JP6760685B2 - ウロリチン類の製造方法 - Google Patents
ウロリチン類の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6760685B2 JP6760685B2 JP2016083997A JP2016083997A JP6760685B2 JP 6760685 B2 JP6760685 B2 JP 6760685B2 JP 2016083997 A JP2016083997 A JP 2016083997A JP 2016083997 A JP2016083997 A JP 2016083997A JP 6760685 B2 JP6760685 B2 JP 6760685B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cyclodextrin
- urolithins
- urolithin
- acid
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
エラグ酸及びシクロデキストリンを含有する培地でウロリチン類産生微生物にエラグ酸からウロリチン類を発酵により産生させるウロリチン類産生工程と、該産生工程で産生されたウロリチン類を回収する回収工程とを含む、ウロリチン類の製造方法。
<2>
シクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン及びγ−シクロデキストリンからなる群から選択される1種以上である、<1>に記載の製造方法。<3>
ウロリチン類がウロリチンCである、<1>又は<2>に記載の製造方法。
<4>
ウロリチン類産生微生物がBacteroides属細菌及びGordonibacter属細菌からなる群から選択される1以上である、<1>〜<3>のいずれかに記載の製造方法。
ウロリチン類は、抗酸化、抗炎症、抗糖化などの効果を奏する物質であり、皮膚の老化及びシワの予防、美白効果、メタボリックシンドローム、糖尿病などの症状の予防が期待できるものである。本発明の製造方法により得られたウロリチン類を用いて、化粧品、外用医薬部外品、外用医療用品、外用衛生用品、外用医薬品、食品、サプリメント等を提供することができる。
本発明の製造方法におけるウロリチン類産生工程は、エラグ酸及びシクロデキストリンを含有する培地でウロリチン類産生微生物にエラグ酸からウロリチン類を発酵により産生させる工程である。その他の工程を含んでもよい。
本発明のウロリチン類は特に限定されないが、その構造が下記一般式(1)で表される物質である。また、表1に示すように、ウロリチン類は化学式におけるR1〜R6によって、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、ウロリチンE、ウロリチンM3、ウロリチンM4、ウロリチンM5、ウロリチンM6、ウロリチンM7、及びイソウロリチンAなどが挙げられる。ウロリチン類は、いずれか1種でもよいし2種以上でもよい。
このうち、本発明の製造方法により産生効率が顕著に高まることから、好ましくはウロリチンCである。
本発明における発酵原料はエラグ酸である。例えば、以下のようにして準備できる。
植物からプニカラジン、ゲラニインなどのエラジタンニンを抽出し、これをエラグ酸に加水分解した後、もしくはエラグ酸を抽出して準備することができる。このとき、植物の種類は特段限定されず、ザクロ、ラズベリー、ブラックベリー、クラウドベリー、ボイセンベリー、イチゴ、クルミ、ゲンノショウコ等が挙げられる。このうち、エラジタンニン及び/又はエラグ酸を高含有していることから、ザクロ、ボイセンベリー、ゲンノショウコが好ましく、ザクロがより好ましい。
溶媒抽出を行う場合、溶媒としては、例えば、水;メタノール、エタノール等の低級アルコールや、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール等のアルコール類(無水、含水の別を問わない);アセトン等のケトン類、ジエチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチルエステル等のエステル類、キシレン等が挙げられ、好ましくは水、エタノール等である。これらの溶媒は、いずれか1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
抽出したプニカラジンなどのエラジタンニンをエラグ酸に加水分解する方法としては特段限定されないが、酸、酵素、微生物によって加水分解する方法が挙げられる。
また、得られたエラグ酸(又は精製処理物若しくは濃縮物)を凍結乾燥処理に供して粉末化する方法、デキストリン、コーンスターチ、アラビアゴム等の賦形剤を添加してスプレードライ処理により粉末化する方法等、公知の方法に従って粉末化してもよい。さらにその後に、必要に応じて純水、エタノール等に溶解して用いてもよい。
発酵する際のエラグ酸の量や濃度は特に限定されない。発酵液の量や製造しようとするウロリチン類の量に応じて適宜設定することができる。
本発明の製造方法では、発酵原料であるエラグ酸を含む培地はシクロデキストリンを含む。
シクロデキストリンは、数分子のD−グルコースがα(1→4)グルコシド結合によって結合し、環状構造をとった環状オリゴ糖の一種である。例えば、グルコースが5個以上結合したものが知られており、グルコースが6個結合したα−シクロデキストリン(シクロヘキサアミロース)、7個結合したβ−シクロデキストリン(シクロヘプタアミロース)、8個結合したγ−シクロデキストリン(シクロオクタアミロース)が挙げられる。また、シクロデキストリン誘導体として、ヒドロキシプロピル化、アセチル化、トリアセチル化、メチル化などの化学修飾されたシクロデキストリンも挙げられる。本発明におけるシクロデキストリンの種類は、所望の効果が奏される限り制限されず、いずれか1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、α−シクロデキストリン単体、β−シクロデキストリン単体、γ−シクロデキストリン単体のいずれの場合も、エラグ酸に対するモル比として、通常0.1倍以上40倍以下、好ましくは0.5倍以上20倍以下、より好ましくは1倍以上5倍以下である。
本発明の製造方法におけるウロリチン類産生微生物は特に制限されないが、ウロリチン類の産生効率がより高いことから、好ましくはBacteroides属細菌又はGordonibacter属細菌であり、より好ましくはBacteroides uniformisに属する細菌、Gordonibacter urolithinfaciensに属する細菌、及びGordonibacter pamelaeaeに属する細菌からなる群から選択される1以上であり、さらに好ましくはBacteroides uniformis HGB5B146 (NITE BP-02193)株、Gordonibacter urolithinfaciens DSM27213株、及びGordonibacter pamelaeae DSM19378株からなる群から選択される1以上である。
尚、Gordonibacter urolithinfaciens DSM27213株、およびGordonibacter pamelaeae DSM19378株は、Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbHに寄託されており、当業者は本願出願時にこれらを入手可能である。
本発明の製造方法では、ウロリチン類産生微生物は、ウロリチン類の産生に適した条件下で、エラグ酸及びシクロデキストリンを含有する培地で発酵原料であるエラグ酸からウロリチン類を発酵により産生する。
ウロリチン類の産生に適した条件とは、ウロリチン類産生微生物の生存と活動が維持される条件をいう。より具体的には、該ウロリチン類産生微生物の生存が可能な気相条件が維持され、その活性と増殖を支持するための栄養素が与えられることをいう。該ウロリチン類産生微生物の生存に適した種々の培地組成は公知である。そのため、当業者はウロリチン類産生微生物に従って適切な培地組成を選択することができる。たとえば、OXIO社製のANAEROBE BASAL BROTH (ABB)培地等を使用することができる。
炭素源としての培地に加える有機物の濃度は、効率的に発育させるために適宜調節することができる。一般的には、0.1〜10wt/vol%の範囲から添加量を選択するこ
とによって、過不足を避けることができる。
一方、好ましい有機窒素源はアミノ酸類、酵母エキス、ペプトン類(例えばポリペプトンNなど)、肉エキス(例えばラブ−レムコ末、ブイヨンなど)、肝臓エキス、消化血清末などである。より好ましい有機窒素源はアルギニン、システイン、シトルリン、リジン、酵母エキス、ペプトン類(例えばポリペプトンNなど)である。
リン酸二水素カリウム ビオチン
硫酸マグネシウム 葉酸
硫酸マンガン ピリドキシン
塩化ナトリウム チアミン
塩化コバルト リボフラビン
塩化カルシウム ニコチン酸
硫酸亜鉛 パントテン酸
硫酸銅 ビタミンB12
明ばん チオオクト酸
モリブデン酸ソーダ p−アミノ安息香酸
塩化カリウム
ホウ酸等
塩化ニッケル
タングステン酸ナトリウム
セレン酸ナトリウム
硫酸第一鉄アンモニウム
酢酸ナトリウム三水和物
硫酸マグネシウム七水和物
硫酸マンガン四水和物
培養器は通常用いられる培養槽がそのまま利用できる。上記微生物の培養にも利用することができる培養タンクが市販されている。培養槽内に混入する酸素を、窒素などの不活性気体あるいは基質ガスなどで置換することにより、嫌気的な雰囲気を作ることもできる。
filter)のように通気性の高いスラグ、その他セラミック系の無機充てん物、あるいはポリプロピレン等の有機合成物質の充てん層に、水分を滴らせながら上記菌株を生息させ、そこにガスを通気しながら培養することもできる。さらに、使用する菌株は常法によりカラギーナンゲル、アルギン酸ゲル、アクリルアミドゲル、キチン、セルロース、寒天などに固定化して用いることもできる。
発酵時間は、ウロリチン類の生成量、エラグ酸の残存量等に応じて適宜設定できる。通常8〜340時間、好ましくは12〜240時間、より好ましくは16〜170時間を例示することができるがこれらに限定されない。
効率よくウロリチン類を回収するため、培地を連続的に供給することもできる。培養槽に供給される新鮮な培地の量は、培養槽内の培養物における希釈率が、時間当たり0.04〜2/hrが好ましく、0.08〜1/hrがより好ましい。
発酵によりウロリチン類が得られたことは、培養物中のエラグ酸、ウロリチン類縁体などを定量することにより確認することができる。これらの定量は、例えば特許文献1の記載などに基づき行うことができる。一例を以下に示す。
をエバポレーターなどを用いて減圧下に濃縮、乾固し、メタノールに溶解させる。これをポリテトラフルオロエチレン(PTFE)膜などの膜を使用して濾過し、不溶物を除去したものを高速液体クロマトグラフィーのサンプルとすることができる。高速液体クロマトグラフィーの条件としては、例えば以下が挙げられるが、これに限定されない。
カラム: Inertsil ODS−3(250×4.6mm)(GL Science社製)
溶離液: 水/アセトニトリル/酢酸 = 74/25/1
流速: 1.0mL/min
カラム温度: 40℃
検出: 305nm
本発明の製造方法における回収工程は、上記ウロリチン類産生工程で産生されたウロリチン類を回収する工程である。その他の工程を含んでもよい。
本発明の製造方法では、得られたウロリチン類を含む培養液をろ過あるいは遠心分離などにより固液分離し、液相を回収することにより、産生したウロリチン類を取得することができる。固液分離の一方法としては、例えばろ紙あるいは限外ろ過膜等によるろ過、スパーデカンターなど遠心分離機が挙げられる。
本発明の製造方法により得られたウロリチン類は、化粧品、外用医薬部外品、外用医療用品、外用衛生用品、外用医薬品、食品、サプリメントなどとして利用することができる。ウロリチン類の作用により、抗酸化、抗炎症、抗糖化などの効果を得ることが期待できる。
本発明の製造方法により得られたウロリチン類を化粧品の素材として用いる場合、水溶
液、ローション、スプレー液、懸濁液および乳化液などの液状;粉末、顆粒およびブロック状などの固体状;クリームおよびペーストなどの半固体状;ゲル状等の各種所望の剤形の化粧品に調製することができる。このような化粧品は、洗顔料、乳液、クリーム、ゲル、エッセンス(美容液)、パック・マスク等の基礎化粧品、ファンデーション、口紅等のメーキャップ化粧品、口腔化粧品、芳香化粧品、毛髪化粧品、ボディ化粧品等の各種化粧品として有用である。
例えば、アニオン性界面活性剤(脂肪酸石鹸、スルホン酸塩型アニオン性界面活性剤、硫酸エステル型アニオン性界面活性剤、リン酸エステル型アニオン性界面活性剤、アシルメチルタウリン塩、モノアルキルリン酸塩、アシルグルタミン酸塩、イセチオン酸エステル塩等)、カチオン性界面活性剤(アミン塩型カチオン性界面活性剤、第四アンモニウム型カチオン性界面活性剤(テトラアルキルアンモニウム型、ピリジニウム型))、非イオン性界面活性剤(グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル等)、両性界面活性剤(イミダゾリン型、ベタイン型、アミノ酸型)、フッソ系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤等の天然、合成界面活性剤、
アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、アラビアガム、キサンタンガム、ペクチン、トラガント、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カチオン化セルロース、カチオン化デキストラン、カチオン化デキストリン、キトサン、カチオン化ビニルピロリドンポリマー、塩化N,N−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウムポリマー、乳タンパク、大豆タンパク、ゼラチン、卵タンパク、カゼインナトリウム、ホエータンパク等の水溶性高分子、
イチョウ、ツボクサ、トウヤク、ニンジン、シコッピ、カイカ、インチコウ、ヤシャジツ、甘草分画物、ゴカヒ、センプクカ、ヒカイ、ユズリハ、カミツレ、マロニエ、エスシン、テルミナリア、ルスコゲニン、ブッチャーブルーム、コラ、ガラナ、マテ、コーヒー、カカオ、プレクトランタス、タンジン、ビスナガ、シリマリン、ロイコシアニン、オトギリ草、クマハゼ、シソ、オウゴン、ケイガイ、ローズマリー、セージ、タイム、ヨモギ、カワラヨモギ、ソウジュツ、セイヨウノコギリソウ、シコン、ウイキョウ、オウバク、ショウキョウ、トウキ、センキュウ、チンビ、カノコソウ、ビャクシ、トウヒ、芍薬、紅花、菖蒲、ブクリョウ、ハッカ等の植物成分、
コハク酸、フマル酸、クエン酸、ピルビン酸、グルクロン酸、2−ヒドロキシ酪酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、タルトロン酸、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、ビタミンA酸、ビタミンC誘導体、ビタミンD、ビタミンE、オリゴペプチド、トラネキサム酸エステル等の活性成分、・多価アルコール、アミノ酸、ムコ多糖類、蛋白質、生体抽出物、
発酵代謝物、多糖類、植物抽出物、リン脂質、セラミドなどの保湿剤、
油脂類(大豆油、ヌカ油、ホホバ油、アボガド油、アーモンド油、カカオ油、オリーブ油、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ油、ヤシ油、ミンク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、これらの天然油脂を水素添加して得られる硬化油およびミリスチン酸グリセリド、2−エチルヘキサン酸グリセリド等の合成トリグリセリド、ジグリセリド等)、ロウ類(カルナウバロウ、鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン等)、炭化水素類(流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、スクワラン、プリスタン等)、高級脂肪酸類(ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等)、高級アルコール類(ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、コレステロール、2−ヘキシルデカノール等)、エステル類(オクタン酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、アジピン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸デシル、イソステアリン酸コレスチール等)、精油類(ハッカ油、ジャスミン油、シヨウ脳油、ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレピン油、ケイ皮油、ベルガモット油、ミカン油、シヨウブ油、パイン油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バラ油、ユーカリ油、レモン油、ペパーミント油、タイム油、ローズ油、セージ油、メントール、シネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネラール、ボルネオール、リナロール、ゲラニオール、カンファー、チモール、スピラントール、ピネン、リモネン、テルペン系化合物等)、シリコーン油類等の油脂成分(エモリエント成分)、
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、ホウ砂、硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、硝酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、りん酸ナトリウム、塩化カリウム、硫化カリウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の無機塩類、
ホウ酸、メタケイ酸、無水ケイ酸等の無機酸類、
黄色4号、青色1号、黄色202号、クロロフィル、リボフラビン、紅花、クロシン、アントラキノン等の色素類、
香料類、
アクリル樹脂、スチレン樹脂、エポキシ樹脂、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリテトラフルオロエタン等の高分子、これらの高分子のコポリマー、ケイ酸、ケイ酸カルシウム、天然ケイ酸アルミニウム、合成ケイ酸アルミニウム、ゼオライト、酸化チタン、タルク、カオリン、マイカ、ベントナイト等の微粉体、
硫黄、湯の花、鉱砂、雲母末、中性白土、いり糠、殺菌剤、防腐剤、
をはじめ、その他製剤上必要な成分などが挙げられる。
本発明の製造方法により得られたウロリチン類を、外用医薬部外品、外用医療用品、外用衛生用品、または外用医薬品の素材として利用する場合、水溶液、ローション、スプレー液、懸濁液および乳化液などの液状;粉末、顆粒およびブロック状などの固体状;クリームおよびペーストなどの半固体状;ゲル状等の各種所望の剤形に調製できる。
本発明の製造方法により得られたウロリチン類を食品の素材として用いる場合、一般の食品の他、特定保健用食品、栄養補助食品、機能性食品、病者用食品、食品添加物等として使用できる。食品の形態としては、該水溶液を含む清涼飲料、ミルク、プリン、ゼリー、飴、ガム、グミ、ヨーグルト、チョコレート、スープ、クッキー、スナック菓子、アイスクリーム、アイスキャンデー、パン、ケーキ、シュークリーム、ハム、ミートソース、カレー、シチュー、チーズ、バター、ドレッシング等を例示することができる。
サプリメントとは、dietary supplementからなる食品区分の1つであり、本明細書では、抗酸化、抗炎症、抗糖化等を提供することが可能な機能補助物質をいう。
本発明の製造方法により得られたウロリチン類をサプリメントの素材として用いる場合、固形物、ゲル状物、液状物の何れの形態とすることができる。サプリメントの形態としては、例えば、各種加工飲食品、粉末、錠剤、丸剤、カプセル、ゼリー、顆粒等の形態にすることができる。
本発明の製造方法により得られたウロリチン類を利用した、化粧品、外用医薬部外品、外用医療用品、外用衛生用品、外用医薬品、食品、サプリメント等は、抗酸化、抗炎症、抗糖化等のために用いられるものである旨の表示を付したものとして販売することができる。
終濃度で1g/Lのエラグ酸(SIGMA社製)、及び、エラグ酸量に対してモル比で1.2倍、2.4倍、又は5倍量(それぞれ、実施例1−1、1−2、1−3とする。)のα−シクロデキストリンをそれぞれ含むABB培地(Oxoid社製)10mLを121℃、15分間オートクレーブ中で加熱滅菌後、気相をN2:CO2:H2(80/10/10)ガスで置換した。この培地にGordonibacter urolithinfaciens DSM27213株を植菌し、37℃で1週間、嫌気的に培養し、ウロリチン類の産生を行った。
培養終了後、培養液5mLに対して等量の酢酸エチルで抽出を行い、得られた酢酸エチル相を減圧濃縮乾固した。得られた乾固物をメタノール0.5mLに再溶解した。産生したウロリチン類のうちウロリチンCを対象としてHPLCにより定量分析を行った。HPLCは後述の条件で行った。
α−シクロデキストリンを添加しないものをコントロールとして比較例1とした。
カラム: Inertsil ODS−3(250×4.6mm)(GL Science社製)
溶離液: 水/アセトニトリル/酢酸 = 74/25/1
流速: 1.0mL/min
カラム温度: 40℃
検出: 305nm
Gordonibacter urolithinfaciens DSM27213株をBacteroides uniformis HGB5B146 (NITE BP-02193)株にしたこと以外は実施例1−1〜1−3と同様にしたものを実施例2−1〜2−3とした。
[比較例2]
α−シクロデキストリンを添加しないものをコントロールとして比較例2とした。
α−シクロデキストリンをβ−シクロデキストリンにしたこと以外は実施例1−1〜1−3と同様にしたものを実施例3−1〜3−3とした。
[比較例3]
β−シクロデキストリンを添加しないものをコントロールとして比較例3とした。
ても、β−シクロデキストリンを添加しない比較例3よりも高い蓄積濃度及び収率でウロリチンCが産生した。
Gordonibacter urolithinfaciens DSM27213株をBacteroides uniformis HGB5B146 (NITE BP-02193)株にしたこと以外は実施例3−1〜3−3と同様にしたものを実施例4−1〜4−3とした。
[比較例4]
β−シクロデキストリンを添加しないものをコントロールとして比較例4とした。
α−シクロデキストリンをγ−シクロデキストリンにしたこと以外は実施例1−1〜1−3と同様にしたものを実施例5−1〜5−3とした。
[比較例5]
γ−シクロデキストリンを添加しないものをコントロールとして比較例5とした。
Gordonibacter urolithinfaciens DSM27213株をBacteroides uniformis HGB5B146 (NITE BP-02193)株にしたこと以外は実施例5−1〜5−3と同様にしたものを実施例6−1〜6−3とした。
[比較例6]
γ−シクロデキストリンを添加しないものをコントロールとして比較例6とした。
Claims (3)
- エラグ酸及びシクロデキストリンを含有する培地でウロリチン類産生微生物にエラグ酸からウロリチン類を発酵により産生させるウロリチン類産生工程と、該産生工程で産生されたウロリチン類を回収する回収工程とを含み、
前記シクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、又はγ−シクロデキストリンであり、
前記シクロデキストリンがα−シクロデキストリンである場合、前記培地における前記エラグ酸に対する該α−シクロデキストリンの含有量は、モル比で2.4倍以上5倍以下であり、
前記シクロデキストリンがβ−シクロデキストリンである場合、前記培地における前記エラグ酸に対する該β−シクロデキストリンの含有量は、モル比で2.4倍以上5倍以下であり、
前記シクロデキストリンがγ−シクロデキストリンである場合、前記培地における前記エラグ酸に対する該γ−シクロデキストリンの含有量は、モル比で1.2倍以上5倍以下である、
ウロリチン類の製造方法。 - ウロリチン類がウロリチンCである、請求項1に記載の製造方法。
- ウロリチン類産生微生物がBacteroides属細菌及びGordonibacter属細菌からなる群から選択される1以上である、請求項1又は2に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016083997A JP6760685B2 (ja) | 2016-04-19 | 2016-04-19 | ウロリチン類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016083997A JP6760685B2 (ja) | 2016-04-19 | 2016-04-19 | ウロリチン類の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017192331A JP2017192331A (ja) | 2017-10-26 |
| JP6760685B2 true JP6760685B2 (ja) | 2020-09-23 |
Family
ID=60154348
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016083997A Active JP6760685B2 (ja) | 2016-04-19 | 2016-04-19 | ウロリチン類の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6760685B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110225978B (zh) * | 2016-12-26 | 2024-04-02 | 株式会社大赛璐 | 尿石素类的制造方法 |
| WO2019130448A1 (ja) * | 2017-12-26 | 2019-07-04 | 株式会社ダイセル | ウロリチン類の製造方法 |
| JP7044574B2 (ja) * | 2018-01-25 | 2022-03-30 | 株式会社ダイセル | 新規ラクトナーゼ |
| JP2019180283A (ja) * | 2018-04-06 | 2019-10-24 | 株式会社ダイセル | ウロリチン類の製造方法 |
| JP7211721B2 (ja) * | 2018-06-07 | 2023-01-24 | 株式会社ダイセル | 新規微生物及び該微生物を用いたウロリチン類の製造方法 |
| JPWO2020203195A1 (ja) | 2019-03-29 | 2020-10-08 | ||
| CN115992073B (zh) * | 2022-11-10 | 2023-10-27 | 江南大学 | 一株可转化鞣花单宁调控线粒体自噬的植物乳杆菌及其应用 |
| CN119351487A (zh) * | 2024-10-23 | 2025-01-24 | 杭州中纽生物科技有限公司 | 一种尿石素a生产工艺 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3024864B2 (ja) * | 1992-05-29 | 2000-03-27 | キッコーマン株式会社 | エラグ酸配糖体及びその製造法 |
| JP5851686B2 (ja) * | 2010-12-24 | 2016-02-03 | 株式会社ダイセル | エクオールの製造法、エクオール産生組成物、食品、食品添加物及び医薬品 |
| ES2510216B1 (es) * | 2013-03-20 | 2015-10-27 | Consejo Superior De Investigaciones Científicas (Csic) | Microorganismo capaz de convertir ácido elágico y elagitaninos en urolitinas y uso del mismo |
-
2016
- 2016-04-19 JP JP2016083997A patent/JP6760685B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2017192331A (ja) | 2017-10-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6760685B2 (ja) | ウロリチン類の製造方法 | |
| JP6847871B2 (ja) | ウロリチン類含有水溶液、その乾燥固形組成物、および、それらの製造方法、ならびにウロリチン類の安定化方法 | |
| ES2925648T3 (es) | Método de producción de urolitinas | |
| JP6106141B2 (ja) | クコの実の乳酸菌発酵物、該発酵物を含む化粧品、飲食品、医薬品、並びにdna修復促進剤 | |
| JP5270680B2 (ja) | 葉酸が混入された大豆発酵高分子物質及びこれを含む組成物 | |
| EP1917960A1 (en) | Improved biological effects of rosmarinic acid | |
| JP6005453B2 (ja) | オルニチンとエクオールを含む組成物 | |
| JP4807941B2 (ja) | βグルカン | |
| WO2019163437A1 (ja) | ウロリチン類を含有する破骨細胞分化抑制剤 | |
| JP7373402B2 (ja) | ウロリチン類の製造方法 | |
| JP6132398B2 (ja) | エクオール以外のイソフラボン類の含有量が低いエクオール含有組成物 | |
| JPWO2019163437A1 (ja) | ウロリチン類を含有する破骨細胞分化抑制剤 | |
| JP2024010170A (ja) | エクオール含有組成物の製造方法 | |
| KR102832688B1 (ko) | 신규한 바실러스 파라미코이데스 균주 및 이의 용도 | |
| TWI492768B (zh) | Cell protective agent | |
| JP6787633B2 (ja) | ウロリチン類含有水溶液、その乾燥固形組成物、および、それらの製造方法、ならびにウロリチン類の安定化方法および水溶化方法 | |
| JP4573611B2 (ja) | アウレオバシジウム培養物 | |
| JP6948774B2 (ja) | ウロリチン類を含有する前駆脂肪細胞分化抑制剤 | |
| JP2017007951A (ja) | ウロリチンを含有する光老化抑制剤 | |
| JP2017031108A (ja) | ウロリチン類を含有する、抗しわ剤、コラーゲン産生促進剤、mmp−1産生抑制剤、及びエラスターゼ活性阻害剤 | |
| JP6799767B2 (ja) | ウロリチン類を含有するメラニン産生抑制剤 | |
| JP2005029483A (ja) | 活性酸素消去剤、並びに化粧料及び飲食物 | |
| JP2024039127A (ja) | 脱アルキル化プレニルフラバノンの製造方法及び脱アルキル化プレニルフラバノンを含む組成物の製造方法 | |
| JP6741401B2 (ja) | セラミド類含有組成物の製造方法 | |
| JP2016216378A (ja) | ウロリチン類を含有する抗糖化剤 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20160419 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190212 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191126 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191129 |
|
| A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20200127 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200319 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200804 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200901 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6760685 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |