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JP2002542184A - 水溶性物質のマイクロカプセル化方法 - Google Patents

水溶性物質のマイクロカプセル化方法

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Publication number
JP2002542184A
JP2002542184A JP2000611898A JP2000611898A JP2002542184A JP 2002542184 A JP2002542184 A JP 2002542184A JP 2000611898 A JP2000611898 A JP 2000611898A JP 2000611898 A JP2000611898 A JP 2000611898A JP 2002542184 A JP2002542184 A JP 2002542184A
Authority
JP
Japan
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water
organic
solvent
aqueous phase
fine particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000611898A
Other languages
English (en)
Inventor
ブアリデル,エブリン
オルソリニ,ピエロ
Original Assignee
デビオ ルシェルシュ ファーマシュティーク ソシエテ アノニム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by デビオ ルシェルシュ ファーマシュティーク ソシエテ アノニム filed Critical デビオ ルシェルシュ ファーマシュティーク ソシエテ アノニム
Publication of JP2002542184A publication Critical patent/JP2002542184A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • A61K9/14Particulate form, e.g. powders, Processes for size reducing of pure drugs or the resulting products, Pure drug nanoparticles
    • A61K9/16Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、非常に高いカプセル化効率をもち、生分解性ポリマー中に水溶性物質を含む微細粒子の調製方法であって、上述の水溶性物質及び上述の生分解性ポリマーは、少なくとも1つの水非混和性有機溶媒を含む有機液相中に第一に取り込まれる。ここで前記有機相を、前述の有機溶媒を溶解するために十分な容量をもち、かつ、界面活性剤を含む水性液相中に注ぎ、得られた有機−水相を、均質化して、微細粒子の形成と有機溶媒の除去を1つのステップにおいておこなう前記方法に関する。こうして得られた微細粒子は、驚くほど良好な作用物質保持特性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は生分解性ポリマー中に少なくとも1つの水溶性物質を含む微細粒子の
調製方法に関する。
【0002】 ミクロスフィアの調製の多くの異なった方法が文献に記載されている(Herrma
nn et al., European journal of Pharmaceutics and Biopharmaceutics 45(199
8)75-82)。疎水性ポリマーからのミクロスフィアの調製のためにこれまで用い
られた方法は、有機相分離及び溶媒除去の技術である。
【0003】 前記溶媒除去技術は溶媒の蒸発、溶媒の抽出、スプレードライ、及び超臨界流
体技術に区分されうる。溶液の蒸発又は溶液の抽出技術において、薬剤を含有し
ている有機ポリマー溶液は水性又は他の有機溶媒中に乳化される。前記薬剤は内
側の有機ポリマー溶液中に溶解、分散又は乳化される。
【0004】 蒸発又は抽出によるミクロスフィアの産生のためのそれらの溶媒除去技術は、
溶媒除去前に有機液滴の安定なエマルジョンを分離するステップを必要とする。
最終的なミクロスフィアの大きさ及び特徴は、このステップに依存し、このステ
ップの間前記溶媒の存在状態において安定なエマルジョンであることが前提条件
である。前記溶媒除去法における有機溶媒と水相の割合は、前記溶媒の水相への
移動を制御するために注意して保持される。有機溶媒/水相の一定の比率以下で
は液滴の形成は、もはや不可能となる(H. Sah,「Microencapsulation techniqu
es using ethyl acetate as a dispersed solvent: effects of its extraction
rate on the characteristics of PLGA microspheres,」Journal of controlle
d release, 47(3)1997,233-245を参照のこと)。いくつかの方法において、水相
を飽和させ、そして第一のエマルジョン形成中の溶媒の移動を防ぐために溶媒が
、水相にさらに加えられる。
【0005】 いくつかの関連した特許及び公開された出願は、これらの方法のさまざまな側
面を記載する。
【0006】 EP 0 052 105 B2(シンテックス社)はコアセルベーション物質、例えば鉱物
油及び植物油を用いた相分離技術により調製したミクロカプセルを記載する。
【0007】 EP 0 145 240 B1(タケダ社)は水/油エマルジョンの内側の相の増粘(thicke
ning)、油/水/油の形成、そして前記エマルジョンを「水中乾燥(in water d
rying)」に供することによって水溶性物質をカプセル化(encapsulating)する
方法を開示する。この方法はさまざまな障害、例えば:薬剤を保持するための増
粘剤並びに2つの乳化ステップ及び「水中乾燥」ステップを含む複数ステップの
手順を使用する必要性を生じる。
【0008】 EP 0 190 833 B1(タケダ社)は、その後「水中乾燥」に供される第二の水/
油/水エマルジョン形成に先立つ、第一の水/油エマルジョンの粘度を(有機相
中のポリマー濃度の上昇又は温度調整により)150〜5,000cpまで上げることによ
ってミクロカプセル中に水溶性薬剤をカプセル化する方法を記載する。この手順
の障害は相次ぐ2つのエマルジョン(水/油及び水/油/水)形成及び「水中乾
燥」のステップである。
【0009】 US 5,407,609(Tice/SRI)は易水溶性物質のためのマイクロカプセル化方法を
記載する。この方法は、第一の油/水エマルジョンの形成の別個のステップを含
み、ここで外側の水相は好ましくはポリマー溶媒により飽和されているような方
法である。その後この油/水エマルジョンは、直ちに溶媒を抽出するために大量
の抽出媒質に注がれる。この方法の障害は、前記油/水エマルジョンが少量の有
機溶媒の存在下で形成されることである。次に前記溶媒が大量の水性媒質中での
抽出によって除去される。前記ポリマー液滴は、第一のエマルジョンにより硬化
を妨げられ、薬剤を外側の相へ移動させてしまう。
【0010】 WO 95/11008(ジェネンテク社)はミクロスフェア中にアジュバントをカプセ
ル化する方法を記載する。前記方法は第一の水/油エマルジョン調製、次に続く
水/油/水の産生、そして最後の溶媒の抽出によるミクロスフェアの硬化の3つ
の異なるステップを含む。すでに上記に挙げたとおり、前記方法の障害は、液滴
の産生が溶媒の除去とは別な複数ステップの手順に帰因する複雑化である。
【0011】 EP 0 779 072 A1(タケダ社)は水/油/水又は油/水エマルジョン産生後の
溶媒の除去に使用される「水中乾燥」法を記載する。前記油/水法は、水に不溶
又は制限的に溶解する活性物質に好適であることが触れられている。
【0012】 水溶性生理活性物質を含む微細粒子の調製の新しい方法を提供することは本発
明の目的である。
【0013】 水溶性生理活性物質を含む高いカプセル化効率の微細粒子の調製の新しい方法
を提供することは本発明のよりさらなる目的である。
【0014】 微細粒子の産生において水溶性活性物質を外側の水相に晒す時間を短縮する方
法を提供する。
【0015】 特別なエマルジョンの形成、そして水溶性生理活性物質を含む微細粒子の製造
における従来技術において記載されたようなエマルジョンが引き起こしていた問
題を防ぐことは本発明のさらなる目的である。
【0016】 この結果、本発明はカプセル化される物質の拡散の至適な低下による非常に高
いカプセル化率をもつ微細粒子の製造方法に関する。
【0017】 より明確には、少なくとも1つの生分解性ポリマー中に少なくとも1つの水溶性
物質を含む微細粒子の調製の方法であって、上記水溶性物質及び上記生分解性ポ
リマーが少なくとも1つの水非混和性有機溶媒を含む有機液相中に第一に取り込
まれており、ここで上記有機相を、上記有機溶媒を溶かすために十分な容量をも
ち、かつ、界面活性剤を含む水性液相中に注ぎ、得られた有機−水相を、均質化
して、上記微細粒子の形成と上記有機溶媒の除去を1つのステップにおいておこ
なう前記方法に関する。
【0018】 特定の化合物及び作用物質、そして特に水溶性化合物及び作用物質をカプセル
化するための今日まで利用可能な方法は、水溶性生理活性物質が水相に対しても
っている高い親和性のために水溶性生理活性物質をカプセル化するには十分には
効率的なものではなかった。
【0019】 本発明は水溶性生理活性物質のカプセル化が必要とする時間を短縮し、そして
その結果第一のエマルジョンの形成及びはるかに長くそして水溶性生理活性物質
を外側の水相へ移動させてしまう溶媒除去のステップの問題を防ぐことによって
この問題に対する解決法を発見した。
【0020】 微細粒子の形成及びそれらの硬化は1つのステップによりおこなわれる。均質
化の後、分散液は直ちにろ過される。次に微細粒子は回収されそして場合によっ
ては減圧下で凍結乾燥される。
【0021】 本発明の方法を用いることで50%又は80%より高いカプセル化効率の提供とい
った利点を示す。
【0022】 さらに、本発明の方法において、新しい1つのステップにおける油/水又は水
/油/水均質化工程を用いることで水溶性活性物質のきわめて高いカプセル化効
率をもつ微細粒子を得ることが可能であることが意外にも発見された。
【0023】 本発明の方法の1つの明確な特質は、有機溶媒の液滴を含む安定な第一のエマ
ルジョンを生じないという事実によって特徴づけられる。前記ステップを避ける
ことは水溶性物質のよりよい保持力をもたらす。
【0024】 さらに、前記ポリマーが沈澱及び水溶性物質を捕捉するときのほんの一瞬の有
機溶媒の欠如によって、エマルジョンのさらに先の段階を目にすることはない。
よって前記微細粒子は、それらの形成の後に直接的に回収されうる。
【0025】 ゆえに前記微細粒子の形成及び前記溶媒の除去は、この方法の1つのステップ
において一緒におこなわれ、前記水溶性生理活性物質はすぐに不浸透性の壁をも
つ微細粒子の内側に保持される。これらにより微細粒子の外側へのすべての拡散
が低いレベルとなり、そして前記カプセル化効率はとても高くなる。
【0026】 本発明の方法が溶媒の抽出及び溶媒の蒸発のステップを避けることについても
また触れる必要がある。
【0027】 本発明の方法において使用した有機溶媒は、水非混和性溶媒、例えばエステル
(例えば酢酸エチル、酢酸ブチル)、ハロゲン化炭化水素(例えばジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロエタン、ジクロロエタン、トリクロロエ
タン)、エーテル(例えばエチル・エーテル、イソプロピル・エーテル)、芳香
族炭化水素(例えばベンゼン、トルエン、キシレン)、炭酸塩(例えばジエチル
・カーボネート)などである。これらの溶媒は、本技術分野の技術者によって水
非混和性溶媒として一般的に区分されるが、それらは水に対する低い溶解度をも
っており、水に実際はわずかに混和できる。例えば酢酸エチルとジクロロメタン
について、その溶解度は20〜25℃の水に対しそれぞれ8.70(重量)%と1.32(重
量)%である(A.K. Doolittle Ed., Properties of individual solvents, in
The technology of solvents and plasticizers, chpt. 12. Wiley, New York,
1954, pp.492-742参照のこと)。好ましい溶媒の1つは酢酸エチルである。
【0028】 先に挙げた有機溶媒は、単独で又は2つ以上の異なった溶媒の混合物にて用い
ることができる。
【0029】 前記水相の容量は、使用した有機溶媒の全量を溶解又は抽出するのに足りる必
要がある。前記水相の容量が足りない場合、前記微細粒子は十分に硬化されるこ
とができない。その結果それら「柔らかな」微細粒子は、ろ過工程の間にお互い
混ざって解けてしまうであろう。
【0030】 したがって、有機溶媒の量は、粘性のある有機溶媒を得ることができ、そして
水相の必要容量を最小限度に抑えることができるくらいに少なく保たれた。以下
の全ての態様において、水相の容量は、少なくとも有機溶媒の全量を溶解するこ
とができるように選ばれる。
【0031】 その結果、本発明における溶媒/水(w/w)比の最大値は、好ましくは酢酸エ
チルとジクロロメタンについてそれぞれ0.087と0.013であろう。以下に与えられ
た実施例において、酢酸エチル/水相比は、0.007〜0.06の範囲にわたる。水相
の容量が減少すれば前記カプセル化効率は改善される。
【0032】 微細な独立した粒子として沈澱している生分解性ポリマーを維持するために界
面活性剤が水相に加えられる。理想的な界面活性剤は、有機溶媒の粘性に近い粘
性を水相に与える。
【0033】 粒子間の反発力を生み出し、そして凝集を防ぐために場合によっては電解質も
水相に添加されうる。好ましい電解質として、塩化ナトリウムが水相に使用され
、そして高いカプセル化効率を導く。
【0034】 水性溶液は、薬剤の安定性及び放出のために良好なpH条件を得るために緩衝化
されることもできる。
【0035】 溶媒、例えば酢酸エチルが使用される場合、驚いたことに、冷たい溶液を使用
するとき、水中の溶媒溶解度を最大限に利用することによって、薬剤の水に対す
る溶解度を小さくすることによって、そして薬剤の拡散を遅くすることによって
カプセル化効率が高められることを発見した。言い換えれば、本発明はすでに少
量である粒子内物質の外側への拡散のさらなる減少の効果をもたらす。
【0036】 水溶性生理活性物質は、そのまま又は先に挙げた非混和性有機溶媒のひとつの
中に水性溶液として分散される。本方法のいくつかの態様において、生理活性物
質は、捕獲処置の間有機相において固体状態で存在し、よって水性液体相への可
溶化の速度が鈍る。
【0037】 こうして得られた生理活性物質を含む液体有機相は、生分解性ポリマーを溶解
するために用いられる。
【0038】 適切な生分解性ポリマーは、ポリ(ラクチド)(poly(lactides))、ポリ(グ
リコリド)(poly(glycolides))、それらのコポリマー又はその他の生分解性ポ
リマー、例えば他の脂肪族ポリマー、ポリクエン酸(polycitric acid)、ポリ
−リンゴ酸(poly-malic acid)、ポリコハク酸(polysuccinates)、ポリフマ
ル酸(polyfumarates)、ポリ−ヒドロキシ酪酸(poly-hydroxybutyrates)、ポ
リカプロラクトン(polycaprolactones)、ポリカーボネート、ポリエステルア
ミド(polyesteramides)、ポリ−アンハイドライド(poly-anhydrides)、ポリ
(アミノ酸)(poly(amino acids))、ポリオルトエステル(polyorthoesters)
、ポリシアノ−アクリレート(polycyano-acrylates)、ポリエーテルエステル
(polyetheresters)、ポリ(ジオキサノン)(poly(dioxanone)s)、ポリエチ
レングリコール(PEG)のコポリマー、生分解性ポリウレタン、ポリホスファゼ
ン(polyphosphazenes)を含む。
【0039】 その他の生体適合性ポリマーは、ポリアクリル酸(polyacrylic acid)、ポリ
−メタクリル酸(poly-methacrylic acid)、アクリル酸−メタクリル酸コポリ
マー(acrylic acid-methacrylic acid copolymer)、デキストラン・ステアリ
ン酸塩(dextran stearate)、エチルセルロース(ethylcellulose)、アセチル
−セルロース(acetyl-cellulose)、ニトロセルロースなどである。これらのポ
リマーは、2つ以上のモノマーのホモポリマー若しくはコポリマー又は前記ポリ
マーの混合物でありうる。
【0040】 前記生理活性物質及び前記ポリマーは、独立した有機相に取り込まれることも
できる。前記ポリマーは他の先に挙げた水非混和性有機溶媒に溶解される。好ま
しい溶媒は酢酸エチル又はジクロロメタンを含む。より好ましくは、ポリマーの
溶解に用いた溶媒が生理活性物質の取り込みに用いたものと同じ溶媒である場合
である。これにより得られた独立した有機相は、水相への添加前にいっしょにさ
れて均質の有機相を形成する。
【0041】 前記生理活性物質及び/又は前記生分解性ポリマーが先に挙げた溶媒の1つ、
例えば好ましい溶媒の酢酸エチル中に溶解性ではないか又はわずかにしか溶解性
でない場合、ベンジル・アルコール、DMSO、DMF、エチル・アルコール、メチル
・アルコール、アセトニトリルなどのファミリーから構成されるような十分な量
の補助溶媒が、場合によってはその目的に使用されうる。
【0042】 より高いカプセル化効率は、薬剤化学パラメーター、例えば界面活性剤の能力
、粘度、温度、イオン強度、pH及び水相中の内側の有機相の均質化の間の緩衝能
の適切な設定によって得ることができる。製造パラメーターを注意深く調節する
ことによって、沈澱ポリマーは、均質の分散した粒子に驚くほど効果的に形成さ
れることができる。
【0043】 好ましくは、生分解性ポリマーの溶解に用いられる溶媒の量は、水相中にでき
るだけ速く(最も好ましくは一度に)溶解できる状態にするための最小の量にと
どめられる。前記溶媒の量が多い場合、水相の量は実際的な観点においてとても
大きくなる。
【0044】 前記有機相のポリマー濃度は、ポリマーと用いた溶媒に依存し、5〜90(重量
)%、好ましくは約10〜50%の間に調整される。
【0045】 有機溶媒中のポリマー濃度が高い場合、用いたポリマーに依存するこの相の粘
度は、増加しうる。
【0046】 ポリマー溶液の粘度は、1000〜40,000センチポアズ(cp)(ブルックフィール
ド粘度)、より好ましくは2,000〜30,000cp、さらにより好ましくは3,000〜20,0
00cpの間に含まれうる。
【0047】 ポリマーの溶解のための酢酸エチルのような溶媒の使用において、有機及び水
相の両方の温度を低くし、そして溶媒の移動を増加し、そしてそれによるカプセ
ル化速度をも促進することにより水相への溶媒の溶解度は、上昇する。
【0048】 本発明の方法において、有機相の温度は約-10℃〜30℃の間、好ましくは約0℃
〜10℃の間にわたる。酢酸エチルについては、前記温度は好ましくは約2℃〜5℃
の間にわたる。ポリマー有機相の温度及び水相の温度は、等しいか又は異なり、
そしてそれらの温度は水相への溶媒の溶解度を上げるために調節される。
【0049】 ポリマー及び生理活性物質を含んでいる内側の層として用いるために得られた
有機相は、微細粒子を提供する均質化の処置下、水性の外相へ加えられる。
【0050】 均質化処置については、分散状態を作り出す方法が用いられる。この分散状態
は、例えば振とう、混合、撹拌、均質化、超音波処理の可能な装置のいずれかに
より実現することができる。
【0051】 合成される中間物の薬剤−化学特性に影響する異なる作用物質が加えられうる
。例えば界面活性剤、例えば陰イオン性界面活性剤(オレイン酸ナトリウム、ス
テアリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム)、非イオン性界面活性剤(ポ
リオキシエチレン−ソルビタント脂肪酸エステル(Tween80(商標)、Tween60(
商標)、製品はAtlas Powder社(U.S.A.)から入手できる)、ポリオキシエチレ
ン・カスター油誘導体(HCO-60、HCO-50、製品はニッコー・ケミカルス(日本)
から入手できる))、ポリビニルピロリドン、ポリビニル・アルコール、カルボ
キシメチル−セルロース、レシチン又はゼラチンである。
【0052】 本発明の独特の態様において、陰イオン性、非イオン性作用物質又はポリマー
分散液の表面張力の減少が可能な他の作用物質のファミリーから構成された界面
活性剤を加えることができる。それゆえ、好適には非イオン性界面活性剤、例え
ばTween(商標)(例えばTween80(商標))、陰イオン性界面活性剤、非イオン
性界面活性剤様ポリビニル・アルコールなどである。一般的にそれらの界面活性
剤は単独で又は他の好適な界面活性剤との組合せにおいて使用されることができ
る。前記界面活性剤の濃度は、ポリマー粒子の分散及び安定のために選ばれ、そ
してもしかすると有機相の粘度に近い粘度を与えるためにも選ばれるかもしれな
い。
【0053】 それゆえ水相における好ましい界面活性剤濃度は、約0.01〜50(重量)%の間
、好ましくは約5〜30%の間にわたる。用いた界面活性剤とその濃度に依存する
粘度は、約1,000〜8,000cp(ブルックフィールド粘度)の間、好ましくは約3,00
0〜5,000cpの間にわたる。
【0054】 場合によっては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、炭酸塩、リン酸などのファ
ミリーから構成された塩が、イオン強度の調節及び粒子の反発作用を導くポリマ
ー粒子間のゼータ電位を生み出すために水相に添加されることができる。
【0055】 一定のpHを維持するために付加的な緩衝作用物質が水相に加えられうる。同様
に、内側の水相は、生理活性物質の安定性又は溶解度を保持するためのpH調整物
質、例えば炭酸、酢酸、シュウ酸、クエン酸、リン酸、塩酸、水酸化ナトリウム
、アルギニン、リジン又はそれらの塩により補足されうる。この発明の配合物の
pHは、一般的に約5〜8、好ましくは約6.5〜7.5である。
【0056】 水相の温度は、内側の有機相の温度に調整されることができる。前記温度の範
囲は、約−10℃〜30℃、より好ましくは0℃〜10℃の間、そしてさらにより好ま
しくは2℃〜5℃の間である。
【0057】 本発明の微細粒子は、パラメーター、例えば有機相中のポリマーのタイプと濃
度、有機及び水相の容量と温度、界面活性剤のタイプと濃度、均質化の時間とス
ピードの変更によって1μm〜約500μmにわたるあらゆる要望されたサイズに調製
されることができる。微細粒子の平均粒子サイズは、一般的に10〜200μm、より
好ましくは20〜200μm、さらにより好ましくは30〜150μmにわたる。
【0058】 たくさんの水溶性活性物質が本発明の方法によってカプセル化されることがで
きる。
【0059】 好ましくは、カプセル化される可溶性物質は、ペプチド、ポリペプチド、タン
パク質、及びそれらに関連した医薬として許容されうる塩である。前記ペプチド
の塩は好ましくは医薬として許容されうる塩である。前記塩は無機酸(例えば塩
酸、硫酸、硝酸)、有機酸(例えば炭酸、重炭酸、コハク酸、酢酸、プロピオン
酸、トリフルオロ酢酸)などと形成された塩を含む。より好ましくは、前記ペプ
チドの塩は、有機酸(例えば炭酸、重炭酸、コハク酸、酢酸、プロピオン酸、ト
リフルオロ酢酸)と形成された塩であり、そして酢酸と形成された塩がたいへん
に好ましい。それらの塩は1〜3塩でありうる。
【0060】 本発明によりカプセル化されうる水溶性活性物質の例は、ペプチド、ポリペプ
チド、及びタンパク質、例えば黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)又はアゴ
ニスト若しくはアンタゴニストを含むLHRHの誘導体、メラニン細胞刺激ホルモン
(MSH)、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)、甲状腺刺激ホルモン(TRH
)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(HCG)、副甲状腺
ホルモン(PTH)、ヒト胎盤性ラクトゲン(human placental lactogen)、イン
シュリン、ソマトスタチン及び誘導体、ガストリン、プロラクチン、副腎皮質刺
激ホルモン(ACTH)、成長ホルモン(GH)、成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)
、成長ホルモン放出ペプチド(GHRP)、カルシトニン(calcitonin)、オキシト
シン(oxytocin)、アンギオテンシン、バソプレッシン、エンケファリン(enke
phalins)、エンドルフィン、キョートルフィン(kyotorphine)、インターフェ
ロン、インターロイキン、腫瘍壊死因子(TNF)、エリスロポエチン(EPO)、コ
ロニー刺激因子(G-CSF、GM-CSF、M-CSF)、トロンボポエチン(TPO)、血小板
由来増殖因子、繊維芽細胞増殖因子(FGF)、神経成長因子(NGF)、インシュリ
ン様増殖因子(IGF)、アミリン・ペプチド(amylin peptides)、レプチン(le
ptin)、RGDペプチド、骨形成タンパク質(BMP)、サブスタンスP、セロトニン
、GABA、組織プラスミノーゲン・アクチベーター(TPA)、スーパーオキシド・
ジスムターゼ(SOD)、ウロキナーゼ、カリクレイン、グルカゴン、ヒト血清ア
ルブミン、ウシ血清アルブミン、ガンマ・グロブリン、免疫調節物質(EGF、LPS
)、血液凝固因子、塩化リゾチーム、ポリミキシンB(polymyxin B)、コリスチ
ン(colistin)、グラミシジン(gramicidin)、バシトラシン(bacitracin)な
どを含むが、これだけに限定されない。
【0061】 水溶性物質のたくさんの他の限定されない例又は特に以下の物質の水溶性型は
、本発明の方法によってカプセル化されることができる。
【0062】 これらの物質は、例えば抗癌剤、例えばアクチノマイシンD、ブレオマイシン
、ブスルファン、カルボプラチン、カルムスチン(carmustine)、クロラムブシ
ル(chlorambucil)、シスプラチン、クラドリビン(cladribine)、シクロホス
ファミド(cyclophosphamide)、シタラビン、ダカルバジン、ダウノルビシン、
ドキソルビシン(doxorubicin)、エストラムスチン(estramustine)、エトポ
シド、フロクスウリジン(floxuridine)、フルダラビン(fludarabine)、フル
オロウラシル(fluorouracil)、ヘキサメチルメラミン(hexamethylmelamine)
、ヒドロキシウレア(hydroxyurea)、イダルビシン(idarubicin)、イホスフ
ァミド(ifosfamide)、アスパラギナーゼ、ロムスチン(lomustine)、メクロ
レタミン(mechlorethamine)、メルファラン、メルカプトプリン、メトトレキ
セート(methotrexate)、ミトラマイシン(mithramycin)、マイトマイシンC、
ミトタン、ミトザントロン(mitozantrone)、オキザリプラチン(oxaliplatine
)、ペントスタチン、プロカルバジン、ストレプトゾシン(streptozocin)、テ
ニポシド(teniposide)、チオグアニン(thioguanine)、チオペタ(thiopeta
)、ビンブラスチン、ビンクリスチンなど;抗生物質、例えばテトラサイクリン
、ペニシリン、スルフィソキサゾール(sulfisoxazole)、アンピシリン、セフ
ァロスポリン、エリスロマイシン、クリンダマイシン(clindamycin)、イソニ
アジド(isoniazid)、アミカシン(amikacin)、クロラムフェニコール、スト
レプトマイシン、バンコマイシンなどを含む。
【0063】 前記物質のその他の例は、抗ウイルス剤、例えばアシクロビル、アマンタジン
(amantadine)など;アセトアミノフェン、アセチルサリチル酸、メチルプレド
ニゾロン、イブプロフェン、ジクロフェナク・ナトリウム(diclofenac sodium
)、インドメタシン・ナトリウム、フルフェナメート・ナトリウム(flufenamat
e sodium)、塩酸ペチジン(pethidine hydrochloride)、酒石酸レボルファノ
ール(levorphanol tartrate)、塩酸モルヒネ、オキシモルホン(oxymorphone
)などを含む解熱剤、鎮痛剤、及び抗炎症作用物質;麻酔剤、例えばリドカイン
、キシロカインなど;メトクロプラミド(metoclopramide)、塩酸ラニチジン、
塩酸シメチジン(cimetidine hydrochloride)、塩酸ヒスチジンなどを含む抗潰
瘍作用物質;食欲抑制剤、例えばデキセドリン(dexedrine)、酒石酸フェンジ
メトラジン(phendimetrazine tartrate)など;鎮咳剤、例えば塩酸ノスカピン
(noscapine hydrochloride)、リン酸ジヒドロコデイン(dihydrocodeine phos
phate)、塩酸エフェドリン、硫酸テルブタリン(terbutaline sulfate)、塩酸
イソプレテレノール(isopreterenol hydrochloride)、硫酸サルブタモール(s
albutamol sulfate)など;抗てんかん剤、例えばアセタゾラミド・ナトリウム
(acetazolamide sodium)、エトスクシミド(ethosuximide)、フェニトイン・
ナトリウム(phenytoin sodium)、ジアゼパムなど;抗うつ剤、例えばアモキサ
ピン(amoxapine)、イソカルボキサミド(isocarboxamide)、硫酸フェネルジ
ン(phenelzine sulfate)、クロミプラミン(clomipramine)、ノキシプチリン
(noxiptilin)、イミプラミン(imipramine)など;抗血液凝固剤、例えばヘパ
リン又はワーファリンなどを含む。
【0064】 その他の限定されない例は、鎮静剤、例えば塩酸クロルプロマジン、臭化メチ
ルスコポラミン、抗ヒスタミン剤、例えば塩酸ジフェンヒドラミン(diphenhydr
amine hydrochloride)、フマル酸ケトチフェン(ketotifen fumarate)、マレ
イン酸クロルフェニラミン(chlorpheniramine maleate)、塩酸メトキシ−フェ
ナミン(methoxy-phenamine hydrochloride)などを含む。
【0065】 その他の限定されない例は、強心剤、例えば塩酸エチレフリン(etilefrine h
ydrochloride)、アミノフィリン(aminophylline)など;抗喘息剤、例えば硫
酸テルブタリン(terbutaline sulfate)、テオフィリン(theophylline)、エ
フェドリンなど;抗真菌剤、例えばアンホテリシンB(amphotericin B)、ナイ
スタチン(nystatin)、ケトコナゾール(ketoconazole)など;抗不整脈性物質
、例えば塩酸プロプラノロール(propranolol hydrochloride)、塩酸アルプレ
ノロール(alprenolol hydrochloride)、塩酸ブフェトロール(bufetolol hydr
ochloride)、塩酸オキシプレノロール(oxyprenolol hydrochloride)など;抗
結核作用物質、例えばイソニアジド(isoniazid)、エタンブトール(ethambuto
l)など;降圧剤、利尿作用物質、例えばカプトプリル(captopril)、エカラジ
ン(ecarazine)、塩酸メカミラミン(mecamylamine hydrochloride)、塩酸ク
ロニジン(clonidine hydrochloride)、塩酸ブニトロロール(bunitrolol hydr
ochloride)など;ホルモン剤、例えば硫酸プレドニゾロン・ナトリウム(predn
isolone sodium sulfate)、リン酸ベタメタゾン・ナトリウム(betamethasone
sodium phosphate)、リン酸ヘキセストロール(hexestrol phosphate)、硫酸
デキサメサゾン・ナトリウム(dexamethasone sodium sulfate)など;細菌、ウ
イルス又は癌からの抗原性薬剤、抗糖尿病剤、例えばグリピジド(glipizide)
、塩酸フェンホルミン(phenformin hydrochloride)、塩酸ブホルミン(buforu
min hydrochloride)、グリミジン・ナトリウム(glymidine sodium)、メトホ
ルミン(methformin)など;心血管作用物質、例えば塩酸プロパノロール(prop
anolol hydrochloride)、ニトログリセリン、塩酸ヒドララジン(hydralazine
hydrochloride)、塩酸プラゾシン(prazosin hydrochloride)など;利尿剤、
例えばスピロノラクトン(spironolactone)、フロセミド(furosemide)など;
及び酵素、核酸、植物抽出物、抗マラリア剤、精神療法剤、止血作用物質などを
含む。
【0066】 以下の実施例は、本発明の理解の手助けのために記載するものであって、本発
明のために潜在的に利用可能である多くの態様のいくつかの例を提供するもので
ある。それらは本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
【0067】 実施例1 62.5mgのD-Trp6-酢酸LHRH(酢酸トリプトレリン(Triptorelin acetate))を
20gの酢酸エチルに加えた。ペプチド粒子を小さなサイズに分散させる装置によ
ってサイズを小さくした。このペプチド懸濁液を、グリコリドに対するラクチド
の割合が50:50であり、そして重さが平均分子量45,000であるポリ(D-L-ラクチ
ド-コ-グリコリド)(PLGA)2gに加えた。混合物をポリマーが溶解するまで室温
で撹拌し、そしてその後4℃で静置した。この溶液のブルックフィールド粘度は1
5,500cp(15.5Pas)であった。
【0068】 この有機相を20%(W/W)のTween80(商標)と7gの塩化ナトリウムを含み、そ
して温度が4℃である水相675g中に注いだ。均質化をポリトロン(商標)ホモジ
ナイザーによって3分間おこなった。
【0069】 均質化ステップ終了後に微細粒子をろ過によって回収した。次に前記微細粒子
を室温にて真空乾燥した。
【0070】 捕獲効率(entrapment efficiency)が93%であり、平均粒子サイズが52μmで
あり、そして残留酢酸エチルが(GC-MSによって測定した場合)183ppmであった
【0071】 実施例2 1250mgのD-Trp6-酢酸LHRH(酢酸トリプトレリン)を200gの酢酸エチルに加え
た。ペプチド粒子を小さなサイズに分散させる装置によってサイズを小さくした
【0072】 グリコリドに対するラクチドの割合が50:50であり、そして重さが平均分子量
45,000であるポリ(D-L-ラクチド-コ-グリコリド)(PLGA)40gを、室温にて200
gの酢酸エチルに溶かした。
【0073】 両有機相を合わせて、そしてマグネティック・スターラーによってしばらくの
間撹拌した。その後混合物を使用するまで4℃で静置した。この有機相を、67mM
リン酸緩衝液pH7.4 中のTween80(商標)を20%(W/W)及び70gの塩化ナトリウ
ムを含み、そして温度が4℃である水相7kg中に注いだ。均質化を5分間おこなっ
た。
【0074】 均質化ステップ終了後に微細粒子をろ過によって回収した。次に前記微細粒子
を室温にて真空乾燥した。
【0075】 捕獲効率が76%であり、平均粒子サイズが150μmであった。
【0076】 実施例3 125mgのウシ血清アルブミンを20gの酢酸エチルに加えた。固形のタンパク質粒
子を小さなサイズに分散させる装置によってサイズを小さくした。このタンパク
質懸濁液を、グリコリドに対するラクチドの割合が50:50であり、そして重さが
平均分子量45,000であるポリ(D-L-ラクチド-コ-グリコリド)(PLGA)2gに加え
た。20gの追加的な酢酸エチルを加えた。混合物をポリマーが溶解するまで室温
で撹拌し、そしてその後4℃で静置した。
【0077】 この有機相を、67mMリン酸緩衝液pH7.4 中のTween80(商標)を20%(W/W)及
び7gの塩化ナトリウムを含み、そして温度が7℃である水相675g中に注いだ。均
質化をポリトロン(商標)によって3分間おこなった。
【0078】 均質化ステップ終了後に微細粒子をろ過によって回収した。
【0079】 次に前記微細粒子を室温にて真空乾燥した。捕獲効率が76%であり、平均粒子
サイズが74μmであった。
【0080】 実施例4 125mgのD-Trp6-酢酸LHRH(酢酸トリプトレリン)を5gの酢酸エチルに加えた。
ペプチド粒子を小さなサイズに分散させる装置によってサイズを小さくした。
【0081】 4gのポリ(D-L-ラクチド)ポリマーをこのペプチド懸濁液に加えた。混合液を
ポリマーが溶解するまで室温で撹拌し、そしてその後8℃で静置した。
【0082】 この有機相を、67mMリン酸緩衝液pH7.4 中のTween80(商標)を20%(W/W)及
び7gの塩化ナトリウムを含み、そして温度が5℃である水相675g中に注いだ。均
質化をホモジナイザーによって3分間おこなった。
【0083】 均質化ステップ終了後に微細粒子をろ過によって回収した。次に前記微細粒子
を室温にて真空乾燥した。捕獲効率が57%であり、そして平均粒子サイズが30μ
mであった。
【0084】 実施例5 125mgのD-Trp6-酢酸LHRH(酢酸トリプトレリン)を1.5gの水に溶解した。
【0085】 グリコリドに対するラクチドの割合が50:50であり、そして重さが平均分子量
45,000であるポリ(D-L-ラクチド-コ-グリコリド)(PLGA)4gを、室温にて40g
の酢酸エチルに溶かした。この有機相を4℃に冷やした。
【0086】 前記水相を前記有機相中に均質化した。この水/油配合物を20%(W/W)のポ
リオキシエチレン・ソルビタン脂肪酸エステル(Tween80(商標))及び7gの塩
化ナトリウムを含み、そして温度が4℃である水相680g中に注いだ。均質化をお
こない、そして微細粒子をろ過によって回収した。次に前記微細粒子を室温にて
真空乾燥した。
【0087】 捕獲効率が80%であり、そして平均粒子サイズが60μmであった。
【0088】 実施例6 125mgの酢酸バプレオチド(vapreotide acetate)を2gの水に溶解した。
【0089】 グリコリドに対するラクチドの割合が50:50であり、そして重さが平均分子量
45,000であるポリ(D-L-ラクチド-コ-グリコリド)(PLGA)4gを、室温にて40g
の酢酸エチルに溶かした。この有機相を4℃に冷やした。
【0090】 前記水相を前記有機相中に均質化した。この水/油配合物を20%(W/W)のポ
リオキシエチレン・ソルビタン脂肪酸エステル(Tween80(商標))及び8gの塩
化ナトリウムを含み、そして温度が4℃である水相800g中に注いだ。均質化をお
こない、そして微細粒子をろ過によって回収した。次に前記微細粒子を室温にて
真空乾燥した。
【0091】 捕獲効率が76%であり、そして平均粒子サイズが55μmであった。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年4月9日(2001.4.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/06 A61K 47/34 47/14 47/42 47/34 A61P 5/24 47/42 A61K 37/02 A61P 5/24 37/24 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C076 AA29 AA61 CC30 DD09 DD33 DD45 EE01 FF43 GG08 GG21 4C084 AA03 BA44 DB09 NA02 ZC02 ZC03 ZC11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの生分解性ポリマー中に少なくとも1つの水溶
    性物質を含む微細粒子の調製方法であって、上記水溶性物質及び上記生分解性ポ
    リマーが少なくとも1つの水非混和性有機溶媒を含む有機液相中に第一に取り込
    まれ、ここで上記有機相を、上記有機溶媒を溶かすために十分な容量をもち、か
    つ、界面活性剤を含む水性液相中に注ぎ、得られた有機−水相を、均質化して、
    上記微細粒子の形成と上記有機溶媒の除去を1つのステップにおいておこなうこ
    とを特徴とする前記方法。
  2. 【請求項2】 前記水相が一定量の電解質を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記電解質が塩化ナトリウムである、請求項2に記載の方法
  4. 【請求項4】 前記有機溶媒が酢酸エチルである、請求項1〜3のいずれかに
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 有機溶媒/水相の体積比が0.007〜0.06の間に含まれる、請
    求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記有機相の温度が2℃〜5℃の間に含まれる、請求項4又は5
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記水溶性物質がペプチド、ポリペプチド、タンパク質、及
    び医薬として許容され得るそれらの塩に関連したものである、請求項1〜6のいず
    れかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ペプチドが黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)又は
    その誘導体である、請求項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記界面活性剤がTween80(商標)である、請求項1〜8のい
    ずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の方法により得られた微細粒子(micropart
    icles)。
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