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JP7589951B2 - プローブ誘導ヘテロ二重鎖の移動度アッセイ - Google Patents

プローブ誘導ヘテロ二重鎖の移動度アッセイ Download PDF

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JP7589951B2 JP2022507594A JP2022507594A JP7589951B2 JP 7589951 B2 JP7589951 B2 JP 7589951B2 JP 2022507594 A JP2022507594 A JP 2022507594A JP 2022507594 A JP2022507594 A JP 2022507594A JP 7589951 B2 JP7589951 B2 JP 7589951B2
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Description

背景
近年、二本鎖切断(double strand break:DSB)に基づく遺伝子編集技術(ZFN/TALEN/CRIPSRなど)の進展により、分子生物学において1塩基対(base pair:bp)の違いを検出することへの要求が高まっている。これらのDSBは、標的ゲノム配列での非相同末端結合(non-homologous end joining:NHEJ)を刺激し、1bpの挿入又は欠損のインデル(indel)変異を生じさせることができる。研究者はフレームシフトヌル変異をもたらすこれらの1bpのインデル変異に関心がある場合が多い。このような変異をスクリーニング集団から識別するためには、まず多数のジェノタイピング(遺伝子型判定)実験が必要であり、変異が識別されれば、その後の解析のために大規模なホモ接合体及びヘテロ接合体のジェノタイピングが必要となり得る。このような実験は多くの生物で一般的である(ヒト;Maliら,2013 Science/ マウス;Wangら,Cell 2013/ サル;Wanら,2015 Cell Res 2014/ カエノラブディティス・エレガンス(C.elegans);Friedland Nat Methods 2013/ ショウジョウバエ(Dorosophila);Venkenら,Dev Biol.,2016 ゼブラフィッシュ(Zebrafish);Hwangら,2013 Nat biotech/ Athal N.ベンサミアナ(Athal N.benthamiana);Liら,Nat biotech 2013/ ソルガムきび(sorghum rice);Jiangら,NAR 2013/ 小麦;Upadhyayら,G3 2013)。数個の塩基対の違いを検出する方法は多くの研究によって開発されており、例えば、サンガーシーケンシング又はディープシーケンシング、制限断片長多型(restriction fragment length polymorphism:RFLP)解析(Urnovら、2005 nature)、DNA融解解析(Dahlemら、2012 PLoS Genet)、T7エンドヌクレアーゼIアッセイ(Kimら、2009 Genome Res)、Cel-1アッセイ(Uetaら、2017 Scientific Rep)、蛍光ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)(Kimら、2011 Nat methods)、及びRNAガイドエンドヌクレアーゼと制限断片長多型とに基づく分析(RGEN-RFLP)(Kimら、2014 Nat Comn)などが挙げられる。しかし、それぞれの手法にはメリットとデメリットがある。例えば、サンガーシーケンシングやディープシーケンシングは1bpの分解能でDNA配列を識別することができるが、コストと時間がかかる。RFLP解析は、区別したい配列の情報が既にわかっていて、かつ既存の制限酵素を用いたアッセイを設計できる場合に1bpの分解能を達成できる。この条件では、RFLPは変異体のスクリーニングに適さない。DNA融解解析、T7エンドヌクレアーゼIアッセイ、Cel-1アッセイ、蛍光PCR、及びRGEN-RFLPでは、1bpの分解能がいつも得られるとは限らず、及び/又は特殊な薬品、タンパク質、デバイスが必要である。
ヘテロ二本鎖移動度アッセイ(Heteroduplex mobility assay:HMA)はまた、小さな塩基対の違いを検出する方法である(Kumeda及びAsao 2001,Appl Environ Microbiol、Otaら,2013 Genes Cells、Ansaiら,2014 Dev Growth Differ、Bhattacharyya及びLilley,1989 NAR)。HMAは、3つの単純な工程からなる:1)PCR、2)変性/再アニーリング、3)電気泳動(図1)。ただし、HMAの分解能は通常3塩基対以上であるため(Otaら,2013 Genes Cells、Ansaiら,2014 Dev Growth Differ、Bhattacharyya及びLilley、1989 NAR)、通常、HMAを使用して1bpの違いを区別することは困難である(Suganoら、2017)。
本発明は、人工的に挿入又は欠損を導入した合成オリゴDNA配列、及びプローブとしてPCR増幅された二本鎖DNA又は短い1本鎖DNAを用いて、1bpの異なる配列を検出する新規方法を提供するものである。本発明者らは、本明細書において、この方法をプローブ誘導HMA(Probe-nduced HMA:PRIMA(プリマ))と呼ぶ。PRIMAは、多様な生物種のゲノム編集に幅広く応用できる。
図における配列は、図面の説明の後に別途言及される。
図1は、HMA()、prePRIMA()、PRIMA()の概要を示す。HMAは、1bpの違いによるヘテロ二重鎖移動度のシフトを有する検出可能なピークを生成することが困難である(a)。一方、prePRIMA(b)とPRIMA(c)とは、野生型(wild type:WT)と1bpのインデル配列とからヘテロ二重鎖のピークを生成することができる。WT;野生型、mt;変異型、Homo;ホモ接合体、Hetero;ヘテロ接合体、sss;短い一本鎖(short single strand)。1bpの挿入/欠損の変異を表す。塗りつぶされていない三角塗りつぶされた三角は、それぞれ野生型と変異型からのヘテロ二重鎖のピークを示す。電気泳動図上のは、ホモ二重鎖のピークと区別のつかないヘテロ二重鎖のピークとが混在していることを示す。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 図1は、HMA()、prePRIMA()、PRIMA(C)の概要を示す。HMAは、1bpの違いによるヘテロ二重鎖移動度のシフトを有する検出可能なピークを生成することが困難である(a)。一方、prePRIMA(b)とPRIMA(c)とは、野生型(wild type:WT)と1bpのインデル配列とからヘテロ二重鎖のピークを生成することができる。WT;野生型、mt;変異型、Homo;ホモ接合体、Hetero;ヘテロ接合体、sss;短い一本鎖(short single strand)。1bpの挿入/欠損の変異を表す。塗りつぶされていない三角塗りつぶされた三角は、それぞれ野生型と変異型からのヘテロ二重鎖のピークを示す。電気泳動図上のは、ホモ二重鎖のピークと区別のつかないヘテロ二重鎖のピークとが混在していることを示す。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 図1は、HMA()、prePRIMA()、PRIMA()の概要を示す。HMAは、1bpの違いによるヘテロ二重鎖移動度のシフトを有する検出可能なピークを生成することが困難である(a)。一方、prePRIMA(b)とPRIMA(c)とは、野生型(wild type:WT)と1bpのインデル配列とからヘテロ二重鎖のピークを生成することができる。WT;野生型、mt;変異型、Homo;ホモ接合体、Hetero;ヘテロ接合体、sss;短い一本鎖(short single strand)。1bpの挿入/欠損の変異を表す。塗りつぶされていない三角塗りつぶされた三角は、それぞれ野生型と変異型からのヘテロ二重鎖のピークを示す。電気泳動図上のは、ホモ二重鎖のピークと区別のつかないヘテロ二重鎖のピークとが混在していることを示す。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 図2は、配列及びプローブ設計の一例を示す。第1の配列(S1)、第2の配列(S2)、及びプローブ(P)のアライメントである。第1の可変配列トラクトV1は5ヌクレオチドの長さを有し、第2の可変配列トラクトは4ヌクレオチドの長さを有する。X:ヌクレオチドなし(V1に関して欠損)、C1:第1の5’共通配列トラクト、C1’:第2の5’共通配列トラクト(C1と同一)、C2:第1の3’共通配列トラクト、C2’:第2の3’共通配列トラクト(C2と同一)、RC1:C1と逆相補的な配列、RC2:C2と逆相補的な配列、黒線:第1及び第2の配列。 図3は、配列及びプローブの設計の一例を示す。第1の配列(S1)、第2の配列(S2)、及びプローブ(P)のアライメントである。第1の可変配列トラクトV1は、5ヌクレオチドの長さを有する。X及びY:ヌクレオチドなし(V1に関して欠損)、C1:第1の5’共通配列トラクト、C1’:第2の5’共通配列トラクト(C1より3ヌクレオチド短い)、C2:第1の3’共通配列トラクト、C2’:第2の共通配列トラクト(C2と同一)、RC1:C1と逆相補的な配列、RC2:C2と逆相補的な配列、黒線:第1及び第2の配列。 図4は、prePRIMAで検出した植物(a、b、c)、バクテリア(d)、ヒト(c)のDNA断片の野生型及び1bp挿入/欠損変異体のヘテロ二重鎖ピークを示す。矢印で示す。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 図4は、prePRIMAで検出した植物(a、b、c)、バクテリア(d)、ヒト(c)のDNA断片の野生型及び1bp挿入/欠損変異体のヘテロ二重鎖ピークを示す。矢印で示す。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 図4は、prePRIMAで検出した植物(a、b、c)、バクテリア(d)、ヒト(c)のDNA断片の野生型及び1bp挿入/欠損変異体のヘテロ二重鎖ピークを示す。矢印で示す。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 図4は、prePRIMAで検出した植物(a、b、c)、バクテリア(d)、ヒト(c)のDNA断片の野生型及び1bp挿入/欠損変異体のヘテロ二重鎖ピークを示す。矢印で示す。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 図4は、prePRIMAで検出した植物(a、b、c)、バクテリア(d)、ヒト(c)のDNA断片の野生型及び1bp挿入/欠損変異体のヘテロ二重鎖ピークを示す。矢印で示す。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 図5は、130bp(b)及び300bp(c)のPCR断片を用いて、HMAでRDP1の0~7bpのギャップ配列を検出したものを示す。 図5は、130bp(b)及び300bp(c)のPCR断片を用いて、HMAでRDP1の0~7bpのギャップ配列を検出したものを示す。 図5は、130bp(b)及び300bp(c)のPCR断片を用いて、HMAでRDP1の0~7bpのギャップ配列を検出したものを示す。 図6は、153bp(b)及び300bp(c)のPCR断片を用いて、HMAでDML1の0~7bpのギャップ配列を検出したものを示す。 図6は、153bp(b)及び300bp(c)のPCR断片を用いて、HMAでDML1の0~7bpのギャップ配列を検出したものを示す。 図6は、153bp(b)及び300bp(c)のPCR断片を用いて、HMAでDML1の0~7bpのギャップ配列を検出したものを示す。 図7は、HMAによる0~7bpのギャップ配列の検出を示す。(a)RDP1、(b)DML1。矢印はヘテロ二重鎖のピークを示す。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 図7は、HMAによる0~7bpのギャップ配列の検出を示す。(a)RDP1、(b)DML1。矢印はヘテロ二重鎖のピークを示す。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 図7は、HMAによる0~7bpのギャップ配列の検出を示す。(a)RDP1、(b)DML1。矢印はヘテロ二重鎖のピークを示す。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 図7は、HMAによる0~7bpのギャップ配列の検出を示す。(a)RDP1、(b)DML1。矢印はヘテロ二重鎖のピークを示す。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 図8は、変異位置がDNA断片の端に近い場合(a,b,c)、PRIMAのプローブは機能せず、プローブ長はヘテロ二重鎖ピークに影響しないこと(c)(a、b)を示している。変異位置に近いプライマー対(塗りつぶされた矢印)を用いてもヘテロ二重鎖のピークは形成されない(a、b)。一方、変異位置がDNA断片の中央付近にある場合には、ヘテロ二重鎖のピークが生成される(塗りつぶされていない矢印、a、c)。なお、40merプローブと80merプローブとでは、有意な違いは検出されなかった(c)。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 図8は、変異位置がDNA断片の端に近い場合(a,b,c)、PRIMAのプローブは機能せず、プローブ長はヘテロ二重鎖ピークに影響しないこと(c)(a、b)を示している。変異位置に近いプライマー対(塗りつぶされた矢印)を用いてもヘテロ二重鎖のピークは形成されない(a、b)。一方、変異位置がDNA断片の中央付近にある場合には、ヘテロ二重鎖のピークが生成される(塗りつぶされていない矢印、a、c)。なお、40merプローブと80merプローブとでは、有意な違いは検出されなかった(c)。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 図8は、変異位置がDNA断片の端に近い場合(a,b,c)、PRIMAのプローブは機能せず、プローブ長はヘテロ二重鎖ピークに影響しないこと(c)を示している。変異位置に近いプライマー対(塗りつぶされた矢印)を用いてもヘテロ二重鎖のピークは形成されない(a、b)。一方、変異位置がDNA断片の中央付近にある場合には、ヘテロ二重鎖のピークが生成される(塗りつぶされていない矢印、a、c)。なお、40merプローブと80merプローブとでは、有意な違いは検出されなかった(c)。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 図9は、PRIMAによる10bp欠損配列から10bp挿入配列までの電気泳動パターンを示している。.RDP1の配列。RDP1の225bpの配列をこの解析に使用した。塗りつぶされていない矢印はプライマー領域を示し、塗りつぶされた矢印はプローブ領域を示す。使用した10bp欠損から10bp挿入の配列を以下に示す。及びはPRIMAによるポリアクリルアミドゲル画像である。星印はホモ二重鎖のピークを示す。塗りつぶされていない矢印と塗りつぶされた矢印はそれぞれ野生型配列及び変異型配列からのヘテロ二重鎖を示す。10bp欠損(del)から野生型までの電気泳動パターンをに示し、野生型から10bp挿入(ins)までをに示す。及びはPRIMAによるMultiNaの画像である。星印はホモ二重鎖のピークを示す。塗りつぶされていない矢印と塗りつぶされた矢印はそれぞれ野生型配列及び変異型配列によるヘテロ二重鎖を示す。10bp欠損(del)から野生型までの電気泳動パターンをに、野生型から10bp挿入(ins)までの電気泳動パターンをeに示す。 図9は、PRIMAによる10bp欠損配列から10bp挿入配列までの電気泳動パターンを示している。.RDP1の配列。RDP1の225bpの配列をこの解析に使用した。塗りつぶされていない矢印はプライマー領域を示し、塗りつぶされた矢印はプローブ領域を示す。使用した10bp欠損から10bp挿入の配列を以下に示す。及びはPRIMAによるポリアクリルアミドゲル画像である。星印はホモ二重鎖のピークを示す。塗りつぶされていない矢印と塗りつぶされた矢印はそれぞれ野生型配列及び変異型配列からのヘテロ二重鎖を示す。10bp欠損(del)から野生型までの電気泳動パターンをに示し、野生型から10bp挿入(ins)までをに示す。及びはPRIMAによるMultiNaの画像である。星印はホモ二重鎖のピークを示す。塗りつぶされていない矢印と塗りつぶされた矢印はそれぞれ野生型配列及び変異型配列によるヘテロ二重鎖を示す。10bp欠損(del)から野生型までの電気泳動パターンをに、野生型から10bp挿入(ins)までの電気泳動パターンをeに示す。 図9は、PRIMAによる10bp欠損配列から10bp挿入配列までの電気泳動パターンを示している。.RDP1の配列。RDP1の225bpの配列をこの解析に使用した。塗りつぶされていない矢印はプライマー領域を示し、塗りつぶされた矢印はプローブ領域を示す。使用した10bp欠損から10bp挿入の配列を以下に示す。及びはPRIMAによるポリアクリルアミドゲル画像である。星印はホモ二重鎖のピークを示す。塗りつぶされていない矢印と塗りつぶされた矢印はそれぞれ野生型配列及び変異型配列からのヘテロ二重鎖を示す。10bp欠損(del)から野生型までの電気泳動パターンをに示し、野生型から10bp挿入(ins)までをに示す。及びはPRIMAによるMultiNaの画像である。星印はホモ二重鎖のピークを示す。塗りつぶされていない矢印と塗りつぶされた矢印はそれぞれ野生型配列及び変異型配列によるヘテロ二重鎖を示す。10bp欠損(del)から野生型までの電気泳動パターンをに、野生型から10bp挿入(ins)までの電気泳動パターンをeに示す。 図9は、PRIMAによる10bp欠損配列から10bp挿入配列までの電気泳動パターンを示している。.RDP1の配列。RDP1の225bpの配列をこの解析に使用した。塗りつぶされていない矢印はプライマー領域を示し、塗りつぶされた矢印はプローブ領域を示す。使用した10bp欠損から10bp挿入の配列を以下に示す。及びはPRIMAによるポリアクリルアミドゲル画像である。星印はホモ二重鎖のピークを示す。塗りつぶされていない矢印と塗りつぶされた矢印はそれぞれ野生型配列及び変異型配列からのヘテロ二重鎖を示す。10bp欠損(del)から野生型までの電気泳動パターンをに示し、野生型から10bp挿入(ins)までをに示す。及びはPRIMAによるMultiNaの画像である。星印はホモ二重鎖のピークを示す。塗りつぶされていない矢印と塗りつぶされた矢印はそれぞれ野生型配列及び変異型配列によるヘテロ二重鎖を示す。10bp欠損(del)から野生型までの電気泳動パターンをに、野生型から10bp挿入(ins)までの電気泳動パターンをeに示す。 図10は、HMA、prePRIMA、PRIMAを使用したジェノタイピングを示す。(a)HMAによるジェノタイピングのワークフロー。HMAでは2回分の分析が必要である。1回目の分析では、試料のみで再アニーリングする。ヘテロ二重鎖のピークが形成される場合、このサンプルはヘテロ接合体である。ヘテロ二重鎖のピークがない場合、このサンプルは野生型又は変異型ホモ接合体であることを示す。2回目の分析では、野生型サンプルと再アニーリングする。ヘテロ二重鎖のピークが生成される場合、このサンプルは変異型ホモ接合体であり、生成されない場合、野生型ホモ接合体である。(b)PRIMA及びprePRIMAによるジェノタイピングのワークフロー。遺伝子型を検出するために必要な解析は1回のみである。 ジェノタイピングの例をprePRIMAについては(c)に示し、PRIMAについては(d)に示す。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 ジェノタイピングの例をprePRIMAについては(c)に示し、PRIMAについては(d)に示す。星印はホモ二重鎖のピークを示す。 図11は、RDP1遺伝子の225bpのPCR産物と5ヌクレオチド欠損した40merプローブとを用いたPRIMAによるジェノタイピングを示している。 図12は、植物()、ヒト()、バクテリア()の多くの配列から1bpの違いをPRIMAで検出したものを示す。MultiNAにより電気泳動図パターンを取得し()、ポリアクリルアミドゲル電気泳動法によりゲル画像を取得した()。 図12は、植物()、ヒト()、バクテリア()の多くの配列から1bpの違いをPRIMAで検出したものを示す。MultiNAにより電気泳動図パターンを取得し()、ポリアクリルアミドゲル電気泳動法によりゲル画像を取得した()。 図12は、植物()、ヒト()、バクテリア()の多くの配列から1bpの違いをPRIMAで検出したものを示す。MultiNAにより電気泳動図パターンを取得し()、ポリアクリルアミドゲル電気泳動法によりゲル画像を取得した()。 図12は、植物()、ヒト()、バクテリア()の多くの配列から1bpの違いをPRIMAで検出したものを示す。MultiNAにより電気泳動図パターンを取得し()、ポリアクリルアミドゲル電気泳動法によりゲル画像を取得した()。 図12は、植物()、ヒト()、バクテリア()の多くの配列から1bpの違いをPRIMAで検出したものを示す。MultiNAにより電気泳動図パターンを取得し()、ポリアクリルアミドゲル電気泳動法によりゲル画像を取得した()。 図12は、植物()、ヒト()、バクテリア()の多くの配列から1bpの違いをPRIMAで検出したものを示す。MultiNAにより電気泳動図パターンを取得し()、ポリアクリルアミドゲル電気泳動法によりゲル画像を取得した()。 図13は、PRIMAが塩基の種類(A、T、G、C)を区別可能であることを示す。PRIMAがさらにSNPタイピングに使用可能かどうかを検証するため、塩基編集した配列(図)で、2種類のプローブを用いてPRIMAを行った(図)。図では、ヌクレオチドA/GとT/Cは異なるヘテロ二重鎖のピークを生成するため、区別可能である。図では、A/G、T、Cは区別可能であった。これらの結果は、PRIMAがSNPタイピングの用途を拡大する可能性を示唆している。図塗りつぶされていない矢印はプライマーを示し、明るい灰色矢印濃い灰色矢印は図明るい灰色)、図濃い灰色使用されるプローブを示す。塩基編集点は、黒矢印で示す。図は5531プローブ()及び5428プローブ()を用いたPRIMAによるSNPタイピングである。黒、明るい灰色濃い灰色灰色の矢印は、それぞれA、T、G、Cからのヘテロ二重鎖のピークを示す。 図13は、PRIMAが塩基の種類(A、T、G、C)を区別可能であることを示す。PRIMAがさらにSNPタイピングに使用可能かどうかを検証するため、塩基編集した配列(図)で、2種類のプローブを用いてPRIMAを行った(図)。図では、ヌクレオチドA/GとT/Cは異なるヘテロ二重鎖のピークを生成するため、区別可能である。図では、A/G、T、Cは区別可能であった。これらの結果は、PRIMAがSNPタイピングの用途を拡大する可能性を示唆している。図塗りつぶされていない矢印はプライマーを示し、明るい灰色矢印濃い灰色矢印は図明るい灰色)、図濃い灰色使用されるプローブを示す。塩基編集点は、黒矢印で示す。図は5531プローブ()及び5428プローブ()を用いたPRIMAによるSNPタイピングである。黒、明るい灰色濃い灰色灰色の矢印は、それぞれA、T、G、Cからのヘテロ二重鎖のピークを示す。 図13は、PRIMAが塩基の種類(A、T、G、C)を区別可能であることを示す。PRIMAがさらにSNPタイピングに使用可能かどうかを検証するため、塩基編集した配列(図)で、2種類のプローブを用いてPRIMAを行った(図)。図では、ヌクレオチドA/GとT/Cは異なるヘテロ二重鎖のピークを生成するため、区別可能である。図では、A/G、T、Cは区別可能であった。これらの結果は、PRIMAがSNPタイピングの用途を拡大する可能性を示唆している。図塗りつぶされていない矢印はプライマーを示し、明るい灰色矢印濃い灰色矢印は図明るい灰色)、図濃い灰色使用されるプローブを示す。塩基編集点は、黒矢印で示す。図は5531プローブ()及び5428プローブ()を用いたPRIMAによるSNPタイピングである。黒、明るい灰色濃い灰色灰色の矢印は、それぞれA、T、G、Cからのヘテロ二重鎖のピークを示す。 図14はPRIMAでの検出の1bpの違いを示す。:RDP1の遺伝子コンストラクション。塗りつぶされていない矢印はプライマー領域を示し、塗りつぶされた矢印はプローブ領域を示す。四角は変異の位置を示す。:MultiNAを用いたヘテロ二重鎖ピークの検出。星印はホモ二重鎖ピークを示し、矢印はヘテロ二重鎖ピークを示す。:ポリアクリルアミドゲルを用いたヘテロ二重鎖ピークの検出。星印はホモ二重鎖のピークを示し、矢印はヘテロ二重鎖のピークを示す。マーカー(M)のサイズは左側に記載される。1ins(1挿入)、野生型、及び1del(1欠損)の配列から、MultiNAとPAGEとで異なるサイズのヘテロ二重鎖ピークが検出された。 図14はPRIMAでの検出の1bpの違いを示す。:RDP1の遺伝子コンストラクション。塗りつぶされていない矢印はプライマー領域を示し、塗りつぶされた矢印はプローブ領域を示す。四角は変異の位置を示す。:MultiNAを用いたヘテロ二重鎖ピークの検出。星印はホモ二重鎖ピークを示し、矢印はヘテロ二重鎖ピークを示す。:ポリアクリルアミドゲルを用いたヘテロ二重鎖ピークの検出。星印はホモ二重鎖のピークを示し、矢印はヘテロ二重鎖のピークを示す。マーカー(M)のサイズは左側に記載される。1ins(1挿入)、野生型、及び1del(1欠損)の配列から、MultiNAとPAGEとで異なるサイズのヘテロ二重鎖ピークが検出された。 図14はPRIMAでの検出の1bpの違いを示す。:RDP1の遺伝子コンストラクション。塗りつぶされていない矢印はプライマー領域を示し、塗りつぶされた矢印はプローブ領域を示す。四角は変異の位置を示す。:MultiNAを用いたヘテロ二重鎖ピークの検出。星印はホモ二重鎖ピークを示し、矢印はヘテロ二重鎖ピークを示す。:ポリアクリルアミドゲルを用いたヘテロ二重鎖ピークの検出。星印はホモ二重鎖のピークを示し、矢印はヘテロ二重鎖のピークを示す。マーカー(M)のサイズは左側に記載される。1ins(1挿入)、野生型、及び1del(1欠損)の配列から、MultiNAとPAGEとで異なるサイズのヘテロ二重鎖ピークが検出された。 図15はPRIMAの手順を示す。 図16は、可変配列トラクトVを記載するための別のアプローチを示す。 図17は、欠損プローブ又は挿入プローブと1bpのインデル変異体との比較を示す。期待されるバルジ構造により、変異位置が数bpずれるにもかかわらず、欠損型プローブは挿入型プローブよりも単純で、かつより区別可能なバルジを有することがわかった(図17)。したがって、5bpの挿入型プローブを使用するよりは、5bpの欠損型プローブを使用して、1bpのインデル位置が数bp離れている場合でもバルジサイズがWTと異なるようにするのが好ましい。これは単一のCRISPR実験によって誘導される正確なインデル位置は、数bpの範囲内で変動可能であることが知られているためである(Nishidaら,Science353,(2016))。野生型及び5bpの位置シフト変異(-2~+3)を有する1bpのインデル変異体において期待されるバルジ構造を示す。欠損型プローブは、挿入型(a)及び欠損型(b)のすべての変異体から区別可能かつ単純なバルジ構造を生成する。一方、挿入型プローブでは、欠損系列(a)では「+1」及び「+2」のみ、挿入系列(b)では「+1」のみしか単純なバルジ構造が得られない。ヘテロ二重鎖の図の上側の鎖は、サンプルDNAに由来する。ヘテロ二重鎖の図の下側の鎖は、プローブDNAに由来する。矢印は+1位置を示す。灰色の線は空の(null)ヌクレオチドを示す。塗りつぶされた矢印は挿入型プローブの5bpの挿入ヌクレオチドを示す。塗りつぶされていない矢印は挿入系列の1bpの挿入ヌクレオチドを示す。アスタリスクは、野生型と異なるバルジ構造が期待される場合を示す。 図17は、欠損プローブ又は挿入プローブと1bpのインデル変異体との比較を示す。期待されるバルジ構造により、変異位置が数bpずれるにもかかわらず、欠損型プローブは挿入型プローブよりも単純で、かつより区別可能なバルジを有することがわかった(図17)。したがって、5bpの挿入型プローブを使用するよりは、5bpの欠損型プローブを使用して、1bpのインデル位置が数bp離れている場合でもバルジサイズがWTと異なるようにするのが好ましい。これは単一のCRISPR実験によって誘導される正確なインデル位置は、数bpの範囲内で変動可能であることが知られているためである(Nishidaら,Science353,(2016))。野生型及び5bpの位置シフト変異(-2~+3)を有する1bpのインデル変異体において期待されるバルジ構造を示す。欠損型プローブは、挿入型(a)及び欠損型(b)のすべての変異体から区別可能かつ単純なバルジ構造を生成する。一方、挿入型プローブでは、欠損系列(a)では「+1」及び「+2」のみ、挿入系列(b)では「+1」のみしか単純なバルジ構造が得られない。ヘテロ二重鎖の図の上側の鎖は、サンプルDNAに由来する。ヘテロ二重鎖の図の下側の鎖は、プローブDNAに由来する。矢印は+1位置を示す。灰色の線は空の(null)ヌクレオチドを示す。塗りつぶされた矢印は挿入型プローブの5bpの挿入ヌクレオチドを示す。塗りつぶされていない矢印は挿入系列の1bpの挿入ヌクレオチドを示す。アスタリスクは、野生型と異なるバルジ構造が期待される場合を示す。
発明の概要
本発明の第1の態様は、電気泳動により第1の核酸配列を第2の核酸配列から区別するための方法に関するものであり、
前記第1の核酸配列S1は、
- 第1の5’共通配列トラクトC1、及び
- 任意に、C1へ3’方向ですぐ隣接する、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10ヌクレオチドの第1の可変配列トラクトV1;及び
- C1の3’方向に位置する第1の3’共通配列トラクトC2;
を含み、
前記第2の核酸配列S2は、
- 第2の5’共通配列トラクトC1’、及び
- 任意に、C1’へ3’方向ですぐ隣接する、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10ヌクレオチドの第2の可変配列トラクトV2;及び
- C1’の3’方向に位置する第2の3’共通配列トラクトC2’;
を含み、かつ
- 前記第1の5’共通配列トラクトC1は、前記第2の5’共通配列トラクトC1’と同一であるか、又は
C1’はC1より3’末端にて1ヌクレオチド~9ヌクレオチド短く、かつC1’は、C1/C1’の5’末端からC1と同一であり;かつ
- 前記第1の3’共通配列トラクトC2は、前記第2の3’共通配列トラクトC2’と同一であるか、又は
C2’は、前記第1の3’共通配列トラクトC2より5’末端にて1ヌクレオチド~9ヌクレオチド短く、かつC2’は、C2/C2’の3’末端からC2と同一であり;かつ
ただし、S1及びS2は、それらの配列トラクトC1-V1-C2及びC1’-V2-C2’に関して、1、2、3、4、5、6、7、8又は9ヌクレオチドだけ長さが互いに異なることを条件とし、
前記方法は:
前記第1の核酸配列及び前記第2の核酸配列をプローブ配列Pと接触させることであり、ここで前記プローブ配列が、5’から3’方向において、前記3’共通配列トラクトC2に逆相補的な配列RC2、及び前記5’共通配列トラクトC1に逆相補的な配列RC1からなること、
それによって、前記第1及び第2の核酸配列への前記プローブ配列のハイブリダイゼーションを可能にする条件下で、第1のプローブハイブリッド及び第2のプローブハイブリッドを形成すること、及び
その後、前記第1のプローブハイブリッド及び前記第2のプローブハイブリッドを電気泳動に供し、前記第1のプローブハイブリッド及び前記第2のプローブハイブリッドの電気泳動移動度を検出すること、
を含む。
本方法は、2つの核酸配列の間の小さな変異を検出することを目的としている。例えば、この方法は、標的核酸配列で非相同末端結合を誘導することができるCRISPR/Casシステムを使用し、それにより参照配列と比較して1塩基対(bp)の挿入又は欠損を生成して核酸配列を編集した後に適用することができる。
一般的なアプローチでは、参照配列の配列及び1bp変異の周辺で編集された配列を標準的なPCR法によって増幅することで、前記第1の核酸配列S1(例えば、参照配列のPCR産物のセンス鎖)と前記核酸配列S2(例えば、参照配列と比較して1bp変異を有する編集配列のPCR産物のセンス鎖)を提供する(図2)。
続いて、これらPCR産物を変性させ、プローブ配列Pとともにインキュベートする。このプローブ配列は、共通配列トラクトと呼ばれる2つの領域で配列S1にアニーリングされる。つまり、プローブ配列はS1及びS2の共通配列トラクトに対してアンチセンス(逆相補的)である。5’共通配列トラクト及び3’共通配列トラクトは、例えば、変異部位の周りの5ヌクレオチド(nt)の配列トラクトなどの可変配列トラクトと呼ばれる可変領域に隣接する。核酸配列S1とプローブ配列のハイブリダイゼーション時に、5ntの可変配列トラクトが突出することになる。
配列S2についても同様である。また、ここでもプローブ配列は5’共通配列トラクト及び3’共通配列トラクトにハイブリダイズすることになる。配列S1と比較して、可変配列トラクトは1塩基長く(1bp挿入の場合)、又は1塩基短い(1bp欠損の場合)。したがって、6nt(挿入)又は4nt(欠損)が突出することになる。
S1-P-ハイブリッド(第1のプローブハイブリッド)及びS2-P-ハイブリッド(第2のプローブハイブリッド)をポリアクリルアミドゲル電気泳動又は高分解能電気泳動装置(例えばMultiNA又はQIAxcel)等の電気泳動に供する場合、第1の可変配列トラクトと第2の可変配列トラクトとが形成するバルジ(突出)のサイズが異なることにより第1のプローブハイブリッドの電気泳動移動度は、第2のプローブハイブリッドの電気泳動移動度と相違する。
また、プローブ配列が突出することも可能である。例えば、参照配列S1は、第1の5’共通配列トラクト、第1の3’共通配列トラクト、及び例えば5nt長の可変配列トラクトを含み得る。編集された核酸配列S2は、参照配列S1と比較して数塩基対(例えば、8bp)の欠損を含み得る。
したがって、編集配列S2の5’共通配列トラクトC1’は、参照配列S1の共通配列トラクトC1より3nt短い(図3)。
C1及びC2に逆相補的な配列からなるプローブ配列Pとハイブリダイゼーションすると、可変配列トラクトV1が5ntのバルジを形成することになる。プローブが編集配列S2とハイブリダイズする場合、プローブが3ntのバルジを形成することになる。ここでも、電気泳動に供した場合、S1-P-ハイブリットの電気泳動移動度は、S2-P-ハイブリッドの電気泳動移動度と異なる。
発明の詳細な説明
用語と定義
他に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術的及び科学的用語は、当技術分野(例えば、細胞培養、分子遺伝学、核酸化学、ハイブリダイゼーション技術及び生化学)の当業者により一般的に理解される意味と同じ意味を有する。標準的技術が、分子的、遺伝的、生化学的手法(一般に、Sambrookら、Molecular Cloningを参照:A Laboratory Manual,第2編(1989) Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,N.Y.及びAusubelら,Short Protocols in Molecular Biology(1999)第4編,John Wiley & Sons,Inc.)及び化学的手法に用いられる。
本明細書の文脈における「ハイブリッド配列又はハイブリダイジング配列を形成することができる」という用語は、ポリヌクレオチドの電気泳動分離に用いられるゲル内で一般的に存在できる条件下で、その標的配列に選択的に結合できる配列に関する。
本明細書の文脈における「ヌクレオチド」という用語は、核酸又は核酸アナログの構成単位に関し、そのオリゴマーは、塩基対形成に基づいてRNA又はDNAオリゴマーと選択的ハイブリッドを形成することが可能である。この文脈における「ヌクレオチド」という用語は、古典的なリボヌクレオチドの構成単位であるアデノシン、グアノシン、ウリジン(及びリボシルチミン)、シチジン、古典的なデオキシリボヌクレオチドであるデオキシアデノシン、デオキシグアノシン、チミジン、デオキシウリジン、及びデオキシシチジンを含む。これは、さらに、ホスホチオエート、2’O-メチルホスホチオエート、「ペプチド核酸」(peptide nucleic acid:PNA;N-(2-アミノエチル)-グリシン単位をペプチド結合でつなぎ、グリシンのα炭素に核酸塩基を結合したもの)又は「ロックド核酸」(locked nucleic acid:LNA;2’O,4’Cメチレン架橋RNAビルディングブロック)などの核酸のアナログを含む。本明細書において、「ハイブリダイジング配列」に言及する場合、かかるハイブリダイジング配列は、上記のヌクレオチドのいずれか、又はそれらの混合物から構成されていてもよい。
本明細書の文脈における「逆相補的」という用語は、参照配列に実質的に相補的、かつハイブリダイズすることができる、5’から3’に表示される配列を有するヌクレオチド配列に関する。例えば、参照配列が5’AATGC3’であれば、その逆相補配列は5’GCATT3’である。「相補的」は、「逆相補的」と同義に使われることもある。
本明細書の文脈では、「ハイブリダイジング配列」という用語は、RNA(リボヌクレオチド)、DNA(デオキシリボヌクレオチド)、ホスホチオエートデオキシリボヌクレオチド、2’-O-メチル修飾ホスホチオエートリボヌクレオチド、LNA及び/又はPNAヌクレオチドアナログを含むか、又はそれから本質的になるポリヌクレオチド配列が包含される。
詳細な説明
本発明の第1の態様は、電気泳動により第1の核酸配列を第2の核酸配列から区別するための方法に関するものであり、
ここで前記第1の核酸配列の電気泳動移動度は、前記第2の核酸配列の電気泳動移動度から区別できなく、
かつ
前記第1の核酸配列S1は、
- 第1の5’共通配列トラクトC1、及び
- 第1の5’共通配列トラクトC1に3’方向ですぐ隣接し、かつ第1の3’共通配列トラクトC2に5’方向ですぐ隣接する、1ヌクレオチド~10ヌクレオチドの長さであることが可能な第1の可変配列トラクトV1;及び
- C1の3’方向に位置し、かつV1が存在する場合、第1の可変配列トラクトV1に3’方向ですぐ隣接する第1の3’共通配列トラクトC2;
を含み、
前記第2の核酸配列S2は、
- 第2の5’共通配列トラクトC1’、及び
- 任意に、第2の5’共通配列トラクトC1’に3’方向ですぐ隣接し、かつ第2の3’共通配列トラクトC2’に5’方向ですぐ隣接する、1ヌクレオチド~10ヌクレオチドの長さであることが可能な第2の可変配列トラクトV2;及び
- C1’の3’方向に位置し、かつV2が存在する場合、第2の可変配列トラクトV2に3’方向ですぐ隣接する第2の3’共通配列トラクトC2’;
を含み、かつ
- 前記第1の5’共通配列トラクトC1は、前記第2の5’共通配列トラクトC1’と同一であるか、又は
前記第2の5’共通配列トラクトC1’は、前記第1の5’共通配列トラクトC1より3’末端にて1ヌクレオチド~9ヌクレオチド短く、かつ前記第2の5’共通配列トラクトC1’は、C1/C1’の5’末端から3’末端の上流の-9~-1位置(5’方向)まで前記第1の5’共通配列トラクトC1と同一であり;及び
- 前記第1の3’共通配列トラクトC2は、前記第2の3’共通配列トラクトC2’と同一であるか、又は
前記第2の3’共通配列トラクトC2’は、前記第1の3’共通配列トラクトC2より5’末端にて1ヌクレオチド~9ヌクレオチド短く、かつ前記第2の3’共通配列トラクトC2’は5’末端の下流+9~+1位置(3’方向)から5’末端まで前記第1の3’共通配列トラクトC2と同一であり;かつ
- 前記第1の5’共通配列トラクト及び前記第1の3’共通配列トラクトの両方が前記第2の5’共通配列トラクト及び前記第2の3’共通配列トラクトと同一の場合、前記第1及び第2の核酸配列の少なくとも1つは、第1又は第2の可変配列トラクトを含み;かつ
- 前記可変配列トラクトが存在し、かつC1がC1’と同一で、かつC2がC2’と同一の場合、前記第1の可変配列トラクトは前記第2の可変配列トラクトと少なくとも一つの位置で異なり;かつ
- 特定の実施形態では、前記第1の可変配列トラクト及び/又は前記第2の可変配列トラクトは、少なくとも2ヌクレオチドの長さであり;
ただし、S1及びS2は、それらの配列トラクトC1-V1-C2及びC1’-V2-C2’に関して、長さが≦10ヌクレオチド互いに異なることを条件とし、
前記方法は、
前記第1の核酸配列及び前記第2の核酸配列をプローブ配列Pに接触させ、ここで前記プローブ配列は、5’から3’方向において、前記3’共通配列トラクトC2に逆相補的な配列RC2、及び前記5’共通配列トラクトC1に逆相補的な配列RC1からなり、それによって、前記第1及び第2の核酸配列への前記プローブ配列のハイブリダイゼーションを可能にする条件下で、第1のプローブハイブリッド及び第2のプローブハイブリッドを形成し、その後、前記第1及び第2のプローブハイブリッドを電気泳動に供して、前記第1及び第2のプローブハイブリッドの電気泳動移動度を検出すること、
を含む。
本発明のこの態様の1つの代替の態様によれば、電気泳動によって第1の核酸配列S1を第2の核酸配列S2から区別するための方法は、以下のとおりの配列を使用する:
前記第1の核酸配列S1は、
- 第1の5’共通配列トラクトC1、及び
- C1へ3’方向ですぐ隣接する、1ヌクレオチド~10ヌクレオチドの第1の可変配列トラクトV1;及び
- C1の3’方向に位置する第1の3’共通配列トラクトC2;
を含み、
前記第2の核酸配列S2は、
- 第2の5’共通配列トラクトC1’及び
- C1’の3’方向に位置する第2の3’共通配列トラクトC2’
を含み、かつ
- 前記第1の5’共通配列トラクトC1は、前記第2の5’共通配列トラクトC1’と同一であり、かつ
- 前記第1の3’共通配列トラクトC2は、前記第2の3’共通配列トラクトC2’と同一であり、かつ
- S1及びS2は、その配列トラクトC1-V1-C2及びC1’-C2’に関して、長さが≦10ヌクレオチド互いに異なる。
本方法は、第1の核酸配列及び第2の核酸配列をプローブ配列Pに接触させ、ここで前記プローブ配列は、5’から3’方向において、3’共通配列トラクトC2に逆相補的な配列RC2、及び5’共通配列トラクトC1に逆相補的な配列RC1からなり、それによって、第1及び第2の核酸配列へのプローブ配列のハイブリダイゼーションを可能にする条件下で、第1のプローブハイブリッド及び第2のプローブハイブリッドを形成し、その後、第1及び第2のプローブハイブリッドを電気泳動に供して、第1及び第2のプローブハイブリッドの電気泳動移動度を検出することを含む。
本発明のこの態様の別の代替の態様によれば、電気泳動によって第1の核酸配列S1を第2の核酸配列S2から区別するための方法は、以下のとおりの配列を使用する:
前記第1の核酸配列S1は、
- 第1の5’共通配列トラクトC1、及び
- C1へ3’方向ですぐ隣接する、1ヌクレオチド~10ヌクレオチドの第1の可変配列トラクトV1;及び
- C1の3’方向に位置する第1の3’共通配列トラクトC2;
を含み、
前記第2の核酸配列S2は、
- 第2の5’共通配列トラクトC1’及び
- C1’へ3’方向ですぐ隣接する、1ヌクレオチド~10ヌクレオチドの第2の可変配列トラクトV2;及び
- C1’の3’方向に位置する第2の3’共通配列トラクトC2’;
を含み、かつ
- 前記第1の5’共通配列トラクトC1は、前記第2の5’共通配列トラクトC1’と同一であり、かつ
- 前記第1の3’共通配列トラクトC2は、前記第2の3’共通配列トラクトC2’と同一であり、かつ
- S1とS2とは、その配列トラクトC1-V1-C2及びC1’-C2’に関して、長さが≦10ヌクレオチドで互いに異なる。
前記方法は、
上記のとおり、前記第1の核酸配列及び前記第2の核酸配列を、上記に定義されるとおりプローブ配列Pと接触させ、それによって、前記第1及び第2の核酸配列への前記プローブ配列のハイブリダイゼーションを可能にする条件下で、その後、第1及び第2のプローブハイブリッドを電気泳動に供して、第1及び第2のプローブハイブリッドの電気泳動の移動度を検出することを含む。
本発明のこの態様のなおさらなる代替の態様では、定常配列トラクトのペアのC1とC1’又はC2とC2’は、それらの「遠方の末端」で異なってもよく、すなわちC1がC2に最も近接し、かつC1’がC2’に最も近接する末端の反対側にある末端で異なっていてもよい。
このような代替の実施形態では、C1’はC1よりも3’末端にて1ヌクレオチド~9ヌクレオチド短く、かつC1’はC1/C1’の5’末端からC1と同一である。あるいは、C2’は、第1の3’共通配列トラクトC2よりも5’末端にて1ヌクレオチド~9ヌクレオチド短く、かつC2’は、C2/C2’の3’末端からC2と同一である。
上記のとおり、配列S1及びS2は、例えば、参照配列及び編集配列に対して標準的なPCR法を行うことにより得ることができる。したがって、第1の核酸配列と第2の核酸配列とは、PCR産物に共通する長さを有することになる。
特定の実施形態では、第1の核酸配列S1の長さ及び第2の核酸配列S2の長さは、40ヌクレオチド~3500ヌクレオチドの間である。
特定の実施形態では、第1の核酸配列S1の長さ及び第2の核酸配列S2の長さは、60ヌクレオチド~3500ヌクレオチドの間である。
特定の実施形態では、第1の核酸配列S1の長さ及び第2の核酸配列S2の長さは、80ヌクレオチド~3500ヌクレオチドの間である。
特定の実施形態では、第1の核酸配列S1の長さ及び第2の核酸配列S2の長さは、100ヌクレオチド~3500ヌクレオチドの間である。
特定の実施形態では、第1の核酸配列S1の長さ及び第2の核酸配列S2の長さは、150ヌクレオチド~350ヌクレオチドの間、特に150ヌクレオチド~250ヌクレオチドの間である。
特定の実施形態では、第1の核酸配列S1の長さ及び第2の核酸配列S2の長さは、180ヌクレオチド~220ヌクレオチドの間である。
第1の核酸配列S1及び第2の核酸配列S2は、共通の配列トラクトを含む。プローブ配列とインキュベートする場合、プローブ配列は共通配列トラクトにハイブリダイズする。
本発明によれば、第1の核酸配列S1及び第2の核酸配列S2は、それらの5’末端が共通の配列トラクトで始まり、それらの3’末端が共通配列トラクトで終わることができる。このように、変異部位周辺のバルジ領域を除けば、プローブはS1とS2の全長にわたってハイブリダイズする。このような実施形態は「pre-PRIMA」とも呼ばれる。
あるいは、第1の核酸配列S1及び第2の核酸配列S2は、それらの5’末端及び3’末端が共通の配列トラクトで開始されていなくてもよい。この場合、プローブは、5’共通配列トラクトに5’方向(上流側)ですぐ隣接する配列にはハイブリダイズせず、かつ3’共通配列トラクトに3’方向(下流側)ですぐ隣接する配列にはハイブリダイズしない。このような実施形態は「PRIMA」とも呼ばれる。
特定の実施形態では、第1の核酸配列S1は、第1の5’共通配列トラクトC1へ5’方向ですぐ隣接する少なくとも5ヌクレオチド、及び第1の3’共通配列トラクトC2へ3’方向ですぐ隣接する少なくとも5ヌクレオチドを含み、かつ第2の核酸配列S2は、第2の5’共通配列トラクトC1’へ5’方向ですぐ隣接する少なくとも5ヌクレオチド、及び第2の3’共通配列トラクトC2’へ3’方向ですぐ隣接する少なくとも5ヌクレオチドを含む。
特定の実施形態では、第1の核酸配列S1は、第1の5’共通配列トラクトC1へ5’方向ですぐ隣接する少なくとも35ヌクレオチド、及び第1の3’共通配列トラクトC2へ3’方向ですぐ隣接する少なくとも35ヌクレオチドを含み、かつ第2の核酸配列S2は、第2の5’共通配列トラクトC1’へ5’方向ですぐ隣接する少なくとも35ヌクレオチド、及び第2の3’共通配列トラクトC2’へ3’方向ですぐ隣接する少なくとも35ヌクレオチドを含む。
特定の実施形態では、第1の核酸配列S1は、第1の5’共通配列トラクトC1に5’方向ですぐ隣接する少なくとも47ヌクレオチド、特に50ヌクレオチド、及び第1の3’共通配列トラクトC2に3’方向ですぐ隣接する少なくとも47ヌクレオチド、特に50ヌクレオチドを含み、かつ第2の核酸配列S2は、第2の5’共通配列トラクトC1’に5’方向ですぐ隣接する少なくとも47ヌクレオチド、特に50ヌクレオチド、及び第2の3’共通配列トラクトC2’に3’方向ですぐ隣接する少なくとも47ヌクレオチド、特に50ヌクレオチドを含む。
プローブ配列は、PCR又はオリゴヌクレオチド合成によって得ることができる。共通配列トラクトで開始及び終了しないS1及びS2配列(「PRIMA」)に対してこの方法を実行する場合、プローブ配列は通常、オリゴヌクレオチド合成によって得られる。このプローブは、第1の5’共通配列トラクトC1及び第1の3’共通配列トラクトC2に逆相補的である。
特定の実施形態では、プローブの全長は、18~80ヌクレオチドの間である。
特定の実施形態では、第1の5’共通配列トラクトC1と第1の3’共通配列トラクトC2との合計の全長は、18~80ヌクレオチドの間である。
特定の実施形態では、第2の5’共通配列トラクトC1と第2の3’共通配列トラクトC2との合計の全長は、18~80ヌクレオチドの間である。
共通配列トラクトで開始及び終了するS1及びS2配列(「pre-PRIMA」)に対して本方法を実行する場合、プローブ配列は通常PCRにより得られる。このプローブは、第1の5’共通配列トラクトC1及び第1の3’共通配列トラクトC2に逆相補的である。
特定の実施形態では、プローブの全長は、18~3500ヌクレオチドの間、特に40~80ヌクレオチドの間である。
特定の実施形態では、第1の5’共通配列トラクトC1と第1の3’共通配列トラクトC2との合計の全長は、150~300ヌクレオチドの間である。
特定の実施形態では、第2の5’共通配列トラクトC1と第2の3’共通配列トラクトC2との合計の全長は、200~250ヌクレオチドの間である。
電気泳動移動度の違いを容易に識別できるようにするためには、安定したバルジ領域が形成されるようにプローブを設計することが必要である。つまり、変異部位の上流と下流とで、プローブ配列は5’及び3’の共通配列トラクトに安定してハイブリダイズする必要がある。
特定の実施形態では、第1の5’共通配列トラクトC1の長さと第1の3’共通配列トラクトC2の長さの間の比は1:7~7:1の間であり、第1の5’共通配列トラクトC1の最小長及び第1の3’共通配列トラクトC2の最小長は5ヌクレオチド、特に10ヌクレオチド、より特に20ヌクレオチドである。
特定の実施形態では、第1の5’共通配列トラクトC1の長さと第1の3’共通配列トラクトC2の長さの間の比は3:5~5:3の間であり、第1の5’共通配列トラクトC1の最小長及び第1の3’共通配列トラクトC2の最小長は5ヌクレオチド、特に10ヌクレオチド、より特に20ヌクレオチドである。
特定の実施形態では、第1の5’共通配列トラクトC1の長さと第1の3’共通配列トラクトC2の長さの間の比は1:1であり、第1の5’共通配列トラクトC1の最小長及び第1の3’共通配列トラクトC2の最小長は5ヌクレオチド、特に10ヌクレオチド、より特に20ヌクレオチドである。
特に、配列S1又はS2のうちの一方において、他方のそれぞれの配列S2又はS1に対して1bpの欠損又は挿入を検出するためには、4~6ヌクレオチドの間のバルジ領域が適切である。例えば、5ヌクレオチドの長さを有するバルジ(例えば、参照配列とプローブのハイブリッドにおいて)は、4ヌクレオチドの長さを有するバルジ(例えば、1bp欠損を有する編集配列とプローブとのハイブリッドにおいて)と、又は6ヌクレオチドの長さを有するバルジ(例えば、1bp挿入を有する編集配列とプローブとのハイブリッドにおいて)と区別することが可能である。バルジは、S1、及びS2の可変配列トラクトによって形成することができる。
特定の実施形態では、第1の可変配列トラクトV1及び第2の可変配列トラクトV2は、互いに独立して、4~10ヌクレオチドの間の長さを有する。
特定の実施形態では、第1の可変配列トラクトV1及び第2の可変配列トラクトV2は、互いに独立して、4~6ヌクレオチドの間の長さを有する。
配列S1とS2は、長さが異なることができ、例えばS2はS1と比較して欠損又は挿入を示す。あるいは、又はさらには、S1とS2は、塩基配列が異なっていてもよく、例えば、ATGCTTCはATGTCTCと異なる。また、例えばS1がS2と、ATCTTCとATGTTCのように置換で異なるなど、組成の違いも発生してもよい。このような違いを検出するために、変異部位が共通配列トラクトにより隣接される可変配列トラクト内にあるようにプローブを設計することができる。
特定の実施形態では、第1の可変配列トラクトV1は、長さにおいて第2の可変配列トラクトV2とは異なり(欠損/挿入)、及び/又は第1の可変配列トラクトV1の塩基配列及び/又は組成は、第2の可変配列トラクトV2の塩基配列及び/又は組成と少なくとも1か所で異なる(置換)。
特定の実施形態では、第1の可変配列トラクトV1は、第2の可変配列トラクトV2と長さが異なり(欠損/挿入)、及び/又は第1の可変配列トラクトV1の組成は、第2の可変配列トラクトV2の組成と少なくとも1か所で異なる(置換)。
特定の実施形態では、第1の可変配列トラクトV1は、第2の可変配列トラクトV2と長さが異なる(欠損/挿入)。
特定の実施形態では、第1の可変配列V1トラクトの長さは、第2の可変配列トラクトV2の長さと≦10ヌクレオチドで異なる。
特定の実施形態では、第1の可変配列トラクトV1の長さは、第2の可変配列トラクトV2の長さと≦2ヌクレオチドで異なる。
特定の実施形態では、第1の可変配列トラクトV1の長さは、第2の可変配列トラクトV2の長さと1ヌクレオチドで異なる。
特定の実施形態では、第1の可変配列トラクトV1の組成は、第2の可変配列トラクトV2の組成と2か所で、特に1か所で異なる。
上記のとおり、本方法は、PCRによって得られた配列に対して実施することができる。この場合、第1の核酸配列S1及び第2の核酸配列S2及び/又はプローブ配列は、2本鎖である。
特定の実施形態では、第1の核酸配列S1は、その逆相補配列にハイブリダイズし、及び/又は第2の核酸配列S2は、その逆相補配列にハイブリダイズする。
特定の実施形態では、プローブ配列Pは、その逆相補配列にハイブリダイズする。
特定の実施形態では、第1のプローブハイブリッド及び第2のプローブハイブリッドは、第1及び第2の核酸配列の融点より高い温度を適用し、その後、プローブ配列の融点より低い温度を適用することによって得られる。
本発明の代替の態様は、電気泳動によって第1の核酸配列を第2の核酸配列から区別するための方法に関し、
ここで前記第1の核酸配列の電気泳動移動度は、前記第2の核酸配列の電気泳動移動度と区別できなく、
かつ(図16参照)
前記第1の核酸配列は、
- 第1の可変配列トラクト、
- 前記第1の可変配列トラクトへ5’方向ですぐ隣接する第1の5’共通配列トラクトC1、及び
- 前記第1の可変配列トラクトへ3’方向ですぐ隣接する第1の3’共通配列トラクトC2;
を含み、
前記第2の核酸配列は、
- 任意に、第2の可変配列トラクト、
- 前記第2の可変配列トラクトへ5’方向ですぐ隣接する、前記第1の5’共通配列トラクトと同一である第2の5’共通配列トラクトC1’、及び
- 前記第2の可変配列トラクトへ3’方向ですぐ隣接する、前記第1の3’共通配列トラクトと同一である第2の3’共通配列トラクトC2’;
を含み、
かつ
- 前記第1の可変配列トラクトは、前記第2の可変配列トラクトと少なくとも1か所で異なり;かつ
- 前記第1の可変配列トラクトは、第1の配列トラクトH及び/又は第1の配列トラクトA並びに任意に第1の配列トラクトUを含み、前記第1の配列トラクトHは前記第2の可変配列トラクトの第2の配列トラクトH’と同一であり、前記第1の配列トラクトAはプローブ配列の配列トラクトRAと逆相補的であり、かつ配列トラクトUは前記第1の配列に固有であり、かつ
- 前記第1の可変配列トラクトが前記配列トラクトHを含む場合、前記第2の可変配列トラクトは前記配列トラクトH’を含み、かつ
- 前記第2の可変配列トラクトは、前記第2の配列に固有の第2の配列トラクトU’を含んでもよく、
前記方法は、
前記第1の核酸配列及び前記第2の核酸配列をプローブ配列と接触させ、ここで前記プローブ配列が、5’から3’方向において、前記3’共通配列トラクトC2に逆相補的な配列RC2、及び前記5’共通配列トラクトC1に逆相補的な配列RC1、並びに任意に配列トラクトAに対して逆相補的である配列トラクトRA及び/又は第1の可変配列トラクト及び第2の可変配列トラクトのいずれともハイブリダイゼーションしない配列トラクトPを含む可変配列トラクトRVからなり、
それによって、前記第1及び第2の核酸配列と前記プローブ配列とのハイブリダイゼーションを可能にする条件下で、第1のプローブハイブリッド及び第2のプローブハイブリッドを形成し、かつ
その後、前記第1及び第2のプローブハイブリッドを電気泳動に供し、かつ前記第1及び第2のプローブハイブリッドの電気泳動移動度を検出すること、
を含む。
配列
図には以下の配列が表示される。
実施例1:ヘテロ二重鎖の移動度アッセイ(Heteroduplex mobility assay:HMA)のパターン及び分解能
本発明者らは、従来のHMAのバンドパターンを島津製作所製マイクロチップ電気泳動システムであるMultiNAを用いて試験した。野生型配列、及び異なる長さの欠損を持つ変異型配列、すなわち0bp(野生型)~7bpの欠損配列の変異型配列を別々にPCRで増幅した。その後、野生型のPCR産物を変異型配列のPCR産物とそれぞれ混合した。これらの混合物は、変性され、そして再アニーリングされて、ヘテロ二重鎖複合体をもたらす。ギャップが十分に長い場合、一致していないDNA配列では、塩基のループアウトにより生じるバルジが生じ、移動度シフトを引き起こす(Bhattacharyya及びLilley,1989 NAR)。以前に示された結果と同様に、本発明者らは、ヘテロ二重鎖ピークの1bpの差をいずれも検出できなかった(Bhattacharyya及びLilley,1989 NAR)。2bpのギャップを有するヘテロ二重鎖ピークも明確ではなかった(Otaら,2013 Genes Cells、Ansaiら,2014 Dev Growth Differ)。
実施例2:5bp欠損プローブによるHMA(prePRIMA)
本発明者らは、1bpの長さの違いを検出することを目的に研究を進めた。本発明者らは、シロイヌナズナ(A.thaliana)、バクテリア、又はヒトのいずれか5つの遺伝子を使用して、4bp(=1bpの欠損)、5bp(=野生型)、及び6bp(=1bpの挿入)を区別することが可能かどうかを試験した。実際、本発明者らは、すべての場合において1bpの挿入及び欠損を明確に識別した(図4)。本発明者らは、この技術をprePRIMA(recursive method of Probe-nduced HMA)(プローブ誘導HMAの先駆的方法)と呼ぶ。
本発明者らは、PCR断片のサイズ及び/又は様々な配列の効果をさらに調査した(図5及び6)。約200bpのサイズの断片は、3~7bpのギャップ断片のうち異なるヘテロ二本鎖ピークを検出するのに効果的に機能した(図7)。短い断片(すなわち、図5b及び図6aのRDP1の130bp及びDML1の153bp)は、明確な違いを得るのに十分ではなかった。300bpの断片に由来するヘテロ二重鎖のピークは、本システムでは上部マーカーと重なることがあり、MultiNA chip500では解析できない(図5c、図6c)。
さらに本発明者らは、プローブの設計を最適化することを目指した。プローブは、PCR断片の端よりもPCR断片の中央で変異部位と重なるギャップ領域がある方がより良好に機能した(図8)。
実施例3:短い1本鎖DNA(sssDNA)プローブを用いたPRIMA
200bpのPCR断片の中央部で5bpの欠損を有するプローブを作成するには、2段階のPCR又はクローニングが必要であるために時間がかかる(Braman 2004,Springer protocols/Methods in Mol Biol634)。それ以外の場合としては、長いオリゴを発注することは可能であるが、コストが比較的高くなる。
これらの障害を克服するために、本発明者らは、一本鎖DNA(ssDNA)が、塩基がループアウトしたヘテロ二本鎖を生成するのに十分であるかどうかを調査した。結果を図8cに示す。ssDNA(80mer)は、1bpの異なる配列を識別するのに十分であった。このssDNAプローブを短くして、オリゴヌクレオチド合成のコストを削減することも可能であった。本発明者らは、40merなどの短いssDNA(sssDNA)で十分であることを発見した(図8c)。これらの発見から、本発明者らは、この方法を、sssDNAを用いたPRIMA(Probe-nduced Heteroduplex obility ssay)(プローブ誘導ヘテロ二本鎖移動度アッセイ)と名付けた。sssDNAはDNA断片の中央付近にセットされることがより好ましいこともまた重要である(図8)。
実施例4:PRIMAによるスクリーニング
本発明者らは、RDP1の10個の欠損から10個の挿入の変異配列を用いてPRIMAを試験した(図9)。挿入配列に対して欠損配列のサイズが異なるヘテロ二重鎖のピークが得られた(図9)。これらの結果は、PRIMAが変異体のスクリーニングに機能することが可能であることを示唆している。これは、生物学研究者の幅広い分野において時間と費用とのコストを削減する大きな助けとなり得る。
実施例5:PRIMAによるジェノタイピング
従来のHMAはジェノタイピングに用いられてきたが(Ansaiら,2014 Dev Growth Differ)、上記でも示したとおりHMAの分解能は低い(図1)。このように分解能が低いため、1bp違いのヘテロ接合体の遺伝子型を区別することができない。ヘテロ二重鎖の移動度シフトから数bpの違いが検出できる場合さえ、そのわずかな違い(数bp)では2つのホモ接合体遺伝子型(すなわち野生型と変異型)を区別できないことが多い。研究者らは、これらのホモ接合体の野生型と変異型とを区別するために、HMAの別のサンプルセットを実行した(図10a)。
時間の節約のために2種類の実行を同時に行うことが可能であるが、研究者らはサンプル数の2倍の分析を行わなければならない。
一方、prePRIMAとPRIMAは1回の実行で遺伝子型を区別することができる(図11及び図10)。5bpの欠損配列をプローブとして用いた場合、野生型ホモ接合体又は変異型ホモ接合体に由来するヘテロ二重鎖ピークは、異なる移動度シフトを示すことが観察された。ヘテロ接合体のサンプルは両方のピークを示した(図10c及び図10d)。まとめると、prePRIMAとPRIMAとは、HMAと比較して、ジェノタイピングにかかるコスト、労力、及び/又は時間を節約することができる。PRIMAはprePRIMAに比べ、長いプローブを合成する必要がないため、ジェノタイピングに最適な方法として推奨される。
実施例6:PRIMAは多くの配列に適用可能である
本発明者らは、植物、バクテリア、及びヒトのいくつかの配列に対してPRIMAが利用可能であるかどうかを試験した。本発明者らは、PRIMA(及びprePRIMA)を用いて、遺伝子型及び材料ごとに異なるサイズのヘテロ二重鎖ピークを検出することに成功した(図13)。
短い1本鎖DNA(sssDNA)プローブ(フォワードプローブ)によるピークパターンがあまり明確に区別できないケースに遭遇した場合に、発明者らは別のsssDNA(リバースプローブ)の鎖を試した。同じPCR断片と同じプローブ領域においてプローブとして相補的な配列を使用して試験した。フォワードプローブ又はリバースプローブを用いてヘテロ二重鎖ピークの移動度の違いを検出した(図13)。この結果は、Bhattacharyya及びLilley,1989 NARのHMAのケースと同等のものである。相補的なプローブにより異なるピークが検出された。通常、これら2つのプローブのうち少なくとも1つにより、遺伝子型の違いによって明確な違いを示した(図13)。両方の鎖がうまく機能しなかった場合は、プローブの位置を少しシフトさせることを実施した。
実施例7:PRIMAは塩基の種類(A、T、G、C)を区別することが可能である
近年のCRISPRシステムの発展により、SpCas9のヌクレアーゼ不活性化バージョンを用いた「塩基編集」が可能になった(Kumorら,Nature2016、Nishidaら,Science2016、Nishimasuら,2018)。PRIMAが塩基の種類を区別するのに使用できるかどうかを試験するために、本発明者らはPRIMAを行った(図13)。本発明者らは同じ位置でAかTかを区別することができた(図13b)。この結果は、PRIMAが、インデルの検出以外にも一塩基多型(single nucleotide polymorphism:SNP)タイピングに適用できる可能性をさらに広げるものである。SNPタイピングは、化学的に変異した遺伝子型(植物ではEMS変異株など)にも有用である。ホモログがPRIMAによって区別できる。
方法
MultiNA DNA-500キットを使用したPRIMAの手順(図15)
1.ゲノム編集の標的部位に基づくPCR条件を設定する。
以下の条件を満たすプライマーを設計する。
Forwardプライマー位置:(推定)変異位置の約100bp上流。
リバースプライマー位置:(推定)変異位置の約100bp下流。
これらのプライマーは、生成物サイズが180~220bpになるように設計することが推奨される。
2.(推定)変異位置周辺の5bp欠損を含むプローブを設計する。
PRIMAは、短い1本鎖DNA(sssDNA)を用いて機能する。40merのsssDNAが、工程4の再アニーリングプロセス後に構造変化をもたらすのに十分な長さであることを確認した。プローブ位置5bpの欠損はPAM配列の-6から始まり-2までであることを推奨する(図15参照)。
3.PCR
工程1のプライマーを用いて、通常のPCR手順でPCR断片を調製する。
4.PCR産物とプローブの混合物を調製し、再アニーリングする。
9μlのPCR産物と工程2で調製した1μlの10μMプローブとを混合する。
次に、変性及び再アニーリング反応を次のとおり実行する:95℃で5分、毎秒0.1℃で25℃へ冷却。
5.ヘテロ二本鎖ピークを検出する。
ヘテロ二本鎖ピークは、島津製作所製マイクロチップ電気泳動システムであるMultiNAで検出することができる。この検出工程は、ポリアクリルアミドゲル電気泳動(Otaら,2013 Genes Cells、Ansaiら,2014 Dev Growth Differ、Delwartら,1993 Science)又は他の高分解能電気泳動装置(すなわち、Qiagen製のQIAxcel)によって達成することができる。

Claims (12)

  1. 電気泳動により第1の核酸配列を第2の核酸配列から区別するための方法であって、
    前記第1の核酸配列S1は、
    - 第1の5’共通配列トラクトC1、及び
    - C1へ3’方向ですぐ隣接する、1ヌクレオチド~10ヌクレオチドの第1の可変配列トラクトV1;及び
    - C1の3’方向に位置する第1の3’共通配列トラクトC2;
    を含み、
    前記第2の核酸配列S2は、
    - 第2の5’共通配列トラクトC1’、及び
    - 任意に、C1’へ3’方向ですぐ隣接する、1ヌクレオチド~10ヌクレオチドの第2の可変配列トラクトV2;及び
    - C1’の3’方向に位置する第2の3’共通配列トラクトC2’;
    を含み、かつ
    - 前記第1の5’共通配列トラクトC1は、前記第2の5’共通配列トラクトC1’と同一であるか、又は
    C1’はC1より3’末端にて1ヌクレオチド~9ヌクレオチド短く、かつC1’は、C1/C1’の5’末端からC1と同一であり、かつ
    - 前記第1の3’共通配列トラクトC2は、前記第2の3’共通配列トラクトC2’と同一であるか、又は
    C2’は、前記第1の3’共通配列トラクトC2よりも5’末端で1ヌクレオチド~9ヌクレオチド短く、かつC2’は、C2/C2’の3’末端からC2と同一であり、かつ
    - ただし、S1及びS2は、それらの配列トラクトC1-V1-C2及びC1’-V2-C2’に関して、長さが≦10ヌクレオチド互いに異なることを条件とし、
    前記方法は、
    前記第1の核酸配列及び前記第2の核酸配列をプローブ配列Pと接触させることであり、ここで前記プローブ配列は、5’から3’方向において、前記3’共通配列トラクトC2に逆相補的な配列RC2、及び前記5’共通配列トラクトC1に逆相補的な配列RC1からなること、
    それによって、前記プローブ配列と前記第1の核酸配列及び前記第2の核酸配列とのハイブリダイゼーションを可能にする条件下で、第1のプローブハイブリッド及び第2のプローブハイブリッドを形成すること、及び
    その後、前記第1のプローブハイブリッド及び前記第2のプローブハイブリッドを電気泳動に供し、かつ前記第1のプローブハイブリッド及び前記第2のプローブハイブリッドの電気泳動移動度を検出すること、
    を含む、前記方法。
  2. 前記第1の核酸配列S1の長さ及び前記第2の核酸配列S2の長さは、40ヌクレオチド~3500ヌクレオチドの間である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の核酸配列S1は、前記第1の5’共通配列トラクトC1へ5’方向ですぐ隣接する少なくとも5ヌクレオチド、及び前記第1の3’共通配列トラクトC2へ3’方向ですぐ隣接する少なくとも5ヌクレオチドを含み、かつ前記第2の核酸配列S2は、前記第2の5’共通配列トラクトC1’へ5’方向ですぐ隣接する少なくとも5ヌクレオチド、及び前記第2の3’共通配列トラクトC2’へ3’方向ですぐ隣接する少なくとも5ヌクレオチドを含む,請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第1の5’共通配列トラクトC1と前記第1の3’共通配列トラクトC2との合計の全長は、18ヌクレオチド~3500ヌクレオチドの間である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第1の5’共通配列トラクトC1の長さと前記第1の3’共通配列トラクトC2の長さとの比は、1:7~7:1の間であり、前記第1の5’共通配列トラクトC1及び前記第1の3’共通配列トラクトC2の最小長は、5ヌクレオチドである、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1の可変配列トラクトV1及び前記第2の可変配列トラクトV2は、互いに独立して、4ヌクレオチド~10ヌクレオチドの間の長さである、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第1の可変配列トラクトV1は、前記第2の可変配列トラクトV2と長さが異なり、及び/又は前記第1の可変配列トラクトV1の塩基配列及び/又は組成は、前記第2の可変配列トラクトV2の塩基配列及び/又は組成と少なくとも1か所で異なる、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記第1の可変配列トラクトV1の長さは、前記第2の可変配列トラクトV2の長さと≦10ヌクレオチドで異なる、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第1の可変配列トラクトV1の組成は、前記第2の可変配列トラクトV2の組成と2か所で異なる、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記第1の核酸配列S1は、その逆相補配列にハイブリダイズし、及び/又は前記第2の核酸配列S2は、その逆相補配列にハイブリダイズする、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記プローブ配列Pは、その逆相補配列にハイブリダイズする、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記第1のプローブハイブリッド及び前記第2のプローブハイブリッドは、前記第1の核酸配列及び前記第2の核酸配列の融点を超える温度を適用し、その後に前記プローブ配列の融点未満の温度を適用することによって得られる、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
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