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JP6635535B1 - Efpタンパク質を発現する大腸菌およびそれを用いたフラボノイド化合物製造方法 - Google Patents

Efpタンパク質を発現する大腸菌およびそれを用いたフラボノイド化合物製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】大腸菌を用いたバイオコンバージョンによりフラボノイド化合物を製造する。【解決手段】4−クマル酸CoAリガーゼ酵素(4CL)、カルコン合成酵素(CHS)、およびEFPタンパク質を発現する大腸菌細胞が提供される。その大腸菌細胞を含む組成物にp−クマル酸またはコーヒー酸を加えてフラボノイド化合物を製造する方法も提供される。【選択図】図1

Description

本開示は、フラボノイド化合物の製造に関する。より具体的には、本開示は、植物由来の遺伝子を発現する大腸菌を使用してフラボノイド化合物を製造することに関する。
フラボノイド化合物は様々な有用な生理活性を有することが知られており、また、色素またはその前駆体としての産業的有用性も有する。フラボノイドは天然の植物によって産生されるが、フラボノイド生合成に関わる植物の酵素を微生物に発現させることによってフラボノイドを製造した例も知られている。非特許文献1は、ロドトルラ属酵母由来のフェニルアラニンアンモニアリアーゼ酵素と、ストレプトマイセス属細菌由来の4−クマル酸CoAリガーゼ酵素と、Glycyrrhiza属植物(ロシアカンゾウ)由来のカルコン合成酵素とを大腸菌に発現させることによってフラバノンを産生させることを記載している。特許文献1は、酵母および大腸菌のような宿主微生物細胞に、植物由来のフラボノイド生合成酵素を発現させて、フラボノイド化合物を合成させることを記載している。
別の種類の研究において、非特許文献2は、植物においてフラボノイド生成および花の発色に関与するEFP(Enhancer of Flavonoid Production)遺伝子の同定を記載している。EFP遺伝子は、カルコンイソメラーゼ(CHI)様タンパク質をコードしているが、CHI酵素活性に関わるいくつかのアミノ酸残基を欠いており、非酵素タンパク質であると見られる。非特許文献2は次のように述べている:「EFPがいかにしてフラボノイド生成を増強するかの詳細な分子的機序は未解明であるが、EFPは、酵素活性を示すことなく酵素様構造を有し、かつ関連酵素が関わる代謝経路を増強する、ユニークなポジティブ調節因子タンパク質であると見られる。」。
米国特許出願公開第2009/0239272号明細書
APPLIED AND ENVIRONMENTAL MICROBIOLOGY, May 2003, Vol. 69, No. 5, p. 2699-2706 The Plant Journal (2014) 78, 294-304
本開示の実施形態は、大腸菌を用いたバイオコンバージョンによりフラボノイド化合物を製造することを課題とする。
発明者らは、植物由来のEFPタンパク質をフラボノイド生合成関連酵素とともに大腸菌に発現させることにより、副生成物の生成を抑えて目的のフラボノイド化合物を効率よく製造できることを見出した。
本開示は以下の実施形態を含む。
[1]
4−クマル酸CoAリガーゼ酵素(4CL)、カルコン合成酵素(CHS)、およびEFPタンパク質を発現する大腸菌細胞。
[2]
前記4CLは、ダイズに由来する配列番号1のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、
前記CHSは、キンギョソウに由来する配列番号4のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、
前記EFPは、キンギョソウに由来する配列番号5のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
前記[1]に記載の大腸菌細胞。
[3]
前記4CL、CHS、およびEFPは、同一のプラスミド上にある遺伝子から発現される、前記[1]に記載の大腸菌細胞。
[4]
前記4CLは、ダイズに由来する配列番号1のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、
前記CHSは、ダイズに由来する配列番号2のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、
前記EFPは、ダイズに由来する配列番号3のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
前記[3]に記載の大腸菌細胞。
[5]
前記4CLは、ダイズに由来する配列番号1のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、
前記CHSは、キンギョソウに由来する配列番号4のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、
前記EFPは、キンギョソウに由来する配列番号5のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
前記[3]に記載の大腸菌細胞。
[6]
前記[1]〜[5]のいずれか一項に記載の大腸菌細胞を含む、フラボノイド化合物製造用組成物。
[7]
前記[6]に記載の組成物にp−クマル酸を加えること含む、ナリンゲニンの製造方法。
[8]
前記[6]に記載の組成物にコーヒー酸を加えること含む、エリオジクチオールの製造方法。
[9]
前記[1]〜[5]のいずれか一項に記載の大腸菌細胞とp−クマル酸とを含む、ナリンゲニン製造用組成物。
[10]
前記[1]〜[5]のいずれか一項に記載の大腸菌細胞とコーヒー酸とを含む、エリオジクチオール製造用組成物。
EFPタンパク質が、4CL酵素およびCHS酵素と大腸菌生細胞内で協働することにより、目的とするフラボノイド化合物の生成量の向上、および/または、目的とするフラボノイド化合物と並行して生じる副生成物の生成率の抑制が達成され、持続性、簡便性、低コスト性等で特徴づけられるインビボのフラボノイド化合物製造システムを提供することができる。
図1は、菌株D(空ベクターコントロール)、菌株E(Gm4CLおよびAmCHSを発現する)、ならびに菌株F(Gm4CL、AmCHSおよびAmEFPを発現する)をそれぞれ含む組成物にp−クマル酸を加えて生成されたナリンゲニン(*)の検出結果を示す。副生成物CTAL(**)の存在も示されている。 図2は、菌株H(Gm4CLおよびGmCHSを発現する)、ならびに菌株I(Gm4CL、GmCHSおよびGmEFPを発現する)をそれぞれ含む組成物に、異なる濃度のp−クマル酸を加えた場合のナリンゲニン(Nar)およびCTALの生成濃度を示す。 図3の左は、菌株G(空ベクターコントロール)、菌株H(Gm4CLおよびGmCHSを発現する)、ならびに菌株I(Gm4CL、GmCHSおよびGmEFPを発現する)をそれぞれ含む組成物にコーヒー酸を加えて生成されたエリオジクチオール(#)の検出結果を示す。CTAL様副生成物である化合物5(##)の存在も示されている。図3の右は、菌株Hおよび菌株Iをそれぞれ含む組成物において得られた、化合物5とエリオジクチオールの生成量比率を示す。
上述したように、フラボノイド生合成関連酵素を異種微生物宿主に発現させてフラボノイドを製造できることが特許文献1および非特許文献1に記載されていた。理論上、細胞質内に個々の酵素活性を存在させれば、基質の単純拡散によっても一定の率で目的産物が生成され得ると考えられる。しかしながら、EFPのような非酵素タンパク質を植物から細菌に導入して、細菌の生細胞環境中で(すなわち、精製タンパク質を高濃度で混合するインビトロ環境ではなく、インビボ環境で)フラボノイドの合成に関与させるという発想はこれまで見られなかった。
本発明者は、植物由来のEFPタンパク質が、4−クマル酸CoAリガーゼ酵素(4CL)およびカルコン合成酵素(CHS)と共に大腸菌細胞内で発現された場合に、インビボで機能できることを発見した。酵素ではないと見られるEFPタンパク質が、分子レベルでどのような場所でどのような機能を果たし、またその機能発揮のためにどのような分子的状態を必要とするか(何らかの細胞内構造への結合の有無、他分子への機能的依存性の有無、他分子による阻害の有無、特に、雑多な異種分子が混在する異種細胞内環境への耐性の有無、等)は未解明であった。そのような正体不明な植物タンパク質が、大腸菌細胞内のインビボ環境で、4CLおよびCHSという酵素の組合せと協働して機能でき、バイオコンバージョンに貢献できることは予測できなかったことである。
大腸菌内で、4CL酵素およびCHS酵素に加えてEFPタンパク質を発現させることにより、目的とするフラボノイド化合物の生成と、それと並行して起こる副生成物の生成との比率を、前者の方に傾けることができることが見出された。すなわち、副生成物に対するフラボノイド化合物生成物の割合を増やすことができる。このことは、目的とするフラボノイド化合物の製造量を増やすことに繋がり得るし、また、生成物の分離をより簡略化できることも意味し得る。例えば、p−クマル酸を基質としてナリンゲニンを生成させる場合には、ナリンゲニン生成反応経路から分岐して起こるクマロイル三酢酸ラクトン(CTAL:coumaroyltriacetic acid lactone)の比率を低減させることができる。
本実施形態の大腸菌には、植物由来の4CL、CHS、およびEFPに加えて、さらに他の遺伝子が導入されていてもよい。例えば、プラスミドベクターには通常、抗生物質耐性遺伝子が付随している。また、チロシンアンモニアリアーゼ(TAL)およびフェニルアラニンアンモニアリアーゼ(PAL)のようなリアーゼ酵素の遺伝子を導入してもよい。これにより、チロシン、フェニルアラニン等のアミノ酸を出発基質とするフラボノイド合成が可能になり得る。
本開示において、酵素またはタンパク質が「発現」されるとは、その酵素またはタンパク質をコードする遺伝子DNAから転写および翻訳が起こり、遺伝子産物としてのポリペプチドが細胞内に存在するようになることを意味する。ただし、転写を起こすためのプロモーターは、恒常的発現の(constitutive)プロモーターであるとは限らず、発現誘導可能な(inducible)プロモーターでもあり得る。従って、ある遺伝子産物を「発現する大腸菌」は、その遺伝子産物を常時発現しているとは限らず、その遺伝子産物を発現する能力を有する大腸菌を意味すると解されるべきである。
当業者は大腸菌発現系に適したプロモーターを適宜選択することができる。例としてT7プロモーター、SP6プロモーター、T3プロモーター、PBADプロモーター、tacプロモーター、cspAプロモーター等が挙げられるがこれらに限定されない。T7プロモーターは特に好ましいプロモーターである。1つのプロモーターから複数の遺伝子を転写させるオペロン式にするよりも、4CL遺伝子、CHS遺伝子、およびEFP遺伝子にそれぞれプロモーターを持たせる方が好ましい。これら3つの遺伝子がそれぞれ有するプロモーターが、同一種類のプロモーターであることが好ましい。これら3つの遺伝子がそれぞれT7プロモーターを有することが特に好ましい。
大腸菌における異種遺伝子の発現を補助する手段として当業者に知られるものを適宜利用してもよい。そのような手段は、例えば、RBS(リボソーム結合部位)配列の含有、大腸菌に合わせたコード配列のコドン最適化、および追加のtRNA遺伝子を有する宿主株の使用のうちの1つ以上であり得る。プロモーター等を伴う外来遺伝子を大腸菌細胞に導入する様々な手法が当業者に知られており、本実施形態の大腸菌を作製するために使用され得る。これらの遺伝子が1つ以上のプラスミドベクターに含まれる状態で大腸菌細胞に導入されていることが好ましい。
特定の微生物(例えば大腸菌)に複数の異種酵素を発現させようとする場合は特に、いかなる生物種からの酵素をどのように組み合わせて導入するかも重要となり得る。例えば、非特許文献1では、ストレプトマイセス属細菌由来の4−クマル酸CoAリガーゼ(4CL)酵素を他種由来の他酵素と組み合わせて用いたことが、大腸菌でのフラボノイド合成成功の鍵となっており、特許文献1におけるフラボノイド合成の実証は、Petroselinum crispum植物種に由来する特定の4CL酵素を用いて行われている。
実際、本発明者による初期の実験では、ダイズ(Glycine max)由来の4CL酵素の遺伝子をプラスミドベクターに挿入し、同じくダイズ由来のCHS酵素の遺伝子をもう1つのプラスミドベクターに挿入して、これらのプラスミドを大腸菌に導入し、複数種類の大腸菌株の使用も試みたが、フラボノイドを効率よく生成させることができなかった。しかしながら本発明者は、大きく分けて2つのアプローチによって、4CL、CHS、およびEFPを発現する大腸菌によるフラボノイド生成の効率を劇的に改善できることを見出した。
第1のアプローチでは、ダイズに由来する配列番号1のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む4CL酵素と、キンギョソウ(Antirrhinum majus)に由来する配列番号4のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むCHS酵素と、キンギョソウに由来する配列番号5のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むEFPタンパク質との組合せを、大腸菌に発現させる。
これらの配列同一性は、それぞれ、99%以上であることがより好ましく、100%であることがさらに好ましい。配列同一性とは、クエリ配列(例えば配列番号1のアミノ酸配列)と標的配列とを、クエリ配列の全長に渡って揃えて整列させて、位置的に対応するアミノ酸残基同士の対を形成させ(このことは一般にアラインメントと呼ばれる)、対の総数のうちアミノ酸の種類が完全一致している対をいくつ見出せるかを示す百分率である。アミノ酸残基の挿入または欠失を伴う場合には、クエリ配列中のアミノ酸と標的配列中のブランク(またはその逆)が対をなすことも含まれ得る。配列同一性は、例えばBLASTなど当業者に知られるソフトウェアを用いて簡便に算出することができる。なお、キンギョソウのCHS(配列番号4)とダイズのCHS(配列番号2)との間の配列同一性は88%にとどまる。また、キンギョソウのEFP(配列番号5)とダイズのEFP(配列番号3)との間の配列同一性は67%に過ぎない。
ダイズの4CLのアミノ酸配列(配列番号1)はNCBI(アメリカ国立生物工学情報センター)データベースにおいてアクセス番号NP_001237270.1のもと登録されている。ダイズのCHSのアミノ酸配列(配列番号2)はNCBIデータベースにおいてアクセス番号NP_001337038.1のもと登録されている。ダイズのEFPのアミノ酸配列(配列番号3)はNCBIデータベースにおいてアクセス番号NP_001236782.1のもと登録されている。キンギョソウのCHSのアミノ酸配列(配列番号4)はNCBIデータベースにおいてアクセス番号P06515.1のもと登録されている。キンギョソウのEFPのアミノ酸配列(配列番号5)はNCBIデータベースにおいてアクセス番号BAO32071.1のもと登録されている。
本実施形態におけるポリペプチドは、それぞれ示されたアミノ酸配列のみからなるものであってもよいが、N末端および/またはC末端にペプチドタグが付加されていてもよい。ペプチドタグは当業者によく知られており、例としてはHisタグ(HHHHHH)、HAタグ(YPYDVPDYA)、FLAGタグ(DYKDDDDK)、Mycタグ(EQKLISEEDL)、Sタグ(KETAAAKFERQHMDS)等が挙げられるがこれらに限定されない。1つのペプチドタグの長さは25アミノ酸以下であることが好ましく、20アミノ酸以下であることがより好ましく、15アミノ酸以下であることがさらに好ましく、10アミノ酸以下であることが特に好ましい。当業者に知られているように、これらのペプチドタグは、通常はポリペプチドの精製および検出などを促進させるために付加されるものであり(ただし、ペプチドタグにそのような特定の用途が意図されていない場合もあり得る)、ポリペプチドの機能は損ねさせないものである。
4CL、CHS、およびEFPを発現する大腸菌によるフラボノイド生成の効率を劇的に改善するための第2のアプローチは、これらの植物由来遺伝子を1つのプラスミドに一緒に含ませることである。これはすなわち、1つのプラスミドベクターにこれら3つの遺伝子を一緒に挿入したものを、大腸菌細胞に導入することを意味する。複数の外来遺伝子を複数のプラスミドにそれぞれクローニングして、適切な抗生物質の存在下でそれら複数のプラスミドを大腸菌に保持させることは比較的簡単であるのに対し、3つの外来遺伝子をあえて1つのプラスミドにクローニングすることは余計な手間を要する。しかしながらあえてこれを行うことによって、4CL酵素、CHS酵素とEFPタンパク質の協働によるフラボノイド生成が顕著に改善することが見出された。特に、ダイズ4CL、ダイズCHS、およびダイズEFPの組合せ、または、ダイズ4CL、キンギョソウCHS、およびキンギョソウEFPの組合せを、同一のプラスミド上にある対応遺伝子から発現させることができる。本開示において使用される具体的なプラスミドベクターは当業者が適宜選択することができるが、pBR322複製オリジンもしくはColE1型複製オリジンまたはColA複製オリジンを有するもの、例えばpETプラスミドベクター、pUCプラスミドベクター、pCOLAプラスミドベクター、およびpColdプラスミドベクターは特に好適である。
ここでプラスミドベクターに挿入されるダイズ4CL、ダイズCHS、ダイズEFP、またはダイズ4CL、キンギョソウCHS、キンギョソウEFPについては、上記における配列同一性の説明がそのまま適用される。すなわちこれらのポリペプチドは、対応する配列番号に記載のアミノ酸配列に対して98%以上、好ましくは99%以上、より好ましくは100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むものである。
別の側面において本開示は、上記大腸菌の生細胞を含む、フラボノイド製造用組成物を提供する。この組成物は、上記大腸菌の生細胞の他に、少なくとも水を含むことが好ましく、大腸菌の生存を確保するための培地成分をさらに含むことがより好ましい。大腸菌を生存または増殖させることができる多数の培地成分が当業者に知られており、本実施形態において組成物に含ませることができる。そのような培地成分は通常、無機塩と炭素源を少なくとも含む。一例として、組成物は、M9培地の組成を少なくとも含み得る。M9培地の組成は、NaHPO 48mM、KHPO 22mM、NHCl 19mM、NaCl 8.6mM、グルコース 0.4%(w/v)、MgSO 1mM、CaCl 100μMである。「少なくとも含み得る」というのは、これらの成分のいずれかの濃度がより高くなっている場合も包含されることを意味する。生成物の純度を上げるという観点からは、このようにグルコースのみを炭素源とすることが有利になり得る。組成物は、プラスミドベクターを取り込んだ細胞の選択的増殖を促進するために抗生物質を含み得る。抗生物質の例としてはアンピシリン、カナマイシン、ストレプトマイシン、およびクロラムフェニコールが挙げられるがこれらに限定されない。
別の側面において本開示は、上記組成物にp−クマル酸を加えること含む、ナリンゲニンの製造方法を提供する。
4CL酵素活性が、p−クマル酸をp−クマロイル−CoAに変換し、さらにCHS酵素活性が、1分子のp−クマロイル−CoAと3分子のマロニル−CoAとを用いてナリンゲニンカルコンを生成すると考えられている。ナリンゲニンカルコンは、自発的にナリンゲニン(フラボノイド化合物)に変換されることができる。ただし、大腸菌内に存在する未同定の因子がナリンゲニンへの変換を促進させる可能性は排除されない。
p−クマロイル−CoAとマロニル−CoAとからナリンゲニンカルコンに至るまでに生じる中間体が、ナリンゲニンカルコンになる代わりにラクトン化されて、テトラケチドラクトンであるクマロイル三酢酸ラクトン(CTAL)を生じ得る。CTALは、ナリンゲニンと同一の分子量を有し、ナリンゲニンの生成効率および分離効率を低下させ得る副生成物である。しかしながら、EFPタンパク質を発現する大腸菌を含む本実施形態の組成物は、EFPタンパク質を有さない大腸菌を含む組成物と比べて、この副生成物の生成比率を抑えることができることが見出された。例えば、ナリンゲニンの生成重量に対するCTALの生成重量が10%以下に抑えられ、好ましくは5%以下、より好ましくは3%以下に抑えられ得る。
別の側面において本開示は、上記組成物にコーヒー酸を加えること含む、エリオジクチオールの製造方法を提供する。コーヒー酸は実質的に全ての植物に含まれているため、フラボノイドの産業的生産のための基質として適し得る。エリオジクチオールはナリンゲニンとは異なるさらなるフラボノイド化合物である。エリオジクチオールの配糖体であるエリオシトリンは、強い抗酸化作用を有し、糖尿病合併症予防、高血圧予防などにおける効果が示唆されている。本実施形態の組成物は、コーヒー酸からエリオジクチオールを産生できるだけでなく、上記ナリンゲニンの場合と同様に、EFP発現を欠く組成物と比べて、対応するテトラケチドラクトン副生成物の生成率を低減できることが見出された。このテトラケチドラクトン副生成物は、エリオジクチオールと同一の分子量を有し、エリオジクチオールの生成効率および分離効率を低下させ得るものである。
コーヒー酸基質からの生合成に関する本実施形態の組成物の効果は、p−クマル酸基質を用いた結果を踏まえたとしても、必ずしも予測できるものではなかった。植物においてEFPが関わる代謝経路の本来の基質および産物はあくまでp−クマル酸およびナリンゲニンであり、EFPタンパク質が大腸菌におけるコーヒー酸代謝にいかなる影響を有し得るか全く未知数であったからである。例えば、非特許文献2は、EFPの発現を欠くefp−1変異体植物(アサガオ)について次のように述べている:「(アントシアニン、フラボノールおよびカルコンの減少とは)対照的に、コーヒー酸の誘導体すなわちクロロゲン酸および1−O−カフェオイルグルコシドのレベルは、efp−1の花弁において著しく増加した(図S4b)。これらのコーヒー酸誘導体は、CHSの基質であるp−クマロイル−CoAと共通の生合成経路を部分的に共有している(図1a)。」。つまり、EFPが本来機能する生物学的文脈において、コーヒー酸経路は、p−クマル酸からフラボノイドへの生合成経路と交差はするが全く別方向へと分岐するものとして理解されている。
本実施形態の組成物にp−クマル酸またはコーヒー酸を加えることは、培養培地にp−クマル酸またはコーヒー酸を含ませることを実質的に意味し得る。組成物に添加した後のp−クマル酸またはコーヒー酸の濃度は10mM未満であることが好ましく、5mM以下がより好ましく、3mM以下がさらに好ましく、2mM以下が特に好ましい。上述したフラボノイド製造用組成物の特定形態として、上記実施形態の大腸菌細胞とp−クマル酸とを含むナリンゲニン製造用組成物、および、上記実施形態の大腸菌細胞とコーヒー酸とを含むエリオジクチオール製造用組成物も提供されることが理解される。これらの組成物は上記基質濃度を有し得る。p−クマル酸またはコーヒー酸を加えた後、バイオコンバージョンを起こさせるための期間中には、通常の大腸菌培養と同様に、振とう、曝気、温度調節などを行い得る。その温度は、例えば15〜42℃であり得、好ましくは18〜38℃、より好ましくは20〜37℃、さらに好ましくは25〜32℃であり得る。これらの範囲内で経時的に温度を変動させてもよい。当業者は、大腸菌を持続的に生存させることができる温度条件を適宜決定することができる。
p−クマル酸またはコーヒー酸を加えた後に、例えば3時間以上、好ましくは10時間以上、より好ましくは20時間以上経過させることにより、組成物中にナリンゲニンまたはエリオジクチオールが蓄積する。このバイオコンバージョン期間中、培地成分および/または基質を適宜補充してもよい。通常は、大部分のナリンゲニンまたはエリオジクチオールが細胞外、すなわち遠心分離した場合の上清の方に回収されるが、ナリンゲニンまたはエリオジクチオールが細胞内すなわち固形物画分にも含まれ得る。
以下の実施例において、ダイズ(Glycine max)に由来する配列はGmと付記され、キンギョソウ(Antirrhinum majus)に由来する配列はAmと付記されている。
[Gm4CL発現用のプラスミドの調製]
ダイズの4CLには、機能解析されているものが4つ存在する(4CL1〜4CL4)。進化系統樹解析によれば、4CL1と4CL2はフェニルプロパノイド生合成に関与する酵素群のクレードに含まれ、4CL3と4CL4はフラボノイド生合成に関与する酵素群のクレードに含まれる。そこで、後者クレードに属する2つのうち、ダイズにおける発現量がより高い4CL3を選択した。ダイズ(エンレイ品種)の側根から得られたmRNAより調製されたcDNAを鋳型としてPCRにより4CL3のコード配列を増幅した。以下、このダイズ由来の4CL3をGm4CLと呼ぶ。このコード配列をpET15bベクターに挿入し、プラスミドpET15b−Gm4CLを得た。このプラスミドからは、N末端にHisタグが付けられたGm4CLがT7プロモーターにより発現される。Gm4CL遺伝子の下流にはT7ターミネーターが存在している。
[GmCHSとGmEFP、またはAmCHSとAmEFPの共発現用のプラスミドの調製]
同様の手法により、GmCHSとGmEFPのコード配列を順次pCOLADuet−1ベクターに挿入し、pCOLA−GmCHS−GmEFPを得た。このプラスミドにおいては、N末端にHisタグを有するGmCHSと、C末端にSタグを有するGmEFPの遺伝子が、それぞれT7プロモーターを伴って、タンデムに並んでいる。GmEFP遺伝子の下流にはT7ターミネーターが存在しているが、GmCHS遺伝子とGmEFP遺伝子との間にはターミネーター配列は挿入されていない。同様の手法により、ダイズ遺伝子がキンギョソウ遺伝子に置き換えられたpCOLA−AmCHS−AmEFPも得た。また、EFP遺伝子を欠くpCOLA−GmCHSおよびpCOLA−AmCHSも作製した。
[Gm4CL、GmCHS、およびGmEFPの共発現用のプラスミドの調製]
pCOLA−GmCHS−GmEFPから、プロモーターおよびターミネーターを含むGmCHS−GmEFP発現カセットをPCR増幅し、これを、上記pET15b−Gm4CLのEagIサイトに挿入して、pET15b−Gm4CL−GmCHS−GmEFPを作製した。また、EFP遺伝子を欠くpET15b−Gm4CL−GmCHSも作製した。
[大腸菌へのプラスミドの導入]
上記プラスミドを、常法に従いコンピテントセル化した大腸菌(Rosetta2(DE3)株)に導入して形質転換大腸菌株を得た。複数のプラスミドを導入する場合には、それぞれ適切な抗生物質による選択を行いながら順次導入を行った。下記表に示す実験用大腸菌株が調製された
[形質転換大腸菌を用いたバイオコンバージョン]
上記表1に示す大腸菌株のそれぞれについて少なくとも3つのレプリカ実験を行った。まず、これら菌株を、適切な抗生物質(菌株A〜Fについてはカナマイシン、アンピシリン、クロラムフェニコール;菌株G〜Iについてはアンピシリン、クロラムフェニコール)を含む3mLのLB培地に植菌し、37℃、120rpmで一晩、前培養した。その後、適切な抗生物質を含む20mLのLB培地に、200μLの前培養液を添加して、37℃、120rpmで本培養を行った。OD600=0.4〜0.5となった時点で、IPTG(isopropylβ-D-1-thiogalactopyranoside)を終濃度1mMにて添加し、18℃、180rpmで20時間培養した。この段階において、上記表1に示すポリペプチドの発現が誘導された。
20時間後の培養液全量を、4℃、10000×gにて5分間遠心分離し、細胞をペレットとして回収した。ペレットを1mLのM9培地に再懸濁し、再び遠心分離を行うことで洗浄を行った。この洗浄を2回繰り返した。洗浄後のペレットを1mLのM9培地に再懸濁し、OD600=5.0となるようにM9培地で調製し、得られた組成物の200μLを以下の実験に用いた。
上記組成物に、基質(p−クマル酸またはコーヒー酸、終濃度1〜10mM)を添加して、30℃で3時間インキュベートした。その後、4℃、15000×gにて10分間遠心分離することによって、上清(S)と菌体(I)に分離した。I画分は200μLの水に再懸濁した。S、I画分それぞれにメタノール:クロロホルム(比率2:1。さらにLC−MS分析用の内部標準として1μMのApigenin-7-O-glucoside(A7G)を含む。)を600μL添加して、生成物の抽出を行った。その後、メタノールと水を200μLずつ添加して混合し、4℃、15000×gにて10分間遠心分離を行った。遠心分離後の上清をLC−MSに供することにより生成物の検出を行った。
[生成物の質量分析]
LC−MS分析条件は以下の通りである。
制御ソフト:Lab Solutions LCMS(SHIMADZU)
カラム:CAPCELL CORE C18(2.1 mm I.D. x 100 mm, SHISEIDO)
カラム温度:40℃
流速:0.2 mL/min
分析モード:選択イオン検出(SIM)、ネガティブモード
展開溶媒:A液(0.05%ギ酸水溶液)、B液(100% CH3CN)
展開条件:
平衡化,20% B,2 min
グラジエント,20% B-35% B,18 min
アイソクラティック,35% B,5 min
グラジエント,35% B-90% B,1 min
平衡化,20% B,10 min
本実験で分析されたナリンゲニン、CTAL、エリオジクチオール、および化合物5の脱プロトン化体([M-H]-)に相当するm/zはそれぞれ271、271、287、および287である。LC−MSにおけるピーク面積に基づいて各生成物を定量化した。
[結果]
上記の特定の実験条件下では、p−クマル酸を加えた菌株B、Cを含む組成物からは、ナリンゲニンもCTALも検出されなかった。これらの組成物は、ポリペプチド発現誘導の増加、および/またはバイオコンバージョン時間の延長を要すると見られた。しかしながら、それと同一の実験条件下において、p−クマル酸を加えた菌株Eを含む組成物からは、効率よくナリンゲニンが生成されたことが確認された(図1)。菌株Eは、菌株Bと比べると、CHS酵素の由来がダイズ(Gm)ではなくキンギョソウ(Am)である点においてのみ異なるものである。この結果は、異なる植物種に由来する酵素の特定の組合せによって、大腸菌における反応物生成の効率が著しく変化し得ることを例示している。
Gm4CLおよびAmCHSを発現する菌株Eを含む組成物は、目的とするフラボノイド化合物であるナリンゲニン(*)に加えて、相当量のCTAL副生成物(**)も生成した(図1)。それに対し、Gm4CL、AmCHS、およびAmEFPを発現する菌株Fを含む組成物は、ナリンゲニンの高い生成量を維持したまま、CTALの生成を著しく抑制した(図1)。ナリンゲニン生成物に対するCTAL生成物の量の割合は、菌株Eで14.1%±1.0%、菌株Fで2.0%±0.2%であった(平均±標準偏差、n=3)。
上述したように菌株B、Cにおいて、ダイズ由来の複数のポリペプチドを別々のプラスミドから発現させても、3時間のバイオコンバージョン時間ではナリンゲニンを検出可能量で生成することができなかった。しかしながら、その同じダイズ由来ポリペプチドのセットを、1つの同じプラスミドから共発現する菌株H、Iにおいては、キンギョソウ由来ポリペプチドを組み合わせた菌株E、Fと同様に、p−クマル酸から高効率でナリンゲニンを生成することができた(図2)。ここでも、菌株Hと比べて、GmEFPが追加された菌株Iでは、副生成物CTALの生成が著しく抑制されていた(図2)。この例では、ナリンゲニンの収量の著しい向上も得られていた。ナリンゲニン生成物に対するCTAL生成物の量の割合は、菌株Hで20.2%±1.3%、菌株Iで4.7%±0.3%であった(平均±標準偏差、n=3)。図2に見られるように、p−クマル酸濃度の上昇に伴って収率が低下していく傾向があったが、これは大腸菌に対するp−クマル酸自体の毒性による可能性がある。
p−クマル酸基質からナリンゲニンを生成できるこれらの菌株を含む組成物は、コーヒー酸を基質としてフラボノイド化合物エリオジクチオールを生成することにも有用であることが見出された(図3)。図3において、EFPを欠く菌株Hの組成物では、副生成物である化合物5(##)がエリオジクチオール(#)を上回る量で生成されている。化合物5は、CTAL様テトラケチドラクトンであって、クマロイル基ではなくカフェオイル基を有するものである。しかしながら、EFPが追加された菌株Iの組成物では、エリオジクチオールの生成割合を化合物5とほぼ同等にすることができた(図3右)。
別の実験において、pET15b−Gm4CL−GmCHS−GmEFPのSapIサイトにさらに、Herpetosiphon aurantiacus細菌由来のチロシンアンモニアリアーゼ(TAL)遺伝子がT7プロモーターに連結されたものを挿入し、pET15b−Gm4CL−GmCHS−GmEFP−HaTALを作製した。このプラスミドで形質転換された大腸菌をM9培地中に含む組成物に、アミノ酸基質であるL−チロシンを終濃度0mM、0.04mM、0.5mM、または1mMで加え、30℃で3時間インキュベートしたところ、高効率でナリンゲニンを得ることができた。特に0.5mMのL−チロシン濃度では、500nMを超えるナリンゲニンが得られ、ナリンゲニンに対するCTALの割合は2%未満であった。

Claims (8)

  1. 4−クマル酸CoAリガーゼ酵素(4CL)、カルコン合成酵素(CHS)、およびEFPタンパク質を発現する大腸菌細胞であって、
    前記4CLは、ダイズに由来する配列番号1のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、
    前記CHSは、キンギョソウに由来する配列番号4のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、
    前記EFPは、キンギョソウに由来する配列番号5のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
    腸菌細胞。
  2. 4−クマル酸CoAリガーゼ酵素(4CL)、カルコン合成酵素(CHS)、およびEFPタンパク質を発現する大腸菌細胞であって、
    前記4CL、CHS、およびEFPは、同一のプラスミド上にある遺伝子から発現され、
    前記4CLは、ダイズに由来する配列番号1のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、
    前記CHSは、ダイズに由来する配列番号2のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、
    前記EFPは、ダイズに由来する配列番号3のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
    腸菌細胞。
  3. 4−クマル酸CoAリガーゼ酵素(4CL)、カルコン合成酵素(CHS)、およびEFPタンパク質を発現する大腸菌細胞であって、
    前記4CL、CHS、およびEFPは、同一のプラスミド上にある遺伝子から発現され、
    前記4CLは、ダイズに由来する配列番号1のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、
    前記CHSは、キンギョソウに由来する配列番号4のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、
    前記EFPは、キンギョソウに由来する配列番号5のアミノ酸配列に対して98%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、
    腸菌細胞。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の大腸菌細胞を含む、フラボノイド化合物製造用組成物。
  5. 請求項に記載の組成物にp−クマル酸を加えること含む、ナリンゲニンの製造方法。
  6. 請求項に記載の組成物にコーヒー酸を加えること含む、エリオジクチオールの製造方法。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の大腸菌細胞とp−クマル酸とを含む、ナリンゲニン製造用組成物。
  8. 請求項1〜のいずれか一項に記載の大腸菌細胞とコーヒー酸とを含む、エリオジクチオール製造用組成物。
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