明 細 書
ベンゼン化合物
技術分野 .
[0001] 本発明は、ベンゼン化合物に係わり、詳細には、 acetyl CoA carboxylase (以下、 A CCと略記する場合もある)阻害活性を有する新規なベンゼン'化合物に関する。
背景技術
[0002] 近年、肥満は、動脈硬化性疾患、特に冠動脈疾患の主要なリスクファクターである ことが明らかとなってきた。すなわち、肥満個体では、蓄積された内臓脂肪から、脂肪 酸や TNF- ct等の種々の因子が放出され、これらが骨格筋、肝臓および脂肪組織に おけるインスリン抵抗性を惹起するとともに、肝臓における中性脂肪の合成を促進し 、高脂血症をもたらすことが報告されている。更に、インスリン抵抗性によって代償的 に上昇した血中のインスリンは、耐糖能異常、更には糖尿病を引き起こすだけではな く、腎臓における Naイオンの再吸収亢進や交感神経の活性化を介して、末梢血管抵 抗を上昇させ、最終的に高血圧状態を形成する。肥満によってもたらされた高脂血 症、糖尿病および高血圧は、脳血管障害や冠動脈疾患などの動脈硬化症に基づく 血管障害を惹起し、生命予後に深刻な影響を与えるものと考えられている。
肥満治療の基本は運動療法と食事療法であるが、人間の根源的な欲求との対立、 労働時間との兼ね合レ、、ストレスの増加など様々な要因から、設定した目標を達成す ることには多大の困難が伴う。極度の肥満患者には胃縮小術、胃バイパス術などの 外科治療が適応されることがあるが、肥満者は開腹手術をすると感染、脂肪融解など の創合併症をしばしば起こし、.多大な時間の喪失、苦痛を伴うのが現状である。従つ て、安全かつ簡便に食事 ·運動療法を補完することのできる医薬品の併用が必要とさ れている。現在、抗肥満薬として使用されている医薬品として、マジンドール、シブト ラミンなどの中枢性食欲抑制剤と、脖リパーゼ阻害剤であるオルリスタツトが挙げられ る。中枢作働性の薬剤では、ロ渴、便秘、胃不快感、時には幻聴'幻視など重篤な 副作用が出現することがあり、また、オル'リスタツトでは、下痢、失禁、放屁などの消化 管における副作用が認められている。概ね、これらの抗肥満薬については、副作用
の出現しなレ、投与量では効果は緩やかであり、長期にわたる使用の安全性は未だ 確立されておらず、肥満に深く関わるインスリン抵抗性などに対する有益な作用はほ とんど認められていないのが現状である。
[0003] インスリン抵抗性に関しては、ビグアナイド剤やペルォキシゾーム増殖関連レセプタ 一(以下、 PPARと略する) yのァゴニストを使用した治療が広く行われている。ビグァ ナイド剤に関しては、主に非インスリン依存性糖尿病患者に対して、インスリン抵抗性 の改善に加え、血糖降下作用や高脂血症改善作用を示すことが報告されている。し かしながら、その単独での治療効果は不十分であり、また、上腹部不快感、嘔気、下 痢などの消化器症状に加え、乳酸ァシ'ドーシス等の生命の危険を伴う副作用を示す ことが明らかとなっている。 PPAR yァゴニストに関しては、ビグアナイド剤と同じぐ非 インスリン依存性糖尿病患者のインスリン抵抗性、高血糖、高脂血症および高血圧を 改善するが、副作用(肥満、劇症肝炎)の点で、未だ満足できるものとは言い難い。
[0004] ACCは、 Acetyl CoAより、 Malonyl CoAの合成を触媒する酵素であり、長鎖脂肪酸 の合成における律速酵素である。また、 ACCにより、 Acetyl CoAから合成された Malo nyl CoA自体は、遊離長鎖脂肪酸のエネルギー源としての消費に関与する Carnitine acyltransferaseを負に制御していることが知られている。更に、内臓脂肪組織におけ る脂肪酸合成の活性化には、 ACCの活性化が関与しているものと考えられている。 従って、 ACCを阻害する薬剤は、生体内における長鎖脂肪酸および中性脂肪の新 たな合成を抑制するだけではなく、既存の脂肪組織を減少させることにより、肥満症 および肥満によって誘発される高脂血症ならびにインスリン抵抗性に基づく様々な疾 患の治療薬および予防薬としての可能性を有する。哺乳類の ACCを阻害する物質と して、ァシルスルホンアミド誘導体、 5 - (tetradecyloxy)- 2-ftjroic acidおよびビォチン誘 導体等の化合物が知られている。アシフレスルホンアミド誘導体に関しては、 in vitroに おいて骨格筋細胞の糖取り込みを促進するとともに、糖尿病モデル動物に対して、 血糖降下作用を発揮することが明らかとなっており、ヒトに対する医薬品としての有用 性が期待されている (特許文献 1〜7、非特許文献:!〜 2参照)。
[0005] 特許文献 1 :特開平 11- 171847号公報
. 特許文献 2 :特開平 11- 171848号公報
特許文献 3:特開平 11- 171856号公報
特許文献 4 :国際公開 02- 02517号パンフレット '
特許文献 5:国際公開 02-02101号パンフレット
特許文献 6:国際公開 03- 59886号パンフレット
特許文献 7 :国際公開 03- 59871号パンフレット
非特許文献 1: J. Biol. Chem. 226, 497-509 (1957)
非特許文献 2 :J. Biol. Chem. 277, 16347-16350 (2002)
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0006] 本発明の目的は、肥満症および肥満によって誘発される高脂血症ならびにインスリ ン抵抗性に基づく様々な疾患 (耐糖能異常、糖尿病、糖尿病性末梢神経障害、糖尿 病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症、高血圧、動脈硬化症)の治療に 有効な ACC活性阻害剤またはそれを用いた治療法の提供にある。
課題を解決するための手段
[0007] 本発明者らは、かかる課題を解決するために、鋭意検討した結果、ある特定の新規 骨格を有するキノリン:誘導体に優れた ACC阻害活性が認められることを見出し、本発 明を完成するに至った。従って、本発明は、新規なキノリン誘導体;ベンズイミダゾー ル誘導体;アセチレン'、ォキサジァゾール又はチアゾール化合物誘導体;又はベン ゼンジァミン誘導体を有効成分とする医薬、特に ACC活性阻害剤およびそれを用い ' た治療法を提供する。
本発明は、以下の第一から第四の態様を包含する。.
第一の態様:
[0008] (1)下記一般式 (I-I)で示されるキノリン誘導体、その医薬的に許容しうる塩、または それらの溶媒和物。
[0010] (但し、式中、 Xは下記一般式 (ΙΗ)又は (III- 1)のいずれかであり、
[0011] [化 2]
(Π-Ι) (ΐπ-ΐ)
[0012] (式中、環 Αは、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素、置換もしくは無置換の芳香 族複素環、無置換または置換の環状アルケニル、置換もしくは無置換の環状アルキ ルのいずれかであり、
式中 Bは、単結合または下記一般式 (0乃至 (xiv)のいずれかで表される基である。
[0013] [化 3]
但し、式中 R12〜R17は、それぞれ同じでも異なっていても良ぐ置換もしくは無置 換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルケニル基、置換 もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルコ キシ基、置換もしくは無置換の C1〜C12のアシノレ基、置換もしくは無置換の芳香族炭 化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基、水素原子、水酸基、メルカプト基 、置換もしくは無置換の C1〜C12の置換アミノ基、置換もしくは無置換の C1〜C6のァ ルキルチオ基、ニトロ基、ハロゲン原子、またはシァノ基で表される基のいずれかであ る。)
式中 Vは、上記一般式 (X)もしくは (xi)で表されるいずれかの基、または単結合であ り、
式中 R1〜R3は、それぞれ同じでも異なっていてもよぐ置換もしくは無置換の Cl〜 C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルケニル基、置換もしくは無 置換の C2〜C12のアルキニル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換も ■ しくは無置換の芳香族複素環基で表される基のいずれかであり、
式中 R4〜R6、 R8〜R10は、それぞれ同じでも異なっていても良ぐ置換もしくは無 置換の C1〜C12のアル'キル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルケニル基、置 換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置換もしくは無置換の C1〜C12のァ ノレコキシ基、置換もしくは無置換の C1〜C12のァシル基、置換もしくは無置換の芳香 族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基、水素原子、水酸基、メルカ ブト基、置換もしくは無置換の C1〜C12の置換アミノ基、置換もしくは無置換の Cl〜 C6のアルキルチオ基、ニトロ基、ハロゲン原子、またはシァノ基で表されるいずれか の基であり、
[0015] 式中 R7は、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C 2〜C12のアルケニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置換もしく は無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基、水素原子 、水酸基、メル'カプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、またはシァノ基,ヒドロキシル 'ァミノ基 、カルボキシル基で表される基、 R1S— W—で表される基(但し、式中 R18は置換もし くは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアル'ケニル 基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置換もしくは無置換の芳香族 炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基で表される基、一 W—は、 -CH 2NHCO -、— S02NHCO—、 -NHCOCH2 -、— CONHCH2 -、 - NHCO -、— CONH -、 _OC 0一、一 NHCONH一、— CH2NHCS―、— S02NHCS―、 -NHCSCH2-, -CSNHCH2-,一 NHC S一、― CSNH一、 -NHCSNH-, -CH2NHS02-, -CONHS02—、一 CSNHS02—、 -NHS02C H2—、 - S02NHCH2-,― NHS02 -、― S02NH―、― NHS02NH―、― S -、 _0 -、または— NH -で表される基)で表される基のいずれかであり、
式中 R11は、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルケニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置換もし くは無置換の C1〜C12のァシル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換 もしくは無置換の芳香族複素環基で表される基であり、
式中 nは、 0〜5のいずれかの整数である。) ■
[0016] (2) ·Χが一般式 (IH)で示される項(1)記載のキノリン'誘導体、その医薬的に許容し うる塩、またはそれらの溶媒和物。
(3) xが一般式 (m- 1)で示される項(l)記載のキノリン誘導体、その医薬的に許容し うる塩、またはそれらの溶媒和物。
(4) 環 Aが、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族炭化水素環、 1,2位 、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族複素環、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を 置換位置とする環状アルケニル、または 1,1位、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位 置とする環状アルキルで示される項(2)記載のキノリン誘導体、その医薬的に許容し うる塩、またはそれらの溶媒和物。
(5) 環 Aが、置換もしくは無置換のベンゼン環である項(4)記載のキノリン誘導体、 その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(6) 式中 R7が、カルボキシル基,水素原子または R18— W—で表される基(一 W—が 、 -OCO-、 -S02NHCO-または- CONHS02 -のいずれかで表される基)で表される基 のいずれかである項(5記載のキノリン誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそ れらの溶媒和物。
(7) 式中 Bが、一般式 (ii)ヽ (iii)、 (iv)、 (vi)、(viO、 (viii)ヽ (ix)または (xiv)のいずれかで表 される基である項(6)記載のキノリン誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれ らの溶媒和物。
(8) 式中 Bが、一般式(ii)で表される基である項(7)記載のキノリン誘導体、その医 薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(9) 式中 B力 一般式(xiv)で表される基であり、項(7)記載のキノリン誘導体、その 医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(10) 式中 R18が、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置 換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基のいずれかである 項 (8)記載のキノリン誘導体、その医薬的に許容しうる埠、またはそれらの溶媒和物。
(11) 式中 R7が R18-W-で表され R18が、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル 基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換のいずれかで表 される芳香族複素環基、項 (9)記載のキノリン誘導体、その医薬的に許容しうる塩、ま たはそれらの溶媒和物。
(12) 式中の R9, R10が、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしく
は無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基のいずれか で表される項(3)記載のキノリン誘導体、医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒 和物。
[0018] (13) 項(1)乃至(12)のいずれ力 1項記載のキノリン誘導体、その医薬的に許容しう る塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする高脂血症の予防および/または治 療薬
(14) 項(1)乃至(12)のいずれか 1項記載のキノリン誘導体、その医薬的に許容しう る塩、またはそれらめ溶媒和物を有効成分とする脂肪肝の予防および/または治療 薬。
(15) 項(1)乃至(12)のいずれ力 1項記載のキノリン誘導体、その医薬的に許容しう る塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする血糖降下剤。
(16) 項(1)乃至(12)のいずれ力 1項記載のキノリン誘導体、その医薬的に許容しう る塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする耐糖能異常、糖尿病の予防および /または治療薬。
• (17) 項(1)乃至(12)のいずれ力 1項記載のキノリン誘導体、その医薬的に許容しう る塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性 腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症、高血圧または動脈硬化症いずれかの 糖尿病性合併症の予防および/または治療薬。
[0019] (18) 項(1)乃至(12)のいずれ力 1項記載のキノリン誘導体、その医薬的に許容しう る塩、 'またはそれらの溶媒和物を有効成分とする高血圧ならびに動脈硬化症の予防 および/または治療薬。
(19) 項(1)乃至(12)のいずれ力 1項記載のキノリン誘導体、その医薬的に許容しう る塩、またはそれらの溶媒和物と、下記 a群の薬剤のいずれか一つまたは二つとを有 効成分として組み合わせてなる肥満症、高脂血症、脂肪肝、耐糖能異常、糖尿病、 糖尿病性合併症 (糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿 病性大血管症、高血圧、動脈硬化症)、高血圧もしくは動脈硬化症の予防および/ま たは治療薬、あるいは血糖降下剤。
a :インスリン、スルホニルゥレア剤、 ひグリコシ —ゼ阻害剤、ビグアナイド剤、 PPAR-
a :インスリン、スルホニルゥレア剤、 αグリコシダ—ゼ阻害剤、ビグアナイド剤、 PPAR- γァゴニスト、 PPAR- γアンタゴニスト、 PPAR- αァゴニスト、 SGLT阻害剤、 GLP-1受 容体アンタゴニスト、 DPP-IV阻害剤、アルドース還元酵素阻害剤、糖尿病性神経障 害治療薬、 HMG-CoA還元酵素阻害剤、抗酸化剤、カルシウム拮抗薬、アンジォテ ンシン変換酵素阻害薬、アンジォテンシン II受容体拮抗剤、ベータ遮断薬、 (X 1遮断 薬、利尿剤、抗肥満薬、低エネルギー食。
(20) 項(1)乃至 (12)のいずれか 1項記載のキノリン誘導体、その医薬的に許容しう る塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする医薬組成物。
[0020] 第二の態様:
(1) 下記一般式 (HI)で示されるベンズイミダゾール誘導体、その医薬的に許容しう る塩またはそれらの溶媒和物。
[0021] [化 4]
(式中環 Aは、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素、置換もしくは無置換の芳香族 複素環、置換もしくは無置換の環状アルキル、無置換または置換の環状アルケニル であり、
式中 Bは、一般式(i)乃至 (viii)のいずれかで表される基であり、
(v) (vi) (vii) (viii)
[0024] 式中 Rl及び R2は、それぞれ同じでも異なってもよぐ置換もしくは無置換の C1〜C 12のアルキル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のァルケ-ル基、置換もしくは無置 換の C2〜C12のアルキニル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もし くは無置換の芳香族複素環基で表される基のレ、ずれかであり、
式中 R3は、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C 2〜C12のアルケニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアル'キニル基、置換もしく は無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基、水素原子 、水酸基、メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、またはシァノ基,ヒドロキシルァミノ基 、カルボキシル基で表される基、または R7— X—で表される基(但し、式中 R7は置換 もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアル'ケニ ル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置換もしくは無置換の芳香 族炭化水素基、または置換もしくは無置換の芳香族複素環基で表される基であり、 式中 Xは、 -CH2NHCO-, - S02NHCO-、 - NHCOCH2 -、 - CONHCH2-、 - NHCO-、 - CONH -、 - OCO -、 -NHCONH -、 - CH2NHCS -、 - S02NHCS -、 - NHCSCH2 -、 -CS NHCH2—、 -NHCS-,一 CSNH一、一 NHCSNH―、一 CH2NHS02一、 CONHS02一、 -CSNH S02 -、 - NHS02CH2-、 - S02NHCH2 -、 - NHS02 -、 - S02NH -、 - NHS02NH -、 - S- 、 - 0-、または- NH-で表される基のいずれかである。)で表される基のいずれかであ り、
[0025] 式中 R4は、それぞれ同じでも異なってもよぐ置換もしくは無置換の C1〜C12のァ
ルキル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルケニル基、置換もしくは無置換の C 2〜C12のアルキニル基、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルコキシ基、置換もしく は無置換の C1〜C12のアシノレ基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換も しくは無置換の芳香族複素環基、水素原子、水酸基、メルカプト基、置換もしくは無 置換の C1〜C12の置換アミノ基、置換もしくは無置換の C1〜C6のアルキルチオ基、 ニトロ基、ハロゲン原子、またはシァノ基で表される基であり、
式中 R5及び R6は、置換もしくは無置換の C1〜C12のプルキル基、置換もしくは無 置換の C2〜C12のアルケニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、 置換もしくは無置換の C1〜C12のアルコキシ基、置換もしくは無置換の C1〜C12のァ シノレ基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複 素環基、氷素原子、水酸基、メルカプト基、置換もしくは無置換の C1〜C12の置換ァ ミノ基、置換もしくは無置換の C1〜C6のアルキルチオ基、ニトロ基、ハロゲン原子、ま たはシァノ基で表される基であり、
式中 nは、 0乃至 5のいずれかの整数である。)
(2) 式中環 Aが、.1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族炭化水素、 1,2 位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族複素環、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位 を置換位置とする環状アルケニル、または 1,1位、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位 置とする環状アルキルで示される項(1)記載のベンズイミダゾール誘導体、その医薬 的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(3) 式中環 A力 置換もしくは無置換のベンゼン環である項 (2)記載のベンズイミダ ゾール '誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(4) 式中 R3が、カルボキシル基もしくは R7—X—で表される基(但し、式中 Xが、 - 0 CO-、 -S02NHCO-または -CONHS02-のいずれかで表される基)のいずれかである 項(3)記載のベンズイミダゾール'誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれら の溶媒和物。
(5) 式中 B力 一般式 (i)、(iii)もしくは (vii)で表される基である項(4)記載のベンズィ ミダゾール誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(6) 式中 R1及び R2が、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル'基、置換もしくは
無置換の芳香族炭化水素基、または置換もしくは無置換の芳香族複素環基で表さ れる項(5)記載のベンズイミダゾール誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそ れらの溶媒和物。
(7) 式中 R3が、 R7— X—で表される基(但し、式中 Xが- CONHS02-で表される基) である項(6)記載のベンズイミダゾール誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそ れらの溶媒和物。 ,
(8) 式中 R7が、置換もしくは無置換の C1〜ひ 2のアルキル基、置換もしくは無置換 の芳香族炭化水素基、または置換もしくは無置換の芳香族複素環基で表される項 (7 )記載のベンズイミダゾール誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶 媒和物。
(9) 項(1)乃至(8)のいずれか 1項記載のベンズイミダゾ一ル誘導体、その医薬的 に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする高脂血症の予防および/ または治療薬。
(10) 項(1)乃至(8)のレ、ずれか 1項記載のベンズイミダゾール誘導体、その医薬的 に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする脂肪肝の予防および/ま たは治療薬。
(11) 項(1乃至(8)のいずれ,か 1項記載のベンズイミダゾール誘導体、その医薬的 に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする血糖降下剤。
(12) 項 1乃至 8のいずれか 1項記載のベンズイミダゾール誘導体、その医薬的に許 容レうる塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする耐糖能異常、糖尿病の予防 および/または治療薬。
(13) 項(1)乃至(8)のいずれ力 1項記載のベンズイミダゾール誘導体、その医薬的 に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする糖尿病性合併症 (糖尿 病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症、高血圧 、動脈硬化症)の予防および/または治療薬。
(14) 項(1)乃至(8)のいずれ,か 1項記載のベンズイミダゾール誘導体、その医薬的 に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする高血圧ならびに動脈硬 化症の予防および/または治療薬。
[0028] (15) 項(1 )乃至(8)のいずれ力 1項記載のベンズイミダゾール誘導体、その医薬的 に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物と、下記 a群の薬剤のいずれか一つまたは 二つとを有効成分として組み合わせてなる肥満症、高脂血症、脂肪肝、耐糖能異常 、糖尿病、糖尿病性合併症 (糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網 膜症、糖尿病性大血管症、高血圧、動脈硬化症)、高血圧もしくは動脈硬化症の予 防および/または治療薬、あるいは血糖降下剤。 a :インスリン、スルホユルクレア剤、 aグリコシダ一ゼ阻害剤、ビグアナイド斉 IJ、 PPAR- γァゴニスト、 PPAR- γアンタゴニ スト、 PPAR- αァゴニスト、 SGLT阻害斉 I」、 GLP-1受容体アンタゴニスト、 DPP-IV阻害 剤、アルドース還元酵素阻害剤、糖尿病性神経障害治療薬、 HMG-CoA還元酵素 阻害剤、抗酸化剤、カルシウム拮抗薬、アンジォテンシン変換酵素阻害薬、アンジォ テンシン II受容体拮抗剤、ベータ遮断薬、 α 1遮断薬、利尿剤、抗肥満薬、低ェネル ギ一食。
(16) 項(1 )乃至(8)のいずれ力 4項記載のベンズイミダゾール誘導体、その医薬的 に許容される塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする医薬組成物。
[0029] 第三の態様:,'
( 1) 下記一般式(1Α-ΠΙ) , (1Β-ΠΙ), (1C-III)または(ID-ΙΠ)のレ、ずれかで示されるァ セチレン、ォキサジァゾール、チアゾール化合物誘導体、その医薬的に許容しうる塩 、またはそれらの溶媒和物。
[0030] [化 6]
(1A-III) ' (1B-III)
(1C-III) (1D-III)
(式中、環 Aは、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素、置換もしくは無置換の芳香 族複素環、無置換または置換の環状アルケニル、置換もしくは無置換の環状アルキ ルのいずれかであり、 ,
式中 ま、単結合または一般式 (i),(ii),(iii),Gv),(v),(vi),(vii),(vm),(k),(x)または Od)の いずれかで表される基であり、 .
(0 (ii) (iv) (v)
(x) (xi)
[0033] 式中 Rlは、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香 族複素環基のいずれかであり、
式中 R2は、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C 2〜C12のアルケニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置換もしく は無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基、水素原子 、水酸基、メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、またはシァノ基,ヒドロキシルァミノ基 、カルボキシル '基で表される基、 R19— X—で表される基(但し、式中 R19は置換もしく は無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルケニル基 、置換もしくは無置換の C2〜'C12のアルキニル基、置換もしくは無置換の芳香族炭
化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基で表される基、— X—は、 -CH2N HCO_、 - S02NHCO - NHCOCH2 -、 - CONHCH2 -、 -NHCO -、 -CONH -、 - OCO- 、一 NHCONH―、—CH2NHCS一、—S02NHCS―、 _NHCSCH2_、 _CSNHCH2_、— NHCS - 、 - CSNH -、 -NHCSNH -、 - CH2NHS02 -、 - CONHS02-、 - CSNHS02_、 -NHS02CH 2 -、― S02NHCH2-,― NHS02—、 - S02NH―、 -NHS02NH―、― S―、一 0 -、または HMH— で表される基)で表される基のいずれかであり、 R19と Xとが C1〜C12のアルキレン基 又は C2〜C12のァルケ二レン基で連結されていてもよぐ
[0034] 式中 R3は、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C 2〜C12のアルケニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置換もしく は無置換の C1〜C12のアルコキシ基、置換もしくは無置換の C1〜C12のァシル基、 置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基、 水素原子、水酸基、メルカプト基、置換もしくは無置換の C1〜C12の置換アミノ基、置 換もしくは無置換の C1〜C6のアルキルチオ基、ニトロ基、ハロゲン原子、またはシァ ノ基のいずれかであり、
式中 R4,R5,R6は、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置 換の C2〜,C12のアルケニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置 換もしくは無置換の C1〜C12のアルコキシ基、置換もしくは無置換の C1〜C12のァシ ル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素 環基、水素原子、水酸基、.メルカプト基、置換もしくは無置換の 〜 C12の置換アミノ 基、置換もしくは無置換の C1〜C6のアルキルチオ基、ニトロ基、ハロゲン原子または シァノ基のレ、ずれかであり、
[0035] 式中 Vは、上記一般式 (iv),(v),(vi),(vii),(viii)で表される基であり、
式中 R7,R8は、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換 の C2〜C12のアルケニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置換 もしくは無置換の C1〜C12のアルコキシ基、置換もしくは無置換の C1〜C12のアシノレ 基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環 基、水素原子、水酸基、メルカプト基、置換もしくは無置換の C1〜C12の置換アミノ基 、置換もしくは無置換の C1〜C6のアルキルチオ基、ニトロ基、ハロゲン原子またはシ
ァノ基のいずれかであり、
式中 R9は、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C 2〜C12のアルケニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置換もしく は無置換の C1〜C12のァシル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換も しくは無置換の芳香族複素環 のいずれかであり、
式中 R10,R11は、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置 換の C2〜C12のアルケニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置 換もしくは無置換の C1〜C12のアルコキシ基、置換もしくは無置換の C1〜C12のァシ ル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素 環基、水素原子、水酸基、メルカプト基、置換もしくは無置換の C1〜C12の置換アミノ 基、置換もしくは無置換の C1〜C6のアルキルチオ基、ニトロ基、ハロゲン原子または シァノ基のいずれかであり、
[0036] 式中 Yは、 NHCO-、— OCO—、 - NHCS -、 - S02NHCS -、— NHCS―、 _S02_、 -CONH S02-、 - CSNHS02 -または- NHS02-で表される基)で表される基のいずれかであり、 式中 R12は、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルヶニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置換もし くは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基のいずれ かであり、 ' 式中 D、 Eは、(一 CO—、— CS -、 -CH2-、 - NHCO -、 - N(R20)CO_,_OCO_、—NHCS―、 - N(R20)CS -、 - S02-、 -NHS02 -または- N(R20)SO2-で表される基のいずれかであり( 但し、 R20は、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C 2〜C12のアルヶニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置換もしく は無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基で表される 基)ヽ ηίま 1、 2, 3, 4, 5のレヽずれ,力である。
[0037] (2) 一般式(1A- III)で示される化合物である項(1)記載のアセチレン、ォキサジァゾ 一ル'、チアゾール化合物誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれ,らの溶媒 和物。
(3) 一般式(IB- III)で示される化合物である項(1)記載のアセチレン;ォキサジァゾ
ール、チアゾール化合物誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒 和物。
(4) 一般式(1C-III)で示される化合物である項(1)記載のアセチレン、ォキサジァゾ 一ル'、チアゾール化合物誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒 和物。
(5) 一般式(1D-III)で示される化合物である項(1)記載のアセチレン、ォキサジァゾ ール、チアゾール化合物誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒 和物。
(6) 環 Aが、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族炭化水素、 1,2位、 1 ,3位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族複素環、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換 位置とする環状アルケニル、または 1,1位、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とす る環状アルキルで示される項(2)記載のアセチレン、ォキサジァゾ一ル'、チアゾール 化合物誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(7) 環 Aが、置換もしくは無置換のベンゼン環である項(5)記載のアセチレン、ォキ サジァゾール、チアゾ一ル化合物誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれら の溶媒和物。 '
(8) 式中 R2が、カルボキシノレ基、水素原子または R19— X—で表される基(一 X—が 、 - OCO-、 - S02NHCO-または- CONHS02-のいずれかで表される基)で表される基'
' のいずれかである項(7)記載のアセチレン、ォキサジァゾ一ル、チアゾール化合物誘 導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(9)式中 Bが、一般式(ii),(iii) iv),(v),(vO,(vii),(viii)または (xi)で表される基のいずれ かである項(8)記載のアセチレン、ォキサジァゾール、チアゾール化合物誘導体、そ の医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
do) 式中 Bが、一般式一般式(ii),(m),(vi),(v),(vi),(vii),(vm)のいずれかで表される基 である項(8)記載のアセチレン、ォキサジァゾール、チアゾール化合物誘導体、その 医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(11) 式中 Bが、一般式(xi)で表される基である項 (8)記載のアセチレン、ォキサジ ' ァゾール、チアゾール化合物誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶
媒和物。 .
(12) 式中 R19が、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置 換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基のいずれ力の基で ある項(10)記載のアセチレン、ォキサジァ ール、チアゾール化合物誘導体、医薬 的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
[0039] (13) 式中 R19が、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置 換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基のいずれかの基で ある項(11)記載のアセチレン、ォキサジァゾール、チアゾール化合物誘導体、その 医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(14) 一般式(IB- III)中の R7,R8が、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、 置換 しくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基の いずれかの基である項(3)記載のアセチレン、ォキサジァゾール、チアゾール化合物 誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(15) 一般式(1C- III)中の R10,R11が、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル 基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環 基のレ、ずれかの基である項(4)記載のアセチレン、ォキサジァゾ一ル'、チアゾール化
. 合物誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(16) 一般式(1D-III)中の D,E力 - CO-または- CH2-で表される基のいずれかであ り、式中 R2が、カルボキシル基、水素原子または R19—X—で表される基(但し、一X ― 、 - OCO-、 - S02NHCO-または- CONHS02-のいずれかで表される基)のいず れかである項(5)記載のアセチレン、ォキサジァゾ一ル'、チアゾール化合物誘導体、 その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
[0040] (17) 項(1)乃至(16)のいずれ力 1項記載のアセチレン、ォキサジァゾール、チアゾ ール化合物誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物を有効成 分とする高脂血症の予防および/または治療薬。
(18) 項(1)乃至(16)のいずれか 1項記載のアセチレン、ォキサジァゾール、チアゾ ール化合物誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物を有効成 分とする脂肪肝の牛防および/または治療薬。
(19) 項(1)乃至(16)のいずれ力 1項記載のアセチレン、ォキサジァゾール、チアゾ ール化合物誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物を有効成 分とする血糖降下剤。
(20) 項(1)乃至(16)のいずれ力 1項記載のアセチレン、ォキサジァゾール、チアゾ ール化合物誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物を有効成 分とする耐糖能異常、糖尿病の予防および/または治療薬。
(21) 項(1)乃至(16)のいずれ力 1項記載のアセチレン、ォキサジァゾール、チアゾ ール化合物誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物を有効成 分とする糖尿病性合併症 (糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜 症、糖尿病性大血管症、高血圧、動脈硬化症)の予防および/または治療薬。
(22) 項(1)乃至(16)のいずれか 1項記載のアセチレン、ォキサジァゾール人チアゾ ール化合物誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物を有効成 分とする高血圧ならびに動脈硬化症の予防および/または治療薬。
(23) 項(1)乃至(16)のいずれ力 1項記載のアセチレン、ォキサジァゾール、チアゾ ール化合物誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物と、下記 A 群の薬剤のいずれか一つまたは二つとを有効成分として組み合わせてなる肥満症、 高脂血症、脂肪肝、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病性合併症 (糖尿病性末梢神経障 害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症、高血圧、動脈硬化症)、 高血圧もしくは動脈硬化症の予防および/または治療薬、あるいは血糖降下剤。 A:インスリン、スルホニルゥレア剤、 αグリコシダーゼ阻害剤、ビグアナイド剤、 PPAR- γァゴニスト、 PPAR- γアンタゴニスト、 PPAR- aァゴニスト、 SGLT阻害斉1」、 GLP-1受 容体アンタゴニスト、 DPP- IV阻害剤、アルドース還元酵素阻害剤、糖尿病性神経障 害治療薬、 HMG- CoA還元酵素阻害剤、抗酸化剤、カルシウム拮抗薬、アンジォテ ンシン変換酵素阻害薬、アンジォテンシン II受容体拮抗剤、ベータ遮断薬、 a 1遮断 薬、利尿剤、抗肥満薬、低エネルギー食。
(24) 項(1)乃至(16)のいずれ力 1項記載のアセチレン、ォキサジァゾール、チアゾ ール化合
物誘導体、その医薬的に許容される塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする
医薬組成物。
[0042] 第四の態様:
(1) 下記一般式(1A - IV)で示されるベンゼンジァ ン'誘導体、医薬的に許容しうる 塩またはそれらの溶媒和物。
[0043] [化 8]
[0044] (一般式 (1A-IV).中、式中 Aは、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もし くは無置換の芳香族複素環基、無置換または置換の環状アル'ケニル基、置換もしく は無置換の環状アル'キル'基であり、
式中 Bは、一般式(i),(ii),(iii),(iv),(v),(vi),(vii),(viii),Gx)または(X)で表される基であり
[0045] [化 9]
(viii)
(ix)
[0046] (式中、 R12、 R13、 R14及び R15は、水素原子、置換もしくは無置換の C1〜C12のァ ルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基又は環状アルキル基であり、 R1 2と R13とが一緒になつて 5 -又は 6-員環を形成してもよく)
式中 Dは、水素原子、ニトロ基または R3と R4により置換されたァミノ基であり、 ' 式中 R1 ,R2,R3,R4は、水素原子、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置 換もしくは無置換の C2〜C12のアルケニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のァ ルキニル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の 〜 C18のァシル基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基、環状アルキル基で表され, る基のいずれかであり、式中 R1と R2と R3と R4は、それぞれ同じでも異なってもよぐ R1 と R2、 R3と R4がそれぞれ一緒になつて窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含んで いても良い 5-、 6 -又は 7 -員環を形成してもよぐ
[0047] 式中 R5は、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C 2〜C12のアルヶニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置換もしく は無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基、水素原子
、水酸基、メルカプト基、ニトロ基、ハロゲン原子、またはシァノ基,ヒドロキシルァミノ基
、カルボキシル基で表される基、 RIO— X—で表される基(但し、式中 R10は、水素原 子、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C2〜C12の アルケニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置換もしくは無置換 の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基で表される基、 -X- は、 - CH2NHCO_、 - S02NHCO -、 -NHCOCH2 -、 - CONHCH2 -、 -NHCO -、 - CON H -、 _OCO_、 - NHCONH -、 -CH2NHCS -、 - S02NHCS -、 - NHCSCH2-、 - CSNHCH 2-、 -NHCS -、 - CSNH -、 - NHCSNH -、 _CH2NHS02_、 -CONHS02 -、 _CSNHS02_、 -NHS02CH2-,一 S02NHCH2_、—NHS02—、 - S02NH―、一 NHS02NH―、—S―、 _0一、 または- NH-で表される基)で表される基のいずれかであり、
[0048] 式中 (R6)n (但し、 nは、 R6の置換数を意味し、 nは、 1、 2, 3, 4, 5のいずれかで表さ れ,それらの置換基は、それぞれ同じでも異なってもよい。)中の R6は、置換もしくは 無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルケニル基、 置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置換もしくは無置換の C1〜C12の アル'コキシ基、置換もしくは無置換の C1〜C12のァシル基、置換もしくは無置換の芳 香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基、水素原子、水酸基、メル カプト基、置換もしくは無置換の C1〜C12の置換アミノ基、置換もしくは無置換の C1 〜C6のアルキルチオ基、ニトロ基、ハロゲン原子、またはシァノ基で表される基であり 式中 R7,R8,R9は、置換もしくは無置換の C1〜C12のアル'キル基、置換もしくは無置 換の C2〜C12のアルケニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、置 換もしくは無置換の C1〜C12のアルコキシ基、置換もしくは無置換の C1〜C12のァシ ル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素 環基、水素原子、水酸基、メルカプト基、置換もしくは無置換の C1〜C12の置換アミノ 基、置換もしくは無置換の C1〜C6のアルキルチオ基、ニトロ基、ハロゲン原子、また はシァノ基で表される基である。 )
[0049] (2) 式中 D力 R3と R4が置換したァミノ基で示される、項(1)記載のベンゼンジァミン 化合物誘導体、医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(3) 式中 D力 ニトロ基で示される、項(1)記載のベンゼンジァミン誘導体、医薬的に 許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(4) 式中 Aが、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族炭化水素基、 1,2 位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族複素環基、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4 位を置換位置とする環状アルケニル基、または 1,1位、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置 位置とする環状アルキル基で示される項(2)記載のベンゼンジァミン誘導体、医薬 的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(5) 式中 Aが、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族炭化水素基、 1,2 位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族複素環基、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4 位を置換位置とする環状アルケニル基、または 1,1位、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置 換位置とする環状アルキル'基で示される項(3)記載のベン'ゼンジァミン誘導体、医薬 的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。 -
(6) 式中 Aが、置換もしくは無置換のフエニル基である項(4)記載のベンゼンジアミ ン誘導体または医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(7) 式中 Aが、置換もしくは無置換のフエニル基である項(5)記載のベンゼンジアミ ン誘導体または医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(8) 式中 R5が、水素原子、カルボキシル基または R10—X—で表される基(一 X—が 、 - OCO-、 - S02NHCO-または- CONHS02-のいずれかで表される基)で表される基 のいずれかである項 (6)記載のベンゼンジァミン誘導体、医薬的に許容しうる塩、ま たはそれらの溶媒和物。
(9) 式中 R5が、水素原子、カルボキシノレ基または R10—X—で表される基(一 X—が 、 _OCO-、 -S02NHCO-または- CONHS02 -のいずれかで表される基)で表される基 のいずれかである項(7)記載のベンゼンジァミン誘導体、医薬的に許容しうる塩、ま たはそれらの溶媒和物。
(10) 式中 Bが、一般式(i),(vii),(viii)または (ix)で表される基である、項 (8)記載のベ ンゼンジァミン誘導体、医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(11) 式中 Bが、一般式(ί),(νΠ),(νΐΠ)または (ix)で表される基である、項 (9)記載のベ ンゼンジァミン誘導体、医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。
(12) 式中 Bが、一般式(ix)で表される基である、項(10)記載のベンゼンジァミン誘 導体、医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物。 '
[0051] (13) 項(1)乃至(12)のレ、ずれ力 1項記載のベンゼンジァミン誘導体またはその医 '薬的に許容される塩を有効成分として含有する高脂血症の予防および/または治療 薬。
(14) 項(1)乃至(12)のいずれか 1項記載のベンゼンジァミン誘導体またはその医 薬的に許容される塩を有効成分として含有する脂肪肝の予防および/または治療薬
(15) 項(1)乃至(12)のいずれか 1項記載のベンゼンジァミン誘導体またはその医 薬的に許容される塩を有効 分として含有する血糖降下剤。
(16) 項(1)乃至(12)のいずれ力 1項記載のベンゼンジァミン誘導体またはその医 薬的に許容される塩を有効成分として含有する耐糖能異常、糖尿病の予防および/ または治療薬。
(17) 項(1)乃至(12)のいずれか 1項記載のベンゼンジァミン誘導体またはその医 薬的に許容される塩を有効成分として含有する糖尿病性合併症 (糖尿病性末梢神 経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症、高血圧、動脈硬化 症)の予防および/または治療薬。
[0052] (18) 項(1)乃至(12)のいずれ力 1項記載のベンゼンジァミン誘導体またはその医 .薬的に許容される塩を有効成分として含有する高血圧ならびに動脈硬化症の予防 および/または治療薬。 ,
(19) 項(1)乃至(12)のいずれ力 1項記載のベンゼンジァミン誘導体またはその医 薬的に許容される塩と、下記 E群の薬剤のいずれか一つまたは二つとを有効成分とし て組み合わせてなる肥満症、高脂血症、脂肪肝、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病性合 併症 (糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管 症、高血圧、動脈硬化症)、高血圧もしくは動脈硬化症の予防および/または治療薬 、あるいは血糖降下剤。
B :インスリン'、スルホニルゥレア剤、 αグリコシダーゼ阻害斉 (1、ビグアナイド剤、 PPAR- yァゴニスト、 PPAR - γアンタゴェスト、 PPAR-ひァゴ-スト、 SGLT阻害斉 lj、 GLP-1受
容体アンタゴニスト、 DPP-IV阻害剤、アルドース還元酵素阻害剤、糖尿病性神経障 ' 害治療薬、 HMG- CoA還元酵素阻害剤、抗酸化剤、カルシウム拮抗薬、アンジォテ ンシン変換酵素阻害薬、アンジォテンジン II受容体拮抗剤、ベータ遮断薬、 ひ 1遮断 薬、利尿剤、抗肥満薬、低エネルギー食。
(20) 項(1)乃至(12)のいずれか 1項記載のベンゼンジァミン誘導体、その医薬的 に許容される塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分として含有する医薬組成物。
[0053] 本発明はまた、本発明のベンゼン化合物、即ち、前記一般式 (I- 1)で示されるキノリ ン誘導体, (HI)で示されるベンズイミダゾール誘導体, (1A-III), (1B-III),(1C-III)又 は(1D-III)で示されるアセチレン、ォキサジァゾール又はチアゾール化合物誘導体、 又は(1A-IV)で示されるベンゼンジァミン誘導体、それらの医薬的に許容される塩、 またはそれらの溶媒和物を含有する ACC活性阻害剤を提供する。
発明の効果
[0054] 本発明は、前記一般式 (ト I)で示されるキノリン誘導体, (HI)で示されるベンズイミ ダゾール誘導体,(1A- III), (1B-III) , (1C-III)又は(1D-III)で示されるアセチレン、ォ キサジァゾール又はチアゾール化合物誘導体、又は(1A- IV)で示されるベンゼンジ ァミン誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物は、肥満症およ び肥満によって誘発される高脂血症、脂肪肝ならびにインスリン抵抗性に基づく様々 な疾患 (耐糖能異常、糖尿病、糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性 網膜症、糖尿病性大血管症)、高血圧および動脈硬化症の治療が可能であり、これ らの疾患の予防、治療、進展防止を目的とする薬剤及び治療法として極めて有効で また、本発明化合物は優れた ACC阻害活性を有するとともに、医薬として好ましい 溶解性、体内動態を示す。
発明を実施するための最良の形態
[0055] 本発明における一般式 (H)で示されるキノリン誘導体,(HI)で示されるベンズイミ ダゾール誘導体,(1A- III) , (1B-III) , (1C-III)又は(ID- III)で示されるアセチレン、ォ キサジァゾール又はチアゾール化合物誘導体、又は(1A-IV)で示されるベンゼンジ ァミン誘導体、その医薬的に許容しうる塩、またはそれらの溶媒和物について詳細に
説明する。.
本明細書中においては、「 〜 C12のアルキル基」としては、直鎖状、分岐鎖また は環状のいずれでもよぐメチノレ、ェチル、 n—プロピル、 n—ブチル、 2—メチルプロピ ノレ、 1 _メチルプロピル、 1,1—ジメチルェチル、シクロブチル、 n—ペンチル'、 1—メチ ノレブチル、 2—メチルブチル、 3—メチルブチノレ、シクロペンチル、 2,2—ジメチルプロ ピル、 n—へキシル、 1—メチルペンチル、 4—メチルペンチル、 1—ェチルブチル'、 2 ーェチルブテル、 3,3—ジメチルブチル'、シクロへキシソレ、 n—ヘプチル、 1—メチルへ キシル'、 2—メチルへキシル、 5—メチルへキシル、 4,4一ジメチルペンチル、 1—プロピ ノレブチル、 2—ェチルペンチル、シ'クロへキシルメチル、 1, 1ージェチルプロピル、シク 口へプチル、 η—ォクチル、 1—メチルォクチル、 6—メチノレへプチル'、 1ーェチノレへキ シソレ、 2—ェチルへキシル、 2 _へキシソレエチル'、 5,5—ジメチルへキシソレ、シクロォク チノレ、 η—ノニノレ、 1—メチルォクチル、 7—メチルォクチル、 6,6—ジメチルへプチル'、 η—デシル、 1一メチルノエル'、 8—メチルゾニル、 7,7—ジメチルォクチル、 η_ゥンデ力 シノレ、 1一メチルデシル、 1—メチルデシル、 9—メチルデシル'、 8,8—ジメチルノニル、 η—ドデシル.、 1—メチルゥンデシル、 10—メチノレゥンデシノレ、 5—メチルゥンデシル'、 9 ,9ージメチルデシソレ等を例示することができる。また、これらのアルキル基には更に種 々の置換基が置換されていてもよい。そのような置換基としては、'塩素、臭素、ヨウ素 、フッ素等のハロゲン '原子、シリル基、ニトロ基、アミノ基、シァノ基、水酸基、アルコキ シ '基、チオール基、トリクロロメチル基、トリフルォロメチル基、フエニル基、ナフチル基 等の芳香族炭化水素基、チェニル、フリル、ピリジル'、イソチアゾリル、イミダゾリル基 等の芳香族複素環基、シクロプロピル、シ^ロブチル、シクロペンチル、シクロへキシ ル等の環状アルキル基、シクロへキセニル等の環状アルケニル基、ピペリジル基、ピ ペリジル基等の複素環、ペンジノレオキシ基、カルボキシ'ル基を例示することができる 。また、これらの置換基は、さらに前記ハロゲン原子、ハロゲン'化アルキル基、ハロゲ ン化アル'コキシ基、アルキル基、アルコキシ基、チオール基、ニトロ基、アルキルアミノ 基、アミノ基、シァノ基、水酸基、アルキルチオ基、カルボキシル基、アル'コキシカル' ボニル '基、ァセトアミド基、 3— (2—ォキソ -ピロリジン- 1-ィル') -プロピノレ基、 4— (3— ジメチルァミノ -プロボキシ)ベンジル基、 4一 (2—ヒドロキシ' -エトキシ)ベン'ジル基、 4
一 (2— (ジエトキシ-ポスホリル') -ビニル)ベンジノレ基等の置換基を有することもできる
[0057] また、「 〜 C12のアルキル基」としては、直鎖状、.分岐鎖または環状のいずれでも よぐ上記したような例示に加え、ドデシル、テトラデシル'、ペンタデシル、へキサデシ ノレ、ペンタデシソレ、ォクタデシル、ノナデシル、ィコシル等を例示することができ、これ らのアルキル基には、更に種々の置換基が置換されていてもよレ、。この置換基として は、前記の「C1〜C12のアルキル基」への置換基と同一の置換基を挙げることができ る。
また、「C2〜C12、 C1~C6等のァルケエル基、アルキニル基、アルコシキル基、ァ ルキルチオ基」としては、直鎖状、環状、分岐鎖状のいずれでもよく、アルキル基の場 合と同様に例示でき、これらァルケエル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキル チォ基には、更に種々の置換基が置換されていてもよい。この置換基としては、前記 の C1から C12へのアルキル基置換基と同一の置換基を挙げることができる。
アルケニル基の例:1—メチノレ一1—プロぺニノレ、 1一へキセニル、ェテニル'、 4,4- ジメチルー 1一ペンテュル、デセ-ル.、ィコセニル等。
アルキニル基の例:1一プロビュル'、 2—プロピエル、 1,3—へキサジィニル、 2—へキ シュル、ィコサトリィニル等。
アルコキシ基の例:メトキシ'、エトキシ、 n—へキシ'ルォキシ'、 1—メチルブトキシ'、ィコ シノレオキジ、ノナデシォキシ等。
アルキルチオ基の例:メチルチオ、ェチルチオ、 2—メチルー 2—プロピルチオ、 3_ メチルブチルチオ、 n— \キシルチオ等。
[0058] また、「 〜 C12のァシル基」としては、直鎖状、環状、分岐鎖状のいずれでもよぐ アルキル基の場合と同様に例示でき、ホルミル、ァセチル、プロピオ二ル'、ブチリル'、 イソブチリル、バレリル.、イソバレリル'、ピバロイル'、ラウリル'、ァクロイノレ、プロピオロイ ル'、メタクロィル、クロトノロィル、ベンゾィル'、ナフトイル、シ'ンナモイル、フロイノレ、チ エノィル'、ニコチノィル、イソニコチノィノレ、ォキザリル'、マロ-ル、スクシ二ル'、マレオ ィル.、フマロィル,ミリストイル、パルミトイル'、ステアロイル等を例示することができる。こ れらァシル基には、更に種々の置換基が置換されていてもよい。この置換基としては
、前記の CIから C12へのアルキル基置換基と同一の置換基を挙げることができる。
[0059] また、「置換ァミノ基」.としては、窒素原子に本明細書において示す置換もしくは無 置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアル ケニル基、置換もしくは無置換のアルキニル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水 素基、あるいは置換もしくは無置換の芳香族複素環基力 ないし 2置換した基であり 、さらにこれらアルキル、アルケニル基は結合する窒素原子と一体となり、 5員環、 6員 環、 7員環の窒素原子、酸素原子または硫黄原子を含んでもよい複素環を形成する こともできる。この置換アミノ基としては、例えば、メチルアミ人ェチルアミ人プロピル ァミノ、ジェチルァミノ、 2—プロぺニルアミ人 1ーピぺラジュル、モノレホリノ、チオモル ホリノ、パーヒドロアゼビュル'、フエニルアミ人ナフチルァミノ、ピリジノレアミノ、フリルァ ミノ、チェニルァミノ、ピペリジノ、 1—ピロリジニル'、 3—ブテニルァミノ等をあげること ができる。
[0060] また、「置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基」とは、単環式または多環式であり 、さらに環上に 1個以上の種々の置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基をい レ、、たとえばフエ-ル、メチルフエニル、ジメチルフエニル、メトキシフエニル、ジメトキ シフエ二ル、フルオロフェニル'、ジニトロフエニル、トリフルォロメチルフエニル、ジメチ ルァミノフエニル、メルカプトフエニル、 一ナフチル、 /3—ナフチル基等を挙げること ができる。下式で表される基もまた置換基として挙げることができる。
[0062] また、「置換もしくは無置換の芳香族複素環基」とは、構成原子として窒素原子、硫 黄原子、酸素原子、リン原子等のへテロ原子を少なくとも 1個以上含む、 4員環、 5員
' 環、 6貞環、 7員環、 8員環または 9員環の基であり、これらは、ベンゼン環と縮合して レ、てもよく、さらに環上に 1個以上の種々の置換基を有していてもレ、い、例えば、ピリ ジル、フリル'、チェニル、インドリル、キノリル、イソキノリル、ベンゾフラエル、ベンゾチ ェニル'、イミダゾリル'、ベンズイミダゾリル、チアゾリル、ォキサゾリル、ピラゾリル'、ピリミ
ジル、ピラジ二ノレ、ホモピペラジニル、イソォキサゾリル、イソインドリル、ピロリル等を 挙げることができる。
)63] また、「置換もしくは無置換の環状アルキル基」とは、炭素数 3〜20、好ましくは 3〜 12の単環式または多環式であり、さらに環上に 1個以上の種々の置換基を有してい てもよい環状アルキル基をいい、たとえばシクロプロピル、シクロへキシル、シクロペン チル、シクロブチル、ビシ ロ [1.1.0]プチル、ビシクロ [3.2.1]ォクチル、スピロビシクロ へキシソレ、 1,1,2,3-トリメチルシ'クロへキシル基等を挙げることができる。
〕64] また、「置換もしくは無置換の環状アルケニル基」とは、炭素数 3〜20、好ましくは 3 〜12の単環式または多環式であり、さらに環上に 1個以上の種々の置換基を有して レ、てもよレ、環状ァルケ-ル基をレ、レ、、たとえばシクロへキシル、 1,3 -シクロへキサジェ -ル、≥,5-シクロへキサジェ-ル、シクロペンチル'、ビシクロ [2,2, 2]ォクタ- 5-ェン- 2- ィノレ、ビシクロ [5,5,1]トリデカ - 1(12)-ェン -3-ィル、 2-シクロへキサンスピロ- 3'-シ'クロ へキセニル、 1,2,3,3 -トリメチル -トへキセニル'基等を挙げることができる。
365] 本明細書中においては、「置換もしくは無置換の芳香族炭化水素」としては、単環 式または多環式であり、さらに環状に 1個以上の種々の置換基を有していてもよい芳 香族炭化水素をいい、たとえばベンゼン、メチルベンゼン、ジメチルベンゼン、メトキ シベンゼン、ジメトキシベンゼン'、フルォロベンゼン、ジニトロベンゼン、トリフルォロメ チルベンゼン、ジメチルァミノベンゼン'、メルカプトベンゼン、ナフタレン等を挙げるこ と力 Sできる。ここで、置換基としては、 C1〜C12のアルキル基、 C1〜C12のアルコキシ 基、ハロゲノ基、 C1〜C12のハロゲン化アルキル基、ニトロ基、置換アミノ基、メルカプ ト基等があげられる。 ,
066] また、「置換もしくは無置換の芳香族複素環」としては、構成原子として窒素原子、 硫黄原子、酸素原子、リン'原子等のへテロ原子を少なくとも 1個以上含む、 4員環、 5 員環、 6員環、 7員環、 8員環または 9員環であり、これらは、ベンゼン '環と縮合してい てもよく、さらに環上に 1個以上の種々の置換基を有していてもいい、例えば、ピリジ ン、フラン、チオール、インドーノレ、キノリン、イソキノリン、ベンゾフラン、ベンゾチォ一 ル、イミダゾール'、ベンズイミダゾール、チアゾール'、ォキサゾール'、ピラゾール、ピリミ ジン'、ピラジン、ホモピペラジン'、イソォキサゾール、イソインドール、ピロール等を挙
げることができる。
[0067] 本発明の第一の態様の好ましい化合物について説明する。
式(I- 1)で表されるキノリン誘導体において Xは(IH)であるのが好ましレ、。 本発明が提供する式 (H)で表されるキノリン誘導体において Xが(IH)の場合、環 Aは 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族炭化水素、 1,2位、 1,3位もしく は 1,4位を置換位置とする芳香族複素環、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とす る環状アルケニル、または 1,1位, 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換基とする環状アル キルのいずれかが好ましい。
このうち、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする単環式芳香族炭化水素、 1,1 位, 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換基とする炭素数 6〜8の環状アルキル基が好まし い。 . - また、環 Aが置換もしくは無置換のベンゼンであるキノリン誘導体が好ましレ、。
[0068] 式 (H)で表されるキノリン誘導体において、 R1は、置換もしくは無置換の C1〜C12 のアルキル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルケニル基、置換もしくは無置換 の C2〜C12のアルキニル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、または、置 換もしくは無置換の芳香族複素環基が好ましい。
特に、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、または、置換もしくは無置換 の芳香族炭化水素基であるのが好ましレ、。該芳香族炭化水素は単環式であるのがよ り好ましレ、。置換基としては、 C1〜C12のハロゲン化アルキル基、好ましくはトリフルォ ロメチル基が好ましレ、。 R1としては、 C1〜C12のハロゲン化アルキル基、好ましくはトリ フルォロメチル基で二置換されたフエニル基が最も好ましい。
式(H)で表されるキノリン誘導体において R2, R3, R8, R4, R5, R6は、水素原子、 置換もしくは無置換の C1〜C12の置換アミノ基のいずれかが好ましい。水素原子が 最も好ましい。
式 (H)で表されるキノリン誘導体において R7は、カルボキシル基、水素原子または 1¾18—^¥—で表される基(一 ーカ、 - OCO-、 -S02NHCO-または- CONHS02-のい ずれかで表される基、好ましくは - S02NHCO -)で表される基のいずれかが好ましレ、。 特に、 R18—W—で表される基であるのが好ましい。 R18は、置換もしくは無置換の C1
〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルケニル基、置換もしくは 無置換の C2〜C12のアルキニル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、また は、置換もしくは無置換の芳香族複素環基が好ましい。特に、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、または、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基であるの が好ましい。更に特に、 C1〜C12の直鎖又は分岐アルキル基、特に C3〜C6の直鎖 又は分岐アルキル基が好まし 、。
[0069] 本発明が提供する式 (I - 1)で表されるキノリン誘導体において Xが (IH)の場合、式 中 Bは、一般式 (ii)、 (iii)、 (iv)、 (vi)、(vii)、 (viii)、 (ix)または Odv)基のいずれかが好まし レ、。式 (xii)の基もまた好ましい。このとき、 R12及び R13のいずれかが水素原子、 Cl〜 C12の直鎖又は環状アルキル基又はフエニル基であるか、 R12と R13とが一緒になつ て環を形成し、 R14及び R15のいずれもが水素原子であるのが特に好ましい。
本発明が提供するキノリン誘導体において Xが(IH)の場合、環 Aが置換もしくは無 置換のフエニル'基であり.、 R1が置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基であり、 R2, R3, R8, R4, R5, R6が水素原子であり、 Bが一般式 (ii)、 (iii)、 (iv)、 (vii)、 (viii)、 (ix)また は (xiv)で表される基であ'り、 R7が、 R18— W—で表される基(一 W—力 - OCO_、 - SO 2NHCO-または- CONHS02-のレ、ずれかで表される基)または水素原子で表される 基が好ましい。
(H)で表されるキノリン誘導体において、 Vは単結合であるのが好ましい。
式 (H)で表される本発明のキノリン誘導体の中で、好ましい化合物として例えば、 以下の化合物を例示することができる。
[0070] [化 11]
12]
本発明が提供する式 (H)で表されるキノリン誘導体において Xが (ΠΗ)の場合、 R1
が置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、 R2, R3, R8, R4, R5, R6は、水素原子、 R9, R10が置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香 族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基で表される基の化合物が好ま しい。
[0073] 本発明の第二の態様の好ましい化合物について説明する。
本発明が提供する前記一般式 (HI)で表されるベンズイミダゾール誘導体において . 、環 Aは、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族炭化水素、 1,2位、 1,3 位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族複素環、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換 位置とす 環状アルケニル、ま.たは 1,1位, I,2位、 1,3位もしくは I,4位を置換基とする 環状アルキルのいずれかが好ましい。 '
このうち、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族炭化水素が好ましく、 単環式芳香族炭化水素がより好ましい。環状アルキル基又は環状アルケニル基の炭 素数は 5以上であるのが好ましい。
また、特に環 Aが置換もしくは無置換のベンゼン環であるべンズイミダゾール'誘導 体が好ましい。
[0074] 一般式 (I - II)で表されるベンズイミダゾール'誘導体において、 R1及び R2は、置換も しくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、 または置換もしくは無置換の芳香族複素環基が好ましい。これらのうち、置換もしくは 無置換の芳香族炭化水素基が好ましぐ中でも置換もしくは無置換のフエニル基が 特に好ましい。置換基としては、 C1〜C12のハロゲン化アルキル基、特にトリフルォロ メチル基が好ましい。置換されている場合の置換位置は特に限定されなレ、が、 1又は 2置換であるのが好ましい。
[0075] 一般式 (I- II)で表されるベンズイミダゾール誘導体において、 R3は、カルボキシノレ 基もしくは R7— X—で表される基が好ましい。これらのなかで、式中 R7は、置換もしく は無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、また は置換もしくは無置換の芳香族複素環基が好ましぐ式中 Xは、 - OCO-、 -S02NHC 0-または- CONHS02-で表される基のいずれかが好ましぐ特に- CONHS02-で表 される基が好ましい。置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基としては、置換された
フエニル基が好まし 特に C1〜C12アルキル基で置換されたフヱニル基が好ましい
[0076] 一般式 (HI)で表されるベンズイミダゾール誘導体において、 Bは、一般式 (0、 (iii) もしくは (vii)で表される基のいずれかが好ましい。
一般式(1 - Π)で表されるベン'ズイミダゾール誘導体において、 R4, R5及び R6は、 水素原子、または置換もしくは無置換の C1〜C12の置換アミノ基のいずれかが好まし レ、。
[0077] 前記一般式 (I-II)で示される化合物のうち、環 Aが、置換もしくは無置換のベンゼン 環、 R1及び R2が置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、または置換もしくは 無置換の芳香族炭化水素基、 Bが、一般式 (i)、(iii)または (vii)で表される基、 R3が、 一般式 R7— X—で表される基(但し、式中 X力 S-CONHS02 -で表される基、および式 中 R7が置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基または置換もしくは無置換の芳 香族炭化水素基)が好ましい。
前記一般式 (Ι-Π)で示されるベンズイミダゾール誘導体の中で、好ましレ、化合物と して例えば、以下の化合物を例示することができる。
[0078] [化 13]
[0079] 本発明の第三の態様の好ましい化合物について説明する。
[0080] 本発明が提供する前記一般式(1A - III)で表されるアセチレン、ォキサジァゾ一ル'、 チアゾール化合物誘導体において、環 Aは、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置と する芳香族炭化水素基、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族複素環 基、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする環状アルケニル基、または 1,1位, 1,2 位、 1,3位もしくは 1,4位を置換基とする環状アルキル'基のいずれかが好ましい。 1,2位 、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする単環式芳香族炭化水素基がより好ましい。ま た、環 Aが置換もしくは無置換の置換または無置換のフエエル基であるアセチレン、 ォキサジァゾール、チアゾール化合物誘導体が好ましレ、。
前記一般式(1Α-ΙΠ)において、 R1は、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、 置換もしくは無置換の芳香族複素環基で表される基が好ましい。ニトロ基、アミノ基も また好ましい。特に、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基であるのが好ましい。 該芳香族炭化水素は単環式であるのが好ましぐ置換基としては、 C1〜C12のハロゲ ン化アルキル基、特にトリフルォロメチル基が好ましい。
前記一般式(1A-III)において、 R2は、カルボキシル基、水素原子または R19—X— で表される基(但し、式中 R19は置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換 もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素環基で表ざ れる基であるのがより好ましい。水素原子もまた好ましい。一 X—は、 -S02NHCO -、 - ◦CO_、 - CONHS02-)で表される基が好ましレ、。 R19と Xとが C1〜C12のアルキレン 基又は C2〜C12のァルケ二レン基等で連結されているのもまた好ましい。 R2は、 R19 —X—で表される基であるのがより好ましい。ここで、 R19としては、水素原子、置換も しくは無置換の芳香族炭化水素基又は置換もしくは無置換の芳香族複素環基であ るのが好ましい。該芳香族炭化水素基の置換基としては C1〜C12の直鎖又は分岐 鎖のアルキル基、ニトロ基、置換又は無置換アミノ基、例えば C1〜.C12の直鎖又は分 岐鎖のアルキル基で一又は二置換されたァミノ基、 C1〜C12のアルコキシ基、カルボ キシノレ基、 C1〜C12のアルコキシ 'カルボニル基が好ましい。芳香族複素環基としては 、ピリジル'、チェニル、ピラゾリル'基が好ましい。該芳香族複素環基の置換基としては 、 C1〜'C12の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が好ましレ、。 - X-としては、 -S02NHCO-, -OCO-又は -NHS02-であるのが好ましい。
前記一般式(1A- HI)において、 R3,R4,R5,R6は、水素原子、置換もしくは無置換の C1〜C12の置換アミノ基のいずれかが好ましい。 R3,R4,R5,R6は、水素原子であるの が最も好ましい。
前記一般式(1A- III)において、 Bは、一般式 (H)、 Gii)、(iv)、(v)、 (vi), (vii)、(viii)また は (xi)で表される基のいずれかが好ましレ、。一般式 (ii)、 (iii), (ίν)、(v)、 (vi), (vii)又は (vi ii)で表される基のいずれかがであるのがより好ましい。
前記一般式(1A- III)において、 Vは、一般式 (ίν),(v), (vi), (vii), (viii)で表される基 のいずれかが好ましい。特に一般式 (iv),(v), (vi), (vii)で表される基が好ましい。
[0082] 前記一般式(1A- III)で示される化合物のうち、環 Aが、置換もしくは無置換のベン ゼン、 R1が置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、 R2は、カルボキシル基、水素 原子または R19— X—で表される基(但し、式中 R19は置換もしくは無置換の C1〜C1 2のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基で表される基、一 X—は、 - S02NHCO-または— CONHS02 -)、 R3,R5,R6,R7,R8は、水素原子、 B力 (ii)、 (iii)、 (iv )、(v)、 (vi)、 (vii)、 (viii)または (χί)基、式中 Vは、一般式 (iv),(v),(vi),(vii)基が好まし い。
前記一般式(1Α-ΠΙ)で示されるアセチレン、ォキサジァゾ一ル'、チアゾール化合物 誘導体の中で、好ましい化合物として例えば、以下の化合物を例示することができる
[0083] [化 14]
[0084] [化 15]
前記一般式(1Α-ΠΙ)で示されるアセチレン、ォキサジァゾ一ル、チアゾール化合物 誘導体の中で、好ましい化合物としてはまた、以下の化合物も例示することができる。
前記一般式 (IB- III)において、 R1は置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基であ るのが好ましい。該芳香族炭化水素基は、単環式であるのが好ましい。置換基として は、 C1〜C12のハロゲン化アルキル基、特にトリフルォロメチル基が好ましい。
前記一般式 (IB- III)において、 R4, R5及び R6は、水素原子であるのが好ましい。 前記一般式 (1Β-ΙΠ)において、 R7及ぴ R8はそれぞれ独立して、置換もしくは無置換
の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは 無置換の芳香族複素環基で表される基の化合物が好ましレ、。 R7又は R8のいずれか が水素原子であり、いずれかが置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基であるのが 好ましい。該芳香族炭化水素基の置換基としては、 C1〜C12の直鎖又は分岐鎖アル キル基であるのが好ましい。
前記一般式 (1B-III)において、 R9は、水素原子であるのが好ましい。
前記一般式 (1B - III)において、 Vは、一般式(iv), (v), (vi)又は (vii)で表される基が好 ましい。
本発明が提供する前記一般式 (1B - III)で表されるアセチレン、ォキサジァゾール、 チアゾール化合物において、前記一般式(IB- III)で示される化合物のうち、 R1が置 換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、 R4,R5,R6は、水素原子、 R7,R8が置換もしく は無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換 もしくは無置換の芳香族複素環基で表される基の化合物が好ましい。 R9は、水素原 子、式中 Vは、一般式 (iv), (v), (vi), (vii)基が好ましい。
前記一般式(IB- III)で示されるアセチレン、ォキサジァゾール、チアゾ一ル化合物 誘導体の中で、好ましい化合物として例えば、以下の化合物を例示することができる [化 16]
[0089] 前記一般式 (ic_m)において、 R1は置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基であ るのが好ましい。無置換の単環式芳香族炭化水素基であるのが好ましぐフエ-ル基 であるのが最も好ましい。 '
前記一般式 (1C- III)において、 R4, R5及び R6は、水素原子であるのが好ましい。 前記一般式 (1C - III)において、 R10及び R11がそれぞれ独立して置換もしくは無置 換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしく は無置換の芳香族複素環基で表される基の化合物が好ましい。 R10の R11いずれか 'が水素原子であり、いずれかが C1〜C12の置換又は無置換の直鎖又は分岐鎖アル キル基であるのが好ましレ、。該置換基としてはカルボキシル基が好ましレ
前記一般式 (1C-III)において、 Vは、一般式(iv), (v), (vi), (vii)で表される基が好ま しレ、。一般式(iv),又は (V)で表される基がより好ましレ、。
前記一般式 (1C- III)におレ、て、 Yは、 -OCO-が好ましレヽ。 ■ 前記一般式 (1C- III)において、 R12は、置換もしくは無置換のフエニル基が好ましい 。無置換のフ ニル基が最も好ましい。
[0090] 本発明が提供する前記一般式 (1C- III)で表されるアセチレン、ォキサジァゾール、 チアゾ一ル化合物において、前記一般式(1C- III)で示される化合物のうち、 R1が置 換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、 R4, R5, R6は、水素原子、 RIO, R11が置換 もしくは無置換の C1〜 2のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基 、置換もしくは無置換の芳香族複素環基で表される基の化合物が好ましい。式中 V は、一般式(iv),(V), (vi), (vii)基が好ましレ、。
前記一般式 (1C-III)において、式中 Yは、 - OCO-が好ましぐ R12は、置換もしくは 無置換のフ ニル'基が好ましい。
前記一般式(1C- III)で示されるアセチレン、ォキサジァゾ一ル'、チアゾール化合物 誘導体の中で、好ましい化合物として例えば、以下の化合物を例示することができる
本発明が提供する前記一般式 (ID- m)で表されるアセチレン、ォキサジァゾ一ル、 チア/一ル化合物において、前記一般式(ID- III)で示される化合物のうち、式中の D ,Eは、 -CO-または- CH2-で表される基のいずれかが好ましい。
前記一般式 (ID- III)において、式中 R2は、カルボキシル基、水素原子または R19— X—で表される基(一X—力 - 0C0_、 - S02NHC0-または- C0NHS02-のいずれ力、 で表される基)が好ましい。置換又は無置換の単環式芳香族炭化水素基であるのも また好ましい。より好ましくは、水素原子、無置換のフエニル基又は R19- X- (ここで、 R 19は、置換又は無置換の芳香族炭化水素基、好ましくは C1〜C12の直鎖又は分岐 鎖アルキル基で置換されたフエニル基であり、 - X-が -S02NHC0-である)がより好ま しい。
前記一般式 (ID- III)において、式中 Vは、一般式 (iv), (V), (vi), (vii)で表される基が 好ましレ、。一般式(viii)で表される基もまた好ましい。一般式(iv),(V)又は(viii)で表 される基がより好ましい。 '
前記一般式 (ID- III)において、 Aは置換又は無置換の芳香族炭化水素であるのが 好ましレ、。置換基としては C1〜C12の直鎖又は分岐鎖のアルケニル基が好ましい。 前記一般式 (ID- III)において、 R1は置換又は無置換の芳香族炭化水素基であるの が好ましい。該芳香族炭化水素基としてはフエニル基が好ましぐ置換基としては C1 〜C12のハロゲン化アルキル基が好ましい。
前記一般式 (ID- III)において、 R4, R5及び R6は水素原子であるのが最も好ましレ、。 前記一般式(ID- III)で示されるアセチレン、ォキサジァゾール、チアゾール化合物 誘導体の中で、好ましいィ匕合物として例えば、以下の化合物を例示することができる [化 18]
本発明の第四の態様の好ましい化合物について説明する。
本発明が提供する前記一般式(1A- IV)で表されるベンゼンジァミン誘導体にぉレ、 て、式中 Aは、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族炭化水素基、 1,2位 、 1,3位もしくは 1,4位を置換位置とする芳香族複素環基、 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位 を置換位置とする環状アルケニル基、または U位, 1,2位、 1,3位もしくは 1,4位を置換 基とする環状アルキル基のレ、ずれかが好ましレ、。
また、式中 Aが置換もしくは無置換のフエニル基であるベンゼンジァミン誘導体が好 ましい。
式中 Dは、ニトロ基であるか又は- NR3R4基であるのが好ましレ、。
Rl、 R2、 R3、 R4は、水素原子、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換 もしくは無置換の C2〜C12のアルケニル基、置換もしくは無置換の C1〜C12のァシ ル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、環状アルキル基、置換もしく は無置換の芳香族炭化水素基、または、置換もしくは無置換の芳香族複素環基が 好ましレ、。特に、水素原子、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もし くは無置換の C1〜C12のアシノレ基、または、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素 基であるのが好ましい。
特に、水素原子;芳香族炭化水素基、芳香族複素環基又は環状アルキル基で置 換されているか又は無置換の C1〜C12のアルキル基;または、 C1〜C12のアルキル 基、芳香族炭化水素基、芳香族複素環基又は環状アルキル基で置換されているか
又は無置換の C1〜C12のァシル基であるのが好ましい。
[0095] ここで、アルキル基等の置換基としては、置換もしくは無置換のアルキル基、置換も しくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換も'しくは無 置換のアルキニル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、あるいは置換もしく は無置換の芳香族複素環基力 ないし 2置換した基が好ましぐさらにこれらアルキ ル、アルケニル基は結合する窒素原子と一体となり、 5員環、 6員環、 7員環の窒素原 子、酸素原子または硫黄原子を含んでもよい複素環を形成することもできる。
ここで、アルキル基等の置換基としての芳香族炭化水素基が、ハロゲン原子、ハロ ゲン化アルキル基、ハロゲン化アルコキシ基、アルキル基、アルコキシ基、チオール 基、ニトロ基、アルキルアミノ基、アミノ基、シァノ基、水酸基、アルキルチオ基、カル ボキシノレ基、アルコキシカルボエル基、ァセトアミド基でさらに置換されていてもよレ、。
R5は、水素原子、カルボキシル '基または R10— X—で表される基(― X—力 S、 -OCO -、 - S02NHCO -または- CONHS02-のレ、ずれかで表される基)で表される基.のレ、ず れかが好ましい。 R10は、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、置換もしくは 無置換の C2〜C12のアルケニル基、置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基 、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、または、置換もしくは無置換の芳香族複 素環基が好ましい。特に、置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、または、置 換もしくは無置換の芳香族炭化水素基であるのが好ましい。
[0096] R4,R5,R6は、水素原子、置換もしくは無置換の C1〜C12の置換アミノ基のいずれか が好ましい。
R7,R8,R9は、水素原子であるのが好ましレ、。
式中 Bは、一般式(i),(ii),(iii),(v),(vi),(vii),(viiOまたは (ix)で表される基のいずれかが 好ましい。一般式(i),(vii) viii)または (ix)で表される基であるのがより好ましい。一般 式 (ix)で表される基であるのが更に好ましレ、。
前記一般式(1A - IV)で示される化合物のうち、式中 A力 置換もしくは無置換のフエ ニル基、 Rl、 R2が置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、または置換もしくは 無置換の芳香族炭化水素基、 Bが、一般式 G),(vii),(Vm)または (ix)で表される基、 R5 力 水素原子または R10— X—で表される基(一 X—力 _OCO-、 -S02NHCO -また
は - CONHS02-のレ、ずれかで表される基)で表される基が好ましレ、。
前記一般式(1A- IV)で示されるベンゼンジァミン誘導体の中で、好ましい化合物と して例えば、以下の化合物を例示することができる。
[化 19]
[0099] 本発明の第一の態様の化合物の製造方法について説明する。
[oioo] 前記一般式 α-ι)のキノリン誘導体は、以下に記載する方法によって合成することが できる。次に、その一例として下記に示すキノリン誘導体 (XV)の合成方法を示す。 例えば Wangレジンなどの固相合成に適した樹脂を用レ、、適当な塩基存在下、 2, 6 —ジクロ口べンゾイルクロリドなどを用レ、、 R4, R5, R6を置換基として含む 4一二トロ 安息香酸を樹脂に担時させ、エステル'樹脂 (XVI)を得る。エステル樹脂(XVI)上の ニトロ基を塩化スズ等の還元剤により、ニトロ基をァミノ基に変換し、ァニリン樹脂 (XV II)を得、弓 Iき続きアルデヒド (XVIII)を作用させ、ィミン樹脂 (XIX)を得る。イミン樹
脂と R2と R3を持つォレフィンと Yb(OTf)3などのルイス酸触媒を用いることで、キノリン 樹脂(ΠΧ)を得ることが出来る。この樹脂(ΠΧ)力 TFA等の酸により,キノリンカルボ ン酸 (IIXI)を切り出すことが出来る。アミド化合物の合成に用いられる常法を用レ、て キノリンカルボン酸 (IIXI)にァミン化合物(ΙΙΧΠ)を作用させ、アミド化合物を得、必 要に応じて R7, R8の官能基変換を行レ、、望みのキノリン誘導体 (XV)を得ることが 出来る。
[化 21]
また、次にその一例として下記一般式(ΠΧΙΙΙ)で示されるキノリン誘導体合成方法 を示す。なお、 Y— NH—部分は、一般式 (I)のキノリン誘導体中の X—の限定した部 分構造を意味するものである。
キノリン誘導体 (XV)の合成中間体キノリンカルボン酸 (ΠΧΙ)のカルボキシル基'を常 法に従って、アミノ基(IIXIV)、シァノ基 (IIXVI)、チオアミド基 (IIXV)、ヒドロキシァ ミジノ基(IIXVII)等に変換することが可能である。ァミン化合物(IIXIV)に各種求電 子官能基を持つ化合物を作用させ、必要に応じて官能基変換を行い、望みのキノリ ン誘導体 (ΠΧΙΠ)を得ることが出来る。 .
[0103] [化 22] ,
(π ν) (π νΐ) (nxvii)
[0104] また、次にその一例として下記一般式 (iixvm)で示されるキノリン誘導体合成方法 を示す。
先に示したチォアミド化合物(IIXV)にひ.一ハロゲン化ケトン化合物 (IIXIX)を作用 させチアゾール化合物とし、必要に応じて官能基変換を行い、望みのキノリン誘導体
(IIXVIII)を得ることが出来る。,
[0105] [化 23]
*- (ΠΧΥΠΙ)
(πχν) ,
[0106] 本発明の第二の態様の化合物の製造方法について説明する。
前記一般式 (I- II)ベンズイミダゾール誘導体は、例えば下記の化学式で示す合成 法によって合成することができる。
一般式(I- Π)において、 Bが一般式(i)、 R3が R7— X—で表される基(X力 -CON HS02-で表される基) R4,R5及び R6が水素原子の場合の合成法を示す。
[0107] [化 24]
[96^}] [60T0]
6
Z6C.00/SOOZdf/X3d 0.C80l/S00Z OAV
(1-10)
[0110] 行程 1 (STEP1)は、フロォロニトロベンゼン誘導体(1-1)とァミン化合物(1-2)力 ァ 二リン誘導体 (1-3)を製造する行程である。例えば、フロォロニトロベンゼン誘導体 (I- 1)とァミン (1-2)を適当な塩基存在下、加熱攪拌し、ァニリン誘導体 (卜 3)を合成する こと力できる。
使用する塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸化物の ような無機塩基、トリメチルァミン、トリェチルァミン'等のトリアルキルァミン;ピリジン、ジ メチルアミノビリジン'、ピコリン、ルチジン等のピリジン類のような有機塩基をあげること ができる。その塩基の使用量は、ァミン化合物(1-2)に対して 1〜10倍当量使用する ことが好ましい。
[0111] 工程 2 (STEP2)は、ァニリン誘導体 (1ニ3)のニトロ基を還元する行程である。通常は .、アルゴン気流下酢酸に鉄粉末を加え、 60°Cに加熱し、そこにァニリン誘導体 (1-3) を少量ずつ加え、 3時間程度攪拌後、綿栓にて鉄粉を分け、得られた反応液に NaH C03を pH5程度まで少量ずつ加え、析出してきた沈殿物を濾別、水洗後、酢酸ェチ
ルで希釈、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧すること で、ァ-リン'化合物 (1-4)を得ること力 Sできる。
[0112] 得られたァニリン (ト 4)を工程 3 (STEP3)の原料として用レ、、トリメチノレアミン、トリエ ' チルァミン等のトリアルキルアミン;ピリジン、ジメチルァミノピリジン、ピコリン、ルチジ ン等のピリジン類のような適当な有機塩基用レ、、ハロゲンィヒアシノレ化合物(例えば、 酸クロリド等)と攪拌し、 NH2基をモノァシル化し、ァ-リン化合物(1-5)を得ることが でさる。
[0113] 行程 4 (STEP4)は、ァニリン化合物(1-5)の閉環を行う行程である。通常は、ァニリン 化合物(1-5)を酢酸に溶解させ、 60°Cに加熱し、 3時間程度攪拌後、室温まで放冷 し、析出してきた沈殿物を濾別、水洗後し、ベンズイミダゾール化合物(1-10)を得るこ と力 Sできる。
また、ベンズイミダゾール化合物(1-10)は、フロォロニトロベンゼン誘導体(1-6)を 原料に用い、上記と同様に工程 1、 2、 3、 4に供することによりァニリン化合物(I - 7) , (I
-8) , (1-9)を経ることで、合成することができる。
[0114] 本発明の第三の態様の化合物の製造方法について説明する。
[0115] 前記一般式(1A- III) , (1B-III) , (1C-III),(ID- III)で示される本発明のアセチレン、 ォキサジァゾール、チアゾール化合物は、例えば下記に示す合成方法によって合成 すること力できる。
例えばォキサジァゾール化合物 (XII)およびチアゾール化合物(XIII)の合成方法 を す。
[0116] [化 27] , .
(Xii) 例えば Wangレジンなどの固相合成に適した樹脂を用レ、、適当な塩基存在下、 2, 6 —ジクロ口べンゾィル' 'クロリドなどを用レ、、 R3を置換基として含み、同時にシァノ持つ カルボン酸を樹脂に担時させ、エステル樹脂 (ΧΙλλ)を得る。エステル樹脂 (XIV)上 のシァノ基にヒドロキシルァミンを付加させることにより、ヒドロキシアミジノ基に変換し 、ヒドロキシアミジン樹脂 (XV)を得、弓 Iき続き酸クロライドまたはカルボン酸 (XVI)を 作用させ、ォキサジァゾール樹脂 (XVII)を得る。ォキサジァゾール樹脂 (XVII)から ォキサジァゾール化合物を TFAなどの適当な酸で切りだし、必要があれば、化合物
中の官能基を各種置換基へ変換して、望みのォキサジァゾール化合物 (XII)を得るこ
_ とが出来る。
エステル樹脂(XIV)上のシァノ基をジチォホスフォリックアシッド 〇, o—ジェチル エステルにより、チォアミド基に変換し、チオアミド樹脂 (XVIII)を得、引き続きひ ロゲン化ケトン化合物 (XIX)を作用させ、チアゾール樹脂 (ΠΧ)を得る。
チアゾ一ル樹脂(ΠΧ)からチアゾール化合物を TFAなどの適当な酸で切りだし、必 要があれば、化合物中の官能基を各種置換基へ変換して、望みのチアゾール化合 物 (XIII)を得ることが出来る。
[0118] 次にスルフォンアミド化合物 (ΠΧΙ)およびアミド化合物(ΠΧΠ)の合成方法を示す。
[0119] [化 28]
[0120] ニトロベンゼン誘導体 (ΠΧΙΠ)あるレ、は安息香酸誘導体 (IIXIV)から常法に従レ、、 ァニリン'誘導体 (πχν)を得ることが出来る。得られたァニリン誘導体に、各種スルフ オン酸クロライドを適当な塩基条件下作用させることでスルフォンアミドィ匕合物 (ΠΧΙ)、
各種酸クロライドを適当な塩基条件下作用させることでアミド化合物 (ΠΧΙΙ)を、それ ぞれ得ることが出来る。必要があれば、化合物中の官能基を各種置換基へ変換する ことも出来る。 ■
[0121] 次にァニリン誘導体化合物 (IIXVI)およびイミド化合物(IIXVII)の合成方法を示す
[0122] [化 29]
(iiix) (i» i)
[0123] ァニリン'誘導体 (ΠΧνΐΠ)に、各種ハロゲン化メチル '化合物(ΠΧΙΧ)を適当な塩基 条件下作用させることでァニリン誘導体 (IIXVI)を、各種酸無水物 (ΙΠΧΙ)を適当な塩 基条件下作用させることでイミド化合物(πχνιι)をそれぞれ得ることが出来る。必要 があれば、化合物中の官能基を各種置換基へ変換も可能である。イミド化合物 (ΠΧ
VII)は、ァニリン誘導体 (IIXVIII)に各種ジカルボン酸 (ΠΙΧ)を適当な縮合剤にて アミド化合物を合成した後に、適当な溶媒脱水反応を進行させることでも合成出来る 。必要があれば、化合物中の官能基を各種置換基へ変換も可能である。
次にォキサジァゾール化合物 (ΠΙΧΠ)およびチアゾ一ル化合物(ΠΙΧΙΠ)の合成方 法を示す。
[0124] [化 30]
(mxii)
[0125] シァノベン'ゼン誘導体 (IIIXIV)のシァノ基にヒドロキシノレアミンを付加させることに より、ヒドロキシアミジノ基に変換し、ヒドロキシアミジン化合物(IIIXV)を得、引き続き 酸クロライドまたはカルボン酸(ιπχνι)を作用させ、ォキサジァゾール化合物(ΠΙΧΙΙ
)を得る。必要があれば、化合物中の官能基を各種置換基に変換することも出来る。 シァノベンゼン誘導体(IIIXIV)にジチォホスフォリックアシッド o, O—ジェチルェ ステル'を作用させることにより、チォアミ'ド化合物 .(IIIXVII)を得、引き続き α—ハロゲ ' ン化ケトン化合物(IIIXVIII)を作用させ、チアゾール化合物(ΙΙΙΧΙΙΙ)を得る。必要が あれば、化合物中の官能基を各種置換基に変換することも出来る。
[0126] 次にウレァ化合物 (ΠΙΧΙΧ)の合成方法を示す。
[0127] [化 31]
(ΠΙΧΙΧ)
(ΠΙΧΙΧ)
(IIXVIII)
[0128] ァニリン誘導体 (IIXVIII)を適当な塩基条件下でフエニルクロロホ一メートを作用さ せ、フ ニルカーバメート誘導体とし、これに適当な塩基条件下でアミン化合物(IVX )を作用させることでゥレア化合物 (IIIXIX)を得ることが出来る。必要があれば、化合 物中の官能基を各種置換基に変換することも出来る。
[0129] 以上で記述した塩基としては、例えば、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアル カリ金属水素化物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物;炭 酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸化物;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素
カリウム等のアルカリ金属炭酸水素化物;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、力 リウムメトキシド、カリウム第三ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド;トリメチルアミ ン、トリェチルァミン等のトリアルキルァミン;ピリジン、ジメチルァミノピリジン、ピコリン 、ルチジン等のピリジン類のような有機塩基又は無機塩基をあげることができる。その 塩基の使用量は、カルボン酸化合物に対して 1〜10倍当量使用することが好ましい
[0130] 上に記述した反応に用レ、る溶媒としては、例えばジェチルエーテル'、テトラヒドロフ ラン(THF)、ジォキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族 炭化水素;シクロペンタン、シクロへキサン等の炭化水素;ジクロル'メタン、ジクロノレエ タン'、トリクロロェタン、クロ口ホルム等のハロゲン化炭化水素;ァセトニトリル'、プロピオ 二トリル等の二トリル類;酢酸ェチル等のエステル類; N, N—ジメチルホルムアミド、ジ メチルスルホキシド等、或いはこれらと水との混合物を挙げることができる。
[0131] 本発明の第四の態様の化合物の製造方法について説明する。
前記一般式(1A- IV)ベンゼンジァミン誘導体は、例えば下記の化学式で示す合成 法によって合成することができる。
式中 Bが一般式(i)ャ表される化合物の合成法を以下に示す。 '
[0132] [化 32]
行程 1 (STEP1)は、フロォロニトロベンゼン誘導体とァミン化合物からァニリン誘導 体を製造する行程である。例えば、フ πォロニトロベンゼン誘導体(1A-1)とァミン(1A - 2)を適当な塩基存在下、加熱攪拌し、ァニリン誘導体 (1A-3)'を合成することができ る。また、フロォロニトロベン'ゼン誘導体(1A- 6)とァミン(1A- 2)を適当な塩基存在下 、加熱攪拌し、ァニリン誘導体(1A- 7)を合成することができる。使用する塩基としては 、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸化物のような無機塩基、トリメチ ノレアミン、トリェチルァミン等のトリアルキルァミン;ピリジン、ジメチルァミノピリジン、ピ コリン、ルチジン等のピリジン類のような有機塩基をあげることができる。塩基を使用し なくとも使うアミン (1A-2)種によっては、反応が進行する場合もある。多くの場合、そ の塩基の使用量は、ァミン化合物(1A- 2)に対して 1〜10倍当量使用することが好ま しい。 ,
工程 2 (STEP2)は、ァニリン誘導体のニトロ基を還元する行程である。通常は、アル ゴン気流下酢酸に鉄粉末を加え、 60°Cに加熱し、そこにァニリン誘導体を少量ずつ. 加え、 3時間程度攪拌後、綿栓にて鉄粉を分け、得られた反応液に NaHC03を pH5 程度まで少量ずつ加え、析出してきた沈殿物を濾別、水洗後、酢酸ェチルで希釈、 飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧することで、ァニリン 化合物(1A- 4)、 (1A-8)等を得ること力 Sできる。
得られたァニリンを工程 3 (STEP3)の原料として用レ、、トリメチノレアミン'、トリェチルァ
ミン等のトリアルキルァミン;ピリジン、ジメチルァミノピリジン、ピコリン、ルチジン等の ピリジン類のような適当な有機塩基用い、ハロゲン化アシノレ化合物(例えば、酸クロリ ド等)と攪拌し、 NH2基をモノァシル化し、ァニリン化合物(1Α-5)、(1A - 9)等を得る こと力できる。
式中 Bが一般式(viii)で表される化合物の合成法を以下に示す。
行程 l (STEPl)は、 4—クロ口一 3—二トロベン'ズニトリルとァミン化合物からァニリン 誘導体を製造する行程である。例えば、 4—クロロー 3—ニトロべンズ-トリル(1A- 10) とァミン(1A- 2)を適当な塩基存在下、加熱攪拌し、ァニリン誘導体(1A- 11)を合成す
ること力 Sできる。使用する塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金 属炭酸化物のような無機塩基、トリメチルァミン、トリェチルァミン等のトリアルキルアミ ン;ピリジン、ジメチルァミノピリジン、ピコリン、ルチジン等のピリジン類のような有機塩 基をあげることができる。塩基を使用しなくとも使うアミン(1A- 2)種によっては、反応が 進行する場合もある。多くの場合、その塩基の使用量は、ァミン化合物(1A- 2)に対し て 1〜10倍当量使用することが好ましい。
工程 2 (STEP2)は、ベンゾニトリル'誘導体(1A- 11)力 アミドォキシム誘導体を合成 する行程である。テトラヒドロフランおよびエタノールの混合溶液にヒドロキシノレアミン 水溶液を加え、加熱撹拌することで合成できる。工程 3 (STEP3)得られたアミドォキシ ム誘導体のジォキサン溶液にイソフタル酸モノメチルエステルおよぴゥォターソルブ ルカルポジイミド塩酸塩を加え、室温にて数時間撹拌した後、 20時間程度加熱撹拌 することで、ォキサジァゾ一ル誘導体(1A- 12)を合成することができる。
行程 4,5 (STEP4,5)は、ォキサジァゾール'誘導体(1A- 12)を原料として用い、ァシル スルフォンアミド誘導体(1A- 13)を製造する行程である。行程 4でメチルエステル化合 物(1A- 12)を加水分解し、次に望みのスルフォンアミド(図中では、ベンゼンスルフォ ンアミドで記載)と適当な縮合剤を用い、ァシソレスルフォンアミド誘導体(1A - 13)を合 成すること力 Sできる。
工程 6,9 (STEP6,9)は、ニトロ基を還元する行程である。原料にァシルスルフォンアミ ド誘導体(1A-13)を用い、アルゴン気流下酢酸に鉄粉末を加え、加熱撹拌し、そこに ァニリン誘導体を少量ずつ加え、数時間程度攪拌後、綿栓にて鉄粉を分け、得られ- だ反応液に NaHC03を pH5程度まで少量ずつ加え、析出してきた沈殿物を濾別、水 洗後、酢酸ェチルで希釈、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶 媒を減圧することで、ァニリン化合物(1A- 14)を得ることができる。行程 8 (STEP8)は、 ァニリン誘導体(1A - 13)を原料として用レ、、適当なメチル化する行程である。ここで得 られた化合物を原料にし、工程 9を実施し、ァニリン化合物(1A- 16)を合成することが 出来る。
得られたァニリン(1A- 14)、(1A - 16)を工程 7,11 (STEP7,11)のそれぞれ原料として 用レ、、トリメチルァミン、トリェチルァミン等のトリアルキルァミン;ピリジン、ジメチルアミ
ノビリジン、ピコリン、ルチジン等のピリジン類のような適当な有機塩基用レ、、ハロゲン 化ァシル化合物(例えば、酸クロリド等)と攪拌し、 NH2基をモノァシル化し、ァシルス ルフォンアミド化合物(1A - 15)とアシノレスルフォンアミド化合物(1A - 18)を得ることが できる。
行程 10 (STEP10)は、ァニリン化合物(1A - 16)を原料として用レ、、還元的アミノ化等 により、 N—アルキル化を行レ、、ァシルスルフォンアミド誘導体(1A-17)を製造する行 程である。
[0138] 以下の記述は本発明の第一から第四の態様の化合物の製造方法に関連する。
上に述べた工程 1、 2、 3、 4は、不活性溶媒中で反応を行うことができる。その際使 用する溶媒は、例えばジェチルエーテル'、テトラヒドロフラン'、ジォキサン等のエーテ ル類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;シクロペンタン、シクロへキ サン等の炭化水素;ジクロロメタン、ジクロロ工タン、トリクロロェタン、クロ口ホルム等の ノ、ロゲン化炭化水素;ァセトニトリル、プロピオ二トリル等の-トリル類;酢酸ェチル等 のエステル類; N,N—ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ卞等、或レ、はこれらと 水との混合物を挙げることができる。
前記したすべての工程において、必要に応じて、通常行われている精製手段、例 えば濾過、デカンテーシヨン、抽出、洗浄、溶媒留去、カラム又は薄層クロマトグラフィ 一、再結晶、蒸留等に付すことにより単離精製することができる。
本発明のベンゼン化合物には、これらの各種の塩、水和物や溶媒和物の形態にあ るもの、特に医薬的に許容きれる形態にあるものを含む。また、本発明のベンゼン化 合物と他の医薬、例えば抗糖尿病薬や血糖降下剤が、混合された製剤として、或い はそれぞれの成分を別個に含む 2種の製剤として組み合わされた形態にあるものも 本発明に含まれる。
[0139] 本発明のベンゼン'化合物と組み合わせて用いることのできる薬剤しては、例えばィ ンスリン'、例えばリスプ口、 glargineなどのインスリンアナログ、例えばグリベンクラミド、ト ルブタミド、ダリピザイド、グリメピリドなどのインスリン'分泌促進剤、例えばナテグリニド 、レパグリニドなどの速効性インスリン分泌促進剤、例えばァカルボース、ボグリボー ス、ミグリトールなどの α -グリコシダ一ゼ阻害斉リ、例えばメトフオルミン、フェンフオルミ
ンなどのビグアナイド剤、例えばロジグリタゾン、ピオグリタゾン、トログリタゾンなどの チアゾリジン骨格または GI- 262570、 JTT- 501、 YM-440などの非チアゾリジン骨格の P •PAR yァゴニストおよび PPAR o アンタゴニストなどのインスリン抵抗性改善剤、例え ばクロフイブラートなどの PPAR o;ァゴニスト、例えば T-1095などの SGLT阻害斉 lj、 GLP -1受容体アンタゴニスト、 DPP- IV阻害剤などの血糖降下剤、例えばェパルレスタツト 、フィダレスタツト、ゼネレスタツトなどのアルドース還元酵素阻害剤、例えばメコバラミ ン、メキシチレンなどの糖尿病性神経障害治療薬、例えばプラバスタチン、シンバス タチン、フルパスタチン、セリバスタチン、アトルバスタチン、イタパスタチンなどの HM G - CoA還元酵素阻害剤、例えばリポ酸、プロブコールなどの抗酸化剤、例えばカル シゥム拮抗薬、アンジォテンシン変換酵素阻害薬、アンジォテンシン II受容体拮抗剤 、 /3遮断薬、ひ 1遮断薬、利尿剤などの降圧斉 I」、例えばオルリスタツト、シブトラミンな どの抗肥満薬、例えばォプティファーストなどの低エネルギー食などがある。食事療 法、運動療法も含め、例示していない既存の医薬及び開発'基礎研究中の医薬など も、上記の医薬品と同様に肥満症および肥満によって誘発される高脂血症ならびに インスリン抵抗性に基づく様々な疾患 (耐糖能異常、糖尿病、糖尿病性末梢神経障 害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症、高脂血症、高血圧、動 脈硬化症)の治療を目的として一般式(1A-IV)または(1B - IV)で示される化合物と併 用される場合は本発明に含まれる。
本発明のベンゼン化合物を含有する医薬をヒトに投与する場合、年齢および対象 疾患の症状等により異なるが、 1製剤あたりでは、好ましくは本発明のベンゼン化合 物 0.01〜1000 mg程度を含有することができる。実際に好ましい投与方法、順序及び 間隔は、使用される個々の薬剤の製剤、薬効発現時間、処置される個々の患者の状 態 (体重、体脂肪率、ボディマスインデックス、血液生化学指標など)によって、慣用 技術を駆使して、及び本明細書に記載の情報を考慮して適宜選択され得る。すなわ ち、より好ましくは、本発明のベン'ゼン化合物は、その有効量、例えば、通常 1日に 1 〜100mgを 1〜3回に分け、経口投与するのが好ましい。
本発明のベンゼン化合物と他剤の併用にあたっては、両者を同時に投与することも でき、また時を異にして投与することもできる。それぞれの薬剤について 1日 3回まで
の投与が好ましく、連続投与に伴う禁忌症が認められない限り、また個々の患者にお いて設定される目標が得られるまで治療を繰り返すことができる。
[0141] 本発明のベン'ゼン化合物を有効成分として含有する医薬は、種々の剤型、例えば 錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、トローチ剤、液剤等の経口投与製剤とすることが できる。これらの製剤化は、それ自体公知の方法によって行い得る。例えば、本発明 のベンゼン化合物をデンプン、マンニトール、乳糖等の賦形剤;カルボキシメチルセ ルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース等の結合斉 IJ ;結晶セルロース、カル ボキシメチルセルロース等の崩壊剤;タルク、ステアリン酸マグネシウム等の潤滑剤; 軽質無水ケィ酸等の流動性向上剤等を適宜組み合わせて処方することにより、錠剤 、カプセル剤、顆粒剤、散剤、トローチ剤等を製造することができる。また、本発明の 医薬は、注射斉 1」とすることもできる。この製剤化は、例えば、界面活性剤や分散剤等 によりあらかじめ生理食塩水等の水担体に分散または可溶化しておいてもよいし、あ るいは、必要時にその都度分散または可溶化し得るように注射用結晶製剤または凍 結乾燥製剤としておいてもよい。上記の水担体には、 pH調整剤や安定化剤を任意 成分として添加してもよレ、。かかる注射剤の投与量および投与経路は特に限定され ず、病状や患者の特性に合わせて、静脈内、動脈内、皮下または腹腔内に安全か つ必要な量を、一気にまたは点滴等により投与することができる。
本発明のベンゼン化合物と他剤の併用にあたっては、有効成分を全て同一製剤に 含める必要はなぐ各成分について、或いは複数成分について、適切な一又は複数 の製剤中に含めることができる。その場合、公知の又は将来開発される様々な医薬 製剤の形態、例えば、経口投与製剤、注射剤などに調製することができるが、調製に あたっては、公知の又は将来開発される方法を適宜採用することができる。
実施例
[0142] 次に、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
まず、本発明の第一の態様の化合物の実施例を以下に示す。
下記に実施例 1 _1〜21— Iで合成した化合物(Compound 1— I〜; 115— I)の構造 式並びに質量分析結果を表 1一 Iに示す。
[0143] [表 1]
表 1—1
表 1 -i (続き)
〔〕〕
表 1 -i (続き)
*01580
on j— »
表 1 -i (続き)
[0154] [表 12]
表 1ー1 (続き)
[0155] 実施例 1一 I Compoundl- 1の合成
市販の Wangレジン(1.0mmol/g程度) 4. Ogを NMPに懸濁させ室温で 3時間放置し た。余分な溶媒を除き、そこに、 NMP60ml、 4一二トロ安息香酸 3. 2g、ピリジン 2. 9ml、 2, 6—ジクロロべンソ'イルクロリド 3mlを加え、室温で 20時間撹拌した。溶媒を 除きさらに樹脂を N—メチルピロリドン (以下 NMPと略す) 60mlで 2回洗浄した。溶媒 を除いた後、ジクロロメタン'、 NMP、ジクロロメタンの順で、それぞれ 60mlずつ用い て、 3回ずつ洗浄し、さらにレジンを乾燥させた。
続いて、得られた樹脂に、塩化スズ 6gと NMP60mlとエタノール 3mlを加え、室温 で 12時間撹拌した。溶媒を除き、樹脂を NMP60mlで 2回洗浄した。溶媒を除いた
後、ジクロロメタン'、 NMP、ジクロロメタンの順で、それぞれ 60mlずつ用いて、 3回ず つ洗浄しさらにレジン'を乾燥させた。
得られたァニリンレジンに、 4—トリフロォロメチルベンズアルデヒド 2mlとトルエンを 4 0mlと酢酸 0. 5mlを加え、 80°Cで 12時間撹拌した。溶媒を除いた後、ジクロロメタン 、 NMP、ジクロロメタンの順で、それぞれ 60mlずつ用いて、 3回ずつ洗浄しさらにレ ジンを乾燥させた。
続いて、得られたレジンに、ァセトニトリル'を 40ml加え、さらに、ェチルビュルエー テル 6mlと Yb(OTf)3を 5. 0g加え、室温で 2時間撹拌した。溶媒を除きさらに樹脂をァ セトニトリル 60mlで 2回洗浄した。溶媒を除いた後、ジクロロメタン、 NMP、ジクロロメ タンの順で、それぞれ 60mlずつ用いて、 3回ずつ洗浄し、さらにレジンを乾燥させた 。得られたレジンに、 100%トリフルォロ酢酸 100mlを加え、 1時間放置後、反応液と レジン'をろ別し、反応液を、減圧下濃縮して実施例化合物 3— Iの合成中間体である キノリン'カルボン酸を 1. 07gを得た。
アルゴン雰囲気下で、得たキノリンカル'ボン酸 516mg(1.34mmoDに対しチォニルクロ ライド 3mlを加え 60°Cで 3時間攪拌後、チォニルクロライドを減圧下留去した。残留物 を塩化メチレン 6mlに溶解し、これをアントラニル酸メチルエステル 0.173ml(1.34mmol) の 10mlピリジン溶液に 0°Cで滴下、室温で 24時間攪拌後、ピリジンを減圧下留去した 。残留物を酢酸ェチルに溶解し、 2N-HC1水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄、無水 硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去、 Compoundl-Iを得た。
実施例 2— I Compound2- 1の合成
実施例 1— Iで得られた Compoundl-Iをテトラヒドロフラン 10mlとメタノール 10mlに溶 解し、 2N-水酸化ナトリウム水溶液を過剰量加え室温で 17時間攪拌した。反応終了 後、 1N-塩酸水溶液で溶液を酸性にし、メタノールを除去、酢酸ェチルで残留物を希 釈、 1N-塩酸水溶液並びに飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後 、溶媒を減圧下留去した。残留物を再結晶により精製し、実施例化合物 2—1を得た。 実施例 3— I Compound3- 1の合成
市販の Wangレジン(1.0mmol/g程度) 4. 0gを NMPに懸濁させ室温で 3時間放置し た。余分な溶媒を除き、そこに、 NMP60ml、 4—二トロ安息香酸 3. 2g、ピリジン 2.
9ml, 2, 6—ジクロ口べンゾイルクロリド 3mlを加え、室温で 20時間撹拌した。溶媒を 除きさらに樹脂を NMP60mlで 2回洗浄した。溶媒を除いた後、ジクロロメタン、 NM P、ジクロロメタンの順で、それぞれ 60mlずつ用いて、 3回ずつ洗浄し、さらにレジン を乾燥させた。
続いて、得られた樹脂に、塩化スズ 6gと NMP60mlとエタノール 3mlを加え、室温 で 12時間撹拌した。溶媒を除き、樹脂を NMP60mlで 2回洗浄した。溶媒を除いた 後、ジクロロメタン、 NMP、ジクロロメタンの順で、それぞれ 60mlずつ用いて、 3回ず つ洗浄しさらにレジンを乾燥させた。
得られたァニリンレジンに、 3, 5—ジトリフロォロメチルベンズアルデヒド 2mlとトルェ ンを 40mlと酢酸 0. 5mLを加え、 80°Cで 12時間撹拌した。溶媒を除いた後、ジクロロ メタン、 NMP、ジクロロメタンの順で、それぞれ 60mlずつ用いて、 3回ずつ洗浄しさら にレジンを乾燥させた。
続いて、得られたレジンに、ァセトニトリルを 40ml加え、さらに、ェチルビニルエー テル 6mlと Yb(OTf)3を 5. Og加え、室温で 2時間撹拌した。溶媒を除きさらに樹脂をァ セトニトリル 60mlで 2回洗浄した。溶媒を除いた後、ジクロロメタン'、 NMP、ジクロロメ タンの順で、それぞれ 60mlずつ用いて、 3回ずつ洗浄し、さらにレジンを乾燥させた 。得られたレジンに、 100%トリフルォロ酢酸 100mlを加え、 1時間放置後、反応液と レジンをろ別し、反応液を、減圧下濃縮して実施例化合物 3— Iの合成中間体である キノリンカノレボン酸を 2. 7gを'得た。
アルゴン雰囲気下で、得たキノリンカルボン酸 516mg(1.34mmol)に対しチォニルクロ ライド 3mlを加え 60°Cで 3時間攪拌後、チォニル'クロライドを減圧下留去した。残留物 を塩化メチレン 6mlに溶解し、これをアントラニル酸ェチルエステル 0.173ml(1.34mmol) の 1 Omlピリジン溶液に 0°Cで滴下、室温で 24時間攪拌後、ピリジンを減圧下留去した 。残留物を酢酸ェチルに溶解し、 2N- HC1水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄、無水 硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し、エステル化合物 1を得た。
続いて、得られた残留物をテトラヒドロフラン 10mlとメタノール 10mlに溶解し、 2N-水 酸ィ匕ナトリウム水溶液を過剰量加え室温で 17時間攪拌した。反応終了後、 1N-塩酸 水溶液で溶液を酸性にし、メタノールを除去、酢酸ェチルで残留物を希釈、 1N-塩酸
水溶液並びに飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧 下留去した。残留物を再結晶により精製し、 Compound3-I 333mgを得た。
[0158] 実施例 4」I Compound4- 1の合成
アルゴン雰囲気下、 Compound3- 1を 1,4- Dioxane 15mlに溶解し、卜ブチルスルホン アミド 87mg(0.632mmol)と DBU 0.188ml(1.20mmol)を加え 90°Cで 14間攪拌した。反応 . 終了後、溶媒を減圧下留去し、酢酸ェチルで残留物を希釈、 1N-塩酸溶液並びに飽 和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残 留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、 Compound4-I 85mg (収率 22 %,2steps)を得た。
[0159] 実施例 5— I Compound5_Iの合成
Compound2_Iを用い、 Compound4 - 1と同様にして合成した。
[0160] 実施例 6 _1 Compound6- 1の合成
アルゴン雰囲気下で、実施例 3— Iで用いた合成中間体であるキノリンカルボン酸 65 9mg(1.71mmol)に対しチォユルク口ライド 3mlを加え 60°Cで 1.5時間攪拌後、チォニノレ クロライドを減圧下留去した。残留物を塩化メチレン 20mlに溶解し、これを 2- aminobe nzenesulfonamide29.4mg(1.71mmol)の 10mlピリジン溶液に 0。C.で滴下、室温で 19時間 攪拌後、ピリジンを減圧下留去した。残留物を酢酸ェチルに溶解し、 2N- HC1水溶液 及び飽和食塩水で順次洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した 。残留物をシ カゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、 Compound6-I (31mg (収 率 66%)を得た。 、
[0161] 実施例 7— I Compound7- 1の合成
アルゴン雰囲気下、 Compound6-I 58mg(0.10Smmol)をテトラヒドロフラン 10mlに溶解 し、 4.4-ジメチルァミノピリジン 26mg(0.216mmol)と n- hexanoyl chloride 0.018ml(0.129 mmol)を加え 60°Cで 1時間攪拌した。反応終了後、酢酸ェチル 25mlで希釈、 2N-HC1 水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下 留去した。残留物を再結晶により精製し、 Compound7- 1を 29mg (収率 42%)を得た。
[0162] 実施例 8—1 Compounds- 1の合成
実施例 3— Iの合成中間体エステル '化合物 1を再合成し Compound- 1とした。
[0163] 実施例 9一 I Compound9-Iの合成
アルゴン雰囲気下で、対応するキノリンカルボン酸誘導体 227mg(0.68mmol)に対し チォニルクロライド 2mlを加え 70°Cで 3時間攪拌後、チォニルク ライドを減圧下留去 した。残留物を塩化メチレン 3mlに溶解し、これを Ethyl 2-aminobenzoate 113mg(0.68 mmol)の 5mlピリジン溶液に 0°Cで滴下、室温で 3時間攪拌後、ピリジンを減圧下留去 した。残留物を酢酸ェチルに溶解し、 2N-HC1水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物を再結晶により精製し 、 Compound9-Iを 46mg (収率 14%)を得た。
[0164] 実施例 10— I CompoundlO- 1の合成
アルゴン雰囲気下で、対応するキノリンカルボン酸誘導体 64mg(0.19mmol)に対しチ ォニルク ΐάライド 2mlを加え 60°Cで 3時間攪拌後、チォユルク口ライドを減圧下留去し た。残留物を塩化メチレン 3mlに溶解し、これを 2 - aminobenzenesulfonamide 33mg(0.1 9mmol)の 5mlピリジン溶液に 0°Cで滴下、室温で 18時間攪拌後、ピリジンを減圧下留 • 去した。残留物を酢酸ェチルに溶解し、 2N- HC1水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄 、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物を再結晶により精製 し、 CompoundlO-Ιを 17mg (収率 18%)を得た。
[0165] 実施例 11一 I Compoundl l- 1の合成
アルゴン雰囲気下、実施例化合物 9— Iを 43mg(0.09mmol)をテトラヒドロフラン 5mlと メタノール 2mlに溶解し、 2規定水酸化ナトリウム溶液 lmlを加え 15時間攪拌した。反 応終了後、 2規定塩酸を加え中和後濃縮し、析出する結晶を水で洗浄し Compoundl 1-1を 32mg (収率 79%)を得た。
[0166] 実施例 12—1 Compoundl2- 1の合成
アルゴン雰囲気下、 CompoundlO- 1を 16mg(0.03mmol)をテトラヒドロフラン lmlに溶 解し、 4.4-ジメチルァミノピリジン 8mg(0.06mmol)と n- hexanoyl chloride 0.005ml(0.04m mol)を加え 60°Cで 15時間攪拌した。反応終了後、酢酸ェチル '25mlで希釈、 2N- HC1 水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下 留去した。残留物を再結晶により精製し、 Compomidl2 - 1を 3.6mg (収率 19%)を得た。
[0167] 実施例 13— I Compoundl3- 1の合成
アルゴン雰囲 下で、 Compoundl l- 1を 30mg(0.07mmol)に対しテトラヒドロフラン 2 mlとクロ口ホルム 2mlの混合溶媒に溶解し、 2_chloro_l_methylpyridinium iodide 20mg (0.08mmol)とトリエチルァミン 0.022ml(0.16mmol)を加え 15時間攪拌後、溶媒を減圧下 留去した。残留物を酢酸ェチルに溶解し水及び飽和食塩水で順次洗浄、無水硫酸 ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。これを 1, 4ージォキサンに溶解し、 n-b. utylsulfoneamide 9.1mg(0.07mmol)と 1,8— diazabicyclo[5.4.0]undec— 7_ene 20mg(0. l4 mmol)を加え、アルゴン雰囲気下 90°Cで 15時間撹拌した。反応を濃縮し、酢酸ェチル に溶解し解し水及び飽和食塩水で順次洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を 減圧下留去した残留物を再結晶により精製し、 Compoimdl3- 1を 15mg (収率 40%)を 得た。
[0168] 実施例 14— I Compound 14-1, 16-1, 19_1〜26 - 1, 28-1~31-1, 35-ト 45- 1' 47 —I, 48-1, 55-1, 57— 1〜59_1, 61— 1〜68— I, 95— 1〜97—1, 99—1, 100—1, 101—1, 10 4-1〜: 106-1, 111- 1の合成
実施例 3— I, 4-1, 5— Iの合成方法を使って、それぞれ対応する化合物を得た。 '
[0169] 実施例, 15— I Compound 15-1, 17—1, 18—1, 33—1, 34—1, 83—1, 85-1, 103—1, 107 -I〜: 110- 1の合成
実施例 6— I, 7— Iの合成方法を使って、それぞれ対応する化合物を得た。
[0170] 実施例 16—1 Compound50- 1の合成
実施例 3— Iの合成中間体であるキノリンカルボン酸 443mgを DMF2ml、ジクロロメ タン 5mlに溶カし、 DMAP60mg、ァルゴノート社製 PS— TFPレジン 56 lmgとジイソ プロピル'力ノレポジイミド 0. 575mlカ卩え、室温で 10時間攪拌した。ジクロロメタン'、 DM F、ジクロロメタンの順で、それぞれ 60mlずつ用いて、 5回ずつ洗浄し、さらにレジン を皐乞; I架 5せた。得ら lたレン'ンに 3 - Amino— 3— cyclohexyHpropionic acid methyl ester を 194mg、ジクロロメタン' 5ml、 N, N—ジイソプロピルェチルァミン 0. 216mlとトリエ チルァミン 1塩酸塩 8mgを加え、室温で 12時間攪拌した。溶液のみを濃縮し、酢酸 ェチル 1規定塩酸水溶液で分液抽出し、酢酸ェチル層を無水硫酸ナトリウムで乾 燥後、溶媒を減圧下留去した。エステル'化合物を 350mg得た。
得られたエステル '化合物をテトラヒドロフラン 2mlとメタノール 2mlに溶解し、 2N -水酸
化ナトリウム水溶液を過剰量加え室温で 3時間攪拌した。反応終了後、 1N-塩酸水溶 液で溶液を酸性にし、メタノールを除去、酢酸ェチルで残留物を希釈、 IN-塩酸水溶 液並びに飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留 去し、カルボン酸を 415mg得た。
得られたカルボン酸をクロ口ホルム 5ml、テトラヒドロフラン 5ml混液に溶解し、 1-AMI NOPYRIDINIUM IODIDE 239mg、トリェチルァミン 0. 263mlをカロえ、室温で 12時 間攪拌後、溶媒を減圧下留去し、 1, 4一ジォキサン 10mlに溶解させ、 DBU 0. 23 3mlと 4一イソプロピルベンゼンスルフォンアミド 155mgを加え、 90°Cで 1時間撹拌し た。 1N-塩酸水溶液を加え、反応停止後、溶媒を減圧下留去し、酢酸ェチル /1規 定塩酸水溶液で分液抽出し、酢酸ェチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を 減圧下留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、 Compound50-I を 109mg得た。
[0171] 実方 fif列 17— I Compound32-I, 49一 1〜54— I, 56—1, 60-1, 79—1, 86-1, 92— 1〜94一 I の合成
'実施例 16— Iの合成方法を使って、それぞれ対応する化合物を得た。
[0172] 実施例 18— I Compoimdl l2- 1の合成
実施例 3— Iの合成中間体であるキノリンカルボン酸 (495mg,1.78mmol)を tert- Butan ol 10mlに溶解し、 Diphenylphosphanaazide(0.387ml,1.80mmol)とトリエチルァミン (0.35 Sml,2.57mmol)を加え、ー晚 refluxした。反応終了後、溶媒を減圧下留去し、残渣に 4 N - HCl/1,4- Dioxane 5mlを加え、室温でー晚撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下 留去し、残渣に酢酸ェチルと IN- NaOH水溶液を加え、酢酸ェチルで抽出、得られた 有機層にへキサン'を加えることにより得られた結晶をろ過することにより、ァミン化合 物 220mgを得た。得られたァミン化合物 (50mg,0.140mmol)をトルエン 2mlに溶解し、 Ph thalic Anhydride(41mg,0.280mmol)を加え室温でー晚撹拌した。反応終了後、減圧 下溶媒を留去し、残留物を再結晶により精製し、 Compound 112-1を 48mg得た。
[0173] 実施例 19— 1 Compoundl l3- 1の合成.
実施例 18—1の合成中間体であるァミン'化合物 (50mg,0.140mmol)をトルエン' 2mlに溶 角?し、 2-Sulfobenzoicacid Anhydride (52mg,0.280mmol)を加え室温でー晚撹拌した。
反応終了後、減圧下溶媒を留去し、残留物を再結晶により精製し、 Compoundl l3-I を 68mg得た。
[0174] 実施例 20— 1 Compound 114-1の合成
実施例 3— Iの合成中間体であるキノリンカルボン酸 (460mg,l .19mmol)を Thionylchl oride(2ml)に溶解し、 40°Cで 4時間撹拌した。溶媒を減圧下留去、残渣を 1,4- Dioxane
5mUこ溶解し、 27%アンモニア水溶液 2mLを加え、室温でー晚撹拌した。反応終了後 、溶媒を減圧下留去し、残渣に酢酸ェチルと IN- NaOH水溶液を加え、酢酸ェチル で抽出、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒 を減圧下留去、得られた残渣をシ 'リカゲル'カラムクロマトグラフィーにより精製し、アミ ド誘導体 102mgを得た。
得られたアミド誘導体 (102mg,0.260mmol)を THF5mlに溶解し、 Phosphorus pentasulf ide(69mg,0.312mmol)を加え、室温でー晚撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下留 去、得られた残渣をシ 'リカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、チオアミド誘導 体 90mgを得た。
得られたチォアミド誘導体 (90mg,2.25mmol)を THF5mlに溶解し、 2- (2 - Bromoacetyl) benzoic acid methyl ester(69mg,.0.269mmol)を加え、 60°Cでニ晚撹拌した。反応終 了後、反応溶液に MeOH5mlを加え、続いて IN- NaOH水溶液 lmlを加え室温で 4時 間撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下留去し、残渣に酢酸ェチルと 1N-HC1水溶 液を加え、酢酸ェチルで抽出、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナ トリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去、得られた残渣をォクタドデシル基化学結合型 シリカゲルを充填剤とする逆相高速液体クロマトグラフィーに付し、トリフルォロ酢酸を 0. 1%含有する (ν,Ζν)、水とァセトニトリルの混合溶液で溶出し目的のフラクションを 凍結乾燥することにより Compoundl 14 - 1を 50mg得た。
[0175] 実施例 21—1 Compoundl 15-1の合成
Compoundl 14- 1を (33mg,0.0606mmol)を DMFlmlに溶解し、 Dimethylsulfamoylchlor ide (0.016ml,0.145mmol)を加えた。そこへ別途調整した、 4-Isopropylbenzenesulfona mide (15mg, 0.0727mmol)、 butyldimethylamine(0.031ml, 0.218mmol)と Dimethylamino " pyridine(8rag, 0.0606mmol)の DMFlml溶液を加え、 50°Cで 3日間撹拌した。溶媒を減
圧下留去し、得られた残渣をォクタドデシル基化学結合型シリカゲルを充填剤とする 逆相高速液体クロマトグラフィーに付し、トリフルォロ酢酸を 0. 1 %含有する (vZv)、 水とァセトニトリルの混合溶液で溶出し目的のフラクションを凍結乾燥することにより C ompoundl 15-1化合物を 3mg得た。
[0176] 上記で合成した代表化合物の NMR分析値を表 2— Iに示す。
[0177] [表 13]
-
薬理試験例 1 (ACC阻害活性の測定)
(1. ACCの精製)
雄性 SD系ラットを 2日間絶食後、高シ'ョ糖食 (成分)を 2日間与え、エーテル麻酔下 に下大静脈を切開し、放血した後、速やかに肝臓を取り出した。氷冷した緩衝液 A (2
25 mM mannitoU 75 mM sucrose, 10 mM Tris-HCl (pH 7.5)、 0.05 mM EDTA、 5 m potassium citrate 2.5 mM MgC12、 10 mg/L pepstatin A、 10 mg/L leupeptin、 1 m PMSF)中で、ポリトロンホモジナイザ一でホモジナイズした。肝重量に対して、 9倍 量の緩衝液 Aを加え、 1000 gで 10分間遠心分離した後、上清を採取し、更に、 17000 gにて 10分間遠心分離した。
得られた上清に、 35%飽和となるよう硫酸アンモニゥムを加え、 45分間撹拌した後、 1 7000 gにて 10分間遠心分離した。得られた沈殿に緩衝液 B (100 mM Tris-HCl (pH 7.5)、 500 mM NaCl、 1 mM EDTA、 0.1 mM DTTヽ 10% glycerol, 10 mg/L pepstatin A 、 10 mg/L leupeptin, 0.5 mM PMSF)を加え、溶解した後、 40000 gにて 20分間遠心 分離した。上清を檨衝液 C (100 mM Tris-HCl (pH 7.5)、 500 mM NaCl、 1 mM EDTA 、 0.1 mM DTT、 5% glycerol)に対してー晚透析した。
透析した上清を 5 μ Μのフィルターで濾過した後、 monomeric avidin s印 haroseカラ ムにアプライし、緩衝液 Bで洗浄した後、 2 mM d- biotinを含む緩衝液 Bで ACCを溶出 しノ
(2. ACC阻害活性の測定) ' 前記実施例で製造した化合物をそれぞれ DMSOに溶解し、ガラスバイアルに入れ、 ACCを含む 250 μ 1の反応液 1 (40 mM Tris-HCl (pH 7.5)、 40 mM MgC12、 40 mM so dium citrate, 2 mM DTT)をカロえ、恒温槽にて 37°Cで 30分間加温した後、氷冷した 反応液 1に、 [14C]- NaHC03を含む 250 μ 1の反応液 2 (40 mM Tris-HCl (pH 7.5)、 2 mM DTT、 8 mM ATP、 0.5 mM acetyl CoA)を加え、 37°Cで 10分間加温した後、 1 N HC1を 100 μ 1添加し、反応を停止させた。遠心エバポレーターにて反応液中の水 分を除去した後、シンチレーターを加え、固体成分を溶解し、液体シンチレーシヨン カウンタ一にて 14Cの放射能を測定した。各化合物の ACC阻害活性を、以下の式より 算出し、 Ι μ Μでの ACC阻害活性率(%)として求めた。その結果を表 3-1に示す。
ACC阻害率(%) = {1 — (a-c)/(b-c)} X 100
a:被験薬添加時の放射能
b :被験薬非添加時の放射能
c :ブランク *
*反応液 1と反応液 2を混合する前にあらかじめ反応液 1に IN HC1 100 1をカ卩えた もの
[0179] [表 14]
3— I
[0180] 次に、本発明の第二の態様の化合物の実施例を以下に示す,
実施例 1- II (Compoundl- IIの合成)
[化 35]
l'"18) COMPOUND1
2—ァミノベンゼンスルフォンアミド (1—11)18. Ogを ピリジン 100mlに溶力し、アル ゴン気流下氷冷し、そこに対応する安息香酸 17. 7gからチォユルク口リドを用いて調 製した酸クロリド (ト12)をテトラヒドロフラン 100mlに溶力 た溶液を滴下、室温で 3時 間攪拌後、反応液を減圧下留去した。残留物にメタノール 'を加え、生成してきた白色 の沈殿物を濾別、水洗後、乾燥させ、スルフォンアミド誘導体 (1-13)を 25. Og得た。 得たスルフォンアミド誘導体 (1-13)をテトラヒドロフラン 150mlに溶解し、酸クロリド (1A- 14)1 lmlと 4ージメチルァミノピリジン 0. 2gを加え、さらにテトラヒドロフラン 30mlをカロ えて、室温で 3時間攪拌後、水 100mlを加えて、反応を終了させ、 NaHC03を少量 ずつ加え、中和した後に、酢酸ェチル 200mlで生成物を抽出し、酢酸ェチル層を減
圧下留去した。水層からも酢酸ェチルで再度生成物を抽出し減圧下留去し、先に濃 縮し得られた残留物と合わせた。合わせた残留物にメタノールを加え、生成してきた 白色の沈殿物を濾另 IJ、水洗後、乾燥させ、ニトロベンゼン化合物 (1-15)を 14. 57g得 た。
[0183] ニトロベンゼン化合物 (I - 15)を 504mgに、ァミン (1-16) 5ml、ジメチルスルホキシ'ド 5 , mlを加え、 60°Cに加熱し、 2時間激しく攪拌後、反応液を減圧下留去し、酢酸ェチル
100ml, 6M/HC1水溶液 10mlを加え、析出してきた沈殿物を濾另リ、メタノール、ノル マルへキサンで洗浄後、乾燥させ、ァニリン化合物 (I- 17)を 547mg得た。
[0184] アルゴン気流下酢酸に鉄粉末 400mgを加え、 60°Cに加熱し、そこにァニリン化合物 ( I-17')500mgを少量ずつ加え、 1.5時間攪拌後、綿栓にて鉄粉を分け、得られた反応 液に NaHC03を pH7程度まで少量ずつ加えた。析出してきた沈殿物を濾別、水洗後 、乾燥させ、続いて、得られた粉末 180mgをテトラヒドロフラン 5mlに溶解し、 3, 5— ジトリフルォロメチル安息香酸クロリド 0. 08mlと 4ージメチノレアミノピリジン 24mg,ピリ ジン 0. 5mlを加え、室温で 15分攪拌後、水 20mlを加えて、反応を終了させ、 NaHC 03を少量ずつ加え、中和した後に、酢酸ェチル 40mlで生成物を抽出し、酢酸ェチ ル層を減圧下留去した。水層力 も酢酸ェチルで再度生成物を抽出し減圧下留去し 、先に濃縮し得られた残留物と合わせた。合わせた残留物にメタノールを加え、生成 してきた白色の沈殿物を濾別、水洗後、乾燥させ、ァニリン化合物 (I- 18)を 165mg得 た。
ァニリン化合物 (1-18)を酢酸 15mlに溶解させ、 50°Cに加熱し、 3時間攪拌後、水 5 Omlをカ卩えて、析出してきた白色の沈殿物を濾別、水洗後、乾燥させ、 Compoundl-I Iを 135mg得た。
[0185] 実施例 2-Π (Compound2 - IIの合成)
実施例 1-Πと同様の合成方法,により、対応する試薬を用い、合成を行なった。そし て、対応する Compound2- IIを 540mg得た。
[0186] 実施例 3- II (Compound3- IIの合成)
実施例:! -IIと同様の合成方法により、対応する試薬を用い、合成を行なった。そし て、対応する Compound3- IIを 90. 4mg得た。
[0187] 実施例 4- II (Compound4- IIの合成)
実施例 1- IIと同様の合成方法により、対応する試薬を用い、合成を行なった。そし て、対応する Compound4 - IIを 9.-7mg得た。
[0188] 実施例 5- II (Compound5- IIの合成) ·
実施例 1-Iと同様の合成方法により、対応する試薬を用い、合成を行なった。そし て、対応する Compound5- IIを 6. 8mg得た。
[0189] 実施例 6-Π (Compound6- IIの合成)
実施例 1-IIと同様の合成方法により、対応する試薬を用い、合成を行なった。そし て、対応する Compound6- IIを 3. 3mg得た。
[0190] 実施例 7- II (Compound7_IIの合成) ·
工程 1 ,
4-Fluoro-3-Nitrobenzoic acid methylester(2.07g,10.4mmol)¾rDiisopropylethylamin e30mlに溶解し、 4- Aminobenzotrifluoride(3.87011,31 2^10101)を加え、 120°Cでー晚撹 拌した。
反応終了後、溶媒を減圧下留去し、残渣に酢酸ェチルと 1N-HC1水溶液を加え、酢 酸ェチルで抽出、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾 燥後、溶媒を減圧下留去した。続いて、残留物を MeOH30mlに溶解し、触媒量の Pd/ Cを加え、水素雰囲気下、 2時間撹拌した。反応終了後、反応溶液をろ過、溶媒を減 圧下留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製しジフエ二 ルァミン誘導体 4.34gを得た。
[0191] 工程 2
得られた工程 1 ァニリン化合物 (830mg,2.44mmol)をピリジン 10mlに溶解し、 Benzoy lchloride(0. 340ml,2.93mniol)を加え室温でー晚撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧 下留去し、残渣に酢酸ェチルと 1N-HC1水溶液を加え、酢酸ェチルで抽出、得られた 有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し 、 N -べンゾィルァニリン誘導体 1.1 lgを得た。
[0192] 工程 3
得られた工程: Mヒ合物 (1.10g,2.26mmol)に酢酸 10mlを加え、 130°Cで一晩撹拌した
。反応終了後、溶媒を減圧下留去し、残渣を MeOH(10ml)、 THF(lOml)に溶解し、 1N - NaOH水溶液 10mlを加え、室温で一晩撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下留去 し、残渣に酢酸ェチルと IN- HC1水溶液を加え、酢酸ェチルで抽出、得られた有機層 を飽和食塩水で洗净し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し、ベンズ イミダゾール誘導体 675mgを得た。
[0193] 工程 4
得られた工程 3化合物 (649mg,1.69mmol)を tert- Butanol 10mlに溶解し、 Diphenylph osphanaazide(0.51ml,2.37mmol)とトリエチルァミン (0.471ml,3.38mmol)を加え、 5時間 r efluXした。反応終了後、溶媒を減圧下留去し、残渣に 4N- HC1/1,4- Dioxane 5mlを 加え、室温で一晩撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下留去し、残渣に酢酸ェチル と IN- NaOH水溶液を加え、酢酸ェチルで抽出、得られた有機層にへキサンを加える ことにより得られた結晶をろ過することにより、ベンズイミダゾール誘導体を定量的に た
[0194] 工程 5
得られた工程 4化合物 (35mg,0.100mmol)をトルエン 2mlに溶解し、 2-Sulfobenzoicaci d Anhydride(37mg,0.200mmol)を加え室温でー晚撹拌した。反応終了後、減圧下溶 媒を留去し、残留物をォクタドデシル基化学結合型シリカゲルを充填剤とする逆相高 速液体クロマトグラフィーに付し、トリフルォロ酢酸を 0. 1 %含有する (v. V)、水とァ セトニトリルの混合溶液で溶出し目的のフラクションを凍結乾燥することにより Compou nd7- IIを 9mg得た。
[0195] 実施例 8-Π (Compound8 - IIの合成)
工程 1
3_Cyanobenzoicacid(147mg,1.00mmol)をアセトンに溶解し、 2.0M_Trimethylsime di azomethane in hexane(lml,2.00mmol)を加え室温で 1時間撹拌した。減圧下溶媒を留 去、残渣をエタノール 5mlに溶解し、 50%-NH2OH水溶液 (0.123ml,2.00mmol)を加え 、 50 Cで一晩撹拌した。反応終了後、反応溶液をろ過、へキサンで洗浄し、アミドォ キシム誘導体 lOOmgを得た。
[0196] 工程 2
実施例 7のべンズイミダゾール化合物 (38mg,0.100mmol)を DMF2mlに溶解し、実施 ' 例 22の工程 1化合物 (19mg,0.100mmol)と WSC'HCl(19mg,0.100mmol)を加え、室温で 4時間撹拌後、 100°Cで一晩撹拌した。反応終了後、残渣に酢酸ェチルと 1N-HC1水 .溶液を加え、酢酸ェチルで抽出、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸 ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣を MeOH(lml)、 THF(lml) に溶解し、 IN- NaOH水溶液 lmlをカ卩え、室温でー晚撹拌した。反応終了後、溶媒を 減圧下留去し、残留物をォクタドデシル基化学結合型シリカゲノレを充填剤とする逆 相高速液体クロマトグラフィーに付し、トリフルォロ酢酸を 0. 1%含有する (vZv)、水 とァセトニトリルの混合溶液で溶出し目的のフラクションを凍結乾燥することにより Com pound8- IIを 5mg得た。
[0197] 以上、合成実施例で合成した Compoundl-n〜8- IIの構造式並びに質量分析結果 を表 1-IIに、また代表化合物の NMR分析値を表 2-Πに示す。
[0198] [表 15]
表 2— II
Compound No , NMR SOLE T
50.77 (3H, t, J = フ, 0 Hz> , 0.81 (6H,
d, J = 6.4 Hz) , 1.07-1.23 (4H, m) ,
1.42 {2H, pseudo quint. , J = 7.3 Hz) ,
1.54 (1H, pseudo nonatet, J = 6.6 Hz)
1.65 (2H, dd, 15.5, 7.0 Hz) , 2.25 (2H
t, J = 7.3 Hz) , 4.40 (2H, t, J = フ.8
H2) , フ.40 (1H, ddd, J = 7.6, 7.6, 1.2 DMSO - d6
Hz) , 7.77 (1H, ddd, J = 7.8, 7.8, 1.5
Hz) , 7.93 (1H, d, J = 8.8 Hz) , フ.95
(1H, dd, J = 8.2, 1.5 Hz) , 8.02 ' (1H,
dd, J = 8.5, 1.5 Hz) , 8.40 (1H, s) ,
8.53 (2H, s) , 8.54 (1H, d, J = 8.8
Hz) , 10.59 {1H, s) , 1 .6 (1H, br.s) .
50.77 (3H, t, J = 7.0 Hz) , 1.06-1.22
(4H, ra) , 1.43 (2H, pseudo quint., J =
7.4 Hz) , 2.26 (2H, t, J = 7.2 Hz) ,
7.41 (1H, dd, J = 7.3, フ.3 Hz) , 7.56
(1H, d, J = 8.5 Hz) , フ ·78 (1H, dd, J
DMSO - d6 フ, 8, 7.8 Hz) , 7.84 (2H, d, J = 8.5
Hz) , 7.95 (1H, dd, J = 7.9, 1.5 Hz) ,
8.03 (2H, d, J = 8.5 Hz) , 8.07 (2H,
s) , 8.25 (1H, s) , 8.52-8.55 (2H, m) ,
10.65 (1H, s) , 12.6 (1H, br.s) .
50.77 (3H, t, J = 7.0 Hz) , 1.04-1.21
(4H, m) , 1.41 (2H, pseudo quint. , J =
7.3 Hz) , 2.24 (2H, t, J = 7.3 Hz) ,
2.53 (3H, s) , 7.38 (2Hf d, J = 8.5
Hz) , 7.39 (1H, dd, J = 7.8, 7.8 Hz) ,
DMSO-d6 7.76 (1H, dd, 'J = 7.8, フ.8 Hz) , 7.88- 7.95 (4H, m) , 8.05 (2H, d, J = 8.5
Hz) , 8.30 (1H, s) , 8.52 (1H, d, J =
8.5 Hz) , 10.55 (1H, s) , 12.6 (1H,
br .s) .
50.フ 0 (3H, t, J = .6 Hz) , 1.00-1.10
(4H, m) , 1.42-1.50 (2H, ra) , 2.26 (2H,
t, J = 7.6 Hz) , 7.16-7.28 (4K, m) ,
7.48-7.55 (4H, m) , 7.64-7.73 (3H m) ,
7.84 (1H, d, J = フ.9 Hz) , 7.88 (1H, d DMSO— d6 J = 8.2 Hz) , 8.02 {1H, d, J = 8.8 Hz)
8.66 (1H, s) , 8.78 (1H, d, J = 8.2
Hz) , 10.83 (1H, s) .
[0200] 薬理試験例 1に記載したのと同様にして本発明の第二の態様の化合物の ACC阻
害活性をを算出し、 ACC阻害活性率を求めた。その結果を表 3- IIに示す。
[0201] [表表 17]
3
I
ェ
[0202] 次に、本発明の第三の態様の化合物の実施例を以下に示す。
実施例 1- III (Compound 16- III)の合成
■5-Iodoaniline(3.0g, 13.7mmol), Copper iodide(52mg, 0.274mmol), Dichlorobis(triph enylphosphine)palladium(96mg, 0.137mmol)の Diethylamine(27ml)溶液に 3_Ethyny卜 ひ, ひ, a -trifluorotoluene(3.5g, 20.5mmol)を加え、 50°Cにて 15時間撹拌した。反 応液に酢酸ェチルを加えてろ過し、ろ液に水をカ卩ぇ抽出した。有機層を飽和炭酸水 素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、 減圧下にて溶媒を留去した。残渣を塩基性シリ力ゲルカラムクロマトグラフィ一で精製 し、ァニリン誘導体(3.4g, 95%)を得た。
上記のァニリン誘導体 (100mg, 0.383mmol)の Toluene(2ml)溶液に 2_Sulfobenzoic an hydride(71mg, 0.383mmol)を加え、室温にて 1時間撹拌した。減圧下にて溶媒を留去 した後、薄層クロマトグラフィーで精製し、 Compound 16-111 (68mg, 40%)を得た。
[0203] 実施列 2— III (Compound2— III, 3—111, 5— ΙΙΙ〜6—ΙΙΙ, 9— III, 19— III〜23— III, 60—111, 77 -III~78-III, 81_ΠΙ〜82— III, 85— III, 87-111, 91一 III〜92— III, 98— IIIの合成)
Compound2-III, 3— III, 5— ΙΙΙ〜6_ΠΙ, 9一 III, 19一 ΙΙΙ〜23—ΙΙΙ, 60—ΠΙ, 77— ΙΙΙ〜78— II I, 81-111-82-111, 85— III, 87— III, 91—ΙΠ〜92— III, 98_ΙΠは上言己実施列 1一 IIIで示す 方法 (各種スルホニルクロリドをァニリン化合物に作用させる方法)で合成した。なお、 引き続き置換基変換の必要がある化合物は、官能基変換を行い、それぞれ対応する 化合物を得た。
[0204] 実施例 3- III (Compound 17- IIIの合成)
実施例 1- IIIの合成中間体 (200mg, 0.766mmol)の Toluene(4ml)溶液に Phthalic anhy dride(114mg, 0.766mmol)を加え、室温にて 13時間撹拌した。減圧下にて溶媒を留 去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、 Compound 17-111 (228 mg, 73%)を得た。
[0205] 実施例 4- III (Compound 18- IIIの合成)
実施例 3- III (148mg, 0.362mmol)の Toluene(3ml)溶液に Zinc bromide(82mg, 0.362 mmol)を加え、 80°Cにカロ熱した。 80°Cに加熱したまま、 Hexamethyldisilazane(88mg, 0.543mmol)の Toluene(lml)溶液を 10分かけて滴下し、さらに 2時間撹拌した。室温ま で冷却した後、 1N-塩酸を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナト リウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧 下にて溶媒を留去した。残渣を塩化メチレン,ジェチルエーテルでスラリー洗浄する ことにより、実施例化合物 18-111 (128mg, 90%)を得た。
[0206] 実施例 5- III (Compoundl9_IIIの合成)
実施例 1- IIIの合成中間であるァニリン誘導体 (50mg, 0.192mmol)の Dichloromethan e(2ml)、溶液に Triethylamine(0.16ml, 1.15mmol), 3-Chlorosulfonylbenzoic acid(126mg, 0.576mmol)を加え、室温にて 5時間撹拌した。反応液に 1N -塩酸を加え、酢酸ェチ ルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去 した。残渣を薄層クロマトグラフィーで精製し、 Compound 19-111 (24mg, 28%)を得た。
[0207] 実施例 6- III (Compound20- IIIの合成)
実施例 5- IIIと同様の手法により、ァ-リン誘導体 (50mg,0.192mmol)を原料として実 施例化合物 20- III (19mg, 22%)を得た。
[0208] 実施例 7- III (Compound21- IIIの合成)
実施例 1- IIIと同様の手法により、 4-Iodoaniline(5.0g, 22.6mmol)を原料としてァニリ ン誘導体(5.8g, 98%)を得た。
実施例 5- IIIと同様の手法により、ァニリン'誘導体 (50mg, 0.192mmol)を原料として実 施例化合物 2:! -Ill (38mg, 44%)を得た。
[0209] 実施例 8- III (Compound22- IIIの合成)
実施例 5-ΙΠと同様の手法により、実施例 7- IIIの中間体であるァニリン誘導体 (50mg,
0.192mmol)を原料として実施例化合物 22 - III (66mg, 77%)を得た。
[0210] 実施例 9- III (Compound23- IIIの合成)
実施例 8- IIIの合成中間体 (560mg, 2.15mmol)の Methanol(lOml)溶液に 0°Cで 36%Fo rmalin(233mg, 2.79mmol), Sodium cyanoborohydride(175mg, 2.79mmol)を加え、 0。C のまま 10分撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸ェチル 'で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減 圧下にて溶媒を留去した。残渣をシ :リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、 N—メ チルァ二リン誘導体 (52mg, 9%)を得た。
実施例 1 - IIIと同様の手法により、 N—メチルァニリン誘導体 (50mg, 0.182mmol)を原 料として実施例化合物 23 - III (81mg, 97%)を得た。
[0211] 実施例 10- III (Com_pound24- IIIの合成)
実施例 3- ΠΙと同様の手法により、実施例 9- ΙΠの合成中間体 (79mg, 0.287mmol)を ' 原料として実施例化合物 24- III (29mg, 24%)を得た。 ·
[0212] 実施例 11- III (Compound25- IIIの合成)
実施例 3- IIIと同様の手法により、実施例 7- ΠΙの合成中間体 (26mg, O.lOmmol)を原 料として実施例化合物 25-ΙΠ (21mg, 51%)を得た。
[0213] 実施例 12- III (Compound26- IIIの合成)
実施例 3-ΙΠと同様の手法により、実施例化合物 21- ΙΠの合成中間体 (26mg, 0.10m mol)を原料として実施例化合物 26-111 (35rag, 85%)を得た。
[0214] 実施例 13-ΙΠ (Compound27- IIIの合成)
実施例化合物 16- IIIの合成中間体の合成と同様の手法により、 4-Iodobenzonitrile (229mg, O.l.Ommol)を原料としてべンゾニトリル誘導体(259mg, 96%)を得た。
上記中間体 l(100mg, 0.369mmol)の Ethanol(4ml)溶液に 50%Hydroxylamine(0.045ml , 0.738mmol)を加え、 60°Cにて 16時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸ェチルで 抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧 下にて溶媒を留去し、アミドォキシム誘導体(llOmg.; 98%)を得た。
上記中間体 2- III (30mg, 0.099mmol)の N,N_Dimethylformamide(2ml)溶液に Isophth alic acid monomethyl ester(36mg, 0.197mmol), l-Ethyl-3-(3-dimethylaminopropyl)c
arbodiimide hydrochloride(38mg, 0.197mmol)を加え、室温にて 1時間撹拌した後に、 80°Cにて 17時間撹拌した。減圧下にて溶媒を留去した後、酢酸ェチル、水を加え 抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無 水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をジェチルエー テル,へキサンでスラリー洗浄することにより、エステル誘導体(23mg, 52%)を得た。 上記中間体 3- III (22mg, 0.049mmol)の Methanol(2ml),Tetrahydrofbran(lml)の混合 溶液に 1N-Lithium hydroxide(lml)を加え、 50°Cにて 1時間撹拌した。室温まで冷却 した後、 IN-塩酵 (lml)を加えて中和した。さらに 10%-リン酸二水素一ナトリウム水溶液 を加え pHを 3- 4に調整し、酢酸ェチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウム .上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去することにより実施例化合物 27-111 (17mg, 80%) を得た。
[0215] 実施例 14- III (Compound28- IIIの合成)
実施例 13- IIIと同様の手法により、実施例 13- IIIの合成中間体 (30mg, 0.099mmol) を原料としてエステル誘導体(36mg, 81%)を得た。
実施例 13 - IIIの合成と同様の手法により、上記中間体 (35mg, 0.078mmol)を原料と して実施例化合物 28- III (28mg, 83%)を得た。
[0216] 実施例 15-111 (Compound29- IIIの合成)
実施例 13- IIIの合成と同様の手法により、実施例 13-ΠΙの合成中間体 (30mg, 0.099 mmol)を原料としてエステル誘導体(12nig, 5%)を得た。
実施例 13 - IIIと同様の手法により、上記中間体 (l lmg, 0. 025mmol)を原料として 実施例化合物 29- III (lOmg, 92%)を得た。
[0217] 実施例 16-III (ComPound30- IIIの合成)
Compound27-III (7mg, 0.016mmol)の Ν,Ν— Dimethylformamide(lml)溶液に Morpholi ne(4mg, 0.032mmmol), l-Etnyl-3-(3-aimethylammopropyl)carbodiimide hydrochlon de(6mg, 0.032mmol)を加え、室温にて 15時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸ェ チルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後 、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、 実施例化合物 30- III (7mg, 88%)を得た。
[0218] 実施例 17- III (Compound31- IIIの合成)
実施例 16-IIIと同様の手法により、 Compound28-III (14mg, 0.032mmol)を原料とし て実施例化合物 31-ΠΙ (13mg, 81%)を得た。
[0219] 実施例 18- III (Compound32- IIIの合成)
4 - Iodoaniline(5.00g,22.8mmol)を Diethylamine(40ml)に溶解し、 3 - Ethyny卜 a, a , a -Trifluorotoluene(4.29ml)29.7mmol), PdC12(PPh3)2(160mg,0.228mmol)、 Cul(87mg ,0.456mmol)を加え 50°Cで一晩撹拌した。溶媒を除去し、残渣に酢酸ェチルを加え、 1N - HC1水溶液、 ΙΝ-NaOH水溶液で順に有機層を洗浄した。得られた有機層を飽和 食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物をシ リカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製しァ-リン誘導体を定量的に得た。
得られたァニリン誘導体 (447mg, 1.83mmol)を CH2C12に溶解し、 0°Cに冷却した。続 いて、 Diethylaniline(0.409ml,2.74mmol)と Phenyl Ch roformate(0.275ml,2.19mmol)を 加え 0°Cで 2時間撹拌した。反応終了後、反応溶液に IN- HC1水溶液を加え、酢酸ェ チルで抽出、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 溶媒を減圧下留去した。残留物をへキサンにより洗浄しフヱニルカーバメート誘導体
607mgを得た。
得られたフエニルカーバメート誘導体 (76mg,0.200mol)を CHC に溶解し、 DBU(0.0 60ml,0.400mmol)と Ethyl nipecoate(0.031ml,0.200mmol)を加え室温で 2時間撹拌した 。反応終了後、反応溶液に IN- HC1水溶液を加え、酢酸ェチルで抽出、得られた有 機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。 残留物をシ'リカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し実施例化合物 32- IIIを 79mg 得た。
[0220] 実施例 19-ΙΠ (Compound33- IIIの合成)
Compound32-III (701¾,0.15711111101)を丁^^31111、 MeOH3mlに溶解し、 ΙΝ—NaOH水 溶液 3mlを加え室温で 1時間撹拌した。反応終了後、反応溶液に IN- HC1水溶液を加 え、酢酸ェチルで抽出、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム で乾燥後、溶媒を減圧下留去し Compound33- IIIを 50mg得た。
[0221] 実施例 20_III (Compound34- IIIの合成) .
Compound33-III (20rag,0.048mmol)を DMFlmlに溶解し、 MoiTholine(0.009ml,0.09 6mmol)と WSC 'HCl(18.4mg,0.096mmol)を加え室温でー晚撹拌した。反応終了後、溶 媒を減圧下留去、残留物をォクタドデシル基化学結合型シリカゲルを充填剤とする 逆相高速液体クロマトグラフィーに付し、トリフルォロ酢酸を 0. 1%含有する (v. /v) 水とァセトエトリルの混合溶液で溶出し目的のフラクションを凍結乾燥することにより C ompound34- IIIを 10mg得た。
[0222] 実施例 21- III (Compound35- IIIの合成)
2— Acetyl benzoic acid(328mg, 2.0mmol)の Methanol(lml)および Benzene(9ml)の混 合 ί容液に、 0°Cで 2M-Trimethylsilyldiazomethane in hexane(1.5ml, 3.0nimol) ゆつ、 り滴下した。減圧下にて溶媒を留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精 製することによって、メチルエステル誘導体 (330mg, 93%)を得た。
上記中間体 (330mg, 1.85mmol)の Tetrahydroiliran(lOml)溶液に Benzyl trimethyl an nmonium tribromide(793mg, 2.04mmol)を加え、室温にて 14時間撹拌した。反応液に 炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸工チルで抽出した。有機層を飽和食塩水で 洗浄し、無牛硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去することにより、 粗フエナシルプロミド誘導体 (890mg)を得た。本化合物は精製することなく次の反応に 用いた。
実施例 62-ΠΙと同様の手法により、実施例 13-ΠΙの合成中間体 (250mg, 0.922mmol) を原料としてチォアミド誘導体 (302mg,quant.)を得た。
実施例 38- IIIと同様の手法により、上記中間体 (63mg, 0.246mmol)と上記中間体 (50 mg, 0.164mmol)を原料としてチアゾール誘導体 (39mg, 51%)を得た。 , 実施例 13-ΙΠと同様の手法により、上記中間体 (31mg, 0.067mmol)を原料として Com pound35 - III (17mg, 57%)を得た。 ,
[0223] 実施例 22- III (Compound36- IIIの合成)
実施例 21- IIIと同様の手法により、 Ethyl 4-acetylbenzoate(192mg, l.Ommol)を原料 として粗フエナシルブロミド誘導体 (303mg)を得た。
実施例 38- IIIと同様の手法により、上記中間体 (49mg, O. lSOmmol)と ACC0633-中 間体 3(50mg, 0.164mmol)を原料としてチアゾール誘導体 (90mg, quant.)を得た。
実施例 13-ΙΠと同様の手法により、上記中間体 (83mg, 0.174mmol)を原料として Com pound36-III (65mg, 83%)を得た。
[0224] 実施例 23- III (Compound37_mの合成)
9 - Anthracene carboxylic acid(89mg, 0.4mmol)の Dichloromethane(2ml)溶液に ΝΓ'Ν - Dimethylformamide(0,2ml)を加え、 0°Cに冷却し、 Thionyl chloride(0.03ml, 0.4mmol) を加え、室温にて 1時間撹拌した。再び 0°Cに冷却し、実施例 1- IIIの合成中間体 (52 mg, 0.2mmol)の Dichloromethane(2ml)および Triethylaraine(lml)の混合溶液をゆっくり 滴下し、室温にて 1. 5時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグ ネシゥム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ ラフィ一で精製し、 Compound37-III (27mg, 29%)を得た。
[0225] 実施例 24- III (Compound38- IIIの合成)
実施例 23- IIIと同様の手法により、実施例 7- IIIの合成中間体 (52mg, 0.2mniol)を原 料として Compound38 - III (7mg, 8%)を得た。
[0226] 実施例 25-III (Compound39_IIIの合成)
実施例 38- IIIと同様の手法により、 4-(5-Trifluoromethyl pyridin- 2- yloxy)- thiobenz amide(50mg, 0.168mmol)と実施例 21- IIIの合成中間体 (65mg, 0.252mmol)を原料とし てチアゾール誘導体 (78mg, quant.)を得た。
実施例 13- IIIと同様の手法により、上記中間体 (68mg, 0.149mmol)を原料として Com pound39-III (43mg, 68%)を得た。
[0227] 実施例 26- ΠΙ (Compound40- IIIの合成)
実施例 38- IIIと同様の手法により、 4 - (5- Trifluoromethyl pyridin-2-yloxy)-thiobenz amide(50mg, 0.168mmol)と実施例 22- IIIの合成中間体 (50mg, 0.185mmol)を原料とし てチアゾール誘導体 (47mg, 60%)を得た。
実施例 13-ΠΙと同様の手法により、上記中間体 (40mg, 0.085mmol)を原料として Com pound40-III (32mg, 85%)を得た。
[0228] 実施例 27- III (Compound41- IIIの合成)
実施例 16 - IIIと同様の手法により、 Compound35-III (12mg, 0.027mmol)を原料とし
て Compound41- III (6mg, 43%)を得た。 .
[0229] 実施例 28- III (Compound42- IIIの合成)
実施例 16- IIIと同様の手法により、 Compound36-III (33mg, 0.073mmol)を原料とし て Compound42- III (24mg, 63%)を得た。
[0230] 実施例 29- III (Compound49-IIIの合成)
実施例 38 - IIIと同様の手法により、 4-Trifluoromethyl thiobenzamide(410mg, 2.0mm ol), a -Bromo-4'-cyanoacetophenone(538mg, 2.4mmol)力、ら、テアゾーノレ'誘導 f本 (295 mg, 45%)を得た。
実施例 13-ΙΠと同様の手法により、上記中間体 (280mg, 0.848mmol)を原料としてァ ミドォキシム誘導体 (302mg, 98%)を得た。 '
実施例 13- ΠΙと同様の手法により、上記中間体 (130mg, 0.358mniol)を原料としてェ ステル誘導体 (87mg, 48%)を得た。 , 実施例 13- IIIと同様の手法により、上記中間体 (80mg, 0.158mmol)を原料として Com pound49-III (65mg, 83%)を得た。
[0231] 実施例 30-ΙΠ (Compound50-IIIの合成)
実施例 13- IIIと同様の手法により、実施例 29- IIIの合成中間体 (70mg, 0.193mmol) を原料としてエステル'誘導体 (57mg, 58%)を得た。
'実施例 13- IIIと同様の手法により、上記中間体 (48mg, 0.095mmol)を原料として Com pound50-III (36mg, 77%)を得た。 ·
[0232] 実施例 31 - III (Compound51- IIIの合成)
実施例 13-ΙΠと同様の手法により、実施例 29- IIIの合成中間体 (70mg, 0.193mmol) を原料としてエステル'誘導体 (38mg, 39%)を得た。
実施例 13-111と同様の手法により、上記中間体 (30mg, 0.059mmol)を原料として Com pound51- III (21mg, 72%)を得た。 ' '
[0233] 実施例 32- III (Compound52- IIIの合成)
実施例 3-IIIと同様の手法により、実施例 1- IIIの合成中間体 (lOOmg, 0.398mmol)を 原料として Compound52 - III (61mg, 42%)を得た。
[0234] 実施例 33- III (Compound53- IIIの合成)
実施例 3- IIIと同様の手法により、実施例 1- IIIの合成中間体 (lOOmg, 0.398mmol)を 原料として Compound53- III (87mg, 61%)を得た。
[0235] 実施例 34- III (Compound54- ΠΙの合成)
実施例 3- IIIと同様の手法により、実施例 1-ΠΙの合成中間体 (100mg, 0.398mmol)を 原料として Compound54- III (89mg, 53%)を得た。
[0236] 実施例 35 - III (Compound57- IIIの合成)
実施例 3- IIIと同様の手法により、実施例:! - IIIの合成中間体 (100mg, 0.398mmol)を 原料として Compound57 - III (69mg, 42%)を得た。
[0237] 実施例 36- III (Compound58-IIIの合成)
実施例 1- IIIの合成中間体 (50mg, 0.192mmol)の Dichloromethane(2ml)溶液に Diisop ropyl ethyl amine(0.13ml, 0.768mmol), 1 ,2— Bis(bromomethyl)benzene(7り mg, 0.287m mol)を加え、 50°Cにて 3時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶 媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、 Compound58-III (35mg, 50%)を得た。
[0238] 実施例 37- III (Compound59-IIIの合成)
実施例 36- IIIと同様の手法により、実施例 7- IIIの合成中間体 (50mg, 0.192mmol)を 原料として Compound59- III (26mg, 37%)を得た。
[0239] 実施例 38- III (Compound60- IIIの合成)
Thiobenzamide(5.62g, 40.97mmol)の Methanol(200ml)溶液にひ— Bromo - 4'— nitroac etophenone(10.0g, 40.97mmol)を加え、 50°Cにて 15時間撹拌した。反応液に塩化メ チレン'を加えてスラリー洗浄することにより、チアゾール誘導体 (ll.Og, 95%)を得た。 上記チアゾール誘導体 (11.0g, 39.0mmol)の Tetrahydroforan(150ml)および EthanoK 150ml)の混合溶液に 10%Pd-C(wet)(3.3g)を加え、水素気流下にて 16時間撹拌した。 反応終了後、セライトを用いてろ過し、減圧下にて溶媒を留去した。残渣に酢酸ェチ ノレ,へキサン'を加えてスラリー洗浄することにより、ァニリン誘導体 (8.8g, 90%)を得た。 実施例 1- IIIと同様の手法により、上記中間体 (50mg, 0.198mmo0を原料として Comp ound60-III (53mg, 61%)を得た。
[0240] 実施例 39-ΠΙ (Compound61- IIIの合成)
実施例 3- IIIと同様の手法により、実施例 1- IIIの合成中間体 (71mg, 0. 282mmol) を原料として Compounds III (108mg,.96%)を得た。
[0241] 実施例 40- III (Compound62- IIIの合成)
実施例化合物 18- IIIの合成と同様の手法により、実施例化合物 52- III (55mg, 0.15 2mmol)を原料として実施例化合物 62- III (42mg, 81%)を得た。
[0242] 実施例 41- III (Compound63- IIIの合成)
実施例 4- IIIと同様の手法により、 Compound53-III (80mg, 0. 222mmol)を原料とし て Compound63- III (41mg, 54%)を得た。 .
[0243] 実施例 42- III (Compound64- IIIの合成)
実施例 4- IIIと同様の手法により、 Compound57-III (59mg, 0. 142mmol)を原料とし て Compound64- III (49mg, 87%)を得た。
[0244] 実施例 43- III (Compound69- IIIの合成)
実施例 4-ΙΠと同様の手法により、 Compound61-III (30mg, 0. 075mmol)を原料とし . て Compound69- III (21mg, 73%)を得た。
[0245] 実施例 44-111 (Compound70- IIIの合成)
実施例 1- IIIの中間体 (50mg, 0.192mmol), Imidazle(1.5g), 1,8-Naphthalic anhydride (46mg, 0.229mmol), Zinc acetate dihydrate(21mg, 0.096mmol)の混合物を 130°Cに て 2時間撹拌した。室温まで冷却した後、 1N-塩酸を加え、塩化メチレンで抽出した。 有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグ ネシゥム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシ 'リ力ゲルカラムクロマトグ ラフィ一で精製し、 Compound 70-111 (31mg, 37%)を得た。
[0246] 実施例 45- III (Compound?卜 IIIの合成)
実施例 3-IIIと同様の手法により、実施例 1- IIIの合成中間体 (50mg, 0. 192mmol) を原料として Compound71 - III (53mg, 63%)を得た。
[0247] 実施例 46- III (Compound72- ΙΠの合成)
実施例 4- IIIと同様の手法により、実施例 47- IIIの合成中間体 (47mg, 0. lOSmmol) を原料として Compound72 - III (16mg, 36%)を得た。
[0248] 実施例 47- III (Compound73-mの合成)
実施例 1- IIIの合成中間体 (50mg, 0.192mmol)の Toluene(2ml)溶液に、 2,3_Dimethyl maleic anhydride(29mg, 0.23mmol), Zinc bromide(86mg, 0.384mmol)を加え、 80°Cに 加熱した。 80°Cのまま Hexamethyldisilazane(0.068ml, 0.324mmol)をゆっくり加え、 2 時間撹拌した。室温まで冷却した後、セライトろ過し、減圧下にて溶媒を留去した。残 渣を薄層クロマトグラフィーで精製し、 Compound 73-III (15mg, 21%)を得た。
[0249] 実施例 48- III (Compound74- IIIの合成)
実施例 47- IIIと同様の手法により、実施例 1- IIIの合成中間体 (50mg, 0.192mmol)を 原料として Compound74 - III (39mg, 41%)を得た。
[0250] 実施例 49- III (Compound75- IIIの合成)
Compound49-III (23mg, 0.047mmol)の Ν,Ν- Dimethylformamide(lml)溶液に 4- Isopr opylbenzenesulfonamided 9mg, 0.093mmol) ,4-( ,N-Dimethylamino pynciine (llmg,0. 093ramol),l-Eth}d-3-(3-dimethylaminopropyl)carbodiimide hydrochloride(18mg, 0.0 93mmol)を加え、室温にて 22時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸ェチルで抽出 した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下に て溶媒を留去した。残渣を薄層クロマトグラフィーで精製し、 Compound75-III (9mg, 2 8%)を得た。
[0251] 実施例 50-ΠΙ (Compound79- IIIの合成)
実施例 38-ΠΙの合成中間体 (30mg,0.119mmol)を DMF2mlに溶解し、 K2CO3(60mg,0 .375mmol)と 4_Bromomethyl benzoic acid methylester(66mg'0.375mmol) カロえ 75。し で一晚撹拌した。反応終了後、減圧下溶媒を留去し、残留物をォクタドデシル基化 学結合型シリカゲルを充填剤とする逆相高速液体クロマトグラフィーに付し、トリフル ォロ酢酸を 0. 1 %含有する(vzV)、水とァセトニトリルの混合溶液で溶.出し目的のフ ラタシヨンを凍結乾燥することにより Compound79_IIIを 15mg得た。
[0252] 実施例 51 - III (Compound80- ΠΙの合成)
実施例 50 - ΙΠと同様の方法を用レ、、対応するァリールプロミドを用いることにより Co mpound80_mを得た。
[0253] 実施例 52- III (Compound83- IIIの合成)
実施例 38- IIIと同様の手法により、 Thiobenzamide(1.37g, lOmmol), ct - Bromo- 4' - c yanoacetophenone(2.24g, lOmmol)から、チアゾール誘導体 (1.85g, 71%)を得た。
実施例 13- IIIと同様の手法により、上記中間体 (262mg, l.Ommol)を原料としてアミド ォキシ 'ム誘導体 (288mg, 98%)を得た。
実施例 13 - IIIと同様の手法により、上記中間体 (285mg, 0.966mmol)を原料としてェ ステル锈導体 (163mg, 38%)を得た。
実施例 13-ΙΠと同様の手法により、上記中間体 (157mg, 0.358mmol)を原料として Co mpound83-III (151mg, 99%)を得た。
[0254] 実施例 53- III (Compound86-IIIの合成)
Compound83-III (43mg, O.lOlmmol)の 1,2- Dichloroethane(3ml)溶液に Carobonyl d iimidazole(25mg, 0.152mmol)を加え、 50°Cにて 12時間撹拌した後、 1,8-Diazabicycl o[5.4.0」undec_7 - ene(62mg, 0.404mmol)およ O^-Isopropylbenzene sulfoneamide(60 mg, 0.303mmoDを加え、さらに 11時間撹拌した。減圧下にて溶媒を留去した後、シリ 力ゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、さらにァセトニトリル',水でスラリー洗浄し、 C ompound86-III (40mg, 65%)を得た。
[0255] 実施例 54 - III (Compound88- IIIの合成)
対応するフヱ-ルカルバメート誘導体 (19mg, 0.051mmol)の Dichloromethane(2ml)溶 液に Triethylamine (パスツーノレピペット 2drops), N-Benzylpiperadine(14mg, 0.077mmo 1)を力卩ぇ、室温にて 19時間撹拌した。減圧下にて溶媒を留去した後、シリカゲルカラ ムクロマトグラフィーで精製し、 Compound88 - III (21mg, 91%)を得た。
[0256] 実施例 55- III (Compound89- IIIの合成)
実施例 54- IIIと同様の手法により、対応するフエ二ルカルバメート誘導体 (37nig, 0.1 OOmmol)を原料として粗ゥレア誘導体 (93mg)を得た。
上記中間体 l(O. lOOmmol)の Dichloromethane(2ml)溶液に Triethylamine(O.lml), 4- Is opropylbenzenesulfonylchloride(44mg! 0.200mmol)を加え、 15時間撹拌した。反応液 に水を加え、酢酸ェチル 'で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグ ネシゥム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリ力ゲルカラムク口マトグ ラフィ一で精製し、 Compound89-III (23mg, 42% for 2steps)を得た。
[0257] 実施例 56 III (Compound9- IIIの合成)
' 実施例 55-ΠΙと同様の手法により、対応するフエ二ルカルバメート誘導体 (37mg, 0.1 OOmmol)を原料として粗ゥレア誘導体 (63mg)を得た。
実施例 55 - IIIの合成と同様の手法により、上記中間体 (O.lOOmmol)を原料として Co mpound90-III (36mg, 64%)を得た。 '
[0258] 実施例 57- III (Compound93- IIIの合成)
<実施例 38 - IIIの合成中間体 (100nig,0.355mmol)、実施例 20 - IIIの合成中間体 (179 mg,0.711mmol)を CH2C12 10mlに溶解し、トリェチルァミン (0.248ml,1.78mmol)と WSC ' HCl(136mg,0.711mmol)を加え室温でー晚撹拌した。残渣に酢酸ェチルをカ卩え、有 機層を IN- HC1水溶液、 IN- NaOH水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ ムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣を MeOH(lml)、 THF(lml)に溶解 し、 IN- NaOH水溶液 lmlを加え、室温でー晚撹拌した。減圧下溶媒を留去し、残留 物をォクタドデシル基化学結合型シ'リカゲルを充填剤とする逆相高速液体クロマトグ ラフィ一に付し、トリフル'ォロ酢酸を 0. 1%含有する (V/ V)、水とァセトニトリルの混合 溶液で溶出し目的のフラクシ'ヨンを凍結乾燥することにより Compound93- IIIを 107mg 得た。
[0259] 実施例 58-ΠΙ (Compound94-III及び 95- IIIの合成)
実施例 57- IIIと同様の方法を用レ、、対応するァミンを用いることにより Compound94 -IIIと Compound95 - IIIを得た。
[0260] 実施例 59- III (Compound96-III及び 97-ΙΠの合成)
実施例 38- IIIの合成中間体 (252mg, l.Ommol)の N,N- Dimethylformamide(5ml)溶液 'に 2_Benzyloxycarbonylaminosuccinic acid(401mg, 1.5mmol), l-Ethyl-3-(3-aimethyl amino propyl)carbodiimide hydrochloride(383mg, 2.0mmol)を加え、室温にて 24時間 撹拌した。反応液に 0.5N-塩酸を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を無水硫酸 マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ マトグラフィ一で精製し、 Corapound96-III (41mg, 8%)と Compound97- III (22mg, 4%) を得た。
[0261] 実施例 60- ΙΠ (Compound98- IIIの合成)
2-Fluoro-5-trifluoromethylbenzamide(2.07g, lO.Ommol)の Tetrahydrofuran(50ml)溶 液に Phosphorus pentasulfide(2.22g, lO.Ommol)を加え、室温にて 5時間撹拌した。反 応液に酢酸ェチルを加えセライトろ過し、減圧下にて溶媒を留去し、粗チオアミドを 得た。本化合物は精製することなく次の反応に用いた。
実施例 38- IIIと同様の手法により、上記中間体 (223mg, l.Ommol)を原料としてチア ゾール誘導体 (239mg, 65%)を得た。
実施例 38- IIIと同様の手法により、上記中間体 (226mg, 0.614mmol)を原料としてァ 二リン誘導体 (204mg, 98%)を得た。
実施例 1- IIIと同様の手法により、上記中間体 (50mg, 0.148mmol)を原料として Comp ound98-III (51mg, 66%)を得た。
[0262] 実施例 61- III (Compound99-IIIの合成)
実施例 3- IIIの合成と同様の手法により、実施例 60- IIIの合成中間体 (50mg, 0. 14 8mmol)を原料として Compound99- III (56mg, 78%)を得た。
[0263] 実施例 62- III (CompoundlOO-IIIの合成)
2-Fluorobenzonitrile(605mg, 50.mmol)<7 Dithiophosphoric acid diethyl ester(3ml) および Water(0. lml)の混合溶液を室温にて 46時間撹拌した。反応液に水を加え、酢 酸ェチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次 洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリ 力ゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、チォアミド誘導体 (680mg, 88%)を得た。実施 例化合物 60- ΙΠの合成と同様の手法により、上記中間体 (660mg, 4.26 mmol)を原料と してチアゾール誘導体 (1.14g, 89%)を得た。
実施例 38-ΠΙと同様の手法により、上記中間体 (l.lg, 3.67mmol)を原料としてァユリ ン誘導体 (969mg, 98%)を得た。
実施例 1- IIIと同様の手法により、上記中間体 3(50mg, 0.148mmol)を原料として Com pound 100- III (6Smg, 88%)を得た。
[0264] 実施例 63- III (CompoundlOl- IIIの合成)
実施例 3- IIIと同様の手法により、実施例 62- IIIの合成中間体 (50mg, 0. 185mmol) を原料として CompoundlOl- III (68mg, 88%)を得た。
[0265] 実施例 64- III (Compoundl02-IIIの合成)
実施例 38-ΙΠの合成中間体 (252mg,1.00mmol)を CH2C12に溶解し、 0°Cに冷却した 。続いて、 Diethylaniline(0.239ml,1.50mmol)と Phenyl Chloroformate(0.151ml, 1.20mm ol)を加え室温でー晚撹拌した。反応終了後、反応溶液に 1N-HC1水溶液を加え、 CH 2C12で抽出、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 溶媒を減圧下留去した。残留物をへキサンにより洗浄しフヱニルカーバメート誘導体
361mgを得た。
得られたフエニルカーバメート誘導体 (100mg,0.268mmol)を CH2C12に溶解し、 TEA (0.082011,0.5900111101)とし-?1½-0!^ '14 1(6½^,0.29511111101)を加ぇ室温でー晚撹拌し 、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣を MeOH(lml)、 THF(lml)に溶解し、 ΙΝ-NaO H水溶液 lmlを加え、室温で一晩撹拌した。反応溶液に IN- HC1水溶液を加え、溶液 . を中和し、得られた白色個体をろ過することにより Compoundl02 - IIIを 73mg得た。
[0266] 実施例 65- III (Compomidl03_IIIの合成)
実施例 64 - IIIの合成と同様の方法を用い対応するアミノ酸メチルアステルを用いる ことにより Compoundl03 - IIIを得た。
[0267] 実施例 66- III (Compoundl04- IIIの合成)
実施例 59 - IIIと同様の手法により、実施例 38 - IIIの合成中間体 (lOOmg, 0.397mmol) を原料としてアミド誘導体 (155mg, 68%)を得た。
上記中間体 (143mg, 0.250mmol)に 4N- HC1 in dioxane(2.5ml)を加え、室温にて 20 時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグ ネシゥム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣を酢酸ェチル',へキサンで スラリー洗浄することにより、 Compoundl04-III (80mg, 62%)を得た。
[0268] 実施例 67 - III (Compo皿 dl05_IIIの合成)
実施例 53-ΙΠの合成と同様の手法により、 Compound36-III (17mg, 0.038mmol)を原 料として Compound 105- III (9mg, 38%)を得た。
[0269] 実施例 68- III (Compoundl06- IIIの合成)
Compound50-III (30mg, 0.061mmol)の N,N— Dimethylformamide(lml)溶液に、 4—Iso propylbenzenesulfoneamide(13.3mg,0.067mmol),4-(N,N-Dimethylamino)pyridine(7.5
mg,0.061mmol), Butyldimethylamine(19mg,0.183mmol) ,Dimethylsulfamoylchloride(l 7. 5mg,0.122mmol)の N,N- Dimethylformamide(lml)溶液を加え、 50。Cにて 4時間撹拌し た。反応液に IN-塩酸を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄 , し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をァセトニ トリルでスラリー洗浄することにより、 Compoundl06-III (I4mg, 34%)を得た。
[0270] 実施例 69- ΙΠ (Compound 107- IIIの合成)
実施例 68- IIIの合成と同様の手法により、 Compound51-III (30mg, 0.061mmol)を原 料として Compoundl07- III (I7mg, 41%)を得た。
[0271] 実施例 70- III (Compoundl08- IIIの合成) .
実施例 59- IIIと同様の手法により、実施例 38- IIIの合成中間体 (50mg, 0.198mmol) を原料として CompoundlOS - III (76mg, 87%)を得た。
[0272] 実施例 71- III (Compound 113- IIIの合成)
実施例 59- IIIと同様の手法により、実施例 38- ΠΙの合成中間体 (50mg, 0.198mmol) を原料として粗アミド誘導体を得た。
実施例 66 - IIIの合成と同様の手法により、上記中間体を原料として Compoundl l 3- III (82mg, 80% for 2 steps)を得た。
[0273] 実施例 72- III (Compoundl 14- IIIの合成)
実施例 59- IIIと同様の手法により、実施例 38- IIIの合成 ψ間体 (50mg, 0.198mmol) を原料として粗アミド誘導体を得た。
実施例 66- IIIと同様の手法により、上記中間体を原料として Compoundl 14- III (58 mg, 57% for 2 st印 s)を得た。
[0274] 実施例 73- III (Compoundl 15-111の合成)
実施例 59- IIIと同様の手法により、実施例 38-111の合成中間体 (252mg, l.Ommol)を 原料として実施例化合物 115 - III (435mg, 82%)を得た。
[0275] 実施例 74- III (Compoundl 16- IIIの合成)
実施例 59- IIIと同様の手法により、実施例 38- IIIの合成中間体 (252mg, l.Ommol)を 原料として Compoundl 16 - III (469mg, 71%)を得た。
[0276] 実施例 75- III (Compound 117- IIIの合成)
実施例 59- IIIと同様の手法により、実施例 38- IIIの合成中間体 (252mg, l.Ommol)を 原料として実施例化合物 117 - III (248mg, 38%)を得た。
[0277] 実施例 76- III (Compoundl l9- IIIの合成) . '
Compound 115— III (172mg, 0.323mmol)の N,N_Dimethylformamide(5ml)溶液に Pipe ridine(0.5ml)を加え、室温にて 2時間撹拌した。反応液に 1N-水酸化ナトリウム水溶液 を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、炭酸カリウム上で乾 燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣を塩基性シ'リカゲルカラムクロマトグラフィー で精製し、 Compoundl l 9-III (82mg, 82%)を得た。
[0278] 実施例 77-111 (Compoundl20- IIIの合成)
Compoundl l6-III (30mg, 0.046mmol)に 4N— HC1 in Ethyl acetate(lml)を加え、室 温にて 14時間撹拌した。反応液に水を加え、塩化メチレンで抽出した。有機層を無 水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣を塩化メチレン でスラリー洗浄し、実施例化合物 120-ΠΙ (8mg, 29%)を得た。
[0279] 実施例 78- III (Compoundl 21- IIIの合成)
実施例 77 - IIIと同様の手法により、 Compound 117-111 (30mg, 0.046mniol)を原料と して Compound 121- III (12mg, 44%)を得た。
[0280] 実施例 79- III (Compoundl 22- ΙΠの合成)
実施例 55 - IIIと同様の手法により、 Compound 119-111 (52mg, 0.168mmol)を原料と して Compound 122- III (39mg, 75%)を得た。
[0281] 実施例 80- III (Compound 127-ΙΠの合成)
対応する原料 (82mg,0.207mmol)を THF5mlに溶解し、 0°Cに冷却後、 NaH(24mg,0.6 20mmol)を加え 10分間撹拌した。続いて Benzylbromide(0.074ml,0.062mmol)を加え室 温で一晩撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下留去し、残留物をォクタドデシル基 化学結合型シリカゲルを充填剤とする逆相高速液体クロマトグラフィーに付し、トリフ ノレォロ酢酸を 0. 1%含有する (V/ V)、水とァセトニトリルの混合溶液で溶出し目的の フラクシ ·ョンを凍結乾燥することにより Compound 127 - IIIを 2mg得た。
[0282] 実施例 80-ΠΙ (その他の化合物の合成)
上記以外の化合物の合成は、上記の方法にならレ、合成した。
[0283] 上記で合成した化合物の構造式と質量分析結果を表 1- IIIに示す。
[0284] [表 18]
112
[0285] [表 19]
表 1
[0286] [表 20]
5007392
113
表 1— m
21]
2005/007392
114
1—III
姍m 11
2
117
1— III
25]
5007392
118 1一 III
26]
1一
121
29]
表 1— III
123
[0297] 薬理試験例 1に記載したのと同様にして本発明の第三の態様の化,合物の ACC阻 害活性をを算出し、 ACC阻害活性率を求めた。その結果を表 2-ΠΙに示す。
[0298] [表 31]
2
124
表 2 - H【
[0299] 本発明の第四の態様の化合物の実施例を以下に示す。
次に、実施例により本発明を更に詳細に説明する力 本発明はこれらの実施例に より何ら限定されるものではない。以下に、合成実施例と薬理試験実施例を記す。 以下に示す合成実施例で合成した化合物の構造式、代表化合物の質量分析結果 、代表化合物の NMRを表 1- IV、 2- IV, 3- IVに示す。 ' '
[0300] [表 32]
逢替え用紙 (規則 2δ)
.
ΛΙ— L拏
Lノ レ
Z6C.00/S00Zdf/X3d 0.C80l/S00Z OAV
125/2
差替え用紙 (規則 26》
125/3
表 1一 IV
301] [表 33]
差替え用紙(規則 26)
■O
3¾1Π丄 on¾iis"ioi/\i ■pdiuoo
ΛΙ— L肇
931-
Z6C.00/S00Zdf/X3d 0.C80l/S00Z OAV
表 1— IV 126/1
差替え,箱紙(規雍 2 )
m) ¾ ¾ 莠
ΛΙ— L拏
2/921-
Z6C.00/S00Zdf/X3d 0.C80l/S00Z OAV
126/3
302] [表 34]
ΛΙ— L拏
Z6€L00/S00Zdr/∑3d
0.C80T/S00Z ΟΛ\
表 1— IV 127/1
差替え甩弒 (規則 26)
127/2
表 1—IV
篕替え闱紙(規則 )
127/3
[0303] [表 35] 差替え用維 (規則 26》
128
—
差替え用紙(規則 ')
P T/JP2005/007392 表 1— IV
差替え角紙 (規則 26)'
128/2
差替え 紙 (規則 26)
128/3
[0304] [表 36]
羞替え用紙 (規則 26)
mm ^"^
621.
Z6C.00/S00Zdf/X3d 0.C80l/S00Z OAV
l ezi Λΐ— L肇
Z6C.00/S00Zdf/X3d 0.C80l/S00Z OAV
129/2 1 一 IV
差眷ぇ用紙(規則 2
m )镞 f 舞
[ 拏 ][soso]
ΛΙ— L ε/621-
Z6C.00/S00Zdf/X3d 0.C80l/S00Z OAV
2
130
1一 IV
^ 'ぇ羯 ϋ《親則 26)
表 1— IV 130/1
Z6C.00/S00Zdf/X3d 0.C80l/S00Z OAV
130/3
[0306] [表 38]
1替 k B緘(親則26)
131 1一 IV
え甩紙 (規則 )
表 1— IV 131/1
ί替え ^紙(規則26)
2005/007392
131/2
表 1一 IV
遑替え用紙 (規則26
131/3
[0307] [表 39]
羞替え用紙(規郞 26)
■。N
3¾jn丄 on isioiAi ■pdiuoo
ΛΙ- L¾
Z6C.00/S00Zdf/X3d 0.C80l/S00Z OAV
i/ZZi ΛΙ— L¾
Z6C.00/S00Zdf/X3d 0.C80l/S00Z OAV
191
1 H ,
o Z91
■ON g niony丄 S OIAI ■pdiuoo
Z6C.00/S00Zdf/X3d 0.C80l/S00Z OAV
132/3
表 1—IV
308] [表 40]
達替え. 紘(mite)
JP2005/007392
133
表 2— IV
41]
05007392
134
表 2— IV
42]
2005/007392
135
表 2— IV
43]
136 表 2— IV
44]
137 表 2— IV
45]
[ εο]
8QI
Z6£L00/S00Zd /13d 0.C80T/S00Z OAV
7392
139
表 2— IV
47]
140 表 2— IV
48]
141
7] [表 49]
—え用弒 m )
142
8] [表 50]
'
143
9] [表 51]
144
0] 合成実施例卜 I V( Compound No.1- IVの合成例)
[化 36]
差眷ぇ趨紙 »
145
(Compound No.1)
2ーァミノベンゼンスルフォンアミド(IB- 1) 26. 0gを ピリジン' 100mlに溶力、し、アル ゴン気流下氷冷し、そこに酸クロリド(1B - 2) 25. 3gをテトラヒドロフラン 100mlに溶か した溶液を滴下、室温で 3時間攪拌後、反応'液を減圧下留去した。残留物にメタノー ルを加え、生成してきた白色の沈殿物を濾別、水洗後、乾燥させ、スルフォンアミド誘 導体(1B-3)を 27. 4g得た。得たスルフォンアミド誘導体(1B- 3)をテトラヒドロフラン 1 50mlに溶解し、酸クロリド(1B - 4) 13mlと 4—ジメチルァミノピリジン 15. 0gを加え、さ らにテトラヒドロフラン 30mlを加えて、室温で 3時間攪拌後、水 100mlをカ卩えて、反応 を終了させ、 NaHC03を少量ずつ加え、中和した後に、酢酸ェチル 200mlで生成物 を抽出し、酢酸ェチル層を減圧下留去した。水層力らも酢酸ェチルで再度生成物を
146 抽出し減圧下留去し、先に濃縮し得られた残留物と合わせた。合わせた残留物にメ タノールを加え、生成してきた白色の沈殿物を濾別、水洗後、乾燥させ、アシノレスル フォンアミド誘導体(1B- 5)を 34. 5g得た。
アルゴン気流下酢酸に鉄粉末 12. 6gを加え、 70°Cに加熱し、そこにニトロベンゼン 誘導体 (1Β-5) 25. 3gを少量ずつ加え、 1時間攪拌後、綿栓にて鉄粉を分け、得られ た反応液に NaHC03を pH5程度まで少量ずつ加えた。析出してきた沈殿物を濾別、 水洗後、乾燥させ、ァニリン誘導体(1B-6)を 17. Og得た。
ァニリン誘導体(1B-6)を 17. Ogに、フルォロニトロベンゼン(1B - 7) 28ml、 N, N— ジイソプロピルェチルァミン 50mlとトリエチルァミン 150mlを加え、 120。Cに加熱し、 6時間激しく攪拌後、反応液を減圧下留去し、酢酸ェチル 100ml、 6M/HC1水溶液 10mlを加え、析出してきた沈殿物を濾別、メタノーノレ、ノルマルへキサンで洗浄後、 乾燥させ、 目的の実施例 1- IV化合物(Compound No.1- IV)を 17. 3g得た。
[0322] 合成実施例 2- IV〜: 14- IV, 18- IV化合物の合成(Compound No.2- IV〜14_IV,18- IV の合成例)
ここで使用した合成中間体フルォロベンゼン'化合物(1B- 8)は、合成実施例 1-IV化 合物の合成中間体 (1B-5)と同様にし、合成して得た物を使用した。
[0323] [化 37]
(1B-8)
[0324] 実施例 2- IV、 18-IV化合物(Compound Νο·2- IV,18- IV)は、対応する原料を用い て、実施例 1-IVの合成方法と同様にして合成した。実施例 3-IV化合物(Compound No.3- IV)は、実施例 1- IV, 2- IVの化合物の合成と同様に SNAr反応を利用にて合成 を行った。対応するフルォロニトロベンゼンァシル 'スルフォンアミド誘導体 63. 2mg、 対応するァニリン化合物 63. 4mgと炭酸カリウム 67. 3mgにジメチルスルフォキシド 1
147 mlを加え、 50°Cに加熱し、 5時間激しく攪拌後、酢酸ェチル 10mlで希釈、飽和食塩 水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物をシリカ ゲルカラムクロマトグラフィーにより,精製し、実施例 3-IV化合物を 43. 8mg得た。 実施例 4- IV〜 14- IV化合物(Compound No.4- IV〜14-IV)は、実施例 3- IV化合物 (Compound No.3- IV)様にして、合成した。対応するァニリン誘導体を用いて 実施 例 4- IV化合物(Compound No.4- IV) 39. 5mg、実施例 5- IV化合物(Compound No. 5- IV) 41. 4mg、実施例 6- IV化合物(Compound No.6-1 V) 53. 2mg、実施例 7- IV 化合物(Compound No.7-IV) 27. 2mg、実施例 8- IV化合物(Compound No.8- IV) 5 ' 0. 7mg得た。
[0325] 合成実施例 15-IV、 19- IV化合物の合成(Compound No.15- IV,19_IV)
アルゴン気流下酢酸に鉄粉末 668mgを加え、 60°Cに加熱し、そこに実施例 15-IV 化合物 (Compound No.15- IV) 1. lgを少量ずつ加え、 3時間攪拌後、綿栓にて鉄粉 を分け、得られた反応液に NaHC03を pH5程度まで少量ずつ加えた。析出してきた 沈殿物を濾別、水洗後、酢酸ェチル 100mlで希釈、飽和食塩水で洗浄し、無水硫 酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物をシリカゲル'カラムクロマトグ ラフィ一により精製し、実施例 15- IV化合物 (Compound No.l5_IV)を 665mg得た。実 施例 19-IV化合物(Compound No.19- IV)は、対応する原料を用いて、実施例 15 - IV の合成方法と同様にして合成した。
[0326] 合成実施例 16- IV〜: 17- IV、 20- IV化合物の合成(Compound No.16- IV〜17- IV, 20 -IV)
合成実施例 15- IV化合物 (Compound No.15-IV)をピリジン 100mlに溶かし、ァルゴ ン気流下氷冷し、 4—ジメチルァミノピリジン 29. 2mgを加え、さらにテトラヒドロフラン 5mlを加えて、室温で 10分間攪拌、そこに 3, 5—ジトリフルォロメチルベンゾイルク口 リド 0. 24ml加え、室温で 1時間攪拌後、酢酸ェチル 30mlで希釈、 IN- HC冰溶液 及び飽和食塩水を加え、析出してきた沈殿物を濾別、水洗後、乾燥させ、合成実施 例 16- IV化合物 (Compound No.16- IV)を 609mg得た。
ベンゾイルク口リドを用いて、実施例 16-IV化合物と同様な方法にて、実施例 17-IV 、 20-IV化合物 (Compound No.17- IV,20_IV)を得た。
148
[0327] 合成実施例 23- IV〜35_IV化合物の合成(Compound No.23- IV〜35- IV)
合成実施例 23- IVの合成
フルォロニトロベンゼン化合物(1B- 8) (437mg, l.Ommol)のジイソプロピルェチルアミ ン (10ml)溶液にァニリン (0.46ml, 5.0mmol)を加え、 120°Cにて 16時間撹拌した。減圧 下にて溶媒を留去した後、 1N-塩酸を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽和 食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、ニト 口ベンゼン化合物(IB- 9) (496mg, 97%)を た。
[0328]
[0329] ニトロベン'ゼン化合物(1B- 9)のテトラヒドロフラン (10ml)およびメタノール aOml)の混 合溶液に 10%Pd- C(wet.XlOOmg)を加え、水素気流下で 17時間撹拌した。セライトを 用いてろ過し、減圧下にて溶媒を留去し、ァニリン化合物(1B- 10)を得た。
[0330] [化 39]
[0331] ァニリン化合物(lB_10) (80mg, 0.166mmol)のテトラヒドロフラン 2ml)溶液にピリジン ( 0.5ml),塩化ベンヅィル <22ul, 0.183mmol)、 4- (N,N-ジメチルァミノ)ピリジン (触媒量) を順次加え、室温にて 1時間撹拌した。反応液に 1N-塩酸を加え、酢酸ェチルで抽 出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水 硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣を酢酸ェチル-へ
149 キサンでスラリー洗浄し、実施例 23- IV化合物(Compound No.23-IV) (83mg,収率 86 %)を得た。
[0332] 実施例 23-IV化合物(Compound No.23-IV)の合成と同様の手法により、実施例 24 -IVから 35- IV化合物(Compound No.24-IV〜3-IV 5)を得た。
実施例 24- IV化合物(Compound No.24- IV) (85mg,収率 79%)。 実施例 25-IV化合 物(Compound No.25 - IV) (97mg,収率 90%)。実施例 26- IV化合物(Compound No.26 -IV) (90mg,収率 75%)。
[0333] 合成実施例 36-IV化合物の合成(Compound No.36 - IV)
4-クロ口- 3 -二トロべンヅニトリル' (182mg, l.Ommol)のジイソプロピルェチルァミン (2ml )溶液にイソアミルァミン (lml)を加え、 90°Cにて 15時間撹拌した。反応液に、 1N-塩 酸を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食 塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、 ァニリン化合物(lB_ll) (240mg)を得た。
[0334] [化 40]
(1B-11)
[0335] 得られたァニリン化合物(lB_9) (240mg, l.Ommol)のテトラヒドロフラン' (2ml)およぴェ タノール (Sml)の混合溶液に 50%ヒドロキシルァミン水溶液 (0.3ml, 5.0mmol)を加え、 50 °Cにて 14時間撹拌した。減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシ 'リカゲルカラムクロマト グラフィ一に付し、酢酸ェチル -へキサン (1:1)の流分より、アミドォキシム化合物(IB- 12) (256mg,収率 96%)を得た。
[0336] [化 41]
150
(1B-12)
[0337] 上記アミドォキシム化合物(1B- 12) (251mg,' 0.943mmol)のジォキサン (10ml)溶液に ' イソフタル酸モノメチルエステル (221mg, 1.23mmol)および WSC塩酸塩 (217mg, 1.13m mol)を加え、室温にて 3時間撹拌した後、 95°Cにて 18時間撹拌した。反応液に水を 加え、酢酸工チルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩 水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸ェチル '-へキサン (1:3)の流分 より、ォキサジァゾール誘導体 (lB_13)(319mg,収率 83%)を得た。
[0338] [化 42]
(1B-13)
[0339] 上記のォキサジァゾ一ル誘導体 (1B-13) (319mg, 0.366mmol)のメタのルール (2ml) およびテトラヒドロフラン (5ml)溶液に IN-水酸化リチウム (2ml)を加え、室温にて 15時 間撹拌した。反応液に 1N-塩酸を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽和食塩 水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、安息香 酸誘導体 (IB- 14)(137mg,収率 95%)を得た。
[0340] [化 43] '
151
(1B-14)
[0341] 得られた安息香酸誘導体 (IB- 14)(130mg, 0.328mmol)の N,N-ジメチルホルムアミド(
2ml)溶液にジメチルスルファモイルク口ライド (13ul, 0.122mmol) ブチルジメチルァミン (26ul, 0.1S3mmol), 4- (Ν,Ν-ジメチルァミノ)ピリジン (4mg, 0.030mmol)、ベンゼンスル ホンアミド (21mg, 0.122mmol)を順次加え、室温にて 14時間撹拌した。減圧下にて溶 媒を留去した後、 1N-塩酸を加え酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗 浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残馇をシリカ ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸ェチル -へキサン (2:1)の流分より、実施例 3 6 - IV化合物(Compound No.36- IV) (78mg,収率 44%)を得た。
[0342] 合成実施例 37- IV化合物の合成(Compound No.37_IV) '
4-(3-Methyl-butylamino)-3-nitro-benzonitrile (1.00g,4.29mmol)を DMF(lOml)に溶 解し、 NaH(0.205g,5.14mmol)を加え室温で 10分間撹拌した後、ヨウ化メチル (0.5ml,5. 14mmd)を加え室温で一晩撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下除去、残留物に水 を加え、酢酸ェチルで抽出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶 媒を減圧下除去しニトロベンゼン中間体を得た。続いてニトロベンゼン中間体をエタ ノール (20ml)に溶解し、 50% - NH20H水溶液を加え、 50°Cでー晚撹拌した。反応終 了後、溶媒を減圧下除去し、残留物をシ カゲルカラムクロマトグラフィーにより精製 しアミドォキシム中間体を 1.46g得た。
アミドォキシム中間体 (500mg,1.79mmol) DMF(lOml)に溶解し mono methylisophthal ate (322mg,1.79mmol)、トリェチルァミン' (0.251ml,1.79mmol)、 WSC -HCl(343mg,1.79 mmd)を加え室温で 8時間、 100°Cで一晩撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下除去 、残留物に水を加え、酢酸ェチルで抽出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム で乾燥し、溶媒を減圧下除去した。残留物をシリカゲノレカラムクロマトグラフィーにより
152 精製し、得られた化合物を THF(5ml)、 MeOH(5ml)に溶解し、 ΙΝ-NaOH水溶液をカロえ 、室温で一晩撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下除去、残留物に水を加え、酢酸 ェチルで抽出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下 除去した。残留物を再結晶により精製しカルボン酸中間体を 780mg得た。
[0343] カル.ボン酸中間体 (300mg,7.32mmol)を DMF(3ml)に溶解し、ジメチルスルファモイ ノレクロライド (0.157ml, 1.46mmol)を加え室温で 10分間攪拌した。これに対し、別途調 整した、 benzensulfonamide(126mg,0.804mmol),DMAP(89mg,0.731mmol),ブチルジメ チルァミン (0.308ml,2.19mmol)の DMF(2ml)溶液を加え、室温でー晚撹拌した。反応 終了後、溶媒を減圧下除去、残渣に 1N-塩酸を加え、酢酸ェチルで抽出、飽和食塩 水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下除去した。残留物を再結晶 により精製し実施例 37- IV化合物(Compound No.37-IV)を 203mg得た。
[0344] 合成実施例 38- IV化合物の合成(Compound No.38- IV)
実施例 37- IV化合物を酢酸ェチル (10ml)に溶解し、触媒量の 10%weLパラジウム- カーボンを加え、反応容器を水素置換し、室温で 5時間撹拌した。反応終了後、パラ ジゥム触媒をろ去し、溶媒を減圧下除去した。得られた残渣をォクタドデシル基化学 結合型シリカゲルを充填剤とする逆相高速液体クロマトグラフィーに付し、トリフルォ 口酢酸を 0. 1 %含有する (v/V)、水とァセトニトリルの混合溶液で溶出し目的のフラ クシヨン'を凍結乾燥することにより実施例 38 - IV化合物(Compound No.38 - IV)を 13mg 得た。
[0345] 合成実施例 39-IV化合物の合成(Compound No.39-IV)
実施例 38- IV化合物 (36mg,0.0694mmol)を THF(3ml)に溶解し、ピリジン (0.5ml)、 3- 1 rifluoromethylbenzoylchrolide(0.015ml,0.104mmol)を加え室温でー晚撹拌した。反応 終了後、溶媒を減圧下除去、残留物に IN- HC1水溶液をカ卩え、酢酸ェチルで抽出、 飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下除去した。続いて 残留物を PTLCにより精製し実施例 39-IV化合物(Compound No.39-IV)を 5mg得た
[0346] 合成実施例 40- IV〜44-IV化合物の合成(Compound Νο·40- IV〜44- IV)
上記の化合物は、それぞれ対応する原料を用いて、実施例 39- IVの合成方法と同
153 様にして合成した。
合成実施例 45-IV化合物の合成(Compound No.45- IV)
実施例 38-IV化合物 (10mg,0.0193mmol)をジクロロメタン (3ml)に溶解し、ベンズアル デヒド (2mg,0.0193mmol)と触媒量の酢酸を加え、その後ソジゥムシァノボロヒドリド (5m g,0.0770mmol)を加え室温でー晚撹拌した。反応終了後、水を加え、酢酸ェチルで 抽出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下除去した。 続いて残留物を PTLCにより精製し実施例 45- IV化合物(Compound No.45- IV)を 2m g'½に。
合成実施例 46- IV化合物の合成(Compound No.46- IV) '
4-フルオロ- 3 -二トロ安息香酸 (185mg, l.Ommol)を原料として、実施例 36- IV化合物 の合成中間体(1B- 11)の合成と同様の手法により、ァニリン誘導体 (1B- 15)を得た。
3 -シァノ安息香酸とベンゼンスルホンアミドを原料として、実施例 36-IV化合物の合 成と同様の手法により、 2段階反応により、アミドォキシム誘導体 (1B-16) (6.67g)を得 [化 44]
(1 B-15) (1B-16) 上記中間体 (1B-15) (56mg, 0.25mmol)および上記中間体 (1B-16) (133mg, 0.25mm ol)の N,N_ジメチルホルムアミド (4ml)溶液に、ジイソプロピルェチルァミン (0.17ml)およ び HBTU(190mg)を加え、 MicroWaveを照射し、 200°Cにて 10分間反応させた。これ を減圧下にて溶媒を留去し、残澄を HPLCで精製し、実施例 46- IV化合物(Compoun d No.46— IV) (2.6mg, 2%)を得た。
合成実施例 47- IV〜48- IV, 56- IV〜60- IV, 95-IV〜: L02- IV, 104- IV〜; 106- IV
154
, 108- IV, 114- IV〜: 116- IV化合物の合成(Compound No.47- IV〜48- IV, 56- IV〜 60-IV, 95- IV〜102- IV, 104_IV〜106- IV, 108- IV, 114- IV〜 116 - IV)
実施例 47-IV化合物の合成と同様の方法で、対応するアルデヒドまたはケトンを用 いて合成した。
合成実施例 49_IV〜50- IV化合物の合成(Compound No.49〜50- IV)
実施例 46- IV化合物の合成と同様の手法により、実施例 49- IV化合物(Compound No.49-IV) (4.8mg, 4%), 実施例 50- IV化合物(Compound No.50-IV) (5mg,収率 3%) を得た。
[0349] 合成実施例 51- IV化合物の合成(Compound No.51 - IV)
4-フルオロ- 3-ニトロ安息香酸 (555mg, 3.0mmol)および N-メチルイソアミルァミンを 原料として、実施例 46- IV化合物の合成と同様の手法により、ァニリン誘導体 (798mg) を得た。
上記ァニリン誘導体 (38mg, 0.142mmol)のチォユルク口ライド (2ml)溶液を 50°Cにて 1 時間撹拌した。減圧下にて溶媒を留去し、粗酸クロライド誘導体を得た。
アミドォキシム誘導体 (1B - 16) (113mg, 0.213mmol)のピリジン (2ml)溶液に上記で得 た中間体の塩化メチレン (2ml)溶液を加え、 100°Cにて 56時間撹拌した。減圧下にて 溶媒を留去した後、 HPLC (水-ァセトニトリル)で精製し、実施例 51- IVィ匕合物(Compo und No.51- IV) (12mg,収率 15%)を得た。
合成実施例 52- IV化合物の合成(Compound No.52-IV)
実施例 51 - IVィヒ合物の合成と同様の手法により、実施例 52-IV化合物(Compound No.52-IV) (5mg), を得た。
[0350] 合成実施例 53-IV化合物の合成(Compound No.53_IV)
3-ァミノ- 3 -シクロへキシルプロピオン酸ェチルエステル (263mg, 1.12mmol)の N,N- ジメチルホル'ムアミド (10ml)溶液に 4-フルォロ- 3 --トロ安息香酸 (185mg, l.Ommol),ト リエチルァミン (0.35ml, 2.5mmol)、 WSC塩酸塩 C211mg, l.lmmol)を加え、室温にて 56 時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で 洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリ 力ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸ェチル -へキサン (1:2)の流分よりアミドィ匕
155 合物 (45mg, 12%)を得た。実施例 36- IVの化合物の合成と同様に、 SNAr反応により N、 N—メチルイソアミルァミンを導入してァニリン誘導体を得た。得られたァニリン誘 導体 (43mg, 0.117mmol)のメタノール (lml)およびテトラヒドロフラン (3ml)の混合溶液に IN-水酸化リチウム (lml)を加え、搴温にて 16時間撹拌した。反応液に 1N-塩酸をカロ ' え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で 乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣を HPLC (水 -ァセトニトリル')で精製し、力 ルボン酸化合物 (20mg,収率 35%)を得た。
得られたカルボン酸化合物 (131mg, 0.313mniol)のクロ口ホルム (5ml)およびテトラヒド 口フラン (5ml)の混合溶液にトリェチルァミン (0.1ml, 0.75mmol)および 2 -クロ口- 1 -メチ ルピリジニゥムョージド (96mg, 0.375mmol)を加え、室温にて 13時間撹拌した。減圧下 にて溶媒を留去し、水を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄 し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣のジォキ サン' (5ml)溶液にジァザビシクロ [5.4.0]ゥンデク- 7 -ェン (0.112ml, 0.75mmol)およびべ . ンゼンスルホンアミド (59mg, 0.375mmol)を加え、 90°Cにて 3時間撹拌した。減圧下に て溶媒を留去し、 1N-塩酸を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で 洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリ 力ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸ェチル '-へキサン (2:1)の流分より、実施例 53 - IV化合物(Compound No.53-IV) (164mg,収率 94%)を得た。
51] 合成実施例 54- IV, 61- IV化合物の合成(Compound No.54-IV,61- IV)
実施例 53- IV化合物 a61mg, 0.289mmol)のテトラヒドロフラン 3ml)およびメタノール' ( 6ml)の混合溶液に 10%Pd- C(wet)(50mg)を加え、水素気流下で 12時間撹拌した。セラ イトを用いてろ過し、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ フィ一に付し、酢酸ェチル -へキサン (1:1)の流分より、合成実施例 61-IV化合物(Co mpound No.61_IV) (66mg,収率 43%)を得た。
実施例 61-IV化合物の塩化メチレン (2ml)溶液に酢酸 (0.5ml)、ベンズアルデヒド (0.0 19ml, 0.189mmol)、水素化シァノホウ素ナトリウム (24mg, 0.38mmol)を加え、室温にて 2時間撹拌した。減圧下にて溶媒を留去した後、水 -ァセトニトリルでスラリー洗浄し、 実施例 54-IV化合物(Compound No.54- IV) (llmg, 47%)を得た。
156
[0352] 合成実施例 55- IV化合物の合成(Compound No.55-IV)
実施例 54- IV化合物の合成と同様の手法により、実施例 55-IV化合物(Compound No.55-IV) (15mg,収率 63%)を得た。
合成実施例 62- IV〜80- IV化合物の合成(Compound No.62- IV〜80_IV)
3_ニトロ安息香酸 (1.67g, lOmmol)を原料として、実施例 36- IV化合物の合成と同様 の手法により、ニトロベンゼン誘導体 (1B-17) (2.25g, 74%)を得た。
ニトロベンゼン誘導体 (1B- 17) (2.25g, 7.35mmol)のテトラヒドロフラン' (10ml)およぴメ タノ一ル (20ml)溶液に 10%Pd-C(wet)(500mg)を加え、水素気流下で 14時間撹拌した
。セライトを用いてろ過し、減圧下にて溶媒を留去し、ァニリン化合物 (IB- 18)(2.15g) を得た。
ァニリン化合物 (1B-18X (l.Og, 3.6mmol)のテトラヒドロフラン '(30ml)溶液にピリジン (0. 87ml, 10.8mmol)および 4一クロ口— 3-ニトロべンゾイルク口ライド (956mg, 4.35mmol)を加 え、室温にて 1時間撹拌した。反応液に 1N-塩酸を加え、酢酸ェチルで抽出した。有 機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下にて溶媒を
" 留去した。残渣を酢酸ェチル -へキサンでスラリー洗浄し、ニトロベンゼン誘導体 (1B- 19) (1.41g,収率 85%)を得た。
[0353] [化 45] ,
(1B-19)
157
[0354] ニトロベンゼン誘導体 (IB - 19)を原料として、実施例 36-IV化合物の合成と同様の 手法により、実施例 62- IV化合物(Compound No.62-IV)を得た。
実施例 62-IV化合物の合成と同様の手法により、実施例 63- IV〜80- IV化合物を 合成した。 '
Compound No.63 - IV (llmg)、 Compound No.64- IV (7mg)、 Compound No.65 - IV (5 mg)、 Compound No.66 - IV (6mg)、 Compound No.67 - IV (7mg)、 Compound No.68-1 V (7mg)、 Compound No.69_IV (5mg)、 Compound No.70_IV (10mg)、 Compound No. 71 - IV (7mg)、 Compound No.72- IV (18mg)、 Compound No.73- IV (9mg)、 Compoun d No.74-IV (15mg)、 Compound No.75 - IV (3mg)、 Compound No.76- IV (lmg)、 Co mpound No.77 - IV (9mg)、 Compound No.78_IV (5mg)、 Compound No.79 - IV (7mg) 、 Compound N0.8O- IV (4rag)をそれぞれ得た。
[0355] 合成実施例 81- IV化合物の合成(Compound No.81- IV)
実施例 53- IV化合物の合成と同様の手法により、実施例 81- IV化合物(Compound No.81— IV) (951mg)を得た。
合成実施例 82- IV化合物の合成(Compound No.82 - IV)
実施例 81-IV化合物 (951mg, 1.66mmol)を原料として、実施例 61-IV化合物の合成 と同様の手法により、ァニリン誘導体 (868mg, 96%)を得た。
得られたァニリン誘導体 (30mg, 0.055mmol)を原料として、実施例 54 - IV化合物の 合成と同様の手法により、実施例 82- IV化合物(Compound No.82- IV) (24mg, 68%)を 得た。
[0356] 合成実施例 83- IV〜92- IV化合物の合成(Compound No. S3- IV〜92- IV)
実施例化合物 82- IVの合成中間体であるァニリン誘導体 (30mg, 0.055mmol)を原料 として、実施例 54- IVの合成と同様の手法により、実施例 83-IV化合物(Compound N o.83-IV) (17mg,収率 49%)を得た。実施例 83-IV化合物の合成と同様の手法により、 実施例 84 - IV〜 92- IV化合物を合成した。
Compound No.84- IV (4.3mg)、 Compound No.85- IV (3.0mg) Compound N0.86 - IV (5mg)、 Compound No.S7- IV (4.2mg)、 Compound No.88 - IV (0.9mg)、 Compound N 0.89 - IV (2.4mg)、 Compound No.90 - IV (2.2mg)、 Compound No.91 - IV (0.8mg)、 Co
158 mpound No.92- IV (4.6mg)をそれぞれ得た。
[0357] 合成実施例 93- IV〜94-IV化合物の合成(Compound No. 93-IV〜94- IV) ..
実施例 54- IV化合物 (17mg, 0.027mmol)の塩化メチレン (lml)およびメタノール <lml) の混合溶液にホルマリンと水素シァノホウ素ナトリウム (10mg)を加え、室温にて 7時間 撹拌した。減圧下にて溶媒を留去した後、 HPLC (水 -ァセトニトリル)で精製し、実施例 93 - IV化合物(Compound No.93- IV) (2.7mg)を得た。 '.
実施例 55 - IV化合物 (llmg, 0.017mmol)を原料として、実施例 93- IVの合成と同様 の手法により、実施例 94- IV化合物(Compound No.94- IV) (l.Omg)を得た。
[0358] 合成実施例 103- IV化合物の合成(Compound No.103 - IV)
実施例 37-IV化合物のニトロ基を触媒量の 10%weLパラジウム-カーボンを加え、 反応容器を水素置換し、室温で一晩撹拌し、還元ァニリン中間体を 350mg得た。 得られたァニリン中間体 (10mg,0.0193mmol)をジクロロメタン' (3ml)に溶解し、ベンズ アルデヒド (2mg,0.0193mmol)と触媒量の酢酸を加え、その後ソジゥムシァノボロヒドリド (5mg,0.0770mmol)を加え室温でー晚撹拌した。反応終了後、水を加え、酢酸ェチル で抽出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下除去し た。続いて残留物をォクタドデシル基化学結合型シリカゲルを充填剤とする逆相高 速液体クロマトグラフィーに付し、トリフルォロ酢酸を 0. 1%含有する (V/ V)、水とァ トニトリルの混合溶液で溶出し目的のフラクションを凍結乾燥することにより実施例 103- IV化合物(Compound No.103- IV)を 2mg得た。
[0359] 合成実施例 107- IV、 129- IV、 130_IV、 133- IV、 136_IV、 137- IV化合物の合成( Compound No.l07_IV, 129-IV, 130 - IV, 133— IV, 136— IV, 137- IV)
実施例 103-IV化合物と同様の合成法を用い、対応するスルホンアミド、アルデヒド またはケトンを用いて合成した。
合成実施例 109- IV〜: 113- IV、 117-IV〜: 126- IV化合物の合成 (Compound No. l 09-IV〜 113 - IV, 117 - IV〜 126- IV)
実施例 54-IV化合物と同様の合成方法に従レ、、合成した。
[0360] 合成実施例 127-IV化合物の合成 (Compound No.127- IV)
実施例 103 - IVの合成中間体であるァニリン化合物 (30mg,0.0561mmol)をジクロロメ
159 タン (4ml)、 MeOH(lml)に溶解し、メチル _2-ホルミルべンゾエイト(過剰量)と触媒量の 酢酸を加え、その後ソジゥムシァノボロヒドリド (過剰量)を加え室温で一晩撹拌した。 反応終了後、水を加え、酢酸ェチルで抽出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリ ゥムで乾燥し、溶媒を減圧下除去した。残留物をトルエン (3ml)に溶解し、 100°Cで一 晚撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下除去、続いて残留物をォクタドデシソレ基化 学結合型シリカゲルを充填剤とする逆相高速液体クロマトグラフィーに付し、トリフル ォロ酢酸を 0. 1%含有する (v./ V)、水とァセトニトリルの混合溶液で溶出し目的のフ ラタシヨンを凍結乾燥することにより実施例 127-IV化合物(Compound No.127 - IV)を 10mg得た。
[0361] 合成実施例 128-IV化合物の合成 (Compound No.128-IV)
' 実施例 103- IVの合成中間体であるァニリン化合物 (30mg,0.0561mmol)をジクロロメ タン (4ml)、 MeOH(lml)に溶解し、サリチルアルデヒド(過剰量)と触媒量の酢酸を加え 、その後ソジゥムシァノボロヒドリド (過剰量)を加え室温で一晩撹拌した。反応終了後 、水を加え、酢酸ェチルで抽出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し 、溶媒を減圧下除去した。残留物をメタノール' (3ml)に溶解し、 37%ホルムアルデヒド X 0.1ml)と触媒量の酢酸を加え室温で一晩撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下除 去、続レ、て残留物をォクタドデシソレ基化学結合型シリカゲノレを充填剤とする逆相高 速液体クロマトグラフィーに付し、トリフルォロ酢酸を 0. 1 %含有する (v/v)、水とァ セトニトリルの混合溶液で溶出し目的のフラクションを凍結乾燥することにより実施例 128- IV化合物(Compound No.128-IV)を 1 lmg得た。
合成実施例 131- IV、 132- IV化合物の合成 (Compound No.131- IV, 132- IV) 実施例 128- IV化合物と同様の合成方法に従レ、、合成した。
[0362] 合成実施例 134-IV化合物の合成 (Compound No.134- IV)
実施例 133-IV化合物 (90mg)を THF(lml),MeOH(lml)に溶解し、 lN-NaOH水溶液 (lml)をカ卩ぇ室温で一晩攪拌した。反応終了後、 1N-塩酸を加え、酢酸ェチルで抽出 、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下除去した。残留 物をォクタドデシ'ル基化学結合型シリカゲノレを充填剤とする逆相高速液体クロマトグ ラフィ一に付し、トリフルォロ酢酸を 0. 1%含有する (vZ v)、水とァセトニトリルの混合
160 溶液で溶出し目的のフラクションを凍結乾燥することにより実施例 134-IV化合物(Co mpound No.134-IV)を 50mg得た。
[0363] 合成実施例 135- IV、 139- IV, 141-IV, 142- IV化合物の合成 (Compound No.13 5- IV, 139- IV, 141- IV, 142- IV)
実施例化合物 134-IV (20mg)をジクロロメタン (3ml)に溶解し、 37%ホルムアルデヒ ド (lml)と触媒量の酢酸を力□え、その後ソジゥムシァノボロヒドリド (過剰量)を加え室温 で一晩撹拌した。反応終了後、水を加え、酢酸ェチルで抽出、飽和食塩水で洗浄後 ' 、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下除去した。続いて残留物をォクタドデシ ル基化学結合型シリカゲルを充填剤とする逆相高速液体クロマトグラフィーに付し、ト リフルォロ酢酸を 0. 1%含有する (v /v)、水とァセトニトリルの混合溶液で溶出し目 的のフラクションを凍結乾燥することにより実施例 139-IV化合物(Compound No.139 -IV)を 9mg得た。
実施例 139-IV化合物と同様の合成法を用い、対応する原料から実施例 135 - IV, 141- IV, 142- IV化合物を合成した。
[0364] 合成実施例 138-IV化合物の合成 (Compound No.138-IV)
実施例 135-IVの合成中間体であるカルボン酸化合物 (247mg,0.516mmol)をクロ口 ホルム (10ml)に溶解し、トリェチルァミン (0.1741^1,1.241110101)と2-クロロ-1_メチルピリジ ユウムョージド (158mg,0.619mmol)を加え室温で 2時間撹拌した。反応反応溶液に水 を加え、酢酸ェチルで抽出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶 媒を減圧下除去した。残留物を 1,4-ジォキサン (10ml)に溶解し、 4-Sulfamoy卜 benzoic acid methyl ester(lllmg,0.516mmol), DBU(0.154ml,1.03mmol)を加え、 70°Cで 2時 間半撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下除去、続いて残留物を THF(10ml),MeOH (10ml)に溶解し、 IN- NaOH水溶液 (2ml)を加え室温でー晚攪拌した。反応終了後、 1 N-塩酸を加え、酢酸ェチルで抽出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾 燥し、溶媒を減圧下除去した。残留物をォクタドデシル基化学結合型シリカゲルを充 填剤とする逆相高速液体クロマトグラフィーに付し、トリフルオロ酢酸を 0. 1 %含有す る (v. 'ν)、水とァセトニトリルの混合溶液で溶出し目的のフラクションを凍結乾燥する ことにより実施例 138-IV化合物(Compound 1^0.138-^)を148111§得た。
161
[0365] .合成実施例 140-IV化合物の合成 (Compound No.140 - IV)
実施例 103-IV化合物の合成中間体であるァニリン化合物 (40mg,0.0772mmol)を ジクロロメタン (3ml)、 MeOH(lml)に溶解し、 4-ョードベンズアルデヒド (過剰量)と触媒 量の酢酸を加え、その後ソジゥムシァノボロヒドリド (過剰量)を加え室温で一晩撹拌し た。反応終了後、水を加え、酢酸ェチルで抽出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ トリウムで乾燥し、溶媒を減圧下除去した。残留物を PTLCにより精製しョ一ドベンゼ ン中間体を 50mg得た。 .
得られたョードベンゼン中間体 (50mg,0.0668mmol)を DMF(2ml)に溶解し、ジェチノレ ビニル 'ホスホネート (0.012ml,0.0802mmol)、トリェチルァミン (0.019ml,0.134mmol)と触 媒量の酢酸パラジウムを加え、 100°Cで一晩撹拌した。'反応終了後、溶媒を減圧下 除去、続レ、て残留物をォクタドデシル基化学結合型シリカゲルを充填剤とする逆相 高速液体クロマトグラフィーに付し、トリフルォロ酢酸を 0. 1%含有する メ )、水と . ァセトニトリルの混合溶液で溶出し目的のフラクションを凍結乾燥することにより実施 例 140- IV化合物(Compound No.140- IV)を 24mg得た。
[0366] 合成実施例 143- IV、 144 - IV化合物の合成 (Compound No.l43_IV, 144- IV)
Cis-1 -アミノ- 2-シクロペン'タン'カルボン酸を原料として、実施例 108-IV化合物の 合成と同様にして、実施例 143- IV化合物(Compound 1\10.143-1 )(3.41½)ぉょび実 施例 144-IV化合物(Compound No.144- IV) (10mg)を得た。
合成実施例 145- IV、 146- IV化合物の合成 (Compound No.145- IV, 146 - IV) 実施例 143-IV化合物の合成と同様の手法により、実施例 145-IV化合物(Compou nd No.145-IV) (7.6mg)および実施例 146-IV化合物(Compound No.146- IV) (12mg) を得た。
合成実施例 147- IV化合物の合成 (Compound No.147-IV)
実施例 135- IVの合成中間体であるカルボン酸化合物 (693mg, 1.45mmol)を原料と して、実施例 53-IV化合物の合成と同様の手法により、実施例 147- IV化合物(Comp ound No.l47_IV) (645mg)を得た。
[0367] 合成実施例 148- IV化合物の合成 (Compound No.148- IV)
実施例 147-^ィ匕合物(10011^, 0.161mmol)を原料として、実施例 135-IV化合物の
162 合成と同様の手法により、実施例 148-IV化合物(Compound No.148- IV) (30mg)を得 た。
合成実施例 149-IV〜 152-IV化合物の合成(Compound No.149_IV〜 152-IV) 実施例 108- IV化合物の合成と同様の手法により、実施例 149-IV化合物(Compou nd No.149-IV) (5mg),実施例 150- IV化合物(Compound No.l50-IV) (3mg), 実施 例 15 l-IV化合物(Compound No.151- IV) (6mg)、実施例 152-IV化合物(Compound No.152-IV) (2mg)をそれぞれ得た。
合成実施例 153- IV化合物の合成(Compound No.153- IV)
実施例 125 - IV化合物 (50mg)を原料として、実施例 135-IVィ匕合物の合成と同様の 手法により、実施例 153- I,V化合物(Compound No.l53_IV) (6mg)を得た。
合成実施例 154- IV化合物の合成(Compound No.154-IV)
実施例 126 - IV化合物 (50mg)を原料として、実施例 135-IV化合物の合成と同様の 手法により、実施例 154-IV化合物(Compound No.l54_IV) (8mg)を得た。
合成実施例 155- IV化合物の合成(Compound No.l55_IV)
実施例 108- IV化合物の合成の合成と同様の手法により、実施例 155- IV化合物( Compound No.155— IV) (4mg)を得た。
合成実施例 156- IV〜 160-IV化合物の合成(Compound No.156_IV〜 160-IV) 実施例 108- IV化合物の合成と同様の手法により、実施例 156- IV化合物(Compou nd No.l56_IV) (4mg)、実施例 157- IV化合物(Compound No.l57-IV) (5mg), 実施 例 158- IV化合物(Compound No.l58_IV) (6mg)、実施例 159-IV化合物(Compound No.l59_IV) (5mg)、実施例 160- IV化合物(Compound N0.I6CWV) (6mg)をそれぞれ 得た。 '
合成実施例 161-IV化合物の合成(Compound N0.I6I-IV)
実施例 147- IV化合物 (118mg, 0.19mmol)のクロ口ホルム (3ml)およびメタノール (6ml) の混合溶液に 20%水酸化パラジウム (50mg)を加え、水素気流下にて 18時間撹拌した 。セライトを用いてろ過し、減圧下にて溶媒を留去した。残渣を HPLC (水-ァセトニトリ ル)で精製し、ァニリン誘導体 (43mg, 43%)を得た。
得られたァニリン誘導体 (21mg)を原料として、実施例 54-IVィ匕合物の合成と同様の
7392
163 手法により、実施例 16ト IV化合物(Compound No.l61-IV) (3mg)を得た。
合成実施例 162- IV化合物の合成(Compound No.162-IV)
実施例 161-IV化合物の合成中間体であるァニリン誘導体 (21mg)を原料として、実 施例 54- IV化合物の合成と同様の手法により、実施例 162-iV化合物(Compound N
0.162- IV) (6mg)を得た。
[0369] 薬理試験例 1に記載したのと同様にして本発明の第四の態様の化合物の ACC阻 害活性をを算出し、 ACC阻害活性率を求めた。その結果を表 4- IVに示す。
[0370] [表 52]
表 4- IV
[0371] [表 53]
392
164
表 4-IV
54]
P T/JP2005/007392
165
表 4一 IV
55]
2005/007392
166
表 4-IV
[0374] 本発明の第二あるいは第三の態様の化合物の実施例を、さらに以下に示す。
下記に合成した化合物(Compound 9- II、 131—III〜: L47— III)の構造式、質量分 析結果、さらに代表化合物の NMR測定値を、表 1一 A、表 2— A、表 3— Aに示す。
[0375] [表 56] '
167
8]
169 表 3—A
[0378] 実施例 A
Compound No.131- III の合成
ベンゼンスル'フォンアミドと, α— Bromo - 4'— cyanoacetophenon力、ら、チアゾ一ノレ誘 導体を得て、常法により、アミドォキシム誘導体(302mg, 98%)を得、弓 Iき続き、対応す るベンゼンジカルボン酸誘導体を反応させ、ォキサジァゾール環化体(エステル化合 物)を得て、常法により加水分解し、カルボン酸を得て、合成中間体とした。
得られた合成中間体(30mg,0.608mmol)を DMF(lml)に溶解し、ジメチルスルファモ イルク口ライド (0.013ml, 0.12mmol)を加え室温で 10分間攪拌した。これに対し、別途 調整した、 2-ニトロベンゼンスルフォンアミド (14mg,0.0669mmol),DMAP(7mg,0.0608m mol),ブチルジメチルァミン' (0.0:6ml,0.182mmol)のDMF(lml)溶液を加ぇ、 60°Cで一 晚撹拌した。反応終了後、 1N-塩酸を加え、酢酸ェチルで抽出、飽和食塩水で洗浄 後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下除去した。残留物を再結晶により精 製し Compound No.131- IIIを 40mg得た。
[0379] Compound No.132- III の合成
170
Compound Νο.131-ΙΙΙ と同様の方法で、対応する原料を用いて Compound No.132 ' -III を合成した。 .
Compound No.133- III の合成
2-ニトロベンゼンスルホンアミド (82mg, 0.406mmol)を原料として、 Compound No.131 - IIIの合成と同様の方法により、 Compound Νο· 133- ΠΙ (62mg)を得た。
Compound No.134- III の合成.
Compound No.131- III と同様の方法で、対応する原料を用いて Compound No.134 - IIIを合成した。
[0380] Compound No.135— III の合成 .
Compound No.131— IIIの合成中間体のフリーカルボキシル基の置換位置をパラ位 にし、そのカルボキ >·ル基をスルフォンアミド基に変えた合成中間体を常法により、合 成し、合成中間体とした。この合成中間体 50mg(0.11mmol)、 4 - (ジメチルァミノ)ピリジ ン'を 27mg(0.22mmol)、トリェチノレアミンを 45 μ l(0.33mmol)、ベンソイルク口リドを 32 μ 1( 0.26mmol)脱水 1,4_ジォキサン 5mlに加え、室温で 3時間撹拌した。溶媒を減圧除去 し酢酸ェチル //水 (2, , 30ml)で分配、有機層を飽和食塩水で洗浄 (10ml xl)した後 、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過、減圧濃縮を行い、得られたクルード残渣を、 シ'リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製を行ない、 目的化合物 Compound No.135-1 II を 16mg(0.0283mmol, 26.0%)得た。
[0381] Compound Νο.136-ΙΙΙ の合成 '
Compound No.135- III の合成中間体のパラ置換スルフォンアミドをメタ置換体にし た合成中間体を常法により合成し、得られた中間体 50mg(0.11mmol)をより Compound No.135- III の合成と同様の操作を行うことにより、 目的化合物 Compound No.136-III を 28.3mg(0.0501mmol, 46.0%)を得た。
Compound Νο.137_ΙΠの合成
Compound No.133- III (57mg, 0.093mmol)のメタノール (2ml)、テトラヒドロフラン' (2ml) 、酢酸 (2ml)の混合溶液に鉄 (26mg)を加え、 50°Cにて 3時間撹拌した。セライトを用い てろ過し、減圧下にて溶媒を留去した。残渣に水-ァセトニトリルを加え、スラリー洗浄 し、 Compound No.137 - III (I2mg, 22%)を得た。
171
Compound No.138-III の合成
塩化チォニル 4mlに (1- Hイミダゾール- 1-ィル)安息香酸を 83mg(0.441mmol)、ジメチ ルホルムアミドを 10 μ 1を加え 80°Cで 2時間撹拌し塩化チォニルを減圧除去し、 1,4 -ジ オ サン 10mlに懸濁させた。別の反応容器に Compound Νο.137-ΙΙΙの合成中間体 1.6 3mg(0.353mmol)およびトリェチルァミンを 151 μ l(1.08mmol)、 4—ジメチルァミノピリジ ン 60mg(0.48mmol)、 1,4-ジォキサン 10mlを加え 10°Cで撹拌しながら先に調製した酸 クロリド溶液をゆっくりと加え、室温で 24時間撹拌した。溶媒を減圧除去しジクロロメタ ン /水 (7/3, 100ml)で分配し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した後 、減圧濃縮を行い、得られた残渣を酢酸ェチルでスラリー洗浄 (5ml x4)を行い、 Corap ound No.138-111 を 89.7mg得た。
Compound Νο.139- ΠΙ、 140- IIIの合成
Compound Νο.131-ΙΙΙ と同様の方法で、対応する原料を用いて Compound No.139 - III、 140-III を合成した。
Compound No.141 -III の合成
Compound No.131- III と同様の方法で、対応する原料を用いて、 Compound No.1 41一 III(281mg, 83%)を得た。
Compound No.9- II の合成
Wang-resin(2.0g, 2.4mmo0、 4-フルォロ- 3 -二トロ安息香酸 (1.78g, 9.6mmol)に N-メ チルピペリドン' (20ml)、ピリジン (1.25ml, 15.8mmol)、 2, 6 -ジクロ口べンゾイルク口ライド( 1.37ml, 9.6mmol)を加え、室温にて 7時間撹拌した。 Ν,Ν-ジメチルホルムアミド、エタ ノーノレ、塩化メチレンで順次洗浄し、 Wang- resinエステルを得た。
上記エステル体 (200mg, 0.2mmol)にジメチルスルホキシ 'ド (2ml)、ジイソプロピルェチ ルァミン (0.35ml, 2.0mmol)、イソアミルァミン (0.464ml, 4.0mmol)を加え、 13時間撹拌 した。 N,N -ジメチルホルムアミド、エタノール、塩化メチレンで順次洗浄し、二トロア二 リン誘導体を得た。
上記二トロア二リン誘導 (193mg, 0.18mmol)の塩化スズニ水和物 (812mg, 3.6mmol)、 N -メチルピぺリドン' (1.9ml)、エタノール (0.1ml)を加え、室温にて 20時間撹拌した。
Ν,Ν -ジメチルホルムアミド、エタノール、塩化メチレンで順次洗浄し、ァニリン誘導
172 体(186ιη )を得た。
[0384] 上記ァニリン誘導体 (186mg, 0.179mmol)、安息香酸 (119mg, 0.900mmol)、 HOAt(l2 2mg, 0.900mmol)、ジイソプロピルカルボジイミド (69ul, 0.45mmol)、 N-メチルビペリドン (2ml)を加え、室温にて 18時間撹拌した。 N,N-ジメチルホルムアミド、エタノール、塩 ィ匕メチレンで順次洗浄し、トリフルォロ酢酸 (2ml)を加え 30分撹拌し、アミド化合物 (77 mg)を得た。
上記アミド化合物 (77mg, 0.2mmol)を原料として、 Compound No.131- III の合成と 同様の手法により、 Compound No.9-11 (5mg) を得た。
Compound No.142— 111, 143- III, 145- ΙΠ, 146-III, 147— III の合成
Compound No.131- III と同様の方法で、対応する原料を用いて Compound No.14 2— III, 143-111, 145- III, 146 - III, 147— III を合成した。
[0385] Compound No.144- IIIの合成
Compound No.131- III と同様の方法で、対応する原料を用いて、エステル化合物 を得た。得られたエステル化合物 (32mg, 0.051mmol)のテトラヒドロフラン (8ml)および メタノール (2ml)溶液に 1N-水酸化ナトリウム水溶液 (0.5ml)を加え、室温にて 16時間 撹拌した。反応液に 1N-塩酸を加え、析出した結晶をろ取 (メタノールで洗浄)し、 Com pound No.144— III (30mg, 97%)を得た。
薬理試験例 1に記載したのと同様にして上記本発明の第二あるいは第三の態様の 化合物の ACC阻害活性をを算出し、 ACC阻害活性率を求めた。その結果を表 4- Aに 示す。.
[0386] [表 59]
173 表 4一 A
産業上の利用可能性
本発明のベンゼン化合^)及びその類縁体は、従来の抗肥満薬およびインスリン抵 抗性改善薬とは異なるメカニズムで、肥満症および肥満によって誘発される高脂血 症、脂肪肝ならびにインスリン抵抗性に基づくと考えられる耐糖能異常、糖尿病、糖 尿病性合併症 (糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病 性大血管症)、高血圧および動脈硬化症の治療が可能であり、これら疾患の治療薬' として極めて有用である。 '