高濃度タンパク質溶液にスクロースを添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮すると、驚くべきことに、タンパク質は、限外濾過中における変性および沈殿から保護されるようであることが、驚くべきことに見出された。これにより、限外濾過中におけるタンパク質の収率または回収率(%)がより高くなり、HMWP(%)により測定される濁度および凝集物の形成は低下する。
本明細書において使用する「タンパク質」、「ポリペプチド」および「ペプチド」という用語は、ペプチド結合により接続された少なくとも5個の構成アミノ酸から構成された化合物を意味する。構成アミノ酸は、遺伝子コードによりコードされるアミノ酸の群からのものであってもよく、遺伝子コードによりコードされない天然アミノ酸、および合成アミノ酸であってもよい。遺伝子コードによりコードされない天然アミノ酸は、例えば、ヒドロキシプロリン、γ-カルボキシグルタメート、オルニチン、ホスホセリン、D-アラニンおよびD-グルタミンである。合成アミノ酸としては、化学合成により製造されるアミノ酸、すなわち、遺伝子コードによりコードされるアミノ酸のD-異性体、例えば、D-アラニンおよびD-ロイシン、Aib(α-アミノイソブチル酸)、Abu(α-アミノブチル酸)、Tle(tert-ブチルグリシン)、β-アラニン、3-アミノメチル安息香酸およびアントラニル酸が挙げられる。
本明細書において使用する「抗体」および/または「mAb」という用語は、モノクローナル抗体(免疫グロブリンのFc領域を有する全長抗体を含む)、ポリエピトープ特異性を有する抗体組成物、二重特異性抗体、二特異性抗体、および単鎖分子、ならびに抗体断片(例えば、Fab、F(ab')2、およびFv)を包含する。
本明細書において使用する「モノクローナル抗体」という用語は、実質的に均一な抗体の集団から得られる抗体を指す。すなわち、集団を構成する個々の抗体は、少量存在するかもしれない、自然に起こる可能性がある変異以外は、同一である。モノクローナル抗体は、高度に特異的であり、単一の抗原部位に対するものである。さらに、典型的には異なった決定基(エピトープ)に対する異なった抗体を含む従来の(ポリクローナル)抗体製剤とは対照的に、各モノクローナル抗体は、抗原の単一の決定基に対するものである。それらの特異性に加えて、モノクローナル抗体は、他の免疫グロブリンにより汚染されないハイブリドーマの培養により合成される点で有利である。「モノクローナル」という修飾語は、実質的に均一な抗体の集団から得られる抗体の特性を示し、任意の特定の方法による抗体の産生を必要とすると解釈されるべきではない。例えば、本発明により使用されるべきモノクローナル抗体は、Kohlerら、Nature、256: 495頁(1975)により最初に記載されたハイブリドーマ法により作製することができ、または組み替えDNA法(例えば、米国特許第4,816,567号を参照されたい)により作製することもできる。「モノクローナル抗体」は、例えば、Clacksonら、Nature、352: 624〜628頁 (1991) および Marksら、J. Mol. Biol.、222: 581〜597頁(1991)に記載された技術を使用して、ファージ抗体ライブラリーから単離することができる。
本明細書においてモノクローナル抗体は、重鎖および/または軽鎖の一部分が特定の種から誘導されるかまたは特定の抗体の綱若しくは亜綱に属する抗体における対応する配列と同一または相同性であるが、鎖(単数または複数)の残部は、他の種から誘導されたかまたは他の抗体の綱若しくは亜綱に属する抗体の対応する配列と同一または相同性である「キメラ」抗体(免疫グロブリン)、ならびに所望の生物学的活性を発揮しさえすれば、そのような抗体の断片(米国特許第4,816,567号; Morrisonら、Proc. Natl. Acad. Sci. USA、81: 6851〜6855頁(1984))を含むまでに拡大され得る。
本発明の安定な組成物に配合することができる適当な抗体の例として、3F8、アバゴボマブ(Abagovomab)、アブシキシマブ(Abciximab)、ACZ885(カナキヌマブ(canakinumab))、アダリムマブ(Adalimumab)、アデカツムマブ(Adecatumumab)、アフェリモマブ(Afelimomab)、アフツズマブ(Afutuzumab)、アラシズマブペゴール(Alacizumab pegol)、アレムツズマブ(Alemtuzumab)、アルツモマブペンテタート(Altumomab pentetate)、アナツモマブマフェナトキス(Anatumomab mafenatox)、アンルキンズマブ(IMA-638)、アポリズマブ(Apolizumab)、アルシツモマブ(Arcitumomab)、アセリズマブ(Aselizumab)、アトリズマブ(Atlizumab)(トシリズマブ(tocilizumab))、アトロリムマブ(Atorolimumab)、バピノイズマブ(Bapineuzumab)、バシリキシマブ(Basiliximab)、バビツキシマブ(Bavituximab)、ベクツモマブ(Bectumomab)、ベリムマブ(Belimumab)、ベルチリムマブ(Bertilimumab)、ベシレソマブ(Besilesomab)、ベバシズマブ(Bevacizumab)、ビシロマブ(Biciromab)、ビバツズマブメルタンシン(Bivatuzumab mertansine)、ブリナツモマブ(Blinatumomab)、ブレンツキシマブベドチン(Brentuximab vedotin)、ブリアキヌマブ(Briakinumab)、カナキヌマブ(Canakinumab)、カンツズマブメルタンシン (Cantuzumab mertansine)、カプロマブペンデチド(Capromab pendetide)、カツマキソマブ(Catumaxomab)、セデリズマブ(Cedelizumab)、セルトリズマブペゴール(Certolizumab pegol)、セツキシマブ(Cetuximab)、シタツズマブボガトキス(Citatuzumab bogatox)、シキスツムマブ(Cixutumumab)、クレノリキシマブ(Clenoliximab)、クリバツズマブテトラキセタン(Clivatuzumab tetraxetan)、CNTO148(ゴリムマブ(golimumab))、CNTO1275(ウステキヌマブ(ustekinumab))、コナツムマブ(Conatumumab)、ダセツズマブ(Dacetuzumab)、ダクリズマブ(Daclizumab)、デノスマブ(Denosumab)、デツモマブ(Detumomab)、ドルリモマブアリトキス(Dorlimomab aritox)、ドルリキシズマブ(Dorlixizumab)、エクロメキシマブ(Ecromeximab)、エクリズマブ(Eculizumab)、エドバコマブ(Edobacomab)、エドレコロマブ(Edrecolomab)、エファリズマブ(Efalizumab)、エフングマブ(Efungumab)、エルシリモマブ(Elsilimomab)、エンリモマブペゴール(Enlimomab pegol)、エピツモマブシツキセタン(Epitumomab cituxetan)、エプラツズマブ(Epratuzumab)、エルリズマブ(Erlizumab)、エルツマキソマブ(Ertumaxomab)、エタラシズマブ(Etaracizumab)、エキスビビルマブ(Exbivirumab)、ファノレソマブ(Fanolesomab)、ファラリモマブ(Faralimomab)、フェルビズマブ(Felvizumab)、フェザキヌマブ(Fezakinumab)、フィギツムマブ(Figitumumab)、ホントリズマブ(Fontolizumab)、ホラビルマブ(Foravirumab)、フレソリムマブ(Fresolimumab)、ガリキシマブ(Galiximab)、ガンテネルマブ(Gantenerumab)、ガビリモマブ(Gavilimomab)、ゲムツズマブオゾガマイシン(Gemtuzumab ozogamicin)、ゴリムマブ(Golimumab)、ゴミリキシマブ(Gomiliximab)、イバリズマブ(Ibalizumab)、イブリツモマブチウキセタン(Ibritumomab tiuxetan)、イゴボマブ(Igovomab)、イムシロマブ(Imciromab)、インフリキシマブ(Infliximab)、インテツムマブ(Intetumumab)、イノリモマブ(Inolimomab)、イノツズマブオゾガマイシン(Inotuzumab ozogamicin)、イピリムマブ(Ipilimumab)、イラツムマブ(Iratumumab)、ケリキシマブ(Keliximab)、ラベツズマブ(Labetuzumab)、レブリキズマブ(Lebrikizumab)、レマレソマブ(Lemalesomab)、レルデリムマブ(Lerdelimumab)、レキサツムマブ(Lexatumumab)、リビビルマブ(Libivirumab)、リンツズマブ(Lintuzumab)、ルカツムマブ(Lucatumumab)、ルミリキシマブ(Lumiliximab)、マパツムマブ(Mapatumumab)、マスリモマブ(Maslimomab)、マツズマブ(Matuzumab)、メポリズマブ(Mepolizumab)、メテリムマブ(Metelimumab)、ミラツズマブ(Milatuzumab)、ミンレツモマブ(Minretumomab)、ミツモマブ(Mitumomab)、モロリムマブ(Morolimumab)、モタビズマブ(Motavizumab)、ムロモナブ(Muromonab)-CD3、MYO-029(スタムルマブ(stamulumab))、ナコロマブタフェナトキス(Nacolomab tafenatox)、ナプツモマベスタフェナトキス(Naptumomab estafenatox)、ナタリズマブ(Natalizumab)、ネバクマブ(Nebacumab)、ネシツムマブ(Necitumumab)、ネレリモマブ(Nerelimomab)、ニモツズマブ(Nimotuzumab)、ノフェツモマブメルペンタン(Nofetumomab merpentan)、オクレリズマブ(Ocrelizumab)、オズリモマブ(Odulimomab)、オファツムマブ(Ofatumumab)、オマリズマブ(Omalizumab)、オポルツズマブモナトキス(Oportuzumab monatox)、オレゴボマブ(Oregovomab)、オテリキシズマブ(Otelixizumab)、パギバキシマブ(Pagibaximab)、パリビズマブ(Palivizumab)、パニツムマブ(Panitumumab)、パノバクマブ(Panobacumab)、パスコリズマブ(Pascolizumab)、ペムツモマブ(Pemtumomab)、ペルツズマブ(Pertuzumab)、ペキセリズマブ(Pexelizumab)、ピンツモマブ(Pintumomab)、プリリキシマブ(Priliximab)、プリツムマブ(Pritumumab)、PRO140、ラフィビルマブ(Rafivirumab)、ラムシルマブ(Ramucirumab)、ラニビズマブ(Ranibizumab)、ラキシバクマブ(Raxibacumab)、レガビルマブ(Regavirumab)、レスリズマブ(Reslizumab)、リロツムマブ(Rilotumumab)、リツキシマブ(Rituximab)、ロバツムマブ(Robatumumab)、ロンタリズマブ(Rontalizumab)、ロベリズマブ(Rovelizumab)、ルプリズマブ(Ruplizumab)、サツモマブ(Satumomab)、セビルマブ(Sevirumab)、シブロツズマブ(Sibrotuzumab)、シファリムマブ(Sifalimumab)、シルツキシマブ(Siltuximab)、シプリズマブ(Siplizumab)、ソラネズマブ(Solanezumab)、ソネプシズマブ(Sonepcizumab)、ソンツズマブ(Sontuzumab)、スタムルマブ(Stamulumab)、スレソマブ(Sulesomab)、タカツズマブテトラキセタン(Tacatuzumab tetraxetan)、タドシズマブ(Tadocizumab)、タリズマブ(Talizumab)、タネズマブ(Tanezumab)、タプリツモマブパプトキス(Taplitumomab paptox)、テフィバズマブ(Tefibazumab)、テリモマバリトキス(Telimomab aritox)、テナツモマブ(Tenatumomab)、テネリキシマブ(Teneliximab)、テプリズマブ(Teplizumab)、TGN1412、チシリムマブ(Ticilimumab)(トレメリムマブ(tremelimumab))、チガツズマブ(Tigatuzumab)、TNX-355(イバリズマブ(ibalizumab))、TNX-650、TNX-901(タリズマブ(talizumab))、トシリズマブ(Tocilizumab)(アトリズマブ(atlizumab))、トラリズマブ(Toralizumab)、トシツモマブ(Tositumomab)、トラスツズマブ(Trastuzumab)、トレメリムマブ(Tremelimumab)、ツコツズマブセルモロイキン(Tucotuzumab celmoleukin)、ツビルマブ(Tuvirumab)、ウルトキサズマブ(Urtoxazumab)、ウステキヌマブ(Ustekinumab)、バパリキシマブ(Vapaliximab)、ベドリズマブ(Vedolizumab)、ベルツズマブ(Veltuzumab)、ベパリモマブ(Vepalimomab)、ビシリズマブ(Visilizumab)、ボロシキシマブ(Volociximab)、ボツムマブ(Votumumab)、ザルツムマブ(Zalutumumab)、ザノリムマブ(Zanolimumab)、ジラリムマブ(Ziralimumab)、ゾリモマバリトキス(Zolimomabaritox)等が挙げられる。
一実施形態において、タンパク質は免疫グロブリンである。一実施形態において、タンパク質は抗体である。一実施形態において、タンパク質はモノクローナル抗体(mAb)である。一実施形態において、タンパク質はIgG4抗体である。
一実施形態において、抗体はモノクローナル抗IL20抗体である。一実施形態において、抗体はWO2010/000721に記載された抗IL20抗体である。一実施形態において、抗IL20モノクローナル抗体は、WO2010/000721に記載された15D2または5B7である。
本発明は、タンパク質が限外濾過される溶液中に高濃度で存在する場合に、特定の効用を見出すことが認識される。したがって、一実施形態において、タンパク質は、限外濾過される溶液中に、40、45、40、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、110、120、130、140、150、175、200、250、300g/L以上など40g/L以上の濃度で存在する。
最終の限外濾過保持液は、例えば、75g/Lから400g/Lの間、例えば75g/Lから300g/Lの間など75g/Lから350g/Lの間、例えば75g/Lから200g/Lの間など100g/Lから250g/Lの間、例えば、75g/Lから100g/Lの間など75g/Lから150g/Lの間の量で、より高いタンパク質濃度を有する。一実施形態において、タンパク質は、限外濾過保持液中に、100g/Lから400g/Lの間、例えば100g/Lから300g/Lの間など100g/Lから350g/Lの間、例えば100g/Lから200g/Lの間など100g/Lから250g/Lの間、例えば100g/Lから150g/Lの間の濃度で存在する。一実施形態において、タンパク質は、限外濾過保持液中に、125g/Lから400g/Lの間、例えば125g/Lから300g/Lの間など125g/Lから350g/Lの間、例えば125g/Lから200g/Lの間など125g/Lから250g/Lの間、例えば125g/Lから150g/Lの間の濃度で存在する。一実施形態において、タンパク質は、150g/Lから350g/Lの間など150g/Lから400g/Lの間、例えば150g/Lから250g/Lの間など150g/Lから300g/Lの間、例えば150g/Lから200g/Lの間の濃度で存在する。
本明細書において使用する組成物中におけるタンパク質の「安定性」という用語は、溶液中のタンパク質の生物学的安定性、物理的安定性または化学的安定性を指す。製造プロセス中に、化学的共有結合がタンパク質の構造中で変化して、本来のタンパク質構造と比較して生物学的効力が低下する可能性がありおよび/または免疫原性が増大する可能性がある化学的分解生成物が形成されるに至る。天然タンパク質のタイプおよび性質ならびにタンパク質が露出される環境に応じて、種々の化学的分解生成物が形成され得る。化学的分解の排除は、完全に避けることができない可能性が強く、化学的分解生成物の量が、タンパク質組成物の貯蔵中および使用中に増大することはしばしば見られ、当業者には周知である。大部分のタンパク質は、グルタミニルまたはアスパラギニル残基中の側鎖アミド基が加水分解されて遊離カルボン酸を形成するプロセスである脱アミノ化を起こしやすい。他の分解経路には、高分子量の形質転換生成物の形成が含まれ、その場合、2個以上のタンパク質分子が共有結合でアミド基転移および/またはジスルフィド相互作用により互いに結合して、共有結合で結合したダイマー、オリゴマーおよびポリマーの分解生成物の形成に結びつく(「Stability of Protein Pharmaceuticals」、Ahern. T. J. & Manning M.C.、Plenum Press、New York 1992)。酸化(例えばメチオニン残基の)は、化学的分解の他の変形ということができる。タンパク質組成物の化学的安定性は、異なった環境条件への露出後の種々の時点における化学的分解生成物の量を測定することにより評価することができる(分解生成物の形成は、例えば温度を上げることにより促進することができることが多い)。個々の分解生成物の量は、種々のクロマトグラフィー技術(例えばSEC-HPLCおよび/またはRP-HPLC)を使用して分子サイズおよび/または電荷に応じて分解生成物を分離することにより決定されることが多い。
タンパク質の安定性を測定するために当技術分野において利用可能な種々の分析技術がある(「Peptide and Protein Drug Delivery」、247〜301頁、Vincent Lee Ed. & Marcel Dekker、NY. Pubs 1991; and Jones、A. Adv. Drug Delivery Rev. 10: 29〜90頁、1993)。
SEC-HPLCは、特に、タンパク質凝集物の定量のために使用される。試料は、例えば、TSK G3000 SWXLカラム、定組成溶離とそれに続く214nmまたは280nmにおけるUV検出を使用して分析することができる。この方法は、モノマーIgG含有率およびゲル樹脂によりサイズに従って分離されるダイマー種以上からなる高分子量タンパク質(HMWP)の含有率(%)を決定するために使用される。モノマーの含有率およびHMWP(%)は、この方法により検出される全タンパク質含有率を基準として決定される。
タンパク質溶液の物理的安定性は、吸光度または光学密度の測定による光の減衰の測定を含む周知の方法により測定することができる。そのような測定は、溶液の濁度に関する。
本明細書において使用する溶液の「濁度」という用語は、タンパク質溶液における曇り度または曇りの存在に関する。タンパク質溶液において、濁度は、典型的には、UV-可視分光光度計を320〜800nm間の波長で使用して測定される。濁度の程度は、濁度の知られた溶液により作成した標準曲線を参照することにより計算できる。タンパク質を含有する薬剤溶液については、参照標準は、視覚的透明度を定義し、水と比較した濁度の標準レベルを記載している欧州薬局方(Ph. Eur.)2.2.1節に基づくことができる。
本明細書において使用する限外濾過(UF)という用語は、静水学的圧力が、液体または溶液を半透膜に対して押しつける種々の膜濾過を指す。高分子量の溶質は保持されるが(保持液)、水および低分子量の溶質は膜を通過する(透過液または濾液)。この分離プロセスは、工業および研究において、高分子(103〜106Da)の溶液、特にタンパク質溶液を精製しおよび濃縮するために使用される。限外濾過は、特にクロスフロー濾過方式で適用される。本明細書において使用する保持液という用語は、保持される方、すなわち、限外濾過膜を通過しなかった液体または溶液の部分または内容物を指す。本明細書において使用する濾液という用語は、液体または溶液の、限外濾過中に膜を通過するので保持されない部分または成分を指す。
濃縮係数は、限外濾過による濃縮中における保持液の体積減少に反比例する数である。保持液の体積が1/2に減少した場合、濃縮係数は2になる。本明細書において使用する「計算(された)濃度」という用語は、推定濃度、すなわち、元のmAb濃度に濃縮係数を乗じることにより計算される濃度を指す。
本明細書において使用する「収率」または「回収率(%)」という用語は、限外濾過される出発タンパク質溶液中のタンパク質の全量と比較した、限外濾過または洗浄工程が複数回実施された場合の1つまたは複数の保持液中の、1つまたは複数の限外濾過工程中に回収されたタンパク質の量を指す。
本明細書において使用するクロスフロー濾過という用語は、濾過の一種である接線流濾過(特定の単位操作)としても知られるタンパク質精製方法を指す。クロスフロー濾過は、供給流が膜または床を通り、固体はフィルタで捕捉されて濾液は他の端部で放出される行き止まりの濾過とは異なる。クロスフロー濾過は、供給流の大部分がフィルタ中へより寧ろフィルタの表面を接線方向に流れるので、その名がある。この方法の主な利点は、濾過ケーキ(それはフィルタを目詰まりさせ得る)が濾過プロセス中に実質的に洗い流されて、フィルタユニットが使用可能な時間の長さが増すことである。それは、バッチ式の行き止まりの濾過と違って連続したプロセスであり得る。
クロスフロー濾過において、供給流は、透過側に対して正の圧力でフィルタ膜を越えて(接線に沿って)通る。膜の孔径より小さい材料の部分は膜を透過液または濾液として通過し、他のものは全て、膜の供給流側に保持液として保持される。
流体の体積は、透過液流を生じさせることにより減少する。溶媒、溶質、および膜の孔径より小さい粒子は、膜を通過するが、孔径より大きい粒子は保持されて、それにより濃縮される。バイオプロセス処理の適用においては、濃縮の後にダイアフィルトレーションを行うことができる。
本明細書において使用するダイアフィルトレーションという用語は、溶液または液体の希釈および再濃縮を指し、その場合、溶液または液体から透過成分を効果的に除去するために、系中の体積は一定のままであるように、新鮮溶媒を透過液の流速と同じ速度で供給流に加えて透過液の体積を置き換えることができる。これは可溶成分を除去する濾過ケーキの洗浄と同様である。
(実施例1)
抗IL-20抗体を含有する溶液の限外濾過に関する最適化プログラムを実施するために、溶液Aを溶液B(5×保持液体積)に対してPellicon 3、Ultracel 30 K 膜、88 cm2モジュールを備えたAktacrossflow(ミリポア)でダイアフィルトレーションした。
溶液A:
100g/L 抗IL20
150mM スクロース
25mM Arg
25mM NaCl
33mM His
pH 6.5
溶液B:
25mM Arg
25mM NaCl
33mM His
pH 6.5
Aktacrossflowは、熱交換器(Exergy、シリーズ17方式00402)も備えており、保持液温度を45℃に調節するために使用した。ΔP(Pin-Pout)は2バールであり、TMP(膜間差圧;trans membrane pressure)は1バールであった。ダイアフィルトレーション後、保持液はTable 1 (表1) により限外濾過を用いて濃縮した。
ダイアフィルトレーションの効果は、溶液の外見が透明から乳白色に変化して、タンパク質の沈殿を示すことであった。
濃縮係数は、限外濾過濃縮中における保持液の体積減少に反比例する数である。保持液の体積が1/2に減少した場合、濃縮係数は2になる。この係数は元の濃度と乗じることにより計算mAb濃度を決定するために使用される:108.3×2=216.6。
150mMスクロースを添加した、および添加しない溶液B中における抗IL20溶液の以下の濃縮中に、mAb含有率を測定して、計算した含有率(濃縮係数により計算した)と比較した。
これは、計算濃度対測定濃度の差を示し、それは、膜表面における極端に濃縮されたタンパク質の集積層、おそらく付着したか若しくは沈殿したタンパク質またはタンパク質凝集物の生成により説明することができる。この差は、スクロースが存在しない場合の方が非常に大きい。
(実施例2)
限外濾過中におけるHMWP(高分子量タンパク質:凝集物)の形成に対する、限外濾過前のスクロース添加の効果を調べるために、洗浄分画は元の保持液より濃度が実質的に低いとみることができるので、生成物を空けた後のカセットの洗浄からの幾つかの試料を含めて、HMWPの保持液中の飽和を測定した。洗浄分画のHMWP含有率は、それが、ゲルの構成-または保持液中には示されない集積層の物質を示すので、興味がある。総合した結果は、濃縮中にスクロースが存在する材料は、スクロースがmAbを保護するという理論に従ってHMWPのより低い含有率を有するということである。
mAbの含有率は、UV280nmの吸収によりNanoDrop 2000C装置(Thermo Scientific)を用いて決定し、HMWPを、分析用SEC(サイズ排除クロマトグラフィー)HPLC法によりTSKゲルG3000SWXL 7.8×300mmカラムを用いて決定した。
Table 1(表1)およびTable 2(表2)およびTable 3(表3)との両方から、溶液Aの限外濾過による濃縮中の測定された保持液濃度と計算された保持液濃度の間の改善された相関およびHMWP分析の結果により、スクロースが存在すると、タンパク質の凝集および集積層(または付着)の形成がある程度防止されることが示されることを結論することができる。
(実施例3)
限外濾過前のスクロース添加のタンパク質回収またはプロセスの収率に対する効果を調べるために、mAbの濃度を、保持液および生成物を空けた後のカセットの洗浄からの試料で測定した。
mAbの含有率は、UV280nmの吸収によりNanoDrop 2000C装置(Thermo Scientific)を用いて決定した。
Table 4(表4)に、溶液Bの保持液およびカセットの試料からの抗IL-20抗体の収率または回収率を示す。出発体積は140mlであり、抗体濃度は107.45g/L、または抗体の合計は15gであった。
Table 5(表5)に、溶液Aからの抗IL-20の収率または回収率を示す。出発体積は300mlであり、抗体濃度は107.45g/Lまたは抗体の合計は32.2gであった。
以下は、本発明の実施形態の非限定的リストである。
1. 高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
2. 高濃度タンパク質の限外濾過保持液中の計算または推定タンパク質濃度と実際の測定タンパク質濃度との間の差を減少させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
3. 高濃度タンパク質の限外濾過保持液中の計算または推定タンパク質濃度と実際の測定タンパク質濃度との間の差を15%未満に減少させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
4. 高濃度タンパク質の限外濾過保持液中の計算または推定タンパク質濃度と実際の、測定タンパク質濃度との間の差を20%未満に減少させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
5. 高濃度タンパク質の限外濾過保持液中の計算または推定タンパク質濃度と実際の測定タンパク質濃度との間の差を25%未満に減少させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
6. 高濃度タンパク質の限外濾過中の計算または推定タンパク質濃度と実際の測定タンパク質濃度との間の差を30%未満に減少させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
7. 高濃度限外濾過保持液中の計算または推定タンパク質濃度と実際の測定タンパク質濃度との間の差が15%未満である高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
8. 高濃度限外濾過保持液中の計算または推定タンパク質濃度と実際の測定タンパク質濃度との間の差が20%未満である高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
9. 高濃度限外濾過保持液中の計算または推定タンパク質濃度と実際の測定タンパク質濃度との間の差が25%未満である高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
10. 高濃度限外濾過保持液中の計算または推定タンパク質濃度と実際の測定タンパク質濃度との間の差が30%未満である高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
11. 高濃度タンパク質溶液の限外濾過によりタンパク質の回収率を増大させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
12. 高濃度タンパク質溶液の限外濾過により、タンパク質の回収率を、限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の94%を超えて増大させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
13. 高濃度タンパク質溶液の限外濾過により、タンパク質の回収率を、限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の95%を超えて増大させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
14. 高濃度タンパク質溶液の限外濾過により、タンパク質の回収率を、限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の96%を超えて増大させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
15. 高濃度タンパク質溶液の限外濾過により、タンパク質の回収率を、限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の97%を超えて増大させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
16. 高濃度タンパク質溶液の限外濾過により、タンパク質の回収率を、限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の98%を超えて増大させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
17. 高濃度タンパク質溶液の限外濾過により、タンパク質の回収率を、限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の99%を超えて増大させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
18. 限外濾過によるタンパク質の回収率が限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の95%を超える、高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
19. 限外濾過によるタンパク質の回収率が限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の96%を超える、高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
20. 限外濾過によるタンパク質の回収率が限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の97%を超える、高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
21. 限外濾過によるタンパク質の回収率が限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の98%を超える、高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
22. 限外濾過によるタンパク質の回収率が限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の99%を超える、高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
23. 高濃度タンパク質溶液の限外濾過により最終の限外濾過保持液におけるタンパク質の回収率を、限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の50%を超えて増大させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
24. 高濃度タンパク質溶液の限外濾過により最終の限外濾過保持液におけるタンパク質の回収率を、限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の55%を超えて増大させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
25. 高濃度タンパク質溶液の限外濾過により最終の限外濾過保持液におけるタンパク質の回収率を、限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の60%を超えて増大させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
26. 限外濾過による最終の限外濾過保持液におけるタンパク質の回収率が限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の50%を超える、高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
27. 限外濾過による最終の限外濾過保持液におけるタンパク質の回収率が限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の55%を超える、高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
28. 限外濾過による最終の限外濾過保持液におけるタンパク質の回収率が限外濾過される溶液中の前記タンパク質の全量の60%を超える、高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
29. 限外濾過中に高濃度タンパク質溶液を安定化する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
30. HMWP凝集物のレベルが1%または1%未満である、限外濾過中における高濃度タンパク質溶液を安定化する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
31. HMWP凝集物のレベルが1.1%未満である、限外濾過中における高濃度タンパク質溶液を安定化する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
32. 限外濾過中に高濃度タンパク質溶液中のHWMP凝集物の形成を減少させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
33. 限外濾過中に高濃度タンパク質溶液中のHWMP凝集物の形成を1%または1%未満に減少させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
34. 限外濾過中に高濃度タンパク質溶液中のHWMP凝集物の形成を1.1%未満に減少させる方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
35. HMWP凝集物のレベルが1%または1%未満に保たれる、高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
36. HMWP凝集物のレベルが1.1%未満に保たれる、高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
37. 限外濾過中のHMWP凝集物の形成が10%減少する、限外濾過中における高濃度タンパク質溶液を安定化する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
38. 限外濾過中のHMWP凝集物の形成が20%減少する、限外濾過中における高濃度タンパク質溶液を安定化する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
39. HMWP凝集物の形成が10%減少する、高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
40. HMWP凝集物の形成が20%減少する、高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、溶液のタンパク質濃度が40Lから60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
41. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が40g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
42. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が41g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
43. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が42g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
44. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が43g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
45. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が44g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
46. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が45g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
47. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が46g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
48. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が47g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
49. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が48g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
50. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が49g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
51. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が50g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
52. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が51g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
53. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が52g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
54. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が53g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
55. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が54g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
56. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が55g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
57. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が56g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
58. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が57g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
59. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が58g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
60. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が59g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
61. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が60g/Lである、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
62. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が40g/Lから45g/Lの間である、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
63. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が40g/Lから50g/Lの間である、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
64. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が45g/Lから50g/Lの間である、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
65. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が45g/Lから55g/Lの間である、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
66. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が50g/Lから55g/Lの間である、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
67. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が50g/Lから60g/Lの間である、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
68. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質濃度が55g/Lから60g/Lの間である、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の方法。
69. スクロースを50mMから300mMの間の濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
70. スクロースを50mMから250mMの間の濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
71. スクロースを50mMから200mMの間の濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
72. スクロースを50mMから150mMの間の濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
73. スクロースを50mMから100mMの間の濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
74. スクロースを100mMから300mMの間の濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
75. スクロースを100mMから250mMの間の濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
76. スクロースを100mMから200mMの間の濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
77. スクロースを100mMから150mMの間の濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
78. スクロースを100mMの濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
79. スクロースを110mMの濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
80. スクロースを120mMの濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
81. スクロースを130mMの濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
82. スクロースを140mMの濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
83. スクロースを150mMの濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
84. スクロースを160mMの濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
85. スクロースを175mMの濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
86. スクロースを200mMの濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
87. スクロースを225mMの濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
88. スクロースを250mMの濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
89. スクロースを300mMの濃度で添加する、実施形態1〜68のいずれか1つに記載の方法。
90. 高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
91. 高濃度の抗体限外濾過保持液中の計算または推定抗体濃度と実際の測定抗体濃度との間の差を減少させる方法であって、溶液の抗体濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
92. 高濃度の抗体の限外濾過保持液中の計算または推定抗体濃度と実際の測定抗体濃度との間の差を15%未満に減少させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
93. 高濃度の抗体の限外濾過保持液中の計算または推定抗体濃度と実際の測定抗体濃度との間の差を20%未満に減少させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
94. 高濃度の抗体の限外濾過保持液中の計算または推定抗体濃度と実際の測定抗体濃度との間の差を25%未満に減少させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
95. 高濃度の抗体の限外濾過における計算または推定抗体濃度と実際の測定抗体濃度との間の差を30%未満に減少させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
96. 高濃度限外濾過保持液中の計算または推定抗体濃度と実際の測定抗体濃度との間の差が15%未満である、高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
97. 高濃度限外濾過保持液中の計算または推定抗体濃度と実際の測定抗体濃度との間の差が20%未満である、高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
98. 高濃度限外濾過保持液中の計算または推定抗体濃度と実際の測定抗体濃度との間の差が25%未満である、高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
99. 高濃度限外濾過保持液中の計算または推定抗体濃度と実際の測定抗体濃度との間の差が30%未満である、高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
100. 高濃度抗体溶液の限外濾過により抗体の回収率を増大させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
101. 高濃度抗体溶液の限外濾過により抗体の回収率を、限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の94%を超えて増大させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
102. 高濃度抗体溶液の限外濾過により抗体の回収率を、限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の95%を超えて増大させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
103. 高濃度抗体溶液の限外濾過により抗体の回収率を、限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の96%を超えて増大させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
104. 高濃度抗体溶液の限外濾過により抗体の回収率を、限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の97%を超えて増大させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
105. 高濃度抗体溶液の限外濾過により抗体の回収率を、限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の98%を超えて増大させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
106. 高濃度抗体溶液の限外濾過により抗体の回収率を、限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の99%を超えて増大させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
107. 限外濾過による抗体の回収率が限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の95%を超える、高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
108. 限外濾過による抗体の回収率が限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の96%を超える、高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
109. 限外濾過による抗体の回収率が限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の97%を超える、高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
110. 限外濾過による抗体の回収率が限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の98%を超える、高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
111. 限外濾過による抗体の回収率が限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の99%を超える、高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
112. 最終の限外濾過保持液における高濃度抗体溶液の限外濾過による抗体の回収率を、限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の50%を超えて増大させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
113. 最終の限外濾過保持液における高濃度抗体溶液の限外濾過による抗体の回収率を、限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の55%を超えて増大させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
114. 最終の限外濾過保持液における高濃度抗体溶液の限外濾過による抗体の回収率を、限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の60%を超えて増大させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
115. 限外濾過による最終の限外濾過保持液における抗体の回収率が限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の50%を超える、高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
116. 限外濾過による最終の限外濾過保持液における抗体の回収率が限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の55%を超える、高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
117. 限外濾過による最終の限外濾過保持液における抗体の回収率が限外濾過される溶液中の前記抗体の全量の60%を超える、高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
118. 限外濾過中に高濃度抗体溶液を安定化する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
119. HMWP凝集物のレベルが1%または1%未満である、限外濾過中における高濃度抗体溶液を安定化する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
120. HMWP凝集物のレベルが1.1%未満である、限外濾過中における高濃度抗体溶液を安定化する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
121. 限外濾過中における高濃度抗体溶液中のHWMP凝集物の形成を減少させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
122. 限外濾過中における高濃度抗体溶液中のHWMP凝集物の形成を1%または1%未満に減少させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
123. 限外濾過中における高濃度抗体溶液中のHWMP凝集物の形成を1.1%未満に減少させる方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
124. HMWP凝集物のレベルが1%または1%未満に保たれる、高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
125. HMWP凝集物のレベルが1.1%未満に保たれる、高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
126. 限外濾過中におけるHMWP凝集物の形成を10%減少させる、限外濾過中における高濃度抗体溶液を安定化する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
127. 限外濾過中におけるHMWP凝集物の形成を20%減少させる、限外濾過中における高濃度抗体溶液を安定化する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
128. HMWP凝集物の形成を10%減少させる、高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
129. HMWP凝集物の形成を20%減少させる、高濃度抗体溶液を限外濾過する方法であって、溶液の抗体濃度が40から60g/Lの間であるときにスクロースを溶液に添加した後で、限外濾過によりさらに濃縮する、方法。
130. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が40g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
131. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が41g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
132. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が42g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
133. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が43g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
134. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が44g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
135. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が45g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
136. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が46g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
137. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が47g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
138. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が48g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
139. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が49g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
140. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が50g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
141. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が51g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
142. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が52g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
143. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が53g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
144. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が54g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
145. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が55g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
146. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が56g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
147. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が57g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
148. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が58g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
149. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が59g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
150. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が60g/Lである、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
151. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が40g/Lから45g/Lの間である、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
152. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が40g/Lから50g/Lの間である、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
153. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が45g/Lから50g/Lの間である、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
154. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が45g/Lから55g/Lの間である、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
155. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が50g/Lから55g/Lの間である、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
156. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が50g/Lから60g/Lの間である、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
157. スクロースを溶液に添加するときに抗体濃度が55g/Lから60g/Lの間である、実施形態90〜129のいずれか1つに記載の方法。
158. スクロースが50mMから300mMの間の濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
159. スクロースが50mMから250mMの間の濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
160. スクロースが50mMから200mMの間の濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
161. スクロースが50mMから150mMの間の濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
162. スクロースが50mMから100mMの間の濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
163. スクロースが100mMから300mMの間の濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
164. スクロースが100mMから250mMの間の濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
165. スクロースが100mMから200mMの間の濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
166. スクロースが100mMから150mMの間の濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
167. スクロースが100mMの濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
168. スクロースが110mMの濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
169. スクロースが120mMの濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
170. スクロースが130mMの濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
171. スクロースが140mMの濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
172. スクロースが150mMの濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
173. スクロースが160mMの濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
174. スクロースが175mMの濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
175. スクロースが200mMの濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
176. スクロースが225mMの濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
177. スクロースが250mMの濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
178. スクロースが300mMの濃度で添加される、実施形態90〜157のいずれか1つに記載の方法。
179. 抗体がモノクローナル抗体である、実施形態90〜178のいずれか1つに記載の方法。
180. 抗体がIgG4のサブタイプである、実施形態90〜179のいずれか1つに記載の方法。
181. 抗体がヒト抗体である、実施形態90〜180のいずれか1つに記載の方法。
182. 抗体がヒト化抗体である、実施形態90〜180のいずれか1つに記載の方法。
183. 抗体が抗IL-20モノクローナル抗体である、実施形態90〜182のいずれか1つに記載の方法。
184. 医薬組成物に使用するための、実施形態1〜89のいずれか1つに記載のタンパク質溶液中のタンパク質を濃縮する方法。
185. 医薬の製造に使用するための、実施形態1〜89のいずれか1つに記載のタンパク質溶液中のタンパク質を濃縮する方法。
186. 炎症性疾患を治療する方法であって、患者に実施形態184の医薬組成物を投与することを含む、方法。
187. 炎症性疾患を治療する方法であって、患者に実施形態185の医薬を投与することを含む、方法。
188. 医薬組成物に使用するための、実施形態90〜183のいずれか1つに記載の抗体溶液中の抗体を濃縮する方法。
189. 医薬の製造に使用するための、実施形態90〜183のいずれか1つに記載の抗体溶液中の抗体を濃縮する方法。
190. 炎症性疾患を治療する方法であって、患者に実施形態188の医薬組成物を投与することを含む、方法。
191. 炎症性疾患を治療する方法であって、患者に実施形態189の医薬を投与することを含む、方法。
192. 高濃度タンパク質溶液を濃縮する方法であって、
(a)タンパク質濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度タンパク質溶液に添加する工程と、
(b)高濃度タンパク質溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む、方法。
193. 高濃度タンパク質の限外濾過保持液において、計算タンパク質濃度と測定タンパク質濃度との間の差を減少させる方法であって、
(a)タンパク質濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度タンパク質溶液に添加する工程と、
(b)高濃度タンパク質溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む、方法。
194. 高濃度タンパク質の限外濾過保持液において、計算タンパク質濃度と測定タンパク質濃度との間の差を減少させる方法であって、
(a)タンパク質濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度タンパク質溶液に添加する工程と、
(b)高濃度タンパク質溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む、方法。
195. 高濃度タンパク質の限外濾過保持液において、計算タンパク質濃度と測定タンパク質濃度との間の差を30%未満に減少させる方法であって、
(a)タンパク質濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度タンパク質溶液に添加する工程と、
(b)高濃度タンパク質溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む、方法。
196. 高濃度タンパク質溶液の限外濾過によりタンパク質の回収率を増大させる方法であって、
(a)タンパク質濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度タンパク質溶液に添加する工程と、
(b)高濃度タンパク質溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む、方法。
197. 高濃度タンパク質溶液の限外濾過によりタンパク質の回収率を、限外濾過される高濃度溶液中の前記タンパク質の全量の50%を超えて増大させる方法であって、
(a)タンパク質濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度タンパク質溶液に添加する工程と、
(b)高濃度タンパク質溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む、方法。
198. 限外濾過中に高濃度タンパク質溶液を安定化する方法であって、
(a)タンパク質濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度タンパク質溶液に添加する工程と、
(b)高濃度タンパク質溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む、方法。
199. 高濃度タンパク質溶液の限外濾過中にHMWPの形成を抑制する方法であって、
(a)タンパク質濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度タンパク質溶液に添加する工程と、
(b)高濃度タンパク質溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む、方法。
200. HMWPのレベルを1%または1%未満に抑制する、高濃度タンパク質溶液を限外濾過する方法であって、
(a)タンパク質濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度タンパク質溶液に添加する工程と、
(b)高濃度タンパク質溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む、方法。
201. 高濃度抗体溶液を濃縮する方法であって、
(a)抗体濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度抗体溶液に添加する工程と、
(b)高濃度抗体溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む、方法。
202. 高濃度抗体の限外濾過保持液において、計算抗体濃度と測定抗体濃度との間の差を減少させる方法であって、
(a)抗体濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを前記高濃度抗体溶液に添加する工程と、
(b)高濃度抗体溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む、方法。
203: 高濃度抗体の限外濾過保持液において、計算抗体濃度と測定抗体濃度との間の差を減少させる方法であって、
(a)抗体濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度抗体溶液に添加する工程と、
(b)高濃度抗体溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む、方法。
204: 高濃度抗体の限外濾過保持液において、計算抗体濃度と測定抗体濃度の間との間の差を30%未満に減少させる方法であって、
(a)抗体濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度抗体溶液に添加する工程と、
(b)高濃度抗体溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む、方法。
205. 高濃度抗体溶液の限外濾過による抗体の回収率を増大させる方法であって、
(a)抗体濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度抗体溶液に添加する工程と、
(b)高濃度抗体溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む、方法。
206. 高濃度抗体溶液の限外濾過による抗体の回収率を、限外濾過される高濃度溶液中の前記抗体の全量の50%を超えて増大させる方法であって、
(a)抗体濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度抗体溶液に添加する工程と、
(b)高濃度抗体溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む、方法。
207. 限外濾過中に高濃度抗体溶液を安定化する方法であって、
(a)抗体濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度抗体溶液に添加する工程と、
(b)高濃度抗体溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む、方法。
208. 高濃度抗体溶液の限外濾過中にHMWPの形成を抑制する方法であって、
(a)抗体濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度抗体溶液に添加する工程と、
(b)高濃度抗体溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む方法。
209. HMWPのレベルを1%または1%未満に抑制する限外濾過方法であって、
(a)抗体濃度が40g/Lから60g/Lの間であるときにスクロースを高濃度抗体溶液に添加する工程と、
(b)高濃度抗体溶液を限外濾過により濃縮する工程と
を含む方法。
210. スクロースを溶液に添加するときにタンパク質または抗体の濃度が45g/Lから55g/Lの間である、実施形態192〜209のいずれか1つに記載の方法。
211. スクロースを100mMから300mMの間の濃度で添加する、実施形態192〜210のいずれか1つに記載の方法。
本発明のある特徴を、本明細書において例示しおよび記載したが、今や多くの修正形態、置換形態、変更形態および均等形態が、当業者には思い浮かぶであろう。したがって、添付の特許請求の範囲は、本発明の真の精神に含まれる全てのそのような修正形態および変更形態を包含することを意図することが理解すべきである。