[go: up one dir, main page]

JP2018180351A - 電気光学装置、表示装置 - Google Patents

電気光学装置、表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018180351A
JP2018180351A JP2017081071A JP2017081071A JP2018180351A JP 2018180351 A JP2018180351 A JP 2018180351A JP 2017081071 A JP2017081071 A JP 2017081071A JP 2017081071 A JP2017081071 A JP 2017081071A JP 2018180351 A JP2018180351 A JP 2018180351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
substrate
electro
optical device
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017081071A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7078352B2 (ja
Inventor
恵介 加藤
Keisuke Kato
恵介 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP2017081071A priority Critical patent/JP7078352B2/ja
Priority to US15/948,080 priority patent/US10409131B2/en
Priority to CN201810329119.1A priority patent/CN108732844A/zh
Priority to EP18167624.8A priority patent/EP3392705B1/en
Publication of JP2018180351A publication Critical patent/JP2018180351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7078352B2 publication Critical patent/JP7078352B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/15Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on an electrochromic effect
    • G02F1/153Constructional details
    • G02F1/155Electrodes
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/11Anti-reflection coatings
    • G02B1/118Anti-reflection coatings having sub-optical wavelength surface structures designed to provide an enhanced transmittance, e.g. moth-eye structures
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/02Diffusing elements; Afocal elements
    • G02B5/0205Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties
    • G02B5/021Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties the diffusion taking place at the element's surface, e.g. by means of surface roughening or microprismatic structures
    • G02B5/0221Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties the diffusion taking place at the element's surface, e.g. by means of surface roughening or microprismatic structures the surface having an irregular structure
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/15Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on an electrochromic effect
    • G02F1/153Constructional details
    • G02F1/155Electrodes
    • G02F2001/1552Inner electrode, e.g. the electrochromic layer being sandwiched between the inner electrode and the support substrate

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

【課題】視認性に優れた反射型表示装置として好適に利用可能な電気光学装置を提供すること。【解決手段】一面側に第1電極15を有する第1基板11と、一面側に第2電極16を有し、第1基板と対向配置される第2基板12と、エレクトロデポジション材料を含有しており、第1電極と第2電極との間に配置される電解質層と、を含み、第1電極と第2電極は、各々、電解質層と接する一面側に凹凸形状を有しており、第1電極の一面側の表面粗さRaが0.4μm以上であり、第2電極の一面側の表面粗さRaが0.02μm以上であって第1電極の表面粗さよりも相対的に大きい値である、電気光学装置である。【選択図】図4

Description

本発明は、エレクトロクロミック材料を用いて構成される電気光学装置等に関する。
エレクトロクロミック材料を用いて構成される電気光学装置に関する従来技術は、例えば国際公開第2012/118188号(特許文献1)に開示されている。この特許文献1に開示される装置は、それぞれが電極を有する透明基板の間に電解質層を配置し、何れか一方の透明基板の電極の表面に微細な凹凸が設けられ、他方の透明基板の電極は表面が平滑である。そして、電極間に電圧を印加した際には一方の電極では電解質層の銀イオンが還元されて銀膜として析出し、電圧を解除すると銀膜は再び銀イオンとして溶解する。このとき、平滑な表面の電極上に銀膜が析出した場合にはこの電極の表面が鏡面状態となって入射光を反射する。また、微細な凹凸表面の電極上に銀膜が析出した場合にはこの電極の表面において入射光が乱反射されることで、外観上は黒色状態となる。また、電極間に電圧を与えていない場合には透明状態となる。
ところで、上記した特許文献1に開示される装置を反射型表示装置として用いることを検討した場合には、以下のような不都合がある。例えば、電極を任意の形状にパターニングして表示部を構成した場合を考える。このとき、微細な凹凸を有する電極に銀膜を析出させればこの電極に対応する部分で黒色表示を実現できるが、この部分の周囲は透明状態(光透過状態)となるため、コントラストが低く、従って視認性が低いという不都合が生じ得る。この不都合に対して、例えば何れかの透明基板の背面に散乱版を配置することで、非表示部分を透過した光を散乱させ、コントラストを向上させることも考えられる。しかし、この場合には、非表示状態において常に散乱版が見えてしまうことから、透明状態が得られないため、表示装置としての用途を広げるという点では望ましくない。
国際公開第2012/118188号
本発明に係る具体的態様は、視認性に優れた反射型表示装置として好適に利用可能な電気光学装置を提供することを目的の1つとする。
本発明に係る一態様の電気光学装置は、(a)一面側に第1電極を有する第1基板と、(b)一面側に第2電極を有し、前記第1基板と対向配置される第2基板と、(c)エレクトロデポジション材料を含有しており、前記第1電極と前記第2電極との間に配置される電解質層と、を含み、(d)前記第1電極と前記第2電極は、各々、前記電解質層と接する一面側に凹凸形状を有しており、(e)前記第1電極の一面側の表面粗さRaが0.4μm以上であり、(f)前記第2電極の一面側の表面粗さRaが0.02μm以上であって前記第1電極の表面粗さよりも相対的に大きい値である、電気光学装置である。
上記構成によれば、第1電極と第2電極の間に適宜電圧を与えることで、白色状態、黒色状態および透明状態を自在に切り替えることが可能であることから、例えば表示装置として用いた場合に、画像の視認性に優れ、かつ非使用時には透明状態となって視界の妨げとならない新規な電気光学装置を得ることができる。
図1は、第1実施形態の電気光学装置の構成を示す模式的な断面図である。 図2は、第1電極の構成を詳細に説明するための模式的な断面図である。 図3は、第2電極の構成を詳細に説明するための模式的な断面図である。 図4は、電気光学装置の動作原理を説明するための模式的な断面図である。 図5は、実施例の電気光学装置における第1電極の表面処理状態の観察画像を示す図である。 図6は、実施例の電気光学装置の第1電極における相対反射輝度と表面粗さの関係を示す図である。 図7は、実施例の電気光学装置の相対反射輝度とRa/RSm(RaとRSmの比)との関係を示す図である。 図8は、表面凹凸のサイズと散乱効率の関係を示す図である。 図9は、実施例の電気光学装置の第2電極における反射率と表面粗さの関係を示す図である。 図10は、第2実施形態の電気光学装置の構成を示す模式的な断面図である。 図11は、第2実施形態の電気光学装置の動作を説明するための模式的な平面図である。 図12は、電極形状を任意に設定した電気光学装置の構成例を示す模式的な断面図である。 図13は、第2実施形態の電気光学装置の動作を説明するための模式的な平面図である。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の電気光学装置の構成を示す模式的な断面図である。図1に示す電気光学装置100は、例えば表示装置として用いられるものであり、第1基板11、第2基板12、電解質層13、シール材14、駆動装置20を含んで構成されている。
第1基板11は、例えば透光性を有する硬質の基板(例えばガラス基板)である。この第1基板11の一面側には、そのほぼ全面にわたって微細な凹凸形状を有する第1電極15が設けられている。同様に、第2基板12は、例えば透光性を有する硬質の基板(例えばガラス基板)である。この第2基板12の一面側には、そのほぼ全面にわたって微細な凹凸形状を有する第2電極16が設けられている。
第1基板11と第2基板12とは、互いの一面側を向かい合わせて配置されている。そして、本実施形態の電気光学装置100は、第1基板11側からユーザによって視認されるように配置して用いられる。すなわち、視認側に第1基板11が配置される。
電解質層13は、エレクトロデポジション材料を含む電解液を用いて構成されており、第1基板11と第2基板12の各一面側の間に配置されている。詳細には、電解質層13を構成する電解液は、エレクトロクロミック材料、メディエータ、支持電解質、溶媒、ゲル化用ポリマーなどを含んで構成される。
電解質層13を構成する材料の一例として、エレクトロクロミック材料にはAgBrを350mM用い、メディエータにはCuClを30mM用い、支持電解質にはLiBrを700mM用い、溶媒にはトリグライムを用いることができる。
なお、銀化合物は上記に限定されず、塩化銀、酸化銀、臭化銀、ヨウ化銀、硝酸銀などを用いることができる。銀化合物の濃度は、例えば5mM以上500mM以下であることが好ましいがこれに限定されない。
支持電解質は、発色材料の酸化還元反応等を促進するものであれば特に限定されず、例えばリチウム塩(LiCl、LiBr、LiI、LiBF、LiClO等)、カリウム塩(KCl、KBr、KI等)、ナトリウム塩(NaCl、NaBr、NaI等)を好適に用いることができる。支持電解質の濃度は、例えば10mM以上1M以下であることが好ましいがこれに限定されない。
溶媒は、発色材料等を安定的に保持することができるものであって、第1基板11、第2基板12の構成材料と屈折率nが近いか同程度であれば特に限定されない。屈折率が同程度であることが望ましいのは、電気光学装置を透明状態とする場合において界面での反射が極力生じないようにして透明性を高めるためである。例えば、各基板の屈折率が1.52の無アルカリガラスであるとすると、溶媒とガラスとの屈折率差が±0.15であれば界面反射を1%以下にでき、屈折率差が±0.10であれば界面反射を0.5%以下にできる。このような溶媒としては炭酸プロピレン等の極性溶媒、極性のない有機溶媒、さらには、イオン性液体、イオン導電性高分子、高分子電解質等を用いることができる。具体的には、トリグライム(n=1.432)、炭酸プロピレン(n=1.419)、ジメチルスルホキシド(n=1.479)、N,N−ジメチルホルムアミド(n=1.431)、テトラヒドロフラン(n=1.409)、γ−ブチロラクトン(n=1.436)等を用いることができる。
シール材14は、第1基板11と第2基板12の各一面側の間において、基板同士が重なる領域を囲んで設けられており、電解質層13を封止する。シール材14としては、例えばUV硬化型のシール材、UV・熱硬化型のシール材、熱硬化型のシール材を用いることができる。
本実施形態では、シール材14にはギャップ材(例えば直径50μm)が添加されており、このギャップ材によって第1基板11と第2基板12の相互間距離(セル厚)を確保する。なお、第1基板11、第2基板12として大面積のものを用いる場合には、セル厚のムラを低減するために基板面内にギャップ材を分散配置することが好ましい。
駆動装置20は、第1電極15および第2電極16と接続されており、これらを介して電解質層13へ駆動電圧を供給する。
図2は、第1電極の構成を詳細に説明するための模式的な断面図である。第1電極15の構成としてはいくつかの態様が考えられる。図2(A)に示す態様の第1電極15は、第1基板11の一面側に形成された多数の微細な凹部21の表面形状に沿って設けられた導電膜22を含んで構成されている。図示のように導電膜22は、凹部21の表面形状に沿って設けられ、第1基板11の一面側において多数の凹部24からなる凹凸形状を有する。図2(B)に示す態様の第1電極15は、第1基板11の一面側に設けられた導電膜23を有しており、導電膜23はその一面側に微細な多数の凹部24からなる凹凸形状を有する。これらの何れの態様によっても微細な凹凸形状を有する第1電極15が得られる。
図2(C)は、第1電極の凹凸形状について詳細に説明するための模式的な断面図である。第1電極15の導電膜22(または23)の表面における凹凸は、例えば図示のように凹部24の深さLと幅Wによって定義することができる。凹部24の深さLは、例えば数百nm程度であり、凹部24の幅Wは、例えば数μmである。なお、凹部24の形状モデルとしては図示のような半球状を考えるが、実際には半球状に近いランダム形状になると考えられ、その深さや幅も一定ではなくある一定範囲においてバラツキを有し得る。本実施形態における第1電極15は、その表面粗さが例えば0.4μm以上0.8μm以下とするのが好ましい。ここでいう表面粗さとは、例えば算術平均粗さRaである(以下においても同様)。
図3は、第2電極の構成を詳細に説明するための模式的な断面図である。図示の態様の第2電極16は、第2基板12の一面側に設けられた略平坦な導電膜25と、この導電膜25の上面側に設けられた多数の微細な凹凸形状を有する導電膜26を含んで構成されている。導電膜25は、例えばITO膜などの導電膜である。また、導電膜26は、上記した第1電極15の導電膜22等に比べて概ね1桁小さいオーダーの表面粗さを有するものであり、例えばITOナノ粒子などの金属ナノ粒子を用いて形成されている。導電膜26の表面粗さは、例えば0.02μm以上0.1μm以下とするのが好ましい。
なお、ここでは導電膜25と導電膜26の2層からなる第2電極16を例示したが、構成はこれに限定されない。例えば、第2基板12の一面側に導電膜を成膜した後に、その導電膜の表面に対して物理的手法(ブラスト法など)あるいは化学的手法(エッチング法など)によって適宜処理を施すことによって、ナノオーダーの表面粗さを有する第2電極16を得てもよい。
図4は、電気光学装置の動作原理を説明するための模式的な断面図である。第1電極15と第2電極16の間に、第1電極15側が相対的に低電位となるようにして直流電圧を印加することで、金属核が発生して成長し、図4(A)に示すように第1電極15の凹部24上に金属膜30が析出する。このとき、第2電極16には金属膜が析出しない。第1電極15に析出する金属膜30は、図示のように各凹部24を含んで構成される微小な凹凸形状に沿うようにして形成された緻密な膜となる。このときの凹凸形状が可視光の波長以上のサイズ(例えば0.4μm以上)であれば入射光は散乱されるので、外観上は白色状態(明状態)となる。
また、第1電極15と第2電極16の間に、第2電極16側が相対的に低電位となるようにして直流電圧を印加することで、金属核が発生して成長し、図4(B)に示すように第2電極16の導電膜26上に金属膜32が析出する。ここでは、ナノオーダーの凸部に電界が集中するため導電膜26への金属イオンの供給が不均一になり、金属膜32は、図示のように樹枝状に成長する。それにより、ナノオーダーのポーラス状の金属膜32が形成される。このように金属膜32がポーラス状の入り組んだ構造となることにより、この金属膜32に入射した光は、多重反射を繰り返し、金属膜32に吸収される。このため、入射光の大部分は電気光学装置の外部へ戻ることがなく、外観上は黒色状態(暗状態)となる。
このように、本実施形態の電気光学装置100では、第2電極16の表面粗さが第1電極15の表面粗さよりも概ね1桁以上小さい値となるように、各々の電極が構成されていることから、各電極に入射した光の挙動が異なっており、この挙動の違いを利用することで、白色状態と黒色状態を切り替えることができる。なお、各電極のいずれにも電圧を印加しないか、あるいは各電極を同電位とした場合には、金属膜の析出が起こらないことから、電気光学装置は外観上、透明状態(入射光を透過させる状態)となる。すなわち、本実施形態の電気光学装置100は、白色状態、黒色状態、透明状態の三状態を自在に切り替えて用いることができる。
次に、本実施形態の電気光学装置の製造方法について説明する。ここでは、各電極の一面側に多数の微細な凹部を設け、それら凹部に導電膜を設けることで第1電極15が構成されており、かつ金属ナノ粒子を用いて第2電極16が構成されている場合について、その好適な製造方法の一例を説明する。
無アルカリガラス基板などの透明基板の一面に、例えばブラスト処理を施すことにより、透明基板の一面側に微細な凹凸形状を形成する。これにより、一面側に微細な凹凸形状を有する第1基板11が得られる。このとき、ブラスト処理の諸条件を適宜設定することで、第1基板11の凹凸形状の粗さ具合を制御することができる。ブラスト処理を用いる場合に、その諸条件としては、投射材(砥粒)の粒径、投射材の材質、投射圧力、投射角度、処理時の基板距離、処理時間などが挙げられる。なお、ブラスト処理に変えてウェットエッチング処理などを用いてもよい。ウェットエッチング処理の諸条件としては、薬液組成、濃度、処理時間などが挙げられる。
次に、第1基板11の凹凸形状を有する面に導電膜を形成する。例えば、ITO(インジウム錫酸化物)からなる透明導電膜(ITO膜)をスパッタ法によって成膜する。これにより、第1基板11の一面側に第1電極15が形成される。ITO膜のシート抵抗は例えば5Ω/sq.程度であり、膜厚は数百nmである。なお、透明導電膜としては可視光領域での光透過性が高ければ特に限定されず、例えばZnO膜、Ga膜、グラフェン膜などを用いることもでき、かつ、透明導電膜の形成方法についても特に限定はなく、例えば真空蒸着法、イオンプレーティング法、スピンコーティング法など種々考えられる(以下同様)。
他方で、無アルカリガラス基板などの透明基板の一面に、スパッタ法などの成膜法によって導電膜を形成する。例えば、ITO(インジウム錫酸化物)からなる透明導電膜(ITO膜)をスパッタ法によって成膜する。これにより、一面側に導電膜25を有する第2電極16が得られる。なお、予めITO膜などの導電膜が設けられた透明基板を用いてもよい。
次に、この導電膜25の上面側に金属ナノ粒子による装飾を施すことで、ナノオーダーの凹凸を有する導電膜26を形成する。金属ナノ粒子としては、例えばITOナノ粒子を用いることができる。導電膜26の形成は、例えば、ITOナノ粒子を含有するペーストをスクリーン印刷などによって塗布し、その後この塗布した膜を焼成することによって行うことができる。
次に、一方の基板、例えば第1基板11の一面側にギャップ材を添加されたシール材料を塗布する。シール材料としては、例えば紫外線硬化型、熱硬化型、紫外線硬化と熱硬化の混合型など種々のものを用いることができる。
また、他方の第2基板12の一面側にギャップ材(例えば粒径100μm)を散布する。このときの散布量は1〜3個/mmとするのが経験上好ましいがこれに限られない。なお、ギャップ材に代えて、リブなどの突起体を基板上に形成することでギャップコントロールを行ってもよい。この場合、突起体のアスペクト比はなるべく高いことが好ましい。
次に、第1基板11と第2基板12の間にエレクトロデポジション材料を含む電解液を封入する。この工程は、例えば真空注入法によって行うことができる。具体的には、第1基板11と第2基板12を先に貼り合わせた後に両者間へ真空注入法によって電解液を注入する。なお、この工程は、ワンドロップフィリング法(ODF法)によって行うこともできる。具体的には、第1基板11の一面側のシール材料に囲まれた領域内に電解液を滴下した後、この第1基板11の一面と第2基板12の一面を向かい合わせて両者を貼り合わせる。そして、紫外線および/または熱を与えることによってシール材料を硬化させる。これにより、シール材14と、これによって周囲を封止された電解質層13が得られる。
以上のようにして、本実施形態の電気光学装置100を製造することができる。なお、第1電極15が導電膜の一面に多数の微細な凹部を設けて構成されている場合についても、第1電極15を得る工程を除いて上記と同様の製造方法を用いることができる。第1電極15を得る工程については、例えば、第1基板11の一面上にスパッタ法など適宜の成膜法によって導電膜を形成し、その導電膜の一面をブラスト処理やエッチング処理によって加工することによって多数の凹部を形成すればよい。
(実施例)
電気光学装置の実施例として、いくつかのサンプルを作製した。
各サンプルの電解質層13の層厚は100μmとした。電解質としては、溶媒をGBLとし、エレクトロクロミック材としてAgBrを350mM添加し、支持電解質(支持塩)としてLiClを1750mM加え、メディエータとしてTaClを30mM加えた。また、第1電極15、第2電極16としてはそれぞれシート抵抗5Ω/sq.のITO膜を用いた。
第1電極15の表面の凹凸形状については、ブラスト条件を変えることで以下のように表面状態、具体的には平均粗さ(算術平均粗さ)Raが異なるサンプルを作製した。ここでいう平均粗さ(算術平均粗さ)Ra、平均長さRSm、平均深さRcのそれぞれはJIS規格(JIS B 0601:2001)により定義されるものに対応している。
図5は、実施例の電気光学装置における第1電極の表面処理状態の観察画像を示す図である。この実施例の電気光学装置では、第1基板15の表面粗さRaが0.49μm、表面に形成される各凹部の径が概ね3〜7μmであった。
次に、実施例の各サンプルの視野角特性について説明する。一般的に、視野角の特性は、被測定物の基板面の法線方向を基準として5°傾いた角度における反射輝度に対する、各角度での反射輝度の角度依存性により評価される。投影スクリーンに投射した映像を視認できる範囲は視野範囲角度と呼ばれ、相対反射輝度が1/2の値となる角度をいう。広視野角の表示装置として用いる場合には視野範囲角度が60°以上であることが好ましい。各サンプルについて、各角度での反射輝度を5°〜60°の範囲で5°毎に測定した。
図6は、実施例の電気光学装置の第1電極における相対反射輝度と表面粗さの関係を示す図である。なお、ここでの相対反射輝度は、第1電極15に金属膜30を析出させた状態において測定した視野範囲角度60°のものである。図示のように表面粗さRaが0.4μmよりも大きくなると相対反射輝度が急激に大きくなる傾向にあることが分かる。一般的には、表面粗さRaが波長の1/2以上であると散乱が強まると考えられる。しかし、必ずしも表面粗さRaに対して60°での相対反射輝度は単調に増加していない。これは、電極の表面凹凸の密度に関係すると考えられる。表面凹凸は平均長さRSmの間隔で存在しているが、Raに対してRSmが大きくなると表面凹凸の密度が低くなり散乱は小さくなると考えられる。
図7は、実施例の電気光学装置の相対反射輝度とRa/RSm(RaとRSmの比)との関係を示す図である。図示のように、Ra/RSmが大きくなるほど60°での相対反射輝度は大きくなることが分かる。各プロットに基づいて得た近似曲線によれば、60°での相対反射輝度を0.5以上とするためには、Ra/RSmの値が少なくとも0.018以上であればよいことが分かる。
図8は、表面凹凸のサイズと散乱効率の関係を示す図である。表面凹凸による散乱は凹凸高さによってもその散乱効率が異なり得る。銀膜からなる電極の表面凹凸を球で近似した場合、各サイズの凹凸部1個に対する散乱効率は図示の通りとなる。Mie散乱理論により散乱断面積を求め、散乱効率は散乱断面積と凹凸部1個の投影断面積の比により求めた。散乱断面積が投影断面積よりも大きくなる場合の散乱効率は1とした。図8より、散乱効率は表面凹凸のサイズが10μmになると可視光領域で0.5程度となる。すなわち50%は正反射成分となり、鏡面反射に近い反射特性となる。したがって、表面凹凸の平均深さRcはこれよりも小さい必要があり、10μm以下にするとよいことが分かる。また、一般的に表面凹凸のサイズが入射光の波長の1/10以下になると散乱は生じないため、これよりも大きなサイズにするとよいことが分かる。視野範囲角度が60°以上であるサンプルにおける平均深さRcはそれぞれ1.77μm〜1.93μmであり、計算によって求めた散乱効率の高い表面凹凸のサイズとよく一致している。
また、第2電極16の表面の凹凸形状については、ITOナノ粒子を用いた導電膜26の成膜条件を変えることで以下のように表面状態、具体的には平均粗さ(算術平均粗さ)Raが異なるサンプルを作製した。ここでいう平均粗さ(算術平均粗さ)RaもJIS規格(JIS B 0601:2001)により定義されるものに対応している。
図9は、実施例の電気光学装置の第2電極における反射率と表面粗さの関係を示す図である。なお、ここでの反射率は、第2電極16に金属膜32を析出させた状態において入射光の波長を600nmとして測定したものである。図示のように、少なくとも表面粗さRaが0.018μmより大きい範囲においては反射率が10%前後と低い値になっていることが分かる。すなわち、暗表示(ブラック)に適した状態となることが分かる。なお、表面粗さRaが0.015μmより小さい範囲では反射率が高くなり、かつ第2電極16が鏡面(ミラー)状態となる。
(第2実施形態)
図10は、第2実施形態の電気光学装置の構成を示す模式的な断面図である。図10に示す電気光学装置100aは、第1電極15の上面側に設けられる絶縁膜43と、この絶縁膜43を介在させて第1電極15の上面側に設けられる第3電極45と、第2電極16の上面側に設けられる絶縁膜44と、この絶縁膜44を介在させて第2電極16の上面側に設けられる第4電極46と、を有する点が第1実施形態の電気光学装置100と異なっており、それ以外は同様の構成を備えている。なお、第1実施形態と第2実施形態において共通する構成については同符号を付しており、それらについての詳細な説明を省略する。
絶縁膜43は、第1電極15の上面側に設けられており、平面視において第1電極15の中央を開口させた環状(枠状)の形状を有する。同様に、絶縁膜44は、第2電極16の上面側に設けられており、平面視において第2電極16の中央を開口させた環状(枠状)の形状を有する。絶縁膜43と絶縁膜44は、ほぼ同じ形状に設けられており、平面視において互いに重なるように配置されている。これらの絶縁膜43、44としては、電解液13に対して安定であれば特に限定はなく、例えばSiO膜、Al膜、SiN膜などを用いることができる。
第3電極45は、絶縁膜43を介在させて第1電極15の上面側に設けられており、平面視において、絶縁膜43とほぼ同形状であり第1電極15の中央を開口させた環状(枠状)の形状を有する。この第3電極45は、第1電極15と同様の表面形状を有している。
第4電極46は、絶縁膜44を介在させて第2電極16の上面側に設けられており、平面視において絶縁膜44とほぼ同形状であり第2電極16の中央を開口させた環状(枠状)の形状を有する。この第4電極46は、第2電極16と同様の表面形状を有している。
各絶縁膜43、44および第3電極45、第4電極46は、例えば以下のような方法によって形成することができる。なお、それ以外の電気光学装置100aの製造方法については第1実施形態と同様であり、ここでは説明を省略する。
第1実施形態と同様にして第1基板11上に第1電極15を形成する。次に、この第1電極15の中央を覆うレジスト膜を形成し、その状態でスパッタ法などによって絶縁膜を形成する。次に、この絶縁膜の表面にブラスト処理やウェットエッチング処理などを用いて凹凸形状を形成し、その凹凸形状を有する面に導電膜をスパッタ法などによって形成する。その後、レジスト膜を剥離することで、第1電極15の中央を覆っていた絶縁膜および導電膜が除去されるので、第1電極15の周縁部を環状に覆う絶縁膜43および第3電極45が得られる。
他方で、第1実施形態と同様にして第2基板12上に第2電極16を形成する。次に、この第2電極16の中央を覆うレジスト膜を形成し、その状態でスパッタ法などによって絶縁膜を形成する。次に、この絶縁膜の表面に導電膜をスパッタ法などによって形成する。その後、レジスト膜を剥離することで、第2電極16の中央を覆っていた絶縁膜および導電膜が除去されるので、第2電極16の周縁部を環状に覆う絶縁膜44および導電膜が得られる。そして、この導電膜の上側にオフセット印刷法などによって金属ナノ粒子層を形成することで、第4電極46が得られる。
図11は、第2実施形態の電気光学装置の動作を説明するための模式的な平面図である。第2実施形態の電気光学装置100aは、駆動装置20によって第1電極15、第2電極16、第3電極45、第4電極46の各々へ与える電位を可変に設定することで、種々の動作状態を実現することができる。
例えば、第1電極15と第2電極16の間には第1電極15が相対的に低電位(陰極)となるような電圧(例えば2.5V)を印加し、第3電極45と第4電極46の間には第4電極46が相対的に低電位(陰極)となるような電圧(例えば2.5V)を印加する。それにより、図11(A)に示すように、第1電極15と第2電極16の重なる領域では第1電極15に金属膜が析出するので白色状態が得られ、第3電極45と第4電極46の重なる領域では第4電極46に金属膜が析出するので黒色状態が得られる。すなわち、周辺部が黒色状態で、中央部が白色状態となるので、ノーマリーブラックモードとしての表示が可能である。
また、第1電極15と第2電極16の間には第2電極16が相対的に低電位(陰極)となるような電圧(例えば2.5V)を印加し、第3電極45と第4電極46の間には第3電極45が相対的に低電位(陰極)となるような電圧(例えば2.5V)を印加する。それにより、図11(B)に示すように、第1電極15と第2電極16の重なる領域では第2電極16に金属膜が析出するので黒色状態が得られ、第3電極45と第4電極46の重なる領域では第3電極45に金属膜が析出するので白色状態が得られる。すなわち、周辺部が白色状態で、中央部が黒色状態となるので、ノーマリーホワイトモードとしての表示が可能である。
また、各電極間に電位差を与えない場合には、図11(C)に示すように、透明状態が得られる。さらに、図示を省略するが、第3電極45と第4電極46の間には電位差が生じないようにし、第1電極15と第2電極16の間に電位差を与えることにより、透明状態の中に白色状態または黒色状態が現れるような表示も可能である。反対に、図示を省略するが、第1電極15と第2電極16の間には電位差が生じないようにし、第3電極45と第4電極46の間に電位差を与えることにより、周縁部が透白色状態または黒色状態であり、中央に透明状態が現れるような表示も可能である。
なお、上記では説明を分かりやすく簡略化するために第1電極15および第2電極16をそれぞれ矩形状とし、第3電極45および第4電極46はこれらを囲む環状としていたが、各電極の形状は任意に設定することが可能である。
(第3実施形態)
図12は、第3実施形態の電気光学装置の構成例を示す模式的な断面図である。図12に示す電気光学装置100bは、上記した電気光学装置100aにおける各電極の形状を変更し、セグメント表示を可能にした場合の構成例を示している。なお、第2実施形態と第3実施形態において共通する構成については同符号を付しており、それらについての詳細な説明を省略する。
第3実施形態における第1電極15は、7セグメント表示(後述する図13参照)の各表示部に対応して互いに分離した7つのセグメント電極を有している。各セグメント電極の構成は上記した第1、第2実施形態の第1電極15と同様である。各セグメント電極には、それぞれ図示しない引き回し配線が接続されており、これらの引き回し配線を介して駆動回路20と接続され、それぞれ個別に電圧を印加できるようになっている。
同様に、第3実施形態における第2電極16は、7セグメント表示(後述する図13参照)の各表示部に対応して互いに分離した7つのセグメント電極を有している。各セグメント電極の構成は上記した第1、第2実施形態の第2電極16と同様である。各セグメント電極には、それぞれ図示しない引き回し配線が接続されており、これらの引き回し配線を介して駆動回路20と接続され、それぞれ個別に電圧を印加できるようになっている。
また、第3実施形態における絶縁膜43および第3電極45は、第1基板11の一面側において、第1電極15の各セグメント電極が設けられていない領域に対して相補的に設けられている。絶縁膜43は、第1電極15の各セグメント電極に接続された引き回し配線(図示略)の上側も覆うように設けられている。それにより、引き回し配線上での金属膜の析出による不要な表示の発生を防ぐことができる。
同様に、第3実施形態における絶縁膜44および第4電極46は、第2基板12の一面側において、第2電極16の各セグメント電極が設けられていない領域に対して相補的に設けられている。絶縁膜44は、第2電極16の各セグメント電極に接続された引き回し配線(図示略)の上側も覆うように設けられている。それにより、引き回し配線上での金属膜の析出による不要な表示の発生を防ぐことができる。
第1電極15、第2電極16、各絶縁膜43、44および第3電極45、第4電極46は、例えば以下のような方法によって形成することができる。なお、それ以外の電気光学装置100aの製造方法については第1実施形態と同様であり、ここでは説明を省略する。
まず、第1実施形態と同様にして第1基板11上に第1電極15を形成する。次いで、この第1電極15をパターニングすることにより、各セグメント電極ならびに引き回し配線を形成する。次に、各セグメント電極を覆うレジスト膜を形成する。次に、第1電極15の各セグメント電極上のレジスト膜ならびに引き回し配線を覆う絶縁膜をスパッタ法などによって形成する。次に、この絶縁膜の表面にブラスト処理やウェットエッチング処理などを用いて凹凸形状を形成し、その凹凸形状を有する面に導電膜をスパッタ法などによって形成する。その後、レジスト膜を剥離することで、第1電極15の各セグメント電極を覆っていた絶縁膜および導電膜が除去されるので、第1電極15のセグメント電極以外の部分を覆う絶縁膜43および第3電極45が得られる。
他方で、第1実施形態と同様にして第2基板12上に第2電極16を形成する。次いで、この第2電極16をパターニングすることにより、各セグメント電極ならびに引き回し配線を形成する。次に、各セグメント電極を覆うレジスト膜を形成する。次に、第2電極16の各セグメント電極上のレジスト膜ならびに引き回し配線を覆う絶縁膜をスパッタ法などによって形成する。次に、この絶縁膜の表面に導電膜をスパッタ法などによって形成する。その後、レジスト膜を剥離することで、第2電極16の各セグメント電極を覆っていた絶縁膜および導電膜が除去されるので、第2電極16の各セグメント電極以外の部分を覆う絶縁膜44および導電膜が得られる。そして、この導電膜の上側にオフセット印刷法などによって金属ナノ粒子層を形成することで、第4電極46が得られる。
図13は、第2実施形態の電気光学装置の動作を説明するための模式的な平面図である。第2実施形態の電気光学装置100aは、駆動装置20によって第1電極15、第2電極16、第3電極45、第4電極46の各々へ与える電位を可変に設定することで、種々の動作状態を実現することができる。具体的には、図13(A)は、ノーマリーブラックモードとしての表示例を示し、図13(B)は、ノーマリーホワイトモードとしての表示例を示し、図13(C)は、透明状態の表示例を示している。なお、各電極への電圧の与え方は上記した図11に示した電気光学装置100aの場合と同様であり、各セグメント電極に対して個別に電圧を与えることにより、7セグメントの各表示部を個別に白色状態、黒色状態あるいは透明状態とすることで、任意の数字や英文字などを表示することができる。
なお、第2および第3実施形態では、第1電極15および第3電極45は透明状態と白色状態を得ることができ、第2電極16および第4電極46は透明状態と黒色状態を得ることができる。この態様は加工工数の観点から好ましいが、利用可能な態様はこれに限らない。第1電極15及び第4電極46が透明状態と白色状態を得られる態様とし、第2電極16および第3電極45が透明状態と黒色状態を得られる態様としても構わない。この場合、第4電極46は第4電極46の形成前に絶縁膜44表面にブラスト処理やウェットエッチング処理などを用いて凹凸形状を形成し、その凹凸形状を有する面に導電膜をスパッタ法などによって成膜することで形成する。第3電極45は第3電極45形成後に第3電極45の上側にオフセット印刷法などによって金属ナノ粒子層を設けることで構成する。
以上のような各実施形態の電気光学装置によれば、白色状態、黒色状態および透明状態を自在に切り替えることが可能であることから、当該電気光学装置を用いることで、画像の視認性に優れ、かつ非使用時には透明状態となって視界の妨げとならない表示装置を得ることができる。このような電気光学装置は、例えばショーウィンドウでのデジタルサイネージ、ヘッドアップディスプレイといった用途の表示装置として好適に用いることができる。
なお、本発明は上述した実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。例えば、上記した実施形態では、電気光学装置を第1基板側から視認することとしていたが、第2基板側から視認してもよい。また、本発明の電気光学装置の用途は表示用途にのみ限定されない。
11:第1基板
12:第2基板
13:電解質層
14:シール材
15:第1電極
16:第2電極
20:駆動装置
21、24:凹部
22、23、25、26:導電膜
30、32:金属膜
43、44:絶縁膜
45:第3電極
46:第4電極
本発明に係る一態様の電気光学装置は、(a)一面側に第1電極を有する第1基板と、(b)一面側に第2電極を有し、前記第1基板と対向配置される第2基板と、(c)エレクトロデポジション材料を含有しており、前記第1電極と前記第2電極との間に配置される電解質層と、を含み、(d)前記第1電極と前記第2電極は、各々、前記電解質層と接する一面側に凹凸形状を有しており、(e)前記第1電極の一面側の表面粗さRaが0.4μm以上であり、(f)前記第2電極の一面側の表面粗さRaが0.02μm以上であって前記第1電極の表面粗さよりも相対的に小さい値である、電気光学装置である。
図13は、第実施形態の電気光学装置の動作を説明するための模式的な平面図である。第実施形態の電気光学装置100は、駆動装置20によって第1電極15、第2電極16、第3電極45、第4電極46の各々へ与える電位を可変に設定することで、種々の動作状態を実現することができる。具体的には、図13(A)は、ノーマリーブラックモードとしての表示例を示し、図13(B)は、ノーマリーホワイトモードとしての表示例を示し、図13(C)は、透明状態の表示例を示している。なお、各電極への電圧の与え方は上記した図11に示した電気光学装置100aの場合と同様であり、各セグメント電極に対して個別に電圧を与えることにより、7セグメントの各表示部を個別に白色状態、黒色状態あるいは透明状態とすることで、任意の数字や英文字などを表示することができる。

Claims (5)

  1. 一面側に第1電極を有する第1基板と、
    一面側に第2電極を有し、前記第1基板と対向配置される第2基板と、
    エレクトロデポジション材料を含有しており、前記第1電極と前記第2電極との間に配置される電解質層と、
    を含み、
    前記第1電極と前記第2電極は、各々、前記電解質層と接する一面側に凹凸形状を有しており、
    前記第1電極の一面側の表面粗さRaが0.4μm以上であり、
    前記第2電極の一面側の表面粗さRaが0.02μm以上であって前記第1電極の表面粗さよりも相対的に大きい値である、
    電気光学装置。
  2. 前記第1電極の一面側に前記電解質層の含有成分から析出する金属膜は、前記第1電極の前記凹凸形状に沿った形状である、
    請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記第2電極の一面側に前記電解質層の含有成分から析出する金属膜は、樹枝状の形状である、
    請求項1又は2に記載の電気光学装置。
  4. 前記第2電極は、前記一面側に金属ナノ粒子層を有する、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の電気光学装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の電気光学装置を含んで構成される表示装置。
JP2017081071A 2017-04-17 2017-04-17 電気光学装置、表示装置 Active JP7078352B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017081071A JP7078352B2 (ja) 2017-04-17 2017-04-17 電気光学装置、表示装置
US15/948,080 US10409131B2 (en) 2017-04-17 2018-04-09 Electro-optical apparatus, display apparatus
CN201810329119.1A CN108732844A (zh) 2017-04-17 2018-04-13 电光学装置、显示装置
EP18167624.8A EP3392705B1 (en) 2017-04-17 2018-04-16 Electro-optical apparatus and display apparatus comprising such an electro-optical apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017081071A JP7078352B2 (ja) 2017-04-17 2017-04-17 電気光学装置、表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018180351A true JP2018180351A (ja) 2018-11-15
JP7078352B2 JP7078352B2 (ja) 2022-05-31

Family

ID=62017177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017081071A Active JP7078352B2 (ja) 2017-04-17 2017-04-17 電気光学装置、表示装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10409131B2 (ja)
EP (1) EP3392705B1 (ja)
JP (1) JP7078352B2 (ja)
CN (1) CN108732844A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021044736A1 (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 株式会社ジャパンディスプレイ 照明装置及び表示装置
JP2021173825A (ja) * 2020-04-22 2021-11-01 日本放送協会 透過率可変素子及びその製造方法
WO2021220583A1 (ja) * 2020-04-30 2021-11-04 株式会社村上開明堂 可変ndフィルタ

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111123600A (zh) * 2018-11-01 2020-05-08 苏州苏大维格科技集团股份有限公司 电致变色显示面板及电子纸
CN113534557B (zh) * 2021-07-09 2022-10-25 吉林大学 电致变色器件及其制备方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60131588A (ja) * 1983-12-20 1985-07-13 アルプス電気株式会社 電解表示素子
JP2009193043A (ja) * 2007-07-18 2009-08-27 Canon Inc 反射型表示装置及びその駆動方法
WO2012118188A2 (ja) * 2011-03-02 2012-09-07 国立大学法人 千葉大学 調光素子及びそれを含む製品
WO2015093298A1 (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 株式会社 村上開明堂 反射率可変素子および該素子の製造方法
KR20150088565A (ko) * 2014-01-24 2015-08-03 한국전자통신연구원 주름 구조의 전극, 이를 포함하는 표시 장치 및 이의 제조 방법

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5662229A (en) * 1979-10-25 1981-05-28 Asahi Glass Co Ltd Electro-optical dimming panel
JP3702859B2 (ja) * 2001-04-16 2005-10-05 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置及び電子機器
US6436619B1 (en) * 2001-05-11 2002-08-20 Eastman Kodak Company Conductive and roughening layer
JP2009524083A (ja) 2006-01-13 2009-06-25 エヌテラ リミテッド 反射型ディスプレイ装置
JP4155337B1 (ja) * 2007-02-21 2008-09-24 ソニー株式会社 防眩性フィルムおよびその製造方法、ならびに表示装置
JP4959841B2 (ja) * 2008-05-27 2012-06-27 シャープ株式会社 反射防止膜及び表示装置
US9315663B2 (en) * 2008-09-26 2016-04-19 Mikro Systems, Inc. Systems, devices, and/or methods for manufacturing castings
US8780432B1 (en) * 2011-03-22 2014-07-15 Paul Phong Nguyen Electrochromic devices and methods for forming such devices
JP2013190523A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Panasonic Corp 映写用スクリーンの製造方法
JP2016157020A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 エレクトロクロミック素子
US10664020B2 (en) * 2015-04-23 2020-05-26 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
KR102294757B1 (ko) * 2015-04-30 2021-08-30 엘지디스플레이 주식회사 고분자 분산형 액정을 갖는 표시 장치

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60131588A (ja) * 1983-12-20 1985-07-13 アルプス電気株式会社 電解表示素子
JP2009193043A (ja) * 2007-07-18 2009-08-27 Canon Inc 反射型表示装置及びその駆動方法
WO2012118188A2 (ja) * 2011-03-02 2012-09-07 国立大学法人 千葉大学 調光素子及びそれを含む製品
WO2015093298A1 (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 株式会社 村上開明堂 反射率可変素子および該素子の製造方法
KR20150088565A (ko) * 2014-01-24 2015-08-03 한국전자통신연구원 주름 구조의 전극, 이를 포함하는 표시 장치 및 이의 제조 방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021044736A1 (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 株式会社ジャパンディスプレイ 照明装置及び表示装置
US12253758B2 (en) 2019-09-05 2025-03-18 Japan Display Inc. Illumination device and display device
JP2021173825A (ja) * 2020-04-22 2021-11-01 日本放送協会 透過率可変素子及びその製造方法
JP7412262B2 (ja) 2020-04-22 2024-01-12 日本放送協会 透過率可変素子及びその製造方法
WO2021220583A1 (ja) * 2020-04-30 2021-11-04 株式会社村上開明堂 可変ndフィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
CN108732844A (zh) 2018-11-02
US10409131B2 (en) 2019-09-10
EP3392705A1 (en) 2018-10-24
EP3392705B1 (en) 2019-10-16
JP7078352B2 (ja) 2022-05-31
US20180299739A1 (en) 2018-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10409131B2 (en) Electro-optical apparatus, display apparatus
CN105759469B (zh) 多功能调光玻璃及其制作方法
JP5751560B2 (ja) 調光素子及びそれを含む製品
CN104730794B (zh) 一种多层膜结构电致变色显示器
JP2004054221A (ja) 表示装置の駆動方法
CN105190421B (zh) 电沉积元件
WO2011021470A1 (ja) 透明導電性基板の製造方法、透明導電性基板、及び電気化学表示素子
CN114730116A (zh) 制造柔性电致变色器件的方法
WO2021139377A1 (zh) 一种柔性电致变色器件及其制作方法
JP6978220B2 (ja) 電気光学装置、投影スクリーン
JP5135707B2 (ja) 表示方法及び表示素子
JP6763523B2 (ja) ミラーデバイス、及び、エレクトロデポジション素子の駆動方法
CN111542781B (zh) 可视范围调节器件及其驱动方法、可视范围调节装置和显示装置
JP6890036B2 (ja) 液晶表示装置
JP6235841B2 (ja) 液晶表示装置
US7397594B2 (en) Display element, display and method for manufacturing display
WO2017163289A1 (ja) エレクトロクロミック素子及びエレクトロクロミック装置
EP3731010A1 (en) Visibility range adjustment component and driving method therefor, visibility range adjustment apparatus, and display apparatus
JP6886288B2 (ja) 電気光学装置
KR20140024642A (ko) 고분자 분산형 액정 필름을 이용한 시인성이 우수한 투명 디스플레이
JP4035952B2 (ja) 画像表示媒体
JP2011141416A (ja) 導電性カラーフィルタ基板の製造方法、導電性カラーフィルタ基板、反射型表示素子、及び電気化学表示素子
JP4986645B2 (ja) 光学装置
JP2015121657A (ja) 表示装置
JP6032666B2 (ja) 表示素子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180308

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220506

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220519

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7078352

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250