JPH0927612A - 量子効果半導体装置とその製造方法 - Google Patents
量子効果半導体装置とその製造方法Info
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- JPH0927612A JPH0927612A JP17365395A JP17365395A JPH0927612A JP H0927612 A JPH0927612 A JP H0927612A JP 17365395 A JP17365395 A JP 17365395A JP 17365395 A JP17365395 A JP 17365395A JP H0927612 A JPH0927612 A JP H0927612A
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Abstract
込めを行う量子効果半導体装置とその製造方法に関し、
所望の位置にダメージの少ない領域ドットを作成するこ
とのできる半導体装置の製造方法を提供することを目的
とする。 【構成】 一定の面方位を有する基板表面上に開口を有
するマスクを形成する工程と、前記マスクの開口を通し
て基板表面をエッチングし、深さと共に頂部に向かって
収束する側面を有する凹みを形成するエッチング工程
と、前記凹み内に混晶半導体の成長を行う工程であっ
て、前記頂部上と頂部を囲む前記側面上とでキャリアの
バンド構造が異なる連続した混晶半導体層の成長を行う
量子効果層成長工程とを含む。
Description
その製造方法に関し、特に1次元、2次元または3次元
のキャリア閉じ込めを行う量子効果半導体装置とその製
造方法に関する。
の要求が強い。半導体デバイスの微細化を進めていく
と、キャリアの存在し得る領域が制限されることによっ
て量子効果が生じる構造に行き着く。
と、キャリアは2次元空間(面)内で運動することにな
る。このような構造は、量子井戸や超格子と呼ばれ、レ
ーザや高電子移動度トランジスタ(HEMT)に利用さ
れている。
と、キャリアは1次元空間(線)内で運動することにな
る。このような構造は量子細線と呼ばれる。キャリアの
自由度を3次元で閉じ込めると、キャリアは0次元空間
(点)での自由度しか有さなくなる。このような構造は
量子箱(量子ドット)と呼ばれる。量子箱や量子細線に
おいては、状態密度が離散化し、さらにデルタ関数化
し、3次元自由度を有するキャリアとは大きく異なる振
る舞いが期待できる。
成技術を示す。図11(A)、(C)、(E)は3つの
方法を説明するための断面図であり、図11(B)、
(D)(F)はそれぞれ対応する平面図である。
グによる量子ドットの作成技術を示す。基板101上に
広いバンドギャップの第1のバリア層102、狭いバン
ドギャップの井戸層103、広いバンドギャップの第2
のバリア層104を積層し、その上にマスク105を形
成する。マスク105の平面形状は、図11(B)に示
すように、たとえば円形である。
て用い、下のバリア層102、104および井戸層10
3をドライエッチングする。ドライエッチングされた井
戸層130は、上下をバリア層102、104によって
画定され、その周囲をマスク105に従ってエッチング
した空間によって画定されている。
寸法を制御することにより、井戸層103で形成された
量子箱が提供される。しかしながら、ドライエッチング
によって量子箱を作成すると、ドライエッチングによ
り、井戸層103がダメージを受け、良好な結晶状態、
電子状態を得ることが困難となる。
量子箱の作成技術を示す。基板101の表面上に開口を
有するSiO2 マスク106が形成されている。このS
iO 2 マスク106は、図11(D)に示すように、た
とえば正方形の開口107を有する。開口107の各辺
は、下地基板101の結晶面方位に合わせて方向付けら
れている。
出された基板101表面上にエピタキシャル成長を行
う。面方位を選択することにより、エピタキシャル成長
は開口107内で上方に向かうに従って、断面積が小さ
くなるピラミッド状に成長する。
2、井戸層103を成長すると、小さな領域の井戸層1
03が得られる。開口107の形状およびバリア層10
2、井戸層103の層厚を選択することにより、井戸層
103によって量子箱が形成される。しかしながら、こ
の方法によって得られる量子箱103は、ピラミッドの
頂上部分に形成され、外部の配線を接続することが容易
ではない。
によって量子ドットを形成する技術は、所望の位置に微
細構造を形成することはできるが、量子ドットの形成自
体が難しく、満足する結果が得られていない。
然形成技術を示す。(001)表面を有するGaAs基
板111上に、AlGaAsバッファ層112をエピタ
キシャル成長し、その上にGaAs層113をエピタキ
シャル成長する。GaAs層113の上に、In組成が
約0.5程度に設定された格子不整合が大きいInGa
As層114を成長し、さらにその上にGaAs層11
5を成長する。成長温度を選択するか、成長後にアニー
ルを行うことにより、InGaAs層114内にIn組
成が大きい球状領域116が発生する。この球状領域1
16は自然に発生するものであり、かつその大きさは量
子ドットを実現する大きさである。
E)によってこのような球状領域を形成できることを報
告している(D. Leonard et al, Appl. Phys. Lett. 63
(1993) pp. 3203 - 3205 )。
(LP−MOVPE)を用いた原子層成長(ALE)を
用い、InAs/GaAs積層からこのようなIn0.5
Ga 0.5 As量子ドットを作成できることを報告してい
る(K. Mukai et al, Jpn. J. Appl. Phys, 33 (1994)
pp. L1710 - L1712 )。
(MOCVD)を用い、GaAs基板上にInGaAs
層を成長し、同様の量子ドットを得られることを報告し
ている(J. Oshinowo et al, Appl. Phys. Lett. 65
(1994) pp. 1421 - 1423 )。
s基板上にMBEを用いてInAs層とGaAs層を成
長し、量子ドットが得られることを報告している(J.
Y. Marzin et al, Phys. Rev. Lett. 73 (1994) pp. 7
16 - 719 )。
は、ドライエッチングプロセスを用いないため、量子ド
ットにダメージが入りにくく、かつ量子ドットを作成し
た後の基板表面を平坦に保てる利点を有する。
面内位置は制御することができず、量子ドットが基板平
面内にランダムに分布する。電子デバイスを作成しよう
とする場合、量子ドットにキャリアを注入したり、量子
ドットからキャリアを引き出すことが望まれる。量子ド
ットの位置が制御できなければ、このような電子デバイ
ス動作を実現することが困難となる。
トを作成する技術はいくつか提案されているが、ダメー
ジの少ない量子ドットを所望の位置に得ることは困難で
あった。
少ない領域ドットを作成することのできる半導体装置の
製造方法を提供することである。本発明の他の目的は、
作成の容易な量子ドットを利用した半導体装置を提供す
ることである。
ば、一定の面方位を有する基板表面上に開口を有するマ
スクを形成する工程と、前記マスクの開口を通して基板
表面をエッチングし、深さと共に頂部に向かって収束す
る側面を有する凹みを形成するエッチング工程と、前記
凹み内に混晶半導体の成長を行う工程であって、前記頂
部上と頂部を囲む前記側面上とでキャリアのバンド構造
が異なる連続した混晶半導体層の成長を行う量子効果層
成長工程とを含む量子効果半導体装置の製造方法が提供
される。
の表面を有する基板と、前記基板の表面に形成され、深
さと共に頂部に向かって収束する側面を有する凹みと、
前記凹み内に形成され、前記頂部上と頂部を囲む前記側
面上とでキャリアのバンド構造が異なる連続した第1の
混晶半導体層とを有する量子効果半導体装置が提供され
る。
ットを作成できるため、量子ドットの位置が正確に定ま
る。また、量子ドットを結晶成長技術により自動的に作
成するため、量子ドットにダメージを与えることが少な
い。
り、種々の量子ドットを用いた半導体装置を作成するこ
とができる。
まず基礎となった実験から説明する。図1は、半導体基
板表面に正四面体(テトラヘドラル)形状のリセス(T
SR)を作成するエッチング工程を示す。
面を有するn+ 型GaAs基板1の表面上に、SiO2
膜2を化学気相成長(CVD)により厚さ約100nm
堆積する。ホトレジストを用い、SiO2 膜2中に直径
約2μmの開口部3を形成する。
の臭素を含むエタノール溶液でSiO2 マスク2を通し
てGaAs基板1を異方性エッチングする。1V%Br
2 −エタノール溶液は、GaAsの(111)A面はほ
とんどエッチングしない。このため、マスク2の開口3
に露出されたGaAs面は次第にエッチングされるが、
(111)A面が露出するとエッチングはそれ以上進行
しなくなる。エッチングを継続していくと、図1(B)
に示すように、開口3に外接する三角錐が形成された時
点でエッチングは自動停止する。この状態において、開
口3下部には、(111)A面で形成された3回対称の
側面を有する三角錐形状の空洞4が形成される。なお、
三角錐の頂点6においては、3本の稜が会合し、その部
分での面方位は正確には定まらず、緩やかに変化する。
真を示す。面方位が徐々に変化する三角錐の頂部は、ほ
ぼ20nm以下の寸法となる。この部分においては、面
方位は(111)A面ではなく、基板表面と同様の(1
11)B面が支配的となる。なお、稜線は、2つの(1
11)A面の中間にあり、(001)面と見なすことも
できよう。
み(TSR)の中に、エピタキシャル成長を行う工程を
示す。GaAs原料としてトリメチルガリウム(TMG
a)、In原料としてトリメチルインジウム(TMI
n)、およびAs原料としてアルシン(AsH3 )を用
い、圧力50torrの減圧有機金属気相成長法(LP
−MOVPE)により、成長温度600℃、700℃、
V/III比をGaAs層に対して191、19、In
GaAs層に対して170、17でエピタキシャル成長
を行った。なお、V/III比はAsH3 の流量を変え
て調整した。初期の正四面体型形状を維持できる成長条
件は、この4通りの条件のうち、成長温度600℃、V
/III比19(17)の時であった。以下、この条件
の時のエピタキシャル成長の結果について説明する。
2で覆われたGaAs基板1の凹み4の表面上に、Ga
Asバッファ層7を厚さ約30nm、その上にInGa
As井戸層8、さらにその上にGaAsキャップ層9を
厚さ約20nm成長した。InGaAs井戸層8の厚さ
は2.5〜50nmの間で変化させた。正四面体型凹み
(TSR)の密度は、106 cm-2程度であった。
2を残したまま、成長を行うと、マスク2下の凹み4内
にエピタキシャル層が成長し、SiO2 マスク2の下部
にも均一な厚さの層が成長した。
マスク2を除去し、ホトルミネッセンス(PL)を温度
5K、励起光エネルギ25W/cm2 で測定した。図3
(A)は、PL測定の結果を示す。横軸は発光のホトン
エネルギをeV単位で示し、縦軸はPL光の強度を任意
単位で示す。InGaAs層8の(111)A面上の厚
さが50nmの場合のPL強度を、図3(A)の曲線p
l1に示す。図中、1.4eVおよび1.46eVの位
置に2つのピークが観測される。2つのピークのエネル
ギ差60meVは、量子サイズ効果では説明できない。
量子サイズ効果は、2.2meV程度である。1.40
eVのピークは、TSR密度に依存して変化した。
As井戸層8の層厚が薄いサンプルも作成し、同様にP
L測定を行った。図3(B)は、InGaAs/GaA
sダブルヘテロ接合のPL測定の結果を示す。InGa
As層の厚さは、(111)A面上で約2.5nmであ
る。図3(A)同様、横軸は発光のエネルギをeV単位
で示し、縦軸はPL発光強度を任意単位で示す。
様、PL強度を示す曲線pl2には2つの発光ピークが
認められた。ただし、これら2つのピークのエネルギ位
置は1.45eVと1.48eVであった。1.45e
Vのピークは、InGaAs層の層厚が薄くなると増大
する傾向が認められた。
クは、成長したInGaAs層が2種類の性質を有する
ことを示唆している。図4は、InGaAs/GaAs
ダブルヘテロ接合のサンプルのカソードルミネッセンス
(CL)測定の結果を示す。CL測定は温度50Kで行
った。図4(A)は、1.45eVの発光を行っている
結晶の写真であり、図4(B)は、1.48eVの発光
を行っている結晶の写真である。
光個所が相補的な関係にあることが判る。図4(A)の
1.45eVの発光は、TSRの頂部で生じている。さ
らに、この発光個所の周囲に、対称的な3方向に細い発
光が認められる。この発光個所は、TSRの(111)
A面が合する稜の位置に対応している。
TSRの(111)A面に相当している。このように、
CL測定の結果から、TSRの壁面に成長したエピタキ
シャル層は、少なくとも頂部と(111)A側面におい
て異なる発光機構を有することが判る。
いて、InGaAs層が異なるバンド構造を有すると考
えることによって説明できる。たとえば、側面ではIn
0.1 Ga0.9 Asが成長しているが、頂部においてはI
n組成のより高い(バンドギャップのより狭い)InG
aAsが成長していると考えることができる。
するため、結晶内のポテンシャル分布はピラミッド型の
境界条件を有する。このような場合、臨界厚rc =aB
・(1+cot2 α)以下の層厚において、ピラミッド
の頂部にポテンシャルの安定点が生じることが知られて
いる。なお、aB はボーア半径を示し、αは半頂角を示
す。臨界厚は少なくとも3・aB あると推測される。量
子効果を十分発揮させるためには、InGaAs層は2
aB 以下の厚さに成長することが好ましい。
つの発光ピークが発生することを説明できる。TSR頂
部から低いエネルギの発光が生じることは、TSR頂部
にバンドギャップの狭い状態が生じていることを示して
いる。このバンドギャップの狭い状態が十分小さな寸法
を有するため、この頂部でのキャリアは量子ドットの状
態を実現していると考えられる。
混晶半導体のエピタキシャル層を成長すると、凹み頂部
において量子ドットを形成できることが判る。凹みの形
状は、正四面体形状で実験的に検証されたが、他の形状
であっても先端が十分に狭い形状であれば同様の効果が
発生するものと考えられる。
ドギャップの広い半導体層を交互にエピタキシャル成長
すれば、バンドギャップの狭い半導体装置の頂部に量子
ドットを形成できるであろう。バンドギャップの狭い半
導体層の厚さを厚くすれば、厚さ方向に長い量子状態が
実現でき、量子細線を作成することもできるであろう。
によって画定できるため、所望の位置に量子ドットを作
成することができる。また、このような量子ドットの作
成はドライエッチングを用いずに形成でき、良好な結晶
性を実現できる。
効果半導体装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。図5(A)に示すように、(111)B面を有する
n+ 型GaAs基板11の表面上に、CVDにより厚さ
100nmのSiO2 膜12を堆積する。なお、SiO
2 膜12は、成長マスクとして機能する膜であり、他の
絶縁物で形成することも可能である。
の上にホトレジスト層52を塗布し、ホトリソグラフィ
により直径2μmの開口部53を形成する。このレジス
トマスク52をエッチングマスクとし、その下のSiO
2 膜12を開口53に従ってパターニングする。このパ
ターニングは、ウェットエッチングで行ってもドライエ
ッチングで行ってもよい。その後、レジストパターン5
2は除去する。
たSiO2 マスクの形状を示す。SiO2 マスク12
は、直径2μmの開口13を備える。開口13内には、
基板11の(111)B面が露出する。
をエッチングマスクとし、基板11の露出した表面を1
V%Br2 エタノール溶液で異方性エッチングする。こ
の異方性エッチングは、(111)A面でエッチング速
度は極めて低くなる。したがって、露出面が(111)
A面になった時、エッチングは自動停止する。
11)B面と交差する辺の形状とすれば、図に示すよう
に開口13の縁を通る(111)A面15が形成された
時、エッチングは自動停止する。
み14が形成される。ただし、凹み14の頂部16は、
厳密に(111)A面のみで形成されるわけではなく、
面方位が徐々に変化したなだらかな曲線となる。頂部1
6においては、基板面方位である(111)B面が支配
的な面となる。
形、多角形等どのような形状でもよい。開口に外接する
形状に(111)A面の三角錐形状の凹みがエッチング
される。
行う。図1、図2を参照して説明したように、マスクが
庇状に残った状態においても、マスク下部の凹み側面に
良好なエピタキシャル成長を行うことができる。
600℃で、原料ガスとしてトリメチルガリウム(TM
Ga)、トリメチルインジウム(TMIn)、アルシン
(AsH3 )を用い、n型不純物源としてシラン(Si
H4 )を用いて減圧MOCVDで行う。
にn型GaAsバッファ層17を厚さ約30nm成長す
る。n型不純物濃度はたとえば1×1018cm-3とす
る。図6(F)に示すように、GaAsバッファ層17
の表面上に、(111)A面上での組成がAl0.2 Ga
0.8 AsのAlGaAsバリア層18を厚さ約5nm成
長する。
18の表面上に、(111)A面上での組成がIn0.1
Ga0.9 AsのInGaAs井戸層19を厚さ約5nm
成長する。以下、組成は(111)A面上での組成を指
すものとする。
9の表面上にAl0.2 Ga0.8 Asバリア層20を厚さ
約5nm成長する。図6(I)に示すように、n型Ga
As電極取出層51を基板表面の凹みがなくなるまで成
長する。n型不純物密度は、たとえば、2×1018cm
-3とする。このようにして、井戸層19を一対のバリア
層18、20で挟んだ積層構造が形成される。なお、図
中左下方に結晶方位を合わせて示す。凹みの頂部16に
おいては、支配的な面方位は(111)B面であり、そ
の他の側面では(111)A面が露出する。
に量子ドットQDが形成される。この量子ドットQD
は、電極取出し領域51とバリア層20を挟んで結合し
ている。基板11と電極取出領域51との間のバイアス
電圧を調整することにより、量子ドットQDに電子を出
し入れすることができる。
ース(J. Crystal. Growth 107 (1991) pp. 989 - 998
)のケイサー(Kayser)の論文中、第995頁
に示されているように、InGaAsを(111)A面
と(111)B面で同時に成長すると、(111)A面
においては、(111)B面よりGaAs組成が高くな
る。
(111)A面よりもIn組成の高いInGaAs混晶
が成長する。したがって、量子ドットQDは、(11
1)A面上のInGaAs混晶よりも高いIn組成を有
するInGaAsで形成されていると考えられる。
ド型領域においては、その頂上部分にキャリアの安定状
態が実現されるため、たとえ組成が等しくても凹み頂部
において安定なエネルギ状態が実現されると考えられ
る。いずれの理由によっても頂部に量子ドットQDが形
成される。
戸層を成長する場合、不純物をドープした層とバリア層
との間に他の層を介在させることもできる。また、電気
的コンタクトを容易に形成するために、他の層を介在さ
せることもできる。その他、上述以外の種々の層を混在
させてエピタキシャル成長を行うことができる。
を示す。図7(A)は、庇状に張り出したマスク層を用
いる場合を示す。SiO2 マスク層12は、たとえば図
1(A)で示したような円形状の開口13を有し、その
下に円形開口13に外接するような三角錐型凹み14が
形成される。
の形状で実現できる。また、規則的な形状以外の不規則
な形状としてもよい。図7(B)、(C)は、表面上の
電極形成工程を示す。図6(I)に示した構造の上に、
上部電極層25を蒸着等によって作成する。電極層25
は、たとえばTi下層とAu上層の積層によって形成す
ることができる。たとえば、厚さ約10nmのTi層と
厚さ約200nmのAu層を積層する。
形成し、エッチングによって電極層55をパターニング
する。図7(C)は、パターニング後、レジストマスク
を除去した電極の形状を示す。電極55aは、電極取出
領域51にオーミック接触し、SiO2 マスク12上に
延在している。
下部電極構造の形成例を示す。n(p)型基板11上に
p(n)型層57をエピタキシャル成長し、さらにn
(p)型層11aをエピタキシャル成長する。このよう
にして形成して基板表面上にSiO2 マスク12を形成
し、上述の実施例同様にエッチング、エピタキシャル成
長を行う。
子ドットQDの深さがp(n)型層57の深さとほぼ一
致するようにする。量子ドットQDはバリア層18、バ
ッファ層17を介してp(n)型層57と結合する。基
板11がGaAsの場合、p(n)型層57はGaAs
でもAlGaAsでも他の材料でもよい。
合量子ドット半導体装置の構成を示す。n+ 型GaAs
基板11の表面上にSiO2 マスク12が形成され、S
iO 2 マスク12内に開口13が形成されている。
の凹み14が形成され、凹み14内に積層構造がエピタ
キシャル成長されている。エピタキシャル積層は、厚さ
約30nmのn型GaAsバッファ層21、厚さ5nm
のGaAs層22、厚さ5nmのAl0.2 Ga0.8 As
バリア層23、厚さ5nmのIn0.1 Ga0.9 As井戸
層24、厚さ5nmのAl0.2 Ga0.8 Asバリア層2
5、厚さ5nmのIn 0.1 Ga0.9 As井戸層26、厚
さ5nmのAl0.2 Ga0.8 Asバリア層27、厚さ5
nmのGaAs層28および残りの領域を埋め込むn型
GaAs電極取出領域29を含む。
層と厚さ200nmのAu層を積層した電極30が形成
されている。井戸層24と26の頂部には、量子ドット
QD1、QD2が形成される。これらの量子ドットは互
いに結合し、上部の量子ドットQD2はさらに電極取出
領域29に結合している。
示したが、井戸層とバリア層の繰り返し回数を増加して
3つ以上の量子ドットを直列に接続する構造を作成する
こともできる。
す。図8に示す構造のうち上側の量子ドットを作成する
ための井戸層26およびその下のバリア層25が省略さ
れた構造となっている。その他の点は、図8の構造と同
様である。
アスを印加する電極層を設けた構成を示す。n+ 型Ga
As11の表面上に、高抵抗層31、p+ 型層32、高
抵抗層33がエピタキシャルに積層されている。高抵抗
GaAs33表面上にSiO 2 マスク12が形成され、
図9(A)と同様の構成が作成されている。
ドットQBの深さと、p+ 型GaAs層32の深さが同
一レベルになるように調整されている。基板表面の凹み
内を埋め込むエピタキシャル成長の後、SiO2 層12
および下部の高抵抗GaAs層33、n+ 型GaAs層
32および高抵抗層31の一部をエッチングしてメサ構
造を作る。メサの側面にはp+ 型GaAs層32が露出
する。
等によって形成され、p+ 型GaAs層32とオーミッ
クに接続する。n型GaAs埋込領域29と、n+ 型G
aAs基板11とはソース・ドレイン構造を形成する。
このソース・ドレイン間に含まれる量子ドットQDにバ
イアス印加可能なゲート電極が電極35、p+ 型層32
によって付加されている。
れ、抵抗Rとソース・ドレイン構造の直列接続が電源電
圧間に接続される。入力信号VG は、ゲート電極に印加
される。なお、ゲート電極領域としてn型領域を埋め込
むこともできる。
子細線を組み合わせた量子効果半導体装置の構成を示
す。図10(A)において、n+ 型InP基板11の表
面上にSiO2 マスク12が形成され、前述の実施例同
様、正四面体形状の凹み14がエッチングによって作成
される。この凹み14内に、以下の各層がエピタキシャ
ルに成長される。
s層41が成長される。InP下地結晶上においても、
InGaAsを(111)A面と(111)B面に同時
に形成すると、(111)A面に比べ、(111)B面
においてはIn組成の高い混晶組成が成長する。したが
って、InGaAs層41の頂部にはIn組成の高い細
線領域が成長する。よって、頂部に量子細線QW2が形
成される。
InPバリア層43、厚さ5nmのIn0.53Ga0.47A
s井戸層44、厚さ7nmのInPバリア層45が積層
される。井戸層44の頂部には量子ドットQDが形成さ
れる。
0.53Ga0.47As層42が成長される。このInGaA
s層42には、InGaAs層41と同様に量子細線Q
W1が形成される。残りの凹み部分にはn型In0.53G
a0.47As電極取出領域49が成長される。
的に接続され、n型量子細線QW1はn型電極取出領域
49と接続される。n型量子細線QW1とQW2との間
に量子ドットQDが直列に接続された量子効果半導体装
置が形成される。量子ドットの数は任意に増加すること
ができる。量子ドットの側方に図9(B)に示すp+型
層32のような導電層を形成し、量子ドットにキャパシ
ティブにバイアス電圧を印加することもできる。
ドットと量子細線が接続された構造であった。量子細
線、量子ドットにpn接合を組み合わせることもでき
る。図10(B)は、図10(A)の構造にpn接合を
組み合わせた構成を示す。n+ 型(またはp+ 型)In
P基板11の表面上に、SiO2 マスク12が形成さ
れ、SiO2 マスクの開口部から正四面体形状の凹み1
4が形成されるまでは図10(A)の構成と同様であ
る。
aAs層41、厚さ7nmのInP層43、厚さ5nm
のIn0.53Ga0.47As層44、厚さ7nmのInP層
45、厚さ200nmのIn0.53Ga0.47As層42が
連続的に成長され、残りの凹み部分をp型In0.53Ga
0.47As電極取出領域49が埋め込む。
(およびn型基板11)は、pnダイオード構造を構成
している。このpnダイオード構造の接合部分に、量子
細線QW1と量子ドットQDが直列に結合されている。
たとえば、電極30は抵抗Rを介して入力端子に接続さ
れ、基板11は接地される。
組み合わせた構造においては、量子細線、量子ドットに
p型領域、n型領域から両極性のキャリアを注入し、発
光性再結合を生じさせることもできる。したがって、こ
れらの構造は、レーザ等の発光半導体装置を構成するこ
ともできる。
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
量子ドット、量子細線の組み合わせ方は自由である。基
板表面上に形成する凹みは正四面体形状に限定されな
い。側面の性質と頂部の性質が大きく異なる結晶面を用
いるものであれば、種々の凹み形状を利用することがで
きる。結晶成長方法は、MOVPEに限らず、分子線成
長(MBE)やガスソースMBE等を用いてもよい。用
いる半導体材料も上述のものに限定されない。
GaAsとする時、バリア層としてAlGaAs同様、
InGaPを用いることもできる。また、InP基板上
で井戸層をInGaAsP、バリア層をInAlGaA
sPとしてもよい。
が可能なことは当業者に自明であろう。このように、マ
スクの開口部分にエッチングによって所定形状の凹みを
形成し、この凹み内にエピタキシャル成長を行うことに
より、所望の位置に量子ドット、量子細線等の量子構造
を作成することができる。このようにして作成する量子
構造は、エッチング等によるダメージを受けず、良好な
結晶状態、電子状態を実現することができる。これらの
量子構造を用い、種々の半導体装置を作成することがで
きる。
図、上面図、および薄膜の結晶構造を示す写真である。
明するための断面図、および成長した薄膜の結晶構造を
示す写真である。
構造を示すCL写真である。
図である。
図である。
図である。
図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 一定の面方位を有する基板表面上に開口
を有するマスクを形成する工程と、 前記マスクの開口を通して基板表面をエッチングし、深
さと共に頂部に向かって収束する側面を有する凹みを形
成するエッチング工程と、 前記凹み内に混晶半導体の成長を行う工程であって、前
記頂部上と頂部を囲む前記側面上とでキャリアのバンド
構造が異なる連続した混晶半導体層の成長を行う量子効
果層成長工程とを含む量子効果半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記凹みが倒立した角錐形状を有する請
求項1記載の量子効果半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記エッチング工程が、前記マスクの開
口に外接する底面を有する角錐形状をエッチングする請
求項2記載の量子効果半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記基板が(111)B表面を有する閃
亜鉛型結晶構造を有する化合物半導体基板であり、前記
凹みが3つの(111)A面を側面とする3回対称の三
角錐側面である請求項3記載の量子効果半導体装置の製
造方法。 - 【請求項5】 さらに、前記量子効果層成長工程前に、
前記混晶半導体よりもバンドギャップの広い半導体層を
凹み内に成長するバリア層成長工程を含み、前記混晶半
導体層の頂部が量子箱ないし量子細線を形成する請求項
1〜4のいずれかに記載の量子効果半導体装置の製造方
法。 - 【請求項6】 さらに、前記バリア層成長工程と前記量
子効果成長工程とを繰り返す繰り返し工程を含む請求項
5記載の量子効果半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 一定の面方位の表面を有する基板と、 前記基板の表面に形成され、深さと共に頂部に向かって
収束する側面を有する凹みと、 前記凹み内に形成され、前記頂部上と頂部を囲む前記側
面上とでキャリアのバンド構造が異なる連続した第1の
混晶半導体層とを有する量子効果半導体装置。 - 【請求項8】 さらに、前記混晶半導体層の下に形成さ
れ、混晶半導体層よりもバンドギャップの広い第1のバ
リア層を有する請求項7記載の量子効果半導体装置。 - 【請求項9】 さらに、前記混晶半導体層の上に形成さ
れた第2のバリア層と前記第2のバリア層の上に形成さ
れ、前記頂部上と頂部を囲む前記側面上とでキャリアの
バンド構造が異なる連続した第2の混晶半導体層とを少
なくとも1周期有する請求項8記載の量子効果半導体装
置。 - 【請求項10】 前記第1または第2の混晶半導体層の
上に、混晶半導体層よりもバンドギャップの広いキャッ
プ層を有する請求項7〜9のいずれかに記載の量子効果
半導体装置。 - 【請求項11】 前記第1または第2の混晶半導体層の
少なくとも1つの前記側面上の厚さがボーア半径の2倍
より小さい請求項9記載の量子効果半導体装置。 - 【請求項12】 前記第1または第2の混晶半導体層の
少なくとも1つが不純物をドープされ、量子ドットまた
は量子細線を構成する請求項9または11記載の量子効
果半導体装置。 - 【請求項13】 前記基板が(111)B表面を有する
閃亜鉛型結晶構造を有する化合物半導体基板であり、前
記凹みが3つの(111)A面を側面とする3回対称の
三角錐側面である請求項9、11、12のいずれかに記
載の量子効果半導体装置。 - 【請求項14】 前記基板がGaAsで、前記混晶半導
体層がInGaAs層である請求項13記載の量子効果
半導体装置。 - 【請求項15】 前記バリア層がAlGaAsまたはI
nGaPである請求項14記載の量子効果半導体装置。 - 【請求項16】 前記基板がInPで、前記混晶半導体
層がInGaAsP層である請求項13記載の量子効果
半導体装置。 - 【請求項17】 前記バリア層がInPまたはInAl
GaAsPである請求項16記載の量子効果半導体装
置。 - 【請求項18】 さらに一対の電極を含み、前記量子ド
ットまたは量子細線が電極間に結合された請求項12〜
17のいずれかに記載の量子効果半導体装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17365395A JPH0927612A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 量子効果半導体装置とその製造方法 |
| US08/678,549 US6011271A (en) | 1994-04-28 | 1996-07-09 | Semiconductor device and method of fabricating the same |
| US09/366,564 US6235547B1 (en) | 1994-04-28 | 1999-08-04 | Semiconductor device and method of fabricating the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17365395A JPH0927612A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 量子効果半導体装置とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0927612A true JPH0927612A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=15964611
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17365395A Pending JPH0927612A (ja) | 1994-04-28 | 1995-07-10 | 量子効果半導体装置とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0927612A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001119012A (ja) * | 1999-10-15 | 2001-04-27 | Fujitsu Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
| JP2002141548A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-05-17 | Fujitsu Ltd | 量子半導体装置、波長多重化光信号受信装置、光メモリ装置 |
| US6821805B1 (en) | 1999-10-06 | 2004-11-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor device, semiconductor substrate, and manufacture method |
| US6982435B2 (en) * | 1999-03-31 | 2006-01-03 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Group III nitride compound semiconductor device and method for producing the same |
| JP2013175755A (ja) * | 2010-05-10 | 2013-09-05 | Toshiba Corp | 半導体素子 |
| WO2016125435A1 (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-11 | スタンレー電気株式会社 | 量子ドットの製造方法および量子ドット |
-
1995
- 1995-07-10 JP JP17365395A patent/JPH0927612A/ja active Pending
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