JP7566172B2 - ヒートポンプ装置 - Google Patents
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Description
本開示の第2の態様に係るヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮する圧縮機構及び前記圧縮機構を駆動するモータを備える圧縮機と、三相の上側スイッチング素子と、三相の下側スイッチング素子とを備え、前記圧縮機構を駆動する周波数の電圧である駆動周波数電圧として、三相交流電圧を前記モータに印加するインバータと、前記インバータを制御するインバータ制御部と、を備え、前記インバータ制御部は、前記圧縮機を加熱する必要がある場合に、前記駆動周波数電圧よりも高い高周波電圧を前記モータに印加する加熱運転モードで前記インバータを制御し、前記インバータ制御部は、前記加熱運転モードにおいて、前記インバータのスイッチングにより生じるコモンモード電圧の変化量が、前記インバータの母線電圧の三分の二未満となるように前記インバータを制御し、前記インバータ制御部は、前記三相の上側スイッチング素子の全てをオン状態とする制御、又は、前記三相の下側スイッチング素子の全てをオン状態とする制御を前記インバータのスイッチング周期において行わないことを特徴とする。
本開示の第4の態様に係るヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮する圧縮機構及び前記圧縮機構を駆動するモータを備える圧縮機、前記冷媒の熱交換を行う第1の熱交換器、前記冷媒を膨張させる膨張機構、並びに、前記冷媒の熱交換を行う第2の熱交換器を配管により接続した冷媒回路と、三相の上側スイッチング素子と、三相の下側スイッチング素子とを備え、前記圧縮機構を駆動する周波数の電圧である駆動周波数電圧として、三相交流電圧を前記モータに印加するインバータと、前記インバータを制御するインバータ制御部と、を備え、前記インバータ制御部は、前記圧縮機を加熱する必要がある場合に、前記駆動周波数電圧よりも高い高周波電圧を前記モータに印加する加熱運転モードで前記インバータを制御し、前記インバータ制御部は、前記加熱運転モードにおいて、前記インバータのスイッチングにより生じるコモンモード電圧の変化量が、前記インバータの母線電圧の三分の二未満となるように前記インバータを制御し、前記インバータ制御部は、前記三相の上側スイッチング素子の全てをオン状態とする制御、又は、前記三相の下側スイッチング素子の全てをオン状態とする制御を前記インバータのスイッチング周期において行わないことを特徴とする。
図1は、実施の形態1に係るヒートポンプ装置100の構成を概略的に示すブロック図である。
ヒートポンプ装置100は、圧縮機1と、四方弁2と、熱交換器3と、膨張機構4と、熱交換器5と、冷媒配管6とを備える。圧縮機1、四方弁2、熱交換器3、膨張機構4及び熱交換器5は、冷媒配管6を介して順次接続され、冷凍サイクルを形成する。なお、熱交換器3を第1の熱交換器ともいい、熱交換器5を第2の熱交換器ともいう。
インバータ装置9は、モータ8と電気的に接続され、モータ8に電圧を与えて駆動させる。インバータ装置9は、モータ8のU相、V相、W相の巻き線に電圧Vu、Vv、Vwをそれぞれ印加する。
インバータ制御部10は、圧縮機1を加熱する必要がある場合に、圧縮機構7を駆動する周波数の電圧である駆動周波数電圧よりも高い高周波電圧をモータ8に印加する加熱運転モードで、インバータ装置9に含まれている後述するインバータを制御する。加熱運転モードでは、インバータ制御部10は、そのインバータのスイッチングにより生じるコモンモード電圧の変化量が、そのインバータの母線電圧の三分の二以下となるように、そのインバータを制御する。
インバータ装置9は、整流器15と、平滑コンデンサ16と、母線電圧検出部17とを備える。
整流器15は、交流電源14から供給される電圧を整流する。
平滑コンデンサ16は、整流器15で整流された電圧を平滑して直流電圧を生成する。ここで生成される直流電圧が母線電圧Vdcとなる。
母線電圧検出部17は、平滑コンデンサ16で生成された直流電圧を母線電圧Vdcとして検出してインバータ制御部10へ出力する。
インバータ20は、直列に接続された2つのスイッチング素子18a、18dと、直列に接続された2つのスイッチング素子18b、18eと、直列に接続された2つのスイッチング素子18c、18fとが、並列に接続されている。スイッチング素子18a~18fには、それぞれと並列に環流ダイオード19a~19fが備えられている。
また、環流ダイオード19a~19fの各々を特に区別する必要がない場合には、環流ダイオード19a~19fの一つを環流ダイオード19という。
その加熱運転モードでは、コモンモード電圧の正のピークと、コモンモード電圧の負のピークとの幅は、インバータ20の母線電圧未満とする。
例えば、インバータ制御部10は、後述するように、三相の上側スイッチング素子18a、18b、18cの全てをオン状態とする制御、又は、三相の下側スイッチング素子18d、18e、18fの全てをオン状態とする制御をインバータ20のスイッチング周期において行わないことで、インバータ20のスイッチングにより生じるコモンモード電圧の変化量が、インバータ20の母線電圧の三分の二以下となるようにする。
インバータ制御部10#は、高周波電圧発生部11#と、加熱判定部12とを備える。加熱判定部12については、実施の形態1におけるインバータ制御部10の加熱判定部12と同様であるため、後述する。ここでは高周波電圧発生部11#について説明する。
インバータ制御部10#におけるテーブルデータ21及び外部入力部22は、実施の形態1におけるインバータ制御部10の対応する部分と同様である。
電圧指令生成部25#は、電圧指令値V*と、積分器24が求めた電圧指令値位相θとを入力として、電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*を生成する。そして、電圧指令生成部25#は、電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*をPWM信号生成部26#に与える。
例えば、後述するコモンモード電圧抑制を行わない場合、電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*を、式(1)~式(3)のように位相が2π/3ずつ異なる余弦波又は正弦波と定義する。但し、V*は電圧指令値の振幅、θは電圧指令値位相である。
Vu*=V*cosθ (1)
Vv*=V*cos(θ-(2/3)π) (2)
Vw*=V*cos(θ+(2/3)π) (3)
通常のインバータの場合、相補PWM方式を採用しているため、PWM信号UPとPWM信号UN、PWM信号VPとPWM信号VN、及び、PWM信号WPとPWM信号WNは、互いに逆の関係となる。そのため、スイッチングパターンは全部で8通りとなる。
なお、図5では、スイッチングパターンで発生する電圧ベクトルのそれぞれに、V0~V7の符号が付されている。
ここで、+Uは、U相を介してモータ8へ流入し、V相及びW相を介してモータ8から流出するU相方向の電流を発生させる電圧である。
また、-Uとは、V相及びW相を介してモータ8へ流入し、U相を介してモータ8から流出する-U相方向の電流を発生させる電圧である。±V、±Wについても同様である。
通常運転モードにおいて、一般的な圧縮機1の冷媒を、モータ8を用いて圧縮する場合、1kHz以下で動作することが一般的である。
一方、PWM信号生成部26#は、位相を高速で変化させることにより、1kHzを超える高周波の電圧を出力し、圧縮機1に通電することで、加熱運転モードとすることが可能となる。
但し、一般的なインバータの場合、キャリア信号の周波数であるキャリア周波数は、インバータのスイッチング素子のスイッチングスピードにより上限が決まっている。そのため、搬送波であるキャリア信号の周波数であるキャリア周波数以上の高周波電圧を出力することは困難である。なお、一般的なIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)の場合、スイッチングスピードの上限は、20kHz程度である。
図6は、実施の形態1におけるインバータ制御部10の構成を概略的に示すブロック図である。
なお、PWM信号UP及びPWM信号UN、PWM信号VP及びPWM信号VN、並びに、PWM信号WP及びPWM信号WNは、それぞれオン及びオフの状態が逆であり、一方が分かれば他方も分かるため、ここではPWM信号UP、VP、WPのみを示している。
また、ここでは、基準位相θf=0[度]としている。この場合、図7に示すようにPWM信号が変化する。そして、電圧ベクトルはV0(UP=VP=WP=0)、V4(UP=1、VP=WP=0)、V7(UP=VP=WP=1)、V3(UP=0、VP=WP=1)、V0(UP=VP=WP=0)、・・・の順で変化する。
なお、図8(A)~(D)では、破線で囲まれたスイッチング素子18がオン、破線で囲まれていないスイッチング素子18がオフの状態であることを表している。
そして、図7を用いて説明したように、電圧ベクトルV0、電圧ベクトルV4、電圧ベクトルV7、電圧ベクトルV3、電圧ベクトルV0、・・・の順で電圧ベクトルが変化するため、+Iuの電流と-Iuの電流とが交互にモータ8の巻線に流れることになる。
特に、図5に示すように、電圧ベクトルV4と、電圧ベクトルV3とが1キャリア周期(1/fc)の間に現れるため、キャリア周波数fcに同期した交流電圧をモータ8の巻線に印加することができる。
ここで、IPMモータのロータ位置φは、ロータの停止位置である。図9に示されているように、ロータ位置φは、ロータのN極の向きがU相方向からずれた角度の大きさによって表される。
IPMモータの場合、巻線インダクタンスはロータ位置に依存する。そのため、電気角周波数ωと、インダクタンス値との積で表される巻線インピーダンスは、ロータ位置に応じて変動する。従って、同一電圧を印加した場合においても、ロータ位置によって、モータ8の巻線に流れる電流が変動してしまい、加熱量が変化してしまう。その結果、ロータ位置によっては、必要な加熱量を得るために、多くの電力が消費されるおそれがある。
そこで、選択部23は、時間の経過と共に基準位相θfを変化させることで、ロータに満遍なく電圧が印加されるようにする。
ここでは、基準位相θfを時間の経過とともに、例えば、0度、45度、90度、135度、・・・と、45度ずつ変化させている例が示されている。
図11(B)に示されているように、基準位相θfが45度であれば、電圧指令値位相θは45度及び225度となる。
図11(C)に示されているように、基準位相θfが90度であれば、電圧指令値位相θは90度及び270度となる。
図11(D)に示されているように、基準位相θfが135度であれば、電圧指令値位相θは135度及び315度となる。
その後、図11(B)に示されているように基準位相θfが45度に切り替えられ、予め定められた時間、電圧指令値位相θがキャリア信号に同期して45度と225度とで切り替えられる。
その後、図11(C)に示されているように基準位相θfが90度に切り替えられ、というように、予め定められた時間毎に、0度及び180度、45度及び225度、90度及び270度、135度及び315度、・・・と電圧指令値位相θが切り替えられる。これにより、時間の経過とともに、高周波交流電圧の通電位相が変化するため、ロータ停止位置によるインダクタンス特性の影響を排除することができ、ロータ位置に依存せず均一な圧縮機1の加熱が可能となる。
ここでの基準位相θfは、電圧ベクトルV4におけるU相方向を0度としている。
また、基準位相θfが60度の場合も、基準位相θfが0度の場合と同様に、電圧ベクトルV0と、電圧ベクトルV7との間に他の電圧ベクトルが1つのみ発生する。この場合、電流波形は台形状となり、高調波成分が少ない電流となる。
一方、基準位相θfが60度のn倍以外の場合には、電圧指令値位相θが60度の倍数とならないため、電圧ベクトルV0と、電圧ベクトルV7との間に2つの他の電圧ベクトルが発生してしまう。電圧ベクトルV0と、電圧ベクトルV7との間に2つの他の電圧ベクトルが発生してしまうと、電流波形が歪み、高調波成分の多い電流となり、モータ騒音又はモータ軸振動等の悪影響を与えるおそれがある。
従って、選択部23では、基準位相θfを、0度、60度、・・・のように60度刻みで変化させることが望ましい。
加熱判定部12は、インバータ装置9の母線電圧検出部17で検出された母線電圧Vdcに基づき、高周波電圧発生部11の動作状態であるON又はOFFを制御する。
加熱判定部12は、電圧比較部28と、温度検出部29と、温度比較部30と、第1論理積計算部31と、寝込み判定部32と、経過時間計測部33と、時間比較部34と、リセット部35と、論理和計算部36と、第2論理積計算部37とを備える。
温度比較部30は、Tp_inv>Tinv、かつ、Tp_c>Tcの場合には、正常状態と判断し、それ以外の場合には、異常状態と判断する。そして、温度比較部30は、正常状態の場合には1を、異常状態の場合には0を出力する。
なお、ここでは、母線電圧Vdc、インバータ温度Tinv及び圧縮機1の温度Tcを用いて加熱を停止する方法について述べたが、これらの全てが用いられなくてもよい。また、ここで述べた以外のパラメータを用いて加熱を停止するよう構成してもよい。
図14は、ある電圧ベクトルから他の電圧ベクトルへ遷移した場合の、コモンモード電圧の変化量を表す表である。
このコモンモード電圧がモータ8に発生することにより、圧縮機1をはじめとする冷凍サイクルを構成する部品に存在する浮遊容量を介して雑音端子電圧等のノイズ又は漏洩電流が増加する。
従来技術は、例えばθp=0°、θn=180°とし、電圧ベクトルV0、電圧ベクトルV4、電圧ベクトルV7、電圧ベクトルV3及び電圧ベクトルV0の順番で、電圧ベクトルを遷移させることで、高周波の電圧が印加されている。しかしながら、電圧ベクトルV4から電圧ベクトルV7へ遷移した際には、+4Vdc/6のコモンモード電圧の変動が生じ、電圧ベクトルV3から電圧ベクトルV0へ遷移した際には、-Vdc/6のコモンモード電圧の変動が生じ、ノイズが増加する懸念がある。
例えば、PWM信号生成部26は、電圧VAを、電圧ベクトルV4及び電圧ベクトルV6の合成ベクトルにより生成し、電圧VBを、電圧ベクトルV1及び電圧ベクトルV3の合成ベクトルにより生成する。これにより、電圧ベクトルV0、電圧ベクトルV4、電圧ベクトルV7、電圧ベクトルV3及び電圧ベクトルV0の順番に遷移するベクトルパターンは、電圧ベクトルV0、電圧ベクトルV4、電圧ベクトルV6、電圧ベクトルV7、電圧ベクトルV3、電圧ベクトルV1及び電圧ベクトルV0の順番に遷移するベクトルパターンとなる。
図17は、実施の形態1におけるインバータ制御部10の動作を示すフローチャートである。
まず、加熱判定部12は、圧縮機1の運転停止中に、上述した動作により高周波電圧発生部11により高周波を発生させるか否かを判断する(S10)。
一方、高周波を発生させないと加熱判定部12が判断した場合、言い換えると、加熱判定部12の出力値が「0」である場合(S10でNO)には、処理はステップS10に戻り、予め定められた時間の経過後に、再び高周波電圧発生部11を動作させるかが判断される。
予め定められた時間の経過後、処理は、再びステップS10へ戻り、さらに加熱が必要か否かが判定される。
一般に、圧縮動作時の運転周波数は、高々1kHzである。そのため、1kHz以上の高周波電圧がモータ8に印加されればよい。また、14kHz以上の高周波電圧がモータ8に印加されると、モータ8の鉄心の振動音がほぼ可聴周波数上限に近づくため、騒音の低減にも効果がある。そこで、例えば、選択部23は、20kHz程度の高周波電圧となるような基準位相θfを出力する。
ここでは、三相の上側スイッチング素子18a、18b、18c及び三相の下側スイッチング素子18d、18e、18fの少なくとも何れか一方が、ワイドバンドギャップ半導体で構成されていればよい。
言い換えると、インバータ制御部10は、処理回路網で構成することができる。
実施の形態2では、ヒートポンプ装置200の回路構成の一例について説明する。なお、例えば、図1等では、圧縮機1と、四方弁2と、熱交換器3と、膨張機構4と、熱交換器5とが冷媒配管6により順次接続されたヒートポンプ装置100について示した。実施の形態2では、より具体的な構成のヒートポンプ装置200について説明する。
また、図19は、実施の形態2に係るヒートポンプ装置200の冷媒の状態を示すモリエル線図である。図19において、横軸は、比エンタルピ、縦軸は、冷媒圧力を示す。
暖房運転時には、四方弁59は、実線方向に設定される。なお、この暖房運転とは、空調で使われる暖房だけでなく、水に熱を与えて温水を作る給湯も含む。
冷房運転時には、四方弁59は破線方向に設定される。なお、この冷房運転とは、空調で使われる冷房だけでなく、水から熱を奪って冷水を作ること及び冷凍等も含む。
一方、インジェクション回路62を流れる冷媒は、上述したように、膨張機構61で減圧されて(図19の点P9)、内部熱交換器55で熱交換される(図19の点P10)。内部熱交換器55で熱交換された気液二相状態の冷媒(インジェクション冷媒)は、気液二相状態のまま圧縮機51のインジェクションパイプから流入する。圧縮機51内での圧縮動作については、暖房運転時と同様である。
Claims (9)
- 冷媒を圧縮する圧縮機構及び前記圧縮機構を駆動するモータを備える圧縮機と、
三相の上側スイッチング素子と、三相の下側スイッチング素子とを備え、前記圧縮機構を駆動する周波数の電圧である駆動周波数電圧として、三相交流電圧を前記モータに印加するインバータと、
前記インバータを制御するインバータ制御部と、を備え、
前記インバータ制御部は、前記圧縮機を加熱する必要がある場合に、前記圧縮機構を駆動する周波数の電圧である駆動周波数電圧よりも高い高周波電圧を前記モータに印加する加熱運転モードで前記インバータを制御し、
前記インバータ制御部は、前記加熱運転モードにおいて、前記インバータのスイッチングにより生じるコモンモード電圧の変化量が、前記インバータの母線電圧の三分の二未満となるように前記インバータを制御し、
前記コモンモード電圧の正のピークと、前記コモンモード電圧の負のピークとの幅は、前記母線電圧未満であること
を特徴とするヒートポンプ装置。 - 前記加熱運転モードでは、前記インバータ制御部は、前記インバータのスイッチング周期において、第1の電圧位相と、前記第1の電圧位相から180度ずれた第2の電圧位相とで、前記インバータをスイッチングさせること
を特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ装置。 - 冷媒を圧縮する圧縮機構及び前記圧縮機構を駆動するモータを備える圧縮機と、
三相の上側スイッチング素子と、三相の下側スイッチング素子とを備え、前記圧縮機構を駆動する周波数の電圧である駆動周波数電圧として、三相交流電圧を前記モータに印加するインバータと、
前記インバータを制御するインバータ制御部と、を備え、
前記インバータ制御部は、前記圧縮機を加熱する必要がある場合に、前記駆動周波数電圧よりも高い高周波電圧を前記モータに印加する加熱運転モードで前記インバータを制御し、
前記インバータ制御部は、前記加熱運転モードにおいて、前記インバータのスイッチングにより生じるコモンモード電圧の変化量が、前記インバータの母線電圧の三分の二未満となるように前記インバータを制御し、
前記インバータ制御部は、前記三相の上側スイッチング素子の全てをオン状態とする制御、又は、前記三相の下側スイッチング素子の全てをオン状態とする制御を前記インバータのスイッチング周期において行わないこと
を特徴とするヒートポンプ装置。 - 前記加熱運転モードでは、前記インバータ制御部は、前記インバータのスイッチング周期において、第1の電圧位相と、前記第1の電圧位相から180度ずれた第2の電圧位相とで、前記インバータをスイッチングさせること
を特徴とする請求項3に記載のヒートポンプ装置。 - 前記インバータは、三相の上側スイッチング素子と、三相の下側スイッチング素子とを備えることにより、三相交流電圧を前記駆動周波数電圧として出力することができるように構成されており、
前記三相の上側スイッチング素子及び前記三相の下側スイッチング素子の少なくとも何れか一方は、ワイドバンドギャップ半導体により構成されていること
を特徴とする請求項1又は2に記載のヒートポンプ装置。 - 前記インバータは、三相の上側スイッチング素子と、三相の下側スイッチング素子と、前記三相の上側スイッチング素子のそれぞれに並列に接続された三つの環流ダイオードと、前記三相の下側スイッチング素子のそれぞれに並列に接続された三つの環流ダイオードとを備えることにより、三相交流電圧を前記駆動周波数電圧として出力することができるように構成されており、
前記環流ダイオードは、ワイドバンドギャップ半導体により構成されていること
を特徴とする請求項1又は2に記載のヒートポンプ装置。 - 前記ワイドバンドギャップ半導体は、炭化ケイ素、窒化ガリウム又はダイヤモンドを材料とするものであること
を特徴とする請求項5又は6に記載のヒートポンプ装置。 - 冷媒を圧縮する圧縮機構及び前記圧縮機構を駆動するモータを備える圧縮機、前記冷媒の熱交換を行う第1の熱交換器、前記冷媒を膨張させる膨張機構、並びに、前記冷媒の熱交換を行う第2の熱交換器を配管により接続した冷媒回路と、
三相の上側スイッチング素子と、三相の下側スイッチング素子とを備え、前記圧縮機構を駆動する周波数の電圧である駆動周波数電圧として、三相交流電圧を前記モータに印加するインバータと、
前記インバータを制御するインバータ制御部と、を備え、
前記インバータ制御部は、前記圧縮機を加熱する必要がある場合に、前記圧縮機構を駆動する周波数の電圧である駆動周波数電圧よりも高い高周波電圧を前記モータに印加する加熱運転モードで前記インバータを制御し、
前記インバータ制御部は、前記加熱運転モードにおいて、前記インバータのスイッチングにより生じるコモンモード電圧の変化量が、前記インバータの母線電圧の三分の二未満となるように前記インバータを制御し、
前記コモンモード電圧の正のピークと、前記コモンモード電圧の負のピークとの幅は、前記母線電圧未満であること
を特徴とするヒートポンプ装置。 - 冷媒を圧縮する圧縮機構及び前記圧縮機構を駆動するモータを備える圧縮機、前記冷媒の熱交換を行う第1の熱交換器、前記冷媒を膨張させる膨張機構、並びに、前記冷媒の熱交換を行う第2の熱交換器を配管により接続した冷媒回路と、
三相の上側スイッチング素子と、三相の下側スイッチング素子とを備え、前記圧縮機構を駆動する周波数の電圧である駆動周波数電圧として、三相交流電圧を前記モータに印加するインバータと、
前記インバータを制御するインバータ制御部と、を備え、
前記インバータ制御部は、前記圧縮機を加熱する必要がある場合に、前記駆動周波数電圧よりも高い高周波電圧を前記モータに印加する加熱運転モードで前記インバータを制御し、
前記インバータ制御部は、前記加熱運転モードにおいて、前記インバータのスイッチングにより生じるコモンモード電圧の変化量が、前記インバータの母線電圧の三分の二未満となるように前記インバータを制御し、
前記インバータ制御部は、前記三相の上側スイッチング素子の全てをオン状態とする制御、又は、前記三相の下側スイッチング素子の全てをオン状態とする制御を前記インバータのスイッチング周期において行わないこと
を特徴とするヒートポンプ装置。
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