JP7662993B2 - 水中油滴型皮膚洗浄化粧料 - Google Patents
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(1) 下記(a)成分を0.01~10質量%、(b)成分を10~50質量%、(c)成分を1~10質量%および(d)成分を1~20質量%含有することを特徴とする、水中油滴型皮膚洗浄化粧料。
(a)成分: 式(1)で表され、かつ下記式(2)、式(3)および式(4)の関係を満足するアルキルオキシラン誘導体
(b)成分: 炭素数2~6の多価アルコール
(c)成分: ポリグリセリン脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤
(d)成分: 25℃で固体である油脂を少なくとも含む油脂
R1O-(AO)n-H ・・・・(1)
(式(1)において、
R1は、炭素数1~6の炭化水素基であり、
AOは炭素数3のオキシアルキレン基であり、
nはオキシアルキレン基AOの平均付加モル数であり、50≦n≦150である。)
0.35≦ML/MH≦0.75 ・・・・(2)
(式(2)において、ゲル浸透クロマトグラフィー測定により求められるクロマトグラム上の屈折率強度が最大となる極大点KからベースラインBへの垂線の長さをLとし、屈折率強度がL/2となるクロマトグラム上の2点のうち溶出時間が早いほうを点Oとし、溶出時間が遅いほうを点Qとし、点Oと点Qを結ぶ直線Gと前記極大点Kから前記ベースラインへ引いた垂線との交点をPとしたとき、点Oと交点Pの距離をMHとし、点Qと交点Pの距離をMLとする。)
As=W1/2/W5% ・・・(3)
0.30≦As≦0.70 ・・・(4)
(式(3)および式(4)において、前記クロマトグラム上で屈折率強度がL/20となる2点のうち溶出時間が早いほうを点Rとし、溶出時間が遅いほうを点Sとし、点Rと点Sを結んだ直線Hと前記極大点Kから前記ベースラインBへ引いた垂線との交点をTとし、点Rと交点Tの距離をW1/2とし、点Rと点Sの距離をW5%とする。)
(2) (d)成分が25℃で液体の油脂を更に含んでおり、25°Cで固体の油脂の質量に対する25°Cで液体の油脂の質量の比率(25°Cで液体の油脂の質量/25°Cで固体の油脂の質量)が1/8~1/2であることを特徴とする、(1)の水中油滴型皮膚洗浄化粧料。
((a)成分)
(a)成分は、式(1)で表され、かつ式(2)、式(3)および式(4)の関係を満足するアルキルオキシラン誘導体である。
R1O-(AO)n-H ・・・・(1)
R1の炭素数は6以下とするが、4以下が更に好ましい。すなわち、R1は好ましくは炭素数1~6のアルキル基またはアルケニル基であり、最も好ましくは炭素数1~6のアルキル基である。R1は、直鎖炭化水素基であってよく、分岐鎖炭化水素基であってよいが、好ましくは直鎖炭化水素基である。炭素数1~6の直鎖アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基等を挙げることができる。R1で示される炭素数1~6の炭化水素基は1種のみでも、2種以上でもよい。
式(1)において、nは、オキシアルキレン基AOの平均付加モル数で、50以上である。nが50未満であると粘度が低く、洗浄後のべたつきのなさに欠ける場合がある。しかしながら、nが大きくなるにつれて洗浄後のべたつきが大きくなるため、nは150以下であることが好ましく、120以下であることが更に好ましい。
0.35≦ML/MH≦0.75 ・・・・(2)
(式(2)において、クロマトグラム上の屈折率強度が最大となる極大点KからベースラインBへの垂線の長さをLとし、屈折率強度がL/2となるクロマトグラム上の2点のうち溶出時間が早いほうを点Oとし、溶出時間が遅いほうを点Qとし、点Oと点Qを結ぶ直線Gと前記極大点Kから前記ベースラインへ引いた垂線との交点をPとしたとき、点Oと交点Pの距離をMHとし、点Qと交点Pの距離をMLとする。)
(1) クロマトグラム上の屈折率強度の極大点KからベースラインBへ垂線を引き、垂線の長さをLとする。
(2) 屈折率強度がL/2となるクロマトグラム上の2点のうち、溶出時間が早いほうを点Oとし、溶出時間が遅いほうを点Qとする。
(3) 点Oと点Qを結んだ直線Gと、屈折率強度の極大点KからベースラインBへ引いた垂線との交点をPとする。
(4) 点Oと交点Pの距離をMH、交点Pと点Qの距離をMLとする。
As=W1/2/W5% ・・・(3)
0.30≦As≦0.70 ・・・(4)
(1) クロマトグラム上の屈折率強度の極大点KからベースラインBへ垂線を引き、その長さをLとする。
(2) 屈折率強度がL/20となるクロマトグラム上の2点のうち、溶出時間が早いほうを点Rとし、溶出時間が遅いほうを点Sとする。
(3) 点Rと点Sを結んだ直線Hと、屈折率強度の極大点KからベースラインBへ引いた垂線との交点をTとする。
(4) 点Rと交点Tの距離をW1/2、点Rと点Sの距離をW5%とする。
(a)成分の含有量が多いと洗浄後のべたつきが発生するだけでなく、洗浄性が低下することがあるので、(a)成分の含有量は、10質量%以下とするが、7質量%以下とすることが好ましく、3質量%以下とすることが更に好ましく、2質量%以下とすることが特に好ましい。また、また、(a)成分が少ないと洗浄後のべたつきのなさが損なわれるだけでなく、お湯で短時間に繰り返し使用した場合の洗浄後のしっとり感を感じにくくなることがあるので、(a)成分の含有量を0.01質量%以上とするが、0.1質量%以上とすることが好ましく、0.5質量%以上とすることが更に好ましい。
(b)成分は、炭素数が2~6である多価アルコールである。この多価アルコールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2-プロピレングリコール、1,3-プロピレングリコール、メチルプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、1,2-ペンチレングリコール、1,2-へキシレングリコール、1,6-ヘキサンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ジグリセリン、グルコース、マルトース、ソルビトール等が挙げられる。これらの(b)成分は1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を適宜組み合わせて用いても良い。中でも好ましくはグリセリン、ジプロピレングリコール、ペンチレングリコールであり、より好ましくはグリセリン、ジプロピレングリコールである。
(c)成分は、ポリグリセリン脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤である。
このポリグリセリンの平均重合度は、好ましくは2~8であり、2~6がより好ましく、2または3がさらに好ましく、2のものが特に好ましい。
HLB=20(1-S/A)
S:エステルのけん化価、A:脂肪酸の酸価
本発明において用いられる(d)成分は、油脂であり、25℃で固形である油脂を少なくとも含む。
油脂は、具体的には、ツバキ油、オリーブ油、アボガド油、メドウフォーム油、マカデミアナッツ油、ヤシ油、ヒマワリ油、ゴマ油、グレープシード油、米油、ナタネ油、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリエチルヘキサノイン等が挙げられる。25℃で固形である油脂としては、ヤシ脂、シア脂、カカオ脂、水添パーム油、水添ナタネ油等が挙げられる。
水中油滴型皮膚洗浄化粧料の全質量を100質量%としたとき、添加剤の全量は、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、2質量%以下が更に好ましい。
水中油滴型皮膚洗浄化粧料の(a)~(d)成分および添加成分以外の残部は水である。水の含有量としては、20~90質量%が好ましく、30~85質量%がより好ましく、40~80質量%がさらに好ましい。
塩化亜鉛2.1gを含む2.0mlの水溶液中に、カリウムヘキサシアノコバルテートK3Co(CN)6を0.84g含む15mlの水溶液を、40℃にて攪拌しながら15分間かけて滴下した。滴下終了後、水16ml、tert-ブチルアルコール16gを加え、70℃に昇温し、1時間攪拌した。室温まで冷却後、濾過操作(1回目濾過)を行い、固体を得た。この固体に、水14ml、tert-ブチルアルコール8.0gを加え、30分間攪拌したのち濾過操作(2回目濾過)を行い、固体を得た。
さらに再度、この固体にtert-ブチルアルコール18.6g、メタノール1.2gを加え、30分間攪拌したのち濾過操作(3回目濾過)を行い、得られた固体を40℃、減圧下で3時間乾燥し、複合金属シアン化物錯体触媒0.7gを得た。
温度計、圧力計、安全弁、窒素ガス吹き込み管、撹拌機、真空排気管、冷却コイル、蒸気ジャケットを装備したステンレス製5リットル(内容積4,890ml)の耐圧反応装置に、ブチルプロピレングリコール200gと参考合成例の複合金属シアン化物錯体触媒0.2gを仕込んだ。窒素置換後、110℃へと昇温し、0.3MPa以下の条件で、窒素ガス吹き込み管より、メチルオキシラン210gを4時間かけて仕込んだ。この際、反応槽内の圧力と温度の経時的変化を測定した。4時間後、反応槽内の圧力が急激に減少した。その後、反応槽内を110℃に保ちながら、0.6MPa以下の条件で、窒素ガス吹き込み管より、徐々にメチルオキシランを投入し、3,287gのメチルオキシランを撹拌下に連続的に加圧添加した。このとき、メチルオキシランを840g添加するまでの時間は60分、2,100g添加するまでの時間は108分、3,287g添加するまでの時間は132分であった。添加終了後、110℃で1時間反応させた後、反応槽より1,680gを抜き取った。
さらに、反応槽の残存物を110℃へと昇温し、反応槽内を110℃に保ちながら、0.6MPa以下の条件で、窒素ガス吹き込み管より、メチルオキシラン174gを20分かけて添加した。添加終了後、110℃で1時間反応させた後、再度反応槽より619gを抜き取り、窒素ガスを吹き込みながら、75~85℃、50~100Torrで1時間減圧処理後、ろ過を行った。
得られた反応物(化合物a-2のML/MHは0.42、Asは0.59であった。
得られた反応物(化合物a-3のML/MHは0.36、Asは0.57であった。
また、表1中、水酸基価はJISK-1557-1、動粘度はJIS K-2283、不飽和度はJIS K-1557に準拠して測定したものであり、分子量は水酸基価より算出したものである。
表2~表4に示す配合比率で、以下の方法により水中油滴型皮膚洗浄化粧料を調製した。なお、表2~4中の共通添加成分は、表5に示す10成分である。
すなわち、(b)成分およびイオン交換水を含む水相と、(a)成分、(c)成分、(d)成分および共通添加成分1,2,3からなる油性成分とをそれぞれ混合し、75~80℃に加熱し、ホモミキサーを用いて混合した後に共通添加成分4,5を添加し冷却し、共通添加成分中の6、7、8、9、10を添加して水中油滴型皮膚洗浄化粧料を得た。
得られた水中油滴型皮膚洗浄化粧料を用いて、4項目について下記の評価基準により評価を行った。評価結果を表2~4に示す。
下記の項目に関して、評価を行い、評点の合計によって、「◎」~「×」の下記4段階評価を行った。
(1)洗浄性
20名の男女(24才~54才)をパネラーとし、油汚れとしてナタネ油5gを手に塗布し、水中油滴型皮膚洗浄化粧料2gを手に5回なじませた後、こすらずに流水ですすいだ際の汚れ落ちについて下記のように判定し、20名の合計点を求めて、判定を行った。
2点:汚れが落ちたと感じた場合。
1点:汚れが落ちにくいと感じた場合。
0点:汚れが落ちていないと感じた場合。
評点の合計が30点以上を洗浄性に優れる水中油滴型皮膚洗浄料として判定した。
20名の男女(24才~54才)をパネラーとし、水中油滴型皮膚洗浄化粧料2gを手に5回なじませた後、こすらずに流水ですすぎ、タオルドライして5分後のべたつきのなさについて下記のように判定し、20名の合計点を求めて、判定を行った。
2点:べたつきがないと感じた場合。
1点:ややべたつきがあると感じた場合。
0点:べたつきがあると感じた場合。
評点の合計が30点以上をべたつきのなさに優れる水中油滴型皮膚洗浄料として判定した。
(3)お湯で繰り返し洗浄した後のしっとり感
20名の男女(24才~54才)をパネラーとし水中油滴型皮膚洗浄化粧料2gを手に5回なじませた後、お湯(約38℃)ですすぎタオルドライする操作を約5分間で10回繰り返し、タオルドライして5分後のしっとり感について下記のように判定し、20名の合計点を求めて、判定を行った。
2点:しっとり感があると感じた場合。
1点:ややしっとり感があると感じた場合。
0点:しっとり感がないと感じた場合。
評点の合計が30点以上を、お湯で繰り返し洗浄後のしっとり感に優れる水中油滴型皮膚洗浄料として判定した。
◎:合計点が35以上
○:合計点が30以上~35未満
△:合計点が20以上~30未満
×:合計点が20未満
比較例1では、(a)成分を含有していないことから、洗浄後のべたつきのなさ、お湯で繰り返し洗浄した後のしっとり感が不十分であった。
比較例2では、(a)成分を含有しておらず、(a’)成分として分子量分布の狭いアルキルオキシラン誘導体を配合しており、洗浄後のべたつきのなさ、お湯で繰り返し洗浄した後のしっとり感が不十分であった。
比較例3では(b)成分を含有していないことから、お湯で繰り返し洗浄した後のしっとり感が不十分であった。
比較例4では、(c)成分を含有していないことから、洗浄性、洗浄後のべたつきのなさが不十分であった。
比較例5では、(d)成分を含有しておらず、(d’)成分としてポリオキシエチレンアルキルエーテルを配合しており、洗浄性、洗浄後のべたつきのなさ、お湯で繰り返し洗浄した後のしっとり感が不十分であった。
比較例6では、(d)成分を含有していないことから、洗浄後のしっとり感、お湯で繰り返し洗浄した後のしっとり感が不十分であった。
Claims (2)
- 下記(a)成分を0.01~10質量%、(b)成分を10~50質量%、(c)成分を1~10質量%および(d)成分を1~20質量%含有することを特徴とする、水中油滴型皮膚洗浄化粧料。
(a)成分: 式(1)で表され、かつ下記式(2)、式(3)および式(4)の関係を満足するアルキルオキシラン誘導体
(b)成分: 炭素数2~6の多価アルコール
(c)成分: ポリグリセリン脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤
(d)成分: 25℃で固体である油脂を少なくとも含む油脂
R1O-(AO)n-H ・・・・(1)
(式(1)において、
R1は、炭素数1~6の炭化水素基であり、
AOは炭素数3のオキシアルキレン基であり、
nはオキシアルキレン基AOの平均付加モル数であり、50≦n≦150である。)
0.35≦ML/MH≦0.75 ・・・・(2)
(式(2)において、ゲル浸透クロマトグラフィー測定により求められるクロマトグラム上の屈折率強度が最大となる極大点KからベースラインBへの垂線の長さをLとし、屈折率強度がL/2となるクロマトグラム上の2点のうち溶出時間が早いほうを点Oとし、溶出時間が遅いほうを点Qとし、点Oと点Qを結ぶ直線Gと前記極大点Kから前記ベースラインへ引いた垂線との交点をPとしたとき、点Oと交点Pの距離をMHとし、点Qと交点Pの距離をMLとする。)
As=W1/2/W5% ・・・(3)
0.30≦As≦0.70 ・・・(4)
(式(3)および式(4)において、前記クロマトグラム上で屈折率強度がL/20となる2点のうち溶出時間が早いほうを点Rとし、溶出時間が遅いほうを点Sとし、点Rと点Sを結んだ直線Hと前記極大点Kから前記ベースラインBへ引いた垂線との交点をTとし、点Rと交点Tの距離をW1/2とし、点Rと点Sの距離をW5%とする。)
- (d)成分が25℃で液体の油脂を更に含んでおり、25°Cで固体の油脂の質量に対する25°Cで液体の油脂の質量の比率(25°Cで液体の油脂の質量/25°Cで固体の油脂の質量)が1/8~1/2であることを特徴とする、請求項1記載の水中油滴型皮膚洗浄化粧料。
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