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JPWO2007136067A1 - 皮膚外用剤 - Google Patents

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JPWO2007136067A1
JPWO2007136067A1 JP2008516704A JP2008516704A JPWO2007136067A1 JP WO2007136067 A1 JPWO2007136067 A1 JP WO2007136067A1 JP 2008516704 A JP2008516704 A JP 2008516704A JP 2008516704 A JP2008516704 A JP 2008516704A JP WO2007136067 A1 JPWO2007136067 A1 JP WO2007136067A1
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Abstract

保湿、肌荒れ改善効果、および使用感触に優れる皮膚外用剤を提供する。下記一般式(I)で示されるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を含有することを特徴とする皮膚外用剤。(式中、Yは3〜6個の水酸基を有する多価アルコールの水酸基を除いた残基、kは前記多価アルコールの水酸基数、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基で、1≦a≦70、1≦b≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は20〜100質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はランダム状に付加している。Rは、同一もしくは異なってもよく炭素数1〜4の炭化水素基である。)

Description

関連出願
本出願は、2006年05月23日付け出願の日本国特許出願2006−142384号、及び2006年09月29日付け出願の日本国特許出願2006−269122号の優先権を主張しており、ここに折り込まれるものである。
本発明は皮膚外用剤、特に有効成分としてポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を含む皮膚外用剤の保湿、肌荒れ改善効果および使用感触の改善に関する。
健康な皮膚を保つためには水分の保持が不可欠であり、保湿を目的とした皮膚外用剤が数多く開発されている。また、皮膚外用剤の使用感としては、なめらかさがありべたつき感のないものが求められている。
保湿剤に関する研究は盛んに行なわれ、例えば化粧水や乳液等、各種用途に用いられている保湿剤としてグリセリンが挙げられる。このグリセリンは保湿効果以外に肌荒れを改善する効果も有する。
しかしながらグリセリンは、保湿効果・肌荒れ改善効果を上げるためには配合量を増やさなければならず、その結果、系が不安定になったり、使用性が悪くなったり、また、皮膚に適用した場合、皮脂によりはじかれ、肌へのなじみが悪くなる等の解決すべき課題があった。
またグリセリン以外の保湿剤として、1,3-ブチレングリコール、アルキレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール等のポリオール類が知られている。
しかし、これらのポリオール類はグリセリンに比べると使用感触、例えばべたつき感は少ないものの、保湿効果や肌荒れ改善効果は低く、またグリセリン同様、皮膚に適用した場合、皮脂によりはじかれ、肌へのなじみが悪くなる等の解決すべき課題があった。
一方、使用感が良好で、スキンケア効果のある(ポリ)エチレングリコールジアルキルエーテルが報告されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この(ポリ)エチレングリコールジアルキルエーテルは油性基剤であり、油分として疎水性被膜形成によるバリヤー能、経皮水分損失抑制といった効果を発揮し得るものの、水溶性が低く、それ自体が保湿剤としての機能を有するものではなかった。
また、これらの欠点を解決する目的で、本発明者らはアルキレンオキシド誘導体(例えば、特許文献2および特許文献3を参照)を開発したが、更なるベタツキ改善が求められていた。
特許第3658012号公報 特許第3660650号公報 特許第3667707号公報
本発明は前述の従来技術の事情に鑑みなされたものであり、その目的は保湿、肌荒れ改善効果、および使用感の改善を図った皮膚外用剤を提供することにある。
本発明者らが鋭意研究した結果、皮膚外用剤に特定のポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を配合すると、使用感触、特になめらかさに優れ、べたつき感がなく、保湿効果、肌荒れ改善効果を有する皮膚外用剤が得られることを見出した。また、グリセリンなどの保湿剤とともにポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を併用すると、保湿剤の経皮吸収が促進され、保湿効果、肌荒れ改善効果が相乗的に著しく向上し、保湿剤に起因するべたつきも改善されることを見出した。また、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体がアルブチン等の美白剤に対しても経皮吸収促進作用を発揮することが判明し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明にかかる皮膚外用剤は、下記一般式(I)に示すポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を含むことを特徴とする。
Figure 2007136067
(式中、Yは3〜6個の水酸基を有する多価アルコールの水酸基を除いた残基、kは前記多価アルコールの水酸基数、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基で、1≦a≦70、1≦b≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は20〜100質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はランダム状に付加している。Rは、同一もしくは異なってもよく炭素数1〜4の炭化水素基である。)
本発明において、前記一般式(I)中、Yがペンタエリスリトールの残基であり、オキシエチレン基と炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合が50〜80質量%であることが好適である。
また、本発明にかかる皮膚外用剤において、前記一般式(I)に示すポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を0.01〜70質量%含むことが好適である。
また、本発明にかかる保湿剤は、前記一般式(I)に示すポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を有効成分とする。
また、本発明にかかる肌荒れ改善剤は、前記一般式(I)に示すポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を有効成分とする。
また、本発明にかかるべたつき改善剤は、前記一般式(I)に示すポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を有効成分とする。
また、本発明にかかる経皮吸収促進剤は、前記一般式(I)に示すポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を有効成分とする。
また、本発明にかかる皮膚外用剤は、一般式(I)に示すポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体と、親水性薬剤とを含有し、またポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体が親水性薬剤の経皮吸収促進剤であることを特徴とする。
なお、前記親水性薬剤が保湿剤であることが好適であり、保湿剤がグリセリン又はキシリトールであることが好適である。
また、前記親水性薬剤がハイドロキノン誘導体及びアスコルビン酸誘導体から選ばれる少なくとも1種であることが好適である。
また、本発明にかかる経皮吸収コントロール剤は、前記一般式(I)に示すポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を有効成分とする。
本発明にかかる皮膚外用剤は、特定のポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を配合することにより、第一には使用感触、特になめらかさに優れ、べたつき感がないものとなり、第二には保湿効果・肌荒れ改善効果を発揮するものとなる。また、保湿剤を併用すると、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体がその保湿剤の角質浸透性を促進し、保湿効果、肌荒れ改善効果が著しく向上する。さらに、美白剤などに対しても経皮吸収を促進する。
本発明にかかるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体の、グリセリンに対する経皮吸収促進効果を示す図である。 本発明にかかるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体の、キシリトールに対する経皮吸収促進効果を示す図である。 本発明にかかるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体と直鎖状アルキレンオキシド誘導体が界面活性剤の会合数を下げる作用を比較した相平衡図である。
本発明において特徴的な前記一般式(I)で示されるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体は、本発明者らが以前に報告した下記一般式(II)で示されるアルキレンオキシド誘導体とは、性能の点で相違点を有する。すなわち、立体的に嵩高い構造であるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体は、直鎖状のアルキレンオキシド誘導体よりも会合数を下げる作用が強いため、粘度が高くなることを妨げる効果が大きくなる。したがって皮膚外用剤とした場合、本発明にかかるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を配合したものはきしみ感やべたつき感をより効果的に改善することが可能となる。
Figure 2007136067
(式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、mおよびnはそれぞれ前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は、20〜80質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよい。R,Rは、同一もしくは異なってもよい炭素数1〜4の炭化水素基または水素原子であり、RおよびRの炭化水素基数に対する水素原子数の割合が0.15以下である。)
本発明において特徴的な一般式(I)で示されるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体において、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基であり、具体的には、オキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシイソブチレン基、オキシトリメチレン基、オキシテトラメチレン基などが挙げられる。好ましくは、オキシプロピレン基、オキシブチレン基が挙げられる。
aは炭素数3〜4のオキシエチレン基の平均付加モル数であり、1≦a≦70、好ましくは2≦a≦20である。bはオキシアルキレン基の平均付加モル数であり、1≦b≦70、好ましくは2≦b≦20である。また、aおよびbの値は同一もしくは異なっていてもよい。炭素数3〜4のオキシアルキレン基またはオキシエチレン基が0であるとしっとり感が落ち、70を越えるとべたつき感がでてきて、すべすべ感が十分に得られない。
本発明において、エチレンオキシドおよび炭素数3〜4のアルキレンオキシドの付加はランダム状に付加されているものが用いられる。
また、一般式(I)中、Yは3〜6個の水酸基を有する多価アルコールの水酸基を除いた残基であり、kは前記多価アルコールの水酸基数であり3〜6である。3〜6個の水酸基を有する化合物としては、k=3であるグリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキシレングリコール、k=4であるエリスリトール、ペンタエリスリトール、k=5であるキシリトール、k=6であるソルビトール、イノシトールが挙げられる。本発明にかかる皮膚外用剤に配合されるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体は、前記の3〜6個の水酸基を有する多価アルコールの1種または2種以上の混合物の水酸基を除いた残基を基本骨格とする。
本発明において、Yが3〜4個の水酸基を有する多価アルコールの水酸基を除いた残基であることがより好ましく、すなわち、3≦k≦4を満たすことが好適である。kが2以下であると、皮膚外用剤に配合した場合になめらか感が劣る傾向にあり、kが7以上であるとべたつき感を生じる傾向にある。さらに好ましくは、Yがペンタエリスリトールであり、k=4である。
Rは炭素数1〜4の炭化水素基もしくは水素原子で、炭化水素基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基などが挙げられる。好ましくはメチル基、エチル基である。炭素数5以上の炭化水素基では親水性が低下し、しっとり感が低下する。
Rはそれぞれ一種のみを用いても、異種の炭素数1〜4の炭化水素基が混在してもよい。
本発明にかかるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を合成する過程でRが水素原子である側鎖が混在する場合も想定される。ただし、本発明においてはRの炭化水素基のうち、炭化水素基と水素原子の存在割合は、炭化水素基の数(X)に対する水素原子の数(Y)の割合Y/Xが0.15以下、好ましくは0.06以下である。Y/Xの割合が0.15を越えると、べたつき感がでてくる。
また、前記式(I)中のAOとEOの合計に対する前記式(I)中の全EOの割合は20〜100質量%が好ましく、より好ましくは20〜90質量%である。特に好ましくは、50〜80質量%である。20質量%より小さいとしっとりとした使用感触に劣る傾向にある。
本発明にかかるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体は公知の方法で製造することができる。例えば、ペンタエリスリトールにエチレンオキシドおよび炭素数3〜4のアルキレンオキシドを付加重合した後、ハロゲン化アルキルをアルカリ触媒の存在下にエーテル反応させることによって得られる。
本発明にかかる皮膚外用剤へのポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体の配合量は特に限定されないが、通常0.01〜70質量%程度、好ましくは0.5〜40質量%程度配合される。0.01質量%未満では配合による効果の発現が十分ではない場合があり、また70質量%を超えると使用後、べたつきを感じる場合がある。
本発明にかかるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体は、皮膚外用剤に配合されると保湿効果、肌荒れ改善効果を発揮する。また、さらにグリセリン等の他の保湿剤を配合した場合には、そのべたつきを抑制する効果が認められる。共存し得る保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
本発明にかかるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体(I)は、他の保湿剤の角質浸透性を促進する作用も有する。従って、皮膚外用剤中にポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体(I)と他の保湿剤とを併用すれば、その相乗効果により極めて高い保湿効果、肌荒れ改善効果を得ることが可能である。このような保湿剤としては、前記記載のものが挙げられるが、特にグリセリン、キシリトールが好ましい。
保湿剤の配合量は特に限定しないが、好ましくは皮膚外用剤全量中0.001〜20.00質量%、更に好ましくは0.1〜10.0質量%である。
また、本発明にかかるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体(I)は、保湿剤以外の親水性薬剤、例えばアルブチンなどの美白剤に対しても角質浸透性を促進する作用を有する。
本発明にかかる皮膚外用剤は上記の必須成分を既存の皮膚外用剤基剤に配合することにより調整される。本発明の皮膚外用剤には上記した必須構成成分の他に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる他の成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、シリコーン、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調製剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水等を必要に応じて適宜配合し、目的とする剤形に応じて常法により製造することが出来る。以下に具体的な配合可能成分を列挙するが、上記必須配合成分と、下記成分の任意の一種または二種以上とを配合して本発明の皮膚外用剤を調製することができる。
粉末成分としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、 POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。
合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POE-ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE-ラウリル硫酸ナトリウム等);N-アシルサルコシン酸(例えば、ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例えば、N-ミリストイル-N-メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リン酸エステル塩(POE-オレイルエーテルリン酸ナトリウム、POE-ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N-アシルグルタミン酸塩(例えば、N-ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N-ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POE-アルキルエーテルカルボン酸;POE-アルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α-オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N-パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩化ポリ(N,N'-ジメチル-3,5-メチレンピペリジニウム);アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POE-アルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系両性界面活性剤(例えば、2-ウンデシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリンナトリウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン系界面活性剤(例えば、2-ヘプタデシル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げられる。
親油性非イオン性界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
親水性非イオン性界面活性剤としては、例えば、POE-ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレート、POE-ソルビタンモノラウレート、POE-ソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエート、POE-ソルビットモノステアレート等);POE-グリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POE-グリセリンモノステアレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-グリセリントリイソステアレート等のPOE-モノオレエート等);POE-脂肪酸エステル類(例えば、POE-ジステアレート、POE-モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE-アルキルエーテル類(例えば、POE-ラウリルエーテル、POE-オレイルエーテル、POE-ステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE-2-オクチルドデシルエーテル、POE-コレスタノールエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);POE・POP-アルキルエーテル類(例えば、POE・POP-セチルエーテル、POE・POP-2-デシルテトラデシルエーテル、POE・POP-モノブチルエーテル、POE・POP-水添ラノリン、POE・POP-グリセリンエーテル等);テトラ POE・テトラPOP-エチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);POE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE-ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE-ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE-プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE-アルキルアミン;POE-脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
天然の水溶性高分子としては、例えば、植物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等)等が挙げられる。
半合成の水溶性高分子としては、例えば、デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等が挙げられる。
合成の水溶性高分子としては、例えば、ビニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等);ポリオキシエチレン系高分子(例えば、ポリエチレングリコール20,000、20,000、60,000のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、アラビアガム、カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカストビーンガム、グアガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸A1Mg(ビーガム) 、ラポナイト、無水ケイ酸等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル等);アントラニル酸系紫外線吸収剤(例えば、ホモメンチル-N- アセチルアントラニレート等);サリチル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート等);桂皮酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルシンナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート(2-エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート) 、2-エトキシエチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメート等);ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(例えば、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2'- ジヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン、2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン、2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-フェニルベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4'-フェニル-ベンゾフェノン-2-カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3-カルボキシベンゾフェノン等);3-(4'-メチルベンジリデン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー;2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール;2,2'-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール;2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル) ベンゾトリアゾール;2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;4-メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン;5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン等が挙げられ
る。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1− ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t-ブチルアルコール等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1.2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6−ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE-テトラハイドロフルフリルアルコール;POP-ブチルエーテル;POP・POE-ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテルリン酸;POP・POE-ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D-グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D-エリトロース、D-エリトルロース、D-トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L-アラビノース、D-キシロース、L-リキソース、D-アラビノース、D-リボース、D-リブロース、D-キシルロース、L-キシルロース等);六炭糖(例えば、D-グルコース、D-タロース、D-ブシコース、D-ガラクトース、D-フルクトース、L-ガラクトース、L-マンノース、D-タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2−デオキシ-D-リボース、6−デオキシ-L-ガラクトース、6−デオキシ-L-マンノース等);アミノ糖(例えば、D-グルコサミン、D-ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D-グルクロン酸、D-マンヌロン酸、L-グルロン酸、D-ガラクツロン酸、L-イズロン酸等)等が挙げられる。
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α−トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム) 、アシルグルタミン酸塩、アシルβ−アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等が挙げられる。
高分子エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げられる。
pH調製剤としては、例えば、乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、コハク酸−コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、Eおよびその誘導体、パントテン酸およびその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。
本発明にかかる皮膚外用剤の剤型は任意であり、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水-油二層系、水-油-粉末三層系、ジェル、ミスト、スプレー、ムース、ロールオン、スティック等、どのような剤型でも構わない。不織布等のシートに含浸あるいは塗布した製剤なども可能である。また、本発明の皮膚外用剤の製品形態も任意であり、化粧水、乳液、クリーム、パック等のフェーシャル化粧料;ファンデーション、口紅、アイシャドー等のメーキャップ化粧料;日焼け止め化粧料(サンスクリーン剤);ボディー化粧料;芳香化粧料;メーク落とし、ボディーシャンプーなどの皮膚洗浄料;ヘアリキッド、ヘアトニック、ヘアコンディショナー、シャンプー、リンス、育毛料等の毛髪化粧料;軟膏等に用いることが出来る。
以下、本発明の実施例について説明する。
なお、本発明の実施例説明に先立ち、評価方法を以下に示す。
「コンダクタンス測定による試験法」
10名のパネルの前腕部を用い、塗布前と塗布後30分、60分、120分経過時の皮膚コンダクタンスを測定し、この変化率から保湿効果を評価した。尚、皮膚コンダクタンスの変化率は、以下の式(III)により求められ、角層の吸水性、水分保持能への影響を検討することが可能であり、この変化率が小さいと、角層水分の増加があり、保湿効果が高いと評価できる。
式(III)
コンダクタンス変化率=(塗布前のコンダクタンス)/(塗布後のコンダクタンス)
「コンダクタンス測定による試験」の評価基準は以下の通りである。
◎…パネル10名のコンダクタンス変化率の平均:0以上0.1未満
○…パネル10名のコンダクタンス変化率の平均:0.1以上0.2未満
△…パネル10名のコンダクタンス変化率の平均:0.2以上0.5未満
×…パネル10名のコンダクタンス変化率の平均:0.5以上
「評価(1):肌のなめらかさ」
使用中及び使用後の肌のなめらかさを専門パネラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
◎…専門パネラー8名以上が使用中及び使用後肌がなめらかであると認めた。
○…専門パネラー6名以上8名未満が使用中及び使用後肌がなめらかであると認めた。
△…専門パネラー3名以上6名未満が使用中及び使用後肌がなめらかであると認めた。
×…専門パネラー3名未満が使用中及び使用後肌がなめらかであると認めた。
「評価(2):肌へのべたつきのなさ」
使用中及び使用後の肌へのべたつきのなさを専門パネラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
◎…専門パネラー8名以上が使用中及び使用後肌へのべたつきがないと認めた。
○…専門パネラー6名以上8名未満が使用中及び使用後肌へのべたつきがないと認めた。
△…専門パネラー3名以上6名未満が使用中及び使用後肌へのべたつきがないと認めた。
×…専門パネラー3名未満が使用中及び使用後肌へのべたつきがないと認めた。
「評価(3):保湿効果感」
使用120分後の保湿効果感の有無を専門パネラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
◎…専門パネラー8名以上が、保湿効果感があると認めた。
○…専門パネラー6名以上8名未満が、保湿効果感があると認めた。
△…専門パネラー3名以上6名未満が、保湿効果感があると認めた。
×…専門パネラー3名未満が、保湿効果感があると認めた。
「評価(4):肌荒れ改善効果試験」
顔(部位:頬)に肌荒れをおこしている10名のパネルにより、肌荒れ改善効果試験を実施した。試験法は左右の頬に、異なる化粧水を1週間塗布し、その期間終了後の翌日に判定した。評価基準は以下の通りである。
◎…パネル8名以上が、肌荒れが改善されていると認めた。
○…パネル6名以上8名未満が、肌荒れが改善されていると認めた。
△…パネル3名以上6名未満が、肌荒れが改善されていると認めた。
×…パネル3名未満が、肌荒れが改善されていると認めた。
「評価(5):皮膚刺激試験」
10名のパネルの上腕内側部に24時間の閉塞パッチを行い、その後以下の基準により平均値を算出した。
0…全く異常が認められない。
1…わずかに赤みが認められる。
2…赤みが認められる。
3…赤みと丘疹が認められる。
「皮膚刺激試験」の評価基準は以下の通りである。
◎…パネル10名の平均値:0以上0.1未満
○…パネル10名の平均値:0.1以上0.15未満
△…パネル10名の平均値:0.15以上0.2未満
×…パネル10名の平均値:0.2以上
まず、本発明者等は各種保湿剤各10%水溶液について、前記基準によりコンダクタンスの評価を行った。
Figure 2007136067
上記表1の結果より、1,3−ブチレングリコールあるいはグリセリン等の一般的な保湿剤に比較し、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体が保湿性に優れていることが明らかとなった。
そこで、本発明者等はポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体について検討を進めた。
なお、試験で用いた各ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体は、下記合成例1ないし2に準じて製造されたものである。また、本発明において、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、[(EO)/(PO)]はランダム状結合を表す。
合成例1 ランダムポリマーの合成例
ペンタエリトリット・ポリオキプロピレンレングリコール(2モル)・ポリエチレングリコール(9モル)テトラメチルエーテル
ペンタエリスリトール34gと触媒として水酸化カリウム3.1gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりエチレンオキシド396gとプロピレンオキシド116gの混合物を滴下させ、2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム75gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル50gを温度80〜130℃で圧入し5時間反応させた。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7とし、含有する水分を除去するため減圧−0.095MPa(50mmHg)、100℃で1時間処理した。さらに処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、上記化学式4に示されるペンタエリトリット誘導体を得た。
塩化メチルを反応させる前にサンプリングし、精製したものの水酸基価が107、得られた化4の化合物の水酸基価が0.4、末端メチル基数に対する水素原子数の割合は0.004であり、ほぼ完全に水素原子がメチル基に変換されている。
合成例2 ソルビトール誘導体の合成
ソルビトール・ポリオキシプロピレングリコール(12モル)・ポリオキシエチレングリコール(54モル)ヘキサメチルエーテル
ソルビトール182gと触媒として水酸化カリウム18gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりエチレンオキシド2376gとプロピレンオキシド696gの混合物を滴下させ、4時間攪拌した。次に、水酸化カリウム600gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル700gを温度80〜130℃で圧入し5時間反応させた。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7とし、含有する水分を除去するため減圧−0.088MPa(ゲージ圧)、100℃で1時間処理した。さらに処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、ソルビトール誘導体を得た。
塩化メチルを反応させる前にサンプリングし、精製したものの水酸基価が109、得られたソルビトール誘導体の水酸基価が0.7、末端メチル基数に対する水素原子数の割合は0.006であり、ほぼ完全に水素原子がメチル基に変換されている。
前記の各合成例に準じ、各種ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を調整し、下記試験用基本組成を用いてその皮膚外用剤としての評価を行った。
(試験用基本組成)
エタノール 2質量%
グリセリン 5
1,3−ブチレングリコール 5
ニコチン酸アミド 0.3
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.5
精製水 残余
[Rの決定]
まず、本発明者等はRと皮膚外用剤としての適性との相関について検討した。結果を次の表2に示す。なお、いずれの化合物もペンタエリトリット誘導体であり、EO、PO部は[(EO)/(PO)]を用いている。また、各化合物の配合量は前記基本組成に対し5質量%である。
Figure 2007136067
上記表2より明らかなように、Rの炭素数が1〜4の場合(化合物2〜5)には、いずれも優れた保湿効果、使用感が得られた。
これに対し、Rが水素であった場合(化合物1)には、べたつき感が強く、またRがC5であった場合(化合物5)には、保湿性、使用感ともに好ましくないものとなった。
以上のことから、本発明にかかる基剤には、Rには炭素数が1〜4の炭化水素基であることが必要である。
なお、実際の製造にあたってはRのすべてが炭化水素基により置換されるとは限らないため、その未置換(H)の化合物の許容存在割合について検討を行った。なお、未置換の割合は、炭化水素基の数(X)に対する水素原子の数(Y)の割合Y/Xで表わす。なお、下記表3中、1:2=5:95は、化合物1と化合物2を5:95の割合で混合し、所定のY/Xを調整したことを意味する。
Figure 2007136067
上記表3より明らかなように、Rについて未反応のものが存在しても、その量が少なければ(Y/X=0.053)大きな影響はないが、Y/Xが0.202になると明らかにべたつき感を生じる。さらに本発明者等の詳細な検討の結果、Y/Xは0.15以下であることが好ましいことが明らかとなった。
[オキシアルキレン基、オキシエチレン基]
次に本発明者等はオキシアルキレン基、オキシエチレン基の存在と皮膚外用剤(前記基本組成に対して5質量%配合)としての適性について検討を行った。
結果を次の表4に示す。なお、化合物7〜11,14は、いずれもペンタエリトリット誘導体であり、RがCH、オキシアルキレン基、オキシエチレン基はランダム状に付加しているものを用いている。
Figure 2007136067
下記に化学式(IV)の構造を示す。
Figure 2007136067
上記表4より明らかなように、オキシアルキレン基及びオキシエチレン基の両者の存在が本発明の保湿性、使用性に不可欠であり、上記化学式(IV)に示す化合物12も効果が低いことから、単に親水性、疎水性の調整効果ではないものと考えられる。本発明者等のさらに詳細な検討によりオキシアルキレン基及びオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の好適な割合はおおよそ20質量%以上であり、より好ましくは20〜90質量%であることが明らかとなった。
さらに本発明者等は同一アルキレン基数、オキシエチレン基数でブロックポリマー、ランダムポリマーを製造し、その比較を行った。
Figure 2007136067
上記表5より明らかなように、特にランダムポリマーの場合に優れた使用感を得ることができる。
[皮膚外用剤への配合量]
次に本発明者等は本発明にかかるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体の皮膚外用剤(前記基本処方)への配合量についてさらに検討を行った。
Figure 2007136067
表6に示す結果より、本発明にかかる化合物の添加効果は、0.01質量%程度から認められるが、特に顕著に認められるのは0.5質量%以上である。但し、70質量%となると、ややべたつきを生じはじめるので、40質量%程度までの配合が好ましい。
[べたつき改善効果]
さらに本発明者等は、本発明にかかるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体に関し、各種配合を検討する過程で、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体にグリセリンなどの保湿剤に見られるべたつきの改善効果があることを見出した。すなわち、表6において、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体無配合の試験区においても、グリセリンなどに起因するべたつきが認められる。これに対し、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を加えると、単にべたつき感が増悪するのを抑制するのではなく、他の保湿剤に起因するべたつきを改善できるのである。
[経皮吸収促進効果]
下記表7のように、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体(I)やグリセリンはそれ自体が保湿効果、肌荒れ改善効果を有するが、他の保湿剤との併用系においては、その保湿効果、肌荒れ改善効果が相乗的に著しく改善される。
Figure 2007136067
そこで、本発明者等はポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体の作用をさらに詳細に検討した。その結果、本発明にかかるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体にグリセリンなどの他の保湿剤の角質浸透促進作用があることも判明した。すなわち、図1のように、グリセリン単独の場合(コントロール)に比べて本発明のポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を併用した場合(試料2)の方がグリセリンの浸透量が約40%増大した。図1の試験方法は以下の通りであった。
1.被験試料
Figure 2007136067
2.試験方法
試験は、テープストリッピング法により行った。テープストリッピング法は、薬物を塗布後、角層をテープで剥離し、角層内の薬物濃度を求める手法であり、ヒト皮膚の薬物吸収量を見積もる手段として一般的に用いられている方法である。具体的には、下記(1)〜(7)の手順で操作を行い、テープで剥離した角層からのグリセリン回収量から、グリセリンの浸透性を調べた。なお、試験は4名のパネルにより行い、その平均値で評価した。
(1)パネルの両腕前腕内側部を石けん洗浄。
(2)試料塗布(20ml/20cm2)。前腕内側部において、右腕は手首に近い方に試料1、肘関節に近い方に試料2を塗布する。左腕は試料1,2が右腕と逆の位置になるよう塗布する。
(3)4時間放置。
(4)両腕前腕内側部石けん洗浄。
(5)角層テープストリッピング(8層)。
(6)テープからイオン交換水でグリセリンを抽出。
(7)グリセリン定量(HPLC)。
さらに、本発明者等は保湿剤としてグリセリンの代わりにキシリトールを用いて同様に検討を行った。なお、試験方法は、(3)放置時間を6時間とした以外は前記グリセリンにおけるテープストリッピング法と同じであった。用いた試料は下記表9の通りであった。
Figure 2007136067
結果を図2に示す。図2からわかるように、4名のパネルA〜Dの何れにおいても、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を配合しない試料3(コントロール)に比べて、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を配合した場合(試料4)の方が角層へのキシリトール浸透量が増加していた。
以上の結果から、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体(I)は、グリセリンやキシリトール等の保湿剤などに対して経皮吸収を促進することが示唆された。
さらに、本発明者等は保湿剤以外の親水性薬剤に対するポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体の効果を調べるため、アルブチン(ハイドロキノン−β−D−グルコピラノシド)を用いて同様に検討を行った。なお、試験方法は前記グリセリンにおけるテープストリッピング法に準じた。用いた試料とその結果を下記表10に示す。
Figure 2007136067
上記表10から明らかなように、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を配合しない試料5(コントロール)に比べて、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を配合した場合(試料6)の方が、アルブチン、グリセリン共に角層への浸透量が増加していた。
以上のことから、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体(I)は、アルブチン等の美白剤などに対しても経皮吸収を促進することが示唆された。
本発明のポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体の経皮吸収促進効果を発揮する作用機作は明らかではないが、本発明のポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体が保湿剤や美白剤などの親水性薬剤と基剤との親和性を低下させることにより経皮吸収を促進しているのではないかと推察される。
すなわち、理論的には、薬剤の基剤中における活量が大きいほど薬物の皮膚透過速度は大きくなるので、薬剤の飽和溶解度以下の領域では、薬剤と基剤との親和性を低下させる(薬剤と基剤との溶解度パラメータの値の差を広げる)ことにより、皮膚への分配を大きくすることが可能である。
本発明のポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体(I)の特徴として、高い水溶性(水への溶解度100%以上)とともに、高い脂溶性を有する(エステル油への溶解度100%以上)ことが挙げられる。このような溶解特性はポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体(I)の化学構造に由来している。そして、このように水溶性と脂溶性とを兼ね備え、水性基剤に配合して基剤の溶解度パラメータを大きく変化させることができる機能を有し、且つ皮膚外用剤の基剤として優れた適性を持つものはこれまでほとんどなかった。
従って、このようなポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体(I)を水性基剤に添加することにより、基剤の溶解度パラメータが大きく変化して保湿剤のような親水性薬剤と基剤との親和性が著しく低下し、その結果角質浸透性が高まるものと推察される。よって、親水性薬剤として、保湿剤のように水溶性でかつ皮膚に浸透して効果を発揮する薬剤、例えば、水溶性ビタミンやアミノ酸、美白剤等を用いれば、その効果の向上が期待できる。経皮吸収促進が期待できる薬剤としては親水性の高いものが望ましく、これに限定されるものではないが、水溶性、脂溶性を表す水/オクタノール分配係数(logP値)を一つの指標とすれば、0以下のものが有効であり、さらに好ましくは−1以下である。logP値−1.0以下の水溶性薬剤としては、例えば、ハイドロキノン配糖体及び誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、サリチル酸誘導体等が挙げられる。logP値とは、Chemical Reviews vol71(6), 525 (1971)などで定義されている水とオクタノールへの物質の分配のしやすさにより、極性をあらわす係数である。
一方、比較的角質透過性が高い脂溶性薬剤に対しては、逆にポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を配合することにより、経皮吸収を抑制することが可能であると考えられる。例えば、脂溶性薬剤が水性基剤中に可溶化あるいは分散されている場合、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体の添加により、基剤と薬剤との溶解度パラメータの差が縮小し、薬物と基剤との親和性が高くなって角質浸透性が抑制される。従って、できるだけ皮膚に浸透しないことが望ましい脂溶性薬剤(例えば防腐剤、紫外線吸収剤など)に対しては、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体の配合により経皮吸収の抑制が期待できる。経皮吸収の抑制が期待できる薬剤としては、これに限定されるものではないが、水/オクタノール分配係数(logP値)が0.5以上のものが有効であり、さらに好ましくは1.0以上である。logP値1.0以上の脂溶性薬剤としては、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、フェノキシエタノール、オクチルメトキシシンナメート等が挙げられる。
以上のように、本発明にかかるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体(I)を水性基剤中に配合することにより、保湿剤や美白剤のような親水性薬剤に対しては経皮吸収促進作用を発揮することができる。一方、防腐剤や紫外線吸収剤のような脂溶性薬剤に対しては経皮吸収抑制作用が期待される。また、油性基剤中においては、ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体はこれらと逆の作用を発揮すると推察できる。よって、本発明にかかるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体は、経皮吸収コントロール剤として機能することが可能である。
本発明にかかるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体(I)はEO鎖とAO鎖の数や割合により、その性質を調整できるので、対象とする薬剤に合わせて適正を容易にコントロールすることができるという利点も有する。
本発明にかかるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体(I)が直鎖状アルキレンオキシド誘導体と比較した場合の利点について述べる。一般に界面活性剤の会合数が大きい種々の液晶相は、粘度が高く、化粧品の塗布時のきしみ感やべたつき感につながりやすい。直鎖状アルキレンオキシド誘導体は界面活性剤のこのような高次会合体をマイクロエマルション相に変える作用があるが、直鎖状のアルキレンオキシド誘導体よりも、立体的にかさの大きいポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体(I)の方がこの作用が強い。この作用を比較する目的で、C(−CH−O−[(EO)/(PO)]−CH3):ポリオキシエチレン(7モル)オレイルエーテル=3:7と流動パラフィン及び水の3成分系の相平衡図と、CHO[(EO)/(PO)]CH:ポリオキシエチレン(7モル)オレイルエーテル=3:7と流動パラフィン及び水の3成分系の相平衡図とを比較した(図3を参照)。図から明らかなようにC(−CH−O−[(EO)/(PO)]−CH3)はCHO[(EO)/(PO)]CHの相平衡図上に現れるヘキサゴナル液晶(H1)及びキュービック液晶(I1)を粘度の低いマイクロエマルション相(DまたはWm)に変えていることが示される。
以下、本発明にかかる皮膚外用剤の好適な配合例について説明する。
配合例1:クリーム
A.油相
ステアリン酸 10.0 質量%
ステアリルアルコール 4.0
ステアリン酸ブチル 8.0
ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.0
ビタミンEアセテート 0.5
ビタミンAパルミテート 0.1
マカデミアナッツ油 1.0
茶実油 3.0
香料 0.4
防腐剤 適 量
B.水相
化合物2 5.0
グリセリン 4.0
1,2−ペンタンジオール 3.0
ヒアルロン酸ナトリウム 1.0
水酸化カリウム 2.0
アスコルビン酸リン酸マグネシウム 0.1
L−アルギニン塩酸塩 0.01
エデト酸三ナトリウム 0.05
精製水 残 余
(製法及び評価)
Aの油相部とBの水相部をそれぞれ70℃に加熱し完全溶解する。A相をB相に加えて、乳化機で乳化する。乳化物を、熱交換機を用いて冷却してクリームを得た。得られたクリームはなめらかさに優れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果、肌荒れ改善効果が認められた。
配合例2:クリーム
A.油相
セタノール 4.0 質量%
ワセリン 7.0
イソプロピルミリステート 8.0
スクワラン 15.0
ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.2
POE(20)ソルビタンモノステアレート 2.8
ビタミンEニコチネート 2.0
香料 0.3
酸化防止剤 適 量
防腐剤 適 量
B.水相
化合物2 10.0
グリセリン 10.0
ヒアルロン酸ナトリウム 0.02
ジプロピレングリコール 4.0
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 1.0
エデト酸二ナトリウム 0.01
精製水 残 余
(製法及び評価)
実施例1に準じてクリームを得た。得られたクリームはなめらかさに優れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果、肌荒れ改善効果が認められた。
配合例3:乳液
A.油相
スクワラン 5.0 質量%
オレイルオレート 3.0
ワセリン 2.0
ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20EO) 1.2
月見草油 0.5
香料 0.3
防腐剤 適 量
B.水相
化合物9 8.0
1,3−ブチレングリコール 4.5
エタノール 3.0
カルボキシビニルポリマー 0.2
水酸化カリウム 0.1
L−アルギニンL−アスパラギン酸塩 0.01
エデト酸塩 0.05
精製水 残 余
(製法及び評価)
配合例1に準じて乳液を得た。得られた乳液はなめらかさに優れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果、肌荒れ改善効果が認められた。
配合例4:ファンデーション
A.油相
セタノール 3.5 質量%
脱臭ラノリン 4.0
ホホバ油 5.0
ワセリン 2.0
スクワラン 6.0
ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.5
POE(60)硬化ヒマシ油 1.5
POE(20)セチルエーテル 1.0
ピリドキシントリパルミテート 0.1
防腐剤 適 量
香料 0.3
B.水相
化合物8 2.0
プロピレングリコール 10.0
調合粉末 12.0
エチレンジアミンヒドロキシエチル
三酢酸3ナトリウム 1.0
精製水 残 余
(製法及び評価)
配合例1に準じてファンデーションを得た。得られたファンデーションはなめらかさに優れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果、肌荒れ改善効果が認められた。
配合例5:化粧水
A.アルコール相
エタノール 5.0 質量%
POEオレイルアルコールエーテル 2.0
化合物11 3.0
2−エチルヘキシル−P−ジメチル
アミノベンゾエート 0.18
香料 0.05
B.水相
1,3−ブチレングリコール 9.5
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.5
ニコチン酸アミド 0.3
グリセリン 5.0
ジモルホリノピリダジノン 0.5
精製水 残 余
(製法及び評価)
Aのアルコール相をBの水相に添加し、可溶化して化粧水を得た。得られた化粧水はなめらかさに優れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果、肌荒れ改善効果が認められた。
配合例6:W/O乳化型サンスクリーン剤
(1)エチルセルロース 0.5質量%
(2)エチルアルコール 4.0
(3)化合物2 2.0
(4)パラメトキシケイ皮酸オクチル 5.0
(5)コハク酸ジ2−エチルヘキシルアルコール 22.0
(6)メチルハイドロジェンポリシロキサン処理二酸化チタン 6.0
(7)カルボキシメチルセルロース 1.0
(8)香料 適 量
(9)防腐剤 適 量
(10)精製水 残 余
(製法及び評価)
(1)に(2)〜(3)を加え十分に膨潤させたのち、(4)〜(6)を加え加熱混合し十分に分散及び溶解した。この分散液を70℃に保ち、(7)、(8)〜(10)を混合した溶液を徐々に加えながらホモミキサーで乳化し、W/O乳化型サンスクリーン剤を得た。得られたW/O乳化型サンスクリーン剤はなめらかさに優れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果、肌荒れ改善効果が認められた。
配合例7:W/O乳化型サンスクリーン剤
A成分
オクチルメトキシシンナメート 2.0 質量%
デカメチルシクロペンタシロキサン 30.5
トリメチルシロキシシリケイト 2.5
ジメチルシリコン 5.0
POEポリメチルシロキサンコポリマー 1.0
ジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト 0.7
デキストリン脂肪酸処理酸化亜鉛(平均粒径60nm) 10.0
B成分
1,3−ブタンジオール 5.0
化合物8 1.0
精製水 残 余
(製法及び評価)
A成分をホモミキサーで攪拌しながら、B成分を徐々に添加することによって乳化し、W/O乳化型サンスクリーン剤を得た。得られたW/O乳化型サンスクリーン剤はなめらかさに優れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果、肌荒れ改善効果が認められた。
配合例8:O/W乳化型サンスクリーン剤
(1)ベヘニン酸 0.7 質量%
(2)イソステアリン酸 0.7
(3)セタノール 1.0
(4)流動パラフィン 6.0
(5)ジメチルポリシロキサン 2.0
(6)グリセリルモノステアレート 2.0
(7)パラメトシキケイ皮酸オクチル 3.0
(8)ポリエチレングリコール1500 5.0
(9)ジプロピレングリコール 5.0
(10)二酸化チタン粉末 2.0
(11)水酸化カリウム 0.1
(12)カルボキシビニルポリマー 1.0
(13)ヘキサメタリン酸ソーダ 0.05
(14)化合物11 2.0
(15)香料 適 量
(16)防腐剤 適 量
(17)精製水 残 余
(製法及び評価)
(1)〜(7)、(15)をそれぞれ混合し80℃に加熱溶解して油相部とする。(8)〜(14)、(16)〜(17)を70〜75℃にて加熱、分散させ水相部とする。油相部を水相部に徐々に添加し、ホモミキサーを用いて乳化する。
乳化物を熱交換機を用いて30℃まで冷却し、O/W乳化型サンスクリーン剤を得た。得られたO/W乳化型サンスクリーン剤はなめらかさに優れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果、肌荒れ改善効果が認められた。
配合例9:日焼け止めオイル
(1)パラメトキシケイ皮酸オクチル 3.0 質量%
(2)化合物3 1.5
(3)疎水化処理二酸化チタン 2.0
(4)疎水化処理酸化亜鉛 1.0
(5)流動パラフィン 51.0
(6)セチルオクタノエート 40.0
(7)酸化防止剤 適 量
(8)香料 適 量
(製法及び評価)
(1)〜(8)の各成分を加熱攪拌したのち冷却し、日焼け止めサンスクリーンオイルを得た。得られた日焼け止めサンスクリーンオイルはなめらかさに優れ、
べたつき感がなく、且つ保湿効果、肌荒れ改善効果が認められた。
配合例10:W/O乳化型サンスクリーン剤
(1)エチルセルロース 0.5 質量%
(2)エチルアルコール 4.0
(3)化合物2 2.0
(4)パラメトキシケイ皮酸オクチル 5.0
(5)コハク酸ジ2−エチルヘキシルアルコール 22.0
(6)疎水化処理微粒子二酸化チタン(平均粒径30nm) 6.0
(7)カルボキシメチルセルロース 1.0
(8)香料 適 量
(9)防腐剤 適 量
(10)精製水 残 余
(製法及び評価)
(1)に(2)〜(3)を加え十分に膨潤させたのち、(4)〜(6)を加え加熱混合し十分に分散及び溶解した。この分散液を70℃に保ち、(7)、(8)〜(10)を混合した溶液を徐々に加えながらホモミキサーで乳化し、W/O乳化型サンスクリーン剤を得た。得られたW/O乳化型サンスクリーンはなめらかさに優れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果、肌荒れ改善効果が認められた。
配合例11:ローションマスク
A.アルコール相
エチルアルコール 10.0 質量%
PPG−13 デシルテトラデセス−24 0.3
乳酸メンチル 0.004
防腐剤 適 量
香料 適 量
B.水相
グリセリン 2.0
化合物9 3.0
ジプロピレングリコール 4.0
トレハロース 2.0
苛性カリ 適 量
精製水 残 余
(製法及び評価)
Aのアルコール相を、Bの水相に添加し、化粧水を得た。さらにこれを不織布などに含浸させてローションマスクを得た。得られたローションマスクはなめらかさに優れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果、肌荒れ改善効果が認められた。
配合例12:乳液
A.油相
スクワラン 7.0 質量%
オレイルオレート 2.0
ワセリン 1.0
ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8
POE(20)オレイルエーテル 1.2
香料 適 量
防腐剤 適 量
B.水相
化合物14 3.0
1,3−ブチレングリコール 1.0
エタノール 4.0
カルボキシビニルポリマー 0.2
水酸化カリウム 0.1
エデト酸塩 0.05
精製水 残 余
(製法及び評価)
配合例1に準じて乳液を得た。得られた乳液はなめらかさに優れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果、肌荒れ改善効果が認められた。

Claims (12)

  1. 下記一般式(I)で示されるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
    Figure 2007136067
    (式中、Yは3〜6個の水酸基を有する多価アルコールの水酸基を除いた残基、kは前記多価アルコールの水酸基数、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基で、1≦a≦70、1≦b≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は20〜100質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はランダム状に付加している。Rは、同一もしくは異なってもよく炭素数1〜4の炭化水素基である。)
  2. 請求項1に記載の皮膚外用剤において、前記一般式(I)中、Yがペンタエリスリトールの残基であり、オキシエチレン基と炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合が50〜80質量%であることを特徴とする皮膚外用剤。
  3. 請求項1又は2に記載の皮膚外用剤において、一般式(I)で示されるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を0.01〜70質量%含むことを特徴とする皮膚外用剤。
  4. 一般式(I)で示されるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を有効成分とする保湿剤。
  5. 一般式(I)で示されるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を有効成分とする肌荒れ改善剤。
  6. 一般式(I)で示されるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を有効成分とするべたつき改善剤。
  7. 一般式(I)で示されるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を有効成分とする経皮吸収促進剤。
  8. 一般式(I)で示されるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体と、親水性薬剤とを含有し、かつ前記ポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体が親水性薬剤の経皮吸収促進剤であることを特徴とする皮膚外用剤。
  9. 請求項8に記載の皮膚外用剤において、親水性薬剤が保湿剤であることを特徴とする皮膚外用剤。
  10. 請求項9に記載の皮膚外用剤において、保湿剤がグリセリンまたはキシリトールであることを特徴とする皮膚外用剤。
  11. 請求項8に記載の皮膚外用剤において、親水性薬剤がハイドロキノン誘導体及びアスコルビン酸誘導体から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする皮膚外用剤。
  12. 一般式(I)で示されるポリオキシアルキレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体アルキルエーテル誘導体を有効成分とする経皮吸収コントロール剤。
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