本出願は、日本国出願2020-182979号(2020年10月30日出願)、日本国出願2021-12917号(2021年1月29日出願)及び日本国出願2021-12918号(2021年1月29日出願)の優先権を主張するものであり、当該出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。
図1は光接続構造1の一例を示す概略図である。図1に示されるように、光接続構造1は、例えば、出射部材2と、入射部材3と、波長変換部4と、基板5と、放熱部材6とを備える。光接続構造1は、出射部材2から出射されるレーザ光L1を波長変換部4に照射し、波長変換部4がレーザ光L1の照射に応じて出射する光L2を入射部材3に入射する。出射部材2及び入射部材3のそれぞれは、例えば光ファイバである。以後、光ファイバで構成された出射部材2を光ファイバ2と呼び、光ファイバで構成された入射部材3を光ファイバ3と呼びことがある。図1には、光ファイバ2及び3の光軸方向に沿った断面が示されている。
光ファイバ2(第1光ファイバともいう)は、レーザ光L1が入射され、入射されたレーザ光L1を伝送する。レーザ光L1は、光ファイバ2から波長変換部4に直接照射される。光ファイバ2は、例えば、レーザ光L1を伝送するコア20と、当該コア20の周囲を覆うクラッド21とを備える。光ファイバ2は、例えば、石英ガラスから成る石英ファイバであってもよいし、プラスッチックから成るプラスチックファイバであってもよいし、他の材料から成る光ファイバであってもよい。光ファイバ2は、シングルモードファイバであってもよいし、マルチモードファイバであってもよい。
コア20は、レーザ光L1が出射される出射面20aを有する。コア20の出射面20aは出射端面20aともいえる。出射面20aの形状は例えば円形である。出射面20aは波長変換部4の近傍に位置する。出射面20aは波長変換部4の方を向いている。出射面20aから出射されるレーザ光L1は波長変換部4に直接照射される。光ファイバ2は、クラッド21の周囲を覆う部材を備えてもよい。クラッド21の周囲を覆う部材は、1層で構成されてもよいし、複数層で構成されてもよい。クラッド21の周囲を覆う部材には保護層が含まれてもよい。
レーザ光L1としては、例えば、波長が460nm以下の短波長レーザ光が採用される。レーザ光L1は、440nm以下の短波長レーザ光であってもよい。この場合、レーザ光L1は、例えば405nmの紫色のレーザ光であってもよい。
波長変換部4は、光ファイバ2からのレーザ光L1の照射に応じて、当該レーザ光L1の波長スペクトルとは異なる波長スペクトルを有する光L2を発することが可能である。光L2は例えば可視光である。波長変換部4は例えば平板状を成している。波長変換部4の表面40は、互いに対向する平坦な第1主面41(第1面41ともいう)及び第2主面42(第2面42ともいう)を含む。波長変換部4の表面40は、レーザ光L1が照射される第1領域41a(被照射領域41aともいう)を含む。図1の例では、レーザ光L1は例えば第1主面41に照射され、被照射領域41aは例えば第1主面41に含まれる。被照射領域41aは、光照射・受光計測装置等で画像の取得等をすることで算出することができる。第2主面42(第2領域42ともいう)上には、光L2を反射する部材が位置する。以後、第2主面42上に位置する光L2を反射する部材を高反射率部材と呼ぶことがある。また、光L2を変換光L2と呼ぶことがある。本例では、高反射率部材として基板5が採用されている。
波長変換部4としては、例えば、蛍光体を含む蛍光体部分400が採用される。蛍光体部分400が含む蛍光体は、レーザ光L1の照射に応じて蛍光を発することができる。蛍光体が発する蛍光の波長スペクトルにおけるピークを示す波長(ピーク波長ともいう)は、レーザ光L1の波長スペクトルのピーク波長よりも大きくてもよいし、小さくてもよい。
蛍光体部分400は例えば多数の蛍光体を含む。多数の蛍光体には、例えば1種類以上の蛍光体が含まれる。蛍光体部分400には、互いに異なるピーク波長を有する複数種類の蛍光体が含まれてもよい。この場合、蛍光体部分400には、例えば、レーザ光L1の照射に応じて赤色(R)の蛍光を発する蛍光体(赤色蛍光体ともいう)と、レーザ光L1の照射に応じて緑色(G)の蛍光を発する蛍光体(緑色蛍光体ともいう)と、レーザ光L1の照射に応じて青色(B)の蛍光を発する蛍光体(青色蛍光体ともいう)とが含まれてもよい。赤色蛍光体には、例えば、レーザ光L1の照射に応じて発する蛍光の波長スペクトルのピーク波長が620nmから750nm程度の範囲にある蛍光体が適用される。緑色蛍光体には、例えば、レーザ光L1の照射に応じて発する蛍光の波長スペクトルのピーク波長が495nmから570nm程度の範囲にある蛍光体が適用される。青色蛍光体には、例えば、レーザ光L1の照射に応じて発する蛍光の波長スペクトルのピーク波長が450nmから495nm程度の範囲にある蛍光体が適用される。
蛍光体部分400に複数種類の蛍光体が含まれる場合には、当該複数種類の蛍光体が発する蛍光が、蛍光体部分400が発する変換光L2を構成する。つまり、変換光L2は複数種類の色成分で構成される。蛍光体部分400に、赤色蛍光体、緑色蛍光体及び青色蛍光体が含まれる場合には、赤色蛍光体、緑色蛍光体及び青色蛍光体が発する蛍光が変換光L2を構成する。
蛍光体部分400に複数種類の蛍光体が含まれる場合には、変換光L2の波長スペクトルは、互いに異なる複数の波長ピークを有する。例えば、蛍光体部分400に3種類以上の蛍光体が含まれる場合には、変換光L2の波長スペクトルは、互いに異なる3つ以上の波長ピークを有する。蛍光体部分400に、赤色蛍光体、緑色蛍光体及び青色蛍光体が含まれる場合には、変換光L2の波長スペクトルは、赤色蛍光体が発する蛍光の波長ピークと、緑色蛍光体が発する蛍光の波長ピークと、青色蛍光体が発する蛍光の波長ピークとが含まれる。変換光L2は、疑似的な白色光であってもよいし、他の色温度の可視光であってもよい。
なお、蛍光体部分400には、赤色蛍光体、緑色蛍光体及び青色蛍光体以外の蛍光体が含まれてもよい。蛍光体部分400には、例えば、レーザ光L1の照射に応じて青緑色の蛍光を発する蛍光体(青緑色蛍光体ともいう)が含まれてもよい。また、蛍光体部分400には、例えば、レーザ光L1の照射に応じて黄色の蛍光を発する蛍光体(黄色蛍光体ともいう)が含まれてもよい。蛍光体部分400には、赤色蛍光体、緑色蛍光体、青色蛍光体、青緑色蛍光体及び黄色蛍光体の少なくとも1種類の蛍光体が含まれてもよい。
青緑色蛍光体には、例えば、レーザ光L1の照射に応じて発する蛍光の波長スペクトルのピーク波長が495nm程度の蛍光体が適用される。黄色蛍光体には、例えば、レーザ光L1の照射に応じて発する蛍光の波長スペクトルのピーク波長が570nmから590nm程度の範囲にある蛍光体が適用される。
蛍光体部分400は、例えば、多数の蛍光体を含む低融点ガラスで構成されてもよい。あるいは、蛍光体部分400は、多数の蛍光体を含む結晶化ガラスで構成されてもよい。あるいは、蛍光体部分400は、多数の蛍光体を含むセラミックで構成されてもよい。あるいは、蛍光体部分400は、蛍光性を有するバルク状のセラミックで構成されてもよい。この場合には、蛍光体部分400は蛍光体だけで構成されていると言える。
基板5は、波長変換部4(言い換えれば蛍光体部分400)を支持する。基板5は、波長変換部4の第2主面42に接合されている。基板5の表面50は、互いに対向する平坦な第1主面51(上面51ともいう)及び第2主面52(下面52ともいう)を含む。波長変換部4は基板5の第1主面51に接合されている。
高反射率部材としての基板5は、波長変換部4が発する変換光L2を反射することが可能である。また基板5は、例えばレーザ光L1を反射することが可能である。基板5は、変換光L2及びレーザ光L1を反射する部材として機能する。
基板5は例えば金属で構成されている。基板5は、例えば、アルミニウムを主成分としたアルミニウム合金で構成されてもよいし、アルミニウムで構成されてもよいし、他の材料で構成されてもよい。
波長変換部4は、基板5に対して、直接接合されてもよいし、接合材が使用されて接合されてもよい。例えば、波長変換部4が多数の蛍光体を含む低融点ガラスで構成される場合、波長変換部4は基板5に対して酸素結合によって直接接合されてもよい。つまり、加熱により基板5の第1主面51に形成された酸化膜の酸素と、波長変換部4の低融点ガラス(言い換えれば酸化物ガラス)の酸素とが結合する酸化結合によって、波長変換部4は基板5に直接接合されてもよい。あるいは、基板5の第1主面51に例えば数μmの微小な凹凸が設けられて、当該凹凸が利用されたアンカー効果により、波長変換部4が基板5に直接接合されてもよい。つまり、波長変換部4の低融点ガラスが流動して基板5の第1主面51の凹凸に入り込んで硬化することによって、波長変換部4が基板5に直接接合されてもよい。また、波長変換部4は、例えば、レーザ光L1及び変換光L2が透過する透明樹脂から成る接合材が用いられて基板5に接合されてもよい。
変換光L2は、波長変換部4から直接出射される成分であって、波長変換部4から出射されて光ファイバ3に直接入射する第1成分L2aを含む。具体的には、変換光L2は、例えば、波長変換部4から直接出射される成分であって、波長変換部4の被照射領域41aから出射されて光ファイバ3に直接入射する第1成分L2aを含む。すなわち、第1成分L2aは、変換光L2のうち、基板5で反射されずに第1領域41aから出射されて光ファイバ3に入射する成分である。さらに、変換光L2は、波長変換部4の第2領域42から出射されて基板5で反射して光ファイバ3に入射される第2成分L2bを含む。第2成分L2bは、基板5の第1主面51で反射され、その後、波長変換部4を透過して光ファイバ3に入射される。基板5の第1主面51は、第2成分L2bが照射される第3領域51a(被照射領域51aともいう)を含む。変換光L2は、第1成分L2a及び第2成分L2b以外にも、光ファイバ3に入射されない成分も含まれる。変換光L2は、第1成分L2a及び第2成分L2b以外の、光ファイバ3に入射される成分を含んでもよい。
本例では、基板5の表面50での変換光L2の反射率は、波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率よりも大きい。被照射領域51aは表面50に含まれ、第2領域42は表面40に含まれることから、被照射領域51aでの変換光L2の反射率は、波長変換部4の第2領域42での変換光L2の反射率よりも大きいと言える。波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率は例えば数%である。基板5の表面50での変換光L2の反射率は、例えば35%以上である。基板5の表面50での変換光L2の反射率は、これに限られず、例えば、40%以上であってもよいし、50%以上であってもよいし、60%以上であってもよいし、70%以上であってもよいし、80%以上であってもよい。なお、対象物での光の反射率は、当該光の波長にも依存し、当該光の波長が変化すれば当該反射率も変化する。また、反射率は、対象物の材料から特定することもできるし、測色計等で測定することもできる。
また本例では、基板5の表面50でのレーザ光L1の反射率は、波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率よりも大きい。被照射領域51aは表面50に含まれ、第2領域42は表面40に含まれることから、被照射領域51aでのレーザ光L1の反射率は、波長変換部4の第2領域42でのレーザ光L1の反射率よりも大きいと言える。波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率は例えば数%である。基板5の表面50でのレーザ光L1の反射率は例えば35%以上である。基板5の表面50でのレーザ光L1の反射率は、これに限られず、例えば、40%以上であってもよいし、50%以上であってもよいし、60%以上であってもよいし、70%以上であってもよいし、80%以上であってもよい。
なお、基板5の表面50での変換光L2の反射率は、波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率以下であってもよい。また、基板5の表面50でのレーザ光L1の反射率は、波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率以下であってもよい。
光ファイバ2から出射されるレーザ光L1には、波長変換部4を透過して基板5の第3領域51a(言い換えれば被照射領域51a)に照射される透過成分が含まれる。この透過成分は、基板5の第3領域51aで反射されて、波長変換部4に再度照射される。波長変換部4は、透過成分の照射に応じて光を発する。この光を、透過成分に応じた光と呼ぶことがある。透過成分に応じた光の一部は、第1成分L2aの一部となり、第1領域41aから出射して光ファイバ3に直接入射する。また、透過成分に応じた光の他の一部は、第2成分L2bの一部となり、第2領域42から出射して基板5で反射した後、光ファイバ3に入射する。
光ファイバ3(第2光ファイバともいう)は、入射される変換光L2を伝送する。光ファイバ3は、例えば、コア30と、当該コア30の周囲を覆うクラッド31とを備える。コア30は、変換光L2が入射され、入射された変換光L2を伝送する。光ファイバ3は、例えば、石英ガラスから成る石英ファイバであってもよいし、プラスッチックから成るプラスチックファイバであってもよいし、他の材料から成る光ファイバであってもよい。光ファイバ3は、シングルモードファイバであってもよいし、マルチモードファイバであってもよい。
コア30は、変換光L2が入射される入射面30aを有する。コア30の入射面30aは入射端面30aともいえる。入射面30aの形状は例えば円形である。入射面30aは波長変換部4の被照射領域41aの近傍に位置する。入射面30aは波長変換部4の方を向いている。詳細には、入射面30aは波長変換部4の被照射領域41aの方を向いている。入射面30aは、例えば、波長変換部4の被照射領域41aの直上に位置する。入射面30aには、変換光L2の第1成分L2a及び第2成分L2bが入射する。光ファイバ3は、クラッド31の周囲を覆う部材を備えてもよい。クラッド31の周囲を覆う部材は、1層で構成されてもよいし、複数層で構成されてもよい。クラッド31の周囲を覆う部材には保護層が含まれてもよい。
光ファイバ2及び3は波長変換部4に対して同じ側に位置する。光ファイバ2及び3は波長変換部4に対して第1主面41側に位置する。基板5は波長変換部4に対して光ファイバ2及び3とは反対側に位置する。基板5は波長変換部4に対して第2主面42側に位置する。
光ファイバ3のコア30の入射面30a、言い換えれば、入射部材3が有する、変換光L2が入射される入射面30aは、例えば、波長変換部4の第1領域41aと平行をなしている。入射面30aは第1領域41aに対向している。光ファイバ3の光軸は、第1領域41aに垂直な方向に沿って延びている。なお、本開示でいう平行とは、実質的に平行であればよく、誤差により平行からわずかにずれているもの、たとえば平行位置に対して数°傾いたものであってもよい。
光ファイバ2のコア20の出射面20a、言い換えれば、出射部材2が有する、レーザ光L1を出射する出射面20aは、例えば、波長変換部4の第1領域41aに平行な方向に対して傾斜している。出射面20aは、第1領域41aに垂直な方向に対して傾斜しているとも言える。光ファイバ2の光軸は、第1領域41aに垂直な方向に対して傾斜している。第1領域41aには斜め方向からレーザ光L1が照射される。
光ファイバ2及び光ファイバ3は、互いに交差しないように配置されている。光ファイバ2の出射面20aは、例えば、第1領域41aに垂直な方向において光ファイバ3の入射面30aと重なっていない。また、第1領域41aに垂直な方向において、出射面20aの位置は、例えば、入射面30aの位置よりも第1領域41aに近い。なお、第1領域41aに垂直な方向において、入射面30aの位置が、出射面20aの位置よりも第1領域41aに近くてもよい。また、入射面30aと出射面20aとが第1領域41aに平行な方向に並んでもよい。
放熱部材6は、波長変換部4で発生する熱を放出することが可能である。放熱部材6は、例えば、電源を不要とする部材で構成される。例えば、放熱部材6は、放熱フィンを有する金属製のヒートシンクで構成される。放熱部材6は、例えば、アルミニウムを主成分としたアルミニウム合金で構成されてもよいし、アルミニウムで構成されてもよいし、他の材料で構成されてもよい。放熱部材6は、基板5と同じ材料で構成されてもよいし、基板5と異なる材料で構成されてもよい。放熱部材6の熱伝導率は、例えば、波長変換部4の熱伝導率よりも大きい。また、基板5の熱伝導率は、例えば、波長変換部4の熱伝導率よりも大きい。放熱部材6だけではなく、基板5も、波長変換部4で発生する熱を放出できてもよい。放熱部材6の熱伝導率は、基板5の熱伝導率よりも大きくてもよいし、小さくてもよいし、同じであってもよい。なお、熱伝導率は、例えば、定常法と非定常法の2つの方法で測定できる。非定常法の中には、レーザフラッシュ法、ASTM E1530(準拠)の円板熱流計法、JIS R 2616(準拠)、ASTM D5930(準拠)の熱線(プローブ)法、ISO 22007-6の交流定常法等がある。
放熱部材6には基板5が固定されている。波長変換部4が発する熱は、基板5を通じて放熱部材6に伝達し、放熱部材6から空間に放出される。基板5の放熱部材6への固定の方法としては様々な方法が考えられる。例えば、基板5と放熱部材6との間に放熱グリスを介在させた状態で基板5を放熱部材6にネジ止めしてもよい。あるいは、高熱伝導フィラーを含む接着剤で基板5を放熱部材6に固定してもよい。あるいは、シンタリングペーストで基板5を放熱部材6に固定してもよい。
なお、放熱部材6は、電源を不要とする他の部材で構成されてもよい。例えば、放熱部材6は、ヒートシンクの一種であるヒートパイプで構成されてもよい。ヒートパイプでは、例えば、加熱部で作動液が蒸発して蒸気が発生し、その蒸気がヒートパイプの低温部に高速移動して当該低温部で凝縮し、その凝縮で得られた作動液が毛細管現象で加熱部に還流する。ヒートパイプでは、これらの相変化が連続的に行われることによって、放熱機能が実現される。また、放熱部材6は、電源を必要とする部材で構成されてもよい。例えば、放熱部材6は、ペルチェ素子で構成されてもよし、ファンで構成されてもよい。
上記の例では、出射部材2は、光ファイバで構成されているが、他の部材で構成されてもよい。例えば、出射部材2は、ロッドレンズで構成されてもよい。また、出射部材2は、インテグレータレンズ、中空ミラーあるいはライトガイド等で構成されてもよい。また、入射部材3は、例えば、ロッドレンズで構成されてもよい。また、入射部材3は、インテグレータレンズ、中空ミラーあるいはライトガイド等で構成されてもよい。出射部材2と入射部材3は、互いに同じ種類の部材で構成されてもよいし、互いに異なる種類の部材で構成されてもよい。例えば、出射部材2及び入射部材3のそれぞれがロッドレンズ等で構成されてもよいし、出射部材2及び入射部材3が光ファイバ及びロッドレンズでそれぞれ構成されてもよいし、出射部材2及び入射部材3がロッドレンズ及び光ファイバでそれぞれ構成されてもよい。なお、ここでいうロッドレンズとは、ガラスあるいは透明樹脂でできた部材で、光を側面で反射させながら光を伝送させる機能を有する光学素子である。ロッドレンズの特性を強めるために、ロッドレンズの側面にアルミ等の金属膜をつけることも可とする。また、ロッドレンズの直径方向に屈折率分布をつけてロッドレンズにレンズ機能を付与することもできる。
以上のように、本例の光接続構造1では、出射部材2からのレーザ光L1が波長変換部4に直接照射される。これにより、例えば、レーザ光L1を波長変換部4に照射するための、光学ミラー等を含む光学系(照射用光学系ともいう)が不要となる。本例とは異なり、光接続構造1が照射用光学系を備える場合、光接続構造1の組み上げ時に照射用光学系の各部品の位置調整が必要となり、光接続構造1の組み上げ作業が複雑となる。本例では、照射用光学系を不要にすることができることから、光接続構造1の組み上げ作業を簡素化することができる。また、光接続構造1の構成を簡素化することができる。
また、本例の光接続構造1では、波長変換部4が発する変換光L2が入射部材3に直接入射する。これにより、例えば、変換光L2を入射部材3に入射するための、光学ミラー等を含む光学系(入射用光学系ともいう)が不要となる。本例とは異なり、光接続構造1が入射用光学系を備える場合、光接続構造1の組み上げ時に入射用光学系の各部品の位置調整が必要となり、光接続構造1の組み上げ作業が複雑となる。本例では、入射用光学系を不要にすることができることから、光接続構造1の組み上げ作業を簡素化することができる。また、光接続構造1の構成を簡素化することができる。
なお、光接続構造1は、レーザ光L1のうち、波長変換部4の表面40で反射する成分を、波長変換部4に再度照射するための光学系を備えてもよい。また、光接続構造1は、変換光L2のうち入射部材3に入射しない成分を集光して入射部材3に入射するための光学系を備えてもよい。
また、本例の光接続構造1では、高反射率部材としての基板5の被照射領域51aでの変換光L2の反射率が、波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率よりも大きくなっている。このため、変換光L2のうち、波長変換部4の第2領域42から出射して基板5の被照射領域51aで反射して入射部材3に入射する第2成分L2bの光量を大きくすることができる。これにより、波長変換部4が発する変換光L2を効率良く入射部材3に入射することができる。その結果、接続ロスの少ない光接続構造1を実現することができる。
また、本例では、基板5の被照射領域51aでのレーザ光L1の反射率が、波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率よりも大きくなっている。このため、レーザ光L1のうち、波長変換部4を透過して基板5の被照射領域51aで反射される透過成分の光量を大きくすることができる。よって、波長変換部4が発する、透過成分の照射に応じた光の量を大きくすることができる。その結果、波長変換部4の発光効率が向上する。
また、本例の光接続構造1は、波長変換部4が発する熱を放出する放熱部材6を備えることから、波長変換部4の発熱によりその性能が劣化する可能性を低減することができる。
また、本例では、出射部材2及び入射部材3は波長変換部4に対してともに被照射領域41a側に位置することから、例えば図1の例のように、波長変換部4に対して被照射領域41a側とは反対側(つまり第2領域42側)に、放熱部材6を配置するスペースを確保することができる。よって、波長変換部4の放熱を簡単に実現することができる。
また、本例では、入射部材3の入射面30aは、波長変換部4の被照射領域41aと平行をなしていることから、入射部材3の入射面30aの位置調整が容易となる。例えば、入射部材3をその光軸方向に沿って移動させるだけで、波長変換部4の被照射領域41aに対する、入射部材3の入射面30aの位置合わせを行うことができる。
本例のように、出射部材2の出射面20aが、波長変換部4の被照射領域41aに平行な方向に対して傾斜して場合、出射部材2の出射面20aの位置調整が複雑になる可能性がある。例えば、被照射領域41aに対して出射面20aを位置合わせする場合、出射部材2をその光軸方向に沿って移動させるだけではなく、出射面20aの向きを変更したり、被照射領域41aに対して平行な方向に沿って出射部材2を移動させたり、被照射領域41aに垂直な方向に沿って出射部材2を移動させたりする必要性が生じることがある。
一方で、出射面20aが被照射領域41aに平行な方向に対して傾斜している場合には、波長変換部4が発する変換光L2を効率良く入射部材3に入射することができる。以下にこの点について説明する。
例えば、図2に示されるように、出射面20aが被照射領域41aと平行をなす場合を考える。変換光L2の強度のピークは、例えば、波長変換部4においてレーザ光L1が照射される領域、つまり被照射領域41aの直上方向付近に現れる。図2の例では、被照射領域41aの直上付近には出射部材2が存在することから、入射部材3の入射面30aに変換光L2が入射されにくくなる。
これに対して、図1の例のように、出射部材2の出射面20aが、波長変換部4の被照射領域41aに平行な方向に対して傾斜している場合には、波長変換部4の被照射領域41aの直上付近に入射部材3の入射面30aを配置することが可能となる。その結果、波長変換部4が発する変換光L2を効率良く入射部材3に入射することができる。
なお、光接続構造1では、図2の例のように、出射部材2の出射面20aと入射部材3の入射面30aの両方が、被照射領域41aと平行を成してもよいし、図3の例のように、出射面20a及び入射面30aのうち出射面20aだけが被照射領域41aと平行をなしてもよい。図2及び3の例のように、光ファイバ2の出射面20aが被照射領域41aと平行をなす場合には、入射部材3の入射面30aが被照射領域41aと平行をなす場合と同様に、出射部材2の出射面20aの位置調整が容易となる。
また、光接続構造1では、図4に示されるように、出射部材2の出射面20a及び入射部材3の入射面30aが、被照射領域41aに平行な方向に対して、互いに異なる向きに傾斜してもよい。
図4の例では、入射面30aは、被照射領域41aに入射するレーザ光L1の正反射方向、詳細には、レーザ光L1のうちその中心線を通る光成分(中心成分ともいう)の正反射方向に位置している。出射部材2及び入射部材3は、被照射領域41aに入射するレーザ光L1の中心成分の正反射方向に対して入射面30aが例えば垂直あるいは略垂直をなすように、配置されている。出射部材2及び入射部材3は、互いに交差しないように、かつ出射面20a及び入射面30aが被照射領域41aに平行な方向に対して互いに異なる向きに傾斜するように、配置されている。図4の例では、入射面30aが被照射領域41aの方に向くように、出射面20a及び入射面30aが被照射領域41aに平行な方向に対して互いに異なる向きに傾斜している。
ここで、上述のように、変換光L2の強度のピークは、被照射領域41aの直上方向付近に現れるものの、図4の例のように出射部材2の出射面20aが傾斜している場合には、変換光L2の強度のピークは、被照射領域41aの直上方向よりも少し正反射方向寄りにずれた方向に現れる。そのため、図4の例のように、入射部材3の入射面30aを傾斜させることによって、波長変換部4が発する変換光L2を効率良く光ファイバ3に入射することができる。
光ファイバ3のコア径d3は、図1等の例のように、光ファイバ2のコア径d2よりも大きくてもよい。また、コア径d3はコア径d2よりも小さくてもよい。また、コア径d3はコア径d2と同じであってもよい。光ファイバのコア径とは、光ファイバのコアの直径を意味する。図1においてコア径d2及びd3を図示した様子を図5に示す。図4においてコア径d2及びd3を図示した様子を図6に示す。コア径d3がコア径d2よりも大きい場合、コア径d3は例えば直径1.0mm以上5.0mm以下あるいは例えば直径1.5mm以上2.0mm以下であってもよいし、コア径d2は例えば直径0.05mm以上0.8mm以下あるいは例えば直径0.1mm以上0.2mm以下であってもよい。
図1~6に示されるように、光ファイバ2のコア径d2よりも大きいコア径d3を有する光ファイバ3を採用することによって、光ファイバ3に入射する変換光L2の光量を大きくすることができる。よって、変換光L2を効率良く光ファイバ3に入射することができる。
光ファイバ3の変換光L2の開口数(光ファイバ3の開口数ともいう)は、光ファイバ2のレーザ光L1の開口数(光ファイバ2の開口数ともいう)よりも大きくてもよい。また、光ファイバ3の開口数は光ファイバ2の開口数よりも小さくてもよい。また、光ファイバ3の開口数は光ファイバ2の開口数と同じであってもよい。光ファイバ3の開口数が光ファイバ2の開口数よりも大きい場合、光ファイバ3の開口数は例えば0.38以上0.90以下であってもよく、光ファイバ2の開口数は例えば0.15以上0.30以下であってもよい。
光ファイバ2の開口数よりも大きい開口数の光ファイバ3を採用することによって、光ファイバ3に入射する変換光L2の光量を大きくすることができる。よって、変換光L2を効率良く光ファイバ3に入射することができる。見方を変えれば、光ファイバ3の開口数以下の開口数の光ファイバ2を採用することによって、レーザ光L1の被照射領域41aでのスポット径d4を小さくすることができる。スポット径d4を小さくすることによって、波長変換部4での変換光L2の発光径を小さくすることができる。これにより、変換光L2を効率良く光ファイバ3に入射することができる。図5及び6にはスポット径d4も図示されている。スポット径とは、レーザ光L1等の光が照射される径のことであり、例えば、カメラ等で被照射領域の画像を取得して、算出することができる。
レーザ光L1の被照射領域41aでのスポット径d4は、図1~6の例のように光ファイバ3のコア径d3以下であってもよい。また、スポット径d4はコア径d3よりも大きくてもよい。また、スポット径d4はコア径d3と同じであってもよい。スポット径d4が小さいほど、出射部材2の出射面20aが波長変換部4に近いことを意味する。
図1~6の例のように、出射部材2の出射面20aを波長変換部4に近づけてスポット径d4をコア径d3以下にすることによって、波長変換部4での変換光L2の発光径を小さくすることができる。これにより、変換光L2を効率良く光ファイバ3に入射することができる。見方を変えれば、スポット径d4よりも大きいコア径d3を有する光ファイバ3を採用することによって、光ファイバ3に入射する変換光L2の光量を大きくすることができる。よって、変換光L2を効率良く光ファイバ3に入射することができる。
光ファイバ3の入射面30aと波長変換部4との間の距離d5は、図1~6の例のように、光ファイバ3のコア径d3以下であってもよい。この場合、距離d5は、コア径d3と同じであってもよいし、コア径d3未満であってもよい。また、距離d5はコア径d3よりも大きくてもよい。図5及び6には距離d5も図示されている。
ここで、図5及び6に示されるように、入射面30aに垂直な線Vを、入射面30aの中心C3から波長変換部4に向けて延ばしたときに、線Vが波長変換部4の表面40と交わる点をP4とする。距離d5は、入射面30aの中心C3から点P4までの直線距離を意味する。
図1~6の例のように、光ファイバ3の入射面30aを波長変換部4に近づけて、当該入射面30aと波長変換部4との間の距離d5を光ファイバ3のコア径d3以下にすることによって、光ファイバ3に入射する変換光L2の光量を大きくすることができる。よって、変換光L2を効率良く光ファイバ3に入射することができる。見方を変えれば、入射面30aと波長変換部4との間の距離d5よりも光ファイバ3のコア径d3を大きくすることによって、光ファイバ3に入射する変換光L2の光量を大きくすることができる。よって、変換光L2を効率良く光ファイバ3に入射することができる。
波長変換部4を基板5に接合する方法は上記の例に限られない。例えば、波長変換部4の第2領域42に金属膜9を設けて、当該金属膜9に対して基板5をはんだ付けすることによって波長変換部4を基板5に接合してもよい。図7はこの場合の光接続構造1の一例を示す概略図である。
金属膜9は波長変換部4の第2領域42に対して例えば蒸着されている。金属膜9は第2領域42上に位置する。金属膜9と放熱部材6との間にははんだ層10が存在し、金属膜9が放熱部材6にはんだ付けされている。金属膜9は、例えば、銀、アルミニウム、チタンあるいはクロムで構成されてもよい。
金属膜9は、高反射率部材として機能してもよい。この場合、金属膜9の表面での変換光L2の反射率は、波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率よりも大きくてもよい。金属膜9の表面での変換光L2の反射率は、例えば35%以上であってもよいし、40%以上であってもよいし、50%以上であってもよい。あるいは、金属膜9の表面での変換光L2の反射率は、60%以上であってもよいし、70%以上であってもよいし、80%以上であってもよい。
また、金属膜9は、レーザ光L1を反射する部材として機能してもよい。この場合、金属膜9の表面でのレーザ光L1の反射率は、波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率よりも大きくてもよい。金属膜9の表面でのレーザ光L1の反射率は、例えば35%以上であってもよいし、40%以上であってもよいし、50%以上であってもよい。あるいは、金属膜9の表面でのレーザ光L1の反射率は、60%以上であってもよいし、70%以上であってもよいし、80%以上であってもよい。
なお、金属膜9の表面での変換光L2の反射率は、波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率以下であってもよい。また、金属膜9の表面でのレーザ光L1の反射率は、波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率以下であってもよい。
金属膜9の表面での変換光L2の反射率が、波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率よりも大きい場合には、変換光L2のうち、波長変換部4の第2領域42から出射して金属膜9で反射して入射部材3に入射する第2成分L2bの光量を大きくすることができる。これにより、波長変換部4が発する変換光L2を効率良く入射部材3に入射することができる。
また、金属膜9の表面でのレーザ光L1の反射率が、波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率よりも大きい場合には、レーザ光L1のうち、波長変換部4を透過して金属膜9で反射される透過成分の光量を大きくすることができる。よって、波長変換部4が発する、透過成分の照射に応じた光の量を大きくすることができる。その結果、波長変換部4の発光効率が向上する。
なお、金属膜9は多層膜であってもよい。この場合、金属膜9は、例えば、波長変換部4側から、チタンから成る層、白金から成る層及び金から成る層がこの順で積層された多層膜であってもよい。あるいは、金属膜9は、クロムあるいは銀から成る層、白金から成る層及び金から成る層がこの順で積層された多層膜であってもよい。あるいは、金属膜9は、クロムあるいは銀から成る層、ニッケルから成る層及び金から成る層がこの順で積層された多層膜であってもよい。
金属膜9での変換光L2の反射率が波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率よりも大きい場合には、基板5での変換光L2の反射率は波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率以下であってもよい。また、金属膜9でのレーザ光L1の反射率が波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率よりも大きい場合には、基板5でのレーザ光L1の反射率は波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率以下であってもよい。
図8に示されるように、光接続構造1は基板5を備えなくてもよい。図8の例では、波長変換部4の第2領域42上の金属膜9が放熱部材6にはんだ付けされている。金属膜9と放熱部材6との間にはんだ層10が存在する。図8の例であっても、金属膜9の表面での変換光L2の反射率が、波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率よりも大きい場合、金属膜9で反射して入射部材3に入射する第2成分L2bの光量を大きくすることができる。その結果、接続ロスの少ない光接続構造1を実現することができる。また、金属膜9の表面でのレーザ光L1の反射率が、波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率よりも大きい場合、レーザ光L1のうち、波長変換部4を透過して金属膜9で反射される透過成分の光量を大きくすることができる。その結果、波長変換部4の発光効率が向上する。
光接続構造1が基板5を備えない場合には、図9に示されるように、波長変換部4は、放熱部材6に対して、はんだ等の接合材が使用されずに直接接合されてもよい。図9の例では、波長変換部4の第2領域42が放熱部材6に直接接合されている。放熱部材6は波長変換部4の第2領域42上に位置する。例えば、波長変換部4が基板5に接合されるときのように、波長変換部4は酸素結合によって放熱部材6に直接接合されてもよい。あるいは、放熱部材6の表面に例えば数μmの微小な凹凸が設けられて、当該凹凸が利用されたアンカー効果により、波長変換部4が放熱部材6に直接接合されてもよい。
波長変換部4が放熱部材6に直接接合される場合には、放熱部材6は高反射率部材として機能してもよい。この場合、高反射率部材が、波長変換部4が発する熱を放出する放熱部材として機能すると言える。放熱部材6の表面での変換光L2の反射率は、波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率よりも大きくてもよい。放熱部材6の表面での変換光L2の反射率は、例えば35%以上であってもよいし、40%以上であってもよいし、50%以上であってもよい。あるいは、放熱部材6の表面での変換光L2の反射率は、60%以上であってもよいし、70%以上であってもよいし、80%以上であってもよい。放熱部材6の表面での変換光L2の反射率が、波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率よりも大きい場合には、放熱部材6で反射して入射部材3に入射する第2成分L2bの光量を大きくすることができる。その結果、接続ロスの少ない光接続構造1を実現することができる。
また、放熱部材6は、レーザ光L1を反射する部材として機能してもよい。この場合、放熱部材6の表面でのレーザ光L1の反射率は、波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率よりも大きくてもよい。放熱部材6の表面でのレーザ光L1の反射率は、例えば35%以上であってもよいし、40%以上であってもよいし、50%以上であってもよい。あるいは、放熱部材6の表面でのレーザ光L1の反射率は、60%以上であってもよいし、70%以上であってもよいし、80%以上であってもよい。放熱部材6の表面でのレーザ光L1の反射率が、波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率よりも大きい場合、レーザ光L1のうち、波長変換部4を透過して放熱部材6で反射される透過成分の光量を大きくすることができる。その結果、波長変換部4の発光効率が向上する。
なお、波長変換部4は、放熱部材6に直接接合されるのではなく、例えば、レーザ光L1及び変換光L2が透過する透明樹脂から成る接合材が用いられて放熱部材6に接合されてもよい。この場合においても、放熱部材6の表面での変換光L2の反射率が、波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率よりも大きいときには、接続ロスの少ない光接続構造1を実現することができる。また、放熱部材6の表面でのレーザ光L1の反射率が、波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率よりも大きいときには、波長変換部4の発光効率が向上する。
高反射率部材の表面の全領域において、変換光L2の反射率が、波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率よりも大きくなくてもよい。例えば、高反射率部材の表面において、変換光L2の反射率が、波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率よりも大きい領域は、変換光L2の第2成分L2bが照射される領域だけであってもよい。また、高反射率部材の表面の全領域において、レーザ光L1の反射率が、波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率よりも大きくなくてもよい。例えば、高反射率部材の表面において、レーザ光L1の反射率が、波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率よりも大きい領域は、レーザ光L1のうち波長変換部4を透過した透過成分が照射される領域だけであってもよい。例えば、図1等の例のように基板5が高反射率部材として機能し、基板5がアルミニウム合金あるいはアルミニウムで構成される場合、基板5の放熱性を高めるために、基板5の表面50のうち被照射領域51a以外の領域に対して黒アルマイト処理が行われてもよい。黒アルマイト処理された領域は黒色となり、変換光L2及びレーザ光L1を吸収する。これにより、基板5の表面50において、変換光L2の反射率が、波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率よりも大きい領域が被照射領域51aだけとなる。また、基板5の表面50において、レーザ光L1の反射率が、波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率よりも大きい領域が被照射領域51aだけとなる。高反射率部材として機能する金属膜9に対しても同様の処理が行われてもよいし、高反射率部材として機能する放熱部材6に対しても同様の処理が行われてもよい。
上記の各例では、光接続構造1は放熱部材6を備えているが、光接続構造1は放熱部材6を備えなくてもよい。
上記の各例では、レーザ光L1は、波長変換部4の表面40のうち、第1主面41に照射されているが、第1主面41以外の領域に照射されてもよい。図10は、波長変換部4の表面40に含まれる、第1主面41と第2主面42を繋ぐ周側面43に対して、レーザ光L1が照射される様子の一例を示す図である。図10の例では、被照射領域41aは周側面43に含まれる。また図10の例では、変換光L2は、例えば、波長変換部4から直接出射される成分であって、波長変換部4の第1主面41から出射されて光ファイバ3に直接入射する第1成分L2aを含む。図10の例であっても、波長変換部4が発する変換光L2が入射部材3に直接入射することから、上述の入射用光学系が不要となる。その結果、光接続構造1の組み上げ作業を簡素化することができる。また、光接続構造1の構成を簡素化することができる。
図11は光接続構造1の他の一例を示す概略図である。図12は、光接続構造1が備える波長変換部4、基板5及び出射部材2の一例を示す概略図である。以下では、図11及び12に示されるXYZ直交座標系を用いて光接続構造1について説明する。以下の説明では、-Z側を下側とし、+Z側を上側とする。なお、出射部材2は例えば光ファイバであり、光ファイバ2は、例えば、波長変換部4よりも+X側に位置する。また、図11及び12の例では、光ファイバ2は、例えばX軸方向に沿って延在している。以下、出射部材2は、光ファイバ2を使用した例で主に説明するが、これに限らない。出射部材2は、レーザ素子そのものであったり、CANパッケージにレーザ素子が実装されたものであったりしてもよい。
光ファイバ2の出射端部200は、レーザ光L1が出射される出射面20aを有する。例えばコア20が出射面20aを有する。出射面20aは、例えば円形の平面であって、出射端面ともいえる。出射面20aは波長変換部4の近傍に位置する。出射面20aは波長変換部4の方を向いている。出射面20aから出射されるレーザ光L1の少なくとも一部は他の部材等にて反射されることなく波長変換部4に直接照射される。レーザ光L1は、出射面20aから、例えば-X方向に沿って出射される。
波長変換部4の表面40は、レーザ光L1が照射される被照射領域140を有する。図11の例では、被照射領域140は、例えば波長変換部4の第1面41に含まれる。レーザ光L1は第1面41に直接照射される。被照射領域140は、光照射・受光計測装置等で画像の取得等をすることで特定することができる。
波長変換部4の表面40は、光L2を反射する部材がその上に位置する第1領域を有する。表面40に含まれる第1領域は、光L2を反射する部材に位置するともいえる。本例では、第1領域は、例えば第2面42である。光L2を反射する部材は、第2面42上に位置する。以後、波長変換部4の表面40上に位置し、かつ光L2を反射する部材を高反射率部材と呼ぶことがある。また、光L2を変換光L2と呼ぶことがある。本例では、高反射率部材として基板5が採用されている。波長変換部4の第2面42上には基板5が位置する。高反射率部材は、変換光L2だけではなくレーザ光L1を反射することが可能であってもよい。
本実施の形態では、基板5は、例えば、概ね直方体である。基板5の表面50は、互いに対向する平坦な上面51及び下面52と、上面51及び下面52を繋ぐ周側面53とを有する。上面51及び下面52は例えばXY平面と平行をなしている。
また、本実施形態では、基板5は凹部55を有する。凹部55は、基板5の表面50に開口する開口55a(第2開口ともいう)を有する。開口55aは、例えば基板5の上面51に開口する。
波長変換部4は凹部55内に位置する。波長変換部4の第2面42は、例えば、凹部55の内面55b(言い換えれば内壁)に接合されている。波長変換部4は、凹部55の内面55bの形状に応じた形状を有する。凹部55の内面55bは、例えば、円錐側面状をなしている。凹部55の開口56aは例えば円形である。波長変換部4は、凹部55の内面55bが構成する円錐側面状に応じて湾曲している。
光ファイバ2の少なくとも出射端部200は、平面透視において基板5と重なって位置する。このとき、光ファイバ2の少なくとも出射端部200は、基板5に埋められてもよい。つまり、光ファイバ2の少なくとも出射端部200は、基板5内の孔56に位置していてもよいし、後述する溝57に位置していてもよい。また光ファイバ2の少なくとも出射端部200が、基板5の上面に位置しており、出射端部200を、例えば、基板5と同じ材料の金属板、基板5と異なる材料の金属板、樹脂接着剤等で覆っている構造であってもよい。基板5は、例えば、光ファイバ2の少なくとも出射端部200が埋められた孔56を有する。孔56は、例えば、X軸方向に沿って延びており、基板5の周側面53から凹部55に達している。孔56は、基板5の周側面53に開口している。孔56は、基板5の凹部55内の空間と繋がっている。孔56は、基板5の凹部55内の空間と繋がる開口56a(第1開口ともいう)を有する。出射端部200の出射面20aは開口56aに向いている。光ファイバ2は、孔56の周側面53側の開口から孔56に挿入される。
波長変換部4は、凹部55の内面55bのうち、例えば、孔56の開口56aが設けられた片側半分(+X側の片側半分)とは反対側の片側半分(-X側の片側半分)の大部分に設けられている。出射面20aから出射されたレーザ光L1は、孔56の開口56aを通って、凹部55内の波長変換部4の上面51に直接照射される。波長変換部4は、レーザ光L1が直接照射される被照射部分45を有する。
入射部材3は、入射される変換光L2を伝送する。入射部材3は、例えば光ファイバであり、光ファイバ3の軸方向に垂直な方向の断面は、例えば円形をなしている。以下、入射部材3は、光ファイバ3として説明するが、入射部材3は、光ファイバに限らなくてもよい。入射部材3として、例えば、ロッドレンズ、インテグレータレンズ、中空ミラーあるいはライトガイド等を使用してもよい。光ファイバ3は、例えば、波長変換部4及び光ファイバ2よりも+Z側に位置する。光ファイバ3は、例えばZ軸方向に沿って延在している。光ファイバ2と光ファイバ3は、例えば互いに交差しないように配置されている。
入射面30aは、例えば、基板5に設けられた凹部55の開口55aに向いている。入射面30aは、例えば、開口55aがなす開口面と対向している。入射面30aは、例えば、凹部55の開口面(つまり開口55aで取り囲まれた面)と平行をなしている。例えば、開口55aから凹部55内をZ軸方向(言い換えれば基板5の厚み方向)に沿って見た場合、波長変換部4(詳細は波長変換部4の第1面41)は視認可能となっている(図12参照)。入射面30aの面積は、凹部55の開口面積(つまり開口55aで取り囲まれた面の面積)よりも大きくてもよいし、小さくてもよいし、同じであってもよい。
波長変換部4が発する変換光L2は、例えば、波長変換部4から直接出射される成分であって、凹部55の開口55aを通って光ファイバ3に直接入射する第1成分L2aを有する。図11及び12の例では、変換光L2は、例えば、波長変換部4から直接出射される成分であって、波長変換部4の被照射領域140から出射されて開口55aを通って光ファイバ3に直接入射する第1成分L2aを有する。第1成分L2aは、変換光L2のうち、波長変換部4とは別の部材で反射されずに光ファイバ3に入射する成分である。
さらに、変換光L2は、波長変換部4の表面40に含まれる、基板5に位置する第1領域から出射されて基板5で反射して光ファイバ3に入射される第2成分L2bを含む。本例では、変換光L2のうち、波長変換部4の第2面42から出射されて基板5で反射して光ファイバ3に入射される成分が第2成分L2bとなる。第2成分L2bは、基板5の凹部55の内面55bで反射され、その後、波長変換部4を透過して光ファイバ3に入射される。第2成分L2bには、波長変換部4を透過して被照射領域140から出射されて光ファイバ3に直接入射する成分が含まれる。基板5の表面50は、第2成分L2bが照射される被照射領域54を有する。図11及び12の例では、被照射領域54は凹部55の内面55bに含まれる。
変換光L2は、第1成分L2a及び第2成分L2b以外にも、光ファイバ3に入射されない成分も含まれる。変換光L2は、第1成分L2a及び第2成分L2b以外の、光ファイバ3に入射される成分を含んでもよい。例えば、変換光L2には、凹部55の内面55bのうち波長変換部4が設けられていない領域(例えば、孔56の開口56aが設けられた片側半分(+X側の片側半分))で反射して光ファイバ3に入射する成分が含まれてもよい。
光ファイバ2から出射されるレーザ光L1には、波長変換部4を透過して基板5の被照射領域54に照射される透過成分が含まれる。この透過成分は、基板5の被照射領域54で反射されて、波長変換部4に再度照射される。波長変換部4は、透過成分の照射に応じて光を発する。この光を、透過成分に応じた光と呼ぶことがある。透過成分に応じた光の一部は、第1成分L2aの一部となり、被照射領域140から出射して光ファイバ3に直接入射する。また、透過成分に応じた光の他の一部は、第2成分L2bの一部となり、第2面42から出射して基板5で反射した後、光ファイバ3に入射する。
以上のように、本例の光接続構造1では、光ファイバ2の少なくとも出射端部200は基板5に埋められている。これにより、光ファイバ2のすべてが基板5の外側に位置する場合と比較して、光接続構造1の省スペース化を図ることができる。
また、光ファイバ2の少なくとも出射端部200は基板5に埋められていることから、光ファイバ3の入射面30aを基板5の外側から波長変換部4に近づける場合に光ファイバ2の出射端部200の干渉を受けにくくなる。これにより、光ファイバ3の入射面30aを波長変換部4に近づけやすくなる。よって、波長変換部4が発する変換光L2が光ファイバ3に入射されやすくなり、その結果、変換光L2を効率良く光ファイバ3に入射することができる。
また、本例では、光ファイバ2の少なくとも出射端部200は、基板5に設けられた孔56に埋められていることから、出射端部200を孔56内に配置することで出射端部200の位置決めが可能となる。よって、出射端部200の位置決めが容易となる。
また、本例では、波長変換部4は、基板5に設けられた凹部55内に位置することから、光接続構造1のさらなる省スペース化が可能となる。
また、本例では、光ファイバ2からのレーザ光L1が、波長変換部4に直接照射される。これにより、例えば、レーザ光L1を波長変換部4に照射するための、光学ミラー等を含む光学系(照射用光学系ともいう)が不要となる。本例とは異なり、光接続構造1が照射用光学系を備える場合、光接続構造1の組み上げ時に照射用光学系の各部品の位置調整が必要となり、光接続構造1の組み上げ作業が複雑となる。本例では、照射用光学系を不要にすることができることから、光接続構造1の組み上げ作業を簡素化することができる。また、光接続構造1の構成を簡素化することができる。
また、本例では、波長変換部4が発する変換光L2が光ファイバ3に直接入射する。これにより、例えば、変換光L2を光ファイバ3に入射するための、光学ミラー等を含む光学系(ファイバ入射用光学系ともいう)が不要となる。本例とは異なり、光接続構造1がファイバ入射用光学系を備える場合、光接続構造1の組み上げ時にファイバ入射用光学系の各部品の位置調整が必要となり、光接続構造1の組み上げ作業が複雑となる。本例では、ファイバ入射用光学系を不要にすることができることから、光接続構造1の組み上げ作業を簡素化することができる。また、光接続構造1の構成を簡素化することができる。
また、本例では、光ファイバ3の入射面30aは、波長変換部4が位置する凹部55の開口55aに向いていることから、波長変換部4が発する変換光L2のうち、凹部55の開口55aを通って光ファイバ3に直接入射する成分の光量を大きくすることができる。よって、変換光L2を効率良く光ファイバ3に入射することができる。その結果、接続ロスの少ない光接続構造1を実現することができる。
光接続構造1の構造及び構成は上記の例に限れない。例えば、基板5の凹部55の内面55bの形状は、円錐側面状以外であってもよい。内面55bの形状は、例えば、角錐側面状であってもよいし、部分球面状(例えば半球面状)であってもよい。また、内面55bの形状は、円錐台の側面及び上面(天面ともいう)からなる形状であってもよいし、円錐台の側面及び底面からなる形状であってもよい。また、内面55bの形状は、角錐台の側面及び上面からなる形状であってもよいし、角錐台の側面及び底面からなる形状であってもよい。
また、基板5には、光ファイバ2の半分以上が埋められてもよいし、光ファイバ2の大部分が埋められてもよいし、光ファイバ2のすべてが埋められてもよい。
また、光ファイバ2を基板5に埋める方法は、上記とは異なる方法であってもよい。例えば、光ファイバ2の少なくとも出射端部200は、基板5に設けられた溝57に埋められてもよい。図13はこの場合の光接続構造1の一例を示す概略図である。図14は、図13に示される波長変換部4、基板5及び光ファイバ2を+Z側から見た様子の一例を示す概略図である。
図13及び14に示されるように、基板5は、光ファイバ2の少なくとも出射端部200が埋められた溝57を有する。溝57は、例えば、X軸方向に沿って延びており、基板5の周側面53から基板5の凹部55まで延びている。溝57は、凹部55内の空間と繋がっている。溝57は、上面51に開口するともに、周側面53に開口している。また、溝57は、基板5の凹部55内の空間と繋がる開口57a(第1開口ともいう)を有する。光ファイバ2の出射面20aから出射されたレーザ光L1は、開口57aを通って、凹部55内の波長変換部4の上面51に直接照射される。
図13及び14の例のように、光ファイバ2の少なくとも出射端部200が溝57に埋められる場合には、出射端部200を溝57内に配置することで出射端部200の位置決めが可能となる。これにより、出射端部200の位置決めが容易となる。
光接続構造1は、凹部55の開口55aの少なくとも一部を覆い、レーザ光L1を反射し、変換光L2を透過する光学フィルタ7(第1光学フィルタともいう)を備えてもよい。図15及び16は、光学フィルタ7を備える光接続構造1の一例を示す概略図である。図15及び16に示される光接続構造1は互いに同じものである。
図15及び16の例では、光学フィルタ7は、例えば、凹部55の開口55aの全領域を覆っている。光学フィルタ7は、例えば、板状、シート状あるいは膜状に形成されている。光学フィルタ7は、例えば、XY平面に沿って面状に広がっている。光学フィルタ7の厚みは、例えば、0.05mm以上0.5mm以下であってもよい。光学フィルタ7は、例えば、光ファイバ3の入射面30aと、凹部55の開口55aとの間に位置する。光学フィルタ7は、例えば、光ファイバ3の入射側の端面の全領域と接触している。光学フィルタ7は、例えば、コア30の入射面30aと、クラッド31の入射側の端面とに接触している。
光学フィルタ7は、変換光L2を透過することが可能であることから、波長変換部4が発する変換光L2は光学フィルタ7を透過して光ファイバ3の入射面30aに入射する。また、光学フィルタ7は、レーザ光L1を反射することが可能であることから、図15に示されるように、例えば、レーザ光L1のうち、波長変換部4の表面40で反射する第1反射成分L1aを反射して波長変換部4に照射することができる。図15の例では、光学フィルタ7は、レーザ光L1のうち、例えば波長変換部4の第1面41で反射した第1反射成分L1aを反射して波長変換部4の第1面41に照射している。
また、光学フィルタ7は、図16に示されるように、例えば、レーザ光L1のうち、波長変換部4を透過して基板5で反射した第2反射成分L1bを反射して波長変換部4に照射することができる。図16の例では、光学フィルタ7は、レーザ光L1のうち、例えば波長変換部4の第2面42から出射されて基板5の被照射領域54で反射した第2反射成分L1bを反射して波長変換部4の第1面41に照射している。
光学フィルタ7でのレーザ光L1の反射率は、例えば、80%以上であってもよいし、90%以上であってもよいし、95%以上であってもよい。光学フィルタ7での変換光L2の透過率は、例えば、80%以上であってもよいし、90%以上であってもよいし、95%以上であってもよい。光学フィルタ7は、例えば、ガラスで構成されてもよいし、ガラス以外の材料で構成されてもよい。
このような光学フィルタ7を光接続構造1に設けることによって、レーザ光L1に含まれる第1反射成分L1a及び第2反射成分L1bを波長変換部4に照射することができる。これにより、波長変換部4の発光効率が向上する。
図15及び16の例のように、光学フィルタ7が、凹部55の開口55aの全領域を覆う場合には、光学フィルタ7で反射されて波長変換部4に照射される第1反射成分L1a及び第2反射成分L1bの光量を大きくすることができる。これにより、波長変換部4の発光効率がさらに向上する。
また、レーザ光L1を反射する光学フィルタ7が、凹部55の開口55aの少なくとも一部を覆うことによって、変換光L2を伝送する光ファイバ3の入射面30aにレーザ光L1が入射されにくくなる。
なお、光学フィルタ7は、図17の例のように、凹部55の開口55aを部分的に覆ってもよい。また、光学フィルタ7は、図17の例のように、光ファイバ3のクラッド31の入射側の端面に接触しなくてもよい。また、光学フィルタ7は、図17の例のように、光ファイバ3の入射面30aと部分的に接触してもよい。また、光学フィルタ7は、光ファイバ3の入射面30aと接触しなくてもよい。光学フィルタ7が入射面30aと接触する場合には、入射面30aにレーザ光L1がさらに入射されにくくなる。また、図15及び16の例では、光学フィルタ7と基板5の上面51との間に少し隙間が存在するが、光学フィルタ7は上面51に接触してもよい。この場合、レーザ光L1が基板5の外側に漏れにくくなる。
基板5の凹部55の内面55bにおいて、波長変換部4が設けられる領域は上記の例に限られない。図18は、凹部55の内面55bの全領域に波長変換部4が設けられている様子の一例を示す概略図である。図19は、図18に示される波長変換部4、基板5及び光ファイバ2を+Z側から見た様子の一例を示す概略図である。図19では、波長変換部4が斜線で示されている。
図18及び19の例では、凹部55の内面55bの全領域に波長変換部4が設けられている。波長変換部4は、例えば、中空かつ底面が開口した円錐状をなしている。波長変換部4の第1面41及び第2面42はそれぞれ内側の面及び外側の面といえる。波長変換部4は、レーザ光L1が直接照射される被照射部分45以外にも、孔56の開口56aの周辺に位置する周辺部分46を有する。ここでいう開口56aの周辺とは開口56aを囲う領域のことである。
本例のように、波長変換部4が、被照射部分45以外にも周辺部分46を有する場合には、レーザ光L1のうち、光学フィルタ7で反射された成分が波長変換部4に照射されやすくなる。これにより、波長変換部4の発光効率がさらに向上する。
また、波長変換部4が、凹部55の内面55bの全領域に設けられる場合には、レーザ光L1のうち、光学フィルタ7で反射された成分がさらに波長変換部4に照射されやすくなる。これにより、波長変換部4の発光効率がさらに向上する。
なお、波長変換部4は、被照射部分45だけを備えてもよい。また、波長変換部4は、被照射部分45と周辺部分46だけを備えてもよい。また、波長変換部4は、凹部55の内面55bの半分以上の領域に設けられてもよいし、内面55bの3分の2以上の領域に設けられてもよい。
図13及び14の例のように、基板5に設けられた溝57に光ファイバ2が埋められる場合、波長変換部4は、被照射部分45以外に、溝57の開口57aの周辺に位置する周辺部分46を備えてもよい。このとき、波長変換部4は、図20に示されるように、凹部55の内面55bの全領域に設けられてもよい。
上記の各例では、レーザ光L1は、波長変換部4に対して直接照射されていたが、他の部材で反射されて照射されてもよい。図21はこの場合の光接続構造1の一例を示す概略図である。
図21の例では、レーザ光L1は光学フィルタ7で反射されて波長変換部4に照射される。基板5の凹部55の内面55bの形状は、例えば、円錐台の側面及び上面からなる形状となっている。凹部55の開口55aは例えば円形をなしている。波長変換部4は、例えば、凹部55の内面55bの底面(つまり円錐台の上面に相当する面)に設けられている。基板5に設けられた孔56は、例えば、-X側に傾斜しつつ下側から上側に向けて延びている。孔56は、例えば、凹部55の内面55bの側面に開口している。レーザ光L1は、孔56の開口56a及び凹部55の開口55aを通って光学フィルタ7に直接照射される。光学フィルタ7は、照射されるレーザ光L1を反射して波長変換部4に照射する。なお、凹部55の内面55bにおいて波長変換部4が設けられる領域は図11の例に限られない。
光接続構造1は、変換光L2を反射し、レーザ光L1を透過し、孔56の開口56aの少なくとも一部を覆う光学フィルタ8(第2光学フィルタともいう)を備えてもよい。図22は光学フィルタ8を備える光接続構造1の一例を示す概略図である。図23は図22に示される波長変換部4、基板5及び光ファイバ2を+Z側から見た様子の一例を示す概略図である。図22では、光学フィルタ8の断面が斜線で示されている。
図22及び23の例では、光学フィルタ8は、例えば、孔56の開口56aの全領域を覆っている。光学フィルタ8は、例えば、板状、シート状あるいは膜状に形成されている。光学フィルタ8は、例えば、凹部55の内面55bのうち、孔56の開口56aが設けられた片側半分(+X側の片側半分)の大部分に設けられている。光学フィルタ8は、凹部55の内面55bの形状に応じて湾曲している、光学フィルタ8の厚みは、例えば、0.05mm以上0.2mm以下であってもよい。レーザ光L1は、光学フィルタ8を通って波長変換部4に直接照射される。
光学フィルタ8での変換光L2の反射率は、例えば、80%以上であってもよいし、90%以上であってもよいし、95%以上であってもよい。光学フィルタ7でのレーザ光L1の透過率は、例えば、80%以上であってもよいし、90%以上であってもよいし、95%以上であってもよい。光学フィルタ8は、例えば、ガラスで構成されてもよいし、ガラス以外の材料で構成されてもよい。
光学フィルタ8は、孔56の開口56aを覆い、かつ変換光L2を反射することが可能であることから、波長変換部4が発する変換光L2のうち、孔56の開口56aに向かう成分を反射することが可能である。変換光L2には、光学フィルタ8で反射して光ファイバ3の入射面30aに入射する成分が含まれる。これにより、変換光L2のうち、光ファイバ3に入射する成分の光量を大きくすることができる。
なお、光学フィルタ8は、図24の例のように、孔56の開口56aを部分的に覆ってもよい。また、図13及び14の例のように基板5に溝57が設けられる場合、図25に示されるように、溝57の開口57aの少なくとも一部を覆う光学フィルタ8が光接続構造1に設けられてもよい。
上記の各例では、波長変換部4は凹部55内の空間の一部だけを占めていたが、図26に示されるように、凹部55内の空間のすべてを埋めるように凹部55内に設けられてもよい。図26の例では、波長変換部4は例えば円錐状をなしている。円錐状の波長変換部4の周側面48は凹部55の内面55bに接合されている。波長変換部4が発する変換光L2は、波長変換部4から直接出射される成分であって、波長変換部4の上面49(つまり円錐の底面に相当する面)から出射されて光ファイバ3に直接入射する第1成分L2aを有する。また、変換光L2は、波長変換部4の周側面48から出射されて基板5で反射され、光ファイバ3に入射する第2成分L2bを含む。図26の例では、波長変換部4は、孔56の開口56aの周辺に位置する周辺部分46を備える。
図26の例では、波長変換部4の上面49は、基板5の上面51と同一平面上に位置するが、上面51よりも上方に位置してもよいし、上面51よりも下方に位置してもよい。
波長変換部4を基板5に接合する方法は上記の例に限られない。例えば、波長変換部4の第2面42に金属膜9を設けて、当該金属膜9に対して基板5をはんだ付けすることによって波長変換部4を基板5に接合してもよい。図27はこの場合の光接続構造1の一例を示す概略図である。図27では、金属膜9及びはんだ層10の断面が斜線で示されている。本例では、金属膜9と基板5との間にははんだ層10が存在し、金属膜9が基板5の凹部55の内面55bにはんだ付けされている。
光接続構造1は、図28に示されるように、基板5を備えなくてもよい。図28の例では、波長変換部4の第2面42上の金属膜9が放熱部材6にはんだ付けされている。金属膜9と放熱部材6との間にはんだ層10が存在する。放熱部材6には凹部65が設けられている。凹部65は、放熱部材6の上面に開口する開口65aを有する。波長変換部4及び金属膜9は凹部65内に位置している。金属膜9は凹部65の内面65bにはんだ付けされている。放熱部材6には、光ファイバ2の少なくとも出射端部200が埋められた孔66が設けられている。孔66は、凹部65内の空間に繋がる開口66aを有する。レーザ光L1は、開口66aを通って波長変換部4に直接照射される。変換光L2は、凹部65の開口65aを通って光ファイバ3に入射する成分を有する。
光接続構造1が基板5を備えない場合には、図29に示されるように、波長変換部4は、放熱部材6に対して、はんだ等の接合材が使用されずに直接接合されてもよい。図29の例では、波長変換部4の第2面42が放熱部材6の凹部65の内面65bに直接接合されている。例えば、波長変換部4が基板5に接合されるときのように、波長変換部4は酸素結合によって放熱部材6に直接接合されてもよい。あるいは、放熱部材6の表面に例えば数μmの微小な凹凸が設けられて、当該凹凸が利用されたアンカー効果により、波長変換部4が放熱部材6に直接接合されてもよい。
なお、本例においても、高反射率部材の表面の全領域において、変換光L2の反射率が、波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率よりも大きくなくてもよい。例えば、高反射率部材の表面において、変換光L2の反射率が、波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率よりも大きい領域は、波長変換部4が位置する凹部の内面だけであってもよい。また、高反射率部材の表面の全領域において、レーザ光L1の反射率が、波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率よりも大きくなくてもよい。例えば、高反射率部材の表面において、レーザ光L1の反射率が、波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率よりも大きい領域は、波長変換部4が位置する凹部の内面だけであってもよい。例えば、図1等の例のように基板5が高反射率部材として機能し、基板5がアルミニウム合金あるいはアルミニウムで構成される場合、基板5の放熱性を高めるために、基板5の表面50のうち凹部55の内面55b以外の領域に対して黒アルマイト処理が行われてもよい。これにより、基板5の表面50において、変換光L2の反射率が、波長変換部4の表面40での変換光L2の反射率よりも大きい領域が、凹部55の内面55bだけとなる。また、基板5の表面50において、レーザ光L1の反射率が、波長変換部4の表面40でのレーザ光L1の反射率よりも大きい領域が凹部55の内面55bだけとなる。高反射率部材として機能する金属膜9に対しても同様の処理が行われてもよいし、高反射率部材として機能する放熱部材6に対しても同様の処理が行われてもよい。
上記の例では、光ファイバ2の出射面20aは、平面であったが、図30に示されるように凸面であってもよい。つまり、出射面20aは凸状となっていてもよい。図30の例では、光ファイバ2の出射側の端面が全体的に凸面となっている。出射面20aが凸面である場合、当該凸面は凸レンズとして機能する。これにより、出射面20aが構成する凸面の形状を変更することによって、レーザ光L1の被照射領域140でのスポットの形状(スポット径など)を簡単に調整することができる。
光ファイバ2の出射面20aが凸面である場合には、光ファイバ2は、出射端部200を構成するコアレスファイバを備えてもよい。図31はこの場合の光ファイバ2の構成の一例を示す概略図である。
図31に示される光ファイバ2(光ファイバ2Aともいう)は、上述のコア20及びクラッド21を有するファイバ210(光ファイバ210あるいはファイバ本体210ともいう)と、ファイバ210の出射側の端面210aに接続されたコアレスファイバ220とを備える。
ファイバ210は、レーザ光L1が入射され、入射されたレーザ光L1を伝送する。ファイバ210の出射側の端面210aは例えば平面となっている。コアレスファイバ220は、例えば、コア20の出射側の端面及びクラッド21の出射側の端面に対して接続される。コアレスファイバ220は、ファイバ210の出射側の端面210aに対して、例えば融着接続される。
コアレスファイバ220には、ファイバ210で伝送されるレーザ光L1が入射する。コアレスファイバ220は、入射されたレーザ光L1を伝送し、その先端から外側に出射する。コアレスファイバ220の出射側の端面は、凸面となっており、光ファイバ2の出射面20aを構成する。コアレスファイバ220は、例えば、コア20でのレーザ光L1に対する屈折率と同じか、あるいはそれに近い屈折率を有する材料で構成されている。コアレスファイバ220は、コア20と同じ材料で構成されてもよいし、コア20と異なる材料で構成されてもよい。コア20が例えば石英ガラスで構成される場合、コアレスファイバ220は例えば石英ガラスで構成されてもよい。コアレスファイバ220内ではレーザ光L1は広がりながら伝搬する。そして、レーザ光L1は、コアレスファイバ220の先端の出射面20aから出射される。
以上のような光接続構造1は様々なシステムにおいて利用されることができる。以下に、光接続構造1を備えるシステムの構成例について説明する。
図32は、光接続構造1を備えるシステム500Aの構成の一例を示す概略図である。図32に示されるシステム500Aは、例えば、光接続構造1の波長変換部4が発する変換光L2を照明光L5として放射する照明システムである。システム500Aが放射する照明光L5は、室内で利用されてもよい、屋外で利用されてもよい。
図32に示されるように、システム500Aは、例えば、レーザ装置510と、照明光L5を放射する放射部520と、上述の光ファイバ2とを備える。放射部520は、光接続構造1における光ファイバ2以外の構成を備える。レーザ装置510と放射部520とは光ファイバ2で接続されている。
レーザ装置510は、レーザ光L1を生成して光ファイバ2に入射することが可能である。レーザ装置510は光源511を備える。光源511はレーザ光L1を生成して出力することが可能である。光源511は例えばレーザダイオード(laser diode:LD)である。レーザダイオードは半導体レーザとも呼ばれる。光源511が出力するレーザ光L1は光ファイバ2に入射される。
レーザ装置510のレーザ光L1の出力電力は、例えば、数W以上10W以下である。レーザ光L1の出力電力はこの限りではない。レーザ装置510が複数の光源511を備える場合、レーザ装置510のレーザ光L1の出力電力は、例えば10W以上であってもよい。
光ファイバ2は、光源511が出力するレーザ光L1を放射部520まで伝送することが可能である。光ファイバ2は、光源511が出力するレーザ光L1を伝送して出射面20aから出射する。光ファイバ2の一端はレーザ装置510と接続され、光ファイバ2の他端は放射部520と接続されている。光ファイバ2は、レーザ装置510とコネクタ接続されてもよいし、他の方法で接続されてもよい。また、光ファイバ2は、放射部520とコネクタ接続されてもよいし、他の方法で接続されてもよい。
光ファイバ2は放射部520の内部にまで進入している。光ファイバ2の出射面20aは、図1等に示されるように、放射部520内の波長変換部4の近傍に位置している。光ファイバ2の出射面20aから出射するレーザ光L1は、放射部520内の波長変換部4に照射される。放射部520には、例えば長さの短い光ファイバ3が設けられている。放射部520内の波長変換部4が発する変換光L2は、放射部520内の光ファイバ3に入射される。光ファイバ3は、その入射面30aに入射された変換光L2を、放射部520内で伝送する。光ファイバ3から出射される変換光L2は照明光L5として放射部520の外部に放射される。放射部520は、光ファイバ3から出射される変換光L2が入射する光学系を備えてもよい。この光学系には、レンズ、拡散板及びリフレクタの少なくとも一つが含まれてもよい。放射部520が光学系を備える場合には、放射部520は、照明光L5の配光を調整する機能を有してもよい。放射部520では、光ファイバ3の代わりに、入射部材3として例えばロッドレンズが使用されてもよい。他にも、入射部材3としてインテグレータレンズ、中空ミラーあるいはライトガイド等が使用されてもよい。
図33は、光接続構造1を備える他のシステム500Bの構成の一例を示す概略図である。システム500Bは、システム500Aと同様に、光接続構造1の波長変換部4が発する変換光L2を照明光L5として放射する照明システムである。
図33に示されるように、システム500Bは、例えば、レーザ光L1を生成し、生成したレーザ光L1を光L2に変換する変換装置550と、照明光L5を放射する放射部560と、上述の光ファイバ3とを備える。変換装置550は、光接続構造1における光ファイバ3以外の構成を備える。変換装置550と放射部560とは光ファイバ3で接続されている。光ファイバ3の一端は変換装置550と接続され、光ファイバ3の他端は放射部560と接続されている。光ファイバ3は、変換装置550とコネクタ接続されてもよいし、他の方法で接続されてもよい。また、光ファイバ3は、放射部560とコネクタ接続されてもよいし、他の方法で接続されてもよい。
変換装置550は上記の光源511を備える。変換装置550には、例えば長さの短い光ファイバ2が設けられている。光源511が出力するレーザ光L1は、変換装置550内の光ファイバ2に入射される。光ファイバ2は、入射されたレーザ光L1を変換装置550内で伝送し、その出射面20aからレーザ光L1を出射する。光ファイバ2から出射されたレーザ光L1は、変換装置550内の波長変換部4に照射される。変換装置550では、光ファイバ2の代わりに、出射部材2として例えばロッドレンズが使用されてもよい。他にも、出射部材2としてインテグレータレンズ、中空ミラーあるいはライトガイド等が使用されてもよい。
光ファイバ3は変換装置550内部にまで進入している。光ファイバ3の入射面30aは、図1等に示されるように、変換装置550内の波長変換部4の近傍に位置している。波長変換部4が発する変換光L2は光ファイバ3の入射面30aに入射される。光ファイバ3は、入射された変換光L2を放射部560まで伝送する。
放射部560は、光ファイバ3から出射される変換光L2を照明光L5として外部に放射する。放射部560は、変換光L2が入射する光学系を備えてもよい。この光学系には、レンズ、拡散板及びリフレクタの少なくとも一つが含まれてもよい。放射部560が光学系を備える場合には、放射部560は、照明光L5の配光を調整する機能を有してもよい。
図34は、光接続構造1を備える他のシステム500Cの構成の一例を示す概略図である。システム500Cは、システム500A及び500Bと同様に、光接続構造1の波長変換部4が発する変換光L2を照明光L5として放射する照明システムである。
図34に示されるように、システム500Cは、例えば、上述のレーザ装置510及び放射部560と、中継器580と、光ファイバ2及び3とを備える。中継器580は、光接続構造1における光ファイバ2及び3以外の構成を備える。
レーザ装置510と中継器580とは光ファイバ2で接続されている。光ファイバ2の一端はレーザ装置510と接続され、光ファイバ2の他端は中継器580と接続されている。光ファイバ2は、レーザ装置510とコネクタ接続されてもよいし、他の方法で接続されてもよい。また、光ファイバ2は、中継器580とコネクタ接続されてもよいし、他の方法で接続されてもよい。
中継器580と放射部560とは光ファイバ3で接続されている。光ファイバ3の一端は中継器580と接続され、光ファイバ3の他端は放射部560と接続されている。光ファイバ3は、中継器580とコネクタ接続されてもよいし、他の方法で接続されてもよい。また、光ファイバ3は、放射部560とコネクタ接続されてもよいし、他の方法で接続されてもよい。
光ファイバ2は、レーザ装置510の光源511が出力するレーザ光L1を中継器580まで伝送する。光ファイバ2は中継器580の内部にまで進入している。光ファイバ2の出射面20aは、図1等に示されるように、中継器580内の波長変換部4の近傍に位置している。光ファイバ2の出射面20aから出射するレーザ光L1は、中継器580内の波長変換部4に照射される。
光ファイバ3は中継器580内部にまで進入している。光ファイバ3の入射面30aは、図1等に示されるように、中継器580内の波長変換部4の近傍に位置している。波長変換部4が発する変換光L2は光ファイバ3の入射面30aに入射される。光ファイバ3は、入射された変換光L2を放射部560まで伝送する。放射部560は、光ファイバ3から出射される変換光L2を照明光L5として外部に放射する。
光接続構造1を備えるシステムは、上記の例に限られない。例えば、光接続構造1は、内視鏡システムにおいて使用されてもよい。この場合、波長変換部4が発する変換光L2は、胃腸内等の体内を照らす照明光として利用される。また、光接続構造1は、照明光L5を放射する照明システム以外で使用されてもよい。例えば、光接続構造1はプロジェクタで使用されてもよい。この場合、波長変換部4が発する変換光L2が、プロジェクタの光源の光として利用されてもよい。
以上のように、光接続構造及びそれを備えるシステムは詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この開示がそれに限定されるものではない。また、上述した各種例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の例が、この開示の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。