JP7512667B2 - 成形用シート及び該成形用シートを用いた成形体 - Google Patents
成形用シート及び該成形用シートを用いた成形体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7512667B2 JP7512667B2 JP2020083306A JP2020083306A JP7512667B2 JP 7512667 B2 JP7512667 B2 JP 7512667B2 JP 2020083306 A JP2020083306 A JP 2020083306A JP 2020083306 A JP2020083306 A JP 2020083306A JP 7512667 B2 JP7512667 B2 JP 7512667B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- sheet
- adhesive layer
- adherend
- molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
[1]透明樹脂層、バッカー層及び粘着層をこの順で含む成形用シートであって、前記粘着層を介しポリプロピレン基材へ貼り合わせた時、JIS Z 0237:2009に規定される25℃における前記粘着層と前記ポリプロピレン基材との界面の180°剥離強度が、10N/25mm以上30N/25mm未満である、成形用シート。
[2]前記バッカー層が、ABS系樹脂又はポリ塩化ビニル系樹脂を含む、[1]に記載の成形用シート。
[3]前記バッカー層の厚みが50μm以上である、[1]又は[2]に記載の成形用シート。
[4]前記透明樹脂層の厚みが50μm以上である、[1]~[3]の何れかに記載の成形用シート。
[5]前記透明樹脂層と前記バッカー層の間に、意匠層を有する、[1]~[4]の何れかに記載の成形用シート。
[6]被着体と成形用シートとが密着してなる成形体であって、前記被着体はポリプロピレンを含み、前記成形用シートは[1]~[5]の何れかに記載の成形用シートであり、前記被着体と前記成形用シートの前記粘着層側の面とが密着してなる、成形体。
[7]車両体外装用に用いられる、[6]に記載の成形体。
本発明の成形用シートは、透明樹脂層、バッカー層及び粘着層をこの順で含み、前記粘着層を介しポリプロピレン基材へ貼り合わせた時、JIS Z 0237:2009に規定される25℃における前記粘着層と前記ポリプロピレン基材との界面の180°剥離強度が、10N/25mm以上30N/25mm未満であることを特徴とする成形用シートである。
成形用シートの具体例としては、例えば、下記(1)~(5)の構成が挙げられる。なお、「/」は各層の境界を意味する。
(1)粘着層/バッカー層/透明樹脂層
(2)粘着層/バッカー層/意匠層/透明樹脂層
(3)粘着層/バッカー層/アンカー層/意匠層/透明樹脂層
(4)粘着層/バッカー層/意匠層/アンカー層/透明樹脂層
(5)粘着層/バッカー層/アンカー層/意匠層/アンカー層/透明樹脂層
さらに、成形用シートの具体例としては、上記(1)~(5)の透明樹脂層のバッカー層側とは反対側の面に、さらに保護層を形成した構成が挙げられる。
なお、本発明の成形用シートは、粘着層のバッカー層側とは反対側の面にセパレータを有していてもよい。セパレータは、成形体成形時に剥離除去できるものであればよく、紙セパレータであってもよいし、フィルムセパレータであってもよい。
本発明の成形用シートは、透明樹脂層と粘着層の間に、バッカー層を有する。バッカー層は、例えば、成形用シート及び成形体に耐チッピング性を付与したり、成形用シートにコシを与え、成形体成形時のハンドリングを向上させたりする役割を有する。
また、バッカー層に用いられる樹脂のアイゾット衝撃強さの上限は、通常は特に制限はされないが、成形用シートのトリミング性をより向上させる観点から、50kJ/m2以下が好ましく、45kJ/m2以下がより好ましく、40kJ/m2以下がさらに好ましい。
粘着層は、成形用シートを構成する層において、被着体と接する層であり、例えば、被着体との密着性を向上するために成形される。
また、粘着層は、必要に応じて硬化剤を含むことが好ましい。粘着層に用いる硬化剤としては、イソシアネート系硬化剤及びアミン系硬化剤等が挙げられる。
また、粘着層に用いる樹脂の20℃における貯蔵弾性率の下限は、1.0×104Pa以上であることが好ましく、5.0×104以上であることがより好ましく、1.0×105Pa以上であることが特に好ましい。貯蔵弾性率が1.0×104Pa以上であることで、粘着層と被着体との密着性が必要以上に高くなりすぎることを抑制しやすくなり、成形用シートの仕立て直し性を向上させやすくできる。
なお、本明細書における重量平均分子量とは、GPC分析によって測定され、かつ標準ポリスチレンで換算された平均分子量である。
該180°剥離強度が10N/25mm未満であると、粘着層と後述する被着体との密着性が低くなり、成形体に耐チッピング性を付与することができない。また、該180°剥離強度が30N/25mmを超えると、成形用シートと被着体との貼り合わせに失敗した際、被着体から成形用シートを剥離することが困難となることから、成形用シートの仕立て直し性が劣り、成形体を仕立て直すことができない。該180°剥離強度の下限は15N/25mm以上であることが好ましく、17N/25mm以上であることがより好ましく、20N/25mm以上であることがさらに好ましい。また、該180°剥離強度の上限は、28N/25mm以下であることがより好ましく、25N/25mm以下であることがさらに好ましい。
本発明の成形用シートは、該180°剥離強度の上限が上述の範囲であることで、被着体から成形用シートを、機械式で効率的に剥離除去しやすくすることができ、被着体をリサイクルしやすくできる。また、作業効率の向上を図ることができる。
透明樹脂層は、例えば成形用シート又は成形体の支持体としての役割や、後述する意匠層を保護する役割を有する。
これらの中でも、耐光性、成形性に優れるとともに、屈折率が低いため透明性に優れ、かつ傷が目立ちにくい、アクリル系樹脂フィルムが好適である。
また、透明樹脂層は、JIS K 7361-1:1997の全光線透過率が85%以上であることが好ましく90% 以上であることがより好ましい。
透明樹脂層中には、紫外線吸収剤、光安定剤等の添加剤を含有されていてもよい。
意匠層は、成形用シートに意匠性を付与する目的で設けられる層である。意匠層は、透明樹脂層とバッカー層の間に形成されるのが好ましい。意匠層によって形成される意匠は、特に制限はされないが、金属光沢により意匠性を与えるもの、絵柄層(全面ベタ着色層含む)により意匠性を与えられるもの等が挙げられる。
金属光沢により金属調の意匠性を与える場合は、意匠層として、金属光沢層を用いることができる。金属光沢層としては、金属膜、又は光輝性顔料を含む塗膜等を使用することができる。
これらの中でも、成形用シート及び成形体に、金属光沢により金属調の意匠性を付与する観点から、金属膜を用いることが好ましい。
また、パール顔料としては、例えば、二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、二酸化チタン及び酸化鉄で被覆した雲母等などが挙げられる。
金属光沢層を形成する塗膜には、上記の金属顔料及びパール顔料を、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
絵柄層(全面ベタ着色層含む)としては、特に制限されないが、例えば、赤単色、黄単色、カーボン調、木目模様、大理石模様等の岩石の表面を模した石目模様、布目や布状の模様を模した布地模様、タイル貼模様、煉瓦積模様等が挙げられ、これらを複合した寄木、パッチワーク等の模様であってもよい。これらは、通常の赤色、黄色、青色、及び黒色のプロセスカラーの重ね合わせによる多色印刷によって形成してもよく、個々の色の版を用意して行う特色による印刷等によって形成してもよい。特に高彩度な意匠を表現する観点からは、プロセスカラーの重ね合わせによる多色印刷とすることが好ましい。
また、成形用シートの透明樹脂層とバッカー層の間に意匠層を有する場合(特に、意匠層が金属膜の場合)、バッカー層と意匠層との間にはアンカー層を有することが好ましい。
透明樹脂層の、バッカー層側の面とは反対側の面上には、例えば、耐擦傷性を向上するために保護層を形成してもよい。
成形用シートを構成する各層の間には、各層間の密着性を高めるためにアンカー層を有することが好ましい。
アンカー層を構成する樹脂は、透明樹脂層と金属光沢層との密着性を高める樹脂を選択することが好ましい。例えば、透明樹脂層がアクリル系樹脂フィルムの場合、アンカー層はアクリル系樹脂から構成することが好ましい。また、アンカー層のアクリル系樹脂は、主剤としてのアクリルポリオール、及び硬化剤としてのイソシアネート化合物との反応生成物であることが好ましい。
アンカー層中には、紫外線吸収剤、光安定剤等の添加剤を含有されていてもよい。
成形用シートの厚みは110μm以上が好ましく、150μm以上がより好ましく、175μm以上がさらに好ましい。成形用シートの厚みが110μ以上であると、成形性シートの耐チッピング性を向上しやすくなり、さらに成形用シートのコシが強くなることから、ハンドリング性が向上しやすくなる。
また、成形用シートの厚みは、700μm以下が好ましく、650μm以下がより好ましく、600μm以下がさらに好ましい。成形用シートの厚みが700μm以下であると、成形体成形時のトリミング性を良好にしやすくなる。
本発明の成形体は、被着体と上記成形用シートとが密着してなる成形体であって、前記被着体はポリプロピレンを含み、前記被着体と前記成形用シートの前記粘着層側の面とが密着してなることを特徴としている。
本発明の成形体は、粘着層の、バッカー層側の面とは、反対側の面に被着体を有する。また、前述したように、被着体とバッカー層の間に粘着層が介在し、粘着層が被着体と直接密着する構成となっている。
また、成形時の被着体の成形前の厚みは、0.1mm以上5.0mm以下が好ましく、0.5mm以上3.5mm以下がより好ましい。
本発明の成形用シートの製造方法は、透明樹脂層にバッカー層を形成する工程、該バッカー層上に粘着層を形成する工程を少なくとも含む。
バッカー層形成工程は、前記透明樹脂層上にバッカー層を形成する工程である。バッカー層の形成方法としては、例えば公知のラミネート法で形成することができる。
粘着層形成工程は、前記バッカー層上に粘着層を形成する工程である。粘着層の形成方法としては、例えば、前記バッカー層上に直接粘着層を形成してもよく、事前にセパレータ等に形成された粘着層を、バッカー層に貼り合わせて形成してもよい。
なお、上記の方法により粘着層を形成する場合、形成した粘着層を保護するために、粘着層上に、さらにセパレータを貼り合わせてもよい。セパレータは、成形体成形前に、粘着層から好適に剥離することができれば特に制限されることなく、紙セパレータ又はフィルムセパレータ等、公知のセパレータを用いることができる。
なお、上記の方法により粘着層を形成する場合、セパレータは、粘着層を好適な状態で形成することができ、かつ粘着層から好適に剥離することができれば特に制限されることなく、紙セパレータ又はフィルムセパレータ等、公知のセパレータを用いることができる。
本発明の成形用シートの製造方法には、さらに意匠層の形成工程を含んでもよい。意匠層の形成工程は、透明樹脂層とバッカー層間に意匠層を設ける工程である。意匠層の形成方法としては、前述したとおりである。
本発明の成形用シートの製造方法には、さらに保護層の形成工程を含んでもよい。保護層の成形工程は、透明樹脂層上に保護層を設ける工程である。保護層の形成方法としては、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコート等の公知の方法が挙げられる。
本発明の成形用シートの製造方法には、さらにアンカー層形成工程を含んでもよい。アンカー層形成工程は、成形用シートを構成する層と層に間にアンカー層を設ける工程である。アンカー層の形成方法としては、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコート等の公知の方法が挙げられる。
本発明の成形体は、本発明の成形用シートと前述した被着体とを用いて成形することにより製造することができる。
(y1)成形用シートの粘着層側の面と、被着体とを密着させた積層体を作製する。
(y2)上記積層体の被着体側の面を型に向けて配置して真空成形する。
(v1)上側真空室及び下側真空室を有するTOM成形機の下側真空室内に、予め製品形状に成形された被着体を配置する工程。
(v2)上側真空室と下側真空室との間に、前述の成形用シートを粘着層が、下側を向くように配置する工程。
(v3)上側真空室及び下側真空室を真空引きする工程。
(v4)成形用シートを加熱しつつ、被着体を上側真空室まで押し上げて、加熱された成形用シートに被着体を押し当てる工程。
(v5)成形用シートが加熱された状態で上側真空室を加圧し、被着体の露出面に成形用シートを密着させる工程。
工程(v1)及び(v2)では、上下の真空室は大気圧に開放した状態である。
真空引きの際は、上下の真空室をそれぞれ閉鎖し、上下の真空室をそれぞれ真空引きし、上下の真空室の内部を真空にする(例えば、真空圧100~1000Pa)。
かかる温度条件とすることにより、成形性がより良好となり、被着体の側面を成形用シートで覆いやすくすることができる。
なお、工程(v4)及び工程(v5)において、成形用シートの透明樹脂層側の表面温度は、70℃以上が好ましく、80℃以上がより好ましく、90℃以上がさらに好ましい。また、150℃以下が好ましく、140℃以下が好ましく、130℃以下がさらに好ましい。
また、工程(v4)及び工程(v5)において、上下の真空室は、仕切り板24等で仕切られている。
工程(v5)において、成形用フィルムは被着体の露出面に密着し、さらに、被着体の露出面の形状に追従して伸長し、被着体の露出面が成形用シートで被覆された成形体を得ることができる。
(v6)上側真空室及び下側真空室を開放し、大気圧に戻して、成形体を取り出す工程。
(v7)被着体10の表面に密着した成形用シートの不要部分をトリミングする工程。
工程(v7)のトリミングの工程は、通常はカッターを用いて、成形用シートの不要部分を切り取る方法で実施されるが、場合によっては、レーザーを用いて、成形用シートの不要部分を焼き切る方法で実施されてもよい。
(v2a)成形用シートの粘着層から、セパレータを剥離し除去する工程。
1-1.耐チッピング性
耐チッピング性試験は、規格番号SAE J-400、規格名称Test for Chip Resistance of Surface Coatings準拠、グラベロ試験にて実施した。図4は、実施例及び比較例で得られた成形体の耐チッピング性を評価するグラベロ試験装置の模式図である。グラベロ試験装置30を用いて、-20℃で、試験用支持体32(材質:セラミック)上の実施例及び比較例で得られた成形体100に7号砕石31(100g)を、成形体100の垂直方向、距離350mmの位置から、射出圧0.4MPaにて1秒間照射した後、成形体100のフィルムの剥がれ具合を確認した。評価基準は以下のとおりである。また、評価結果は表1にまとめた。
<評価基準>
a:目視で観察し、フィルムの剥がれがない。
b:目視で観察し、フィルムの剥がれがほとんどない。
c:目視で観察し、フィルムの剥がれがある。
180°剥離強度は、JIS Z 0237:2009に規定の試験方法に従い、試験機に材料試験機インストロン5565型(インストロン社製)を用い、測定幅25mm、試験機のチャック間距離100mm、剥離速度300mm/min、室温25℃、湿度40~65%RHの条件下で測定した。測定結果は表1にまとめた。
試験片は、実施例及び比較例で得られた成形体を、幅5cm×長さ10cmの大きさに切り出した後、長さ方向に延びる2本の切れ込みを、切れ込みの間隔が25mmで、かつ刃先が透明樹脂層からポリプロピレン基材まで到達するように、施した。次いで、該2本の切れ込みを施した部分の、長さ方向の一方の端をめくり、セロハンテープで延長し、試験機にチャックできるようにした。なお、該2本の切れ込みは、試験片の幅方向において、中心から等間隔になるようにした。
仕立て直し性の目安として、成形用シートが意図せずに被着体に貼りついた際、仕立て直すために、被着体から成形用シートを剥離することを想定し、下記の要領で、プロピレン基材から成形用シートを剥離した場合の、剥離のし易さを評価した。
試験サンプルは、被着体として厚み2mmのポリプロピレン板(日立化成社製、商品名:コウベポリシート PP-008)に、成形用シートを、その粘着層側が被着体のポリプロピレン板と接するように貼り合わせ、その後成形用シート側から、重さ2kgのローラーを乗せ一往復させ、プロピレン基材と成形用シートを密着させ、作製した。試験サンプルの大きさは、幅25mm×長さ100mmの矩形状とした。さらに、試験サンプルの端から長さ方向に1cmまで、成形用シートを剥離し、評価時の剥離きっかけ部とした。
評価は、剥離きっかけ部のプロピレン基材と成形用シートをつまみ、成形用シートを引っ張ることで剥離し、剥離のし易さを評価した。
容易に剥離できた場合は3点、剥離できたが強い抵抗を感じた場合は2点、剥離後ポリプロピレン基材に糊残りした、又は成形性シートの破れ等が生じ完全に剥離できなかった場合は1点とし、20人の被験者が評価をし、平均点を算出した。算出した平均点に基づき、下記評価基準でランク付けした。評価結果は表1にまとめた。
<評価基準>
a:2.5点以上
b:1.5点以上、2.5点未満
c:1.5点未満
実施例及び比較例で得られた成形用シートと、スーパーカー形状の黒色ABSの被着体(布施真空社製)とを、加熱温度:120℃、真空圧力:-0.1MPa(ゲージ圧)、圧空圧力:0.2MPa(ゲージ圧)の条件下でTOM成形した後、成形用シートの不要部分をカッターでトリミングし評価した。評価基準は下記の通りである。評価結果は表1にまとめた。
<評価基準>
a:カッターで成形用シートの不要部分をトリミングした際、カッターへの根着材の付着が目立たず、かつ意図した形状にトリミングすることができた。
c:カッターで成形用シートの不要部分をトリミングした際、カッターへの根着材の付着が目立った。又は、意図した形状にトリミングすることができなかった。
[実施例1]
<成形用シートの作製>
厚み125μmのアクリル系樹脂フィルム(住化アクリル販売社製、商品名:テクノロイS001G)からなる透明樹脂層上に、下記処方のアンカー層形成用液1を塗布、乾燥し、厚み2μmのアンカー層1を形成した。
<アンカー層形成用塗布液1>
・アクリルポリオール(荒川化学工業社製、商品名アラコートDA105)
3.0質量部
・イソシアネート系化合物(荒川化学工業社製、商品名アラコートCL1)
1.0質量部
・溶剤 適量
<アンカー層形成用塗布液2>
・ポリエステル系樹脂(昭和インク工業社製、商品名:SIVM用HS)
5・0質量部
・イソシアネート系化合物(荒川化学工業社製、商品名:アラコートCL1) 1.0質量部
・溶剤 適量
上側真空室及び下側真空室を有するTOM成形機の下側真空室内の台上に、被着体として厚み2mmのポリプロピレン板(大きさ:A4サイズ、日立化成社製、商品名:コウベポリシート PP-008)を配置した。
バッカー層の厚みを100μmに変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例2の成形用シート及び成形体を得た。
バッカー層を、厚み100μmのPVCに変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例3の成形用シート及び成形体を得た。
粘着層の厚みを75μmに変更した以外は、実施例2と同様にして、実施例4の成形用シート及び成形体を得た。
バッカー層の厚みを500μmに変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例5の成形用シート及び成形体を得た。
バッカー層の厚みを50μmに変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例6の成形用シート及び成形体を得た。
粘着層の厚みを100μmに変更した以外は、実施例2と同様にして、比較例1の成形用シート及び成形体を得た。
粘着層の厚みを150μmに変更した以外は、実施例2と同様にして、比較例2の成形用シート及び成形体を得た。
粘着層の厚みを25μmに変更した以外は、実施例2と同様にして、比較例3の成形用シート及び成形体を得た。
バッカー層形成後に、粘着層として粘着層Bを下記の通り形成した以外は、実施例2と同様にして、比較例4の成形用シート及び成形体を得た。
厚み50μmのアクリル系粘着剤シート(KISCO社製、商品名:T-13)から、片側の面のセパレータを剥離し、該粘着剤シートを露出させた。次いで、バッカー層上に、露出させた粘着剤シートをラミネートし貼り合わせ、粘着層として粘着層Bを形成した。粘着層B上のバッカー層側とは反対側の面に残存するセパレータは、成形体の作製前に剥離し除去した。
実施例1において、バッカー層及びアンカー層2を形成しなかった以外は、実施例1と同様にして、比較例5の成形用シート及び成形体を得た。
比較例1及び2は、剥離強度30N/25mm以上と大きいため、実施例1~6と比較して、仕立て直し性が劣る結果となった。
また、比較例3及び4は、剥離強度が10N/25mm未満と小さいため、実施例1~6と比較して、耐チッピング性が劣る結果となった。
比較例5は、構成内にバッカー層を含まないため、クラベロ試験の砕石の衝突の衝撃を受けきることができず、他の実施例と比較して、耐チッピング性が著しく劣る結果となった。
2:透明樹脂層
3:バッカー層
4:粘着層
5:意匠層
10:被着体
20:TOM成形機
21、22:真空室
23:台
24:仕切り板
30:クラベロ試験装置
31:7号砕石
32:試験用支持体
100:成形体
Claims (5)
- 透明樹脂層、バッカー層及び粘着層をこの順で含む成形用シートであって、
前記バッカー層が、ABS系樹脂又はポリ塩化ビニル系樹脂を含み、
前記バッカー層の厚みが100μm以上450μm以下であり、
前記粘着層が、アクリル系樹脂を含み、
前記粘着層を介しポリプロピレン基材へ貼り合わせた時、JIS Z 0237:2009に規定される25℃における前記粘着層と前記ポリプロピレン基材との界面の180°剥離強度が、10N/25mm以上30N/25mm未満である、成形用シート。 - 前記透明樹脂層の厚みが50μm以上である、請求項1に記載の成形用シート。
- 前記透明樹脂層と前記バッカー層の間に、意匠層を有する、請求項1又は2に記載の成形用シート。
- 被着体と成形用シートとが密着してなる成形体であって、
前記被着体はポリプロピレンを含み、
前記成形用シートは請求項1~3の何れかに記載の成形用シートであり、
前記被着体と前記成形用シートの前記粘着層側の面とが密着してなる、成形体。 - 車両体外装用に用いられる、請求項4に記載の成形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020083306A JP7512667B2 (ja) | 2020-05-11 | 2020-05-11 | 成形用シート及び該成形用シートを用いた成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020083306A JP7512667B2 (ja) | 2020-05-11 | 2020-05-11 | 成形用シート及び該成形用シートを用いた成形体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2021178410A JP2021178410A (ja) | 2021-11-18 |
| JP7512667B2 true JP7512667B2 (ja) | 2024-07-09 |
Family
ID=78510262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2020083306A Active JP7512667B2 (ja) | 2020-05-11 | 2020-05-11 | 成形用シート及び該成形用シートを用いた成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7512667B2 (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011231218A (ja) | 2010-04-28 | 2011-11-17 | Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd | 装飾シート用粘着剤及び装飾シート |
| JP2018150447A (ja) | 2017-03-13 | 2018-09-27 | 株式会社クラレ | 多層フィルムおよび成形体 |
| JP2018171837A (ja) | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 大日本印刷株式会社 | 耐チッピング性を備えた加飾成形体 |
| JP2018171836A (ja) | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 大日本印刷株式会社 | 金属調加飾シート及びその成形体 |
| WO2020004355A1 (ja) | 2018-06-28 | 2020-01-02 | 東亞合成株式会社 | 粘着シート |
-
2020
- 2020-05-11 JP JP2020083306A patent/JP7512667B2/ja active Active
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011231218A (ja) | 2010-04-28 | 2011-11-17 | Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd | 装飾シート用粘着剤及び装飾シート |
| JP2018150447A (ja) | 2017-03-13 | 2018-09-27 | 株式会社クラレ | 多層フィルムおよび成形体 |
| JP2018171837A (ja) | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 大日本印刷株式会社 | 耐チッピング性を備えた加飾成形体 |
| JP2018171836A (ja) | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 大日本印刷株式会社 | 金属調加飾シート及びその成形体 |
| WO2020004355A1 (ja) | 2018-06-28 | 2020-01-02 | 東亞合成株式会社 | 粘着シート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2021178410A (ja) | 2021-11-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6005911B2 (ja) | 真空圧空成形または真空成形により一体化された構造体、およびその製造方法 | |
| US10076889B2 (en) | Wrapped three-dimensional shaped article and process for its production | |
| EP2739486B1 (en) | Graphic article | |
| CN114734705A (zh) | 装饰性膜以及与其整合的制品 | |
| EP2739485B1 (en) | Graphic article | |
| JP5892405B2 (ja) | 真空成形用加飾フィルム、加飾成形品、およびその製造方法 | |
| JP2018070746A (ja) | 加飾シート用保護フィルム、および保護フィルム付加飾シート | |
| JP2021142708A (ja) | 加飾シート及び加飾物品の製造方法 | |
| JP2023080776A (ja) | 塗装代替フィルム | |
| JP6926602B2 (ja) | 耐チッピング性を備えた加飾成形体 | |
| JP2007118350A (ja) | 成形用積層シート | |
| JP7512667B2 (ja) | 成形用シート及び該成形用シートを用いた成形体 | |
| JP7074436B2 (ja) | 装飾シート、装飾シートを含む構造体及び装飾シートの製造方法 | |
| JP5159980B1 (ja) | クラックの発生を抑制できる転写シート | |
| JP2016147505A (ja) | 真空圧空成形または真空成形により一体化された構造体、およびその製造方法 | |
| JP2021138002A (ja) | 加飾シート及びそれを用いた加飾物品の製造方法 | |
| JP2009040039A (ja) | 装飾用シート、成形品および輸送機器 | |
| JP2008087303A (ja) | インサート成形用加飾シート | |
| JPH11240124A (ja) | 化粧シート | |
| JP3127398B2 (ja) | 耐光性を有する金属蒸着転写材、耐光性を有する金属蒸着成形品とその製造方法 | |
| JP2015066697A (ja) | 加飾用転写箔及びこれを用いた加飾樹脂成形品の製造方法 | |
| JP5608059B2 (ja) | 二次加工用化粧シートおよびそれを用いた化粧材の製造方法 | |
| KR102879555B1 (ko) | 인테리어 데코용 필름 | |
| JPH06128537A (ja) | 装飾用粘着シート及びその製造方法 | |
| JP3714753B2 (ja) | 化粧シート |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230328 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20231226 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240116 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240301 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240528 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240610 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7512667 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |