物体保管システムは、物体進入口(object entrance port)、水平物体輸送システム(horizontal object transportation system)、垂直物体輸送システム(vertical object transportation system)、物体保管区画(object storage bay)、物体退出口(object exit port)を具備し得る。物体進入口、水平物体輸送システム、垂直物体輸送システム、物体保管区画、および物体退出口は、それらの間の動作を調和させるためにコンピュータによって自動制御可能である。しかし、他の物体保管システムは、より少ない構成要素または追加的な構成要素を具備することが可能であり、かつ/または異なる技術で制御することが可能である。
図1A〜Dは、1つの実施例としての物体保管システム100を例示する。図1Aは物体保管システム100の正面図を示す。例示のように、物体保管システム100は、第1階層130およびいくつもの物体保管階層(object storage level)132を含む。図1Bは、第1階層130の上面図を示し、図1Cは保管階層132bの上面図を示す。図1Dは、物体保管システムの側面図を示す。
一般に、物体保管システム100は、任意適切な種類の輸送物体を保管することが可能である。しかし、本物体保管システムの能力および特徴は、車両を保管するという文脈で、その構成要素および機能を論じることによって例示される。しかし、物体は任意適切な種類の車両、車輪付きコンテナ、貨物自動車搭載コンテナ、海上コンテナ、または他の適切な輸送物体であり得ることが理解されよう。さらには、特定の実施態様では、物体保管システムは、特定の種類の物体(例えば、自動車、貨物自動車、出荷コンテナ等)を保管するように特に適合可能である。
図1Aに示すように、物体保管システム100は、物体進入口110および第1階層130上のいくつもの物体退出口120(高さが約3mであり得る)を具備する。一般に、物体は物体退出口120のいずれかを経由して物体保管システム100を退出することができる。物体保管システムはまた、いくつもの保管階層132を具備することが可能であり、それぞれの保管階層132はいくつもの保管区画140を含み、それらの配置が図1Cでより明白に分かる。保管区画140は、任意適切な幅および奥行きを有することができる。特定の実施態様では、保管区画は幅が約2.5mおよび奥行きが5.5mであり得る。しかし、必ずしもすべての保管区画が同じ寸法を有する必要はない。保管階層132も同じ高さを有する必要はない。したがって、いくつかの階層/区画が小型の物体を保管し、いくつかの階層/区画が大型の物体を保管することができる。特定の実施態様では、保管階層は高さが約1.9mであり得る。
図1Bは、第1階層130のさらに詳細な図を提供する。一般に、第1階層130は道路水準にあるが、特定の実施態様では、第1階層130が道路水準の上方または下方であり得る。
物体保管システム100は、縦、すなわち、y方向が進入方向に沿って画定され、横、すなわちx方向が道路方向に沿って画定される直交座標を有するものとして表示可能である。この座標系を使用して物体保管システムを説明する。他の適切な座標系を画定しかつ使用することも可能である
見て分かるように、物体進入口110は、物体108(図示の実施例では車両である)を受け入れるための2本の車線112を含む。物体進入口110はまた、それぞれが物体測定システム(object measuring system)117および物体受入れシステム(object reception system)118(これらを下でさらに詳細に論じる)を具備する台114も具備する。物体識別機能(object identification system)は、物体到着日付、物体到着時間、到着時の物体進入口、物体のナンバー・プレート、物体の画像、および/または他の任意適切な物体識別情報に基づいて実行可能である。物体保管システム中の様々な箇所における物体の位置は、物体の位置を容易に特定できるように、このような情報との関連付けが可能である。物体進入口110は、さらなる処理を行うために物体を物体保管システムの中に移動するための物体移動システム(object moving system)119をさらに具備し、それらの1つが図1Dに見られる。
第1階層130はまた、物体位置合わせシステム(object alignmentsystem)150、物体搭載システム(object mounting system)160、および物体定位システム(object orientation system)170を具備する。物体位置合わせシステム150は、物体保管システムの中で輸送および保管を行うための台枠(frame)の上に物体を搭載する物体搭載システム160に対して物体を位置合わせする。1つまたは複数の台枠の上に搭載された物体は、搭載物体109として識別される。特定の実施態様では、1つの台枠を物体の一方の端部に使用し、1つの台枠を物体のもう一方の端部に使用する。実施例としての台枠を下でさらに詳細に論じる。物体定位システム170は、物体が物体保管システムを退出するときに適切な向きを有するようにそれを定位する。車両では、それが前向きで退出することが一般に望ましい。しかし、特に他の物体では他の定位も使用可能である。
第1階層130は、いくつもの昇降機180および水平輸送システム190をさらに具備する。水平輸送システム190は、搭載物体109を物体定位システム170から昇降機180の1つに移動する。水平輸送システム190は、様々な箇所に1つまたは複数の傾斜を有する場合もあれば有していない場合もあるが、横輸送システム(lateral transportation system)192aおよびいくつもの縦輸送システム(longitudinal transportation system)196を具備する。横輸送システム192aは、搭載物体109を上で横移動できる2つの案内装置セット194を具備し、例えば、それを昇降機180の正面に位置決めすることができる。案内装置はレール、棒材、軌道、溝、または物体の移動を誘導するための他の任意適切な装置であり得る。案内装置セット194の中の案内装置は、約2センチメートルと4センチメートルとの間の中心線間の間隔を有し得る。多様な駆動システムのいずれかを使用して搭載物体を案内装置セット194上で移動することができる。いくつかの実施態様では、動きを与えるためにスプロケットが案内装置の間に挿置される。縦輸送システム196のそれぞれは、昇降機180の1つの中に搭載物体を移動するための1対の案内装置198を具備する。多様な駆動システムのいずれかを使用して搭載物体を案内装置198の上で移動することができる。いくつかの実施態様では、動きを与えるために案内装置198のそれぞれがいくつもの関連スプロケットを有する。昇降機180は、保管階層132a〜132jの選択された1つに搭載物体を移動する。水平輸送システムはまた、横輸送システム192b〜dを具備し、これらは昇降機から搭載物体を横方向に移動することができる。以下に昇降機180および水平輸送システム190をさらに詳細に論じる。
第1階層130は部屋220も備える。部屋220は、物体の送達および/または出庫を行う管理者の快適さのための人間工学的な附属物を収容し得る。部屋220は、物体保管システムを管理しかつ操作する人員に居住空間を与えることもできる。いくつかの実施態様では、部屋220によって、保管庫から出庫された物体に出入りすることができる。
第1階層130はコンピュータ200をさらに備える。コンピュータ200は、物体保管システム100中の様々なシステムおよび構成要素の動作の制御を担う。コンピュータ200は集中型配置でもよいし、または物体保管システム中の多くの箇所に分散されてもよい。
コンピュータ200は、任意適切な有線技術および/または無線技術を使用して、データ交換のためにシステムおよび構成要素に結合可能である。例えば、有線技術は、1つまたは複数の装置に対する専用結合器および/または2つ以上の装置間の共有結合器を含み得る。データは、任意適切なプロトコル(例えば、IEEE802.3、IEEE802.5、またはTCP/IP)を使用することによって交換可能である。例えば、無線技術は、赤外線(IR)技術(例えば、IrDA)または無線周波数(RF)技術(例えば、IEEE802.11またはBluetooth(商標))を含み得る。
1つの動作様式では、物体108の1つが物体保管システム100に到着するとき、その物体は、当該物体を物体保管システム100の中に受け入れるように機能する物体進入口110に誘導される。物体進入口110に到達した後で、台114の1つの物体測定システム117が、物体の重量および外部寸法を測定する。この物体測定システムは、通常の構成要素および技術を使用してその動作を実行することができる。例えば、物体の重量測定は、重量計、歪み計、または他の任意適切な重量測定装置の使用によって実現可能である。物体測定システムは測定値を電気信号(例えば、TTL信号、パルス幅変調信号、広帯域信号、またはその他)に変換可能であり、これらの信号は、物体の重量および外部寸法が物体保管システムの特定の制限内にあるかどうかを決定するコンピュータ200に送られる。物体が特定の制限内になければ、物体は受入れを拒否され、物体進入口から除去される。
物体の受入れが許されると、物体受入れシステム118が、日付、時間、進入口によって物体を識別する。物体受入れシステム118は、コンピュータ200によって供給された時間および日付を使用して、このような動作を実行することができる。物体識別情報は物体位置測定に関連付けが可能であるが、それは、例えば、光学的、音響的、視覚的、かつ/または機械的な技法によってコンピュータ200が物体を物体保管システム中で位置を特定することによって実現可能である。位置センサは、光ダイオード、レーザ、音響センサ、重量計、歪み計、および/またはトリップ・レバーを含み得る。いくつかの実施態様では、物体に札付けおよび符号化を行うこともできる。物体管理者(例えば、物体を物体保管システムに送達する人間)も識別され、また受領書が受入れシステム118によって発行される。識別は、名前、住所、運転免許書番号、企業系列、クレジット・カード番号、および/または他の任意適切な識別子を使用して実現可能であり、このような1つまたは複数の識別子を自動入力(例えば、情報符号化カードを読取り機械に通すことによって)してもよいし、または手入力(例えば、キーパッドによって)してもよい。受領書は、管理者と物体保管システムとの間の労務提供契約の機能を果たし得る。受入れシステム118は、通常の構成要素および技術の使用によってその動作を実行することができる。いくつかの実施態様では、情報符号化カード、キー入力識別符号、および/または磁気ストライプ・チケットが使用可能である。管理者はまた、物体の受入れ完了が通知され、適用可能であれば、物体進入口110で物体から立ち去る前に、物体の車輪システムの固定を解除し、かつ/または物体の動力伝達装置を中立位置にするように要求される。
この時点でコンピュータ200は、物体がシステム100によって保管されるべきことを認識し、したがって、物体を保管するための適切な保管階層132、物体を保管するための適切な保管区画140、および物体を選択された保管階層に輸送するための適切な昇降機180を選択することによって、物体を保管すべき場所を決定し、かつ物体をその保管位置まで経路指定するための通路を画定することができる。いくつかの実施態様では、コンピュータはまた、物体退出口120の1つからの物体の適切な退出を容易にするために、物体を保管するための水平定位も決定することができる。例えば、このような定位は、利用可能な退出床間取り図または管理者の選択した物体退出口に従って決定可能である。
物体を保管すべき場所を決定するために、コンピュータは、当該施設に保管されている物体の現時点の分布、当該施設によって現時点で処理されている物体、物体保管予測時間、および他の任意適切な基準を検討して、任意の数の適切な基準に基づいて決定することができる。例えば、1つの昇降機に隣接する保管区画が別の昇降機に隣接するものよりも高い占有率を有すれば、コンピュータは、より低い保管区画占有率を有する昇降機の保管区画に物体を保管するように決定することができる。別の実施例として、1つの保管階層の保管区画が、別の保管階層に関連するものよりも高い占有率を有すれば、コンピュータは、より低い隣接保管区画占有率を有する保管階層の保管区画に物体を保管するように決定することができる。さらなる実施例として、物体が1つの昇降機に隣接する保管区画に割り当てられたばかりであれば、別の昇降機に隣接する保管区画に別の物体を割り当てることができる。別の実施例として、物体が任意の数の保管区画に割当て可能であれば、保管区画の選択は、物体進入口から保管区画まで物体を移動するための最小時間に基づいて行うことができる。他の実施例として、一時的に保管すべき物体とより長い時間に亘って保管すべき物体との間のように(例えば、通勤用自動車対出荷用コンテナ)、一時的に保管すべき物体には、物体進入口から保管区画まで物体を移動するための最小時間に優先順位を与えることができる。物体進入口から保管区画まで物体を移動するための最小時間を使用することは、他の適切な状況でも応用可能である。また、物体進入口から保管区画まで物体を移動するための最小労力を決定することも使用可能である。さらなる実施例として、コンピュータは、物体保管システムのいくつかのシステムが機能停止しているかまたはオフ・ラインであるかどうかを考慮することができる。
保管区画に至る物体の経路指定を決定するために、コンピュータは保管区画に隣接する昇降機、保管区画に隣接する移送運び台システム、当該施設によって現時点で処理されている物体、物体輸送システム、および/または他の任意適切な基準を検討することが可能であり、任意の数の基準に基づいて決定することができる。例えば、保管区画が1つの昇降機よりも別の昇降機に近接していれば、コンピュータは保管区画により近い昇降機を使用するように決定することができる。これは最小時間および/または最小労力基準を使用することによってしばしば実現可能である。別の実施例として、1つの昇降機が物体を保管または出庫しているところであれば、コンピュータは物体を保管する際に別の昇降機を使用するように決定することができる。他の実施例として、コンピュータは、昇降機を待機する物体の適切な待ち行列を確保するために、水平輸送システム上の物体の経路指定を検討ことができる。例えば、コンピュータは特定の昇降機を待機する物体の待ち行列時間を短縮することができる。さらなる実施例として、コンピュータは昇降機または他の適切なシステムのいずれかが現在機能停止しているかまたはオフ・ラインであるかどうかを考慮することができる。
保管物体を出庫すべきときに、物体を物体保管システムによって送達すべき場所を決定するために同様な配慮が可能である。
物体をシステム100の中に受け入れた後で、物体管理者が物体の周辺域から離れたこと、物体の周辺域に何も存在しないこと、および物体が本システムの中でさらなる処理を受ける準備が整っていることを確認するためにチェックが行われる。このようなチェックは、適切な監視センサからの情報を使用してコンピュータ200によって実行可能である。他の実施態様では、管理者が進入口域から離れたかどうか、および物体の周辺域に何も存在しないかどうかを進入口操作者が判断することが可能であり、それに引き続いて物体が本システム中でさらなる処理を受ける準備が整っていることをコンピュータに通知することができる。
物体がさらなる処理を受ける準備が整っていれば、それは物体移動システム119の1つによって物体位置合わせシステム150の1つに向かって移動される。物体移動システム150は、例えば、チェーン駆動式ローラ・システムでよい。物体位置合わせシステムは、物体搭載システム160の1つに対して物体を位置合わせする。物体搭載システムでは、物体は、2つの台枠、すなわち、物体の第1の部分用の1つの台枠と、物体の第2の部分用の第2の台枠との上に搭載されて搭載物体109になる。
物体搭載システム160から、搭載物体が物体定位システム170に向かって移動される。物体定位システム170では、搭載物体の台枠が縦輸送システム196a〜bの一方に係合され、これらの第1の台枠が車線112aに対応し、第2の台枠が車線112bに対応する。次いで、係合された縦輸送システムは、コンピュータ200の制御下で、搭載物体を物体定位システム170の中心と縦方向に位置合わせする。この位置合わせは、任意適切なセンサ(例えば、IR、RF、または視覚的)および測定技術を使用して遂行可能である。搭載物体を縦方向に位置合わせした後で、物体定位システム170は、物体を物体定位システム170の中心と横方向に位置合わせする。次いで、物体定位システムは、物体が前進方向で本システムを退出できるように搭載物体を定位する。本実施態様では、車両は180°再定位される。しかし、他の実施態様では、車両を再定位する必要がない場合もあるし、または他の任意適切な角度に再定位される場合もある。
再定位の後で、横輸送システム192は、先行してコンピュータ200によって選択された昇降機180の1つと搭載物体を位置合わせするためにそれを輸送する。選択された昇降機が使用可能であれば、それに対応する縦輸送システム196c〜eの1つが搭載物体を昇降機の上に積載する。次いで、その昇降機は、先行してコンピュータ200によって選択された適切な保管階層132に搭載物体を輸送する。
図1Cは保管階層132bを例示するが、それは他の保管階層132を代表するものである。前述のように、保管階層132bはいくつもの保管区画140を含む。保管区画140は同じ幅を有する必要はない。したがって、いくつかの保管区画は幅のより狭い物体を保管することが可能であり、いくつかの物体は幅のより広い物体を保管することが可能である。
保管階層132は移送運び台システム(transfer carriage system)185も含む。移送運び台システム185は搭載物体を昇降機180から受け取り、保管区画と位置合わせするためにそれらを横方向に移動する。例えば、移送運び台システム185bは、搭載物体を横方向に移動しているところが例示されている。一旦保管区画140の選択された1つと位置合わせされると、移送運び台システムは搭載物体を保管区画の中に入庫する。例えば、移送運び台システム185aは搭載物体を保管区画140qの中に入庫しているところが例示されている。搭載物体の入庫は搭載物体の一連の水平および/または垂直移動によって行うことができる。搭載物体を入庫した後、移送運び台システムは、保管のために別の搭載物体を受け入れたり、または関連する昇降機に送達するために搭載物体を保管区画140の1つから出庫したりするために、関連する昇降機180に戻ることができる。例示するように、移送運び台システムは同時動作が可能である。昇降機180は、それと縦方向に位置合わせされた保管区画の中に搭載物体を直接入庫することもできる。
保管区画140のそれぞれは、縦輸送システム142を含む。縦輸送システム142は、搭載物体を区画の中に受け入れるために、また搭載物体を移送運び台システム185に送達するために使用される。縦輸送システム142は、例えば、関連するスプロケットを有する1対のレールを具備し得る。保管区画140は、その内部に受け入れた搭載物体が保管中に移動しないように固定するための任意適切な移動止めも含む。
搭載物体の出庫方法は、一般に保管方法とは逆に進行する。出庫は、カード、符号、チケット、または別様物による本システムに対する管理者の識別および保管料の支払いで始まるのが典型である。次いで、コンピュータ200は、物体が本システムによって出庫されるべきことを認識し、したがって識別情報に基づいて物体の位置を特定し、物体を出庫する経路を決定する。次いで、物体が出庫され、物体退出口まで送達される。しかし、他に僅かな違いが存在するが、それは下で論じられる。
図1Dは物体保管システム100の側面図を提供する。例示するように、図1Dは、物体を物体保管システムの方法に組み込むところを示す別の図を提供する。先に論じたように、システム100は第1階層130および複数の保管階層132を有する。また、物体が本システムの方法に組み込まれると、それは物体進入口110に到達し、受け入れられ、次いで物体移動システム119aによって物体位置合わせシステム150aまで移動される。次に、物体は物体搭載システム160aに遭遇し、そこでそれは台枠の上に搭載される。搭載物体は、物体搭載システム160aから物体定位システム170に搬送され、そこで物体退出口(図示せず)に対して定位される。
物体保管システム100は台枠再循環システム(frame recycling system)210も具備する。台枠再循環システム210は、退出していく物体から台枠を回収し、それらを格納し、かつそれらを物体搭載システム160aに供給する役割を担う。台枠再循環システム210は下でさらに詳細に論じられる。
図1A〜Dに例示した実施例としての物体保管システムは多様な特徴を有する。例えば、本システムは、本システムを動作させる際の効率を実現するために管理すべき物体保管システムの多くの側面を組織化することができる。効率性は、物体輸送時間、昇降機の数に対する保管空間の配分、および/またはシステム容積に対する保管区画の比率の観点から測ることができる。また、本システムは、いくつもの物体入口および出口箇所、ならびに効率的な保管区画配分の格子配置を提供する。したがって、高度な構造的整合性が、より低いシステム運転費で、しかも機構およびその内部の構成要素のより低い性能要件で維持することを可能にする。
効率性は、迅速かつ同時の多重タスク方式で動作させることによって実現可能である。これを遂行するために、コンピュータは、物体保管システムの様々なシステムおよび構成要素からデータを受け取り、それらの労力を協働させる。効率性は、本システムの物理的配置にも見出される。それぞれの昇降機に隣接する区域に保管区画を配置することによって、少なくとも1つの昇降機に保管物体を迅速に輸送することができる。また、その配置は待ち行列時間の短縮を助ける。しかし、必要であれば、保管物体を別の昇降機に輸送することも可能である。このような実施態様は、保管および出庫時間、使用可能なシステム容積、および保管区画数の態様を平衡させる。実質上、この実施態様は、使用可能な保管容積に対する保管物体数の比率を高め、保管および出庫時間を短縮する。
物体保管システム100および他の同様な実施態様では、物流は、物体保管システムの速度がその構成要素の最も遅い要素と同じであるのが必然である。物体保管システム100では、昇降機が、評価すべき最も重要な時間、すなわち、昇降機を待機する時間、物体をその保管階層に輸送する時間、および別の物体を出庫してその送達準備をする時間を決定し得る。
どのように多重タスク方式が効率向上を促進できるかを示す1つの実施例として、3基の昇降機、10段の階層、1階層当たり30の保管区画を有し、300台の物体保管容量を提供する物体保管システム100を検討されたい。この物体保管システムでは、それぞれの昇降機が14の保管区画に関連する。1つの物体を輸送(保管または出庫)するための平均時間は1つの昇降機に関して30秒であると想定される。しかし、両方の輸送が同時に行われると、たとえ両方の輸送を行うための保管および出庫階層が同じでなくても、このシステムは同じ昇降機によって両方の輸送を実行するために平均して36秒かかり得る。したがって、1分間当たり6台の物体を保管または出庫する場合(それは300の輸送(保管または送達)を実行するために約50分かかることになる)とは異なり、保管と出庫とを同時に行う場合では、約20パーセント増しの時間で2倍の数の輸送を行うことができる(すなわち、600の輸送を行うために約10分多くかかる)。したがって、物体の保管と出庫とを能力全開で同時に行えば、このシステムは、平均して60分間に約600の輸送を実現することができる。
コンピュータによって提供される協働は信頼性も向上させる。経路指定シーケンス動作(routing sequence motion)が記録され、故障が容易に検出される。必要であれば、代替機構および/またはセンサが代用可能であり、かつ経路指定シーケンスが修正可能であり、システムの運転続行を可能にする。したがって、人間の介在および機械的故障に由来する運転中断の恐れが、早期検出および判定、ならびにコンピュータによって講じられる保護対策によって低減する。
コンピュータは、物体保管システムの管理処理も行う。本システムに物体が到着したときに物体管理者からそれらを受け取ること、および物体が出庫していくときに物体管理者にそれらを送達することなどの項目を管理することができる。また、コンピュータは、適切な物理的パラメータ(例えば、重量および寸法)を有していない物体を確実に本システムに受け入れないようにする。
本システムは、安全を確保するために、火災警報機、センサおよび監視システム、地震検出器、ならびに同様物のようないくつもの安全装置の使用も可能である。これらの装置は、本保管システムの自動化と共に、破壊行為の危険性も低減することができる。さらには、その構造自体は規制および防護システムに関する通常の建造技術に準拠し得る。また、その構造のサイズおよび動作は、物体が他の物体および本システムの構造自体に衝突するのを防止するように設計可能である。さらには、動作全体を通じて内燃式原動機が稼働している必要がないので、有害ガスの汚染水準が低下する。
一般に、本物体保管システムは、同時多重タスク方式、経路指定通路の予測選択および実行、保管区間の分配のための間取り図の簡素化、昇降機位置、進入口および退出口の配置、および少ない点数の軽量搬送構成要素の使用のために有利である。したがって、それは、より大きな物体保管/出庫問題に対処することが可能であり、同時にエネルギー費を削減し、使用可能なシステム空間を増大し、しかも運転寿命を延長する。
図1は物体保管システムの1つの実施例を例示するものであるが、他の物体保管システムは、より少ない、追加的な、かつ/または異なる配置のシステムおよび構成要素を含み得る。例えば、物体保管システムは、物体進入口と物体退出口との間の任意適切な比率を含み得る。さらには、物体進入口および物体退出口が同じ階層上にある必要がない。また、第1階層が保管区画を含み得る。別の実施例として、物体保管システムは任意適切な数の昇降機を含み得る。例えば、昇降機の数は、物体保管システムの応用例によって決まり得る。例えば、病院訪問者用駐車場には専用コンテナ保管集積所よりも多くの昇降機が必要になり得る。昇降機1基当たりの保管区画の数も同様に調整可能である。他の実施例として、物体保管システムは、物体を台枠の上に搭載する前にその再定位を行うことができる。しかし、他の物体保管システムは、物体定位システムを備えていなくてもよい。さらなる実施例として、物体保管システムは水平輸送システムを備えていなくてもよい。
図2は、図1の物体受入れ構成要素をさらに詳細に示す図を提供する。先に論じたように、物体進入口110は、物体受入れシステム118および物体移動システム119aを具備する。物体108の受入れ後に、物体移動システム119aは物体を物体位置合わせシステム150aに向かって移動するが、それは物体を物体搭載システム160aに位置合わせする。
図3A〜Eは物体位置合わせシステム300を例示する。物体位置合わせシステム300は、物体位置合わせシステム150aの1つの実施例である。
図3Aは物体位置合わせシステム300の上面図を提供し、図3Bは物体位置合わせシステム300の正面図を提供し、また図3Cは物体位置合わせシステム300の側面図を提供する。図3Dは物体位置合わせシステムの構成要素の底面図を示す。図3Eは物体位置合わせシステムの構成要素を例示する。
一般に、物体位置合わせシステム300は、物体の縦中心線を別のシステム構成要素の中心線と位置合わせする。これを遂行するために、物体位置合わせシステム300は2つの対向する対置アーム310を具備する。アーム310のそれぞれは縦方向長さ312を含み、その端部314が外向きに屈曲している。アーム310は、これらのアームの縦方向長さ312が平行であり、かつこれらのアームがそれら自体を閉じるように拘束する力が加えられるように中心位置決め補償装置330によって結合される。動作時に、これらのアームは処理を受けている物体の対応する外側部分(例えば、タイヤの壁)に接触し、他方では物体の下部(例えば、タイヤの接地面)が滑り表面320の上に静止する。
図3Dは、この滑り表面320をさらに詳細に例示する。例示のように、滑り表面320は、浮動支持帯324が上に取り付けられる浮動板322を含む。浮動支持帯324は、物体が縦方向と横方向の両方に移動しやすくする。
図3Eは、中心位置決め補償装置330の1つの実施例を断面図で例示する。見て分かるように、移動止めアーム331がアーム310を中心位置決め補償装置330に結合するが、それは連結装置332(例えば、スプロケット)および偏倚装置335(例えば、ばね)を具備する。連結装置332は、アーム310が確実に中心線から等間隔を維持するようにし、偏倚装置335はアーム310がそれら自体を閉じるように力を加える。
動作では、中心位置決め補償装置330は、2つの縦方向長さ312の中心線を拘束して物体搭載システム160の中心線上に留まるように、かつそれら自体を閉じるようにする。さらには、縦方向長さは後続のシステム構成要素の適切な軸に平行である。これらの長さの1つの内部表面が物体の対応する外表面と接触するとき、縦アームは物体を受け入れるように開き、接触アームが物体に拘束力を加えて物体の中心線が物体位置合わせシステムの中心線と共線になるまで物体を移動させる。縦アーム310の対向する内表面は、物体を移動して中心に位置決めする間、低い抵抗を与えるようになっている。
図2に戻ると、物体位置合わせシステム150aによって物体を位置合わせした後に、物体は物体搭載システム160aによって2つの物体輸送台枠230の上に積載される。物体輸送台枠230は物体を本システムの他の箇所全体に輸送するために使用される。
図4A〜Kは、物体輸送台枠400を例示する。物体輸送台枠400は物体輸送台枠230の1つの実施例である。
一般に、図4A〜4Fは物体輸送台枠400の様々な図を提供する。図4Aは物体輸送台枠の等角図であり、図4Bは収縮位置にある物体輸送台枠の等角図である。図4Cは物体輸送台枠の底面図であり、図4Dは物体輸送台枠の正面図である。図4Eは物体輸送台枠の側面図である。図4Fは図4Dの一部の拡大図であり、物体輸送台枠と横輸送システム192の1つの実施例としての要素との相互作用を示す。
物体輸送台枠400は、2つの外枠部材472を有する外方に拡張可能な長方形台枠470を含む。外枠部材472は任意適切な長さおよび幅でよく、特定の実施態様では、長さが約2.2mおよび幅が0.1mである。例示するように、外枠部材472は棒材であるが、それらはロッド、支柱、梁、板、または他の任意適切な支持構成要素でよい。さらには、外枠部材472は、中実、中空、または他の適切な断面を有し得る。外枠部材472の端部は伸縮装置474によって互いに結合され、その装置のそれぞれは固定筐体475および2つのアーム476〜477を具備し、それらは例示の実施態様では断面が長方形である。アーム476〜477は任意適切な長さおよび幅でよく、特定の実施態様では、長さが約0.29mで幅が0.03mである。伸縮装置474は、物体輸送台枠が完全に拡張されるときに外枠部材を約91cm(約36インチ)離間させ得る。伸縮装置474はまた、図4Bに示すように、長方形台枠470を収縮させる。外枠部材は、物体輸送台枠が完全に収縮されるときに外枠部材を約46cm(約18インチ)離間させ得る。
固定筐体475は、外方に拡張可能な長方形台枠470の中心線に平行な中心線を有する内枠部材490の端部に結合される。例示のように、内部台枠構造490は1組の平行棒材を含む。しかし、内部台枠構造490の支持部材は、ロッド、支柱、梁、板、または他の任意適切な支持構成要素でよい。内部台枠構造490によって画定される水平面は、外方に拡張可能な長方形台枠によって画定される水平面よりも低い。
図4Cに最も適切に示されているように、物体輸送台枠400の底部は、本システムの縦方向の移動を可能にするローラ410と、本システムの横方向の移動を可能にするローラ420とを有するようになっている。これらのローラは、車輪、タイヤ、ボール・ベアリング、または他の任意適切な支持回転装置でよく、それらは物体輸送台枠のための移動装置の1つの実施例である。いくつかの実施態様では、これらのローラは滑らかであり得る。ローラ420間の間隔は連続的な支持体となり得る。ローラ420は、異なる水平面上を移動できるように、ローラ410よりも約3.8cm(約1.5インチ)低く配置可能である。
物体輸送台枠400はまた、横輸送システム192によって横システム方向に移動するためのスプロケット・チェーン450と、縦輸送システム196によって縦システム方向に移動するためのスプロケット・チェーン460とを具備する。スプロケット・チェーンは、物体輸送台枠のための移動装置の別の実施例である。1組のローラおよびスプロケット・チェーンは、移動システムと考えることができる。
スプロケット・チェーン450が溶接によって結合され得るスプロケット・チェーン450用の支持体は、ローラ420のための案内装置の役割をする。例示のように、これらの支持体は、約5cm(約2インチ)の高さであり、物体輸送台枠の長さに亘って延在し、ローラ420の底面とスプロケット・チェーン450の頂面との間に約1.3cm(約0.5インチ)の隙間を設けるが、これらの支持体は他のサイズおよび構成を有してもよい。案内装置は、適切に動作するようにローラ420を位置合わせ状態に維持するのを助け得る。同様に例示するように、案内装置はテーパ付き端部を含む。これらの端部は、物体輸送台枠が、この物体輸送台枠の現時点のサイズに最も厳密に一致する横輸送システム案内装置の選択を助ける際に役に立つ。
ローラ420とスプロケット・チェーン450との間の関係は、図4Dでより明確に観察することができる。ローラ410とスプロケット・チェーン460との間の関係は、図4Eでより明確に観察することができる。図4Fは、スプロケット・チェーン460が、どのように縦輸送システム196の実施例としての構成要素と相互作用するかを例示する。スプロケット・チェーン450は、横輸送システム192の構成要素と同様に相互作用することができる。
図4G〜4Iは、伸縮装置474の1つの実施例の拡大断面図を提供する。図4Gに例示するように、アーム476〜477は、この実施態様では対向するつめドロップ(pawl drop)を有する歯478を備える。固定筐体475は、アームを制御式に収縮および拡張させるつめ車固定装置480を具備する。つめ車固定装置480のそれぞれは、移動止め案内装置482および移動止め484(例えば、ピン)を含み、これらがアーム476〜477の一方または両方と相互作用することができる。
図4Gの線A−Aに沿った断面図である図4H〜4Iで例示するように、アーム476〜477は長手方向に一直線上に整列されていない。したがって、これらのアームは筐体475の中で互いにすれ違って滑動し得る。また、偏倚装置486(例えば、ばね)が通常、移動止め案内装置482の中で移動止め484を固定位置に保持する。この移動止め位置は通常、物体が台枠上に搭載されるときに使用される。しかし、力を移動止め484に加えると、それを非固定位置に移動させる(図4I)。この位置は、台枠の物体受入れ準備が整っているときに使用される。この力は、任意適切な物体によって移動止め484に加えることができる。
図4J〜4Kは、物体輸送台枠400の底部の詳細な等角図を示す。図4Jは、物体輸送台枠400の先に論じたいくつかの構成要素をより適切に例示する。例示のように、物体輸送台枠は、拡張および収縮のための収縮式アーム477に結合される外枠部材472bを具備する。また、物体輸送台枠は、横方向にシステムが移動するためのローラ420およびスプロケット・チェーン450と、縦方向にシステムが移動するためのローラ410およびスプロケット・チェーン460を具備する。図4Kは、スプロケット・チェーン450およびスプロケット・チェーン460が、横輸送システム192および縦輸送システム196の実施例としての構成要素とそれぞれに相互作用するのを例示する。例示のように、横輸送システム192および縦輸送システム196は、スプロケット・チェーンと相互作用するスプロケットを具備する。また、車輪450は案内装置セット194の1つの案内装置の上を移動する。スプロケット・チェーン450の支持体台枠は、物体輸送台枠と横輸送システムとの位置合わせを補助することができる。物体輸送台枠と横輸送システムとの間の位置合わせの不完全さは、つめ車固定装置480における遊びおよび/または物体のタイヤにかかる荷重の増減によって対処することができる。
横輸送システム192のスプロケットは平行なセットとして纏められ、それぞれのセットが軸に結合されることに留意されたい。これらのセットを軸に結合することによって、結合材を削減することができる。動作に際して、それぞれの軸は別々に駆動可能であるし、またはいくつかの軸もしくは場合によってはすべての軸を同じモータによって駆動することも可能である。それぞれの軸を別々に駆動すると、横輸送システムを不能にする散発的な駆動システムの故障の確率を低減するが、これらの軸は、軸同士の適切な回転速度を確実に維持するように監視の必要があり得る。
物体輸送台枠400は多様な特徴を有する。例えば、物体輸送台枠は、1対の台枠が様々なサイズの軸距に対処するための構造を備える必要がないので相対的に軽量であり得る。台枠が別々に位置決め可能であることによって、軸距の様々なサイズを補償する。軽量台枠によって、それらを物体保管システムの方々へ移動させる際の消費電力が減少する。さらには、これらの台枠は軸距補償構造を備えていないので、これらはコンパクトに格納可能であり、それによって、これらは物体退出口および/または進入口の付近に格納可能になる。これは物体輸送台枠を遠隔距離に格納するために必要な電力を排除し、さらに物体輸送システムを使用して物体輸送台枠を格納箇所まで搬送しなければならない場合の物体輸送時間の浪費を削減することが可能である。また、それは物体輸送台枠の容易な検査を可能にし、かつ破損した台枠が特定される場合には容易な除去を可能にする。それはさらに、物体搭載構体と保管区画との間に1対1の関係を有する必要を排除する。すなわち、これらの物体輸送台枠を使用して任意適切な物体を任意の保管区画に保管することができる。これは、物体保管システムを十分に利用することが可能でありながら、物体輸送構体の取出しおよび導入を可能にする。さらには、物体輸送台枠が物体に係合する箇所が、移動機構(例えば、ローラおよびスプロケット・チェーン)に相対的に近接する。これも、物体係合箇所と移動機構との間の間隔距離(それに沿って構造的強度、したがって材料も大きくなる)を縮めるので台枠を相対的に軽量化することができる。
図2に戻ると、物体搭載システム160によって物体108が2つの台枠230(例示の実施例では、1つが前輪タイヤ用で1つが後輪タイヤ用)に搭載される。台枠は、下でさらに詳細に論じる台枠再循環システム210によって物体搭載システムに供給される。
図5A〜Mは、物体搭載システム500の構成要素および動作を例示する。物体搭載システム500は物体搭載システム160aの1つの実施例である。物体搭載システム500は物体輸送台枠400を使用する。
一般に、図5A〜Jは様々な動作段階にある物体搭載システムの側面図を例示する。図5K〜Mは特定の動作段階にある物体搭載システムの正面図を例示する。
物体搭載システム500の目的は、入庫してくる物体を第1および第2の物体輸送台枠400の上に搭載することである。物体搭載システム500は、垂直ピストン510、垂直ピストン530、および垂直ピストン540を具備する。一般に、垂直ピストン510は、入庫してくる物体に物体輸送台枠が係合可能な位置までそれを持ち上げ、この台枠を物体に係合させるように準備し、次いでこの台枠を物体に係合させる役割を担う。これを遂行するために、垂直ピストン510は台枠支持台512および水平ピストン514を具備するが、この水平ピストンは垂直ピストン510の上面に取り付けられ、台枠を拡張および収縮して物体に係合させる役割を担う。垂直ピストン530は、物体のタイヤを物体輸送台枠上で中心に位置決めする目的のために、凹面中央支柱を昇降させる役割を担う。垂直ピストン540は、物体を台枠上に移動するのを助ける2つの支持棒542を昇降する役割を担う。垂直ピストン510、水平ピストン514、垂直ピストン530、および垂直ピストン540は、空気式駆動、油圧式駆動、または他の任意適切な駆動でよい。
1つの動作様式では、物体搭載システム500が、多重動作を実行して物体を物体輸送台枠上に搭載する。これらの動作は垂直方向および水平方向である。これらの動作は、コンピュータ200の指令下で実行可能である。
物体搭載方法を開始する際に、物体輸送台枠400の1つが、図5Aに示すように、物体搭載システム500の上方に位置決めされる。物体輸送台枠は、それが物体搭載システムに到達するときに収縮状態にある。
図5Bは、垂直ピストン510を駆動して物体輸送台枠を持ち上げた結果を示す。この動作時に、台枠支持台512は台枠に係合してそれを支持する。水平ピストン514も対向方向に外向きに繰り出すことができる。そうする際に、水平ピストンの末端516が物体輸送台枠に接触する。このピストンがさらに繰り出すと、その動作が物体輸送台枠のつめ車固定装置480を解除し、その台枠が拡張され得るようになっている。垂直ピストン510はまた、別の物体輸送台枠400が物体搭載システムによって現時点で受け入れられるのを防止するために移動止め518を具備することに留意されたい。
図5Cは、水平ピストン514を駆動した別の結果を示す。例示のように、このような駆動によって物体輸送台枠400が拡張する。物体輸送台枠400は、今や物体の前輪タイヤを受け入れる準備が整っている。
垂直ピストン510はまた、図5K〜Mに示すように、物体輸送台枠を持ち上げて、それを物体搭載システム500の軌道590に係合させる。軌道590は、ヒンジ式支持アーム592およびそれに関連する凹部594を具備する。それらの通常状態では、支持アーム592は凹部594から突出している(図5K)。支持アーム592は、ばね、ピストン、または他の適切な技法によって駆動可能である。
垂直ピストン510が物体輸送台枠400を持ち上げるとき、支持アーム492が凹部594の中に引っ込む(図5L)。このような動作によって、物体輸送台枠が入庫してくる物体の底部よりも僅かに上方になる。物体輸送台枠が支持アームを完全に通過すると、支持アームはそれらの通常状態に戻る。次いで、物体輸送台枠が支持アームに係合するように垂直ピストン510がそれを下降させる(図5M)。その時点で物体輸送台枠は入庫してくる物体の水準にある。
図5Dは垂直ピストン540の駆動を例示する。前述のように、垂直ピストン540は支持棒542を具備する。支持棒542は、物体輸送台枠の拡張によるその内部空間の少なくとも一部を埋める役割を担う(図4C)。また、支持棒は、物体輸送台枠上で物体のタイヤを中心に位置決めするのを助ける。支持棒の上面は、入庫してくる物体の底部と同じ水準であり得る。
図5Eは垂直ピストン530の駆動を例示する。先に述べたように、垂直ピストン530は、物体輸送台枠上で物体のタイヤを中心に位置決めするのを補助する凹面支柱を具備し、さらに物体も支持する。凹面支柱の高さは、支持棒542の高さよりも僅かに低くなり得る。
物体搭載システムは、今や入庫してくる物体の受入れ準備が整っている。したがって、物体は、物体移動システム119(ここでは図示せず)を使用して前送りされ、物体の前輪が物体輸送台枠、凹面支柱、および支持棒に接触するように、物体位置合わせシステムによって中心に位置決めされる。
図5Fは、物体搭載システムが、入庫してくる物体を受け入れているところを示す。図示のように、物体の前輪タイヤは、物体輸送台枠上で中心に位置決めされ、かつ凹面支柱によって支持されている。
図5Gは垂直ピストン540が引っ込められた状態にある物体搭載システムを示す。物体前輪タイヤが物体輸送台枠上で中心に位置決めされ、かつ垂直ピストン530によって支持されているので、もはや支持棒542の必要はない。物体タイヤは物体輸送台枠によっても支持され得る。
図5Hは水平ピストン514を引っ込めた結果を示す。このように引っ込めると、物体輸送台枠の外部要素を収縮させ、かつそれを入庫してくる物体のタイヤに係合させる。特定の実施態様では、物体のタイヤ、したがって物体は主として台枠の外部構成要素によって支持される。すなわち、内部構成要素はタイヤに接触していないか、またはたとえ内部構成要素がタイヤに接触していても、これらの構成要素は最小限に支持するだけである。物体は今や第1の物体輸送台枠上に搭載されている。
一旦入庫してくる物体のタイヤが物体輸送台枠上に搭載されたら、もはやその他のピストンの必要はない。したがって、図5Iに示すように、垂直ピストン530および垂直ピストン510は引っ込められる。垂直ピストン510の引っ込みは物体輸送台枠を固定位置のままにしておくことに留意されたい。台枠400では、つめ車固定装置480がアーム476〜477上の次の使用可能な歯478に係合する(図4G)。
物体搭載システム500の動作は、本システムの様々なセンサによって収集されたデータの結果として遂行され得る。このような情報は、システム500の様々な駆動部に指令を送出できるコンピュータ200に送られる。例えば、コンピュータ200に送出されたシステム情報は、物体の前輪タイヤが第1の物体輸送台枠によって係合されていることを示すことが可能であり、コンピュータは、物体搭載システム500にその初期位置へ戻るように指令することができる。
図5Jは、前輪タイヤが搭載された後で物体が前送りされるときの物体搭載システムを例示する。物体が前進すると、物体の後輪タイヤを搭載するために別の物体輸送台枠400が物体搭載システム500の中に導入されかつその上方に位置決めされるように通路が空けられる。物体の後輪タイヤを第2の物体輸送台枠上に搭載する方法は、物体の前輪タイヤを第1の物体輸送台枠上に搭載するための上述の方法と同様である。
図2に戻ると、物体が物体搭載システム160aによって物体輸送台枠上に搭載された後で、物体は物体定位システム170に向かって移動される。物体108に関する場合と同様に、搭載物体109はコンピュータの制御下で移動可能である。搭載物体の移動および/または位置はセンサによって検出可能であり、電子信号がコンピュータに送信される。これらの信号は、例えば、搭載物体が今や物体定位システム170への移動準備が整っていることを知らせることができる。
搭載物体を物体定位システム170に搬送するために、縦輸送システム196a〜bの一方が使用される。図1Bに示したように、縦輸送システム196a〜bは1対の案内装置198を有し、それらは物体輸送台枠のローラ410(図4C)に係合する。搭載物体は、いくつもの対向するスプロケット対を使用して縦方向に移動され得るが、それぞれの対は縦輸送システムの案内軌道の近傍の側方に取り付けられる(図4K)。
スプロケットの対向対は、同じ軸上に同軸取付けされ得る。いくつかの実施態様では、スプロケットの動作は、例えば、電気モータ(ACまたはDC)、油圧モータ、空気モータ、または他の任意適切な機械式動力出力装置のような共通の装置によって駆動される。スプロケットを別々にまたは従属的に動作させる他の方式も使用可能である。
搭載物体の縦移動は、搭載物体が物体定位システム170に搭載された時点(位置センサによって検出)で停止される。搭載物体の縦中心を物体定位システム170の中心と一致させる(例えば、搭載物体の前縁または後縁が物体定位システムの中心から等距離である)。これを遂行するために、位置センサからの情報に基づいてコンピュータからの指令を使用して、物体定位システムの外部にあり得る機械式動力出力装置を起動することができる。位置センサは、光学的、音響的、視覚的、機械的技法、または他の適切な技法に従って動作可能である。
一旦搭載物体の縦中心が物体定位システム170の中心と位置合わせされると、搭載物体は、その搭載物体の中心が物体定位システムの中心の上方にくるまで横方向に操作される。このような横方向の操作は、物体定位システムの一部であるか、または一部ではない機械式動力出力装置によって遂行可能である。一旦中心位置決めが完了すると、コンピュータに通知され、次いで、それは搭載物体を適切な方向に再定位するように指令を出す。適切な方向は、物体が物体保管システムから退出するときに取る方向によって画定され得る。
次いで、搭載物体は、多くの案内装置セット194(図1B)を有する横輸送システム192aの上に搭載される。次いで、横輸送システム192aは、先行してコンピュータ200によって選択可能な昇降機180の1つに搭載物体を輸送することができる。
図6A〜Bは、横輸送システム192aと縦輸送システム196との間で搭載物体を移し替えるためのシステム600を例示する。システム600は、搭載物体を縦輸送システムの1つから横輸送システムの上に移し替えるために使用することもできる。
例示のように、移動システム600は傾斜面装置(ramping apparatus)610を具備する。この傾斜面装置は、縦輸送システムの案内装置198の1つが結合されるカム従動節670を具備する。カム従動節670は、ねじ630によってねじモータ640に結合される傾斜面カム620と係合されるが、ねじモータ640およびねじ630は傾斜面駆動システムの1つの実施例である。ねじモータ640に適切に動力が供給されるとき、傾斜面カム620が前進し、カム従動節と案内装置198の両方を降下させる。案内装置が降下すると、横輸送システムの案内装置セット194(それらの1つのみを図示する)が、この案内装置セット194と噛み合うように案内装置レール198の中に細穴を有する縦輸送システムの上方に突き出す。物体輸送台枠400の底表面上のローラ420(図4D)が、それぞれの案内装置セット194の中の案内装置の2つと係合することになる。また、スプロケット・チェーン450が横輸送システムのスプロケット(図示せず)と噛み合うことになる。その時点で、搭載物体は、横輸送システムのスプロケット・システムによって昇降機180の1つに移動される準備が整う。
搭載物体は、それが昇降機180の選択された1つの入口正面にくるように横輸送システムによって移動され得る。この選択された昇降機は、他の作業を実行している可能性もあるので、まだ到着してない場合もあることに留意されたい。選択された昇降機が到着すると、搭載物体はその昇降機に積載される。
図7A〜Eは昇降機700を例示する。昇降機700は昇降機180の1つの実施例である。
図7Aは昇降機700の等角図を提供する。例示のように、昇降機700は、箱704と、下でさらに詳細に論じる物体支持台710とを具備する。箱704は他の任意の適切なサイズを有し得るが、特定の実施態様では、それは長さが約5.1m、幅が2.4m、および高さが2.8mである。一般に、昇降機700中にある間、物体支持台710は搭載物体を支持する。図7Bは物体支持台710の上面図を提供する。昇降機700は、ケーブル/プーリ配置、ピストン、他の任意適切な技法によって垂直に位置決め可能である。
物体支持台710は縦駆動システム720および横駆動システム730を具備する。一般に、縦駆動システム720は、第1階層130で搭載物体を昇降機にまたはそれから移動するのを助ける。また、横駆動システム730は、保管階層132で搭載物体を昇降機にまたはそれから移動するのを助ける。
搭載物体が第1階層130で昇降機180の1つの入口にあるとき(図1B)、搭載物体は横輸送システム192から物体支持台710の上に移し替えられる。動作の1つの様式では、この移し替えは、横輸送システム192よりも僅かに高く(例えば、約30cm(約12インチ))物体支持台710を位置決めすることによって遂行される。次いで、物体支持台710の内部に配置された移動止め712(例えば、ボルト)が外向きに繰り出される。それぞれの繰り出された移動止め712は、昇降機の昇降路構造(図示せず)に結合された対応する台支持板の上方に位置合わせされる。移動止め712を繰り出した後で、物体支持台710は、繰り出された移動止め712が対応する台支持板上に静止するまで降下されるが、その支持板は物体支持台をシステム水準と実質的に同水準することができる。他の実施態様では、移動止め712は他の様態で昇降機の昇降路構造と係合され得る。また、移動止め712以外の移動止め装置も使用可能であり、これらの移動止めは箱704に配置可能である。
この方法は、積込みまたは積出し時の圧縮力または張力、構成要素の滑り量、歯車の遊び、機械的故障、および/または他の適切な機械的動きのせいで発生し得る昇降機180の移動から物体支持台710を切り離すことも可能である。これは、搭載物体を昇降機の上に移し替える方法を安全で確実な様態で進めることを可能にする。例示の実施態様では、このような切離しをさらに容易にするために、箱704が物体支持台710から分離されている(例えば、約10cm(約4インチ))。
さらには、縦輸送システム196の対応する1つが搭載物体と係合される。これは、例えば、図6A〜Bによって例示したものと同様の傾斜面装置に対してコンピュータ200によって送出された指令に基づいて遂行可能である。この動作によって、物体輸送台枠は横輸送システムから縦輸送システムに移し替えられる。例えば、物体輸送台枠400のローラ410(図4C)が縦輸送システムの案内装置198に接触可能であり、物体輸送台枠の底部のスプロケット・チェーン460(図4F)がスプロケット・システムに接触可能である。このスプロケット・システムは続いて搭載物体を物体支持台710の上に移し替える。
センサを使用して、1つの物体輸送台枠の少なくとも一部が物体支持台710上にある時点を特定することができる。この時点でまたはもっと後の時点で、搭載物体を物体支持台710上に移し替えかつ/または位置決めするのを完了するために、縦駆動システム720は物体輸送台枠と係合可能である。
図7Bに最も適切に例示されているように、縦駆動システム720は、物体支持台710の外側付近に配置されたいくつもの対向するスプロケット722を具備する。スプロケット722は軸726によってモータ724に結合される。モータ724はスプロケット722を同時に駆動する。縦駆動システムはまた、物体支持台の縦レールに対して移動する縦案内装置も具備する。縦案内装置は、物体輸送台枠の縦ローラを係合しかつ切り離すために、それぞれ上昇させ(図7Aに示す)かつ降下させる。この実施態様では、縦案内装置の一部が物体支持台の縦レールの上に重なる。
図7Cは昇降機700の側面図を提供するが、物体輸送台枠400の1つが縦駆動システム720に接触状態にある。例示のように、物体輸送台枠のスプロケット・チェーン460は、移し替えおよび位置決め時に物体輸送台枠を移動するために縦駆動システムのスプロケット722bに噛み合わされる。この段階では、横駆動システム730は縦駆動システム720よりも低い。
搭載ユニットが物体支持台710の上に積載されるとき、搭載物体は、搭載物体の前縁および後縁が昇降機座標系の中心から等距離になるまで縦駆動システム720を使用して操作され得る。中心位置決め操作の終了時に、縦駆動システム720は、物体輸送台枠が横駆動システム730に係合するように降下され得る。この動作は図6A〜Bにおけるように傾斜面装置が利用可能である。
図7Bに最も適切に例示されているように、横駆動システム730は、案内装置セット732と、案内装置732の近傍に配置されたいくつかのセットの対向スプロケット734とを具備する。特定の実施態様では、案内装置セット732のそれぞれが様々な長さの車両に適合するように長さが約1.2mであり得るが、他の実施態様では、この案内装置は他の適切な長さを有し得る。スプロケット734aは軸738aによってモータ736aに結合される。次に、スプロケット734bは軸738bによってモータ736bに結合される。モータ736はスプロケット734を同時に駆動することができる。縦駆動システムはまた、物体支持台の縦レールの上に重なりかつそれに対して移動する縦案内装置も具備する。縦駆動システムの縦案内装置は、縦駆動システムが係合されるときに案内装置セットを通過させるための細穴を含む。
図7Dは、物体輸送台枠400が横駆動システム730と係合している物体支持台の側面図を提供する。見て分かるように、縦駆動システム720は、スプロケット722bがもはやスプロケット・チェーン460と噛み合わないように降下されている。また、ローラ420は今や案内装置732bの2つに接触している。横駆動システム730はまた、スプロケット・チェーン450と噛み合うスプロケット734も具備するが、これらのスプロケットは明瞭にするために図示されていない。
搭載物体は今や横駆動システム730の上に静止し、そのスプロケットは、物体輸送台枠の底部のスプロケット・チェーン450と接触している間、固定され得る。搭載物体が横駆動システム上に静止するとき、搭載物体をそれぞれの方向に僅かに移動させることによって適切な係合を確保することができる。位置センサを使用して、搭載物体が適切な量を移動したかどうかを測定することができる。適切に噛み合わされていれば、スプロケットが固定されて昇降機の移動準備が整う。
コンピュータが指令を送出すると、昇降機700は選択された保管階層132に移動する。これを遂行する際に、昇降機は、移動止め712がより長く昇降機の昇降路構造と係合されるように物体支持台710を持ち上げる(例えば、約38cm(約15インチ))。次いで、移動止め712が引っ込められ、昇降機は選択された保管階層に移動する。
選択された保管階層132に到着すると、物体支持台710は保管階層よりも僅かに高く位置決めされる(例えば、約30cm(約12インチ))。次いで、コンピュータが移動止め712に外向きに繰り出すように指令する。それぞれの繰り出された移動止め712は、昇降機の昇降路構造(ここでは図示せず)に結合された対応する昇降機台支持板の上方に位置合わせされる。次いで、物体支持台は、繰り出された移動止め712が対応する昇降機台支持板の上に静止するまで降下される。物体支持台710は今や昇降機700の移動から切り離されており、搭載物体の積卸し方法が安全で確実な様態で進行する。
先行して選択された保管区画140(図1C)の位置に応じて、搭載物体は縦方向または横方向に移動される。この移動が縦方向であれば、コンピュータは先行して選択された保管区画の縦輸送システム142の上に搭載物体を積み卸すように指令する。この移し替えは、昇降機搭載の昇降機を動力源とする傾斜面装置(ここでは図示せず)に、縦駆動システム720を搭載物体の物体輸送台枠400に再係合するように要求する。例示の実施態様では、昇降機を動力源とする傾斜面装置は昇降機構造の内部にある。コンピュータは次に、先に説明したものと同様の移し替え手順を使用して、縦駆動システム720と選択区画内部に位置する縦輸送システム142とを使用することによって、先行して選択された区画140への搭載物体の移動を制御する。縦輸送システム142は縦輸送システム196の1つと同様であり得る。区画の遠端に位置する機械式止め(ここでは図示せず)が、搭載物体の最終位置を決定する。一旦最終位置にくると、搭載物体が保管のために位置決めされていることがコンピュータに通知され、コンピュータは、それ以上に移動しないように固定装置(ここでは図示せず)が搭載物体に使用されるように指令する。
搭載物体が横方向に昇降機を退出すべき場合には、横駆動システム730の高さは、既に移送運び台システム185とほぼ同じ高さであるのが典型である。したがって、横方向の積卸し移動は、横駆動システム730に動力を供給して、搭載物体の底部のスプロケット・チェーン450に噛み合わされるスプロケット734を駆動するように、コンピュータによって送出された指令に基づいて開始される。したがって、スプロケットの駆動は、搭載物体を昇降機から移送運び台システム185の上に移動させる。
図7Eは、昇降機700の端面図を示すために物体保管システムの破断図を提供する。例示のように、昇降機700は、昇降機の箱704のかどに結合されるケーブル782によって懸垂される。ケーブル782は、昇降機の昇降路の頂部でプーリ775を介して引き回され、箱704を釣り合わせる重り784に結合される。プーリ775は箱704を支持し、さらにそれを動力駆動装置790によって垂直に移動させることができる。動力駆動装置790は、電気(ACまたはDC)、油圧、または他の適当な動力を使用して動作可能である。動力駆動装置790は駆動力伝達装置792、第1の動力軸774、および軸動力伝達装置776によってプーリに結合される。第2の動力軸も使用されるが、それはこの図では見えていない。コンピュータ200は、例えば、プログラマブル速度サーボ・アルゴリズムを使用して動力駆動装置を制御することができる。
図8は移送運び台システム800を例示する。移送運び台システム800は移送運び台システム185の1つの実施例である。
例示のように、移送運び台システム800は物体支持台710と同様である。移送運び台システム800は、横駆動システム820および縦駆動システム830を具備する。横駆動システム820は2つの案内装置セット822を具備する。この案内装置に隣接して対向するスプロケット824が配置される。スプロケット824aはモータ826aによって駆動され、スプロケット824bはモータ826bによって駆動される。横駆動システム820は、搭載物体をいずれかの横方向へ昇降機からおよびそれに移動するために使用可能である。縦駆動システム830は対向するスプロケット・ライン832を具備する。スプロケット・ライン832はモータ834によって駆動される。縦駆動システム830は、搭載物体を保管区画からおよびそれに移動するために使用可能である。
移送運び台システム800はまた、運び台支持台枠810を含む。運び台支持台枠810には、移送運び台システムを横方向に移動できるローラ812が取り付けられる。運び台支持台枠810はローラ812を駆動するためのモータ814も具備する。
一旦搭載物体が移送運び台システム800に積載されると、モータ814は、先行して選択された保管区画140に搭載物体を搬送するように駆動される。保管区画では、搭載物体の中心が、例えば、位置センサ・システムによって供給された情報を使用して選択保管区画と位置合わせされる。一旦位置合わせされると、縦駆動システム830が搭載物体に係合され、搭載物体は、保管区画に配置された機械的止め(ここでは図示せず)に搭載物体が接触するまで保管区画の中に移動される。先に説明したように、搭載物体がそれ以上に移動するのを抑止するために固定装置が使用される。
いくつかの実施態様では、縦駆動システム830は、スプロケット・ライン832に加えてまたはそれに代えて、つめシステムを具備し得る。物体保管システムの他の構成要素(例えば、昇降機)も同様に構成可能である。
つめシステムは、システム800の縦中心線と位置合わせされたつめ案内装置(例えば、レール)と、物体輸送台枠に係合しかつそれを押す1つまたは複数のつめとを具備することができる。つめは、確実な係合を実現するが、依然として切離しを許容するように引込み可能なピンを含み得る。
これらの実施態様では、例えば、物体輸送台枠は、両縦方向へ縦移動しやすいように外部台枠部材の中につめポートを有する。また、案内装置セット822中の案内装置は、つめを物体輸送台枠に到達させるための空間を含み得る。
特定の実施態様では、つめ案内装置は、つめが物体輸送台枠を移送運び台システム800の占有場所の外側に押し出せるように伸縮式に繰出し可能である。縦輸送システムは、つめをつめ案内装置に対して移動させるためのモータと、つめ装置を繰り出すためのモータとを具備し得る。つめは、車輪/ベアリング配置によってつめ案内装置に対して移動可能であり、つめ案内装置は歯車配置によって繰出し可能である。
1つの実施態様では、つめは嵌め歯歯車を有することが可能であり、つめ案内装置は、つめとつめ案内装置との間の規則的な動きを可能にするために歯付き表面を有することが可能である。つめは、一旦適切な位置にくると解除可能であり、つめ案内装置は適切な位置に引き込むことができる。他の実施態様では、つめはチェーン機構によって駆動され得る。
保管物体を出庫する方法は、物体管理者がシステム100に戻り、その受領書を提示し、適正な料金を支払うことによって開始されるのが典型である。コンピュータ200は、適正な料金が受領されたことを確認すると、保管区画140のどれに物体が保管されているかを特定し、物体の出庫方法を決定する。例えば、コンピュータは物体退出口、移送運び台システム、および昇降機を選択しかつ順番付けを行うことができる。
出庫方法は、基本的には、搭載物体が昇降機に積み込まれる段階から、搭載物体が選択保管区画の中へ入庫される段階までの物体保管順序を逆転することによって実行される。例えば、移送運び台システムは保管区画と昇降機との間で搭載物体を移送するが、この昇降機は、移送運び台システムが搭載物体を移送している間に他の作業を実行している場合もある。しかし、一旦昇降機180が第1階層130に到着すると、実施例としての物体保管システム100では、いくつかの違い生じる。
第1階層130では、搭載物体を昇降機から取り出すために2つの方向、すなわち、縦方向および横方向が存在する(図1B)。物体が縦方向に昇降機を退出すべき場合には、物体支持台710の高さは、搭載物体が物体退出口水準の僅かに下方にあるように調整される。次いで、物体は物体積卸しシステムによって物体輸送台枠から積み卸されて、物体退出口120に送達される。物体が横方向に昇降機を退出すべき場合には、横輸送システム192b〜dの1つを使用して第2の物体積卸しシステムが配置される隣接台に搭載物体を搬送する。
図9A〜Cは実施例としての物体積卸しシステム(object dismounting system)900を例示する。物体積卸しシステム900は、図5の物体搭載システム500と同様の構成要素を有しかつ同様に動作し得る。
例示のように、物体積卸しシステム900は、昇降機700の昇降路702の下方に配置され、台910およびピストン920を具備する。台910はピストン920aおよびピストン920bに結合される。台910は昇降機700の物体支持台および物体輸送台枠400と噛み合って、搭載物体109が物体輸送台枠および昇降機から取り出されるときにこの物体の支持体になる。この時点では、軽量の車輪止めを使用して車輪が回転するのを抑止することができる。物体積卸しシステム900は物体移動システム940も含む。例示の実施態様では、物体移動システムは、物体に係合するために昇降機の中へ延び得るアーム942を具備する。このアームは任意適切な装置によって駆動可能である。
動作に際して、ピストン920は、物体輸送台枠および昇降機から物体を取り出すための支持体となるように支持台910を上昇させるように駆動する。ピストン920はまた、対応する前部および後部の物体輸送台枠400のつめ車固定装置480(この図には示されていない)の移動止め484を係合させかつ解除させるが、これらの台枠は次に拡張可能であり、追加的な台のための場所を空ける。物体は今や水平で安定した台を有し、物体移動システム940によって物体輸送台枠から押し離され、かつ昇降機から押し出される。物体は、物体退出口120の中に入るとき、物体移動システム940と同期化可能な物体移動システム121によって係合され、その管理者まで送達される。物体移動システム121は、例えば、チェーンとローラの組立体でもよい。
一旦物体が昇降機から取り出され、物体移動システム121によって係合されたら、ピストン920が引き込み、台910を降下させる。積卸しシステムは、物体輸送台枠を台枠再循環システム210(図1D)に移動するために今や切り離されている。
物体が横方向に昇降機を退出すべき場合には、搭載物体は昇降機の横駆動システムと、それに関連する横輸送システム192b〜d(図1B)の1つとによって横方向に移動される。次いで搭載物体は別の物体退出口120の正面に位置合わせされ、物体輸送台枠から取り出される。別の物体退出口で物体を物体輸送台枠から取り出すためのシステムおよび順序は、上で説明したシステムおよび順序と同様である。
図10A〜Eは物体輸送台枠再循環システム1000を例示する。物体輸送台枠再循環システム1000は物体輸送台枠再循環システム210の1つの実施例である。
一般に、台枠再循環システム1000は物体積卸し区域から物体輸送台枠を受け取り、それらを格納し、かつそれらを物体搭載システム160に供給するようになっている。台枠再循環システムは、コンピュータ200とは別個に機能する自動システムであり得る。したがって、台枠再循環システムは位置センサとゲートの別個のネットワークを使用することができる。台枠再循環システムは、台枠を撤去および/または供給する時点をコンピュータ200に知らせることができる。
図10Aは台枠再循環システム1000の等角図を提供する。見て分かるように、台枠再循環システム1000は台枠格納システム1010および台枠供給システム1020を具備する。横輸送システム192aの下方(例えば、約30cm(約1フィート))に配置される台枠格納システム1010は物体が台枠から積み卸された後で台枠を格納し、また台枠供給システム1020は格納された台枠を物体搭載システム160に供給する。台枠再循環システム1000はまた、物体積卸し域1060および物体積卸し域1070からそれぞれに台枠を受け取る台枠搬送装置1040および台枠搬送装置1050も具備する。物体積卸し域のための物体積卸しシステムは、明瞭にするためにこの図には示されていない。図10Bは台枠搬送装置1040の側面図を提供する。図10C〜Eは、物体輸送台枠をその格納状態に転換する台枠搬送装置1040を例示する。
台枠搬送装置1040では、物体が物体輸送台枠から積み卸された後に、昇降機700の物体支持台710が、物体輸送台枠400を物体積卸し域1060から物体格納システム1010に移動する。台枠格納システム1010では、物体輸送台枠は垂直様態で格納される。物体輸送台枠は、物体格納システムから台枠供給システム1020に移動され、そこで台枠は再定位されて物体搭載システム160の1つに供給される。
図10B〜Dで分かるように、台枠搬送装置1040は台枠格納システム1010と協働して、格納のために物体輸送台枠を定位する。これを遂行するために、台枠格納システム1010は、物体輸送台枠を台枠搬送装置から台枠格納システムに誘導する案内装置1012(これらの図ではその中の1つのみを示す)を具備する。
動作に際して、一旦物体が物体積卸しシステム900によって物体輸送台枠から積み卸されたら、昇降機の縦駆動システム710が物体輸送台枠を台枠搬送装置1040に向かって移動させる。物体輸送台枠が台枠搬送装置に到達すると、台枠搬送装置が台枠に係合する。台枠搬送装置は、例えば、物体輸送台枠を移動させるために台枠のローラと係合可能な連係部材(例えば、チェーン)を具備する。台枠搬送装置1040が物体輸送台枠を移動させると、物体輸送台枠の先頭ローラが案内装置1012の前縁に係合する。台枠搬送装置が台枠の移動を続行すると、先頭ローラは案内装置に追従する。さらには、案内装置の前縁が台枠搬送装置の近傍から変位する(図10C)。したがって、後部ローラは案内装置に係合することはない。
予め指定された箇所で、案内装置は先頭ローラがそれ以上に移動するのを防止する。したがって、台枠搬送装置が物体輸送台枠の移動を続行すると、物体輸送台枠は強制的に収縮される(図10D)。物体輸送台枠は、収縮後に、台枠搬送装置から離れて垂直定位に移動する(図10E)。次いで、物体輸送台枠は台枠格納システムの中でさらに処理され得る。
台枠搬送装置1050は、台枠搬送装置1040と同様に動作することができる。しかし、台枠搬送装置1050は、物体積卸し域1070に昇降機が存在しないので細長い。台枠搬送装置1050は、物体積卸し域1070の中の物体積卸しシステムが物体を物体輸送台枠から積み卸した後に、物体輸送台枠を物体格納システム1010に搬送する。物体搬送装置1050またはその一部は、車両を退出させるために縦レールと一緒に上昇し得る。
特定の実施態様では、一部しか格納されていない隣接する台枠格納システムに、入庫してくる物体輸送台枠を経路指定するように対応可能である。さらには、物体輸送台枠を隣接する台枠供給システムに移送するように対応可能である。さらには、台枠の格納は台枠の垂直配置を含み得る。
図11A〜Hは別の物体保管システム1100を例示する。多くの点で物体保管システム100と同様であり得る物体保管システム1100は、コンテナ1120、すなわち、別種の輸送物体を保管するようになっている。コンテナ1120は、海上コンテナ、トラック搭載コンテナ、または他の任意適切なコンテナであり得る。コンテナ1120は、下でさらに詳細に論じるように、コンテナを物体保管システムの内部に輸送できるように、物体輸送台枠400と同様の構成要素を含む下部構造を具備するようになっている。
図11A〜Cは物体進入/退出口1110およびシステム1100のための昇降機180の側面図を提供する。例示のように、昇降機180は、物体進入/退出口1110でトラック1190に搭載するためのコンテナ1120を輸送している。物体積卸しシステムが昇降機180の昇降路の下方に具備されており、したがって、この実施態様は車両または他の車輪付き輸送物体にも使用可能であることに留意されたい。
トラック1190は、コンテナを支持する荷台1192を具備し、コンテナを荷台に固定し、かつ昇降機180の水準までコンテナを昇降する。このような昇降は、物体進入/退出口1110の中の垂直位置決め案内装置1114によって容易にすることができる。
図11Dはコンテナ1120の側面図を提供し、図11Eはコンテナ1120の正面図を提供し、さらに図11Fはコンテナ1120の底面図を提供する。コンテナ1120は収納隔室1130を含む。収納隔室1130は、収納隔室の内部への出入りを可能にする可動式パネル1132を具備する。コンテナ1120は下部構造1140も具備する。下部構造1140は収納隔室1130と一体であり得る。
下部構造1140は、縦移動システム1142および横移動システム1148を具備する。例示のように、縦移動システム1142は、縦移動を容易にするためにローラ1144およびスプロケット・チェーン1146を具備する。横移動システム1148は、横移動を容易にするためにローラ1150およびスプロケット・チェーン1152を具備する。
動作の1つの様式では、保管方法は、コンテナ1120を運ぶトラック1190が物体保管システム1100に到着するときに始まる。トラックは、それが垂直位置決め案内装置1114と位置合わせするまで物体進入/退出口1110の中へ後進する。次いで、コンテナが持ち上げられる。一旦トラックの荷台の水準が昇降機と同じ水準になると、コンテナは、荷台の中の駆動システムによって昇降機の中へ移動される。
昇降機180は、図7Aの縦駆動システム720および横駆動システム730と同様の縦駆動システムおよび横駆動システムを具備し得る。したがって、一旦コンテナ1120が昇降機180に進入すると、縦駆動システムは、輸送に備えてコンテナの移し替えおよび位置決めを完了することができる。次いで、昇降機は、コンテナを適切な階層に輸送し、移送運び台システム185(図1C)と同様であり得る移送運び台システムに移し替える。移送運び台システムはコンテナを適切な保管区画に移動する。
保管区画からのコンテナの出庫は、概ね逆の様態で進行する。昇降機からの物体の積卸しは、昇降機の縦駆動システムを使用して、トラックの駆動システムが係合されるまで物体を外向きに移動することによって遂行可能である。次いで、トラックは物体の搭載を完了することができる。
特定の実施態様では、コンテナは出庫されるときに、物体保管施設を退出しない場合がある。例えば、出庫時に、コンテナに内容物を追加しかつ/またはそれから内容物を取り出す目的のために、コンテナはその管理者の自由裁量下に置かれ得る。その後、コンテナは上の順序を逆に行うことによってその保管区画に戻される。
図11G〜Hは、このような実施態様のための物体進入/退出口を例示する。例示のように、コンテナは縦方向または横方向に昇降機180から積卸し可能である。縦方向における場合には、コンテナは物体進入/退出口1110でトラックに搭載される。横方向における場合には、コンテナは、別の物体進入/退出口1110(ここでもコンテナをトラックに搭載することができる)に位置合わせするために横に搬送される。しかし、この場所では、物体は部屋220(それは物体出入り箇所の1つの実施例である)を介して出入りすることも可能である。他の実施態様では、出入りは他の部屋を介するかまたは物体保管システムの他の区域内で行われ得る。
図11G〜Hは物体退出口の別の特徴も例示する。図示のように、物体進入/退出口1110は案内装置1160を具備する。案内装置1160によって、確実に車両は制御された様態で昇降機を退出する。案内装置1160は、台の中に切り込んだ溝、1対のレール、または他の任意適切な誘導装置であり得る。案内装置1160は、確実に物体が適切な箇所で停止するように移動止め(例えば、隆起域または陥没域)を具備することができる。
図12A〜Dは物体を保管するための方法1200を例示する。方法1200は、例えば、図1の物体保管システム100と同様の物体保管システムの動作を表すことができる。
方法1200は保管すべき物体が到着するのを待機することから始まる(決定ブロック1202)。保管すべき物体が到着したかどうかを確認するのは、例えば、物体が物体進入口の中に存在することを示す信号の検出によって遂行可能である。
一旦保管すべき物体が到着したら、本方法は物体の測定(例えば、サイズおよび重量)を要求する(機能ブロック1204)。このような1つまたは複数の測定値は、例えば、物体進入口の中の台によって実行可能である。一旦物体の測定が実行されると、本方法は物体測定値が許容可能であるかどうかを決定するように要求する(機能ブロック1206)。物体測定値は、例えば、それらが予め指定された範囲内に入っていれば許容可能であり得る。物体測定値が許容不能であれば、本方法は拒否通知を生成し(機能ブロック1208)、別の保管すべき物体を待機するように要求する(決定ブロック1202)。拒否通知は、聴覚的、視覚的、または他の適切な形式であり得る。しかし、物体測定値が許容可能であれば、本方法は物体管理者に対する受領書の発行に進む(機能ブロック1210)。次いで物体管理者は物体から立ち去ることができる。受領書は、例えば、時間、日付、および物体識別情報を含み得る。物体受領書の発行完了の確認は、物体を移動すべきことを確認する1つの実施例である。
次いで、本方法は物体の移動準備に進む。本方法は、当該物体のための保管区画を決定するように要求する(機能ブロック1212)。保管区画の決定は、例えば、この施設に保管されている物体の現時点の分布、この施設によって現時点で保管処理を受けている物体、予測物体保管時間、および予測物体退出口のような1つまたは複数の要因に基づき得る。本方法はまた、選択保管区画までの経路を決定するように要求する(機能ブロック1214)。経路決定は、例えば、昇降機の選択を含み得る。これらの決定の一方または両方は、既に進行中の物体保管システムの動作および既に計画済みの動作を考慮することができる。また、これらの決定は、例えば、経路通過時間(routing time)、電力消費、保管区画の占有率のような1つまたは複数の尺度に関して最適化することによって行われ得る。
本方法は物体搭載システムの準備に進む(機能ブロック1216)。物体搭載システムの準備は、例えば、物体輸送台枠を物体搭載システムに供給すること、物体搭載システムに台枠を位置決めさせること、および物体搭載システムに台枠の準備をさせること(例えば、拡張すること)を含み得る。本方法はまた、物体搭載システムの準備が整うまで待機するように要求する(決定ブロック1218)。
一旦物体搭載システムの準備が整うと、本方法は物体を物体搭載システムに向かって移動するように要求する(機能ブロック1220)。物体は、例えば、チェーン駆動式ローラ・システムによって移動可能である。本方法はまた、物体を物体搭載システムに対して中心に位置決めするように要求する(機能ブロック1222)。このような中心位置決めは、例えば、物体位置合わせシステム300と同様なシステムによって実行可能である。本方法はさらに、第1物体軸の車輪が物体搭載システム上にあるかどうかを確認するように要求する(決定ブロック1224)。第1物体軸の車輪が物体搭載システム上になければ、本方法は物体を物体搭載システムに向かって移動を続行するように要求し(機能ブロック1220)、かつ物体を中心に位置決めするように要求する(機能ブロック1222)。
一旦第1軸の車輪が物体搭載システムの上にくると、物体の移動が停止される(機能ブロック1226)。次いで、第1軸の車輪は物体輸送台枠上に搭載される(機能ブロック1228)。物体輸送台枠は、例えば、物体輸送台枠400と同様であり、その搭載順序は物体搭載システム500に関して説明したものと同様であり得る。本方法は搭載が完了するまで待機するように要求する(決定ブロック1230)。
一旦搭載が完了すると、本方法は物体の移動再開に進み(機能ブロック1232)、第2物体軸の車輪が物体搭載システムの上に載るのを待機する(決定ブロック1234)。一旦第2物体軸の車輪が物体搭載システムの上に載ると、物体の移動が停止される(機能ブロック1236)。次いで本方法は第2軸の車輪を物体輸送台枠の上に搭載するように要求する(機能ブロック1238)。本方法はまた、搭載が完了するまで待機するように要求する(決定ブロック1240)。
一旦搭載が完了すると、本方法は搭載物体を物体定位システムの上に移動するように要求し(機能ブロック1242)、さらに搭載物体を物体定位システムの上で中心に位置決めするように要求する(機能ブロック1244)。次いで、物体は選択された向きに再定位される(機能ブロック1246)。先に論じたように、このような定位は、物体の予測退出口に基づいて先行して決定することが可能である。
再定位の後、本方法は搭載物体を第1の水平輸送システムの上に移動するように要求し(機能ブロック1248)、さらに搭載物体を選択された昇降機の入口に移動するように要求する(機能ブロック1250)。この昇降機は、例えば、経路指定の決定時(機能ブロック1214)に選択可能である。本方法はまた、昇降機を搭載物体に向かって移動開始するように要求し(機能ブロック1252)、さらに搭載物体を第2の水平輸送システムの上に移し替えるように要求する(機能ブロック1254)。この移し替えは、例えば、2つの水平輸送システムを互いに噛み合わせる傾斜面システムによって遂行可能である。第2の水平輸送システムを使用して搭載物体を昇降機に積み込むことができる。
本方法は、搭載するために選択された昇降機の準備に進む(機能ブロック1256)。搭載のために選択された昇降機の準備には、昇降機の位置決め、昇降機の固定、および/または他の任意適切な機能が含まれ得る。いくつかの実施態様では、昇降機の固定は、昇降機の物体支持台を当該昇降機の他の部分から切り離すことを含み得る。本方法はまた、選択された昇降機の搭載準備が整うのを待機するように要求する(決定ブロック1258)。
一旦選択された昇降機の準備が整うと、本方法は搭載物体を選択された昇降機の上に積み込むように要求する(機能ブロック1260)。このような移動は、例えば、第2の水平輸送システムおよび昇降機駆動システムによって遂行可能である。本方法はまた、搭載物体を選択された昇降機の上に固定するように要求し(機能ブロック1262)、さらに搭載物体を選択された階層に移動するように要求する(機能ブロック1264)。搭載物体の固定は、例えば、昇降機駆動システムを搭載物体に係合させることによって遂行可能である。
一旦搭載物体が選択された階層にくると、本方法は選択された昇降機の積卸し準備に進む(機能ブロック1266)。選択された昇降機の積卸し準備は、選択された昇降機の積込み準備と同様であり得る。本方法はまた、選択された昇降機の積卸し準備が整っているかどうかを確認する(決定ブロック1268)。選択された昇降機の準備が整っていれば、本方法は搭載物体を昇降機から選択保管区画の中に直接積み卸すべきかどうかを決定するように要求する(決定ブロック1270)。搭載物体を選択保管区画の中に直接積み卸すべきであれば、搭載物体は昇降機から選択保管区画の中に入庫される(機能ブロック1272)。しかし、搭載物体を昇降機から保管区画の中に直接積み卸すべきでなければ、本方法は搭載物体を選択された移送運び台システムの上に積み卸すように要求し(機能ブロック1274)、さらに搭載物体を選択保管区画の入口に移送するように要求する(機能ブロック1276)。本方法はまた、搭載物体を選択保管区画の中に入庫するように要求する(機能ブロック1278)。搭載物体の入庫は、例えば、搭載物体を選択保管区画の中に水平移送することによって遂行可能である。
次いで、本方法は物体の出庫要求を待つように要求する(決定ブロック1280)。出庫要求は、例えば、物体管理者が戻り、発行受領書を提示し、かつ適正料金を支払うときに行われ得る。出庫要求の受取り完了の確認は、物体を移動すべきことを確認する1つの実施例である。
本方法は要求された物体の移動準備に進む。本方法は物体退出口を決定するように要求する(機能ブロック1282)。物体退出口の決定には、先行して選択された物体退出口の確認、物体退出口の現在の使用状況の分析、物体退出口の予測使用状況の分析、および/または他の適切な分析が含まれ得る。本方法はまた、選択された物体退出口までの経路を決定するように要求する(機能ブロック1284)。選択された物体退出口までの経路決定には、例えば、昇降機の選択が含まれ得る。
本方法は、選択された昇降機を搭載物体の保管階層に向かって移動開始することに進み(機能ブロック1286)、さらに搭載物体が選択昇降機から直接到達できる保管区画の中にあるかどうかを確認することに進む(決定ブロック1288)。搭載物体が選択昇降機から直接到達できる保管区画になければ、本方法は搭載物体を移送運び台システムの上に積載するように要求し(機能ブロック1290)、さらに搭載物体を選択昇降機に移送するように要求する(機能ブロック1292)。
搭載物体が選択昇降機に移送中であればまたは搭載物体が選択昇降機から直接到達できる保管区画の中にあれば、本方法は選択昇降機への積込み準備を要求する(機能ブロック1294)。選択昇降機の準備は、例えば、昇降機の位置決めおよび固定を含み得る。本方法はまた、準備すべき選択昇降機を待機するように要求する(決定ブロック1296)。
一旦選択昇降機が準備されると、本方法は搭載物体の選択昇降機への積込みに進み(機能ブロック1298)、さらに搭載物体の選択昇降機への固定に進む(機能ブロック1300)。次いで、搭載物体は物体退出口階層まで移動され得る(機能ブロック1302)。
本方法は選択された物体退出口が占有されているかどうかの確認に進む(決定ブロック1304)。選択された物体退出口が占有されていれば、本方法は搭載物体を別の物体退出口に移動するように要求する(機能ブロック1306)。これは、例えば、水平輸送システムによって遂行可能である。
選択された物体退出口が占有されていなければまたは物体が別の物体退出口に移動済みであれば、本方法は物体を台枠から積み卸すように要求する(機能ブロック1308)。物体の台枠への積卸しは、例えば、物体を台枠の上に搭載するのと同じ様態で実行可能である。次に物体は物体退出口の中に移動され(機能ブロック1310)、次いで物体管理者は物体に到達することができる。本方法はまた、台枠の再循環を要求する(機能ブロック1312)。
図12は、物体保管方法の1つの実施態様を例示するが、別の物体保管方法はより少ない動作および/または追加的な動作を含み得る。例えば、方法には物体の符号化および札付けが含まれ得る。別の実施例として、方法には物体位置の追跡も含まれ得る。さらに別の実施例として、方法には物体の物体輸送台枠への搭載が含まれない場合がある。例えば、パレットまたは他の適切な物体輸送装置を使用して物体を輸送することが可能であるし、または一体型移動下部構造を備える物体を使用することも可能である。さらなる実施例として、方法には物体の再定位が含まれない場合がある。これは、例えば、物体進入口における物体の向きが物体退出口における物体の向きと同じである場合に、または向きが問題にならない場合に起こり得る。別の実施例として、方法には搭載物体を昇降機の入口まで移動することが含まれない場合がある。これは、例えば、昇降機が物体搭載システムに隣接する場合に、または物体が昇降機の中に直接受け入れられる場合に起こり得る。他の実施例として、物体が水平輸送システム同士の間で移し替える必要がない場合がある。さらなる実施例として、方法は待機動作の1つまたは複数を事象確認動作と置き換える(例えば、保管すべき物体の到着を待つことを保管すべき物体が到着したかどうかの確認と置き換える)ように要求し得る。事象確認は、例えば、センサからの適切な信号の受信または動作の完了を示す信号の受信によって実行可能である。さらには、1つまたは複数の動作には、その動作を実行する前に事象の実行を待機することが含まれ得る。
さらには、図12の様々な動作は任意の順番で実行可能である。例えば、保管区画および/または保管区画までの経路の決定は、物体を物体輸送台枠の上に搭載した後に、物体を再定位した後に、または他の任意適切な時点で実行可能である。別の実施例として、物体を保管するために選択昇降機の移動を開始することが、物体を物体輸送台枠に搭載した後に、物体を再定位した後に、または他の任意適切な時点で実行可能である。さらなる実施例として、物体退出口およびそれに至る経路の決定は、物体の受入れ時、物体の保管時、または他の任意適切な時点で決定可能である。
図12の様々な動作を同時に実行することも可能である。例えば、保管区画および保管経路は、物体が物体輸送台枠に搭載されている間に、物体が再定位されている間に、または他の任意適切な動作時に決定可能である。別の実施例として、昇降機は、物体が物体輸送台枠上に搭載されている間に、再定位されている間に、または昇降機入口まで移動されている間に積込みのための移動および/または準備が可能である。さらなる実施例として、移送運び台システムは、物体が選択階層に移動されている間に、昇降機の積卸し準備が行われている間に、または他の任意適切な時点で移動可能である。
さらには、他の物体のための動作が同時に実行中であってもよい。したがって、物体の測定、保管区画および保管経路の決定、物体の搭載、物体の再定位、昇降機入口への物体の移動、物体の積込み、選択階層への物体の移動、および保管区画への物体の入庫のような動作は、他の物体に関する同様の動作と相互に割込み可能であり、かつ/または同時に実行可能である。
図13は、物体保管システムを制御するための構成要素の実施例としてのネットワーク1350を例示する。例示のように、ネットワーク1350は、物体進入口サブシステム1354、物体位置合わせシステム1358、物体搭載サブシステム1362、物体定位サブシステム1366、昇降機サブシステム1370、縦輸送サブシステム1374、横輸送サブシステム1378、移送運び台サブシステム1382、物体保管区画サブシステム1386、および物体退出口サブシステム1390を含む。サブシステム1354〜1390のそれぞれは、物体の存在、物体の位置、物体に関するデータ、および/またはサブシステムの状態を検出するために様々なセンサを具備することができる。例えば、位置検出は、光ダイオード、光電池、動作検知器、もしくはレーザのような光学センサ;音響センサ;例えば、カメラのような視覚センサ;または、例えば、荷重計、歪み計、またはトリップ・レバーのような機械式センサを使用して遂行可能である。
また、サブシステム1354〜1390は、物体を操作したりまたは物体保管システムの構成要素を操作したりするための様々な駆動装置を具備することができる。これらの駆動装置には、モータ、ピストン、リレー、および/または他の任意適切な動力発生装置が含まれ得る。駆動装置によって発生した力は、連係装置、動力伝達装置、ラム、または他の任意適切な動力伝達装置によって伝達可能である。動力は任意適切な様態で駆動装置に供給され得る。特定の実施態様では、動力は原動機によっていくつもの構成要素に供給され得る。この原動機は、電気、燃料、または他の適切なエネルギー源の消費に基づいて動力を発生させることができる。
サブシステム1354〜1390は、これらのサブシステムの様々な動作を管理するために様々な制御装置をさらに含むことができる。制御装置の実施例には、プログラマブル論理アレイ、マイクロコントローラ、およびマイクロプロセッサが含まれる。これらの制御装置は中央コンピュータから独立してまたはそれと連携して機能し得る。サブシステム1354〜1390は、少なくとも一部のデータおよび/または制御を提供するために人間のインタラクションも許容可能であることに留意されたい。
サブシステム1354〜1390は通信ネットワーク1394に結合される。通信ネットワーク1394は、例えば、IEEE802.3に準拠して動作可能である。通信ネットワーク1394は、サブシステム1354〜1390同士の間でかつサブシステムとコンピュータ1398との間でデータを伝達する役割を担う。例えば、順次に動作するサブシステムは、これらのサブシステム同士の間で物体を受渡しするために相互通信が可能である。さらには、コンピュータ1398は、サブシステム1354〜1390のそれぞれの1つまたは複数の態様を制御することができる。
図14は実施例としてのコンピュータ1400を例示する。コンピュータ1400は図13のコンピュータ1398と同様であり得る。
コンピュータ1400は、通信インターフェース1410、メモリ1420、およびプロセッサ1430を含む。通信インターフェース1410は、物体保管システムの様々なサブシステムからデータを受け取り、かつそれらにデータを送出する役割を担う。通信インターフェースは、例えば、ネットワーク・インターフェース・カード(NIC)であり得る。メモリ1420は、ランダムアクセス記憶装置(RAM)、読取り専用記憶装置(ROM)、コンパクト・ディスク読取り専用記憶装置(CD−ROM)、フリップ・フロップ、および/または他の任意適切な情報格納装置であり得る。メモリ1420はデータ1422および命令1424を含む。データ1422は、様々なサブシステムから受け取った物体の状態に関する情報および/またはサブシステムの状態に関する情報を含み得る。命令1424はプロセッサ1430に論理演算を実行させる。プロセッサ1430は、縮小命令セット・コンピュータ(RISC)、複雑命令セット・コンピュータ(CISC)、または論理操作情報のための他の任意適切な装置であり得る。プロセッサ1430はメモリ1420中の命令1424に従って動作可能である。いくつかの実施態様では、命令の一部または全部がプロセッサ1430で符号化され得る。また、プロセッサ1430は専用プロセッサ(例えば、マイクロコントローラまたは書替え可能ゲート・アレイ(FPGA))であり得る。これらの命令は、どのように物体保管システムの動作順序を決定し、かつどのように物体保管システムのための管理機能を実行するかをプロセッサ1430に知らせることができる。例えば、これらの命令は、プロセッサに方法1200の動作と同様の動作を制御させることができる。これらの動作は、1つまたは複数のサブシステムおよび物体に関するデータの受取りによって、かつ1つまたは複数の指令の送出によって制御可能である。さらには、これらの命令は、コンピュータに物体保管システムの様々なサブシステムに関する動作を同時に制御させることができる。これらの命令はまた、物体保管システム、その占有率、およびサブシステムの状態を図示するグラフィカル・ユーザ・インターフェースを作成させることもできる。グラフィカル・ユーザ・インターフェースは、例えば、パーソナル・コンピュータ(PC)または個人用携帯型情報端末(PDA)のような遠隔使用者インターフェース装置に送出可能である。
いくつかの実施態様では、これらの命令には、監視者/指令サブシステム、ヒューマン・インターフェース・サブシステム、および管理サブシステムが含まれ得る。ヒューマン・インターフェース・サブシステムは、システム操作者との両方向通信を提供する役割を担い、管理サブシステムは保管物体の契約および請求を実行する役割を担う。これらの命令には、警報シーケンス・サブシステム、故障隔離サブシステム、および動作制御サブシステムも含まれ得る。動作制御サブシステムには、保管物体の経路指定サブシステム、出庫物体の経路指定サブシステム、認識および監視サブシステム、待ち行列動作サブシステム、ならびに移動駆動指令サブシステムが含まれ得る。
図15は物体保管システム1500を例示する。一般に、物体保管システム1500は物体保管システム100と同様であり得る。しかし、1つの違いは、物体保管システム1500がその横方向の端部にいくつもの横方向物体進入口110と、縦方向の両端部にいくつもの縦方向物体退出口120とを具備することである。また、その横方向の端部に物体入口を有することにより、物体保管システム1500は2つの物体定位システム170を有する。しかし、物体保管システム100と同様に、物体保管システム1500も物体位置合わせシステム150、物体搭載システム160、昇降機180、および横輸送システム192を具備する。
動作に際して、物体保管システム1500は物体保管システム100と同様に機能する。しかし、物体退出口120がシステム1500の両横側にあるので、物体が前進様態で退出すべき場合には、物体の保管向きと物体退出口120との間の整合が維持される必要がある。特定の実施態様では、受入れ時点で、物体管理者は、返還時に物体がシステムのどちら側に送達されることになるかに関して通知され得る。
図16は物体保管システム1600を例示する。物体保管システム1600は物体保管システム1500と同様であり得る。物体保管システム1600はその横方向の端部に進入口110と、縦方向の両端部に縦方向物体退出口120とを具備する。しかし、物体進入口110の一方は円形である。その横方向の端部に物体入口を有することにより、物体保管システム1600は2つの物体定位システム170を有する。また、この端部では搭載物体を物体搭載システム160から物体定位システム170の一方に移送する必要が排除される。物体保管システム1600はさらに、物体位置合わせシステム150、物体搭載システム160、昇降機180、および横輸送システム192も具備する。
動作に際して、物体保管システム1600は物体保管システム100と同様に機能する。しかし、物体退出口120がシステム1600の両横側にあるので、物体が前進様態で退出すべき場合には、物体の保管向きと物体退出口120との間の整合が維持される必要がある。
図17は物体保管システム1700を例示する。一般に、物体保管システム1700は物体保管システム100と同様であり得る。しかし、1つの違いは、物体保管システム1700がその横方向端部の一方にいくつもの横方向物体進入口110を具備することである。しかし、物体保管システム100と同様に、物体保管システム1700も物体位置合わせシステム160、物体搭載システム160、昇降機180、および横輸送システム192を具備する。動作に際して、物体保管システム1700は物体保管システム100と同様に機能する。
図18は物体保管システム1800を例示する。一般に物体保管システム1800は物体保管システム100と同様であり得る。しかし、1つの違いは、物体保管システム1800がその横方向の両端部にいくつもの横方向物体進入口110を具備する。しかし、物体保管システム100と同様に、物体保管システム1800も物体位置合わせシステム150、物体搭載システム160、昇降機180、横輸送システム192、および縦方向物体退出口120を具備する。動作に際して、物体保管システム1700は物体保管システム100と同様に機能する。
図19は物体保管システム1900を例示する。一般に、物体保管システム1900は物体保管システム100と同様であり得る。しかし、1つの違いは、物体保管システム1900は、1つの横方向端部に2つの縦方向物体進入口110と、縦方向の両端部に縦方向物体退出口120とを具備することである。しかし、物体保管システム100と同様に、物体保管システム1900も物体位置合わせシステム150、物体搭載システム160、物体定位システム170、昇降機180、および横輸送システム192を具備する。
動作に際して、物体保管システム1900は物体保管システム100と同様に機能する。しかし、物体退出口120はシステム1200の両横側にあるので、物体が前進様態で退出すべき場合には、物体の保管向きと物体退出口120との間の整合が維持される必要がある。
図20は物体保管システム2000を例示する。一般に、物体保管システム2000は物体保管システム100と同様であり得る。しかし、1つの違いは、物体保管システム2000が1つの横方向端部に円形の物体進入口110を具備することである。また、この構成は搭載物体を物体定位システム170に移動するための輸送システムの必要を排除する。しかし、物体保管システム100と同様に、物体保管システム2000も物体位置合わせシステム150、物体搭載システム160、昇降機180、および横輸送システム192を具備する。動作に際して、物体保管システム2000は物体保管システム100と同様に機能する。
図21は物体保管システム2100を例示する、一般に、物体保管システム2100は物体保管システム100と同様であり得る。物体保管システムは外壁2110、垂直支持体2120、水平支持体2130、水平支持体2140、および保管区画2150を具備する。
外壁2110はゴミ、環境条件(例えば、雨、雹、塵埃等)、および/または破壊行為から保管物体を保護することができる。外壁2110は、中実構造、穴空き構造、格子構造、または他の任意適切な構造でよく、鋼鉄、アルミニウム、プラスチック、または他の任意適切な材料から作製可能である。外壁2110は荷重支持構造であってもまたはそうでなくてもよい。
垂直支持体2120、水平支持体2130、および水平支持体2140は、柱、大梁、梁、または他の任意適切な荷重支持部材であり得る。これらの支持体はコンクリート(プレテンション式、ポストテンション方式、または非テンション式)、鋼鉄、または他の任意適切な材料から作製可能である。
例示のように、垂直支持体2120および水平支持体2130は壁2110aおよび2110cから設置される。これは保管区画2150の中に保管された物体の荷重印加点のより近傍にこれらの支持体を配置する。したがって、これによって支持体のサイズが小さくなり、よって物体保管システムの全重量の低減をもたらし得る。また、4つの保管区画2150ごとに水平部材が2つのみで済み、これも保管システムの全重量を低減させ得る。
保管区画2150のそれぞれは物体輸送台枠230を支持するために2つの案内装置2152を有する。保管区画2150は床および/もしくは天井を備えてもまたは備えていなくてもよい。案内装置2152も、垂直支持体2120および水平支持体2130が壁2110aおよび2110cから設置されていることの恩恵を受ける。これらの壁から支持体を配置することによって、案内装置2152は差し渡しが短くなる。したがって、案内装置を小さくすることが可能であり、しかも依然として同じ荷重量を支持することができる。
図22A〜Bは物体輸送台枠2200を例示する。物体輸送台枠2200は物体保管システム2100に有用であり得る。一般に、物体輸送台枠2200は物体輸送台枠230と同様であり得る。
例示のように、物体輸送台枠2200は、搭載物体を横移動させるためにチェーン2210およびローラ2020を具備する。また、物体輸送台枠2200はスプロケット・チェーン2210の中に切欠き2230を含む。切欠き2230の中にローラ2240およびスプロケット・チェーン2250が配置され、これらが搭載物体を縦移動させる。
図23A〜Cは物体輸送台枠2300を例示する。物体輸送台枠2300は物体保管を実現するために使用可能な物体輸送台枠の1つの実施例である。
図23A〜Cは物体輸送台枠2300の様々な図を提供する。図23Aは物体輸送台枠の等角図であり、図23Bは物体輸送台枠の正面図であり、さらに図23Cは物体輸送台枠の側面図である。
物体輸送台枠2300は外枠2310を具備する。外枠2310は2つの外枠部材2312を含む。例示のように、外枠部材2312は棒材であるが、それらはロッド、支柱、梁、板、または他の任意適切な支持体構成要素であり得る。さらには、外枠部材2312は、中実断面、中空断面、または他の適当な断面を有することができる。外枠部材2312の端部は、例示の実施態様では断面が薄い長方形を有する結合部材2314によって互いに結合される。外枠部材2312は支持部材2316によっても互いに結合される。結合部材2314および支持部材2316は、ロッド、支柱、梁、板、および/または他の任意適切な構成要素であり得る。
物体輸送台枠2300はまた、縦移動システム2320および横移動システム2330も具備する。縦移動システム2320はローラ2322および駆動部材2324を具備する。ローラ2322は結合部材2314に回転自在に結合され、車輪、タイヤ、ボール・ベアリング、または他の任意適切な支持回転装置であり得る。駆動部材2324は支持部材2316に結合され、物体輸送台枠2300のための移動装置の1つの実施例である。例示のように、駆動部材2324はスプロケット・チェーンであるが、それは他の実施態様では他の任意の被駆動部材であり得る。
横移動システム2330もローラ2332(その中の3つのみを示す)および駆動部材2334を具備する。しかし、ローラ2332は、駆動部材2334も結合されている外枠部材2312に回転自在に結合される。
動作に際して、物体輸送台枠2300は、車両の車輪を受け入れることが可能であり、車両の他方の車輪用の物体輸送枠台と協働して車両を支持することできる。物体輸送台枠はまた、保管システム全体に搭載車両を輸送するためにも使用可能である。
車両はしばしばサイズが異なるので、物体輸送台枠2300は異なる軸距に適応するようにサイズ決め可能である。例えば、例示の実施態様では、車両の車輪が外枠部材2312に沿った異なる位置で係合可能である。したがって、異なる軸距の車両が、1つまたは複数の物体輸送台枠2300を使用して受入れ可能である。いくつかの実施態様では、車両の横車軸に関して物体輸送台枠2300が異なるサイズであり得る。例えば、より大きな物体輸送台枠が車両サイズに適応することができる。
物体輸送台枠2300は様々な特徴を有する。例えば、物体輸送台枠は、この枠台が様々なサイズの軸距に対処するような構造を有する必要がないので、相対的に軽量であり得る。軽量台枠によって、それらを物体保管システムで引き回す際の電力消費がより少なくなる。さらには、この台枠は軸距補償構造を有さないので、それは場所を取らずに格納可能であり、このためにそれは物体退出口および/または進入口に、またはその近傍に格納可能である。これは、物体輸送台枠を遠隔に格納するために必要な電力を排除し、物体輸送システムを使用して物体輸送台枠を格納場所に搬送しなければならない場合の無駄な物体輸送時間を削減することが可能である。また、それは物体輸送台枠の容易な検査を可能にし、損壊が確認されたら容易な除去を可能にする。さらには、それは物体搭載構造と保管区画との間の1対1関係の必要を排除する。これは物体保管システムの全面使用が可能な状態のままで、物体輸送構造の除去および導入を許容する。さらには、物体輸送台枠が物体に係合する箇所が移動機構(例えば、ローラおよびスプロケット・チェーン)に相対的に近接しており、これも台枠の相対的な軽量化を可能にする。
図23A〜Cは物体輸送台枠の1つの実施態様を例示するが、他の実施態様は、より少ない構成要素、より大きな構成要素、および/または異なる構成要素の配置を有し得る。例えば、物体輸送台枠は車両の車輪との係合を助けるように、かつ/または保管を助けるように拡張および収縮することが可能である。別の実施例として、物体輸送台枠は車両の2つ以上の車輪を支持することができる。例えば、いくつかの実施態様では、台枠は、2つの車輪(横並びであってもまたは車幅だけ離間していても)を支持することができる。別の実施例として、駆動部材および/またはローラの異なる配置および/または数が使用可能である。他の実施例として、支持部材および/または結合部材の異なる配置および/または数が使用可能である。
図24A〜Bは物体輸送台枠2300の1つまたは複数の上に支持された物体を移動するための輸送システム2400を例示する。特に、輸送システム2400は、物体輸送台枠2300の4つの上に搭載された、例えば、自動車のような物体を移動するようになっている。輸送システム2400は縦輸送システム2410および横輸送システム2430を具備する。
縦輸送システム2410は2セットの案内装置2412および2つの駆動システム2414を具備し、1つが案内装置セット2412のそれぞれに関連する。案内装置セット2412のそれぞれは、縦移動のために物体輸送台枠2300の1つまたは複数を支持するように動作可能である。この実施態様では、案内装置セット2412のそれぞれが2本のレールを具備する。駆動システム2414のそれぞれは、少なくとも1つの物体輸送台枠2300を移動するように動作可能である。例示のように、駆動システム2414はレールに結合された1列に並んだスプロケットを具備する。それぞれの駆動システム2414のスプロケットは、例えば、共通の機構(例えば、チェーンまたはベルト)によって駆動可能である。
案内セット2412間の間隔および物体輸送台枠2300の幅は相互に協働して機能する。車両は一般的にサイズが異なるので、物体輸送台枠は異なる軸距に適応するようにサイズ決めされ得る。案内装置セット間の間隔は、物体輸送台枠のサイズ適応が実現可能であるように設定可能である。
いくつかの実施態様では、案内装置セット2412aの案内装置間の間隔は、案内装置セット2412bの案内装置間の間隔とは異なり得る。これは、例えば、車両の一方側用の物体輸送台枠が車両の他方の側よりも狭い場合に生じ得る。例えば、より幅広の物体輸送台枠を使用して異なる車両サイズに適応することができる。
横輸送システム2430は2セットの案内装置2432と駆動装置2434とを具備する。案内装置セット2432のそれぞれは横移動のために1つまたは複数の物体輸送台枠2300を支持するように動作可能である。この実施態様では、案内装置セット2432のそれぞれは幾本ものレールを具備する。したがって、物体輸送台枠は幾本もの横軸の1本に沿って移動可能である。駆動システム2434のそれぞれは1つまたは複数の物体輸送台枠2300を移動するように動作可能である。例示のように、駆動システム2434は軸に結合された平行スプロケットの配列を具備する。駆動システム2434は共通の機構によって駆動されてもよいしまたはされなくてもよい。
動作に際して、物体輸送台枠2300の上に搭載された物体は輸送システム2400によって2つの異なる方向に移動され得る。図24Aでは、台枠搭載物体の物体輸送台枠が、縦輸送システム2410の案内装置セット2412および駆動システム2414に係合される。物体輸送台枠は駆動システム2414によって縦方向に移動され得る。図24Bは横輸送システム2430の案内装置セット2432に係合された物体輸送台枠を例示する。これらの物体輸送台枠は駆動システム2434によって横方向に移動され得る。物体輸送台枠は、任意適切な持上げ/降下機構によって縦輸送システムと横輸送システムとの間で移し替えが可能である。
図25A〜Bは、縦輸送システム2410と横輸送システム2430との間の物体輸送台枠2300の移し替えを例示する。図25Aでは、物体輸送台枠2300が縦輸送システム2410に係合している。例示のように、案内装置セット2412の案内装置はカム従動節配置2416を具備する。カム従動節配置は、適切に作動されるとき、案内装置セット2412を横輸送システム2430の案内装置セット2432の下方に移動させる。次いで、物体輸送台枠は、図25Bに示すように、案内装置セット2432に係合され得る。
図24A〜Bは物体輸送台枠2300のための輸送システムを例示するが、同様の構成が他の物体輸送台枠に使用可能である。また、同様の輸送システムが物体保管施設の他の部分の中で(例えば、昇降機の中で)台枠搭載物体を輸送するために使用可能である。
物体保管のためのいくつかの実施態様を詳細に論じてきた。様々な別法による実施態様も記述されかつ示唆されている。さらには、依然として物体保管を実現する一方で、これらの実施態様に対して様々な追加、削除、代用、および変形が実施可能である。したがって、本発明は添付の特許請求の範囲によって評価されるべきである。