JP6959117B2 - 加工用工具及び加工装置並びに加工方法 - Google Patents
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Description
ハードスカイビング加工の場合、線接触で切削加工するため、切削時の主分力および送り分力が極めて高くなり、上記の不具合の発生がより顕著なものになる。
このため、加工時間を短縮できるリードフリー加工の場合、このターレット旋回時間分が生産効率を向上させる上で大きな課題になっている。
(2)前記ホルダは、ブロック状に形成され、前記ワークの側方に位置する前記刃物台に取り付けられる取付用基部と、前記取付用基部の一縁側に、前記取付用基部から突出し前記第1対向面と前記第2対向面と前記角部とを有する切削刃取付部と、を備え、前記取付用基部の他縁側であって前記切削刃取付部の前記第2対向面と反対側は、部分的に削ぎ落とされていることが好ましい。
(3)前記切削刃取付部の前記第2対向面の背後には、前記第2切削刃による背分力を加えるための補強肉部が形成されていることが好ましい。
(4)前記第1取付部と前記第2取付部とは、前記角部が延在する方向に沿って所定の間隔をあけて配置されていることが好ましい。
(5)前記第1切削刃及び前記第2切削刃は、幅広に切削を行なうハードスカイビング用の切削刃であることが好ましい。
まず、実施形態に係る加工装置を説明する。
図1に示すように、この加工装置は、旋回ターレットを有するターレット旋盤であり、旋盤のZ軸(主軸)上に、クランプ装置11とテールセンター(芯押しセンタ)12とが互いに対向するように配置されてなるワーク取付台10を備えている。また、Z軸の側方(Y軸方向)には、刃物台13を有する旋回ターレット14(ここでは、刃物台13の一部のみ図示)が配置されている。
ワーク取付台10は固定されたワーク20WをZ軸周りに回転駆動する。刃物台13を、旋盤のZ軸方向、及び、旋盤のZ軸に対して接近,離隔する方向(Y軸方向)に移動させながら、刃物台13に取り付けられた切削刃を、回転するワーク20Wに当接させて切削を行なうようになっている。
加工用工具30は、図1,図2に示すように、刃物台13に固定されるホルダ31と、ホルダ31に固定された第1切削刃32及び第2切削刃33とを有している。第1切削刃32は軸部外周面22Fを切削する切削刃であり、第2切削刃33はシーブ面21Fを切削する切削刃である。
ただし、切削刃取付部312の第2対向面314と反対側(背後)には、肉削ぎ部316は設けられず、第2切削刃33による背分力を加えるための補強肉部317が形成されている。
次に、この加工用工具30を装備した加工装置による加工方法を説明する。
まず、ワーク取付台10にワーク20Wを芯合わせして取り付ける。そして、このワーク20Wを回転させながら、まず、図3に矢印a1で示すように、軸部外周面22Fをシーブ面21Fと離隔する側から接近する側へと、ワーク取付台10の軸方向であるZ軸方向にホルダ31を移動させながら第1切削刃32によって軸部外周面22Fを切削する(第1切削工程)。
その後、図3に矢印a3で示すように、ワーク20Wに対して、シーブ面21Fの外周縁から内周側へと、Y軸方向にホルダ31を移動させながら第2切削刃33によってシーブ面21Fを切削する(第2切削工程)。
本実施形態に係る加工用工具及び加工装置並びに加工方法は上述のように構成されているので、加工用工具がターレット⇔ホルダ⇔切削刃32,33(CBNチップ)の3部品と部品点数を削減することができ、部品の合せ部分での剛性低下を抑制することができ、撓みの発生を抑えることができる。
しかも、軽量化しながらも、切削刃取付部312の第2対向面314と反対側(背後)には、肉削ぎ部316は設けられず、補強肉部317が形成されているので、第2切削刃33による背分力を確保することができる。
図4〜図6は、この切削加工の際の第1切削刃32及び第2切削刃33の動きを示す図であり、図4はワーク20Wの正面図、図5はワーク20Wの平面図、図6はワーク20Wの斜視図である。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲でかかる実施形態を種々変更して実施することができる。
例えば、上記の実施形態では、切削刃32,33にハードスカイビング加工用の切削刃を適用しているが、ハードターニング加工用の切削刃を適用してもよい。
また、上記実施形態におけるホルダ31の移動(切削刃32,33の移動)や切削箇所は一例であり、例えば、切削対象の軸部外周面22Fとしては図示するものに限らない。
11 クランプ装置
12 テールセンター(芯押しセンタ)
13 刃物台
14 旋回ターレット
20W ワーク(無段変速用プーリ)
21 固定シーブ
21F シーブ面
22 プーリ軸(軸部)
22F 軸部外周面
23 第1軸部
23a 第1軸部23の先端部
24 第2軸部
24a 第2軸部24の先端部
30 加工用工具
31 ホルダ
32 第1切削刃
32a 第1切削刃32の刃先
33 第2切削刃
33a 第2切削刃33の刃先
311 取付用基部
312 切削刃取付部
313 第1対向面
314 第2対向面
315 角部
316 肉削ぎ部
317 補強肉部
318 角部315の延在方向の中間部
319 ボルト穴
320 第1取付部
330 第2取付部
Claims (7)
- シーブ面と軸部外周面とを有する無段変速用プーリとしてのワークを加工する加工用工具であって、
前記軸部外周面を切削するCBNチップである第1切削刃と、
前記シーブ面を切削するCBNチップである第2切削刃と、
前記第1切削刃及び前記第2切削刃が取り付けられ、刃物台に直接固定されるホルダとを備え、
前記ホルダは、
切削時に前記軸部外周面の方向を向く第1対向面と、
切削時に前記シーブ面の方向を向く第2対向面と、
前記第1対向面と前記第2対向面とが交叉する角部と、
前記第1対向面における前記角部と隣接した個所に配置され前記第1切削刃を取り付ける第1取付部と、
前記第2対向面における前記角部と隣接した個所に配置され前記第2切削刃を取り付ける第2取付部と、を有している
ことを特徴とする、加工用工具。 - 前記ホルダは、ブロック状に形成され、前記ワークの側方に位置する前記刃物台に取り付けられる取付用基部と、前記取付用基部の一縁側に、前記取付用基部から突出し前記第1対向面と前記第2対向面と前記角部とを有する切削刃取付部と、を備え、前記取付用基部の他縁側であって前記切削刃取付部の前記第2対向面と反対側は、部分的に削ぎ落とされている
ことを特徴とする、請求項1に記載された加工用工具。 - 前記切削刃取付部の前記第2対向面の背後には、前記第2切削刃による背分力を加えるための補強肉部が形成されている
ことを特徴とする、請求項2に記載された加工用工具。 - 前記第1取付部と前記第2取付部とは、前記角部が延在する方向に沿って所定の間隔をあけて配置されている
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載された加工用工具。 - 前記第1切削刃及び前記第2切削刃は、幅広に切削を行なうハードスカイビング用の切削刃である
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載された加工用工具。 - 請求項1〜5の何れか1項に記載された加工用工具が取り付けられた刃物台と、
前記ワークが芯合わせされて取り付けられるワーク取付台と、を備えた
ことを特徴とする、加工装置。 - 請求項6に記載された加工装置を用いて前記ワークを加工する加工方法であって、
前記ワーク取付台に芯合わせされて取り付けられた前記ワークに対して、前記軸部外周面の前記シーブ面と離隔する側から接近する側へと、前記ワーク取付台の軸方向であるZ軸方向に前記ホルダを移動させながら前記第1切削刃によって前記軸部外周面を切削する第1切削工程と、
その後、前記第2切削刃が前記シーブ面の外周縁に達するように、前記Z軸方向と直交するY軸方向に前記ホルダを移動させる中間工程と、
その後、前記ワークに対して、前記シーブ面の外周縁から内周側へと、前記Y軸方向に前記ホルダを移動させながら前記第2切削刃によって前記シーブ面を切削する第2切削工程と、を有する
ことを特徴とする、加工方法。
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