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JP7193525B2 - 電気エネルギー貯蔵装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気エネルギー貯蔵装置、特にバッテリに関する。
リチウム硫黄バッテリおよびナトリウム硫黄バッテリのような様々な電気エネルギー貯蔵装置は、当該技術分野において既知である。
A.Manthiramらによる最近の論文(「Rechargeable Lithium-Sulfur batteries」、Chem.Rev.2014、114、pages 11751-11787)は、Li-Sバッテリの原理、ならびにこれまでの開発経緯および技術的課題を説明している。現在のLi-Sバッテリの重要な技術的課題は、とりわけ:一般的な液体電解質に可溶性である望ましくない長いポリスルフィドの形成である(これにより、カソード材料としての硫黄が経時的に失われることにより、バッテリ容量および寿命が低下する可能性がある、いわゆる「シャトル効果」)こと;反応物、リチウム、および硫黄、ならびに二硫化リチウム(最終反応生成物)の間に密度差があること;および元素硫黄の伝導率が低いことである。
最近まで、ナトリウム-硫黄バッテリは、バッテリの動作に上昇温度を必要としていた。Weiら(Nature Communications 7,Article Number 11722(2016)[doi 10.1038/ncomms11722]は、室温でのNa-Sの動作が可能であることを示している。しかしながら、これは、硫黄がナノポーラス材料に含まれる特別に調製された硫黄カソード材料が必要であり、硫黄カソード材料は高価であり、達成するために複雑な調製プロセスを必要とする。
本発明の目的は、上の問題のうち1つ以上を克服または最小化することである。
本発明のさらなる目的は、別の電気エネルギー貯蔵装置(特に、リチウム硫黄バッテリまたはナトリウム硫黄バッテリ)、および当該電気エネルギー貯蔵装置内で使用される別のカソードを提供することである。
上の目的または他の目的のうち1つ以上の目的は、電気エネルギー貯蔵装置、特にバッテリを提供することにより達成することができ、電気エネルギー貯蔵装置は、少なくとも、
-リチウムおよびナトリウムまたはリチウムおよびナトリウムの組み合わせから選択されるアルカリ金属を含むアノードと、
-硫黄含有有機シラン化合物または硫黄含有有機シラン化合物の混合物を含むカソードと、
-アノードとカソードの間に配置される電解質と、を含む。
驚くべきことに、本発明によれば、電解質中の不所望な長いポリスルフィド(例えば、4個以上の硫黄原子を含む)の形成を抑制することができるか、または回避することさえ可能であるという知見が得られている特定の理論に縛られることを望まないが、硫黄含有有機シラン化合物はアノードからのリチウムまたはナトリウムと、長いポリスルフィドを生成することなく反応することができるので、電解質中のこのような長いポリスルフィドの形成は抑制することができるか、または回避することさえ可能であると考えられる。これらの長いポリスルフィドの形成の抑制または回避により、上に述べた「シャトル効果」を抑制することができる。
また、やはり、特定の理論に縛られることを望まないが、シラン官能基は、カソードの集電体の金属または導電率向上剤(もしもあるとした場合)との直接化学結合またはオリゴマー化網目の形成による間接的な化学結合を可能にすると考えられる。この網目により、硫黄含有有機シラン化合物に含まれる硫黄とリチウムまたはナトリウムとの間で反応が行われると、体積変化を軽減することができるフレキシビリティが可能となる。
当業者であれば、電気エネルギー貯蔵装置のタイプが広範に変化する可能性があり、バッテリおよびスーパーキャパシタを含むことができることを容易に理解するであろう。好ましくは、電気エネルギー貯蔵装置は、バッテリ、特にリチウム硫黄バッテリまたはナトリウム硫黄バッテリである。
上に述べたように、本発明によれば、アノードは、リチウムおよびナトリウムまたはリチウムおよびナトリウムの組み合わせから選択されるアルカリ金属を含む。当業者であれば、アノードは、特に限定されないが、ただし、アノードがリチウムおよび/またはナトリウムを含むことを条件とすることを容易に理解するであろう。当業者は、Li-SバッテリおよびNa-Sバッテリのアノードを選択することに精通しているので、これについてここで詳細にさらに説明することはしない。好ましくは、アノードは、アルカリ金属としてリチウムまたはナトリウムのみを含み(したがって、リチウムおよびナトリウムの組み合わせではない)、好ましくはリチウムのみを含む。
当業者であれば、カソードは特に限定されず、広範に変えることができることを容易に理解するであろう。当業者は、Li-SバッテリおよびNa-Sバッテリのカソードを選択することに精通しているので、これについてここで完全に詳細にさらに説明することはしない。上に述べたように、本発明によれば、カソードは、硫黄含有有機シラン化合物または当該シラン化合物の混合物(すなわち、硫黄含有有機シラン化合物の混合物)を含む。
好ましくは、カソードは、硫黄含有有機シラン化合物を集電体表面にグラフトすることにより少なくとも部分的に、好ましくは全体的に改質された集電体表面を含む。
硫黄含有有機シラン化合物を集電体に化学的にグラフトすることの利点は、含有する硫黄とカソードの集電体(または、以下に説明される導電率向上剤)との容易な接触を可能とすることである。グラフト後の有機シランは、元素硫黄ほど脆弱ではない薄層(または、軟性のオリゴマー網目)を集電体(または、以下で説明する導電率向上剤)の表面に形成する。結果として、リチウムまたはナトリウムを硫黄含有有機シランに含まれる硫黄と反応させると、割れによる材料劣化および関連する電気伝導度の低下が抑制される。
当業者は集電体を選択することに精通しているので、これについてはここで詳細にさらに説明することはしない。典型的に、集電体は、最大10Ω・m、好ましくは最大1Ω・mの抵抗率(ρ)を有する。通常、集電体は、金属、官能化炭素などを含む。本発明によれば、集電体は、硫黄含有有機シラン化合物をグラフトすることを可能にする(好ましくは、もしもあるとした場合、硫黄含有有機シラン化合物のヒドロキシル基またはアルコキシ基を介して)材料からなることが特に好ましい。好ましくは、集電体はアルミニウムを含む。さらにより好ましくは、集電体の少なくとも80重量%がアルミニウムにより構成される。
さらに、カソードは、好ましくは金属粒子、カーボン粒子、または金属粒子およびカーボン粒子の組み合わせからなる群から選択される1つ以上の導電率向上剤を含むことが好ましい。金属粒子の好適な例は、アルミニウム、銅、銀およびチタン粒子であり、好ましくはアルミニウム粒子である。カーボン粒子の好適な例は、グラファイト、煤、カーボンブラック、炭素繊維、カーボンナノチューブ、グラフェンである。他の好適な導電率向上剤は、シリカ粒子である。
当業者であれば、硫黄含有有機シラン化合物をカソードの集電体表面にグラフトすることは、様々な方法で達成され得ることを容易に理解するであろう。当業者はグラフトすることに精通しているので、これについてはここでは、事細かに説明することはしない。典型的に、本発明に従ってグラフトすると、硫黄含有有機シラン化合物をカソードの集電体表面に、シラン基による1つ以上の化学結合を集電体表面に直接、または既に付着している有機シランに直接確立させることにより付着させる。典型的に、本発明に従ってグラフトすることは、カソードの集電体の表面をクリーニングするステップと、硫黄含有有機シラン化合物(硫黄以外を含有しないか、または溶媒を経て得られるかのいずれか)を集電体表面に塗布するステップと、反応が、シランと集電体表面との間に化学結合を確立させることを可能にするステップと、を含む。
当業者であれば、硫黄含有有機シラン化合物の性質は、広範に変わり得るものであり、特に限定されないことを容易に理解するであろう。有機シランは、少なくとも1つの炭素-珪素結合を有する化合物である。
図1は実施例14において異なる時間に採取されるH-NMRスペクトル(THF-d中のMPTES+Li)を示す。 図2は実施例15において異なる時間に採取される1H-NMRスペクトル(THF-d中のTESPD+Li)を示す。 図3は実施例16において異なる時間に採取される1HH-NMRスペクトル(THF-d中のTESPT+Li)を示す。 図4は実施例17において異なる時間に採取される1HH-NMRスペクトル(THF-d中のTESPT+Na)を示す。
本発明による好ましい実施形態によれば、硫黄含有有機シラン化合物は、一般分子式(I)を有し、
Figure 0007193525000001
式中、R、R、およびRは、C1-12アルコキシ基、アシルオキシ基、アリールオキシ基、アルキル基、アリール基、ヒドロキシル(OH)基およびハロゲン基から独立して選択され、
は、二価炭化水素、好ましくはC1-18アルキレンまたはアリレンから独立して選択され、
nは、1~10の整数から独立して選択され、
は、二価C2-8炭化水素、好ましくはアルキレンまたはアリレンから選択され、
pは、ゼロ(0)を含む整数から独立して選択される。
上に述べたように、R、R、およびRは、C1-12アルコキシ基、アシルオキシ基、アリールオキシ基、アルキル基、アリール基、ヒドロキシル(OH)基およびハロゲン基から独立して選択される。好ましくは、C1-12アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ、アルキル、アリール基はC1-6基(また、アリールまたはアリールオキシ基でない場合:より好ましくはC1-5基、さらにより好ましくはC1-2基)である。
好ましくは、R、R、およびRは、アルコキシ基およびヒドロキシル基から独立して選択される。R、R、およびRがエトキシ基およびヒドロキシル基から独立して選択されることが特に好ましい。
上に述べたように、Rは、二価炭化水素、好ましくはC1-18アルキレンまたはアリレン基から独立して選択される。より好ましくは、Rは、C1-10アルキレン、さらにより好ましくはC1-6アルキレン、さらにより好ましくはC1-3アルキレン基から独立して選択される。
上に述べたように、nは1~10の整数から独立して選択される。好ましくは、nは、2~8の整数、より好ましくは2~4の整数から独立して選択される。
上に述べたように、Rは、二価C2-8アルキレンおよびアリレンから選択される。好ましくは、Rは、二価C2-6アルキレンおよびアリレンから選択される。
好ましくは、pは0~20の整数から選択され、より好ましくは最大10であり、より好ましくは最大6である。さらにより好ましくは、pは0である。
本発明の特に好ましい実施形態によれば、一般分子式(I)を有する硫黄含有有機シラン化合物は、ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)ポリスルフィドである。ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)ポリスルフィドの「poly(ポリ)」は、典型的に2~8の値を有し、平均は約2または約4であることが好ましい。当業者であれば、このタイプの市販の化合物(Evonik Industries AG(Essen,Germany)製の商品名Si69およびSi75のような)が、様々な硫黄架橋長の混合物を含むことができることを認識している。本発明によれば、ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド[TESPT]およびビス(3-トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド[TESPD]を純粋な形態で使用するか、または硫黄架橋長が異なるこの種の他のポリスルフィドとの混合物として使用することが好ましい(式Iでは:R/R/R=エトキシ、R=プロピレン、p=0)。
既に上に述べたが、強調して明確にするために、カソードは、1つの硫黄含有有機シラン化合物または硫黄含有有機シラン化合物の混合物を含むことができる。
上に述べたように、本発明によれば、電気エネルギー貯蔵装置は、電解質をアノードとカソードとの間に含む。当業者であれば、電解質は広範に変えることができ、特に限定されないことを容易に理解するであろう。電解質の好適な例は、Manthiramらによる上に述べた論文に開示されている。
別の態様では、本発明は、本発明による装置内で定義されるカソードを提供する。
さらに別の態様では、本発明は、本発明による装置における使用に好適なカソードを調製する方法を提供し、当該方法は、少なくとも、
(a)集電体表面を有するカソードを選択するステップと、
(b)硫黄含有有機シラン化合物を提供するステップと、
(c)硫黄含有有機シラン化合物をカソードの集電体表面にグラフトすることにより、少なくとも部分的に改質された集電体表面を有するカソードを取得するステップと、を含む。
上に述べたように、当業者はグラフトすることに精通しているので、これについては、ここでさらに詳細に説明することはしない。必要に応じて、少なくとも部分的に改質された集電体表面は、上昇温度で乾燥させるか、または真空オーブンを使用して、使用される残留溶媒および/または含有水分を取り除く、または低減させることにより乾燥させることができる。典型的な乾燥温度は、60~100℃である。加えられる真空は、典型的に、約10-2mbarである。
以下に、本発明は、以下の非限定的な例によりさらに例示されることになる。
実施例1~13:グラフトすることによるカソードの調製
様々な実験(実施例1~13)を行って、硫黄含有有機シラン化合物をアルミニウム箔(0.03mmの厚さ)およびアルミニウム基板(0.5mmの厚さ)を(グラフトすることにより)提供した。特定の場合(実施例10および11)では、例外としてガラス基板を使用した。アルミニウム箔および基板は、バッテリ内のカソードの集電体として使用することができる材料の例であり、当業者であれば、カソード内にこれらの例において調製されるグラフト後の集電体を使用しながら、バッテリを作製する過程を容易に理解するであろう。
アルミニウム箔および基板を最初に、ヘプタンおよびエタノールでクリーニングして表面の全ての汚染物質を除去した。
全ての実施例1~13では、ABCR GmbH(Karlsruhe,Germany)製のTESPTおよびEvonik Industries AG(Essen,Germany)製のTESPD(商品名Si75)の市販サンプルを使用した。
実施例1~3では、エタノール中のそれぞれ10、20、および30重量%のTESPT溶液の数滴を別体の(15.0×8.0×0.03mm)Al箔の上に滴下し、次に表面の上に注意深く拡散させて薄膜を形成した。
次に、箔を90℃のオーブン内に48時間かけて載置して、TESPTをAl箔にグラフトした。最後に、TESPTをグラフトしたAl箔をエタノールですすいで、未反応のTESPT分子を除去し、デシケータで48時間かけて乾燥させた。
実施例4では、数滴の純TESPTを滴下して、(10.0×8.0×0.03mm)Al箔の上に拡散させた。次に、数滴の蒸留水をTESPTで濡らした箔の上に滴下した。次に、箔を48時間にわたって90℃のオーブン内に載置した。最後に、Al箔をエタノールですすぎ、デシケータで48時間かけて乾燥させた。
実施例5では、約0.5mlの純TESPTをAl基板(30×30×0.5mm)の上に拡散させ、次に以下の設定条件[RC8スピンコータ、Karl Suss製(Garching,Germany)]:1000rpm、15秒、5rpm/秒でスピンコーティングした。乾燥手順は以下の通りであった:90℃で72時間にわたって行い、次に、膜をHO層で被覆し、60℃で72時間かけて乾燥させる。最後に、60℃で24時間かけて真空乾燥させる。最終膜はエタノールで洗浄しなかった。
実施例6では、約0.5mlの純TESPTをAl基板(30×30×0.5mm)の上に拡散させ、次に、以下の設定条件500rpm、15秒、5rpm/秒でスピンコーティングした[RC8スピンコータ]。より低いスピンコーティング速度により、より厚い有機シラン膜を生成することを可能にした。乾燥手順は以下の通りであった:数滴のHOをガラス基板の周囲に加えて、70℃で48時間かけて乾燥させる。次に、膜をHO層で完全に被覆し、60℃で72時間かけて乾燥させる。最終膜はエタノールで洗浄しなかった。
実施例7では、純TESPTを、TESPTをイソプロピルアルコール(IPA:Sigma-Aldrichから入手された)および脱塩水の溶液と混合することにより予め加水分解しておいた。TESPT:IPA:HOの重量比は、70:15:15であった。混合物を70℃に加熱し、1時間かけて撹拌した。次に、約0.5mlの混合物をAl基板(30×30×0.5mm)の上に拡散させ、同じ[RC8]スピンコータを以下の設定条件:1000rpm、15秒、5rpm/sでスピンコーティングした。膜は、100℃で24時間かけて真空乾燥させた。最終膜は、エタノールで洗浄しなかった。
実施例8は、異なるスピンコーティング設定条件(500rpm、15秒、5加速rpm/秒)を使用してより厚い有機シラン膜を生成したことを除いて、実施例7と同じようにして調製された。膜を100℃で48時間かけて真空乾燥させた。最終膜は、エタノールで洗浄しなかった。
実施例9を使用して、TESPTを導電剤でグラフトすることができる可能性をチェックした。カーボンブラックスーパーP導電剤(H30253;Alfa Aesar(Karlsruhe,Germany)から入手された)を過剰のクロロホルム(Sigma Aldrichから入手された)と混合し、Emerson(St.Louis,United States)製のBranson 5510中で室温で3時間かけて超音波分解し、次に純TESPTと混合した。TESPTとCBの重量%比は90:10であった。次に、TESPTおよびCBを含むこの混合物を0.5時間かけて超音波分解し、以下の設定条件:1500rpm、30秒、5rpm/秒でAl基板(30×30×0.5mm)にスピンコーティングした[RC8]。膜は以下の通りに乾燥させた:60℃で48時間かけて、数滴のHOを膜の上に滴下してTESPTの加水分解を向上させ、続いて90℃で48時間にわたって真空状態とする。最終膜はエタノールで洗浄しなかった。
実施例10を使用して、非導電性ガラス基板(49×49×1mm)に以下の設定条件:1000rpm、15秒、5rpm/秒でスピンコーティングされた純TESPT膜の導電率を測定した。乾燥条件は:数滴のHOを基板の周りに70℃で96時間かけて滴下して加水分解を向上させ、次に90℃で24時間にわたって真空状態とするというものであった。最終フィルムはエタノールで洗浄しなかった。
実施例11を使用して、導電率向上剤、この場合はカーボンブラック(Alfa Aesar製のSuper P導電剤、H30253)と混合させたTESPTからなる膜の導電率を測定した。TESPT/CB混合物は、実施例9と同じようにして調製された。有機シラン膜は、非導電性ガラス基板(49×49×1mm)の上に別の透明ガラススライドを使用して拡散させた。乾燥条件は、実施例10におけるものと同じであった。最終膜はエタノールで洗浄しなかった。
実施例12では、約0.5mlの純TESPDをAl基板(30×30×0.5mm)の上に拡散させ、次に以下の設定条件:1000rpm、15秒、5rpm/秒でスピンコーティングした。膜は、100℃で24時間かけて真空乾燥させた。最終膜はエタノールで洗浄しなかった。
実施例13では、約0.5mlの純TESPDをAl基板(30×30×0.5mm)の上に拡散させ、次に以下の設定条件500rpm、15秒、5rpm/秒でスピンコーティングした。膜は、100℃で48時間かけて真空乾燥させた。最終膜はエタノールで洗浄しなかった。
膜厚
実施例5の基板の上のグラフト後の有機シラン化合物の膜厚は、白色光および20倍の倍率を使用する光干渉計(Zoomsurf 3D、Fogale Nanotech(Nimes,France))を使用して測定した。
実施例6~13の基板の上のグラフト後の有機シラン化合物の膜厚は、接触式表面形状測定装置(Bruker(Leiderdorp,Netherlands)から入手されたモデルDektak XT)を使用して測定した。測定設定条件:0.25μm解像度、1000μm長、スタイラス力3mg。
測定された膜厚は、以下の表1に与えられる。
Figure 0007193525000002
実施例1~9、12、および13は、硫黄含有有機シラン化合物をアルミニウム(電極の集電体として使用される典型的な材料)にグラフトすることにより、硫黄含有有機シラン膜をアルミニウムの上に形成することを可能にすることを示す。観察される厚さはマイクロメートルの範囲であるので、これは、オリゴマー網目が形成されていることを示唆する(単なる薄い分子層ではなく)。
FT-IR分析
FT-IRを実施例1~4に対して実施し、CH-、Si-O-Si-およびSi-O-C結合の存在を示し、シラン基がアルミニウム基板上の化学反応を受けたことを明確に示唆していた。
XPS分析
XPS(X線光電子分光法)を使用して、有機シランを、実施例1~7、9、および12の上記Al箔および基板にグラフトしたことを調査した。XPSを剥き出しの箔および基板に対して実施し、グラフトプロセス後に、Thermo Fisher Scientific(Landsmeer,Netherlands)製の分光光度計を使用して行った。設定条件は、ワイドスキャン-200eVの通過エネルギー、0.1eVのステップサイズ;高解像度スキャン-50eVの通過エネルギー、0.1eVのステップサイズであった。
XPSは、有機シランを箔および基板にグラフトした後、Si信号およびS信号が、Al箔および基板の表面に現われたことを明確に示していた。
XPSによる特性評価は、超高真空状態(グラフトしていない材料を全て蒸発させることができる)で行われたので、有機シランをAl集電体にグラフトして高耐久性グラフト有機シランとすることが確立されたと結論付けられた。
導電率
導電率は、Keithley6517A電位計およびKeithley237高電圧源測定ユニットを使用する4点プローブ法(DCモードで動作する)を使用した実施例10および11(Al基板が短絡をもたらす可能性があるので、ガラスを基板として用いる)について測定した。
カーボン電極(Electron Microscopy Sciences(Hatfield PA,United States)から入手された)を実施例10の表面に塗布して良好な接触を確保し、測定形状を定義した。カーボン電極の長さは5mmであり、電極間の間隔は5mmであった。導電率は実施例10については測定されず、実施例11の場合、導電率は5Sm-1であった。
これらの測定から、良好な導電率を有機シランおよびカーボンブラックからなるグラフト膜中に導電率向上剤として達成することが可能であることが判明した。
電気化学
電気化学測定は、2cmの有効表面積を有する3電極型円筒セル内で行われた。セルは、テフロン(登録商標)製であり、体積は約15mlであった。セルは、アルゴンを充填したグローブボックス内に組み付けられた。サイクリックボルタンメトリー(CV)曲線をMetrohm Autolab B.V.(Utrecht,Netherlands)から入手されたAutolabポテンショスタットを使用して記録した。純リチウム金属をアノード基準電極として使用した。電解質は、DOL:DME(Aldrichから入手された)と1重量%のLiNOおよび1MのLiTFSI(Aldrichから入手された)の1:1(体積比)の混合物であった。サイクリックボルタンメトリー(CV)測定は、実施例5に関して、1~3Vの範囲で0.001Vのステップで行われた。
実施例5のサンプルについて収集されるCV曲線は、酸化サイクルにおけるS含有カソード材料の電気化学活性が、Li-Sバッテリに関して典型的である2.3~2.5eVで広いアノードピークになる形態を示した。
実施例14~17:NMRおよび目視検査により判断されるカソード活性
カソード活性(すなわち、硫黄含有有機シランからのリチウム(または、ナトリウム)および硫黄の変換)を評価するために、リチウム(または、ナトリウム)を溶液中の硫黄含有有機シランと接触させ、変換反応の過程を目視観察およびNMR測定の両方により監視した。
以下の硫黄含有有機シラン化合物を使用した:
-TESPT、95%純度(ABCR GmbH、Germany);
-S含有量22.5%のTESPT(Evonik Industries、Germany);平均S=1分子当たり3.7;S2=18.3%、S3=30.6%、S4=24.0%、S5~S8=26.4%;副生成物0.4%。
-S含有量15.5%のTESPD(Evonik Industries、Germany);平均S=1分子当たり2.4;S2=75.0%、S3=15.9%、S4=4.7%、S5~S8=4.3%。副生成物0.6%。
-MPTES、>94%純度(Alfa Aesar)。
ABCR TESPTをLi実験に使用し、Evonik TESPTをNa実験に使用したことに留意されたい。
30~50mgの硫黄含有有機シラン化合物を0.7mlの重水素化THF(THF-d)に溶解させた。
基板として、3~30mgのLi金属片およびNa金属片を使用した。
4つの実験は、アルゴン雰囲気の大気状態(すなわち、室温および大気圧)で行った。
-実施例14:THF-d8中の50mgのMPTESを9mgのLi金属片と混合し(モル比MPTES:Li=1:6)、反応が数日間にわたって続いた。
-実施例15:THF-d8中の30mgのTESPDを3mgのLi金属片と混合し(モル比TESPD:Li=1:6)、反応が数日間にわたって続いた。
-実施例16:THF-d8中の40mgのTESPTを3mgのLi金属片と混合し(モル比TESPT:Li=1:6、3日後に、余分のLiを加えて、合計比TESPT:Li=1:13が得られるようにした)、反応が数日間にわたって続いた。
-実施例17:THF-d8中の40mgのTESPTを25mgのNa金属片と混合し(モル比TESPT:Na=1:15)、反応が数日間にわたって続いた。
H-NMR測定の場合、Bruker分光計を400MHzの共振周波数で使用した。記録スキャンの数は32であった。化学シフトは、THF-d8の残留ピークを基準にppmで報告される。NMRスペクトルを図1~図4に示す。
実施例14
目視
Li-金属が存在している状態のTHF-d8中のMPTES溶液は無色であり、実験期間全体を通じて、無色のままであった。気泡がLi金属片と溶液との界面に気泡が形成されるのが観察された。おそらく、水素ガスが、メルカプトシランおよびLiが反応して形成された。
さらに、不溶性LiSの形成を示唆する沈殿物または堆積物は観察されなかった。また、着色が観察されなかったので、長いポリスルフィドが形成された可能性が低いと推定された。
NMR
MPTESサンプルは、S-H結合((CHCHO)-Si-CHCHCH-S-H)を有する種を含有していた。実験開始の5.5時間後のNMRスペクトルは、メルカプトシランのS-H結合に関連するピーク(約1.6ppm)およびCH-S-H結合に関連するピーク(2.5ppm)の消失、およびCH-S-Li結合に関連するピーク(2.4ppm)の出現を示していた。これは、シランのS-H結合がシラン中のS-Li結合に置き換えられていることを示唆する。これは、気泡形成の目視観察と一致している。
1日後、NMRスペクトルは実質的に不変のままであった。この実験から、S原子がMPTES分子から取り出されたことの証拠、および/またはCH-Li結合の形成の証拠が発見されなかったと結論付けられた。これは、堆積物が視覚実験において存在しないことと一致している。
実施例15
目視
Li-金属が存在している状態のTHF-d8中のTESPD溶液は、最初は非常に淡い黄色であり、色は、次の5日間にわたって、目視可能な変化を伴うことなく同じ色のままであった。固体堆積物は実験中、チューブの底に観察されなかった。これらの観察は、Li-ポリスルフィドが形成されなかったことを示唆する。
NMR
TESPDサンプルは、硫黄含有量が2~8であり、平均が2である分子を含有した。実験開始の1.5時間後に採取されるNMRスペクトルは、TESPDをLi金属と接触させる前のTESPDのNMRスペクトルとほぼ同一であり、LiとTESPDとの反応が始まっていなかった、または未だ進行していなかったことを示唆している。しかしながら、実験開始の18時間後に採取されるNMRスペクトルが、1分子当たり3個以上のS原子の存在に関連するピーク(2.9ppm、3.0ppmでのNMR化学シフト)の消失を示していたのに対し、1分子当たり2個のS原子に対応するピーク(2.7ppm)は出現したままであった。当該ピークの隣に、CH-S-Li結合に対応する新たな一連のピーク(約2.4ppm)が出現し、これらのピークは、実施例14のNMR部分から認識される値であった。これらの結果は、3個以上のS原子を含有する種が、種のS原子を1分子当たり2個に減らし、2個のS原子が「bridge(架橋)」に含まれることを示唆していた、または架橋が、2つの部分に分割され、各部分がCH2で-S-Li結合で終端することさえも示唆した。大きなポリスルフィドに関連する色の変化は観察されなかったので、余分のS原子がおそらく、短鎖のLi-ポリスルフィドを形成したものである。実験開始の4日後に、NMRスペクトルが、1分子当たり2個のS原子に対応するピーク(2.7ppm)がこの場合もほぼ消失し、CH2-S-Liピーク(2.4ppm)がより顕著になっていたことを示していたので、この機構のさらなる進行がおそらく行われた。これは、TESPD分子のほぼ全てが、Li金属との反応により2つの部分に分割され、各部分がCH-S-Li結合で終端することを示唆する。1日後、NMRスペクトルは、分子内の2個のS原子に対応するピーク(2.7ppm)の完全な消失、およびCH-S-Liピーク(2.4ppm)のさらなる成長を示した。この実験におけるNMRスペクトル中に、S原子の全てがTESPD分子から取り出されたことの証拠、および/またはCH-Li結合の形成が行われたことの証拠は発見されなかった。これは、実施例14の目視およびNMR実験と一致した。
実施例16
目視
最初に、金属LiをTESPTに加えた状態のTHF-d8中のTESPT溶液は、無色からわずかに黄色味を帯びるようになった。3時間後、溶液は明るいオレンジ色に変わり、Li-ポリスルフィドの形成を示唆していた(Patel,M.U.M.;Demir-Cakan,R.;Morcrette,M.;Tarascon,J-M.;Gaberscek,M.;Dominko,R.Chem.Sus.Chem.2013,6,1177も参照されたい)。
44時間後、溶液の色は濃いオレンジ色になり、固体堆積物がチューブの底に観察された。Li金属片は、サイズがより小さくなった。追加のLi金属片を溶液に加えた(例えば、合計モル比TESPT:Li=1:13が得られるように)。1日後、溶液の色はより明るいオレンジ色になり始め、実験開始の8日後に、溶液は明るいオレンジ色から黄色になった。それに加えて、チューブの底の堆積物の量が増加した。溶液の変色は、より長いポリスルフィドが、より短いポリスルフィドおよび不溶性LiSに変化したことを示唆していたので、堆積物であると推定された。
NMR
TESPTサンプルは、硫黄含有量が2~8であり、平均が4である分子を含有した。実験の最初の2時間後に採取されたH-NMRスペクトルは、1分子当たり4個以上の硫黄原子に対応するピーク(3.0~3.1ppmでの化学シフト)の減少を示した。これは、硫黄が、最初に4~8個の硫黄原子を含有する分子から迅速に取り出されたことを示唆した。実験開始の27時間後に採取されたH-NMRスペクトルは、1分子当たり3~8個の硫黄原子に対応するピーク(2.8~3.1ppm)の完全な消失を示した。1シラン分子当たり2個の硫黄原子に対応するピーク(約2.7ppm)のみが残された。時間の経過とともに、新たな一連のピーク(約2.4ppm)が出現し、硫黄原子の数が、シラン分子が含有する4~8個の硫黄原子から減少していることに加えて、新たな種が形成されたことを示唆していた。データを実施例14(THF中のMPTES+Li)および実施例15のデータと比較した後、有機シラン分子がこの時点で減少して、2個のS原子のみを含有するようになる(すなわち、TESPD)場合に形成されるCH-S-Li結合に対応していた新たなピークは、2個のLi原子により2つの半分に分割されたと結論付けられた。
実験開始の44時間後に、有意な変化は、NMRスペクトルにおいて観察されなかった。次に、追加量のLi金属を加えて、例えば合計モル比TESPT:Li=1:13が得られた。実験開始の1週間後に、NMRスペクトルは、2個の硫黄原子しか有しない分子に対応するピーク(約2.7ppm)の減少、およびCH-S-Li結合に対応するピーク(約2.4ppm)のわずかな増加を示した。
やはり、実験において、S原子の全てがシラン分子から取り出されたことの証拠、および/またはCH-Li結合の形成が行われたことの証拠は発見されなかった。これは、実施例14および15に関して行われた以前の目視およびNMR実験と一致した。したがって、「内部」S原子は全て取り出されたが、炭素と結合する「エンドポインド」S原子は取り出されなかったと結論付けられた。これらは、CH-S-Li共鳴で示される通り、そのままの状態であった。
この実験は、Li金属がTESPT分子中の硫黄原子と反応することができ、1)分子中のS原子の数が減少し、Liスルフィドが形成される、2)分子が2つの部分に分割され、各部分がCH-S-Li結合で終端するようになることを示した。
ポリスルフィドを示唆する実施例16の目視実験における初期の着色は、市販のTESPT中に少数成分として存在する硫黄架橋Sn(n>4)を有するシランに由来すると仮定される。上のデータから、実施例14および15の目視およびNMR実験において示されるように、エンドポイント硫黄原子が有機シランに付着したままの状態になるときの有機シラン中の長さnの硫黄架橋により、mが最大でn-2に等しくなるようにリチウムと反応すると、ポリスルフィドLiの生成が可能になると結論付けられる。したがって、TESPTにおいて平均値がn=4である場合、本発明の目的の1つであったより長いポリスルフィドLiS(m>2)が回避されると結論付けることができる。
さらに、架橋に2個のS原子のみを含有する有機シラン(100%純度のTESPD)の場合、本発明の目的であった通り、ポリスルフィドは生成されないと結論付けることができる。TESPTにおける4のような短い長さのS架橋の場合、長いポリスルフィド(LiSn、n>2)は依然として生成されなかったので、Manthiramらが言及した有害な「シャトル効果」を防止することができた。
実施例17
目視
Na金属が存在する状態のTHF-d8中のTESPT溶液は、最初はわずかに黄色であったが、10分以内に濃いオレンジ色に変わり、TESPTとNaとの迅速な反応、およびポリスルフィドの形成を示唆していた。次の1.5~2時間にわたって、色はより明るいオレンジ色になり、さらに24時間後に、オレンジ色のままであった。沈殿物もチューブの底に観察され、不溶性のNaSを示唆していた。実験開始の2日後に、色はより明るい黄色になり、より多くの沈殿物が形成され、これは、可溶性ポリスルフィドが不溶性成分NaSに変換されたことを示唆していた。
実施例16の目視実験との類似性は極めて著しいものであったが、おそらくナトリウムの反応性が高いために、単に進行が速くなっただけであった。
NMR
この実験において行われた観察は、実施例16のNMR実験と極めて類似しており、唯一の違いは、リチウムがナトリウムに置き換えられたことであった。
実験開始の1.5時間後に採取されたNMRスペクトルは、1分子当たり3個以上のS原子に関連するピーク(2.9~3.1ppm)の完全な消失、および1分子当たり2個のS原子に対応するピーク(2.7ppm)の増加を示した。これは、3個以上のS原子を有する分子が2個のS原子を有する分子に変化し、取り出されたS原子がNa-ポリスルフィドに組み込まれたことを示唆した。
この変化に加えて、CH-S-Na結合の形成に対応する新たな一連のピーク(約2.5ppm)が、わずかに目視可能になった。これは、分子のいくつかの分子が2つの部分に分割され、各部分が、終端にCH-S-Na結合を有することを示唆していた。実験開始の4日後に、1分子当たり2個のS原子に対応するピーク(2.7ppm)が大幅に減少したのに対し、CH-S-Naピーク(約2.5ppm)はより顕著になって、2個のS原子を有する分子のほとんどが、各部分がCH-S-Na結合を有する2つの部分に分割されたことを示唆していた。
やはり、この実験におけるNMRスペクトル中に、CH基の隣のS原子がTESPT分子から取り出されたことの証拠、および/またはCH-Na結合の形成が行われたことの証拠は発見されなかった。
ポリスルフィドを示唆している実施例17の目視実験における初期着色は、少数成分として市販のTESPT中に存在する硫黄架橋Sn(n>4)を有するシランに由来していると仮定された。
上のデータから、実施例14および15の目視およびNMR実験において示されるように、エンドポイント硫黄原子が有機シランに付着したままの状態になるときの有機シラン中の長さnの硫黄架橋により、mが最大でn-2に等しくなるようにナトリウムと反応すると、ポリスルフィドNaの生成が可能になったと結論付けられた。したがって、TESPTにおいて平均値がn=4である場合、本発明の目的の1つであったより長いポリスルフィドNaS(m>2)が回避されたと結論付けることができる。
「シャトル効果」の防止、およびポリスルフィド生成の回避に関する同様の結論は、実施例16のNMR実験におけるリチウム硫黄バッテリについて行われたように、ナトリウム硫黄バッテリについても予測することができる。
考察
実施例から分かるように、本発明は驚くべきことに、例えばリチウム硫黄バッテリに使用される新たなカソード材料を提供する。
実施例1~9、12、および13は、硫黄含有有機シラン化合物をアルミニウム(電極の集電体として使用される典型的な材料)にグラフトすることにより、硫黄含有有機シラン膜をアルミニウム材料の上に形成することを可能にすることを示す。
実施例10および11の導電率試験は、良好な導電率が、導電率向上剤としての有機シランおよびカーボンブラックからなるグラフト膜に関して、取得されることを示した。
また、注目に値するのは、実施例14~17におけるカソード活性試験の結果であり、長いポリスルフィド(例えば、バッテリの電解質に可溶性であり、バッテリの自己放電を引き起こす)が形成されなかったことを示している。
当業者であれば、多くの変形が本発明の範囲から逸脱することなく行われ得ることを容
易に理解するであろう。
本明細書は以下の発明の態様を包含する。
[1]
電気エネルギー貯蔵装置、特にバッテリであって、少なくとも、
-リチウムおよびナトリウム、またはそれらの組み合わせから選択されるアルカリ金属を
含むアノードと、
-カソードの表面にグラフトされた硫黄含有有機シラン化合物、または硫黄含有有機シラ
ン化合物の混合物を含むカソードと、
-前記アノードと前記カソードとの間に配置される電解質と、を備え、
前記カソードは、前記硫黄含有有機シラン化合物または硫黄含有有機シラン化合物の混合
物を表面にグラフトすることにより、少なくとも部分的に改質されている集電体表面を含
む、電気エネルギー貯蔵装置。
[2]
前記集電体が、アルミニウムを含む、[1]に記載の装置。
[3]
前記カソードが、好ましくは、金属粒子、カーボン粒子、またはそれらの組み合わせか
らなる群から選択される、1つ以上の導電率向上剤を含む、[1]~2のいずれか一項
に記載の装置。
[4]
前記硫黄含有有機シラン化合物が、一般分子式(I)を有し、
Figure 0007193525000003
式中、R 、R 、およびR が、C 1-12 アルコキシ基、アシルオキシ基、アリール
オキシ基、アルキル基、アリール基、ヒドロキシル(OH)基、およびハロゲン基から独
立して選択され、
が、二価炭化水素、好ましくはC 1-18 アルキレンまたはアリレンから独立して選
択され、
nが、1~10の整数から独立して選択され、
が、二価のC 2-8 炭化水素、好ましくはアルキレンまたはアリレンから選択され、
pが、ゼロ(0)を含む整数から独立して選択される、[1]~3のいずれか一項に記
載の装置。
[5]
、R 、およびR が、エトキシ基およびヒドロキシル基から独立して選択される
、[4]に記載の装置。
[6]
一般分子式(I)を有する前記硫黄含有有機シラン化合物が、ビス(3-トリエトキシ
シリルプロピル)ポリスルフィドである、[1]~5のいずれか一項に記載の装置。
[7]
[1]~6のいずれか一項に記載の装置において定義されるカソード。
[8]
[1]~6のいずれか一項に記載の装置における使用に好適である、,[7]に記
載のカソードを調製するための方法であって、前記方法が、少なくとも、
(a)集電体表面を有するカソードを選択するステップと、
(b)硫黄含有有機シラン化合物を提供するステップと、
(c)前記硫黄含有有機シラン化合物を、前記カソードの前記集電体表面にグラフトす
ることにより、少なくとも部分的に改質された集電体表面を有するカソードを取得するス
テップと、を含む、方法。

Claims (8)

  1. 電気エネルギー貯蔵装置、特にバッテリであって、少なくとも、
    -リチウムおよびナトリウム、またはそれらの組み合わせから選択されるアルカリ金属を含むアノードと、
    -カソードの表面にグラフトされた硫黄含有有機シラン化合物、または硫黄含有有機シラン化合物の混合物を含むカソードと、
    -前記アノードと前記カソードとの間に配置される電解質と、を備え、
    前記カソードは、前記硫黄含有有機シラン化合物または硫黄含有有機シラン化合物の混合物を表面にグラフトすることにより、少なくとも部分的に改質されている集電体表面を含む、電気エネルギー貯蔵装置。
  2. 前記集電体が、アルミニウムを含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記カソードが、金属粒子、カーボン粒子、またはそれらの組み合わせからなる群から選択される、1つ以上の導電率向上剤を含む、請求項1~2のいずれか一項に記載の装置。
  4. 前記硫黄含有有機シラン化合物が、一般分子式(I)を有し、
    Figure 0007193525000004
    式中、R、R、およびRが、C1-12アルコキシ基、アシルオキシ基、アリールオキシ基、アルキル基、アリール基、ヒドロキシル(OH)基、およびハロゲン基から独立して選択され、
    が、二価炭化水素から独立して選択され、
    nが、1~10の整数から独立して選択され、
    が、二価のC2-8炭化水素から選択され、
    pが、ゼロ(0)を含む整数から独立して選択される、請求項1~3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 、R、およびRが、エトキシ基およびヒドロキシル基から独立して選択される、請求項4に記載の装置。
  6. 一般分子式(I)を有する前記硫黄含有有機シラン化合物が、ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)ポリスルフィドである、請求項1~5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 請求項1~6のいずれか一項に記載の電気エネルギー貯蔵装置において使用されるカソードであって、
    -カソードの表面にグラフトされた硫黄含有有機シラン化合物、または硫黄含有有機シラン化合物の混合物、および
    -前記硫黄含有有機シラン化合物または硫黄含有有機シラン化合物の混合物を表面にグラフトすることにより、少なくとも部分的に改質されている集電体表面、
    を含むカソード。
  8. 求項7に記載のカソードを調製するための方法であって、前記方法が、少なくとも、
    (a)集電体表面を有するカソードを選択するステップと、
    (b)硫黄含有有機シラン化合物を提供するステップと、
    (c)前記硫黄含有有機シラン化合物を、前記カソードの前記集電体表面にグラフトすることにより、少なくとも部分的に改質された集電体表面を有するカソードを取得するステップと、を含む、方法。
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