JP7752675B2 - ウイルスに対するタウロリジンの使用 - Google Patents
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Description
本出願において、別段の記載がない限り、本明細書で使用される科学用語及び技術用語は、当業者によって一般に理解される意味を有する。さらに、本明細書で使用される細胞培養、分子遺伝学、核酸化学、及び免疫学の実験室操作ステップはすべて、対応する分野で広く使用される日常的なステップである。一方、本開示をより良く理解するために、関連用語の定義及び説明を以下に提供する。
本願は、抗ウイルス剤におけるタウロリジンの使用を提供する。Vero-E6、MDCK、A549、Huh7などの細胞をタウロリジンの抗ウイルス効果を評価するための細胞モデルとして使用し、ウイルスを細胞に接種し、細胞の病理学的状態に応じてウイルス液を回収し、ウイルスに対するタウロリジンの阻害効果を測定した。結果は、タウロリジンがインフルエンザウイルス(例えば、H1N1、H3N2、又はH5N1)及びコロナウイルス(例えば、新型コロナウイルスSARS-CoV-2、イヌコロナウイルスCCV、又はマウス肝炎ウイルスHMV)を細胞レベルで有意に阻害することができることを示した。さらに、インビボ実験により、タウロリジンが肺に対して有意な保護効果を有し、インフルエンザウイルス又はSARS-CoV-2ウイルスに感染したマウスの生存期間を延長することができることが確認されている。これにより、タウロリジンがインフルエンザウイルス又はコロナウイルスによって引き起こされる肺疾患の予防及び治療に使用することができることが示された。本願の研究結果は、タウロリジンの有効範囲を広げ、研究基盤を提供し、ウイルスによって引き起こされる肺感染症の予防薬又は治療薬の研究開発に新たな方向性を切り開くものである。
本発明の実施例における技術的解決策は、添付の図面を参照して、以下の本発明の実施例において明確かつ完全に説明される。明らかに、記載された実施例は、本発明の例のすべてではなく、一部にすぎない。少なくとも1つの例示的な実施例の以下の記載は、本質的に例示にすぎず、本発明、その適用又は使用を限定するものと決してみなされない。本発明の実施例に基づいて、創造的な努力なしに当業者によって得られる他のすべての例は、本発明の保護範囲内である。
MDCK、Vero-E6、及びF81細胞を液体窒素中に保存し、取り出して蘇生させ、連続的に3世代継代し、細胞が十分に増殖した後に実験研究に使用した。MDCK、Vero-E6、及びF81細胞を96ウェルプレートに播種し、1ウェルあたりの細胞数は1×105個で、これを5%CO2の恒温細胞インキュベーター中37℃で一晩培養した。細胞密度が60~70%であったとき、異なる濃度(初期濃度は4mg/mlであり、試験薬を10倍勾配で希釈し、合計10個の濃度とした)のタウロリジンを含む2%FBS DMEM維持液を100μL/ウェルで添加し、各濃度について4つの複製ウェルを測定した。さらに、ブランク対照及びPBS対照を設け、4回繰り返し、培養を継続し、細胞の状態を顕微鏡で毎日観察した。投与後2日目に10μLのMTT溶液(5mg/ml)を添加し、37℃及び5%CO2で1時間インキュベーションし、OD570値を測定した。Graphpad Prism8.0ソフトウェアを使用してデータを分析し、上記3種類の細胞に対する薬物の半阻害濃度(IC50)を計算した。
MDCK細胞を液体窒素中で保存し、取り出して蘇生させ、連続的に3世代継代し、細胞が十分に増殖した後、実験研究に使用した。保存したH3N2インフルエンザウイルス株を氷上に置いてゆっくりと解凍し、MDCK細胞の単層に接種し(24時間以下)、72~96時間培養を継続し、ウイルス液を細胞の病理学的状態に応じて回収した。また、TCID50/100μlを計算単位として使用して、ウイルス含有量を測定した。
観察結果を図2に示した。14μMの用量のタウロリジンがインフルエンザウイルスに対して細胞レベルで有意な阻害効果を有することが見出された。検出結果により、タウロリジンがインフルエンザによって引き起こされる細胞変性を明らかに阻害することができることが示され、結果により、タウロリジンがインフルエンザウイルスの感染を阻害することができることが示された。
1.実験材料
1.1 細胞:軍事獣医学研究所のウイルス学実験室からのヒト肺がん細胞A549及びアフリカミドリザル腎臓細胞MDCK;
1.2 ウイルス株:軍事獣医学研究所のウイルス学実験室からのH1N1-UI182、H1N1-PR8、H3N2、及びH5N1ウイルス;
1.3 試薬:DMEM、0.25%トリプシン、FBS、PBS(pH=7.0);
1.4 器具及び消耗品:ピペット及びサポートチップ、1.5mL遠心管、アイスボックス、製氷機、生物学的安全キャビネット、二酸化炭素インキュベーター。
2.1 細胞培養:A549及びMDCKを蘇生させ、連続的に3世代継代し、細胞が十分に増殖した後に実験研究に使用した。
MTTアッセイ(Promega)によって細胞毒性を決定した。継代培養細胞を24時間培養した後、細胞を96ウェルプレートに播種し(1ウェルあたり4000個の細胞)、培養した。MTTアッセイを使用して製造元の指示書に従って、感受性について細胞を試験した。簡単に述べると、10ulのMTT溶液を各ウェルに添加し、4時間インキュベートした後、各ウェルのOD570値を測定して記録した。
薬物及びウイルスを混合し、細胞に同時に接種した。よく増殖した細胞(A549及びMDCK)をトリプシンで消化して細胞量を計算し、96ウェルプレートに1ウェルあたり105個の細胞を播種し、細胞が単層状態にある接種の12時間以内に薬物効果研究を行った。100TCID50のH1N1-UI182、H1N1-PR8、H3N2、及びH5N1をタウロリジン(20μg/mL)と混合し、コーティングした6ウェルプレートに直ちに播種した。さらに、ブランク細胞対照及びタウロリジン細胞毒性対照を設け、3回繰り返した。播種した細胞プレートを37℃のCO2インキュベーターに入れ、培養を継続し、細胞変性の変化を観察した。
MDCK細胞を固定し(3.7%PFA)、次いで細胞穿孔(2%Triton-100)に供した。一次抗体のインキュベーション前に、それらを2%BSAでブロッキングした。続いて、二次抗体と共にインキュベーションを行った後、核を染色した。最後に、細胞を蛍光顕微鏡で観察した。
インフルエンザウイルス感染後のMDCK細胞における薬物用量と感染結果との相関関係を観察した。
タウロリジンは広範囲の抗インフルエンザウイルス効果を有し、インフルエンザウイルスの予防及び治療に使用することができる。
ウイルス:仮性狂犬病ウイルスは、エンベロープを有するDNAウイルスであり、150nm~180nmのウイルス粒子径を有する。
ウイルス:パルボウイルスは、エンベロープを有さないDNAウイルスであり、18~26nmのウイルス粒子直径を有する。
1.実験材料:
1.1 細胞:軍事獣医学研究所のウイルス学実験室からのネコ腎臓細胞株F81;
1.2 株:軍事獣医学研究所のウイルス学実験室からのイヌコロナウイルス;
1.3 試薬:DMEM、0.25%トリプシン、FBS、PBS(pH=7.0);
1.4 器具及び消耗品:ピペット及びサポートチップ、1.5mL遠心管、アイスボックス、製氷機、生物学的安全キャビネット、二酸化炭素インキュベーター。
2.1 細胞培養:ネコ腎臓細胞株F81を蘇生させ、連続的に3世代継代し、よく増殖した細胞を実験研究に使用した。
薬剤及びウイルスを混合し、細胞に同時に接種した。よく増殖したネコ腎臓細胞株F81をトリプシンで消化して細胞量を計算し、96ウェルプレートに1ウェルあたり105個の細胞数で播種し、薬物効果研究を細胞が単層状態にある接種の12時間以内に行った。200TCID50のHCoV-229Eウイルスをタウロリジン(20μg/mLのタウロリジン溶液、薬物用量は50μL、25μL、12.5μL、7.5μL、3.75μLとした)と混合し、コーティングした6ウェルプレートに直ちに播種した。ブランク細胞対照及びタウロリジン細胞毒性対照を設け、3回繰り返した。播種した細胞プレートを37℃のCO2インキュベーターに入れ、培養を継続し、細胞変性の変化を観察した。
上記の実験方法に従い、37℃のCO2インキュベーター中で72時間、顕微鏡下で細胞の状態を観察した。50μL及び25μLの薬物を接種した群の細胞は良好な状態であり、細胞変性の変化は生じなかったが、12.5μL、7.5μL、及び3.75μLの群の細胞はすべて異なる程度の細胞変性を示し、3.75μLのタウロリジンで処理した群と200TCID50を接種した群との間に細胞変性の差異はなかった。
上記の実験結果より、50μL及び25μLの接種用量では、200TCID50を完全に阻害することができ、12.5μL及び7.5μLの接種用量では、200TCID50ウイルスの細胞への感染を完全には阻害することができず、3.75μLの接種用量では、200TCID50ウイルスの細胞への感染を阻害することができないことが決定された。
1.実験材料:
1.1 細胞:軍事獣医学研究所のウイルス学実験室からのL929(マウス繊維芽細胞);
1.2 株:軍事獣医学研究所のウイルス学実験室からのマウス肝炎ウイルス;
1.3 試薬:DMEM、0.25%トリプシン、FBS、PBS(pH=7.0);
1.4 器具及び消耗品:ピペット及びサポートチップ、1.5mL遠心管、アイスボックス、製氷機、生物学的安全キャビネット、二酸化炭素インキュベーター。
2.1 細胞培養:L929細胞を蘇生させ、連続的に3世代継代し、よく増殖した細胞を実験研究に使用した。
薬物及びウイルスを混合し、細胞に同時に接種した。よく増殖したL929細胞をトリプシンで消化して細胞量を計算し、96ウェルプレートに1ウェルあたり105個の細胞を播種し、薬物効果研究を細胞が単層状態にある接種の12時間以内に行った。200TCID50のマウス肝炎ウイルスをタウロリジン(20μg/mLのタウロリジン溶液、薬物用量は50μL、25μL、12.5μL、7.5μL、3.75μLとした)と混合し、次いでコーティングした96ウェルプレートに直ちに播種した。ブランク細胞対照及びタウロリジン細胞毒性対照を設け、3回繰り返した。播種した細胞プレートを37℃のCO2インキュベーターに入れ、培養を継続し、細胞変性の変化を観察した。
上記の実験方法に従い、37℃のCO2インキュベーター中で72時間、顕微鏡下で細胞の状態を観察した。50μL及び25μLの接種用量を用いた群の細胞は良好な状態であり、細胞変性の変化は生じなかった。12.5μL、7.5μL、及び3.75μLの細胞は、異なる程度の細胞変性を有し、3.75μLのタウロリジンで処理した群と200TCID50を接種した群との間に細胞変性の差異はなかった。
上記の実験結果より、接種用量50μL及び25μLでは、200TCID50を完全に阻害することができ、接種用量12.5μL及び7.5μLでは、200TCID50ウイルスの細胞への感染を完全には阻害することができず、接種用量3.75μLでは、200TCID50ウイルスの細胞への感染を阻害することができないことが決定された。
1.実験材料:
1.1 細胞:軍事獣医学研究所のウイルス学実験室からのVero-E6及びHuh7細胞;
1.2 株:軍事獣医学研究所のウイルス学実験室からのSARS-CoV-2ウイルス。
1.3 試薬:DMEM培地、0.25%トリプシン、FBS、PBS(pH=7.0);
1.4 器具及び消耗品:ピペット及びサポートチップ、1.5mL遠心管、アイスボックス、製氷機、生物学的安全キャビネット、二酸化炭素インキュベーター。
2.1 細胞培養:Vero-E6及びHuh7細胞を蘇生させ、連続的に3世代継代し、よく増殖した細胞を実験研究に使用した。
薬物及びウイルスを混合し、細胞に同時に接種した。よく増殖したVero-E6細胞をトリプシンで消化して細胞量を計算し、96ウェルプレートに1ウェルあたり105個の細胞を播種し、薬物効果研究を細胞が単層状態にある接種の12時間以内に行った。200TCID50のSARS-CoV-2ウイルスをタウロリジン(20μg/mLのタウロリジン溶液、薬物用量は50μL、25μL、12.5μL、7.5μL、3.75μLとした)と混合し、次いでコーティングされた96ウェルに接種した。さらに、ブランク細胞対照及びタウロリジン細胞毒性対照を設け、3回繰り返した。播種した細胞プレートを37℃のCO2インキュベーターに入れ、培養を継続し、細胞変性の変化を観察した。
薬剤及びウイルスを混合し、細胞に同時に接種した。よく増殖したVero-E6及びHuh7細胞をトリプシンで消化して細胞量を計算し、6ウェルプレートに1ウェルあたり106個の細胞を播種し、薬物効果研究を細胞が単層状態にある接種12時間以内に行った。100TCID50のSARS-CoV-2ウイルスをタウロリジンと混合し、次いでコーティングした6ウェルプレートに播種し、2%タウロリジン溶液及び薬物の用量は、50μL及び25μLの用量を有していた。さらに、ブランク細胞対照及びウイルス対照も設け、6回繰り返した。播種した細胞プレートを37℃のCO2インキュベーターに入れ、24時間培養を継続した後、全細胞(上清を含む)中のウイルスRNAを回収し、ウイルス量を測定した。
薬剤及びウイルスを混合し、細胞に同時に接種した。よく増殖したVero-E6及びHuh7細胞をトリプシンで消化して細胞量を計算し、12ウェルプレートに1ウェルあたり106個の細胞を播種し、薬物効果研究を細胞が単層状態にある接種の12時間以内に行った。100TCID50のSARS-CoV-2ウイルスをタウロリジン(20μg/mLのタウロリジン溶液、薬物用量はそれぞれ50μL及び25μLとした)と混合し、次いでコーティングされた12ウェルプレートに播種した。さらに、ウイルス対照ウェル(DMSO処理)も設け、播種した細胞プレートを37℃のCO2インキュベーターに入れ、24時間培養を継続し、次いでβ-アクチンを対照として用い、全細胞抽出物をウエスタンブロットによって分析した。ウイルスNPタンパク質の陽性発現が決定された。
SARS-CoV-2に対するTRDの抗ウイルス効果をさらに調査するために、Vero-E6細胞でのウイルス接種実験を行った。ウイルス増幅の結果は、細胞を48時間感染させた後、SARS-CoV-2が、低い感染多重度(MOI=0.05)及び高い感染多重度(MOI=0.1)の両方で優れた病原性を示すことを示し、2つのMOI値が非常に類似したウイルス産生をもたらすことが示された(図7A)。したがって、以下の実験では、0.05のMOIを使用した。
タウロリジンは、細胞レベルでSARS-CoV-2に対して有意な阻害効果を有した。試験結果は、タウロリジンがSARS-CoV-2によって引き起こされる細胞変性を有意に阻害し、SARS-CoV-2の予防及び治療のための薬剤の研究開発に使用することができることを示した。
1.実験材料
1.1 実験動物:Beijing Vital River Laboratory Animal Technology Co.,Ltd.からのBALB/cマウス;
1.2 株:軍事獣医学研究所のウイルス学実験室からのH1N1-UI182、H3N2、H5N1ウイルス;
1.3 器具及び消耗品:ピペット及びサポートチップ、1.5mL遠心管、アイスボックス、製氷機、生物学的安全キャビネット、二酸化炭素インキュベーター。
2.1 インフルエンザウイルス(H1N1-UI182、H3N2、H5N1)をウイルス対照群及び薬物治療群のマウスに接種し、薬物治療群のマウスにそれぞれ毎朝及び毎夕に異なる経路により薬物(100uL/回(2mg))を連続的に投与した。マウスの生活条件及び体重変化を観察し、記録した。
インフルエンザウイルス(H1N1-UI182、H3N2、H5N1)をウイルス対照群及び薬物治療群のマウスに接種し、薬物治療群のマウスにそれぞれ毎朝及び毎夕に異なる経路により薬物(100uL/回(2mg))を連続的に投与した。接種後3日目及び5日目にそれぞれ、マウス肺組織を採取し、インフルエンザウイルスによって引き起こされるマウス肺指数に対するタウロリジンの影響を観察した。
インフルエンザウイルス(H1N1-UI182、H3N2、H5N1)をウイルス対照群及び薬物治療群のマウスに接種し、薬物治療群のマウスにそれぞれ毎朝及び毎夕に異なる経路により薬物(100uL/回(2mg))を連続的に投与した。また、薬物処理後3日目及び5日目にマウス肺組織を採取し、そのウイルス量を測定した。
異なる種間の追加の分極化処理用量については、異所測定方法及び種変換係数に基づくファクターバイファクター投与方法(factor-by-factor dose method)を使用した。生存率の改善がUI182感染の治療中に失われた体重の量に関連していることが見出された(図10A及び10B)。さらに、H3N2(図11A及び11B)及びH5N1(図11E及び11F)でも同様の結果が見出された。
対照群と比較して、インフルエンザウイルスを接種したマウスは有意に体重が減少した。ウイルス対照群と比較して、薬物治療群のマウスの体重減少傾向は有意に小さくなり、マウスの生存期間は有意に延長された。試験結果は、タウロリジンがインフルエンザウイルスに感染したマウスの生存期間を延長し、インフルエンザウイルスの予防及び治療に使用することができることを示した。
1.実験材料
1.1 実験動物:Beijing Vital River Laboratory Animal Technology Co.,Ltd.からのBALB/cマウス;
1.2 株:軍事獣医学研究所のウイルス学実験室からのH1N1-UI182、H3N2、H5N1ウイルス;
1.3 器具及び消耗品:ピペット及びサポートチップ、1.5mL遠心管、アイスボックス、製氷機、生物学的安全キャビネット、二酸化炭素インキュベーター。
2.1 インフルエンザウイルス(H1N1-UI182、H3N2、H5N1)をウイルス対照群及び薬物治療群のマウスに接種し、薬物治療群のマウスにそれぞれ毎朝及び毎夕に異なる経路により薬物(100uL/回(2mg))を連続的に投与した。
インフルエンザウイルス(H1N1-UI182、H3N2、H5N1)をウイルス対照群及び薬物治療群のマウスに接種し、薬物治療群のマウスにそれぞれ毎朝及び毎夕に異なる経路により薬物(100uL/回(2mg))を連続的に投与した。接種後3日目及び5日目にそれぞれ、マウス肺組織を採取し、インフルエンザウイルスによって引き起こされるマウス肺指数に対するタウロリジンの影響を観察した。計算式は、肺指数=(マウス肺組織重量÷マウス体重)×100%とした。
インフルエンザウイルス(H1N1-UI182、H3N2、H5N1)をウイルス対照群及び薬物治療群のマウスに接種し、薬物治療群のマウスにそれぞれ毎朝及び毎夕に異なる経路により薬物(100uL/回(2mg))を連続的に投与した。薬物治療後5日目にマウスの肺組織を固定し、組織病理学的変化を検出した。
肺指数レベルは、拘束性肺疾患の重症度を決定するための重要な指標として使用することができた。したがって、3日目及び5日目を含む、それぞれTRD投与の前後におけるマウスの肺指数への影響を分析した。インフルエンザウイルス感染が肺指数の増加をもたらす一方、H1N1-UI182(図12A及び12B)、H3N2(図12C及び12D)、及びH5N1(図12E及び12F)株への感染後3日目及び5日目に、薬物治療が肺指数を有意に低下させることが見出された。これらの結果は、TRDの投与がマウスの肺組織に正の保護効果を有することを示している。
対照と比較して、タウロリジンの投与は、マウスの肺に対して有意な保護効果を有し、インフルエンザウイルスによって引き起こされる肺組織の病理学的損傷を改善することができ、インフルエンザウイルスの予防及び治療に使用することができた。
1.実験材料:
1.1 実験動物:Beijing Vital River Laboratory Animal Technology Co.,Ltd.からのBALB/c及びC57BL/6Nマウス;
1.2 株:軍事獣医学研究所のウイルス学実験室からのSARS-CoV-2(C57MA14株);
1.3 器具及び消耗品:ピペット及びサポートチップ、1.5mL遠心管、アイスボックス、製氷機、生物学的安全キャビネット、二酸化炭素インキュベーター。
2.1 新型コロナウイルス(C57MA14)をウイルス対照群及び薬物治療群のマウスに接種し、薬物治療群のマウスにそれぞれ毎朝及び毎夕に異なる経路により薬物(100uL/回(2mg))を連続的に投与した。マウスの生活条件及び体重変化を観察し、記録した。
新型コロナウイルス(C57MA14株)をウイルス対照群及び薬物治療群のマウスに接種し、薬物治療群のマウスにそれぞれ毎朝及び毎夕に異なる経路により薬物(100uL/回(2mg))を連続的に投与した。また、接種後3日目及び5日目にそれぞれ、マウスの肺組織を採取し、SARS-CoV-2によって引き起こされるマウスの肺指数に対するタウロリジンの影響を観察した。計算式は、肺指数=(マウス肺組織重量÷マウス体重)×100%とした。
インフルエンザウイルス(H1N1-UI182、H3N2、H5N1)をウイルス対照群及び薬物治療群のマウスに接種し、薬物治療群のマウスにそれぞれ毎朝及び毎夕に異なる経路により薬物(100uL/回(2mg))を連続的に投与した。薬物治療後5日目にマウスの肺組織を固定し、組織病理学的変化を検出した。
我々の研究チームは、アカゲザル、カニクイザル、マウス、ゴールデンハムスター、イヌ、ネコ、センザンコウなどを含む、SARS-CoV-2動物感染モデルの構築に初期段階で成功した。前の結果により、TRDがインビトロでSARS-CoV-2に対して優れた阻害効果を有することが示された。インビボでのTRDの抗ウイルス効果をさらに評価するために、マウス感染モデル(BALB-C雌マウス及びC57BL雄マウスを含む)を実行した。異所性測定方法及び種変換係数に基づくファクターバイファクター投与方法を用いて、注射によってモデル動物に投与した。実験結果は、ウイルス感染後2日目にマウスは体重が減少し始め、3日目にマウスは死亡し、7日目には死亡率が100%に達したことを示した(図14)。上記の結果により、SARS-CoV-2株がマウスに致死感染を誘発することができたことが示された。重要なことに、TRDの投与は、BALB-Cマウス(図14A)及びC57BLマウス(図14C)の両方においてウイルス感染マウスの体重減少を阻害した。さらに、TRDの投与は、SARS-CoV-2感染中の致死率からマウスを有意に保護し、保護率はBALB-Cマウスで92.31%であり(図14B)、C57BLマウスで84.62%であった(図14D)。
対照群と比較して、SARS-CoV-2を接種したマウスは体重が有意に減少した。薬物治療は、マウスを体重減少から保護することができ、マウスの生存期間を延長することができた。試験結果により、タウロリジンがマウスの肺におけるウイルスRNAコピーの数を減少し、SARS-CoV-2マウスの生存期間を改善することができ、したがって、新型コロナウイルスの予防及び治療に使用することができることが示された。
1.実験材料:
1.1 実験動物:Beijing Vital River Laboratory Animal Technology Co.,Ltd.からのBALB/c及びC57BL/6Nマウス;
1.2 株:軍事獣医学研究所のウイルス学実験室からのSARS-CoV-2(C57MA14株);
1.3 器具及び消耗品:ピペット及びサポートチップ、1.5mL遠心管、アイスボックス、製氷機、生物学的安全キャビネット、二酸化炭素インキュベーター。
2.1 新型コロナウイルス(C57MA14株)をウイルス対照群及び薬物治療群のマウスに接種し、薬物治療群のマウスにそれぞれ毎朝及び毎夕に異なる経路により薬物(100uL/回(2mg))を連続的に投与した。
新型コロナウイルス(C57MA14株)をウイルス対照群及び薬物治療群のマウスに接種し、薬物治療群のマウスにそれぞれ毎朝及び毎夕に異なる経路により薬物(100uL/回(2mg))を連続的に投与した。接種後3日目及び5日目にマウスの採血を行い、白血球の総数を数えた。
次に、SARS-CoV-2感染後の臨床転帰に対するTRDの効果をさらに評価した。予想した結果と一致して、BALB-Cマウスの薬物治療後3日目(図16A)及び5日目(図16B)に、血清中のリンパ球の割合が増加し、好中球の割合が減少することが見出された。この現象はC57BLマウスでも生じた(図16C及び16D)。
非投与群と比較して、タウロリジンの投与は、マウスのリンパ球及び単球の数を有意に増加させることができ、ウイルス感染後の好中球及び血小板の総数を有意に減少させることができ、これにより、タウロリジンが新型コロナウイルス感染の予後全体を軽減及び改善することができることが示唆された。
1.実験材料:
1.1 実験動物:Beijing Vital River Laboratory Animal Technology Co.,Ltd.からのBALB/c及びC57BL/6Nマウス;
1.2 株:軍事獣医学研究所のウイルス学実験室からのSARS-CoV-2(C57MA14株);
1.3 器具及び消耗品:ピペット及びサポートチップ、1.5mL遠心管、アイスボックス、製氷機、生物学的安全キャビネット、二酸化炭素インキュベーター。
2.1 新型コロナウイルス(C57MA14)をウイルス対照群及び薬物治療群のマウスに接種し、薬物治療群のマウスにそれぞれ毎朝及び毎夕に異なる経路により薬物(100uL/回(2mg))を連続的に投与した。
インフルエンザウイルス(H1N1-UI182、H3N2、H5N1)をウイルス対照群及び薬物治療群のマウスに接種し、薬物治療群のマウスにそれぞれ毎朝及び毎夕に異なる経路により薬物(100uL/回(2mg))を連続的に投与した。薬物治療後5日目にマウスの肺組織を固定し、組織病理学的変化を検出した。
前の結果により、TRDの投与が肺組織をSARS-CoV-2から保護し、ウイルス感染の臨床転帰を改善することができることが示された。SARS-CoV-2によって誘発される肺損傷におけるTRDの役割をさらに決定するために、BALB-C及びC57BLマウスに鼻腔内注入によりウイルスを接種し、24時間後にTRDを投与し、投与後3日目及び5日目に肺組織を採取した(図18A)。結果は、ウイルス感染が肺組織内に大きな領域のうっ血を引き起こし、深刻な病理学的症状をもたらしたことを示した。重要なことに、この現象はTRDの投与によって逆転した(図18B)。
タウロリジンは、新型コロナウイルスに感染したマウスの肺、肝臓、脾臓、及び腎臓の組織病理学的損傷を大幅に改善し、上記の組織のウイルス量を減少させることができ、これにより、この薬物が新型コロナウイルス感染を予防及び治療する効果を有することが示唆された。
本発明は、下記の態様を含む:
〈態様1〉
抗ウイルス医薬組成物であって、
タウロリジン又はその誘導体、プロドラッグ、溶媒和物、若しくは薬学的に許容される塩を含む、
組成物。
〈態様2〉
細胞におけるウイルスの複製及び/又は繁殖を阻害するための医薬組成物であって、
タウロリジン又はその誘導体、プロドラッグ、溶媒和物、若しくは薬学的に許容される塩を含み、
好ましくは、前記細胞は、哺乳動物細胞であり、好ましくは、前記哺乳動物は、ウシ、ウマ、ヒツジ、ブタ、イヌ、ネコ、げっ歯類、及び霊長類からなる群から選択され、好ましくは、前記哺乳動物は、ヒト、ネコ、ニワトリ、ブタ、又はイヌであり、好ましくは、前記細胞は、ヒト細胞又はニワトリ胚細胞である、
組成物。
〈態様3〉
ウイルスによって引き起こされる疾患又は感染症を予防及び/又は治療するための医薬組成物であって、
タウロリジン又はその誘導体、プロドラッグ、溶媒和物、若しくは薬学的に許容される塩を含む、
組成物。
〈態様4〉
前記ウイルスが、インフルエンザウイルス、コロナウイルス、肺炎ウイルス、又はHIVなどのRNAウイルスであり、
好ましくは、前記インフルエンザウイルスが、インフルエンザAウイルス、インフルエンザBウイルス、又はインフルエンザCウイルス、例えば、H1N1、H2N2、H3N2、H5N1、H7N7、又はH9N2であり、
好ましくは、前記コロナウイルスが、SARS-CoV-2、CCV、又はMHVであり、好ましくは、前記コロナウイルスが、SARS-CoV-2であり、好ましくは、前記コロナウイルスが、CCVであり、好ましくは、前記コロナウイルスが、MHVである、
態様1~3のいずれか一項に記載の組成物。
〈態様5〉
前記疾患又は感染症が、インフルエンザ、単純感染症、重症肺炎を含む肺炎、急性又は重症急性気道感染症、低酸素性呼吸不全、急性呼吸窮迫症候群、敗血症症候群、敗血症性ショック、及び新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)からなる群から選択され、好ましくは、前記単純感染症が、発熱、咳、又は喉の痛みであり、
好ましくは、前記疾患又は感染症が、COVID-19である、
態様3に記載の組成物。
〈態様6〉
前記組成物が、希釈剤、吸収剤、湿潤剤、賦形剤、充填剤、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、及びそれらの任意の組み合わせなどの薬学的に許容される担体を含み、
好ましくは、前記組成物が、PVP-KF-17を含む、
態様1~5のいずれか一項に記載の組成物。
〈態様7〉
前記組成物が、注射剤、輸液剤、錠剤、カプセル剤、スプレー剤、エアゾール剤、又はリンス剤であり、
好ましくは、前記組成物が、単位剤形で存在し、好ましくは、前記組成物が、1~1000mg(例えば、1~800mg、1~500mg、1~200mg、1~100mg、1~50mg、1~20mg、又は1~10mg)のタウロリジン又はその誘導体、プロドラッグ、溶媒和物、若しくは薬学的に許容される塩を含む、
態様1~6のいずれか一項に記載の組成物。
〈態様8〉
ウイルス感染を阻害する方法における使用のための医薬組成物であって、
前記方法が、前記ウイルスに感染した細胞、前記ウイルスに感染しやすい細胞、又はそれを必要とする対象に、有効量の前記組成物を投与するステップを含み、
前記組成物が、タウロリジン又は誘導体、プロドラッグ、溶媒和物、若しくはその薬学的に許容される塩を含む、
組成物。
〈態様9〉
細胞におけるウイルスの複製及び/又は繁殖を阻害する方法における使用のための医薬組成物であって、
前記方法が、前記細胞を有効量の前記組成物と接触させるステップを含み、
前記組成物が、タウロリジン又はその誘導体、プロドラッグ、溶媒和物、若しくは薬学的に許容される塩を含み、
好ましくは、前記細胞は、哺乳動物細胞であり、好ましくは、前記哺乳動物は、ウシ、ウマ、ヒツジ、ブタ、イヌ、ネコ、げっ歯類、及び霊長類からなる群から選択され、好ましくは、前記哺乳動物は、ヒト、ネコ、ニワトリ、ブタ、又はイヌであり、好ましくは、前記細胞は、ヒト細胞又はニワトリ胚細胞である、
組成物。
〈態様10〉
ウイルスによって引き起こされる疾患又は感染症を予防及び/又は治療するための方法における使用のための医薬組成物であって、
前記方法が、それを必要とする対象に、有効量の前記組成物を投与するステップを含み、
前記組成物が、タウロリジン又はその誘導体、プロドラッグ、溶媒和物、若しくは薬学的に許容される塩を含む、
組成物。
〈態様11〉
前記ウイルスが、インフルエンザウイルス、コロナウイルス、肺炎ウイルス、又はHIVなどのRNAウイルスであり、
好ましくは、前記インフルエンザウイルスが、インフルエンザAウイルス、インフルエンザBウイルス、又はインフルエンザCウイルス、例えば、H1N1、H2N2、H3N2、H5N1、H7N7、又はH9N2であり、
好ましくは、前記コロナウイルスが、SARS-CoV-2、CCV、又はMHVであり、好ましくは、前記コロナウイルスが、SARS-CoV-2であり、好ましくは、前記コロナウイルスが、CCVであり、好ましくは、前記コロナウイルスが、MHVである、
態様8~10のいずれか一項に記載の組成物。
〈態様12〉
前記疾患又は感染症が、インフルエンザ、単純感染症、重症肺炎を含む肺炎、急性若しくは重症急性呼吸器感染症、低酸素性呼吸不全、急性呼吸窮迫症候群、敗血症症候群、敗血症性ショック、又は新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)から選択され、好ましくは、前記単純感染症が、発熱、咳、又は喉の痛みであり、
好ましくは、前記疾患又は感染症が、COVID-19である、
態様10に記載の組成物。
〈態様13〉
前記組成物が、希釈剤、吸収剤、湿潤剤、賦形剤、充填剤、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、及びそれらの任意の組み合わせなどの薬学的に許容される担体を含み、
好ましくは、前記組成物が、PVP-KF-17を含む、
態様8~12のいずれか一項に記載の組成物。
〈態様14〉
前記組成物が、注射剤、注入剤、錠剤、カプセル剤、スプレー剤、エアゾール剤、又はリンス剤であり、
好ましくは、前記組成物が、単位剤形で存在し、好ましくは、前記組成物が、1~1000mg(例えば、1~800mg、1~500mg、1~200mg、1~100mg、1~50mg、1~20mg、又は1~10mg)のタウロリジン又はその誘導体、プロドラッグ、溶媒和物、若しくは薬学的に許容される塩を含む、
態様8~13のいずれか一項に記載の組成物。
Claims (13)
- 細胞におけるウイルスの複製及び/又は繁殖を阻害するための医薬組成物であって、
タウロリジン又はその溶媒和物、若しくは薬学的に許容される塩を含み、
前記ウイルスが、インフルエンザウイルス又はコロナウイルスである、
組成物。 - 前記細胞は、哺乳動物の細胞である、請求項1に記載の医薬組成物。
- 前記哺乳動物は、ウシ、ウマ、ヒツジ、ブタ、イヌ、ネコ、げっ歯類、及び霊長類からなる群から選択される、請求項2に記載の医薬組成物。
- 前記細胞は、ヒト細胞又はニワトリ胚細胞である、請求項1に記載の医薬組成物。
組成物。 - ウイルスによって引き起こされる疾患又は感染症を予防及び/又は治療するための医薬組成物であって、
タウロリジン又はその溶媒和物、若しくは薬学的に許容される塩を含み、
前記ウイルスが、インフルエンザウイルス又はコロナウイルスである、
組成物。 - 前記インフルエンザウイルスが、インフルエンザAウイルス、インフルエンザBウイルス、又はインフルエンザCウイルス、例えば、H1N1、H2N2、H3N2、H5N1、H7N7、又はH9N2であり、かつ/又は
前記コロナウイルスが、SARS-CoV-2、CCV、又はMHVである、
請求項1~5のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - 前記疾患又は感染症が、インフルエンザ、単純感染症、重症肺炎を含む肺炎、急性又は重症急性気道感染症、低酸素性呼吸不全、急性呼吸窮迫症候群、敗血症症候群、敗血症性ショック、及び新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)からなる群から選択される、請求項5に記載の医薬組成物。
- 前記単純感染症が、発熱、咳、又は喉の痛みである、請求項7に記載の医薬組成物。
- 前記疾患又は感染症が、COVID-19である、請求項5に記載の医薬組成物。
- 前記組成物が、希釈剤、吸収剤、湿潤剤、賦形剤、充填剤、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、及びそれらの任意の組み合わせから選択される薬学的に許容される担体を含む、
請求項1~9のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - 前記医薬組成物が、注射剤、輸液剤、錠剤、カプセル剤、スプレー剤、エアゾール剤、又はリンス剤である、請求項1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記組成物が、単位剤形で存在する、請求項11に記載の医薬組成物。
- 前記医薬組成物が、1~1000mg、1~800mg、1~500mg、1~200mg、1~100mg、1~50mg、1~20mg、又は1~10mgのタウロリジン又はその溶媒和物、若しくは薬学的に許容される塩を含む、
請求項12に記載の医薬組成物。
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