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JP7721925B2 - 動態解析装置及びプログラム - Google Patents

動態解析装置及びプログラム

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JP7721925B2
JP7721925B2 JP2021034924A JP2021034924A JP7721925B2 JP 7721925 B2 JP7721925 B2 JP 7721925B2 JP 2021034924 A JP2021034924 A JP 2021034924A JP 2021034924 A JP2021034924 A JP 2021034924A JP 7721925 B2 JP7721925 B2 JP 7721925B2
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特許法第30条第2項適用 令和2年5月20日発表 第76回日本放射線技術学会総会学術大会
特許法第30条第2項適用 令和2年10月24日公開 Medical Physics, Volume 47, Issue 10, Pages 4800-4809
本発明は、動態解析装置及びプログラムに関する。
肺の機能には、換気(Ventilation)と血流(Perfusion)がある。換気は、吸気として酸素を取り込んで肺胞に送り、肺胞から二酸化炭素を呼気として体外に排出する機能である。血流は、全身の細胞から二酸化炭素が排出された血液を肺胞に送り、肺胞でのガス交換により酸素が取り込まれた血液を心臓に送り出す機能である。即ち、ガス交換には、換気と血流がバランスよく機能していることが重要であり、何れか一方の機能が悪くなってもガス交換がうまくいかなくなる。
換気(V)と血流(Q)の関係は、呼吸器疾患の病態生理学的理解に重要であり、臨床的には以下のVQ比で評価されている。
VQ比=換気量(V)/血流量(Q)
例えば、特許文献1には、胸部の動態を示す一連のフレーム画像のうち、同一のフレーム画像の小領域ごとの換気解析結果及び血流解析結果から小領域ごとのVQ比を算出することが記載されている。
特開2017-202208号公報
特許文献1に記載の技術では、同一のフレーム画像の同一の小領域ごとの換気解析結果及び血流解析結果からVQ比を算出している。すなわち、同じ画素位置にある小領域同士の換気解析結果及び血流解析結果を用いてVQ比を算出している。
しかし、換気解析には深呼吸時又は安静呼吸時のフレーム画像を用い、血流解析には息止め時のフレーム画像を用いてVQ比を算出する場合もある。図11に示すように、換気解析用のフレーム画像(呼吸画像)と血流解析用のフレーム画像(息止め画像)とでは肺野の同一部分(図11においてRで示す)が写っている位置は異なるため、同じ画素位置にある小領域同士の換気解析結果及び血流解析結果を用いてVQ比を算出すると誤ったVQ比が算出されてしまう。
また、特許文献1には、ローカルマッチング及びワーピング処理を施して、フレーム画像間における肺野領域の位置ずれを補正してから小領域への分割を行い、同じ画素位置にある小領域同士でVQ比を算出することも記載されているが、ワーピング処理は処理時間が長いため、効率が悪いという問題がある。
本発明の課題は、効率よくVQ比を算出できるようにすることである。
発明に係る動態解析装置は、
被写体の胸部の動態を放射線撮影することにより得られた複数のフレーム画像から、換気解析用の複数のフレーム画像と血流解析用の複数のフレーム画像を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された換気解析用及び血流解析用の複数のフレーム画像の中から基準フレーム画像を選択し、前記基準フレーム画像における肺野領域を複数の小領域に分割する分割手段と、
前記基準フレーム画像の前記複数の小領域ごとに、当該小領域を前記基準フレーム画像以外の他のフレーム画像において追跡して前記他のフレーム画像における当該小領域に対応する位置を特定することにより、前記取得手段により取得されたフレーム画像間において対応する複数の小領域を設定する追跡手段と、
前記追跡手段により設定された前記複数の小領域のそれぞれのアスペクト比が基準範囲内に収まるか否かを判断し、収まらないと判断した小領域を分割するか又は隣接する小領域に統合する分割統合手段と、
前記設定された複数の小領域ごとに、前記換気解析用の複数のフレーム画像を用いて換気量を示す指標値を算出するとともに、前記血流解析用の複数のフレーム画像を用いて血流量を示す指標値を算出する解析手段と、
前記解析手段により算出された前記複数の小領域ごとの前記換気量を示す指標値と前記血流量を示す指標値との比率を算出する比率算出手段と、
を備える。
また、本発明に係る動態解析装置は、
被写体の胸部の動態を放射線撮影することにより得られた複数のフレーム画像から、換気解析用の複数のフレーム画像と血流解析用の複数のフレーム画像を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された換気解析用及び血流解析用の複数のフレーム画像の中から基準フレーム画像を選択し、前記基準フレーム画像における肺野領域を複数の小領域に分割する分割手段と、
前記基準フレーム画像の前記複数の小領域ごとに、当該小領域を前記基準フレーム画像以外の他のフレーム画像において追跡して前記他のフレーム画像における当該小領域に対応する位置を特定することにより、前記取得手段により取得されたフレーム画像間において対応する複数の小領域を設定する追跡手段と、
前記追跡手段により設定された前記複数の小領域のそれぞれのアスペクト比が基準範囲内に収まるか否かを判断し、収まらないと判断した小領域をそのアスペクト比が前記基準範囲内に収まるように変形する変形手段と、
前記設定された複数の小領域ごとに、前記換気解析用の複数のフレーム画像を用いて換気量を示す指標値を算出するとともに、前記血流解析用の複数のフレーム画像を用いて血流量を示す指標値を算出する解析手段と、
前記解析手段により算出された前記複数の小領域ごとの前記換気量を示す指標値と前記血流量を示す指標値との比率を算出する比率算出手段と、
を備える。
また、本発明に係るプログラムは、
コンピュータを、
被写体の胸部の動態を放射線撮影することにより得られた複数のフレーム画像から、換気解析用の複数のフレーム画像と血流解析用の複数のフレーム画像を取得する取得手段、
前記取得手段により取得された換気解析用及び血流解析用の複数のフレーム画像の中から基準フレーム画像を選択し、前記基準フレーム画像における肺野領域を複数の小領域に分割する分割手段、
前記基準フレーム画像の前記複数の小領域ごとに、当該小領域を前記基準フレーム画像以外の他のフレーム画像において追跡して前記他のフレーム画像における当該小領域に対応する位置を特定することにより、前記取得手段により取得されたフレーム画像間において対応する複数の小領域を設定する追跡手段、
前記追跡手段により設定された前記複数の小領域のそれぞれのアスペクト比が基準範囲内に収まるか否かを判断し、収まらないと判断した小領域を分割するか又は隣接する小領域に統合する分割統合手段、
前記設定された複数の小領域ごとに、前記換気解析用の複数のフレーム画像を用いて換気量を示す指標値を算出するとともに、前記血流解析用の複数のフレーム画像を用いて血流量を示す指標値を算出する解析手段、
前記解析手段により算出された前記複数の小領域ごとの前記換気量を示す指標値と前記血流量を示す指標値との比率を算出する比率算出手段、
として機能させる
また、本発明に係るプログラムは、
コンピュータを、
被写体の胸部の動態を放射線撮影することにより得られた複数のフレーム画像から、換気解析用の複数のフレーム画像と血流解析用の複数のフレーム画像を取得する取得手段、
前記取得手段により取得された換気解析用及び血流解析用の複数のフレーム画像の中から基準フレーム画像を選択し、前記基準フレーム画像における肺野領域を複数の小領域に分割する分割手段、
前記基準フレーム画像の前記複数の小領域ごとに、当該小領域を前記基準フレーム画像以外の他のフレーム画像において追跡して前記他のフレーム画像における当該小領域に対応する位置を特定することにより、前記取得手段により取得されたフレーム画像間において対応する複数の小領域を設定する追跡手段、
前記追跡手段により設定された前記複数の小領域のそれぞれのアスペクト比が基準範囲内に収まるか否かを判断し、収まらないと判断した小領域をそのアスペクト比が前記基準範囲内に収まるように変形する変形手段、
前記設定された複数の小領域ごとに、前記換気解析用の複数のフレーム画像を用いて換気量を示す指標値を算出するとともに、前記血流解析用の複数のフレーム画像を用いて血流量を示す指標値を算出する解析手段、
前記解析手段により算出された前記複数の小領域ごとの前記換気量を示す指標値と前記血流量を示す指標値との比率を算出する比率算出手段、
として機能させる
本発明によれば、効率よくVQ比を算出できるようにすることが可能となる。
本発明の実施形態における動態解析システムの全体構成を示す図である。 図1の撮影用コンソールの制御部により実行される撮影制御処理を示すフローチャートである。 図1の診断用コンソールの制御部により実行されるVQ比算出処理を示すフローチャートである。 呼吸区間と息止め区間を説明するための図である。 肺野の分割数を説明するための図である。 肺野領域が小領域に分割された様子を模式的に示す図である。 (a)は、縦横の分割数に応じて肺野領域を均等な幅に分割した例を示す図であり、(b)は、肺野の下部を上部より細かい間隔で分割した例を示す図である。 図3のステップS18において実行される小領域の分割統合処理を示すフローチャートである。 小領域の統合を説明するための図である。 VQ比の出力例を示す図である。 呼吸画像と息止め画像における肺領域内の位置の変化を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
〈動態解析システム100の構成〉
まず、本発明の実施形態の構成を説明する。
図1に、本実施形態における動態解析システム100の全体構成を示す。
図1に示すように、動態解析システム100は、撮影装置1と、撮影用コンソール2とが通信ケーブル等により接続され、撮影用コンソール2と、診断用コンソール3とがLAN(Local Area Network)等の通信ネットワークNTを介して接続されて構成されている。動態解析システム100を構成する各装置は、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格に準じており、各装置間の通信は、DICOMに則って行われる。
〈撮影装置1の構成〉
撮影装置1は、例えば、呼吸運動に伴う肺の膨張及び収縮の形態変化、心臓の拍動等の、周期性(サイクル)を持つ胸部の動態を撮影する撮影手段である。動態撮影とは、被写体に対し、X線等の放射線をパルス状にして所定時間間隔で繰り返し照射するか(パルス照射)、もしくは、低線量率にして途切れなく継続して照射する(連続照射)ことで、被写体の動態を示す複数の画像を取得することをいう。動態撮影により得られた一連の画像を動態画像と呼ぶ。また、動態画像を構成する複数の画像のそれぞれをフレーム画像と呼ぶ。ここで、動態画像には、動画像が含まれるが、動画像を表示しながら静止画像を撮影して得られた画像は含まれない。
なお、以下の実施形態では、パルス照射により動態撮影を行う場合を例にとり説明する。
放射線源11は、被写体Mを挟んで放射線検出部13と対向する位置に配置され、放射線照射制御装置12の制御に従って、被写体Mに対し放射線(X線)を照射する。
放射線照射制御装置12は、撮影用コンソール2に接続されており、撮影用コンソール2から入力された放射線照射条件に基づいて放射線源11を制御して放射線撮影を行う。撮影用コンソール2から入力される放射線照射条件は、例えば、パルスレート、パルス幅、パルス間隔、1撮影あたりの撮影フレーム数、X線管電流の値、X線管電圧の値、付加フィルター種等である。パルスレートは、1秒あたりの放射線照射回数であり、後述するフレームレートと一致している。パルス幅は、放射線照射1回当たりの放射線照射時間である。パルス間隔は、1回の放射線照射開始から次の放射線照射開始までの時間であり、後述するフレーム間隔と一致している。
放射線検出部13は、FPD等の半導体イメージセンサーにより構成される。FPDは、例えば、ガラス基板等を有しており、基板上の所定位置に、放射線源11から照射されて少なくとも被写体Mを透過した放射線をその強度に応じて検出し、検出した放射線を電気信号に変換して蓄積する複数の検出素子(画素)がマトリックス状に配列されている。各画素は、例えばTFT(Thin Film Transistor)等のスイッチング部を備えて構成されている。FPDにはX線をシンチレーターを介して光電変換素子により電気信号に変換する間接変換型、X線を直接的に電気信号に変換する直接変換型があるが、何れを用いてもよい。
放射線検出部13は、被写体Mを挟んで放射線源11と対向するように設けられている。
読取制御装置14は、撮影用コンソール2に接続されている。読取制御装置14は、撮影用コンソール2から入力された画像読取条件に基づいて放射線検出部13の各画素のスイッチング部を制御して、当該各画素に蓄積された電気信号の読み取りをスイッチングしていき、放射線検出部13に蓄積された電気信号を読み取ることにより、画像データを取得する。この画像データがフレーム画像である。そして、読取制御装置14は、取得したフレーム画像を撮影用コンソール2に出力する。画像読取条件は、例えば、フレームレート、フレーム間隔、画素サイズ、画像サイズ(マトリックスサイズ)等である。フレームレートは、1秒あたりに取得するフレーム画像数であり、パルスレートと一致している。フレーム間隔は、1回のフレーム画像の取得動作開始から次のフレーム画像の取得動作開始までの時間であり、パルス間隔と一致している。
ここで、放射線照射制御装置12と読取制御装置14は互いに接続され、互いに同期信号をやりとりして放射線照射動作と画像の読み取りの動作を同調させるようになっている。
〈撮影用コンソール2の構成〉
撮影用コンソール2は、放射線照射条件や画像読取条件を撮影装置1に出力して撮影装置1による放射線撮影及び放射線画像の読み取り動作を制御するとともに、撮影装置1により取得された動態画像を撮影技師等の撮影実施者によるポジショニングの確認や診断に適した画像であるか否かの確認用に表示する。
撮影用コンソール2は、図1に示すように、制御部21、記憶部22、操作部23、表示部24、通信部25を備えて構成され、各部はバス26により接続されている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。制御部21のCPUは、操作部23の操作に応じて、記憶部22に記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAM内に展開し、展開されたプログラムに従って後述する撮影制御処理を始めとする各種処理を実行し、撮影用コンソール2各部の動作や、撮影装置1の放射線照射動作及び読み取り動作を集中制御する。
記憶部22は、不揮発性の半導体メモリーやハードディスク等により構成される。記憶部22は、制御部21で実行される各種プログラムやプログラムにより処理の実行に必要なパラメーター、或いは処理結果等のデータを記憶する。例えば、記憶部22は、図2に示す撮影制御処理を実行するためのプログラムを記憶している。また、記憶部22は、撮影部位(ここでは胸部)に対応する放射線照射条件及び画像読取条件を記憶している。各種プログラムは、読取可能なプログラムコードの形態で格納され、制御部21は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
操作部23は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号を制御部21に出力する。また、操作部23は、表示部24の表示画面にタッチパネルを備えても良く、この場合、タッチパネルを介して入力された指示信号を制御部21に出力する。
表示部24は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等のモニターにより構成され、制御部21から入力される表示信号の指示に従って、操作部23からの入力指示やデータ等を表示する。
通信部25は、LANアダプターやモデムやTA(Terminal Adapter)等を備え、通信ネットワークNTに接続された各装置との間のデータ送受信を制御する。
〈診断用コンソール3の構成〉
診断用コンソール3は、撮影用コンソール2から動態画像を取得し、取得した動態画像や動態画像の解析結果等を表示して医師の診断を支援するための動態解析装置である。本実施形態において、診断用コンソール3は、胸部の動態画像に基づいてVQ比を算出し、結果を表示する。
診断用コンソール3は、図1に示すように、制御部31、記憶部32、操作部33、表示部34、通信部35を備えて構成され、各部はバス36により接続されている。
制御部31は、CPU、RAM等により構成される。制御部31のCPUは、操作部33の操作に応じて、記憶部32に記憶されているシステムプログラムや、各種処理プログラムを読み出してRAM内に展開し、展開されたプログラムに従って、後述するVQ比算出処理を始めとする各種処理を実行し、診断用コンソール3各部の動作を集中制御する。制御部31は、取得手段、分割手段、追跡手段、解析手段、比率算出手段、分割統合手段、変形手段、調整手段として機能する。
記憶部32は、不揮発性の半導体メモリーやハードディスク等により構成される。記憶部32は、制御部31でVQ比算出処理を実行するためのプログラムを始めとする各種プログラムやプログラムにより処理の実行に必要なパラメーター、或いは処理結果等のデータを記憶する。これらの各種プログラムは、読取可能なプログラムコードの形態で格納され、制御部31は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
操作部33は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号を制御部31に出力する。また、操作部33は、表示部34の表示画面にタッチパネルを備えても良く、この場合、タッチパネルを介して入力された指示信号を制御部31に出力する。
表示部34は、LCDやCRT等のモニターにより構成され、制御部31から入力される表示信号の指示に従って、各種表示を行う。表示部34は、出力手段として機能する。
通信部35は、LANアダプターやモデムやTA等を備え、通信ネットワークNTに接続された各装置との間のデータ送受信を制御する。
〈動態解析システム100の動作〉
次に、上記動態解析システム100における動作について説明する。
(撮影装置1、撮影用コンソール2の動作)
まず、撮影装置1、撮影用コンソール2による撮影動作について説明する。
図2に、撮影用コンソール2の制御部21において実行される撮影制御処理を示す。撮影制御処理は、制御部21と記憶部22に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、撮影実施者により撮影用コンソール2の操作部23が操作され、撮影対象(被写体M)の患者情報(患者の氏名、身長、体重、年齢、性別等)や検査情報(検査ID、撮影部位(ここでは、胸部)、呼吸区分(深呼吸/安静呼吸/息止め/混合等)等)の入力が行われる(ステップS1)。
次いで、放射線照射条件が記憶部22から読み出されて放射線照射制御装置12に設定されるとともに、画像読取条件が記憶部22から読み出されて読取制御装置14に設定される(ステップS2)。
次いで、操作部23の操作による放射線照射の指示が待機される(ステップS3)。ここで、撮影実施者は、被写体Mを放射線源11と放射線検出部13の間に配置してポジショニングを行う。撮影準備が整った時点で、操作部23を操作して放射線照射指示を入力する。
操作部23により放射線照射指示が入力されると(ステップS3;YES)、放射線照射制御装置12及び読取制御装置14に撮影開始指示が出力され、動態撮影が開始される(ステップS4)。即ち、放射線照射制御装置12に設定されたパルス間隔で放射線源11により放射線が照射され、放射線検出部13によりフレーム画像が取得される。なお、例えば、撮影装置1が音声出力部や表示部を備え、撮影開始指示が出力されると、「息を吸って」「息を吐いて」「息を止めて」等の呼吸誘導の音声や表示を行うこととしてもよい。そして、撮影開始指示後、所定の呼吸誘導(例えば、「息を吸って」)を行うタイミングで放射線源11により放射線が照射されるようにしてもよい。
予め定められたフレーム数の撮影が終了すると、制御部21により放射線照射制御装置12及び読取制御装置14に撮影終了の指示が出力され、撮影動作が停止される。撮影されるフレーム数は、少なくとも1呼吸サイクルが撮影できる枚数である。
撮影により取得されたフレーム画像は順次撮影用コンソール2に入力され、撮影順を示す番号(フレーム番号)と対応付けて記憶部22に記憶されるとともに(ステップS5)、表示部24に表示される(ステップS6)。撮影実施者は、表示された動態画像によりポジショニング等を確認し、撮影により診断に適した画像が取得された(撮影OK)か、再撮影が必要(撮影NG)か、を判断する。そして、操作部23を操作して、判断結果を入力する。
操作部23の所定の操作により撮影OKを示す判断結果が入力されると(ステップS7;YES)、動態撮影で取得された一連のフレーム画像のそれぞれに、動態画像を識別するための識別IDや、患者情報、検査情報(検査ID、撮影部位、放射線照射条件、画像読取条件、呼吸区分(深呼吸/安静呼吸/息止め/混合等))、撮影順を示す番号(フレーム番号)等の情報が付帯され(例えば、DICOM形式で画像データのヘッダ領域に書き込まれ)、通信部25を介して診断用コンソール3に送信される(ステップS8)。そして、本処理は終了する。なお、呼吸誘導の音声出力や表示が行われた場合は、各フレーム画像に、そのフレーム画像が撮影されたときに出力されていた呼吸誘導の情報を付帯情報として付帯させることとしてもよい。診断用コンソール3においては、制御部31により、撮影用コンソール2から送信された動態画像が付帯情報に対応付けて記憶部32に記憶される。
一方、操作部23の所定の操作により撮影NGを示す判断結果が入力されると(ステップS7;NO)、記憶部22に記憶された一連のフレーム画像が削除され(ステップS9)、本処理は終了する。この場合、再撮影が必要となる。
VQ比を算出する場合、換気解析用として呼吸状態(深呼吸又は安静呼吸)を含む胸部の動態を撮影し、血流解析用として息止め状態又は呼吸状態を含む胸部の動態を撮影する必要がある。VQ比を算出する検査においては、呼吸状態と息止め状態を分けて撮影し、2つの動態画像を取得することとしてもよいし、呼吸状態と息止め状態を連続して1回で撮影し、1つの動態画像を取得してもよい。あるいは、換気解析用と血流解析用を兼ねて呼吸状態で1回の動態撮影を行うこととしてもよい。
(診断用コンソール3の動作)
次に、診断用コンソール3における動作について説明する。
診断用コンソール3においては、例えば、通信部35を介して撮影用コンソール2から検査により取得された動態画像のフレーム画像が受信され、操作部33によりVQ比の算出が指示されると、図3に示すVQ比算出処理が実行される。VQ比算出処理は、制御部31と記憶部32に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
VQ比算出処理においては、まず、受信した動態画像の中から、換気解析用の複数のフレーム画像及び血流解析用の複数のフレーム画像が取得される(ステップS11)。
ここで、呼吸状態と息止め状態を分けて撮影し、検査により撮影された画像として2つの動態画像が受信された場合、呼吸状態で撮影された動態画像の複数のフレーム画像が換気解析用の複数のフレーム画像として取得され、息止め状態で撮影され動態画像の複数のフレーム画像が血流解析用の複数のフレーム画像として取得される。
呼吸状態と息止め状態を連続して1回で撮影し、検査により撮影された画像として1つの動態画像が受信された場合、呼吸区間(呼吸状態で撮影された区間)の複数のフレーム画像が換気解析用の複数のフレーム画像として取得され、息止め区間(息止め状態で撮影された区間)の複数のフレーム画像が血流解析用の複数のフレーム画像として取得される。例えば、図4に示すように、動態画像の各フレーム画像から横隔膜が抽出されて横隔膜位置の時間変化が取得され、横隔膜位置の変位が所定の閾値THを超える区間(呼吸区間)の複数のフレーム画像が換気解析用の複数のフレーム画像として取得され、横隔膜位置の変位が所定の閾値以下の区間(息止め区間)の複数のフレーム画像が血流解析用のフレーム画像として取得される。横隔膜位置は、例えば、特開2018-148964号公報に記載のように、公知の手法を用いて抽出することができる。また、動態画像の各フレーム画像の付帯情報にそのフレーム画像の撮影時における呼吸誘導の情報が含まれている場合には、呼吸誘導の情報に基づいて、換気解析用の複数のフレーム画像及び血流解析用の複数のフレーム画像を取得することとしてもよい。また、例えば、横隔膜位置の時間変化を示すグラフを表示部34に表示し、ユーザーが操作部33により換気解析用のフレーム画像の区間と血流解析用のフレーム画像の区間を指定することとしてもよい。
換気解析用と血流解析用を兼ねて呼吸状態で1回の撮影を行い、検査により撮影された画像として1つの動態画像が受信された場合、受信した動態画像が換気解析用及び血流解析用の複数のフレーム画像として取得される。
なお、換気解析に用いるフレーム画像としては、呼吸一周期分のフレーム画像が取得されればよく、血流解析に用いるフレーム画像としては、心拍一周期分のフレーム画像が取得されればよい。また、血流解析のフレーム画像としては、解析精度やVQ比の算出精度の点から、息止め状態で撮影されたフレーム画像を用いることが好ましい。
次いで、取得された換気解析用及び血流解析用の複数のフレーム画像のそれぞれから肺野領域が抽出される(ステップS12)。
肺野領域の抽出は、特開2018-148964号公報に記載のエッジ検出を用いる手法等の公知の手法を用いることができる。
次いで、取得された換気解析用及び血流解析用の複数のフレーム画像の中から基準フレーム画像が選択される(ステップS13)。
基準フレーム画像は、例えば、肺野領域の面積が最も小さい最大呼気位のフレーム画像とすることが好ましい。最大呼気位のフレーム画像は、例えば、各フレーム画像の肺野領域の面積(画素数)が最小のフレーム画像を最大呼気位のフレーム画像として抽出することができる。
次いで、VQ比を算出する際の肺野領域の分割数が設定される(ステップS14)。
ステップS14においては、例えば、図5に示すように、肺野領域の縦方向の分割数Mと横方向の分割数Nが設定される(M、Nは正の整数)。例えば、予め用意された異なる複数のMとNの組み合わせの中からユーザーが操作部33の操作により選択した分割数が設定されることとしてもよいし、ユーザーが入力したMとNの数値が分割数として設定されることとしてもよい。また、予め定められたMとNの組み合わせが分割数として設定されることとしてもよい。
次いで、基準フレーム画像の肺野領域がステップS14で設定された分割数に基づいて複数の小領域に分割される(ステップS15)。
例えば、肺野領域に外接する矩形領域が分割数M×Nに分割されることによって、肺野領域が複数の小領域に分割される。図6に、肺野領域が小領域に分割された様子を示す。図6に示すように、肺野領域外や、ガス交換が行われない心臓領域や気管支領域等の、VQ比の算出が不要な小領域は除外しておくことが好ましい。なお、図6においては、小領域への分割の様子をわかりやすく示すため、肺野領域の内部の描画は省略している。
なお、図7(a)に示すように分割数に応じて肺野領域を均等な幅に分割することとしてもよいし、肺野領域の位置によって異なる幅で分割するようにしてもよい。例えば、肺野領域の上部と下部で分割する幅が異なるようにしてもよい。例えば、肺野は下肺野の動きが大きいため、図7(b)に示すように、下部を上部より細かい間隔で分割して、下部の小領域が上部に比べて小さくなるようにしてもよい(例えば、下側1/3を細かく分割する等)。また、肺の中心部付近は血管が密集しているが、末梢部では血管が細すぎて血流が見えず解析しても意味のない場合がある。そこで、肺野領域の中心部(内側)の小領域よりも末梢部(外側)の小領域のサイズが大きくなるように分割してもよい。
小領域のサイズとしては、詳細に評価する場合には小さいサイズ(例えば、1cm×1cm程度)、処理速度を優先する場合には大きいサイズ(例えば、3cm×3cm程度)が好ましい。
次いで、基準フレーム画像の各小領域に固有のIDが割り当てられる(ステップS16)。
各小領域には、予め定められたルールに従って固有IDが割当たられる。例えば、1行目の左から5番目の小領域は1-5等のIDが割り当てられる。
次いで、基準フレーム画像の各小領域が他のフレーム画像において追跡される(ステップS17)。
追跡の手法としては、例えば、オプティカルフローやローカルマッチングにより基準フレーム画像の各小領域の濃度情報(輝度情報)を他のフレーム画像において追跡する手法を用いることができる。例えば、基準フレーム画像の各小領域ごとに、小領域の頂点や中央にマーカーを設定してマーカー周辺の濃度情報を取得し、他のフレーム画像において、その小領域の画素位置に対応する画素位置の周辺からマーカー周辺の濃度情報に類似する濃度情報を持つ領域を探索して、類似する濃度情報を持つ位置をその小領域が移動した位置(すなわち、その小領域に対応する位置)として特定する。この手法では、肺野内部の同じ部分(例えば、構造物(血管影や気管支影等))を追跡することができるため、フレーム画像間で正確に小領域の位置合わせを行うことができる。
または、肺野輪郭に基づいて簡易的に小領域の追跡を行うこととしてもよい。例えば、他のフレーム画像において肺野輪郭を追跡し、肺野輪郭の最上端と最下端の間を分割数Mで(均等に)分割し、肺野輪郭の右端と左端の間を分割数Nで分割する。そして、他のフレーム画像における基準フレーム画像の各小領域に対応する位置(例えば、基準フレーム画像の右上の小領域に対応する位置は他のフレーム画像の右上の小領域)を追跡後の小領域の位置として特定する。この追跡方法では、高速に小領域の追跡を行うことができる。
基準フレーム画像の各小領域を他のフレーム画像において追跡することにより、他のフレーム画像を基準フレーム画像と同じ分割数に分割して、ステップS11で取得された複数のフレーム画像間において対応する複数の小領域を設定することができる。また、換気解析用の複数のフレーム画像及び血流解析用の複数のフレーム画像に設定される小領域の数を同じにすることができる。
次いで、小領域の分割統合処理が実行される(ステップS18)。
図8は、ステップS18において実行される小領域の分割統合処理の流れを示すフローチャートである。図8の小領域の分割統合処理は、制御部31と記憶部32に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、小領域が選択され、アスペクト比(縦横比)がチェックされる(ステップS181)。
ここで、小領域において、呼吸による肺野の移動変形により縦と横のどちらかが極端に小さくなると、アスペクト比が極端に大きくなったり、0に限りなく近くなったりする。このような場合、呼吸による肺野の移動変形により小領域が縦又は横につぶれてしまったと考えられ、このままの小領域で換気解析、血流解析、VQ比の算出を行うと、アーチファクトの影響が大きく解析精度やVQ比の算出精度が悪くなる。また、縦と横のどちらかが極端に大きい場合についても、アスペクト比が極端に大きくなったり、0に限りなく近くなったりするが、この場合も解析精度やVQ比の算出精度の点で好ましくない。そこで、ステップS181では、各小領域のアスペクト比のチェックが行われる。
小領域のアスペクト比のチェックは、ステップS11で取得されたフレーム画像ごとに実施することとしてもよいが、小領域は呼吸により変形するので、呼吸状態で撮影されたフレーム画像について実施すればよい。具体的には、基準フレーム画像からの肺野領域の形状の変化が最も大きい最大吸気位(安静呼吸であれば安静吸気位)のフレーム画像(例えば、肺野面積が最大又は横隔膜の位置が最も低いフレーム画像)においてチェックすれば足りる。そこで、本実施形態では、最大吸気位(安静呼吸であれば安静吸気位)のフレーム画像をチェック用画像としてチェックを行うこととする。
次いで、小領域のアスペクト比が基準範囲内に収まっているか否かが判断される(ステップS182)。
すなわち、チェック用画像における選択された小領域のアスペクト比が基準範囲内に収まっているか否かが判断される。
小領域のアスペクト比が基準範囲内に収まっていると判断された場合(ステップS182;YES)、処理はステップS185に移行する。
小領域のアスペクト比が基準範囲内に収まっていないと判断した場合(ステップS182;NO)、小領域の分割又は統合が実施される(ステップS183)。
例えば、チェック用画像の小領域のサイズが所定の閾値より小さい場合は、隣接する小領域に統合される。例えば、図9に示す例では、ID=2、4の小領域が所定の閾値より小さいため、それぞれ隣接するID=1、3の小領域に統合される。チェック用画像の小領域のサイズが所定の閾値以上である場合は、その小領域は複数の小領域に分割される。統合又は分割後、IDは、予め定められたルールに従って暫定的に付与し直される。例えば、統合の場合は、小さい方のID番号が割り当てられる。分割の場合は、枝番号が割り当てられる。例えば、ID=1の小領域を2つに分割した場合は、IDとして1-1、1-2等が割り当てられる。
小領域の分割又は統合が実施されると、他のフレーム画像の同IDの小領域についても同様に統合又は分割が実施され、IDの暫定的な付与し直しが実施され(ステップS184)、処理はステップS185に移行する。ステップS184により、取得された全てのフレーム画像の小領域の数が同じとなるように調整される。
ステップS185においては、全ての小領域についてのアスペクト比のチェックが終了したか否かが判断される(ステップS185)。
全ての小領域についてのアスペクト比のチェックが終了していないと判断された場合(ステップS185;NO)、処理はステップS181に戻り、まだチェックが完了していない小領域が選択されステップS181~185の処理が繰り返し実行される。
全ての小領域についてのチェックが終了したと判断された場合(ステップS185;YES)、処理は図3のステップS19に移行する。
なお、本実施形態では、全ての小領域についてアスペクト比のチェックを行う場合を例として説明しているが、一部の小領域についてのみアスペクト比のチェックを行うこととしてもよい。例えば、呼吸による拡縮は上肺野よりも下肺野の方が大きいため、肺野領域の下1/3の小領域にのみアスペクト比のチェックを行うこととしてもよい。これにより、処理速度を上げることができる。
図3のステップS19においては、取得された各フレーム画像において、設定された複数の小領域のそれぞれのアスペクト比が基準範囲内に収まるように小領域の変形が行われる(ステップS19)。
例えば、取得された各フレーム画像において、設定された複数の小領域のそれぞれのアスペクト比が基準範囲内に収まるか否かが判断され、収まらないと判断された小領域について、アスペクト比が基準範囲内に収まるように頂点が調整され小領域が変形される。
次いで、各小領域へのIDの再割り当てが実施される(ステップS20)。例えば、基準フレーム画像の各小領域に、ステップS16と同様のルールにてIDが割り当てられ、他のフレーム画像の対応する小領域についても同じIDが割り当てられる。
次いで、換気解析用の複数のフレーム画像を用いて換気解析を行い、血流解析用の複数のフレーム画像を用いて血流解析を行う(ステップS21)。
換気解析では、換気解析用の各フレーム画像の画素ごとに、換気量を示す指標値を算出する。例えば、換気解析用の各フレーム画像の各画素の信号値と、解析において基準となる解析基準フレーム画像の対応する画素の信号値との差分値(差分値の絶対値。比率でもよい。)を、各フレーム画像の画素ごとの換気量を示す指標値として算出する。ここでいうフレーム画像間の対応する画素とは、例えば、同じIDが割り当てられた小領域内において配置されている位置(小領域内の座標)が同じ画素である。解析基準フレーム画像は、例えば、フレーム画像間の対応する画素ごとに信号値の時間変化を求め、最も信号値が低いフレーム画像(すなわち最もその領域が縮んでいるときのフレーム画像)をその画素の解析基準フレーム画像とすることができる。
血流解析では、血流解析用の各フレーム画像の画素ごとに、血流量を示す指標値を算出する。例えば、血流解析用の各フレーム画像の各画素の信号値と、解析において基準となる解析基準フレーム画像の対応する画素の信号値との差分値(差分値の絶対値。比率でもよい)を、各フレーム画像の画素ごとの血流量を示す指標値として算出する。解析基準フレーム画像は、例えば、フレーム画像間の対応する画素ごとに信号値の時間変化を求め、最も信号値が高いフレーム画像(すなわち最も血流が少ないときのフレーム画像)をその画素の解析基準フレーム画像とすることができる。なお、血流解析用のフレーム画像が呼吸状態で撮影された画像である場合、フレーム画像間の対応する画素ごとに信号値の時間変化を時間方向のハイパスフィルター(例えば、カットオフ周波数0.7Hz)でフィルタリングしてから、解析基準フレーム画像及び差分値を算出する。これにより、換気による低周波の信号変化を除去し、血流による信号値の時間変化を抽出することができる。
なお、換気解析、血流解析においては、まず、各小領域内の画素の信号値の代表値(例えば、平均値)を算出して各小領域の信号値を算出された代表値とし、換気解析用(血流解析用)の各フレーム画像の各小領域の信号値と、解析において基準となる解析基準フレーム画像の対応する小領域の信号値との差分値を、各フレーム画像の小領域ごとの換気量(血流量)を示す指標値として算出することとしてもよい。
次いで、小領域ごとの換気量を示す指標値の代表値及び血流量を示す指標値の代表値が算出される(ステップS22)。
例えば、各小領域において、小領域内の各画素ごとに、ステップS21で算出された換気量を示す指標値の最大値が取得され、取得された最大値の小領域における代表値(例えば、平均値、中央値、最大値、最小値等)が各小領域の換気量を示す指標値として算出される。また、各小領域において、小領域内の各画素ごとに、ステップS21で算出された血流量を示す指標値の最大値が取得され、取得された最大値の小領域における代表値(例えば、平均値、中央値、最大値、最小値等)が各小領域の血流量を示す指標値として算出される。
なお、ステップS21において、各フレーム画像の小領域ごとの換気量(血流量)を示す指標値として、各フレーム画像の各小領域の信号値と、解析において基準となる解析基準フレーム画像の対応する小領域の信号値の代表値との差分値を算出した場合は、ステップS22においては、その差分値の最大値が各小領域の換気量(血流量)を示す指標値として算出される。
次いで、同じIDの小領域同士でVQ比が算出される(ステップS23)。
具体的には、同じIDの小領域同士で換気量を示す指標値の代表値(V)を血流量を示す指標値の代表値(Q)で割ることにより、VとQの比率を表すVQ比が算出される。
なお、Vの値とQの値のそれぞれに係数を乗算してVQ比を算出してもよい。例えば、Vの値に係数α、Qの値に係数βを乗算して、V×α/Q×βをVQ比として算出してもよい。なお、係数は、臨床実験にて検証された値が用いられる。
ここで、換気が十分にあり、血流も十分にある小領域では、VQ比は1に近くなり、この小領域は正常であると判断することができる。
換気が十分にあるが、血流が不十分な小領域では、VQ比が非常に大きくなり、この小領域は肺塞栓症等の異常があると判断することができる。
換気も血流も不十分な小領域では、VQ比は1に近くなり、この小領域は換気と血流のバランスとしては正常であると判断することができる。
換気が不十分で、血流が十分な小領域では、VQ比は0に近くなり、この小領域は急性の無気肺等の異常があると判断することができる。
次いで、算出された小領域ごとのVQ比が画像にマッピングして出力され(ステップS24)、VQ比算出処理は終了する。
ステップS24においては、例えば、一のフレーム画像(例えば、基準フレーム画像)の各小領域に、その小領域で算出されたVQ比の演算結果に応じた色を付して表示部34に表示する。これにより、ユーザーが小領域ごとのVQ比や、VQ比の悪い小領域が存在するか否か、存在する場合はどの領域であるのか等を容易に把握することが可能となる。
また、一のフレーム画像(例えば、基準フレーム画像)の肺野領域を複数のROI(関心領域)に分割し、ROIごとに、ROI内の小領域のVQ比の代表値(平均値等)を算出して算出結果(数値)を表示することとしてもよい。または、図10(a)に示すように、ROIごとに、ROI内の小領域のVQ比の和(合計)を算出し、全ROIのVQ比の合計に対する、ROIごとのVQ比の合計の比率を算出して算出結果(数値)を画像上のROIに対応付けて表示することとしてもよい。これにより、ROIごとのVQ比をユーザーが容易に把握することが可能となる。
また、図10(b)に示すように、表示部34に表示されたフレーム画像(例えば、基準フレーム画像)上で操作部33によりROIが指定されると、指定されたROI内の小領域のVQ比の代表値(平均値等)を算出して算出結果(数値)を表示することとしてもよい。これにより、ユーザーが任意のROIのVQ比を容易に確認することが可能となる。
なお、制御部31は、例えば、換気解析結果、血流解析結果、VQ比のそれぞれを、異常値を判定するために予め定められた閾値(換気解析結果、血流解析結果、VQ比の夫々に個別に定められた閾値)と比較し、比較の結果、異常値であった場合、基準フレーム画像の肺野領域を小領域に分割する際の小領域のサイズ(形状は一定)、又は形状(サイズは一定)を自動的に調整することとしてもよい。形状の調整は、例えば、小領域の面積が一定のままアスペクト比が変わるように小領域の頂点を調整する。
例えば、小領域に骨等の構造物が入ってしまっている場合、VQ比が異常に大きくなる等、アーチファクトの影響を受けた数値となる。これを回避するには、骨等の影響がなくなるくらい小領域を大きくすることが考えられる。そこで、制御部31は、換気解析結果、血流解析結果、又はVQ比に異常値がでた場合、小領域のサイズ又は形状を調整する。全ての小領域のサイズ又は形状を一括して調整してもよいし、異常値が出た小領域について個別に調整してもよい。調整は少しずつ行い、調整後、図3のステップS15(形状の調整の場合はステップS17に戻り、ステップS15(S17)~24の処理を実施する。これを、異常値が出なくなるまで(正常値となるまで)繰り返す。
また、制御部31は、ユーザーの操作部33の操作による小領域のサイズ又は形状の調整の指示に応じて、小領域のサイズ又は形状を調整することとしてもよい。これにより、例えば、ユーザーが小さな疾患を見つけたい場合には、小領域のサイズを小さく設定することで、小領域のサイズが小さくなるように調整され、小さな疾患を見つけることが可能となる。アーチファクトを低減したい場合には、小領域のサイズを大きく設定することで、小領域のサイズが大きくなるように調整され、アーチファクトの影響を低減することが可能となる。ユーザーによる小領域のサイズの設定(調整)は、ステップS14における分割数の設定に代えて行えるようにしてもよいし、VQ比算出処理の終了後に調整を受け付けて、調整したサイズに基づき基準フレーム画像の肺野領域の分割を行って、ステップS16~24の処理を実施することとしてもよい。また、ユーザーによる小領域の形状の調整は、ステップS3における基準フレーム画像の肺野領域の分割後に、表示部34に分割された複数の小領域を表示して、ユーザーによる小領域の形状の調整を受け付けることとしてもよいし、VQ比算出処理の終了後に調整を受け付けて、調整した形状に基づいてステップS17~S24の処理を実施することとしてもよい。
以上説明したように、診断用コンソール3によれば、制御部31は、被写体の胸部の動態を放射線撮影することにより得られた複数のフレーム画像から、換気解析用の複数のフレーム画像と血流解析用の複数のフレーム画像を取得し、取得された複数のフレーム画像の中から基準フレーム画像を選択し、基準フレーム画像における肺野領域を複数の小領域に分割し、基準フレーム画像の複数の小領域ごとに、当該小領域を前記基準フレーム画像以外の他のフレーム画像において追跡して他のフレーム画像における当該小領域に対応する位置を特定することにより、取得したフレーム画像間において対応する複数の小領域を設定する。そして、設定された複数の小領域ごとに、換気解析用の複数のフレーム画像を用いて換気量を示す指標値を算出するとともに、血流解析用の複数のフレーム画像を用いて血流量を示す指標値を算出し、算出された複数の小領域ごとの換気量を示す指標値と血流量を示す指標値との比率(VQ比)を算出する。
したがって、基準フレーム画像のVQ比算出用の小領域を換気解析用及び血流解析用の他のフレーム画像において追跡することによりフレーム画像間で対応する小領域を設定してVQ比を算出するため、ワーピング処理を行うことなく、効率よくVQ比を算出することが可能となる。
また、例えば、制御部31は、呼吸状態で撮影することにより得られた複数のフレーム画像を換気解析用の複数のフレーム画像として取得し、息止め状態で撮影することにより得られた複数のフレーム画像を血流解析用の複数のフレーム画像として取得する。したがって、精度よく換気解析及び血流解析を行ってVQ比を算出することが可能となる。
また、例えば、制御部31は、換気解析用の複数のフレーム画像と血流解析用の複数のフレーム画像に設定される小領域の数が同じとなるようにすることで、各小領域から精度よくVQ比を算出することが可能となる。
また、例えば、制御部31は、肺野領域における位置に応じて小領域のサイズが異なるように基準フレーム画像を分割することで、肺野領域の特性に応じたサイズで小領域を設定することができる。
例えば、肺野領域の中心部の小領域のサイズに比べて抹消部の小領域のサイズが大きくなるように基準フレーム画像を分割することで、精度が保証されない領域の小領域の処理時間を短縮することができ、効率よくVQ比を算出することができる。
また、例えば、肺野領域の上部の小領域のサイズに比べて下部の小領域のサイズが小さくなるように基準フレーム画像を分割することで、肺野の動きに応じた分割を行うことが可能となる。
また、例えば、制御部31は、複数の小領域のそれぞれのアスペクト比が基準範囲内に収まるか否かを判断し、収まらないと判断した小領域を分割するか又は隣接する小領域に統合することで、アーチファクトの影響を抑えて精度よくVQ比を算出することが可能となる。
また、例えば、制御部31は、取得された複数のフレーム画像のうち呼吸状態で撮影されたフレーム画像を用いて、複数の小領域のそれぞれのアスペクト比が基準範囲内に収まるか否かを判断することで、効率よく複数の小領域のそれぞれのアスペクト比が基準範囲内に収まるか否かを判断することが可能となる。
また、例えば、制御部31は、小領域の分割又は統合の後に、取得された全てのフレーム画像の複数の小領域の数が同じとなるように調整することで、小領域の分割又は統合によりフレーム画像間で小領域の対応が取れなくなることを防止することができる。
また、例えば、制御部31は、複数の小領域のそれぞれのアスペクト比が基準範囲内に収まるか否かを判断し、収まらないと判断した小領域をそのアスペクト比が基準範囲内に収まるように変形することで、アーチファクトの影響を抑えて精度よくVQ比を算出することが可能となる。
また、制御部31は、算出された前記換気量を示す指標値、前記血流量を示す指標値、又は前記換気量を示す指標値と前記血流量を示す指標値との比率が異常値となったと判断した場合に、基準フレーム画像の肺野領域を複数の小領域に分割する際の小領域のサイズ又は形状を調整することで、精度のよいVQ比を算出することが可能となる。
また、制御部31は、ユーザー操作に応じて基準フレーム画像の肺野領域を複数の小領域に分割する際の小領域のサイズ又は形状を調整することで、例えば、小さな疾患を見つけたい場合には小領域のサイズを小さく、アーチファクトの影響を抑えたい場合には小領域を大きくする等、ユーザーのニーズに応じた調整を行うことができる。
また、基準フレーム画像を前記複数の小領域に分割する際の分割数を予め定められた複数の分割数の中から選択可能とすることで、ユーザーが容易に分割数を設定することが可能となる。
また、制御部31は、基準フレーム画像の複数の小領域ごとに、当該小領域内にマーカーを設定し、設定したマーカーを基準フレーム画像以外の他のフレーム画像において追跡することにより、他のフレーム画像における当該小領域に対応する位置を特定することで、精度良くフレーム画像間で小領域の位置を対応付けることが可能となる。
なお、本実施形態における記述は、本発明に係る好適な動態解析装置及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、動態撮影により取得された複数のフレーム画像からVQ比を算出する場合を例にとり説明したが、本発明における複数のフレーム画像は、静止画として撮影された複数枚の画像であってもよい。例えば、換気解析用の複数のフレーム画像として、最大呼気位、最大吸気位を撮影した2枚の静止画像を用いてもよいし、血流解析用のフレーム画像として、心拡張期、心収縮期を撮影した2枚の静止画像を用いることとしてもよい。
また、上記実施形態においては、アスペクト比が基準範囲内に収まらず、小領域を分割又は統合する必要がある場合は、図8のステップS183~S184で分割又は統合し、図3のステップS20でIDを再割り当てすることとしたが、統合する小領域のIDの情報や、分割する小領域のID及び分割数をRAM等に記憶しておき、換気解析、血流解析、及びVQ比の算出時に、統合するものとして指定されたIDの小領域を1つの小領域として扱って算出を行ったり、分割するものとして指定されたIDの小領域を分割数に基づいて分割した領域を1つの小領域として扱って算出を行うこととしてもよい。
また、上記実施形態では、VQ比の算出結果を出力する出力手段が表示部であり、表示部によりVQ比の算出結果を出力する場合を例にとり説明したが、VQ比の算出結果は、通信部35により外部装置に出力してもよいし、印刷装置等により印刷出力することとしてもよい。
また、例えば、上記の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としてハードディスクや半導体の不揮発性メモリー等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
その他、動態解析システム100を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 動態解析システム
1 撮影装置
11 放射線源
12 放射線照射制御装置
13 放射線検出部
14 読取制御装置
2 撮影用コンソール
21 制御部
22 記憶部
23 操作部
24 表示部
25 通信部
26 バス
3 診断用コンソール
31 制御部
32 記憶部
33 操作部
34 表示部
35 通信部
36 バス

Claims (17)

  1. 被写体の胸部の動態を放射線撮影することにより得られた複数のフレーム画像から、換気解析用の複数のフレーム画像と血流解析用の複数のフレーム画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された換気解析用及び血流解析用の複数のフレーム画像の中から基準フレーム画像を選択し、前記基準フレーム画像における肺野領域を複数の小領域に分割する分割手段と、
    前記基準フレーム画像の前記複数の小領域ごとに、当該小領域を前記基準フレーム画像以外の他のフレーム画像において追跡して前記他のフレーム画像における当該小領域に対応する位置を特定することにより、前記取得手段により取得されたフレーム画像間において対応する複数の小領域を設定する追跡手段と、
    前記追跡手段により設定された前記複数の小領域のそれぞれのアスペクト比が基準範囲内に収まるか否かを判断し、収まらないと判断した小領域を分割するか又は隣接する小領域に統合する分割統合手段と、
    前記設定された複数の小領域ごとに、前記換気解析用の複数のフレーム画像を用いて換気量を示す指標値を算出するとともに、前記血流解析用の複数のフレーム画像を用いて血流量を示す指標値を算出する解析手段と、
    前記解析手段により算出された前記複数の小領域ごとの前記換気量を示す指標値と前記血流量を示す指標値との比率を算出する比率算出手段と、
    を備える動態解析装置。
  2. 前記分割統合手段は、前記取得手段により取得された複数のフレーム画像のうち呼吸状態で撮影されたフレーム画像を用いて、前記追跡手段により設定された前記複数の小領域のそれぞれのアスペクト比が前記基準範囲内に収まるか否かを判断する請求項に記載の動態解析装置。
  3. 前記分割統合手段は、前記分割又は前記統合の後に、前記取得手段により取得された全てのフレーム画像の前記複数の小領域の数が同じとなるように調整する請求項1又は2に記載の動態解析装置。
  4. 被写体の胸部の動態を放射線撮影することにより得られた複数のフレーム画像から、換気解析用の複数のフレーム画像と血流解析用の複数のフレーム画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された換気解析用及び血流解析用の複数のフレーム画像の中から基準フレーム画像を選択し、前記基準フレーム画像における肺野領域を複数の小領域に分割する分割手段と、
    前記基準フレーム画像の前記複数の小領域ごとに、当該小領域を前記基準フレーム画像以外の他のフレーム画像において追跡して前記他のフレーム画像における当該小領域に対応する位置を特定することにより、前記取得手段により取得されたフレーム画像間において対応する複数の小領域を設定する追跡手段と、
    前記追跡手段により設定された前記複数の小領域のそれぞれのアスペクト比が基準範囲内に収まるか否かを判断し、収まらないと判断した小領域をそのアスペクト比が前記基準範囲内に収まるように変形する変形手段と、
    前記設定された複数の小領域ごとに、前記換気解析用の複数のフレーム画像を用いて換気量を示す指標値を算出するとともに、前記血流解析用の複数のフレーム画像を用いて血流量を示す指標値を算出する解析手段と、
    前記解析手段により算出された前記複数の小領域ごとの前記換気量を示す指標値と前記血流量を示す指標値との比率を算出する比率算出手段と、
    を備える動態解析装置。
  5. 前記取得手段は、呼吸状態で撮影することにより得られた複数のフレーム画像を前記換気解析用の複数のフレーム画像として取得し、息止め状態で撮影することにより得られた複数のフレーム画像を前記血流解析用の複数のフレーム画像として取得する請求項1~のいずれか一項に記載の動態解析装置。
  6. 前記換気解析用の複数のフレーム画像と前記血流解析用の複数のフレーム画像に設定される前記小領域の数は同じである請求項1~のいずれか一項に記載の動態解析装置。
  7. 前記分割手段は、前記複数の小領域のそれぞれの前記肺野領域における位置に応じて前記小領域のサイズが異なるように前記基準フレーム画像を分割する請求項1~のいずれか一項に記載の動態解析装置。
  8. 前記分割手段は、前記肺野領域の中心部の小領域のサイズに比べて末梢部の小領域のサイズが大きくなるように前記基準フレーム画像を分割する請求項に記載の動態解析装置。
  9. 前記分割手段は、前記肺野領域の上部の小領域のサイズに比べて下部の小領域のサイズが小さくなるように前記基準フレーム画像を分割する請求項に記載の動態解析装置。
  10. 前記分割手段により前記基準フレーム画像の肺野領域を前記複数の小領域に分割する際の前記小領域のサイズ又は形状を調整する調整手段を備える請求項1~のいずれか一項に記載の動態解析装置。
  11. 前記調整手段は、算出された前記換気量を示す指標値、前記血流量を示す指標値、又は前記換気量を示す指標値と前記血流量を示す指標値との比率が異常値となったと判断した場合に、前記調整を行う請求項10に記載の動態解析装置。
  12. 前記調整手段は、ユーザー操作に応じて前記調整を行う請求項10に記載の動態解析装置。
  13. 前記分割手段により前記基準フレーム画像を前記複数の小領域に分割する際の分割数は、予め定められた複数の分割数の中から選択可能である請求項1~11のいずれか一項に記載の動態解析装置。
  14. 前記追跡手段は、前記基準フレーム画像の前記複数の小領域ごとに、当該小領域内にマーカーを設定し、設定したマーカーを前記基準フレーム画像以外の他のフレーム画像において追跡することにより、前記他のフレーム画像における当該小領域に対応する位置を特定する請求項1~13のいずれか一項に記載の動態解析装置。
  15. 前記比率算出手段による算出結果を出力する出力手段を備える請求項1~14のいずれか一項に記載の動態解析装置。
  16. コンピュータを、
    被写体の胸部の動態を放射線撮影することにより得られた複数のフレーム画像から、換気解析用の複数のフレーム画像と血流解析用の複数のフレーム画像を取得する取得手段、
    前記取得手段により取得された換気解析用及び血流解析用の複数のフレーム画像の中か
    ら基準フレーム画像を選択し、前記基準フレーム画像における肺野領域を複数の小領域に分割する分割手段、
    前記基準フレーム画像の前記複数の小領域ごとに、当該小領域を前記基準フレーム画像以外の他のフレーム画像において追跡して前記他のフレーム画像における当該小領域に対応する位置を特定することにより、前記取得手段により取得されたフレーム画像間において対応する複数の小領域を設定する追跡手段、
    前記追跡手段により設定された前記複数の小領域のそれぞれのアスペクト比が基準範囲内に収まるか否かを判断し、収まらないと判断した小領域を分割するか又は隣接する小領域に統合する分割統合手段、
    前記設定された複数の小領域ごとに、前記換気解析用の複数のフレーム画像を用いて換気量を示す指標値を算出するとともに、前記血流解析用の複数のフレーム画像を用いて血流量を示す指標値を算出する解析手段、
    前記解析手段により算出された前記複数の小領域ごとの前記換気量を示す指標値と前記血流量を示す指標値との比率を算出する比率算出手段、
    として機能させるためのプログラム。
  17. コンピュータを、
    被写体の胸部の動態を放射線撮影することにより得られた複数のフレーム画像から、換気解析用の複数のフレーム画像と血流解析用の複数のフレーム画像を取得する取得手段、
    前記取得手段により取得された換気解析用及び血流解析用の複数のフレーム画像の中から基準フレーム画像を選択し、前記基準フレーム画像における肺野領域を複数の小領域に分割する分割手段、
    前記基準フレーム画像の前記複数の小領域ごとに、当該小領域を前記基準フレーム画像以外の他のフレーム画像において追跡して前記他のフレーム画像における当該小領域に対応する位置を特定することにより、前記取得手段により取得されたフレーム画像間において対応する複数の小領域を設定する追跡手段、
    前記追跡手段により設定された前記複数の小領域のそれぞれのアスペクト比が基準範囲内に収まるか否かを判断し、収まらないと判断した小領域をそのアスペクト比が前記基準範囲内に収まるように変形する変形手段、
    前記設定された複数の小領域ごとに、前記換気解析用の複数のフレーム画像を用いて換気量を示す指標値を算出するとともに、前記血流解析用の複数のフレーム画像を用いて血流量を示す指標値を算出する解析手段、
    前記解析手段により算出された前記複数の小領域ごとの前記換気量を示す指標値と前記血流量を示す指標値との比率を算出する比率算出手段、
    として機能させるためのプログラム。
JP2021034924A 2021-03-05 2021-03-05 動態解析装置及びプログラム Active JP7721925B2 (ja)

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