[go: up one dir, main page]

JPWO2013035793A1 - リニアモータ装置、及び制御方法 - Google Patents

リニアモータ装置、及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2013035793A1
JPWO2013035793A1 JP2013532642A JP2013532642A JPWO2013035793A1 JP WO2013035793 A1 JPWO2013035793 A1 JP WO2013035793A1 JP 2013532642 A JP2013532642 A JP 2013532642A JP 2013532642 A JP2013532642 A JP 2013532642A JP WO2013035793 A1 JPWO2013035793 A1 JP WO2013035793A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
linear motor
mover
determination unit
position determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013532642A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6014040B2 (ja
Inventor
山中 修平
修平 山中
野村 祐樹
祐樹 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THK Co Ltd
Original Assignee
THK Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THK Co Ltd filed Critical THK Co Ltd
Publication of JPWO2013035793A1 publication Critical patent/JPWO2013035793A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6014040B2 publication Critical patent/JP6014040B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P25/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
    • H02P25/02Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
    • H02P25/06Linear motors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/006Controlling linear motors
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0404Pick-and-place heads or apparatus, e.g. with jaws
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0404Pick-and-place heads or apparatus, e.g. with jaws
    • H05K13/0406Drive mechanisms for pick-and-place heads, e.g. details relating to power transmission, motors or vibration damping
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • H02K41/03Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors
    • H02K41/031Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors of the permanent magnet type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P2205/00Indexing scheme relating to controlling arrangements characterised by the control loops
    • H02P2205/07Speed loop, i.e. comparison of the motor speed with a speed reference

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Control Of Linear Motors (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Abstract

リニアモータ装置は、リニアモータと、該リニアモータに備えられている可動子を移動させて加圧対象物に圧力を加えさせる制御部とを具備する。制御部は、可動子が移動する速度を第1速度から、第1速度より遅い第2速度であって可動子が加圧対象物に接触した際に加圧対象物に加える圧力が所定の圧力以下となる第2速度に減速する際に要する距離と、加圧対象物に対して加圧を開始する位置とに基づいて、加圧対象物に圧力を加えるときに可動子が移動する速度を第1速度から第2速度への減速を開始させる位置である減速開始位置を算出する速度切替位置決定部と、可動子を所定の位置から加圧対象物に向かって移動させるとき、リニアモータの可動子を第1速度で駆動させ、可動子が減速開始位置に達すると、可動子を第2速度で移動させる位置判定部とを備える。

Description

本発明は、リニアモータ装置、及び制御方法に関する。
本願は、2011年9月7日に、日本に出願された特願2011−194729号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
電子部品などをプリント基板に実装する際に、電子部品などを所定の位置から取り、プリント基板上の取り付け位置に配置する部品取付装置(ピック・アンド・プレース・ユニット)が用いられている(特許文献1)。
図25は、部品取付装置9の構成を示す図である。同図に示すように、部品取付装置9は、サーボモータ91と、サーボモータ91の回転軸に取り付けられたボールねじ92Aと、ボールねじナット92Bに固定されているアーム93と、アーム93の直線移動を案内するリニアガイド94と、アーム93の一端に取り付けられた緩衝機構95と、緩衝機構95を介してアーム93に取り付けられた吸着パッド96とを具備している。
部品取付装置9は、サーボモータ91を制御して、アーム93を上下運動させることにより、吸着パッド96に電子部品などを押し付けて取上げ、当該電子部品をプリント基板上の取り付け位置に配置する。
プリント基板に電子部品を取り付ける工程に要する時間を短縮するために、電子部品に吸着パッド96が接触する直前までアーム93を高速に移動させ、接触する直前に減速させた後に、電子部品を破壊しない程度の力で吸着パッド96を押し付け、電子部品を取り上げる(ピック:Pick)。また、電子部品をプリント基板上に配置するときには、プリント基板に電子部品が接触する直前までアーム93を高速に移動させ、接触する直前に減速させた後に、電子部品を破損させない程度の力で電子部品をプリント基板に押し付けて、電子部品をプリント基板に取り付ける(プレース:Place)。このように、アームをできる限り高速に移動させて、電子部品を取り付ける工程に要する時間を短縮している。
特開2004−088024号公報
上述のように動作する部品取付装置9において、アーム93を移動させる速度を切り替える位置は、吸着パッド96が電子部品に接触する直前や、電子部品がプリント基板に接触する直前であることが望ましい。しかし、電子部品の高さに応じて、ユーザが速度を切り替える位置(切替位置)を設定する必要があるため、最適な位置が設定されないことがあり、電子部品を取り付ける工程に要する時間に無駄が生じてしまうという問題があった。すなわち、電子部品を取り上げるために、加圧対象物としての電子部品に対する加圧を開始するまでに無駄な時間を要してしまうという問題があった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、加圧対象物に対して加圧を開始するまでに要する時間を削減できるリニアモータ装置、及び制御方法を提供することにある。
本発明は、リニアモータと、該リニアモータに備えられている可動子を移動させて加圧対象物に圧力を加えさせる制御部とを具備するリニアモータ装置であって、前記制御部は、前記可動子が移動する速度を第1速度から、前記第1速度より遅い第2速度であって前記可動子が前記加圧対象物に接触した際に前記加圧対象物に加える圧力が所定の圧力以下となる第2速度に減速する際に要する距離と、前記加圧対象物に対して加圧を開始する位置とに基づいて、前記可動子が移動する速度を前記第1速度から前記第2速度への減速を開始させる位置である減速開始位置を算出する速度切替位置決定部と、前記可動子を所定の位置から前記加圧対象物に向かって移動させるとき、前記リニアモータの可動子を前記第1速度で駆動させ、前記可動子が前記減速開始位置に達すると、前記可動子を前記第2速度で移動させる位置判定部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、リニアモータと、該リニアモータに備えられている可動子を移動させて加圧対象物に圧力を加えさせる制御部とを具備するリニアモータ装置における制御方法であって、前記可動子が移動する速度を第1速度から、前記第1速度より遅い第2速度であって前記可動子が前記加圧対象物に接触した際に前記加圧対象物に加える圧力が所定の圧力以下となる第2速度に減速する際に要する距離と、前記加圧対象物に対して加圧を開始する位置とに基づいて、前記可動子が移動する速度を前記第1速度から前記第2速度への減速を開始させる位置である減速開始位置を算出する速度切替位置決定ステップと、前記可動子を所定の位置から前記加圧対象物に向かって移動させるとき、前記リニアモータの可動子を前記第1速度で駆動させ、前記可動子が前記減速開始位置に達すると、前記可動子を前記第2速度で移動させる位置判定ステップとを有することを特徴とする。
この発明によれば、加圧対象物に対して加圧を開始する位置と、第1速度から第2速度への減速に要する距離とに基づいて減速開始位置を算出し、算出した減速開始位置を用いて、リニアモータを駆動するようにした。これにより、第1速度から第2速度へ切り替える位置をユーザが経験などに基づいて決定する場合に比べ、備えられているリニアモータの減速特性に応じて減速開始位置を決定することができるので、リニアモータを第2速度で駆動する時間を短くすることができ、加圧対象物に対して加圧を開始するまでに要する時間を削減することができる。
本実施形態における部品取付装置1の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるリニアモータ10の斜視図(一部断面図)である。 同実施形態におけるコイルホルダ105に保持されたコイルユニットを示す斜視図である。 同実施形態におけるリニアモータ10のマグネット103とコイル104の位置関係を示す図である。 磁気センサの原理を示す斜視図である。 AMRセンサにおける磁界の方向と、抵抗値との関係を示すグラフである。 磁界強度が飽和感度以上の場合においても、磁界の方向を検出する磁気センサ112の強磁性薄膜金属の形状例を示す図である。 磁気センサの等価回路(ハーフブリッジ)を示す図である。 磁界の方向を検出する磁気センサの強磁性薄膜金属の形状例を示す図である。 磁気センサ112と、ロッド101との位置関係を示す図である。 磁気センサ112の出力する信号例を示す図である。 二組のフルブリッジ構成を用いた磁気センサを示す図である。 図12の磁気センサが出力する信号を示すグラフである。 ロッド101と磁気センサ112との位置関係及び磁気センサ112が出力する信号を示す概念図である。 磁気センサ112の出力VoutAとVoutBにより描かれるリサージュ図形を示す図である。 エンドケース109に取り付けられる磁気センサ112を示す図である。 エンドケース109に取り付けられた軸受であるブッシュ108を示す図である。 同実施形態における制御部20の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における部品取付装置1がワークPを最初に取り上げる際の動作を示すフローチャートである。 同実施形態における部品取付装置1が更新したFLモード開始位置を用いてワークPをプリント基板Bに取り付ける動作、及びワークPを取り上げる動作を示すフローチャートである。 図20のステップS202からステップS208までの動作における速度、電流、及び動作完了信号の変化を示す波形図である。 図20のステップS209からステップS215までの動作における速度、電流、及び動作完了信号の変化を示す波形図である。同図において、縦軸は吸着パッド11の位置を示している。 部品取付装置1が初期切替位置を取得する動作を示すフローチャートである。 図23のステップS302からステップS304までの動作における速度、及び電流の変化を示す波形図である。 部品取付装置9の構成を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態におけるリニアモータ装置、及び制御方法を説明する。
図1は、本実施形態における部品取付装置1の構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、リニアモータ装置である部品取付装置1は、ロッドタイプのリニアモータ10と、リニアモータ10が取り付けられたリニアガイド30と、リニアモータ10を制御する制御部20とを具備している。
リニアガイド(直動案内装置)30は、スライドブロック31と、軌道レール32とを有している。スライドブロック31は、軌道レール32に沿って移動可能に組み付けられている。また、スライドブロック31にはリニアモータ10が取り付けられており、リニアモータ10がスライドブロック31とともに水平方向に移動可能になっている。スライドブロック31は、不図示の駆動装置を用いて、位置制御が可能になっている。すなわち、リニアガイド30は、リニアモータ10を左右に案内する。
リニアモータ10は、上下動可能な可動子としてのロッド101を有しており、ロッド101の一端に吸着パッド11が取り付けられている。
部品取付装置1は、電子部品等のワークPを整列させて1つずつ供給するパーツフィーダの直上にリニアモータ10を移動させ、制御部20がリニアモータ10を制御してロッド101をワークPに向かって駆動させる。このとき、制御部20は、ロッド101を下降させることにより吸着パッド11をワークPに押し付けて、吸着パッド11にワークPを吸着させる。制御部20は、ワークPを吸着させた後に、ロッド101を上昇させることによりワークPをパーツフィーダから取り上げて保持する。
制御部20は、リニアモータ10がリニアガイド30に案内され、ワークPを取り付けるプリント基板Bの直上に移動した後に、ロッド101を降下させることによりワークPをプリント基板Bに押し付けて、ワークPをプリント基板Bに取り付けた後に、ロッド101を上昇させる。
部品取付装置1は、上述の動作を行うことにより、パーツフィーダ等から供給される電子部品(ワークP)をプリント基板Bに取り付ける。
以下、リニアモータ10と、制御部20との構成について説明する。
図2は、本実施形態におけるリニアモータ10の斜視図(一部断面図)である。このリニアモータ10は、コイル収容ケース102に対してロッド101が軸線方向に移動するロッドタイプのリニアモータである。
コイル収容ケース102内には、コイルホルダ105に保持された複数のコイル104が積層(配列)されている。コイル収容ケース102の両端面それぞれには、エンドケース109が取り付けられている。エンドケース109には、ロッド101の直線運動を案内するための軸受であるブッシュ108が取り付けられている。
なお、2つのエンドケース109のうちいずれか一方に、ロッド101が生じさせる磁界を検出する磁気センサ112が設けられている。
ロッド101は、例えばステンレス等の非磁性材からなり、パイプのように中空の空間を有する。ロッド101の中空空間には、円柱状の複数のマグネット103(セグメント磁石)が互いに同極が対向するように積層される。すなわちN極とN極が、S極とS極とが対向するように積層される。マグネット103の間には、例えば鉄等の磁性体からなるポールシュー107(磁極ブロック)が介在される。ロッド101は、積層されたコイル104内を貫通するとともに、コイル収容ケース102に軸線方向に移動可能に支持されている。
図3は、本実施形態におけるコイルホルダ105に保持されたコイルユニットを示す斜視図である。同図に示されるように、コイル104は銅線を螺旋状に巻いたもので、コイルホルダ105に保持されている。すなわち、複数のコイル104は、ロッド101のマグネット103が配列されている方向を中心として、ロッド101の外周に沿って銅線が巻かれたものであり、各コイル104がマグネット103の配列されている方向と同じ方向に配列されている。
隣接するコイル104を絶縁させる必要があるので、コイル104間にはリング状の樹脂製スペーサ105aが介在される。コイルホルダ105上にはプリント基板106が設けられている。コイル104の巻線の端部104aは、プリント基板106に結線され、プリント基板106を介して、電力が供給される。
本実施形態では、コイル104及びコイルホルダ105を金型にセットし、溶融した樹脂又は特殊セラミックスを金型内に注入するインサート成形によって、コイル収容ケース102をコイル104と一体に成形する。図2に示されるように、コイル収容ケース102には、コイル104の放熱性を高めるためにフィン102aが複数形成される。なお、コイルホルダ105に保持されたコイル104をアルミ製のコイル収容ケース102に収納し、コイル104とコイル収容ケース102との間のすきまを接着剤で埋めて、コイル104及びコイルホルダ105をコイル収容ケース102に固定してもよい。
図4は、本実施形態におけるリニアモータ10のマグネット103とコイル104の位置関係を示す図である。ロッド101内の中空空間には、円盤状の複数のマグネット103(セグメント磁石)が互いに同極が対向するように配列される。コイル104は3つでU・V・W相からなる一組の三相コイルとなる。一組の三相コイルを複数組み合わせて、コイルユニットが構成される。U・V・W相の三相に分けた複数のコイル104に120°ずつ位相が異なる三相電流を流すと、コイル104の軸線方向に移動する移動磁界が発生する。ロッド101は、移動磁界により推力を得て、移動磁界の速さに同期してコイル104に対して相対的に直線運動を行う。
図2に示されるように、磁気センサ収容ケースであるエンドケース109の一方には、ロッド101の位置を検出するための磁気センサ112が取り付けられる。磁気センサ112は、ロッド101から所定のすきまを開けて配置され、ロッド101の直線運動によって生ずるロッド101の磁界の方向(磁気ベクトルの方向)の変化を検出する。
図5に示されるように、磁気センサ112は、Si若しくはガラス基板121と、その上に形成されたNi,Feなどの強磁性金属を主成分とする合金の強磁性薄膜金属で構成される磁気抵抗素子122を有する。磁気センサ112は、特定の磁界方向で抵抗値が変化するためにAMR(Anisotropic-Magnetro-Resistance)センサ(異方性磁気抵抗素子)と呼ばれる(参考文献:「垂直タイプMRセンサ技術資料」、[online]、2005年10月1日、浜松光電株式会社、「2011年7月20日検索」、インターネット<URL;http://www.hkd.co.jp/technique/img/amr-note1.pdf>)。
図6は、AMRセンサにおける磁界の方向と、抵抗値との関係を示すグラフである。
磁気抵抗素子122に電流を流し、抵抗変化量が飽和する磁界強度を印加し、その磁界(H)の方向を電流方向Yに対して角度変化θを与えたとする。このとき、図6に示されるように、抵抗変化量(△R)は、電流方向と磁界の方向が垂直(θ=90°,270°)のときに最大となり、電流方向と磁界の方向が平行(θ=0°,180°)のときに最小となる。抵抗値Rは、電流方向と磁界方向の角度成分に応じて、下記の式(1)のように変化する。
なお、磁界強度が飽和感度以上であれば、△Rは定数になり、抵抗値Rは磁界の強度には影響されなくなる。
R=R0−△Rsin2θ…(1)
R0:無磁界中の強磁性薄膜金属の抵抗値
△R:抵抗変化量
θ:磁界方向を示す角度
図7は、磁界強度が飽和感度以上の場合においても、磁界の方向を検出する磁気センサ112の強磁性薄膜金属の形状例を示す図である。同図に示すように、縦方向に形成された強磁性薄膜金属エレメント(R1)と、横方向のエレメント(R2)が直列に結線した形状になる。
エレメント(R1)に対して最も大きな抵抗変化を促す垂直方向の磁界は、エレメント(R2)に対し最小の抵抗変化となる。抵抗値R1とR2は次式(2)、(3)で与えられる。
R1=R0−△Rsin2θ…(2)
R2=R0−△Rcos2θ…(3)
図8は、磁気センサの等価回路(ハーフブリッジ)を示す図である。この等価回路の出力Voutは次式(4)で与えられる。
Vout=R1・Vcc/(R1+R2)…(4)
式(4)に式(2)、(3)を代入し、整理すると、次式(5−1)、(5−2)が得られる。
Vout=Vcc/2+αcos2θ …(5−1)
α=△R・Vcc/2(2R0−△R) …(5−2)
図9は、磁界の方向を検出する磁気センサの強磁性薄膜金属の形状例を示す図である。同図に示すように、強磁性薄膜金属の形状を形成すれば、二つの出力Vout+とVout−を用いて中点電位の安定性の向上と増幅を行うことが可能になる。
ロッド101が直線運動するときの磁界方向の変化と磁気センサ112の出力について説明する。
図10は、磁気センサ112と、ロッド101との位置関係を示す図である。同図に示すように、磁気センサ112を、飽和感度以上の磁界強度が印加されるギャップlの位置に、かつ磁界の方向変化がセンサ面に寄与するように配置する。
このとき、磁気センサ112がロッド101に沿って位置A〜Eの距離λを相対的に移動した場合、磁気センサ112の出力は、次のようになる。
図11は、磁気センサ112の出力する信号例を示す図である。同図に示すように、ロッド101が距離λを直線移動したとき、センサ面では磁界の方向が1回転する。このときに電圧の信号は、1周期の正弦波信号になる。より正確にいえば、式(5−1)により表される電圧Voutは、2周期分の正弦波信号となる。しかし、磁気センサ112のエレメントの延伸方向に対して45°にバイアス磁界を掛けるならば、周期が半減し、ロッド101がλを直線移動したときに1周期の出力波形が得られる。
運動の方向を知るためには、図12に示されるように、二組のフルブリッジ構成のエレメントを、互いに45°傾くように一つの基板上に形成すればよい。二組のフルブリッジ回路によって得られた出力VoutAとVoutBは、図13に示されるように、互いに90°の位相差を持つ余弦波信号及び正弦波信号となる。
本実施形態においては、図12に示される二組のフルブリッジ構成のエレメントを互いに45°傾くように一つの基板上に形成された磁気センサ112が、ロッド101の磁界の方向の変化を検出するので、たとえ図14に示されるように、磁気センサ112の取り付け位置が(1)から(2)にずれたとしても、磁気センサ112が出力する正弦波信号及び余弦波信号(出力VoutA及びVoutB)には変化が少ない。
図15は、磁気センサ112の出力VoutAとVoutBにより描かれるリサージュ図形を示す図である。磁気センサ112の出力の変化が少ないので、図15に示される円の大きさが変化しにくくなる。このため、磁気ベクトル24の方向θを正確に検出することができる。ロッド101と磁気センサ112との間のギャップlを高精度に管理しなくても、ロッド101の正確な位置を検出できるので、磁気センサ112の取り付け調整が容易になる。それだけでなく、ブッシュ108によって案内されるロッド101にガタを持たせることも可能になるし、ロッド101の多少の曲がりを許容することも可能になる。
図16は、エンドケース109に取り付けられる磁気センサ112を示す図である。エンドケース109には、磁気センサ112を収容するための空間からなる磁気センサ収容部126が設けられている。
磁気センサ収容部126内に磁気センサ112を配置した後、磁気センサ112の周囲を充填材127で埋める。これにより、磁気センサ112がエンドケース109に固定される。磁気センサ112は温度特性を持ち、温度の変化によって出力が変化する。コイル104から受ける熱の影響を低減するため、エンドケース109及び充填材127には、コイル収容ケース102よりも熱伝導率の低い材料が使用される。例えば、コイル収容ケース102にはエポキシ系の樹脂が使用され、エンドケース109及び充填材127には、ポリフェニレンサルファイド(PPS)が使用される。
図17は、エンドケース109に取り付けられた軸受であるブッシュ108を示す図である。エンドケース109に軸受機能を持たせることで、ロッド101と磁気センサ112との間のギャップが変動するのを防止することができる。
図18は、本実施形態における制御部20の構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、制御部20は、位置制御部201、スイッチ部202、速度制御部203、スイッチ部204、電流制御部205、電力変換器206、変流器(Current Transformer;CT)207、速度算出部208、位置算出部209、速度切替位置決定部210、位置判定部211、及び完了信号生成部212を備えている。
位置制御部201は、外部より入力される位置指令と、位置算出部209が算出するリニアモータ10に備えられているロッド101の位置を示す情報とに基づいて、速度指令を算出する。また、位置制御部201は、第1〜第4速度(FL1SPD〜FL4SPD)を予め記憶しており、当該第1〜第4速度に基づいた4つの速度指令(第1速度指令〜第4速度指令)を出力する。
第1速度指令は、ロッド101が予め定められた原点から、ロッド101の一端に取り付けられている吸着パッド11がワークPの近傍(FL(Force Limit)モード開始位置)まで移動するときのロッド101が移動する速度を示す指令である。第1速度指令において、ロッド101を移動させる速度の上限値は、第1速度(FL1SPD)として予め定められている。例えば、リニアモータ10がロッド101を移動させる際の最高速度を第1速度(FL1SPD)とする。
第2速度指令は、吸着パッド11がワークPの近傍から、ワークPに接触するまで移動するときのロッド101が移動する速度を示す指令である。第2速度指令において、ロッド101を移動させる速度は、第2速度(FL2SPD)として予め定められている。第2速度(FL2SPD)は、第1速度(FL1SPD)より遅い速度であり、吸着パッド11がワークPに接触する際に不要な衝撃を発生させない速度以下に設定される。換言すると、吸着パッド11がワークPに接触した際にワークPに加えられる圧力がワークPに破損や変形が生じない圧力以下の速度を第2速度(FL2SPD)にする。
第3速度指令は、吸着パッド11にワークPを吸着させた後、及びワークPをプリント基板Bに取り付けた後に、ロッド101を原点に向かって移動させるときの速度を示す指令である。第3速度指令において、ロッド101を移動させる速度は、第3速度(FL3PSD)として予め定められている。
第4速度指令は、吸着パッド11にワークPを吸着させた後、及びワークPをプリント基板Bに取り付けた後に、ロッド101を原点に向かって移動させるときの速度を示す指令である。第4速度指令において、ロッド101を移動させる速度の上限値は、第4速度(FL4SPD)として予め定められている。また、第4速度(FL4SPD)は、第3速度(FL3SPD)より速い速度が設定される。例えば、第1速度(FL1SPD)と同様に、第4速度(FL4SPD)をリニアモータ10がロッド101を移動させる際の最高速度とする。
スイッチ部202は、位置判定部211の制御に基づいて、位置制御部201が出力する4つの速度指令のうちいずれか一つを選択する。
速度制御部203には、スイッチ部202が選択した速度指令と、速度算出部208が算出するリニアモータ10に備えられているロッド101の速度を示す速度情報とが入力される。速度制御部203は、速度指令が示す速度と、速度情報とが示す速度との偏差に基づいて、ロッド101が移動する速度を速度指令が示す速度にするための電流値を算出する。
また、速度制御部203は、算出した電流値を非制限電流指令として出力するとともに、予め定められた電流制限値(FL2I)を上限値にした電流指令である制限電流指令を出力する。算出された電流値が電流制限値(FL2I)以下の場合、非制限電流指令と制限電流指令とは、同じ電流値を示す。一方、算出された電流値が電流制限値(FL2I)より大きい場合、非制限電流指令は算出された電流値を示し、制限電流指令は電流制限値(FL2I)を示す。電流制限値は、リニアモータ10の推力と、ワークPを取り上げるときに吸着パッド11をワークPに押し付ける力とに基づいて定められる。
スイッチ部204は、位置判定部211の制御に基づいて、速度制御部203が出力する制限電流指令及び非制限電流指令のうちいずれか一方を選択する。電流制御部205は、スイッチ部204が選択した電流指令と、変流器207が測定したリニアモータ10に流れている電流値とに基づいて電圧指令を算出する。電力変換器206は、電流制御部205が算出した電圧指令に応じた電圧をリニアモータ10に供給する。
変流器207は、電力変換器206とリニアモータ10とを接続している電力線に取り付けられている。また、変流器207は、当該電力線に流れている電流値を測定する。また、変流器207は、電流制御部205と、速度切替位置決定部210と、完了信号生成部212とに、測定した電流値を示す信号を出力する。
速度算出部208は、リニアモータ10に取り付けられている磁気センサ112から出力される正弦波信号及び余弦波信号(出力VoutA及びVoutB)の変化量に基づいて、リニアモータ10に備えられているロッド101の移動速度を算出する。
位置算出部209は、磁気センサ112から出力される正弦波信号及び余弦波信号(出力VoutA及びVoutB)の変化量に基づいて、ロッド101の原点からの移動量を算出する。位置算出部209は、位置制御部201、速度切替位置決定部210、及び位置判定部211にロッド101の位置を示す位置情報を出力する。
速度切替位置決定部210は、リニアモータ10に備えられているロッド101及び吸着パッド11が、ワークP又はプリント基板Bに向かって移動しているとき、第1速度指令から第2速度指令に切り替える位置であるFLモード開始位置を示す信号を位置判定部211に出力する。また、速度切替位置決定部210は、ワークPを吸着した後、又はワークPをプリント基板Bに取り付けた後にロッド101を原点に向かって移動させているとき、第3速度指令から第4速度指令に切り替える位置である速度切替位置(FL3POS)を位置判定部211に出力する。
また、速度切替位置決定部210は、ワークPを最初に取り上げるとき、予め記憶している初期切替位置(FL2POSSUB)をFLモード開始位置として位置判定部211に出力する。速度切替位置決定部210は、最初にワークPを取り上げた際における、ロッド101が移動する速度及び位置と、リニアモータ10に流れる電流とに基づいて、ワークPの取上げ及びプリント基板Bへの取り付ける工程に要する時間を短縮するように、FLモード開始位置を更新する。以後、速度切替位置決定部210は、更新したFLモード開始位置を位置判定部211に出力する。初期切替位置は、ワークPの高さに応じて予め定められた位置であり、吸着パッド11をワークPに接触させたときに不要な衝撃をワークPに与えないように吸着パッド11(リニアモータ10のロッド101)の減速を開始する位置である。速度切替位置(FL3POS)は、例えば、初期切替位置(FL2POSSUB)と同じ位置が予め設定されている。
位置判定部211は、外部より入力される位置指令及び動作開始信号と、位置算出部209が出力する位置情報とに基づいて、位置制御部201が出力する4つの速度指令からいずれか一つをスイッチ部202に選択させる制御をする。また、位置判定部211は、位置指令及び動作開始信号と、位置情報とに基づいて、速度制御部203が出力する2つの電流指令のうちいずれか一方をスイッチ部204に選択させる制御をする。
完了信号生成部212は、吸着パッド11がワークPを加圧しているときに、変流器207が測定した電流値が予め定められた電流制限値(FL2I)に到達すると、動作完了信号(UO2)を外部に出力する。
次に、部品取付装置1がパーツフィーダからワークPを最初に取り上げる際の動作について説明する。
図19は、本実施形態における部品取付装置1がワークPを最初に取り上げる際の動作を示すフローチャートである。ここで、ロッド101がワークP又はプリント基板Bに近づく方向をCW方向とし、ロッド101がワークP又はプリント基板Bから遠ざかる方向をCCW方向とする。
制御部20は、ワークPの位置に基づく位置指令が外部から入力されると、リニアモータ10の駆動を開始し、吸着パッド11を原点に移動させる原点復帰を行う(ステップS101)。本実施形態における吸着パッド11の原点には、例えば、ロッド101を最も上昇させた際の吸着パッド11の位置が予め定められる。
位置判定部211は、原点復帰が完了すると、外部から動作開始信号(UI2)がオンになっているか否かを判定し(ステップS102)、動作開始信号がオンになるまで待機する(ステップS101:NO)。
ステップS102において、動作開始信号がオンになると(ステップS101:YES)、位置判定部211は、第1速度指令(FL1SPD)をスイッチ部202に選択させるとともに、スイッチ部204に非制限電流指令を選択させ(ステップS103)、リニアモータ10のロッド101をワークPに向かって(CW方向に)移動させる(ステップS104)。
位置判定部211は、吸着パッド11の位置が初期切替位置(FL2POSSUB)に達しているか否かを判定し(ステップS105)、吸着パッド11が初期切替位置(FL2POSSUB)に達するまで第1速度指令を用いてリニアモータ10を駆動させる(ステップS105:NO)。
ステップS105において、吸着パッド11が初期切替位置(FL2POSSUB)に達すると(ステップS105:YES)、位置判定部211は、スイッチ部202に第2速度指令を選択させるとともに、スイッチ部204に制限電流指令を選択させ(ステップS106)、ロッド101の移動速度を減速させる。
速度切替位置決定部210は、第2速度指令が選択された後に、ロッド101の移動速度が第2速度指令(FL2SPD)の示す速度以下であるか否か判定し(ステップS107)、ロッド101の移動速度が第2速度指令以下になるまで判定を繰り返す(ステップS107:NO)。
ステップS107において、ロッド101の移動速度が第2速度指令以下になると(ステップS107:YES)、速度切替位置決定部210は、現在の吸着パッド11の位置と、初期切替位置(FL2POSSUB)との差分(FL2POSMAIN1)を算出し、算出した差分(FL2POSMAIN1)を記憶する(ステップS108)。
速度切替位置決定部210は、変流器207が測定した電流値が電流制限値(FL2I)以上であるか否かを判定し(ステップS109)、電流値が電流制限値(FL2I)に到達するまで待機する(ステップS109:NO)。
ステップS109において、速度切替位置決定部210は、変流器207が測定した電流値が電流制限値(FL2I)に到達し、測定した電流値が電流制限値(FL2I)以上であると判定すると(ステップS109:YES)、現在の吸着パッド11の位置から、ステップS108において算出した差分(FL2POSMAIN1)を引いた位置を、新たなFLモード開始位置(FL2POSMAIN2)として記憶する(ステップS110)。このとき、完了信号生成部212は、動作完了信号(UO2)をオンにして外部に出力する(ステップS111)。
なお、ステップS110において、新たなFLモード開始位置(FL2POSMAIN2)を算出する際に、所定の距離Δdをマージンとして設けるようにしてもよい。具体的には、現在の吸着パッド11の位置から、差分(FL2POSMAIN1)と距離Δdとを引いた位置を、新たなFLモード開始位置(FL2POSMAIN2)とするようにしてもよい。
位置判定部211は、外部から入力される動作開始信号がオフであるか否かを判定し(ステップS112)、動作開始信号がオフになるまで待機する(ステップS112:NO)。
ステップS112において、動作開始信号がオフになると(ステップS112:YES)、位置制御部201は、原点を移動先とする位置指令に応じて速度指令を算出し、位置判定部211は、第3速度指令をスイッチ部202に選択させるとともに、スイッチ部204に制限電流指令を選択させて(ステップS113)、ロッド101を原点に向かって(CCW方向に)移動させる(ステップS114)。
位置判定部211は、吸着パッド11が速度切替位置(FL3POS)に達しているか否かを判定し(ステップS115)、吸着パッド11が速度切替位置(FL3POS)に達するまで待機する(ステップS115:NO)。
ステップS115において、吸着パッド11が速度切替位置(FL3POS)に達すると(ステップS115:YES)、位置判定部211は、スイッチ部202に第4速度指令を選択させる(ステップS116)。
次に、位置判定部211は、吸着パッド11が原点に達したか否かを判定し(ステップS117)、吸着パッド11が原点に達するまで待機する(ステップS117:NO)。
ステップS117において、吸着パッド11が原点に達すると、位置判定部211は、吸着パッド11が原点に達したことを示す信号を完了信号生成部212に出力し、完了信号生成部212が動作完了信号をオフにして(ステップS118)、ワークPを最初に取り上げる際の動作を終了する。
図20は、本実施形態における部品取付装置1が更新したFLモード開始位置を用いてワークPをプリント基板Bに取り付ける動作、及びワークPを取り上げる動作を示すフローチャートである。
制御部20は、ワークPを取り付けるプリント基板Bの位置、あるいはワークPの位置に基づく位置指令が外部から入力されると、リニアモータ10の駆動を開始し、吸着パッド11を原点に移動させる原点復帰を行う(ステップS201)。
位置判定部211は、原点復帰が完了すると、外部から動作開始信号(UI2)がオンになっているか否かを判定し(ステップS202)、動作開始信号がオンになるまで待機する(ステップS202:NO)。
ステップS202において、動作開始信号がオンになると(ステップS202:YES)、位置判定部211は、第1速度指令(FL1SPD)をスイッチ部202に選択させるとともに、スイッチ部204に非制限電流指令を選択させ(ステップS203)、リニアモータ10のロッド101をプリント基板B又はワークPに向かって(CW方向に)移動させる(ステップS204)。
位置判定部211は、吸着パッド11の位置が、FLモード開始位置(FL2POSMAIN2)に達しているか否かを判定し(ステップS205)、吸着パッド11がFLモード開始位置(FL2POSMAIN2)に達するまで第1速度指令を用いてリニアモータ10を駆動させる(ステップS205:NO)。
ステップS205において、吸着パッド11がFLモード開始位置(FL2POSMAIN2)に達すると(ステップS205:YES)、位置判定部211は、スイッチ部202に第2速度指令を選択させるとともに、スイッチ部204に制限電流指令を選択させ(ステップS206)、ロッド101の移動速度を減速させる。
位置判定部211は、変流器207が測定した電流値が電流制限値(FL2I)以上であるか否かを判定し(ステップS207)、電流値が電流制限値(FL2I)に到達するまで待機する(ステップS207:NO)。
ステップS207において、位置判定部211は、電流値が電流制限値(FL2I)に到達し、測定した電流値が電流制限値(FL2I)以上であると判定すると(ステップS207:YES)、電流値が電流制限値(FL2I)に到達したことを示す信号を完了信号生成部212に出力する。完了信号生成部212は、動作完了信号(UO2)をオンにして外部に出力する(ステップS208)。
位置判定部211は、外部から入力される動作開始信号がオフであるか否かを判定し(ステップS209)、動作開始信号がオフになるまで待機する(ステップS209:NO)。
ステップS209において、動作開始信号がオフになると(ステップS209:YES)、位置制御部201は、原点を移動先とする位置指令に応じて速度指令を算出し、位置判定部211は、スイッチ部202に第3速度指令を選択させるとともに、スイッチ部204に制限電流指令を選択させて(ステップS210)、ロッド101を原点に向かって(CCW方向に)移動させる(ステップS211)。
位置判定部211は、吸着パッド11が速度切替位置(FL3POS)に達しているか否かを判定し(ステップS212)、吸着パッド11が速度切替位置(FL3POS)に達するまで待機する(ステップS212:NO)。
ステップS212において、吸着パッド11が速度切替位置(FL3POS)に達すると(ステップS212:YES)、位置判定部211は、スイッチ部202に第4速度指令を選択させる(ステップS213)。
次に、位置判定部211は、吸着パッド11が原点に達したか否かを判定し(ステップS214)、吸着パッド11が原点に達するまで待機する(ステップS214:NO)。
ステップS214において、吸着パッド11が原点に達すると、位置判定部211は、吸着パッド11が原点に達したことを示す信号を完了信号生成部212に出力し、完了信号生成部212が動作信号をオフにして(ステップS215)、ワークPをプリント基板に取り付ける、又はワークPを取り上げる動作を終了する。
図21は、図20のステップS202からステップS208までの動作における速度、電流、及び動作完了信号の変化を示す波形図である。同図において、縦軸は吸着パッド11の位置を示している。
制御部20は、動作開始信号がオンになると、吸着パッド11を第1速度(FL1SPD)で、ワークPに向かって移動させる。制御部20は、吸着パッド11がFLモード開始位置(FL2POSMAIN2)に達すると、吸着パッド11を第1速度(FL1SPD)から第2速度(FL2SPD)まで減速させる。
制御部20は、吸着パッド11を第2速度(FL2SPD)でパーツフィーダ上のワークPに向かって移動させ、吸着パッド11をワークPに押し当てる。このとき、制御部20は、吸着パッド11をワークPに押し当てる力が、電流制限値(FL2I)に対応する力より大きくなると、動作完了信号をオンにする。
ここでは、パーツフィーダからワークPを取り上げる(吸着させるまでの)工程を説明したが、取り上げたワークPをプリント基板Bに取り付ける工程も同様の動作である。
図22は、図20のステップS209からステップS215までの動作における速度、電流、及び動作完了信号の変化を示す波形図である。同図において、縦軸は吸着パッド11の位置を示している。
制御部20は、吸着パッド11にワークPを押し付けた後、第3速度(FL3SPD)で、ワークPを取り上げた(吸着させた)吸着パッド11を原点に向かって移動させ、上昇させる。制御部20は、吸着パッド11が速度切替位置に達すると、第3速度(FL3SPD)より早い第4速度(FL4SPD)で、吸着パッド11を原点に向かって移動させる。
制御部20は、原点において吸着パッド11の速度が零になるように、リニアモータ10のロッド101の移動速度を減速させ、吸着パッド11が原点に達すると動作完了信号をオフにする。
ここでは、取り上げたワークPを取り上げる工程を説明したが、プリント基板BにワークPを取り付けた後の工程も同様の動作である。
上述のように、部品取付装置1は、ワークPを最初に取り上げる際に、ワークPを取り上げる際に、減速に要する距離(差分(FL2POSMAIN1))を検出し、吸着パッド11がワークPに接触した位置と差分(FL2POSMAIN1)とから新たなFLモード開始位置(FL2POSMAIN2)を算出する。
また、部品取付装置1は、ワークPを最初に取り上げた際に算出したFLモード開始位置(PS2POSMAIN2)を用いて、取り上げたワークPをプリント基板Bに取り付ける動作、及びワークPを取り上げる動作を行う。
すなわち、部品取付装置1は、ワークPを最初に取り上げる際に検出したワークPの位置と、第1速度から第2速度に原則するまでに要する距離とに基づいて、当該ワークPを取り扱う際において取り付け時間を最短にするFLモード開始位置を算出し、算出したFLモード開始位置を用いてワークPの取り付けを行う。
これにより、部品取付装置1は、取り扱うワークPの高さに応じたFLモード開始位置を算出し、算出したFLモード開始位置を用いることにより、ワークPを取り上げる工程、及びワークPをプリント基板Bに取り付ける工程に要する時間を短縮することができ、ワークPの取り付ける工程に要する時間を削減することができる。特に、水平駆動軸におけるリニアモータ10の移動と、リニアモータ10の駆動とが順次行われる場合、各工程に要する時間の削減により、生産効率を向上させることができる。
なお、上述の実施形態では、部品取付装置1が、1つの種類の電子部品(ワークP)をプリント基板Bに取り付ける例について説明した。しかし、これに限ることなく、部品取付装置1が、n種類の電子部品(ワークP1、P2、…Pn:n≧2)をプリント基板Bに取り付けるようにしてもよい。この場合、部品の種類が変わるたびに、図19に示したFLモード開始位置を更新する処理を行うようにする。更に、上位の装置において、取り扱うワークP1、P2、…、Pnそれぞれの数量を計数し、部品の種類が変わるたびに部品の種類が変わったことを外部から速度切替位置決定部210に通知して、FLモード開始位置を更新する処理を行うようにしてもよい。また、パーツフィーダに取り付けられた近接センサなどにより、ワークP1、P2、…、Pnそれぞれの形状の違いを検出して、速度切替位置決定部210に通知して、FLモード開始位置を更新する処理を行うようにしてもよい。
これにより、部品取付装置1は、複数のワークP1、P2、…、Pnをプリント基板Bに取り付ける工程に要する時間(タクトタイム)を短縮することができ、生産効率を向上させることができる。
また、上述の実施形態において、ワークPを取り上げるごとに、第2速度に減速してから、吸着パッド11をワークPに押し付け、電流値が制限電流値(FL2I)に達するまでの時間を測定し、測定した時間(T)が予め定めた設定時間範囲(t1≦t≦t2)内になるように、FLモード開始位置(FL2POSMAIN2)を変更するようにしてもよい。すなわち、第2速度に減速してから、吸着パッド11をワークPに所定の力で押し付けるまでの時間(T)が予め定めた設定時間範囲(t1≦t≦t2)内になるように、FLモード開始位置(FL2POSMAIN2)を変更するようにしてもよい。
具体的には、速度切替位置決定部210は、測定した時間(T)が時間(t2)より大きいとき(T>t2)、タクトタイム短縮のために、ステップS110で算出したFLモード開始位置(FL2POSMAIN2)をワークP寄りに微小距離ΔP分変更する。また、時間(T)が時間(t1)より小さいとき(T<t1)、吸着パッド11とワークPとの衝突を避けるために、ステップS110で算出したFLモード開始位置(FL2POSMAIN2)を原点寄りに微小距離ΔP分変更する。ここで、微小距離ΔPは、リニアモータ10の位置制御の分解能に応じて予め定めた距離である。また、設定時間範囲(t1≦t≦t2)は、リニアモータ10の特性と、ワークPの高さのバラツキとに応じて定める。
これにより、ワークPやプリント基板Bの破損を防ぎつつ、更にタクトタイムを短縮し、生産効率を向上させることができる。
(変形例)
上述の実施形態では、初期切替位置(FL2POSSUB)を速度切替位置決定部210が予め記憶している構成について説明した。しかし、部品取付装置1が以下に説明するように動作して、初期切替位置(FL2POSSUB)を取得するようにしてもよい。
図23は、部品取付装置1が初期切替位置を取得する動作を示すフローチャートである。初期切替位置の取得を指示する指令が外部から制御部20に入力されると、制御部20は、吸着パッド11を原点に移動させる原点復帰を行う(ステップS301)。
位置判定部211は、第2速度指令(FL2SPD)をスイッチ部202に選択させるとともに、スイッチ部204に制限電流指令を選択させ(ステップS302)、リニアモータ10のロッド101をプリント基板B又はワークPに向かって(CW方向に)移動させる(ステップS303)。
位置判定部211は、変流器207が測定した電流値が電流制限値(FL2I)以上であるか否かを判定し8ステップS304)、電流値が電流制限値(FL2I)に到達するまで待機する(ステップS304:NO)。
ステップS304において、電流値が電流制限値(FL2I)に到達し、測定した電流が電流制限値(FL2I)以上であると判定すると(ステップS304:YES)、速度切替位置決定部210は、現在の吸着パッド11の位置から原点までの間の距離(FLPOS)に基づいて、初期切替位置(FL2POSSUB)を算出して取得する(ステップS305)。
例えば、「原点までの距離(FLPOS)/2」、すなわち原点復帰の後に移動した距離の半分の位置を初期切替位置(FL2POSSUB)にする。このとき、速度切替位置決定部210は、速度切替位置(FL3POS)に「原点までの距離(FLPOS)/2」を設定してもよい。
また、原点までの距離(FLPOS)と、第1速度から第2速度への減速に要する距離とに基づいて、初期切替位置(FL2POSSUB)を算出するようにしてもよい。
位置判定部211は、速度切替位置決定部210が初期切替位置(FL2POSSUB)を取得すると、第3速度指令(FL3SPD)をスイッチ部202に選択させるとともに、スイッチ部204に制限電流指令を選択させて(ステップS306)、ロッド101を原点に向かって(CCW方向に)原点まで移動させ(ステップS307)、吸着パッド11が原点に達するとリニアモータ10を停止させて処理を終了する。
図24は、図23のステップS302からステップS304までの動作における速度、及び電流の変化を示す波形図である。同図において、縦軸は吸着パッド11の位置を示している。
制御部20は、初期切替位置の取得を指示する指令が入力されると、吸着パッド11を第2速度(FL2SPD)でワークPに向かって移動させる。制御部20は、吸着パッド11がワークPに押し当てられた際にリニアモータ10に流れる電流の変化を検出し、ワークPの押し当て面の位置(FLPOS)を取得する。制御部20は、押し当て面の位置(FLPOS)に基づいて、初期切替位置(FL2POSSUB)を取得する。
変形例における部品取付装置1は、上述のように、初期切替位置(FL2POSSUB)を取得することにより、ユーザが初期切替位置(FL2POSSUB)を設定する手間及び時間を省くことができる。例えば、ワークPのサイズが頻繁に変わったり、基板Bの位置が変わったりする場合においては、ユーザが初期切替位置(FL2POSSUB)を設定する必要がなくなるため、ワークPを基板Bに取り付ける行程に要する時間を短縮することができる。
また、上述の実施形態において、速度切替位置(FL3POS)をFLモード開始位置(FL2POSMAIN2)と同じにしてもよい。また、上述の実施形態において、リニアモータ10のロッド101を原点に向かって(CCW方向に)移動させるとき、第3速度指令を用いずに、第4速度指令を用いて移動させるようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、リニアモータ10のロッド101に吸着パッド11を取り付けずに、ロッド101が上下に移動することによりワークPに対して圧力を加える動作を行うようにしてもよい。すなわち、部品取付装置1をワークPに対して加圧を行うリニアモータ装置として用いるようにしてもよい。
なお、本発明に記載の加圧対象物は実施形態におけるワークPに対応する。また、本発明に記載の減速開始位置は実施形態におけるFLモード開始位置に対応する。
上述の制御部20は内部に、コンピュータシステムを有していてもよい。その場合、上述した位置制御部201、スイッチ部202、速度制御部203、スイッチ部204、電流制御部205、速度算出部208、位置算出部209、速度切替位置決定部210、位置判定部211、及び完了信号生成部212の行う処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、各機能部の処理が行われることになる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
この発明によれば、モータを用いて対象物に対して加圧を行う際に要する時間を短縮することができる。
1…部品取付装置、10…リニアモータ、11…吸着パッド、20…制御部、210…速度切替位置決定部、211…位置判定部

Claims (7)

  1. リニアモータと、該リニアモータに備えられている可動子を移動させて加圧対象物に圧力を加えさせる制御部とを具備するリニアモータ装置であって、
    前記制御部は、
    前記可動子が移動する速度を第1速度から、前記第1速度より遅い第2速度であって前記可動子が前記加圧対象物に接触した際に前記加圧対象物に加える圧力が所定の圧力以下となる第2速度に減速する際に要する距離と、前記加圧対象物に対して加圧を開始する位置とに基づいて、前記可動子が移動する速度を前記第1速度から前記第2速度への減速を開始させる位置である減速開始位置を算出する速度切替位置決定部と、
    前記可動子を所定の位置から前記加圧対象物に向かって移動させるとき、前記リニアモータの可動子を前記第1速度で駆動させ、前記可動子が前記減速開始位置に達すると、前記可動子を前記第2速度で移動させる位置判定部と
    を備える
    ことを特徴とするリニアモータ装置。
  2. 前記減速開始位置は、前記可動子が前記加圧対象物に接する位置から、少なくとも前記減速する際に要する距離を隔てた位置である
    ことを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ装置。
  3. 前記速度切替位置決定部は、
    前記可動子の速度が前記第2速度になってから、前記加圧対象物を所定の力で押し付けるまでの時間が予め定めた設定時間範囲内となるように予め定められた微小距離で前記減速開始位置を変更する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のリニアモータ装置。
  4. 前記加圧対象物が複数の種類からなる場合、
    前記速度切替位置決定部は、
    前記加圧対象物の種類が変わるごとに、前記減速開始位置を算出する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のリニアモータ装置。
  5. 前記速度切替位置決定部は、
    前記第2速度で前記所定の位置から前記加圧対象物に向かって前記可動子を移動させ、前記リニアモータに流れる電流の変化に基づいて前記加圧対象物に対して加圧を開始する位置を検出し、
    検出した前記加圧対象物に対して加圧を開始する位置に基づいて前記減速開始位置を算出する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のリニアモータ装置。
  6. 前記可動子に取り付けられ、前記加圧対象物を吸着保持する吸着パッドを更に具備し、
    前記速度切替位置決定部は、
    前記可動子を第1速度から、前記第1速度より遅い第2速度であって前記可動子が加圧対象物に加える圧力が所定の圧力以下となる第2速度に減速する際に要する距離と、前記吸着パッドが前記加圧対象物に接する位置とに基づいて、前記減速開始位置を算出する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のリニアモータ装置。
  7. リニアモータと、該リニアモータに備えられている可動子を移動させて加圧対象物に圧力を加えさせる制御部とを具備するリニアモータ装置における制御方法であって、
    前記可動子が移動する速度を第1速度から、前記第1速度より遅い第2速度であって前記可動子が前記加圧対象物に接触した際に前記加圧対象物に加える圧力が所定の圧力以下となる第2速度に減速する際に要する距離と、前記加圧対象物に対して加圧を開始する位置とに基づいて、前記可動子が移動する速度を前記第1速度から前記第2速度への減速を開始させる位置である減速開始位置を算出する速度切替位置決定ステップと、
    前記可動子を所定の位置から前記加圧対象物に向かって移動させるとき、前記リニアモータの可動子を前記第1速度で駆動させ、前記可動子が前記減速開始位置に達すると、前記可動子を前記第2速度で移動させる位置判定ステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
JP2013532642A 2011-09-07 2012-09-06 リニアモータ装置、及び制御方法 Active JP6014040B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011194729 2011-09-07
JP2011194729 2011-09-07
PCT/JP2012/072764 WO2013035793A1 (ja) 2011-09-07 2012-09-06 リニアモータ装置、及び制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013035793A1 true JPWO2013035793A1 (ja) 2015-03-23
JP6014040B2 JP6014040B2 (ja) 2016-10-25

Family

ID=47832233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013532642A Active JP6014040B2 (ja) 2011-09-07 2012-09-06 リニアモータ装置、及び制御方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10020767B2 (ja)
EP (1) EP2755308B1 (ja)
JP (1) JP6014040B2 (ja)
KR (1) KR101903830B1 (ja)
CN (2) CN103765741B (ja)
TW (1) TWI577113B (ja)
WO (1) WO2013035793A1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9381649B2 (en) 2012-06-25 2016-07-05 Systems Machine Automation Components Corporation Robotic finger
US9731418B2 (en) 2008-01-25 2017-08-15 Systems Machine Automation Components Corporation Methods and apparatus for closed loop force control in a linear actuator
JP5963755B2 (ja) 2010-09-23 2016-08-03 システムズ マシーンズ オートメーション コンポーネンツ コーポレイション 低コストのマルチコイルリニアアクチュエータ
JP6068098B2 (ja) 2011-12-07 2017-01-25 Thk株式会社 リニアモータ装置、及び制御方法
US9871435B2 (en) 2014-01-31 2018-01-16 Systems, Machines, Automation Components Corporation Direct drive motor for robotic finger
US10807248B2 (en) 2014-01-31 2020-10-20 Systems, Machines, Automation Components Corporation Direct drive brushless motor for robotic finger
EP3250018B1 (en) * 2015-01-19 2019-08-14 FUJI Corporation Head unit for component mounting device
US20170014964A1 (en) * 2015-01-23 2017-01-19 Systems, Machines, Automation Components Corporation Methods and apparatus for distance sensing used in combination with a linear actuator
US10429211B2 (en) 2015-07-10 2019-10-01 Systems, Machines, Automation Components Corporation Apparatus and methods for linear actuator with piston assembly having an integrated controller and encoder
KR101776240B1 (ko) * 2015-08-31 2017-09-07 엘지전자 주식회사 모터 구동장치 및 이를 구비하는 홈 어플라이언스
EP3353558A1 (en) 2015-09-24 2018-08-01 Systems, Machines, Automation Components Corporation Magnetically-latched actuator
CN105276116B (zh) * 2015-12-04 2018-05-08 成都普瑞斯数控机床有限公司 一种基于机床的无间隙圆弧摆动机构及其实现方法
US10865085B1 (en) 2016-04-08 2020-12-15 Systems, Machines, Automation Components Corporation Methods and apparatus for applying a threaded cap using a linear rotary actuator
US10675723B1 (en) 2016-04-08 2020-06-09 Systems, Machines, Automation Components Corporation Methods and apparatus for inserting a threaded fastener using a linear rotary actuator
US10205355B2 (en) 2017-01-03 2019-02-12 Systems, Machines, Automation Components Corporation High-torque, low-current brushless motor
JP6662835B2 (ja) * 2017-10-18 2020-03-11 ファナック株式会社 制御装置
US11698309B2 (en) 2020-03-05 2023-07-11 Delta Electronics, Inc. Linear actuator
US12318917B2 (en) 2020-12-16 2025-06-03 InTunes Products, LLC End of arm tool with programmable pitch
US12362634B2 (en) * 2021-11-29 2025-07-15 Rockwell Automation Technologies, Inc. System and method for cooling switching devices in an integrated motor drive
CN114389427B (zh) * 2021-12-13 2023-03-17 浙江大学杭州国际科创中心 基于电磁致动器的高精度、可变速、大负载精密定位平台

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06296094A (ja) * 1993-12-28 1994-10-21 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子部品移動装置
JPH07132383A (ja) * 1993-09-16 1995-05-23 Honda Motor Co Ltd 抵抗溶接機における圧力設定方法および装置
JP2000317566A (ja) * 1999-05-06 2000-11-21 Daido Steel Co Ltd シリンダー式鍛造機のストローク制御方法
JP2001345599A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電気部品装着方法,電気部品取扱方法および電気部品装着装置
JP2003025266A (ja) * 2001-07-19 2003-01-29 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電動チャック
JP2004088024A (ja) * 2002-08-29 2004-03-18 Murata Mfg Co Ltd 部品装着装置
JP2006147640A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品装着装置および部品装着方法
JP2010232704A (ja) * 2010-07-22 2010-10-14 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子回路組立方法および電子回路組立システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2573903B1 (fr) * 1984-11-29 1987-01-02 Bull Sa Procede pour deplacer un systeme mobile mu par un moteur electrique suivant une trajectoire donnee et dispositif de mise en oeuvre de ce procede
JP4813056B2 (ja) * 2004-07-29 2011-11-09 パナソニック株式会社 部品実装用実装ヘッド、及び該実装ヘッドを備える部品実装装置
US7211971B2 (en) * 2005-03-31 2007-05-01 Hitachi Automotive Products (Usa), Inc. Linear actuator
JP5602990B2 (ja) 2008-01-11 2014-10-08 ヤマハ発動機株式会社 部品実装装置
JP2009274434A (ja) * 2008-04-16 2009-11-26 Thk Co Ltd スクライブ装置及び多軸スクライブ装置
HUE031873T2 (en) 2009-06-29 2017-08-28 Univ Sabanci Position detection device for moving magnetic linear motor

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07132383A (ja) * 1993-09-16 1995-05-23 Honda Motor Co Ltd 抵抗溶接機における圧力設定方法および装置
JPH06296094A (ja) * 1993-12-28 1994-10-21 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子部品移動装置
JP2000317566A (ja) * 1999-05-06 2000-11-21 Daido Steel Co Ltd シリンダー式鍛造機のストローク制御方法
JP2001345599A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電気部品装着方法,電気部品取扱方法および電気部品装着装置
JP2003025266A (ja) * 2001-07-19 2003-01-29 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電動チャック
JP2004088024A (ja) * 2002-08-29 2004-03-18 Murata Mfg Co Ltd 部品装着装置
JP2006147640A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品装着装置および部品装着方法
JP2010232704A (ja) * 2010-07-22 2010-10-14 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子回路組立方法および電子回路組立システム

Also Published As

Publication number Publication date
KR20140057330A (ko) 2014-05-12
CN103765741B (zh) 2017-03-01
US10020767B2 (en) 2018-07-10
EP2755308B1 (en) 2018-01-24
CN106877777A (zh) 2017-06-20
EP2755308A1 (en) 2014-07-16
JP6014040B2 (ja) 2016-10-25
WO2013035793A1 (ja) 2013-03-14
KR101903830B1 (ko) 2018-10-02
TWI577113B (zh) 2017-04-01
CN106877777B (zh) 2019-10-15
EP2755308A4 (en) 2015-08-12
US20140210396A1 (en) 2014-07-31
TW201322605A (zh) 2013-06-01
CN103765741A (zh) 2014-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6014040B2 (ja) リニアモータ装置、及び制御方法
JP6068098B2 (ja) リニアモータ装置、及び制御方法
TWI442026B (zh) 線性馬達之位置檢測系統
KR101241666B1 (ko) 리니어 모터
JP2008289344A (ja) リニアモータ
JP5646476B2 (ja) アクチュエータ
JP6598011B2 (ja) リニアモータ装置及び制御方法
TWI544738B (zh) 線性馬達控制裝置、及線性馬達之控制方法
CN103154688B (zh) 测量装置及测量方法
JP2010259205A (ja) リニアモータ及びリニアモータユニット
JP5306558B2 (ja) リニアモータ
WO2011132632A1 (ja) アクチュエータユニット
JP2015027190A (ja) リニアモータの制御装置、及び制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160923

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6014040

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250