JP4496351B1 - 1,3−ジオキソラン化合物及びその製造方法 - Google Patents
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NA)を阻害することにより、インフルエンザウイルスが感染細胞表面から遊離することを阻害し、他の細胞への感染・増殖を抑制することが知られており、大変有用な化合物である。
オセルタミビルの製造方法としては、キナ皮から発見された環式ヒドロキシ酸であるキナ酸(quinic acid)あるいはシキミ酸(shikimic acid)を出発原料とした製造方法が知られている(特許文献1)。しかし、該化合物は天然に存在する化合物で供給量は限られたものであり、オセルタミビルをより大量に得るためには不向きである。また、製造において毒性や爆発性のあるアジド試薬やアジド中間体を経由するという問題点がある。
オセルタミビルを製造するにあたり、毒性や爆発性のあるアジド試薬を使用するという上記問題に対しては、アジド試薬を用いない方法(特許文献2)が開示されている。
1. 式(1)で表される1,3−ジオキソラン化合物。
本発明の1,3−ジオキソラン化合物は、式(1)で表わされる。
好ましいアルキル基としては、炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基が良い。より好ましくは、エチル基が良い。
置換アリール基の置換基としては、例えば、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、−CORaで示されるカルボニル含有基(Ra=C1〜C8のアルキル基、アリール基、C1〜C8のアルコキシ基、アリーロキシ基)、スルホニル基、トリフルオロメチル基等を挙げることができる。
置換アラルキル基の置換基としては、上記置換アリール基の置換基と同じ基を挙げることができる。
R4で示される基としては、COOH、CH2OH、CH2OD、Dは水酸基の保護基を挙げることができる。
炭素数1〜10のオキシアルキル基としては、メトキシメチル基、エトキシメチル基、テトラヒドロピラニル基等の炭素数1〜8の直鎖状、分岐鎖状又は環状のオキシアルキル基を挙げることができる。
置換基を有していても良い炭素数6〜10のアリール基としては、フェニル基、トリル基等のアルキル置換基を有するものの他、側鎖置換基にヘテロ原子を含むもの、またアリール基の環の構成原子としてヘテロ原子を含むものを挙げることができる。
置換基を有していても良い炭素数7〜14のアラルキル基としては、フェニル基、トリル基等のアリール基で置換された、分岐鎖状又は環状のアルキル基を挙げることができる。また置換基にヘテロ原子を含むもの、またアリール基の環の構成原子としてヘテロ原子を含むものを挙げることができる。
具体的なアルキル基、アリール基、アラルキル基としては上記R1、R2で示した基を例示することができる。
好ましい保護基としては、炭素数1〜10の直鎖状又は分岐鎖状のオキシアルキル基が良い。より好ましくは、テトラヒドロピラニル基が良い。
これに3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(DHP)および(+)カンファースルホン酸(CSA)を反応させて、式(11)で表されるTHPエステル化合物を得る。
これに水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL−H)を反応させ、次いで、反応生成物に、アクリル酸エチルおよび1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(DABCO)を反応させ、更に反応生成物に、トリエチルアミン、無水酢酸およびN,N−ジメチルアミノピリジンを反応させて、式(12)で表されるアセトキシ不飽和エステル化合物を得る。
これにニトロメタン及びアルカリ金属の水酸化物を作用させてニトロメチル化して式(13)で表されるニトロエステル化合物を得る。
これにハロゲン化水素を作用させて脱テトラヒドロピラニル化して式(14)で表されるヒドロキシニトロエステル化合物を得る。
ケトン類としては、R6COR7(R6、R7は、同一又は相異してそれぞれアルキル基、アリール基、置換アリール基、アラルキル基、置換アラルキル基又は芳香族ヘテロ環基である)で表されるケトン類を挙げることができる。上記アルキル基、アリール基、置換アリール基、アラルキル基、置換アラルキル基又は芳香族ヘテロ環基としては、上記R1、R2で示した基を例示することができる。
具体的なケトン類としては、例えばジエチルケトン、メチルオクチルケトン、シクロヘキサノン、ブチルフェニルケトン、ベンジルメチルケトン、エチル−2−ピリジルケトンなどを例示することができる。
具体的には、酒石酸メチルエステル−ペンタノンアセタールを溶媒に溶解し、水酸化カリウムを反応させる。水酸化カリウムは、0.1〜10Nの水酸化カリウム水溶液を使用することができ、酒石酸メチルエステル−ペンタノンアセタールに対して、1〜10当量使用することができる。溶媒は、THFなどのエーテル系溶媒、EtOH等のアルコール系溶媒、酢酸エチル等のエステル系溶媒、トルエンあるいはヘキサンなどの炭化水素類、DMF等のアミド系溶媒、DMSO、アセトニトリル、ジクロロメタン、ジクロロエタン等を挙げることができ、1〜200倍量使用することができる。反応は、−78〜100℃であるが、0〜100℃が望ましく、1〜24時間反応する。反応終了後、0.01〜12N塩酸水溶液等で反応溶液を中和する。以下において、Meはメチル、Etはエチルを示す。THPはテトラヒドロピラニル、Acはアセチルを示す。
具体的には、モノカルボン酸を溶媒に溶解し、BH3SMe2を反応させる。BH3SMe2は、モノカルボン酸1に対して、1〜10当量使用することができる。溶媒としては上記と同様の溶媒を使用することができ、1〜200倍量使用することができる。反応は、−78〜100℃であるが、0〜30℃が望ましく、1〜24時間反応するのが好ましい。
具体的には、ヒドロキシエステルを溶媒に溶解し、DHPおよびCSAを反応させる。DHPは、ヒドロキシエステルに対して、1〜10当量使用することができる。CSAは、ヒドロキシエステルに対して、1〜10当量使用することができる。溶媒としては上記と同様の溶媒を使用することができ、1〜200倍量使用することができる。反応は、−78〜100℃であるが、0〜30℃が望ましく、1〜24時間反応するのが好ましい。反応終了後、飽和NaHCO3水溶液等で反応溶液を中和する。
具体的には、THPエステルを溶媒に溶解し、DIBAL−Hを反応させる。DIBAL−Hは、THPエステル3に対して、1〜10当量使用することができる。溶媒としては上記と同様の溶媒を使用することができ、1〜200倍量使用することができる。反応は、−78〜100℃であるが、0〜30℃が望ましく、1〜24時間反応するのが好ましい。
次いで、反応生成物に、アクリル酸エチルおよびDABCOを加え反応させる。アクリル酸エチルは、THPエステルに対して、1〜100当量使用することができる。DABCOは、THPエステルに対して、1〜100当量使用することができる。反応は、−78〜100℃であるが、0〜30℃が望ましく、1〜24時間反応するのが好ましい。
具体的には、ニトロメタンを溶媒に溶解し、水酸化カリウムを反応させる。その後、該反応液に、溶媒に溶かしたアセトキシ不飽和エステルを加え反応させる。ニトロメタンは、アセトキシ不飽和エステルに対して、1〜100等量使用することができる。また、水酸化カリウムは、アセトキシ不飽和エステルに対して、0.1〜100等量使用することができる。溶媒としては上記と同様の溶媒を使用することができ、1〜200倍量使用することができる。反応は、−78〜100℃であるが、0〜30℃が望ましく、1〜24時間反応するのが好ましい。反応終了後、飽和塩化アンモニウム水溶液等で反応溶液を中和する。
具体的には、ニトロエステルを溶媒に溶解し、HClを反応させる。HClは、0.01〜12NのHCl水溶液を使用することができ、ニトロエステルに対して、0.1〜100等量使用することができる。溶媒としては上記と同様の溶媒を使用することができ、1〜200倍量使用することができる。反応は、−78〜100℃であるが、0〜30℃が望ましく、1〜24時間反応するのが好ましい。反応終了後、飽和NaHCO3水溶液等で反応溶液を中和する。
具体的には、ヒドロキシニトロエステルを溶媒に溶解し、BH3SMe2を反応させる。BH3SMe2は、ヒドロキシニトロエステルに対して、1〜10等量使用することができる。溶媒としては上記と同様の溶媒を使用することができ、1〜200倍量使用することができる。反応は、−78〜100℃であるが、0〜30℃が望ましく、1〜24時間反応する。その後、反応液にBF3OEt2を加え、反応させる。BF3OEt2は、ヒドロキシニトロエステル6に対して、0.1〜100等量使用することができる。反応は、−78〜100℃であるが、0〜30℃が望ましく、1〜24時間反応させるのが好ましい。
具体的には、ジオールを溶媒に溶解し、HIO4を反応させる。HIO4は、HIO42H2O等の水和物を使用することができ、ジオールに対して、0.1〜10等量使用することができる。溶媒としては上記と同様の溶媒を使用することができ、1〜200倍量使用することができる。反応は、−78〜100℃であるが、0〜30℃が望ましく、1〜24時間反応させるのが好ましい。
具体的には、ホルミルブテン酸エステルを溶媒に溶解し、NaHCO3を反応させる。NaHCO3は、ホルミルブテン酸エステルに対して、0.1〜100等量使用することができる。反応は、−78〜100℃であるが、0〜30℃が望ましく、1〜24時間反応するのが好ましい。溶媒としては上記と同様の溶媒を使用することができ、1〜200倍量使用することができる。
具体的には、ニトロシクロヘキセンを溶媒に溶解し、亜鉛およびHClを反応させる。亜鉛は、亜鉛粉末等を挙げることができ、ニトロシクロヘキセンに対して、0.1〜100等量使用することができる。HClは、0.01〜12NのHCl水溶液を使用することができ、ニトロシクロヘキセンに対して、0.1〜100等量使用することができる。
溶媒としては上記と同様の溶媒を使用することができ、1〜200倍量使用することができる。反応は、−78〜100℃であるが、0〜30℃が望ましく、1〜24時間反応するのが好ましい。反応終了後、飽和NaHCO3水溶液等で反応溶液を中和する。
酒石酸メチルエステル−ペンタノンアセタール(公知化合物、1.0g,4.06mmol)のMeOH(10mL)溶液に0.5M KOH(7.3mL,0.9equiv.)を室温で加え、10分間撹拌した。その後反応物に1Nの塩酸を加えて中和して溶媒を留去し、シリカゲルカラムで精製するとモノカルボン酸(9)(890.7mg,3.84mmol,収率94%)を無色の油状物質として得た。
モノカルボン酸(9)(200mg,0.86mmol)のTHF(2.9mL)溶液にのBH3SMe2(10M,0.26mL,3.0equiv.)を0℃で加え、室温で2時間撹拌した。その後反応混合物に水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。混合物をろ過し、得られたろ液を濃縮溶媒留去後、粗生成物をシリカゲルカラムで精製するとヒドロキシエステル(10)(164mg,0.75mmol,収率87%)を無色の油状物質として得た。
[α]D 18 +2.02 (c 1.09, CHCl3)
1H NMR (300MHz,CDCl3) δ 4.34(1H,d,J=8.2Hz), 4.10(1H,ddd,J=8.23,4.12,3.02Hz), 3.87(1H,dd,J=12.08,3.02Hz), 3.70(3H,s), 3.66(1H,dd,J=12.07,4.12Hz), 2.56(1H,bs), 1.55−1.67(4H,m), 0.85(3H,t,J=7.41Hz), 0.84(3H,t,J=7.14Hz)
13C NMR (75MHz,CDCl3) δ 170.9, 115.1, 79.3, 75.2, 61.8, 52.1, 29.5, 29.4, 7.9, 7.3.IR(neat) 3418, 2972, 1714, 1215cm−1
Rf=3.66(hexane/AcOEt=2/1).
ヒドロキシエステル(10)(2.31g,10.6mmol)のジクロロメタン(35mL)溶液に3,4−dihydro−2H−pyran(1.9mL,21.2mmol,2.0equiv.)、(+)カンファースルホン酸(123mg,0.5mmol,0.05equiv.)を0℃で加え、室温で30分撹拌した。その後反応混合物にNaHCO3溶液を加えて中和し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。混合物をろ過し、ろ液を濃縮溶媒留去後、得られた粗生成物をシリカゲルカラムで精製するとTHPエステル(11)(3.2g,10.58mmol,>99%)のジアステレオマーの混合物を無色の油状物質として得た。
1H NMR (300MHz,CDCl3) δ 4.34(1H,d,J=8.2Hz), 4.10(1H,ddd,J=8.23,4.12,3.02Hz), 3.87(1H,dd,J=12.08,3.02Hz), 3.70(3H,s), 3.66(1H,dd,J=12.07,4.12Hz), 2.56(1H,bs), 1.55−1.65(4H,m), 0.85(3H,t,J=7.41Hz), 0.84(3H,t,J=7.14Hz)
Rf=0.50(hexane/AcOEt=1/1).
THPエステル(11)(730mg,2.30mmol)のトルエン(11.5mL)溶液にDIBAL−H(2.55mL,2.53mmol,1.1equiv.)を−48℃で加え、1時間撹拌した。反応混合物に0℃でエタノールと水を加え、セライトで固形物をろ過した。得られたろ液を濃縮溶媒留去すると無色の油状物質(690mg)が得られ、精製を行わず次の反応に用いた。続いて粗生成物(690mg)にアクリル酸エチル(1.15mL,10.6mmol,4.6equiv.)、1,4−diazabicyclo−[2,2,2]−octane(258mg,2.30mmol,1.0equiv.)を室温で加え、5日間撹拌した。その後反応混合物を濃縮溶媒留去留去すると無色の油状物質(725mg)が得られ、精製せずに次の反応に用いた。粗生成物(725mg)のTHF(4.6mL)溶液にトリエチルアミン(0.96mL,6.9mmol,3.0equiv.)、無水酢酸(0.3mL,4.6mmol,2.0equiv.)とN,N−ジメチルアミノピリジン(84.3mg,0.69mmol,0.3equiv.)を0℃で加え、そのまま30分撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄した。続いて無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、混合物をろ過し、得られたろ液を濃縮溶媒留去後、粗生成物をシリカゲルカラムで精製するとアセトキシ不飽和エステル(12)(504mg,1.21mmol,収率53%,3steps)のジアステレオマーの混合物を無色の油状物質として得た。
1H NMR (300MHz,CDCl3) δ 6.41−6.39(1H,m), 5.77−5.76(2H,m), 4.65−4.61(1H,m), 4.33−3.98(8H,m), 3.93−3.37(6H,m), 2.12−2.10(3H,m), 1.0−1.60(4H,m), 0.96−0.86(6H,m)
Rf=0.60(hexane/AcOEt=1/1).
ニトロメタン(0.46mL,8.43mmol,15equiv.)のエタノール(1.0mL)溶液にKOH(0.61mmol,1.1equiv.)を0℃で加え、30分撹拌した。その後化合物(12)(233mg,0.56mmol)のエタノール(0.9mL)溶液を0℃で加え、室温で4時間撹拌した。濃縮溶媒留去後、飽和塩化アンモニウム水溶液で中和し、生成物を酢酸エチルで抽出した。抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮溶媒留去後、粗生成物をシリカゲルカラムで精製すると、ニトロエステル(13)(154mg,0.37mmol,収率66%)のジアステレオマーの混合物を無色の油状物質として得た。
1H NMR (300MHz,CDCl3) δ 6.41−6.39(1H,m), 5.77−5.76(2H,m), 4.654.61(1H,m), 4.33−3.98(8H,m), 3.93−3.37(6H,m), 2.12−2.10(3H,m), 1.70−1.60(4H,m), 0.96−0.86(6H,m)
Rf=0.60(hexane/AcOEt=1/1).
ニトロエステル(13)(27mg,0.065mmol)のエタノール(0.6mL)溶液に水(0.3mL)、1N HCl(0.2mL,0.6equiv.)を0℃で加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物に飽和NaHCO3水溶液を加えて中和し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。混合物をろ過し、ろ液を濃縮溶媒留去後、粗生成物をシリカゲルカラムで精製するとヒドロキシニトロエステル(14)(19.7mg,0.059mmol,収率92%)を無色の油状物質として得た。
[α]D 18 +18.26 (c 0.36,CHCl3)
1H NMR (300MHz,CDCl3) δ 6.83(1H,d,J=8.5Hz), 4.74(1H,t,J=8.5Hz), 4.57(2H,dt,J=7.4,1.4Hz), 4.25(4H,q,J=7.1Hz), 3.85−3.93(2H,m), 3.62(1H,m), 3.12(2H,t,J=6.9Hz), 1.71(4H,m), 1.33(3H,t,J=7.1Hz), 0.96(3H,t,J=7.4Hz), 0.94(3H,t,J=7.7Hz)
13C NMR (75MHz,CDCl3) δ 166.2, 140.9, 131.7, 114.5, 81.8, 74.6, 74.0, 62.1, 61.4, 31.2, 31.1, 26.5, 15.0, 8.9, 8.8
IR(neat):3460,1709,1554 cm−1
Rf=0.17(hexane/AcOEt=3/1).
ヒドロキシニトロエステル(14)(300mg,0.905mmol)の塩化メチレン(3mL)溶液にBH3SMe2(1M,0.99mL,0.995mmol,1.1equiv.)を0℃で加え、室温で1時間撹拌した。その後BF3OEt2(0.12mL,0.995mmol,1.1equiv.)を0℃で加え、30分撹拌し、さらに室温で30分撹拌した。反応混合物にメタノールを加え、濃縮溶媒留去後、粗生成物をシリカゲルカラムで精製するとジオール(15)(281mg,0.842mmol,収率93%)を無色の油状物質として得た。
[α]D 18 −18.76 (c 2.14,CHCl3)
1H NMR(300MHz,CDCl3) δ 6.80(1H,d,J=9.3Hz), 4.53−4.68(2H,m), 4.40(1H,dd,J=6.6,9.3Hz), 4.25(2H,m), 3.78(1H,dd,J=8.2,3.6Hz), 3.60(1H,dt,J=6.9,6.6Hz), 3.49(1H,dd,J=8.2, 3.6Hz), 3.09−3.25(2H,m), 2.90−2.99(1H,m), 1.39−1.64(4H,m), 1.33(3H,t,J=7.1Hz), 0.92(3H,t,J=7.4Hz), 0.88(3H,t,J=7.4Hz)
13C NMR (75MHz,CDCl3) δ 165.7, 143.3, 130.1, 80.6, 74.4, 73.8, 73.6, 62.7, 61.4, 26.7, 25.8, 25.7, 14.2, 9.9, 9.2
IR(neat) 3425, 2969, 1705, 1554, 1215cm−1
Rf=0.20(hexane/AcOEt=1/1).
ジオール(15)(38mg,0.11mmol)のTHF(1.4mL)溶液にHIO42H2O(31mg,0.13mmol,1.2equiv.)を0℃で加え、そのまま1時間撹拌した。反応後生成物を酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。混合物をろ過し、ろ液を濃縮溶媒留去すると、ホルミルブテン酸エステル(16)(33mg,0.11mmol,収率100%)を無色の油状物質として得た。
1H NMR (300Hz, CDCl3) δ 9.70(1H,d,J=3.8Hz),6.88−6.90(1H,m), 5.11−5.05(1H,m), 4.50−4.55(2H,m), 4.25(2H,q,J=7.1Hz), 3.44(1H,quin,J=5.5Hz), 3.14−3.00(2H,m), 1.45−1.64(4H,m), 1.32(3H,t,J=7.1Hz), 0.86−0.96(6H,m)
ホルミルブテン酸エステル(16)(33mg,0.11mmol)のTHF(1.4mL)溶液にNaHCO3(96mg,1.13mmol,10equiv.)の水溶液(1.5mL)を加えて0℃で10分間撹拌し、さらに室温で4時間撹拌した。反応後生成物を酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。混合物をろ過し、ろ液を濃縮溶媒留去後、得られた粗生成物をシリカゲルカラムで精製するとニトロシクロヘキセン(17)(18.4mg,0.061mmol,収率56%)を無色の油状物質として得た。
[α]D 18−65.58 (c 0.61,CHCl3)
1H NMR (300MHz,CDCl3) δ 6.86−6.88(1H,m), 4.78(1H,ddd,J=1.9,5.8,10.2Hz), 4.54(1H,m), 4.25 (1H,q,J=7.1Hz), 4.24(1H,q,J=7.1Hz), 4.06−4.09(1H,m), 3.41(1H,quin,J=5.5Hz), 3.073.14(1H,m), 2.90−3.00(1H,m), 1.45−1.64(4H,m), 1.32(3H,t,J=7.1Hz), 0.86−0.96(6H,m)
13C NMR(75MHz,CDCl3) δ 165.1, 133.6, 129.5, 82.6, 73.8, 68.6, 61.2, 26.8, 26.6, 24.9, 10.1, 9.6
IR(neat):3463, 2942, 2884, 1756, 1215cm−1
Rf=0.4 (hexane/AcOEt=2/1)
ニトロシクロヘキセン(17)(75mg,0.248mmol)のエタノール(2mL)溶液に亜鉛粉末(98mg,1.49mmol,6.0equiv.)と1N HCl(1mL,0.4equiv.)を室温で加え、12時間撹拌した。反応混合物に飽和NaHCO3溶液を加えて中和し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。混合物をセライトろ過し、ろ液を濃縮溶媒留去後、得られた粗生成物をシリカゲルカラムで精製するとアミノアルコール(18)(81mg,収率100%)を得た。
1H NMR(300MHz,CD3OD) δ 6.77−6.80(1H, m), 4.20(2H,q,J=7.1Hz), 3.96(1H,t,J=3.8Hz), 3.82(1H,t,J=2.5Hz), 3.42(1H,quin,J=5.8 Hz), 3.13(1H,ddd,J=11.5,5.5,2.2Hz), 2.58(1H,dd,J=17.5,5.2Hz),2.202.30(1H,m), 1.62−1.45(4H,m), 1.29(3H,t,J=7.1Hz), 4.11(6H,q,J=7.4Hz)
IR(neat) 3450, 1760, 1275cm−1
Rf=0.63(CH2Cl2/MeOH=1/1).
Claims (4)
- R1、R2及びR6が同一又は相異してそれぞれ炭素数1〜8の直鎖状、分岐鎖状若しくは環状のアルキル基、炭素数7〜11のアラルキル基、又は置換基を有する炭素数7〜11のアラルキル基である、請求項1に記載の化合物。ただしR1、R2は同時にメチルではなく、炭素数7〜11のアラルキル基における置換基は、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基及びトリフルオロメチル基から選択される基である。
- R1、R2及びR6が同一又は相異してそれぞれ炭素数1〜8の直鎖状、分岐鎖状若しくは環状のアルキル基である、請求項1に記載の化合物。ただしR1、R2は同時にメチルではない。
- 式(2a)の化合物を加水分解して式(2)で表される化合物を製造し、式(2)の化合物のカルボン酸部を還元して式(3)で表される化合物を製造し、式(3)の化合物のヒドロキシ基を保護して式(4)で表される化合物を製造し、式(4)の化合物を還元し、アクリル酸エステルを付加して式(5)で表される化合物を製造し、式(5)の化合物をニトロメチル化して式(6)で表される化合物を製造し、式(6)の化合物をヒドロキシ化することを特徴とする式(7)で表される化合物の製造方法。
(上記において、R1、R2、R5及びR6は同一又は相異してそれぞれ炭素数1〜8の直鎖状、分岐鎖状若しくは環状のアルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基、又は置換基を有する炭素数7〜20のアラルキル基を示す。ただしR1、R2は同時にメチルではない。ここで、炭素数7〜20のアラルキル基における置換基は、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基及びトリフルオロメチル基から選択される基である。Dは炭素数1〜10のオキシアルキル基、炭素数1〜8のアルキル基を有するシリル基及びアリール基を有するシリル基から選択される水酸基の保護基である。)
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