明細≤ 育毛料 技術分野
本発明は育毛料に関する。 さらに、 本発明は、 育毛料に配合される細胞賦 活剤及び毛髪はり · こし改善剤に関する。 背景技術 ' ··· 高齢化社会、 ス トレス社会と言われる現代社会においては、 様々な脱毛の 要因が生じる。 そのため、 優れた育毛料の研究開発が精力的に行なわれてい る。
育毛料が毛髪に与える効果は次の例がある。 発毛誘導効果 (発毛促進効果、 成長期誘導効果)、 毛髪を太くする効果、 毛髪成長期延長効果、 5 α—レダ クターゼ阻害効果、 血行促進効果、 殺菌効果、 フケ防止効果、 保湿効果、 抗 酸化効果。
しかしながら、 精力的な育毛料の研究開発にもかかわらず、 従来の育毛料 は、 脱毛防止、 発毛効果等の育毛作用は必ずしも十分ではなかった。 これは、 脱毛の原因が多岐にわたり、 また、 発毛の機構も非常に複雑であるためであ る。
従来の育毛料は、 「発毛」 や 「脱毛」 という現象のみを検討して開発され ており、 そのメカニズムを探求して開発された育毛料は少ない。
この大きな理由は、 メカニズムに着目した育毛効果を簡便に確認できる育 毛薬剤検定方法が十分に確立されていなかったことに由来する。 特に毛髪成 長期延長効果を確認する育毛薬剤検定方法の確立は難しい。 その結果、 従来 の多くの育毛料は、 成長期延長効果ではなく、 毛周期の毛髪成長期に毛髪を
誘導する発毛誘導効果に着目して開発されたものであった。
そこで、 本発明者等は、 インビトロ (in vitro) で行う簡便な毛髪成長期 延長効果を検定する育毛薬剤検定方法を確立した。 この育毛薬剤検定方法を 用いて、 毛髪成長期延長効果を有する成分を発見した。 そして、 この成分が 毛髪にはりとこしを与え、 髪のボリューム感を付与するという予期せぬ効果 を見出し、 本発明を完成した。
本発明の目的は下記である。
1. 毛髪成長期延長効果を有し、 さらには毛髪にはりとこしを付与し、 髪に ボリユーム感を与えることができる育毛料、 育毛シャンプーを提供すること c 2. 毛髪化粧料に配合する細胞賦活剤、 毛髪はり · こし改善剤を提供するこ と。 発明の開示
本発明は以下の通りである。
( 1 ) N-メチルタウリンを含有する育毛料。
(2) N-メチルタウリンを含有する育毛シャンプー。
( 3) N-メチルタウリンを有効成分とする細胞賦活剤。
(4) N -メチルタウリンを有効成分とする毛髪はり · こし改善剤。 図面の簡単な説明
図 1は、 外毛根鞘細胞の増殖度を表すグラフである。
図 2は、 毛髪のねじり トルクの増加を表わすグラフである。 発明を実施するための最良の形態
以下に本発明について詳述する。
本発明に用いる N—メチルタウリンは、 HNCH3 CH2 CH?. S 03Hの
分子式で表される化合物である。 N—メチルタウリンは、 これまで、 毛髪成 長期延長効果、 毛髪にはりとこしを付与する効果が確認され、育毛料の用途に用 いられたことはない。
本発明において、 「育毛科」 とは、 養毛を目的とする毛髪関連製品をいう c 本発明の育毛料は、 後述する育毛薬剤検定方法によって、 少なくとも毛包 上皮系細胞の分裂増殖活性を維持又は促進することにより、 毛髪の成長期を 維持又は延長する効果を有する。
本発明の育毛シャンプーとは、 上記育毛料に洗浄成分 (界面活性剤など) を配合して育毛毛髪洗浄料として使用される好ましい態様である。
また、 細胞賦活剤、 毛髪はり · こし改善剤は、 上記育毛料に配合する個別 薬剤である。
本発明の育毛料は、 毛根近傍における毛包上皮系細胞の増殖が緩徐である ことにより成長期が短くなって、 相対的に成長期毛よりも休止期毛の割合が 多くなってしまうことに起因する脱毛症に特に有効である。
本発明の育毛料は、 他の個別効能を有する育毛剤と組み合わせて用いるこ とにより、 脱毛症において、 総合的かつ相乗的な効果を上げることが可能で ある。
N—メチルタゥリンの育毛料への配合量は、 本発明の効果を発揮するため、 育毛料の具体的な形態に応じて適宜決定される。
その配合量は、 育毛料全量に対して、 通常 0 . 0 0 0 0 1〜2 0質量%、 好ましくは、 0 . 0 1〜 1 0 . 0質量%である。
0 . 0 0 0 0 1質量%未満の配合量では、 毛包系細胞増殖活性作用又は外 毛根鞘細胞増殖活性作用に基づく毛髪成長期延長効果が十分に発揮されない
2 0質量%を超えた配合量では、 配合量の増加に見合った効果の増大を見 込めない。 さらに、 目的の剤型の調製に支障をきたす傾向が顕著となる。
本発明の育毛料は、 優れた毛包系細胞増殖活性作用又は外毛根鞘細胞増殖
活性作用に基づく毛髪成長期延長効果を有する。
したがって、 毛根近傍における毛包上皮系細胞の増殖が緩徐であることに より成長期が短くなり、 その結果、 成長期毛よりも休止期の毛髪の相対的な 割合が多くなることに起因する脱毛症に、 特に有効である。
また、 N—メチルタウリンと、 他の個別効能を有する育毛成分と組み合わ せることにより、 相乗的な育毛効果を上げることが可能である。
本発明においては、 毛髪成長期延長効果 (毛周期における成長期の維持又 は延長) を確認する手段は限定されない。 インビトロ (in vitro) における 特定方法も、 インビボ (in vivo) における特定方法も用いることができる c その簡便性と有効性を考慮すると、 インビトロにおける特定方法を用いるこ とが好ましい。
以下に、 毛髪成長期延長効果の毛包系上皮培養細胞の増殖効果をインビト 口で特定する方法について、 簡単に説明する。
この方法は、 毛包上皮系培養細胞に無血清培地中で対象物質を接触させる ことによって、 その細胞の増殖活性の有無及ぴ強弱を特定する方法である。 この特定方法により、 毛周期において成長期を延長する効果を評価する育 毛薬剤検定方法である。
すなわち、 毛髪の伸長に直接的に関係する毛包上皮系細胞に着目し、 この 培養細胞を用いることによって、 毛周期の成長期の延長効果を特定す'るイン ビト口の育毛薬剤検定方法である。
この育毛薬剤検定方法は、 動物 (ヒ トを含む) の毛包上皮系細胞を単離し て得た培養細胞の 「毛包上皮系培養細胞」 に対象物質を接触させて、 その增 殖の有無及ぴ強弱を特定する。
毛包上皮系細胞は、 特に毛根近傍の外毛根鞘細胞とマトリタス細胞等の細 胞のことを指し、 内側の毛乳頭細胞は除外される。
毛周期の成長期は、 毛髪が伸長している時期 (毛包上皮系細胞が分裂して
増殖している時期) である。 この時期が鈍化すると、 退行期及び休止期とな り、 毛髪の成長が休止する。
つまり、 毛周期の成長期を延長できる物質は、 毛包上皮系細胞の分裂及び 増殖活性を維持することができる。 これによつて、 毛周期の退行期及び休止 期への移行を防ぎ、 脱毛を防止する。
すなわち、 本発明の育毛料は、 毛包上皮系細胞の増殖を促進又は維持し続 ける効果を有する。
なお、 その他のインビトロの育毛薬剤検定方法として、 例えば、 対象物質 を動物の毛乳頭細胞に作用させて、 その増殖効果を判定する方法がある。
インビボで、 毛包系上皮培養細胞の増殖効果を特定方法は、 例えば、 ヌー ドマウスに対象物質を投与し、 ヌードマウス体表の発毛部位の状態を特定し て、 対象物質の毛周期における成長期を延長する効果を検定する方法がある c すなわち、 原則的には無毛であるが、 その体表に経時的にその発毛部位が 移動する特徴的な発毛をするヌードマウスを用い、 その発毛部位の広さと発 毛部位の移動速度を特定することによって、 毛周期における成長期の長さを 検定する育毛薬剤検定方法である。
本発明の育毛料は、 頭皮頭髪に適用可能な剤型であれば特に限定されない 例えば、 液状、 乳液、 軟膏等を選択可能である。
本発明の育毛料は、 例えば、 ヘアトニック、 ヘアークリーム、 ヘアムース (登録商標)、 シャンプー、 リンス、 クリーム、 乳液、 パック等の製品とし て応用できる。
育毛料の好ましい製品形態は、 育毛シャンプーや育毛リンスである。 洗浄 成分 (例えば、 界面活性剤) を配合した育毛シャンプーは、 日々使用される ことにより育毛効果が発揮されやすく、 さらに、 毛髪にはりとこしを付与し て、 髪にボリューム感を与えることが出来る。
本発明の育毛料は、 本発明の効果を損なわない範囲内で、 化粧品、 医薬部
外品、 医薬品の一般配合成分を、 必要に応じて配合して常法により調製する ことができる。 一般配合成分は、 例えば、 粉末成分、 液体油脂、 固体油脂、 ロウ、 炭化水素油、 高級脂肪酸、 高級アルコール、 エステル油、 シリ コーン 油、 ァニオン界面活性剤、 カチオン界面活性剤、 両性界面活性剤、 非イオン 界面活性剤、 保湿剤、 水溶性高分子、 増粘剤、 皮膜剤、 紫外線吸収剤、 金属 イオン封鎖剤、 低級アルコール、 多価アルコール、 糖、 アミノ酸、 有機アミ ン、 高分子ェマルジヨン、 pH調製剤 皮膚栄養剤、 ビタミン、 酸化防止剤、 酸化防止助剤、 香料、 水である。
具体的に配合可能成分の例は次の通りである。 必要に応じ、 下記成分の一 種または二種以上を配合して、 目的とする剤形に応じて常法により製造する 無機粉末:
タルク、 カオリン、 雲母、 絹雲母(セリサイ ト)、 白雲母、 金雲母、 合成雲母 、 紅雲母、 黒雲母、 パーミキユライ ト、 炭酸マグネシウム、 炭酸カルシウム 、 ケィ酸アルミニウム、 ケィ酸バリ ウム、 ケィ酸カルシウム、 ケィ酸マグネ シゥム、 ケィ酸ス トロンチウム、 タングステン酸金属塩、 マグネシウム、 シ リカ、 ゼォライ ト、 硫酸バリウム、 焼成硫酸カルシウム(焼セッコゥ)、 リン 酸カルシウム、 弗素アパタイ ト、 ヒ ドロキシアパタイ ト、 セラミックパウダ 一、 金属石鹼(ミ リスチン酸亜鉛、 ノ、。ノレミチン酸カルシウム、 ステアリン酸 アルミニウム)、 窒化ホウ素。
有機粉末:
ポリアミ ド樹脂粉末(ナイロン粉末)、 ポリエチレン粉末、 ポリメタクリル酸 メチル粉末、 ポリスチレン粉末、 スチレンとアク リル酸の共重合体樹脂粉末 、 ベンゾグアナミン樹脂粉末、 ポリ四弗化工チレン粉末、 セルロース粉末 無機顔料:
無機白色顔料 (二酸化チタン、 酸化亜鉛)、 無機赤色系顔料 {酸化鉄(ベンガ
ラ)、 チタン酸鉄 }、 無機褐色系顔料 —酸化鉄)、 無機黄色系顔料 (黄酸 化鉄、 黄土)、 無機黒色系顔料 (黒酸化鉄、 低次酸化チタン)、 無機紫色系顔 料 (マンゴバイオレッ ト、 コバルトバイオレッ ト)、 無機緑色系顔料 (酸化 クロム、 水酸化クロム、 チタン酸コバノレト)、
無機青色系顔料 (群青、 紺青) ;パール顔料 (酸化チタンコーテツドマイカ 、 酸化チタンコーテッドォキシ塩化ビスマス、 酸化チタンコーテッドタルク 、 着色酸化チタンコーテツドマイカ、 ォキシ塩化ビスマス、 魚鱗箔) ; 金属粉末顔料 (アルミニウムパウダー、 カッパ一パウダー) ;
有機顔料:
赤色 2 0 1号、 赤色 2 0 2号、 赤色 2 0 4号、 赤色 2 0 5号、 赤色 2 2 0号 、 赤色 2 2 6号、 赤色 2 2 8号、 赤色 4 0 5号、 橙色 2 0 3号、 橙色 2 0 4 号、 黄色 2 0 5号、 黄色 4 0 1号、 及び青色 4 0 4号、 赤色 3号、 赤色 1 0 4号、 赤色 1 0 6号、 赤色 2 2 7号、 赤色 2 3 0号、 赤色 4 0 1号、 赤色 5 0 5号、 橙色 2 0 5号、 黄色 4号、 黄色 5号、 黄色 2 0 2号、 黄色 2 0 3号 、 緑色 3号、 青色 1号、
天然色素 (クロロフィル、 β —力ロチン)。
液体油脂:
ァボガド油、 ツバキ油、 タートル油、 マカデミアナッツ油、 トウモロコシ油 、 ミンク油、 オリープ油、 ナタネ油、 卵黄油、 ゴマ油、 パーシック油、 小麦 胚芽油、 サザン力油、 ヒマシ油、 アマ二油、 サフラワー油、 綿実油、 エノ油 、 大豆油、 落花生油、 茶実油、 カャ油、 コメヌ力油、 シナギリ油、 日本キリ 油、 ホホバ油、 胚芽油、 トリグリセリ ン。
固体油脂:
カカオ脂、 ヤシ油、 馬脂、 硬化ヤシ油、 パーム油、 牛脂、 羊脂、 硬化牛脂、 パーム核油、 豚脂、 牛骨脂、 モクロウ核油、 硬化油、 牛脚脂、 モクロウ、 硬 化ヒマシ油。
nク :
ミツロウ、 カンデリラロゥ、 綿ロウ、 カルナウパロウ、 べィベリーロウ、 ィ ポタロウ、 鯨ロウ、 モンタンロウ、 ヌカロウ、 ラノ リン、 カポックロウ、 酢 酸ラノリン、 液状ラノリン、 サトウキビロウ、 ラノ リン脂肪酸ィソプロピル 、 ラウリン酸へキシル、 還元ラノ リン、 ジョジョバロウ、 硬質ラノリン、 セ ラックロウ、 P0Eラノ リンアルコールエーテル、 P0Eラノ リ ンアルコーノレァセ テー ト、 P0Eコレステロールエーテル、 ラノ リ ン脂肪酸ポリエチレングリ コ ール、 P0E水素添加ラノリンアルコールエーテル。
炭化水素油 :
流動パラフィン、 ォゾケライ ト、 スクヮラン、 プリスタン、 パラフィン、 セ レシン、 スクワレン、 ワセリ ン、 マイクロクリスタリ ンワックス。
高級脂肪酸:
ラウリン酸、 ミ リスチン酸、 パルミチン酸、 ステアリン酸、 ベへニン酸、 ォ レイン酸、 ゥンデシレン酸、 トール油脂肪酸、 イソステアリン酸、 リノール 酸、 リノレイン酸、 エイコサペンタエン酸 (E P A )、 ドコサへキサェン酸 ( D H A) 0
高級アルコール:
直鎖アルコール (ラウリルアルコール、 セチルアルコール、 ステアリルアル コール、 ベへニノレァルコール、 ミ リスチルアルコール、 ォレイルァノレコーノレ 、 セ トステアリルアルコール)、
分枝鎖アルコール (バチルアルコール、 2 -デシルテトラデシノール、 ラノリ ンアルコール、 コレステロール、 フィ トステロール、 へキシノレドデカノーノレ 、 イソステアリルアルコール、 ォクチルドデカノール)。
エステル油 :
ミリスチン酸イソプロピル、 オクタン酸セチル、 ミ リスチン酸オタチルドデ シル、 パルミチン酸イソプロピル、 ステアリン酸プチル、 ラウリン酸へキシ
ル、 ミ リスチン酸ミ リスチル、 ォレイン酸デシル、 ジメチルオクタン酸へキ シルデシル、 乳酸セチル、 乳酸ミ リスチル、 酢酸ラノ リン、 ステアリン酸ィ ソセチル、 イソステアリン酸イソセチル、 12-ヒ ドロキシステアリン酸コレ ステリノレ、 ジ- 2-ェチノレへキサン酸エチレングリコーノレ、 ジペンタエリ スリ トール脂肪酸エステル、 モノイソステアリン酸 N-アルキルダリコール、 ジカ プリン酸ネオペンチルグリコール、 リンゴ酸ジイソステアリル、 ジ- 2-ヘプ チノレゥンデカン酸グリセリン、 トリ -2-ェチルへキサン酸トリメチローノレプ 口パン、 トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、 テトラ- 2-ェチル へキサン酸ペンタエリスリ トール、 トリ- 2-ェチルへキサン酸グリセリン、 トリオクタン酸グリセリン、 トリイソパルミチン酸グリセリン、 トリイソス テアリン酸トリメチロールプロパン、 セチル 2-ェチルへキサノエート、 2 -ェ チルへキシルパルミテート、 トリ ミ リ スチン酸グリセリン、 トリ- 2-へプチ ルゥンデカン酸グリセライ ド、 ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、 ォレイン酸 ォレイル、 ァセトグリセライ ド、 ノ レミチン酸 2 -へプチルゥンデシル、 アジ ピン酸ジイソブチル、 N -ラウロイル- L-グルタミン酸 _2 -オタチルドデシルェ ステル、 アジピン酸ジ- 2 -へプチルゥンデシル、 ェチルラウレート、 セバシ ン酸ジ—2-ェチルへキシル、 ミ リスチン酸 2_へキシルデシル、 パルミチン酸 2-へキシルデシノレ、 アジピン酸 2-へキシルデシノレ、 セバシン酸ジイ ソプロピ ノレ、 コハク酸 2-ェチルへキシル、 クェン酸トリェチル。
シリ コーン油 :
鎖状ポリシロキサン (ジメチルポリシロキサン、 メチルフエ二ルポリシロキ サン、 ジフヱ二ルポリシロキサン)、
環状ポリシロキサン (オタタメチルシクロテトラシロキサン、 デカメチルシ ク口ペンタシロキサン、 ドデカメチルシク口へキサシロキサン)、
3次元網目構造のシリ コーン樹脂、 シリ コーンゴム、 変性ポリシロキサン ( ァミノ変性ポリシロキサン、 ポリエーテル変性ポリシロキサン、 アルキル変
性ポリシロキサン、 フッ素変性ポリシロキサン)。
ァニオン界面活性剤:
脂肪酸セッケン (ラウリン酸ナトリウム、 パルミチン酸ナトリウム)、 高級アルキル硫酸エステル塩 (ラウリル硫酸ナトリ ウム、 ラウリル硫酸カリ ゥム)、
アルキルエーテル硫酸エステル塩 (P0E-ラゥリル硫酸トリエタノールァミン 、 P0E-ラゥリル硫酸ナトリウム)、
N-ァシルサルコシン酸 (ラウロイルサルコシンナトリゥム)、
高級脂肪酸ァミ ドスルホン酸塩 (N -ミ リス トイル- N-メチルタゥリンナトリ ゥム、 ヤシ油脂肪酸メチルタウリツドナトリウム、 ラウリルメチルタウリ ツ ドナトリゥム)、
リン酸エステル塩 (P0E-ォレイルエーテルリン酸ナトリウム、 P0E-ステアリ ノレエーテノレリン酸)、
スルホコハク酸塩 (ジ- 2-ェチルへキシルスルホコハク酸ナトリ ウム、 モノ ラゥロイルモノエタノールァミ ドポリォキシエチレンスルホコハク酸ナトリ ゥム、 ラウリルポリプロピレンダリコールスルホコハク酸ナトリゥム)、 アルキルベンゼンスルホン酸塩 (リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ ゥム、 リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールァミン、 リニアド デシノレべンゼンスノレホン酸)、
高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩 (硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナト リゥム)、
N-ァシルグルタミン酸塩 (N -ラウロイルグルタミン酸モノナトリ ウム、 N -ス テアロイルグルタミン酸ジナトリ ウム、 N-ミ リス トイル- L-グルタミン酸モ ノナトリゥム)、
硫酸化油 (ロート油)、
P0E-アルキルエーテルカルボン酸、 P0E-アルキルァリルエーテルカルボン酸
塩、 a -ォレフインスルホン酸塩、 高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、 二級 アルコール硫酸エステル塩、 高級脂肪酸アルキロールアミ ド硫酸エステル塩
、 ラウロイルモノエタノールアミ ドコハク酸ナトリウム、 N-パルミ トイルァ スパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼィンナトリゥム。
カチオン界面活性剤:
アルキルトリメチルアンモニゥム塩 (塩化ステアリルトリメチルアンモニゥ ム、 塩化ラウリルトリメチルアンモニゥム)、
アルキルピリジニゥム塩 (塩化セチルピリジニゥム)、
塩化ジステアリルジメチルアンモニゥムジアルキルジメチルアンモニゥム塩 塩化ポリ (Ν, Ν' -ジメチル- 3, 5-メチレンピペリジニゥム)、
アルキル四級アンモニゥム塩、 アルキルジメチルベンジルアンモニゥム塩、 アルキルイソキノ リニゥム塩、 ジアルキルモリホニゥム塩、 P0E -アルキルァ ミン、 アルキルアミン塩、 ポリアミン脂肪酸誘導体、 ァミルアルコール脂肪 酸誘導体、 塩化ベンザルコニゥム、 塩化べンゼトニゥム。
両性界面活性剤:
ィミダゾリン系両性界面活性剤 (2-ゥンデシル -Ν, Ν, Ν- (ヒ ドロキシェチルカ ルボキシメチル) -2-ィミダゾリンナトリ ウム、 2-ココィル- 2-ィミダゾリ二 ゥムヒ ドロキサイ ド- 1-カルボキシェチロキシ 2ナトリ ゥム塩)、
ベタイン系界面活性剤 (2 -へプタデシル- Ν-カルボキシメチル -Ν -ヒ ドロキシ ェチルイミダゾリニゥムベタイン、 ラウリルジメチルアミノ酢酸べタイン、 アルキルべタイン、 アミ ドべタイン、 スルホベタイン)。
親油性非イオン界面活性剤:
ソルビタン脂肪酸エステル (ソルビタンモノォレエート、 ソルビタンモノィ ソステア ^一ト、 ソルビタンモノラウレート、 ソルビタンモノパルミテート 、 ソノレビタンモノステアレート、 ソルビタンセスキォレエ一ト、 ソノレビタン
トリォレエート、 ペンタ- 2 -ェチルへキシル酸ジグリセ口ールソルビタン、 テトラ -2-ェチルへキシル酸ジグリセロールソルビタン)、
グリセリンポリグリセリン脂肪酸 (モノ綿実油脂肪酸グリセリン、 モノエル 力酸グリセリン、 セスキォレイン酸グリセリン、 モノステアリン酸グリセリ ン、 ひ, ひ , -ォレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、 モノステアリン酸グ リセリンリンゴ酸)、
プロピレンダリコール脂肪酸エステル (モノステアリン酸プロピレンダリコ 一ル)、
硬化ヒマシ油誘導体、 グリセリンアルキルエーテル。
親水性非イオン界面活性剤 :
P0E-ソルビタン脂肪酸エステル (P0E -ソルビタンモノォレエート、 P0E-ソル ビタンモノステアレート、 P0E-ソノレビタンモノォレート、 P0E-ソノレビタンテ トラ才レエ一ト)、
P0Eソルビッ ト脂肪酸エステル (P0E-ソルビッ トモノラウレート、 P0E-ソル ビッ トモノォレエート、 P0E-ソルビッ トペンタォレエート、 P0E-ソルビッ ト モノステアレート)、
P0E-グリセリン脂肪酸エステル (P0E-グリセリンモノステアレート、 P0E -グ リセリンモノィソステアレート、 P0E-グリセリントリイソステアレート等の P0E -モノォレエート)、
P0E-脂肪酸エステル (P0E-ジステアレート、 P0E -モノジォレエート、 ジステ ァリン酸エチレングリコール)、
P0E-アルキルエーテル (P0E-ラゥリルエーテル、 P0E-ォレイルエーテル、 P0 E -ステアリルエーテル、 P0E-ベへニルエーテル、 P0E- 2-ォクチルドデシルェ 一テル、 P0E -コレスタノールエーテル)、
プル口ニック)、
P0E · POP—ァノレキノレエーテノレ (P0E · POP—セチノレエーテノレ、 P0E · POP— 2—デシ
ノレテ トラデシノレエーテノレ、 P0E · POP—モノブチノレエーテノレ、 P0E · POP—水添ラ ノ リ ン、 P0E · POP -グリセリンエーテル)、
テトラ P0E ·テトラ POP -エチレンジアミン縮合物 (テトロニック)、
P0E-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体 (P0E-ヒマシ油、 P0E -硬化ヒマシ油、 P0E- 硬化ヒマシ油モノイソステアレー ト、 P0E -硬化ヒマシ油トリイソステアレー ト、 P0E-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノィソステアリン酸ジエステ ル、 P0E-硬化ヒマシ油マレイン酸)、
P0E-ミッロウ . ラノリン誘導体 (P0E -ソルビッ トミッロゥ)、
アルカノ一ルァミ ド (ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミ ド、 ラウリン酸モノエ タノールアミ ド、 脂肪酸イソプロパノールアミ ド)、
P0E-プロピレングリコール脂肪酸エステル、 P0E-アルキルァミン、 P0E-脂肪 酸アミ ド、 ショ糖脂肪酸エステル、 アルキルエトキシジメチルァミンォキシ ド、 トリオレィルリン酸。
保湿剤:
ポリエチレングリコーノレ、 プロピレングリコーノレ、 グノレセリン、 1,3 -ブチレ ングリコール、 キシリ トール、 ソルビトール、 マルチトーノレ、 コンドロイチ ン硫酸、 ヒアルロン酸、 ムコィチン硫酸、 カロニン酸、 ァテロコラーゲン、 コレステリル- 12-ヒ ドロキシステアレート'、 乳酸ナトリウム、 胆汁酸塩、 d :L -ピロリ ドンカルボン酸塩、 短鎖可溶性コラーゲン、 ジグリセリン(E0) P0付 加物、 ィザョイバラ抽出物、 セィヨウノコギリソゥ抽出物、 メリロート抽出 物。
天然の水溶性高分子:
植物系高分子 {アラビアガム、 トラガカントガム、 ガラクタン、 グァガム、 キヤ口ブガム、 カラャガム、 力ラギーナン、 ぺクチン、 カンテン、 クィンス シード(マルメ口)、 アルゲコロイ ド(カツソウェス)、 デンプン(コメ、 トウ モロコシ、 バレイショ、 コムギ)、 グリチルリチン酸 }、
微生物系高分子 (キサンタンガム、 デキストラン、 サクシノグルカン、 プル ラン)、
動物系高分子 (コラーゲン、 カゼイン、 アルブミン、 ゼラチン)。
半合成の水溶性高分子:
デンプン系高分子 (カルボキシメチルデンプン、 メチルヒ ドロキシプロピル セノレロース系高分子 (メチルセルロース、 ェチルセルロース、 メチノレヒ ドロ キシプロピルセルロース、 ヒ ドロキシェチルセルロース、 セルロース硫酸ナ トリ ウム、 ヒ ドロキシプロピノレセノレロース、 カノレボキシメチノレセノレロース、 カノレボキシメチノレセノレロースナトリ ウム、 結晶セルロース、 セノレロース末) アルギン酸系高分子 (アルギン酸ナトリ ウム、 アルギン酸プロピレングリコ 合成の水溶性高分子:
ビニル系高分子 (ポリビニルアルコール、 ポリ ビュルメチルエーテル、 ポリ ビュノレピロリ ドン、 カルボキシビ二ルポリマー)、
ポリオキシエチレン系高分子 (ポリエチレングリコール 20, 000、 40, 000、 60
, 000のポリォキシエチレンポリォキシプロピレン共重合体)、
アクリル系高分子 (ポリアクリル酸ナトリウム、 ポリェチルァクリ レート、 ポリアクリルアミ ド)、
ポリエチレンィミン、 カチオンポリマー。
增粘剤:
アラビアガム、 カラギーナン、 カラャガム、 トラガカントガム、 キヤ口ブガ ム、 クィンスシード (マルメ口)、 カゼイン、 デキス トリン、 ゼラチン、 ぺ クチン酸ナトリ.ゥム、 ァラギン酸ナトリ ウム、 メチルセルロース、 ェチルセ ノレロース、 C M C、 ヒ ドロキシェチノレセノレロース、 ヒ ドロキシプロピノレセノレ
ロース、 P V A、 P VM、 P V P、 ポリアク リル酸ナトリ ウム、 カルボキシ ビニノレポリマー、 ローカス トビーンガム、 グァーガム、 タマリントガム、 ジ アルキルジメチルアンモユウム硫酸セルロース、 キサンタンガム、 ケィ酸ァ ルミニゥムマグネシウム、 ベントナイ ト、 へク トライ ト、 ケィ酸 AlMg (ビー ガム)、 ラボナイ ト、 無水ケィ酸。
紫外線吸収剤:
安息香酸系紫外線吸収剤 {パラアミノ安息香酸(以下、 PABAと略す)、 PABAモ ノグリセリ ンエステル、 N,N-ジプロポキシ PABAェチルエステル、 N,N-ジエ ト キシ PABAェチルエステル、 N, N -ジメチル PABAェチルエステノレ、 N, N-ジメチル PABAプチルエステル、 N,N -ジメチル PABAェチルエステル }、
アントラュル酸系紫外線吸収剤 (ホモメンチル _N_ァセチルアントラニレー ト)、
サリチル酸系紫外線吸収剤 (アミルサリ シレート、 メンチルサリシレー ト、 ホモメンチノレサリシレート、 オタチノレサリシレート、 フエニノレサリ シレート 、 ベンジルサリシレート、 p-イソプロパノールフエュルサリシレート)、 桂皮酸系紫外線吸収剤 (ォクチルシンナメート、 ェチル -4-イソプロビルシ ンナメート、 メチル- 2, 5-ジイソプロピルシンナメート、 ェチル- 2, 4 -ジイソ プロピルシンナメー ト、 メチル -2, 4-ジイソプロピルシンナメー ト、 プロピ ノレ- P -メ トキシシンナメー ト、 イソプロピル - p -メ トキシシンナメー ト、 イソ ァミル- p -メ トキシシンナメート、 ォクチル- p-メ トキシシンナメート(2-ェ チルへキシル -p -メ トキシシンナメー ト)、 2_エトキシェチル _p -メ トキシシ ンナメート、 シクロへキシル -p-メ トキシシンナメート、 ェチノレ - α -シァノ- β -フエニノレシンナメ一ト、 2 -ェチルへキシル- a -シァノ - β -フエニルシン ナメート、 ダリセリルモノ- 2 -ェチルへキサノィル-ジパラメ トキシシンナメ 一ト)、
ベンゾフエノン系紫外線吸収剤 (2, 4 -ジヒ ドロキシベンゾフエノン、 2, 2' -
ジヒ ドロキシ- 4-メ トキシベンゾフエノン、 2, 2' -ジヒ ドロキシ- 4, 4' -ジメ ト キシベンゾフエノン、 2, 2', 4, 4' -テトラヒ ドロキシベンゾフエノン、 2-ヒ ド ロキシ -4 -メ トキシベンゾフエノン、 2-ヒ ドロキシ- 4-メ トキシ- 4' -メチルベ ンゾフエノン、 2-ヒ ドロキシ- 4-メ トキシベンゾフエノン- 5-スルホン酸塩、 4-フエニルベンゾフエノン、 2-ェチルへキシル -4' -フエ二ノレ-ベンゾフエノ ン- 2-カルボキシレート、 2-ヒ ドロキシ- 4-n-ォク トキシベンゾフエノン、 4 - ヒ ドロキシ -3-カルボキシベンゾフエノン)、 3_ (4' -メチルベンジリデン)- d,
1 -カンファー、 3-ベンジリデン- d, l-カンファー、
2-フエニル- 5-メチルベンゾキサゾーノレ、 2, 2' -ヒ ドロキシ -5-メチルフエ二 ルベンゾトリ アゾーノレ、 2- (2' -ヒ ドロキシ- 5' -t -ォクチルフエ二ノレ)ベンゾ トリァゾーノレ、 2- (2'—ヒ ドロキシ- 5' -メチルフエニルベンゾトリァゾール、 ジベンザラジン、 ジァニソィルメタン、 4-メ トキシ -4' -t-ブチルジベンゾィ ノレメタン、 5- (3, 3-ジメチル- 2-ノルボル二リデン) - 3-ペンタン- 2 -オン。
金属イオン封鎖剤:
1-ヒ ドロキシェタン - 1, 1-ジフォスホン酸、 1 -ヒ ドロキシェタン - 1, 1_ジフォ スホン酸四ナトリ ウム塩、 ェデト酸ニナトリウム、 ェデト酸三ナトリ ウム、 ェデト酸四ナトリ ウム、 クェン酸ナトリウム、 ポリ リン酸ナトリウム、 メタ リン酸ナトリ ウム、 グノレコン酸、 リン酸、 クェン酸、 ァスコノレビン酸、 コハ ク酸、 ェデト酸、 エチレンジアミンヒ ドロキシェチル三酢酸 3ナトリ ウム。 低級アルコール :
ェタノ一ノレ、 プロ ノ ノール、 イ ソプロ ノ ノーノレ、 ィソブチノレアルコーノレ、 t- ブチノレアルコール。
多価アルコール :
2価のァノレコーノレ (エチレングリ コーノレ、 プロピレングリ コーノレ、 ト リメチ レングリコーノレ、 1, 2-ブチレングリコール、 1, 3-ブチレングリコール、 テト ラメチレングリコーノレ、 2, 3-ブチレングリコール、 ペンタメチレングリコー
ル、 2 -ブテン- 1, 4-ジオール、 へキシレングリ コール、 ォクチレングリ コー ル)、
3価のァノレコーノレ (グリセリ ン、 トリメチローノレプロパン)、
4価アルコール {ペンタエリスリ トール (1, 2, 6 -へキサント リオール) } 5価アルコール (キシリ トール)、
6価アルコーノレ (ソノレビトーノレ、 マンニ トール)、
多価アルコーノレ重合体 (ジエチレングリ コール、 ジプロピレングリコール、 トリエチレングリ コール、 ポリプロピレングリ コール、 テ トラエチレンダリ コーノレ、 ジグリセリ ン、 ポリエチレングリコー Λ^、 ト リグリセリ ン、 テ トラ グリセリン、 ポリグリセリン)、
2価のアルコールアルキルエーテル (エチレングリコールモノメチルエーテ ル、 エチレングリ コールモノェチルエーテル、 エチレングリ コールモノブチ ノレエーテノレ、 エチレングリ コーノレモノフエ二/レエーテノレ、 エチレングリ コー ノレモノへキシノレエーテノレ、 エチレングリ コーノレモノ 2-メチノレへキシノレエーテ ル、 エチレングリ コールイソアミルエーテル、 エチレングリ コーノレべンジノレ エーテル、 エチレングリ コーノレイソプロピルエーテル、 エチレングリ コール ジメチ/レエーテノレ、 エチレングリ コー/レジェチノレエーテノレ、 エチレングリ コ 一ノレジブチルエーテノレ)、
2価アルコールアルキルエーテル (ジエチレングリ コールモノメチルエーテ ノレ、 ジエチレングリ コー/レモノエチノレエーテノレ、 ジェチレングリ コーノレモノ プチノレエーテノレ、 ジエチレングリ コーノレジメチノレエーテノレ、 ジエチレングリ コーノレジェチノレエーテノレ、 ジエチレングリ コーノレプチノレエーテノレ、 ジェチレ ングリ コールメチノレエチノレエーテノレ、 ト リエチレングリ コ一ルモノメチノレエ ーテノレ、 トリエチレングリ コーノレモノェチノレエーテノレ、 プロピレングリ コー ルモノメチルエーテル、 プロピレングリ コールモノェチルエーテル、 プロピ レングリコーノレモノブチノレエーテノレ、 プロピレングリコースレイソプロピノレエ
ーテノレ、 ジプロピレングリ コー/レメチノレエーテノレ、 ジプロピレングリ コーノレ ェチノレエーテノレ、 ジプロピレングリコールブチルエーテノレ)、
2価アルコールエーテルエステル (エチレングリ コールモノメチルエーテル アセテート、 エチレングリ コーノレモノェチノレエーテノレアセテート、 エチレン グリ コーノレモノブチノレエーテノレアセテー ト、 エチレングリ コーノレモノフエ二 ノレエーテノレアセテート、 エチレングリ コーノレジアジべート、 エチレングリ コ 一ノレジサクシネート、 ジエチレングリ コーノレモノエチノレエーテノレアセテー ト 、 ジエチレングリ コールモノブチルエーテルアセテート、 プロピレングリ コ 一ノレモノメチノレエーテノレアセテート、 プロピレングリコーノレモノェチノレエー テノレアセテー ト、 プロピレングリ コーノレモノプロピルエーテルアセテート、 プロピレングリコーノレモノフエニルエーテノレアセテート)、
グリセリ ンモノアルキルエーテル (キシルアルコール、 セラキノレアノレコーノレ 、 ノ チノレアルコール)、
糖アルコール (ソルビトール、 マルチトール、 マルト トリオース、 マンニ ト ール、 ショ糠、 エリ トリ トール、 グルコース、 フルク トース、 デンプン分角军 糖、 マルトース、 キシリ トース、 デンプン分解糖還元アルコール)、 グリ ソリ ッ ド、 テトラハイ ドロフルフリルアルコール、 P0E—テトラハイ ドロ フルフリルアルコール、 POP-プチルエーテル、 POP · Ρ0Ε-ブチルエーテル、 ト リポリォキシプロピレングリセリ ンエーテル、 POP-グリセリ ンエーテル、 P0 P -グリセリ ンエーテノレリ ン酸、 POP ' POE-ペンタンエリスリ トールエーテル、 ポリグリセリン。
単糖:
三炭糖 (D -グリセリルアルデヒ ド、 ジヒ ドロキシアセ トン)、
四炭糖 (D-エリ トロース、 D-エリ トルロース、 D- ト レオース、 エ リ スリ トー ル) 五炭糖 (L -ァラビノース、 D -キシロース、 L-リキソース、 D-ァラビノー ス、 D-リボース、 D -リブロース、 D-キシノレロース、 L-キシノレロース)、
六炭糖 (D -グルコース、 D-タロース、 D-ブシコース、 D-ガラク トース、 D -フ ノレク トース、 L—ガラク トース、 L一マンノース、 D—タガトース)
七炭糖 (アルドヘプトース、 ヘプロース)、
八炭糖 (ォクッロース)、
デォキシ糖 (2-デォキシ- D-リボース、 6 -デォキシ- L-ガラク トース、 6 -デォ キシ -L-マンノース)、
アミノ糖 (D -ダルコサミン、 D-ガラク トサミン、 シアル酸、 アミノウロン酸 、 ムラミン酸)、
ゥロン酸 (D -グルクロン酸、 D-マンヌロン酸、 L-グルロン酸、 D -ガラタツ口 ン酸、 L-ィズロン酸)。
オリゴ糖:
ショ糖、 グンチアノース、 ゥンベリフエロース、 ラタ トース、 プランテオ一 ス、 イソリクノース、 α, ひ一トレハロース、 ラフイノース、 リクノース、 ゥンビリ シン、 スタキオースべノレノ スコース。
多糖:
セルロース、 クィンスシード、 コンドロイチン硫酸、 デンプン、 ガラクタン 、 デルマタン硫酸、 グリコーゲン、 アラビアガム、 へパラン硫酸、 ヒアルロ ン酸、 トラガントガム、 ケラタン硫酸、 コンドロイチン、 キサンタンガム、 ムコィチン硫酸、 グァガム、 デキストラン、 ケラ ト硫酸、 ローカス トビンガ ム、 サクシノグノレカン、 カロ ン酸。
アミノ酸:
中性アミノ酸 (スレオニン、 システィン)、
塩基性アミノ酸 (ヒ ドロキシリジン)、
アミノ酸誘導体:
ァシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリ ウム)、 ァシルグ ルタミン酸塩、 ァシル ]3 -ァラニンナトリ ウム、 ダルタチオン、 ピロリ ドン
カルポン酸。
有機アミン:
モノエタノーノレアミン、 ジエタノールァミン、 ト リエタノールァミン、 モル ホリ ン、 ト リイソプロパノールァミン、 2-ァミノ- 2-メチル _ 1, 3 -プロパン ジオール、 2-ァミノ- 2 -メチル- 1 -プロパノール。
高分子エマノレジョン :
アク リル榭脂ェマルジヨン、 ポリアク リル酸ェチルェマルジョン、 アク リル レジン液、 ポリアク リルアルキルエステルエマルジヨ ン、 ポリ酢酸ビュル樹 脂ェマルジヨ ン、 天然ゴムラテックス。
pH調製剤 :
乳酸一乳酸ナトリ ウム、 クェン酸一クェン酸ナトリウム、 コハク酸ーコハク 酸ナトリゥム。
ビタミン :
ビタミン A、 ビタミ ン B l、 ビタミン B 2、 ビタミン B 6、 ビタミン C、 ビタ ミン E、 これらの誘導体、 パントテン酸および誘導体、 ピオチン。
酸化防止剤 :
トコフェローノレ、 ジブチノレヒ ドロキシトノレェン、 プチノレヒ ドロキシァニソー ル、 没食子酸エステル。
酸化防止助剤:
リ ン酸、 クェン酸、 ァスコルビン酸、 マレイン酸、 マロン酸、 コハク酸、 フ マノレ酸、 ケフアリ ン、 へキサメタフォスフェイ ト、 フィチン酸、 エチレンジ ァミン四酢酸。
その他の配合可能成分:
防腐剤 (ェチルパラベン、 ブチルパラベン)、
消炎剤 (ダリチルリチン酸誘導体、 グリチルレチン酸誘導体、 サリチル酸誘 導体、 ヒノキチオール、 酸化亜鉛、 アラントイン)、
美白剤 (胎盤抽出物、 ユキノシタ抽出物、 アルブチン) - 各種抽出物 (ォゥパク、 ォゥレン、 シコン、 シャクャク、 センプリ、 パーチ 、 セージ、 ビヮ、 ニンジン、 アロエ、 ゼニァオイ、 アイリス、 プドウ、 ョク ィニン、 へチマ、 ユリ、 サフラン、 センキユウ、 ショウキユウ、 オトギリソ ゥ、 オノニス、 ニンニク、 トウガラシ、 チンピ、 トウキ、 海藻)、
賦活剤 (ローヤルゼリー、 感光素、 コレステロール誘導体)、
血行促進剤 (ノニル酸ヮレニルアミ ド、 ニコチン酸べンジルエステル、 ニコ チン酸 一ブトキシェチルエステル、 カプサイシン、 ジンゲロン、 カンタリ スチンキ、 ィクタモール、 タンニン酸、 α—ボルネオール、 ニコチン酸トコ フェローノレ、 イノシトールへキサニコチネート、 シクランデレート、 シンナ リジン、 トラゾリン、 アセチルコリン、 ベラノ ミノレ、 セファランチン、 γ _ オリザノール)、
抗脂漏剤 (硫黄、 チアントール)、
抗炎症剤 (トラネキサム酸、 チォタウリン、 ヒポタウリン)。 実施例
本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。 本発明は以下の実施例の みに限定されない。 以下において、 「%」 と表示され、 内容量を示すものは、 特に断りのない限り質量%を意味する。
「実施例 1」
Ν—メチルタウリンの毛髪成長期延長作用を評価した。 始めにインビトロ の細胞増殖試験について説明する。 く毛包上皮系培養細胞を用いた細胞増殖試験 >
Α . ヒ ト毛包上皮系細胞
1. ヒ ト毛包上皮系細胞の採取
外科手術の副産物として得られたヒ ト男性頭皮から毛周期における成長期 の毛包を実体顕微鏡下で機械的に採取した。
この成長期の毛包を 1000U/ml dispase · 0.2%コラゲナーゼを含むダルべ ッコの改変 MEM (DMEM) で 3 0分間、 3 7°Cで処理し、 注射針の先を 用レ、て dermal sheath や dermal papilla, 毛球部上皮組織を除去して、 0.05%トリプシン .0.02%EDTAを含むリン酸緩衝液 〔P B S (—) : (一) とはカルシウムイオンやマグネシウムイオンを含まない意味である〕 で 5分間、 3 7 °Cで処理した。
次に、 コラーゲン (Type I) コーティングした培養皿に毛包を静置し、 外 殖片培養を行った。
なお、 この際の培地は、 無血清培地 〔Keratinocyte Growth Medium (KG M)〕 を用レヽた (Keratinocyte Serum Free Mediumを用レヽることちでぎる)。 この培養の 4〜 5日後に、 毛包の培養皿への接着及び細胞の増殖が確認で きた時点で培地を交換し、 これ以降 2日おきに培地交換を行った。
このようにして増殖させた細胞を、 0.05wt%トリプシン- 0.02% E D T A で 3 7。C、 5分間処理した後、 等量の 0.1%トリプシンインヒ ビターで反応 を停止させ、 遠心処理(800Xg、 5分間)を施して細胞を回収した。
次に、 細胞を上記の無血清培地に浮遊させて、 5000cells/cm2の密度でコ ラーゲンコーティング (Type I) した培養皿に播種し、 細胞が subconf luent になるまで 2日おきに培地交換を行い、 再び 0.05wt%トリプシン- 0.02% E D T Aで 3 7でで 5分間処理した後、 等量の 0.1%トリプシンインヒビター で反応を停止させ、 遠心処理(800Xg、 5分間)を施して、 これにより得られ たヒ ト毛包上皮系細胞に細胞凍結液 (セルバンカー : ダイヤトロン製) を添 加し、 1. 0 X 1 0 6 cell/mlの濃度に調整して、 各凍結チューブに 1. 0 X 1 ◦ 6cellずつ入れ、 これを凍結保存した。 これらの細胞数は、 血球算定
板で算出した。
2. 対象物質 c
上記工程により得た毛包上皮系細胞の線維芽細胞混入率 (FB混入率) を 測定 (3000倍、 5視野) し、 その結果 F B混入率が 3%以上のものは、 アツセィの対象から除外した。
そして、 この毛包上皮系細胞を培養フラスコ中に播種後、 これを 0. 0 5%トリプシンと 0. 02%EDTAで処理した後、 0. 1 %トリプシンィ ンヒビターで反応を停止後、 系を 1 5 0 Orpmで 5分間遠心処理を施し、 上 清を除去し、 残渣に KGM培地 2 Omlを添加して、 細胞懸濁液を調製した。
0. 2ml/wellの割合で、 9 6 well-plate ( I型コラーゲンコーティング プレート : ファルコン社製) に播種し ( 1. 0 X 1 04cell/well)、 細胞が ゥエルの底に沈むまで約 20分間室温下で放置した。 その後、 3 7°C、 5 % C〇2で 1 日間培養を行い、 所望するヒ ト毛包上皮系培養細胞を得た。
B. ラット毛包上皮系細胞
1. ラット毛包上皮系細胞の採取:
(1) 毛包の採取
新生児 (3〜4日令) ラットの背部皮膚を採取し、 この採取した背部皮膚 を 1 %P S F含有 PB S (-) に 2枚ずつ浸した。
その後、 皮膚脂肪層から下の皮下脂肪や皮膜等を解剖用ハサミで除去した 次いで、 再ぴこの背部皮膚を 1 %P S F含有 P B S (—) に浸し、 さらに これを 0. 25 %トリプシン含有 P B S (—) (0. 0 2%EDTA含む。 以下、 同様である。) 中に 4°Cで一晩浸した。
このトリプシン溶液中における浸漬後、 背部皮膚の真皮層と表皮層をピン セッ トで剥がした後、 真皮層を 0. 3 5 %のコラゲナーゼを含有させた H a
m' s F 1 2培地 〔組成(mg/L) : 1 -Alanin (8.9), 1-Arginine (HC1:211)、 1 - Asparagine(13.2) , 1-Asparatic acid (13.3)、 ト Cysteine (HC1:31.5)、 1 - Glutamic acid(14.7) 、 1- Glutamine (146) 、 Glycine (7.5) 、 1-Histidine (HC1:19)、 1一 Isoleucine(3.9)、 ;!- leucine (13.1)、 ト Lysine (HC1 : 36.5)、 1 - Methionine (4.5) 、 1-Phenylalanin (5.0) 、 Proline (34.5) 、 1 - Serine (10.5) s l_Threonine (11.9)、 1-Tryptophane (2.0) N 1 - Tyrosine (5.4)、 1 -Valine (11.7) , Biotine (0.0073)、 Choline (CI : 14.0)、 VitaminB12 (1.36) , 葉酸 (1.32) 、 Inositol (18.0) 、 Nicotinamide (0.037) 、 パン ト テ ン酸 (Ca:0.477) 、 VitaminB6(HCl:0.062) 、 VitaminB2 (0.038) 、 VitaminBl(HCl:0.337)、 CaCl2 (2H20 : 44.0)、 CuS04 · 5H20 (0.0025)、 FeS04 . 7H20(0.834)、 KC1(224.0)、 MgCl2 (6H20: 122)、 " Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 53、 288(1965)" 以下同様である〕 が入った 100mm dishに移し、 ハサミで裁断し た。 この裁断物を含む培地を 3 7°Cで 3 5分間浸透を行った (6 Orpm)。
浸透後、 このコラゲナーゼ反応物中に塊状のものが見えなくなるまでピぺ ッティングを行い、 これを 5 Oml遠沈管に移し、 DNase (lOOOOunit)を含 有させた Ham' s F 1 2培地を添加し、 5分間放置した。
放置後、 得られた懸濁液をさらにピペッティングした後、 ナイロンメッシ ュ (Nytex 157 mesh)で濾過し、 これを 5 0 ml遠沈管に移した。 懸濁液を半 量ずつに分け、 それぞれについて P B S (-) を容量が 3 Omlになるまで懸 濁液を希釈し、 次いでこの希釈した懸濁液に遠心処理を施した (4° (、 40 Orpm、 5分間)。 遠心後、 上清を除いて脂肪分を系から除去した。 次いで、 残渣に P B S (—) を 2 5ml添加して懸濁後、 これにさらに遠心処理を施し た 〔(4°C、 4 00rpm、 5分間) X 3回〕。 この遠心操作により得られた残 渣が、 ラットの背部皮膚における毛包である。
(2) 毛包上皮系細胞の採取
上記操作により得られた毛包に、 0. 2 5 %トリプシン含有 P B S (—)
を 5 ml添加して、 細胞懸濁液を 3 7 °Cで 5分間インキュベートした。
インキュベート終了後、 5mlの等量の牛胎児血清 (FB S) と H a m' s F 1 2培地を添加して、 細胞懸濁液をセルストレー "一 (100 m Nalgene 社製) で濾過後、 5 Oml遠沈管に入れて、 この細胞懸濁液に遠心処理を施し た (4°C、 1 500rpra、 5分間)。
この系から上清を除去して、 残渣として所望する毛包上皮系細胞を得た。 この毛包上皮系細胞に細胞凍結液 (セルバンカー: ダイヤトロン製) を添 加し、 1. 5 X 1 07cell/mlの濃度に調整して、 各凍結チューブに 1. 5 X 1 07cellずつ入れ、 これを凍結保存した。 これらの細胞数は、 血球算定板 で算出した。
2. 毛包上皮系細胞の前培養
系に混入している線維芽細胞を可能な限り系から除去するために、 上記ェ 程により得られた毛包上皮系細胞の前培養を行った。
以下、 その手順について説明.する。
3 7°Cの恒温槽で、 上記工程により得た凍結細胞を融解した。 次いで FA D培地 [H a m' s F 1 2培地 (後述) と ME N培地を容量比で 3対 1で混 合したものに、 インシュ リ ン(5.0μ g/ml)、 ハイ ド口コルチゾン (0.45μ g/ml)、 ェピダーマルグロウスファクター(EGF) (10.0ng/ml)、 コレラ トキシ ン(10- 9M) 及ぴゥシ胎児血清(10%)を含有させた培地、 以下同様である〕 を 1 0ml添加し、 細胞溶液を希釈して系に遠心処理を施した (1 0°C以下、 1 5 0 Orpm、 5分間)。 遠心後、 上清を除去し、 系に FAD培地を 1 Oml添 加して、 細胞塊が認められなくなるまでピペッティングを繰り返した。
得られた細胞数を血球算定板で算出し、 F AD培地で 2. 5 X 1 0 5cell/mlの濃度になるように調整した。 I型コラーゲンでコーティングした 7 5cm3のフラスコに細胞を播種して、 これを 3 7°C、 5%C02で一晩培養
した。
培養後、 系を PB S (-) 1 0mlで 2回洗浄し、 0. 25 %トリプシン含 有 P B S (-) を 2 ml添加して、 これを 3 7°C、 5%C02で 4分間インキ ュペートした。 次に、 系に牛胎児血清 (FB S) を 2 ml添加して、 1回軽く ゆすった後で上清を除去して、 系に混入している線維芽細胞を除去した。
さらに、 系に KGM培地 〔表皮角化細胞基礎培地(Keratinocyto growth medium) : Keratinocyto basal medium {KBM培地 (改変 MCDB 1 5 3 培地: クローネテイツクス社製) } に、 ゥシ脳下垂体エキス(BPEH0.4vol%)、 イ ンシュ リ ン (0.5 μ m/ml)、 ノヽィ ドロ コルチゾン(0.5 μ m/ml)、 h - EGF(0. lng/ml)を添加した培地、 以下同様である〕 を 1 5ml添加し、 3 7°C、 5 % C 02で 3日間培養した。
3. 対象物質のアツセィ
上記工程により得た毛包上皮系細胞を播種した培養フラスコの線維芽細胞 混入率 (FB混入率) を測定 (3000倍、 5視野) し、 その結果 FB混入 率が 3%以上のものは、 アツセィの対象から除外した。
系を PB S (—) 10 nilで 2回洗浄し、 0. 25 %トリプシン含有 P B S (一) を 2ml添加して、 これを 37 °Cで 3分間インキュベートした。
次いで上皮系細胞と線維芽細胞とのトリプシンに対する反応性の違いを利 用して、 系から線維芽細胞を除去するために、 トリプシンを除去し、 再び 0. 25 %トリプシン含有 P B S (—) を 2ml添加して、 3 7°C、 20 rpmで 5 分間振盪した。
次いで、 細胞のはがれを顕微鏡下で確認した後、 1 0%FB S含有 DME M培地を 1 0ml添加して、 50ml遠心チューブ中でピペッティングを行い、 系を 1 500 rpmで 5分間遠心処理を施した。
上清を除去し、 KGM培地 2 Omlを添加して、 細胞塊がなくなるまでピぺ
ッティングを行った。
懸濁液をセルス トレーナ一 (ΙΟΟμιη Nalgene社製) で濾過後、 5 Oml遠沈 管に入れて、 懸濁液中の生細胞数を血球算定板で算出し、 系に KGM培地を 添加して、 系の中の細胞濃度が 5. 0 X 1 04cell/mlになるように調整した c 次いで、 0. 2ml/wellの割合で、 9 6well- plate ( I型コラーゲンコー ティ ングプレート : ファルコン社製) に播種し (1. 0 X 1 04cell/well)、 細胞がゥエルの底に沈むまで約 20分間室温下で放置した。
その後、 3 7° ( 、 5 %C02で 1 日間培養を行い、 所望するラッ ト毛包上 皮系培養細胞を得た。
C. 試験培地の調製
(1) 対象物質添加培地の調製
N_メチルタウリ ンを約 1. 5mg秤量し、 KBM培地で 1 %溶液になるよ うに調製し、 0. 4 5 μ mフィルターで濾過滅菌した。
次いで、 KBM培地に、 上記の溶液を 1 00 00倍量添加した 〔対象物質 濃度: 1. 0 X 1 0—5%〕。
(2) コント口ール培地の調製
KBM培地をネガティブコントロールとして用いた。
ポジティブコントロールとして、 ネガティブコントロールの KBM培地に、 細胞増殖因子のインシュリン (5mg/ml) を 2 μ 1、 ハイ ド口コーチゾン (0. 5mg/ml) を 2 μ 1添加した培地を用いた。
D. 対象物質培地交換
上記 Α、 Βにおいてヒ ト毛包上皮系培養細胞及びラット毛包上皮系培養細 胞を調製した 9 6«rell- plate中の KGM培地を、 対象物質添加培地及びコン トロール培地 ( 2 0 0 1/well) と交換して、 交換後 3 7°C、 5 % C O 2で
W
2 8
2日間培養した。
この培地の交換は次の通りである。 ゥエル内の K G M培地を、 底面に付着 している細胞を傷つけないように留意しつつァスピレーターで抜いて、 その 後速やかに対象物質添加培地をゥエルの両端から添加した。 .
E . 細胞増殖の測定
アラマ一ブルー(alamar blue : アラマ一バイオサイエンス社製)を培地量 (容量) に対して 1 / 1 0量を添加して、 3 7 °C ( 5 % C 02) で 6時間ィ ンキュベートした。
インキュベート後、 系の 5 9 5 nm及び 5 7 O nmでの吸光度をマイクロプレ ートリーダー (Micro plate reader : Bio RAD社製)を用いて測定し、 下記計 算式に従って、 細胞増殖度を算出した。
(対象試料の細胞増殖度) = (対象試料のアラマブルー還元率) Z (ネガテ イブコントロールのアラマブルー還元率) X I 0 0 (%)
さらに、 下記計算式に従って、 N—メチルタウリ ンの毛包上皮系細胞増殖 促進作用を判定した。
(対象試料の細胞増殖促進指標) = ( (対象試料の細胞増殖度) 一 (ネガテ イブコント口一ノレのアラマブルー還元率)) / ( (ポジティブコントロールの アラマブルー還元率) 一 (ネガティブコントロールのアラマブルー還元 率))
「結果」
判定した N—メチルタウリ ンの上記細胞増殖促進作用は、 ヒ ト由来毛包上
皮系培養細胞においては 0 . 6 4、 ラッ ト由来毛包上皮系培養細胞において は 0 . 6 2であった。
ネガティブコントロールは 0、 ポジティブコントロールは 1である。
この結果より、 N—メチルタゥリンに優れた毛包上皮系培養細胞の増殖活 性が明らかに認められることが判明した。 すなわち、 N—メチルタウリンに は、 毛髪成長期延長活性が認められることが明らかになった。
「実施例 2」
N -メチルタウリンの不死化外毛根鞘細胞増殖作用を評価した。 始めに、 不死化外毛根鞘細胞増殖試験について説明する。 く不死化外毛根鞘細胞増殖試験〉
「不死化外毛根鞘細胞の培養」
ヒ ト頭皮より実体顕微鏡下において毛包をハサミで単離する。 皮脂腺下部 で毛包を切り離しコラゲナーゼ及ぴデイスパーゼで酵素処理を行う。
毛球部をハサミで切り離し除き、 毛幹をピンセットで分離する。
毛幹をトリプシンで酵素処理し、 トリプシンィンヒビターで反応を停止す る。
遠心して、 上清をすて、 外毛根鞘細胞を回収する。
コラーゲンコ ー トした培養フラスコに回収した細胞を Keratinocyte growth medium (KGM) 培地で播種し、 C02インキュベータ一中で培養する。 ウィルス及ぴ導入遺伝子
アデノウィルスベクターである Δ Ε 1 / Xの E 1 A領域を、 複製開始点を 欠失させた S V 4 0の L a r g e T抗原遺伝子に置換したウィルス (Doren and Gluzman, 1984; Mol. Cell. Biol. 4, 1653-1656) を用いた。
3 O
T抗原遺伝子の導入
細胞のクローニングコンフレントの約 5 0 %まで培養した継代 1代目の培 養外毛根鞘細胞を K一 S F Mで洗浄した後に、 これに 1, 1 0又は 3 0 M O I (multipl icity of infection) の量で上記ウィルスを添加して感染させ た。 .
以後、 通常の細胞と同様に継代培養を続け、 通常の細胞の増殖が止まって しまう継代数まで達した後にクローニングを行つた。
クローニングにおいては、 細胞を直径 1 0 cmシャーレあたり 1 0 3 〜 1 0 4 個だけ播種し直し、 増殖がよく、 細胞形態が通常細胞と変わらないものを ピぺットマンのチップを用いてピックアップし、 これを 2 4ゥエルプレート に移して培養し、 この時点でも増殖が良い細胞を選択した。
なお、 選択された細胞株も通常の細胞と同様に継代培養を続けた。
その結果、 ウィルスを感染させなかった外毛根鞘細胞は継代 5代くらいで 増殖を停止してしまった。
T抗原導入毛乳頭細胞は、 クローニング後継代 7代ほどで見かけ上増殖が 停止してしまったように見えたが、 さらに培養を継続すると、 見かけ上再び 増殖を開始したように見えた。
おそらく継代 7代でクライシスを迎え、 ここで何らかの変異が起こり、 不 死化細胞となったものと予想された。 クローニングの際、 いくつかのクロー ンを選出したものの、 クライシスの時期を越えて増殖を続ける細胞株 1クロ ーンを得た。 細胞増殖評価
外毛根鞘細胞は PBS (-)で 2回洗浄する。 トリプシンで酵素処理を行い、 細 胞を剥がす。
トリプシンインヒ ビターで反応を停止し、 遠心して上清をすて、 外毛根鞘 細胞を回収する。 KGM培地を加え細胞浮遊液を調製する。
コラーゲンコートした 24穴培養プレートに細胞を播種し、 (02ィンキュベ 一ター中で培養する。
翌日、 被検物質を添加した培地に交換する。 4日培養後、 細胞を PBS (-)で 洗浄し、 trypsinで細胞を剥がす。 この状態でプレートごと細胞を冷凍する c 被検物質の調製
被検物質の N-メチルタウリ ンは、 Keratinocyte basal medium (KBM) 培 地で 5 OmMに調製し、 濾過滅菌をおこなった。 これを原液として KBM培地で 希釈し、 被検物質濃度が 1 0 ηΜ、 1Μ Μ、 1 0 0 Μ、 1 O mMになるよう 調製した。 ネガティブコントロールは KBM培地のみとした。 細胞 DNA測定
細胞を解凍後、 Hoechst33258を各穴に加え、 ソニケーシヨンをかけ細胞を 破砕する。 これをキュベッ トに移し、 励起波長 356nm、 蛍光波長 460nmで蛍光 強度を測定する。 ネガティブコントロールの蛍光強度を 1 0 0として、 DN A量の相対値を計算し細胞増殖度算出した。 図 1に結果を示す。 この結果より、 N-メチルタウリンには、 不死化外毛根 鞘細胞活性作用があることが分かった。
次に、 毛髪成長期延長作用に基づくその育毛効果を検討する。
〔実施例 3〕 液状育毛料
N—メチルタウリン 0. 8 %を、 7 0 %エタノール 9 0 %、 ォレイン酸ナ トリ ウム 0. 0 5 %、 ドデシルベンゼンスルホン酸 0. 4 9 %、 硬化ヒマシ
油エチレンォキシド (40モル) 付加物 0. 5%及びイオン交換水 (残余) と混合攪拌して溶解させた。
さらにイオン交換水 (10%) を添加混合して、 液状の育毛料を得た。 こ の液状の育毛料の処方において、 N—メチルタゥリンを除去して調整した液 状の剤を対照として調整した (比較例 1)。
〔実施例 4〕 乳液状育毛料
以下の処方の乳液状育毛料を作成した。
配合成分 配合量 (質量%) ( 相)
N—メチルタゥリン 0 05 ポリオキシエチレン (60モル) 付加硬化ヒマシ油 2 0 グリセリン 1 0 0 ジプロピレングリコ一ノレ 10 0
1, 3 _プチレングリコール 5 0 ポリエチレングリコール 1 500 5 0
(B相)
セチルイソォクタネート 1 0 0 スクヮラン 5 0 ワセリン 2 0 プロビルノくラベン 2 0
(C相)
カルボキシビニルポリマー 1 %水溶液 30. 0 へキサメタリン酸ソーダ 0. 03 イオン交換水 9. 3
(D相)
イオン交換水 4. 5
(E相)
KOH 0. 1 2 イオン交換水 5. 0
<製造法〉 A相、 B相をそれぞれ 6 0°Cで加熱溶解し、 混合してホモミキサ 一処理しゲルを作る。 これに D相を徐々に添加しホモミキサ一で分散した。 次にこれに溶解した C相を加え、 最後に溶解した E相を添加し、 ホモミキサ 一で乳化して O/W乳液型の育毛料を調製した。 〔実施例 5〕 ク リーム状育毛料
配合成分 配合量 (質量%) (A相)
流動パラフィン 5 0 セ トステアリルアルコール 5 5 グリセリルモノステアレート 3 0
EO (2 0モル) 一 2—オタチルドデシルエーテル 8 0 プロピルパラベン 0 3 香料 0 1
(B相)
N—メチルタウリン 5 0 グリセリ ン 8 0 ジプロピレングリ コ一ノレ 2 0 0 ポリエチレングリコーノレ 4 0 0 0 5 0 ドデシル硫酸ナトリウム 0
へキサメタリン酸ソーダ 0 0 0 5 イオン交換水 3 9 9 9 5
く製造法 > A相、 B相をそれぞれ加熱溶解し混合し、 ホモミキサーで乳化し て、 クリーム状の育毛料を得た。
「育毛料の育毛作用の検討」
上記で得られた育毛料の脱毛防止、 発毛効果等の育毛作用を調べるために. 以下の方法でヒ トに対してトリコグラム試験及び実使用テストを実施した。 被験試料は、 実施例 3〜 5の育毛料、 7 0 %エタノール、 比較例 1である。 試験方法
上記試料の使用前と使用後の抜去毛髪の毛根を顕微鏡下で観察し、 毛根の 形態から、 成長の止まった毛の毛根である 「休止期毛根」 数を計数し、 その 割合の増減によってこれらの試料の育毛作用を比較した。
すなわち、 被験試料をそれぞれ男性被験者 1 0名の頭皮に 1 日 2回、 1回 2 mlずつ 6力月間連続して塗布し、 塗布直前及ぴ 6力月間塗布終了直後に、 被験者 1名につき 1 0 0本ずつ毛髪を抜去し、 それぞれの毛根を顕微鏡下で 観察した。 試験の結果を、 下記 「表 1」 に示す。
表 1
この結果から、 本発明の育毛料には毛髪成長期延長効果に基づく育毛効果 が認められた。
「実施例 6 :毛髪はり · こし改善剤」
N—メチルタゥリンからなる毛髪はり し改善剤の効果を評価した。 始 めに試験方法について説明する。 試験試料
毛髪は、 パーマネントウェーブ、 ヘアカラー、 ブリーチ等の化学的処理履 歴のない 1 9才女性の毛髪を使用した。 毛先部約 20 cmを、 所定のシャン ブー液に 1時間浸漬した後、 流水中に 1分間洗浄し、 通常環境下で 24時間 以上乾燥したものを、 健常毛試料とした。 上記健常毛を所定のブリーチ剤を 用いて、 室温にて 30分ブリーチ処理を行い、 その後流水中で 1分間洗浄し た。 ブリーチ処理を 4回繰り返し、 洗浄後通常環境下で乾燥したものをプリ ーチ処理毛 (B L処理) とした。
N—メチルタウリン処理
1 mo 1 / 1の N—メチルタウリン水溶液 20 m 1に毛髪 1本を一晚浸漬し. 25°C · 50%RH環境下にて試験試料の毛髪を乾燥させた。 ねじり トルクの測定
力 トーテック社製ねじり試験機 KE S - YN- 1を用いて、 2 5°C · 5 0 %RH環境下にて測定を行った。
測定は、 N—メチルタウリン水溶液による処理前に測定を行い、 それをコ ントロールとした。 ねじり角度は ± 1 080° 、 1 8。 s e c. の速度に てねじりを与えた。
ねじり角 θ = 360° 〜720° における、 ねじり角 0に対するねじり ト ルク T f の増加分である B= t a η (Τ f / θ ) を、 ねじり剛性 Β値とし、 Ν—メチルタウリン水溶液による処理前後での Β値の比で評価した。 結果を図
2に示した。 この結果より、 N—メチルタウリン処理した毛髪は、 ねじり トルクが増加 しており、 毛髪にはりとこしを付与していることが分かる。
以下に本発明のその他の実施例を示す。
〔実施例 7〕 育毛 V
配合成分 配合量 (質量%)
N—メチルタゥリン 8 . 0 ポリオキシエチレンアルキル硫酸アンモニゥム(2E. 0) 5 0 アミ ドプロピルジメチル酢酸ナトリウム 3 0 ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミ ド 6 ジステアリン酸エチレングリコーノレ 0 6 ジメチルシリコン(5000 c s)エマルジヨ ン 4 0 %液 8 安息香酸ナトリウム 0 2 カチオン化セノレロース 0 3 イオン交換水 6 9 5
〔実施例 8〕 育毛リンス
配合成分 配合量 (質量%)
N—メチルタゥリン 0 . 6 ェキセコール D— 5 3 4 ジメチルシリ コン ( 1 0 0万 m P a · s ) 0 5 ステアリルアルコール 7 5 ステアリン酸ジメチルァミノプロピルアミ ド 2 5 イオン交換水 8 5 5
産業上の利用可能性
本発明の育毛料の効果は以下の通りである。
( 1 ) 本発明の育毛料は、 毛包上皮系細胞増殖の活発化により、 毛周期にお ける成長期を延長する。
( 2 ) 本発明の育毛料は、 毛髪にはりとこしを付与し、 髪にボリューム感を 与える。
また、 N—メチルタウリンと、 ァシルメチルタウリン型洗浄成分などの既 存洗浄成分とを組み合わせることにより、 安全性が高く、 シャンプーするだ けで毛包や毛髪に N—メチルタゥリンを吸着できる毛髪洗浄剤を提供できる c