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WO2017060946A1 - 検査用基板 - Google Patents

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WO2017060946A1
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    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
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    • GPHYSICS
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details

Definitions

  • the bush 26 may be configured to have a cylindrical portion 28 that is in close contact with the through hole 18 and a flange portion 30 that extends from the upper end of the cylindrical portion 28 so as to overlap the inspection wiring portion 16.
  • the large-diameter pedestal portion 22 and the small-diameter shaft portion 24 of the plunger 20 may have a columnar shape, a cylindrical shape, or a polygonal column shape, and the through hole 18 may be a round hole or a polygonal hole. From the viewpoint of ensuring a uniform clearance, when the large diameter pedestal portion 22 of the plunger 20 is cylindrical or cylindrical, the through hole 18 is preferably a round hole, and the large diameter pedestal portion 22 of the plunger 20 is preferred. When is a polygonal column shape, the through hole 18 is preferably a polygonal hole corresponding thereto.
  • the coil spring 40 as an elastic body has a required free length, is accommodated below the plunger 20 in the through hole 18, and the large-diameter pedestal portion 22 of the plunger 20 contacts the lower end surface of the bush 26.
  • the small diameter shaft portion 24 is projected to the upper surface portion of the substrate by being biased so as to come into contact.
  • the coil spring 40 can be formed of any cross-sectional shape and material (for example, a piano wire for spring, a stainless wire, or a plastic). Instead of the coil spring 40, rubber or the like can be used as an elastic body.
  • the through hole 18 and the coil spring 40 accommodated therein can also be lengthened by the thickness of the lower substrate portion 14, and the plunger 20
  • the urging force applied to the large-diameter pedestal portion 22 can be increased.
  • tip part of the small diameter shaft part 24 of the plunger 20 and the to-be-inspected terminal part 4 of the to-be-inspected device 2 can be strengthened, and the electrical resistance of a contact part can be made small stably.

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Abstract

 被検査デバイスから検査用基板までの導電路長を短くできる検査用基板を提供する。検査用基板1が、被検査デバイス2の被検査端子部4に対応する検査用配線部16の位置にて基板部を貫通する貫通孔18を有する。この貫通孔18内の上部には、導電性のブッシュ26が設けられ、検査用配線部16に電気的に接続される。導電性のプランジャー20が大径台座部22と小径軸部24とを一体に有し、大径台座部22が貫通孔18内に収容されかつ小径軸部24がブッシュ26の孔内に電気的に接続が保持されるように摺動可能に収容される。貫通孔18内に収容されたコイルばね40が、プランジャー20の大径台座部22をブッシュ26の下端面に当接するように付勢して小径軸部24を基板上面部に突き出させる。閉塞部材42が貫通孔18内にコイルばね40を圧縮状態に押し込めて貫通孔18の下部を閉じている。

Description

検査用基板
 本発明は、半導体集積回路の検査に使用する検査用基板に関する。
 半導体集積回路はますます高集積化が進んでいる。通常、集積度の高い半導体集積回路では、製品として出荷する前に機能試験、バーンイン試験等の事前試験を実施する。
 半導体集積回路等の被検査デバイスに対して出荷前に事前試験を行う場合、被検査デバイスと試験器側の検査用基板とを電気的に接続するために、コンタクトプローブを備えた検査用ソケットが一般的に使用されている(特許文献1および2参照)。
 特許文献1に開示された検査用ソケットでは、コンタクトプローブが、湾曲したプランジャーを有する第1導電部材と、該プランジャーが摺動する挿通孔を有するシリンダ部と、それら第1導電部材とシリンダ部が離隔する方向に付勢するコイルばねとを備えている。検査時には、第1導電部材の電気的接触部を検査装置であるプリント配線板の接続端子に接触させ、シリンダ部の電気的接触部を被検査対象物の接続端子に接触させる。
 特許文献2に開示されたソケットでは、コンタクトプローブが、被検査デバイスとの接続用の第1プランジャーと、検査用基板との接続用の第2プランジャーと、これらのプランジャーを互いに離れる方向に付勢するスプリングとを備えている。
 図5Aは、特許文献1および2に開示されたコンタクトプローブの検査時の使用態様と実質的に同一の使用態様を示す(検査ソケットのハウジングは図示せず)。コイルばねによりY方向に付勢されたコンタクトプローブ80の上端部が、被検査デバイス2の下面部の被検査端子部4(半田ボール)に接触し、コンタクトプローブ80の下端部が検査用基板70の配線部72に接触している。検査時における被検査デバイス2から検査用基板70までの導電路を符号Dで示す。
 図5Bは、プリント基板60に実装された被検査デバイス2の実際の使用時の態様を示す。被検査デバイス2から被検査端子部4(半田ボール)を介してプリント基板60の上面の配線部62までの導電路を符号Cで示す。図5Bに示す実際の使用時の導電路Cに比べて、図5Aに示す検査時の導電路Dは、コンタクトプローブ80の長さ(L)だけ導電路長が長くなっている。
特開2010-25844号公報(図1) 特開2010-256251号公報(図1)
 しかしながら、近年、半導体集積回路の高周波化、高速化が進み、半導体集積回路の実際の使用時に比べて、導電路長が長い状態で事前試験を行うと、正確な事前試験ができないという問題が発生する。
 例えば、特許文献1および2に記載の技術では、半導体集積回路等の被検査デバイスの実際の使用時に比べてコンタクトプローブの長さ分だけ導電路長が長くなる。高周波化、高速化が進むほど、導電路長の違いが事前試験の精度に影響を与える。
 本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、被検査デバイスから検査用基板までの導電路長を短くできる検査用基板を提供することを目的としている。
 本発明に係る検査用基板は、上述した課題を解決するために、基板部と、前記基板部に、前記基板部の上側に近接して配置される被検査デバイスの下面部の被検査端子部に対応して形成された検査用配線部と、を備えた検査用基板であって、前記検査用配線部の前記被検査端子部に対応する位置に前記検査用配線部より穿たれかつ前記基板部を貫通する貫通孔と、前記貫通孔内の上部に設けられかつ前記検査用配線部に電気的に接続された導電性の筒状ガイド部材と、大径台座部と小径軸部とを一体に有し、前記大径台座部が前記貫通孔内の前記筒状ガイド部材よりも下側に収容されかつ前記小径軸部が前記筒状ガイド部材の孔内に電気的に接続が保持されるように摺動可能に収容された導電性のプランジャーと、前記貫通孔内の前記プランジャーよりも下側に収容され前記プランジャーの前記大径台座部を前記筒状ガイド部材の下端面に当接するように付勢して前記小径軸部を前記基板上面部に突き出させる所要自由長の弾性体と、前記貫通孔内に前記弾性体を圧縮状態に押し込めて前記貫通孔の下部を閉じている閉塞部材と、を備えたことを特徴とする。
 本発明によれば、被検査デバイスから検査用基板までの導電路長を短くできる検査用基板を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る検査用基板の要部断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る検査用基板の要部断面図であり、検査時の状態を示す。 本発明の第2の実施形態に係る検査用基板の要部断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る検査用基板の要部断面図である。 図5Aは従来の事前試験の様子を示す説明図であり、図5Bは被検査デバイスの実際の使用態様を示す説明図である。
 以下、本発明の実施の形態に係る検査用基板について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
 図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る検査用基板1は、基板部10と、基板部10の上面部に形成された検査用配線部16とを備え、被検査デバイス2の電気的特性を検査するためのものである。
 基板部10は、例えば、ガラス布基材エポキシ樹脂製、紙基材エポキシ樹脂製等のプリント基板であり、検査用配線部16はプリント基板上に形成されたパッド、ランド、配線等の配線パターンである。基板部10の厚さは、例えば1.6mm程度であるが、これに限定されるものではない。
 検査用配線部16は、基板部10において、その基板部の上側に近接して配置される被検査デバイス2の下面部の被検査端子部4(半田ボール)に対応して形成されている。検査用配線部16は、例えば約0.05mm厚の銅箔からなる配線パターンであるが、この厚みに限定されるものではない。
 被検査デバイス2は、BGA(Ball Grid Array)型の半導体集積回路デバイスであり、被検査端子部4は半田ボールである。しかし、被検査デバイス2のパッケージはBGAに限定されるものではなく、LGA(Land Grid Array)、QFP(Quad Flat Package)、QFN(Quad Flat Non lead package)、SOP(Small Outline Package)等のパッケージでもよい。すなわち、検査用基板1のプランジャー20が被検査デバイス2の下面部の側から被検査端子部4に接触できるならば、どのような構造の被検査デバイス2でもよい。
 図1に示すように、基板部10は、基板上面から基板下面までを貫通する貫通孔18と、筒状ガイド部材としてのブッシュ26と、プランジャー20と、弾性体としてのコイルばね40と、閉塞部材42とを備える。
 貫通孔18は、検査用配線部16において被検査デバイス2の被検査端子部4に対応する位置にて、検査用配線部16より穿たれかつ基板部10を貫通している。貫通孔18の孔径は、例えば0.3~0.9mm程度であるが、必要に応じて変更し得る。被検査デバイス2の被検査端子部4に対応する位置に検査用配線部16としてパッド・ランドが形成されている場合、電気的接続を確実にするためにパッド・ランドの径を貫通孔18の孔径より可能な範囲内で大きくしておくのが好ましい。
 筒状ガイド部材としてのブッシュ26は、導電性の部材であり、貫通孔18内の上部に設けられ、かつ、基板部10に形成された検査用配線部16に電気的に接続されている。
 ブッシュ26は、貫通孔18内に密着する筒部28と、筒部28の上端より検査用配線部16に重なるように延在するフランジ部30とを有するように構成してもよい。
 ブッシュ26は、例えば燐青銅、黄銅、ベリリウム銅等の導電率の高い銅系金属から構成される。ただし、必要に応じて耐摩耗性が高い硬質の金属材料、例えば炭素鋼(SK)やチタン(Ti)系金属から構成してもよい。ブッシュ26のフランジ部30が検査用配線部16に半田付けされることにより、それらの電気的接続を確実にすると共に、ブッシュ26を基板部10に固定している。
 プランジャー20は、導電性の部材であり、大径台座部22と小径軸部24とを一体に有し、大径台座部22が貫通孔18内のブッシュ26よりも下側に収容され、かつ、小径軸部24がブッシュ26の孔内に電気的に接続が保持されるように摺動可能に収容されている。
 プランジャー20は、その小径軸部24の先端部が被検査デバイス2の被検査端子部4と高頻度に接触・離脱するので、導電率および耐摩耗性が高い硬質の金属材料、例えば炭素鋼(SK)やチタン(Ti)系金属から構成される。高い硬度が要求されない場合には、必要に応じて、例えば、燐青銅、黄銅、ベリリウム銅等の銅系金属で構成してもよい。
 なお、プランジャー20の大径台座部22と小径軸部24は、円柱形状、円筒形状または多角柱形状でもよく、貫通孔18は、丸穴または多角形穴でもよい。一様なクリアランスを確保する観点から、プランジャー20の大径台座部22が円柱形状または円筒形状の場合には、貫通孔18は丸穴の方が好ましく、プランジャー20の大径台座部22が多角柱形状の場合には、貫通孔18はそれに対応した多角形穴とするのが好ましい。
 また、大径台座部22とコイルばね40との当接をより確実にするために、大径台座部22の下端部は円錐形状又は角錐形状に形成するのが好ましい。円錐形状又は角錐形状の斜面にコイルばね40の上端部が当接し、円錐形状又は角錐形状の頂点がコイルばね40の中空部に入り込むので、当接部が安定する。
 弾性体としてのコイルばね40は、所要の自由長を有し、貫通孔18内のプランジャー20よりも下側に収容され、プランジャー20の大径台座部22をブッシュ26の下端面に当接するように付勢して小径軸部24を基板上面部に突き出させる。コイルばね40は、任意の断面形状と材料(例えば、ばね用のピアノ線、ステンレス線、あるいは、プラスチック)で形成することができる。コイルばね40に代えて、ゴムなどを弾性体として用いることもできる。
 閉塞部材42は、貫通孔18内にコイルばね40を圧縮状態に押し込めて貫通孔18の下部を閉じている。閉塞部材42は貫通孔18の下部からコイルばね40が抜け出ることを阻止し、かつ、コイルばね40の下部を支持するものであり、任意の材料から形成することができる。閉塞部材42は、検査用基板1を支持する台座として機能させてもよい。
 なお、貫通孔18の代わりに、基板部10に貫通していない孔を形成してもよい。この場合には、閉塞部材42は不要になる。
 また、コイルばね40におけるプランジャー20の大径台座部22との当接部(すなわちコイルばね40の上端部)を基板部10の上面部に対して傾斜させてもよい。このようにすることで、コイルばね40に当接しているプランジャー20の小径軸部24が傾斜し、それにより小径軸部24とブッシュ26の上端部との接触がより強められる。これにより、検査時にプランジャー20が貫通孔18に所定距離だけ押し込められたとき、プランジャー20の小径軸部24の先端部の近傍においてブッシュ26との確実かつ安定した電気的接続が保持される。
 また、貫通孔18とコイルばね40との間の所与のクリアランスにより、検査時にプランジャー20が貫通孔18に所定距離だけ押し込められたとき、コイルばね40を貫通孔18内でそのクリアランスの範囲内で湾曲させるようにしてもよい。コイルばね40が湾曲すると、コイルばね40に当接しているプランジャー20の小径軸部24が傾斜し、それにより小径軸部24とブッシュ26の上端部との接触がより強められる。これにより、プランジャー20の小径軸部24の先端部の近傍においてブッシュ26との確実かつ安定した電気的接続が保持される。
 また、プランジャー20の大径台座部22の外径は、プランジャー20が貫通孔18から抜け出ないように、ブッシュ26の筒部28の内径より大きくするのが好ましい。
 また、プランジャー20の小径軸部24の先端部の表面に凹凸部を形成してもよい。このようにすることで、この凹凸部が被検査デバイス2の被検査端子部4に食い込むことにより、被検査端子部4とプランジャー20との電気抵抗を安定的に小さくすることができる。特に、被検査端子部4に酸化被膜が形成されている場合でも、凹凸部が酸化被膜を破って被検査端子部4の導電性金属部分との接続を確保することができる。図1では、凹凸部を角錐が連なったクラウン形状としたが、先端部の形状はこれに限定されず、被検査デバイス2の被検査端子部4の形状に対応させて円錐状、平面状、すり鉢状等の形状としてもよい。
 検査用基板1の製造方法は次のとおりである。まず、貫通孔18が開けられた基板部10に検査用配線部16を形成する方法は、プリント基板にスルーホールを開けて配線パターンを形成する従来の方法と同じである。この基板部10の貫通孔18の上部にブッシュ26を取り付けた後、基板部10の下面部からプランジャー20およびコイルばね40を貫通孔18に挿入し、基板下面部にて閉塞部材42で貫通孔18を閉じることにより製造される。
 上述のように、第1の実施形態による検査用基板1では、貫通孔18内にプランジャー20の大径台座部22が収容され、貫通孔18内の上部に設けられたブッシュ26の孔内にプランジャー20の小径軸部24が摺動可能に収容されている。また、コイルばね40がプランジャー20の大径台座部22をブッシュ26の下端面に当接するように付勢して小径軸部24を基板上面部に突き出させている。そして、被検査デバイス2の被検査端子部4に接触する導電性のプランジャーの小径軸部24が、導電性のブッシュ26と電気的に接続され、ブッシュ26が検査用配線部16と電気的に接続されている。
 このように、コイルばね40により付勢されたプランジャー20が基板部10の貫通孔18内に収容され、かつ、基板部10の上面部に形成された検査用配線部16とプランジャー20とをブッシュ26を介して電気的に接続させている。そして、図2に示すように、検査時には、プランジャー20の小径軸部24の先端部を被検査デバイス2の被検査端子部4に接触させた状態でプランジャー20が貫通孔18内に所定距離だけ押し込められる。これにより、プランジャー20の小径軸部24の先端部の近傍にて小径軸部24とブッシュ26とが電気的に接続される。
 すなわち、検査時に、被検査デバイス2の被検査端子部4からプランジャー20の小径軸部24の先端部およびその近傍を通ってブッシュ26を経て基板部10上の検査用配線部16に通じる導電路Aが形成される(図2参照)。この導電路の長さは被検査デバイス2が実際に使用されるときの導電路の長さにほぼ等しい。すなわち、図5Aに示すような従来のコンタクトプローブ80を用いる場合に比べて、コンタクトプローブ80の長さ(L)分だけ被検査デバイス2から検査用基板1までの導電路長を短くできる。これにより、特に高周波の機能試験等の事前試験を精度よく行うことができる。
 また、貫通孔18、プランジャー20、コイルばね40、ブッシュ26等からなる検査機構部を検査用基板1に設けているので、従来の検査用ソケットが不要になる。
(第2の実施形態)
 次に第2の実施形態に係る検査用基板100について図3を参照して説明する。
 第2の実施形態に係る検査用基板1は、基板部10が上側基板部12と下側基板部14とを有する点において第1の実施形態と異なり、それ以外の構成は同じである。よって、以下では基板部10の構成について説明し、それ以外の構成については説明を省略する。
 図3に示すように、基板部10は、検査用配線部16を有する上側基板部12と、上側基板部12の下側に重なる下側基板部14とを有し、貫通孔18は上側基板部12と下側基板部14に貫通している。このように構成することにより、上側基板部12の厚さが薄い場合であっても、任意の厚さの下側基板部14を重ねることで、全体の基板部10について必要な厚みを確保することができる。これにより、基板部10の剛性を高めることもできる。
 また、上側基板部12の下側に下側基板部14を重ねることにより、貫通孔18およびそれに収容されるコイルばね40も下側基板部14の厚み分だけ長くすることができ、プランジャー20の大径台座部22に与える付勢力を強めることができる。これにより、プランジャー20の小径軸部24の先端部と被検査デバイス2の被検査端子部4との接触力を強めて、接触部の電気抵抗を安定的に小さくすることができる。
 上側基板部12と下側基板部14とは、ネジ止め、ボルト・ナットによる締結、接着剤による接着等、任意の手段によって連結することができる。
(第3の実施形態)
 次に、第3の実施形態に係る検査用基板200について図4を参照して説明する。
 第3の実施形態に係る検査用基板200は、ブッシュ26の代わりにスルーホールメッキ32を有する点、コイルばね40が下側基板部14の貫通孔18内に収容されている点において第2の実施形態と異なり、それ以外の構成は同じである。
 図4に示すように、基板部10は、検査用配線部16を有する上側基板部12と、上側基板部12の下側に重なる下側基板部14とを有し、貫通孔18は上側基板部12と下側基板部14に貫通している。上側基板部12の貫通孔18と下側基板部14の貫通孔18は同径であるが、径を相違させてもよい。
 上側基板部12に筒状ガイド部材としてスルーホールメッキ32が設けられている。このスルーホールメッキ32は、上側基板部12の貫通孔18内に密着する筒部34と、筒部34の上端より延在し検査用配線部16に重なるフランジ部36と、筒部34の下端より上側基板部12の下面部に重なるように延在するフランジ部38とを有する。スルーホールメッキ32は、例えば銅メッキである。スルーホールメッキ32の厚さは、例えば0.05mm程度である。しかし、スルーホールメッキ32のメッキ材料およびその厚みはこれに限定されず、任意の材質、厚みを採用し得る。
 コイルばね40は、所要の自由長を有し、下側基板部14の貫通孔18内のプランジャー20よりも下側に収容されており、プランジャー20の大径台座部22をスルーホールメッキ32の下端面に当接するように付勢して小径軸部24を上側基板部12の上面部に突き出させる。大径台座部22の直径は、プランジャー20が貫通孔18から抜け出ないように、スルーホールメッキ32の筒部34の内径または上側基板部12の内径より大きくするのが好ましい。
 プランジャー20の小径軸部24は、少なくともスルーホールメッキ32の筒部34の上端部あるいはフランジ部36に電気的に接続する。図4において、この電気的接続による導電路を符号Bで示す。
 検査時には、プランジャー20の小径軸部24の先端部を被検査デバイス2の被検査端子部4に接触させた状態でプランジャー20が貫通孔18内に所定距離だけ押し込められる。これにより、プランジャー20の小径軸部24の先端部の近傍にて小径軸部24とスルーホールメッキ32の筒部34の上端部あるいはフランジ部36とが電気的に接続される。
 すなわち、検査時に、被検査デバイス2の被検査端子部4からプランジャー20の小径軸部24の先端部およびその近傍を通ってスルーホールメッキ32を経て上側基板部12上の検査用配線部16に通じる導電路が形成される。この導電路の長さは被検査デバイス2が実際に使用されるときの導電路の長さにほぼ等しい。すなわち、図5Aに示すような従来のコンタクトプローブ80を用いる場合に比べて、コンタクトプローブ80の長さ(L)分だけ被検査デバイス2から検査用基板1までの導電路長を短くできる。これにより、特に高周波の機能試験等の事前試験を精度よく行うことができる。
 また、筒状ガイド部材をスルーホールメッキ32で構成することにより、ブッシュ26などの部品が不要になる。これにより、部品点数が削減でき、組立コストを低減できる。
 また、図4に示すように、基板部10は、検査用配線部16を有する上側基板部12と、上側基板部12の下側に重なる下側基板部14とを有し、貫通孔18は上側基板部12と下側基板部14に貫通している。このように構成することにより、上側基板部12の厚さが薄い場合であっても、任意の厚さの下側基板部14を重ねることで、全体の基板部10について必要な厚みを確保することができるので、基板部10の剛性を高めることができる。
 なお、上記第1、第2および第3の実施形態では、被検査デバイス2の1つの被検査端子部4に対して、検査用基板1に設けられた貫通孔18、プランジャー20、コイルばね40、ブッシュ26等からなる1つの検査機構部について説明した。しかし、被検査デバイス2の被検査端子部4が複数ある場合には、それに対応する数の検査機構部を検査用基板1に設け得ることは勿論である。
 以上説明したように、本発明に係る検査用基板は、被検査デバイスから検査用基板までの導電路長を短くできる検査用基板を提供することができるという効果を有し、半導体集積回路デバイスの検査用基板の全般に有用である。
 1 検査用基板
 2 被検査デバイス
 4 被検査端子部
 10 基板部
 12 上側基板部
 14 下側基板部
 16 検査用配線部
 18 貫通孔
 20 プランジャー
 22 大径台座部
 24 小径軸部
 26 ブッシュ(筒状ガイド部材)
 28 筒部
 30 フランジ部
 32 スルーホールメッキ(筒状ガイド部材)
 34 筒部
 36、38 フランジ部
 40 コイルばね(弾性体)
 42 閉塞部材
 100、200 検査用基板
 

Claims (4)

  1.  基板部と、前記基板部に、前記基板部の上側に近接して配置される被検査デバイスの下面部の被検査端子部に対応して形成された検査用配線部と、を備えた検査用基板であって、
     前記検査用配線部の前記被検査端子部に対応する位置に前記検査用配線部より穿たれかつ前記基板部を貫通する貫通孔と、
     前記貫通孔内の上部に設けられかつ前記検査用配線部に電気的に接続された導電性の筒状ガイド部材と、
     大径台座部と小径軸部とを一体に有し、前記大径台座部が前記貫通孔内の前記筒状ガイド部材よりも下側に収容されかつ前記小径軸部が前記筒状ガイド部材の孔内に電気的に接続が保持されるように摺動可能に収容された導電性のプランジャーと、
     前記貫通孔内の前記プランジャーよりも下側に収容され前記プランジャーの前記大径台座部を前記筒状ガイド部材の下端面に当接するように付勢して前記小径軸部を前記基板上面部に突き出させる所要自由長の弾性体と、
     前記貫通孔内に前記弾性体を圧縮状態に押し込めて前記貫通孔の下部を閉じている閉塞部材と、
    を備えたことを特徴とする検査用基板。
  2.  前記筒状ガイド部材は、前記貫通孔内に密着する筒部と、前記筒部の上端より前記検査用配線部に重なるように延在するフランジ部とを有するブッシュであることを特徴とする請求項1に記載の検査用基板。
  3.  前記基板部は、前記検査用配線部を有する上側基板部と、前記上側基板部の下側に重なる下側基板部とを有し、前記貫通孔は前記上側基板部と前記下側基板部に貫通していることを特徴とする請求項2に記載の検査用基板。
  4.  前記基板部は、前記検査用配線部を有する上側基板部と、前記上側基板部の下側に重なる下側基板部とを有し、前記貫通孔は前記上側基板部と前記下側基板部に貫通しており、前記筒状ガイド部材は、前記上側基板部の前記貫通孔内に密着する筒部と、前記筒部の上端より延在し前記検査用配線部に重なるフランジ部と、前記筒部の下端より前記上側基板部の下面部に重なるように延在するフランジ部と、を有するスルーホールメッキであることを特徴とする請求項1に記載の検査用基板。
     
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