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JPH1189935A - 吸入式投薬器 - Google Patents

吸入式投薬器

Info

Publication number
JPH1189935A
JPH1189935A JP9276573A JP27657397A JPH1189935A JP H1189935 A JPH1189935 A JP H1189935A JP 9276573 A JP9276573 A JP 9276573A JP 27657397 A JP27657397 A JP 27657397A JP H1189935 A JPH1189935 A JP H1189935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
capsule
valve
powder
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9276573A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatomo Oki
久朝 大木
Kazunori Ishizeki
一則 石関
Shigemi Nakamura
茂巳 中村
Yoshiyuki Tanizawa
嘉行 谷澤
Akira Yanagawa
明 柳川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DOT KK
Hitachi Ltd
Original Assignee
DOT KK
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DOT KK, Unisia Jecs Corp filed Critical DOT KK
Priority to JP9276573A priority Critical patent/JPH1189935A/ja
Publication of JPH1189935A publication Critical patent/JPH1189935A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定以上の吸引力を発生させたときにのみ薬
粉を吸入させることにより、規定量の薬粉を患者に投与
する。 【解決手段】 吸引許容弁28を、カプセルホルダ8の
把持部12に設け、この吸引許容弁28を、空気取入れ
口14Dを開閉する弁板29と、弁板29を閉弁方向に
付勢するコイルばね30とから構成している。従って、
吸引力が弱いときには、コイルばね30によって弁板2
9を閉弁して空気の吸入を規制する。一方、薬粉を肺内
まで到達させることができる程度の強い吸引力で息を吸
い込んだときには、コイルばね30のばね力に抗して弁
板29を開弁させることにより、薬粉を効率よく肺内に
吸入させる。さらに、患者が咳込んだときの空気の逆流
を阻止し、薬粉の放出を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、患者の息
の吸込みによって粉体状の薬品(薬粉)を肺内に投与す
るのに用いて好適な吸入式投薬器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、喘息患者等の肺に薬品を投与す
る方法には、薬液を注射する方法、液体エアゾール噴霧
器で吸入する方法、薬粉収容室やカプセル内に充填され
た粉体状の薬品(以下、薬粉という)を吸入する方法等
が用いられている。
【0003】これら喘息患者用の薬品投与方法のうち、
カプセル内に充填された薬粉を吸入する方法に用いる吸
入式投薬器としては、特開平7−313599号公報等
に示すものが知られている。そして、この従来技術によ
る吸入式投薬器は、軸方向の一側が空気取入れ口に連な
る薬粉収容室となり、他側が薬粉を吸入する吸入口とな
った投薬器本体と、該投薬器本体の薬粉収容室内の薬粉
を前記吸入口側に供給するため、該薬粉収容室を通って
前記空気取入れ口と吸入口との間を連通する通気路とか
らなり、前記薬粉収容室には薬粉が充填されたカプセル
を着脱可能に収容する構成となっている。
【0004】この吸入式投薬器では、薬粉収容室にカプ
セルを装着し、穴あけ具を用いて該カプセルに前記通気
路に連通する穴を形成する。この状態で吸入口をくわえ
て息を吸込むことにより、空気取入れ口から通気路に取
入れられ、該通気路を流通する空気流によってカプセル
内の薬粉を吸入口内に放出し、該吸入口から患者の肺内
に吸入させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による吸入式投薬器では、例えば、吸入口をくわ
えた状態で誤って軽く息を吸い込んでしまった場合、通
気路を通る空気流が勢いのないものとなってしまう。し
かし、薬粉は非常に細かいため、この弱い空気流によっ
ても吸入口側に放出されてしまう。
【0006】そして、このように空気流が弱く勢いがな
い場合には、カプセルから放出された薬粉が吸入口、口
腔内等に落下して付着してしまう。この結果、規定量の
薬粉を肺内に吸入することができず、薬粉の効能が低下
するという問題がある。
【0007】一方、薬粉を吸入するときに、吸入口をく
わえた状態で患者が咳込むことがあり、この場合には吸
入口内に空気が吹き出されるから、この逆流する空気が
通気路を通ってカプセル内の薬粉を外部(大気中)に放
出してしまい、この場合でも、規定量の薬粉を吸入する
ことができなくなるという問題がある。
【0008】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
なされたもので、本発明の目的は、一定以上の吸引力を
発生させたときにのみ薬粉の吸入を許すことにより、規
定量の薬粉を患者に投与できるようにした吸入式投薬器
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による吸
入式投薬器は、軸方向の一側が空気取入れ口に連なる薬
粉収容室となり、他側が薬粉を吸入する吸入口となった
投薬器本体と、該投薬器本体の薬粉収容室内の薬粉を前
記吸入口側に供給するため、該薬粉収容室を通って前記
空気取入れ口と吸入口との間を連通する通気路とからな
る。
【0010】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記投薬器本
体には、前記空気取入れ口側に位置し、常時は前記通気
路を閉塞し、吸入口側から空気を吸入し一定以上の吸引
力となったときに前記通気路を開放する吸引許容手段を
設けたことにある。
【0011】このように構成したことにより、例えば、
吸入口をくわえた状態で誤って軽く息を吸い込んでしま
った場合のように吸引力が弱く、薬粉が吸入口、口腔内
等で落下する虞れがあるときには、吸引許容手段が通気
路を閉塞しているから、このときの空気の吸入を規制す
ることができる。また、薬粉を十分に吸入することがで
きる程度の強い吸引力で息を吸い込み、このときの吸引
力が一定以上になったときには、この吸引力に同期して
吸引許容手段が通気路を開放するから、強い吸引力によ
って薬粉収容室内の薬粉を効率よく吸入することができ
る。
【0012】さらに、吸引許容手段を投薬器本体の空気
取入れ口側に設けることにより、薬粉収容室内の薬粉を
吸入口側に円滑に放出でき、薬粉が吸入許容手段に付着
するのを防止できる。また、吸入口をくわえた状態で患
者が咳込み、吸入口内に空気を逆流させた場合には、吸
引許容手段が通気路を閉塞して逆流する空気によって薬
粉が外部に放出されるのを防止する。
【0013】請求項2の発明による吸入式投薬器は、軸
方向の一側が空気取入れ口に連なるホルダ収容部とな
り、他側が吸入口となった投薬器本体と、該投薬器本体
のホルダ収容部に設けられ、該投薬器本体との間にカプ
セルを保持する保持空間を形成するカプセルホルダと、
前記保持空間に保持されたカプセル内の薬粉を前記吸入
口側に供給するため、前記保持空間を通って前記空気取
入れ口と吸入口とを連通する通気路と、前記保持空間に
保持されたカプセルに該通気路に連通する穴をあけるた
め、前記投薬器本体に設けられた穴あけ具とからなる。
【0014】そして、上述した課題を解決するために、
請求項2の発明が採用する構成の特徴は、前記カプセル
ホルダには、前記空気取入れ口側に位置し、常時は前記
通気路を閉塞し、吸入口側から空気を吸入し一定以上の
吸引力となったときに前記通気路を開放する吸引許容手
段を設けたことにある。
【0015】このように構成したことにより、例えば、
吸入口をくわえた状態で誤って軽く息を吸い込んでしま
った場合のように吸引力が弱く、薬粉が吸入口、口腔内
等で落下する虞れがあるときには、吸引許容手段が通気
路を閉塞しているから、このときの空気の吸入を規制す
ることができる。また、薬粉を十分に吸入することがで
きる程度の強い吸引力で息を吸い込み、このときの吸引
力が一定以上になったときには、この吸引力に同期して
吸引許容手段が通気路を開放するから、強い吸引力によ
ってカプセル内の薬粉を効率よく吸入することができ
る。
【0016】さらに、吸引許容手段を空気取入れ口側と
なるカプセルホルダに設けることにより、カプセル内の
薬粉を吸入口側に円滑に放出でき、薬粉が吸入許容手段
に付着するのを防止できる。また、吸入口をくわえた状
態で患者が咳込み、吸入口内に空気を逆流させた場合に
は、吸引許容手段が通気路を閉塞して逆流する空気によ
って薬粉が外部に放出されるのを防止する。
【0017】請求項3の発明は、吸引許容手段は、薬粉
を患部に到達させることができる吸引力となったとき、
通気路を開弁する弁手段によって構成したことにある。
これにより、薬粉を患部に確実に到達させることができ
る上に、吸引許容手段を構成が簡単な弁手段として形成
することができる。
【0018】請求項4の発明は、吸引許容手段は、通気
路を開閉する弁板と、該弁板を閉弁方向に付勢する弾性
部材とから構成したことにある。これにより、弾性部材
を弾性力(ばね力)の異なる他の弾性部材に変更するこ
とによって、弁板が開弁するときの吸引力を適宜調整す
ることができる。
【0019】請求項5の発明は、吸引許容手段は、弾性
を有する樹脂性材料からなる弁体として形成したことに
ある。これにより、樹脂性材料の弾性力を利用すること
によって弁体を単一の部材として形成することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
吸入式投薬器を図1ないし図12に従って詳細に説明す
る。
【0021】まず、本発明の第1の実施の形態を図1な
いし図7に基づいて説明するに、1は吸入式投薬器の基
部をなす投薬器本体で、該投薬器本体1は、後述するボ
ディ2と吸入口7等とから大略構成されている。
【0022】2は投薬器本体1の一側に位置して該投薬
器本体1の外形をなすボディで、該ボディ2は、略円筒
状に形成された筒状本体3と、該筒状本体3の外周から
図1中の上向きに突設され、後述する穴あけ具24の支
持部25を可動に支持する長円筒状の穴あけ具ガイド4
とから構成されている。
【0023】また、前記筒状本体3には、他端側に位置
してねじ部3Aが形成され、該ねじ部3Aには吸入口7
のねじ部7Aが螺着されている。さらに、筒状本体3の
外周側には、後述する流入側通路17,流出側通路18
が形成され、内周側にはホルダ収容部5が形成されてい
る。
【0024】5は筒状本体3の内周側に形成され、後述
するカプセルホルダ8のカプセル保持部9を出入れ可能
に収容するホルダ収容部で、該ホルダ収容部5は、図2
に示す如く、筒状本体3の下側寄りに位置し、該筒状本
体3の軸方向に伸長したほぼ四角形状の貫通穴として形
成されている。
【0025】6はホルダ収容部5の上側に位置して設け
られたカプセル嵌合溝で、該カプセル嵌合溝6は、後述
するカプセル嵌合凹部10と共にカプセルKを保持する
保持空間11を形成するもので、カプセル嵌合凹部10
に嵌合されたカプセルKを上側から保持するために、カ
プセルKの外径寸法に応じた断面半円弧状の溝として形
成されている。
【0026】7は筒状本体3の他側に着脱可能に取付け
られた吸入口で、該吸入口7は略円筒状に形成され、一
側には筒状本体3のねじ部3Aに螺着されるねじ部7A
が形成されている。また、吸入口7は、その外周面が患
者がくわえ易いように他側に向けて漸次縮径している。
さらに、吸入口7内にはメッシュ部材7Bが設けられ、
該メッシュ部材7Bは薬粉を微粒化し、かつカプセルK
の破片を捕捉するもので、細い線材を編み込むことによ
って形成されている。
【0027】8は投薬器本体1に対して着脱可能に設け
られたカプセルホルダで、該カプセルホルダ8は、図3
に示す如く、後述するカプセル保持部9と把持部12と
から大略構成されている。
【0028】9はカプセルホルダ8の本体をなし、ホル
ダ収容部5に出入れ可能に設けられたカプセル保持部
で、該カプセル保持部9は、ホルダ収容部5内に嵌合す
るように断面略T字状に形成されている(図4参照)。
また、カプセル保持部9とホルダ収容部5との間には、
互いに係脱可能に係合し、カプセルホルダ8をホルダ収
容部5に最も押込んだ押込み位置と、ホルダ収容部5に
カプセルKを装着したり、使用済みのカプセルKを取出
したりする引出し位置との2つの位置にカプセルホルダ
8を位置決めする複数の係合突起(図示せず)が設けら
れている。
【0029】10はカプセル保持部9の上面側にカプセ
ルKを嵌合するために形成されたカプセル嵌合凹部で、
該カプセル嵌合凹部10は、カプセルKが軸線位置まで
埋没するように断面半円弧状の凹溝として形成されてい
る。そして、カプセル嵌合凹部10は、カプセル保持部
9をホルダ収容部5内に押込んだ押込み位置で、前述し
たカプセル嵌合溝6との間にカプセルKを保持する薬粉
収容室としての保持空間11を形成するものである。
【0030】12はカプセル保持部9の一側に一体的に
設けられた把持部で、該把持部12は、後述する支持リ
ング13とキャップ14とから大略構成されている。
【0031】13はカプセル保持部9の一側に一体形成
された支持リングで、該支持リング13は、円環状の環
状体13Aと、カプセル保持部9に固着された軸体13
Bと、該軸体13Bと前記環状体13Aを連結するため
に十字状に配設された4本の脚部13C,13C,…と
から大略構成され、前記各脚部13C間は通気路の一部
を構成する開口13D,13D,…となっている。ま
た、前記環状体13Aの外周側にはねじ部13Eが形成
され、軸体13B、各脚部13Cの一側面には後述する
通気路開閉弁28を収容する凹陥部13Fが形成されて
いる。
【0032】14は支持リング13を覆うように設けら
れたキャップで、該キャップ14は、筒体14Aと蓋部
14Bとから有蓋筒状に形成され、筒体14Aの内周側
には、支持リング13のねじ部13Eに螺着するねじ部
14Cが形成されている。
【0033】また、蓋部14Bの中央には空気取入れ口
14Dが設けられ、該空気取入れ口14Dは、支持リン
グ13の各開口13Dを介して流入側通路17,21に
空気を取入れるものである。
【0034】このように形成されたカプセルホルダ8
は、把持部12のキャップ14外周側を把持してカプセ
ル保持部9を引出すことにより、該カプセル保持部9を
引出し位置に配置することができる。そして、この引出
し位置では、カプセル保持部9のカプセル嵌合凹部10
に薬粉が充填されたカプセルKを嵌合させたり、カプセ
ル嵌合凹部10から使用済みのカプセルKを取出したり
することができる。また、カプセル保持部9のカプセル
嵌合凹部10にカプセルKを嵌合させた状態で、把持部
12を把持してカプセル保持部9をホルダ収容部5内に
押込むことにより、カプセル保持部9を押込み位置に配
置し、カプセルKを保持空間11で保持することができ
る。
【0035】次に、15はカプセル嵌合溝6の一側寄り
に開口した流入側のピン挿入穴で、該ピン挿入穴15
は、穴あけ具ガイド4内に位置して筒状本体3の径方向
に形成されている。
【0036】また、16はカプセル嵌合溝6の他側寄り
に開口した流出側のピン挿入穴で、該ピン挿入穴16
は、流入側のピン挿入穴15と平行になるように、穴あ
け具ガイド4内に位置して筒状本体3の径方向に形成さ
れている。
【0037】17は筒状本体3の外周側に形成された流
入側通路で、該流入側通路17は一側が把持部12の各
開口13D、空気取入れ口14Dを介して大気側に連通
可能となり、他側が流入側のピン挿入穴15に連通して
いる。
【0038】18は筒状本体3の外周側に形成された流
出側通路で、該流出側通路18は一側が流出側のピン挿
入穴16に連通し、他側が吸入口7側に開口している。
【0039】ここで、前述したピン挿入穴15と流入側
通路17とによって流入側の通気路を構成し、ピン挿入
穴16と流出側通路18とによって流出側の通気路を構
成している。
【0040】次に、19はカプセルホルダ8のカプセル
保持部9に設けられ、カプセル嵌合凹部10の一側寄り
に開口した流入側のピン挿入穴で、該ピン挿入穴19は
ピン挿入穴15と同軸に形成されている。
【0041】20はカプセルホルダ8のカプセル保持部
9に設けられ、カプセル嵌合凹部10の他側寄りに開口
した流出側のピン挿入穴で、該ピン挿入穴20は、他側
に位置してピン挿入穴16と同軸となる円弧を有し、後
述するピン26の先端部に形成された傾斜面に対向する
ようにカプセル嵌合凹部10の軸方向一側に伸長した長
穴として形成されている。
【0042】21はカプセル保持部9の下側に位置して
筒状本体3との間に形成された流入側通路で、該流入側
通路21は、一側が把持部12の各開口13D、空気取
入れ口14Dを介して大気側に連通可能となり、他側が
流入側のピン挿入穴19に連通している。
【0043】22はカプセル保持部9の下側に位置して
筒状本体3との間に形成された流出側通路で、該流出側
通路22は、一側が流出側のピン挿入穴20に連通し、
他側が吸入口7側に開口している。
【0044】ここで、前述したピン挿入穴19と流入側
通路21とによって流入側の通気路を構成し、ピン挿入
穴20と流出側通路22とによって流出側の通気路を構
成している。このように、ピン挿入穴15,16,1
9,20、流入側通路17,21、流出側通路18,2
2および支持リング13の各開口13Dによって空気取
入れ口14Dと吸入口7との間を連通している。
【0045】23,23は各通路17,18,21,2
2と90度ずらした位置で筒状本体3を軸方向に貫通す
るように穿設された2本の補助通気路(図2中に図示)
で、該各補助通気路23は、息を吸込むときに流通する
空気の流量を増やすことで、このときの息苦しさを解消
している。
【0046】さらに、24はカプセルKに穴あけを施す
ための穴あけ具で、該穴あけ具24は、穴あけ具ガイド
4内に可動に支持された支持部25と、先端側がピン挿
入穴15,16内に位置し、基端側が該支持部25に固
着されたピン26,26と、前記支持部25と筒状本体
3との間に設けられた戻しばね27とから大略構成され
ている。そして、前記戻しばね27は、ピン26,26
がカプセルKから離間する方向に支持部25を付勢し、
カプセルKの穴あけ後に支持部25、ピン26,26を
初期位置まで戻すものである。また、ピン26,26の
先端部は、互いに対向するように形成された傾斜面によ
って鋭利な針先形状をなしている。
【0047】ここで、吸入口7側に位置するピン26で
ピン挿入穴20に連通する穴H2 をあけるときには、図
6に示す如く、長穴となったピン挿入穴19内の一側寄
りに穴あけ時のバリBを折曲げて収容する。
【0048】このように穴あけ具24は、支持部25を
戻しばね27に抗して穴あけ具ガイド4内に押込み、ピ
ン26,26をピン挿入穴15,16等に挿入すること
により、該ピン26,26の先端をカプセル保持部9の
カプセルKに貫通させ、該カプセルKに径方向に貫通す
る穴H1 ,H1 ,H1 ,H2 をあけるものである。ま
た、支持部25への押圧力を取除くと、戻しばね27の
付勢力によって支持部25、各ピン26,26が初期位
置まで後退する。
【0049】28はカプセルホルダ8の把持部12内に
設けられた吸引許容手段となる吸引許容弁で、該吸引許
容弁28は、図5に示す如く、支持リング13の各開口
13Dとキャップ14の空気取入れ口14Dとの間に位
置して凹陥部13F内に配設されている。また、吸引許
容弁28は、前記空気取入れ口14Dを開閉する円板状
の弁板29と、該弁板29を閉弁方向に付勢するため
に、該弁板29と支持リング13の軸部13Bとの間に
配設された弾性部材となるコイルばね30とから構成さ
れている。
【0050】ここで、前記弁板29には、他側面の中央
に位置してばね嵌合突部29Aが設けられ、該ばね嵌合
突部29Aにはコイルばね30が外嵌している。これに
より、ばね嵌合突部29Aは、当該ばね嵌合突部29
A、凹陥部13Fに対してコイルばね30を中央に位置
決めしている。
【0051】また、前記コイルばね30のばね力(弾性
力)は、図1に示すように常時は弁板29をキャップ1
4の蓋部14Bに押付け、一方、吸入口7から息を吸込
み、例えば、このときの吸引力が薬粉を患部となる肺内
まで到達させることができる程度の強い吸引力となった
ときにのみ、図6に示す如く弁板29の開弁を許すよう
に設定されている。
【0052】そして、吸引許容弁28は、常時は弁板2
9をキャップ14の蓋部14Bに押付けて支持リング1
3の各開口13Dとキャップ14の空気取入れ口14D
との間を閉塞している。一方、吸入口7から息を吸込
み、この息の吸込による吸引力が薬粉を肺内まで十分に
吸入することができる程度の強い吸引力となったときに
弁板29の開弁を許すことにより、通気路(空気取入れ
口14D)を開放して薬粉を吸入させるものである。
【0053】さらに、吸引許容弁28は、図7に示す如
く、吸入口7をくわえた状態で患者が咳込み、吸入口7
内に空気を逆流させた場合に、空気取入れ口14Dを閉
塞して逆方向への空気の流れを阻止する逆流防止弁とし
て機能する。
【0054】本実施の形態による吸入式投薬器は上述の
如き構成を有するもので、次に、患者が薬粉を吸入する
までの準備動作および吸入時の空気と薬粉の流れについ
て説明する。
【0055】まず、把持部12を把持してカプセルホル
ダ8のカプセル保持部9をホルダ収容部5から引出して
引出し位置としたら、カプセル保持部9のカプセル嵌合
凹部10にカプセルKを嵌合させた後に、把持部12を
把持してカプセル保持部9をホルダ収容部5内に押込
む。これにより、カプセルKはカプセル嵌合溝6によっ
て上側から押えられた状態で押込み位置に配置され、保
持空間11内に保持される。
【0056】次に、カプセルKを押込み位置に配置した
ら、穴あけ具24の支持部25を穴あけ具ガイド4に沿
って押込むことにより、各ピン26をピン挿入穴15,
16,19,20に沿って挿入し、該各ピン26をカプ
セルKに貫通させる。
【0057】そして、把持部12側のピン26をカプセ
ルKに貫通させると、カプセルKにピン挿入穴15に連
通する穴H1 、ピン挿入穴19に連通する穴H1 が順次
形成される。
【0058】また、吸入口7側のピン26をカプセルK
に貫通させると、ピン挿入穴16に連通する穴H1 が形
成された後に、ピン挿入穴20に連通する穴H2 が形成
される。ここで、この穴H2 の形成時には、長穴に形成
されたピン挿入穴20によって穴あけ時のバリBが分離
させることなく折曲げて形成されるから、投薬器の清掃
作業等を簡略化でき、薬粉の吸入時における患者の咳込
みを防止することができる。
【0059】一方、カプセルKに4個の穴H1 ,H1 ,
H1 ,H2 を形成した後には、戻しばね27の付勢力に
よって支持部25、各ピン26,26が初期位置まで戻
される。
【0060】次に、患者が薬粉を吸込むときの吸入式投
薬器内の空気と薬粉の流れについて図6を参照しつつ述
べる。
【0061】まず、患者は吸入口7の他側を口にくわ
え、この状態で息を吸込む。この際、誤って軽く息を吸
い込んでしまった場合のように吸引力が弱い場合には、
吸引許容弁28によって空気取入れ口14Dが閉塞され
た状態で維持されるから、空気流は発生せず、薬粉の吸
入は行なわれない。従って、薬粉が吸入口7、口腔内等
で落下する虞れがある弱い吸引力による薬粉の吸入を防
止することができる。
【0062】そして、さらに息を吸込むことにより、薬
粉を肺内まで十分に吸入することができる程度の強い吸
引力を発生させ、図6に示す如く、この吸引力が一定以
上になったときに吸引許容弁28の弁板29による空気
取入れ口14Dの閉塞が解除される。これにより、空気
が空気取入れ口14Dから流入側通路17,21を介し
てカプセルK側に流通し、流入側の穴H1 ,H1 から該
カプセルK内に流入する。そして、カプセルK内に流入
した空気流は該カプセルK内に充填された薬粉を拡散
し、薬粉を空気中に混入させる。
【0063】このようにしてカプセルK内の薬粉を含ん
だ空気流は、流出側の穴H1 ,H2から流出側通路1
8,22等を介して吸入口7側に放出され、該吸入口7
から患者の口内、気管を介して肺内に吸込まれる。この
ときには、薬粉を含んだ空気流が強い吸引力によって勢
いよく流通するから、カプセルK内の薬粉を効率よく患
者の肺内まで到達させることができる。
【0064】一方、カプセルK内の薬粉吸入作業が終了
したら、把持部12を把持してカプセルホルダ8のカプ
セル保持部9をホルダ収容部5から引出して引出し位置
とすることにより、使用済みのカプセルKをカプセルホ
ルダ8から取出すことができる。
【0065】かくして、本実施の形態によれば、吸引力
が弱いときには、吸引許容弁28によって通気路(空気
取入れ口14D)を閉塞することができるから、吸入途
中での薬粉の落下を防止することができる。また、強い
吸引力で息を吸い込んだ場合には、吸引許容弁28によ
って空気取入れ口14Dを開放して薬粉を吸入させるこ
とができるから、カプセルK内の薬粉を強い吸引力によ
って肺内まで到達させることができる。これにより、患
者に規定量の薬粉を投与することができるから、薬粉の
効能を高めることができ、吸入式投薬器に対する信頼性
を向上することができる。
【0066】また、吸入口7をくわえた状態で咳込んで
吸入口7に空気を逆流させたときには、吸引許容弁28
によって空気取入れ口14Dを閉塞することができるか
ら、カプセルK内の薬粉が大気側に放出されるのを防止
でき、この点においても患者に規定量の薬粉を投与する
ことができる。
【0067】また、吸引許容弁28を空気取入れ口14
D側に設けることにより、該吸引許容弁28が薬粉の流
通経路の障害物となるのを防止できるから、薬粉を吸入
口7側に円滑に放出させることができ、また、薬粉が吸
入許容弁18に付着するのを防止することができる。こ
れにより、薬粉の吸入効率の向上、清掃作業の簡略化等
を図ることができる。
【0068】さらに、吸引許容弁28を空気取入れ口1
4Dを開閉する弁板29と、該弁板29を閉弁方向に付
勢するコイルばね30とから構成しているから、付勢力
の異なるコイルばね30を複数個用意することにより、
患者の病状、薬粉の特性(粒径等)、投薬器の形状等に
応じてばね力(弾性力)の設定値を変更することがで
き、適用範囲を広めることができる。
【0069】次に、本発明の第2の実施の形態を図8な
いし図10に基づいて説明するに、本実施の形態の特徴
は、吸引許容手段を弾性を有する樹脂性材料から形成さ
れた皿状弁体として構成したことにある。なお、本実施
の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要
素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0070】41は前記第1の実施の形態によるカプセ
ルホルダ8に代えて用いられた本実施の形態によるカプ
セルホルダ、42は該カプセルホルダ41の一側に設け
られた把持部で、該把持部42は、後述する支持リング
43とキャップ44とから大略構成されている。
【0071】43は本実施の形態による支持リングで、
該支持リング43は、第1の実施の形態による支持リン
グ13とほぼ同様に、環状体43A、軸体43B、4本
の脚部43C,43C,…、開口43D,43D,…、
ねじ部43E、凹陥部43Fから形成されている。しか
し、本実施の形態による支持リング43は、全体が軸方
向に短尺に形成され、前記凹陥部43Fが第1の実施の
形態による凹陥部13Fの軸方向深さ寸法に比較して浅
底となる軸方向深さ寸法L1 をもって形成されている点
で第1の実施の形態による支持リング13と相違してい
る。
【0072】44は本実施の形態によるキャップで、該
キャップ44は、第1の実施の形態によるキャップ14
とほぼ同様に、筒体44A、蓋部44B、ねじ部44
C、空気取入れ口44Dによって有蓋筒状に形成されて
いる。しかし、本実施の形態によるキャップ44は、支
持リング43の短尺化に対応して筒体44が軸方向に短
尺になっている点で、第1の実施の形態によるキャップ
14と相違している。
【0073】45は把持部42内に設けられた本実施の
形態による吸引許容手段としての皿状弁体で、該皿状弁
体45は、支持リング43の各開口43Dとキャップ4
4の空気取入れ口44Dとの間に位置して凹陥部43F
内に配設されている。また、皿状弁体45は弾性を有す
る樹脂性材料からなり、図9に示す如く、円板状の弁板
46と、該弁板46の周縁から徐々に拡径して軸方向に
延びた筒部47とによって皿ばねとしての機能を持った
弁体として形成されている。
【0074】ここで、皿状弁体45は、図9に示す如
く、自由状態で凹陥部43Fの軸方向深さ寸法L1 より
も大きな軸方向寸法L2 をもって形成されている。これ
により、皿状弁体45を把持部42内に組付けた状態で
は、その弾性力によって弁板46をキャップ44の蓋部
44Bに押付けて予圧を与えている。一方、皿状弁体4
5は、吸入口7をくわえて息を吸入したときの吸引力が
薬粉を肺内まで十分に吸入することができる程度の強い
吸引力となったときにのみ、図10に示すように弁板4
6、筒体47を弾性変形させて開弁するものである。
【0075】そして、皿状弁体45は、常時は弁板46
をキャップ44の蓋部44Bに押付けて支持リング43
の各開口43Dとキャップ44の空気取入れ口44Dと
の間を閉塞している。一方、吸入口7から息を吸込み、
この息の吸込による吸引力が薬粉を肺内まで十分に吸入
することができる程度の強い吸引力となったときに弾性
変形を生じて通気路(空気取入れ口44D)を開放し、
薬粉を吸入させるものである。
【0076】さらに、皿状弁体45は、前記第1の実施
の形態による吸引許容弁28と同様に、吸入口7内に空
気を逆流させた場合に、空気取入れ口44Dを閉塞して
逆方向への空気の流れを阻止する逆流防止弁として機能
する。
【0077】第2の実施の形態は、このように構成され
るが、この第2の実施の形態においても、第1の実施の
形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0078】然るに、本実施の形態では、皿状弁体45
を、樹脂性材料の弾性力を利用することによって単一の
部材として形成することができから、構成を簡略化で
き、組付け作業性等を向上することができる。
【0079】次に、本発明の第3の実施の形態を図11
および図12に基づいて説明するに、本実施の形態の特
徴は、吸引許容手段を弁板、脚体、リング体からなるテ
ーブル形状の弁体として構成したことにある。なお、本
実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものと
する。
【0080】51は前記第1の実施の形態によるカプセ
ルホルダ8に代えて用いられた本実施の形態によるカプ
セルホルダ、52は該カプセルホルダ51の一側に設け
られた把持部で、該把持部52は、後述する支持リング
53とキャップ54とから大略構成されている。
【0081】53は本実施の形態による支持リングで、
該支持リング53は、第1の実施の形態による支持リン
グ13とほぼ同様に、環状体53A、軸体53B、4本
の脚部53C,53C,…、開口53D,53D,…、
ねじ部53E、凹陥部53Fから形成されている。しか
し、本実施の形態による支持リング53は、全体が軸方
向に短尺に形成され、前記凹陥部53Fが第1の実施の
形態による凹陥部13Fの軸方向深さ寸法に比較して浅
底となる軸方向深さ寸法L1 をもって形成されている点
で第1の実施の形態による支持リング13と相違してい
る。
【0082】54は本実施の形態によるキャップで、該
キャップ54は、第1の実施の形態によるキャップ14
とほぼ同様に、筒体54A、蓋部54B、ねじ部54
C、空気取入れ口54Dによって有蓋筒状に形成されて
いる。しかし、本実施の形態によるキャップ54は、支
持リング53の短尺化に対応して筒体54が軸方向に短
尺になっている点で、第1の実施の形態によるキャップ
14と相違している。
【0083】55は把持部52内に設けられた本実施の
形態による吸引許容手段としてのテーブル状弁体で、該
テーブル状弁体55は、支持リング53の各開口53D
とキャップ54の空気取入れ口54Dとの間に位置して
凹陥部53F内に配設されている。また、テーブル状弁
体55は弾性を有する樹脂性材料からなり、図12に示
すように、円板状の弁板56と、該弁板56の外周側に
位置して軸方向に延びた複数本の脚体57,57,…
と、該各脚体57の先端側を連結するように設けられた
円環状のリング体58とによりテーブル状に形成されて
いる。
【0084】ここで、テーブル状弁体55は、自由状態
で凹陥部53Fの軸方向深さ寸法L1 よりも大きな軸方
向寸法L3 をもって形成されている。これにより、テー
ブル状弁体55を把持部52内に組付けた状態では、そ
の弾性力をもって弁板56をキャップ54の蓋部54B
に押付けて予圧を与えている。一方、テーブル状弁体5
5は、吸入口7をくわえて息を吸入したときの吸引力が
薬粉を肺内まで十分に吸入することができる程度の強い
吸引力となったときにのみ、弁板56、脚体57、リン
グ体58を弾性変形させて開弁するものである。
【0085】そして、テーブル状弁体55は、常時は弁
板56をキャップ54の蓋部54Bに押付けて支持リン
グ53の各開口53Dとキャップ54の空気取入れ口5
4Dとの間を閉塞している。一方、吸入口7から息を吸
込み、この息の吸込による吸引力が薬粉を肺内まで十分
に吸入することができる程度の強い吸引力となったとき
に弾性変形を生じて通気路(空気取入れ口54D)を開
放し、薬粉を吸入させるものである。
【0086】さらに、テーブル状弁体55は、前記第1
の実施の形態による吸引許容弁28と同様に、吸入口7
内に空気を逆流させた場合に、空気取入れ口54Dを閉
塞して逆方向への空気の流れを阻止する逆流防止弁とし
て機能する。
【0087】第2の実施の形態は、このように構成され
るが、この第2の実施の形態においても、前記各実施の
形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0088】然るに、本実施の形態では、テーブル状弁
体55を、弁板56、脚体57、リング体58によって
形成しているから、弁板56、脚体57等を大きく弾性
変形させて、通気路(空気取入れ口54D)を大きく開
放することができる。これにより、空気を効率よく流通
させることができ、薬粉の吸入効率を向上することがで
きる。
【0089】なお、第1の実施の形態では、吸引許容弁
28を弁板29と弾性部材となるコイルばね30とから
形成したが、本発明はこれに限らず、例えば弾性部材と
して皿ばね、ゴムばね等の他の弾性部材を用いて吸引許
容弁を構成してもよい。
【0090】また、各実施の形態では、投薬器本体1か
らカプセルKを出入れするカプセルホルダ8,41,5
1の把持部12,42,52に吸引許容手段をなす吸引
許容弁28、皿状弁体45、テーブル状弁体55を設け
た場合を例に挙げて説明したが、これに替えて、例え
ば、投薬器本体内にカプセルを指先等によって挿入する
構成となった他の形式の吸入式投薬器に吸引許容手段を
設けてもよい。
【0091】また、第2の実施の形態では、皿状弁体4
5を用いた場合を例示し、第3の実施の形態では、テー
ブル状弁体55を用いた場合を例示したが、これらの形
状に限るものではなく、薬粉の特性、使用される投薬器
等に応じて種々の形状が選択して用いられるものであ
る。
【0092】さらに、各実施の形態では、キャップ1
4,44,54の蓋部14B,44B,54Bに空気取
入れ口14D,44D,54Dを軸方向に形成したが、
これに替えて、例えば、キャップ14,44,54の筒
体14A,44A,54Aに空気取入れ口を径方向に形
成してもよく、この場合には、吸引許容手段を径方向に
形成された空気取入れ口を開閉するリング状の弁体等か
ら構成すればよい。
【0093】また、各実施の形態では、空気取入れ口1
4D,44D,54D、吸引許容弁28,皿状弁体4
5,テーブル状弁体55をカプセルホルダ8,41,5
1に設けたが、例えば、空気取入れ口、吸入許容弁を筒
状本体3側に設ける構成としてもよい。
【0094】さらにまた、各実施の形態では、保持空間
11内に薬粉が充填されたカプセルKを収容する構成と
したが、本発明はこれに限らず、例えば、投薬器本体に
薬粉収容室を設け、該薬粉収容室に薬粉を直接的に充填
し、この薬粉を吸入する構成としてもよい。この場合に
は、吸入口7に設けられたメッシュ部材7Bを省略して
もよい。
【0095】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1および請求
項2の発明によれば、例えば、吸入口をくわえた状態で
誤って軽く息を吸い込んでしまった場合のように吸引力
が弱く、薬粉が吸入口、口腔内等で落下する虞れがある
ときには、吸引許容手段によって通気路を閉塞し、この
ときの空気の吸入を規制することができる。また、薬粉
を十分に吸入することができる程度の強い吸引力で息を
吸い込み、このときの吸引力が一定以上になったときに
は、この吸引力に同期して吸引許容手段によって通気路
を開放し、この強い吸引力によって薬粉を効率よく吸入
することができる。これにより、患者に規定量の薬粉を
投与することができるから、薬粉の効能を高めることが
でき、吸入式投薬器に対する信頼性を向上することがで
きる。
【0096】さらに、吸引許容手段を投薬器本体の空気
取入れ口側に設けることにより、薬粉を吸入口側に円滑
に放出できるから、薬粉が吸入許容手段に付着するのを
防止でき、薬粉の吸入効率の向上、清掃作業の簡略化等
を図ることができる。また、吸入口をくわえた状態で患
者が咳込み、吸入口内に空気を逆流させた場合には、吸
引許容手段によって通気路を閉塞することができるか
ら、逆流する空気によって薬粉が外部に放出されるのを
防止でき、患者に規定量の薬粉を投与することができ
る。
【0097】請求項3の発明によれば、吸引許容手段に
よって薬粉の吸入を許したときには、薬粉を患部に確実
に到達させることができ、多くの薬粉を吸入させること
ができる。また、吸引許容手段を構成が簡単な弁手段と
して形成することができるから、組立作業性の向上、コ
ストの低減を図ることができる。
【0098】請求項4の発明によれば、弾性部材を弾性
力の異なる他の弾性部材に変更することによって、弁板
が開弁するときの吸引力を適宜調整することができるか
ら、弾性力の異なる弾性部材を複数個用意することによ
り、患者の病状、薬粉の粒経、投薬器の形状等の変更に
対応でき、適用範囲を広めることができる。
【0099】請求項5の発明によれば、樹脂性材料の弾
性力を利用することによって吸引許容手段を単一の部材
からなる弁体として形成することができるから、構成を
簡略化でき、組付け作業性等を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による吸入式投薬器
を示す断面図である。
【図2】図1中に示す投薬器本体の右側面図である。
【図3】図1中のカプセルホルダ、吸引許容弁を分解し
た状態で示す一部破断の外観図である。
【図4】キャップを取外した状態のカプセルホルダを図
3中の矢示IV−IV方向から示す右側面図である。
【図5】図1中の把持部、吸引許容弁を投薬器本体の一
部と共に拡大して示す要部拡大断面図である。
【図6】カプセル内の薬粉を吸入している状態の吸入式
投薬器を示す断面図である。
【図7】吸入口内に空気を逆流させた状態の吸入式投薬
器を示す断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態による皿状弁体を把
持部等と共に示す図5と同様位置からみた要部拡大断面
図である。
【図9】図8中の皿状弁体を示す外観斜視図である。
【図10】一定以上の吸引力によって皿状弁体が弾性変
形して開弁した状態を示す図8と同様位置からみた要部
拡大断面図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態によるテーブル状
弁体を把持部等と共に示す図5と同様位置からみた要部
拡大断面図である。
【図12】図11中のテーブル状弁体を示す外観斜視図
である。
【符号の説明】
1 投薬器本体 2 ボディ 3 筒状本体 5 ホルダ収容部 7 吸入口 8 カプセルホルダ 9 カプセル保持部 11 保持空間(薬粉収容室) 12 把持部 13,43,53 支持リング 13D,43D,53D 開口(通気路) 14,44,54 キャップ 14D,44D,54D 空気取入れ口 15,16,19,20 ピン挿入穴(通気路) 17,21 流入側通路(通気路) 18,22 流出側通路(通気路) 28 吸引許容弁(吸引許容手段) 29 弁板 30 コイルばね(弾性部材) 45 皿状弁体(吸引許容手段) 55 テーブル状弁体(吸引許容手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 茂巳 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 谷澤 嘉行 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 柳川 明 神奈川県横浜市都筑区富士見が丘5−3

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向の一側が空気取入れ口に連なる薬
    粉収容室となり、他側が薬粉を吸入する吸入口となった
    投薬器本体と、該投薬器本体の薬粉収容室内の薬粉を前
    記吸入口側に供給するため、該薬粉収容室を通って前記
    空気取入れ口と吸入口との間を連通する通気路とからな
    る吸入式投薬器において、 前記投薬器本体には、前記空気取入れ口側に位置し、常
    時は前記通気路を閉塞し、吸入口側から空気を吸入し一
    定以上の吸引力となったときに前記通気路を開放する吸
    引許容手段を設ける構成としたことを特徴とする吸入式
    投薬器。
  2. 【請求項2】 軸方向の一側が空気取入れ口に連なるホ
    ルダ収容部となり、他側が吸入口となった投薬器本体
    と、該投薬器本体のホルダ収容部に設けられ、該投薬器
    本体との間にカプセルを保持する保持空間を形成するカ
    プセルホルダと、前記保持空間に保持されたカプセル内
    の薬粉を前記吸入口側に供給するため、前記保持空間を
    通って前記空気取入れ口と吸入口とを連通する通気路
    と、前記保持空間に保持されたカプセルに該通気路に連
    通する穴をあけるため、前記投薬器本体に設けられた穴
    あけ具とからなる吸入式投薬器において、 前記カプセルホルダには、前記空気取入れ口側に位置
    し、常時は前記通気路を閉塞し、吸入口側から空気を吸
    入し一定以上の吸引力となったときに前記通気路を開放
    する吸引許容手段を設ける構成としたことを特徴とする
    吸入式投薬器。
  3. 【請求項3】 前記吸引許容手段は、薬粉を患部に到達
    させることができる吸引力となったとき、前記通気路を
    開弁する弁手段によって構成してなる請求項1または2
    に記載の吸入式投薬器。
  4. 【請求項4】 前記吸引許容手段は、前記通気路を開閉
    する弁板と、該弁板を閉弁方向に付勢する弾性部材とか
    ら構成してなる請求項1,2または3に記載の吸入式投
    薬器。
  5. 【請求項5】 前記吸引許容手段は、弾性を有する樹脂
    性材料からなる弁体として形成してなる請求項1,2ま
    たは3に記載の吸入式投薬器。
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