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JP2020190760A - 腹腔シミュレータ用臓器固定具 - Google Patents

腹腔シミュレータ用臓器固定具 Download PDF

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JP2020190760A
JP2020190760A JP2020143981A JP2020143981A JP2020190760A JP 2020190760 A JP2020190760 A JP 2020190760A JP 2020143981 A JP2020143981 A JP 2020143981A JP 2020143981 A JP2020143981 A JP 2020143981A JP 2020190760 A JP2020190760 A JP 2020190760A
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organ
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abdominal cavity
cavity simulator
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JP2020143981A
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English (en)
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竹内 淳一
Junichi Takeuchi
淳一 竹内
宮本 貴文
Takafumi Miyamoto
貴文 宮本
武志 安楽
Takeshi Anraku
武志 安楽
昌巳 岡本
Masami Okamoto
昌巳 岡本
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FASOTEC CO Ltd
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Abstract

【課題】腹腔シミュレータに生体質感臓器モデルが取り付けられた際に、解剖学的に正確な3次元的位置に配置される腹腔シミュレータ用臓器固定具を提供する。【解決手段】腹腔シミュレータ内腔の3次元空間に臓器モデルを配置する臓器固定具において、腹腔シミュレータは、骨盤部、背中部、腹部とから少なくとも構成され、臓器固定具は、胃モデル固定具、鼠径ヘルニアモデル固定具の少なくとも1つであり、何れの固定具も、臓器モデルを取り付けた場合に、臓器モデルの腹腔シミュレータ内腔における3次元的配置位置が、解剖学的に正しい位置になるように、固定具自体の表面が、隆起、陥没又は湾曲する。胃モデル固定具は、3段階の高低差を有し、食道の一部と十二指腸を有する胃の臓器モデルを少なくとも載設するトレーであり、トレー表面の3段階の高低差は、中央、頭側から見た右プレート、頭側から見た左プレートの順に高低差が設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、腹腔シミュレータに生体質感臓器モデルを固定する器具に関するものである。
近年、傷跡が小さく、術後の回復も早いことから、消化器や泌尿器などの手術において、腹腔鏡下手術が多く行われている。
しかしながら、腹腔鏡下手術は手術難易度が高く、執刀医の技術の差が出やすいという問題がある。そのため、腹腔鏡下手術の手技トレーニングを効果的に行う技術が望まれている。
腹腔鏡下手術の手技トレーニングを行う技術としては、人体形状を模擬した部材で構成されたケーシングを有する腹腔シミュレータが知られている(特許文献1を参照)。
上記特許文献1に開示された腹腔シミュレータでは、手術器具を挿通し得る複数のポートが設けられ、繰り返しトレーニングを行うことが可能となっている。また、シミュレータ内に生体質感臓器モデルを取り付ける際に、位置合わせが簡便に行える構成となっており、利便性の高いシミュレータとなっている。
このような腹腔シミュレータを使用したトレーニングが効果的に行われるためには、術者が内視鏡を通して得られた術野が、実際の術野と近似している必要があり、そのため、腹腔シミュレータ内に取り付ける生体質感臓器モデルは、解剖学的に見て正確な3次元的位置に取り付けられることが必要である。
しかしながら、上記特許文献1に開示された腹腔シミュレータでは、生体質感臓器モデルを取り付けるために用いられるモデル把持部に、生体質感臓器モデルを解剖学的に正確な3次元的位置に取り付ける機構が設けられているかについては、十分な開示がなされていない。
解剖学的に正確な練習モデルを提供する技術としては、複数の層から成る解剖学的モデルが知られている(特許文献2を参照)。これは、特に腹腔鏡下胆嚢摘出術のトレーニングに用いる胆嚢モデルに関する技術であり、解剖学的部分と、取り外し可能に連結可能な支持体から成るものである。
しかしながら、上記特許文献2に開示された解剖学的モデルは、より正確に臓器を再現しようとしたものではあるが、臓器モデルの作製コストが高くなるという問題がある。
また、鼠径ヘルニアの修復のトレーニングを行うためのヘルニア模型が知られている(特許文献3を参照)。これは、腹腔鏡ヘルニア修復のための経腹的腹膜前(TAPP)及び全腹膜外(TEP)手法を練習するための模型であり、解剖学的構造を有するとする。
しかしながら、特許文献3に開示されたヘルニア模型についても、特許文献2に開示された解剖学的モデルと同様に、臓器モデルの作製コストが高くなるという問題がある。
国際公開パンフレットWO2015/151504号公報 特表2016−523383号公報 特表2016−518631号公報
効果的な手技トレーニングを行うためには、解剖学的構造に従い、正確に臓器を再現することが必要である。しかしながら、一方で、トレーニングは繰り返し行われるものであることから、臓器モデルは低コストで作製されることが望ましい。
かかる状況に鑑みて、本発明は、腹腔シミュレータに生体質感臓器モデルが取り付けられた際に、解剖学的に正確な3次元的位置に配置され、かつ、低コストで生体質感臓器モデルを作製可能な腹腔シミュレータ用臓器固定具を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明の腹腔シミュレータ用臓器固定具は、腹腔鏡下手技習得用の腹腔シミュレータ内腔の3次元空間に臓器モデルを配置する臓器固定具において、腹腔シミュレータは、人体形状を模擬した骨盤部と、左右横腹部及び背骨隆起部を有する背中部と、腹腔鏡手技下で用いられる手術器具を挿通し得る複数のポートが設けられた腹部とから少なくとも構成され、臓器固定具は、胃モデル固定具、鼠径ヘルニアモデル固定具の少なくとも1つであり、何れの固定具も、臓器モデルを取り付けた場合に、臓器モデルの腹腔シミュレータ内腔における3次元的配置位置が、解剖学的に正しい位置になるように、固定具自体の表面が、隆起、陥没、又は、湾曲しており、胃モデル固定具は、少なくとも3段階の高低差を有し、食道の一部と十二指腸を有する胃の臓器モデルを少なくとも載設するトレーであり、トレー表面の3段階の高低差は、中央、頭側から見た右プレート、頭側から見た左プレートの順に高低差が設けられるものであり、鼠径ヘルニアモデル固定具は、骨盤部の内壁に取り付けられ、内面は曲面形状であり、左右対象に設けられた2つのヘルニア門の臓器モデルを有する屈曲性シート状の鼠径ヘルニアモデルの裏面を取り付け得るものであり、内面の曲面形状に沿って、略平面形状の鼠径ヘルニアモデルを湾曲させて取り付けた際に、解剖学的に正しい3次元的位置に2つのヘルニア門の臓器を配置させ、2つのヘルニア門とその周囲を走る動脈、静脈及び精管の裏面は、固定具が当接しないように固定具の形状が形成されるものである。
臓器固定具を用いることなく臓器モデルを腹腔シミュレータに取り付けようとすると、臓器モデル自体を解剖学的に正しい形状に成形することが必要となるが、その場合、手技トレーニングにおいて必ずしも重要ではない部分についても精密に再現することになるため、作製コストが高くなってしまう。また、臓器モデルの材質や形状の工夫だけでは、臓器の位置関係や固定状態等の正確な再現には限界がある。
本発明の臓器固定具が用いられることにより、臓器モデルと臓器固定具を組み合わせた状態を想定した上で、別々に設計することが可能となり、柔軟で質の高い設計が可能となる。すなわち、臓器固定具によって臓器モデルの正確かつ安定的な固定が可能となり、一方、臓器モデルについては、取り付け後の状態を想定した上で、例えば、略平面形状で臓器モデルを設計することが可能となる。
また、手技トレーニングにおいて重要な部分については、臓器モデルで精密に再現し、必ずしも重要ではない部分については臓器固定具によりデフォルメすることができるため、低コストでの臓器モデルの作製が可能である。
本発明の腹腔シミュレータ用臓器固定具において、胃モデル固定具は、トレー裏面が背中部の背骨隆起部に嵌合し、トレー側面が左右横腹部と係合し、トレー表面の中央は背骨隆起部に沿って湾曲して隆起し、トレー表面の中央を挟んで左右はプレート状であることが好ましい。
かかる構成とされることにより、胃の臓器モデルを解剖学的に正しい位置になるように載設することが可能となる。
本発明の腹腔シミュレータ用臓器固定具において、胃モデル固定具は、トレー表面の中央の頭側に、胃の臓器モデルの食道を挟持し固定する手段が更に設けられたことが好ましい。
また、本発明の腹腔シミュレータ用臓器固定具において、胃モデル固定具は、トレー表面の頭側から見た右プレートの骨盤側に、胃の臓器モデルの十二指腸を固定する手段が更に設けられたことが好ましい。
胃の臓器モデルの食道を挟持し固定する手段や、十二指腸を固定する手段が設けられることにより、胃の臓器モデルの3次元的配置位置を安定的に保持し得るだけではなく、手技トレーニングの際に胃の臓器モデルを把持したときの弾力等を正確に再現できることとなる。
本発明の腹腔シミュレータ用臓器固定具において、胃モデル固定具は、トレー表面の中央の背骨隆起部に沿った隆起部の上に、胃の臓器モデルを載設する第2の隆起部が更に設けられたことが好ましい。
第2の隆起部が設けられることにより、より正確な位置に臓器モデルを配置することが可能となる。
本発明の腹腔シミュレータ用臓器固定具において、胃モデル固定具は、トレー表面の頭側から見た左プレートの頭側に、脾臓の臓器モデルを載設する陥没部が更に設けられたことが好ましい。
脾臓は仰臥位において、背骨よりも落ち込んだ位置に存在するので、陥没部が設けられることにより、脾臓をより正確な位置に配置することが可能となる。
本発明の腹腔シミュレータ用臓器固定具において、胃モデル固定具は、トレー表面上に載設した大網を模擬するシート状モデル上に、胃の臓器モデルを載設することが好ましい。
大網を模擬するシート状モデル上に、胃の臓器モデルが載設されることにより、解剖学的に正確な位置に配置されることとなる。また、胃の臓器モデルには、更に、脾臓、胃周辺部血管、リンパ節、横行結腸、膵臓及び腹膜が設けられることが好ましい。その場合、横行結腸や膵臓については大網を模擬するシート状モデルの下に配置される。
本発明の腹腔シミュレータ用臓器固定具において、鼠径ヘルニアモデル固定具は、鼠径ヘルニアモデルを取り付けた際に、2つのヘルニア門とその周囲を走る動脈、静脈及び精管の裏面は、固定具が当接しないように固定具の形状が形成されることにより、手技トレーニングにおける手技の妨げとならず、よりリアルなトレーニングが可能となる。
本発明の腹腔シミュレータ用臓器固定具において、鼠径ヘルニアモデル固定具に取り付けられる鼠径ヘルニアモデルは、シート状の表面が腹膜前筋膜の剥離層の質感を有するゲル状膜で覆われており、2つのヘルニア門の臓器モデルに加え、内側臍襞部、正中臍襞部、動脈部、静脈部、膀胱、精管から選択される少なくとも1つの臓器モデルが更に配置されたことが好ましい。
内側臍襞部等の臓器モデルが配置されることにより、特に、内視鏡で見た際の術野がより正確に再現され、効果的なトレーニングが可能となる。なお、内側臍襞部等の臓器モデルについても、鼠径ヘルニアモデル固定具に取り付けられた際に、正確な3次元的配置位置となるように設けられる。
本発明の腹腔シミュレータ用臓器固定具において、鼠径ヘルニアモデル固定具に取り付けられる鼠径ヘルニアモデルを覆うゲル状膜は、張り替えて再使用可能であることが好ましい。
手技トレーニングは、一般に繰り返し行われるため、張り替えて再使用可能とされることにより、低コストでのトレーニングが可能となる。
本発明の腹腔シミュレータ用臓器固定具に取り付けられる臓器モデル同士の間には、泡状の筋膜モデル又は泡状の疎結合織モデルが更に設けられたことが好ましい。
泡状の筋膜モデル又は泡状の疎結合織モデルが設けられることにより、内視鏡で見た際の術野がより正確に再現されるだけではなく、剥離や切開といった手技をよりリアルに行うことができる。なお、疎結合織は、疎性結合組織とも呼ばれる。
本発明の腹腔シミュレータ用臓器固定具によれば、腹腔シミュレータに生体質感臓器モデルが取り付けられた際に、解剖学的に正確な3次元的位置に配置され、かつ、低コストで生体質感臓器モデルを作製できるといった効果がある。
実施例1の胃統合モデル固定具の斜視図 実施例1の胃統合モデル固定具の外観図1 実施例1の胃統合モデル固定具の外観図2 実施例1の胃統合モデル固定具の外観図3 胃統合モデル固定具のトレーの説明図 胃統合モデルの平面図 胃統合モデルの取り付けイメージ図 腹腔シミュレータの斜視図 胃統合モデル固定具の腹腔シミュレータへの取り付けイメージ図 実施例1の胃統合モデル固定具の使用フロー図 実施例2の鼠径ヘルニアモデル固定具の斜視図 実施例2の鼠径ヘルニアモデル固定具の外観図1 実施例2の鼠径ヘルニアモデル固定具の外観図2 実施例2の鼠径ヘルニアモデル固定具の外観図3 鼠径ヘルニアモデルの平面図 鼠径ヘルニアモデルの取り付け説明図 鼠径ヘルニアモデルの取り付けイメージ図 鼠径ヘルニアモデル固定具の腹腔シミュレータへの取り付けイメージ図 実施例2の鼠径ヘルニアモデル固定具の使用フロー図
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本発明の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
図1は、実施例1の胃統合モデル固定具の斜視図を示している。また、図2〜4は、実施例1の胃統合モデル固定具の外観図であり、図2(1)は正面図、図2(2)は背面図、図3(1)は平面図、図3(2)は底面図、図4(1)は右側面図、図4(2)は左側面図を示している。
図3(1)及び(2)に示すように、胃統合モデル固定具1は、トレー4及び取付部材(5a,5b)から成る。トレー4は、生体質感臓器モデルを配置し固定する箇所であり、トレー(4a,4b)から成る。本実施例では、2枚のトレー(4a,4b)を組み合わせる構成を示しているが、トレー(4a,4b)は一体成形されていてもよい。
取付部材(5a,5b)は、後述する腹腔シミュレータに取り付けるためのアダプタの役割を果たすものであり、取り付け対象となる腹腔シミュレータの形状に合わせて作製されている。
トレー4aと取付部材(5a,5b)は、それぞれ2つの螺子51を用いて固定されている。また、トレー4bと取付部材(5a,5b)についても、同様にそれぞれ2つの螺子51を用いて固定されている。このように、トレー4と取付部材(5a,5b)は、螺子51により脱着自在となっているため、使用する腹腔シミュレータの大きさ等に合わせて取付部材(5a,5b)を付け替えることも可能である。また、かかる構成とは異なり、トレー4と取付部材(5a,5b)を一体成形することも可能である。
図4(1)及び(2)に示すように、取付部材5aには雌螺子部(6a,6b)、取付部材5bには雌螺子部(6c,6d)が設けられており、後述する螺子52を用いて腹腔シミュレータに容易に取り付けることが可能である。
図1に示すように、トレー4は平面ではなく凹凸のある形状となっている。かかる形状とされた理由について、図5を参照して説明する。
図5は、胃統合モデル固定具のトレーの説明図であり、(1)は平面のトレーを用いた場合、(2)は凹凸のあるトレーを用いた場合を示している。
詳しくは後述するが、胃統合モデル10には、胃だけではなく、脾臓や横行結腸等様々な臓器のモデルが含まれる。そしてそれらの臓器モデルは、本来は人体の内部において高低差が設けられて存在するものである。しかしながら、図5(1)に示すように、トレー400上に胃統合モデル10を設置すると、トレー400は平面形状であるため、高低差を再現することはできない。すなわち、平面形状のトレーを利用する場合には、胃統合モデル10自体に高低差を設ける必要が生じることとなる。しかしながら、高低差を精密に再現した胃統合モデルを作製するのでは、手技トレーニングに必要のない部位についても精密に作製しなければならず、作製コストが高くなるという問題がある。
そこで、図5(2)に示すように、トレー4自体に高低差を設けることで、略平面形状に作製された胃統合モデル10を設置した場合でも、解剖学的に正確な3次元的位置に臓器を配置することが可能となる。
すなわち、部位10aよりも部位10bを高い位置に配置し、部位10cを部位(10a,10b)よりも低い位置に配置したいという場合には、図5(2)に示すトレー4のように、上段部4c、下段部4d及び隆起部4eが形成された部材を用いることで、確実かつ容易に高低差を演出できるのである。なお、説明の便宜上、ここでは陥没部4fについては図示していない。
図1に示すように、トレー4には、胃統合モデル10を固定するための機構が設けられており、具体的には食道固定機構7a,十二指腸固定機構7b及び貫通孔7cが設けられている。貫通孔7cは上下に2つ設けられ、トレー4上から隆起部4eの内側へ十二指腸11bの端部を挿通した後に、折り返して、さらに隆起部4eの内側からトレー4上へ挿通し、十二指腸固定機構7bにおいて十二指腸11bの端部を固定することができる形状となっている。これとは異なり、1つの貫通孔7cのみを設け、十二指腸固定機構7bにおいて十二指腸11bの端部を固定し、余った部位を貫通孔7cから隆起部4eの内側へと挿通する構成でもよい。
図6は、胃統合モデルの平面図を示している。生体質感臓器モデルである胃統合モデル10は、胃と胃周辺部を一体化して再現したものであり、胃摘出と周辺部処理を一連の流れでトレーニングすることを可能としたものである。具体的には、図6に示すように、胃11、脾臓12、胃周辺部血管13、リンパ節14、横行結腸15、大網16、膵臓17及び腹膜18から成る。
胃11は、胃だけではなく、噴門部に食道11aが設けられ、幽門部に十二指腸11bが設けられている。胃11はデルタ吻合に対応した構成となっている。
また、材質としてはポリビニルアルコール(PVA)樹脂が用いられており、ポリビニルアルコール樹脂は水分を含むため、電気メス等の使用も可能となっている。
なお以下の実施例においても、「胃」などのように呼んでいる臓器は、実際の臓器ではなく、生体質感臓器モデルのことである。
図7は、胃統合モデルの取り付けイメージ図を示している。図7に示すように、胃統合モデル10は、胃統合モデル固定具1のトレー4上に配置され、食道11aは食道固定機構7aにおいて挟持され固定されている。また、十二指腸11bは図1で示した2つの貫通孔7cに挿通されており、図1で示す十二指腸固定機構7bによって端部が固定されている。これにより、十二指腸が後腹膜下に落ち込み、小腸に接続される状態を再現できる。
トレー4には上段部4c、下段部4d、隆起部4e及び陥没部4fの4つの高低差が設けられている。そのため、胃統合モデル10が配置された場合、例えば、胃11の中央部は、盛り上がった形態となり、肝臓近傍の上段部4cに配置された胃11よりも高く配置されることになる。肝臓近傍は肝臓に繋がる血管や胆管などが走行するが、落ち込みはない。胃統合モデル固定具1を用いることで、このような3次元的な位置関係を正確に再現できる。同様に、横行結腸15についても、上段部4c、隆起部4e、下段部4dと配置される箇所に応じて高低差が設けられることとなる。
さらに、脾臓12については、陥没部4fに配置されるため、他の臓器よりも最も低い位置に配置されることになる。これにより、脾臓底部が略背側に落ち込む様子を再現できる。
このように、胃統合モデル10をトレー4上に適切に配置するだけで、解剖学的に正確な3次元的位置に臓器を配置することができる。
図8は、腹腔シミュレータの斜視図であり、(1)は組み立てた状態、(2)は分解した状態を示している。図8(1)に示すように、腹腔シミュレータ9は、腹部91、骨盤部92及び背中部93から成り、図8(2)に示すように、背中部93には蓋部94が設けられている。
図9は、胃統合モデル固定具の腹腔シミュレータへの取り付けイメージ図であり、(1)は取り付け前、(2)は取り付け後を示している。
図9(1)に示すように、胃統合モデル固定具1に設けられた雌螺子部(6a〜6d)と、腹腔シミュレータ9の背中部93に設けられた雌螺子部(93a〜93d)の位置を合わせて、図9(2)に示すように、螺子52を用いて固定する。隆起部4eは、背骨93hに嵌合するように取り付けられるが、それだけではなく、その上に配置する胃統合モデル10の配置位置を調整する機能を有している。
なお、ここでは説明の都合上、胃統合モデル固定具1に胃統合モデル10を固定していない状態で、腹腔シミュレータ9の背中部93に取り付けているが、実際には、先に胃統合モデル固定具1に胃統合モデル10を固定した上で、背中部93に取り付ける。
具体的な胃統合モデル固定具の使用フローについて、図10を参照して説明する。図10は、実施例1の胃統合モデル固定具の使用フロー図を示している。
図10に示すように、胃統合モデル固定具を使用する場合には、まず、トレー4上に胃統合モデル10を配置する(ステップS01)。次に、食道固定機構7aを用いて食道11aを固定する(ステップS02)。十二指腸固定機構7bを用いて十二指腸11bを固定する(ステップS03)。胃統合モデル固定具1を腹腔シミュレータ9の背中部93に取り付ける(ステップS04)。最後に、気腹カバーである腹部91を背中部93に取り付ける(ステップS05)。
図11は、実施例2の鼠径ヘルニアモデル固定具の斜視図を示している。また、図12〜14は、実施例2の鼠径ヘルニアモデル固定具の外観図であり、図12(1)は正面図、図12(2)は背面図、図13(1)は平面図、図13(2)は底面図、図14(1)は右側面図、図14(2)は左側面図を示している。
図12(1)及び(2)に示すように、鼠径ヘルニアモデル固定具3は、3つのトレー(3a〜3c)から成り、トレー3aとトレー3b、トレー3bとトレー3cがそれぞれ嵌合して接着されている。
トレー(3a〜3c)には、それぞれ固定部(30a〜30c)が設けられており、固定部(30a〜30c)には、それぞれ面ファスナ(71d〜71f)が設けられている。面ファスナ(71d〜71f)はフック部で形成されており、後述する鼠径ヘルニアモデル40のゲル膜47は材質上、面ファスナのループ部と同じ役割を果たしうるため、鼠径ヘルニアモデル40の取付位置を自在に調整可能である。
トレー(3a,3c)には、それぞれ取付機構(31,32)が設けられており、取付機構31には雌螺子部31a、取付機構32には雌螺子部32aが設けられている。
図15は、鼠径ヘルニアモデルの平面図を示している。図15に示すように、鼠径ヘルニアモデル40は、腹膜40aから成る鼠径ヘルニアのモデルである。鼠径ヘルニアモデル40には、2つのヘルニア門41、内側臍襞部42、正中臍襞部43、動脈部44a、静脈部44b、膀胱45および精管46が設けられ、これらは、鼠径ヘルニアモデル40の表面に設けられたゲル膜47によって覆われている。
ゲル膜47は、1層のゲル状組織であり、腹膜前筋膜の剥離層の質感を再現したものとなっている。また、ゲル膜47は、張り替えて再使用することが可能であるため、トレーニングコストを低減することができる。
動脈部44aおよび静脈部44bは、トレーニングにおいてメルクマールとなるものであり、動脈部44a、静脈部44bおよび筋肉などの生体構造を取捨選択し再現することが可能となっている。
このような鼠径ヘルニアモデル40の鼠径ヘルニアモデル固定具3への取り付け方法について、図16を参照して説明する。図16は、鼠径ヘルニアモデルの取り付け説明図であり、(1)は取り付け前、(2)は取り付け後を示している。図16(1)に示すように、取り付け前においては、鼠径ヘルニアモデル40は略平面形状である。図13(2)等で示したように、鼠径ヘルニアモデル固定具3の内面は曲面形状となっている。そのため、図16(2)に示すように、鼠径ヘルニアモデル固定具3の内面の曲面形状に沿って、鼠径ヘルニアモデル40を湾曲させて取り付ける。
図17は、鼠径ヘルニアモデルの取り付けイメージ図を示している。図17に示すように、鼠径ヘルニアモデル40は、鼠径ヘルニアモデル固定具3の内面の曲面形状に沿って取り付けられている。そのため、例えば、図15においては、内側臍襞部42同士の間隔は上部が狭く、下方に向けて広くなるように設けられているが、図17においては、略平行となっている。
このように、鼠径ヘルニアモデル40は、鼠径ヘルニアモデル固定具3と一体となることで解剖学的に正しい3次元的位置に臓器を配置することができる。
図18は、鼠径ヘルニアモデル固定具の腹腔シミュレータへの取り付けイメージ図を示している。図18に示すように、鼠径ヘルニアモデル固定具3を腹腔シミュレータ9の骨盤部92に取り付ける際には、鼠径ヘルニアモデル固定具3に設けられた位置決め用の凸部33と骨盤部92の内側に設けられた凹部34を嵌合する。かかる状態で、鼠径ヘルニアモデル固定具3に設けられた雌螺子部32aと骨盤部92の内側に設けられた雌螺子部92a、雌螺子部31aと雌螺子部92bにおいて螺子(図示せず)により固定する。
なお、ここでは、骨盤部92を背中部93と接続する前に、鼠径ヘルニアモデル固定具3を骨盤部92に取り付けているが、一般的には、骨盤部92を背中部93と接続した後に鼠径ヘルニアモデル固定具3を取り付ける。但し、図18に示すように、先に鼠径ヘルニアモデル固定具3を骨盤部92に取り付けても構わない。
図19は、実施例2の鼠径ヘルニアモデル固定具の使用フロー図を示している。図19に示すように、鼠径ヘルニアモデル固定具3を使用する場合には、まず、腹腔シミュレータ9の骨盤部92と背中部93を接続する(ステップS21)。次に、骨盤部92に鼠径ヘルニアモデル固定具3を取り付ける(ステップS22)。鼠径ヘルニアモデル固定具3に鼠径ヘルニアモデル40を固定する(ステップS23)。最後に、腹腔シミュレータ9の腹部91を背中部93に取り付ける(ステップS24)。
(その他の実施例)
腹腔シミュレータに生体質感臓器モデルとしての直腸モデルを取り付ける場合に、直腸モデルを上方から押さえて固定する固定具であってもよい。これにより直腸モデルを解剖学的に正しい3次元的位置に配置し、固定することができる。
本発明は、腹腔シミュレータ用の臓器モデルの固定具として利用可能である。
1 胃統合モデル固定具
6a〜6d,31a,32a,92a,92b,93a〜93d 雌螺子部
3 鼠径ヘルニアモデル固定具
3a〜3c,4,4a,4b,400 トレー
4c 上段部
4d 下段部
4e 隆起部
4f 陥没部
5a,5b 取付部材
7a 食道固定機構
7b 十二指腸固定機構
7c 貫通孔
8a 頭側開口部
8b 足側開口部
9 腹腔シミュレータ
10 胃統合モデル
11 胃
11a 食道
11b 十二指腸
12 脾臓
13 胃周辺部血管
14 リンパ節
15 横行結腸
16 大網
17 膵臓
18,40a 腹膜
30a〜30c 固定部
31,32 取付機構
33 凸部
34 凹部
40 鼠径ヘルニアモデル
41 ヘルニア門
42 内側臍襞部
43 正中臍襞部
44a 動脈部
44b 静脈部
46 精管
47 ゲル膜
51,52 螺子
71a〜71f 面ファスナ
91 腹部
92 骨盤部
93 背中部
93h 背骨
94 蓋部

Claims (10)

  1. 腹腔鏡下手技習得用の腹腔シミュレータ内腔の3次元空間に臓器モデルを配置する臓器固定具において、
    前記腹腔シミュレータは、人体形状を模擬した骨盤部と、左右横腹部及び背骨隆起部を有する背中部と、腹腔鏡手技下で用いられる手術器具を挿通し得る複数のポートが設けられた腹部とから少なくとも構成され、
    前記臓器固定具は、
    胃モデル固定具、鼠径ヘルニアモデル固定具の少なくとも1つであり、何れの固定具も、臓器モデルを取り付けた場合に、臓器モデルの腹腔シミュレータ内腔における3次元的配置位置が、解剖学的に正しい位置になるように、固定具自体の表面が、隆起、陥没、又は、湾曲しており、
    前記胃モデル固定具は、少なくとも3段階の高低差を有し、食道の一部と十二指腸を有する胃の臓器モデルを少なくとも載設するトレーであり、トレー表面の前記3段階の高低差は、中央、頭側から見た右プレート、頭側から見た左プレートの順に高低差が設けられるものであり、
    前記鼠径ヘルニアモデル固定具は、前記骨盤部の内壁に取り付けられ、内面は曲面形状であり、左右対象に設けられた2つのヘルニア門の臓器モデルを有する屈曲性シート状の鼠径ヘルニアモデルの裏面を取り付け得るものであり、内面の曲面形状に沿って、略平面形状の前記鼠径ヘルニアモデルを湾曲させて取り付けた際に、解剖学的に正しい3次元的位置に2つのヘルニア門の臓器を配置させ、前記2つのヘルニア門とその周囲を走る動脈、静脈及び精管の裏面は、固定具が当接しないように固定具の形状が形成されるものである、
    ことを特徴とする腹腔シミュレータ用臓器固定具。
  2. 前記胃モデル固定具は、
    トレー裏面が前記背中部の前記背骨隆起部に嵌合し、
    トレー側面が前記左右横腹部と係合し、
    トレー表面の中央は前記背骨隆起部に沿って湾曲して隆起し、
    トレー表面の中央を挟んで左右はプレート状である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の腹腔シミュレータ用臓器固定具。
  3. 前記胃モデル固定具は、
    トレー表面の中央の頭側に、前記胃の臓器モデルの食道を挟持し固定する手段が更に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の腹腔シミュレータ用臓器固定具。
  4. 前記胃モデル固定具は、
    トレー表面の頭側から見た右プレートの骨盤側に、前記胃の臓器モデルの十二指腸を固定する手段が更に設けられたことを特徴とする請求項2又は3に記載の腹腔シミュレータ用臓器固定具。
  5. 前記胃モデル固定具は、
    トレー表面の中央の前記背骨隆起部に沿った隆起部の上に、前記胃の臓器モデルを載設する第2の隆起部が更に設けられたことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の腹腔シミュレータ用臓器固定具。
  6. 前記胃モデル固定具は、
    トレー表面の頭側から見た左プレートの頭側に、脾臓の臓器モデルを載設する陥没部が更に設けられたことを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載の腹腔シミュレータ用臓器固定具。
  7. 前記胃モデル固定具は、
    トレー表面上に載設した大網を模擬するシート状モデル上に、前記胃の臓器モデルを載設することを特徴とする請求項2〜6の何れかに記載の腹腔シミュレータ用臓器固定具。
  8. 前記鼠径ヘルニアモデル固定具に取り付けられる前記鼠径ヘルニアモデルは、
    シート状の表面が腹膜前筋膜の剥離層の質感を有するゲル状膜で覆われており、
    前記2つのヘルニア門の臓器モデルに加え、
    内側臍襞部、正中臍襞部、動脈部、静脈部、膀胱、精管から選択される少なくとも1つの臓器モデルが更に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の腹腔シミュレータ用臓器固定具。
  9. 前記ゲル状膜は、張り替えて再使用可能であることを特徴とする請求項8に記載の腹腔シミュレータ用臓器固定具。
  10. 臓器モデル同士の間には、
    泡状の筋膜モデル又は泡状の疎結合織モデルが更に設けられたことを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の腹腔シミュレータ用臓器固定具。
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