WO1997048294A1 - Radiateur pour parfumeur d'ambiance et parfumeur d'ambiance correspondant - Google Patents

Description

明 細 書 香味生成用ヒーター及び香味生成器具 [技術分野]

本発明は香味の吸引や疑似喫煙を楽しむために香味生成ピ ースを加熱するための ヒーター及びそれを用いた香味生成器 具に関し、 より具体的には、 燃焼による こ となく 、 原料を加 熱して吸引対象物である香味を生成するための香味生成用 ヒ 一ター及び香味生成器具に関する。

[背景技術]

たばこを燃焼させずに、 たばこの香味や煙を楽しむための 疑似喫煙物品は既に公知であり、 種々のタイ プのものが提案 されている。

特開平 3 — 2 3 2 4 8 1 には、 従来の疑似喫煙物品の典型 的なコンセプ 卜が開示される。 この公報の物品においては、 例えば棒状の固体状原料が使用され、 同固体状原料が電気加 熱素子によ り加熱される こ とにより、 香味等の吸引対象物が 生成される。

この様な電気加熱素子を利用 した物品においては、 電源を 内蔵する場合、 内部構造が複雑になり、 コス トが高く なる と 共に、 一旦故障すると修理し難く なる。 また外部電源を利用 する場合、 コー ド配線により電源と喫煙物品とを連結すると、 使用できる場所が限定されるだけでな く 、 コ ー ド配線が邪魔 になる。 逆に、 喫煙時に外部電源から取外して使用するよう な構造にする と、 使用者の 1、 2回の吸込み （パフ） 動作程 度までしか、 原料の加熱状態を維持できないという問題が生 じる _σ

米国特許第 4 , 9 4 5 , 9 3 1号には、 加圧エアロゾル容 器を使用した疑似喫煙物品が開示される。 この公報の物品に おいては、 使用者の吸込み動作によ り羽板が揺動して容器の 出口が機械的に開放され、 エアロゾルが放出される。

この様な加圧香味ガス源を利用 した物品においては、 香味 ガスを継続的に放出できるように開閉弁を調整する こ とが難 しい。 即ち、 このタイプにおいては、 開閉弁を簡単な構造に する と、 2、 3回の吸込み動作で、 加圧分の香味ガスが全て 放出されてしま う虞がある。

[発明の開示]

本発明は上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、 構造が簡単で且つ継続的に香味の生成を可能とする香味生成 用ヒータ一及び香味生成器具を提供する こ とを目的とする。

本発明の第 1 の視点は、 内部に空気を取込むための空気取 込口と使用者が香味を吸引するための吸引口とを有すると共 に、 少なく と も香味物質を含む原料を内蔵する香味生成ピー スを燃焼させないよ うに加熱して香味を発生させるためのヒ 一ターであって、

可燃ガスを収納するタ ンク と、

前記可燃ガスを燃焼させる燃焼部と、 前記燃焼部の点火及び消火を切替えるスィ ツ チと、

前記燃焼部を包囲すると共に排気路を形成する熱交換ダク 卜 と、

前記排気路内で前記熱交換ダク トを横断する通気管と、 前 記排気路内を流れる流体と前記通気管内を流れる流体との間 で熱交換が行われるこ と と、

前記通気管に連通する、 前記香味生成ピースを着脱可能に 装着するためのソケ ッ 卜 と、

を具備する こ とを特徴とする。

本発明の第 2の視点は、 内部に空気を取込むための空気取 込口と使用者が香味を吸引するための吸引口とを有する香味 生成ピースの伝熱壁部内に収納された、 少な く と も香味物質 を含む原料を燃焼させないように前記伝熱壁部の外部から加 熱して香味を発生させるためのヒーターであって、

可燃ガスを収納するタ ンク と、

前記可燃ガスを燃焼させる燃焼部と、

前記燃焼部の点火及び消火を切替えるスィ ツ チと、

前記燃焼部を包囲する と共に排気路を形成する熱交換ダク 卜 と、

前記伝熱壁部が前記排気路内に位置するように前記香味生 成ピースを着脱可能に装着するため、 前記熱交換ダク 卜に形 成された開口支持部と、

を具備する こ とを特徴とする。

本発明の第 3の視点は、 香味生成器具であって、

可燃ガスを収納するタ ンク と、 前記可燃ガスを燃焼させる燃焼部と、

前記燃焼部の点火及び消火を切替えるスィ ツ チと、 前記燃焼部を包囲する と共に排気路を形成する熱交換ダク 卜 と、

前記排気路内で前記熱交換ダク トを横断する通気管と、 前 記排気路内を流れる流体と前記通気管内を流れる流体との間 で熱交換が行われる こ と と、

前記通気管に連通する ソケッ 卜 と、

前記ソケ ッ 卜に着脱可能に装着される香味生成ピースと、 前記香味生成ピースは、 内部に空気を取込むための空気取込 口と使用者が香味を吸引するための吸引口とを有すると共に、 少な く と も香味物質を含む原料を内蔵するこ と と、 前記原料 は前記燃焼部からの熱によ り燃焼する こ とな く 加熱され香味 を発生する こ と と、

を具備する こ とを特徴とする香味生成器具。

本発明によれば、 香味物質を含む原料を内蔵する香味生成 ピースを継続的に加熱して香味の生成をする こ とが可能な、 構造が簡単な香味生成用ヒーター及び香味生成器具を提供す る こ とができる。

[図面の簡単な説明]

図 1 は本発明の実施の形態に係る香味生成器具において、 香味生成用ヒーターに香味生成ピースを装着した状態で示す 斜視図。

図 2 は図 1図示の香味生成用ヒーターを示す部分縦断側面 図 3 は図 1図示の香味生成用ヒータ一を示す部分縦断正面 図。

図 4は図 1図示の香味生成ピースを示す縦断側面図。

図 5 は図 1図示の香味生成用ヒーターで使用可能な香味生 成ピースの変更例を示す縦断側面図。

図 6は本発明の別の実施の形態に係る香味生成器具におい て、 香味生成用ヒーターに香味生成ピースを装着した状態で 示す縦断側面図。

図 7 は図 6図示の香味生成用ヒーターで使用可能な香味生 成ピースの変更例を示す縦断側面図。

[発明を実施するための最良の形態]

図 1 は本発明の実施の形態に係る香味生成器具において、 香味生成用ヒーターに香味生成ピースを装着した状態で示す 斜視図である。

図 4図示の如く 、 香味生成ピー ス 1 2 は、 使用者が口に く わえるこ とができる程度の外径を有する円筒形のパイプケー シング 1 4を具備する。 ケーシ ング 1 4 は合成樹脂のような 耐熱性且つ断熱性の材料からなる断熱チューブ 1 6及びマウ ス ピース 1 8を有する。 これらの部材 1 6 、 1 8 は、 捩子或 いは嵌着対偶等の公知の接続構造によって互いに着脱可能に 接続される。

断熱チューブ 1 6 の端部には、 香味生成ピース 1 2を後述 のヒーター 4 2に装着するための雄捩子 2 2が形成される。 断熱チユ ーブ 1 6の端面は開口 し、 ケーシング 1 4の内部に 空気を取込むための空気取込口 2 4が形成される。 これに対 して、 マウス ピース 1 8 の端面も開口 し、 使用者が香味を吸 引するための吸引口 2 6が形成される。 マウス ピース 1 8 は 吸引口 2 6 に向かって径が小さ く なるようなテ一パ形状を有 する。 空気取込口 2 4 と吸引口 2 6 との間でケーシ ング 1 4 内にガス流路 2 8が規定される。

ケーシング 1 4内には、 使用者が吸引する香味等を生成す るための固体状原料の成形体 3 2が着脱可能に収納される。 成形体 3 2 は、 断熱チューブ 1 6及びマウス ピース 1 8 の内 面に付設された突起 3 6 、 3 8間に挟まれるよ うに位置決め される。

原料の成形体 3 2 は用途に応じて種々の天然物からの抽出 物質及び またはそれらの構成成分を含むこ とができる。 成 形体 3 2が含有する香味物質と しては、 例えば、 メ ンソ一ル、 力フ イ ン、 或いは熱分解により香味を生成する配糖体等の 前駆体、 或いはたばこ抽出物成分やたばこ煙凝縮物成分等の たばこ成分を用いる ことができる。 また、 成形体 3 2 は、 香 味に煙を加えるため、 加熱時にエアロ ゾルを生成する物質を 含むこ とができる。 エアロゾルを生成する物質と しては、 グ リセ リ ン、 プロ ピレングリ コール等のポ リオール類、 低級ァ ルコール類、 糖類或いはこれらの混合物を用いる こ とができ る。 また、 成形体 3 2 は、 活性炭、 シ リ 力ゲル、 賦活アルミ ナ等のガス吸着剤を含むことができる。

成形体 3 2 は通気性の低い緻密な円筒体と して形成され、 成形体 3 2 の外面とケ一シ ング 1 4の内面との間に隙間を生 じさせないような寸法を有する。 従って、 成形体 3 2には軸 方向に沿って複数の貫通孔 3 4が形成され、 空気取込ロ 2 4 と吸引口 2 6 との間のガス流路 2 8がこれら貫通孔 3 4を通 して形成される。

成形体 3 2 は、 成形体 3 2の外面と伝熱チューブ 1 4の内 面との間に隙間が形成されるような寸法に設定する こ とがで きる。 また成形体 3 2は、 通気性のない緻密なものではなく、 活性炭素繊維、 天然セルロース繊維、 セルロ ース誘導体繊維 等からなる不織布の束のような通気性の高いものとするこ と もできる。 これらの場合、 貫通孔 3 4を形成する必要はなく なる。

香味生成ピース 1 2を燃焼させないよ うに加熱して香味を 発生させるため、 ヒーター 4 2が使用される。 ヒーター 4 2 は、 合成樹脂のような耐熱性且つ断熱性の材料からなる断熱 ホルダ一 4 4 と、 ホルダー 4 4の下部に着脱可能に取付けら れた、 可燃ガスを貯蔵する矩形のタ ンク 4 6 とを有する。

図 2及び図 3図示の如く、 タ ンク 4 6の上部にはガスノ ズ ル 4 8が配設され、 こ こに可燃ガスを燃焼させるための燃焼 部 5 2が形成される。 燃焼部 5 2 には、 ガスノ ズル 4 8に対 面して点火プラグ 5 4が配設される。 ガスノ ズル 4 8及び点 火プラグ 5 4 は ドーム状の金属メ ッ シュ 5 6で覆われる。 燃 焼部 5 2の点火及び消火の切替え操作は、 ホルダー 4 4の下 部側面上に配設されたスィ ツチ 5 8 によ り行われる。 スィ ッ チ 5 8のオンにより、 燃焼部 5 2を一定時間燃焼させた後、 自動的に消火するように制御する こ と も可能である。

ホルダ一 4 4の上部は、 燃焼部 5 2を包囲すると共にこ こ で発生する燃焼排ガスの排気路 6 4を提供する熱交換ダク ト 6 2 となる。 燃焼部 4 6の周囲で、 熱交換ダク ト 6 2の側壁 には、 複数の空気導入用開口 6 6が全周に亘つて形成される。 また、 熱交換ダク ト 6 2の頂部は開口 し、 燃焼部 4 6から発 生する燃焼排ガスを放出するための排気口 6 8が形成される。

排気路 6 4内の燃焼部 5 2から排気口 6 8 までの間には、 燃焼排ガスと熱交換を行うための熱交換フィ ン 7 2が複数配 設される。 フィ ン 7 2 には熱交換ダク ト 6 2を横断貫通する 複数の通気管 7 4が夫々形成される。 各通気管 7 4の一方の 端部は熱交換ダク 卜 6 2の一方の外側面で開口 し、 他方の端 部は熱交換ダク ト 6 2の他方の外側面で開口する。 通気管 7 4は、 その内部に排気路 6 4内の流体即ち燃焼排ガスが流込 まないように、 シール状態で熱交換ダク ト 6 2を貫通する。 従って、 通気管 7 4内を流れる流体即ち空気と排気路 6 4内 を流れる燃焼排ガスとの熱交換が、 フィ ン 7 2及び通気管 7 4を介して行われる。 ここで、 通気管 7 4内を流れる空気は、 香味生成が可能な温度である 5 0 °C以上、 好ま し く は 1 8 0 °C以上に加熱されるように設定される。

通気管 7 4 と連通するように、 熱交換ダク 卜 6 2 の外側面 にソケ ッ ト 7 6が付設される。 ソケ ッ 卜 7 6 には、 香味生成 ピ一ス 1 2 の雄捩子 2 2 と螺合する雌捩子 7 8が形成される。 捩子 2 2、 7 8の係合により、 香味生成ピース 1 2がヒータ — 4 2 に対して着脱自在に装着可能となる。 図 1 乃至図 3図示のヒータ一 4 2 においては、 図 5図示の よ うな香味生成ピース 8 2を装着して用いる こ と もできる。 香味生成ピース 8 2 は、 使用者が吸引する香味等を生成する ための原料の不織布を束ねた通気性の高い原料束 8 4 と、 低 ろ過性のフ ィ ルター 8 6 とを巻紙 8 8で接続した構造を有す る。 原料束 8 4 の端面が香味生成ピース 8 2 の内部に空気を 取込むための空気取込口 9 2 となり、 フ ィ ルタ 一 8 6の端面 が使用者が香味を吸引するための吸引口 9 4 となる。 従って、 香味生成ピース 8 2 は、 原料束 8 4側の端部をソケ ッ ト 7 6 に差込むこ と によ り、 図 4図示の香味生成ピース 1 2 と同様 に香味の吸引に供する こ とができる。

フ ィ ルタ ー 8 6 は、 セルロースアセテー ト、 ノ、。ルプ等から なる通常のたばこ フィ ルターの素材から形成するこ とができ る。 またフ ィ ルタ ー 8 6 は、 活性炭、 シ リ カゲル、 賦活アル ミ ナ等のガス吸着剤を含むこ とができる。

図 6 は本発明の別の実施の形態に係る香味生成器具におい て、 香味生成用ヒーターに香味生成ピースを装着した状態で 示す縦断側面図である。

この実施の形態に係る香味生成ピース 1 1 0 は、 使用者が 口に く わえる こ とができる程度の外径を有する円筒形のパイ プケーシ ング 1 1 2 を具備する。 ケ一シ ング 1 1 2 は、 金属 やセラ ミ ッ ク スのよ うな耐熱性且つ熱伝導性の材料からなる 伝熱チューブ 1 1 4 と、 合成樹脂のよ うな耐熱性且つ断熱性 の材料からなる断熱チューブ 1 1 6及びマウス ピース 1 1 8 とを有する。 これらの部材 1 1 4、 1 1 6、 1 1 8 は、 捩子 或いは嵌着対偶等の公知の接続構造によって互いに着脱可能 に 3妾！! ¾ れ 0

伝熱チューブ 1 1 4の端面には金属やセラ ミ ッ ク スのよ う な耐熱性の材料からなる端板 1 2 2が配設される。 端板 1 2 2 には、 ケーシ ング 1 1 2の内部に空気を取込むための複数 の空気取込口 1 2 4が形成される。 これに対して、 マウスピ ース 1 1 8の端部には、 使用者が香味を吸引するための吸引 口 1 2 6が形成される。 空気取込口 1 2 4 と吸引口 1 2 6 と の間でケ一シ ング 1 1 2内にガス流路 1 2 8が規定される。

伝熱チューブ 1 1 4内には、 使用者が吸引する香味等を生 成するための固体状原料の成形体 1 3 2が着脱可能に収納さ れる。 成形体 1 3 2 は通気性の低い緻密な円筒体と して形成 され、 成形体 1 3 2の外面と伝熱チューブ 1 1 4の内面との 間に隙間を生じさせないよ うな寸法を有する。 従って、 成形 体 1 3 2 には軸方向に沿って複数の貫通孔 1 3 4が形成され、 空気取込口 1 2 4 と吸引口 1 2 6 との間のガス流路 1 2 8力く これら貫通孔 1 3 4を通して形成される。 成形体 1 3 2は図 4図示の香味生成ピース 1 2の成形体 3 2 と同様な材料から 形成する こ とができる。

成形体 1 3 2 は、 伝熱チューブ 1 1 4の内面に付設された 突起 1 3 6 と伝熱チューブ 1 1 4に接続された断熱チューブ 1 1 6の端部との間に挟まれるように位置決めされる。 この ため、 成形体 1 3 2 と伝熱チューブ 1 1 4の端板 1 2 2 との 間には、 取込んだ空気のマ二ホル ドへッ ド 1 3 8 と して機能 する空間が形成される。 成形体 1 3 2 と吸引口 1 2 6 との間には、 ガス流路 1 2 8 の一部を構成するよ うに配置された冷却室 1 4 2が形成され る。 冷却室を規定する断熱チューブ 1 1 6 の側壁には、 外気 導入孔 1 4 4が形成される。 成形体 1 3 2で生成された香味 を含む加熱ガスは冷却室 1 4 2で外気と混合されて冷却され る o

外気導入孔 1 4 4の周囲で、 断熱チューブ 1 1 6上には、 複数の孔 1 4 8を有する調節リ ング 1 4 6が配設される。 外 気導入孔 1 4 4 に対して調節リ ング 1 4 6の位置を調節する こ と によ り、 外気導入孔 1 4 4 の有効率を調節し、 吸引口 1 2 6 に至るガスに含まれる香味の量やガスの温度を変化させ る こ とができる。

吸引口 1 2 6を覆うようにマウス ピース 1 1 8内にフィ ル 夕一 1 5 2が配設される。 フィ ルター 1 5 2を配設する こ と により、 適度な吸いやすさ となるように圧力損失を調整する こ とができ る。 フィ ルタ一 1 5 2 は、 セルロースアセテー ト、 パルプ等からなる通常のたばこ フ ィ ルターの素材から形成す る こ とができ る。 ま たフ ィ ルタ一 1 5 2 は、 活性炭、 シ リ カ ゲル、 賦活アル ミ ナ等のガス吸着剤を含むこ とができる。

図 6図示の実施の形態のヒーター 1 6 2 は、 熱交換ダク ト 6 2の構造のみが、 図 1 乃至図 3図示のヒーター 4 2のそれ と幾分異なる。 従って、 ヒータ一 1 6 2力くヒーター 4 2 と共 通する部分には同一符号を付してそれらの詳細な説明を省略 する。

加熱ホルダー 4 4の上部である熱交換ダク 卜 6 2内には、 図 1 乃至図 3図示のフ ィ ン 7 2や通気管 7 4が設けられてお らず、 代わりに、 熱交換ダク ト 6 2 の対向する側壁上には、 伝熱チューブ 1 1 4を着脱可能に且つ密着伏態で挿入するた めの一対の開口支持部 1 7 2が形成される。 開口支持部 1 7 2 は側壁に形成された開口と、 開口と整一するよう に側壁か ら外側に向けて突設された支持リ ング 1 7 4 とを有する。 伝熱チューブ 1 1 4 と熱交換ダク ト 6 2 との相対的な位置 決めは、 断熱チューブ 1 1 6上に付設された突起 1 Ί 6が、 熱交換ダク ト 6 2の一方の支持リ ング 1 Ί 4の側面に当接す るこ とによりなされる。 伝熱チュ一ブ 1 1 4が熱交換ダク ト 6 2 に対して位置決めされた時、 伝熱チューブ 1 1 4は、 図 示の如く 、 一対の支持リ ング 1 7 4間を貫通するように熱交 換ダク ト 6 2 に装着される。 こ の時、 伝熱チューブ 1 1 4 は 排気路 6 4内に位置し且つケーシ ング 1 1 2の空気取込口 1 2 4及び断熱チューブ 1 1 6 は熱交換ダク ト 6 2外に位置す る o

図 6図示の香味生成ピース 1 1 0及びヒータ一 1 6 2 にお いては、 通常、 ケ一シ ング 1 1 2を熱交換ダク 卜 6 2 に装着 したままで香味を吸引する。 しかし、 伝熱チューブ 1 1 4の 予熱を利用 して、 ケーシ ング 1 1 2を熱交換ダク 卜 6 2から 取外した状態で香味を吸引する こ と も可能である。 図 7 はこ の様な場合に好適な香味生成ピース 1 8 0を示す縦断側面図 である。 なお、 図 7 において図 6 と共通する部分には同一の 符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。

図 7図示の香味生成ピース 1 8 0が特徵とする点は、 第 1 3

に、 伝熱チューブ 1 1 4の内面が蓄熱材層 1 5 4で被覆され ているこ とにある。 蓄熱材層 1 5 4を配設する こ とにより、 ケーシ ング 1 1 4をヒータ一 1 6 2から取外した後も、 伝熱 チューブ 1 1 4内の成形体 1 3 2の温度をよ り長い時間に亘 つて香味発生温度に保持するこ とが可能となる。

蓄熱体 1 5 4の材料と しては、 物質の比熱だけを利用した 顕熱タイプの材料、 例えば、 シリ カゲル、 アルミ ナ、 カーボ ン類、 グラスマツ ト、 ガラス繊維、 鉱物等の無機化合物や、 アル ミ ニウム、 鉄、 銀、 鉛等の金属及び合金を使用する こ と ができる。 また、 別の蓄熱材料と しては、 熱量量を大き く す るため融解熱を利用したタイプの材料、 例えば、 パラフィ ン、 醉酸ソ一ダ、 ナフタ リ ン、 ロウ、 ポ リ エチレンオキサイ ド等 の化合物や、 亜鉛、 錫、 ハ ンダ、 钦ろ う等の金属及び合金を 使用する こ とができる。 具体的には、 エアロゾルを生成する 場合については顕熱タイプの材料を、 フ レー バ ーのみを生成 する場合については融解熱を利用 したタイプの材料を使用す るこ とが望ま しい。

また、 冷却室 1 4 2内に充填物 1 5 6が配設される。 充填 物 1 5 6を配設する こ とにより、 ガス化された香味成分の冷 却効果を促進できる と共に、 適度な吸いやすさ となるように 圧力損失を調整する こ とができる。 充填物 1 5 6 と しては、 例えば、 セルロ ースアセテー ト、 パルプ等からなる繊維成形 体や、 ガラス、 アルミ粒子のような粒状物を用いる こ とがで さる

以上、 内容の理解を容易にするため、 本発明の各部分の特 徵を幾つかの実施の形態に分けて説明したが、 これらの特徴 は、 目的に応じて適宜組合わせる こ とが可能である。 即ち、 本発明は、 その思想の範囲において、 図示の実施の形態以外 の種々態様で実施する こ とが可能である。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 内部に空気を取込むための空気取込口と使用者が香 味を吸引するための吸引口とを有する と共に、 少なく と も香 味物質を含む原料を内蔵する香味生成ピースを燃焼させない よう に加熱して香味を発生させるためのヒーターであって、 可燃ガスを収納するタ ンク と、

前記可燃ガスを燃焼させる燃焼部と、

前記燃焼部の点火及び消火を切替えるスィ ツ チと、 前記燃焼部を包囲すると共に排気路を形成する熱交換ダク 卜 と、

前記排気路内で前記熱交換ダク 卜を横断する通気管と、 前 記排気路内を流れる流体と前記通気管内を流れる流体との間 で熱交換が行われる こ とと、

前記通気管に連通する、 前記香味生成ピースを着脱可能に 装着するためのソケ ッ 卜 と、

を具備する ことを特徴とする香味生成用ヒーター。

2 . 内部に空気を取込むための空気取込口と使用者が香 味を吸引するための吸引口とを有する香味生成ピースの伝熱 壁部内に収納された、 少なく と も香味物質を含む原料を燃焼 させないよ う に前記伝熱壁部の外部から加熱して香味を発生 させるためのヒーターであって、

可燃ガスを収納するタ ンク と、

前記可燃ガスを燃焼させる燃焼部と、

前記燃焼部の点火及び消火を切替えるスィ ツ チと、 前記燃焼部を包囲する と共に排気路を形成する熱交換ダク 卜 と、

前記伝熱壁部が前記排気路内に位置するよ うに前記香味生 成ピースを着脱可能に装着するため、 前記熱交換ダク 卜に形 成された開口支持部と、

を具備する こ とを特徴とする香味生成用ヒーター。

3 . 可燃ガスを収納するタ ンク と、

前記可燃ガスを燃焼させる燃焼部と、

前記燃焼部の点火及び消火を切替えるスィ ツチと、 前記燃焼部を包囲する と共に排気路を形成する熱交換ダク 卜 と、

前記排気路内で前記熱交換ダク 卜を横断する通気管と、 前 記排気路内を流れる流体と前記通気管内を流れる流体との間 で熱交換が行われるこ と と、

前記通気管に連通する ソケ ッ 卜 と、

前記ソケ ッ 卜に着脱可能に装着される香味生成ピースと、 前記香味生成ピースは、 内部に空気を取込むための空気取込 口と使用者が香味を吸引するための吸引口とを有すると共に、 少な く と も香味物質を含む原料を内蔵するこ と と、 前記原料 は前記燃焼部からの熱により燃焼する こ とな く加熱され香味 を発生するこ と と、

を具備する こ とを特徴とする香味生成器具。