうる。例えば、噴霧乾燥粒子は、生体適合性の、好ましくは生分解性ポリマー、コポリマーまたは混合物を含みうる。好ましいポリマーは、約0.4g/cm3 未満のタップ密度、約5μm〜約30μmの平均直径、約1〜約5ミクロン、好ましくは1〜3ミクロンの空気力学的密度を有する空気力学的に軽い粒子を形成しうる。ポリマーは、i)送達される生物活性薬剤と生物活性薬剤の安定性および送達の際の活性の維持を提供するポリマーとの相互作用;ii)ポリマー分解の速度、およびそれによる薬物放出プロフィールの速度;iii)化学修飾による表面特徴および標的化能力;およびiv)粒子空隙を含む、粒子の種々の特徴を最適化するように調節され得る。
【0040】
ポリ無水物などの表面腐食ポリマーが、粒子を形成するために使用されうる。例えば、ポリ[(p−カルボキシフェノキシ)−ヘキサン無水物](PCPH)等のポリ無水物が使用され得る。適切な生分解性ポリ無水物は、米国特許第4,857,311号に記載されている。
【0041】
他の態様では、ポリ(ヒドロキシ酸)を含むポリエステルに基づくバルク腐食ポリマーが使用されうる。例えば、ポリグリコール酸(PGA)、ポリ乳酸(PLA)、またはそのコポリマーが、粒子を形成するために使用され得る。ポリエステルはまた、アミノ酸のような荷電した、または機能付加しうる基(functionalizable group)を有し得る。好ましい態様において、制御放出特性を有する粒子が、DPPCのような界面活性剤を組み込むポリ(D,L−乳酸)および/またはポリ(D,L−乳酸−コ−グリコール酸)(”PLGA”)から形成されうる。
【0042】
さらに他のポリマーとしては、ポリアミド、ポリカルボネート、ポリアルキレン、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリビニル化合物、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルエーテル、およびポリビニルエステル、アクリル酸およびメタクリル酸ポリマー、セルロースおよび他の多糖類、およびペプチドもしくはタンパク質、またはコポリマーあるいはそれらの混合物が挙げられる。ポリマーは、種々の制御された薬物送達適用のためのインビボで適切な安定性および分解速度を有するものが選択されるか、それらを有するように修飾され得る。
【0043】
1つの態様では、粒子は、HrKachら、Macromolecules,28:4736−4739(1995);およびHrkachら、「ポリ(L−乳酸−コ−アミノ酸)グラフトコポリマー:機能性生分解性生物材料のクラス」Hydrogels and Biodegradable Polymers for Bioapplications,ACS Symposium Series No.627,Raphael M.Ottenbriteら編、American Chemical Society,Chapter 8,pp.93−101,1996に記載されるような、機能付加された(functionalized)ポリエステルグラフトコポリマーを含む。
【0044】
生分解性ポリマー以外の材料が本発明の噴霧乾燥粒子に含まれうる。適切な材料としては、種々の非生分解性ポリマーおよび種々の賦形剤が挙げられる。
【0045】
本発明の噴霧乾燥粒子はまた、例えば、ヘキサデカノール;脂肪アルコール、例えば、ポリエチレングリコール(PEG);ポリオキシエチレン−9−ラウリルエーテル;表面活性化脂肪酸、例えば、パルミチン酸またはオレイン酸;グリココール酸;サーファクチン;ポロキソマー(poloxomer);ソルビタントリオレエート(sorbitan trioleate)(Span 85)等のソルビタン脂肪酸エステル;チロキサポールおよびリン脂質等の界面活性剤を含む。
【0046】
本明細書中で使用される用語「界面活性剤」は、2つの混ざらない相の間の界面、例えば、水と有機ポリマー溶液との界面、水/空気界面または有機溶媒/空気界面に優先的に吸着する任意の化合物をいう。界面活性剤は、一般に、親水性部分および親油性部分を保有し、それにより微粒子への吸着に際してそれらは外部環境に対して、同様に被覆された粒子を引きつけない成分を示す傾向があり、従って粒子凝集を低減させる。界面活性剤はまた、治療用薬剤または診断用薬剤の吸着を促進し、そして薬剤のバイオアベイラビリティを増大させ得る。
【0047】
本明細書中で使用される「界面活性剤を取り込んだ」粒子は、少なくとも粒子の表面に界面活性剤を有する粒子をいう。界面活性剤は、粒子形成の間に粒子全体および表面に取り込まれてもよいし、または粒子形成の後に粒子上に被覆されてもよい。界面活性剤は、吸着、イオン結合または共有結合、または取り囲むマトリックスにより物理的に「包括」されることによって粒子表面に被覆され得る。界面活性剤は、例えば、ポリマー性ミクロスフェアなどの制御放出粒子中に取り込まれうる。
【0048】
本発明の噴霧乾燥粒子は、さらに治療用、予防用もしくは診断用の化合物または上記の生物活性薬剤以外の薬物をさらに含む。治療用、予防用もしくは診断用の化合物または薬物の例としては、喘息、腱付着部症(enthesima)、嚢胞性線維症の治療または予防のため、または全身性治療のための薬物が挙げられるがこれらに限定されない。抗ウイルス薬物、抗細菌薬物または抗真菌薬物はまた、当該分野で知られている診断薬剤または予防薬剤と同様に含まれうる。粒子内に含まれうる、上記の生物活性薬剤以外の適切な治療、予防または診断の薬物または化合物の他の例は、1999年1月5日に発行されたHanesらの米国特許第5,855,913号(その内容の全体が参考として本明細書に援用される)に見出されうる。
【0049】
好ましい態様において、噴霧乾燥粒子は、約0.4g/cm3 未満のタップ密度を有する。他の態様において、噴霧乾燥粒子は、約0.1g/cm3 未満のタップ密度を有する。さらなる他の態様において、噴霧乾燥粒子は約0.05g/cm3 未満のタップ密度を有する。
【0050】
本明細書中で使用する用語「空気力学的に軽い粒子」は、約0.4g/cm3 未満のタップ密度を有する粒子をいう。乾燥粉体の粒子のタップ密度は、GeoPycTM装置(Micrometrics Instrument Corp.,Norcross,GA 30093)を使用して得ることができる。Dual Platform Microprocessor Controlled Tap Density Tester(Vankel,NC)も使用しうる。タップ密度は、エンベロープ質量密度の標準的基準である。等方性粒子のエンベロープ質量密度は、粒子の質量を、粒子を中に閉じこめることができる最小球体エンベロープ容積で割ったものと定義される。低いタップ密度に寄与しうる特徴としては、不規則な表面構造および多孔性構造が含まれる。
【0051】
吸入治療用の空気力学的に軽い粒子の好ましいメジアン直径は、少なくとも約5ミクロン(μm)、例えば、約5〜約30μmである。好ましい態様では、噴霧乾燥粒子は、約5μm〜約30μmのメジアン幾何学的直径を有する。メジアン直径、質量メジアン直径(MMD)、質量メジアン幾何学的直径(MMGD)および質量メジアンエンベロープ直径(MMED)等の用語は、本明細書中では交換可能に使用される。用語直径は、本明細書中では用語「空気力学的直径」とは対照的に、質量直径または幾何学的直径をいう。用語「空気力学的直径」および「質量メジアン空気力学的直径」(MMAD)は、本明細書中では交換可能に使用される。本発明の1つの態様では、質量メジアン空気力学的直径は、約1μm〜約5μmである。本発明の他の態様では、質量メジアン空気力学的直径は、約1μm〜約3μmである。さらに他の態様では、質量メジアン空気力学的直径は、約3μm〜約5μmである。
【0052】
噴霧乾燥粒子の質量メジアン直径は、Coulter Multisizer IIe(Coulter,Miami,FL)等の電気的ゾーン感受装置またはレーザー回折装置(例えば、Sympatec,Princeton,NJによって製造されたHelos装置)を用いて測定されうる。サンプル中の粒子の直径は、粒子組成および合成方法等の因子に依存した範囲である。サンプル中の粒子のサイズの分布は、気道内の標的部位内で最適な沈着を可能にするように選択されうる。
【0053】
空気力学的に軽い粒子は、予め選択されたサイズ分布を有する粒子サンプルを提供するように、例えば、濾過または遠心分離によって製造または分離され得る。例えば、サンプル中の粒子の30%以上、50%以上、70%以上、または80%以上が、少なくとも約5μmの選択された範囲内の直径を有しうる。所定のパーセントの粒子が属さねばならない選択された範囲は、例えば、約5〜約30μm、または必要に応じて約5〜約15μmである。1つの好ましい態様において、粒子の少なくとも一部は、約9〜約11μmの直径を有する。また、必要に応じて、少なくとも約90%、または必要に応じて約95%または約99%が、選択された範囲内の直径を有する粒子サンプルが製造されうる。粒子サンプル中の空気力学的に軽い、より大きな直径の粒子のより高い比率での存在は、そこに取り込まれた治療用または診断用薬剤の深肺部への送達を増強する。大直径粒子は、一般に少なくとも約5μmのメジアン幾何学的直径を有する粒子を意味する。
【0054】
約0.4g/cm3 未満のタップ密度、少なくとも約5μmのメジアン直径、および約1〜約5ミクロン、好ましくは約1〜約3ミクロンの空気力学的直径を有する空気力学的に軽い粒子は、口腔咽頭内での慣性および重力沈着をより免れることができ、気道あるいは深肺へと標的される。より大きな、より多孔性の粒子は、吸入療法のために現在使用されているもののようなより小さく密なエアゾール粒子よりも効率的にエアゾール化することができるので、その使用は有用である。
【0055】
より小さく、比較的に密な粒子と比較して、より大きな、好ましくは少なくとも約5μmのメジアン直径を有する空気力学的に軽い粒子はまた、食細胞のサイトゾル腔からの粒子のサイズ排除により、肺胞マクロファージによる食作用性(engulfment)および肺からのクリアランスを潜在的によりうまく避けることができる。肺胞マクロファージによる粒子の食作用は、粒子直径が約3μmを越えて増大すると急激に低下する。Kawaguchi,H.ら、Biomaterials 7:61−66(1986);Krenis,L.J.およびStrauss,B.,Prod.Soc.Exp.Med.,107:748−750(1961);およびRudt,S.およびMuller,R.H.,J.Contr.Rel.,22:263−272(1992)。粗表面を有する球体のような、統計上等方性の形の粒子については、粒子のエンベロープの容積は、完全な粒子食作用のためにマクロファージ内で必要とされる細胞質ゾル腔の容積にほぼ等しい。
【0056】
従って空気力学的に軽い粒子は、肺において被包された薬剤をより長期的に放出することができる。吸入後、空気力学的に軽い生分解性粒子は肺に沈着し、肺胞マクロファージによりほとんどの粒子が貧食されることなく、その後ゆっくりとした分解および薬物放出を生じることができる。薬剤は、比較的ゆっくりと肺胞液中へ、そして制御された速度で血液中へと送達され、過度に高い濃度の薬物に接触した細胞に起こりうる毒性反応の可能性を最小限に抑えることができる。空気力学的に軽い粒子は、それ故、吸入治療のために、特に制御放出適用において高度に適している。
【0057】
粒子は、深肺または上気道のような気道の選択された領域への局所的送達のために、適切な材料、表面粗度、直径およびタップ密度で製造することができる。例えば、上気道送達のためにはより高い密度もしくはより大きな粒子が使用でき、または同じもしくは異なる治療薬を含む、試料中の異なる大きさの粒子の混合物を、1回の投与で標的の肺の異なる領域に投与することができる。約3〜約5μmの範囲の空気力学的直径を有する粒子は、中央および上部の気道への送達に好ましい。約1〜約3μmの範囲の空気力学的直径を有する粒子は、深肺への送達に好ましい。
【0058】
エアゾールの慣性的嵌入および重力沈殿が、正常な呼吸条件下での気道および肺細葉における主要な沈着機序である。Edwards,D.A.,J.Aerosol Sci.,26:293−317(1995)。粒子(あるいはエンベロープ)容積ではなくエアゾールの質量に比例して、2つの沈着機序の重要性が増大する。肺におけるエアゾール沈着の部位はエアゾールの質量によって決定され(少なくとも平均空気力学的直径が約1μmより大きい粒子に関しては)、粒子表面の不規則性および粒子の多孔性を高めることによってタップ密度を低下させると、他の物理的パラメータはすべて等しいままで、より大きな粒子エンベロープ容積を肺に送達することが可能となる。
【0059】
より低いタップ密度の粒子は、実際のエンベロープ球体の直径に比べて小さな空気力学的直径を有する。空気力学的径、daer は、次式:
【0060】
【数1】
【0061】
(式中、エンベロープ質量ρはg/cm3 の単位である)によってエンベロープ球体の直径、dに関係する(Gonda,I.「エアゾール送達における物理化学的原理」Topics in Pharmaceutical Sciences 1991より(D.J.A.CrommelinとK.K.Midha編)p.95−117、Stuttgart;Medpharm Scientific Publishers,1992)。ヒト肺の肺胞領域における単分散エアゾール粒子の最大沈着(約60%)は、ほぼdaer =3μmの空気力学的直径に関して起こる。Heyder,J.ら、J.Aerosol Sci.,17:811−825(1986)。その小さなエンベロープ質量密度のゆえに、最大深肺沈着を示す、単分散吸入粉体を含む空気力学的に軽い粒子の実際の直径dは次の通りである:
【0062】
【数2】
【0063】
(式中、dは常に3μmより大きい。)例えば、エンベロープ質量密度、ρ=0.1g/cm3 を示す空気力学的に軽い粒子は、9.5μmという大きさのエンベロープ直径を持つ粒子に関して最大の沈着を示す。粒子サイズの増大は、粒子間接着力を低下させる。Visser,J.,Powder Technology,58:1−10。従って、大きな粒子サイズは、食作用損失の低下に寄与することに加えて、エンベロープ質量密度の低い粒子に関して深肺へのエアゾール化の効率を上昇させる。
【0064】
本発明の1つの態様では、噴霧乾燥粒子は、約0.4g/cm3 未満のタップ密度および約5μm〜約30μmのメジアン直径を有し、これらの組み合わせにより、約1μm〜約5μm、好ましくは約1〜約3μmの空気力学的直径を産生する。空気力学的直径は、肺内の最大沈着を提供するために計算され、直径5ミクロン未満、好ましくは1から3ミクロンの非常に小さな粒子の使用によって予め達成され、次いで食作用に曝される。より大きな直径を有するが、充分に軽い(従って、「空気力学的に軽い」特徴)粒子の選択は、肺への等価な送達を生じるが、より大きなサイズの粒子は食作用を受けない。改良された送達は、滑らかな表面を有する粒子と比較して、粗いまたは平らでない表面を有する粒子を用いることにより得られうる。
【0065】
本発明の1つの態様によれば、粒子は、約0.4g/cm3 未満の質量密度および約5μm〜約30μmの平均直径を有する。質量密度、ならびに質量密度、平均直径および空気力学的直径の関係は、1996年5月24日に提出された米国出願第08/655,570号に考察されており、その全体が参考として本明細書中に援用される。好ましい態様では、約0.4g/cm3 未満の質量密度および約5μm〜約30μmの平均直径を有する粒子の空気力学的直径は、約1μm〜約5μmである。
【0066】
噴霧乾燥粒子は、エアゾール化による気道への治療用薬剤または診断用薬剤の制御された全身送達または局所送達のために使用されうる。エアゾール化による肺への粒子の投与は、比較的大きな直径、例えば、約5μmよりも大きなメジアン直径の治療エアゾールの深肺への送達を可能にする。粒子は、粒子凝集を減少し、粉体の流動特性を改良するために、粗い表面構造を有するように製造されうる。噴霧乾燥粒子は、改良されたエアゾール化特性を有する。噴霧乾燥粒子は、乾燥粉体吸入装置によりエアゾール化を増強する特徴を有するように製造され、口、喉および吸入装置への沈着が少なくなるようになる。
【0067】
エアゾール用量、製剤および送達システムは、例えば、Gonda,I.「気道への治療用および診断用薬剤の送達のためのエアゾール」、Critical Reviews in Therapeutic Drug Carrier Systems,6:273−313、1990;およびMoren,「エアゾール投与形態および製剤」、Aerosol in Medicine.Principles,Diagnosis and Therapy,Morenら編、Esevier,Amsterdam,1985に記載されるように、特定の治療適用のために選択されうる。
【0068】
界面活性剤または治療用薬剤の荷電した複合体を含まない粒子と比較して、本明細書に開示される粒子によるエアゾール化のより優れた効率により、より多くの治療用薬剤を送達することが可能である。生分解性ポリマーの使用は、肺における制御放出および長期の局所作用または全身のバイオアベイラビリティを可能にする。高分子薬物の変性は、高分子がポリマーシェル内に含まれ、保護されうるので、エアゾール化の間に最小化されうる。ペプチダーゼインヒビターとのペプチドの共封入(coencapsulation)は、ペプチドの酵素分解を最小化することができる。肺送達は、注射の必要性を有利に減少または除去することができる。例えば、日周のインスリン注射の必要性を回避することができる。
【0069】
本発明はまた、肺系に送達する方法に関する。上記方法は、本発明の方法によって得られた噴霧乾燥粒子の有効量を、治療、予防または診断を必要とする患者の気道に投与する工程を含む。
【0070】
約5〜約30μmの範囲の幾何学的サイズ(または平均直径)ならびに0.4g/cm3 未満のタップ密度を有し、それ故約1〜約3μmの空気力学的直径を有する多孔性のまたは空気力学的に軽い粒子は、深肺への送達のために理想的特性を示すことが明らかにされた。しかし、好ましくは、例えば、約3〜約5μmの範囲のより大きな空気力学的直径が、中央および上気道への送達に好ましい。本発明の1つの態様によれば、粒子は、約0.4g/cm3 未満のタップ密度および約5μm〜約30μmの平均直径を有する。本発明の他の態様によれば、非ポリマー粒子は、約0.4g/cm3 未満の質量密度および約5μm〜約30μmの平均直径を有する。本発明の1つの態様では、粒子は、約1ミクロン〜約5ミクロンの空気力学的直径を有する。本発明の他の態様では、粒子は、約1〜約3ミクロンの空気力学的直径を有する。本発明のさらに他の態様では、粒子は、約3〜約5ミクロンの空気力学的直径を有する。
【0071】
治療、診断または予防用途のために、定量投与吸入器(MDI)、乾燥粉体吸入器(DPI)ネブライザまたは点滴注入のような吸入器装置(これらに限定されない)から粒子を送達することができる。かかる装置は、当該技術分野において既知である。例えば、1976年8月5日にValentiniらに許諾された米国特許第4,069,819号にDPIが記載されている。
【0072】
実施例
本発明は、以下の限定されない実施例を参考にすることによってさらに理解される。
【0073】
以下の実施例で使用されるいくつかの方法および材料は、1998年12月15日に提出された米国出願第09/211,940号、1996年10月29日に提出された米国出願第08/739,308号、現在は米国特許第5,874,064号、1996年5月24日に提出された米国出願第08/655,570号、1997年5月23日に提出された米国出願第09/194,068号、1997年5月23日に提出されたPCT/US97/08895出願、1997年11月17日に提出された米国出願08/971,791号、1997年1月16日に提出された米国出願第08/784,421号、現在米国特許第5,855,913号および1999年6月22日に提出された米国出願第09/337,245号に記載されており、それら全ての全体が参考として本明細書中に援用される。
【0074】
材料
IgGはSigma,St.Louis,MOから得た。hGHのDNA配列は、1990年2月6日にGoeddelらに許諾された米国特許第4,898,830号に記載されている。DPPCはAvanti(Alabaster,ALA)またはSigmaから入手した。
【0075】
噴霧乾燥
Niro(Denmark)のMobile Minor噴霧乾燥器を使用した。高温ガスは、除湿した空気または窒素であった。ガス温度は、約80〜約150℃の範囲であった。
【0076】
粒子サイズ分布分析
サイズ分布を、Coulter Multisizer II(Coulter Corp.,Miami,FL)を用いて決定した。5〜10mgのミクロスフェアに、約10滴のCoulterタイプIA非イオン分散剤、続いて2mLアイソトンII溶液(Coulter)を添加し、粒子を短時間のボルテックス混合により分散させた。粒子の一致が5〜8%になるまで、この懸濁物を50mLのアイソトンII溶液に添加した。500,000より多い粒子を球体の各バッチについて計数した。
【0077】
走査型電子顕微鏡(SEM)による粒子形態学
ミクロスフェアの形態を、Cambridge Instruments(Cambridge,MA)のStereoscan 250 MK3顕微鏡を15kVで用いて走査型電子顕微鏡(SEM)により観察した。ミクロスフェアを凍結乾燥させ、両面テープでメタルスタブに載せ、観察の前に金で被覆した。
【0078】
粒子密度分析
容積密度を、Dual Platform Microprocessor Controlled Tap Density Tester(Vankel,NC)を用いて得られるような、タップ密度測定により評価し、Porous Materials,Inc.(Ithaca,NY)での水銀侵入分析(mercury intrusion analysis)により確認した。
【0079】
タンパク質完全性測定
タンパク質完全性測定を、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC−HPLC)により得た。
【0080】
実施例1
1〜3ミクロンの理論的な空気力学的直径を有する吸入に適した粒子が、水/エタノール共溶媒混合物中のDPPCを伴うタンパク質を噴霧乾燥することによって調製しうることを実証するためにIgG粒子を調製した。70/30 エタノール/水共溶媒を使用した。溶質濃度(IgGおよびDPPCを組み合わせた)は、0.1%w/vであった。水のpHを、3〜5.7まで変化させた。噴霧乾燥のパラメータは、入り口温度(110℃)、噴霧器スピン速度(1〜2バー)、40mL/分のフィード速度、および出口温度約50℃であった。40/60 IgG/DPPCおよび50/50 IgG/DPPC粒子を調製した。タップ密度は、0.02〜0.2g/cm3 の範囲であり、平均幾何学的直径は約7ミクロンであった。このことは、1〜3ミクロンの範囲の空気力学的直径を与え、吸入には理想的であった。SDS PAGE分析により、開始IgG材料と噴霧乾燥IgG粒子との間に差異はなく、凝集または分解がないことを示した。
【0081】
実施例2
ヒト成長ホルモン(hGH)は、水性溶液からの噴霧乾燥中に変性を受けやすいタンパク質の一例である。hGHを、DPPCを有する水/エタノール共溶媒混合物で噴霧乾燥させた。
【0082】
70/30 エタノール/水共溶媒(体積/体積)および0.1%w/vの溶質濃度(hGHおよびDPPCを組み合わせた)を使用した。pHは7.4(NaPO4 緩衝液)であった。噴霧乾燥パラメータは上記の通りであった。60/40 hGH/DPPCおよび80/20 hGH/DPPC粒子を調製した。
【0083】
タップ密度は、0.02〜0.04g/ccの範囲であり、平均幾何学的直径は7〜8ミクロンであった。このことは、1〜3ミクロンの範囲の空気力学的直径を与え、吸入には理想的であった。
【0084】
60%および80%のhGH噴霧乾燥粒子を、HPLCにより解析し、不安定性(例えば、凝集、アミド分解)を検出した。上記の噴霧乾燥粒子をDPPCおよび有機共溶媒の非存在下で噴霧乾燥したhGH粒子と比較した。分析により、23%から2%未満までの凝集の減少、および検出可能なアミド分解がないことが示された。
【0085】
実施例3
異なる温度および湿度に供して長期間(6週間)にわたるhGHタンパク質の安定性を測定した。これらの実験を、緩くキャップをしたガラスバイアルで行い、サンプルを温度および湿度に完全に曝した。選択した条件は、生成物保管の間に一般に存在する条件よりも厳しいものであった。
【0086】
hGHの安定性を、モノマー(活性形態)とより大きな分子量の凝集体の量を示すSEC−HPLCにより測定した。表1は、バルクhGH粉体に対するhGH噴霧乾燥粒子(60%hGHおよび40%DPPC)のより優れた安定性を示すSEC−HPLCデータを示す。
【0087】
【表1】
【0088】
均等物
当業者は、本明細書中に詳細に記載された発明の特定の態様の多くの均等物を認識するか、または通常の実験だけを用いて確認することができる。かかる均等物は、特許請求の範囲に含まれることが意図される。
Claims (49)
- (a)タンパク質、リン脂質、および水性溶媒と有機溶媒とを含む共溶媒を合わせて、混合物を形成する工程;および、
(b)該混合物を噴霧乾燥して、安定性が改良されたタンパク質を有する噴霧乾燥粒子を製造する工程、
を含み、ここで粒子が本質的にタンパク質およびリン脂質からなり、タンパク質が30〜90重量%の量で存在し、リン脂質が少なくとも10重量%の量で粒子中に存在する、
安定性が改良されたタンパク質を有する噴霧乾燥粒子の製造方法。 - 噴霧乾燥粒子が、タンパク質およびリン脂質からなる、請求項1記載の方法。
- リン脂質が、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトールおよびそれらの組み合わせからなる群より選ばれる、請求項1記載の方法。
- タンパク質がヒト成長ホルモンである、請求項1記載の方法。
- タンパク質の安定性がSEC−HPLCによって測定される、請求項1記載の方法。
- 25℃および60%相対湿度条件で6週間保管した場合、噴霧乾燥粒子が少なくとも70%のタンパク質完全性を保持する、請求項1記載の方法。
- 40℃および75%相対湿度条件で6週間保管した場合、噴霧乾燥粒子が少なくとも50%のタンパク質完全性を保持する、請求項1記載の方法。
- タンパク質が、治療用、予防用または診断用薬剤である、請求項1記載の方法。
- 該混合物中のタンパク質およびリン脂質の濃度が、少なくとも0.1重量/容量%である、請求項1記載の方法。
- 共溶媒がアルコールを含んでなる、請求項1記載の方法。
- 有機溶媒が、共溶媒中に少なくとも50容量%の濃度で存在する、請求項1記載の方法。
- 噴霧乾燥粒子が、0.4g/cm3 未満のタップ密度を有する、請求項1記載の方法。
- 噴霧乾燥粒子が、0.1g/cm3 未満のタップ密度を有する、請求項12記載の方法。
- 噴霧乾燥粒子が、0.05g/cm3 未満のタップ密度を有する、請求項13記載の方法。
- 噴霧乾燥粒子が、5ミクロン〜30ミクロンのメジアン幾何学的直径を有する、請求項12記載の方法。
- 噴霧乾燥粒子が、1ミクロン〜5ミクロンの空気力学的直径を有する、請求項12記載の方法。
- インスリン:プロタミン:亜鉛を含む複合体化してなる凝集粒子を含まない、請求項1記載の方法によって製造された粒子。
- (a)ペプチド、リン脂質、および水性溶媒と有機溶媒とを含む共溶媒を合わせて、混合物を形成する工程;および、
(b)該混合物を噴霧乾燥して、安定性が改良されたペプチドを有する噴霧乾燥粒子を製造する工程、
を含み、ここで粒子が本質的にペプチドおよびリン脂質からなり、ペプチドが30〜90重量%の量で存在し、リン脂質が少なくとも10重量%の量で粒子中に存在する、
安定性が改良されたペプチドを有する噴霧乾燥粒子の製造方法。 - リン脂質が10〜70重量%の範囲の量で粒子中に存在する、請求項18記載の方法。
- ペプチドの安定性が、SEC−HPLCによって測定される、請求項18記載の方法。
- 25℃および60%相対湿度条件で6週間保管した場合、噴霧乾燥粒子が少なくとも70%のペプチド完全性を保持する、請求項18記載の方法。
- 40℃および75%相対湿度条件で6週間保管した場合、噴霧乾燥粒子が少なくとも50%のペプチド完全性を保持する、請求項18記載の方法。
- ペプチドが、治療用、予防用または診断用薬剤である、請求項18記載の方法。
- 該混合物中の合わされたペプチドおよびリン脂質の濃度が、少なくとも0.1重量/容量%である、請求項18記載の方法。
- 共溶媒がアルコールを含んでなる、請求項18記載の方法。
- 有機溶媒が、共溶媒中に少なくとも50容量%の濃度で存在する、請求項18記載の方法。
- 噴霧乾燥粒子が、0.4g/cm3 未満のタップ密度を有する、請求項18記載の方法。
- 噴霧乾燥粒子が、0.1g/cm3 未満のタップ密度を有する、請求項27記載の方法。
- 噴霧乾燥粒子が、0.05g/cm3 未満のタップ密度を有する、請求項28記載の方法。
- 噴霧乾燥粒子が、5ミクロン〜30ミクロンのメジアン幾何学的直径を有する、請求項27記載の方法。
- 噴霧乾燥粒子が、1ミクロン〜5ミクロンの空気力学的直径を有する、請求項27記載の方法。
- インスリン:プロタミン:亜鉛を含む複合体化してなる凝集粒子を含まない、請求項18記載の方法によって製造された粒子。
- (a)ペプチド、リン脂質、および有機溶媒を合わせて、混合物を形成する工程;および、
(b)該混合物を噴霧乾燥して、安定性が改良されたペプチドを有する噴霧乾燥粒子を製造する工程、
を含み、ここで、粒子が本質的にペプチドおよびリン脂質からなり、ペプチドが30〜90重量%の量で存在し、リン脂質が少なくとも10重量%の量で存在し、リン脂質が肺に対して内因性である、
安定性が改良されたペプチドを有する噴霧乾燥粒子の製造方法。 - (a)タンパク質、リン脂質および有機溶媒を合わせて、混合物を形成する工程;および、
(b)該混合物を噴霧乾燥して、安定性が改良されたタンパク質を有する噴霧乾燥粒子を製造する工程、
を含み、ここで、粒子が本質的にタンパク質およびリン脂質からなり、タンパク質が30〜90重量%の量で存在し、リン脂質が少なくとも10重量%の量で粒子中に存在する、
安定性が改良されたタンパク質を有する噴霧乾燥粒子の製造方法。 - 噴霧乾燥粒子が、タンパク質およびリン脂質からなる、請求項34記載の方法。
- リン脂質が、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトールおよびそれらの組み合わせからなる群より選ばれる、請求項34記載の方法。
- タンパク質がヒト成長ホルモンである、請求項34記載の方法。
- タンパク質の安定性がSEC−HPLCによって測定される、請求項34記載の方法。
- 25℃および60%相対湿度条件で6週間保管した場合、噴霧乾燥粒子が少なくとも70%のタンパク質完全性を保持する、請求項34記載の方法。
- 40℃および75%相対湿度条件で6週間保管した場合、噴霧乾燥粒子が少なくとも50%のタンパク質完全性を保持する、請求項34記載の方法。
- タンパク質が、治療用、予防用または診断用薬剤である、請求項34記載の方法。
- 混合物中のタンパク質およびリン脂質の濃度が、少なくとも0.1重量/容量%である、請求項34記載の方法。
- 溶媒がアルコールを含んでなる、請求項34記載の方法。
- 噴霧乾燥粒子が、0.4g/cm3 未満のタップ密度を有する、請求項34記載の方法。
- 噴霧乾燥粒子が、0.1g/cm3 未満のタップ密度を有する、請求項44記載の方法。
- 噴霧乾燥粒子が、0.05g/cm3 未満のタップ密度を有する、請求項45記載の方法。
- 噴霧乾燥粒子が、5ミクロン〜30ミクロンのメジアン幾何学的直径を有する、請求項44記載の方法。
- 噴霧乾燥粒子が、1ミクロン〜5ミクロンの空気力学的直径を有する、請求項44記載の方法。
- インスリン:プロタミン:亜鉛を含む複合体化してなる凝集粒子を含まない、請求項34記載の方法によって製造された粒子。
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