[go: up one dir, main page]

JPH0656684A - 抗痴呆剤 - Google Patents

抗痴呆剤

Info

Publication number
JPH0656684A
JPH0656684A JP4356551A JP35655192A JPH0656684A JP H0656684 A JPH0656684 A JP H0656684A JP 4356551 A JP4356551 A JP 4356551A JP 35655192 A JP35655192 A JP 35655192A JP H0656684 A JPH0656684 A JP H0656684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
granules
activity
dementia
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4356551A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0737392B2 (ja
Inventor
Tatsuhiro Matsunaga
樹浩 松永
Kiminobu Sugaya
公伸 菅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISUKURA SANGYO KK
Iskra Industry Co Ltd
Original Assignee
ISUKURA SANGYO KK
Iskra Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ISUKURA SANGYO KK, Iskra Industry Co Ltd filed Critical ISUKURA SANGYO KK
Priority to JP4356551A priority Critical patent/JPH0737392B2/ja
Publication of JPH0656684A publication Critical patent/JPH0656684A/ja
Publication of JPH0737392B2 publication Critical patent/JPH0737392B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 漢方を基礎とする新規な抗痴呆剤を提供す
る。 【構成】 センキュウ3.4〜1.1重量部、芍薬3.
4〜1.1重量部、紅花3.4〜1.1重量部、木香
1.7〜0.6重量部、香附子1.7〜0.6重量部、
及び丹参6.8〜2.2重量部を有効成分として含んで
成る抗痴呆剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は漢方を基本とする新規な
抗痴呆剤に関する。
【0002】
【従来の技術】痴呆症特に老人性痴呆症に対する医薬の
開発は高齢化社会の到来と共に重要な課題となってい
る。生薬または漢方を基本とする抗痴呆剤としては、特
公平3−27530に生薬五味子の有機溶剤抽出物中に
含まれる化合物を有効成分とする脳機能改善薬が記載さ
れており、特開昭63−287724には呉茱萸(ゴシ
ュ)から有機溶剤抽出により得られるエポジアミン又は
ルタエカルピンを有効成分とする脳機能改善剤、並びに
芍薬、求(ジュツ)、タンシャ、ブクリョウ、センキュ
ウ及び当帰を有効成分とする抗痴呆剤が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、すでに広く
使用され安全が十分に確認されている漢方薬を基礎とす
る新規な抗痴呆剤を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、漢方を基
礎とする薬用成分を広く検討した結果、センキュウ、芍
薬、紅花、木香、香附子、及び丹参の6種類の漢方材料
の混合物、並びにこの混合物に他の漢方成分を加えたも
のが抗痴呆作用を有することを見出し、本発明を完成し
た。
【0005】
【具体的な説明】本発明において使用する抽出物の原料
である丹参(タンジン)はシソ科(Labiatae)
の多年草Salvia miltiorrhiza B
ungeの根および根茎である。香附子(コウブシ)は
カヤツリグサ科(Cyperaceae)の多年草ハマ
スゲ(Cyperus rotundus L.の根茎
である。木香(モッコウ)はキク科(Composit
ae)の多年草Aucklandia lappa D
ecne(Saussurea lappa Clar
ke)の根である。
【0006】紅花(コウカ)はキク科(Composi
tae)の1〜2年草木ベニバナ(Carthamus
tinctorius Linne)の管状花であ
る。芍薬(シャクヤク)はボタン科(Paeoniac
eae)の多年草シャクヤク(Paeonia lac
tiflora Pallas)の根である。センキュ
ウはセリ科の(Umbelliferae)の多年草セ
ンキュウ(Cnidium offinale Mak
ina)の根茎である。黄耆(オウギ)はマメ科(Le
guminosae)の多年草(Astragalus
Bange又はAstragalus mongho
licus Bunge)の根である。牛膝(ゴシツ)
はヒユ科(Amaranthaceae)の多年草ヒナ
タイノコズチAchyranthes fauriei
Leveille et Vaniot又はAchy
ranthes bidentata Blumeの根
である。
【0007】当帰(トウキ)はセリ(Umbellif
erae)トウキ(Angelica acutilo
ba Kitagawa)ホッカイトウキ(A.acu
tiloba Kitagawa Var.Sugiy
amae Hikino 又はA.Sinensis
Diels)の根である。人参(ニンジン)はウコギ科
(Araliaceae)の多年草オタネニンジン(P
anax ginseng C.A.Meyer)の根
である。龍眼肉(リュウガンニク)はムクロジ科(Sa
pindaceae)の常緑小高木リュウガン(Eup
horia Longana Lamarck)の果肉
である。鹿茸(ロクジヨウ)はシカ科(Cervida
e)マンシュウカジカ(Cervus elaphus
Xanthopygus Milie−Edward
s)、又はマンシュウジカ(C.nippon man
thuricus Swinhoe)の角質化していな
い幼角である。
【0008】杜仲(トチュウ)はトチュウ科(Euco
mmiaceae)の落葉高木トチュウ( Eucom
mia ulmoides Oliver)の樹皮であ
る。巴戟天(ハゲキテン)はアカネ科(Rubiace
ae)の蔓性低木ハゲキテン(Morindae of
ficiralis How)の根である。地黄(ジオ
ウ)はゴマノハグサ科(Scrophulariace
ae)の多年草アカヤジオウ(Rehmannia g
lutinosa Liboschitz var.p
urpurea)の根である。茯苓(フクリョウ)はサ
ルノコシカケ科(Makino)又はR.glutin
osa Liboschitz)のマツホド(Rori
a cocos Wolf)の菌核である。牡丹皮(ボ
タンピ)はボタン科(Paeoriaceae)の落葉
低木ボタン(Paeoria suffruticos
a Andrews)の根皮である。
【0009】沢瀉(タクシャ)はオモダカ科(Alis
mataceae)の多年草サジオモダカ(Alism
a Orientale Juzepczuk)の塊茎
である。サンシュユ(Cornus officina
lis Siebold et Zuccarini)
はミズキ科(Cornaceae)の落葉小高木の偽果
の果肉である。山薬(サンヤク)はヤマノイモ科(Di
oscoreaceae)の多年草ナガイモ( Dio
scorea batatas Decaisne)又
はヤマノイモ(D.japonica Thunber
g)の根茎根である。
【0010】本発明の抗痴呆剤の必須有効成分はセンキ
ュウ3.4〜1.1重量部、芍薬3.4〜1.1重量
部、紅花3.4〜1.1重量部、木香1.7〜0.6重
量部、香附子1.7〜0.6重量部、及び丹参6.8〜
2.6重量部からの熱水抽出物〔組成物(A)〕であ
り、好ましくはセンキュウ2.25重量部、芍薬2.2
5重量部、紅花2.25重量部、木香1.13重量部、
及び香附子1.13重量部及び丹参4.50重量部から
の熱水抽出物の乾燥物であり、これの顆粒状品を特に冠
元顆粒と称される。
【0011】上記組成物(A)にはさらに、地黄2.2
〜6.6重量部、フクリョウ0.8〜2.6重量部、牡
丹皮0.8〜2.6重量部、タクシャ0.8〜2.6重
量部、山 黄1.1〜3.3重量部及び山薬1.1〜
3.3重量部からなる〔組成物(B)〕を追加の有効成
分として加えることができる。この追加の有効成分
(B)の具体例として、地黄4.4重量部、ブクリョウ
1.7重量部、牡丹皮1.7重量部、タクシャ1.7重
量部、サンシュユ2.2重量部及び山薬2.2重量部か
らなる丸剤が挙げられ、これは六味地黄丸と称される。
従って、本発明の抗痴呆剤の1つの態様においては、冠
元顆粒と六味地黄丸とを有効成分として併用する。
【0012】本発明の他の態様においては、前記組成物
(A)にはさらに、オウギ4.3〜12.8重量部、ゴ
シツ4.3〜12.8重量部、当帰4.3〜12.8重
量部、人参2.2〜6.7重量部、龍眼肉4.3〜1
2.8重量部、鹿茸1.9〜5.5重量部、杜仲4.3
〜12.8重量部及びハゲキテン4.3〜12.8重量
部からなる丸剤〔組成物(C)〕を追加の有効成分とし
て加えることができる。この追加の有効成分(C)の具
体例として、オウギ8.6重量部、ゴシツ8.5重量
部、当帰8.6重量部、人参4.5重量部、龍眼肉8.
6重量部、鹿茸3.6重量部、杜仲8.6重量部及びハ
ゲキテン8.6重量部からなる丸剤を挙げることがで
き、これは参茸補血丸と称される。従って本発明の抗痴
呆剤の1つの好ましい態様においては、冠元顆粒と参茸
補血丸とを併用する。
【0013】追加の組成物(B)を使用する場合、その
使用量は組成物(A)100重量部に対して組成物
(B)を10〜150重量部使用するのが好ましい。ま
た、追加の組成物(C)を使用する場合、組成物(A)
100重量部に対して組成物(C)を10〜150重量
部使用するのが好ましい。
【0014】本発明の医薬の成分である組成物Aの製造
においては、原料であるセンキュウ、芍薬、紅花、木
香、香附子及び丹参を所定の重量比で混合し、この混合
物を混合物全重量の5〜30倍、好ましくは10〜20
倍の熱水により抽出し、抽出液を濃縮さらに乾燥する。
濃縮及び乾燥は常用手段、例えば減圧蒸発濃縮、スプレ
イドライ、凍結乾燥等により行うことができる。こうし
て得られた固形物はそれ自体、散剤又は粉剤として使用
されるが、適当な賦形剤、基剤、乳化剤、溶剤、安定剤
などの添加剤と共に顆粒剤、錠剤、カプセル剤、丸剤、
坐剤、液剤、注射剤等として使用することもできる。
【0015】本発明の任意成分である組成物Bは次のよ
うにして製造される。原料であるオウギ、ゴシツ、当
帰、人参、龍眼肉、鹿茸、杜仲及びハゲキテンの所定量
を粉砕した後、均等に混合し、さらにハチミツなどの常
用の添加剤を加え、球状に成型する。本発明の任意成分
である組成物Cは次のようにして製造される。原料であ
る地黄、ブクリョウ、牡丹皮、タクシャ、サンシュユ及
び山薬の所定量を粉砕した後、均等に混合し、さらにハ
チミツなどの常用の添加剤を加え、球状に成型する。ま
た、前記必須組成物Aと任意成分である組成物B又はC
とを含む製剤の製造においては、それらの成分全体を一
緒に例えば熱水抽出することができる。
【0016】本発明の抗痴呆剤は特に、老人性痴呆症に
対して有効である。これは次の動物実験により証明され
る。老化促進モデルマウス(SAM)による実験 中枢神経系の老化による痴呆は神経細胞の脱落及び、機
能低下に起因すると考えられるが、一般の実験動物では
その寿命が短いために死の直前までそのような痴呆症状
は観察されない。老化促進モデルマウス(SAM)は、
京都大学胸部疾患研の竹田らによりAKRの飼育中に発
見され新たな系統として確立され、老化促進モデル動物
として注目されているものである。SAMは促進老化を
主徴とし、活動性の低下、脱毛、被毛光沢の減退消失、
被毛粗雑、眼周囲病変、白内障、脊椎前後弯増強、寿命
短縮などの促進老化現象を示す老化促進モデルマウス
P系(SAM−P)と正常老化を示すと考えられる老化
促進モデルマウス R系(SAM−R)から成る。SA
M−Pのうち、特にSAM−P/8系は、加齢に伴って
脳幹部での神経細胞の脱落を伴った著しい学習・記憶障
害を示すことが知られ、中枢の老化を研究する上での格
好な実験動物と考えられている。
【0017】本実験では、冠元顆粒単独投与及び六味地
黄丸又は参茸補血丸との併用によるSAM−P/8系で
の学習・記憶障害改善効果をモーリスの水迷路を用い、
対照系であるSAM−R/1系と比較検討した。なお迷
路学習終了後、生化学的側面からの検討をするために老
化の指標としてスーパーオキシディスムターゼ(SO
D)活性、過酸化脂質量を記憶学習にもっとも関係の深
い神経系と考えられているアセチルコリン系の機能の指
標としてコリンアセチルトランスフェラーゼ(ChA
T)活性を測定した。
【0018】A.実験方法 実験動物及び薬物投与 SAM−P/8系及びSAM−R/1系マウスを、常用
の条件下、気温22±2℃、湿度50±10%、12時
間明暗サイクルの飼育室で飼育した。実験開始時に22
−23週齢のSAMを用い、六味地黄丸及び冠元顆粒を
1.2%、2.25%となるように水に溶かし、参茸補
血丸は9.5g/100gとなるように飼料中に混ぜ、
6週間、自由摂取させた。学習・記憶実験にはモーリス
の水迷路を使用し、試行は週に一度4回からなるセッシ
ョンを行った。迷路実験終了後、大脳皮質と線条体のC
hAT活性、肝臓、小脳のSOD活性、肝臓、小脳、血
清中の過酸化脂質量を測定した。
【0019】モーリス水迷路課題 学習・記憶実験として、モーリスの水迷路を使用した。
直径80cm、深さ40cmの円形プールに、ゴールとして
円形プラットホーム(直径12cm、深さ30cm)をお
き、プラットホーム面が水面下1cmとなるように水を満
たし、水迷路を作成した(図1)。マウスをプールの辺
より水中にいれ、プラットホームまで泳がせた。120
秒以内にプラットホームを見つけられなかった場合、プ
ラットホームに誘導し乗せて終了し、120秒をゴール
への到達時間記録した。各試行終了後、マウスをプラッ
トホーム上に1分間放置した。試行は、週に一度、4回
の試行からなるセッションを行った。スタート地点及び
ゴール地点は、それぞれ4ヶ所(図示)から、2地点の
距離が等しくなるように任意に1ヶ所ずつ選択し、1セ
ッションは固定した。行動はビデオトレーサーにより収
録し、室町機械社製のソフト(CHASER)によりコ
ンピュータを用いて解析した。
【0020】ChAT活性測定 迷路実験に使用した動物の大脳皮質と線条体のChAT
活性を以下の方法に基づき測定した。大脳皮質と線条体
をそれぞれ100μl及び50μlの50mMTris−
HCl(トリス−塩酸緩衝液pH7.6)中で超音波粉砕
し、同量の10mM EDTAと1/5量の2.5% T
riton X−100(商品名)を加えた後、15分
間攪拌してエンザイム溶液とした。
【0021】インキュベーション液の組成は以下の通り
である:0.2mM〔 3H〕acetyl−CoA(Am
ersham,社3.25Ci/mmol=120GBq /mmo
l),300mM NaCl,50mM sodium p
hosphate buffer(pH7.4),8mM
choline chloride,20mM EDTA
(pH7.4),0.1mM physostigmin
e。〔 3H〕acetyl−CoAはラベルされていな
いacetyl−CoAで希釈して12,500dpm /
nmolまで比活性を下げて使用した。カウンティングミニ
バイアルに8μlのエンザイム溶液と20μlのインキ
ュベーション液を入れ、15分間、37℃でインキュベ
ートした。1mlの冷10mM sodium phosp
hate bufferで反応を停止させ、氷上におい
た。2mgのKalignost(商品名)を含む0.4
mlのアセトニトリルと2mlのトルエンシンチレーション
カクテル(トルエン1l中にPPO(2,5ジフェニー
ルオキサザール)4gとPOPOP〔1,4−ビス−2
−(4−メチル 5−フェニルオキサゾイル)ベンゼ
ン〕0.1gを含む)を加え、ゆっくり振り混ぜた。ト
ルエンシンチレーションカクテルに抽出されてきた放射
活性を測定した。
【0022】SOD活性測定 迷路実験で使用したマウスの小脳のSOD活性を、亜硝
酸変法を用いて測定した。脳組織は1mM EDTA(pH
7.4)と10mM Tris−HCl(pH7.4)を含
む0.32M sucrose(1:9W/V)中で、
超音波粉砕した。その後4℃で、1500g、10分の
遠心分離をし、上清をさらに4℃で5000g、10分
間遠心分離をして得られた上清とペレット分画について
測定を行った。脳サンプル及び上記のバッファー(ブラ
ンクとして)0.1mlに、基質試薬(組成:1mM hy
droxylamine,1mM hypoxanthi
ne)0.2ml及びH2 O又はCu,Zn−SODを阻
害できる2mM KCNを0.5mlを加えて攪拌し、酵素
試薬(組成:100mU/ml XOD、キサンチンオキシ
ターゼ(ベーリンガーマンハイム社 20U/ml),1
04mM KH2 PO4 ,Na247 ,0.5mM E
DTA)0.2mlを加えて37℃で30分間、インキュ
ベートした。その後、発色試薬(0.45mg/ml su
lfanilic acidと10.4μg/ml N−
1−naphthylethylenediamine
を含む0.25%酢酸溶液)2.0mlを加えて、20分
間、室温で放置した。550nmの波長で吸光度を測定し
た。
【0023】SOD活性量は亜硝酸単位NU:1NU(亜硝
酸単位)=50%阻害率を示すときの希釈度で表した。過酸化脂質量測定法 過酸化脂質の測定は、thiobarbituric
acid(TBA)を用いて、三原らの方法で行った。
【0024】1)肝臓 サンプル調製:肝臓を9倍量の氷冷した1.15%KC
l溶液中で、テフロングラスホモジナイザーでホモジナ
イズし、サンプル溶液とした。 測定法:サンプル0.5mlに0.3mlの1%リン酸溶
液、1.0mlの0.67%TBA溶液を加えて混和し
た。反応チューブにビー玉で栓をして、95℃で、45
分間加熱した。その後、直ちに冷却して反応を停止し
た。4mlのn−ブタノールを添加して、振盪抽出した
後、3000rpm 、10分間遠心分離した。上層(ブタ
ノール層)の吸光度を535nmと520nmの2箇所で測
定し、その差を求めた。標準として1,1,3.3−t
etraethoxypropaneを、対照には生理
食塩水を使用して同様に行った。
【0025】2)小脳 サンプル調製:小脳を9倍量の氷冷した1.15%KC
l溶液中で、テフロングラスホモジナイザーでホモジナ
イズし、サンプル溶液とした。 測定法:サンプル0.25mlに0.15mlの1%リン酸
溶液、0.5mlの0.67%TBA溶液を加えて混和し
た。反応チューブにビー玉で栓をして、95℃で、45
分間加熱した。その後、直ちに冷却して反応を停止し
た。2mlのn−ブタノールを添加して、振盪抽出した
後、3000rpm 、10分間遠心分離した。上層(ブタ
ノール層)の吸光度を535nmと520nmの2箇所で測
定し、その差を求めた。標準として1,1,3.3−t
etraethoxypropaneを、対照には生理
食塩水を使用して同様に行った。
【0026】蛋白定量 蛋白濃度は、標準液には、bovine serum
albmin(牛血清アルブミン)を用い、Bio−R
ad蛋白定量キットで測定した。 B.結果 水迷路学習ではSAM−P/8系、R/1系共に、薬物
投与群は対照群と比較して各セッションのプラットホー
ムにたどり着くまでのgoal latencyの有意
な減少を示した。その作用強度の比較は冠元顆粒単独投
与(図2)<六味地黄丸併用(図3)<参茸補血丸併用
(図4)であった。SOD活性は六味地黄丸併用ではS
AM−P/8系で薬物投与群が対照群と比較して有意に
高値を示し、SAM−R/1系とほぼ同程度にまで回復
した(図5)。
【0027】冠元顆粒単独投与においても肝臓小脳共に
薬物投与群が対照群と比較して高値を示したが、六味地
黄丸併用と比較するとその程度は少なかった(図6,
7)。参茸補血丸併用では強いSOD活性の増加が観察
されたが、その作用は肝臓においてより顕著であった
(図8,9)。冠元顆粒単独投与で過酸化脂質量はSO
D活性の上昇に伴い減少した(図10)。参茸補血丸併
用ではSOD活性の上昇が顕著に見られた肝臓におい
て、過酸化脂質量が減少した(図11)。
【0028】六味地黄丸併用では線条体におけるChA
T活性はSAM−P/8系の薬物投与群で低下の抑制傾
向が見られた(図12)。冠元顆粒単独投与では有意な
変化は見られなかった(図13)。冠元顆粒単独投与で
は体重の薬物投与による変化はみられなかった(図1
4)。六味地黄丸併用時にはSAM−R/1系での体重
変化が無かったが、SAM−P/8系ではその体重減少
が有意に回復した(図15)。参茸補血丸併用では対照
系のSAM−R/1で薬物投与により体重の減少傾向が
見られた(図16)。
【0029】以上より、これらの薬物は、老化によるS
ODとChAT活性の低下、過酸化脂質の増加の抑制を
示し、学習・記憶障害改善効果を持つ可能性が示唆され
る。六味地黄丸併用時には体重減少抑制による体力維持
効果の関与も考えられるが、参茸補血丸併用時には体重
減少が表れているにもかかわらず、迷路実験でよい成績
を得ていることから、この実験系における体重減少抑制
による体力維持効果の関与は少ないと思われる。
【0030】また水迷路課題においては薬物の投与によ
り、データは示してないが個体の遊泳速度や外見的特徴
を変化は見られなかったが、プラットホームに到達する
までのgoal latencyを有意に減少させ、線
条体においてはSAM−P/8系におけるChAT活性
をSAM−R/1系と差がなくなるまで増加させるな
ど、記憶学習作用の改善効果も示された。この時、大脳
皮質でChAT活性に変化がみられなかったのは、線条
体ではコリン作動性神経が豊富でChATも多量に存在
するが、大脳皮質では線条体と比べてChATの全体量
が少ないのでChAT活性の変化が検出しにくかったも
のと考えられる。
【0031】老化は細胞や組織に生じるラジカルが起こ
す連続的な有害反応による障害の蓄積であるという老化
のフリーラジカル説が1956年Harmanにより唱
えられた。ラジカルの連続反応には生体内の不飽和脂質
を非特異的に過酸化し、過酸化脂質を生成するものがあ
る。不飽和脂質は生体膜の成分であるから、この脂質過
酸化反応は全身的にまた非特異的に障害を起こし、この
障害が老化につながっていくと考えられる。
【0032】スーパーオキサイドラジカル(O2 - )を
過酸化水素(H22 )と酸素分子(O2 )に変える酵
素、スーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)とい
う酵素が多くの生体内過酸化反応を阻害することが明か
となっている。SODは生体内で生じるスーパーオキサ
イドラジカルを消去することにより生体防御に役立って
いると考えられる。
【0033】本実験で用いたSAM−P/8系は、脳幹
や脊髄の海綿化が4〜8ヶ月齢にかけて進むことが知ら
れており、SAM−R/1系と比べてCu,Zn−SO
DやMn−SODが低下しているという報告や、学習や
記憶の能力が劣っているという報告がある。今回、冠元
顆粒と他の薬物の併用により有意にSODが増加し、そ
れに伴って過酸化脂質量が低下したことは、SODが生
体で老化に関係の深い脂質過酸化反応を抑える酵素の一
つであることから、用いた漢方薬がこの観点からの老化
の進行を遅らせる働きを有することが示唆される。
【0034】また、冠元顆粒は血液の粘度を低下させる
ことにより、微小循環を促進して全身の老廃物を除去
し、いろいろな酵素の活性を上昇させていると考えられ
る。またこの微小循環の改善作用が、神経細胞の活動に
必要なグルコースの供給を増加させて、学習、記憶障害
の改善につながっている可能性も考えられる。
【0035】ddY系マウスによる実験 アルツハイマー型痴呆ではポジトロンエミッションモグ
ラフィー(PET)による解析で脳血流量の低下に伴っ
たグルコース代謝の低下が報告されている。このことは
その部位での神経活動の低下を意味しており、この低下
を改善することで痴呆症状の改善が期待される。一方、
冠元顆粒の薬理作用は脳血液循環量を増進することでグ
ルコースなどの栄養物の運搬効率を改善し神経細胞の活
動を増すことにあると考えられる。そこで冠元顆粒投与
によりこのグルコース代謝の増加が得られるか否かの検
討を行った。
【0036】脳神経はその活動に必要とする大部分のエ
ネルギーをグルコースから生成している。そこでどのく
らいのグルコースが代謝されたかを調べれば神経活動の
程度が明かとなる。2−デオキシグルコースはグルコー
スと同様に神経細胞内に取り込まれるが1段階代謝され
るとその時点で代謝が止まり神経細胞内に蓄積する。こ
の現象を利用して2−デオキシグルコースを放射性同位
元素で標識しておけばその放射性同位元素の細胞内蓄積
量で神経活動を測ることができる。この原理は先に述べ
たPETでも用いられているが、PETでは解像力が低
いために実験動物の脳内変化を捉えることが出来ない。
そこで本実験ではオートラジオグラフィ法を用いた。
【0037】方法 動物は体重20±2gのddY系雄性マウスを用いた。
冠元顆粒は3gを1mlの精製水に解かした。この冠元顆
粒溶液を60g/kgとなるように経口的に投与した。d
eoxy−D−glucose,2−〔14C(U)〕−
(2DG:比放射能11.8ギガベクレル(GBq)/
mmol,NEN)は0.518MBq /mlとなるように生理
食塩水で希釈し、5.18MBq /kg尾静脈より冠元顆粒
投与30分後に注入した。2DG投与40分後に頚椎脱
臼によりマウスを殺し、全脳を摘出した。
【0038】脳は直ちにドライアイスにて凍結、包埋剤
(O.C.T.コンパウンド、マイルス三共)にて凍結
包埋標本とした。この凍結包埋脳標本をクリオスタット
ミクロトーム(OT/SEA、ブライト)を用いて−2
0℃下で厚さ20μmの水平連続切片とした。この連続
切片標本を常温下、フィルムカセット内で14Cの標準線
源(Autoradiographic(14C)mic
ro−scales、アマシャム)と共にX線フィルム
に2週間暴露の後、そのX線フィルムを現像処理した。
【0039】現像したX線フィルム上の脳標本と14Cの
標準線源の像のデジタルデータをスキャナー(EPSO
N GT−800)を用いてマイクロコンピューター
(Macintosh Quadra900、アップ
ル)に取込み、NIH Image Version
1.41で擬似カラー化及び定量の画像処理をした。な
お、マウスの脳の解剖学はSIdmanらの脳図譜(ハ
ーバード大学出版1971)によった。この結果を図1
7に示す。
【0040】結果 冠元顆粒の投与により、脳全体でのグルコースの取込み
が増加した。その増加の程度は均一ではなく、線条体、
視床、大脳皮質前頭葉、小脳の一部で特に強く、続いて
大脳皮質側頭葉、海馬で強い増加が見られた。このよう
にその増強作用に部位特異性が見られることから、冠元
顆粒の作用は脳血流量の増加のみではなく、何らかの神
経細胞活動に対する直接作用が有ると思われる。
【0041】またそのグルコースの取込みが増加した部
分を詳細に検討すると特にコリン作動性神経の多く分布
する部位でありコリン作動性神経系に対する受容体刺激
などに代表される直接作用の存在が示唆される。このこ
とはコリン作動性神経系に対する作用と共にc−AMP
量の増加を起こしている可能性を示唆する。今回の結果
から冠元顆粒はその投与により脳内グルコース代謝の増
加、つまり神経活動の増進を行うことで今までに行って
来た実験動物モデルでの記憶障害の改善ひいてはヒトで
の痴呆症状の改善を行う可能性が示唆された(図1
7)。
【0042】雄性Sprague−Dawley系ラッ
トによる実験 アルツハイマー病(AD)は、脳での萎縮変化と学習記
憶機能の障害を特徴とする病気である。そして学習や記
憶といった事柄は、中枢神経系(CNS)のコリン作動
性神経系の機能と深く関連していることは広く知られて
いる。前脳基底部(BF)は、新皮質や海馬へのコリン
作働性神経系の投射の源であり、特にマイネルト基底核
(nbm)のコリン作働性神経はADにおいて顕著に障
害されている。
【0043】またヒトnbmはラットでのnbmに相当
していることから、nbmを破壊したラットは、AD患
者の大脳皮質でみられるコリン作動性神経系の機能低下
を示す動物モデルであると考えられている。nbmを破
壊したラットは、大脳皮質でのアセチルコリン(AC
h)遊離量やコリンアセチルトランスフェアーゼ(Ch
AT)活性といったコリンマーカーの減少を示し、また
学習や記憶の障害も示す。
【0044】本実験では冠元顆粒が、nbm破壊に伴い
ラット大脳皮質でみられるコリンマーカーの低下を改善
する作用を有するかどうかを検討した。実験開始時、体
重230〜260gの雄性Sprague−Dawle
y系ラットを用いた。ラットは、22±2℃に保った1
2時間の明暗サイクルを有する飼育室のケージの中で飼
育した。ラットは、自由に飼育用の餌(日本クレア;C
E2)を摂取できるようにした。手術に先だって、ペン
トバルビタール酸ナトリウム(50mg/kg;腹腔内投
与)麻酔下に脳固定器(David koph)に固定
した。
【0045】ブレグマから後方2.3mm、正中線より左
側3.7mm、深さ7.5mmのnbmの位置にイボテン酸
(10μg/μl)を注入してnbmを破壊した。KA
Nは5%(w/v)となるように精製水に溶かした。手
術の影響から回復するために数日必要であったので、手
術後2日間は、1日2回、1回に2.5mlのKANを経
口ゾンデを用いてラットに強制的に投与した。それから
ラットには、5%のKAN溶液を自由に飲めるようにし
た。
【0046】手術から2週間目にラットを断頭し、脳を
素早く取り出して、予め95%O2、5%CO2 の混合
ガスを通気し氷冷しておいたクレブス緩衝液(Kreb
s−Ringer 炭酸緩衝液;pH7.4)中に入れ
た。クレブス緩衝液の組成は、NaCl 118mM,K
Cl 4.70mM,MgSO4 1.50mM,KH2 PO
4 1.15mM,CaCl2 1.25mM,NaHCO3
5.0mM,グルコース11.1mMである。大脳はMcI
LWAINティシューチョッパー(Brinkman)
で厚さ400μmの切片とした。
【0047】切片は、ブレグマの前後2mmの位置から採
取し、前から後ろにかけて大脳皮質の部分をそれぞれ
C.C.−1〜C.C.−5と名付けた。ACh遊離量
とChAT活性の測定は、一枚おきの連続切片を用いて
行った。内径2mmのステンレス管を用いてそれぞれの大
脳半球から、大脳皮質のみを繰り抜いてマイクロパンチ
サンプルを作製した。マイクロパンチサンプルは1枚お
きに全部で10枚の連続切片から取り、一枚の切片の片
側の半球から3ヶ所、両側の半球で6ヶ所ずつ、合計6
0個を取り出した。
【0048】この内30個は、ChAT活性の測定に用
いるので、測定まで−80℃の超低温庫に保存した。残
りの30個は以下に示すACh遊離量の測定実験に用い
た。マイクロパンチサンプルを、0.1μMの〔 3H〕
−塩化コリン(80Ci/mmol、アマシャム)を含むクレ
ブス緩衝液中で30分間インキュベートした後、ブラン
デールの貫流装置に移し、1個のチャンバーにつき3個
の割合でマイクロパンチサンプルを入れた。
【0049】そして、予め95%O2 、5%CO2 の混
合ガスを通気しておいた10μMのヘミコリニウムを含
むクレブス緩衝液を連続的に貫流させた。貫流速度は、
0.6ml/min とし、2.5min 毎に分画した。40分
間の貫流の後に、40mMK+を含むクレブス緩衝液で組
織を5分間刺激した。実験終了後、マイクロパンチサン
プルを取り出し、組織溶解剤(Soluen−350)
を加えて80℃で30分間インキュベートしてサンプル
を溶かした。
【0050】集めたそれぞれの分画と溶解させた組織中
の放射活性を液体シンチレーションカウンターを用いて
測定した。ChAT活性の測定では、それぞれのマイク
ロパンチサンプルに50mMのトリス塩酸緩衝液(pH7.
4)50μlを加えて、超音波破砕器で懸濁溶液とし
た。この懸濁溶液20μlに10mM EDTA・2Na
溶液20μlと2.5%トライトンX−100溶液8μ
lを加えて、室温で15分間インキュベートして酵素溶
液とした。
【0051】この酵素溶液のタンパク質濃度は、BIO
−RADのプロテインアッセイキットを用いて測定し
た。酵素溶液8μlに、0.1μM〔 3H〕−アセチル
CoA(NEN,1μCi/mmol)を含む50mMナトリウ
ムリン酸緩衝液(組成:EDTA・2Na 20mM,N
aCl 300mM、塩化コリン8mM、サリチル酸フィゾ
スチグミン0.1mM;pH7.4)20μlをシンチレー
ションミニバイアル中で混合し、37℃で15分間イン
キュベートした。
【0052】その後、シンチレーションミニバイアルを
氷浴中に入れ、さらに氷冷した10mMリン酸ナトリウム
緩衝液を加えて反応を停止させた。これに2mgのカリグ
ノストを含むアセトニトリル400μlを加えた。生合
成された〔 3H〕−AChを2mlのトルエンシンチレー
ションカクテル(PPO 4g/l,POPOP 0.
1g/l)に抽出してその放射活性をシンチレーション
カウンターで測定した。統計処理にはステューデントの
t−検定を用いた。
【0053】データは示してないがnbm破壊に伴っ
て、それぞれのマイクロパンチサンプルの間の基礎的な
3H〕−塩化コリン取り込み量と〔 3H〕−ACh遊
離量には顕著な差はなかった。この結果は、nbm破壊
後でも大脳皮質に存在するコリン作働性神経の大部分
は、まだ生き残っていることを示している。しかしなが
ら、nbm破壊後2週間目では、カリウム刺激に伴う〔
3H〕−ACh遊離量とChAT活性がラット大脳皮質
で有意に低下していた(図18及び19)。
【0054】またこの時コントロール群のChAT活性
は0.764−0.840(nmol/mg蛋白質/分)であ
り、nbm破壊群でのそれは0.473−0.551
(nmol/mg蛋白質/分)であった。この神経の機能低下
は、nbmから大脳皮質へのコリン作働性神経の投射が
なくなることによって生じる脳血流の低下により一部説
明できるかもしれない。
【0055】nbmを電気的に刺激すると大脳皮質での
血流量が増加し、nbmを破壊すると脳血流量が低下す
ることが分かっている。さらに、コリン作働性神経の脳
血管への支配も報告されている。これらの発見は、nb
mからのコリン作働性神経の投射が、脳血流の制御に関
与していることを示している。
【0056】また脳血流の低下は、脳への酸素の供給を
減らすかもしれない。そして神経は、活動を維持するた
めに酸素が必要であるから、酸素の不足が結果的に大脳
皮質での神経機能低下を引き起こしているかもしれな
い。冠元顆粒は、nbmを破壊したラットの大脳皮質の
広い部分でカリウム刺激に伴う〔 3H〕−ACh遊離量
(図18)とChAT活性(図19)の低下を防いだ。
この結果は、冠元顆粒の投与によってnbm破壊後に大
脳皮質でのコリン作働性神経系を維持できることを示し
ている。冠元顆粒はnbmを破壊した後で大脳皮質での
コリンマーカーの低下を防ぐことから、抗痴呆薬として
使用できる。
【0057】ヒトにおける臨床観察 観察対象者 観察対象患者として、本人の同意が得られたものの中か
ら次の条件に合うものを選んだ。(1)年齢が46才以
上である者、(2)臨床及びCT(コンピューター・サ
ーモグラフィー)による診断が脳梗塞である者、(3)
Hachinski局部虚血の評価点数が7点以下であ
る者、(4)DSMIII 四項目診断標準に合う者、
(5)長谷川式知的機能検査スケールが7点以下である
者、(6)精神認識能力(CCSE)が20点以下であ
る者、(7)発病後、1ヵ月経過した者。但し、(a)
心臓、肝臓、腎臓に重篤な疾患を持つ者、(b)発病
後、1ヵ月未満の者を除く。総計40名の患者を対象と
して本実験を実施した。その内に、男性21名、女性1
9名であった。年齢は47才から78才までである。平
均年齢は68.4±7.1才である。
【0058】方法 ダブルブラインド(二重盲検法)、随意法、プラシーボ
(偽薬)などを乱数表に基づいて、患者を治療群と対照
群とに分類した。治療群と対照群の年齢、性別、用量な
どを下記の表に示す。
【0059】
【表1】
【0060】治療群と対照群の年齢には著しい相違がな
い(P>0.05)。また、治療群及び対照群への割り
ふり比率は男女間で実質的に同じである。治療群には1
日3回毎日9グラムの冠元顆粒を12週間投与した。対
照群の服用法と期間は治療群と同様とした。投与前、専
門の主治医が一人一人の患者に対して、健康診断、病歴
聴取を行うと共に観察表を記入した。
【0061】楊蜀蓮氏、Hershey.Lなどが引用
した認識能力テスト(CCSE)と効能活動調査(FA
Q)を用いて、神経心理学の専門医による高次神経機能
検査を行った。上記二つのテストは静かな普通の部屋で
行った。一つのテストの所要時間が15分間であった。
CCSEテストには患者に関する見当識力、注意力、集
中力、逆行記憶などの測定が含まれている。CCSEの
評点は30点から0点までであるため、20以下なら
ば、痴呆症と診断される。
【0062】FAQテストとは患者の身体に対する質問
であり、内容が十項目ある。例えば、収支均等、好み、
食事の用意などである。患者の能力によって、評価を下
す。項目ごとに四等級に分けられる。0点が正常であ
る;1点が単独にやれるが難しい;2点が単独にやれる
が、部分的に人に依頼する;3点が完全に人に依頼す
る。10項目を評価する際、30点が完全に異常であ
り、0点が正常であるとされる。治療終了後、再度患者
のFAQとCCSEを測定した。
【0063】治療後に、それぞれ下記実験指標を測定し
た。脳波、血流指数…血漿粘度(ηplas)、高交換
率の全血比粘度(ηH)、低交換率の全血比粘度(η
L)、ヘマトクリット値(赤血球容積率、Hct)、赤
血球電気泳動率(REM)及び繊維蛋白濃度(Fib)
などである。また、患者に現れた不良反応を記録した。
治療群と対照群の投与前後のCCSEの比較(M±S
D)は次の表2に示す通りであった。
【0064】
【表2】
【0065】冠元顆粒投与前後のCCSEでは顕著な相
違があるのに対して、対照群には著しい変化が見られな
かった。治療群と対照群の投与前後のFAQの比較(M
±SD)は次の表3に示す通りであった。
【0066】
【表3】
【0067】冠元顆粒投与後、患者のFAQ点数が著し
く減少した(P>0.01)。それに対して、対照群の
FAQは特に変化はなかった。次に治療群と対照群の血
流学的指数の比較(M±SD)の結果を表4に示す。
【0068】
【表4】
【0069】冠元顆粒投与前後で、ηplasの相違が
著しい。P値の相違はあまりない。対照群の血流指数は
投与前後無変化であった。治療群と対照群の脳波の比較
を次の表5に示す。
【0070】
【表5】
【0071】副作用については、治療群では3例に胃の
不快感が出現した。対照群でも、3例に胃の不快感が出
現した。1例は皮疹が出たが、皆一過性であって、治療
せずに完治した。本研究は冠元顆粒が血漿粘度を低下さ
せ、局部脳流量(CBF)を高め、虚血及び無酸素状態
を改善することができることを示唆した。そのため、脳
波活動が改善されるに従って、患者の高次神経機能、例
えば、記憶力、見当識力、注意力、集中力、及び社会活
動の能力を高めることができ、副作用が少なかった。
【0072】本発明の抗痴呆剤の有効成分はすでに使用
され、その安全性が確認されている漢方成分である。抗
痴呆剤は有効成分を抽出乾燥物として1〜20g/日、
好ましくは9g/日を1日3回にわけて投与される。製剤例 センキュウ225g、芍薬225g、紅花225g、木
香113g、香附子113g、及び丹参450gに20
倍量の熱水中で1時間抽出し、抽出液を得た。これをス
プレイドライヤーにより乾燥し、乾燥エキス450gを
得た。これに乳糖を加え顆粒剤とし、3gずつ分包し、
本発明の抗痴呆剤を得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は水迷路課題実験に用いた装置の平面図を
模式的に示す。
【図2】図2は冠元顆粒単独投与の場合の水迷路課題実
験の結果を示す。
【図3】図3は冠元顆粒と六味地黄丸併用の場合の水迷
路課題実験の結果を示す。
【図4】図4は冠元顆粒と参茸補血丸併用の場合の水迷
路課題実験の結果を示す。
【図5】図5は冠元顆粒と六味地黄丸併用の場合の小脳
におけるSOD活性を示す。
【図6】図6は冠元顆粒単独投与の場合の肝臓における
SODの活性を示す。
【図7】図7は冠元顆粒単独投与の場合に小脳における
SODの活性を示す。
【図8】図8は冠元顆粒と参茸補血丸併用の場合の肝臓
におけるSOD活性を示す。
【図9】図9は冠元顆粒と参茸補血丸併用の場合の小脳
におけるSOD活性を示す。
【図10】図10は冠元顆粒単独投与の場合の肝臓及び
小脳における過酸化脂質量を示す。
【図11】図11は冠元顆粒と参茸補血丸を併用した場
合の肝臓及び小脳における過酸化脂質量を示す。
【図12】図12は冠元顆粒と六味地黄丸を併用した場
合の線条体におけるChAT活性を示す。
【図13】図13は冠元顆粒単独投与の場合の脳内各部
位におけるChAT活性を示す。
【図14】図14は冠元顆粒単独投与の場合の体重の変
化を示す。
【図15】図15は冠元顆粒と六味地黄丸併用の場合の
体重の変化を示す。
【図16】図16は冠元顆粒と参茸補血丸の併用の場合
の体重の変化を示す。
【図17】図17は冠元顆粒投与及び非投与における、
放射性標識された2−デオキシグルコースの脳への取込
みを比較した写真であり、生物の形態を表わす図面に代
る写真である。
【図18】図18はマイネルトン基底核(nbm)の除
去により減少したアセチルコリン(ACh)の遊離が冠
元顆粒の投与により回復することを示すグラフである。
【図19】図19はnbmの除去により低下したコリン
アセチルトランスフェラーゼ(ChAT)活性が冠元顆
粒の投与により回復することを示すグラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】痴呆症特に老人性痴呆症に対する医薬の
開発は高齢化社会の到来と共に重要な課題となってい
る。生薬または漢方を基本とする抗痴呆剤としては、特
公平3−27530に生薬五味子の有機溶剤抽出物中に
含まれる化合物を有効成分とする脳機能改善薬が記載さ
れており、特開昭63−287724には呉茱萸(ゴシ
ュ)から有機溶剤抽出により得られるエポジアミン又は
ルタエカルピンを有効成分とする脳機能改善剤、並びに
芍薬、(ジュツ)、タシャ、ブクリョウ、センキュ
ウ及び当帰を有効成分とする抗痴呆剤が知られている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】紅花(コウカ)はキク科(Composi
tae)の1〜2年草木ベニバナ(Carthamus
tinctorius Linne)の管状花であ
る。芍薬(シャクヤク)はボタン科(Paeoniac
eae)の多年草シャクヤク(Paeonia lac
tiflora Pallas)の根である。センキュ
ウはセリ科の(Umbelliferae)の多年草セ
ンキュウ(Cnidium offinale Mak
ina)の根茎である。黄耆(オウギ)はマメ科(Le
guminosae)の多年草(Astragalus
membranaceusnge又はAstr
agalus mongholicusBunge)の
根である。牛膝(ゴシツ)はヒユ科(Amaranth
aceae)の多年草ヒナタイノコズチAchyran
thes fauriei Leveille et
Vaniot又はAchyranthes biden
tata Blumeの根である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】当帰(トウキ)はセリ(Umbelli
ferae)トウキ(Angelica acuti
loba Kitagawa)ホッカイトウキ(A.a
cutiloba Kitagawa Var.Sug
iyamae Hikino又はA.Sinensis
Diels)の根である。人参(ニンジン)はウコギ
科(Araliaceae)の多年草オタネニンジン
(Panax ginseng C.A.Meyer)
の根である。龍眼肉(リュウガンニク)はムクロジ科
(Sapindaceae)の常緑小高木リュウガン
(Euphorialongana Lamarck)
の果肉である。鹿茸(ロクジヨウ)はシカ科(Cerv
idae)マンシュウカジカ(Cervus ela
phusvar Xanthopygus Mil
e−Edwards)、又はマンシュウジカ(C.n
ippon Tomminck var.manthu
ricus Swinhoe)の角質化していない幼角
である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】杜仲(トチュウ)はトチュウ科(Euco
mmiaceae)の落葉高木トチュウ(Eucomm
ia ulmoides Oliver)の樹皮であ
る。巴戟天(ハゲキテン)はアカネ科(Rubiace
ae)の蔓性低木ハゲキテン(Morind ff
icialis How)の根である。地黄(ジオ
ウ)はゴマノハグサ科(Scrophulariace
ae)の多年草アカヤジオウ(Rehmannia g
lutinosa Liboschitz var.p
urpurea Makino又はR.glutino
sa Liboschitz)の根である。茯苓(
リョウ)はサルノコシカケ科(Polyporacea
e)ホド(oria cocos Wolf)の菌核
である。牡丹皮(ボタンピ)はボタン科(Paeo
aceae)の落葉低木ボタン(Paeoia su
ffruticosa Andrews)の根皮であ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】上記組成物(A)にはさらに、地黄2.2
〜6.6重量部、クリョウ0.8〜2.6重量部、牡
丹皮0.8〜2.6重量部、タクシャ0.8〜2.6重
量部、山茱萸(サンシュユ)1.1〜3.3重量部及び
山薬1.1〜3.3重量部からなる〔組成物(B)〕を
追加の有効成分として加えることができる。この追加の
有効成分(B)の具体例として、地黄4.4重量部、ブ
クリョウ1.7重量部、牡丹皮1.7重量部、タクシャ
1.7重量部、サンシュユ2.2重量部及び山薬2.2
重量部からなる丸剤が挙げられ、これは六味地黄丸と称
される。従って、本発明の抗痴呆剤の1つの態様におい
ては、冠元顆粒と六味地黄丸とを有効成分として併用す
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センキュウ3.4〜1.1重量部、芍薬
    3.4〜1.1重量部、紅花3.4〜1.1重量部、木
    香1.7〜0.6重量部、香附子1.7〜0.6重量
    部、及び丹参6.8〜2.3重量部を有効成分とする抗
    痴呆剤。
  2. 【請求項2】 冠元顆粒である請求項1に記載の抗痴呆
    剤。
  3. 【請求項3】 地黄2.2〜6.6重量部、ブクリョウ
    0.8〜2.6重量部、牡丹皮0.8〜2.6重量部、
    タクシャ0.8〜2.6重量部、サンシュ1.1〜3.
    3重量部及び山薬1.1〜3.3重量部を有効成分とす
    る請求項1又は2に記載の抗痴呆剤。
  4. 【請求項4】 前記追加の有効成分が六味地黄丸である
    請求項3に記載の抗痴呆剤。
  5. 【請求項5】 オウギ4.3〜12.8重量部、ゴシツ
    4.3〜12.8重量部、当帰4.3〜12.8重量
    部、人参2.2〜6.7重量部、龍眼肉4.3〜12.
    8重量部、鹿茸1.9〜5.5重量部、杜仲4.3〜1
    2.8重量部及びハゲキテン4.3〜12.8重量部を
    有効成分とする請求項1又は2に記載の抗痴呆剤。
  6. 【請求項6】 前記追加の有効成分が参茸補血丸である
    請求項5に記載の抗痴呆剤。
JP4356551A 1992-06-12 1992-12-22 抗痴呆剤 Expired - Lifetime JPH0737392B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4356551A JPH0737392B2 (ja) 1992-06-12 1992-12-22 抗痴呆剤

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-153839 1992-06-12
JP15383992 1992-06-12
JP4356551A JPH0737392B2 (ja) 1992-06-12 1992-12-22 抗痴呆剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0656684A true JPH0656684A (ja) 1994-03-01
JPH0737392B2 JPH0737392B2 (ja) 1995-04-26

Family

ID=26482341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4356551A Expired - Lifetime JPH0737392B2 (ja) 1992-06-12 1992-12-22 抗痴呆剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0737392B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006076948A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Suzuka Univ Of Medical Science サルビアノール酸bを有効成分とする神経幹細胞増殖剤
US7083811B2 (en) * 2001-02-08 2006-08-01 Siloam Hightech Pharm. Co., Ltd. Herbal composition for the prevention and treatment of dementia
JP2006206584A (ja) * 2004-12-27 2006-08-10 Tohoku Univ アミロイドβ蛋白の凝集抑制剤、凝集アミロイドβ蛋白の分解剤、抗痴呆薬および抗痴呆性食品
JP2006298896A (ja) * 2005-03-22 2006-11-02 Iskra Ind Co Ltd 高脂血症改善剤、動脈硬化改善剤及び肝機能改善剤
JP2008013484A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Iskra Ind Co Ltd 脳虚血による学習・記憶障害改善剤
JP2008184448A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Iskra Ind Co Ltd 向精神剤
JP2010126529A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Noevir Co Ltd 認知・記憶機能低下軽減剤
JP2010180250A (ja) * 2004-07-30 2010-08-19 Iskra Ind Co Ltd 最終糖化産物生成抑制剤
JP2012126716A (ja) * 2010-11-26 2012-07-05 Kracie Seiyaku Kk 認知症の予防・治療に有効な組成物及びそれを含有する漢方・生薬製剤
JP2013216633A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Saiseido Yakuhin Kk 抗認知症薬

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7083811B2 (en) * 2001-02-08 2006-08-01 Siloam Hightech Pharm. Co., Ltd. Herbal composition for the prevention and treatment of dementia
JP2010180250A (ja) * 2004-07-30 2010-08-19 Iskra Ind Co Ltd 最終糖化産物生成抑制剤
JP2006076948A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Suzuka Univ Of Medical Science サルビアノール酸bを有効成分とする神経幹細胞増殖剤
JP2006206584A (ja) * 2004-12-27 2006-08-10 Tohoku Univ アミロイドβ蛋白の凝集抑制剤、凝集アミロイドβ蛋白の分解剤、抗痴呆薬および抗痴呆性食品
JP2006298896A (ja) * 2005-03-22 2006-11-02 Iskra Ind Co Ltd 高脂血症改善剤、動脈硬化改善剤及び肝機能改善剤
JP2008013484A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Iskra Ind Co Ltd 脳虚血による学習・記憶障害改善剤
JP2008184448A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Iskra Ind Co Ltd 向精神剤
JP2010126529A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Noevir Co Ltd 認知・記憶機能低下軽減剤
JP2012126716A (ja) * 2010-11-26 2012-07-05 Kracie Seiyaku Kk 認知症の予防・治療に有効な組成物及びそれを含有する漢方・生薬製剤
JP2013216633A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Saiseido Yakuhin Kk 抗認知症薬

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0737392B2 (ja) 1995-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100360674B1 (ko) 치매 예방 및 치료제 조성물
RU2486914C2 (ru) Комбинированная терапия для лечения пациентов с неврологическими нарушениями и церебральным инфарктом
JPH0656684A (ja) 抗痴呆剤
CN104225524A (zh) 栝楼桂枝汤在制备治疗或/和预防认知功能障碍的药物中的用途
CN111743934A (zh) 一种肠道菌群调节中药组合物及其应用
CN105920476A (zh) 防治阿尔茨海默病中药组合物及其制备方法
KR100601390B1 (ko) 혼합 생약재를 이용한 비만 억제용 조성물
Li Chinese herbal medicine
KR20020037452A (ko) 고지혈증 및 협심증 예방 및 치료용 생약조성물
CN103108639B (zh) 一种中药活性成分组合物及其用途
CN115177669A (zh) 一种具有治疗心肌桥功效的中药组合物及其应用
JP7523889B2 (ja) 活動量改善用の医薬組成物
CN112656877A (zh) 一种治疗颈椎间盘突出的药物组合物及其制备方法和应用
RU2406521C2 (ru) Применение лавандового масла для профилактики и лечения неврастении, соматоформного расстройства и других болезней, связанных со стрессом
CN107998314B (zh) 一种补肾健脑的中药组合物及其制备方法
Li et al. Sub-chronic safety evaluation of the ethanol extract of Aralia elata leaves in Beagle dogs
KR100678519B1 (ko) 다슬기, 유황오리, 유근피, 송화가루, 산청목, 죽염,인진쑥, 도라지 및 흑두로 구성되는 복합제 추출물을포함하는 지방간 예방 및 치료를 위한 조성물
US6872409B2 (en) Composition of traditional chinese medicines for preventing and treating cerebrovascular disease
EP1358887B1 (en) Composition of traditional chinese medicines for preventing and treating cerebrovascular disease
CN107441135A (zh) 小蓟总黄酮在制备治疗反复脑缺血和局灶性脑缺血药物中的应用
CN113521131A (zh) 一种用于缺血性心肌病的中药组合物及其应用
CN117815350B (zh) 一种治疗冠状动脉心肌桥的中药组合物及其应用
CN115844979B (zh) 培元健脑、安神益智的中药组合物及其制备方法和应用
KR100486968B1 (ko) 누에 수번데기 건조엑스를 함유한 건강보조식품 조성물
Simon et al. Liver enzymes and micro hepatic histoarchitecture in adult male wistar albino rats treated with methanol leaf extract of Securidaca longipedunculata Fres (Polygalaceae)