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JP2005501563A - 正常な体重の維持における遺伝的障害を同定するためのmch−rのsnpの使用 - Google Patents

正常な体重の維持における遺伝的障害を同定するためのmch−rのsnpの使用 Download PDF

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アベンティス・ファーマ・ドイチユラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
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Abstract

ヒト個体の体重を維持することにおける遺伝的障害に関するその個体の素因を同定するためのプロセスを開示する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒト個体の正常な体重の維持における遺伝的障害に関するその個体の素因を同定するための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
MCH受容体(MCH−R)は、メラニン凝集ホルモンに関する内因性受容体である。MCH−Rは、7回膜貫通型Gタンパク質共役ポリペプチドであり、これまでSCC−1またはGPR24が指定されている。MCH−Rは、体重、代謝および採食行動の調節におけるMCH(メラニン凝集ホルモン)の生理学的な効果を仲介する。MCHは小さい環状神経ペプチドである。MCHはサケの下垂体から初めて単離され、その機能は鱗の色を調節することである。哺乳動物においてMCHペプチドを脳内投与すると、食物摂取の用量依存性の刺激が得られることが示されたが、それに反して、MCH欠損マウスは、採食行動の減少と、代謝率の不適切な増加による体重の減少を示す。絶食後の正常な動物と同様に、肥満症のobマウスモデルにおいて、MCH発現は増加する。
【0003】
単離された核酸、組換え宿主細胞およびタンパク質に関するMCH受容体が、EP0871669に開示されている。MCH−Rのスプライス変異体が、EP0848060に開示されている。ヒトMCH−Rの配列は、Kolakowski et al.,FEBS Lett. 398,253−258,1996 で初めて公開された。ラット配列は、Lakaye et al.,Biochim Biophys Acta,1401,216−220,1998 で初めて開示された。ヒトMCH−R配列は、公共データベースにおいて利用可能である(EMBL:AF008650;NCBI:Z86090)。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、当業界の現状において、個体が体重を制御できないのは遺伝的障害によるものか否かを調査する可能性は示されていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
それゆえに、本発明は、正常な体重の維持における遺伝的障害に関する素因を同定するための方法に関し、該方法は、
a)個体の体の少なくとも1つの細胞から、その個体のゲノム由来のMCH受容体遺伝子が存在するようにポリヌクレオチドを単離し、
b)a)からのポリヌクレオチドから、少なくとも1つのMCH受容体遺伝子のSNP(該SNPは、正常な体重を維持することにおける遺伝的障害と相互関係を示す)の存在または非存在を決定し、および/または、
c)a)からのポリヌクレオチドから、少なくとも1つのMCH受容体遺伝子のSNP(該SNPは、正常な体重を維持することにおける遺伝的障害と相互関係を示さない)の存在または非存在を決定し、
d)b)および/またはc)からの結果の分析により、体重を維持することにおける遺伝的障害に関する素因を決定する、
ものである。
【0006】
好ましくは、正常な体重を維持することにおける遺伝的障害は、肥満、超過体重、拒食症、過食症または体重不足の表現型をもたらす。
【0007】
本発明の好ましい形態において、組織サンプルを個体の体から採取した後、ポリヌクレオチドを単離するべきである。ポリヌクレオチドの単離を行う前に、実験室条件下で組織サンプルを培養してもよい。組織サンプルは、好ましくは上皮細胞を含む。
好ましくは、ポリヌクレオチドの単離は、インビボで、またはインビボ技術により達成することができる。
【0008】
好ましくは、MCH受容体遺伝子のSNPの存在または非存在は、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で、コーディング領域の始点および終点から104bの範囲内の非コーディング領域上流および下流を含むMCH受容体遺伝子にハイブリダイズするDNAまたはRNA分子により、または、ポリメラーゼ連鎖反応により決定することができる。このようなDNA分子の配列は、配列番号1、2、3、4、5、6、9または10に示される。
【0009】
上述の方法で使用されるSNPは、好ましくは、NCBI Z 86090の100365位でCがTで置換されているSNP 133073である。
【0010】
本発明の方法を、ヒトの正常な体重の維持における遺伝的障害を診断するために用いることができる。本発明はまた、少なくとも、MCH受容体遺伝子の1または数個のSNPを検出するためのDNAまたはRNAプローブ、および/または、酵素、緩衝物質および/または塩のような追加の化合物を含む診断キットに関する。
本発明の方法はまた、ヒト個体に、食品および/または食品の摂取に関して食事のアドバイスを与えるために用いることができる。
【0011】
本発明はまた、NCBI Z 86090の100 365位でCがTで置換されている
、MCH受容体遺伝子配列の全部または部分を含むポリヌクレオチドに関する。このSNPは、SNP133073と称される。
【0012】
本発明はまた、NCBI Z 86090の100 365位でCがTで置換されている
、MCH受容体遺伝子配列の全部または部分を含むポリヌクレオチドを増幅させるための方法に関し、該方法は、第一に、ヒトDNA由来のポリヌクレオチドをクローニングベクターにクローニングすること、および、第二に、形質転換されたクローニングベクターが微生物により増幅されるように、該ポリヌクレオチドを含むクローニングベクターを微生物に形質転換すること、による。好ましくは、微生物は、菌株Escherichia coliまたは酵母株Saccharomyces cerevisiaeである。
【0013】
遺伝的障害に関する個体の素因とは、個体の外部環境条件に依存した、遺伝的障害に関連する病気を発症させる個体の感受性である。このような環境条件としては、生活の場所、個体の職業、その個体の社会的関係、生活様式および相当する背景が挙げられる。遺伝的障害とは、変異により生じる病気、または、遺伝子構成に基づく病気の機能不全である。正常な体重の維持は、例えばMCH(メラニン凝集ホルモン)、MCH−R(メラニン凝集ホルモン受容体)、レプチン、レプチン受容体、または、その他の機能に関する遺伝子によって制御される。
【0014】
ヒトの正常な体重は、そのヒトの肥満度指数(BMI)により示すことができる。BMIは、体重/身長の比を測定する。
BMIは、身長(メートル)の二乗で割った体重キログラムを計算することによって決定される。正常な肥満度指数は約19〜23である。
【0015】
ポリヌクレオチドの単離は、常用の技術を用いて達成することができる。当業者であれば、このような技術に関するプロトコールを、「F.M.Ansubel et al.,Current Protocols in Molecular Biology,Wiley & Sons,New York(現在更新中)」に見出すことができる。MCH受容体遺伝子の存在は、例えば配列番号1、2、3、4、5、6、9または10に記載のプライマーを用いるポリメラーゼ連鎖反応により容易に検出可能である。あるいは、単離されたポリヌクレオチドにおけるMCH受容体遺伝子の存在はまた、単離されたポリヌクレオチドをニトロセルロースのような固体マトリックスにブロッティングし、ブロットと相同DNAプローブとをハイブリダイズさせることにより決定することができる。これらプロトコールはまた、低、中、または高ストリンジェンシーのハイブリダイゼーション条件において用いることもできる。
【0016】
特に、ストリンジェントなハイブリダイゼーションは、初めに、試験しようとするポリヌクレオチドを含むフィルターを、2時間、65℃でインキュベートすること(6×SSPE(水溶液1リットルあたり52.6gのNaCl、8.3gのNaH2PO4・H2O、2.2gのEDTA)、5×Denhard(溶液1リットルあたり10gのフィコール、10gのBSA、10gのポリビニルピロリジン)、0.05%SDS、および、100マイクログラムのtRNAを含む溶液中で)によって行われる。その後、フィルターを、10%硫酸デキストランと、熱変性させた放射標識DNAプローブとをさらに添加した上述の混合物を含むハイブリダイゼーション溶液に移す。約18時間、65℃でハイブリダイゼーションを行う。次に、室温で、2×SSC(水溶液1リットルあたり17.5gのNaCl、8.8gの Na−Litrat)および、0.5%SDSの溶液中でフィルターを洗浄し、室温で、0.1×SSCおよび0.1%SDSの溶液中で洗浄を繰り返す。
【0017】
少なくとも1つのSNP(単一ヌクレオチド多型)の存在または非存在の決定に、上述と同じ技術(ポリメラーゼ連鎖反応、ハイブリダイゼーション)を適用することもできる。MCH受容体のSNPが遺伝的障害と相互関係を示すかどうかは、リスク群および非リスク群の遺伝学的実験により分析すべきである。このような実験は、本開示の実施例の章において詳細に示される。
【0018】
遺伝因子は、実質的に全てのヒトの病気に寄与すると考えられ、感受性または耐性を与えたり、病気の重症度または進行に影響を与えたり、環境の影響と相互作用したりする。現在の生物医学的な調査の多くは、公的および民間部門のいずれにおいても、病気への遺伝学的な寄与を理解することにより、診断、治療および予防に革命を起こし得るという期待に基づいている。また、病気において遺伝因子が果たす役割を定義し理解することにより、病気への非遺伝学的な環境的影響をより明確に同定し理解することを可能にする。
【0019】
DNA配列変異の分析は、病気および正常な生物学的プロセス(例えば発育、老化、および再生)のいずれにも関与する遺伝子を同定するためのよりいっそう重要な情報源になりつつある。病気のプロセスを理解する試みにおいて、遺伝学的変異に関する情報は、どのように遺伝子が機能するか、または機能しないかを理解するため、および、どのように遺伝学的および機能的変異が関連するかを理解するために重要である。治療に対する応答はまた、遺伝学的な差により影響を受けることがある。従って、DNA配列変異に関する情報は、病気の分析ならびに診断、治療および予防方法の開発において多様な用途を有し得る。
【0020】
様々なタイプのDNA配列変異があり、例えば、挿入および欠失、繰り返し配列のコピー数の差、ならびに、単一塩基対変化が挙げられる。後者が最も頻繁である。変異体の配列タイプが集団において少なくとも1%の頻度を有する場合、それらを単一ヌクレオチド多型(SNP)と称する。SNPは、ヒト配列変異の研究のための主要な分析試薬である場合に有利に働く多くの特性を有する。それらの頻度に加えて、それらは、繰り返し配列よりずっと低い変異率を有するため安定である。SNPの検出方法は、自動化および大規模な遺伝分析で処理する可能性がより多い。最も重要には、対象の機能的変化を生じさせるヌクレオチド配列変異は、しばしばSNPであり得る。
【0021】
上述の通り、SNPは、ヒトDNAでは非常に一般的である。いずれかの2種のランダムな染色体において、1000塩基中、約1つが異なっている。いずれかの特定の多型塩基(すなわち、極めてまれな変異体が集団中で少なくとも1%の頻度で生じる塩基)に関して、その部分が異なるのは、ランダムな染色体対のわずか半分またはそれ未満である。従って、実際には、その全体を調べると、ヒト集団において多型である部位は、いずれかの特定の染色体対間で異なる部位の数よりも多く存在する。総計で、ゲノム中、約600万〜3000万個の、ヒト集団において変異が生じ得るヌクレオチド位置が存在する可能性がある。従って、総合的にいえば、ヒトDNAにおいて100〜500塩基ごとに約1個が多型であり得る。
【0022】
遺伝分析において、SNPに関する情報は3つの方法で用いることができる。第一に、SNPを、マッピング研究における遺伝子マーカーとして用いることができる。SNPを、家族の系統に基づく連鎖分析における全ゲノムスキャンに用いることができる。約2000個のSNPのマップは、この目的に関して、800種のマイクロサテライトマーカー、現在最も頻繁に用いられるタイプのマーカーのマップと同等の分析力を有する。第二に、家族においてではなく、集団における個体の病気の遺伝学を研究する場合、ハプロタイプ分布および連鎖不平衡を、関連性を利用した方法により遺伝子をマッピングするのに用いることができる。この目的のために、30,000〜300,000ものマッピングされたSNPが必要とされることが推測されている。
【0023】
第三に、遺伝分析を、特定の表現型に寄与する機能的SNPを直接同定するためのケースコントロール研究において用いることができる。ヒトDNA配列のわずか3〜5%しかタンパク質をコードしないため、多くのSNPは、コーディング配列外に位置する。しかしながら、タンパク質−コーディング配列内のSNP(近年、cSNPと称されている)が特定の対象であり、なぜなら、そのようなSNPは、非コーディングDNA中のランダムなSNPが遺伝子発現を調節する配列におけるSNPのように機能的な結果を生じさせる可能性より高い可能性を有するためである。生物学的機能に影響を与えるSNPの発見は、これからの数年にわたりますます重要になりつつあり、大規模なSNPコレクションが利用でき、それから機能的な重要性を有する多型に関する候補を同定することができることにより大いに促進され得る。従って、ヒトDNAにおける多数のSNPの発見は、このRFAの一つの目的である。
【0024】
SNPは、一般的な病気に関連する遺伝子をマッピングし発見するのに特に重要であり得る。多くのプロセスおよび病気は、複数の遺伝子と環境的要因との間の複雑な相互作用により生じるか、または影響を受ける。これらは、発育および老化に関与するプロセス、ならびに、糖尿病、ガン、心臓血管疾患および肺疾患のような一般的な病気、神経疾患、自己免疫疾患、精神医学的な疾患、アルコール中毒、一般的な先天性異常、正常な体重を維持する障害、ならびに感染症、奇形発生因子および環境的因子に対する感受性とを有する疾患が含まれる。健康の問題に関連する多くの対立遺伝子は、低い浸透度しか有さない可能性があり、これは、その対立遺伝子を有する個体のほんのわずかしか病気を発症させないことを意味する。しかしながら、このような多型が集団において非常に一般的であり得るために、それらは、集団の健康の負担に対して顕著に寄与する。病気の高い危険率に関連する一般的な多型の例としては、ApoE4対立遺伝子とアルツハイマー病、および、APCI1307K対立遺伝子と結腸ガンが挙げられる。
【0025】
結果の分析は、MCH−RのSNPの存在および非存在に関する結果を比較し、さらに、この比較(SNPが存在するかどうか、および、どの程度このSNPが存在するかの決定を含む)に基づき個体をリスク群または非リスク群に割り当てることによりにより達成することができる。分析はまた、統計学的方法を参考にすることもでき、それにおいて、例えば、SNPと病気との関連性を、単一の個体が正常な体重を維持することに関する遺伝的障害により影響を受ける確率に関連させることができる。個体から採取されたポリヌクレオチドからの結果を用いて分析を行うことができ、この場合、分析は、特定のヒト(彼または彼女自身)に対してのみ言及される。それに従う遺伝因子がその後の世代へ遺伝する確率を予測するために、様々なヒトのいくつかの分析を連結させて、分析をヒトの子孫にも関係させることができる。
【0026】
肥満症は、体脂肪の過剰であり、しばしば重大な健康障害を引き起こす。肥満症は、ヒトの体における、脂肪細胞の大きさまたは数の増加により起こる。正常な大きさのヒトは、30〜35−107個の脂肪細胞を有する。ヒトが体重を増す場合、これら脂肪細胞は、まず初めに大きさを増し、その後数を増す。
【0027】
成人の正常な肥満度指数(BMI)は、約19〜23である。一般的に、BMIが25を超過すると超過体重とみなされる。BMIが30を超過すると、肥満とみなされる(World Health Organization)。BMIが18未満だと体重不足とみなされる。
【0028】
拒食症の個体では、正常な体重またはそれらの年齢および身長より期待される体重を維持することが難しいか、または不可能である。拒食症に罹ったヒトのBMIは、17.5またはそれ以下である。一般的に、拒食症の個体は、明白な体重への恐れを示し、彼らが劇的に体重不足であるにもかかわらず再び太ることを恐れる。彼らの体重に関する関心と認識は、極めて強力な影響を有し、彼ら自身の評価に対して影響を与える。拒食症の診断基準としては、2つの別々の行動パターンを示す2つの疾患サブタイプがある。制限型の個体は、単に食物摂取を制限し、活動を増加させることにより彼らの低い体重を維持する。過食/浄化型の個体は、食物摂取を制限するが、また定期的に過食および/または浄化行動を行う。過食の再発性のエピソード現象はまた、過食症としても知られている。
【0029】
個体の体からの組織サンプル採取は、スパーテルまたは薬匙を用いて、舌の上部細胞層から上皮細胞を掻き取ることにより達成することができる。組織は、肝臓細胞、腎臓細胞、筋肉細胞、脂肪細胞、脳細胞またはその他のタイプのような、その他の細胞型で構成されてもよい。
【0030】
単離された核酸(例えばSNP133073に関する)、特にDNAは、遺伝子発現に必要な発現制御領域(例えば調節領域)に操作可能にDNAを連結させることにより発現ベクターまたはクローニングベクターに導入させてもよいし、または、例えば複数のクローニング部位に導入させてもよい。そのベクターを、適切な宿主細胞、例えば原核性(例えば、細菌性)細胞、または真核性(例えば、酵母または哺乳動物)細胞に、当業界周知の方法(上記のAusubel等)により導入することができる。調製または単離された望ましいタンパク質に関するコーディング配列を、いずれかの適切なベクターまたはレプリコンにクローニングすることができる。多数のクローニングベクターが当業者既知であり、適切なクローニングベクターを選択することができる。クローニングのための組換えDNAベクター、および、それらが形質転換可能な宿主細胞の例としては、ただしこれらに限定されないが、バクテリオファージλ(E.coli)、pBR322(E.coli)、pACYC177(E.coli)、pKT230(グラム陰性の細菌)。pGV1106(グラム陰性の細菌)、pLAFR1(グラム陰性の細菌)、pME290(E.coli ではないグラム陰性の細菌)、pHV14(E.coli、および、Bacillus subtilis)、pBD9(Bacillus)、pIJ61(Streptomyces)、pUC6(Streptomyces)、YIp5(Saccharomyces)、バキュロウイルス昆虫細胞系、ショウジョウバエ昆虫系、および、YCp19(Saccharomyces)が挙げられる。一般的に、「DNA Cloning」:Vols.I & II,Glover「Current Protocols in Molecular Biology」,Ausubel,F.M.,et al.(eds.)Greene Publishing Assoc.and John1 Wiley Interscience,New York,1989,2001)を参照。
【実施例】
【0031】
研究用被験者:我々は、最初に、215人(127人が女性)の極度に肥満のドイツ人の子供および青年(平均肥満度指数、BMI39.78±5.29kg/m2;平均年齢15.27±2.38歳)、230人(110人が女性)の健康な体重不足の学生(平均BMI18.27±1.10kg/m2;平均年齢25.24±3.72歳)、および、拒食症基準における寿命の基準を満たす91人(85人が女性)の患者(BMI16.09±3.36kg/m2;平均年齢18.39±4.93歳)を、ヒトMCH−Rの短い形態のエキソン1および2における変異に関する一本鎖高次構造多型分析(SSCP)によりスクリーニングした。73人のAN患者は重い病状であり、18人(16人が女性)の代表患者を追跡調査で確認した。全ての個体を独立して確認したところ、おそらく関連性はない。215人の極度に肥満の被験者のBMIは全て、99BMIパーセンタイル値を超過し、体重不足の学生のBMIは、15BMI年齢パーセンタイル値未満であった。
【0032】
我々の一次の陽性の関連性結果(以下参照)に基づき、その後、我々は、96人(49人が女性)の健康な正常な体重の学生(平均BMI21.94±1.06kg/m2;平均年齢24.72±2.58歳)および97人(50人が女性)の健康な超過体重の学生(平均BMI29.06±3.43kg/m2;平均年齢25.23±3.67歳)において、SSCPにより第一のエキソンにおけるSNP133073を検出することによって、ヒトMCH−Rの短い形態の第一のエキソンをスクリーニングした。
【0033】
さらに、伝達不均衡試験(TDT)を行うために、我々は、215人の一次スクリーニングした極度の肥満の子供および青年の両親108人(平均BMI39.55±5.44kg/m2;平均年齢15.46±2.41歳)、ならびに、226人の極度の肥満の子供および青年からなる独立したトリオ(平均BMI29.14±3.21kg/m2;平均年齢13.04±2.94歳)および両親において、第一のエキソンをスクリーニングし、SNP133073を検出した。
【0034】
我々は、加えて、139人(61人が女性)体重不足の学生(平均肥満度指数;BMI18.41±1.08kg/m2;平均年齢25.46±3.87歳)、122人(67人が女性)肥満の子供および青年(平均BMI33.37±6.74kg/m2;平均年齢13.68±2.48歳)において、ならびに、極度に肥満の子供または青年からなる101組のトリオ(53人が女性)(平均BMI33.08±6,81kg/m2;平均年齢13.53±2.46歳)、および、彼らの両親において、イントロンに位置するCA−リピート(24に従う)を遺伝子型解析した(101組の家族からの99人の指標患者は、CA−リピートに関して遺伝子型解析された122人の子供および青年の家族である;さらに、CA−リピートに関して遺伝子型解析されたこれら101組のトリオの32人の指標患者のMCHRが、SSCPによりすでにスクリーニングされた)。母親の平均BMIおよび年齢は、それぞれ30.76±6.27kg/m2および40.37±6.55歳であった。父親に関する対応する値は、29.36±4,61kg/m2および43.65±6.74年であった。
【0035】
SSCPおよび配列解析:
MCH−Rのエキソン1のフランキング領域のプライマー:MCH−R−1F(配列番号1);5’GCTCAGCTCGGTTGTGG−3’(100286−100302;NCBI:Z86090)、および、MCH−R−1R;5’GCAGTTTGGCTCAGGGG−3’ (配列番号2)(100484−100468;NCBI:Z86090)(199bp)、ならびに、MCH−Rのエキソン2を増幅させるプライマー:MCH−R−2a−F;5’GCCCATGTCAAACAGCCAAC−3’(配列番号3)(101582−101601;NCBI:Z86090)、および、MCH−R−2a−R;5’AGGGTGAACCAFTAGAGGTC−3’(配列番号4)(102169−102150;NCBI:Z86090)(588bp)、および、MCH−R−2b−F;5’TGCCAGACTCATCCCCT−3’(配列番号5)(102083−102099;NCBI:Z86090)、および、MCH−R−2b−R;5’TTGGAGGTGTGCAGGGT−3’(配列番号6)(102632−1026016;NCBI:Z86090)(550bp)を用いて、標準的なプロトコールに従いPCRを行った。SSCPの前に、MCH−R−2aF/2aRの産物をAluI(認識配列:AG↓CT;Fermentas,St.Leon Rot,Germany)およびMspI(認識配列:C↓CGG;Fermentas,St.Leon Rot,Germany)の両方で消化し、MCH−R−2bF/2bRの産物をCrfl3I(認識配列:G/GNCC;Fermentas,St.Leon Rot,Germany)により消化した。消化されたPCR断片(エキソン2)および短いPCR断片(エキソン1)をホルムアミド含有緩衝液で希釈し、21%アクリルアミドゲル(37.5:1,Q Biogene,Heidelberg,Germany)上で、0.5×TBE緩衝液(45mMのトリス−HCl;45mMのBorate、および、1.1mMのEDTA)中で電気泳動した。ゲルを16cmの長さにし、2種の異なる条件:a)室温、16時間、400V、および、b)4℃、17時間、500V、で泳動した。ゲルを銀染色した。
【0036】
それに続く配列解析反応のために、人工のM13配列(3種のF−プライマーに関してはAGGGTTTTCCCAGTCACGACGTT(配列番号7)、および、3種のR−プライマーに関してはGAGCGGATAACAATTTCACACAGG(配列番号8))を、各プライマーの5’末端に付加した。異常なSSCPパターンを示した全ての個体、および、野生型SSCPパターンを示した2個体のPCR産物の二方向配列解析を、蛍光標識したプライマー(M13配列に相補的なプライマー配列、IRD700で標識したF−プライマー、および、IRD800で標識したR−プライマー;MWG−Biotech,Ebersberg,Germany)を用いて行った。「Thermo sequenase fluorescent labeled primer cycle sequencing kit with 7-deaza-dGTP」(Amersham,Braunschweig,Germany)を、説明書に基づき、サイクルシーケンス反応に用いた。Base ImagIR 4.0 ソフトウェア(MWG Biotech,Ebersberg,Germany)を備えた LiCor 4200-2 自動シーケンサーで配列解析反応を分析した。
【0037】
マイクロサテライト:
MCH−Rのイントロンにおけるジヌクレオチド−リピート(CA−リピート)[CA−リピートのフランキング領域のプライマー:TTCCAACCAGAGATCTCCAAA−3’((配列番号9)101191−101211;NCBI:Z86090)、および、5’CCAGGAAAACTCGTCAGCAT−3’((配列番号10)101319−101300;NCBI:Z86090)]を、MCH−Rの短い形態の2つのエキソン間のイントロン中の変異対立遺伝子を検出する試みに用いた。遺伝子型解析は、蛍光に基づく半自動化技術を用いて、自動DNA配列解析器(LiCor 4200-2;MWG-Biotech,Ebersberg,FRG)で行われた。マーカーの対立遺伝子の分析および割り当ては、ONE.-Dscan バージョン1.3ソフトウェア(MWG-Biotech)を用いて行われた。
【0038】
統計学的分析:
様々な体重超過またはANに対するSNP133073の対立遺伝子頻度の関連性を試験するために、ピアソンのλ2漸近的両側検定を用いた。加えて、このSNPの遺伝子型頻度の関連性を試験するために、Cochran-Armitage の傾向漸近的両側検定を行った。SNP133073のC−対立遺伝子の伝達を試験するために、肥満の子供および両親を含むトリオに基づく伝達不均衡試験を行った。
さらに、様々な体重超過に対するMCH−Rのイントロン中のジヌクレオチド−リピート(CA−リピート)の対立遺伝子頻度の関連性を試験するために、ピアソンのλ2漸近的両側検定を用いた。加えて、このCA−リピートの遺伝子型頻度の関連性を試験するために、Cochran-Armitage の傾向漸近的両側検定を行った。CA−リピートの異なる対立遺伝子の伝達を試験するために、肥満の子供および両親からなる101組のトリオに基づく伝達不均衡試験(TDT)を検査的に行った。
【0039】
分析:
我々は、最初に、215人の極度の肥満の子供および青年、230人の体重不足の学生において、および、91人の拒食症患者において、353個のアミノ酸からなるタンパク質をコードするヒトMCH−Rの短い形態の2つのエキソン(excons)を、SSCPによりスクリーニングした。異常なSSCPパターンを示すPCR産物の配列解析により、我々は、10種の異なる変異と、SNP133073と同一な1つのSNPとを同定した(表1)。
【0040】
変異は以下の通りである:
(1) 1人の体重不足の男性(BMI19.53kg/m2、年齢23歳)において、第一のエキソンにごく近接したイントロンにヌクレオチドの交換(C−100431−T)が検出された。
【0041】
(2) 第二のエキソンに、総計4つのサイレント変異が検出された:
a)1人の肥満の男性(BMI45.63kg/m2、年齢24歳)における、C−101966−T(Tyr−142−Tyr)、
b)2人の肥満の女性(BMI40.94kg/m2、年齢16歳、および、BMI34.31kg/m2、年齢16歳)における、C−102218−T(Ala−206−Ala)、
c)1人の肥満の女性(BMI53.96kg/m2、年齢24歳)における、G−102491−A(Thr−297−Thr)、
d)1人の体重不足の男性(BMI19.58kg/m2、年齢23歳)における、G−102515−A(Ser−306−Ser)。
【0042】
(3) 加えて、この第二のエキソンに、総計5つのミスセンス変異が検出された:
a)1人の体重不足の男性(BMI19.15kg/m2、年齢21歳)における、G−101962−A(Arg−141−His)。
b)1人の肥満の女性(BMI43.22kg/m2、年齢13歳)における、C−102247−T(Thr−216−Met)。
c)1人の肥満の女性(BMI43.24kg/m2、年齢15歳)、および、1人の回復した女性AN患者(BMI18.67kg/m2、年齢17歳)における、G−102283−A(Arg−228−Gln)。
d)1人の体重不足の女性(BMI16.55kg/m2、年齢23歳)においてA−102402−C(Thr−268−Pro)。
e)2人の肥満の被験者(女性被験者:BMI35.83kg/m2、年齢16歳、および、男性被験者:BMI41.33kg/m2、年齢15歳)、および、1人の女性AN患者(BMI16.25kg/m2、年齢20歳)における、C−102565−T(Thr−322−Met)。
サイレントまたはミスセンス変異のいずれに関してホモ接合型の固体はなかった。
【0043】
我々の一次スクリーニングにおいて、我々は、MCH−Rの第一のエキソンにSNP133073(C−100365−T、Asn−14−Asn)を検出した(表1)。100365−C−対立遺伝子頻度(表2、図1)は、体重不足コントロール(35%)およびAN患者(31%)においてよりも、肥満の研究群において高かった(42%)。対立遺伝子頻度(表2)は、AN患者と、極度の肥満の子供および青年(正常p=0.0124)とで異なり、体重不足の学生と、極度の肥満の子供および青年(正常p=0.0209)とで異なっていたが、AN患者と、体重不足の学生(正常p=0.4327)とでは異なっていなかった。遺伝子型頻度(表2)も、極度の肥満の子供および青年ならびに体重不足の学生(正常p=0.0159)と、AN患者(正常p=0.0090)とでそれぞれ異なっていたが、AN患者と、体重不足の学生(正常p=0.4119)とでは異なっていなかった。
【0044】
独立した研究群における関連性の複製:
上記のC−対立遺伝子と肥満症との関連性に関する一次の証拠に基づき、我々は、96人の健康な正常な体重の学生および97人の健康な超過体重の学生において、ヒトMCH−Rの第一のエキソンにおけるSNP133073に関してスクリーニングした。我々の仮説に従って、C−対立遺伝子の頻度(表2;図1)は、超過体重の研究群(42%)のほうが、正常な体重の研究群(31%;p=0.0321)よりも有意に高かった。遺伝子型頻度(表2)も、超過体重の学生と、正常な体重の学生(p=0.0238)との間で有意差があった。
【0045】
複製の関連性によれば、肥満の指標患者においてSNP133073のC対立遺伝子の頻度が上昇することが示されるという観点において、我々は、その後、215人の極度の肥満の子供および青年の、総計216人の親からなる下位群(n=108)において、SSCPによりヒトMCH−Rの第一のエキソンをスクリーニングした。実際に、TDTにより、C−対立遺伝子の優先的な伝達が明らかになった(正常p=0.000880)。
【0046】
この陽性TDTを複製するために、226人の追加の肥満の子供および青年ならびに彼らの452人の親において、陽性TDTを複製する目的の一本鎖高次構造多型分析(SSCP)により同じエキソンをスクリーニングした。仮説したC−対立遺伝子の優先的な伝達に従って、TDTは有意であった(p=0.001219)。226人の追加の指標患者の対立遺伝子および遺伝子型頻度は、2つの他の肥満の研究群で観察された対立遺伝子および遺伝子型頻度と非常に類似していた(表2)。従って、C−対立遺伝子の頻度(表2;図1)は、正常な体重の学生(31%;正常p=0.0056)および体重不足の学生(35%;正常p=0.0096)と比較して、独立したトリオの226人の肥満児においてさらに高かった(43%)。遺伝子型頻度(表2)はまた、独立したトリオの226人の肥満児と、正常な体重の学生(正常p=0.0042)および体重不足の学生(正常p=0.0074)との間でそれぞれ異なっていた。
【0047】
一次サンプル(n=108)および複製サンプル(n=226)(トリオ総数=334)の両方に基づくTDTにより、p値が0.00001であることが明らかになった。C対立遺伝子の伝達率は、それぞれ66.3%(一次サンプル)、60%(複製サンプル)および61.9%(全てのサンプル)であった。
【0048】
CA−リピート:
141人の体重不足の学生および124人の肥満の子供および青年におけるCA−リピートの遺伝子型解析によれば、主に2つの対立遺伝子:126および128が明らかになった。128−対立遺伝子の頻度(表3)は、肥満の研究群(47%)において、体重不足コントロール(40%;p=0.1156)よりいくぶん高かった。遺伝子型頻度(表3)は、肥満の研究群と体重不足の研究群との間で有意に差が無かった(p=0.1067)。
130対立遺伝子を有する2人の肥満の子供および2人の体重不足の個体を、関連性試験のために除外した。
【0049】
【表1】
Figure 2005501563
【0050】
【表2】
Figure 2005501563
対立遺伝子および遺伝子型頻度の比較に関して、正常p<0.05:
一次試験:1対2;2対3
hoc試験後:3対5、3対6、4対6
対立遺伝子および遺伝子型頻度の有意差(両側p<0.05):
4対5
【0051】
【表3】
Figure 2005501563

Claims (14)

  1. a)個体の体の少なくとも1つの細胞から、その個体のゲノム由来のMCH受容体遺伝子が存在するようにポリヌクレオチドを単離する、
    b)a)からのポリヌクレオチドから、少なくとも1つのMCH受容体遺伝子のSNP(該SNPは、正常な体重を維持することにおける遺伝的障害と相互関係を示す)の存在または非存在を決定する、および/または、
    c)a)からのポリヌクレオチドから、少なくとも1つのMCH受容体遺伝子のSNP(該SNPは、正常な体重を維持することにおける遺伝的障害と相互関係を示さない)の存在または非存在を決定する、
    d)b)および/またはc)からの結果の分析により、正常な体重を維持することにおける遺伝的障害に関する素因を決定する、
    正常な体重の維持における遺伝的障害に関する素因を同定するための方法。
  2. 正常な体重の維持における遺伝的障害が、肥満、超過体重、拒食症、過食症または体重不足の表現型をもたらす、請求項1に記載の方法。
  3. 組織サンプルを個体の体から採取した後に、工程a)に記載のポリヌクレオチドの単離を行う、請求項1または2に記載の方法。
  4. ポリヌクレオチドが単離される前に、実験室条件下で組織サンプルが培養されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 組織サンプルが上皮細胞を含む、請求項3または4に記載の方法。
  6. 工程b)および/またはc)に記載のMCH受容体遺伝子のSNPの存在または非存在が、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でコーディング領域の始点および終点から10Kbの範囲内の非コーディング領域上流および下流を含むMCH受容体遺伝子にハイブリダイズするDNAまたはRNA分子により、または、ポリメラーゼ連鎖反応により決定される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. DNA分子が、配列番号1、2、3、4、5、6、9または10に記載の配列からなる、請求項6に記載の方法。
  8. MCH受容体遺伝子のSNPが、NCBI Z86090の100365位においてCがTで置換されているSNP133073である、請求項1〜7いずれか一項に記載の方法。
  9. ヒト個体の正常な体重の維持における遺伝的障害を診断するための、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法の使用。
  10. 少なくとも、MCH受容体遺伝子の1または数個のSNPを検出するためのDNAまたはRNAプローブ、および/または、酵素、緩衝物質および/または塩のような追加の化合物を含む、請求項9に記載の方法を使用するための診断キット。
  11. 食品および/または食品の摂取に関して食事のアドバイスをヒト個体に与えるための、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法の使用。
  12. NCBI Z86090の100365位においてCがTで置換されている(SNP133073)、MCH受容体遺伝子配列の全部または部分を含むポリヌクレオチド。
  13. 第一に、ヒトDNA由来の遺伝子配列をクローニングベクターへクローニングすること、および、第二に、ポリヌクレオチド配列を含むクローニングベクターを、該クローニングベクターを増幅させる微生物に形質転換することにより、請求項12に記載のポリヌクレオチドを増幅させるための方法。
  14. 微生物が、菌株 Escherichia coli または酵母株 Saccharomyces cerevisiae である、請求項13に記載の方法。
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