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JP7670605B2 - インターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤および炎症性疾患を治療するためのその使用 - Google Patents

インターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤および炎症性疾患を治療するためのその使用 Download PDF

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JP7670605B2 JP2021500395A JP2021500395A JP7670605B2 JP 7670605 B2 JP7670605 B2 JP 7670605B2 JP 2021500395 A JP2021500395 A JP 2021500395A JP 2021500395 A JP2021500395 A JP 2021500395A JP 7670605 B2 JP7670605 B2 JP 7670605B2
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Description

関連出願
本出願は、2018年7月12日に出願された米国仮特許出願第62/697,218号、および2019年7月10日に出願された米国仮特許出願第62/872,477号に対する優先権を主張し、各仮出願は参照により全体が本明細書に組み込まれる。
配列表
本出願は、EFS-Webを介して電子的に出願されており、.txt形式の電子的に提出される配列表を含む。.txtファイルは、2019年7月10日に作成された約172キロバイトのサイズを有する「PRTH_036_01WO_ST25.txt」という名称の配列表を含有する。この.txtファイルに含有される配列表は本明細書の部分であり、参照により全体が本明細書に組み込まれる。
本発明は、インターロイキン-23受容体(IL-23R)の新規のペプチド阻害剤、ならびに炎症性腸疾患、クローン病および乾癬を含む、様々な疾患および障害を治療または予防するためのその使用に関する。
インターロイキン-23(IL-23)サイトカインは、自己免疫性炎症ならびに関連する疾患および障害、例えば、多発性硬化症、喘息、関節リウマチ、乾癬、および炎症性腸疾患(IBD)、例えば、潰瘍性大腸炎およびクローン病の病理発生において決定的な役割を果たすものとして結び付けられてきた。IBDの急性および慢性マウスモデルにおける研究は、疾患病理発生におけるIL-23Rおよび下流のエフェクターサイトカインの主要な役割を明らかにした。IL-23Rは、腸内で豊富に見出されるTh17細胞、γδ T細胞、ナチュラルキラー(NK)細胞、樹状細胞、マクロファージ、および自然リンパ球を含む様々な適応および自然免疫細胞上に発現される。腸粘膜表面において、IL-23Rの遺伝子発現およびタンパク質レベルは、IBD患者において上昇していることが見出されている。IL-23は、IL-6、IL-17、および腫瘍壊死因子(TNF)を産生する病原性CD4 T細胞集団の発生を促進することによりこの効果を媒介すると考えられている。
IL-23の産生は腸において富化されており、腸においてそれは、T-ヘルパー1(Th1)およびTh17関連サイトカインに対する効果を通じた腸炎症のT細胞依存性およびT細胞非依存性経路を通じた寛容と免疫との均衡の調節の他に、炎症に有利に働く腸における制御性T細胞応答の制約において鍵となる役割を果たすと考えられている。追加的に、IL-23受容体(IL-23R)における多型は炎症性腸疾患(IBD)に対する感受性と関連付けられており、腸ホメオスタシスにおけるIL-23経路の不可欠な役割をさらに確立する。
一般集団の約2%~3%に影響する慢性皮膚疾患である乾癬は、身体のT細胞炎症応答機構により媒介されることが示されている。Il-23は、主張されるところではインターロイキン-17の誘導、Tメモリー細胞の調節、およびマクロファージの活性化を介して慢性自己免疫性炎症を維持することにより、乾癬の病理発生において鍵となるプレーヤーとして結び付けられるいくつかのインターロイキンの1つを有する。IL-23およびIL-23Rの発現は、乾癬を有する患者の組織において増加していることが示されており、IL-23を中和する抗体は、乾癬の動物モデルにおいて乾癬発症のIL-23依存性の阻害を示した。
IL-23は、インターフェロン-γ(IFN-γ)産生Tヘルパー1(T1)細胞の発生に関与するサイトカインであるIL-12の特有のp19サブユニットおよびp40サブユニットから構成されるヘテロ二量体である。IL-23およびIL-12の両方はp40サブユニットを含有するが、それらは異なる表現型特性を有する。例えば、IL-12において欠損がある動物は炎症性自己免疫疾患に感受性である一方、IL-23欠損動物は、推定では、IL-23欠損動物のCNSにおけるIL-6、IL-17、およびTNFを産生するCD4 T細胞の数の低減に起因して、抵抗性である。IL-23は、IL-12Rβ1およびIL-23Rサブユニットから構成されるヘテロ二量体受容体であるIL-23Rに結合する。IL-23のIL-23Rへの結合は、Jak-statシグナル伝達分子、Jak2、Tyk2、ならびにStat1、Stat 3、Stat 4、およびStat 5を活性化させるが、Stat4の活性化は実質的により弱く、IL-12と比較した場合にIL-23に応答して異なるDNA結合性Stat複合体を形成する。IL-23Rは、Jak2と構成的に、およびStat3とリガンド依存性の方式で会合する。主にナイーブCD4(+)T細胞に作用するIL-12とは対照的に、IL-23はメモリーCD4(+)T細胞に優先的に作用する。
IL-23関連疾患および障害の治療において使用するための、IL-23経路を阻害する治療的な部分を同定するための努力が為されてきた。IL-23またはIL-23Rに結合する多数の抗体が同定されており、これには、乾癬の治療のために承認されているIL-23に結合するヒト化抗体であるウステキヌマブが含まれる。より最近では、IL-23Rに結合してIL-23のIL-23Rへの結合を阻害するポリペプチド阻害剤が同定されている(例えば、米国特許出願公開第US2013/0029907号明細書を参照)。ウステキヌマブおよびブリアキヌマブ(共通のp40サブユニットを標的化する)ならびにチルドラキズマブ、グセルクマブ、MEDI2070、およびBI-655066(IL-23の特有のp19サブユニットを標的化する)を用いたクローン病または乾癬における臨床試験は、ヒト炎症性疾患の治療におけるIL-23シグナル伝達の遮断の可能性を強調する。これらの発見は有望であるが、クローン病、潰瘍性大腸炎および関連する障害を含む、腸疾患などの腸炎症の治療のために使用することができる、腸におけるIL-23経路を優先的に標的化する安定かつ選択的な剤の同定に関して課題が残っている。
明確に、腸管における自己免疫性炎症と関連付けられるものを含む、IL-23関連疾患(IL-23-asociated diseases)を治療および予防するために使用され得る、IL-23経路を標的化する新たな治療法の必要性が当該技術分野において依然として存在する。追加的に、腸の管腔側からのIL-23Rの特異的標的化のための化合物および方法は、腸組織の局所的な炎症を患うIBD患者に対して治療的利益を提供し得る。本発明は、IL-23Rに結合してIL-23結合およびシグナル伝達を阻害し、かつ経口投与のために好適な新規のペプチド阻害剤を提供することによりこれらの必要性に対処する。
米国特許出願公開第2013/0029907号明細書
本発明は、とりわけ、IL-23Rの新規のペプチド阻害剤および関連する使用方法を提供する。
第1の態様では、本発明は、式(I):
X7-X8-X9-X10-X11(I)
のアミノ酸配列を含むまたはからなるインターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、式(I)中、
X7は、非置換のTrp、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで置換されたTrpであり、
X8は、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、Asn、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-Nal、またはTrpであり、
X9は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、またはPenであり、
X10は、非置換のPhe、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、2-アミノエトキシ、もしくは2-アセチルアミノエトキシで置換されたPheであり、かつ
X11は、2-Nal、非置換のTrp、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me)、Phe(3,4-ジメトキシ)、もしくは1-Nalで置換されたTrpであり、
但し、
i)X7およびX11の少なくとも1つは、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、
ii)X7が5-F置換Trpである場合、X11は2-Nal以外であり、かつ
iii)X7が5-OHまたは6-Cl置換Trpである場合、X9はCys以外であり、
かつ
ペプチド阻害剤は、インターロイキン-23(IL-23)のIL-23受容体への結合を阻害する、
ペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を提供する。
第2の態様では、本発明は、式(II):
X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11(II)
のアミノ酸配列を含むまたはからなるインターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、式(II)中、
X4は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)であり、
X5は、Cit、Glu、Gly、Lys、Asn、Pro、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Gln、Asp、またはCysであり、
X6は、Thr、Aib、Asp、Dab、Gly、Pro、Ser、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、アルファ-MeThr、アルファ-MeSer、またはValであり、
X7は、非置換のTrp、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで置換されたTrpであり、
X8は、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、Asn、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-Nal、またはTrpであり、
X9は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)であり、X4がAbuの場合、X9は、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)であり、かつX9がAbuの場合、X4はCys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)であり、
X10は、非置換のPhe、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、2-アミノエトキシ、もしくは2-アセチルアミノエトキシで置換されたPheであり、かつ
X11は、2-Nal、非置換のTrp、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me)、Phe(3,4-ジメトキシ)、もしくは1-Nalで置換されたTrpであり、
ペプチド阻害剤はX4とX9との間の結合を介して環化しており、但し、
i)X7およびX11の少なくとも1つは、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、
ii)X7が5-F置換Trpである場合、X11は2-Nal以外であり、かつ
iii)X7が5-OHまたは6-Cl置換Trpである場合、X9はCys以外であり、
かつ
ペプチド阻害剤は、インターロイキン-23(IL-23)のIL-23受容体への結合を阻害する、
ペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を提供する。
一実施形態では、X7は、5-F置換Trp以外である。別の実施形態では、X7が、非置換のTrp、または1-Me、5-OHもしくは6-Clで置換されたTrpである場合、X9はCys以外である。
別の態様では、本発明は、式(I):
X7-X8-X9-X10-X11(I)
のアミノ酸配列を含むまたはからなるインターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、式(I)中、
X7は、非置換のTrp、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで置換されたTrpであり、
X8は、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、Asn、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-Nal、またはTrpであり、
X9は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、またはPenであり、
X10は、非置換のPhe、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、2-アミノエトキシ、もしくは2-アセチルアミノエトキシで置換されたPheであり、かつ
X11は、2-Nal、非置換のTrp、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me)、Phe(3,4-ジメトキシ)、もしくは1-Nalで置換されたTrpであり、
但し、
i)X7およびX11の少なくとも1つは、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、
ii)X7は、5-F置換Trp以外であり、かつ
iii)X7が、非置換のTrp、または1-Me、5-OHもしくは6-Clで置換されたTrpである場合、X9はCys以外であり、
かつ
ペプチド阻害剤は、インターロイキン-23(IL-23)のIL-23受容体への結合を阻害する、
ペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を提供する。
別の態様では、本発明は、式(II):
X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11(II)
のアミノ酸配列を含むまたはからなるインターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、式(II)中、
X4は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)であり、
X5は、Cit、Glu、Gly、Leu、Ile、ベータ-Ala、Ala、Lys、Asn、Pro、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Gln、Asp、またはCysであり、
X6は、Thr、Aib、Asp、Dab、Gly、Pro、Ser、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、アルファ-MeThr、アルファ-MeSer、またはValであり、
X7は、非置換のTrp、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで置換されたTrpであり、
X8は、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、Asn、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-Nal、またはTrpであり、
X9は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)であり、X4がAbuの場合、X9は、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)であり、かつX9がAbuの場合、X4はCys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)であり、
X10は、非置換のPhe、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、2-アミノエトキシ、もしくは2-アセチルアミノエトキシで置換されたPheであり、かつ
X11は、2-Nal、非置換のTrp、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me)、Phe(3,4-ジメトキシ)、もしくは1-Nalで置換されたTrpであり、
ペプチド阻害剤はX4とX9との間の結合を介して環化しており、但し、
i)X7およびX11の少なくとも1つは、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、
ii)X7は、5-F置換Trp以外であり、かつ
iii)X7が、非置換のTrp、または1-Me、5-OHもしくは6-Clで置換されたTrpである場合、X9はCys以外であり、
かつ
ペプチド阻害剤は、インターロイキン-23(IL-23)のIL-23受容体への結合を阻害する、
ペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を提供する。
ある特定の実施形態では、X5は、Cit、Glu、Gly、Lys、Asn、Pro、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Gln、Asp、またはCysである。ある特定の実施形態では、X5は、Cit、Glu、Gly、Leu、Ile、ベータ-Ala、Ala、Lys、Asn、Pro、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Gln、Asp、またはCysである。
ある特定の実施形態では、X8は、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、Asn、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-Nal、またはTrpである。ある特定の実施形態では、X8は、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、Asn、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-Nal、またはTrpである。
ある特定の実施形態では、X8は、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、Asn、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-Nal、Trp、またはLys(R’)であり、かつR’は、Aib、bAla、IVA、Ala、シクロヘキサン酸、オクタン酸、-C(O)CHPh(-C(O)ベンジル)、トリフルオロプロピオン酸(trifluorpropionic)、Gly、アセチル、吉草酸、またはトリフルオロアセチルである。ある特定の実施形態では、X8は、Asn、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLeu、Aib、Cit、またはLys(R’)である。ある特定の実施形態では、X8はLys(R’)である。一実施形態では、R’はアセチルである。別の実施形態では、R’は、Gly、Aib、Ala、またはbAlaである。別の実施形態では、R’は、Gly、またはAibである。
一実施形態では、X4はAbuであり、かつX9は、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、またはPenである。別の実施形態では、X4は、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、またはPenであり、かつX9はAbuである。別の実施形態では、X4およびX9のそれぞれは、独立して、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、またはPenである。別の実施形態では、X4およびX9のそれぞれは、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、またはPenである。
具体的な態様では、本発明は、式(XIa)または(XIb):
Pen-Asn-Thr-W’-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-[2-Nal]-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(XIa)(配列番号100)または
Pen-Asn-Thr-W-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-W’-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(XIb)(配列番号101)
のアミノ酸配列を含むまたはからなるインターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、式(XIa)および(XIb)中、
W’は、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、かつペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化している、
ペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を提供する。
別の具体的な態様では、本発明は、式(XIc)または(XId):
Abu-Asn-Thr-W’-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-[2-Nal]-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(XIc)(配列番号102)、または
Abu-Asn-Thr-W-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-W’-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(XId)(配列番号103)
のアミノ酸配列を含むまたはからなるインターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、式(XIc)および(XId)中、
W’は、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、かつペプチド阻害剤はAbu-Cysチオエーテル結合を介して環化している、
ペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を提供する。
別の具体的な態様では、本発明は、式(XIe)または(XIf):
Abu-Asn-Thr-W’-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-[2-Nal]-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(XIe)(配列番号104)、または
Abu-Asn-Thr-W-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-W’-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(XIf)(配列番号105)
のアミノ酸配列を含むまたはからなるインターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、式(XIe)および(XIf)中、
W’は、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、かつペプチド阻害剤はAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
ペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を提供する。
別の具体的な態様では、本発明は、式(Z):
-X-R(Z)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のアミノ酸配列を含むまたはからなるインターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、式(Z)中、
は、結合、水素、C1~C6のアルキル、C6~C12のアリール、C6~C12のアリールC1~C6のアルキル、C1~C20のアルカノイルであり、これには以上のいずれかの単独でのまたはスペーサーとしてのPEG化バージョンが含まれ、Xは、式(I)、式(II)~(XIf)のアミノ酸配列、または表E1、表E2、もしくは表E3に示されるアミノ酸配列であり、かつRはOHまたはNHである、
ペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を提供する。
式式(II)~(XIf)のアミノ酸配列を含むペプチド阻害剤を含む、本明細書に開示される任意のペプチド阻害剤の具体的な実施形態では、X4はPenであり、かつX9はPenであり、かつ結合はジスルフィド結合である。
具体的な実施形態では、本明細書に記載の任意のペプチド阻害剤は、ペプチド阻害剤に共役した1つもしくはより多くの半減期延長部分および/または1つもしくはより多くのリンカー部分を含む。具体的な実施形態では、半減期延長部分は、1つまたはより多くのリンカー部分を介してペプチド阻害剤に共役している。
ある特定の実施形態では、本明細書に記載の任意のペプチド阻害剤は、共役した化学的置換基をさらに含む。具体的な実施形態では、共役した化学的置換基は、親油性置換基またはポリマー部分、例えば、Ac、Palm、gamaGlu-Palm、isoGlu-Palm、PEG2-Ac、PEG4-isoGlu-Palm、(PEG)-Palm、コハク酸、グルタル酸、ピログルタル酸、安息香酸、IVA、オクタン酸、1,4ジアミノブタン、イソブチル、Alexa488、Alexa647、またはビオチンである。ある特定の実施形態では、共役した化学的置換基は、400Da~40,000Daの分子量を有するポリエチレングリコールである。具体的な実施形態では、ペプチドはX8において共役している。別の具体的な実施形態では、ペプチドはX9において共役している。より具体的な実施形態では、ペプチドはX10において共役している。
関連する態様では、本発明は、インターロイキン-23受容体のペプチド二量体阻害剤であって、1つまたはより多くのリンカー部分を介して接続された2つのペプチド単量体サブユニットを含み、各ペプチド単量体サブユニットが、式(I)、式(II)~(XIf)の配列、または本明細書に記載の任意の他の配列もしくは構造を含む、ペプチド二量体阻害剤を含む。ある特定の実施形態では、1つまたは両方のペプチド単量体サブユニットは、X4とX9との間の分子内結合を介して環化している。ある特定の実施形態では、1つまたは両方の分子内結合はジスルフィド結合またはチオエーテル結合である。ある特定の実施形態では、リンカーは、表2に示されるまたは本明細書に記載される任意のものである。ある特定の実施形態では、リンカー部分は、ジエチレングリコールリンカー、イミノ二酢酸(IDA)リンカー、β-Ala-イミノ二酢酸(β-Ala-IDA)リンカー、またはPEGリンカーである。具体的な実施形態では、各ペプチド単量体サブユニットのN末端は、リンカー部分により接続されている。具体的な実施形態では、各ペプチド単量体サブユニットのC末端は、リンカー部分により接続されている。ある特定の実施形態では、リンカーは、少なくとも1つのペプチド単量体サブユニットの内部アミノ酸残基を他のペプチド単量体サブユニットのN末端、C末端、または内部アミノ酸残基に接続する。
さらなる関連する態様では、本発明は、本発明のペプチド阻害剤または本発明のペプチド二量体阻害剤の1つもしくは両方のペプチド単量体サブユニットをコードする配列を含むポリヌクレオチドを含む。本発明はまた、該ポリヌクレオチドを含むベクターを含む。
別の態様では、本発明は、本発明のペプチド阻害剤またはペプチド二量体阻害剤、および薬学的に許容される担体、賦形剤、または希釈剤を含む医薬組成物を含む。具体的な実施形態では、医薬組成物は腸溶性コーティングを含む。ある特定の実施形態では、腸溶性コーティングは、医薬組成物を保護しかつ対象の下部胃腸系内で医薬組成物を放出する。
別の態様では、本発明は、対象に有効量の本発明のペプチド阻害剤または医薬組成物を提供することを含む、対象において炎症性腸疾患(IBD)、潰瘍性大腸炎、クローン病、セリアック病(非熱帯性スプルー)、血清反応陰性関節症と関連付けられる腸疾患、顕微鏡的大腸炎、膠原性大腸炎、好酸球性胃腸炎、放射線または化学療法と関連付けられる大腸炎、白血球接着不全症1型におけるような自然免疫の障害と関連付けられる大腸炎、慢性肉芽腫性疾患、グリコーゲン貯蔵病1b型、ヘルマンスキー-パドラック症候群、チェディアック-東症候群、およびウィスコット-オルドリッチ症候群、直腸結腸切除術および回腸肛門吻合術後に結果として生じた回腸嚢炎、胃腸がん、膵炎、インスリン依存性糖尿病、乳腺炎、胆嚢炎、胆管炎、胆管周囲炎、慢性気管支炎、慢性副鼻腔炎、喘息、乾癬、または移植片対宿主病が挙げられるがそれに限定されない、IL-23シグナル伝達と関連付けられる疾患を治療または予防する方法を含む。ある特定の実施形態では、炎症性腸疾患は潰瘍性大腸炎またはクローン病である。具体的な実施形態(embodimnts)では、ペプチド阻害剤またはペプチド二量体阻害剤は、インターロイキン-23(IL-23)のインターロイキン-23受容体(IL-23R)への結合を阻害する。ある特定の実施形態では、医薬組成物は、経口、静脈内、腹腔、皮内、皮下、筋肉内、髄腔内、吸入、気化、噴霧化、舌下、頬側、非経口、直腸、眼内、吸入、膣、または外用の投与経路により対象に提供される。具体的な実施形態では、医薬組成物は、炎症性腸疾患(IBD)、潰瘍性大腸炎、クローン病を治療するために経口的に提供される。ある特定の実施形態では、医薬組成物は、乾癬を治療するために外用的、非経口的、静脈内、皮下、腹腔、または静脈内に対象に提供される。
本明細書において他に定義されなければ、本出願において使用される科学技術用語は、当業者により一般的に理解される意味を有する。一般に、本明細書に記載の化学、分子生物学、細胞およびがん生物学、免疫学、微生物学、薬理学、ならびにタンパク質および核酸化学との関連で使用される学術用語、およびその技術は、当該技術分野において周知かつ一般的に使用されるものである。
本明細書において使用される場合、以下の用語は、他に指定されなければ、それらに帰せられる意味を有する。
本明細書の全体を通じて、「含む」(comprise)という語または「含む」(comprises)もしくは「含む」(comprising)などのその変形形態は、記載された整数(もしくは成分)または整数(もしくは成分)の群を包含するが、いかなる他の整数(もしくは成分)または整数(もしくは成分)の群も排除しないことを含意するものと理解される。
単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が他に明確に規定しなければ、複数を含む。
「含む」(including)という用語は、「含むがそれに限定されない」を意味するために使用される。「含む」(including)および「含むがそれに限定されない」は交換可能に使用される。
「患者」、「対象」、および「個体」という用語は、交換可能に使用され、ヒトまたは非ヒト動物のいずれかを指すことができる。これらの用語は、哺乳動物、例えば、ヒト、霊長動物、家畜動物(例えば、ウシ、ブタ)、伴侶動物(例えば、イヌ、ネコ)ならびに齧歯動物(例えば、マウスおよびラット)を含む。
「ペプチド」という用語は、本明細書において使用される場合、ペプチド結合により接合されて一緒になった2つまたはより多くのアミノ酸の配列を広く指す。この用語は、アミノ酸のポリマーの特定の長さを暗示しないし、ポリペプチドが組換え技術、化学的もしくは酵素的合成を使用して製造されるのか、それとも天然に存在するのかを含意または区別することも意図しないことが理解されるべきである。
「配列同一性」、「同一性パーセント」、「相同性パーセント」という記載、または、例えば、「に対して50%同一の配列」を含むことは、本明細書において使用される場合、配列が、比較のウィンドウにわたりヌクレオチド毎またはアミノ酸毎を基準にして同一であるところの程度を指す。そのため、「配列同一性のパーセンテージ」は、比較のウィンドウにわたり2つの最適にアライメントされた配列を比較し、同一の核酸塩基(例えば、A、T、C、G、I)または同一のアミノ酸残基(例えば、Ala、Pro、Ser、Thr、Gly、Val、Leu、Ile、Phe、Tyr、Trp、Lys、Arg、His、Asp、Glu、Asn、Gln、CysおよびMet)が両方の配列中に存在する位置の数を決定してマッチした位置の数を得、マッチした位置の数を比較のウィンドウ中の位置の総数(すなわち、ウインドウサイズ)で割り、結果に100を掛けて配列同一性のパーセンテージを得ることにより算出されてもよい。
配列間の配列類似性または配列同一性(これらの用語は本明細書において交換可能に使用される)の算出は以下のように行うことができる。2つのアミノ酸配列、または2つの核酸配列の同一性パーセントを決定するために、最適な比較の目的のために配列をアライメントすることができる(例えば、最適なアライメントのために第1および第2のアミノ酸または核酸配列の1つまたは両方にギャップを導入することができ、比較の目的のために非相同の配列を無視することができる)。ある特定の実施形態では、比較の目的のためにアライメントされる参照配列の長さは、参照配列の長さの少なくとも30%、好ましくは少なくとも40%、より好ましくは少なくとも50%、60%、よりいっそう好ましくは少なくとも70%、80%、90%、100%である。対応するアミノ酸位置またはヌクレオチド位置におけるアミノ酸残基またはヌクレオチドが次に比較される。第1の配列中の位置が第2の配列中の対応する位置と同じアミノ酸残基またはヌクレオチドにより占有される場合、分子はその位置において同一である。
2つの配列間の同一性パーセントは、2つの配列の最適なアライメントのために導入が必要なギャップの数、および各ギャップの長さを考慮に入れて、配列により共有される同一の位置の数の関数である。
2つの配列間の配列の比較および同一性パーセントの決定は、数学的アルゴリズムを使用して達成することができる。一部の実施形態では、2つのアミノ酸配列の間の同一性パーセントは、Blossum 62マトリックスまたはPAM250マトリックスのいずれか、ならびに16、14、12、10、8、6、または4のギャップ重み付けおよび1、2、3、4、5、または6の長さ重み付けを使用して、GCGソフトウェアパッケージ中のGAPプログラムに組み込まれたNeedleman and Wunsch (1970,J.Mol.Biol.48:444-453)のアルゴリズムを使用して決定される。さらに別の好ましい実施形態では、2つのヌクレオチド配列の間の同一性パーセントは、NWSgapdna.CMPマトリックスならびに40、50、60、70、または80のギャップ重み付けおよび1、2、3、4、5、または6の長さ重み付けを使用して、GCGソフトウェアパッケージ中のGAPプログラムを使用して決定される。別の例示的なパラメーターのセットとしては、12のギャップペナルティ、4のギャップ伸長ペナルティ、および5のフレームシフトギャップペナルティを用いるBlossum 62スコアリングマトリックスが挙げられる。2つのアミノ酸またはヌクレオチド配列の間の同一性パーセントはまた、PAM120重み残基表、12のギャップ長さペナルティーおよび4のギャップペナルティを使用して、ALIGNプログラム(バージョン2.0)に組み込まれたE.Meyers and W.Miller (1989,Cabios,4:11-17)のアルゴリズムを使用して決定することができる。
本明細書に記載のペプチド配列は、例えば、他のファミリーメンバーまたは関連配列を同定するために、公的データベースに対する検索を行うための「クエリ配列」として使用することができる。そのような検索は、Altschul,et al.,(1990,J.Mol.Biol,215:403-10)のNBLASTおよびXBLASTプログラム(バージョン2.0)を使用して行うことができる。BLASTヌクレオチド検索は、NBLASTプログラム、スコア=100、ワード長=12を用いて本発明の核酸分子に相同的なヌクレオチド配列を得ることで行うことができる。BLASTタンパク質検索は、XBLASTプログラム、スコア=50、ワード長=3を用いて本発明のタンパク質分子に相同的なアミノ酸配列を得ることで行うことができる。比較の目的のためのギャップ付きアライメントを得るために、Altschul et al.(Nucleic Acids Res.25:3389-3402,1997)に記載されるようにGapped BLASTを利用することができる。BLASTおよびGapped BLASTプログラムを利用する場合、各々のプログラム(例えば、XBLASTおよびNBLAST)のデフォルトのパラメーターを使用することができる。
「保存的置換」という用語は、本明細書において使用される場合、1つまたはより多くのアミノ酸が別の生物学的に類似した残基により置き換えられることを表す。例としては、類似した特徴を有するアミノ酸残基、例えば、小さいアミノ酸、酸性アミノ酸、極性アミノ酸、塩基性アミノ酸、疎水性アミノ酸および芳香族アミノ酸での置換が挙げられる。例えば、以下の表を参照。本発明の一部の実施形態では、1つまたはより多くのMet残基は、Metの生物学的等価体であるが、Metとは対照的に容易に酸化されないノルロイシン(Nle)で置換される。内因性の哺乳動物ペプチドおよびタンパク質において通常見出されない残基での保存的置換の別の例は、例えば、オルニチン、カナバニン、アミノエチルシステインまたは別の塩基性アミノ酸でのArgまたはLysの保存的置換である。一部の実施形態では、本発明のペプチドアナログの1つまたはより多くのシステインは、セリンなどの別の残基で置換されてもよい。ペプチドおよびタンパク質における表現型的にサイレントな置換に関するさらなる情報について、例えば、Bowie et.al.Science 247,1306-1310,1990を参照。以下のスキームにおいて、アミノ酸の保存的置換は物理化学特性により分類される。I:中性、親水性、II:酸およびアミド、III:塩基性、IV:疎水性、V:芳香族、バルキーなアミノ酸。
以下のスキームにおいて、アミノ酸の保存的置換は物理化学特性により分類される。VI:中性または疎水性、VII:酸性、VIII:塩基性、IX:極性、X:芳香族。
「アミノ酸」または「任意のアミノ酸」という用語は、本明細書において使用される場合、天然に存在するアミノ酸(例えば、a-アミノ酸)、非天然(unnatural)アミノ酸、修飾アミノ酸、および非天然(non-natural)アミノ酸を含む、任意および全てのアミノ酸を指す。それは、D-アミノ酸およびL-アミノ酸の両方を含む。天然アミノ酸としては、天然に見出されるもの、例えば、組み合わさってペプチド鎖になり、タンパク質の巨大アレイのビルディングブロックを形成する23のアミノ酸などが挙げられる。これらは主にL立体異性体であるが、少数のD-アミノ酸が細菌エンベロープおよび一部の抗生物質において存在する。20の「標準的」な天然アミノ酸は上記の表に列記される。「非標準的」な天然アミノ酸は、ピロールリジン(メタン生成生物および他の真核生物において見出される)、セレノシステイン(多くの非真核生物の他に、ほとんどの真核生物において存在する)、ならびにN-ホルミルメチオニン(細菌、ミトコンドリアおよび葉緑体において開始コドンAUGによりコードされる)である。「非天然」(unnatural)または「非天然」(non-natural)アミノ酸は、天然に存在するかまたは化学的に合成される、タンパク質を構成しないアミノ酸(すなわち、天然にコードされず、遺伝コード中にも見出されないもの)である。140を超える非天然アミノ酸が公知であり、何千もの組合せが可能である。「非天然」アミノ酸の例としては、β-アミノ酸(βおよびβ)、ホモ-アミノ酸、プロリンおよびピルビン酸誘導体、3-置換アラニン誘導体、グリシン誘導体、環置換フェニルアラニンおよびチロシン誘導体、直鎖状コアアミノ酸、ジアミノ酸、D-アミノ酸、アルファ-メチルアミノ酸ならびにN-メチルアミノ酸が挙げられる。非天然(unnatural)または非天然(non-natural)アミノ酸としてはまた修飾アミノ酸が挙げられる。「修飾」アミノ酸としては、アミノ酸上に天然に存在しない1つの基、複数の基、または化学的部分を含むように化学的に修飾されたアミノ酸(例えば、天然アミノ酸)が挙げられる。ある特定の実施形態によれば、ペプチド阻害剤は、ペプチド阻害剤中に存在する2つのアミノ酸残基の間の分子内結合を含む。結合を形成するアミノ酸残基は、互いに結合していない場合と比較して互いに結合した場合にいくぶん変更されることが理解される。具体的なアミノ酸への言及は、その非結合状態および結合状態の両方におけるそのアミノ酸を包含することが意味される。例えば、その非結合形態のアミノ酸残基ホモセリン(hSer)またはホモセリン(Cl)は、本発明にしたがって分子内結合に参加した場合に2-アミノ酪酸(Abu)の形態をとってもよい。本発明は、X4とX9との間の架橋を含有するペプチド阻害剤の他に、例えば、架橋形成前の、X4とX9との間の架橋を含有しないペプチド阻害剤の両方を含む(inclues)。そのため、hSerおよびAbuという名称は、同じアミノ酸を指し示すことが意図され、交換可能に使用される。
ほとんどの部分について、本明細書において使用される天然に存在するおよび天然に存在しないアミノアシル残基の名称は、“Nomenclature of α-Amino Acids (Recommendations,1974)” Biochemistry,14(2),(1975)において示されるようなthe IUPAC Commission on the Nomenclature of Organic Chemistryおよびthe IUPAC-IUB Commission on Biochemical Nomenclatureにより示唆される命名的慣習に従う。本明細書および添付の特許請求の範囲において用いられるアミノ酸およびアミノアシル残基の名称および略称がそれらの示唆とは異なる場合、それらは読者に明確にされる。本発明の記載において有用な一部の略称は、以下の表1において以下に定義される。
本明細書の全体を通じて、天然に存在するアミノ酸がそれらの完全な名称(例えば、アラニン、アルギニンなど)により言及されなければ、それらは従来の3文字または1文字の略称(例えば、AlaまたはAでアラニン、ArgまたはRでアルギニンなど)により指定される。他に指し示されなければ、アミノ酸の3文字および1文字の略称は、問題とするアミノ酸のL-異性体形態を指す。「L-アミノ酸」という用語は、本明細書において使用される場合、ペプチドの「L」異性体形態を指し、反対に「D-アミノ酸」という用語はペプチドの「D」異性体形態を指す(例えば、Dasp、(D)AspまたはD-Asp;Dphe、(D)PheまたはD-Phe)。D異性体形態のアミノ酸残基は、所望の機能がペプチドにより保持される限り、任意のL-アミノ酸残基の代替となり得る。D-アミノ酸は、1文字の略称を使用して言及される場合、慣習として小文字で指し示されることがある。
より一般的でないまたは天然に存在しないアミノ酸の場合、それらが完全な名称(例えば、サルコシン、オルニチンなど)により言及されなければ、頻繁に用いられる3文字または4文字コードがそれらの残基のために用いられ、これには、SarまたはSarc(サルコシン、すなわち、N-メチルグリシン)、Aib(α-アミノイソ酪酸)、Dab(2,4-ジアミノ酪酸)、Dapa(2,3-ジアミノプロパン酸)、γ-Glu(γ-グルタミン酸)、Gaba(γ-アミノブタン酸)、β-Pro(ピロリジン-3-カルボン酸)、および8Ado(8-アミノ-3,6-ジオキサオクタン酸)、Abu(2-アミノ酪酸)、βhPro(β-ホモプロリン)、βhPhe(β-ホモフェニルアラニン)およびBip(β,βジフェニルアラニン)、およびIda(イミノ二酢酸)が含まれる。
当業者に明らかなように、本明細書に開示されるペプチド配列は、左から右に進むように示され、配列の左端はペプチドのN末端、配列の右端はペプチドのC末端である。本明細書に開示される配列の中には、配列のアミノ末端(N末端)において「Hy-」部分、および配列のカルボキシ末端(C末端)において「-OH」部分または「-NH」部分のいずれかを組み込んだ配列がある。そのような場合、他に指し示されなければ、問題とする配列のN末端における「Hy-」部分は、N末端における遊離の第1級または第2級アミノ基の存在に対応して、水素原子を指し示し、配列のC末端における「-OH」または「-NH」部分は、C末端におけるアミド(CONH)基の存在に対応して、ヒドロキシ基またはアミノ基をそれぞれ指し示す。本発明の各配列中、C末端の「-OH」部分はC末端の「-NH」部分を代替してもよく、逆もまた同様である。
当業者は、ある特定のアミノ酸および他の化学的部分は、別の分子に結合した場合に修飾されることを理解する。例えば、アミノ酸側鎖は、別のアミノ酸側鎖と分子内ブリッジを形成する場合に修飾されてもよく、例えば、1つまたはより多くの水素は除去されまたは結合により置き換えられてもよい。よって、本明細書において使用される場合、(例えば、位置X4または位置X9において)本発明のペプチド二量体中に存在するアミノ酸または修飾アミノ酸への言及は、分子内結合を形成する前および後の両方においてペプチド中に存在するそのようなアミノ酸または修飾アミノ酸の形態を含むことが意味される。
「二量体」という用語は、本明細書において使用される場合、2つまたはより多くの単量体サブユニットを含むペプチドを広く指す。ある特定の二量体は、式(I)のまたは本明細書に記載される配列を含む2つの単量体サブユニットを含む。本発明の二量体としては、ホモ二量体およびヘテロ二量体が挙げられる。二量体の単量体サブユニットは、そのCもしくはN末端において連結していてもよく、または内部アミノ酸残基を介して連結していてもよい。二量体の各単量体サブユニットは同じ部位を通じて連結していてもよく、またはそれぞれは異なる部位(例えば、C末端、N末端、もしくは内部部位)を通じて連結していてもよい。
「NH」という用語は、本明細書において使用される場合、ポリペプチドのアミノ末端に存在する遊離アミノ基を指すことができる。「OH」という用語は、本明細書において使用される場合、ペプチドのカルボキシ末端に存在する遊離カルボキシ基を指すことができる。さらに、「Ac」という用語は、本明細書において使用される場合、ポリペプチドのCまたはN末端のアシル化を通じたアセチル保護を指す。本明細書に示されるある特定のペプチドにおいて、ペプチドのC末端に位置する(locates)NHはアミノ基を指し示す。
「カルボキシ」という用語は、本明細書において使用される場合、-COHを指す。
「アイソスター置換」という用語は、本明細書において使用される場合、指定されるアミノ酸に類似した化学的および/または構造的特性を有する任意のアミノ酸または他のアナログ部分を指す。ある特定の実施形態では、アイソスター置換は、保存的置換または指定されるアミノ酸のアナログである。
「環化している」という用語は、本明細書において使用される場合、ポリペプチド分子の1つの部分がポリペプチド分子の別の部分に連結して、ジスルフィドブリッジまたはチオエーテル結合の形成などにより、閉環を形成することを指す。
「サブユニット」という用語は、本明細書において使用される場合、接合されて二量体ペプチド組成物を形成するポリペプチド単量体のペアの1つを指す。
「リンカー部分」という用語は、本明細書において使用される場合、2つのペプチド単量体サブユニットを一緒になるように連結または接合して二量体を形成させることができる化学構造を広く指す。
「薬学的に許容される塩」という用語は、本明細書において使用される場合、水溶性もしくは油溶性または分散性の本発明のペプチドまたは化合物の塩または双性イオン形態であって、過度の毒性、刺激、およびアレルギー応答なしで疾患の治療のために好適であり、合理的なベネフィット/リスク比に見合うものであり、かつ意図される使用のために効果的なものである。塩は、化合物の最終の単離および精製の間にまたは別々にアミノ基を好適な酸と反応させることにより調製することができる。代表的な酸付加塩としては、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、ブチル酸塩、樟脳酸塩、カンファースルホン酸塩、ジグルコン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2-ヒドロキシエタンスルホン酸塩(2-hydroxyethansulfonate)(イセチオン酸塩)、乳酸塩、マレイン酸塩、メシチレンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩(naphthylenesulfonate)、ニコチン酸塩、2-ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3-フェニルプロピオン酸塩(3-phenylproprionate)、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、トリクロロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、リン酸塩、グルタミン酸塩、重炭酸塩、パラ-トルエンスルホン酸塩、およびウンデカン酸塩が挙げられる。また、本発明の化合物中のアミノ基は、メチル、エチル、プロピル、およびブチルクロリド、ブロミド、およびヨージド;ジメチル、ジエチル、ジブチル、およびジアミルスルフェート;デシル、ラウリル、ミリスチル、およびステリルクロリド、ブロミド、およびヨージド;ならびにベンジルおよびフェネチルブロミドを用いて四級化させることができる。治療的に許容される付加塩を形成するために用いることができる酸の例としては、無機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、およびリン酸、ならびに有機酸、例えば、シュウ酸、マレイン酸、コハク酸、およびクエン酸が挙げられる。薬学的に許容される塩は、好適には、例えば、酸付加塩および塩基性塩の中から選ばれる塩であってもよい。酸付加塩の例としては、塩化物塩、クエン酸塩および酢酸塩が挙げられる。塩基性塩の例としては、陽イオンがアルカリ金属陽イオン、例えば、ナトリウムまたはカリウムイオン、アルカリ土類金属陽イオン、例えば、カルシウムまたはマグネシウムイオンの他に、置換アンモニウムイオン、例えば、種類N(R1)(R2)(R3)(R4)+(式中、R1、R2、R3およびR4は、独立して、典型的には、水素、置換されていてもよいC1~6アルキルまたは置換されていてもよいC2~6アルケニルを示す)のイオンの中から選択される塩が挙げられる。関連するC1~6アルキル基の例としては、メチル、エチル、1-プロピルおよび2-プロピル基が挙げられる。潜在的に関連するC2~6アルケニル基の例としては、エテニル、1-プロペニルおよび2-プロペニルが挙げられる。薬学的に許容される塩の他の例は、“Encyclopaedia of Pharmaceutical Technology”,3rd edition,James Swarbrick (Ed.),Informa Healthcare USA (Inc.),NY,USA,2007中の“Remington’s Pharmaceutical Sciences”,17th edition,Alfonso R.Gennaro (Ed.),Mark Publishing Company,Easton,PA,USA,1985(およびそのより最近の版)、およびJ.Pharm.Sci.66:2 (1977)に記載されている。また、好適な塩に関する総説について、Handbook of Pharmaceutical Salts:Properties,Selection,and Use,Stahl and Wermuth (Wiley-VCH,2002)を参照。他の好適な塩基の塩は、非毒性の塩を形成する塩基から形成される。代表的な例としては、アルミニウム、アルギニン、ベンザチン、カルシウム、コリン、ジエチルアミン、ジオラミン、グリシン、リジン、マグネシウム、メグルミン、オラミン、カリウム、ナトリウム、トロメタミン、および亜鉛の塩が挙げられる。酸および塩基のヘミ塩(hemisalts)、例えば、ヘミ硫酸塩およびヘミカルシウム塩もまた形成され得る。
「N(アルファ)メチル化」という用語は、本明細書において使用される場合、アミノ酸のアルファアミンのメチル化を記載し、一般にN-メチル化とも称される。
「対称メチル化」(sym methylation)または「Arg-Me-sym」という用語は、本明細書において使用される場合、アルギニンのグアニジン基の2つの窒素の対称的なメチル化を記載する。さらに、「非対称メチル化」(asym methylation)または「Arg-Me-asym」という用語は、アルギニンのグアニジン基の単一の窒素のメチル化を記載する。
「アシル化性有機化合物」という用語は、本明細書において使用される場合、アミノ酸または単量体または二量体、例えば、C末端二量体の形成前の単量体サブユニットのN末端をアシル化するために使用されるカルボン酸官能性を有する様々な化合物を指す。アシル化性有機化合物の非限定的な例としては、シクロプロピル酢酸、4-フルオロ安息香酸、4-フルオロフェニル酢酸、3-フェニルプロピオン酸、コハク酸、グルタル酸、シクロペンタンカルボン酸、3,3,3-トリフルオロプロピオン酸(3,3,3-trifluoropropeonic acid)、3-フルオロメチル酪酸、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-カルボン酸(Tetrahedro-2H-Pyran-4-carboxylic acid)が挙げられる。
「アルキル」という用語は、直鎖または分岐鎖の、非環式または環式の、1~24個の炭素原子を含有する飽和脂肪族炭化水素を含む。代表的な飽和直鎖アルキルとしては、メチル、エチル、n-プロピル、n-ブチル、n-ペンチル、およびn-ヘキシルなどが挙げられるがそれに限定されず、飽和分岐鎖アルキルとしては、イソプロピル、sec-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、およびイソペンチルなどが挙げられるがそれに限定されない。代表的な飽和環式アルキルとしては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルなどが挙げられるがそれに限定されず、不飽和環式アルキルとしては、シクロペンテニル、およびシクロヘキセニルなどが挙げられるがそれに限定されない。
「ハロ」または「ハロゲン」は、ブロモ(Br)、クロロ(Cl)、フルオロ(F)またはヨード(I)置換基を指す。
「ハロアルキル」という用語は、少なくとも1つの水素がハロゲン原子で置き換えられたアルキル構造を含む。2つまたはより多くの水素原子がハロゲン原子で置き換えられたある特定の実施形態では、ハロゲン原子は互いに全て同じである。2つまたはより多くの水素原子がハロゲン原子で置き換えられた他の実施形態では、ハロゲン原子は互いに全て同じではない。
「アルコキシ」基は、(アルキル)O-基(式中、アルキルは本明細書において定義される通りである)を指す。
「アリールオキシ」基は、(アリール)O-基(式中、アリールは本明細書において定義される通りである)を指す。
「カルボキシ」は-C(O)OHラジカルを意味する。
「アミノカルボニル」または「カルボキサミド」は-CONHラジカルを指す。
「2-アミノエトキシ」は-OCHCH-NHラジカルを指す。
「2-アセチルアミノエトキシ」は-OCHCH-N(H)C(O)Meラジカルを指す。
「哺乳動物」という用語は、任意の哺乳動物種、例えば、ヒト、マウス、ラット、イヌ、ネコ、ハムスター、モルモット、ウサギ、および家畜類などを指す。
本明細書において使用される場合、本発明のペプチド阻害剤の「治療有効量」は、本明細書に記載の任意の疾患および障害が挙げられるがそれに限定されないIL-23/IL-23R関連疾患を治療するため(例えば、IBDと関連付けられる炎症を低減するため)のペプチド阻害剤の十分な量を記載することが意味される。具体的な実施形態では、治療有効量は、任意の医学的治療に応用可能な所望のベネフィット/リスク比を達成する。
アミノ酸の「アナログ」、例えば、「Pheアナログ」または「Tyrアナログ」は、言及されるアミノ酸のアナログを意味する。様々なアミノ酸アナログが当該技術分野において公知かつ利用可能であり、これにはPheおよびTyrアナログが含まれる。ある特定の実施形態では、アミノ酸アナログ、例えば、PheアナログまたはTyrアナログは、それぞれPheまたはTyrと比較した場合に1、2、3、4または5つの置換を含む。ある特定の実施形態では、置換はアミノ酸の側鎖中に存在する。ある特定の実施形態では、Pheアナログは、構造Phe(R)(式中、Rは、Hy、OH、CH、COH、CONH、CONHOCHCHNH、t-Bu、OCHCHNH、フェノキシ、OCH、Oアリル、Br、Cl、F、NH、N3、またはグアニジド(guanadino)である)を有する。ある特定の実施形態では、Rは、CONHOCHCHNH、OCH、CONH、OCHまたはCOHである。Pheアナログの例としては、hPhe、Phe(4-OMe)、α-Me-Phe、hPhe(3,4-ジメトキシ)、Phe(4-CONH)、Phe(4-フェノキシ)、Phe(4-グアニジノ)、Phe(4-tBu)、Phe(4-CN)、Phe(4-Br)、Phe(4-OBzl)、Phe(4-NH)、BhPhe(4-F)、Phe(4-F)、Phe(3,5 DiF)、Phe(CHCOH)、Phe(ペンタ-F)、Phe(3,4-Cl)、Phe(3,4-F)、Phe(4-CF)、ββ-ジPheAla、Phe(4-N)、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]、4-フェニルベンジルアラニン、Phe(4-CONH)、Phe(3,4-ジメトキシ)、Phe(4-CF)、Phe(2,3-Cl)、およびPhe(2,3-F)が挙げられるがそれに限定されない。Tyrアナログの例としては、hTyr、N-Me-Tyr、Tyr(3-tBu)、Tyr(4-N)およびβhTyrが挙げられるがそれに限定されない。
IL-23Rのペプチド阻害剤
ゲノムワイド関連研究(GWAS)は、IL-23受容体(IL-23R)遺伝子の炎症性腸疾患(IBD)との有意な関連を実証し、IL-23シグナル伝達の乱れは、この疾患ならびに他の炎症性疾患および障害の病理発生に関連する可能性があることを示唆した。本発明は、IL-23Rのアンタゴニズムを通じてIL-23経路をモジュレートするための組成物および方法を提供する。
本発明は、一般に、ペプチド単量体およびペプチド二量体の両方を含む、IL-23Rアンタゴニスト活性を有するペプチドに関する。ある特定の実施形態では、本発明は、IL-23のアンタゴニストの経口送達によるIBDならびに他の疾患および障害の治療のための新たなパラダイムを実証する。IBDは腸組織の局所的な炎症を表し、したがって、有利な治療剤は、腸の管腔側から作用して、疾患組織中の高い薬物濃度をもたらし、全身性の利用可能性を最小化し、かつ全身性のアプローチと比較した場合に向上した有効性および安全性を結果としてもたらす。本発明の化合物の経口投与は、循環中の薬物濃度を制限しながら疾患腸組織中の薬物レベルを最大化し、それにより、IBDならびに他の疾患および障害の生涯にわたる治療のための有効、安全、かつ永続性のある送達を提供することが予期される。
ある特定の実施形態では、本発明は、ジスルフィドまたは他の結合を通じて環化した構造を形成する、様々なペプチド、またはヘテロもしくはホモ単量体サブユニットを含むペプチド二量体に関する。ある特定の実施形態では、ジスルフィドまたは他の結合は分子内結合である。ペプチド単量体阻害剤およびペプチド二量体阻害剤の単量体サブユニットの環化した構造は、ペプチド阻害剤の力価および選択性を増加させることが示されている。ある特定の実施形態では、ペプチド二量体阻害剤は、各ペプチド単量体サブユニット中に1つの、ペプチド二量体阻害剤内の2つの単量体ペプチドサブユニットを連結する1つまたはより多くの分子間結合、例えば、2つのPen残基の間の分子間ブリッジを含んでもよい。
本発明は、単量体または二量体であってもよい、IL-23Rに結合するペプチド阻害剤を提供する。具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、IL-23のIL-23Rへの結合を阻害する。ある特定の実施形態では、IL-23RはヒトIL-23Rであり、かつIL-23はヒトIL-23である。ある特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、陰性対照ペプチドと比較した場合に、IL-23RへのIL-23の結合を少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、または少なくとも90%低減する。結合を決定する方法は当該技術分野において公知であり、付随する実施例に記載されるようなELISAアッセイが挙げられる。
ある特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、例えば、IL-23のIL-23R(例えば、ヒトIL-23およびヒトIL-23R)への結合の阻害について、>1mM、<1mM、500nM~1000nM、<500nM、<250nM、<100nM、<50nM、<25nM、<10nM、<5nM、<2nM、<1nM、または<5mMのIC50を有する。活性を決定する方法は当該技術分野において公知であり、付随する実施例に記載の任意のものが挙げられる。
ある特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、対照ペプチドと比較した場合に、増加した安定性、増加した胃腸安定性、または刺激腸液(stimulated intestinal fluid)(SIF)もしくは模擬胃液(SGF)中、および/もしくはレドックス条件(例えば、DTT)下での増加した安定性を有する。ある特定の実施形態では、対照ペプチドは、同じまたは類似した長さの関連しないペプチドである。具体的な実施形態では、対照ペプチドは、ペプチド阻害剤と同一または高度に関連するアミノ酸配列(例えば、>90%の配列同一性)を有するペプチドである。具体的な実施形態では、対照ペプチドは、ペプチド阻害剤と同一または高度に関連するアミノ酸配列(例えば、>90%の配列同一性)を有するが、例えば、対照ペプチド内の2つのアミノ酸残基の間の分子内結合を通じた、環化した構造を有しない、または二量体化していない、または安定化のためのコンジュゲートを含まない、ペプチドである。具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤と対照ペプチドとの間の唯一の差異は、ペプチド阻害剤は、1つまたはより多くのアミノ酸残基をペプチド阻害剤に導入する1つまたはより多くのアミノ酸置換を含み、導入されるアミノ残基は、ペプチド阻害剤中の別のアミノ酸残基とスルフィド内ジスルフィドまたはチオエーテル結合を形成することである。ペプチド二量体阻害剤のための対照の1つの例は、ペプチド二量体阻害剤中に存在する単量体サブユニットの1つと同じ配列を有する単量体である。コンジュゲートを含むペプチド阻害剤のための対照の1つの例は、同じ配列を有するが、共役した部分を含まないペプチドである。ある特定の実施形態では、対照ペプチドは、IL-23Rに結合するIL-23の領域に対応するペプチド(例えば、天然に存在するペプチド)である。
ペプチドの安定性(stablity)を決定する方法は当該技術分野において公知である。ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤の安定性は、例えば、実施例3に記載されるように、SIFアッセイを使用して決定される。ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤の安定性は、例えば、実施例3に記載されるように、SGFアッセイを使用して決定される。具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、所与の条件(例えば、温度)セット下で、SIFまたはSGFまたはDTTに曝露された場合に、1分より長い、10分より長い、20分より長い、30分より長い、60分より長い、90分より長い、120分より長い、3時間より長い、または4時間より長い(例えば、SIFまたはSGFまたはDTT中の)半減期を有する。ある特定の実施形態では、温度は、約25℃、約4℃、または約37℃であり、かつpHは、生理的pH、またはpH約7.4である。
一部の実施形態では、半減期は、当該技術分野において公知の任意の好適な方法を使用してインビトロで測定され、例えば、一部の実施形態では、本発明のペプチドの安定性は、ペプチドを37℃に予め温めたヒト血清(Sigma)とインキュベートすることにより決定される。試料は、典型的には24時間までの様々な時点において採取され、試料の安定性は、ペプチドまたはペプチド二量体を血清タンパク質から分離し、次にLC-MSを使用して目的のペプチドまたはペプチド二量体の存在について分析することにより分析される。
一部の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、対照ペプチドと比較した場合に向上した溶解性または向上した凝集の特徴を呈する。溶解性は、当該技術分野において公知の任意の好適な方法を介して決定されてもよい。一部の実施形態では、溶解性を決定するための当該技術分野において公知の好適な方法は、ペプチドを様々な緩衝液(酢酸塩pH4.0、酢酸塩pH5.0、Phos/クエン酸塩pH5.0、Phos クエン酸塩pH6.0、Phos pH6.0、Phos pH7.0、Phos pH7.5、強PBS pH7.5、トリスpH7.5、トリスpH8.0、グリシンpH9.0、水、酢酸(pH5.0および当該技術分野において公知のその他)中でインキュベートし、標準技術を使用して凝集または溶解性を試験することを含む。これらとしては、例えば、表面疎水性を測定するため、および凝集または細線維化を検出するための、視覚的沈殿、動的光散乱、円偏光二色性および蛍光色素が挙げられるがそれに限定されない。一部の実施形態では、向上した溶解性は、ペプチドが対照ペプチドよりも所与の液体中で可溶性であることを意味する。一部の実施形態では、向上した凝集は、ペプチドが対照ペプチドよりも所与の条件セット下の所与の液体中でより少ない凝集を有することを意味する。
経口的に送達された場合に腸組織中で高い化合物濃度を達成するために有利なある特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は胃腸(GI)環境中で安定である。GI管でのタンパク質分解代謝は、膵臓から内腔に分泌されまたは刷子縁酵素として産生される酵素(ペプシン、トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、アミノペプチダーゼ、およびカルボキシペプチダーゼA/Bを含む)により推進される。プロテアーゼは、典型的には、伸長したコンホメーションのペプチドおよびタンパク質を切断する。腸液の還元性環境において、ジスルフィド結合が壊されて、直鎖状ペプチドおよび迅速なタンパク質加水分解が結果としてもたらされることがある。この管腔のレドックス環境は、概ね、Cys/CySSレドックスサイクルにより決定される。腸細胞において、関連する活性としては、多数の消化酵素、例えば、CYP450およびUDP-グルクロノシル-トランスフェラーゼ(UDP-glucuronsyl-transferase)が挙げられる。最後に、1010~1012CFU/mlの範囲内の濃度において大腸中に存在する細菌は別の代謝障壁を構成する。ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、胃における強酸性(pH1.5~1.9)、小腸における塩基性に向かう傾向(pH6~7.5)、次に結腸における弱酸性(pH5~7)の範囲に及ぶ様々なpHに対して安定である。そのようなペプチド阻害剤は、腸において3~4hおよび結腸において6~48hを要すると推定されているプロセスである様々なGI区画の通過の間に安定である。
一部の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、例えば、ある時間的期間にわたり、対照ペプチドより低い分解(すなわち、より高い分解安定性)、例えば、10%を超えてもしくは約10%低い、20%を超えてもしくは約20%低い、30%を超えてもしくは約30%低い、40を超えてもしくは約40低い、または50%を超えてもしくは約50%低い分解を有する。一部の実施形態では、分解安定性は、当該技術分野において公知の任意の好適な方法を介して決定される。一部の実施形態では、分解は酵素分解である。例えば、ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、トリプシン、キモトリプシン(chhrmotrypsin)またはエラスターゼによる分解に対して低減された感受性を有する。一部の実施形態では、分解安定性を決定するための当該技術分野において公知の好適な方法は、Hawe et al.,J Pharm Sci,VOL.101,No.3,2012,p 895-913(全体が本明細書に組み込まれる)に記載の方法を含む。そのような方法は、一部の実施形態では、増進した貯蔵寿命を有する強力なペプチド配列を選択するために使用される。具体的な実施形態では、ペプチド安定性は、例えば、PCT国際公開第WO2016/011208号に記載されるように、SIFアッセイまたはSGFアッセイを使用して決定される。
ある特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、IL-23媒介性の炎症を阻害または低減する。関連する実施形態では、本発明のペプチド阻害剤(peptide inhibibitors)は、例えば、細胞表面上のIL-23Rに結合し、そのため細胞へのIL-23の結合を阻害することにより1つまたはより多くのサイトカインのIL-23媒介性の分泌を阻害または低減する。具体的な実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、Jak2、Tyk2、Stat1、Stat3、Stat4、またはStat5のIL-23媒介性の活性化を阻害または低減する。サイトカイン分泌の阻害およびシグナル伝達分子の阻害を決定する方法は当該技術分野において公知である。例えば、IL-23/IL-23Rシグナル伝達の阻害(inhibiton)は、例えば、PCT国際公開第WO2016/011208号に記載されるように、細胞溶解液中のホスホ-Stat3レベルの阻害を測定することにより決定されてもよい。
ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、対照ペプチドと比較した場合に増加したレドックス安定性を有する。レドックス安定性を決定するために使用され得る様々なアッセイが当該技術分野において公知かつ利用可能である。これらのいずれも、本発明のペプチド阻害剤のレドックス安定性を決定するために使用することができる。
ある特定の実施形態では、本発明は、インビトロまたはインビボでIL-23Rに結合しまたはそれと会合して、IL-23とIL-23Rとの間の結合を妨害または遮断する様々なペプチド阻害剤を提供する。ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤はヒトIL-23Rに結合しかつ/またはそれを阻害する。ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤はヒトおよび齧歯動物の両方のIL-23Rに結合しかつ/またはそれを阻害する。ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤はヒトおよびラットの両方のIL-23Rに結合しかつ/またはそれを阻害する。具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、例えば、本明細書に記載のアッセイにより決定された場合に、ヒトIL-23Rに結合しまたはそれを阻害することの少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、または少なくとも95%でラットIL-23Rを阻害する。ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、マウスIL-23Rと比較した場合にヒトおよび/またはラットIL-23Rに優先的に結合しかつ/またはそれを阻害する。具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、マウスIL-23Rと比較した場合にラットIL-23Rに優先的に結合する。具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、マウスIL-23Rと比較した場合にヒトIL-23Rに優先的に結合する。ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤のマウスIL-23Rへの結合は、同じペプチド阻害剤のヒトIL-23Rおよび/またはラットIL-23Rへの結合の75%未満、50%未満、40%未満、30%未満、20%未満、または10%未満である。マウスIL-23Rと比較した場合にヒトIL-23Rおよび/またはラットIL-23Rに優先的に結合しかつ/またはそれを阻害するペプチド阻害剤のある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、マウスIL-23R中に存在するがヒトIL-23RまたはラットIL-23中に存在しない追加のアミノ酸の存在により妨害されるIL-23Rの領域に結合する。一実施形態では、マウスIL-23R中に存在する追加のアミノ酸は、マウスIL23Rタンパク質のおおよそアミノ酸残基315~おおよそアミノ酸残基340に対応する領域、例えば、アミノ酸領域NWQPWSSPFVHQTSQETGKR(配列番号106)中にある。具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、おおよそアミノ酸230~おおよそアミノ酸残基370のヒトIL-23Rの領域に結合する。
ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、経口投与後にGIに制約された局在性を示す。具体的な実施形態では、経口的に投与されたペプチド阻害剤の50%より多く、60%より多く、70%より多く、80%より多く、または90%より多くは、胃腸の臓器および組織に局在化する。具体的な実施形態では、経口的に投与されたペプチド阻害剤の血漿レベルは、小腸粘膜、結腸粘膜、または近位結腸中に見出されるペプチド阻害剤のレベルの20%未満、10%未満、5%未満、2%未満、1%未満または0.5%未満である。
本発明の様々なペプチド阻害剤は、天然アミノ酸のみから構築されていてもよい。代替的に、ペプチド阻害剤は、修飾アミノ酸が挙げられるがそれに限定されない非天然アミノ酸を含んでもよい。ある特定の実施形態では、修飾アミノ酸は、アミノ酸上に天然にしない1つの基、複数の基、または化学的部分を含むように化学的に修飾された天然アミノ酸を含む。本発明のペプチド阻害剤は、1つまたはより多くのD-アミノ酸を追加的に含んでもよい。いっそうさらに、本発明のペプチド阻害剤はアミノ酸アナログを含んでもよい。
ある特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、1つまたはより多くの修飾または非天然アミノ酸を含む。本発明の一部の実施形態では、ペプチド阻害剤は、表1Aに示される1つまたはより多くの非天然アミノ酸を含む。ある特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、本明細書中の表のいずれか1つに示されるアミノ酸配列またはペプチド阻害剤構造を含む任意のものが挙げられるがそれに限定されない本明細書に記載の任意のものを含む。
本発明はまた、遊離形態または塩形態のいずれかの本明細書に記載の任意のペプチド阻害剤を含む。そのため、本明細書に記載の任意のペプチド阻害剤(および関連するその使用方法)の実施形態は、ペプチド阻害剤の薬学的に許容される塩を含む。
本発明はまた、1つまたはより多くのL-アミノ酸残基がアミノ酸残基のD異性体形態で置換された、例えば、L-AlaがD-Alaで置換された、本明細書中の表のいずれか1つに示される配列を含む任意のものが挙げられるがそれに限定されない、本明細書に記載の任意のペプチド阻害剤の変種を含む。
本明細書に記載のペプチド阻害剤としては、同位体標識されたペプチド阻害剤が挙げられる。具体的な実施形態では、本開示は、1つまたはより多くの原子が、天然に通常見出される原子質量または質量数とは異なる原子質量または質量数を有する原子により置き換えられているという事実を別にして、本明細書において提示される様々な式および構造を有するまたはそれにおいて記載される任意のものに同一であるペプチド阻害剤を提供する。本発明の化合物に組み込むことができる同位体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、フッ素および塩素の同位体、例えば、それぞれH、H、13C、14C、15N、18O、17O、35S、18F、36Clが挙げられる。本明細書に記載のある特定の同位体標識された化合物、例えば、Hおよび14Cなどの放射活性同位体が組み込まれたものは、薬物および/または基質組織分布アッセイにおいて有用である。さらには、重水素、すなわち、Hなどの同位体での置換は、より高い代謝安定性の結果としてもたらされるある特定の治療的な利点、例えば、増加したインビボ半減期または低減された投与量要件をもたらすことができる。
本発明はまた、本明細書に記載の任意の特定のリンカー部分を含む、リンカー部分に連結した本明細書に記載の任意のペプチド単量体阻害剤を含む。具体的な実施形態では、リンカーはN末端またはC末端アミノ酸に取り付けられており、他の実施形態では、リンカーは内部アミノ酸に取り付けられている。具体的な実施形態では、リンカーは2つの内部アミノ酸、例えば、二量体を形成する2つの単量体サブユニットのそれぞれにおける内部アミノ酸に取り付けられている。本発明の一部の実施形態では、ペプチド阻害剤は、示される1つまたはより多くのリンカー部分に取り付けられている。
本発明はまた、本明細書に記載のペプチド阻害剤のペプチド配列に対して少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するペプチドを含むペプチドおよびペプチド二量体を含む。具体的な実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、コアペプチド配列ならびに1つもしくはより多くのN末端および/もしくはC末端修飾(例えば、AcおよびNH)ならびに/または1つもしくはより多くの共役したリンカー部分および/もしくは半減期延長部分を含む。本明細書において使用される場合、コアペプチド配列は、そのような修飾およびコンジュゲートが存在しないペプチドのアミノ酸配列である。
ある特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤またはペプチド阻害剤の単量体サブユニットは、7~35個のアミノ酸残基、8~35個のアミノ酸残基、9~35個のアミノ酸残基、10~35個のアミノ酸残基、7~25個のアミノ酸残基、8~25個のアミノ酸残基、9~25個のアミノ酸残基、10~25個のアミノ酸残基、7~20個のアミノ酸残基、8~20個のアミノ酸残基、9~20個のアミノ酸残基、10~20個のアミノ酸残基、7~18個のアミノ酸残基、8~18個のアミノ酸残基、9~18個のアミノ酸残基、または10~18個のアミノ酸残基、および、任意選択的に、1つまたはより多くの追加の非アミノ酸部分、例えば、共役した化学的部分、例えば、PEGまたはリンカー部分を含む、から本質的になる、またはからなる。具体的な実施形態では、式Iの任意の実施形態のものが挙げられるがそれに限定されない本発明のペプチド阻害剤(またはその単量体サブユニット)は、10個より多く、12個より多く、15個より多く、20個より多く、25個より多く、30個より多くまたは35個より多くのアミノ酸、例えば、35~50個のアミノ酸である。ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤(またはその単量体サブユニット)は、50個未満、35個未満、30個未満、25個未満、20個未満、15個未満、12個未満、または10個未満のアミノ酸である。具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤の単量体サブユニット(またはペプチド単量体阻害剤)は、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、または35個のアミノ酸残基を含むまたはからなる。具体的な実施形態では、本発明のペプチド阻害剤の単量体サブユニットは、10~23個のアミノ酸残基、および、任意選択的に、1つまたはより多くの追加の非アミノ酸部分、例えば、共役した化学的部分、例えば、PEGまたはリンカー部分を含むまたはからなる。様々な実施形態では、単量体サブユニットは、7~35個のアミノ酸残基、7~20個のアミノ酸残基、8~20個のアミノ酸残基、9~20個のアミノ酸残基、10~20個のアミノ酸残基、8~18個のアミノ酸残基、8~19個のアミノ酸残基、8~18個のアミノ酸残基、9~18個のアミノ酸残基、または10~18個のアミノ酸残基を含むまたはからなる。本明細書に記載の様々な式のいずれかの具体的な実施形態では、Xは、7~35個のアミノ酸残基、8~35個のアミノ酸残基、9~35個のアミノ酸残基、10~35個のアミノ酸残基、7~25個のアミノ酸残基、8~25個のアミノ酸残基、9~25個のアミノ酸残基、10~25個のアミノ酸残基、7~18個のアミノ酸残基、8~18個のアミノ酸残基、9~18個のアミノ酸残基、または10~18個のアミノ酸残基を含むまたはからなる。
本明細書に記載のある特定の実例的なペプチド阻害剤は、12またはより多くのアミノ酸残基を含む。しかしながら、本発明はまた、本明細書に記載の任意のペプチド配列の断片を含むペプチド阻害剤を含み、これには、7、8、9、10、または11個のアミノ酸残基を有するペプチド阻害剤が含まれる。例えば、本発明のペプチド阻害剤は、X4~X9、X4~X10、X4~X11、X4~X12、X4~X13、X4~X14、またはX4~X15を含むまたはからなるペプチドを含む。
本発明の具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤のアミノ酸配列は、抗体内に存在せず、または抗体のVまたはV領域内に存在しない。
ペプチド阻害剤
本発明のペプチド阻害剤は、本明細書に記載の任意のアミノ酸配列を含むまたはからなるペプチド、本明細書に記載の任意のペプチド配列を含む化合物を含む、本明細書に記載の任意の構造を有する化合物、ならびにそのようなペプチドおよび化合物のいずれかの二量体を含む。本発明のペプチド阻害剤は、例えば、架橋がX4とX9との間に導入される前および導入された後の、X4とX9との間の結合を有しないペプチドおよびそれを有するペプチドの両方を含む。本発明の実例的なペプチドは、付随する表のいずれかに記載のアミノ酸配列または構造を含む。
ある特定の実施形態では、本発明は、式(I):
X7-X8-X9-X10-X11(I)
のアミノ酸配列を含むインターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、式(I)中、
X7は、非置換のTrp、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで置換されたTrpであり、
X8は、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、Asn、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-Nal、またはTrpであり、
X9は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、またはPenであり、
X10は、非置換のPhe、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、2-アミノエトキシ、もしくは2-アセチルアミノエトキシで置換されたPheであり、かつ
X11は、2-Nal、非置換のTrp、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me)、Phe(3,4-ジメトキシ)、もしくは1-Nalで置換されたTrpであり、
但し、
i)X7およびX11の少なくとも1つは、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、
ii)X7が5-F置換Trpである場合、X11は2-Nal以外であり、かつ
iii)X7が5-OHまたは6-Cl置換Trpである場合、X9はCys以外であり、かつ
ペプチド阻害剤は、インターロイキン-23(IL-23)のIL-23受容体への結合を阻害する、
ペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含む。関連する実施形態では、本発明は、式(II):
X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11(II)
のアミノ酸配列を含むインターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、式(II)中、
X4は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)であり、
X5は、Cit、Glu、Gly、Leu、Ile、ベータ-Ala、Ala、Lys、Asn、Pro、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Gln、Asp、またはCysであり、
X6は、Thr、Aib、Asp、Dab、Gly、Pro、Ser、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、アルファ-MeThr、アルファ-MeSer、またはValであり、
X7は、非置換のTrp、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで置換されたTrpであり、
X8は、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、Asn、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-Nal、またはTrpであり、
X9は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)であり、X4がAbuである場合、X9は、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)であり、かつX9がAbuである場合、X4は、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、PenまたはPen(スルホキシド)であり、
X10は、非置換のPhe、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、2-アミノエトキシ、もしくは2-アセチルアミノエトキシで置換されたPheであり、かつ
X11は、2-Nal、非置換のTrp、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me)、Phe(3,4-ジメトキシ)、もしくは1-Nalで置換されたTrpであり、
ペプチド阻害剤はX4とX9との間の結合を介して環化しており、但し、
i)X7およびX11の少なくとも1つは、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、
ii)X7が5-F置換Trpである場合、X11は2-Nal以外であり、かつ
iii)X7が5-OHまたは6-Cl置換Trpである場合、X9はCys以外であり、
かつ
ペプチド阻害剤は、インターロイキン-23(IL-23)のIL-23受容体への結合を阻害する、
ペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含む。
一実施形態では、X7が5-F置換Trpである場合、X11は2-Nalではない。
一実施形態では、X7が5-F置換Trpである場合、X11は、非置換のTrp、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me)、Phe(3,4-ジメトキシ)、もしくは1-Nalで置換されたTrpである。
ある特定の実施形態では、X4またはX9は、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、またはPenであり、かつX4とX9との間の結合はジスルフィド結合である。
ある特定の実施形態では、X4は、Cys、(D)Cys、またはアルファ-MeCysである。
ある特定の実施形態では、X4は(D)Pen、もしくはPenであり、またはX4はPen(スルホキシド)である。
ある特定の実施形態では、X4はPenである。
ある特定の実施形態では、X9は、Cys、(D)Cys、またはアルファ-MeCysである。
ある特定の実施形態では、X9はPenまたは(D)Penである。
ある特定の実施形態では、X9はPenである。
ある特定の実施形態では、X4はPenであり、かつX9はPenであり、かつ結合はジスルフィド結合である。
ある特定の実施形態では、X4はPenであり、かつX9はCysであり、かつ結合はジスルフィド結合である。
ある特定の実施形態では、X4またはX9はAbuであり、かつX4とX9との間の結合はチオエーテル結合である。
ある特定の実施形態では、X4はAbuであり、かつX9は、Cys、(D)Cys、またはアルファ-MeCysである。ある特定の実施形態では、X9はPenまたは(D)Penである。具体的な実施形態では、X9はPenである。より具体的な実施形態では、X9はCysである。最も具体的な実施形態では、X4はAbuであり、かつX9はCysである。
ある特定の実施形態では、X4はAbuであり、かつX9はCysまたはPenであり、かつ結合はチオエーテル結合である。
ある特定の実施形態では、X4はAbuであり、かつX9はCysであり、かつ結合はチオエーテル結合である。
ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(IIa)(IIb)、もしくは(IIc)によるものであり、または式(IIa)(IIb)、もしくは(IIc)の配列を含み:
Pen-X5-X6-X7-X8-Pen-X10-X11(IIa)
Abu-X5-X6-X7-X8-Cys-X10-X11(IIb)、または
Abu-X5-X6-X7-X8-Pen-X10-X11(IIc)
式(IIa)(IIb)、および(IIc)中、X5~X8およびX10~X11は式(II)について記載される通りであり、かつペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化しており、またはペプチド阻害剤はAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、X5は、Asn、Gln、またはGluである。
ある特定の実施形態では、X5は、Asn、またはGlnである。
ある特定の実施形態では、X5はAsnである。
ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、もしくは(IIId)によるものであり、または式(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、もしくは(IIId)の配列を含み:
Pen-Asn-X6-X7-X8-Pen-X10-X11(IIIa)、
Pen-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11(IIIb)、
Abu-Asn-X6-X7-X8-Cys-X10-X11(IIIc)、または
Abu-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11(IIId)
式(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、および(IIId)中、X6~X8およびX10~X11は式(II)について記載される通りであり、かつペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化しており、またはペプチド阻害剤はAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、X6はThrである。
ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(IVa)、(IVb)、(IVc)、もしくは(IVd)によるものであり、または式(IVa)、(IVb)、(IVc)、もしくは(IVd)の配列を含み:
Pen-Asn-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11(IVa)、
Pen-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11(IVb)、
Abu-Asn-Thr-X7-X8-Cys-X10-X11(IVc)、または
Abu-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11(IVd)
式(IVa)、(IVb)、(IVc)、および(IVd)中、X7~X8およびX10~X11は式(II)について記載される通りであり、かつペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化しており、またはペプチド阻害剤はAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、X8は、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLys(Ac)、またはGluである。
ある特定の実施形態では、X8はGlnである。ある特定の実施形態では、X8はCitである。
ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Va)、(Vb)、(Vc)、もしくは(Vd)によるものであり、または式(Va)、(Vb)、(Vc)、もしくは(Vd)の配列を含み:
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11(Va)、
Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11(Vb)、
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-X10-X11(Vc)、または
Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11(Vd)
式(Va)、(Vb)、(Vc)、および(Vd)中、X7~X8およびX10~X11は式(II)について記載される通りであり、かつペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化しており、またはペプチド阻害剤はAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、X10は、Phe、Phe[4-(2-アミノエトキシ)][F(4-2ae)]、Phe[4-(2-アセチルアミノエトキシ)]、またはPhe(4-CONH)である。
ある特定の実施形態では、X10は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]、またはPhe[4-(2-アセチルアミノエトキシ)]である。
ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(VIa)、(VIb)、(VIc)、もしくは(VId)によるものであり、または式(VIa)、(VIb)、(VIc)、もしくは(VId)の配列を含み:
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11(VIa)、
Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11(VIb)、
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11(VIc)、または
Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11(VId)
式(VIa)、(VIb)、(VIc)、および(VId)中、X7およびX11は式(II)について記載される通りであり、[F(4-2ae)]はPhe[4-(2-アミノエトキシ)]であり、かつペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化しており、またはペプチド阻害剤はAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(II’):
X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X14-X15(II’)
のアミノ酸配列を含み、式(II’)中、
X12は、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeArg、アルファ-MePhe、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-MeAsn、アルファ-MeTyr、Ala、またはシクロヘキシルAla、Lys、またはAibであり、
X13は、Aib、Glu、Cit、Gln、Lys(Ac)、アルファ-MeArg、アルファ-MeGlu、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-Me-Asn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、もしくはLysであり、またはX13は、Lys、ペグ化Lys、b-ホモGlu、もしくはLys(Y2-Ac)(式中、Y2はアミノ酸である)であり、
X14は、Asn、2-Nap、Aib、Arg、Cit、Asp、Phe、Gly、Lys、Leu、Ala、(D)Ala、ベータ-Ala、His、Thr、n-Leu、Gln、Ser、(D)Ser、Tic、Trp、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、またはLys(Ac)であり、
X15は、Asn、Leu、Aib、(D)Leu、ベータ-Ala、Cit、Gln、Asp、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、(D)Lys、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、もしくはホモ-Lys(Ac)であり、または存在しない。
ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(VIIa)、(VIIb)、もしくは(VIIc)によるものであり、または式(VIIa)、(VIIb)、もしくは(VIIc)の配列を含み:
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X12-X13-X14-X15(VIIa)、
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-X12-X13-X14-X15(VIIb)、または
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X12-X13-X14-X15(VIIc)
式(VIIa)、(VIIb)、および(VIIc)中、X7およびX11は式(II)について記載される通りであり、X12は、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeArg、アルファ-MePhe、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-MeAsn、アルファ-MeTyr、Ala、またはシクロヘキシルAla、Lys、またはAibであり、
X13は、Aib、Glu、Cit、Gln、Lys(Ac)、アルファ-MeArg、アルファ-MeGlu、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-Me-Asn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、もしくはLysであり、またはX13は、Lys、ペグ化Lys、b-ホモGlu、もしくはLys(Y2-Ac)(式中、Y2はアミノ酸である)であり、
X14は、Asn、2-Nap、Aib、Arg、Cit、Asp、Phe、Gly、Lys、Leu、Ala、(D)Ala、ベータ-Ala、His、Thr、n-Leu、Gln、Ser、(D)Ser、Tic、Trp、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、またはLys(Ac)であり、
X15は、Asn、Leu、Aib、(D)Leu、ベータ-Ala、Cit、Gln、Asp、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、(D)Lys、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、もしくはホモ-Lys(Ac)であり、または存在せず、かつペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化しており、またはペプチド阻害剤はAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、X12、X13、X14、またはX15のそれぞれは、独立して、任意のアミノ酸である。一実施形態では、アミノ酸は天然アミノ酸である。別の実施形態では、アミノ酸は非天然アミノ酸である。
ある特定の実施形態では、X14は、Asn、2-Nap、Aib、Arg、Cit、Asp、Phe、Gly、Lys、Leu、Asn、n-Leu、Gln、Ser、Tic、Trp、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、またはLys(Ac)である。ある特定の実施形態では、X14は、Asn、2-Nap、Aib、Arg、Cit、Asp、Phe、Gly、Lys、Leu、Ala、(D)Ala、ベータ-Ala、His、Thr、n-Leu、Gln、Ser、(D)Ser、Tic、Trp、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、またはLys(Ac)である。
ある特定の実施形態では、X15は、Asn、Aib、ベータ-Ala、Cit、Gln、Asp、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、もしくはホモ-Lys(Ac)であり、または存在しない。ある特定の実施形態では、X15は、Asn、Leu、Aib、(D)Leu、ベータ-Ala、Cit、Gln、Asp、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、(D)Lys、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、もしくはホモ-Lys(Ac)であり、または存在しない。
ある特定の実施形態では、X13は、Glu、Cit、Gln、Lys(Ac)、アルファ-MeArg、アルファ-MeGlu、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-Me-Asn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、もしくはLysであり、またはX13は、Lys、ペグ化Lys、b-ホモGlu、もしくはLys(Y2-Ac)(式中、Y2はアミノ酸である)である。ある特定の実施形態では、X13は、Aib、Glu、Cit、Gln、Lys(Ac)、アルファ-MeArg、アルファ-MeGlu、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-Me-Asn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、もしくはLysであり、またはX13は、Lys、ペグ化Lys、b-ホモGlu、もしくはLys(Y2-Ac)(式中、Y2はアミノ酸である)である。
ある特定の実施形態では、X12は、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、Ala、シクロヘキシルAla、Lys、またはAibである。
ある特定の実施形態では、X12は、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、アルファ-MeLys、またはアルファ-MeLeuである。
ある特定の実施形態では、X12はアルファ-MeLeuである。ある特定の実施形態では、X12はアルファ-MeLysである。ある特定の実施形態では、X12は4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)である。
ある特定の実施形態では、X13は、Glu、Gln、Lys(Ac)、またはLysである。
ある特定の実施形態では、X13は、Gln、Lys(Ac)、またはLysである。
ある特定の実施形態では、X13は、Lys(Ac)、またはLysである。
ある特定の実施形態では、X13はLys(Ac)である。
ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(VIIIa)、(VIIIb)もしくは(VIIIc)によるものであり、または式(VIIIa)、(VIIIb)もしくは(VIIIc)の配列を含み:
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-aMeLeu-K(Ac)-X14-X15(VIIIa)、
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-aMeLeu-K(Ac)-X14-X15(VIIIb)、または
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-aMeLeu-K(Ac)-X14-X15(VIIIc)
式(VIIIa)、(VIIIb)および(VIIIc)中、X7およびX11は式(II)について記載される通りであり、X14、およびX15は式(VIIa~c)について記載される通りであり、かつペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、X14はAsnである。
ある特定の実施形態では、X15はAsnである。
ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(IXa)、(IXb)、もしくは(IXc)によるものであり、または式(IXa)、(IXb)、もしくは(IXc)の配列を含み:
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(IXa)、
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(IXb)、または
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(IXc)
式IXa)、(IXb)、および(IXc)中、X7およびX11は式(II)について記載される通りであり、かつペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、X7は、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、かつX11は本明細書に記載される通りである。
ある特定の実施形態では、X11は、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、かつX7は本明細書に記載される通りである。
ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Xa)、(Xb)、(Xc)、(Xd)、(Xe)、もしくは(Xf)によるものであり、または式(Xa)、(Xb)、(Xc)、(Xd)、(Xe)、もしくは(Xf)の配列を含み:
Pen-Asn-Thr-W’-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(Xa)、
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-W’-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(Xb)、
Abu-Asn-Thr-W’-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(Xc)、
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-W’-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(Xd)、
Abu-Asn-Thr-W’-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(Xe)、または
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-W’-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(Xf)
式(Xa)、(Xb)、(Xc)、(Xd)、(Xe)、および(Xf)中、X7およびX11は式(II)について記載される通りであり、W’は、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、かつペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、X11は、2-Nal、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me)、Phe(3,4-ジメトキシ)、または1-Nalである。
ある特定の実施形態では、X11は、2-Nal、または1-Nalである。
ある特定の実施形態では、X11は2-Nalである。
ある特定の実施形態では、X7は非置換のTrpである。
ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(XIa)、(XIb)、(XIc)、(XId)、(XIe)、もしくは(XIf)によるものであり、または式(XIa)、(XIb)、(XIc)、(XId)、(XIe)、もしくは(XIf)の配列を含み:
Pen-Asn-Thr-W’-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(XIa)(配列番号100)、
Pen-Asn-Thr-W-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-W’-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(XIb)(配列番号101)、
Abu-Asn-Thr-W’-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(XIc)(配列番号102)、
Abu-Asn-Thr-W-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-W’-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(XId)(配列番号103)、
Abu-Asn-Thr-W’-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(XIe)(配列番号104)、または
Abu-Asn-Thr-W-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-W’-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(XIf)(配列番号105)
式(XIa)、(XIb)、(XIc)、(XId)、(XIe)、および(XIf)中、W’は、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、かつペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、W’は、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpである。一実施形態では、W’は、アルキルで置換されたTrpである。ある特定の実施形態では、W’は、Me、Et、n-Pr、またはi-Prで置換されたTrpである。
ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z):
-X-R(Z)
の構造またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含み、式(Z)中、
は、結合、水素、C1~C6のアルキル、C6~C12のアリール、C6~C12のアリール-C1~C6のアルキル、C1~C20のアルカノイルであり、これには以上のいずれかの単独でのまたはスペーサーとしてのPEG化バージョンが含まれ、Xは、式(I)、式(II)~(XIf)のアミノ酸配列、または表E1、表E2もしくは表E3のいずれかに示されるアミノ酸配列であり、かつRはOHまたはNHである。
ある特定の実施形態では、Rは、HまたはC~C20のアルカノイルである。
ある特定の実施形態では、RはHまたはAcである。
ある特定の実施形態では、RはAcである。
ある特定の実施形態では、W’は、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、かつ置換は、4、5、6または7位におけるものである。
ある特定の実施形態では、W’は、シアノ、F、Cl、Br、I、Me、Et、i-Pr、n-Pr、n-Bu、t-Bu、CF、ヒドロキシ、OMe、またはOEtで置換されたTrpであり、かつ置換は、4、5、6または7位におけるものである。具体的な実施形態では、置換は7位におけるものである。
ある特定の実施形態では、W’は、5-F、6-F、7-F、5-Cl、6-Cl、7-Cl、5-Me、6-Me、7-Me、7-n-Pr、7-i-Pr、5-OH、6-OH、7-OH、5-OMe、6-OMe、または7-OMeで置換されたTrpである。
具体的な実施形態では、W’は、7-Me、5-F、7-F、6-Cl、6-Me、4-OMe、5-OMe、または5-Brで置換されたTrpである。より具体的な実施形態では、W’は、7-Me、6-Me、4-OMe、または6-Clで置換されたTrpである。最も具体的な実施形態では、W’は、7-Meで置換されたTrpである。
一実施形態では、ペプチド阻害剤は、約25個または25個未満のアミノ酸からなる。別の実施形態では、ペプチド阻害剤は、約20個または20個未満のアミノ酸からなる。別の実施形態では、ペプチド阻害剤は、約18個または18個未満のアミノ酸からなる。別の実施形態では、ペプチド阻害剤は、約15個または15個未満のアミノ酸からなる。別の実施形態では、ペプチド阻害剤は、約12個または12個未満のアミノ酸からなる。別の実施形態では、ペプチド阻害剤は、約10個または10個未満のアミノ酸からなる。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含み、
ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含み、
ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
-[(D)Arg]-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-ENN-(配列番号27)、
-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-ENN-(配列番号28)、
-[(D)Arg]-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NN-(配列番号29)、または
-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NN-(配列番号30)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含み、
ペプチド阻害剤はAbu-Cチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含みまたはそれであり、
ペプチド阻害剤はAbu-Cysチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含み、
ペプチド阻害剤はAbu-Cysチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含み、
ペプチド阻害剤はAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含み、
ペプチド阻害剤はAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含むまたはそれであり、
ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含むまたはそれであり、
ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-ENN-NH(配列番号27)、
Ac-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-ENN-NH(配列番号28)、
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NN-NH(配列番号29)、または
Ac-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NN-NH(配列番号30)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含むまたはそれであり、
ペプチド阻害剤はAbu-Cチオエーテル結合を介して環化している。
る。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含むまたはそれであり、
ペプチド阻害剤はAbu-Cysチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含むまたはそれであり、
ペプチド阻害剤はAbu-Cysチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含むまたはそれであり、
ペプチド阻害剤はAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含むまたはそれであり、
ペプチド阻害剤はAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Arg]-NH(配列番号256)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Phe]-NH(配列番号257)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Phe]-NH(配列番号258)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Tyr]-NH(配列番号259)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-S-NH(配列番号260)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Ser]-NH(配列番号261)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Thr]-NH(配列番号263)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Aib]-NH(配列番号264)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-[N-MeAla]-NH(配列番号265)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号267)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[ジエチルGly]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号276)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acbc]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号277)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeOrn]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号278)、または
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[Quin]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-dL-NH(配列番号141)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含むまたはそれであり、
ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Gln-[Pen]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-[Lys(Ac)]-NN-NH(配列番号6)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含むまたはそれであり、ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
Ac-[Pen]-NT-[W(4-OMe)]-Gln-[Pen]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-[Lys(Ac)]-NN-NH(配列番号4)、
Ac-[Pen]-NT-[W(6-Me)]-Gln-[Pen]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-[Lys(Ac)]-NN-NH(配列番号5)、
Ac-[Pen]-NTW-Gln-[Pen]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-W(6-Cl)-[α-MeLeu]-[Lys(Ac)]-NN-NH(配列番号13)、
Ac-[Pen]-NTW-Gln-[Pen]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-W(6-Me)-[α-MeLeu]-[Lys(Ac)]-NN-NH(配列番号16)、または
Ac-[Pen]-NTW-Gln-[Pen]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-W(5-Br)-[α-MeLeu]-[Lys(Ac)]-NN-NH(配列番号22)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含むまたはそれであり、
ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-ENN-NH(配列番号27)、
Ac-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-ENN-NH(配列番号28)、
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NN-NH(配列番号29)、または
Ac-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NN-NH(配列番号30)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含むまたはそれであり、
ペプチド阻害剤はAbu-Cysチオエーテル結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号201)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号227)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号242)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号245)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-H-NH(配列番号248)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Cit]-NH(配列番号249)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Val]-NH(配列番号251)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-NH(配列番号252)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Arg]-NH(配列番号256)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Phe]-NH(配列番号258)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Tyr]-NH(配列番号259)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-S-NH(配列番号260)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Ser]-NH(配列番号261)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Thr]-NH(配列番号263)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Aib]-NH(配列番号264)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-[N-MeAla]-NH(配列番号265)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号267)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Achc]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号274)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[ジエチルGly]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号276)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acbc]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号277)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeOrn]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号278)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Et)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号284)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-n-Pr)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号285)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH;(配列番号320)、または
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Aib)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH;(配列番号322)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含むまたはそれであり、
ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号202)、
Ac-[(D)Arg]-Abu-Q-T-[W(7-Me)]-Q-C-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[bA]-NH(配列番号203)、
Ac-Abu-Q-T-[W(7-Me)]-Q-C-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[bA]-NH(配列番号204)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-G-[bA]-NH(配列番号205)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-A-[bA]-NH(配列番号207)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-L-[bA]-NH(配列番号208)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-[(D)Ala]-[bA]-NH(配列番号209)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-H-[bA]-NH(配列番号214)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-[(D)His]-[bA]-NH(配列番号215)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-T-[bA]-NH(配列番号217)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-S-[bA]-NH(配列番号221)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-[(D)Ser]-[bA]-NH(配列番号222)、
Ac-[Pen]-NT-[W(4-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号231)、
Ac-[Pen]-NT-[W(1-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号232)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[a-MeLys]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号234)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[a-MeLeu]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号235)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Aib]-N-[bA]-NH(配列番号236)、
Ac-[Pen]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号237)、
Ac-[Pen]-[Cit]-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号238)、
Ac-[Pen]-[Lys(Ac)]-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号239)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-R-NH(配列番号243)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-L-NH(配列番号244)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[NMeArg]-NH(配列番号246)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bhPhe]-NH(配列番号247)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-V-NH(配列番号250)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-P-NH(配列番号253)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Pro]-NH(配列番号254)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-I-NH(配列番号255)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Phe]-NH(配列番号257)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-[bA]-[bA]-NH(配列番号268)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-L-[bA]-NH(配列番号269)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-[bA]-[bA]-NH(配列番号270)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-S-[bA]-NH(配列番号271)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-H-[bA]-NH(配列番号272)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-E-[bA]-[bA]-NH(配列番号273)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Spiral_Pip]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号275)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Cit]-[bA]-[bA]-NH(配列番号279)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-E-N-[bA]-NH(配列番号282)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(1-Me)]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号283)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-i-Pr)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号286)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-OMe)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号288)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-[2-Nal]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号289)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-H-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号290)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-OMe)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-NH(配列番号297)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-OMe)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-NH(配列番号299)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ala)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH;(配列番号314)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(IVA)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH;(配列番号315)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(シクロヘキサン酸)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH;(配列番号316)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(bAla)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH;(配列番号321)、
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH;(配列番号323)、または
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH;(配列番号325)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含むまたはそれであり、
ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(トリフルオロプロピオン酸)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号319)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号320)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Aib)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号322)、
Ac-[Pen]-[Lys(Ac)]-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号330)、
Ac-[Pen]-[Dab(Ac)]-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号335)、
Ac-[Pen]-[(D)Asn]-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号338)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Sarc]-NH(配列番号339)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Aib]-[bA]-NH(配列番号340)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Aib]-G-NH(配列番号341)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Aib]-A-NH(配列番号342)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Aib]-[(D)Lys]-NH(配列番号344)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Aib]-[(D)Phe]-NH(配列番号346)、または
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Aib]-[(D)Tyr]-NH(配列番号347)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含むまたはそれであり、
ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化している。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、Ac-[Pen]-NT-[W(5-F)]-Gln-[Pen]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-[Lys(Ac)]-NN-NH(配列番号7)を含むまたはそれである。
ある特定の実施形態では、ペプチドは、Ac-[Pen]-NTW-Gln-[Pen]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-W(5-OH)-[α-MeLeu]-[Lys(Ac)]-NN-NH(配列番号21)を含むまたはそれである。
ある特定の実施形態では、本明細書に記載のペプチド阻害剤中に存在する任意のPhe[4-(2-アミノエトキシ)]残基は、Phe[4-(2-アセチルアミノエトキシ)]により置換されていてもよい。
追加の実施形態では、本発明は、X4~X15の1つまたはより多くのアミノ酸残基のアイソスター置換を含む、式(I)~(XIf)の、または表E1、表E2、もしくは表E3に示される任意の配列の変種を含むペプチドを含むペプチド阻害剤を含む。具体的な実施形態では、アイソスター置換は保存的アミノ酸置換であり、ある特定の実施形態では、アイソスター置換はアミノ酸のアナログでの置換である。
追加の実施形態では、本発明は、アミノ酸残基X4およびX9の1つまたは両方において異なるアミノ酸残基(または化学的実体)を含むが、X4およびX9におけるアミノ酸残基が互いに結合して、例えば、ペプチド内の分子内結合またはトリアゾール環を形成することができる、式(I)~(XIf)の、または表E1、表E2、もしくは表E3に示される任意の配列の変種を含むペプチドを含むペプチド阻害剤を含む。具体的な実施形態では、結合は、ジスルフィド結合、チオエーテル結合、ラクタム結合、トリアゾール環、セレノエーテル結合、ジセレニド結合、またはオレフィン結合である。
具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、
Ac-[Pen]-NT-[W(6-Cl)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号228)
を含むまたはからなる。
具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、
Ac-[Pen]-NT-[W(1-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号232)
を含むまたはからなる。
具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、
Ac-[Pen]-[Cit]-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号238)
を含むまたはからなる。
具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、
Ac-[Pen]-[Lys(Ac)]-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号239)
を含むまたはからなる。
代表的なジスルフィドおよびチオエーテル結合
一実施形態では、CysおよびCysジスルフィド結合は以下に示される通りである:
一実施形態では、PenおよびPenジスルフィド結合は以下に示される通りである:
一実施形態では、AbuおよびCysチオエーテル結合は以下に示される通りである:
具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、
Ac-[Pen]-[Cit]-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号238)
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号242)
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号245)
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-H-NH(配列番号248)
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Cit]-NH(配列番号249)
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-NH(配列番号252)
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Tyr]-NH(配列番号259)
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Ser]-NH(配列番号261)
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Thr]-NH(配列番号263)
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Aib]-NH(配列番号264)
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH(配列番号267)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Et)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号284)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-n-Pr)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号285)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-H-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号290)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号320)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Aib)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号322)
Ac-[Pen]-[Dab(Ac)]-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH(配列番号335)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Aib]-[bA]-NH(配列番号340)
または
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Aib]-[(D)Lys]-NH(配列番号344)
を含むまたはからなる。
ペプチド阻害剤の追加の特徴
本発明の任意のペプチド阻害剤は、例えば以下に記載されるように、さらに定義されてもよい。本明細書に記載のさらなる定義の特徴のそれぞれは、具体的な位置において指定されるアミノ酸がそのさらなる定義の特徴の存在を許容する任意のペプチド阻害剤に応用されてもよい。具体的な実施形態では、これらの特徴は、式(I)~(XIf)の任意のペプチド中に存在してもよい。
様々な実施形態では、Rは、結合、水素、C1~C6のアルキル、C6~C12のアリール、C6~C12のアリールC1~C6のアルキル、またはC1~C20のアルカノイルであり、これには以上のいずれかの単独でのまたはスペーサーとしてのPEG化バージョンが含まれ、例えば、アセチルである。Rは、ペプチドのアミノ末端に位置する典型的なアミン基を置き換えまたは該アミン基に加えて存在してもよいことが理解される。Rは存在しなくてもよいことがさらに理解される。ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、水素、C1~C6のアルキル、C6~C12のアリール、C6~C12のアリールC1~C6のアルキル、またはC1~C20のアルカノイル(以上のいずれかの単独でのまたはスペーサーとしてのPEG化バージョンを含む)、例えば、アセチルから選択されるN末端を含む。本明細書に記載の任意のペプチド阻害剤の具体的な実施形態では、RまたはN末端部分は水素である。ある特定の実施形態では、Rは結合、例えば、共有結合である。
本明細書に記載される様々な式のいずれかを有する任意のペプチド阻害剤のある特定の実施形態では、RまたはN末端部分は、メチル、アセチル、ホルミル、ベンゾイル、トリフルオロアセチル、イソバレリル、イソブチリル、オクタニル、およびラウリン酸の共役したアミド、ヘキサデカン酸、およびγ-Glu-ヘキサデカン酸から選択される。一実施形態では、RまたはN末端部分はpGluである。ある特定の実施形態では、Rは水素である。具体的な実施形態では、Rはアセチルであり、それにより、ペプチド阻害剤はそのN末端においてアシル化されて、例えば、N末端アミノ酸残基、例えば、N末端Pen残基にキャップ付加しまたは該残基を保護する。
本明細書に記載の任意のペプチド阻害剤のある特定の実施形態では、RまたはN末端部分は酸である。ある特定の実施形態では、RまたはN末端部分は、酢酸、ギ酸、安息香酸、トリフルオロ酢酸、イソ吉草酸、イソ酪酸、オクタン酸、ラウリン酸、ヘキサデカン酸、4-ビフェニル酢酸、4-フルオロフェニル酢酸、没食子酸、ピログルタミン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、シュウ酸、ピルビン酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、パルミチン酸、安息香酸、3-(4-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、4-メチルビシクロ(2.2.2)-オクタ-2-エン-1-カルボン酸、グルコヘプトン酸、3-フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、第三級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸、アルキルスルホン酸およびアリールスルホン酸から選択される酸である。
具体的な実施形態では、RまたはN末端部分は、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2-エタン-ジスルホン酸、および2-ヒドロキシエタンスルホン酸から選択されるアルキルスルホン酸である。
具体的な実施形態では、RまたはN末端部分は、ベンゼンスルホン酸、4-クロロベンゼンスルホン酸、2-ナフタレンスルホン酸、4-トルエンスルホン酸、およびカンファースルホン酸から選択されるアリールスルホン酸である。
ペプチド二量体
ある特定の実施形態では、本発明は、本明細書または付随する表に記載の任意の単量体ペプチド阻害剤の二量体を含む、本明細書に記載の単量体ペプチド阻害剤の二量体を含む。これらの二量体は、本明細書において使用されるような「ペプチド阻害剤」という一般用語の範囲内に入る。本発明の実例的な二量体は付随する表にも示され、該表は、角括弧中の二量体化した単量体サブユニット(subnits)、続いてリンカーを指し示す。他に指し示されなければ、サブユニットはそれらのC末端を介して連結している。ペプチド二量体におけるような「二量体」という用語は、2つのペプチド単量体サブユニットが連結している化合物を指す。本発明のペプチド二量体阻害剤は、ホモ二量体を結果としてもたらす2つの同一の単量体サブユニット、またはヘテロ二量体を結果としてもたらす2つの非同一の単量体サブユニットを含んでもよい。システイン二量体は、1つの単量体サブユニット中のシステイン残基と他の単量体サブユニット中のシステイン残基とのジスルフィド結合を通じて連結した2つのペプチド単量体サブユニットを含む。
一部の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、二量体コンホメーションにおいて、具体的には、遊離システイン残基がペプチド中に存在する場合に、活性であり得る。ある特定の実施形態では、これは、合成された二量体として、または、具体的には、遊離システイン単量体ペプチドが存在し、酸化性条件下で二量体化する場合のいずれかで起こる。一部の実施形態では、二量体はホモ二量体である。他の実施形態では、二量体はヘテロ二量体である。
ある特定の実施形態では、本発明の単量体サブユニットは、好適な連結部分、例えば、各ペプチド単量体サブユニット中に1つの2つのシステイン残基の間のジスルフィドブリッジにより、または本明細書において定義されるものが挙げられるがそれに限定されない別の好適なリンカー部分により、二量体化していてもよい。単量体サブユニットの一部は、両方とも遊離アミンを含むCおよびN末端を有して示される。そのため、ペプチド二量体阻害剤を製造するために、単量体サブユニットは、CまたはN末端遊離アミンのいずれかを排除し、それにより、残りの遊離アミンにおいて二量体化を許容するように修飾されてもよい。さらに、一部の事例では、1つまたはより多くの単量体サブユニットの末端は、トリフルオロペンチル、アセチル、オクテニル(Octonyl)、ブチル、ペンチル、ヘキシル、パルミチル、トリフルオロメチル酪酸、シクロペンタンカルボン酸、シクロプロピル酢酸、4-フルオロ安息香酸、4-フルオロフェニル酢酸、3-フェニルプロピオン酸、テトラヒドロ-2H-ピラン-4カルボン酸、コハク酸、およびグルタル酸からなる群から選択されるアシル化性有機化合物でアシル化される。一部の事例では、単量体サブユニットは、遊離カルボキシ末端および遊離アミノ末端の両方を含み、それにより、ユーザーは、所望の末端において二量体化を達成するためにサブユニットを選択的に修飾することができる。当業者は、したがって、本発明の単量体サブユニットは、所望の二量体化のために単一の特定のアミンを達成するように選択的に修飾されてもよいことを理解する。
本明細書に開示される単量体サブユニットのC末端残基は任意選択的にアミドであることがさらに理解される。さらに、ある特定の実施形態では、当該技術分野において一般に理解されるように、C末端における二量体化は、アミン官能性を有する側鎖を有する好適なアミノ酸を使用することにより促されることが理解される。N末端残基に関して、当該技術分野において一般に理解されるように、二量体化は、末端残基の遊離アミンを通じて達成されてもよく、または遊離アミンを有する好適なアミノ酸側鎖を使用することにより達成されてもよいことが一般に理解される。
単量体サブユニットを接続するリンカー部分は、本明細書中の教示と適合性の任意の構造、長さ、および/またはサイズを含んでもよい。少なくとも1つの実施形態では、リンカー部分は、システイン、リジン、DIG、PEG4、PEG4-ビオチン、PEG13、PEG25、PEG1K、PEG2K、PEG3.4K、PEG4K、PEG5K、IDA、ADA、Boc-IDA、グルタル酸、イソフタル酸、1,3-フェニレン二酢酸、1,4-フェニレン二酢酸、1,2-フェニレン二酢酸、トリアジン、Boc-トリアジン、IDA-ビオチン、PEG4-ビオチン、AADA、好適な脂肪族基、芳香族基、複素環式芳香族基、および約400Da~約40,000Daの分子量を有するポリエチレングリコールベースのリンカーからなる非限定的な群から選択される。ある特定の実施形態では、PEG2は、HOCCHCHOCHCHOCHCHCOHである。好適なリンカー部分の非限定的な例は表2において提供される。
Figure 0007670605000047
一部の実施形態では、ペプチド二量体阻害剤は、リンカー部分を介して二量体化している。一部の実施形態では、ペプチド二量体阻害剤は、各単量体サブユニット中に1つの2つのシステイン残基の間に形成された分子間ジスルフィド結合を介して二量体化している。一部の実施形態では、ペプチド二量体阻害剤は、リンカー部分および2つのシステイン残基の間に形成された分子間ジスルフィド結合の両方を介して二量体化している。一部の実施形態では、分子内結合は、ジスルフィド結合の代わりに、チオエーテル、ラクタム、トリアゾール、セレノエーテル、ジセレニドまたはオレフィンである。
当業者は、本明細書に開示されるリンカー(例えば、CおよびN末端リンカー)部分は好適なリンカーの非限定的な例であること、および本発明は任意の好適なリンカー部分を含んでもよいことを理解する。そのため、本発明の一部の実施形態は、本明細書中の任意の表に示されるまたは本明細書中の任意の表に提示される配列を含むもしくはからなるペプチドから選択される2つの単量体サブユニットを含むホモまたはヘテロ二量体ペプチド阻害剤であって、各々の単量体サブユニットのCまたはN末端(または内部アミノ酸残基)が任意の好適なリンカー部分により連結して、IL-23R阻害活性を有する二量体ペプチド阻害剤を提供する、ペプチド阻害剤を含む。ある特定の実施形態では、リンカーは、1つの単量体サブユニットのNまたはC末端および二量体を構成する他の単量体サブユニットの内部アミノ酸残基に結合する。ある特定の実施形態では、リンカーは、1つの単量体サブユニットの内部アミノ酸残基および二量体を構成する他の単量体サブユニットの内部アミノ酸残基に結合する。さらなる実施形態では、リンカーは、両方のサブユニットのNまたはC末端に結合する。
具体的な実施形態では、単量体サブユニットの1つまたは両方は、式(I)~(XIf)のいずれか1つ、または表E1、表E2、もしくは表E3に示される、または本明細書に記載の任意のペプチドの配列または構造を含む。
ある特定の実施形態では、ペプチド二量体阻害剤は、式XII:
(R-X-R-L(XII)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の構造を有し、
式XII中、各Rは、独立して、存在しない、結合(例えば、共有結合)であり、またはR1は、水素、C1~C6のアルキル、C6~C12のアリール、C6~C12のアリールC1~C6のアルキル、C1~C20のアルカノイル(以上のいずれかの単独でのまたはスペーサーとしてのPEG化バージョンを含む)から選択され、
各Rは、独立して、存在しない、結合(例えば、共有結合)であり、またはOHもしくはNHから選択され、Lはリンカー部分であり、かつ各Xは、本明細書に記載されるような式(I)~(XIf)の配列を含む独立して選択されるペプチド単量体サブユニットである。ある特定の実施形態では、ペプチド二量体阻害剤の1つまたは両方のペプチド単量体サブユニットは、例えば、X4とX9との間の分子内結合を介して環化している。ある特定の実施形態では、1つまたは両方のペプチド単量体サブユニットは、直鎖状であり、または環化していない。
具体的な実施形態では、各Rは、独立して、結合(例えば、共有結合)であり、または水素、C1~C6のアルキル、C6~C12のアリール、C6~C12のアリールC1~C6のアルキル、C1~C20のアルカノイル(以上のいずれかの単独でのまたはスペーサーとしてのPEG化バージョンを含む)から選択される。具体的な実施形態(embodimetns)では、各サブユニットのN末端は、水素、C1~C6のアルキル、C6~C12のアリール、C6~C12のアリールC1~C6のアルキル、C1~C20のアルカノイル(以上のいずれかの単独でのまたはスペーサーとしてのPEG化バージョンを含む)から選択される部分を含む。
本明細書に記載される様々な式のいずれかを有する任意のペプチド阻害剤のある特定の実施形態では、各R(またはN末端部分)は、メチル、アセチル、ホルミル、ベンゾイル、トリフルオロアセチル、イソバレリル、イソブチリル、オクタニル、およびラウリン酸の共役したアミド、ヘキサデカン酸、およびγ-Glu-ヘキサデカン酸から選択される。
具体的な実施形態では、各R(またはC末端部分)は、独立して、結合(例えば、共有結合)であり、またはOHもしくはNHから選択される。
本明細書に記載の任意のペプチド二量体阻害剤の具体的な実施形態では、いずれかまたは両方のRは水素である。
本発明のペプチド二量体阻害剤の具体的な実施形態では、リンカー部分(L)は、本明細書に記載のまたは表1もしくは表7に示される任意のリンカーである。ある特定の実施形態では、Lは、リジンリンカー、ジエチレングリコールリンカー、イミノ二酢酸(IDA)リンカー、β-Ala-イミノ二酢酸(β-Ala-IDA)リンカー、またはPEGリンカーである。
任意のペプチド二量体阻害剤の様々な実施形態では、ペプチド単量体サブユニットのそれぞれは、そのN末端、C末端、または内部アミノ酸残基を介してリンカー部分に取り付けられている。任意のペプチド二量体阻害剤のある特定の実施形態では、各ペプチド単量体サブユニットのN末端は、リンカー部分により接続されている。任意のペプチド二量体阻害剤のある特定の実施形態では、各ペプチド単量体サブユニットのC末端は、リンカー部分により接続されている。任意のペプチド二量体阻害剤のある特定の実施形態では、各ペプチド単量体サブユニットは、内部アミノ酸に取り付けられたリンカー部分により接続されている。
ペプチド阻害剤コンジュゲートおよびバイオポリマー
ある特定の実施形態では、単量体および二量体の両方を含む、本発明のペプチド阻害剤は、本明細書において半減期延長部分と称されることがある、親油性置換基およびポリマー部分などの1つまたはより多くの共役した化学的置換基を含む。いかなる具体的な理論によっても縛られることを望まないが、親油性置換基は血流中でアルブミンに結合し、それにより、ペプチド阻害剤を酵素分解から保護し、そのためその半減期を増進すると考えられる。追加的に、ポリマー部分は、半減期を増進しかつ血流中でのクリアランスを低減すると考えられる。
追加の実施形態では、任意のペプチド阻害剤、例えば、式(I)~(XIf)のペプチドは、阻害剤中に存在するアミノ酸残基に取り付けられたリンカー部分をさらに含み、例えば、リンカー部分は、ペプチド阻害剤の任意のアミノ酸の側鎖に、ペプチド阻害剤のN末端アミノ酸に、またはペプチド阻害剤のC末端アミノ酸に結合していてもよい。
追加の実施形態では、任意のペプチド阻害剤、例えば、式(I)~(XIf)のペプチドは、阻害剤中に存在するアミノ酸残基に取り付けられた半減期延長部分をさらに含み、例えば、半減期延長部分は、ペプチド阻害剤の任意のアミノ酸の側鎖に、ペプチド阻害剤のN末端アミノ酸に、またはペプチド阻害剤のC末端アミノ酸に結合していてもよい。
追加の実施形態では、任意のペプチド阻害剤、例えば、式(I)~(XIf)のペプチドは、阻害剤中に存在するアミノ酸残基に取り付けられたリンカー部分に取り付けられた半減期延長部分をさらに含み、例えば、半減期延長部分は、ペプチド阻害剤の任意のアミノ酸の側鎖に、ペプチド阻害剤のN末端アミノ酸に、またはペプチド阻害剤のC末端アミノ酸に結合したリンカー部分に結合していてもよい。
具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、以下に示される構造を有する半減期延長部分を含み、式中、n=0~24またはn=14~24である:
ある特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、表8に示される半減期延長部分を含む。
ある特定の実施形態では、半減期延長部分はペプチド阻害剤に直接的に結合しており、他の実施形態では、半減期延長部分はリンカー部分、例えば、表1、2または4に描写される任意のものを介してペプチド阻害剤に結合している。
具体的な実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、表5に示される以下の組合せのいずれかを含む、表2または表4に示される任意のリンカー部分および表3に示される任意の半減期延長部分を含む。
一部の実施形態では、例えば、表6に描写されるように、ペプチドと、共役した部分、例えば、半減期延長部分との間に複数のリンカーが存在してもよい。
ある特定の実施形態では、共役した化学的置換基、すなわち、半減期延長部分を含む本発明のペプチド阻害剤の半減期は、共役した化学的置換基を有しない同じペプチド阻害剤の半減期の少なくとも100%、少なくとも120%、少なくとも150%、少なくとも200%、少なくとも250%、少なくとも300%、少なくとも400%、または少なくとも500%である。ある特定の実施形態では、親油性置換基および/またはポリマー部分(polypermic moieties)は、上皮を通じたペプチド阻害剤の透過性および/または粘膜固有層中でのその保持を増進する。ある特定の実施形態では、共役した化学的置換基を含む本発明のペプチド阻害剤の上皮を通じた透過性および/または粘膜固有層中での保持は、共役した化学的置換基を有しない同じペプチド阻害剤の半減期の100%、少なくとも120%、少なくとも150%、少なくとも200%、少なくとも250%、少なくとも300%、少なくとも400%、または少なくとも500%である。
一実施形態では、本発明のペプチド阻害剤中の1つまたはより多くのアミノ酸残基(例えば、Lys残基)の側鎖は、親油性置換基に共役している(例えば、共有結合的に取り付けられている)。親油性置換基はアミノ酸側鎖中の原子に共有結合していてもよく、または代替的に、1つもしくはより多くのスペーサーを介してアミノ酸側鎖に共役していてもよい。スペーサーが存在する場合、それは、ペプチドアナログと親油性置換基との間にスペーシングを提供してもよい。具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、表2~6に開示されるペプチド中に示される任意の共役した部分を含む。
ある特定の実施形態では、親油性置換基は、4~30個のC原子、例えば、少なくとも8または12個のC原子、好ましくは24個もしくはより少ないC原子、または20個もしくはより少ないC原子を有する炭化水素鎖を含んでもよい。炭化水素鎖は直鎖状または分岐鎖状であってもよく、飽和または不飽和であってもよい。ある特定の実施形態では、炭化水素鎖は、アミノ酸側鎖またはスペーサーへの取付けの部分を形成する部分、例えば、アシル基、スルホニル基、N原子、O原子またはS原子で置換されている。一部の実施形態では、炭化水素鎖はアシル基で置換されており、よって炭化水素鎖は、アルカノイル基の部分、例えば、パルミトイル、カプロイル、ラウロイル、ミリストイルまたはステアロイルを形成してもよい。
親油性置換基は、本発明のペプチド阻害剤中の任意のアミノ酸側鎖に共役していてもよい。ある特定の実施形態では、アミノ酸側鎖は、スペーサーまたは親油性置換基とエステル、スルホニルエステル、チオエステル、アミドまたはスルホンアミドを形成するために、カルボキシ、ヒドロキシル、チオール、アミドまたはアミン基を含む。例えば、親油性置換基は、Asn、Asp、Glu、Gln、His、Lys、Arg、Ser、Thr、Tyr、Trp、CysまたはDbu、DprまたはOrnに共役していてもよい。ある特定の実施形態では、親油性置換基はLysに共役している。本明細書において提供される任意の式においてLysとして示されるアミノ酸は、例えば、親油性置換基が付加されるDbu、DprまたはOrnにより置き換えられてもよい。
ある特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、例えば、安定性を増進するため、透過性を増加させるため、または薬物様の特徴を増進するために、ペプチド内の1つまたはより多くのアミノ酸側鎖への化学的部分の共役を通じて修飾されていてもよい。例えば、リジンN(イプシロン)のN(イプシロン)、アスパラギン酸のβ-カルボキシル、またはグルタミン酸のγ-カルボキシルは適切に官能基化されてもよい。そのため、修飾されたペプチドを製造するために、ペプチド内のアミノ酸は適切に修飾されてもよい。さらに、一部の事例では、側鎖は、トリフルオロペンチル、アセチル、オクテニル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、パルミチル、トリフルオロメチル酪酸、シクロペンタンカルボン酸、シクロプロピル酢酸、4-フルオロ安息香酸、4-フルオロフェニル酢酸、3-フェニルプロピオン酸、テトラヒドロ-2H-ピラン-4カルボン酸、コハク酸 グルタル酸または胆汁酸からなる群から選択されるアシル化性有機化合物でアシル化されている。当業者は、例えば、PEG4、isogluおよびその組合せといった一連のコンジュゲートを連結できることを理解する。当業者は、ペプチドとのアミノ酸を等配電子的に置き換えることができること、例えば、LysをDap、Dab、α-MeLysまたはOrnに置き換えてもよいことを理解する。ペプチド内の修飾された残基の例は表7に示される。
本発明のさらなる実施形態では、代替的または追加的に、本発明のペプチド阻害剤中の1つまたはより多くのアミノ酸残基の側鎖は、例えば、溶解性および/またはインビボ(例えば、血漿中)での半減期および/またはバイオアベイラビリティを増加させるために、ポリマー部分に共役している。そのような修飾はまた、治療用タンパク質およびペプチドのクリアランス(例えば、腎臓クリアランス)を低減することが公知である。
本明細書において使用される場合、「ポリエチレングリコール」または「PEG」は、一般式H-(O-CH2-CH2)n-OHのポリエーテル化合物である。PEGはポリエチレンオキシド(PEO)またはポリオキシエチレン(POE)としても公知であり、分子量に依存してPEO、PEE、またはPOGは、本明細書において使用される場合、エチレンオキシドのオリゴマーまたはポリマーを指す。3つの名称は化学的に同義であるが、PEGは20,000Daより低い分子量を有するオリゴマーおよびポリマー、PEOは20,000Daより高い分子量を有するポリマー、POEは任意の分子量のポリマーを指す傾向がある。PEGおよびPEOは、分子量に依存して、液体または低融解性固体である。本開示を通じて、3つの名称は区別されずに使用される。PEGはエチレンオキシドの重合により調製され、300Da~10,000,000Daの広範囲の分子量にわたり商業的に入手可能である。異なる分子量を有するPEGおよびPEOは異なる応用において用途を有し、鎖長効果に起因して異なる物理的特性(例えば、粘性)を有するが、それらの化学的特性はほぼ同一である。ポリマー部分は、好ましくは、水溶性(両親媒性または親水性)、非毒性、かつ薬学的に不活性である。好適なポリマー部分は、ポリエチレングリコール(PEG)、PEGのホモもしくはコポリマー、PEGのモノメチル置換ポリマー(mPEG)、またはポリオキシエチレングリセロール(POG)を含む。例えば、Int.J.Hematology 68:1 (1998);Bioconjugate Chem.6:150 (1995);およびCrit.Rev.Therap.Drug Carrier Sys.9:249 (1992)を参照。半減期延長の目的のために調製されるPEGもまた包含され、例えば、モノ活性化されたアルコキシ末端ポリアルキレンオキシド(POA’s)、例えば、モノメトキシ末端ポリエチレングリコール(polyethyelene glycols)(mPEG’s)、ビス活性化されたポリエチレンオキシド(グリコール)または他のPEG誘導体もまた想定される。好適なポリマーは、約200Da~約40,000Daの範囲内の重量で実質的に変動し、または約200Da~約60,000Daが本発明の目的のために通常選択される。ある特定の実施形態では、200~2,000または200~500の分子量を有するPEGが使用される。重合プロセスのために使用される開始剤に依存して異なる形態のPEGが使用されてもよく、一般的な一般的な開始剤は、単官能性メチルエーテルPEG、またはmPEGと略記されるメトキシポリ(エチレングリコール)である。
より低分子量のPEGもまた、単分散、均一、または離散的と称される純粋なオリゴマーとして利用可能である。これらは本発明のある特定の実施形態において使用される。
異なる幾何学形状を有するPEGもまた利用可能であり、分岐PEGは、中心コア基から発出した3~10個のPEG鎖を有し、星形PEGは、中心コア基から発出した10~100個のPEG鎖を有し、櫛形PEGは、ポリマー骨格に通常グラフトされた複数のPEG鎖を有する。PEGはまた、直鎖状であることができる。多くの場合にPEGの名称中に含まれる数は平均分子量を指し示し、(例えば、n=9を伴うPEG)は、約400ダルトンの平均分子量を有し、PEG400と標識される。
本明細書において使用される場合、「PEG化」は、PEG構造を本発明のペプチド阻害剤に共有結合的にカップリングさせる行為であり、該ペプチド阻害剤はその後に「PEG化されたペプチド阻害剤」と称される。ある特定の実施形態では、PEG化された側鎖のPEGは、約200~約40,000の分子量を有するPEGである。一部の実施形態では、式I、式I’、または式I’’のペプチドのスペーサーはPEG化される。ある特定の実施形態では、PEG化されたスペーサーのPEGは、PEG3、PEG4、PEG5、PEG6、PEG7、PEG8、PEG9、PEG10、またはPEG11である。ある特定の実施形態では、PEG化されたスペーサーのPEGは、PEG3またはPEG8である。
他の好適なポリマー部分としては、ポリアミノ酸、例えば、ポリリジン、ポリアスパラギン酸およびポリグルタミン酸が挙げられる(例えば、Gombotz,et al.(1995),Bioconjugate Chem.,vol.6:332-351; Hudecz,et al.(1992),Bioconjugate Chem.,vol.3,49-57およびTsukada,et al.(1984),J.Natl.Cancer Inst.,vol.73,:721-729を参照。ポリマー部分は直鎖状または分岐鎖状であってもよい。一部の実施形態では、それは、500~40,000Da、例えば、500~10,000Da、1000~5000Da、10,000~20,000Da、または20,000~40,000Daの分子量を有する。
一部の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は2つまたはより多くのそのようなポリマー部分を含んでもよく、その場合、全てのそのような部分の総分子量は、一般に、上記に提供される範囲内に入る。
一部の実施形態では、ポリマー部分は、アミノ酸側鎖のアミノ、カルボキシルまたはチオール基に(共有結合連結により)カップリングしている。ある特定の例は、Cys残基のチオール基およびLys残基のイプシロンアミノ基であり、AspおよびGlu残基のカルボキシル基もまた関与し得る。
当業者は、カップリング反応を行うために使用することができる好適な技術をよく認識している。例えば、メトキシ基を持つPEG部分は、Nektar Therapeutics ALから商業的に入手可能な試薬を使用してマレイミド連結によりCysチオール基にカップリングさせることができる。好適な化学の詳細について、WO2008/101017、および上記において参照される参考文献も参照。マレイミド官能化PEGはまた、Cys残基の側鎖スルフヒドリル基に共役されてもよい。
本明細書において使用される場合、ジスルフィド結合の酸化は、単一のステップ内で起こることができ、または2ステップのプロセスである。本明細書において使用される場合、単一の酸化ステップのために、トリチル保護基が多くの場合に集合の間に用いられて切断の間の脱保護を可能とし、続いて溶液酸化が行われる。第2のジスルフィド結合が必要とされる場合、自然または選択的酸化のオプションがある。直交保護基を必要とする選択的酸化のために、Acmおよびトリチルがシステイン用の保護基として使用される。切断は、システインの1つの保護性ペアの除去を結果としてもたらしてこのペアの酸化を可能とする。システイン保護Acm基の第2の酸化的脱保護ステップが次に行われる。自然酸化のために、トリチル保護基が全てのシステインのために使用されて、ペプチドの天然のフォールディングを可能とする。当業者は、酸化ステップを行うために使用することができる好適な技術をよく認識している。
ポリ(エチレン)グリコールを含む、いくつかの化学的部分は、20個の天然に存在するアミノ酸中に存在する官能基、例えば、リジンアミノ酸残基中のイプシロンアミノ基、システインアミノ酸残基、または他の求核性アミノ酸側鎖中に存在するチオールなどと反応する。複数の天然に存在するアミノ酸がペプチド阻害剤中で反応する場合、これらの非特異的な化学反応は、ペプチド阻害剤内の異なる位置において1つまたはより多くのポリ(エチレン)グリコール鎖に共役したペプチドの多くの異性体を含有する最終のペプチド阻害剤を結果としてもたらす。
本発明のある特定の実施形態の1つの利点としては、ペプチド阻害剤中に存在する天然に存在するアミノ酸と非反応性の化学によって活性化PEGと反応する特有の官能基を持つ1つまたはより多くの非天然アミノ酸を組み込むことにより1つまたはより多くの化学的部分(例えば、PEG)を付加する能力が挙げられる。例えば、アジドおよびアルキン基は、タンパク質中の全ての天然に存在する官能基と非反応性である。そのため、非天然アミノ酸は、望ましくない非特異的な反応なしでPEGまたは別の修飾が所望されるペプチド阻害剤中の1つまたはより多くの特定の部位において組み込まれてもよい。ある特定の実施形態では、反応に関与する具体的な化学は、PEG鎖とペプチド阻害剤との間の安定な共有結合連結を結果としてもたらす。追加的に、そのような反応は、ほとんどのペプチドに対して損傷的でない穏やかな水性条件中で行われてもよい。ある特定の実施形態では、非天然アミノ酸残基はAHAである。
天然アミノ酸に取り付けられる化学的部分は、数および範囲において限定される。対照的に、非天然アミノ酸に取り付けられる化学的部分は、化学的部分を標的分子に取り付けるための顕著により広範な有用な化学を利用することができる。非天然アミノ酸、例えば、化学的部分を取り付けることができる反応性部位または側鎖を含有する非天然アミノ酸、例えば、アルデヒドまたはケト誘導体化アミノ酸を含む任意のタンパク質(またはその部分)を含む、本質的に任意の標的分子は、化学的部分を取り付けるための基質として働くことができる。
多数の化学的部分は、当該技術分野における様々な公知の方法を通じて具体的な分子に接合または連結させることができる。様々なそのような方法は、米国特許第8,568,706号明細書に記載されている。実例として、アジド部分は、PEGまたは本明細書に記載のその他などの化学的部分の共役において有用であり得る。アジド部分は反応性官能基として働き、ほとんどの天然に存在する化合物中に存在しない(そのため、天然に存在する化合物の天然アミノ酸と非反応性である)。アジドはまた、限られた数の反応パートナーと選択的なライゲーションを起こし、アジドは小さく、かつ顕著に分子サイズを変更することなく生物学的試料に導入することができる。アジドの分子への組込みまたは導入を可能とする1つの反応は、アジドの銅媒介性ヒュスゲン[3+2]付加環化である。この反応は、ペプチド阻害剤の選択的なPEGのために使用することができる。(Tornoe et al.,J.Org.Chem.67:3057,2002; Rostovtsev et al.,Angew.Chem.,Int.Ed.41:596,2002;およびWang et al.,J.Am.Chem.Soc.125:3192,2003,Speers et al.,J.Am.Chem.Soc.,2003,125,4686)。
ペプチド阻害剤の合成
本発明のペプチド阻害剤は、当業者に公知の多くの技術により合成することができる。ある特定の実施形態では、単量体サブユニットは、付随する実施例に記載の技術を使用して合成、精製、および二量体化される。ある特定の実施形態では、本発明は、式I、IIまたは本明細書中の表のいずれかに示される任意のアミノ酸配列が挙げられるがそれに限定されない本明細書に記載のアミノ酸配列を有するペプチドを含む、からなる、またはから本質的になるペプチドを化学的に合成することを含む、本発明のペプチド阻害剤(またはその単量体サブユニット)を製造する方法を提供する。他の実施形態では、ペプチドは、化学的に合成される代わりに、組換えにより合成される。ある特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は二量体であり、かつ方法は、ペプチド二量体阻害剤の両方の単量体サブユニットを合成すること(synthezing)および次に2つの単量体サブユニットを二量体化させてペプチド二量体阻害剤を製造することを含む。様々な実施形態では、二量体化は、本明細書に記載の様々な方法のいずれかを介して達成される。具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤(またはその単量体サブユニット)を製造する方法は、ペプチド阻害剤(またはその単量体サブユニット)をその合成後に環化させることをさらに含む。具体的な実施形態では、環化は、本明細書に記載の様々な方法のいずれかを介して達成される。ある特定の実施形態では、本発明は、式(I)~(IX)、付随する実施例または表のいずれかに示される任意のアミノ酸配列が挙げられるがそれに限定されない本明細書に記載のアミノ酸配列を有するペプチドを含む、からなる、またはから本質的になるペプチド内の2つのアミノ酸残基の間に分子内結合、例えば、ジスルフィド、アミド、またはチオエーテル結合を導入することを含む、本発明のペプチド阻害剤(またはその単量体サブユニット)を製造する方法を提供する。
関連する実施形態では、本発明は、式(I)~(IX)、または付随する実施例もしくは表のいずれか1つに示される配列を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含む。
追加的に、本発明は、本発明のポリヌクレオチドを含むベクター、例えば、発現ベクターを含む。
治療方法
ある特定の実施形態では、本発明は、IL-23を本発明のペプチド阻害剤と接触させることを含む、IL-23の細胞上のIL-23Rへの結合を阻害する方法を含む。ある特定の実施形態では、細胞は哺乳動物細胞である。具体的な実施形態では、方法はインビトロまたはインビボで行われる。結合の阻害は、当該技術分野において公知の様々なルーチンの実験方法およびアッセイにより決定されてもよい。
ある特定の実施形態では、本発明は、IL-23を本発明のペプチド阻害剤と接触させることを含む、細胞によるIL-23シグナル伝達を阻害する方法を含む。ある特定の実施形態では、細胞は哺乳動物細胞である。具体的な実施形態では、方法はインビトロまたはインビボで行われる。具体的な実施形態では、IL-23シグナル伝達の阻害は、細胞中のホスホ-STAT3レベルの変化を測定することにより決定されてもよい。
一部の実施形態では、本発明は、対象に本発明のペプチド阻害剤を投与することを含む、IL-21またはIL-23R(例えば、IL-23/IL-23Rシグナル伝達経路の活性化)と関連付けられる状態または適応症を罹患した対象を治療する方法を提供する。一実施形態では、個体に対象においてIL-23のIL-23Rへの結合を(部分的または完全に)阻害するために十分な量の本発明のペプチド阻害剤を投与することを含む、不適切な、脱調節された、または増加したIL-23またはIL-23Rの活性またはシグナル伝達により特徴付けられる状態または適応症を罹患した対象を治療する方法が提供される。具体的な実施形態では、IL-23RへのIL-23の結合の阻害は、対象の具体的な臓器または組織、例えば、胃、小腸、大腸/結腸、腸粘膜、粘膜固有層、パイエル板、腸間膜リンパ節、またはリンパ管において起こる。
一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明のペプチド阻害剤をそれを必要とする対象に提供することを含む。具体的な実施形態では、それを必要とする対象は、IL-23/IL-23Rと関連付けられる疾患または障害を有すると診断された、またはそれを発症するリスクがあると決定された者である。具体的な実施形態では、対象は哺乳動物である。
ある特定の実施形態では、疾患または障害は、自己免疫性炎症ならびに関連する疾患および障害、例えば、多発性硬化症、喘息、関節リウマチ、炎症性腸疾患(IBD)、若年IBD、思春期IBD、クローン病、サルコイドーシス、全身性ループスエリテマトーデス、強直性脊椎炎(体軸性脊椎関節炎)、乾癬性関節炎、または乾癬である。具体的な実施形態では、疾患または障害は、乾癬(例えば、プラーク乾癬、滴状乾癬、逆性乾癬、膿疱性乾癬、掌蹠膿疱症、尋常性乾癬、または乾癬性紅皮症)、アトピー性皮膚炎、異所性ざ瘡(acne ectopica)、潰瘍性大腸炎、クローン病、セリアック病(非熱帯性スプルー)、血清反応陰性関節症と関連付けられる腸疾患、顕微鏡的大腸炎、膠原性大腸炎、好酸球性胃腸炎/食道炎、放射線または化学療法と関連付けられる大腸炎、白血球接着不全症1型におけるような自然免疫の障害と関連付けられる大腸炎、慢性肉芽腫性疾患、グリコーゲン貯蔵病1b型、ヘルマンスキー-パドラック症候群、チェディアック-東症候群、ウィスコット-オルドリッチ症候群、回腸嚢炎、直腸結腸切除術および回腸肛門吻合術後に結果として生じた回腸嚢炎、胃腸がん、膵炎、インスリン依存性糖尿病、乳腺炎、胆嚢炎、胆管炎、原発性胆汁性胆管炎、ウイルス関連腸疾患、胆管周囲炎、慢性気管支炎、慢性副鼻腔炎、喘息、ぶどう膜炎、または移植片対宿主病である。
ある特定の関連する実施形態では、本発明は、対象に本発明のペプチド阻害剤を提供することを含む、それを必要とする対象においてIL-23またはIL-23Rシグナル伝達(またはIL-23のIL-23Rへの結合)を選択的に阻害する方法を提供する。具体的な実施形態では、本発明は、対象に経口投与により本発明のペプチド阻害剤を提供することを含む、それを必要とする対象のGI管においてIL-23またはIL-23Rシグナル伝達(またはIL-23のIL-23Rへの結合)を選択的に阻害する方法を含む。具体的な実施形態では、GI組織(例えば、小腸または結腸)における投与されたペプチド阻害剤の曝露は、血液中の曝露より少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも50倍、または少なくとも100倍高い。具体的な実施形態では、本発明は、対象にペプチド阻害剤を提供することを含む、それを必要とする対象のGI管においてIL23またはIL23Rシグナル伝達(またはIL23のIL23Rへの結合)を選択的に阻害する方法であって、ペプチド阻害剤が、IL-6とIL-6Rとの相互作用を遮断せずかつIL-12シグナル伝達経路をアンタゴナイズしない、方法を含む。さらなる関連する実施形態では、本発明は、それを必要とする対象に本発明のペプチド阻害剤を提供することを含む、GI炎症および/またはGIへの好中球浸潤を阻害する方法を含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明のペプチド阻害剤(すなわち、第1の治療剤)を第2の治療剤と組み合わせてそれを必要とする対象に提供することを含む。ある特定の実施形態では、第2の治療剤は、ペプチド阻害剤が対象に投与される前および/または同時および/または後に対象に提供される。具体的な実施形態では、第2の治療剤は抗炎症剤である。ある特定の実施形態では、第2の治療剤は、非ステロイド性抗炎症性薬物、ステロイド、または免疫調節剤である。別の実施形態では、方法は、対象に第3の治療剤を投与することを含む。ある特定の実施形態では、第2の治療剤は、IL-23またはIL-23Rに結合する抗体である。
具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤、またはペプチド阻害剤を含む医薬組成物は、持続放出マトリックス中に懸濁される。持続放出マトリックスは、本明細書において使用される場合、酵素もしくは酸-塩基加水分解によりまたは溶解により分解可能な材料、通常はポリマーから作られたマトリックスである。身体中に挿入されると、マトリックスは酵素および体液により作用される。持続放出マトリックスは、望ましくは、リポソーム、ポリラクチド(ポリ乳酸)、ポリグリコリド(グリコール酸のポリマー)、ポリラクチドco-グリコリド(乳酸とグリコール酸とのコポリマー) ポリ無水物、ポリ(オルト)エステル、ポリペプチド、ヒアルロン酸、コラーゲン、コンドロイチン硫酸塩、カルボン酸、脂肪酸、リン脂質、多糖、核酸、ポリアミノ酸、アミノ酸、例えば、フェニルアラニン、チロシン、イソロイシン、ポリヌクレオチド、ポリビニルプロピレン、ポリビニルピロリドンおよびシリコーンなどの生体適合性材料から選ばれる。生分解性マトリックスの一実施形態は、ポリラクチド、ポリグリコリド、またはポリラクチドco-グリコリド(乳酸とグリコール酸とのコポリマー)のいずれか1つのマトリックスである。
ある特定の実施形態では、本発明は、1つまたはより多くの本発明のペプチド阻害剤および薬学的に許容される担体、希釈剤または賦形剤を含む医薬組成物(pharmacetical compositions)を含む。薬学的に許容される担体、希釈剤または賦形剤は、任意の種類の非毒性の固体、半固体または液体の充填剤、希釈剤、被包性材料または配合助剤を指す。微生物の作用の予防は、様々な抗菌剤および抗真菌剤、例えば、パラベン、クロロブタノール、およびフェノール ソルビン酸などを含めることにより確実にされ得る。糖、および塩化ナトリウムなどの等張剤を含めることもまた望ましいことがある。
ある特定の実施形態では、組成物は、経口的に、非経口的に、嚢内に、膣内に、腹腔内に、直腸内に、外用で(粉末、軟膏、液滴、坐剤、もしくは経皮パッチによる)、吸入(例えば、鼻腔内スプレー)により、眼球に(例えば、眼内に)または頬側に投与される。「非経口」という用語は、本明細書において使用される場合、静脈内、筋肉内、腹腔内、胸骨内、皮下、皮内および関節内注射および注入を含む投与の様式を指す。よって、ある特定の実施形態では、組成物は、これらの投与経路のいずれかによる送達のために配合される。
ある特定の実施形態では、非経口注射用の医薬組成物は、使用の直前に無菌の注射可能な溶液または分散体中に再構成するための、薬学的に許容される無菌の水性または非水性の溶液、分散体、懸濁液またはエマルション、または無菌粉末を含む。好適な水性および非水性の担体、希釈剤、溶剤または溶媒の例としては、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレングリコール、およびポリエチレングリコールなど)、カルボキシメチルセルロースならびに好適なこれらの混合物、β-シクロデキストリン、植物油(例えば、オリーブ油)、ならびに注射可能な有機エステル、例えば、オレイン酸エチルが挙げられる。適切な流動性は、例えば、レシチンなどのコーティング材料の使用により、分散体の場合には必要とされる粒子サイズの維持により、および界面活性剤の使用により維持することができる。組成物はまた、防腐剤、湿潤剤、乳化剤、および分散剤などの佐剤を含有してもよい。注射可能な薬学的形態の持続吸収は、吸収を遅延させる剤、例えば、モノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンを含めることによりもたらされ得る。
注射可能なデポー形態としては、1つまたはより多くの生分解性ポリマー、例えば、ポリラクチド-ポリグリコリド、ポリ(オルトエステル)、ポリ(無水物)、および(ポリ)グリコール、例えば、PEG中にペプチド阻害剤のマイクロカプセルマトリックスを形成することにより作られるものが挙げられる。ペプチド対ポリマーの比および用いられる具体的なポリマーの性質に依存して、ペプチド阻害剤の放出速度を制御することができる。デポー注射可能な配合物はまた、身体組織と適合性のリポソームまたはマイクロエマルション中にペプチド阻害剤を封入することにより調製される。
注射可能な配合物は、例えば、細菌保持フィルターを通じて濾過により、または使用直前に無菌水もしくは他の無菌の注射可能な媒体中に溶解もしくは分散させることができる無菌の固体組成物の形態で滅菌剤を組み込むことにより滅菌されてもよい。
外用投与は、肺および目の表面を含む、皮膚または粘膜への投与を含む。吸入および鼻腔内用のものを含む、外用肺投与用の組成物は、水性および非水性配合物中の溶液および懸濁液を伴ってもよく、加圧または非加圧であってもよい乾燥粉末として調製することができる。非加圧粉末組成物において、活性成分は微細に分割された形態であってもよく、例えば、直径100マイクロメートルまでのサイズを有する粒子を含むより大きいサイズの薬学的に許容される不活性の担体と混合して使用されてもよい。好適な不活性の担体としては、ラクトースなどの糖が挙げられる。
代替的に、組成物は、加圧されかつ圧縮気体、例えば、窒素または液化された気体噴射剤を含有してもよい。液化された噴射剤媒体および実際に全組成物は、活性成分がいかなる実質的な程度までもその中に溶解しないようなものであってもよい。加圧された組成物はまた、表面活性剤、例えば、液体もしくは固体の非イオン性表面活性剤を含有してもよく、または固体の陰イオン性表面活性剤であってもよい。ナトリウム塩の形態の固体の陰イオン性表面活性剤を使用することが好ましい。
外用投与のさらなる形態は目へのものである。本発明のペプチド阻害剤は、例えば、前眼房、後眼房、硝子体、眼房水、硝子体液、角膜、虹彩/毛様体、レンズ、脈絡膜/網膜および強膜としての目の角膜および内部領域をペプチド阻害剤が透過することを可能とする十分な期間にわたりペプチド阻害剤が眼表面との接触状態を維持するように、薬学的に許容される眼科用溶媒中で送達されてもよい。薬学的に許容される眼科用溶媒は、例えば、軟膏、植物油または被包性材料であってもよい。代替的に、本発明のペプチド阻害剤は、硝子体および眼房水に直接的に注射されてもよい。
直腸または膣投与用の組成物としては坐剤が挙げられ、坐剤は、本発明のペプチド阻害剤(peptide inhibitorss)を好適な非刺激性賦形剤または担体、例えば、室温で固体であるが体温において液体であり、したがって直腸または膣腔中で融解して活性化合物を放出するココアバター、ポリエチレングリコールまたは坐剤ワックスと混合することにより調製されてもよい。
本発明のペプチド阻害剤はまた、リポソームまたは他の脂質ベースの担体中で投与されてもよい。当該技術分野において公知のように、リポソームは、一般に、リン脂質または他の脂質物質に由来する。リポソームは、水性媒体中に分散した単層または多層含水結晶により形成される。リポソームを形成することができる任意の非毒性の、生理学的に許容されかつ代謝可能な脂質を使用することができる。リポソーム形態の本発明の組成物は、本発明のペプチド阻害剤に加えて、安定化剤、防腐剤、および賦形剤などを含有することができる。ある特定の実施形態では、脂質はリン脂質を含み、リン脂質としては、天然および合成の両方の、ホスファチジルコリン(レシチン)およびセリンが挙げられる。リポソームを形成する方法は当該技術分野において公知である。
非経口投与のために好適な本発明において使用される医薬組成物は、一般に塩化ナトリウム、グリセリン、グルコース、マンニトール、およびソルビトールなどを使用して、レシピエントの血液と等張とされたペプチド阻害剤(peptide inhibitos)の無菌水性溶液および/または懸濁液を含んでもよい。
一部の態様では、本発明は、経口送達用の医薬組成物を提供する。本発明の組成物およびペプチド阻害剤は、本明細書に記載の任意の方法、技術、および/または送達溶媒にしたがって経口投与のために調製されてもよい。さらに、当業者は、本発明のペプチド阻害剤は、本明細書に開示されないが、当該技術分野において周知であり、かつペプチドの経口送達において使用するために適合性であるシステムまたは送達溶媒に改変されまたは組み込まれてもよいことを理解する。
ある特定の実施形態では、経口投与用の配合物は、腸壁の透過性を人工的に増加させるための佐剤(例えば、レゾルシノールおよび/もしくは非イオン性界面活性剤、例えば、ポリオキシエチレンオレイルエーテルおよびn-ヘキサデシルポリエチレンエーテル)、ならびに/または酵素分解を阻害するための酵素阻害剤(例えば、膵臓トリプシン阻害剤、ジイソプロピルフルオロホスフェート(DFF)もしくはトラジロール)を含んでもよい。ある特定の実施形態では、経口投与用の固体型投与形態のペプチド阻害剤は、少なくとも1つの添加物、例えば、スクロース、ラクトース、セルロース、マンニトール、トレハロース、ラフィノース、マルチトール、デキストラン、デンプン、寒天、アルギン酸塩、キチン、キトサン、ペクチン、トラガカントゴム、アラビアゴム、ゼラチン、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、合成もしくは半合成ポリマー、またはグリセリドと混合され得る。これらの投与形態はまた、他の種類の添加物、例えば、不活性の希釈剤、滑沢剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、パラベン、保存剤、例えば、ソルビン酸、アスコルビン酸、アルファ-トコフェロール、抗酸化剤、例えば、システイン、崩壊剤、結合剤、増粘剤、緩衝化剤、pH調整剤、甘味剤、香味剤または芳香剤を含有することができる。
具体的な実施形態では、本発明のペプチド阻害剤との使用のために適合性の経口投与形態または単位用量は、ペプチド阻害剤と非薬物成分または賦形剤との混合物の他に、成分またはパッケージングのいずれかとして考えることができる他の再使用不可能な材料を含んでもよい。経口組成物は、液体、固体、および半固体投与形態の少なくとも1つを含んでもよい。一部の実施形態では、有効量のペプチド阻害剤を含む経口投与形態であって、丸剤、錠剤、カプセル、ゲル、ペースト、飲料、シロップ、軟膏、および坐剤の少なくとも1つを含む、経口投与形態が提供される。一部の事例では、対象の小腸および/または結腸中でのペプチド阻害剤の遅延放出を達成するように設計および構成された経口投与形態が提供される。
一実施形態では、本発明のペプチド阻害剤を含む経口医薬組成物は、小腸中でのペプチド阻害剤の放出を遅延させるように設計された腸溶性コーティングを含む。少なくとも一部の実施形態では、遅延放出性医薬配合物中に本発明のペプチド阻害剤およびプロテアーゼ阻害剤、例えば、アプロチニンを含む、医薬組成物が提供される。一部の事例では、本発明の医薬組成物は、約5.0またはより高いpHにおいて胃液中で可溶性の腸溶性コートを含む。少なくとも1つの実施形態では、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース、酢酸フタル酸セルロースおよび酢酸トリメリット酸セルロースおよびセルロースの類似した誘導体ならびに他の炭水化物ポリマーを含む、セルロースの誘導体などの、解離可能なカルボキシ基を有するポリマーを含む腸溶性コーティングを含む医薬組成物が提供される。
一実施形態では、腸溶性コーティング中に本発明のペプチド阻害剤を含む医薬組成物であって、腸溶性コーティングが、医薬組成物を保護しかつ対象の下部胃腸系内で制御された方式で医薬組成物を放出するため、ならびに全身性の副作用を回避するために設計されている、医薬組成物が提供される。腸溶性コーティングに加えて、本発明のペプチド阻害剤は、任意の適合性の経口薬物送達システムまたは成分内に被包され、コーティングされ、エンゲージメントされまたは他に関連付けられていてもよい。例えば、一部の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、ポリマーハイドロゲル、ナノ粒子、マイクロスフェア、ミセル、および他の脂質システムの少なくとも1つを含む脂質担体システム中で提供される。
小腸中でのペプチド分解を克服するために、本発明の一部の実施形態は、本発明のペプチド阻害剤がその中に含有され、それにより、ハイドロゲルポリマーがペプチド阻害剤を小腸および/または結腸中でのタンパク質加水分解から保護する、ハイドロゲルポリマー担体システムを含む。本発明のペプチド阻害剤は、溶解速度論を増加させかつペプチドの腸吸収を増進するように設計された担体システムと適合性の使用のためにさらに配合されてもよい。これらの方法は、ペプチドのGI管透過を増加させるためのリポソーム、ミセルおよびナノ粒子の使用を含む。
経口送達用の医薬剤を提供するために様々な生体応答性システムもまた1つまたはより多くの本発明のペプチド阻害剤と組み合わせることができる。一部の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、経口投与用の治療剤を提供するために生体応答性システム、例えば、水素結合性の基を有するハイドロゲルおよび粘膜付着性ポリマー(例えば、PEG、ポリ(メタクリル)酸[PMAA]、セルロース、Eudragit(登録商標)、キトサンおよびアルギン酸塩)と組み合わせて使用される。他の実施形態としては、本明細書に開示されるペプチド阻害剤の薬物滞留時間を最適化しまたは長期化させる方法であって、ペプチド阻害剤表面の表面が、水素結合、ムチンが連結したポリマーまたは/および疎水性相互作用を通じて粘膜付着特性を含むように修飾される、方法が挙げられる。これらの修飾されたペプチド分子は、本発明の所望の特徴にしたがって、対象内での薬物滞留時間の増加を実証し得る。さらに、標的化された粘膜付着システムは、腸細胞およびM細胞表面において受容体に特異的に結合し、それにより、ペプチド阻害剤を含有する粒子の取込みをさらに増加させ得る。
他の実施形態は、本発明のペプチド阻害剤の経口送達のための方法であって、傍細胞または経細胞透過を増加させることにより腸粘膜を越えるペプチドの輸送を促進する透過増進剤と組み合わせてペプチド阻害剤が対象に提供される、方法を含む。治療剤の経口送達のための様々な透過増進剤および方法は、Brayden,D.J.,Mrsny,R.J.,2011.Oral peptide delivery:prioritizing the leading technologies.Ther.Delivery 2(12),1567-1573に記載されている。
ある特定の実施形態では、本発明の医薬組成物および配合物は、本発明のペプチド阻害剤および1つまたはより多くの透過増進剤を含む。吸収促進剤の例としては、例えば、胆汁酸塩、脂肪酸、界面活性剤(陰イオン性、陽イオン性、および非イオン性)キレーター、Zonular OT、エステル、シクロデキストリン、硫酸デキストラン、アゾン(azone)、クラウンエーテル、EDTA、スクロースエステル、およびホスファチジルコリン(phosphotidyl choline)を挙げることができる。吸収促進剤は典型的には担体それ自体ではないが、それらはまた、腸粘膜を越えてペプチドおよびタンパク質を輸送することにより経口バイオアベイラビリティを向上させるために他の担体と広く関連付けられている。そのような物質は、賦形剤として配合物に加えられ、または意図されるペプチド阻害剤との非特異的相互作用を形成するために組み込まれ得る。
タイトジャンクション透過を増進するものとしておよび一般に安全と認識されている(Generally Recognized As Safe)(GRAS)ものとして肯定されている食物性成分および/または他の天然に存在する物質としては、例えば、アシルグリセリド(asglycerides)、アシルカルニチン、胆汁酸塩、および中鎖脂肪酸が挙げられる。中鎖脂肪酸(MCFAS)のナトリウム塩もまた透過増進剤であることが示唆された。最も大規模に研究されているMCFASは、乳脂肪画分中の脂肪酸の2~3%を構成するカプリン酸の塩であるカプリン酸ナトリウムである。現在までに、カプリン酸ナトリウムは主に、直腸アンピシリン吸収を向上させるための坐剤配合物(Doktacillin(商標))中の賦形剤として使用されている。別の食物性MCFAS、カプリル酸ナトリウム(8炭素)の透過特性は、カプリン酸ナトリウムと比較した場合により低いことがインビトロで示された。カプリル酸ナトリウムおよびペプチド性薬物は、透過性を増進する油性懸濁液(OS)を生成するために油中で他の賦形剤との混合状態で配合された(Tuvia,S.et al.,Pharmaceutical Research,Vol.31,No.8,pp.2010-2021(2014)。
例えば、一実施形態では、透過増進剤はペプチド阻害剤と組み合わせられ、透過増進剤は、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸、胆汁酸塩、両親媒性界面活性剤、およびキレート剤の少なくとも1つを含む。ある特定の実施形態では、中鎖脂肪酸塩は、腸上皮の傍細胞透過性を増加させることにより吸収を促進する。一実施形態では、本発明のペプチド阻害剤との弱い非共有会合を形成するためにN-[ヒドロキシベンゾイル)アミノ]カプリル酸ナトリウムを含む透過増進剤が使用され、該透過増進剤は、膜輸送、および血液循環に達した際のさらなる解離に有利に働く。別の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤はオリゴアルギニンに共役しており、それにより、様々な細胞種中へのペプチドの細胞透過が増加する。さらに、少なくとも1つの実施形態では、本発明のペプチド阻害剤(peptide inhibibitor)とシクロデキストリン(CD)およびデンドリマーからなる群から選択される透過増進剤との間に非共有結合が提供され、透過増進剤は、ペプチド凝集を低減し、ペプチド阻害剤分子の安定性および溶解性を増加させる。
ある特定の実施形態では、医薬組成物または配合物は、本発明のペプチド阻害剤および一時的透過性増進剤(transient permeability enhancer)(TPE)を含む。透過増進剤およびTPEは、経口的にバイオアベイラビリティまたはペプチド阻害剤を増加させるために使用されてもよい。使用することができるTPEの1つの例は、カプリル酸ナトリウム(sodioum caprylate)および治療剤を含有する粉末を分散させる油性懸濁液配合物である(Tuvia,S.et al.,Pharmaceutical Research,Vol.31,No.8,pp.2010-2021(2014)。
ある特定の実施形態では、医薬組成物および配合物は、本発明のペプチド阻害剤および1つまたはより多くの吸収促進剤、酵素阻害剤、または粘膜粘着性ポリマー(mucoso adhesive polymers)を含んでもよい。
具体的な実施形態では、本発明のペプチド阻害剤(peptide inhibors)は、配合物ビヒクル、例えば、エマルション、リポソーム、マイクロスフェアまたはナノ粒子などの中に配合される。
本発明の他の実施形態は、増加した半減期を有する本発明のペプチド阻害剤を用いて対象を治療する方法を提供する。一態様では、本発明は、治療有効量の1日毎(q.d.)または1日2回(b.i.d.)の投与のために十分な、インビトロまたはインビボ(例えば、ヒト対象に投与される場合)で少なくとも数時間~1日の半減期を有するペプチド阻害剤を提供する。別の実施形態では、ペプチド阻害剤は、1週毎(q.w.)の治療有効量の投与のために十分な3日またはより長い半減期を有する。さらに、別の実施形態では、ペプチド阻害剤は、2週に1回(b.i.w.)または1月毎の治療有効量の投与のために十分な8日またはより長い半減期を有する。別の実施形態では、ペプチド阻害剤は、非誘導体化または非修飾ペプチド阻害剤と比較した場合により長い半減期を有するように誘導体化または修飾されている。別の実施形態では、ペプチド阻害剤は、血清半減期を増加させるための1つまたはより多くの化学修飾を含有する。
本明細書に記載の治療または送達システムの少なくとも1つにおいて使用される場合、本発明のペプチド阻害剤は、純粋な形態において、またはそのような形態が存在する場合には薬学的に許容される塩の形態において用いられてもよい。
本発明のペプチド阻害剤および組成物の合計での1日当たりの用法は、妥当な医学的判断の範囲内で主治医により決められ得る。任意の具体的な対象のための特定の治療的に効果的な用量レベルは様々な要因に依存し、該要因としては、a)治療されている障害および障害の重篤度、b)用いられる特定の化合物の活性、c)用いられる特定の組成物、患者の年齢、体重、全般的健康状態、性別および食事、d)投与の時間、投与の経路、および用いられる特定のペプチド阻害剤の排出の速度、e)治療の継続期間、f)用いられる特定のペプチド阻害剤と組み合わせてまたは同時に使用される薬物、ならびに医療分野において周知の同様の要因が挙げられる。
具体的な(particlar)実施形態では、単一または分割用量においてヒトまたは他の哺乳動物宿主に投与される本発明のペプチド阻害剤の合計の1日当たりの用量は、例えば、1日当たり0.0001~300mg/kg体重または1日当たり1~300mg/kg体重の量であってもよい。
腸炎症の非侵襲的検出
本発明のペプチド阻害剤は、非侵襲的な診断手順の部分として、ペプチド阻害剤がキレーティング基または検出可能な標識で標識されるマイクロPETイメージングによる腸炎症の検出、評価および診断のために使用されてもよい。一実施形態では、ペプチド阻害剤は、二官能性キレーターと共役している。別の実施形態では、ペプチド阻害剤は放射性標識されている。標識されたペプチド阻害剤は次に、対象に経口的または直腸内に投与される。一実施形態では、標識されたペプチド阻害剤は飲料水に含められる。ペプチド阻害剤の摂取後、対象の腸および消化管(digestive track)を通じて炎症を可視化するためにマイクロPETイメージングが使用されてもよい。
置換トリプトファンの合成
7-メチルトリプトファンの合成
7-メチルトリプトファンは商用の供給元から購入した。追加的に(Additiaonally)、化合物は、以下に記載の方法の1つにしたがって合成することができる。
7-エチルトリプトファンの合成
スキーム1に描写される方法にしたがって7-エチルトリプトファンを合成した。
7-イソプロピルトリプトファン(7-ispropyl tryptophan)の合成
スキーム2に描写される方法にしたがって7-イソプロピルトリプトファンを合成した。
7-イソプロピル化合物のための手順:
鈴木カップリング:
密封したn-プロパノール中の3-(7-ブロモ-1H-インドール-3-イル)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸(S)-メチル(5.0g、12.6mmol)の溶液にイソプレニルトリフルオロホウ酸カリウム(Ptassium isoprenyltrifluoroborate)(2.2g、15.1mmol)を加え、窒素を用いてパージした。上記の混合物にトリエチルアミン(3.5mL、25.5mmol)、次に触媒[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタン(0.72g、0.88mmol)との複合体を加え、窒素を用いて10分間パージし、100℃に終夜加熱した。溶液を濃縮して残留物を得、それを酢酸エチル(150mL)に溶解し、水およびブラインを用いて洗浄した。有機層を濃縮し、粗生成物をフラッシュカラム(3.2g、71%)により精製して濃い泡状固体を得た。
移動水素化:
エタノール(40mL)中の2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-(7-(プロパ-1-エン-2-イル)-1H-インドール-3-イル)プロパン酸(S)-メチル(3.1g、8.6mmol)の溶液に10%のPd/C(100mg、50%湿潤触媒)を加え、次にギ酸アンモニウム(1.6g、25.3mmol)を加え、結果として得られた混合物を2hにわたり65~70℃に加熱した。反応混合物を濃縮し、残留物に水を加え、酢酸エチル(2×100mL)中に抽出した。水およびブラインを用いて有機層を洗浄し、濃縮した。得られた生成物(3.1g、定量的)をそのまま次の反応のために使用した。
加水分解:
THF/MeOH/水(4:1:1)中の2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-(7-イソプロピル-1H-インドール-3-イル)プロパン酸(S)-メチル(3.6g、10.0mmol)の溶液に水酸化リチウム(1.26g、30.0mmol)を加え、溶液を終夜撹拌した。溶液を濃縮して溶剤を除去し、水を用いて希釈し、10%の水性クエン酸を用いて酸性化させた。生成物を含有する水層を酢酸エチル(2×100mL)を用いて抽出した。水およびブラインを用いて有機層を洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、濃縮して所望の生成物(2.8g、94%)を濃い油として得た。粗生成物をさらなる精製なしで次のステップに用いた。
Boc脱保護:
ジクロロメタン(12mL)中の(S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-(7-イソプロピル-1H-インドール-3-イル)プロパン酸(2.8g、8.0mmol)の冷溶液にトリフルオロ酢酸(6mL)を加え、溶液を5h室温で撹拌した。溶液を乾燥状態まで蒸発させ、ジクロロメタン(10mL)中に再溶解させ、HCl/エーテルを用いて処理し、濃縮した。粗塩酸塩をMTBE(25mL)に懸濁し、30分間撹拌し、濾過してS)-2-アミノ-3-(7-イソプロピル-1H-インドール-3-イル)プロパン酸塩酸塩(1.3g、68%)のオフホワイト固体(吸湿性)を得た。
Fmoc保護:
THF/水(33mL:10mL)中の(S)-2-アミノ-3-(7-イソプロピル-1H-インドール-3-イル)プロパン酸塩酸塩(1.3g、4.6mmol)の溶液に重炭酸ナトリウム(1.55g、18.4mmol)、次にN-(9-フルオレニルメトキシカルボニルオキシ)スクシンイミド(1.55g、4.6mmol)を小分けで加えた。結果として得られた混合物を終夜撹拌し、濃縮してTHFを除去した。水を用いて残留物を希釈し、2N HClを用いて酸性化させ、酢酸エチル(2×75mL)を用いて抽出した。水およびブラインを用いて有機層を洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮して生成物を泡状低融解性固体(1.85g、86%)として得た。
追加の7-置換トリプトファンの合成
スキーム3に描写される方法にしたがって追加の7-置換トリプトファンを合成した、または合成することができる。
実施例1
ペプチド単量体の合成
Protein TechnologyのSymphonyマルチプルチャネル合成装置上でメリフィールド固相合成技術を使用して本発明のペプチド単量体を合成した。HBTU(O-ベンゾトリアゾール-N,N,N’,N’-テトラメチル-ウロニウム-ヘキサフルオロ-ホスフェート)、ジイソプロピルエチルアミン(DIEA)のカップリング条件を使用してペプチドを集合させた。一部のアミノ酸のカップリングのために、PyAOP(7-アザベンゾトリアゾール-1-イルオキシ)トリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(7-Azabenzotriazol-1-yloxy)tripyrrolidinophosponium hexafluorophosphate))およびDIEA条件を使用した。Rink Amide MBHA樹脂(100~200メッシュ、0.57mmol/g)をC末端アミドを有するペプチドのために使用し、N-α-Fmoc保護アミノ酸を有するプレロードしたWang樹脂をC末端の酸を有するペプチドのために使用した。カップリング試薬(予備混合したHBTUおよびDIEA)を100mmolの濃度において調製した。同様にアミノ酸溶液を100mmolの濃度において調製した。医療化学最適化および/またはファージディスプレイに基づいて本発明のペプチド阻害剤を同定し、優れた結合および/または阻害特性を有するものを同定するためにスクリーニングした。
集合
標準的なSymphonyプロトコールを使用してペプチドを集合させた。ペプチド配列を以下のように集合させた:各反応バイアル中の樹脂(250mg、0.14mmol)を4mlのDMFを用いて2回洗浄し、続いて2.5mlの20%の4-メチルピペリジン(Fmoc脱保護)を用いて10分間処理した。樹脂を次に濾過し、DMF(4ml)を用いて2回洗浄し、N-メチルピペリジン(N-methyl piperifine)を用いてさらに30分間再処理した。樹脂をDMF(4ml)を用いて3回再び洗浄し、続いて2.5mlのアミノ酸および2.5mlのHBTU-DIEA混合物を加えた。45分の頻繁な撹拌後、樹脂を濾過し、DMF(各4ml)を用いて3回洗浄した。本発明の典型的なペプチドについて、二重のカップリングを行った。カップリング反応の完了後、DMF(各4ml)を用いて樹脂を3回洗浄した後、次のアミノ酸のカップリングに進んだ。
オレフィンを形成するための閉環メタセシス
樹脂(100μmol)を2mlのDCM(3×1分)、次に2mlのDCE(3×1分)を用いて洗浄した後、DCE中のグラブスの第1世代触媒(4.94mg ml-1;樹脂置換に関して20mol%)の6mM溶液の2mlの溶液を用いて処理した。窒素下で溶液を終夜(12h)還流させた後、排液した。DMF(各4ml)、DCM(4ml)を用いて樹脂を3回洗浄した後、乾燥させ、切断した(cleavaed)。
切断
ペプチド集合の完了後、reagent K(82.5%のトリフルオロ酢酸(trigluoroacetic acid)、5%の水、5%のチオアニソール、5%のフェノール、2.5%の1,2-エタンジチオール)などの切断試薬を用いた処理により樹脂からペプチドを切断した。切断試薬は、樹脂からペプチドの他に、全ての残留する側鎖保護基を成功裏に切断することができた。
切断されたペプチドを冷ジエチルエーテル中に沈殿させ、続いてエチルエーテルを用いて2回洗浄した。濾液を注ぎ出し、冷エーテルの第2のアリコートを加え、手順を繰り返した。粗ペプチドをアセトニトリル:水(1%のTFAと共に7:3)の溶液に溶解し、濾過した。エレクトロスプレーイオン化質量分析(ESI-MS)(Micromass/Waters ZQ)を使用して直鎖状ペプチドの品質を次に検証した後、精製した。
酸化を介するジスルフィド結合形成
一般のFmoc-SPPS手順にしたがって遊離チオール(例えば、diPen)を含有するペプチドをRink Amide-MBHA樹脂上で集合させた。切断試薬90%のトリフルオロ酢酸、5%の水、2.5%の1,2-エタンジチオール、2.5%のトリ-イソプロピルシラン)を用いた処理により樹脂からペプチドを切断した。切断されたペプチドを冷ジエチルエーテル中に沈殿させ、続いてエチルエーテルを用いて2回洗浄した。濾液を注ぎ出し、冷エーテルの第2のアリコートを加え、手順を繰り返した。粗ペプチドをアセトニトリル:水(1%のTFAと共に7:3)の溶液に溶解し、濾過して求める酸化されていないペプチドの粗ペプチドを得た。
X4およびX9がCys、Pen、hCys、(D)Pen、(D)Cysまたは(D)hCysのいずれかを有する粗の切断されたペプチドを20mlの水:アセトニトリルに溶解した。黄色が持続するまで撹拌と共に酢酸中の飽和したヨウ素を次に滴下で加えた。溶液を15分間撹拌し、分析的HPLCおよびLCMSを用いて反応をモニターした。反応が完了した時に、溶液が透明になるまで固体アスコルビン酸を加えた。最初に水を用いて希釈することにより溶剤混合物を次に精製し、次に逆相HPLC装置にロードした(Luna C18サポート、10u、100A、移動相A:0.1%のTFAを含有する水、移動相B:0.1%のTFAを含有するアセトニトリル(ACN)、勾配は5%のBで開始し、15ml/分の流速で60分にわたり50%のBまで変化させた)。純粋な生成物を含有する画分を次に凍結乾燥機でフリーズドライした。
チオエーテル結合の形成
一般のFmoc-SPPS手順にしたがって遊離チオール(例えば、Cys)およびhSer(OTBDMS)を含有するペプチドをRink Amide-MBHA樹脂上で集合させた。DCM中のPPh(10当量)およびClCCN(10当量)を用いて樹脂を2h処理することにより塩素化を実行した。切断試薬90%のトリフルオロ酢酸、5%の水、2.5%の1,2-エタンジチオール、2.5%のトリ-イソプロピルシラン)を用いた処理により樹脂からペプチドを切断した。切断されたペプチドを冷ジエチルエーテル中に沈殿させ、続いてエチルエーテルを用いて2回洗浄した。濾液を注ぎ出し、冷エーテルの第2のアリコートを加え、手順を繰り返した。粗ペプチドをアセトニトリル:水(1%のTFAと共に7:3)の溶液に溶解し、濾過して求める環化していない粗ペプチドを得た。
X4およびX9位置またはX9およびX4位置のいずれかにおいて遊離チオール(例えば、Cys、Pen、hCys、(D)Pen、(D)Cysまたは(D)hCysおよびハロゲン化アルキル(hSer(Cl))を有する粗ペプチドを0.1 Mのトリス緩衝液(pH8.5)に溶解した。終夜RTにおいて環化を起こさせた。最初に水を用いて2倍に希釈することにより溶剤混合物を次に精製し、次に逆相HPLC装置にロードした(Luna C18サポート、10u、100A、移動相A:0.1%のTFAを含有する水、移動相B:0.1%のTFAを含有するアセトニトリル(ACN)、勾配は5%のBで開始し、15ml/分の流速で60分にわたり50%のBまで変化させた)。純粋な生成物を含有する画分を次に凍結乾燥機でフリーズドライした。
精製
Gemini C18カラム(4.6mm×250mm)(Phenomenex)で分析的逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を行った。Gemini 10μm C18カラム(22mm×250mm)(Phenomenex)またはJupiter 10μm、300A゜C18カラム(21.2mm×250mm)(Phenomenex)で半分取逆相HPLCを行った。1mL/分(分析)および15mL/分(分取)の流速において、緩衝液A中のB(移動相A:0.15%のTFAを含有する水、移動相B:0.1%のTFAを含有するアセトニトリル(ACN))の直線勾配を使用して分離を達成した。1mL/分(分析)および15mL/分(分取)の流速において、緩衝液A中のB(移動相A:0.15%のTFAを含有する水、移動相B:0.1%のTFAを含有するアセトニトリル(ACN))の直線勾配を使用して分離を達成した。
実施例1A
ペプチド単量体の追加の代表的な合成
CEM Liberty Blue(商標)マイクロ波ペプチド合成装置上で標準的なFmoc固相合成技術を使用して本発明のペプチド単量体を合成した。マイクロ波加熱と共にOxyma/DIC(シアノヒドロキシイミノ酢酸エチル/ジイソプロピルカルボジイミド)を使用してペプチドを集合させた。Rink Amide-MBHA樹脂(100~200メッシュ、0.66mmol/g)をC末端アミドを有するペプチドのために使用し、N-α-Fmoc保護アミノ酸を有するプレロードしたWang樹脂をC末端の酸を有するペプチドのために使用した。0.1MのDIEAを含むDMF中の1Mの溶液としてOxymaを調製した。DMF中の0.5Mの溶液としてDICを調製した。アミノ酸を200mMにおいて調製した。医薬品化学最適化および/またはファージディスプレイに基づいて本発明のペプチド阻害剤を同定し、優れた結合および/または阻害特性を有するものを同定するためにスクリーニングした。
集合
標準的なCEM Liberty Blue(商標)プロトコールを使用してペプチドを作製した。ペプチド配列を以下のように集合させた:樹脂(400mg、0.25mmol)を10mlの50/50のDMF/DCMに懸濁した。樹脂を次にマイクロ波キャビティ中の反応容器に移した。繰返しのFmoc脱保護およびOxyma/DICカップリングサイクルを使用してペプチドを集合させた。脱保護のために、DMF中の20%の4-メチルピペリジンを反応容器に加え、90℃に65秒間加熱した。脱保護溶液を排液し、DMFを用いて樹脂を3回洗浄した。ほとんどのアミノ酸について、5当量のアミノ酸、OxymaおよびDICを次に反応容器に加え、マイクロ波照射により混合反応液を90℃に4分間急速に加熱した。アルギニンおよびヒスチジン残基のために、10分間の75および50℃の各々の温度を使用するより穏やかな条件を使用してラセミ化を予防した。希少かつ高価なアミノ酸は、多くの場合に、1.5~2当量のみの試薬を使用して室温で終夜、手動でカップリングさせた。困難なカップリングは、多くの場合に、90℃で2×4分の二重のカップリングを行った。カップリング後にDMFを用いて樹脂を洗浄し、所望のペプチドの集合が完了するまで全サイクルを繰り返した。
オレフィンを形成するための閉環メタセシス
樹脂(100μmol)を2mlのDCM(3×1分)、次に2mlのDCE(3×1分)を用いて洗浄した後、DCE中のグラブス触媒(登録商標)第1世代(4.94mg ml-1;樹脂置換に関して20mol%)の6mM溶液の2mlの溶液を用いて処理した。窒素下で溶液を終夜(12h)還流させた後、排液した。DMF(各4ml)、DCM(4ml)を用いて樹脂を3回洗浄した後、乾燥させ、切断した。
切断
ペプチド集合の完了後、91:5:2:2のTFA/HO/TIPS/DODTの標準的な切断カクテルを用いた2時間の処理により樹脂からペプチドを次に切断した。1つより多くのArg(pbf)残基が存在する場合、切断をさらに1時間続けさせた。
切断されたペプチドを冷ジエチルエーテル中に沈殿させた。濾液をデカンテーションで除去し、冷エーテルの第2のアリコートを加え、手順を繰り返した。エレクトロスプレーイオン化質量分析(ESI-MS)(Waters(登録商標) Micromass(登録商標) ZQ(商標))を使用して直鎖状ペプチドの品質を次に検証した後、精製した。
酸化を介するジスルフィド結合形成
上記のように一般のFmoc固相合成、切断および単離にしたがって遊離チオール(例えば、diPen)を含有するペプチドをRink Amide-MBHA樹脂上で集合させた。
Cys、Pen、hCys、(D)Pen、(D)Cysまたは(D)hCysのいずれかを有する粗の切断されたチオール含有ペプチドを50/50のアセトニトリル/水に約2mg/mlで溶解した。黄色が持続するまで撹拌と共に酢酸中の飽和したヨウ素を次に滴下で加えた。溶液を数分間撹拌し、分析的HPLCおよびLCMSを用いて反応をモニターした。反応が完了した時に、溶液が透明になるまで固体アスコルビン酸を加えた。最初に水を用いて希釈することにより溶剤混合物を次に精製し、次に逆相HPLCカラムにロードした(Luna(登録商標) C18サポート、10u、100A、移動相A:0.1%のTFAを含有する水、移動相B:0.1%のTFAを含有するアセトニトリル(ACN)、勾配は15%のBで開始し、15ml/分の流速で60分にわたり50%のBまで変化させた)。純粋な生成物を含有する画分を次に凍結乾燥機でフリーズドライした。
チオエーテル結合の形成
一般のFmoc-SPPS手順にしたがって遊離チオール(例えば、Cys)およびhSer(OTBDMS)を含有するペプチドをRink Amide-MBHA樹脂上で集合させた。ピネン(0.875M)およびチオアニソール(0.375M)スカベンジャーを含むジクロロトリフェニルホスホラン(5当量、0.5M)を室温で2時間用いて樹脂を処理することにより塩素化を実行した。上記のようにクロロ-ペプチドを樹脂から切断し、沈殿させた。
遊離チオール(例えば、Cys、Pen、hCys、(D)Pen、(D)Cysまたは(D)hCysおよびハロゲン化アルキル(hSer(Cl))を有する粗ペプチドを1:1のACN/水に溶解し、1体積の0.2Mのトリス緩衝液(pH8.4)を用いて希釈した。環化を室温で終夜行った。最初に水を用いて1x希釈することにより反応混合物を次に精製し、次に逆相HPLCカラムにロードした(Luna(登録商標) C18サポート、10u、100A、移動相A:0.1%のTFAを含有する水、移動相B:0.1%のTFAを含有するアセトニトリル(ACN)、勾配は15%のBで開始し、20ml/分の流速で60分にわたり50%のBまで変化させた)。RPHPLCにより決定した純粋な生成物を含有する画分を次に凍結乾燥器でフリーズドライした。
精製
Gemini(登録商標) C18カラム(4.6mm×250mm)(Phenomenex)で分析的逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を行った。Gemini(登録商標) 10μm C18カラム(22mm×250mm)(Phenomenex)またはJupiter(登録商標) 10μm、300A゜C18カラム(21.2mm×250mm)(Phenomenex)で半分取逆相HPLCを行った。1mL/分(分析)および20mL/分(分取)の流速において、緩衝液A中のB(移動相A:0.15%のTFAを含有する水、移動相B:0.1%のTFAを含有するアセトニトリル(ACN))の直線勾配を使用して分離を達成した。
実施例1B
ペプチド単量体の追加の代表的な合成
ペプチドAc-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-NH(配列番号252)(ペプチド#252)の合成
ペプチド#252の酢酸塩を6.66mmolのスケールで合成した。完了時、3.24gの97%の純粋なペプチド#252が白色粉末として単離され、約25%の全体収率を表した。
標準的なFMOC保護合成条件を使用してRink Amide MBHA樹脂上にペプチド#252のペプチドを構築した。構築されたペプチドを強酸を用いた切断により樹脂および保護基から単離し、続いて沈殿させた。粗沈殿物を次にRP-HPLCにより精製および対イオン交換した。純粋な画分の凍結乾燥により最終生成物ペプチド#252が得られた。
樹脂の膨潤:10gのRink Amide MBHA固相樹脂(0.66mmol/gのローディング)をフィルターフリット、すりガラスジョイントおよび真空サイドアームを有する250mlのペプチド容器に移した。DMFを用いて樹脂を3回洗浄した。
ステップ1:FMOC-d-Lys(Boc)-OHのカップリング:2樹脂ベッド体積のDMF中の20%の4-メチルピペリジンを膨潤した樹脂に加え、3~5分間振盪した後に排液し、第2の、2樹脂ベッド体積の4-メチルピペリジン溶液を加え、さらに20~30分間振盪することによりFMOC基の脱保護を実現した。脱保護の後、振盪と共にDMFで樹脂を3回洗浄した。FMOC-d-Lys(boc)-OH(3当量、9.3g)をOxyma(4.5当量、4.22g)と共に100mlのDMFに溶解した。DIC(3.9当量、4ml)の添加および15分間の振盪により酸の予備活性化を達成した後、脱保護された樹脂に加えた。約15分のカップリング後にDICの追加のアリコート(2.6当量、2.65ml)を加えた。比色カイザー試験によりカップリング反応の進行をモニターした。反応が完了したと判断されたら、振盪と共に3×DMFで樹脂を洗浄した後、次の脱保護/カップリングサイクルを開始した。
ステップ2:FMOC-Asn(Trt)-OHのカップリング:2つの逐次的な、2樹脂ベッド体積の20%の4-メチル-ピペリジン/DMFを、1回は3~5分および1回は20~30分で加え、処理の間に排液することによりFMOC脱保護を再び達成した。樹脂を次に3回洗浄した後に、保護されたアスパラギンをカップリングした。FMOC-Asn(Trt)-OH(3当量、11.8g)をOxyma(4.5当量、4.22g)と共にDMFに溶解した。DIC(3.9当量、4ml)を用いた15分間の予備活性化を行った後、d-Lys-Rink-Amide樹脂に加えた。15分後、DICの追加のアリコート(2.6当量、2.65ml)を反応液に加えた。カイザー試験による決定で反応が完了したら、DMFを用いて樹脂を再び3回洗浄した後、次の脱保護/カップリングサイクルを開始した。
ステップ3:FMOC-Lys(Ac)-OHのカップリング:以前に記載したように樹脂結合アスパラギンのN末端からFMOCを除去し、樹脂を洗浄した。FMOC-Lys(Ac)-OH(2当量、5.42g)をOxyma(3当量、2.81g)と共に100mlのDMFに溶解した。DIC(2.6当量、2.65ml)を酸の予備活性化のために約15分間加えた後、Asn-dLys-Rink-Amide樹脂に加えた。約15分後、DICの追加のアリコート(1.4当量、1.43ml)を反応液に加えた。カイザー試験による決定で反応が完了したら、DMFを用いて樹脂を再び3回洗浄した後、次の脱保護/カップリングサイクルを開始した。
ステップ4:FMOC-α-Me-Lys(Boc)-OHのカップリング:以前に記載したように樹脂結合アセチルリジンのN末端からFMOCを除去し、樹脂を洗浄した。FMOC-α-Me-Lys(Boc)-OH(2当量、6.27g)をOxyma(3当量、2.81g)と共に100mlのDMFに溶解した。DIC(2.6当量、2.65ml)を酸の予備活性化のために約15分加えた後、Lys(Ac)-Asn-dLys-Rink-Amide樹脂に加えた。約15分後、DICの追加のアリコート(1.4当量、1.43ml)を反応液に加えた。カイザー試験による決定で反応が完了したら、DMFを用いて樹脂を再び3回洗浄した後、次の脱保護/カップリングサイクルを開始した。
ステップ5:FMOC-L-Ala(2-ナフチル)-OHのカップリング:以前に記載したように樹脂結合ペプチドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を洗浄した。FMOC-L-Ala(2-ナフチル)-OH(3当量、8.66g)をOxyma(4.5当量、4.22g)と共に100mlのDMFに溶解した。DIC(3.9当量、4ml)を酸の予備活性化のために約15分加えた後、αMeLys-Lys(Ac)-Asn-dLys-Rink-Amide樹脂に加えた。約15分後、DICの追加のアリコート(2.6当量、2.65ml)を反応液に加えた。カイザー試験による決定で反応が完了したら、DMFを用いて樹脂を再び3回洗浄した後、次の脱保護/カップリングサイクルを開始した。
ステップ6:FMOC-4-[2-(boc-アミノ-エトキシ)]-L-フェニルアラニンのカップリング:以前に記載したように樹脂結合ペプチドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を洗浄した。FMOC-4-[2-(boc-アミノ-エトキシ)]-L-フェニルアラニン(3当量、10.8g)をOxyma(4.5当量、4.22g)と共に100mlのDMFに溶解した。DIC(3.9当量、4ml)を酸の予備活性化のために約15分加えた後、2Nal-αMeLys-Lys(Ac)-Asn-dLys-Rink-Amide樹脂に加えた。約15分後、DICの追加のアリコート(2.6当量、2.65ml)を反応液に加えた。カイザー試験による決定で反応が完了したら、DMFを用いて樹脂を再び3回洗浄した後、次の脱保護/カップリングサイクルを開始した。
ステップ7:FMOC-L-Pen(Trt)-OHのカップリング:以前に記載したように樹脂結合ペプチドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を洗浄した。FMOC-L-Pen(Trt)-OH(3当量、12.14g)をOxyma(4.5当量、4.22g)と共に100mlのDMFに溶解した。DIC(3.9当量、4ml)を酸の予備活性化のために約15分加えた後、AEF-2Nal-αMeLys-Lys(Ac)-Asn-dLys-Rink-Amide樹脂に加えた。約15分後、DICの追加のアリコート(2.6当量、2.65ml)を反応液に加えた。カイザー試験による決定で反応が完了したら、DMFを用いて樹脂を再び3回洗浄した後、次の脱保護/カップリングサイクルを開始した。
ステップ8:FMOC-Lys(Ac)-OHのカップリング:以前に記載したように樹脂結合ペプチドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を洗浄した。FMOC-Lys(Ac)-OH(2当量、5.4g)をOxyma(3当量、2.81g)と共に100mlのDMFに溶解した。DIC(2.6当量、2.65ml)を酸の予備活性化のために約15分加えた後、Pen-AEF-2Nal-αMeLys-Lys(Ac)-Asn-dLys-Rink-Amide樹脂に加えた。約15分後、DICの追加のアリコート(1.4当量、1.43ml)を反応液に加えた。カイザー試験による決定で反応が完了したら、DMFを用いて樹脂を再び3回洗浄した後、次の脱保護/カップリングサイクルを開始した。
ステップ9:FMOC-7-Me-Trp-OHのカップリング:以前に記載したように樹脂結合ペプチドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を洗浄した。FMOC-7-Me-Trp-OH(2当量、5.81g)をOxyma(3当量、2.81g)と共に100mlのDMFに溶解した。DIC(2.6当量、2.65ml)を酸の予備活性化のために約15分加えた後、Lys(Ac)-Pen-AEF-2Nal-αMeLys-Lys(Ac)-Asn-dLys-Rink-Amide樹脂に加えた。約15分後、DICの追加のアリコート(1.4当量、1.43ml)を反応液に加えた。カイザー試験による決定で反応が完了したら、DMFを用いて樹脂を再び3回洗浄した後、次の脱保護/カップリングサイクルを開始した。
ステップ10:FMOC-Thr(tBu)-OHのカップリング:以前に記載したように樹脂結合ペプチドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を洗浄した。FMOC-Thr(tBu)-OH(4当量、10.5g)をOxyma(6当量、5.62g)と共に100mlのDMFに溶解した。DIC(5.2当量、5.3ml)を酸の予備活性化のために約15分加えた後、7MeTrp-Lys(Ac)-Pen-AEF-2Nal-αMeLys-Lys(Ac)-Asn-dLys-Rink-Amide樹脂に加えた。約15分後、DICの追加のアリコート(2.6当量、2.65ml)を反応液に加えた。カイザー試験による決定で反応が完了したら、DMFを用いて樹脂を再び3回洗浄した後、次の脱保護/カップリングサイクルを開始した。
ステップ11:FMOC-Asn(Trt)-OHのカップリング:以前に記載したように樹脂結合ペプチドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を洗浄した。FMOC-Asn(Trt)-OH(4当量、15.8g)をOxyma(6当量、5.62g)と共に100mlのDMFに溶解した。DIC(5.2当量、5.3ml)を酸の予備活性化のために約15分加えた後、Thr-7MeTrp-Lys(Ac)-Pen-AEF-2Nal-αMeLys-Lys(Ac)-Asn-dLys-Rink-Amide樹脂に加えた。約15分後、DICの追加のアリコート(2.6当量、2.65ml)を反応液に加えた。カイザー試験による決定で反応が完了したら、DMFを用いて樹脂を再び3回洗浄した後、次の脱保護/カップリングサイクルを開始した。
ステップ12:FMOC-L-Pen(Trt)-OHのカップリング:以前に記載したように樹脂結合ペプチドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を洗浄した。FMOC-L-Pen(Trt)-OH(2当量、8.1g)をOxyma(3当量、2.81g)と共に100mlのDMFに溶解した。DIC(2.6当量、2.65ml)を酸の予備活性化のために約15分加えた後、Asn-Thr-7MeTrp-Lys(Ac)-Pen-AEF-2Nal-αMeLys-Lys(Ac)-Asn-dLys-Rink-Amide樹脂に加えた。約15分後、DICの追加のアリコート(2.6当量、2.65ml)を反応液に加えた。カイザー試験による決定で反応が完了したら、DMFを用いて樹脂を再び3回洗浄した後、構築されたペプチドの最終の脱保護および酢酸キャップ付加を行った。
ステップ13:アセチルキャップ付加:以前に記載したように樹脂結合ペプチドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を洗浄した。構築されたPen-Asn-Thr-7MeTrp-Lys(Ac)-Pen-AEF-2Nal-αMeLys-Lys(Ac)-Asn-dLys-Rink-Amide樹脂に150mlのキャップ付加試薬A(THF/無水酢酸/ピリジン、80:10:10)を加え、30分間振盪した。DMFを用いて3回、続いてDCMを用いて3回樹脂を洗浄した。樹脂を5~50mlの遠心分離チューブに分割し、真空下に1.5時間置いた後、TFAを用いて切断した。
ステップ14:TFA切断およびエーテル沈殿:200mlのTFA切断カクテル(90/5/2.5/2.5のTFA/水/Tips/DODT)を調製した。保護された樹脂結合ペプチドを含有する5つのチューブのそれぞれに40mlの切断カクテルを加え、2時間振盪した。使用済みの樹脂を濾過除去し、濾液を沈殿用に18~50mlの遠心分離チューブに均等に分割した。冷ジエチルエーテルをそれぞれに加えて白色沈殿物を形成し、それを次に遠心分離した。エーテルをデカンテーションして廃棄し、沈殿物のさらに2回のエーテル洗浄を行った。結果として得られた白色沈殿物ケーキをフード中で終夜乾燥させて約10.4gの粗還元ペプチドを得た。
ステップ15:ジスルフィドの酸化:粗ペプチドを4つのバッチで酸化した。約2.5gの粗ペプチドを50mlの50/50のアセトニトリル/水に溶解し、1Lの20%のACN/水に希釈した。I2の黄/褐色が残存して消えなくなるまで、回旋と共に酢酸/メタノール中のヨウ素の飽和溶液を1Lのペプチド溶液に滴下で加えた。わずかに有色の溶液を5分間そのままにした後、一つまみのアスコルビン酸を用いて過剰なI2をクエンチした。
ステップ16:RP-HPLC精製:I2酸化の直後にRP-HPLC精製を4つのバッチで行った。MPA中の5%のMPB(MPA=0.1%のTFA/水、MPB=ACN中の0.1%のTFA)を用いて70ml/分において分取精製カラム(Phenomenex、Luna、C18(2)、100A、250×50mm)を平衡化した。1Lのクエンチした酸化されたペプチドを70ml/分において平衡化されたカラムにロードした。溶剤の先頭が溶出した後、70ml/分において60分にわたり20~38%のMPBの溶出勾配を行った。所望の酸化されたペプチドは約26%のMPBにおいて溶出した。純粋な画分を4つ全ての精製から合わせ、凍結乾燥して、対イオン交換のために準備済みの3.83gの精製されたTFA塩を得た。
ステップ17:アセテートへの対イオン交換:70ml/分においてMPA中の5%のMPB(MPA=水中の0.3%のAcOH、MPB=ACN中の0.3%のAcOH、MPC=水中の0.5MのNH4OAc)を用いて同じ分取RP-HPLCカラムを平衡化した。全3.83gの精製されたペプチドを50/50のACN/水に溶解し、15%のACN(計約50ml)に希釈した。70ml/分において平衡化されたカラムに溶液をロードし、溶剤の先端が溶出した。捕捉されたペプチドをMPA中の5%のMPBを用いて5分間洗浄した。捕捉されたペプチドを次にMPC中の5%のMPBを用いて70ml/分において40分間洗浄してTFAからアセテートに対イオンを交換した。捕捉されたペプチドを次にMPA中の5%のMPBを用いて70ml/分において10分間洗浄して全てのNH4OAc形態システムをクリアランスした。最後に、MPA中の5~70%のMPBの急勾配を用いて60分にわたりペプチドを溶出させた。
ステップ18:最終の凍結乾燥および分析:収集された画分を分析的RP-HPLCにより分析し、>95%の純度の全ての画分を合わせた。合わせた画分の凍結乾燥により3.24gのペプチド#252が97%の純度で白色粉末として得られた。精製されたペプチド#252の低分解能LC/MSにより、ペプチドの3つの荷電状態、621.8のM+3/3、932.1のM+2/2および1863.5の分子イオンが得られた。実験質量は1863.3daの理論質量と合致している。
実施例2
インターロイキン-23のインターロイキン-23受容体への結合のペプチド阻害
ペプチド最適化を行って、低い濃度(例えば、IC50<10nM)において活性のIL-23シグナル伝達のペプチド阻害剤を同定した。以下に記載されるように、IL-23のヒトIL-23Rへの結合を阻害しかつIL-23/IL-23R機能的活性を阻害するペプチドを同定するためにペプチドを試験した。
以下に記載されるようにペプチド活性を決定するためにアッセイを行い、これらのアッセイの結果を表E1~E3に提供する。ヒトELISAは以下に記載のIL23-IL23R競合結合アッセイを指し示し、ラットELISAは以下に記載のラットIL-23R競合結合ELISAアッセイを指し示し、pStat3HTRFは以下に記載のDB細胞IL-23R pSTAT3細胞アッセイを指し示す。表E1に描写されるペプチドは、これらのペプチド中の2つのPen残基の間に形成されるジスルフィドブリッジを介して環化している。表E2に描写されるペプチドは、指し示されるアミノ酸残基の間のチオエーテル結合を介して環化している。表E2はチオエーテル環化を描写する実例的な構造を提供し、これは表において「シクロ」という用語により指し示され、環式領域を「シクロ」という用語の直後に角括弧で囲っている。ある特定のペプチドについて、指し示される場合に残基Abuが存在する一方、他の実施形態、例えば、非環化形態に関するものでは、AbuはhSer(Cl)またはホモSer残基と称されることがある。
IL23-IL23R競合結合ELISA
Immulon(登録商標) 4HBXプレートを50ng/ウェルのIL23R_huFCでコーティングし、4℃で終夜インキュベートした。PBSTを用いてウェルを4回洗浄し、3%のスキムミルクを含有するPBSを用いて室温で1時間ブロッキングし、PBSTを用いて再び4回洗浄した。アッセイ緩衝液(1%のスキムミルクを含有するPBS)中に希釈された2nMの最終濃度の試験ペプチドおよびIL-23の段階希釈液を各ウェルに加え、室温で2時間インキュベートした。ウェルを洗浄した後、アッセイ緩衝液中に希釈された50ng/ウェルのヤギ抗p40ポリクローナル抗体(R&D Systems #AF309)との室温で1時間のインキュベーションにより結合したIL-23を検出した。PBSTを用いてウェルを再び4回洗浄した。アッセイ緩衝液中に1:5000で希釈された二次抗体、HRP共役ロバ抗ヤギIgG(Jackson ImmunoResearch Laboratories #705-035-147)を次に加え、室温で30分間インキュベートした。プレートを最後に上記のように洗浄した。TMB One Component HRP Membrane Substrateを用いてシグナルを可視化し、2Mの硫酸を用いてクエンチし、450nmにおいて分光光度的に読み取った。これらのデータから決定された様々な試験ペプチドのIC50値を表E1~E3に示す。
ラットIL-23R競合結合ELISA
アッセイプレートを300ng/ウェルのラットIL-23R_huFCでコーティングし、4℃で終夜インキュベートした。ウェルを洗浄し、ブロッキングし、再び洗浄した。7nMの最終濃度の試験ペプチドおよびIL-23の段階希釈液を各ウェルに加え、室温で2時間インキュベートした。ウェルを洗浄した後、ヤギ抗p40ポリクローナル抗体、続いてHRP共役ロバ抗ヤギIgGを用いて結合したIL-23を検出した。TMB One Component HRP Membrane Substrateを用いてシグナルを可視化し、2Mの硫酸を用いてクエンチした。これらのデータから決定された様々な試験ペプチドのIC50値を表E1~E3に示す。
DB細胞IL23R pSTAT3細胞アッセイ
IL-23は、インビボでのTh17分化のサポートおよび維持において中心的役割を果たす。このプロセスは主にシグナル伝達兼転写活性化因子3(STAT3)を通じて媒介されると考えられており、STAT3のリン酸化(pSTAT3をもたらす)はRORCおよび炎症促進性IL-17の上方調節に繋がる。この細胞アッセイでは、試験化合物の存在下でIL-23を用いて刺激した場合のIL-23R発現DB細胞におけるpSTAT3のレベルを調べる。0.5nMの最終濃度での試験ペプチドおよびIL-23(Humanzyme #HZ-1261)の段階希釈液を96ウェル組織培養プレート(Corning #CLS3894)中の各ウェルに加えた。10%のFBSを添加したRPMI-1640培地(Thermo Scientific #11875093)中で培養されたDB細胞(ATCC #CRL-2289)を5×10E5細胞/ウェルにおいて加え、5%のCO加湿インキュベーター中37℃で30分間インキュベートした。製造者のTwo Plate AssayプロトコールにしたがってCisbio HTRF pSTAT3(Tyr705) Cellular Assay Kit(Cisbio #62AT3PEH)を使用して細胞溶解液中のホスホ-STAT3レベルの変化を検出した。これらのデータから決定されたIC50値を表E1、表E2、および表E3に示す。*=<1nM;**=1nM~10nM;***=10nM~100nM;****=>100nM。示されない場合、データは未決定であった。
実施例3
NK細胞ベースのアッセイ
陰性選択(Miltenyi Biotech、Cat # 130-092-657)により健常ドナーのヒト末梢血から精製されたナチュラルキラー(NK)細胞を25ng/mLのIL-2(RnD、Cat # 202-IL-010/CF)の存在下で完全培地(10%のFBS、L-グルタミンおよびペニシリン-ストレプトマイシンを含有するRPMI 1640)中で培養した。7日後、細胞を遠心分離し、1E6細胞/mLにおいて完全培地に再懸濁した。予め決定されたEC50~EC75の組換えIL-23および10ng/mLのIL-18(RnD、Cat # B003-5)を様々な濃度のペプチドと混合し、1E5細胞/ウェルにおいて播種されたNK細胞に加えた。20~24時間後、Quantikine ELISA(RnD、Cat # DIF50)を使用して上清中のIFNγを定量化した。
実施例4
模擬腸液(SIF)、模擬胃液(SGF)およびレドックス条件におけるペプチド阻害剤の安定性
本発明のペプチド阻害剤の胃安定性を評価するために模擬腸液(SIF)および模擬胃液(SGF)における研究を実行した。追加的に、本発明のペプチド阻害剤(peptide inhibiotrs)のレドックス安定性を評価するための研究を実行した。
6.8gの一塩基性リン酸カリウムおよび10.0gのパンクレアチンを1.0Lの水に加えることによりSIFを調製した。溶解後、NaOHを使用してpHを6.8に調整した。DMSOストック(2mM)を最初に試験化合物について調製した。37℃に予め温めた、それぞれ0.5mLのSIFを含有する6つの個々のチューブにDMSO溶液のアリコートを入れた。最終の試験化合物濃度は20μMであった。実験の継続期間にわたりバイアルを卓上Thermomixer(登録商標)中に保った。各時点(0、5、10、20、40、60、もしくは360分または24時間)において、1%のギ酸を含有する1.0mLのアセトニトリルを1つのバイアルに加えて反応を終了させた。実験の終了まで試料を4℃で貯蔵した。最終時点のサンプリング後、チューブを混合し、次に3,000rpmで10分間遠心分離した。上清のアリコートを除去し、内部標準を含有する蒸留水に1:1で希釈し、LCMS/MSにより分析した。内部標準に対する試験化合物(test to compound)のピーク面積応答比に基づいて各時点における残存パーセントを算出した。時点0を100%に設定し、全てのその後の時点を時点0と比べて算出した。Graphpadを使用した一次指数減衰式へのフィッティングにより半減期を算出した。SIFアッセイにおける安定性(Stablity)を表E9および表E10に示す。
20mgのNaCl、32mgのブタペプシン(MP Biochemicals、カタログ02102599)、および70μLのHClを10mlの水に加えることによりSGFを調製した(最終pH=2)。SGFのアリコート(各0.5ml)を37Cに予め温めた。反応を開始させるために、1μlのペプチドストック溶液(DMSO中10mM)を0.5mlのSGFに加え、最終のペプチド濃度が20μMとなるように徹底的に混合した。反応液を穏やかな振盪と共に37℃でインキュベートした。各時点(0、15、30、60分)において50μlのアリコートを除去し、0.1%のギ酸を含有する200ulのアセトニトリルに加えて反応をクエンチした。実験の終了まで試料を4℃で貯蔵し、10,000rpmで5分間遠心分離した。上清のアリコートを除去し、内部標準を含有する蒸留水に1:1で希釈し、LCMS/MSにより分析した。内部標準に対する試験化合物のピーク面積応答比に基づいて各時点における残存パーセントを算出した。時点0を100%に設定し、全てのその後の時点を時点0と比べて算出した。Graphpadを使用した一次指数減衰式へのフィッティングにより半減期を算出した。SGFアッセイにおける安定性を表E5に示す。
実施例5
ヒトおよびカニクイザル(CYNOMLOGUS)糞便中のペプチド阻害剤の安定性
本発明のペプチド阻害剤の胃腸安定性を評価するためにヒトまたはカニクイザル糞便ホモジネートにおける研究を実行した。
4mLの増殖培地(1Lは、2gのペプトン水粉末、2gの酵母抽出物、0.1gのNaCl、0.04gのKHPO、0.01gのCaCl・6HO、0.01gのMgSO・7HO、2mLのTween 80、0.5gの胆汁酸塩、0.5gのL-システインHCl、2gのNaHCO、および10μLのビタミンKを含有し、pHを6.8に調整し、0.22μmフィルターを通じた濾過により滅菌した)をグラム毎の糞便(新たに収集されたヒトまたはカニクイザル糞便をプールした)に加えることにより糞便ホモジネート(20%)を調製した。懸濁液をボルテックスして大きい凝集塊を破壊し、ビーズミルホモジナイザーを使用してホモジナイズした。ホモジネートを2800×gで15分間遠心分離した。上清を採取し、インキュベーションのために使用した。DMSOストック(10mM)を最初に試験化合物について調製した。37℃においてコンディショニングした嫌気性チャンバー中でインキュベーションを行った。37℃に予め温めた20%の糞便ホモジネートの1.0mLのアリコートにDMSO溶液のアリコートを入れた。最終の試験化合物濃度は20μMであった。各時点(0、20分、1、3、6、または24時間)において、各インキュベーション混合物の100μLのアリコートを採取し、300μLの50%のアセトニトリル/50%のメタノールおよび内部標準を含有する別々のチューブに加えて反応を終了させた。試料を嫌気性チャンバーから取り出し、実験の終了まで4℃で貯蔵した。最終時点のサンプリング後、チューブを混合し、次に3,000rpmで10分間遠心分離した。上清のアリコートを除去し、0.1%のギ酸を含有する蒸留水に1:1で希釈し、LC/MS/MSにより分析した。内部標準に対する試験化合物のピーク面積応答比に基づいて各時点における残存パーセントを算出した。時点0を100%に設定し、全てのその後の時点を時点0と比べて算出した。GraphpadまたはExcelを使用した一次指数減衰式へのフィッティングにより半減期を算出した。糞便ホモジネートアッセイにおける安定性(Stablity)を表に示す。
実施例6
ラット血漿中のペプチド阻害剤の安定性
目的のペプチド(20μM)を37℃に予め温めたラット血漿(SDラット、混合した性別のプール、EDTA、0.22μmを通じて濾過、BioreclamationIVT)とインキュベートした。アリコートを24時間までの様々な時点(例えば、0、0.25、1、3、6および24時間)において採取し、4体積の有機溶剤(1μMの内部標準を含有する、アセトニトリル/メタノール(1:1)および0.1%のギ酸)を用いて直ちにクエンチした。クエンチした試料を実験の終了まで4℃で貯蔵し、4,000rpmで10分間遠心分離した。脱イオン水を用いて上清を1:1に希釈し、LC-MSを使用して分析した。時点0における初期レベルと比べたピーク面積比(内部標準に対するアナライト)に基づいて各時点における残存パーセンテージを算出した。Graphpadを使用した一次指数減衰式へのフィッティングにより半減期を算出した。
本明細書において参照されかつ/または出願データシートに列記される上記の米国特許、米国特許出願公開、米国特許出願、外国特許、外国特許出願および非特許刊行物の全ては参照により全体が本明細書に組み込まれる。
本発明の特定の実施形態を実例の目的のために本明細書に記載したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく様々な改変が為され得ることが以上から理解されるであろう。よって、本発明は、添付の特許請求の範囲によるものを除いて限定されない。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
式(I):
X7-X8-X9-X10-X11(I)
のアミノ酸配列を含むインターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、式(I)中、
X7は、非置換のTrp、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで置換されたTrpであり、
X8は、Gln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、Asn、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-Nal、またはTrpであり、
X9は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、PenまたはPen(スルホキシド)であり、
X10は、非置換のPhe、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、2-アミノエトキシ、もしくは2-アセチルアミノエトキシで置換されたPheであり、かつ
X11は、2-Nal、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me)、Phe(3,4-ジメトキシ)、1-Nal、非置換のTrp、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで置換されたTrpであり、但し、
i)X7およびX11の少なくとも1つは、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、
ii)X7は、5-F置換Trp以外であり、かつ
iii)X7が、非置換のTrp、または1-Me、5-OHもしくは6-Clで置換されたTrpである場合、X9はCys以外であり、
かつ
前記ペプチド阻害剤は、インターロイキン-23(IL-23)のIL-23受容体への結合を阻害する、
ペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目2)
前記ペプチド阻害剤が、式(II):
X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11(II)
のアミノ酸配列を含み、式(II)中、
X4は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)であり、
X5は、Cit、Glu、Gly、Leu、Ile、ベータ-Ala、Ala、Lys、Asn、Pro、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Gln、Asp、またはCysであり、X6は、Thr、Aib、Asp、Dab、Gly、Pro、Ser、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、アルファ-MeThr、アルファ-MeSer、またはValであり、
X7は、非置換のTrp、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで置換されたTrpであり、
X8は、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、Asn、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-Nal、またはTrpであり、
X9は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)であり、X4がAbuの場合、X9は、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)であり、かつX9がAbuの場合、X4は、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、PenまたはPen(スルホキシド)であり、
X10は、非置換のPhe、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、2-アミノエトキシ、もしくは2-アセチルアミノエトキシで置換されたPheであり、かつ
X11は、2-Nal、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me)、Phe(3,4-ジメトキシ)、1-Nal、非置換のTrp、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで置換されたTrpであり、
前記ペプチド阻害剤はX4とX9との間の結合を介して環化しており、但し、
i)X7およびX11の少なくとも1つは、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、
ii)X7は、5-F置換Trp以外であり、かつ
iii)X7が、非置換のTrp、または1-Me、5-OHもしくは6-Clで置換されたTrpである場合、X9はCys以外であり、
かつ
前記ペプチド阻害剤は、インターロイキン-23(IL-23)のIL-23受容体への結合を阻害する、
項目1に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目3)
X4またはX9が、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、またはPenであり、かつX4とX9との間の前記結合がジスルフィド結合である、項目2に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目4)
X4が、Cys、(D)Cys、またはアルファ-MeCysである、項目2~3のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目5)
X4が(D)Pen、もしくはPenであり、またはX4がPen(スルホキシド)である、項目2~3のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目6)
X4がPenである、項目2~3のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目7)
X9が、Cys、(D)Cys、またはアルファ-MeCysである、項目1~6のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目8)
X9がPenまたは(D)Penである、項目1~6のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目9)
X9がPenである、項目1~6のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目10)
X4がPenであり、かつX9がPenであり、かつ前記結合がジスルフィド結合である、項目2に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目11)
X4またはX9がAbuであり、かつX4とX9との間の前記結合がチオエーテル結合である、項目2に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目12)
X4がAbuである、項目2または11のいずれかに記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目13)
X9が、Cys、(D)Cys、またはアルファ-MeCysである、項目2、11~12のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目14)
X9がPenまたは(D)Penである、項目2、11~12のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目15)
X9がPenである、項目2、11~12のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目16)
X9がCysである、項目2、11~12のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目17)
X4がAbuであり、かつX9がCysまたはPenであり、かつ前記結合がチオエーテル結合である、項目2、11~12のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目18)
X4がAbuであり、かつX9がCysであり、かつ前記結合がチオエーテル結合である、項目2、11~12のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目19)
前記ペプチド阻害剤が、式(IIa)(IIb)、または(IIc):
Pen-X5-X6-X7-X8-Pen-X10-X11(IIa)、
Abu-X5-X6-X7-X8-Cys-X10-X11(IIb)、または
Abu-X5-X6-X7-X8-Pen-X10-X11(IIc)
のアミノ酸配列を含み、式(IIa)(IIb)、および(IIc)中、
X5~X8およびX10~X11は項目2に記載される通りであり、かつ前記ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化しており、または前記ペプチド阻害剤はAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、項目1に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目20)
X5が、Asn、Gln、またはGluである、項目2~19のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目21)
X5が、Asn、またはGlnである、項目2~19のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目22)
X5がAsnである、項目2~19のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目23)
前記ペプチド阻害剤が、式(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、または(IIId):
Pen-Asn-X6-X7-X8-Pen-X10-X11(IIIa)、
Pen-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11(IIIb)、
Abu-Asn-X6-X7-X8-Cys-X10-X11(IIIc)、または
Abu-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11(IIId)
のアミノ酸配列を含み、式(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、および(IIId)中、
X6~X8およびX10~X11は項目2に記載される通りであり、かつ前記ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
項目1に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目24)
X6がThrである、項目2~23のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目25)
前記ペプチド阻害剤が、式(IVa)、(IVb)、(IVc)、または(IVd):Pen-Asn-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11(IVa)、
Pen-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11(IVb)、
Abu-Asn-Thr-X7-X8-Cys-X10-X11(IVc)、または
Abu-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11(IVd)
のアミノ酸配列を含み、式(IVa)、(IVb)、(IVc)、および(IVd)中、X7~X8およびX10~X11は項目2に記載される通りであり、かつ前記ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
項目1に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目26)
X8が、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLys(Ac)、またはGluである、項目1~25のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目27)
X8がGlnである、項目1~25のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目28)
前記ペプチド阻害剤が、式(Va)、(Vb)、(Vc)、または(Vd):
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11(Va)、
Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11(Vb)、
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-X10-X11(Vc)、または
Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11(Vd)
のアミノ酸配列を含み、式(Va)、(Vb)、(Vc)、および(Vd)中、
X7~X8およびX10~X11は項目2に記載される通りであり、かつ前記ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
項目1に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目29)
X10が、Phe、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]、Phe[4-(2-アセチルアミノエトキシ)]、またはPhe(4-CONH )である、項目1~28のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目30)
X10が、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]、またはPhe[4-(2-アセチルアミノエトキシ)]である、項目1~28のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目31)
前記ペプチド阻害剤が、式(VIa)、(VIb)、(VIc)、または(VId):Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11(VIa)、
Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11(VIb)、
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11(VIc)、または
Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11(VId)
のアミノ酸配列を含み、式(VIa)、(VIb)、(VIc)、および(VId)中、X7およびX11は項目2に記載される通りであり、[F(4-2ae)]はPhe[4-(2-アミノエトキシ)]であり、かつ前記ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、項目1に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目32)
前記ペプチド阻害剤が、式(II’):
X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X14-X15(II’)
のアミノ酸配列を含み、かつ式(II’)中、
X12は、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeArg、アルファ-MePhe、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-MeAsn、アルファ-MeTyr、Ala、またはシクロヘキシルAla、Lys、またはAibであり、
X13は、Aib、Glu、Cit、Gln、Lys(Ac)、アルファ-MeArg、アルファ-MeGlu、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-Me-Asn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、もしくはLysであり、またはX13は、Lys、ペグ化Lys、b-ホモGlu、もしくはLys(Y2-Ac)(式中、Y2はアミノ酸である)であり、
X14は、Asn、2-Nap、Aib、Arg、Cit、Asp、Phe、Gly、Lys、Leu、Ala、(D)Ala、ベータ-Ala、His、Thr、n-Leu、Gln、Ser、(D)Ser、Tic、Trp、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、またはLys(Ac)であり、
X15は、Asn、Leu、Aib、(D)Leu、ベータ-Ala、Cit、Gln、Asp、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、(D)Lys、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、もしくはホモ-Lys(Ac)であり、または存在しない、
項目2~31のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目33)
前記ペプチド阻害剤が、式(VIIa)、(VIIb)、または(VIIc):
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X12-X13-X14-X15(VIIa)、
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-X12-X13-X14-X15(VIIb)、または
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X12-X13-X14-X15(VIIc)
のアミノ酸配列を含み、式(VIIa)、(VIIb)、および(VIIc)中、
X7およびX11は項目2に記載される通りであり、X12~X15は項目32に記載される通りであり、かつ前記ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
項目32に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目34)
X12が、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、Ala、シクロヘキシルAla、Lys、またはAibである、項目33に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目35)
X12が、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、アルファ-MeLys、またはアルファ-MeLeuである、項目33に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目36)
X12がアルファ-MeLeuである、項目33に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目37)
X13が、Glu、Gln、Lys(Ac)、またはLysである、項目32~36のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目38)
X13が、Gln、Lys(Ac)、またはLysである、項目32~36のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目39)
X13が、Lys(Ac)、またはLysである、項目32~36のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目40)
X13がLys(Ac)である、項目32~36のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目41)
前記ペプチド阻害剤が、式(VIIIa)、(VIIIb)または(VIIIc):
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-aMeLeu-K(Ac)-X14-X15(VIIIa)、
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-aMeLeu-K(Ac)-X14-X15(VIIIb)、または
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-aMeLeu-K(Ac)-X14-X15(VIIIc)
のアミノ酸配列を含み、式(VIIIa)、(VIIIb)および(VIIIc)中、
X7およびX11は項目2に記載される通りであり、X14、およびX15は項目32に記載される通りであり、かつ前記ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
項目32に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目42)
X14がAsnである、項目32~41のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目43)
X15がAsnである、項目32~42のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目44)
前記ペプチド阻害剤が、式(IXa)、(IXb)、または(IXc):
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(IXa)、
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(IXb)、または
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[α-MeLeu]-K(Ac)-Asn-Asn(IXc)
のアミノ酸配列を含み、式(IXa)、(IXb)、および(IXc)中、
X7およびX11は項目2に記載される通りであり、かつ前記ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
項目32に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目45)
X7が、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、かつX11が項目1に記載される通りである、項目1~44のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目46)
X11が、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、かつX7が項目1に記載される通りである、項目1~44のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目47)
前記ペプチド阻害剤が、式(Xa)、(Xb)、(Xc)、(Xd)、(Xe)、または(Xf):
Pen-Asn-Thr-W’-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(Xa)、
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-W’-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(Xb)、
Abu-Asn-Thr-W’-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(Xc)、
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-W’-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(Xd)、
Abu-Asn-Thr-W’-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(Xe)、または
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-W’-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(Xf)
のアミノ酸配列を含み、式(Xa)、(Xb)、(Xc)、(Xd)、(Xe)、および(Xf)中、
X7およびX11は項目2に記載される通りであり、W’は、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、かつ前記ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
項目32に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目48)
X11が、2-Nal、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me)、Phe(3,4-ジメトキシ)、または1-Nalである、項目1~47のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目49)
X11が、2-Nal、または1-Nalである、項目1~47のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目50)
X11が2-Nalである、項目1~47のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目51)
X7が非置換のTrpである、項目1~47のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目52)
前記ペプチド阻害剤が、式(XIa)、(XIb)、(XIc)、(XId)、(XIe)、または(XIf):
Pen-Asn-Thr-W’-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-[2-Nal]-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(XIa)(配列番号100)、
Pen-Asn-Thr-W-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-W’-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(XIb)(配列番号101)、
Abu-Asn-Thr-W’-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-[2-Nal]-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(XIc)(配列番号102)、
Abu-Asn-Thr-W-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-W’-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(XId)(配列番号103)、
Abu-Asn-Thr-W’-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-[2-Nal]-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(XIe)(配列番号104)、またはAbu-Asn-Thr-W-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-W’-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(XIf)(配列番号105)
のアミノ酸配列を含み、式(XIa)、(XIb)、(XIc)、(XId)、(XIe)、および(XIf)中、
W’は、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、かつ前記ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
項目1に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目53)
前記ペプチド阻害剤が、式(Z):
-X-R (Z)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の構造を含み、式(Z)中、
は、結合、水素、Ac、C1~C6のアルキル、C6~C12のアリール、C6~C12のアリール-C1~6のアルキル、C1~C20のアルカノイルであり、これには以上のいずれかの単独でのまたはスペーサーとしてのPEG化バージョンが含まれ、Xは、式(I)、式(II)~(XIf)のいずれかのアミノ酸配列、または表E1、表E2、もしくは表E3のいずれかに示されるアミノ酸配列であり、かつR はOHまたはNH である、
項目1~52のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目54)
がHまたはC1~C20のアルカノイルである、項目53に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目55)
がHまたはAcである、項目53に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目56)
がAcである、項目53に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目57)
W’が、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpであり、かつ前記置換が、4、5、6または7位におけるものである、項目47~56のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目58)
W’が、シアノ、F、Cl、Br、I、Me、Et、i-Pr、n-Pr、n-Bu、t-Bu、CF 、ヒドロキシ、OMe、またはOEtで置換されたTrpであり、かつ前記置換が、4、5、6または7位におけるものである、項目47~56のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目59)
W’が、5-F、6-F、7-F、5-Cl、6-Cl、7-Cl、5-Me、6-Me、7-Me、5-OH、6-OH、7-OH、5-OMe、6-OMe、または7-OMeで置換されたTrpである、項目47~56のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目60)
W’が、7-Me、5-F、7-F、6-Cl、6-Me、4-OMe、5-OMe、または5-Brで置換されたTrpである、項目47~56のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目61)
W’が、7-Me、6-Me、4-OMe、または6-Clで置換されたTrpである、項目47~56のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目62)
W’が、7-Meで置換されたTrpである、項目47~56のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目63)
以下:
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Gln-[Pen]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-[Lys(Ac)]-NN-NH (配列番号6)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号201)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号227)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号242)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH (配列番号245)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-H-NH (配列番号248)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Cit]-NH (配列番号249)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Val]-NH (配列番号251)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-NH (配列番号252)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Arg]-NH (配列番号256)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Phe]-NH (配列番号258)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Tyr]-NH (配列番号259)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-S-NH (配列番号260)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Ser]-NH (配列番号261)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Thr]-NH (配列番号263)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Aib]-NH (配列番号264)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-[N-MeAla]-NH (配列番号265)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号267)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Achc]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号274)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[ジエチルGly]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号276)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acbc]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号277)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeOrn]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号278)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Et)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH (配列番号284)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-n-Pr)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH (配列番号285)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH ;(配列番号320)、または
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Aib)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH ;(配列番号322)
に列記されるアミノ酸配列のいずれか1つ、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、インターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、前記ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合、またはAbu-Cチオエーテル結合を介して環化している、ペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目64)
前記ペプチドが、
Ac-[Pen]-NT-[W(4-OMe)]-Gln-[Pen]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-[Lys(Ac)]-NN-NH (配列番号4)、
Ac-[Pen]-NT-[W(6-Me)]-Gln-[Pen]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-[Lys(Ac)]-NN-NH (配列番号5)、
Ac-[Pen]-NTW-Gln-[Pen]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-W(6-Cl)-[α-MeLeu]-[Lys(Ac)]-NN-NH (配列番号13)、
Ac-[Pen]-NTW-Gln-[Pen]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-W(6-Me)-[α-MeLeu]-[Lys(Ac)]-NN-NH (配列番号16)、
Ac-[Pen]-NTW-Gln-[Pen]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-W(5-Br)-[α-MeLeu]-[Lys(Ac)]-NN-NH (配列番号22)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号202)、
Ac-[(D)Arg]-Abu-Q-T-[W(7-Me)]-Q-C-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[bA]-NH (配列番号203)、
Ac-Abu-Q-T-[W(7-Me)]-Q-C-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[bA]-NH (配列番号204)、Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-G-[bA]-NH (配列番号205)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-A-[bA]-NH (配列番号207)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-L-[bA]-NH (配列番号208)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-[(D)Ala]-[bA]-NH (配列番号209)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-H-[bA]-NH (配列番号214)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-[(D)His]-[bA]-NH (配列番号215)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-T-[bA]-NH (配列番号217)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-S-[bA]-NH (配列番号221)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-[(D)Ser]-[bA]-NH (配列番号222)、
Ac-[Pen]-NT-[W(4-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号231)、
Ac-[Pen]-NT-[W(1-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号232)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[a-MeLys]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号234)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[a-MeLeu]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号235)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Aib]-N-[bA]-NH (配列番号236)、
Ac-[Pen]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号237)、
Ac-[Pen]-[Cit]-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号238)、
Ac-[Pen]-[Lys(Ac)]-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号239)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-R-NH (配列番号243)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-L-NH (配列番号244)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[NMeArg]-NH (配列番号246)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bhPhe]-NH (配列番号247)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-V-NH (配列番号250)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-P-NH (配列番号253)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Pro]-NH (配列番号254)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-I-NH (配列番号255)、
Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Phe]-NH (配列番号257)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-[bA]-[bA]-NH (配列番号268)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-L-[bA]-NH (配列番号269)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-[bA]-[bA]-NH (配列番号270)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-S-[bA]-NH (配列番号271)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-H-[bA]-NH (配列番号272)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-E-[bA]-[bA]-NH (配列番号273)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Spiral_Pip]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号275)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Cit]-[bA]-[bA]-NH (配列番号279)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-E-N-[bA]-NH (配列番号282)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(1-Me)]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号283)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-i-Pr)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH (配列番号286)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-OMe)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH (配列番号288)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-[2-Nal]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH (配列番号289)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-H-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH (配列番号290)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-OMe)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-NH (配列番号297)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-OMe)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-NH (配列番号299)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ala)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH ;(配列番号314)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(IVA)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH ;(配列番号315)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(シクロヘキサン酸)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH ;(配列番号316)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(bAla)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH ;(配列番号321)、
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH ;(配列番号323)、または
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH ;(配列番号325)
であり、
前記ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化している、
項目63に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目65)
前記ペプチドが、
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-ENN-NH (配列番号27)、
Ac-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-ENN-NH (配列番号28)、
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NN-NH (配列番号29)、または
Ac-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NN-NH (配列番号30)
であり、
前記ペプチド阻害剤はAbu-Cチオエーテル結合を介して環化している、
項目63に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目66)
表E1、表E2、もしくは表E3のいずれかに示されるアミノ酸配列である、インターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目67)
前記ペプチドが、Ac-[Pen]-NT-[W(5-F)]-Gln-[Pen]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-[Lys(Ac)]-NN-NH (配列番号7)である、項目1に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目68)
前記ペプチドが、
Ac-[Pen]-[Cit]-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号238)

Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号242)

Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH (配列番号245)

Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-H-NH (配列番号248)

Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Cit]-NH (配列番号249)

Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-NH (配列番号252)

Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Tyr]-NH (配列番号259)

Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Ser]-NH (配列番号261)

Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Thr]-NH (配列番号263)

Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Aib]-NH (配列番号264)

Ac-[Pen]-NT-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[bA]-NH (配列番号267)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Et)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH (配列番号284)

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-n-Pr)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH (配列番号285)

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-H-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH (配列番号290)

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH (配列番号320)

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Aib)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH (配列番号322)
Ac-[Pen]-[Dab(Ac)]-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH (配列番号335)

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Aib]-[bA]-NH (配列番号340)

または
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[Aib]-[(D)Lys]-NH (配列番号344)

であり、
前記ペプチド阻害剤はPen-Penジスルフィド結合を介して環化している、
項目63に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目69)
共役した化学的置換基をさらに含む、項目1~68のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目70)
前記共役した化学的置換基が親油性置換基またはポリマー部分である、項目69に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目71)
前記共役した化学的置換基が、Ac、Palm、gamaGlu-Palm、isoGlu-Palm、PEG2-Ac、PEG4-isoGlu-Palm、(PEG) -Palm、コハク酸、グルタル酸、ピログルタル酸、安息香酸、IVA、オクタン酸、1,4ジアミノブタン、イソブチル、またはビオチンである、項目69に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目72)
前記共役した化学的置換基が、400Da~40,000Daの分子量を有するポリエチレングリコールである、項目69に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目73)
項目1~68のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤をコードする配列を含むポリヌクレオチド。
(項目74)
項目73に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
(項目75)
項目1~72のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、および薬学的に許容される担体、賦形剤、または希釈剤を含む医薬組成物。
(項目76)
腸溶性コーティングをさらに含む、項目75に記載の医薬組成物。
(項目77)
前記腸溶性コーティングが、前記医薬組成物を保護しかつ対象の下部胃腸系内で前記医薬組成物を放出する、項目76に記載の医薬組成物。
(項目78)
対象に有効量の項目1~72のいずれか1項に記載のペプチド阻害剤もしくはペプチド阻害剤もしくはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または項目75~77のいずれか1項に記載の医薬組成物を提供することを含む、前記対象において炎症性腸疾患(IBD)、潰瘍性大腸炎、クローン病、セリアック病(非熱帯性スプルー)、血清反応陰性関節症と関連付けられる腸疾患、顕微鏡的大腸炎、膠原性大腸炎、好酸球性胃腸炎、放射線もしくは化学療法と関連付けられる大腸炎、白血球接着不全症1型におけるような自然免疫の障害と関連付けられる大腸炎、慢性肉芽腫性疾患、グリコーゲン貯蔵病1b型、ヘルマンスキー-パドラック症候群、チェディアック-東症候群、およびウィスコット-オルドリッチ症候群、直腸結腸切除術および回腸肛門吻合術後に結果として生じた回腸嚢炎、胃腸がん、膵炎、インスリン依存性糖尿病、乳腺炎、胆嚢炎、胆管炎、胆管周囲炎、慢性気管支炎、慢性副鼻腔炎、喘息、乾癬、乾癬性関節炎、または移植片対宿主病を治療する方法。
(項目79)
前記医薬組成物が、経口、非経口、静脈内、腹膜、皮内、皮下、筋肉内、髄腔内、吸入、気化、噴霧化、舌下、頬側、非経口、直腸、眼内、吸入、外用、膣、または外用の投与経路により前記対象に提供される、項目78に記載の方法。
(項目80)
前記医薬組成物が前記対象に経口的に提供される、炎症性腸疾患(IBD)、潰瘍性大腸炎、またはクローン病を治療する項目78に記載の方法。
(項目81)
前記医薬組成物が、前記対象に経口的、外用的、非経口的、静脈内、皮下、腹腔、または静脈内に提供される、乾癬を治療する項目78に記載の方法。

Claims (35)

  1. ペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、
    前記ペプチドが、式(II):
    X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11(II)
    のアミノ酸配列を含み、式(II)中、
    X4は、Abuであり、
    X5は、Cit、Glu、Gly、Leu、Ile、ベータ-Ala、Ala、Lys、Asn、Pro、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Gln、Asp、またはCysであり、
    X6は、Thr、Aib、Asp、Dab、Gly、Pro、Ser、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、アルファ-MeThr、アルファ-MeSer、またはValであり、
    X7は、アルキルで置換されたTrpであり、
    X8は、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、Asn、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-Nal、またはTrpであり、
    X9は、CysまたはPenであり、
    X10は、非置換のPhe、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、2-アミノエトキシ、もしくは2-アセチルアミノエトキシで置換されたPheであり、かつ
    X11は、2-Nal、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me)、Phe(3,4-ジメトキシ)、1-Nal、非置換のTrp、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで置換されたTrpであり、
    前記ペプチドはX4とX9との間のチオエーテル結合を介して環化しており、但し、
    X7が、1-Meで置換されたTrpである場合、X9はCys以外であり、
    かつ
    前記ペプチドは、インターロイキン-23(IL-23)のIL-23受容体への結合を阻害する、
    ペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  2. X4がAbuであり、かつX9がCysであり、かつ前記結合がチオエーテル結合である、請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  3. 前記ペプチドが、式(IIb)または(IIc)のアミノ酸配列を含み、
    Abu-X5-X6-X7-X8-Cys-X10-X11(IIb)
    Abu-X5-X6-X7-X8-Pen-X10-X11(IIc)
    前記ペプチドはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
    請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  4. X5が、Asn、Gln、またはGluである、請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  5. 前記ペプチドが、式(IIIc)または(IIId)のアミノ酸配列を含み、
    Abu-Asn-X6-X7-X8-Cys-X10-X11(IIIc)
    Abu-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11(IIId)
    前記ペプチドは、Abu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
    請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  6. X6がThrである、請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  7. 前記ペプチドが、式(IVc)または(IVd)のアミノ酸配列を含み、
    Abu-Asn-Thr-X7-X8-Cys-X10-X11(IVc)
    Abu-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11(IVd)
    前記ペプチドはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
    請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  8. X8が、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLys(Ac)、またはGluである、請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  9. 前記ペプチドが、式(Vc)または(Vd)のアミノ酸配列を含み、
    Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-X10-X11(Vc)
    Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11(Vd)
    前記ペプチドは、Abu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
    請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  10. X10が、Phe、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]、Phe[4-(2-アセチルアミノエトキシ)]、またはPhe(4-CONH)である、請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  11. 前記ペプチドが、式(VIc)または(VId)のアミノ酸配列を含み、
    Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11(VIc)
    Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11(VId)
    [F(4-2ae)]はPhe[4-(2-アミノエトキシ)]であり、かつ前記ペプチドは、Abu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  12. 前記ペプチドが、式(II’):
    X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X14-X15(II’)
    のアミノ酸配列を含み、かつ式(II’)中、
    X12は、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeArg、アルファ-MePhe、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-MeAsn、アルファ-MeTyr、Ala、またはシクロヘキシルAla、Lys、またはAibであり、
    X13は、Aib、Glu、Cit、Gln、Lys(Ac)、アルファ-MeArg、アルファ-MeGlu、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-Me-Asn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、もしくはLysであり、またはX13は、ペグ化Lys、もしくはb-ホモGluであり、
    X14は、Asn、2-Nap、Aib、Arg、Cit、Asp、Phe、Gly、Lys、Leu、Ala、(D)Ala、ベータ-Ala、His、Thr、n-Leu、Gln、Ser、(D)Ser、Tic、Trp、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、またはLys(Ac)であり、
    X15は、Asn、Leu、Aib、(D)Leu、ベータ-Ala、Cit、Gln、Asp、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、(D)Lys、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、もしくはホモ-Lys(Ac)であり、または存在しない、
    請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  13. 前記ペプチドが、式(VIIb)または(VIIc)のアミノ酸配列を含み、
    Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-X12-X13-X14-X15(VIIb)
    Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X12-X13-X14-X15(VIIc)
    前記ペプチドは、Abu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
    請求項12に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  14. X12が、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、Ala、シクロヘキシルAla、Lys、またはAibである、請求項13に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  15. X13が、Glu、Gln、Lys(Ac)、またはLysである、請求項12に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  16. 前記ペプチドが、式(VIIIb)または(VIIIc)のアミノ酸配列を含み、
    Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-aMeLeu-K(Ac)-X14-X15(VIIIb)
    Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-aMeLeu-K(Ac)-X14-X15(VIIIc)
    前記ペプチドは、Abu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
    請求項12に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  17. X14がAsnである、請求項12に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  18. X15がAsnである、請求項12に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  19. X7が、メチル、エチル、n-プロピルまたはイソプロピルで置換されたTrpである、請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  20. X11が、非置換Trpであるか、あるいはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されたTrpである、請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  21. 前記ペプチドが、式(Xc)、(Xd)、(Xe)、または(Xf)のアミノ酸配列を含み、
    Abu-Asn-Thr-W’-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(Xc)
    Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-W’-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(Xd)
    Abu-Asn-Thr-W’-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(Xe)
    Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-W’-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(Xf)
    W’は、アルキルで置換されたTrpであり、かつ前記ペプチドはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
    請求項12に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  22. X11が、2-Nal、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me)、Phe(3,4-ジメトキシ)、または1-Nalである、請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  23. 前記ペプチドが、式(XIc)、(XId)、または(XIe)のアミノ酸配列を含み、
    Abu-Asn-Thr-W’-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-[2-Nal]-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(XIc)(配列番号102)
    Abu-Asn-Thr-W-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-W’-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(XId)(配列番号103)
    Abu-Asn-Thr-W’-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-[2-Nal]-aMeLeu-K(Ac)-Asn-Asn(XIe)(配列番号104)
    W’は、アルキルで置換されたTrpであり、かつ前記ペプチドは、Abu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化している、
    請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  24. 前記ペプチドが、式(Z):
    -X-R(Z)
    またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の構造を含み、式(Z)中、
    は、結合、水素、Ac、C1~C6のアルキル、C6~C12のアリール、C6~C12のアリール-C1~6のアルキル、C1~C20のアルカノイルであり、これには以上のいずれかの単独でのまたはスペーサーとしてのPEG化バージョンが含まれ、Xは、式(II)のアミノ酸配列であり、かつRはOHまたはNHである、
    請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  25. W’が、アルキルで置換されたTrpであり、かつ前記置換が、4、5、6または7位におけるものである、請求項21に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  26. 親油性置換基およびポリマー部分から選択される共役した化学的置換基をさらに含む、請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  27. 前記共役した化学的置換基が、Ac、Palm、gamaGlu-Palm、isoGlu-Palm、400Da~40,000Daの分子量を有するPEG、PEG2-Ac、PEG4-isoGlu-Palm、(PEG)-Palm、コハク酸、グルタル酸、ピログルタル酸、安息香酸、IVA、オクタン酸、1,4ジアミノブタン、イソブチル、またはビオチンである、請求項26に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  28. 請求項1~27のいずれか一項に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、および薬学的に許容される担体、賦形剤、または希釈剤を含む医薬組成物。
  29. インターロイキン-23(IL-23)のIL-23受容体への結合を阻害する、請求項28に記載の医薬組成物。
  30. 腸溶性コーティングをさらに含む、請求項28または29に記載の医薬組成物。
  31. 有効量の請求項1~27のいずれか一項に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含む、対象において炎症性腸疾患(IBD)、潰瘍性大腸炎、クローン病、セリアック病(非熱帯性スプルー)、血清反応陰性関節症と関連付けられる腸疾患、顕微鏡的大腸炎、膠原性大腸炎、好酸球性胃腸炎、放射線もしくは化学療法と関連付けられる大腸炎、白血球接着不全症1型におけるような自然免疫の障害と関連付けられる大腸炎、慢性肉芽腫性疾患、グリコーゲン貯蔵病1b型、ヘルマンスキー-パドラック症候群、チェディアック-東症候群、およびウィスコット-オルドリッチ症候群、直腸結腸切除術および回腸肛門吻合術後に結果として生じた回腸嚢炎、胃腸がん、膵炎、インスリン依存性糖尿病、乳腺炎、胆嚢炎、胆管炎、胆管周囲炎、慢性気管支炎、慢性副鼻腔炎、喘息、乾癬、乾癬性関節炎、または移植片対宿主病を治療するための医薬組成物。
  32. 前記医薬組成物が、経口、非経口、静脈内、腹膜、皮内、皮下、筋肉内、髄腔内、吸入、気化、噴霧化、舌下、頬側、非経口、直腸、眼内、吸入、外用、膣、または外用の投与経路により前記対象に提供される、請求項31に記載の医薬組成物。
  33. 前記医薬組成物が前記対象に経口的に提供される、炎症性腸疾患(IBD)、潰瘍性大腸炎、またはクローン病を治療するための請求項31に記載の医薬組成物。
  34. 前記医薬組成物が、前記対象に経口的、外用的、非経口的、静脈内、皮下、腹腔、または静脈内に提供される、乾癬を治療するための請求項31に記載の医薬組成物。
  35. 前記ペプチドは、
    Ac-[(D)Arg]-Abu-Q-T-[W(7-Me)]-Q-C-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[bA]-NH(配列番号203)、
    Ac-Abu-Q-T-[W(7-Me)]-Q-C-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[bA]-NH(配列番号204)、
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH;(配列番号323)、
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Leu]-NH;(配列番号325)
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-ENN-NH(配列番号27)、
    Ac-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-ENN-NH(配列番号28)、
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NN-NH(配列番号29)、または
    Ac-[Abu]-QT-[W(7-Me)]-QC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NN-NH(配列番号30)
    であり、
    前記ペプチドは、Abu-Cysチオエーテル結合を介して環化している、
    請求項1に記載のペプチドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。

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