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JP6924665B2 - ガス濃度測定システム - Google Patents

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JP6924665B2 JP2017194390A JP2017194390A JP6924665B2 JP 6924665 B2 JP6924665 B2 JP 6924665B2 JP 2017194390 A JP2017194390 A JP 2017194390A JP 2017194390 A JP2017194390 A JP 2017194390A JP 6924665 B2 JP6924665 B2 JP 6924665B2
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Description

本発明は、種々の製造設備や処理設備から排出される排気ガスの排気管に設置され、該排気管内を流れる排気ガス中の測定対象ガス、例えば、塩化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、硫化水素、酸素等の濃度を、レーザー式ガス濃度測定装置を用いて測定するガス濃度測定システムであり、測定対象ガス濃度が低い排気ガス中の測定対象ガス濃度を測定するためのガス濃度測定システムに関する。
四塩化チタンは、酸化チタンを含む鉱石を塩素ガスで塩素化することにより製造される。そして、この四塩化チタンの製造では、微量ながらも、塩化水素が複成するため、四塩化チタンの製造設備の排気ガス中には、微量の塩化水素ガスが含まれている。
塩化水素ガスは、有害ガスであるため、四塩化チタンの製造設備から環境へ排出される排出ガスに対しては、排出規制がされており、その規制値は年々低くなってきている。例えば、神奈川県では、県条例により、排気ガス中の塩化水素ガス濃度は、5ppm以下に規制されている。そのため、排気ガス中の塩化水素ガス濃度を連続的に測定することが必要となる。
排気ガス中の塩化水素ガス濃度を測定する方法としては、従来より、ゴミ焼却設備において、ゴミ焼却設備からの排出ガス中の塩化水素ガス濃度を、レーザー式ガス濃度測定装置を用いて測定する方法が知られている。
このレーザー式ガス濃度測定装置とは、例えば、特許文献1に開示されているように、ガスの分子又は原子に、それぞれ固有の光吸収スペクトルがあることを利用して、測定対象ガスの光吸収スペクトルと同じ発光波長帯を有するレーザー光を出射するレーザー光源から、レーザー光を、測定対象ガスを含む測定対象空間に照射し、レーザー光が測定対象空間を透過するときの、測定対象ガスによるレーザー光の吸収量を測定し、そのレーザー光の吸収量から測定対象ガス濃度を演算して求める装置である。
図11には、ゴミ焼却設備からの排気ガスを排出するための煙道に設置される排気ガス中の測定対象ガス濃度を測定するためのレーザー式のガス濃度測定システムを示す。図11中、ガス濃度測定システム40では、煙道52に形成されるレーザー光透過用孔48、49に、発光器設置用フランジ部材44と受光器設置用フランジ部材54が嵌め込まれて設置され、発光器設置用フランジ部材44に、発光器41の取付フランジ部46が取り付けられることにより、発光器41が煙道52設置され、また、受光器設置用フランジ部材54に、受光器51の取付フランジ部56が取り付けられることにより、受光器51が煙道52に設置されている。このとき、発光器41と受光器51とは、発光器41から出射されるレーザー光の光軸47が、受光器51の受光素子の受光軸と一致するように設置される。発光器41及び受光器51は、図示しない制御部に電気的に繋がっている。制御部は、受光素子からの受光信号に基づいて、測定対象ガスによる光吸収スペクトルの吸収量を求め、各種演算処理により、測定対象ガス濃度を演算する演算手段を有する。
そして、ガス濃度測定システム40では、発光器41のレーザー光源からレーザー光が、煙道52内の排気ガス53に向けて出射され、出射されたレーザー光は、煙道52内の排気ガス53を透過し、煙道52内の排気ガス53を透過したレーザー光は、受光器51の受光素子にて受光される。受光素子からの受光信号に基づいて、測定対象ガスによる光吸収スペクトルの吸収量が求められ、その吸収量から測定対象ガス濃度が演算される。
このようにして、ガス濃度測定システム40を用いて、煙道52を通って排出される排出ガス53中の測定対象ガス濃度が、連続的に測定される。
特開2001−159605号公報
ゴミ焼却設備から排出される排出ガス中の塩化水素ガス濃度は、40ppm程度である。この程度の濃度であれば、レーザー式ガス濃度測定装置を用いて精度良く測定するために、レーザー光が測定対象空間を透過するときの透過距離(以下、レーザー光による測定距離とも記載する。)が、500mm程度であれば十分であるため、図11に示すガス濃度測定システム40のように、レーザー光の光軸47が、煙道52の管軸方向に対して垂直であっても、十分なレーザー光による測定距離を確保することができる。
それに対して、四塩化チタンの製造設備からの排出ガスの排出規制のように、測定対象ガス濃度が非常に低い場合、精度良く測定するためには、ゴミ焼却設備から排出される排出ガス中の塩化水素ガス濃度を測定する場合に比べ、レーザー光による測定距離を長くする必要が生じる。例えば、5ppm程度の塩化水素ガス濃度の測定には、1m以上のレーザー光による測定距離を確保する必要がある。
ところが、一般に、四塩化チタンの製造設備では、排気管の管径が1mに満たないものが多いため、レーザー式ガス濃度測定装置のレーザー光の光軸が、排気管の管軸方向に対して垂直になるように、発光器と受光器とを設置したのでは、十分なレーザー光による測定距離を確保することはできない。
そこで、本発明者らは、十分なレーザー光による測定距離を確保するために、図12に示すように、レーザー光の光軸67が、排気管30の管軸に垂直な方向に対して傾くように、発光器61及び受光器71を設置することを試みた。
図12に示すガス濃度測定システム60では、排気管30に、排気管30の管軸に垂直な方向に対して管軸が傾くように、発光器から排気管までレーザー光を通過させるためのレーザー光通過用第一側管63が付設され、レーザー光通過用第一側管63の他端側に、発光器設置用フランジ部材64が嵌め込まれ、その発光器設置用フランジ部材64に、発光器61の取付フランジ部66が取り付けられて、発光器61が設置されており、また、排気管30に、排気管30の管軸に垂直な方向に対して管軸が傾くように、排気管から受光器までレーザー光を通過させるためのレーザー光通過用第二側管73が付設され、レーザー光通過用第二側管73の他端側に、受光器設置用フランジ部材74が嵌め込まれ、その受光器設置用フランジ部材74に、受光器71の取付フランジ部76が取り付けられて、受光器71が設置されている。
ここで、塩化水素ガスを含有する排気管の材質には、一般に、塩化ビニルが用いられている。塩化ビニルは、鉄等の金属材料に比べ、熱により膨張及び収縮し易い材質である。
そのため、図13に示すように、日中気温が高くなると、排気管30は、排気管の管軸方向32に伸びる。そして、排気管30の管軸方向32の伸びにより、第一側管63と第二側管73との管軸方向32の距離が設置時に比べ長くなってしまう。このことにより、発光器61の出射レーザー光の光軸67と、受光器71の受光素子の受光軸とがずれてしまい、正常な測定ができなくなってしまうという問題が発生した。
また、気温が低くなると、排気管30は、排気管の管軸方向32に縮む。そして、排気管30の管軸方向32の収縮により、レーザー光通過用第一側管63とレーザー光通過用第二側管73との管軸方向32の距離が設置時に比べ短くなってしまう。このことにより、発光器61の出射レーザー光の光軸67と、受光器71の受光素子の受光軸とがずれてしまう。
従って、本発明の目的は、レーザー光の光軸が、排気管の管軸に垂直な方向に対して傾くように、発光器及び受光器が設置されるガス濃度測定システムであり、外気温の変化によりガス濃度測定システムが設置される排気管が管軸方向に伸縮しても、発光器の出射レーザー光の光軸と、受光器の受光素子の受光軸とがずれ難いガス濃度測定システムを提供することにある。
本発明を解決するために、本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、第一フレームに発光器を固定し、第二フレームに受光器を固定して、発光器及び受光器の位置が動かないように固定し、且つ、排気管の管軸に垂直な方向に対して管軸が傾くように、排気管に付設されるレーザー光通過用第一側管及びレーザー光通過用第二側管に、伸縮及び曲げ変形が可能な円筒状のフレキシブル結合部を介して、発光器及び受光器を繋げることにより、外気温の変化により排気管が管軸方向に伸縮しても、発光器の出射レーザー光の光軸と、受光器の受光素子の受光軸とがずれ難くできることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明(1)は、測定対象ガスを含む排気ガスが流れる排気管内に、測定対象ガスの光吸収スペクトルを含むレーザー光を透過させ、該レーザー光が該排気管内の該排気ガスを透過するときの測定対象ガスによる該レーザー光の吸収量を求め、該レーザー光の吸収量より、該排気ガス中の該測定対象ガスの濃度を求めるレーザー式ガス濃度測定装置と、
該レーザー式ガス濃度測定装置の発光器が設置され、該発光器の位置を固定するための第一フレームと、
該レーザー式ガス濃度測定装置の受光器が設置され、該受光器の位置を固定するための第二フレームと、
内側を該発光器から該排気管まで該レーザー光が通過する管であり、該排気管の管軸に垂直な方向に対して管軸が傾くように、一端が該排気管に繋がっているレーザー光通過用第一側管と、
内側を該排気管から該受光器まで該レーザー光が通過する管であり、該排気管の管軸に垂直な方向に対して管軸が傾くように、一端が該排気管に繋がっているレーザー光通過用第二側管と、
を有し、
該レーザー光の光軸が、該排気管の管軸に垂直な方向に対して傾くように、該レーザー式ガス濃度測定装置の発光器が該第一フレームに設置され、該レーザー式ガス濃度測定装置の受光器が該第二フレームに設定されており、
該発光器が、円筒状のフレキシブル結合部を介して、該レーザー光通過用第一側管の他端側に繋がっており、該受光器が、円筒状のフレキシブル結合部を介して、該レーザー光通過用第二側管の他端側に繋がっていること、
を特徴とするガス濃度測定システムを提供するものである。
また、本発明(2)は、前記測定対象ガスが、塩化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、硫化水素又は酸素であることを特徴とする(1)のガス濃度測定システムを提供するものである。
また、本発明(3)は、前記測定対象ガスが塩化水素であり、且つ、前記排気ガス中の塩化水素濃度が10ppm以下であることを特徴とする(1)のガス濃度測定システムを提供するものである。
また、本発明(4)は、前記排気管の材質がポリエチレン、ポリプロピレン、炭素鋼又はステンレス鋼であることを特徴とする(1)〜(3)いずれかのガス濃度測定システムを提供するものである。
また、本発明(5)は、前記第一フレームと前記第二フレームとが、連結部で繋がっていることを特徴とする(1)〜(4)いずれかのガス濃度測定システムを提供するものである。
本発明によれば、レーザー光の光軸が、排気管の管軸に垂直な方向に対して傾くように、発光器及び受光器が設置されるガス濃度測定システムであり、外気温の変化によりガス濃度測定システムが設置される排気管が管軸方向に伸縮しても、発光器の出射レーザー光の光軸と、受光器の受光素子の受光軸とがずれ難いガス濃度測定システムを提供することができる。
本発明のガス濃度測定システムの形態例を示す模式的な斜視図である。 図1に示すガス濃度測定システム10aを上から見た図である。 図1に示すガス濃度測定システム10aを横から見た図であり、図2のA方向から見た図である。 図1に示すガス濃度測定システム10aを横から見た図であり、図2のB方向から見た図である。 図1に示すガス濃度測定システム10aを上から見た図であり、排気管30が管軸方向に伸びたときの様子を示す図である。 図1に示すガス濃度測定システム10aを上から見た図であり、排気管30が管軸方向に収縮したときの様子を示す図である。 図2中の受光器11近傍を拡大した図であり、排気管30が伸びる前後を重ね合わせた図である。 本発明のガス濃度測定システムの形態例を示す模式的である。 本発明のガス濃度測定システムの形態例を示す模式的である。 本発明のガス濃度測定システムの形態例を示す模式的である。 ゴミ焼却設備からの排気ガス中の測定対象ガス濃度を測定するためのガス濃度測定システムである。 排気管の管軸に垂直な方向に対して、レーザー光の光軸が傾くように、発光器及び受光器を設置するガス濃度測定システムの比較例である。 図12中のガス濃度測定システムにおいて、外気温の変化により排気管が管軸方向に伸びたときの様子を示す図である。 実施例1の結果を示すグラフである。 比較例1の結果を示すグラフである。
本発明のガス濃度測定システムは、測定対象ガスを含む排気ガスが流れる排気管内に、測定対象ガスの光吸収スペクトルを含むレーザー光を透過させ、該レーザー光が該排気管内の該排気ガスを透過するときの測定対象ガスによる該レーザー光の吸収量を求め、該レーザー光の吸収量より、該排気ガス中の該測定対象ガスの濃度を求めるレーザー式ガス濃度測定装置と、
該レーザー式ガス濃度測定装置の発光器が設置され、該発光器の位置を固定するための第一フレームと、
該レーザー式ガス濃度測定装置の受光器が設置され、該受光器の位置を固定するための第二フレームと、
内側を該発光器から該排気管まで該レーザー光が通過する管であり、該排気管の管軸に垂直な方向に対して管軸が傾くように、一端が該排気管に繋がっているレーザー光通過用第一側管と、
内側を該排気管から該受光器まで該レーザー光が通過する管であり、該排気管の管軸に垂直な方向に対して管軸が傾くように、一端が該排気管に繋がっているレーザー光通過用第二側管と、
を有し、
該レーザー光の光軸が、該排気管の管軸に垂直な方向に対して傾くように、該レーザー式ガス濃度測定装置の発光器が該第一フレームに設置され、該レーザー式ガス濃度測定装置の受光器が該第二フレームに設定されており、
該発光器が、円筒状のフレキシブル結合部を介して、該レーザー光通過用第一側管の他端側に繋がっており、該受光器が、円筒状のフレキシブル結合部を介して、該レーザー光通過用第二側管の他端側に繋がっていること、
を特徴とするガス濃度測定システムである。
本発明のガス濃度測定システムについて、図1〜図7を参照して説明する。図1は、本発明のガス濃度測定システムの形態例を示す模式的な斜視図であり、図1(B)では、ガス濃度測定システム10aを実線で、排気管30を点線で示す。図2は、図1に示すガス濃度測定システム10aを上から見た図である。図3は、図1に示すガス濃度測定システム10aを横から見た図であり、図2のA方向から見た図である。図4は、図1に示すガス濃度測定システム10aを横から見た図であり、図2のB方向から見た図である。図5は、図1に示すガス濃度測定システム10aを上から見た図であり、排気管30が管軸方向に伸びたときの様子を示す図である。図6は、図1に示すガス濃度測定システム10aを上から見た図であり、排気管30が管軸方向に収縮したときの様子を示す図である。図7は、図2中の受光器11近傍を拡大した図であり、排気管30が伸びる前後を重ね合わせた図である。
ガス濃度測定システム10aは、レーザー式ガス濃度測定装置を有する。つまり、ガス濃度測定システム10aは、レーザー式ガス濃度測定装置を用いるガス濃度の測定システムである。ガス濃度測定システム10aに用いられるレーザー式ガス濃度測定装置は、測定対象ガスの光吸収スペクトルを含むレーザー光を出射するレーザー光源を備える発光器1と、排気管30内の排気ガス31を透過したレーザー光を受光する受光素子を備える受光器11と、発光器1及び受光器11に電気的に繋がる、図示しない制御部と、からなる。制御部は、ガス濃度を演算する演算部を備える。
ガス濃度測定システム10aは、発光器1が設置され、発光器1の位置を固定するための第一フレーム2と、受光器11が設置され、受光器11の位置を固定するための第二フレーム12と、を有する。第一フレーム2は、コ字状(矩形の三辺をなす形状)の外側フレーム部21と、発光器1の下側を固定する発光器下側固定フレーム部22と、発光器1の上側を固定する発光器上側固定フレーム部23と、発光器1の左側を固定する発光器左側固定フレーム部24と、発光器1の右側を固定する発光器右側固定フレーム部25と、からなる。第二フレーム12は、コ字状の外側フレーム部と、受光器2の下側を固定する受光器下側固定フレーム部と、受光器2の上側を固定する受光器上側固定フレーム部と、受光器2の左側を固定する受光器左側固定フレーム部と、受光器2の右側を固定する受光器右側固定フレーム部と、からなる。そして、発光器1及び受光器11は、外気温が変化しても位置がずれない又はずれ難い第一フレーム2及び第二フレーム12に設置されているので、外気温が変化しても、あるいは、外気温の変化により排気管30が管軸方向32に伸縮しても、発光器1及び受光器11の位置が固定される。ガス濃度測定システム10aでは、第一フレーム2の外側フレーム部の上側の一端と第二フレーム12の外側フレーム部の上側の一端とが、連結部9a1で連結されており、第一フレーム2の外側フレーム部の上側の他端と第二フレーム12の外側フレーム部の上側の他端とが、連結部9a2で連結されている。
ガス濃度測定システム10aは、排気管30の管軸に垂直な方向33に対して管軸が傾くように、一端が排気管30に繋がるレーザー光通過用第一側管3と、排気管30の管軸に垂直な方向33に対して管軸が傾くように、一端が排気管30に繋がるレーザー光通過用第二側管13と、を有する。レーザー光通過用第一側管3は、内側を発光器1から排気管30までレーザー光を通過させるための通過経路を形成する部材であり、また、レーザー光通過用第二側管13は、内側を排気管30から受光器11までレーザー光を通過させるための通過経路を形成させる部材である。
ガス濃度測定システム10aでは、レーザー光の光軸7が、排気管30の管軸29に垂直な方向33に対して傾くように、発光器1が第一フレーム2に設置され、受光器11が第二フレーム12に設定されている。つまり、発光器1の出射レーザー光の光軸と受光器12の受光軸とがずれないように、発光器1が第一フレーム2に設置され、受光器11が第二フレーム12に設定されている。ガス濃度測定システム10aでは、レーザー光を、排気管30の管軸に垂直な方向33に対して傾いた方向に、排気管30内を透過させることができるので、レーザー光が排気ガスを透過する距離(レーザー光による測定距離)を長くすることができる。
ガス濃度測定システム10aでは、レーザー光通過用第一側管3の他端には、発光器設置用フランジ部材4が嵌め込まれており、発光器設置用フランジ部材4と発光器1の取付フランジ部6とが、円筒状のフレキシブル結合部5で連結されている。このことにより、発光器1は、円筒状のフレキシブル結合部5を介して、レーザー光通過用第一側管3の他端側に繋がっている。また、ガス濃度測定システム10aでは、レーザー光通過用第二側管13の他端には、受光器設置用フランジ部材14が嵌め込まれており、受光器設置用フランジ部材14と受光器11の取付フランジ部16とが、円筒状のフレキシブル結合部15で連結されている。このことにより、受光器11は、円筒状のフレキシブル結合部15を介して、レーザー光通過用第二側管13の他端側に繋がっている。
そして、発光器1のレーザー光源から連続して、測定対象ガスの光吸収スペクトルを含むレーザー光を、測定対象ガスを含む排気ガス31が流れる排気管30内に向けて出射させ、レーザー光を、排気管30内の排気ガス31を透過させ、排気ガス31を透過したレーザー光を、受光器11の受光素子で受光して、排気ガス31を透過するときの測定対象ガスによるレーザー光の吸収量を求め、レーザー光の吸収量より、排気ガス31中の測定対象ガスの濃度を演算して求めることにより、ガス濃度測定システム10aで、連続的に排気ガス30中の測定対象ガス濃度を測定する。
図5に示すように、ガス濃度測定システム10aで、連続して、排気ガス30中の測定対象ガス濃度を測定している間に、外気温が高くなり、排気管30が管軸方向32に伸びても、発光器1及び受光器11は、第一フレーム2及び第二フレーム12により、位置が固定されているため、発光器1及び受光器11の位置はずれない。そのため、排気管30が管軸方向32に伸びても、発光器1の出射レーザー光の光軸7と、受光器11の受光軸とがずれることはない。
このとき、排気管30の管軸方向32の伸びにより、レーザー光通過用第一側管3及びレーザー光通過用第二側管13の位置が、排気管30の管軸方向32に移動しても、フレキシブル結合部5、15が、変形するので、発光器1及び受光器11が、第一フレーム2及び第二フレーム12に位置が固定されていても、レーザー光通過用第一側管3及びレーザー光通過用第二側管13に、大きな力が加わることはない。そのため、レーザー光通過用第一側管3及びレーザー光通過用第二側管13が破損することが防がれる。図7(A)には、レーザー光通過用第二側管13の位置が、移動する前の様子を実線で、移動した後の様子を二点鎖線で示す。
また、図6に示すように、ガス濃度測定システム10aで、連続して、排気ガス30中の測定対象ガス濃度を測定している間に、外気温が低くなり、排気管30が管軸方向32に収縮しても、発光器1及び受光器11は、第一フレーム2及び第二フレーム12により、位置が固定されているため、発光器1及び受光器11の位置はずれない。そのため、排気管30が管軸方向32に収縮しても、発光器1の出射レーザー光の光軸7と、受光器11の受光軸とがずれることはない。
このとき、排気管30の管軸方向32の収縮により、レーザー光通過用第一側管3及びレーザー光通過用第二側管13の位置が、排気管30の管軸方向32に移動しても、フレキシブル結合部5、15が、変形するので、発光器1及び受光器11が、第一フレーム2及び第二フレーム12に位置が固定されていても、レーザー光通過用第一側管3及びレーザー光通過用第二側管13に、大きな力が加わることはない。そのため、レーザー光通過用第一側管3及びレーザー光通過用第二側管13が破損することが防がれる。図7(B)には、レーザー光通過用第二側管13の位置が、移動する前の様子を実線で、移動した後の様子を二点鎖線で示す。
もし、発光器1及び受光器11が、第一フレーム2及び第二フレーム12等の固定手段で、位置が固定されている場合に、発光器1及び受光器11が、フレキシブル結合部5、15を介さずに、レーザー光通過用第一側管3及びレーザー光通過用第二側管13に繋がっていたとすると、排気管30の管軸方向32の伸長又は収縮により、レーザー光通過用第一側管3及びレーザー光通過用第二側管13の位置が、排気管30の管軸方向32に移動したときには、発光器1及び受光器11が、第一フレーム2及び第二フレーム12に位置が固定されているために、レーザー光通過用第一側管3及びレーザー光通過用第二側管13に大きな力がかかってしまう。そのため、レーザー光通過用第一側管3及びレーザー光通過用第二側管13が破損するおそれがあるので、発光器1及び受光器11の位置を固定することができない。また、レーザー光通過用第一側管3又はレーザー光通過用第二側管13が繋がっている発光器1又は受光器11にも力が加わり、その結果、光軸がずれるおそれがある。
本発明のガス濃度測定システムは、測定対象ガスを含む排気ガスが流れる排気管内に、測定対象ガスの光吸収スペクトルを含むレーザー光を透過させ、該レーザー光が該排気管内の該排気ガスを透過するときの測定対象ガスによる該レーザー光の吸収量を求め、該レーザー光の吸収量より、該排気ガス中の該測定対象ガスの濃度を求めるレーザー式ガス濃度測定装置と、
該レーザー式ガス濃度測定装置の発光器が設置され、該発光器の位置を固定するための第一フレームと、
該レーザー式ガス濃度測定装置の受光器が設置され、該受光器の位置を固定するための第二フレームと、
内側を該発光器から該排気管まで該レーザー光が通過する管であり、該排気管の管軸に垂直な方向に対して管軸が傾くように、一端が該排気管に繋がっているレーザー光通過用第一側管と、
内側を該排気管から該受光器まで該レーザー光が通過する管であり、該排気管の管軸に垂直な方向に対して管軸が傾くように、一端が該排気管に繋がっているレーザー光通過用第二側管と、
を有し、
該レーザー光の光軸が、該排気管の管軸に垂直な方向に対して傾くように、該レーザー式ガス濃度測定装置の発光器が該第一フレームに設置され、該レーザー式ガス濃度測定装置の受光器が該第二フレームに設定されており、
該発光器が、円筒状のフレキシブル結合部を介して、該レーザー光通過用第一側管の他端側に繋がっており、該受光器が、円筒状のフレキシブル結合部を介して、該レーザー光通過用第二側管の他端側に繋がっていること、
を特徴とするガス濃度測定システムである。
本発明のガス濃度測定システムは、レーザー式ガス濃度測定装置を有する。つまり、本発明のガス濃度測定システムは、レーザー式ガス濃度測定装置を用いるガス濃度の測定システムである。本発明のガス濃度測定システムに用いられるレーザー式ガス濃度測定装置は、測定対象ガスの光吸収スペクトルを含むレーザー光を出射するレーザー光源を備える発光器と、排気管内の排気ガスを透過したレーザー光を受光する受光素子を備える受光器と、発光器及び受光器に電気的に繋がる、制御部と、を有する。制御部は、ガス濃度を演算する演算部を有する。
本発明のガスガス濃度測定システムに係るレーザー式ガス濃度測定装置は、ガスの分子又は原子が、固有の光吸収スペクトルを有することを利用して、測定対象ガスの光吸収スペクトルと同じ発光波長帯を有するレーザー光を出射するレーザー光源から、連続的にレーザー光を、測定対象ガスを含有する測定対象空間に照射し、レーザー光が測定対象空間を透過するときの、測定対象ガスによるレーザー光の吸収量を測定し、そのレーザー光の吸収量から測定対象ガス濃度を演算して求める装置である。
そして、本発明のガス濃度測定システムに係るレーザー式ガス濃度測定装置としては、測定対象ガスの光吸収スペクトルと同じ発光波長帯を有するレーザー光を出射するレーザー光源から、連続的にレーザー光を、測定対象ガスを含有する測定対象空間に照射し、レーザー光が測定対象空間を透過するときの、測定対象ガスによるレーザー光の吸収量を測定し、そのレーザー光の吸収量から測定対象ガス濃度を演算して求めることができる装置であれば、特に制限されない。レーザー式ガス濃度測定装置としては、例えば、特開2001−159605号公報、特開2014−102152号公報、特開2017−122702号公報に記載されているレーザー式ガス濃度測定装置が挙げられる。また、レーザー式ガス濃度測定装置としては、直接挿入型レーザー方式ガス分析計ZSS(富士電機株式会社製)、レーザガス分析計TDL8000(横河電機株式会社製)、Laser Gass(NEO MONITORS社製)等が挙げられる。
本発明のガス濃度測定システムが設置される排気管は、種々の製造設備又は処理設備の排気ガスを排出するため排気管であり、そのような設備としては、例えば、四塩化チタンの製造設備、ゴミ焼却設備、産業廃棄物処理設備等が挙げられる。排気管の材質としては、特に制限されず、例えば、四塩化チタンの製造設備の場合、排気管の材質は塩化ビニルであり、ゴミ焼却設備の場合、排気管の材質はステンレス鋼であり、産業廃棄物処理設備の場合、排気管の材質はステンレス鋼である。本発明のガス濃度測定システムは、排気管が外気温の変化による伸縮が大きい材質の場合に、特に優れた効果を発揮する。本発明のガス濃度測定システムは、例えば、排気管の材質が、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、炭素鋼、ステンレス鋼の場合に、特に優れた効果を発揮する。
上記設備から排気ガス中には、塩化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、硫化水素、酸素等が含まれている。つまり、本発明のガス濃度測定システムに係る測定対象ガスは、塩化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、硫化水素、酸素等である。本発明のガス濃度測定システムは、測定対象ガスに応じて、レーザー式ガス濃度測定装置の発光器から出射するレーザー光の発光波長帯を、測定対象ガスが有する固有の光吸収スペクトルに合わせて設定すれば、排気ガスに含まれる測定対象ガスの種類に応じた濃度測定が可能である。
そして、本発明のガス濃度測定システムは、排気ガス中の測定対象ガス濃度が低いために、排気管の管軸に対して垂直方向に、レーザー式ガス濃度測定装置の光軸を設定したのでは、十分なレーザー光による測定距離を確保できないために、レーザー式ガス濃度測定装置の光軸を、排気管の管軸に垂直な方向に対して傾いて設置する必要がある場合、すなわち、排気ガス中の測定対象ガス濃度が、低い場合に特に優れた効果を発揮する。本発明のガス濃度測定システムは、例えば、測定対象ガスが塩化水素であり、塩化水素ガス濃度が10ppm以下の排気ガス中の塩化水素濃度の測定、測定対象ガスが硫化水素であり、硫化水素ガス濃度が3ppm以下の排気ガス中の硫化水素濃度の測定、測定対象ガスが一酸化炭素であり、一酸化炭素ガス濃度が2%以下の排気ガス中の一酸化炭素濃度の測定等に、特に優れた効果を発揮する。
本発明のガス濃度測定システムは、レーザー式ガス濃度測定装置の発光器が設置され、発光器の位置を固定するための第一フレームと、レーザー式ガス濃度測定装置の受光器が設置され、受光器の位置を固定するための第二フレームと、を有する。第一フレーム及び第二フレームは、外気温の変化に関わらず、レーザー式ガス濃度測定装置の光軸がずれないように、レーザー式ガス濃度測定装置の発光器及び受光器の位置を固定するための部材である。そのため、第一フレーム及び第二フレームの材質又は構造は、外気温の変化による変形度合が少なく且つレーザー式ガス濃度測定装置の発光器及び受光器の位置を固定でき、レーザー式ガス濃度測定装置の光軸がずれないか又は光軸がずれたとしても有効なガス濃度測定ができる程度に留まるような材質、構造、形状等が、適宜選択される。
図1に示す形態例では、第一フレーム2及び第二フレーム12の位置をずれ難くするために、第一フレーム2の上部の一端と第二フレーム12の上部の一端が連結部9a1で繋がっており、且つ、第一フレーム2の上部の他端と第二フレーム12の上部の他端が連結部9a2で繋がっている。第一フレーム及び第二フレームの位置ずれを防ぐための形態例としては、これに限定されるものではなく、例えば、図1に示す形態例のように、第一フレームの上部の一端と第二フレームの上部の一端、及び第一フレームの上部の他端と第二フレームの上部の他端が、2つの連結部で繋がっている形態や、図8に示す形態例のように、第一フレームの上部の中央近傍と第二フレームの上部の中央近傍とが、1つの連結部で繋がっている形態例や、図9に示す形態例のように、第一フレームの上部の一端と第二フレームの上部の一端、及び第一フレームの上部の他端と第二フレームの上部の他端が、2つの連結部で繋がっており、且つ、第一フレームの下部の一端と第二フレームの下部の一端、及び第一フレームの下部の他端と第二フレームの下部の他端が、2つの連結部で繋がっている形態例が挙げられる。図8は、本発明のガス濃度測定システムの形態例を示す模式図であり、上から見た図である。図8中、ガス濃度測定システム10bでは、第一フレーム2の上部の中央近傍と第二フレーム12の上部の中央近傍とが、1つの連結部9bで繋がっている。図9は、本発明のガス濃度測定システムの形態例を示す模式図であり、図9(A)は、発光器及びレーザー光通過用第一側管を横から見た図であり、図9(B)は、発光器を光軸方向に見た図である。図9中、ガス濃度測定システム10cでは、第一フレーム2の上部の一端と第二フレーム12の上部の一端、及び第一フレーム2の上部の他端と第二フレーム12の上部の他端が、2つの連結部9c1で繋がっており、且つ、第一フレーム2の下部の一端と第二フレーム12の下部の一端、及び第一フレーム2の下部の他端と第二フレーム12の下部の他端が、2つの連結部9c2で繋がっている。
また、本発明のガス濃度測定システムでは、第一フレーム及び第二フレームが、基礎又は土台に設置されることにより、第一フレーム及び第二フレームの位置をずれ難くできるのであれば、図10に示す形態例のように、第一フレーム2と第二フレーム12とが、連結部で繋がってなくてもよい。
本発明のガス濃度測定システムは、排気管の管軸に垂直な方向に対して管軸が傾くように、一端が排気管に繋がるレーザー光通過用第一側管と、排気管の管軸に垂直な方向に対して管軸が傾くように、一端が排気管に繋がるレーザー光通過用第二側管と、を有する。レーザー光通過用第一側管は、内側を発光器から排気管までレーザー光を通過させるための通過経路を形成する部材であり、また、レーザー光通過用第二側管は、内側を排気管から受光器までレーザー光を通過させるための通過経路を形成する部材である。レーザー光通過用第一側管及びレーザー光通過用第二側管の内径は、排気管が外気温の変化により伸縮して、レーザー光通過用第一側管及びレーザー光通過用第二側管の位置が移動しても、レーザー光の光軸が管内に収まる径が、適宜選択される。また、排気管が外気温の変化により伸縮しても、レーザー光の光軸が管内に収まるのであれば、レーザー光通過用第一側管の管軸とレーザー光通過用第二側管の管軸とが、多少ずれていてもよい。
本発明のガス濃度測定システムでは、レーザー光の光軸が、排気管の管軸に垂直な方向に対して傾くように、発光器が第一フレームに設置され、受光器が第二フレームに設定されている。本発明のガス濃度測定システムでは、レーザー光が、排気管の管軸に垂直な方向に対して傾いた向きで、排気管内を透過することができるので、レーザー光が排気ガスを透過する距離(レーザー光による測定距離)を長くすることができる。排気管の管軸に垂直な方向に対するレーザー光の光軸の傾き角は、排気管の内径、排気ガス中の測定対象ガス濃度により、十分なレーザー光による測定距離を確保できる範囲で、適宜選択されるが、好ましくは20〜80°、特に好ましくは30〜60°である。
本発明のガス濃度測定システムでは、発光器が、円筒状のフレキシブル結合部を介して、レーザー光通過用第一側管の他端側に繋がっており、且つ、受光器が、円筒状のフレキシブル結合部を介して、レーザー光通過用第二側管の他端側に繋がっている。フレキシブル結合部の形状は、円筒状である。フレキシブル結合部の内側は、レーザー光通過用第一側管又はレーザー光通過用第二側管に続く、レーザー光の通過経路の一部となるため、フレキシブル結合部は、円筒状の形状を有する。フレキシブル結合部の内径は、排気管が外気温の変化により伸縮して、レーザー光通過用第一側管及びレーザー光通過用第二側管の位置が移動しても、レーザー光の光軸がフレキシブル結合部の内側に収まる径が、適宜選択される。
フレキシブル結合部は、外気温が変化して、排気管が管軸方向に伸縮し、レーザー光通過用第一側管及びレーザー光通過用第二側管の位置が変化して、発光器とレーザー光通過用第一側管との位置関係及び受光器とレーザー光通過用第二側管との位置関係がずれたときに、伸縮又は曲げ変形することにより、レーザー光通過用第一側管及びレーザー光通過用第二側管の位置の変化を起因として、レーザー光通過用第一側管及びレーザー光通過用第二側管、レーザー光通過用第一側管又はレーザー光通過用第二側管と排気管との繋ぎ目、発光器又は受光器に加わる力を吸収できるものであれば、特に制限されず、材質、壁部構造等は、適宜選択される。フレキシブル結合部の材質としては、例えば、天然ゴム、合成ゴム、塩化ビニル、布、ステンレス鋼が挙げられる。フレキシブル結合部の壁部構造としては、例えば、蛇腹構造、球型構造等が挙げられる。
本発明のガス濃度測定システムでは、レーザー式ガス濃度測定装置の発光器のレーザー光源から連続して、測定対象ガスの光吸収スペクトルを含むレーザー光が、測定対象ガスを含む排気ガスが流れる排気管内に向けて出射され、出射されたレーザー光は、排気管内の排気ガスを透過し、排気ガスを透過したレーザー光を、受光器の受光素子が受光して、レーザー光が排気ガスを透過するときの測定対象ガスによるレーザー光の吸収量を求め、レーザー光の吸収量より、排気ガス中の測定対象ガスの濃度を演算して求めることにより、連続的に排気ガス中の測定対象ガス濃度が測定される。
そして、本発明のガス濃度測定システムでは、発光器及び受光器は、第一フレーム及び第二フレームにより、位置が固定されているため、連続して、排気ガス中の測定対象ガス濃度を測定している間に、外気温の変化により排気管が管軸方向に伸縮して、レーザー光通過用第一側管及びレーザー光通過用第二側管の位置が、排気管の管軸方向に移動しても、発光器及び受光器の位置はずれないか又はずれたとしても有効なガス濃度測定ができる程度に留まる。そのため、本発明のガス濃度測定システムでは、連続して、排気ガス中の測定対象ガス濃度を測定している間に、外気温の変化により排気管の管軸方向に伸縮して、レーザー光通過用第一側管及びレーザー光通過用第二側管の位置が、排気管の管軸方向に移動しても、発光器の発光軸と、受光器の受光軸とが、ずれないか又は殆どずれないため、排気管の管軸方向の伸縮に関わらず、連続して、精度高く測定対象ガス濃度の測定を行うことができる。
また、本発明のガス濃度測定システムでは、外気温の変化により排気管の管軸方向に伸縮して、レーザー光通過用第一側管及びレーザー光通過用第二側管の位置が、排気管の管軸方向に移動しても、フレキシブル結合部が変形するので、発光器及び受光器が、第一フレーム及び第二フレームに位置が固定されていても、レーザー光通過用第一側管及びレーザー光通過用第二側管に、大きな力が加わることはない。そのため、本発明のガス濃度測定システムでは、外気温の変化により排気管が管軸方向に伸縮して、レーザー光通過用第一側管及びレーザー光通過用第二側管の位置が、排気管の管軸方向に移動しても、レーザー光通過用第一側管及びレーザー光通過用第二側管が破損することが防がれる。また、本発明のガス濃度測定システムでは、外気温の変化により排気管が管軸方向に伸縮して、レーザー光通過用第一側管及びレーザー光通過用第二側管の位置が、排気管の管軸方向に移動しても、フレキシブル結合部が変形するので、発光器及び受光器が、第一フレーム及び第二フレームに位置が固定されていても、レーザー光通過用第一側管及びレーザー光通過用第二側管に、大きな力が加わることはないため、レーザー光通過用第一側管又はレーザー光通過用第二側管が繋がっている発光器又は受光器に力が加わることにより、光軸がずれることも防がれる。
また、本発明のガス濃度測定システムでは、レーザー光通過用第一側管の管軸とレーザー光通過用第二側管の管軸が多少ずれていたとしても、フレキシブル結合部があるので、発光器の出射レーザー光の光軸と受光器の受光軸とがずれないように、発光器及び受光器を第一フレーム及び第二フレームに固定することができる。そのため、本発明のガス濃度測定システムによれば、簡便に、ガス濃度測定システムを構築することができる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、これは単に例示であって、本発明を制限するものではない。
(実施例1)
塩化水素ガス濃度が10ppm程度の排気ガスが排出される四塩化チタンの製造設備の塩化ビニル製排気管(内径:500mm)に、図1に示すガス濃度測定システム10aを設置し、24時間、連続で塩素ガス濃度を測定した。そのときの排気管の伸縮による発光器の出射レーザー光の光軸に対する受光器の受光量の変動量を測定した。その結果を図14に示す。また、塩化水素ガス濃度の測定結果も併記する。
・レーザー式ガス濃度測定装置:富士電機株式会社製、直接挿入型レーザー方式ガス分析計ZSS
・レーザー通過用第一側管及びレーザー通過用第二側管:材質は塩化ビニル、内径50mm
・フレキシブル結合部:材質は合成ゴム、壁部構造は蛇腹構造、内径80mm
(比較例1)
塩化水素ガス濃度が10ppm程度の排気ガスが排出される四塩化チタンの製造設備の塩化ビニル製排気管(内径:500mm)に、図12に示すガス濃度測定システム60を設置し、24時間、連続で塩素ガス濃度を測定した。そのときの排気管の伸縮による発光器の出射レーザー光の光軸に対する受光器の受光量の変動量を測定した。その結果を図15に示す。また、塩化水素ガス濃度の測定結果も併記する。
・レーザー式ガス濃度測定装置:富士電機株式会社製、直接挿入型レーザー方式ガス分析計ZSS
・レーザー通過用第一側管及びレーザー通過用第二側管:材質は塩化ビニル、内径50mm
1 発光器
2 第一フレーム
3 レーザー光通過用第一側管
4 発光器設置用フランジ部材
5、15 フレキシブル結合部
6 発光器の取付フランジ部
7 レーザー光の光軸、発光器の出射レーザー光の光軸
9a1、9a2、9b、9c1、9c2 連結部
10a、10b、10c、10d ガス濃度測定システム
11 受光器
12 第二フレーム
13 レーザー光通過用第二側管
14 受光器設置用フランジ部材
16 受光器の取付フランジ部
21 外側フレーム部
22 発光器下側固定フレーム部
23 発光器上側固定フレーム部
24 発光器左側固定フレーム部
25 発光器右側固定フレーム部
29 排気管の管軸
30 排気管
31 排気ガス
32 排気管の管軸方向
33 排気管の管軸に垂直な方向
121 外側フレーム部
122 受光器下側固定フレーム部
124 受光器左側固定フレーム部
125 受光器右側固定フレーム部

Claims (5)

  1. 測定対象ガスを含む排気ガスが流れる排気管内に、測定対象ガスの光吸収スペクトルを含むレーザー光を透過させ、該レーザー光が該排気管内の該排気ガスを透過するときの測定対象ガスによる該レーザー光の吸収量を求め、該レーザー光の吸収量より、該排気ガス中の該測定対象ガスの濃度を求めるレーザー式ガス濃度測定装置と、
    該レーザー式ガス濃度測定装置の発光器が設置され、該発光器の位置を固定するための第一フレームと、
    該レーザー式ガス濃度測定装置の受光器が設置され、該受光器の位置を固定するための第二フレームと、
    内側を該発光器から該排気管まで該レーザー光が通過する管であり、該排気管の管軸に垂直な方向に対して管軸が傾くように、一端が該排気管に繋がっているレーザー光通過用第一側管と、
    内側を該排気管から該受光器まで該レーザー光が通過する管であり、該排気管の管軸に垂直な方向に対して管軸が傾くように、一端が該排気管に繋がっているレーザー光通過用第二側管と、
    を有し、
    該レーザー光の光軸が、該排気管の管軸に垂直な方向に対して傾くように、該レーザー式ガス濃度測定装置の発光器が該第一フレームに設置され、該レーザー式ガス濃度測定装置の受光器が該第二フレームに設定されており、
    該発光器が、円筒状のフレキシブル結合部を介して、該レーザー光通過用第一側管の他端側に繋がっており、該受光器が、円筒状のフレキシブル結合部を介して、該レーザー光通過用第二側管の他端側に繋がっていること、
    を特徴とするガス濃度測定システム。
  2. 前記測定対象ガスが、塩化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、硫化水素又は酸素であることを特徴とする請求項1記載のガス濃度測定システム。
  3. 前記測定対象ガスが塩化水素であり、且つ、前記排気ガス中の塩化水素濃度が10ppm以下であることを特徴とする請求項1記載のガス濃度測定システム。
  4. 前記排気管の材質がポリエチレン、ポリプロピレン、炭素鋼又はステンレス鋼であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のガス濃度測定システム。
  5. 前記第一フレームと前記第二フレームとが、連結部で繋がっていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載のガス濃度測定システム。

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