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JP6049713B2 - 溶融製品の製造法 - Google Patents

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Description

本発明は、リチウムに基づく溶融製品および上記製品の製造法に関する。この製品は、電極物質として、特にリチウムイオン電池における電極物質として特に使用され得る。本発明はまた、そのような電池に関する。
式(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−dの結晶相の群が知られている。ここで、
Liは元素リチウムであり、
Aは、元素Na、K、Hおよびそれらの混合物から選択される、リチウムの置換成分であり、aは0.2以下であり(20at%以下の置換度)、
Gは元素Fe、Mn、Ni、Co、Vおよびそれらの混合物から選択され、
JはNb、Y、Mg、B、Ti、Cu、Crおよびそれらの混合物から選択される、Gの置換成分であり、bは0.5以下であり(50at%以下の置換度)、
XOはオキソアニオンであり、Oは酸素元素を示し、Xは元素P、S、V、Si、Nb、Mo、Alおよびそれらの混合物から選択され、
Dは、アニオンF、OH、Clおよびそれらの混合物から選択され、dは0.35以下であり(35at%以下の置換度)、dは0であり得、
Eは元素F、元素Cl、元素O、OH基およびそれらの混合物から選択され、
0≦e≦2、
−0.2≦x≦2、
0.9≦y≦2、
1≦z≦3
である。
(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−d相に富む製品は特に、固相焼結または温和な化学により得られる製品および溶融製品を包含する。
固相焼結または温和な化学により得られる製品は、結晶相全体に対して非常に高い割合の(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−d相を有し得る。しかし、これらの製品は、溶融製品よりも製造するのにはるかに多い費用がかかる。
溶融製品は、例えば国際公開第2005/062404号パンフレットまたは論文“Melt casting LiFePO4”,Journal of the Electrochemical Society, 157 (4) A453-A462 (2010), M. Gauthier et alに記載されている。焼結製品と対照的に、溶融製品は、工業的に、低下されたコストで製造され得るが、(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−d相にあまり富まない。
溶融製品は、主としてアモルファス構造を作るように溶融液状物質を急激に冷却し、次いで結晶化の熱処理を行うことにより製造され得る。これは、ガラスセラミックを与える。そのような方法は、特に欧州特許第2295385号明細書、国際公開第2011/049034号パンフレットまたは国際公開第2010/114104号パンフレットに記載されている。論文“Lithium ion conductive glass-ceramics semi mix with Li3Fe2(PO4)3 and YAG laser-induced local crystallization in lithium ion phosphate glasses”, Nagamine et al., Solid State Ionics 179 (2008) 508-515は、レーザー技術による結晶の図柄の可能性を記載している。
これらの方法によれば、急冷(quenching)が典型的に、90重量%超までアモルファス相からなる製品をもたらす。
さらに、リチウムは、融点が高すぎるならば昇華する、天然のフラックスである。したがって、これらの溶融製品を製造するために、融点は慣用的に、出発装填物の原料の融点にできるだけ近いように決定される。
大量に製造されるリチウムイオン電池は、特にそのカソードを製造するために、(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−d相に富む製品を含み得る。その性能および寿命は、特に、使用される製品の(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−d相の濃度(richness)に依存する。
したがって、電極物質として適し、かつ工業的量でおよび低コストで製造され得る、(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−d相に富む製品の要求がある。
国際公開第2005/062404号パンフレット 欧州特許第2 295 385号明細書 国際公開第2011/049034号パンフレット 国際公開第2010/114104号パンフレット
"Melt casting LiFePO4",Journal of the Electrochemical Society, 157 (4) A453-A462 (2010), M. Gauthier et al "Lithium ion conductive glass-ceramics semi mix with Li3Fe2(PO4)3 and YAG laser-induced local crystallization in lithium ion phosphate glasses", Nagamine et al., Solid State Ionics 179 (2008) 508-515
本発明の1の目的は、この要求を少なくとも部分的に満たすことである。
本発明によれば、この目的は、その結晶部分が、99.3重量%超まで、1の同じ相(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−d(明確化のために「LAGJXODE相」と呼ばれる)から成る製品によって達成される。この製品は、それが溶融される、すなわち溶融および次いで固化によって得られることが注目すべき点である。
LAGJXODE相を有する溶融製品の製造は周知であるが、本発明者らは、驚くべきことに、説明の残りにおいてより詳細に分かるように、LAGJXODE相に非常に富む溶融製品の製造を可能にする方法を見出した。
有利には、本発明に従う製品は、したがって、低価格でかつ工業的量で製造され得る。
図1は、本発明に従う電池の一部の断面図を示す。
「同じ相(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−d」または「LAGJXODE相」は、式(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−d(a、b、d、e、x、y、z、A、G、J、X、DおよびEは固定されている)の定義された結晶相を意味する。したがって、例えば、90%の第一の相(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−d(a=a、b=b、d=d、e=e、x=x、y=y、z=z、A=A、G=G、J=J、X=X、D=DおよびE=E)および9.5%の第二の相(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−d(a=a、b=b、d=d、e=e、x=x、y=y、z=z、A=A、G=G、J=J、X=X、D=DおよびE=E)を含む製品(ここでa≠aおよび/またはb≠bおよび/またはd≠dおよび/またはe≠eおよび/またはx≠xおよび/またはy≠yおよび/またはz≠zおよび/またはA≠Aおよび/またはG≠Gおよび/またはJ≠Jおよび/またはX≠Xおよび/またはD≠Dおよび/またはE≠E)は、本発明に従わない。
好ましくは、本発明に従う製品はさらに、1の、好ましくは幾つかの、下記の任意的な特徴を有する。
a<0.15、好ましくはa<0.1、好ましくはa<0.05であり、1実施態様では、a=0(リチウムの置換成分がない)である、
特に、Aが水素元素Hであるとき、好ましくはa>0.05である、
GがFe、Co、Mn、Vおよびそれらの混合物から選択され、好ましくはFe、Co、Mnおよびそれらの混合物から選択される、
GがFeである、
b<0.40、好ましくはb<0.35、好ましくはb<0.30、好ましくはb<0.25、さらにはb<0.20、さらにはb<0.15であり、1実施態様では、b>0.05、さらにはb>0.1である、
置換元素JがNb、Y、Mg、B、Tiおよびそれらの混合物から選択される、
XがP、S、Siおよびそれらの混合物から選択される、
好ましくは、Xが元素Pである、
d<0.30、さらにはd<0.25、さらにはd<0.20、さらにはd<0.15、さらにはd<0.10、さらにはd<0.05であり、1実施態様では、d=0である、
DがFである、
Eが元素F(フッ素)である、
x≧−0.1、好ましくはx≧−0.05、さらにはx≧0および/またはx≦1.5、好ましくはx≦1.3、好ましくはx≦1.2、好ましくはx≦1である、
1実施態様では、x=0である、
1実施態様では、y=2である、
1実施態様では、y≦1.5である、
1実施態様では、y=1である、
1実施態様では、y≧1である、
1実施態様では、e=2である、
1実施態様では、e≦1.5、さらにはe≦1である、
1実施態様では、e=1である、
1実施態様では、e=0である、
1実施態様では、z=1である、
結晶性部分が、99.5%超まで、好ましくは99.7%超まで、好ましくは99.8%超まで、好ましくは99.9%超まで、好ましくは約100重量%まで、上記LAGJXODE相から成る、
上記LAGJXODE相が、LiFePO、またはLi(PO、またはLiMnPO、またはLiFeSiO、またはLiVPOF、またはLiCoPO、またはLiMn0.8Fe0.2PO、またはLiFe0.33Mn0.67PO、またはLiFePOF、またはLiFeSOF、またはLiCoPOF、またはLiVPOである、
上記製品が、アニーリングされた製品である、すなわち固化後に熱処理を受けている、
好ましくは、上記製品が、炭素の層でコーティングされていない、1実施態様では、上記製品が粒子の粉末の形状であり、粒子の数の50%超、好ましくは70%超、好ましくは90%超、好ましくは95%超、好ましくは99%超、好ましくは約100%が、部分的にすら、炭素でコーティングされていない、
上記製品が多結晶性である、
アモルファス相の量(重量)が、溶融製品の重量に基づいて、80%未満、70%未満、60%未満、50%未満、40%未満、30%未満、20%未満、10%未満、5%未満、3%未満、2%未満、または1%未満である、
鉄が3以上の原子価を有するところのLAGJXODE相の量、特に相LiFe(POの量が、重量%で、30%未満、好ましくは20%未満、好ましくは10%未満、好ましくは5%未満、好ましくは1%未満である。
有利には、これらの任意的な特徴が、電気化学的性能を改善し、上記製品を、任意的な粉砕の後に、リチウムイオン電池のためのカソードを製造するために特に適するものにする。
本発明に従う製品はブロックの形状であり得、その寸法の全部が、好ましくは1mm超、好ましくは2mm超、好ましくは1cm超、好ましくは5cm超、より好ましくは15cm超である。好ましくは、本発明に従うブロックが、200g超の重量を有する。
本発明はまた、本発明に従う溶融製品の粉末に関する。粉末のメジアン径は、好ましくは0.05μm超および/または100μm未満である。
特定の実施態様では、粉末のメジアン径が0.05μm〜5μm、好ましくは0.05μm〜2μm、好ましくは0.05μm〜0.2μである。特定の実施態様では、粉末のメジアン径が5μm〜20μm、好ましくは7μm〜15μmである。
粒子の数の50%超、好ましくは70%超、好ましくは90%超、好ましくは95%超、好ましくは99%超、好ましくは約100%が、少なくとも部分的に、好ましくは完全に、炭素または炭素の前駆体で被覆され得る。
方法
本発明はまた、本発明に従う溶融製品を製造するための第一の方法に関し、この方法は、下記工程、
a)出発装填物を形成するように原料を混合すること、
b)工程e)の終わりに得られる溶融製品の融点Tより高い温度Tml(出発装填物の溶融のために厳密に必要な温度よりも高くあり得る)で液状物質が得られるまで出発装填物を溶融すること、
c)上記液状物質が完全に固化するまで冷却して、溶融製品を得ること、
d)任意的に、上記溶融製品を破砕することおよび/または粉砕することおよび/または粒度選択すること、
e)上記溶融製品の融点T未満であり、かつT−800℃、またはもしT−800℃が500℃未満ならば500℃と、T−50℃との間のプラトー温度で、90分超の上記プラトーでの保持時間および還元環境で上記溶融製品を熱処理すること、
f)任意的に、上記溶融製品を破砕することおよび/または粉砕することおよび/または粒度選択すること
を含み、工程a)での原料および任意的に工程b)での気体環境が、上記溶融製品の結晶部分が99.3重量%超まで、上記で定義された1の同じ相(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−dを有するように決定される。
好ましくはおよび注目すべきことに、工程b)では、溶融が中性の環境または酸素を含む環境で、好ましくは空気下で生じる。これは、溶融プロセスの実行を容易にする。
好ましくは、工程c)では、液状物質の完全な固化までの冷却速度が、1000K/s未満、さらには800K/s未満、さらには500K/sである。
本発明はまた、本発明に従う溶融製品を製造するための第二の方法に関する。ここで結晶部分は、99.3重量%まで、1の同じ相(Li1−a1+x(Fe1−b[(PO1−dを有し、下記工程:
a’)出発装填物を形成するように原料を混合すること、
b’)工程c’)の終わりに得られた溶融製品の融点Tより高い温度Tmlで液状物質が得られるまで出発装填物を溶融すること、ここで温度Tmlは、
元素Feがその重量の97%超までFePO・nHO(0≦n≦6)によって供給されるならば、Tmlは1250℃超、好ましくは1350℃未満であり、または
元素Feがその重量の3%超までFeによって供給されるならば、Tmlは1350℃超、好ましくは1550℃未満であり、または
元素Feがその重量の5%超までFeによって供給されるならば、Tmlは1350℃超、好ましくは1550℃未満であり、または
元素Feがその重量の97%超までFeOによって供給されるならば、Tmlは好ましくは1100℃未満であり、または
元素Feがその重量の97%超までFeOとFePO・nHO(0≦n≦6)との混合物によって供給され、該混合物が3%超かつ97%未満のFePO・nHO(0≦n≦6)を含むならば、Tmlは1250℃超であり、好ましくは1350℃未満である、
c’)上記液状物質が完全に固化するまで冷却して本発明に従う溶融製品を得ること、
d’)任意的に、上記溶融製品の粉末が得られるように、上記溶融製品を粉砕することおよび/または粒度選択すること、
を含み、工程a’)での原料および任意的に工程b’)での気体環境が、上記溶融製品の結晶部分が99.3重量%超まで、1の同じ相(Li1−a1+x(Fe1−b[(PO1−dを有するように決定される。
有利には、この第二の製造法が、30%未満、好ましくは20%未満、好ましくは10%未満、好ましくは5%未満、好ましくは1%未満の(Li1−a1+x(Fe1−b[(PO1−d相(ここで、鉄は3以上の原子価を有する)、特に少量のLiFe(PO、を含む溶融製品を製造することを可能にする。有利には、低含量の相(ここで、鉄は3以上の原子価を有する)が、本発明に従う溶融製品を含む電池の電気化学的性能を改善する。
好ましくはおよび注目すべきことに、工程b’)では、溶融が中性の環境または酸素を含む環境で、好ましくは空気下で生じる。これは、溶融プロセスの実行を容易にする。
この第二の方法はまた、(工程e)を含む本発明に従う第一の製造法と対照的に)溶融工程の後の熱処理の工程を伴うことなく本発明に従う溶融製品(Li1−a1+x(Fe1−b[(PO1−dを得ることを可能にするという意味で注目すべきである。
1実施態様では、工程a)または工程a’)において、原料が、固体および/または液体状態、好ましくは固体であり得る。
1実施態様では、工程b)またはb’)において、特に塩素元素Clまたはフッ素元素Fを供給するために、1以上の原料が気体の形態で供給され得る。
本発明の方法は、粒子またはブロックを製造するために使用され得る。上記方法は、溶融製品が上述した任意的な特徴の1以上を有するように適合され得る。
本発明はまた、本発明に従う方法によって製造されたまたは製造され得る製品に関する。
本発明はまた、本発明に従う溶融製品、または本発明に従う方法によって製造されたもしくは製造され得る溶融製品を、リチウムイオン電池のカソードの製造に使用する方法に関する。
本発明は最後に、本発明に従う溶融製品、または本発明に従う方法によって製造されたもしくは製造され得る溶融製品を含む、リチウムイオン電池のためのカソード、およびそのようなカソードを含むリチウムイオン電池に関する。カソードは特に、本発明に従う粉末を形成することによって得られ得る。
本発明の他の目的、局面、特性および利点は、下記の記載および実施例から、および添付の図を検討することによりさらにより明らかになるであろう。図1は、本発明に従う電池の一部の断面図を示す。
定義
「LAGJXODE相の割合」は、製品の全結晶相(「結晶部分」という)に対するLAGJXODE相の%である。考慮下のLAGJXODE相に関して、ICDD(「回折データの国際センター(International Center for Diffraction Data)」)データファイルが使用され、それは、上記LAGJXODEに対応する回折ピークの角領域を特定することを可能にする。例えば、データファイルICDD 40−1499は、かんらん石相LiFePOのものである。
LAGJXODE相の割合は、下記式(1)から評価され得る。
T=100*(ALAGJXODE)/(ALAGJXODE+ASecondary phases) (1)
ここで、ALAGJXODE は、LAGJXODE相の重複していない最も高い強度の回折ピークの面積または重複していない最も高い強度の回折多重線の面積であり、例えば、銅DXチューブを備えたBRUKER社製の回折計D5000の装置から得られる、上記製品のX線回折パターン上で測定される。回折パターンの取得は、この装置を使用して、5°〜80°の角領域2θにわたって、0.02°の目盛で、1s/目盛の計数時間で行われる。サンプルは、優先的な配向を制限するために、それ自体の軸の周りに回転される。得られたパターンは、例えばEVAソフトウエアを使用して、解析処理(deconvolution treatment)なしに処理され得る。
Secondary phasesは、解析処理なしに、同じパターン上で測定される、第二の相の面積の和である。第二の相の面積は、その重複していない最も高い強度の回折ピークの面積または重複していない最も高い強度の回折多重線の面積である。第二の相は、LAGJXODE相以外のX線回折によって検出され得る相である。なかでも、Fe、FePO、LiPO、AlPOまたはLiFe(POは、X線回折パターン上で特定される第二の相であり得、LAGJXODEがLiFePOであるときは特にそうである。「重複していない」回折ピークは、単相(2の異なる相に対応する2のピークの重ね合わせがない)に対応する回折ピークである。さらに、「重複していない」回折多重線は、単相に対応する回折多重線である。
そのような測定の精度は0.3%(絶対)に等しい。
製品は、液状物質が得られるまで(それは固体粒子を含み得るが、上記液状物質を構成するには不十分な量であり、その結果、後者は、その形状を保持するために容器に入れられなければならない)、原料を溶融し、次いで冷却により固化することを用いる方法によって得られるとき、慣用的に「溶融された」と言う。
「粒子」は、そのサイズが10mm未満、好ましくは0.01μm〜5mmである固体物体を意味する。
粒子の「サイズ」は、同じ体積を有する球の直径を意味する。粉末の粒子のサイズは、レーザー粒度分析計を用いて行われる粒度分布の解析によって慣用的に評価される。レーザー粒度分析計は、例えば、HORIBA社製のPartica LE−950であり得る。
50(D50)および99.5(D99.5)パーセンタイルは、粉末の粒子サイズの累積粒度分布の曲線上(粒子サイズが増加する順に分類されている)でそれぞれ50%および99.5%の重量%に相当する粒子サイズである。例えば、粉末の粒子の99.5重量%は、D99.5より小さいサイズを有し、粒子の0.5重量%は、D99.5より大きいサイズを有する。上記パーセンタイルは、レーザー粒度分析計を使用して得られる粒度分布から決定され得る。
「粉末の最大サイズ」は、上記粉末の99.5パーセンタイル(D99.5)である。
「粉末のメジアンサイズ」は、上記粉末の50パーセンタイル(D50)である。
「ブロック」は、粒子でない固体物体を意味する。
「不純物」は、原料によって無意識にかつ必ず導入される不可避の成分またはこれらの成分による反応によって生じる不可避の成分を意味する。不純物は必要な成分ではなく、許容されるに過ぎない。例えば、ナトリウムおよび他のアルカリ金属、クロム、イットリウム、マグネシウム、ホウ素、銅およびニオブの酸化物、窒化物、オキシ窒化物、炭化物、オキシ炭化物、炭窒化物および金属種の群の一部を形成する化合物は、それらの存在が無用であるならば、すなわち、製造されるべきLAGJXODE製品の組成物に含まれないならば、不純物である。
「炭素の前駆体」は、熱処理によって、特に熱分解によって、少なくとも部分的に、炭素に転化される化合物である。有機ポリマー、例えばポリエチレングリコールまたはPEGは、炭素の前駆体の例である。
特に断らない限り、全ての含量は重量%である。
「1を含有する」、「1を含む」または「1を有する」は、特に断らない限り、「少なくとも1を含む」を意味する。
詳細な説明
本発明に従う第一の方法の例を以下に詳細に記載する。
工程a)では、本発明に従う溶融製品を製造するための出発装填物が、構成成分リチウム、A、G、J、D、XおよびEから、またはこれらの構成成分の化合物から、特に酸化物および/またはカーボネートおよび/または水酸化物および/またはオキサレートおよび/またはナイトレートおよび/またはホスフェートおよび/または金属および/またはクロライドおよび/またはフルオライドおよび/またはスルフィドおよび/またはアンモニア化合物の化合物から、形成される。好ましくは、これらの化合物が、ホスフェート、カーボネートおよび酸化物から選択される。これらの化合物は、好ましくは、LiO、LiCO、LiOH、LiHPO、LiPO、LiF、NaCO、NaOH、KOH、Fe、Fe、Fe、FeO、FePO・nHO(0≦n≦6)、Co、CoO、V、Nb、Y、B、TiO、CuO、CuO、Cr、NHPO、(NHHPO、HPO、P、SiO、Al、MoO、MnO、Mn、MnO、Mn、MgO、MgCO、NiOから選択され得る。好ましくは、これらの化合物が、LiO、LiCO、LiPO、NaCO、Fe、Fe、FeO、FePO・nHO(0≦n≦6)、Co、CoO、V、Nb、Y、B、TiO、CuO、CuO、Cr、NHPO、(NHHPO、HPO、P、SiO、Al、MoO、MnO、Mn、MnO、Mn、MgO、MgCO、NiOから選択される。
1実施態様では、元素Fが気体の形態で供給される。
1実施態様では、元素Clが気体の形態で供給される。
好ましくは、構成成分リチウム、A、G、J、D、XおよびEの化合物が合わせて、重量%で、出発装填物の構成成分の90%超、95%超、98%超、好ましくは99%超を占める。好ましくは、これらの化合物が、不純物と併せて、出発装填物の構成成分の100%を占める。
好ましくは、構成成分リチウム、A、G、J、D、XおよびEを供給する化合物以外の他の化合物は、出発装填物に故意に導入されない。したがって、存在する上記他の化合物は不純物である。
出発装填物の構成成分リチウム、A、G、J、D、XおよびEは本質的に、製造された溶融製品に存在する。しかし、これらの構成成分、例えばマンガンおよび/またはリチウム、のある割合(溶融条件に依存して変わり得る)が、溶融工程中に蒸発し得る。当業者は、工程e)の終わりに本発明に従う溶融製品が得られるように、出発装填物の組成物をどのように適合させるかを知っている。
1実施態様では、出発装填物が、ケイ素および/またはアルミニウムおよび/またはニオブおよび/またはホウ素および/またはゲルマニウムおよび/またはガリウムおよび/またはアンチモンおよび/またはビスマスの酸化物を10%未満、5%未満または1%未満で含み、さらには全然含まない。しかし、これらの元素は、酸化物以外の形態で出発装填物に存在し得る。
使用される粉末の粒度分布は、溶融技術において通常遭遇するものであり得る。
原料の緊密な(intimate)混合物が、ミキサー中で製造され得る。この混合物は、次いで、溶融炉に注がれる。
工程b)では、工程e)の終わりに得られる溶融製品の融点Tより高い温度Tmlで、好ましくはアーク炉で、液状物質が得られるまで出発装填物が溶融される。電気溶融は実際、大量の溶融製品を高収率で製造することを可能にする。
例えば、2の電極を含み、直径約0.8mのタンク(約180kgの溶融液体を含み得る)を有するエルー型のアーク炉を使用することが可能である。
しかし、出発装填物が完全に溶融されるならば、全ての公知の炉、例えば誘導炉、プラズマ炉または他の型のエルー炉、が考えられ得る。
特に、溶融LiFePO製品の場合には、400〜1200kWh/Tの電力が非常に適する。
るつぼ溶融も、熱処理炉において、好ましくは電気炉において、好ましくは中性または還元性の環境で、行われ得る。
アーク炉または誘導炉が好ましくは使用される。
これがいつも適用可能というわけでなく、仏国特許第1208577号明細書に記載されているように中性気体を吹き込むことにより混合の質を高めることが出来る。溶融液体の混合の質は特に、窒素を吹き込むことにより改善され得る。上記気体の流速および/または温度は好ましくは、液状物質の温度がこの気体の添加によりあまり影響されないように調整される。
本発明者らは、驚いたことに、本発明に従う第一の方法では、溶融工程b)における環境が、工程e)の終わりに得られた溶融製品にほとんど影響を及ぼさないことが分かった。従って、溶融工程b)を中性または酸化性の環境で、好ましくは空気下で行うことができる。上記方法を行うことは、それによって有利に単純化される。
好ましくは、Gが元素Feでないとき、加熱が、溶融液状物質の温度Tmlが(T+300℃)未満、好ましくは(T+150℃)未満、および/または(T+20℃)超、好ましくは(T+50℃)超であるように行われる。
工程b)の終わりに、出発装填物が液状物質の形態であり、それは任意的に、いくらかの固体粒子を含み得るが、上記塊の構造化を生じるには不十分な量で含み得る。当然のこととして、その形状を保持するために、液状物質は容器に入れられなければならない。
第一の実施態様では、工程c)が下記操作:
)上記液状物質を液滴の形態で分散させること、
)これらの液滴を流体、好ましくは酸素含有流体と、好ましくは空気下で、接触させることにより固化して溶融粒子を得ること、
を含む。
出発装填物の組成の簡単な適合により、分散の、特に吹き込みまたは噴霧による分散の慣用の方法が、溶融液状物質から、本発明に従う溶融製品中の種々のサイズの粒子を製造することを可能にする。
操作c)では、溶融液体の細い流れが、液滴へと分散される。分散は、液状物質の細い流れによる吹き込みから生じ得る。しかし、当業者に知られている、液状物質の噴霧の任意の他の方法があり得る。
操作c)では、上記液状物質が、流体と、好ましくは中性流体または酸素含有流体と、好ましくは酸素含有流体と、好ましくは少なくとも20体積%の酸素を有する流体と、好ましくは気体状の流体と、より好ましくは空気と接触させる。
操作c)では、液滴が、流体と、好ましくは中性流体または酸素含有流体と、好ましくは酸素含有流体と、好ましくは少なくとも20体積%の酸素を有する流体と、好ましくは気体状の流体と、より好ましくは空気と接触させることにより固体粒子へと転化される。
好ましくは、使用される流体が、操作c)とc)の両方で同じである。
好ましくは、溶融液体の滴が形成されるとすぐに流体と接触するように上記方法が準備される。より好ましくは、分散(操作c))および固化(操作c))がほぼ同時であり、液状物質が、上記液体を冷却しそして固化することができる流体、好ましくは気体、によって分散される。
好ましくは、流体との接触が、少なくとも滴の完全な固化まで維持される。
室温での空気による吹き込みが可能である。
操作c)の終わりに、分散条件に応じて0.01μm〜5mm、さらには0.01μm〜3mmのサイズを有する固体粒子が好ましくは得られる。
工程c)の終わりに、本発明に従う溶融製品が、50μm未満の粒子の形態であり得る。その後、カソードの製造のための上記粒子の粉砕は任意であり得る。
第二の実施態様では、工程c)が下記操作:
’)液状物質を型に注入すること、
’)型に注入された液状物質を、少なくとも部分的に固化されたブロックが得られるまで冷却して固化すること、
’)ブロックを型から取り出すこと
を含む。
操作c’)では、液状物質が、溶融液状物質を持ちこたえることができる型に注入される。グラファイトから成る、鋳鉄から成るまたは米国特許第3,993,119号明細書で定義された型を使用することが好ましい。誘導炉の場合には、型を構成するために巻線が考えられる。鋳造は好ましくは空気下で行われる。
工程c’)では、型に流し込まれた液状物質は、少なくとも部分的に固化されたブロックが得られるまで冷却される。
固化中の溶融液体の冷却速度は常に、1000K/s未満、さらには500K/s未満、さらには100K/s未満である。
1実施態様では、固化中に、液状物質が、中性流体または酸素含有流体と、好ましくは酸素含有流体と、好ましくは少なくとも20体積の酸素を有する流体と、好ましくは気体状の流体と、より好ましくは空気と接触される。一般に、上記液状物質および/またはブロックが、操作c’)中におよび/または操作c’)中におよび/または操作c’)中におよび/または操作c’)の後に上記酸素含有流体と接触され得る。
従って、上記接触は、いったん鋳造が行われると、行われ得る。しかし、この接触を鋳造後にのみ始めることが好ましい。実際的な理由のために、流体との接触は、好ましくは、離型後にのみ始まる。
工程c’)では、ブロックが型から外される。
工程d)では、任意的に、粒子またはブロックの形態の溶融製品が、破砕および/または粉砕される。全ての型の破砕機または粉砕ミルが使用され得る。好ましくは、エアジェットミルまたはボールミルが使用される。
1実施態様では、上記方法が工程d)を含む。
溶融製品は好ましくは、100μm未満、好ましくは80μm未満、好ましくは50μm未満、好ましくは30μm未満、好ましくは10μm未満、好ましくは5μm未満、好ましくは1μm未満の最大サイズD99.5を有する粉末が得られるように粉砕される。
溶融製品は好ましくは、任意的に粉砕の後に、意図される用途に応じて粒度選択の操作、例えばふるい分けを受ける。どんな実施態様が考慮されても、原料に由来する不純物が存在し得る。
特に、元素Ba、Sr、Yb、Ce、Ca、Si、S、Na、K、Nb、Y、B、Ti、Cu、Cr、Mg、Alは、これらの元素を含まないことをLAGJXODE相が要求される場合には、不純物として存在し得る。
好ましくは、不純物の合計含量が重量で2%未満、好ましくは1%未満、好ましくは0.7%未満である。より好ましくは、
Ca<0.2%、好ましくはCa<0.1%、および/または
XOがアルミニウムを含まないならば、Al<0.5%、好ましくはAl<0.3%、好ましくは<0.2%、および/または
XOがケイ素を含まないならば、Si<0.2%、好ましくはSi<0.15%、および/または
Aがナトリウムを含まないならば、Na<0.8%、好ましくはNa<0.6%、好ましくはNa<0.5%、好ましくはNa<0.4%、および/または
Gがチタンを含まないならば、Ti<0.2%、好ましくはTi<0.1%である。
工程e)では、溶融製品が、結晶化の熱処理を受ける。それは、有利には、アモルファス相の量を減少させ、LAGJXODE相の量を増加させることを可能にする。
工程e)では、好ましくは、熱処理のプラトー温度が、(T−700℃)超、好ましくは(T−600℃)超、好ましくは(T−530℃)超、好ましくは(T−480℃)超、好ましくは(T−430℃)超、好ましくは(T−380℃)超、好ましくは(T−330℃)超、および/または好ましくは(T−80℃)未満、好ましくは(T−130℃)未満、好ましくは(T−180℃)未満、好ましくは(T−230℃)未満である。例えば、LiFePO溶融製品の場合には、熱処理の温度が、500℃超、好ましくは550℃超、好ましくは600℃超、好ましくは650℃超、および930℃未満、好ましくは900℃未満、好ましくは850℃未満、好ましくは800℃未満、好ましくは750℃未満である。
好ましくは、プラトーでの保持時間が、2時間超および/または24時間未満、好ましくは15時間未満、好ましくは10時間未満である。700℃のプラトー温度が5時間保持されるのが非常に適する。
還元性の環境は、気体流、例えばCO/CO混合物またはN/H混合物によって作られ得る。しかし、従来公知の還元性の環境を生じることができる任意の方法が使用され得る。
好ましくは、粒子が、気体で作られた還元性の環境においてアニーリングされる。
工程f)では、任意的に、アニーリングされた溶融粒子が、意図される用途に応じて、特に、得られる粒子が0.05μm超および/または100μm未満のメジアンサイズを有する粉末を構成するように、粉砕され得および/または粒度選択の操作、例えばふるい分けによる操作を受け得る。
特定の実施態様では、粉末のメジアンサイズが、0.05μm〜5μm、好ましくは0.05μm〜2μm、好ましくは0.05μm〜0.2μmである。特定の実施態様では、粉末のメジアンサイズが5μm〜20μm、好ましくは7μm〜15μmである。
更なる工程において、工程e)またはf)の終わりに得られる粉末からの溶融製品の粒子の数の50%超が、少なくとも部分的に、炭素または炭素の前駆体でコーティングされ得る。
1実施態様では、炭素または炭素の前駆体によってコーティングされた溶融製品の上記粒子が、上記粉末の粒子の数の70%超、90%超、95%超、99%超、約100%を占め、それは有利に、電気伝導性を改善することを可能にし、従って、上記粉末から形成されるカソードを含む電池の性能を改善することを可能にする。
炭素または炭素の前駆体の沈着は慣用的に熱分解によって行われる。他の方法も使用され得、例えば欧州特許第1325525号明細書および同第1325526号明細書に記載された方法である。
本発明に従う第二の方法の例を以下に詳細に記載する。
本発明に従う第一の方法の工程a)に関して上述した全ての特徴は、工程a’)にも当てはまる。
出発装填物の構成成分リチウム、A、Fe、J、D、PおよびEのほとんど全てが、製造された溶融製品に存在する。溶融条件に依存して変わり得るこれらの構成成分、例えばマンガンおよび/またはリチウム、の一部はしかし、溶融工程中に蒸発し得る。当業者は、工程c’)の終わりに、本発明に従う溶融製品が得られるように、出発装填物の組成をどのように適合させるかを知っている。
1実施態様では、工程a’)において、元素Feの99%超、好ましくは実質的に100重量%が、FePO・nHO(0≦n≦6)によって供給される。
1実施態様では、工程a’)において、元素Feの5%超、さらには15%超、さらには25重量%超が、Feによって供給される。
1実施態様では、工程a’)において、元素Feの99%超、好ましくは実質的に100重量%が、FeOによって供給される。
1実施態様では、工程a’)において、好ましくは、元素Feの10%超、さらには15%超、さらには25重量%超が、Feによって供給される。
工程b’)では、液状物質が得られるまで、出発装填物が、工程e)の終わりに得られる溶融製品の融点Tより高い温度Tmlで溶融される。温度Tmlは、以下のような温度である。
元素Feがその重量の97%超までFePO・nHO(0≦n≦6)によって供給されるならば、Tmlは好ましくは1260℃超、好ましくは1280℃超、および/または好ましくは1330℃未満であり、または、
元素Feがその重量の3%超までFeによって供給されるならば、Tmlは1400℃超および/または1500℃未満であり、または、
元素Feがその重量の5%超までFeによって供給されるならば、Tmlは1400℃超および/または1500℃未満であり、または、
元素Feがその重量の97%超までFeOによって供給されるならば、Tmlは1050℃未満であり得、または、
元素Feがその重量の97%超までFeOおよびFePO・nHO(0≦n≦6)の混合物によって供給され、上記混合物が3%超および97%未満のFePO・nHO(0≦n≦6)を含むならば、Tmlは1260℃超、好ましくは1280℃超、および/または好ましくは1330℃未満である。
本発明者らは、驚いたことに、上述した条件において、工程c’)の終わりに、本発明に従う第一の方法の工程e)におけるような熱処理に頼ることなく、99.3%超の割合の層(Li1−a1+x(Fe1−b[(PO1−dを有する溶融製品が得られることが可能であることを見出した。
それにもかかわらず、本発明に従う第二の方法の工程d’)の後に、本発明に従う第一の方法の工程e)に定義された熱処理の工程を行うことができる。
工程b)に関して、例えば、2の電極を含むエルー型のアーク炉を、約0.8mの直径を有するタンク(約180kgの溶融液体を含み得る)とともに使用することができる。しかし、出発装填物を完全に溶融することができるならば、全ての公知の炉、例えば誘導炉、プラズマ炉または他の型のエルー炉が使用され得る。
るつぼ溶融も、熱処理炉において、好ましくは電気炉において、好ましくは中性または還元性の環境で、行われ得る。
アーク炉または誘導炉が好ましく使用される。
400〜1200kWh/Tの電力が、特にLiFePO溶融製品のために、非常に適する。
これが常に適用可能というわけでなく、仏国特許第1208577号明細書に記載されているように中性の気体を通すこと(bubbling)により混合の質を高めることができる。溶融液体の混合の質は、窒素を通すことにより特に改善され得る。上記気体の流速および/または温度は、液状物質の温度がこの気体の添加によりあまり影響を受けないように調整される。
本発明者らは、驚いたことに、本発明に従う第二の方法において、溶融工程b’)における環境が、工程c’)の終わりに得られる溶融製品にほとんど影響を及ぼさないことを見出した。これは上記方法の実行を有利に簡略化し、そして溶融工程b’)が、中性または酸化性の環境で、好ましくは空気下で行われ得る。
工程b’)の終わりに、出発装填物は液状物質の形状であり、任意的にいくらかの固体粒子を、上記塊の構造体を生じるには不十分な量で含み得る。自明のこととして、液状物質は、その形状を保持するために、容器に入れられなければならない。
本発明に従う第一の方法の工程c)に関して上述した全ての特徴が、工程c’)にも当てはまる。
本発明に従う第一の方法の工程d)に関して上述した全ての特徴が、工程d’)にも当てはまる。
本発明に従う溶融製品は有利に種々のサイズを有し得、製造法は、サブミクロンの粉末の製造に限定されない。したがって、好ましくは、工業的製造に適する。上記溶融製品は、炭素の層または炭素の前駆体の層でコーティングされ得る。好ましい実施態様では、炭素の層でコーティングされない。有利には、これが、ありうる用途の幅を広げる。
LAGJXODE層の割合、より一般的には結晶化度ができるだけ高いのが好ましい。これらの割合は特に、固化中の冷却速度を下げることにより増加され得る。
さらに、本発明に従う粉末は、リチウムイオン電池のカソードを作るために有利に使用され得る。この目的のために、本発明に従う粉末は、溶媒中で、バインダーおよび粉末化されたカーボンブラックと混合され得る。得られた混合物は、集電装置の表面に、一般的にはアルミニウムの表面に、例えばブレード(または「ドクターブレード」)によって削ることによりまたはロールツーロール技術により、沈着されてカソードを形成する。カソードは次いで乾燥されおよび/または熱ロール処理されて溶媒を蒸発し、集電装置上での良好な接着およびカソード層の粒子間の良好な接触を得る。
図1は、セパレータ4、アノード6、アノードの位置にある集電装置12、カソード8、およびカソードの位置にある集電装置10からなる電池2の一部を示す。これらの要素は全て電解質中に浸漬されている。電池は慣用的に、上述したいくつかの部分で構成される。
下記実施例は説明のためのものであり、本発明を限定するものではない。
溶融製品は、以下のように製造された。下記の出発原料がまずミキサー中で均一に混合された。
99重量%超の純度および420μm未満のメジアンサイズを有する、粉末化された炭酸リチウムLiCO
99重量%超の純度および約50nmのメジアンサイズを有する、粉末化されたFePO・2HO、
91重量%超の純度および約45μmのメジアンサイズを有する、粉末化されたMnO
実施例1〜6については、4kgの重量の出発装填物が、エルー型の溶融アーク炉に注がれた。次いで、出発装填物全体を完全にかつ均一に溶融するために、120Vの電圧、48kWの瞬時電力および800kWh/Tにほぼ等しくかけられた電力での溶融により溶融された。溶融は空気下で行われた。
本発明に従わない実施例1に従う製品については、出発装填物の溶融後に、溶融された液状物質が1200℃の測定温度Tmlにあった。工程c)では、液状物質が次いで、細い流れを形成するように注がれた。
室温および8バールの圧力での乾燥圧縮空気による吹き込み(blowing)が、細い流れを砕き、溶融液体を滴へと分散させた。
吹き込みがこれらの滴を冷却し、そして溶融粒子の形態に固化した。冷却速度は300K/s〜800K/sであった。
噴き込みの条件に応じて、溶融粒子は、球状または非球状で中空または中実であり得る。上記粒子のサイズは0.005mm〜5mmである。
本発明に従う第二の方法によって製造された実施例2に従う製品については、工程b’)において、出発装填物の溶融後に、溶融液体の測定温度Tmlが1300℃であった。液状物質は次いで、空気下で、米国特許第3,993,119号明細書で定義された鋳鉄の型に、鋳造物(casting)の厚さが5mmであるように注がれた。冷却速度は500K/s未満であった。
本発明に従う第一の方法によって製造された実施例3については、工程a)〜c)が実施例1(本発明に従わない)に従う製品に関して行われたものと同じであった。工程d)では、実施例1に従う溶融製品100gが、Retsch社により販売された振動ディスクミルRS100において粉砕されて、11μmに等しいメジアンサイズを有する粉末を得た。工程e)では、この粉末がアルミナの箱に入れられた。この箱が、Nabertherm HT 16/17電気炉に置かれ、そして96体積%のN−4体積%のHの気体の循環のための系に接続されて、熱処理中の上記箱に還元性の環境を作った。粉末がこの還元性の環境において5時間、700℃で加熱された。温度上昇速度は100℃/hであり、温度低下速度は100℃/hであった。冷却後、実施例3に従う製品の粉末が上記箱中に回収された。
本発明に従う第二の方法によって製造された実施例4に従う製品については、工程b’)において、出発装填物の溶融後に、溶融液体の測定温度Tmlが1275℃であった。工程c’)において、液状物質が次いで、細い流れを形成するように注がれた。室温および8バールの圧力での乾燥圧縮空気による吹き込み(blowing)が、細い流れを砕き、溶融液体を滴へと分散させた。吹き込みがこれらの滴を冷却し、そして溶融粒子の形態に固化した。冷却速度は300K/s〜800K/sであった。
本発明に従う第二の方法によって製造された実施例5および6に従う製品については、工程b’)において、出発装填物の溶融後に、溶融液体の測定温度Tmlがそれぞれ1260℃および1320℃であった。工程c’)は、実施例4の製品のものと同じである。
粉砕後に40μm未満のメジアンサイズを有したサンプルについて、化学分析および相の決定が行われた。
化学分析は、リチウムおよび不純物に関して、X線発光および「融合結合プラズマ」または「ICP」によって行われた。
LAGJXODE相の割合が、銅DX管を備えたBRUKER社のD5000回折計により得られたX線回折パターンから決定された。
EVAソフトウエア(BRUKER社によって販売された)を使用し、そして連続バックグランド(バックグランド0.8)を差し引くことにより、LAGJXODEの回折の主要ピークまたは主要多重線の面積ALAGJXODE(解析処理なし)を測定することができ、第二の相の各々については、重なっていない最も高い強度のピークまたは重なっていない最も高い強度の多重線の面積Aps(解析処理なし)を測定することができる。Asecondary phasesの合計面積が次いで、面積Apsの和として計算され得る。LAGJXODE相の割合は次いで、式(1)から計算される。
すなわち、LAGJXODE相が、X線回折パターンに存在する唯一の相であるならば、LAGJXODE相の割合は100%に等しい。
アモルファス相の量(重量)は、(BRUKER社によって販売された)銅DX管および2D GADDS カウンターを備えた、BRUKER社製のD8 Discover回折計型の装置から、7°の入射角で得られたX線回折パターンから決定された。
回折パターンの獲得は、この装置を使用して、14°〜80°の角領域2θにわたって、19°の窓において、72s/窓のカウント時間で行われる。優先配向を制限しかつ平均データを得るために、サンプルがそれ自体の軸の周りに回転される。
得られるパターンが、EVAソフトウエアを使用して下記のように処理される。
第一工程は、基線をバックグランドノイズから取り出す(または線形処理する)ことから成る。この機能は、2の調整値、「閾値(Threshold)」および「曲率(Curvature)」を含む。この減算は、「閾値」の適切な値を用いて、「曲率」を用いないで行われる。この基線が、最初に得られたパターンから差し引かれる。パターンPatt1が得られる。
第二工程は、アモルファス相が存在する場合には、アモルファス相と関連する単一の回折ピークをモデリングすることから成る。EVAソフトウエアの機能「高められた(Enhanced)」は、アモルファス相が存在する場合には、20°〜30°の角領域2θにおいてアモルファス相と関連する単一の回折ピークをモデリングすることができる。そうでない場合には、ソフトウエアが、より高い角2θ(典型的には40°超)への数学的解決を試みる。これは、アモルファス相がシミュレートされ得ないことを示す。この場合には、アモルファス相の量(重量)がゼロであると考えられる。ピークが20°〜30°の角領域2θにおいてシミュレートされ得る場合には、このピークがパターンPatt1から差し引かれてパターンPatt2を得る。
第三工程は、得られたパターンPatt1およびPatt2のピークの下の面積を測定することから成る。この面積の測定は、EVAソフトウエアの機能「関数正味面積(Function net area)」を使用して行われる。
%として表わされるアモルファス相の量(重量)は、
100x[1−(Patt2のピークの面積/Patt1のピークの面積)]
に等しい。
実施例1〜6の製品は、上記方法にしたがって、アモルファス相を含まなかった。得られた結果を表1および2にまとめる。
Figure 0006049713
Figure 0006049713
これらの実施例は、本発明に従う方法の有効性を示す。
実施例1および2の溶融物の結果の比較は、元素FeがFePO・2HOによって供給され、液状物質の温度Tmlが1200℃に等しく、そして熱処理の工程e)を伴わないならば、(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−d相の割合が99.3%超である溶融製品が得られないことを示す。対照的に、本発明に従う第二の方法によって製造され、工程a’)において元素Feがその重量の約100%までFePO・2HOによって供給され、工程b’)において液状物質の温度Tmlが1300℃に等しいところの実施例2の製品は、99.9%超の(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−d相の割合を有する。
実施例1および4の溶融物の結果の比較は、元素FeがFePO・2HOによって供給され、液状物質の温度Tmlが1300℃に等しく、そして熱処理の工程e)を伴わないで、実施例1に従う製品のための工程c)と実施例4に従う製品のための工程c’)とが同じならば、99.3%超の(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−d相の割合を有する製品が得られることを示す。実施例4に従う製品は、99.9%超の(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−d相の割合を有する。
実施例1および3における製品の比較は、99.9%超のLi1.08Fe0.93PO相の割合を有する製品が、熱処理の工程(e)を含む本発明に従う第一の方法によって得られ得ることを示す。
今明らかなように、本発明に従う方法は、結晶部分が99.3%超のLAGJXODE相を含むところの溶融製品を、簡単にかつ経済的に、工業的量で製造することを可能にする。
これらの製品のサイズは、その用途がそうであることを必要とするならば、例えば、粉末の形態に粉砕することにより低下され得る。これらの製品はまた、粒子の形態で直接得られ得る。
もちろん、本発明は、記載された実施態様に限定されない。上記実施態様は、説明として与えられ、非制限的実施例である。特に、本発明に従う製品は、特定の形状または寸法に限定されない。

Claims (16)

  1. 下記工程、
    a)出発装填物を形成するように原料を混合すること、
    b)工程b1)または工程b2)を行うこと、ここで、
    工程b1)は工程e)の終わりに得られる溶融製品の融点Tより高い温度Tmlで液状物質が得られるまで上記出発装填物を酸化性の環境で溶融することから成る、
    工程b2)は、工程c)の終わりに得られる溶融製品の融点Tより高い温度Tmlで液状物質が得られるまで上記出発装填物を酸化性の環境で溶融することから成り、ここで、溶融製品の式が、e=0であり、GがFeであり、かつXがPであるところのものであり、工程b2)の該温度Tmlが、
    元素Feがその重量の97%超までFePO・nHO(0≦n≦6)によって供給されるならば、Tmlは1250℃より高く、かつ1350℃未満であり、または
    元素Feがその重量の3%超までFeによって供給されるならば、Tmlは1350℃より高く、または
    元素Feがその重量の5%超までFeによって供給されるならば、Tmlは1350℃より高く、または
    元素Feがその重量の97%超までFeOによって供給されるならば、Tml は1100℃未満であり、または
    元素Feがその重量の97%超までFeOとFePO・nHO(0≦n≦6)との混合物によって供給され、該混合物が97%未満のFePO・nHO(0≦n≦6)を含むならば、Tmlは1250℃より高く、かつ1350℃未満である、
    c)上記液状物質が完全に固化するまで冷却して、アモルファス相の量が80重量%未満である溶融製品を得ること、
    d)任意的に、上記溶融製品を粉砕することおよび/または粒度選択すること、
    e)上記溶融製品の融点T未満であり、かつT−800℃、またはもしT−800℃が500℃未満ならば500℃と、T−50℃との間のプラトー温度で、90分超の上記プラトーでの保持時間の間、還元性の環境で上記溶融製品を熱処理すること、ただし、工程b1)が行われる場合には工程e)が行われ、工程b2)が行われる場合には工程e)が任意である、
    f)上記溶融製品を破砕することおよび/または粉砕することおよび/または粒度選択すること、
    を含む、溶融製品の製造法であって、
    工程a)での原料および任意的に工程b)での気体環境が、上記溶融製品が、式(Li1−a1+x(G1−b[(XO1−dの1の同じ結晶相またはLAGJXODE相から99.3重量%超まで成る結晶部分を有するように決定され、ここで、
    Liは元素リチウムであり、
    Aは、元素Na、K、Hおよびそれらの混合物から選択される、リチウムの置換成分であり、aは0.2以下であり、
    Gは元素Fe、Mn、Ni、Co、Vおよびそれらの混合物から選択され、
    JはNb、Y、Mg、B、Ti、Cu、Crおよびそれらの混合物から選択される、Gの置換成分であり、bは0.5以下であり、
    XOはオキソアニオンであり、Oは酸素元素を示し、Xは元素P、S、Si、Nb、Moおよびそれらの混合物から選択され、
    Dは、アニオンF、OH、Clおよびそれらの混合物から選択され、dは0.35以下であり、
    Eは元素F、元素Cl、OH基およびそれらの混合物から選択され、
    0≦e≦2、
    −0.2≦x≦2、
    0.9≦y≦2、
    1≦z≦3
    である、上記方法。
  2. 工程e)の熱処理が行われる、請求項1に記載の溶融製品の製造法。
  3. 工程e)において、熱処理の温度が(T−700℃)より高くおよび/または(T−50℃)より低い、請求項2に記載の方法。
  4. 工程e)において、プラトーでの保持時間が2時間超および/または24時間未満である、および/またはGが元素Feでない場合に、工程b)において、液状物質の温度Tmlが(T+300℃)未満である、請求項1または2に記載の方法。
  5. 工程b)において、
    元素Feがその重量の99%超までFePO・nHO(0≦n≦6)によって供給され、または
    元素Feがその重量の5%超までFeによって供給され、または
    元素Feがその重量の10%超までFeによって供給され、または
    元素Feがその重量の99%超までFeOによって供給される、
    請求項1または2に記載の方法。
  6. 工程b2)において、
    元素Feがその重量の97%超までFePO・nHO(0≦n≦6)によって供給されるならば、Tmlは1260℃より高く、および/または1330℃未満であり、または
    元素Feがその重量の3%超までFeによって供給されるならば、Tmlは1400℃より高くおよび/または1550℃未満であり、または
    元素Feがその重量の5%超までFeによって供給されるならば、Tmlは1400℃より高くおよび/または1550℃未満であり、または
    元素Feがその重量の97%超までFeOによって供給されるならば、Tml は1050℃未満であり、または
    元素Feがその重量の97%超までFeOとFePO・nHO(0≦n≦6)との混合物によって供給され、該混合物が3%超かつ97%未満のFePO・nHO(0≦n≦6)を含むならば、Tmlは1260℃より高く、かつ1330℃未満である
    よび/または
    冷却工程c)において、冷却速度が1000K/s未満である、
    請求項1または2に記載の方法。
  7. 工程e)が行われず、かつ工程b2)において、
    元素Feがその重量の97%超までFePO・nHO(0≦n≦6)によって供給されるならば、Tmlは1250℃より高く、かつ1350℃未満であり、または
    元素Feがその重量の3%超までFeによって供給されるならば、Tmlは1350℃より高く、または
    元素Feがその重量の5%超までFeによって供給されるならば、Tmlは1350℃より高く、または
    元素Feがその重量の97%超までFeOによって供給されるならば、Tml は1100℃未満であり、または
    元素Feがその重量の97%超までFeOとFePO・nHO(0≦n≦6)との混合物によって供給され、該混合物が97%未満のFePO・nHO(0≦n≦6)を含むならば、Tmlは1250℃より高く、かつ1350℃未満である、
    請求項1に記載の方法。
  8. 元素Feがその重量の3%超までFe によって供給されるならば、T ml は1550℃未満であり、または
    元素Feがその重量の5%超までFe によって供給されるならば、T ml は1550℃未満である、
    請求項7に記載の方法。
  9. a<0.15である、および/またはb<0.40である、および/またはd<0.30である、請求項1または2に記載の方法。
  10. GがFe、Co、Mn、Vおよびそれらの混合物から選択される、および/または置換元素JがNb、Y、Mg、B、Tiおよびそれらの混合物から選択される、および/またはXがP、S、Siおよびそれらの混合物から選択される、請求項1または2に記載の方法。
  11. DがFである、および/またはEが元素Fである、請求項1または2に記載の方法。
  12. x≧0および/またはx≦1である、請求項1または2に記載の方法。
  13. y=2である、またはy≦1.5である、請求項1または2に記載の方法。
  14. e=2である、またはe≦1.5である、またはe=0である、請求項1または2に記載の方法。
  15. 結晶部分が、99.7重量%超まで、該LAGJXODE相から成る、請求項1または2に記載の方法。
  16. アモルファス相の量が、溶融製品の重量に基づいて50重量%未満である、請求項1または2に記載の方法。
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