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JP6666066B2 - 人工膝関節置換術用器具、及び人工膝関節置換術用器具ユニット - Google Patents

人工膝関節置換術用器具、及び人工膝関節置換術用器具ユニット Download PDF

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Description

本発明は、人工膝関節置換術の際に用いられる器具に関し、特に、患者における所定の部位の位置を把握するための器具に関する。
患者の膝関節に人工膝関節を取り付ける際、患者の大腿骨頭中心、膝関節中心、及び第2中足骨が一直線となるアライメントを指標として、患者に人工膝関節を取り付けるのが好ましい。しかしながら、大腿骨頭中心は人体内部に位置するためその位置の確認が比較的困難であり、当該大腿骨頭中心の位置が正確に把握されない状態で手術が行われることもある。
この点について、例えば特許文献1には、大腿骨頭中心の位置を特定可能な大腿骨頭中心位置特定装置が開示されている。この装置は、大腿骨頭中心が位置する部位を前額面に対して直交する方向から覆うように配置されるマーキングプレートと、前額面に対して直交する方向に延びて配置される回動軸を有する回動アームと、回動アームに取り付けられ回動アームの回動に伴ってマーキングプレートに円弧を記すマーカーと、を備えている。そして、この装置では、股関節を内転又は外転させて第1位置及び第2位置に位置決めした状態の各位置で回動アームを回動させることで、マーカーによってマーキングプレートに2つの円弧が記される。このように記された2つの円弧の交点によって大腿骨頭中心と特定することができる。
特許第4652481号公報
しかしながら、上述した装置を用いて大腿骨頭中心を特定する場合、手術時の作業として、手術台に対するマーキングプレートの固定、患者の大腿骨遠位端に対する回動アームの固定等、比較的煩雑な作業が必要となる。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、患者の人体における所望の部位の位置を容易に特定可能な人工膝関節置換術用器具、及び人工膝関節置換術用器具ユニットを提供することである。
(1)上記目的を達成するための本発明のある局面に係る人工膝関節置換術用器具は、人工膝関節置換術が行われる患者の当接対象に当接される当接部を有する保持部を含み、前記当接部が前記当接対象に当接された状態で前記患者に対して保持される保持機構と、前記保持機構が前記患者に対して保持された状態で前記患者において位置を特定したい部位である位置特定対象に対応する位置に配置される位置特定対象指示部を有し、前記保持機構に取り付けられる指示機構と、を備え、前記位置特定対象指示部が配置される位置は、術前に予め得られた前記当接対象と前記位置特定対象との位置関係に基づいて決定される。
この構成では、当接部が患者の当接対象に当接された状態で、位置特定対象指示部が、位置特定対象に対応する位置に配置される。この際、位置特定対象指示部は、予め得られた患者の当接対象と位置特定対象との相対的な位置関係に基づいて配置される。これにより、位置特定対象指示部を、位置特定対象に対応する位置に正確に配置することができる。そして、人工膝関節置換術を行う術者は、上述のように配置された位置特定対象指示部を直接的に目視できるため、患者の位置特定対象の位置を容易に把握することができる。
従って、この構成では、患者の人体における所望の部位(位置特定対象)の位置を容易に特定することができる。
(2)好ましくは、前記当接部には、前記当接対象が嵌まり込む凹部が形成されている。
この構成では、当接部を患者に対して密着して保持することができる。
(3)更に好ましくは、前記保持部は、前記当接部を脱着可能な当接部取付部を更に備え、該当接部取付部に装着された状態の前記当接部の前記凹部に、前記当接対象が嵌まり込む。
この構成では、患者の当接対象の形状に応じた凹部が形成された当接部を、患者の当接対象に対して当接することが可能になる。これにより、当接部を患者に対してより密着して保持することができる。
(4)好ましくは、前記凹部は、各前記患者における前記当接対象の形状に応じて形成される。
この構成では、当接部の凹部が、患者の当接対象の形状に応じて形成される。これにより、各患者の当接対象の形状に応じて当接部がカスタマイズされるため、当接部を患者に対してより一層密着して保持することができる。
(5)好ましくは、前記保持機構は、一対の前記保持部と、一対の前記保持部を連結する連結部と、を更に備え、一対の前記保持部のそれぞれにおける前記当接部が一対の前記当接対象を挟むことにより、前記保持機構が前記患者に対して保持される。
この構成では、患者の当接対象を一対の当接部によって挟むことにより、人工膝関節置換術用器具を患者に対して容易に固定することができる。
(6)好ましくは、前記位置特定対象指示部には、アライメントロッドの端部が挿入される穴部が形成されている。
この構成では、人工膝関節置換術の際に重要となるアライメント(大腿骨頭中心、膝関節中心、及び第2中足骨中心を一直線状に結ぶアライメント)を確認するためのアライメントロッドを、人体に対して適切に配置することができる。具体的には、術者は、アライメントロッドを位置特定対象指示部の穴部に取り付けた状態、すなわち、アライメントロッドの一端部が大腿骨頭の位置に対応する位置に固定された状態で、アライメントを確認することができる。これにより、大腿骨頭の位置が正確に反映された、適切なアライメントを確認することができる。
(7)好ましくは、前記当接対象は、前記患者の左右いずれかの上前腸骨棘であり、前記位置特定対象は、前記患者の大腿骨の骨頭である。
この構成では、位置特定対象指示部は、当接部が上前腸骨棘に当接された状態で、術前に予め得られた上前腸骨棘と大腿骨頭との位置関係に基づいて、大腿骨頭の位置に対応する位置に配置される。ここで、上述した上前腸骨棘は、骨盤における側方に出っ張った部分であり、ごく薄い層(皮膚等)のみによって覆われている部分である。すなわち、この薄い層を介して上前腸骨棘に当接された当接部と位置特定対象指示部との相対的な位置関係は、予め得られた上前腸骨棘と大腿骨頭との相対的な位置関係と、概ね同じになる。これにより、位置特定対象指示部の位置と実際の大腿骨頭の位置との大きな位置ずれを防止できる。よって、この構成によれば、大腿骨頭の位置を正確に把握することができる。
(8)更に好ましくは、前記指示機構は、基端側の部分である基端部、及び先端側の部分である先端部を有し、前記基端部は、前記保持機構に取り付けられ、前記先端部は、前記基端部から離間する方向へ延びるように形成されるとともに、該先端部の先端には前記位置特定対象指示部が設けられている。
この構成によれば、上前腸骨棘(当接対象)から位置的に離れた大腿骨頭の位置に対応する位置に、位置特定対象部を配置することが可能になる。
(9)更に好ましくは、前記先端部は、前記基端部に対して、該先端部の延びる方向に沿って移動可能である。
この構成では、基端部に対して先端部を移動させることにより、基端部に対する先端部の位置を容易に調整することができる。これにより、位置特定指示部の位置を適切に調整することができる。
(10)好ましくは、前記保持機構は、自在継手部を更に備え、前記基端部は、前記自在継手部に取り付けられている。
この構成では、基端部を保持機構に対して回転させることが可能となり、これにより、指示機構の向きを容易に調整することができる。これにより、位置特定指示部の位置を適切に調整することができる。
(11)好ましくは、前記当接対象は、前記患者の腓骨遠位端の外果又は脛骨遠位端の内果であり、前記位置特定対象は、前記患者の第2中足骨である。
この構成では、位置特定対象指示部は、当接部が腓骨遠位端の外果又は脛骨遠位端の内果に当接された状態で、術前に予め得られた外果(又は内果)と第2中足骨との位置関係に基づいて、第2中足骨の位置に対応する位置に配置される。ここで、上述した外果及び内果は、下肢遠位端における側方にでっぱった部分(いわゆる踝)であり、ごく薄い層(皮膚等)のみによって覆われている部分である。すなわち、この薄い層を介して外果(又は内果)に当接された当接部と位置特定対象指示部との相対的な位置は、予め得られた外果(又は内果)と第2中足骨との相対的な位置と、概ね同じになる。これにより、位置特定対象指示部の位置と実際の第2中足骨の位置との大きな位置ずれを防止できる。よって、この構成によれば、位置特定対象としての第2中足骨の位置を、正確に把握することができる。
(12)更に好ましくは、前記保持機構は、一対の前記当接部と、一対の前記当接部を連結するための連結部と、を更に備え、一方の前記当接部は、前記腓骨遠位端の外果に当接されるとともに、他方の前記当接部は、前記脛骨遠位端の内果に当接され、各前記当接部は、前記連結部に沿って移動可能である。
この構成では、腓骨遠位端の外果及び脛骨遠位端の内果を一対の当接部によって挟むことにより、人工膝関節置換術用器具を患者に対して容易に固定することができる。
(13)更に好ましくは、前記位置特定対象指示部は、前記連結部に設けられ、前記連結部には、該連結部における前記位置特定対象指示部が設けられた位置に対応する基準位置と前記当接部との間の距離を計測するための目盛部が形成されている。
この構成では、患者の骨部のモデリング等により予め得られた患者の腓骨遠位端の外果(又は脛骨遠位端の内果)と第2中足骨との位置関係に基づき、連結部の基準位置(位置特定対象指示部が設けられた位置)に対する当接部の位置が調整される。具体的には、術者は、目盛部を確認しながら、基準位置と当接部との間の距離を、モデリング等により得られた患者の第2中足骨と外果(又は内果)との間の距離に合わせることができる。これにより、位置特定対象指示部の位置を、第2中足骨の位置に正確に合わせることができる。
(14)上記目的を達成するための本発明のある局面に係る人工膝関節置換術用器具ユニットは、位置特定対象が患者の大腿骨の骨頭である人工膝関節置換術用器具としての大腿骨頭位置決定器具と、位置特定対象が患者の第2中足骨である人工膝関節置換術用器具としての第2中足骨位置決定器具と、を備えている。
この構成によれば、術中及び術後に、大腿骨頭位置決定器具及び第2中足骨位置決定器具の双方が患者に固定された状態において、アライメントロッドを用いてアライメントを確認することができる。具体的には、双方の器具が患者に固定された状態において、術者は、アライメントロッドの両端部のそれぞれを、大腿骨頭位置決定器具の位置特定対象指示部と、第2中足骨位置決定器具の位置特定対象指示部と、に重なるように配置する。このとき、アライメントロッドに膝関節中心が重なっていれば、大腿骨頭中心、膝関節中心、及び第2中足骨中心が一直線となっていること、すなわち、アライメントがとれていることを確認できる。一方、アライメントロッドと膝関節中心とがずれていれば、アライメントがとれていないことを確認でき、このずれ量に応じて再骨切りの必要性を判断できる。
本発明によると、患者の人体における所望の部位(位置特定対象)の位置を容易に特定することができる。
実施形態に係る大腿骨頭位置決定器具の斜視図である。 図1に示す大腿骨頭位置決定器具を前方から視た図である。 図1に示す大腿骨頭位置決定器具を側方から視た図である。 図3に示す大腿骨頭位置決定器具を矢印IV方向から視た矢視図であって、当該器具における左側の部分を省略して示す図である。 図1に示す大腿骨頭位置決定器具を患者に対して固定した状態を示す図であって、患者の前方から視た図である。 図5に示す状態の大腿骨頭位置決定器具の斜視図である。 図5に示す状態の大腿骨頭位置決定器具を患者の側方から視た図である。 図5に示す状態の大腿骨頭位置決定器具を患者の前方から視た図であって、大腿骨頭位置決定器具にアライメントロッドが取り付けられた状態を示す図である。 変形例に係る大腿骨頭位置決定器具の斜視図である。 変形例に係る大腿骨頭位置決定器具の斜視図である。 実施形態に係る第2中足骨位置決定器具の斜視図である。 図11に示す第2中足骨位置決定器具の側面図である。 実施形態に係る人工膝関節置換術用器具ユニットを患者に対して固定した状態を示す図である。 人工膝関節置換術を行う前後での患者の膝関節の状態を示した模式図であって、(A)は人工膝関節置換術を行う前の患者の膝関節の状態を示す図、(B)は人工膝関節置換術を行った後の患者の膝関節の状態を示す図、である。
図1から図4は、本発明の実施形態に係る大腿骨頭位置決定器具1(人工膝関節置換術用器具)の構成を示す図であって、図1は斜視図、図2は前方から視た図、図3は側方から視た図、図4は、図3に示す大腿骨頭位置決定器具1を矢印IV方向から視た矢視図であって、当該器具1における左側の部分を省略して示す図である。また、図5から図7は、大腿骨頭位置決定器具1を患者P(骨部のみ図示)に対して固定した状態を示す図であって、図5は患者Pの前方から視た図、図6は斜視図、図7は側方から視た図、である。なお、以下で説明する各図について、説明の便宜上、上と記載された矢印が指示する方向を上側又は上方、下と記載された矢印が指示する方向を下側又は下方、前と記載された矢印が指示する方向を前側又は前方、後と記載された矢印が指示する方向を後側又は後方、右と記載された矢印が指示する方向を右側、左と記載された矢印が指示する方向を左側、と称する。また、各図における上下方向、前後方向、及び左右方向は、それぞれ、患者Pの人体の上下方向、前後方向、及び左右方向に対応する。
本実施形態に係る大腿骨頭位置決定器具1は、人工膝関節置換術で用いられる。人工膝関節置換術とは、例えば変形性膝関節症や慢性関節リウマチ等により膝関節が高度に変形した患者の膝関節を人工膝関節へ置換する手術である。図14は、人工膝関節置換術を行う前後での患者Pの膝関節の状態を示した模式図であって、(A)は人工膝関節置換術を行う前の患者Pの膝関節の状態を示す図、(B)は人工膝関節置換術を行った後の患者Pの膝関節の状態を示す図、である。図14(A)に示すように、膝関節が変形した患者Pでは、患者Pの大腿骨55の骨頭56の中心、膝関節中心、及び第2中足骨が一直線となっていない。この患者Pに対して人工膝関節置換術を施すことにより、骨頭56の中心、膝関節中心、及び第2中足骨が一直線状になり、図14(B)に示すように患者Pの膝関節を適切な状態にすることができる。人工膝関節置換術では、患者の膝関節における大腿骨遠位端、及び脛骨近位端が適切な切断面で切断された後、当該切断面に大腿骨側インプラント、及び脛骨側インプラントが設置される。
上述のように大腿骨遠位端及び脛骨近位端を適切な位置で切断する際、切断後の切断面に各インプラントを設置したときに、患者Pの大腿骨55の骨頭56の中心、膝関節中心、及び第2中足骨が一直線となるのが好ましい。しかしながら、大腿骨頭56は人体内部に位置するためその位置の確認が比較的困難であり、当該大腿骨頭56の位置が正確に把握されない状態で手術が行われることもある。そうすると、人工膝関節が適切な状態で設置されなくなってしまう。
これに対して、本実施形態に係る大腿骨頭位置決定器具1によれば、患者Pの大腿骨頭中心の位置を比較的容易に把握することができるため、人工膝関節を適切な状態で設置することが可能になる。以下では、当該大腿骨頭位置決定器具1の構成及び使用方法について、順に説明する。
[全体構成]
図1から図4に示すように、大腿骨頭位置決定器具1は、保持機構2と、指示機構3とを備えている。
保持機構2は、一対の保持部4,4と、一対の自在継手部20と、連結部30とを有している。
一対の保持部4,4は、互いに同じ構造である。各保持部4は、当接プレート取付部5(当接部取付部)及び当接プレート6(当接部)を有している。
当接プレート取付部5は、左右方向に所定の厚みを有する略板状に形成された部分であって、左右方向から視て矩形状に形成されている。当接プレート取付部5には、厚み方向における一方側の面に収容凹部5aが形成されている。この収容凹部5aは、当接プレート6が収容される凹状に形成されている。収容凹部5aは、互いに対向するように設けられた一対の当接プレート取付部5の内側の面に形成されている。収容凹部5aは、大腿骨頭位置決定器具1において、上側及び内側に開口するように形成されている。
当接プレート取付部5には、該当接プレート取付部5の前側の面から後側へ延びる穴部(図示省略)が形成され、当該穴部には、詳しくは後述する自在継手部20のボックス部21と一体に設けられた棒状部7が挿通している(図3参照)。なお、図示は省略するが、大腿骨頭位置決定器具1は、棒状部7を当接プレート取付部5に対して固定するための固定機構を有している。この固定機構としては、例えばネジ、又はボールプランジャー等を用いた機構が挙げられるが、これに限らず、その他の構成であってもよい。
当接プレート6は、当接プレート取付部5よりも小さく且つ厚みが薄い板状に形成された部材である。当接プレート6の上下方向の長さ、左右方向の長さ、及び前後方向の厚みは、それぞれ、収容凹部5aの上下方向の長さ、左右方向の長さ、及び前後方向の深さ、のそれぞれと概ね同じである。これにより、当接プレート6を、当接プレート取付部5の収容凹部5aに対して脱着することができる。
当接プレート6における一方側の面には、骨盤用凹部6a(当接対象用凹部)が形成されている。骨盤用凹部6aは、曲線状に細長い溝状に形成されている。当接プレート6は、骨盤用凹部6aが内側を向くように、当接プレート取付部5に収容されて固定される。
当接プレート6は、手術が行われる患者Pに合わせて製造される。具体的には、当接プレート6は、大腿骨頭位置決定器具1が患者Pに取り付けられた状態において(図5等参照)、骨盤用凹部6aが、患者Pの上前腸骨棘52(患者Pの骨盤50の腸骨51における左右方向の外側に出っ張った部分、図6参照)に嵌まり込むような形状に形成される。より詳しくは、右側の当接プレート6の骨盤用凹部6aは、患者Pの右側の上前腸骨棘52に嵌まり込むような形状に形成される一方、左側の当接プレート6の骨盤用凹部6aは、患者Pの左側の上前腸骨棘52に嵌まり込むような形状に形成される。これにより、大腿骨頭位置決定器具1を患者Pに対してフィットさせることができる。
なお、図1から図4等での図示は省略されているが、保持部4は、当接プレート取付部5の収容凹部5aに収容された状態の当接プレート6を当接プレート取付部5に対して固定するための固定機構を有している。この固定機構としては、例えばネジ、又は爪状の部分等を用いて当接プレート6を当接プレート取付部5に固定する機構が挙げられるが、これに限らず、その他の構成であってもよい。
指示機構3は、一対の延出部10,10を有している。一対の延出部10,10は、互いに同じ構造である。各延出部10は、基端側が自在継手部20を介して各保持部4に対して回転自在に取り付けられる一方、先端側が保持部4から離間する方向へ延びるように設けられている。延出部10は、基端側の部分である基端部11と、先端側の部分である先端部15とを有している。
基端部11は、基部12と棒状部13とを有し、これらが一体に形成されている。
基部12は、詳しくは後述する自在継手部20のヨーク部として機能する部分であって、自在継手部20の第1軸部26を軸心として回転自在であるとともに、自在継手部20の第2軸部28を軸心として該第2軸部28に対して回転自在である。
棒状部13は、一端側が基部12に対して一体に設けられた棒状の部分である。棒状部13は、横断面形状が略矩形状となるように形成されている。棒状部13の側面には、該棒状部13の長手方向に垂直な方向に延びる線分状の目盛線14a,14a,…が、該棒状部13の長手方向に沿って等間隔に設けられている。これらの目盛線14a,14a,…によって、延出部10の長さを示す指標となる延出部目盛部14が構成される。棒状部13は、延出部10の先端部15に形成された穴部(図示省略)に挿通している。
先端部15は、棒状部13の長手方向に沿ってスライド移動可能に設けられている。先端部15は、スライド部16及び椀状部17を有している。
スライド部16は、細長い略筒状に形成された部分である。スライド部16の内側に形成された穴部には、棒状部13が挿入されている。延出部10では、棒状部13の外周面に対してスライド部16の内周面が摺動しながら、該スライド部16が棒状部13の長手方向に沿ってスライド移動する。これにより、延出部10を長手方向に伸縮することができる。なお、図示は省略するが、延出部10には固定機構が設けられていて、必要に応じて、基端部11に対して先端部15が固定された状態と、基端部11に対する先端部15の固定が解除された状態とを、切り替えることができる。当該固定機構は、例えば、ネジ、又はボールプランジャー等を用いて構成することができる。
椀状部17は、中空球の半分を切除したような形状を有する椀状に形成され、その開口部がスライド部16の延出方向に向かって開口している。椀状部17は、スライド部16の先端部に固定されている。
椀状部17の内部には、該椀状部17から離脱不能且つ該椀状部17に対して回転自在なボール状の部材が収容されている。このボール状の部材は、大腿骨頭位置決定器具1が患者Pに装着された状態において、当該患者Pの大腿骨頭56の位置に対応する位置を指示する骨頭位置指示部18(位置特定対象指示部)として設けられている。この骨頭位置指示部18には、詳しくは後述するアライメントロッド60の先端部が取り付けられる取付け穴部18a(取付部)が形成されている。この取付け穴部18aは、椀状部17の開口部から露出している。
一対の自在継手部20は、互いに同じ構造である。自在継手部20は、ボックス部21と、第1軸部26と、第2軸部28と、上述した延出部10の基部12とを有している。
ボックス部21は、平面視正方形状に形成された4つの壁部22,23,24,25を有し、これらが一体に形成されている。具体的には、ボックス部21は、図1等に示すように、上側壁部22、後側壁部23、内側壁部24、及び外側壁部25を有し、これらが一体に形成されている。すなわち、ボックス部21は、下側及び前側が開口した略箱状に形成されている。後側壁部23には棒状部7を介して保持部4が取り付けられ(図3参照)、内側壁部24には連結部30が固定されている。なお、内側壁部24は、各ボックス部21を構成する壁部のうち連結部30が設けられている側の壁部であり、外側壁部25は、各ボックス部21を構成する壁部のうち連結部30が設けられている側と反対側の壁部である。
後側壁部23には、上述した棒状部7が一体に設けられている。棒状部7は、後側壁部23から後方へ延びるように形成され、その先端側の部分は、保持部4の当接プレート取付部5に形成された穴部に挿通している。この穴部は、棒状部7に対して、該棒状部7の長手方向に沿ってスライド移動可能である。これにより、保持部4と自在継手部20との間の隙間G(図3参照)を調整することができる。
また、棒状部7の側面には、該棒状部7の長手方向に垂直な方向に延びる線分状の目盛線8a,8a,…が、該棒状部7の長手方向に沿って等間隔に設けられている。これらの目盛線8a,8a,…によって、保持部4と自在継手部20の間の隙間Gの長さを示す指標となる隙間目盛部8が構成される。
第1軸部26は、左右方向に延びるように設けられた軸部であって、ボックス部21の内側壁部24及び外側壁部25に対して回転自在に設けられている。第1軸部26における外側の端部は、外側壁部25から外方へ突出するように設けられている。当該部分における外側から視た面には、第1角度目盛部27が形成されている。この第1角度目盛部27は、左右方向から視た場合における、延出部10の上下方向に対する角度(以下、第1角度と称する場合もある)を把握するためのものである。具体的には、図3を参照して、延出部10をボックス部21に対して第1軸部26を中心軸として回転させると、当該回転とともに、第1角度目盛部27もボックス部21に対して回転する。そして、ボックス部21の外側壁部25に形成された第1角度指示線25aと一直線状になった第1角度目盛部27の目盛線27aに付された角度位置(図示省略)が、延出部10の第1角度となる。
なお、図示は省略するが、自在継手部20は、第1軸部26を中心軸として回転する延出部10を各第1角度位置で固定するための固定機構を有している。当該固定機構は、例えば一例として、第1軸部26の外周面に沿って環状に配列された複数の凹部(図示省略)のそれぞれに、ボールプランジャー(図示省略)のボール部分が嵌まり込む構成とすることができる。しかし、当該固定機構の構成はこれに限らず、例えば一例として、ネジ等を用いて構成してもよい。
第2軸部28は、第1軸部26に垂直な方向に延びるように設けられた軸部であって、第1軸部26に対して固定されている。延出部10は、当該第2軸部28に対して、該第2軸部28の中心軸を中心として回転自在に設けられている。第2軸部28における延出部10よりも外側へ露出した部分には、図4に示すように、第2角度目盛部29が形成されている。この第2角度目盛部29は、第2軸部28の軸方向から視た場合における、延出部10の、第1軸部26及び第2軸部28の中心軸の双方に垂直な方向dに対する角度(以下、第2角度と称する場合もある)を把握するためのものである。具体的には、図4を参照して、第2軸部28を中心軸として延出部10を回転させると、延出部10の基部12に形成された第2角度指示線12aと一直線状となった第2角度目盛部29の目盛線29aに付された角度位置(図示省略)が、延出部10の第2角度となる。
なお、図示は省略するが、自在継手部20は、第2軸部28を中心軸として回転する延出部10を各第2角度位置で固定するための固定機構を有している。当該固定機構は、例えば一例として、第2軸部28の外周面に沿って環状に配列された複数の凹部(図示省略)のそれぞれに、ボールプランジャー(図示省略)のボール部分が嵌まり込む構成とすることができる。しかし、当該固定機構の構成はこれに限らず、例えば一例として、ネジ等を用いて構成してもよい。
連結部30は、一対のボックス部21同士を連結することにより、一対の保持部4の間の距離を保った状態で該一対の保持部4を連結している。連結部30は、右側部分31と、左側部分35とを有している。
右側部分31は、左右方向に延びる略筒状に形成された部分である。右側部分31における右側の端部は、右側のボックス部21における内側壁部24と一体に設けられている。また、右側部分31の内周面には、詳しくは後述する左側部分35の棒状部37が挿入されている。
左側部分35は、基部36と棒状部37とを有し、これらが一体に形成されている。基部36は、左右方向に延びる柱状に形成された部分である。当該基部36の左右方向の長さは、右側部分31の左右方向の長さよりも短い。
棒状部37は、一端側が基部36に対して一体に設けられた棒状の部分である。棒状部37は、横断面形状が略矩形状となるように形成されている。棒状部37の側面には、該棒状部37の長手方向に垂直な方向に延びる線分状の目盛線38a,38a,…が、該棒状部37の長手方向に沿って等間隔に設けられている。これらの目盛線38a,38a,…によって、連結部30の長さを示す指標となる連結部目盛部38が構成される。棒状部37は、右側部分31の内周面に挿通している。
上述のような構成の連結部30では、右側部分31及び左側部分35の一方に対して他方を左右方向にスライドさせることにより、当該連結部30を長手方向に伸縮することができる。なお、図示は省略するが、連結部30には固定機構が設けられていて、必要に応じて、右側部分31と左側部分35とが固定された状態と、右側部分31と左側部分35との互いに対する固定が解除された状態とを、切り替えることができる。当該機構は、例えば、ネジ、ボールプランジャー等を用いて構成することができる。
[使用方法]
本実施形態に係る大腿骨頭位置決定器具1を使用するにあたり、まず、手術対象となる患者Pに合わせた当接プレート6が製造される。具体的には、まず、患者Pの骨盤付近の骨形状を、レントゲン、MRI(Magnetic Resonance Imaging)、又は3D−CT(3 Dimensional-Computed Tomography)等でモデル化する。そして、当該モデルに基づいて、一方の当接プレート6に、患者Pの右側の上前腸骨棘52の形状と相補的な形状となる骨盤用凹部6aを形成する一方、他方の当接プレート6に、患者Pの左側の上前腸骨棘52の形状と相補的な形状となる骨盤用凹部6aを形成する。このように形成された各当接プレート6は、対応する当接プレート取付部5の収容凹部5aに収容されて固定される。
次に、術者は、上述のように形成された当接プレート6が装着された大腿骨頭位置決定器具1を、患者Pに対して固定する。具体的には、術者は、患者Pの右側の上前腸骨棘52が右側の当接プレート6の骨盤用凹部6aに嵌まり込み、且つ左側の上前腸骨棘52が左側の当接プレート6の骨盤用凹部6aに嵌まり込むように、大腿骨頭位置決定器具1の左右方向の長さを調整する。その際、術者は、連結部30における左右方向一方の部分31,35を他方の部分35,31に対して左右方向に適宜、スライドさせ、一対の保持部4で患者Pの両側の上前腸骨棘52を挟んで保持した後、固定機構によって連結部30の上記部分31,35を互いに対して固定する。これにより、保持機構2を患者Pに対して固定できる。
なお、この際、術者は、連結部目盛部38によって示される連結部30の長さを、レントゲン等でモデル化された患者の骨形状等と比較することができる。すなわち、術者は、当該連結部目盛部38を確認用に用いることができる。また、上述のように保持機構2を患者Pに対して固定する際、保持部4と自在継手部20との隙間Gを患者の腹部の大きさ及び形状に合わせて調整することにより、患者Pの腹部と干渉することなく、大腿骨頭位置決定器具1を患者Pに固定できる。
次に、術者は、患者Pを正面側から視た場合における当該患者Pの大腿骨頭56の位置に、延出部10の先端部に設けられた骨頭位置指示部18を配置する。具体的には、術者は、患者の骨形状のモデル化等によって予め得られた患者Pの上前腸骨棘52と大腿骨頭56との位置関係に基づき、第1角度、第2角度、隙間G、及び延出部10の長さを調整することにより、骨頭位置指示部18の位置を大腿骨頭56の位置に合わせる。この際、術者は、各目盛部8,14,27,29を確認しながら、上述した第1角度、第2角度、隙間G、及び延出部10の長さを正確に調整できるため、大腿骨頭56の位置に骨頭位置指示部18の位置を正確に合わせることができる。
次に、術者は、上述のように大腿骨頭56の位置に対応する位置に配置された骨頭位置指示部18の取付け穴部18aにアライメントロッド60の先端部を取り付ける。これにより、術者は、骨頭位置指示部18を中心として当該アライメントロッド60の向きを変えながら、アライメントを確認することができる(図8参照)。
そして、術者は、上述のようにしてアライメントを確認しながら、人工膝関節の装着後に患者の大腿骨頭中心、膝関節中心、及び第2中足骨とが一直線状となるように、膝関節(具体的には、大腿骨遠位端及び脛骨近位端)の切断面の位置を決定できる。これにより、人工膝関節が設置される切断面を適切に形成することができる。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る大腿骨頭位置決定器具1によれば、当接プレート6が患者の上前腸骨棘52に当接された状態で、骨頭位置指示部18が、大腿骨頭56に対応する位置に配置される。この際、骨頭位置指示部18は、レントゲン等による患者Pの骨部形状モデルから得られた患者Pの上前腸骨棘52と大腿骨頭56との相対的な位置関係に基づいて配置される。これにより、骨頭位置指示部18を、大腿骨頭56に対応する位置に正確に配置することができる。そして、人工膝関節置換術を行う術者は、上述のように配置された骨頭位置指示部18を直接的に目視できるため、患者の大腿骨頭56の位置を容易に把握することができる。
従って、大腿骨頭位置決定器具1によれば、患者Pの大腿骨頭56の位置を容易に特定することができる。しかも、上述のように決定された骨頭位置指示部18の位置は、大腿骨頭56の位置と正確に対応する位置であるため、アライメントを高い精度で獲得することができる。
また、大腿骨頭位置決定器具1によれば、当接プレート6に上前腸骨棘52が嵌まり込む骨盤用凹部6aが形成されているため、当接プレート6を患者Pに対して密着して保持することができる。
また、大腿骨頭位置決定器具1によれば、患者Pの上前腸骨棘52の形状に応じた骨盤用凹部6aが形成された当接プレート6が、患者Pの上前腸骨棘52に対して当接される。これにより、当接プレート6を患者Pに対してより密着して保持することができる。
また、大腿骨頭位置決定器具1によれば、当接プレート6については患者Pの上前腸骨棘52に合わせて製造されるものの、その他の部分(大腿骨頭位置決定器具1における当接プレート6以外の部分)については、患者Pによって変える必要がない。すなわち、大腿骨頭位置決定器具1によれば、患者Pに応じて製造される部品が少ないため、患者Pに応じた器具を低コスト且つ短時間で準備することができる。
また、大腿骨頭位置決定器具1によれば、当接プレート6の骨盤用凹部6aが、患者Pの上前腸骨棘52の形状に応じて製造される。これにより、手術が行われる各患者Pの上前腸骨棘52の形状に応じて当接プレート6がカスタマイズされるため、当接プレート6を患者Pに対してより一層密着して保持することができる。
また、大腿骨頭位置決定器具1によれば、患者Pに合わせて製造された当接プレート6を保管しておくことで、当該患者Pにリビジョン手術が必要になった場合に、当該大腿骨頭位置決定器具1を再利用することができる。
また、大腿骨頭位置決定器具1によれば、患者Pの上前腸骨棘52を一対の保持部4によって挟むことにより、当該器具1を患者Pに対して容易に固定することができる。
また、大腿骨頭位置決定器具1によれば、人工膝関節置換術の際に重要となるアライメント(大腿骨頭中心、膝関節中心、及び第2中足骨中心を一直線状に結ぶアライメント)を確認するためのアライメントロッド60を、患者Pに対して適切に配置することができる。具体的には、術者は、アライメントロッド60を骨頭位置指示部18の取付け穴部18aに取り付けた状態、すなわち、アライメントロッド60の一端部が大腿骨頭56の位置に対応する位置に固定された状態で、アライメントを確認することができる。これにより、大腿骨頭56の位置が正確に反映された、適切なアライメントを確認することができる。
また、大腿骨頭位置決定器具1によれば、骨頭位置指示部18が椀状部17に対して回転自在であるため、術者は、アライメントロッド60の端部が骨頭位置指示部18の取付け穴部18aに取り付けられた状態で、容易にアライメントロッド60の向きを変えることができる。
また、大腿骨頭位置決定器具1によれば、人工膝関節を患者Pの膝関節に取り付けた後に、アライメントロッド60の一端部を取付け穴部18aに取り付けて当該アライメントロッド60の向きを変えることにより、患者Pの大腿骨頭56中心、膝関節中心、及び第2中足骨が一直線となっていることを、容易に確認することができる。
また、大腿骨頭位置決定器具1によれば、骨頭位置指示部18は、保持部4の当接プレート6が上前腸骨棘52に当接された状態で、術前に予め得られた上前腸骨棘52と大腿骨頭56との位置関係に基づいて、大腿骨頭56の位置に対応する位置に配置される。ここで、上前腸骨棘52は、骨盤50における側方に出っ張った部分であり、ごく薄い層(皮膚等)のみによって覆われている部分である。すなわち、この薄い層を介して上前腸骨棘52に当接された当接プレート6と骨頭位置指示部18との相対的な位置関係は、予め得られた上前腸骨棘52と大腿骨頭56との相対的な位置関係と、概ね同じになる。これにより、骨頭位置指示部18の位置と実際の大腿骨頭56の位置との大きな位置ずれを防止できる。よって、大腿骨頭位置決定器具1によれば、大腿骨頭56の位置を正確に把握することができる。
また、大腿骨頭位置決定器具1によれば、基端側から先端側へ延びるように形成された指示機構3の延出部10の先端によって、大腿骨頭56の位置が指示される。これにより、
当接対象としての上前腸骨棘52から位置的に離れた大腿骨頭56の位置に対応する位置に、骨頭位置指示部18を配置することが可能になる。
また、大腿骨頭位置決定器具1によれば、延出部10の基端部11に対して先端部15を移動させることにより、基端部11に対する先端部15の位置を容易に調整することができる。これにより、骨頭位置指示部18の位置を適切に調整することができる。
また、大腿骨頭位置決定器具1によれば、自在継手部20によって延出部10の基端部11を保持機構2に対して回転させることが可能となり、これにより、延出部10の向きを容易に調整することができる。これにより、骨頭位置指示部18の位置を適切に調整することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能である。例えば、次のように変更して実施してもよい。
[変形例]
(1)図9は、変形例に係る大腿骨頭位置決定器具1aの斜視図である。上述した実施形態に係る大腿骨頭位置決定器具1では、一対の保持部4によって患者Pの上前腸骨棘52を両側から挟むことにより、当該器具1を患者Pに対して固定したが、これに限らない。例えば、図9に示すように、1つの保持部4を有する保持機構2aを備えた大腿骨頭位置決定器具1aを構成することもできる。この大腿骨頭位置決定器具1aは、保持部4の当接プレート6が患者Pの上前腸骨棘52のいずれか一方に当接され、術者又は補助者によって支えられた状態(又は別の支持器具で支持された状態)で用いられる。この大腿骨頭位置決定器具1aによれば、使用中に大腿骨頭位置決定器具1aを術者等によって支えたり別の器具で支持する等の手間が生じるものの、上述した大腿骨頭位置決定器具1と比べて、大幅に構成を簡素化でき且つ製品を小型化できる。具体的には、上述した大腿骨頭位置決定器具1と比べて、一方の保持部4、一方の延出部10、連結部30、等を省略することができる。
(2)図10は、変形例に係る大腿骨頭位置決定器具1bの斜視図である。上述した実施形態に係る大腿骨頭位置決定器具1では、当接プレート6を当接プレート取付部5に対して脱着可能な構成としたが、これに限らない。具体的には、図10に示すように、保持部4aを、1つのプレート状の部材によって構成してもよい。これにより、患者P毎に部品(図1に示す大腿骨頭位置決定器具1の場合における当接プレート6)を製造する手間を省くことができ、全ての患者Pに対応可能な保持機構2bを備えた器具を提供できる。なお、この場合、各保持部4aにおける相手側の保持部4aに対向する部分が、患者の上前腸骨棘が当接する当接部として機能する。
(3)図11は、実施形態に係る第2中足骨位置決定器具1cの斜視図である。また、図12は、図11に示す第2中足骨位置決定器具1cの側面図である。上述した実施形態及び変形例では、人工膝関節置換術用器具の一例として、大腿骨頭56の位置を把握するための大腿骨頭位置決定器具1,1a,1bについて説明したが、人工膝関節置換術用器具の他の例として、図11及び図12に示す第2中足骨位置決定器具1cを挙げることもできる。第2中足骨位置決定器具1cは、術者が患者の第2中足骨の位置を把握するために用いられる。
[全体構成]
図11及び図12に示すように、第2中足骨位置決定器具1cは、保持機構2c及び指示機構3aを備えている。
保持機構2cは、一対の保持部40,40と、連結部45とを有している。
一対の保持部40,40は、互いに同じ形状である。各保持部40は、上述した実施形態の場合と同様、当接プレート取付部41(当接部取付部)及び当接プレート42(当接部)を有している。
当接プレート取付部41は、図1に示す大腿骨頭位置決定器具1の当接プレート取付部5と同様、左右方向に所定の厚みを有する略板状に形成された部分であって、その内側の部分に、当接プレート42が収容される収容凹部41aが形成されている。
また、当接プレート取付部41は、詳しくは後述する連結部45に形成された溝部45aに嵌合するとともに当該溝部45aに沿って左右方向にスライド移動可能な突条部43が形成されている。この突条部43は、左右方向に沿って延びるように形成されている。
当接プレート42は、図1に示す大腿骨頭位置決定器具1の当接プレート6と同様、当接プレート取付部41の収容凹部41aに対して脱着可能な大きさに形成され、該収容凹部41aに対して脱着することができる。また、当接プレート42には、第2中足骨位置決定器具1cが患者の足首に固定された状態において当該患者の踝が嵌り込む踝用凹部42a(当接対象用凹部)が形成されている。当接プレート42は、当該踝用凹部42aが内側を向くように、当接プレート取付部41に収容されて固定される。
当接プレート42は、手術が行われる患者に合わせて製造される。具体的には、当接プレート42は、第2中足骨位置決定器具1cが患者の足首に取り付けられた状態において、踝用凹部42aが、患者の踝(患者の腓骨遠位端の内果又は脛骨遠位端の外果)に嵌まり込むような形状に形成される。より詳しくは、右側の当接プレート42の踝用凹部42aは、内果及び外果のいずれか一方に嵌まり込むような形状に形成される一方、左側の当接プレート42の踝用凹部42aは、内果及び外果の他方に嵌まり込むような形状に形成される。これにより、第2中足骨位置決定器具1cを、患者に対してフィットさせることができる。
更に、当接プレート42は、患者の足首付近の骨形状に合わせて以下のように製造される。具体的には、当接プレート42は、当該当接プレート42に挟まれた状態の患者の第2中足骨の位置が、左右方向において詳しくは後述する指示機構3aの位置と一致するように、形成される。
連結部45は、左右方向に延びる長尺状に形成された部材であって、その長手方向に延びるように、当接プレート42の突条部43が嵌まり込む溝部45aが形成されている。また、連結部45の長手方向(左右方向)における中央部分には、指示機構3aが固定されている。更に、連結部45には、該指示機構3aが固定された部分を基準位置とした該基準位置と右側の保持部40との間の距離を測定するための右側目盛部46と、前記基準位置と左側の保持部40との距離を測定するための左側目盛部47と、が形成されている。
指示機構3aは、連結部45の左右方向中央部分に固定されている。指示機構3aは、連結部45の前面から前方へ突出する突出部3bと、当該突出部3bの先端部における上側の部分に設けられた椀状部17と、当該椀状部17の内部に収容されたボール状の部材とを有している。このボール状の部材は、第2中足骨位置決定器具1cが患者に装着された状態において、当該患者の第2中足骨の位置を指示する第2中足骨位置指示部18b(位置特定対象指示部)として設けられている。この第2中足骨位置指示部18bには、上記実施形態の場合と同様、アライメントロッド60の先端部が取り付けられる取付け穴部18aが形成されている。なお、第2中足骨位置決定器具1cにおける椀状部17の形状は、上述した大腿骨頭位置決定器具1における椀状部17の形状と同様であり、また、第2中足骨位置指示部18bの形状は、上述した大腿骨頭位置決定器具1における骨頭位置指示部18の形状と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
[使用方法]
本実施形態に係る第2中足骨位置決定器具1cを使用するにあたり、まず、上述した大腿骨頭位置決定器具1の場合と同様、手術が行われる患者に合わせた当接プレート42が製造される。具体的には、まず、患者の足首付近の骨形状をレントゲン等でモデル化し、当該モデルに基づいて、一対の当接プレート42のそれぞれを形成する。このとき、各当接プレート42は、各当接プレート42に形成された踝用凹部42aに患者の内果又は外果が嵌まり込んだ状態で、指示機構3aの左右方向における位置が、患者の第2中足骨の位置と一致するように、形成される。このように形成された各当接プレート42は、対応する当接プレート取付部41の収容凹部41aに収容されて固定される。
次に、術者は、上述のように形成された当接プレート42が装着された第2中足骨位置決定器具1cを、患者に対して固定する。具体的には、術者は、右側目盛部46(又は左側目盛部47)を確認しながら一方の保持部40の位置を連結部45に対してスライドさせ、モデル化された患者の足首付近の骨形状に基づいて算出された患者の左右方向における第2中足骨と内果又は外果との間の距離に合わせる。このように距離が合わせられた一方の保持部40の踝用凹部42aに患者の踝を嵌め込んだ状態で、他方の保持部40を内側へスライドさせて、患者の踝を両側から挟み込む。これにより、患者の足首に対して第2中足骨位置決定器具1cを固定できるとともに、第2中足骨位置指示部18bの位置を患者の第2中足骨の位置に正確に合わせることができる。
次に、術者は、上述のように第2中足骨の位置に配置された第2中足骨位置指示部18bの取付け穴部18aにアライメントロッド60の先端部を取り付ける。これにより、術者は、第2中足骨位置指示部18bを中心として当該アライメントロッド60の向きを変えながら、アライメントを確認することができる。
そして、術者は、上述のようにしてアライメントを確認しながら膝関節(具体的には、大腿骨遠位端及び脛骨近位端)の切断面の位置を決定できるため、人工膝関節が設置される切断面を適切に形成することができる。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る第2中足骨位置決定器具1cによれば、当接プレート42が患者の内果及び外果に当接された状態で、第2中足骨位置指示部18bが、第2中足骨に対応する位置に配置される。この際、第2中足骨位置指示部18bは、患者の内果又は外果と第2中足骨との相対的な位置関係に基づいて配置される。これにより、第2中足骨位置指示部18bを、第2中足骨に対応する位置に正確に配置することができる。そして、人工膝関節置換術を行う術者は、上述のように配置された第2中足骨位置指示部18bを直接的に目視できるため、患者の第2中足骨の位置を容易に把握することができる。
従って、第2中足骨位置決定器具1cによれば、患者の第2中足骨の位置を容易に特定することができる。しかも、上述のように決定された第2中足骨位置指示部18bの位置は、第2中足骨の位置と正確に対応する位置であるため、アライメントを高い精度で獲得することができる。
また、第2中足骨位置決定器具1cによれば、第2中足骨位置指示部18bは、当接プレート42が腓骨遠位端の外果又は脛骨遠位端の内果に当接された状態で、術前に予め得られた外果(又は内果)と第2中足骨との位置関係に基づいて、第2中足骨の位置に対応する位置に配置される。これらの外果及び内果は、下肢遠位端における側方にでっぱった部分(いわゆる踝)であり、ごく薄い層(皮膚等)のみによって覆われている部分である。すなわち、この薄い層を介して外果(又は内果)に当接された当接プレート42と第2中足骨位置指示部18bとの相対的な位置関係は、予め得られた外果(又は内果)と第2中足骨との相対的な位置関係と、概ね同じになる。これにより、第2中足骨位置指示部18bの位置と実際の第2中足骨の位置との大きな位置ずれを防止できる。よって、この構成によれば、第2中足骨の位置を正確に把握することができる。
また、第2中足骨位置決定器具1cによれば、腓骨遠位端の外果及び脛骨遠位端の内果を一対の当接プレート42によって挟むことにより、第2中足骨位置決定器具1cを患者に対して容易に固定することができる。
また、第2中足骨位置決定器具1cによれば、患者の骨部のモデリング等により予め得られた患者の腓骨遠位端の外果(又は脛骨遠位端の内果)と第2中足骨との位置関係に基づき、連結部45の基準位置(第2中足骨位置指示部18bが設けられた位置)に対する各当接プレート42の位置が調整される。具体的には、術者は、右側目盛部46又は左側目盛部47を確認しながら、基準位置と当接プレート42との間の距離を、モデリング等により得られた患者の第2中足骨と外果(又は内果)との間の距離に合わせることができる。これにより、第2中足骨位置指示部18bの位置を、第2中足骨の位置に正確に合わせることができる。
図13は、本発明の実施形態に係る人工膝関節置換術用器具ユニット9を患者に対して固定した状態を示す図である。人工膝関節置換術用器具ユニット9は、上述した大腿骨位置決定器具1及び第2中足骨位置決定器具1cを備えている。
人工膝関節置換術用器具ユニット9によれば、例えば術中及び術後に、患者Pの大腿骨頭56の中心、膝関節中心、及び第2中足骨が一直線状になっているか否かを容易に確認できる。具体的には、人工膝関節置換術用器具ユニット9は、大腿骨頭位置決定器具1及び第2中足骨位置決定器具1cの双方が術後の患者Pに固定された状態で用いられる。そして、術者は、アライメントロッド60の一端部を大腿骨頭位置決定器具1の骨頭位置指示部18の取付け穴部18aに取り付けるとともに、アライメントロッド60の他端部を第2中足骨位置決定器具1cの第2中足骨位置指示部18bの取付け穴部18aに取り付ける。このとき、図13に示すように、アライメントロッド60に膝関節中心が重なっていれば、大腿骨頭中心、膝関節中心、及び第2中足骨中心が一直線となっていること、すなわち、アライメントがとれていることを確認できる。一方、アライメントロッド60と膝関節中心とがずれていれば、アライメントがとれていないことを確認でき、このずれ量に応じて再骨切りの必要性を判断できる。
本発明は、人工膝関節置換術が施される患者における所定の部位(特に、大腿骨頭又は第2中足骨)の位置を把握するための器具として、広く適用することができる。
1,1a,1b 大腿骨頭位置決定器具(人工膝関節置換術用器具)
1c 第2中足骨位置決定器具(人工膝関節置換術用器具)
2,2a,2b,2c 保持機構
3,3a 指示機構
4,4a,40 保持部
6,42 当接プレート(当接部)
9 人工膝関節置換術用器具ユニット
18 骨頭位置指示部(位置特定対象指示部)
18b 第2中足骨位置指示部(位置特定対象指示部)

Claims (8)

  1. 人工膝関節置換術が行われる患者の当接対象に当接される当接部を有する保持部を含み、前記当接部が前記当接対象に当接された状態で前記患者に対して保持される保持機構と、
    前記保持機構が前記患者に対して保持された状態で前記患者において位置を特定したい部位である位置特定対象に対応する位置に配置されるとともに前記当接対象とは異なる位置を指示する位置特定対象指示部を有し、前記保持機構に取り付けられる指示機構と、
    を備え、
    前記位置特定対象指示部には、アライメントロッドの一端部が取り付けられる取付部が形成されており、
    前記アライメントロッドの他端部は、前記位置特定対象に対応する位置とは異なるとともに前記当接対象とも異なる位置を指示し、
    前記当接対象は、前記患者の左右いずれかの上前腸骨棘であり、前記位置特定対象は、前記患者の大腿骨の骨頭であることを特徴とする、人工膝関節置換術用器具。
  2. 請求項に記載の人工膝関節置換術用器具において、
    前記指示機構は、基端側の部分である基端部、及び先端側の部分である先端部を有し、
    前記基端部は、前記保持機構に取り付けられ、
    前記先端部は、前記基端部から離間する方向へ延びるように形成されるとともに、該先端部の先端には前記位置特定対象指示部が設けられていることを特徴とする、人工膝関節置換術用器具。
  3. 請求項に記載の人工膝関節置換術用器具において、
    前記先端部は、前記基端部に対して、該先端部の延びる方向に沿って移動可能であることを特徴とする、人工膝関節置換術用器具。
  4. 請求項又は請求項に記載の人工膝関節置換術用器具において、
    前記保持機構は、自在継手部を更に備え、
    前記基端部は、前記自在継手部に取り付けられていることを特徴とする、人工膝関節置換術用器具。
  5. 人工膝関節置換術が行われる患者の当接対象に当接される当接部を有する保持部を含み、前記当接部が前記当接対象に当接された状態で前記患者に対して保持される保持機構と、
    前記保持機構が前記患者に対して保持された状態で前記患者において位置を特定したい部位である位置特定対象に対応する位置に配置されるとともに前記当接対象とは異なる位置を指示する位置特定対象指示部を有し、前記保持機構に取り付けられる指示機構と、
    を備え、
    前記位置特定対象指示部には、アライメントロッドの一端部が取り付けられる取付部が形成されており、
    前記アライメントロッドの他端部は、前記位置特定対象に対応する位置とは異なるとともに前記当接対象とも異なる位置を指示し、
    前記当接対象は、前記患者の腓骨遠位端の外果又は脛骨遠位端の内果であり、前記位置特定対象は、前記患者の第2中足骨であることを特徴とする、人工膝関節置換術用器具。
  6. 請求項に記載の人工膝関節置換術用器具において、
    前記保持機構は、
    一対の前記当接部と、
    一対の前記当接部を連結するための連結部と、を更に備え、
    一方の前記当接部は、前記腓骨遠位端の外果に当接されるとともに、他方の前記当接部は、前記脛骨遠位端の内果に当接され、各前記当接部は、前記連結部に沿って移動可能であることを特徴とする、人工膝関節置換術用器具。
  7. 請求項に記載の人工膝関節置換術用器具において、
    前記位置特定対象指示部は、前記連結部に設けられ、
    前記連結部には、該連結部における前記位置特定対象指示部が設けられた位置に対応する基準位置と前記当接部との間の距離を測定するための目盛部が形成されていることを特徴とする、人工膝関節置換術用器具。
  8. 請求項から請求項のいずれか1項に記載の人工膝関節置換術用器具としての大腿骨頭位置決定器具と、
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の人工膝関節置換術用器具としての第2中足骨位置決定器具と、を備えていることを特徴とする、人工膝関節置換術用器具ユニット。
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