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JP6336235B1 - 物品搬送ロボット - Google Patents

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JP6336235B1
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Abstract

走行部(3)を有する底部(24)と、底部(24)の水平方向における一端および他端からそれぞれ鉛直方向に伸びる第1の柱部(21,25)および第2の柱部(22,26)、ならびに、一端が、当該第1の柱部の、底部と反対側の端部に、他端が、当該第2の柱部の、底部と反対側の端部に接続された天部(23)を有する胴体部(2,2a)と、胴体部を貫通するように、第1の柱部と第2の柱部と天部と底部とによって開口部を形成する物品収納部(11,11a)と、第1の柱部および第2の柱部に、開口部を挟んで対となるように設けられた、物品収納補助具(6)を固定するための固定部(12)とを備えた。

Description

この発明は、物品を搬送する物品搬送ロボットに関するものである。
従来、ロボットは、製造分野において、土台に固定されたアーム形態で、アームが稼動する範囲内で製造部品等を移動させる装置として発展してきた。その後、充電池の発展により、ロボットは、自走式台車形態で、製造現場の製造部品、または、物流現場の商品等を搬送する作業で用いられる装置として応用されるようになった。なお、本明細書において、ロボットとは、電気を動力に変えるアクチュエータを、自律的に制御駆動することで作業を行う装置を指す。
ロボットは、近年の安全センサの発達により、生活の場面または公共の場面での人の生活を支援するサービスロボットとして応用されることも期待されている。このようなサービスロボットの一種として、物品を搬送するサービスロボット(以下単に「物品搬送ロボット」という。)がある。物品搬送ロボットは、高齢者、子供または車椅子利用者等の多様な使用者に対して物品を搬送するため、特に、安定した走行を実現することが求められる。
ところで、特許文献1には、多量の食品を多数の現場で準備し、貯蔵し、運搬し、温め直し、給仕する食事配達器具が開示されている。この食事配達器具は、カート内部に設けられた内部壁を有し、内部壁が、カート内部を、前側ドアから接近できる前側コンパートメントと後側ドアから接近できる後側コンパートメントとに分割している。
特表2002−517265号公報
特許文献1に開示された食事配達器具におけるカートの内部は、内部壁によって前側コンパートメントと後側コンパートメントとに分割されているため、カートの内部への食品の入れ方によっては、カートの重心が偏ることがある。
これに対し、昨今の物品搬送ロボットに備えられた走行装置は、オムニホイール等の特殊な車輪、または、各車輪が独自に駆動する方式により、前後だけではなく、横または斜めにも走行する。
そのため、特許文献1に開示されているような従来の食事配達器具におけるカート内の構造を、物品搬送ロボットに適用した場合、物品搬送ロボットの重心が偏り、安定した走行を実現できないおそれがあるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、物品が収納された際の重心の偏りを抑制できる物品搬送ロボットを提供することを目的とする。
この発明に係る物品搬送ロボットは、走行部を有する底部と、底部の水平方向における一端および他端からそれぞれ鉛直方向に伸びる第1の柱部および第2の柱部、ならびに、一端が、当該第1の柱部の、前記底部と反対側の端部に、他端が、当該第2の柱部の、底部と反対側の端部に接続された天部を有する胴体部と、胴体部を貫通するように、第1の柱部と第2の柱部と天部と底部とによって開口部を形成する物品収納部と、第1の柱部および第2の柱部に、開口部を挟んで対となるように設けられた、物品収納補助具を固定するための固定部と、前記第1の柱部および前記第2の柱部の内部に設けられ、電力と制御信号とを通す配線と、前記第1の柱部、前記第2の柱部、前記天部または前記走行部の上面部に設けられ、前記配線が接続される端子とを備え、前記物品収納補助具が前記固定部に固定された場合に、前記端子が前記物品収納補助具に設けられた補助具側端子と接続されて、前記配線と前記物品収納補助具に設けられた補助具側配線とが接続されることを特徴とする。
この発明によれば、物品が収納された際の重心の偏りを抑制できる物品搬送ロボットを提供することができる。
実施の形態1の物品搬送ロボットの概要の一例を示す斜視図である。 実施の形態1において、物品搬送ロボットが備える駆動制御装置の構成の一例を示す図である。 実施の形態1の物品搬送ロボットの物品収納部が形成する開口部内に固定される物品収納補助具の一例を説明するための図であり、図3Aは、盆形の物品収納補助具の一例を示し、図3Bは、箱形の物品収納補助具の一例を示し、図3Cは、籠形の物品収納補助具の一例を示している。 実施の形態1において、物品収納補助具として盆形の物品収納補助具を用いた場合の一例について説明する図であって、図4Aは、物品搬送ロボットに物品収納補助具を固定した状態の一例を示す図であり、図4Bは、物品収納補助具に、物品を収納した状態の一例を示す図であり、図4Cは、物品収納補助具の構成の一例について説明するための図である。 実施の形態1において、物品収納補助具として、箱形の物品収納補助具を用いた場合の一例について説明する図であって、図5Aは、物品搬送ロボットに物品収納補助具を固定した状態の一例を示す図であり、図5Bは、物品収納補助具の蓋を閉めた状態の一例の外観斜視図であり、図5Cは、物品収納補助具の構成の一例について説明するための図である。 実施の形態1において、物品収納補助具として、籠形の物品収納補助具を用いた場合の一例について説明する図であって、図6Aは、物品搬送ロボットに物品収納補助具を固定した状態の一例を示す図であり、図6Bは、物品収納補助具の構成の一例について説明するための図であり、図6Cは、物品収納補助具内の物品の状態を監視するカメラユニットの構成の一例について説明するための図である。 実施の形態1において、物品収納補助具として、籠形の物品収納補助具を用いた場合の一例について説明する図であって、図7Aは、物品搬送ロボットに物品収納補助具を固定した状態の一例を示す図であり、図7Bは、物品収納補助具の構成の一例について説明するための図である。 実施の形態1において、物品搬送ロボットが備えるユーザインタフェース装置の設置位置の一例を説明するための図である。 実施の形態1において、表示部に表示される、人の顔を模した映像の一例を説明するための図である。 実施の形態1において、表示部に表示している目と口を模した顔の映像を徐々に縮小して表示される場合の画面の一例を示す図である。 実施の形態1において、表示部の情報表示領域、および、顔表示領域の一例を示す図である。 実施の形態2の物品搬送ロボットの概要の一例を示す斜視図である。 実施の形態2において、物品搬送ロボットが備えるユーザインタフェース装置の設置位置の一例を説明するための図である。 実施の形態2の物品搬送ロボットの物品収納部が形成する開口部内に固定される物品収納補助具の一例を説明するための図であって、図14Aは、収納庫形の物品収納補助具の一例を示し、図14Bは、棚板形の物品収納補助具の一例を示している。 実施の形態2において、物品収納補助具として、収納庫形の物品収納補助具を用いた場合の一例について説明する図であって、図15Aは、物品搬送ロボットに物品収納補助具を固定した状態の一例を示す図であり、図15Bは、物品収納補助具の構成の一例について説明するための図である。 実施の形態2において、物品収納補助具として、棚板形の物品収納補助具を用いた場合の一例について説明する図であって、図16Aは、物品搬送ロボットに物品収納補助具を固定した状態の一例を示す図であり、図16Bは、物品収納補助具の構成の一例について説明するための図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
実施の形態1に係る物品搬送ロボットは、物品を搬送するサービスロボットである。
図1は、実施の形態1の物品搬送ロボット1の概要の一例を示す斜視図である。
物品搬送ロボット1は、胴体部2と走行部3とを有する。
物品搬送ロボット1の胴体部2は、物品収納部11と、固定部12とを有する。
物品収納部11は、胴体部2を水平方向に貫通するように開口部を形成する。
実施の形態1では、物品収納部11は、走行部3が走行する方向に対して平行な水平方向に、胴体部2を貫通するように開口部を形成している。実施の形態1において、水平とは、略水平を含み、平行とは略平行を含む。
走行部3が走行する方向とは、物品搬送ロボット1が長距離を移動する際、または、物品を運搬する際に進行方向(前方)となるように予め設計された方向である。
実施の形態1においては、例えば、買い物をしているユーザの後ろを物品搬送ロボット1が追従して走行し、ユーザが、買い物をしながら、後ろにいる物品搬送ロボット1の物品収納部11が形成する開口部に固定された物品収納補助具6(詳細は後述する)に対して、前方から、物品の出し入れを行うことを想定している。
従って、実施の形態1において、物品搬送ロボット1の物品収納部11が形成する開口部は、物品搬送ロボット1が走行する方向に向かって開口している。
物品収納部11が形成する開口部内には、物品を収納するための補助具である1または複数の物品収納補助具6が固定される。物品収納補助具6の詳細については後述する。
胴体部2は、第1の柱部21、第2の柱部22、天部23、および、底部24を有する。天部23は、一端が、当該第1の柱部21の、底部24と反対側の端部に、他端が、当該第2の柱部22の、底部24と反対側の端部に接続された形態である。底部24は、胴体部2の一部であるとともに走行部3を有する。第1の柱部21および第2の柱部22は、それぞれ底部24の水平方向の一端および他端から鉛直方向に伸びる形態である。
物品収納部11は、第1の柱部21と第2の柱部22と天部23と底部24とによって開口部を形成する。すなわち、物品収納部11が形成する開口部の周縁は、第1の柱部21と第2の柱部22と天部23と底部24とによって規定されている。
第1の柱部21および第2の柱部22には、物品収納部11が形成する開口部内に物品収納補助具6を固定するための複数の固定部12が、物品収納部11が形成する開口部を挟んで対となるように、1対以上設けられる。図1では、一例として3対の固定部12が設けられている。図1において、固定部12aと固定部12d、固定部12bと固定部12e、および、固定部12cと固定部12fが、それぞれ互いに対となっている。互いに対となる2つの固定部12は、第1の柱部21および第2の柱部22において、鉛直方向の同じ高さに設けられ、1つの物品収納補助具6を水平に固定する。実施の形態1において、鉛直方向の同じ高さとは、鉛直方向の略同じ高さを含み、鉛直とは略鉛直を含む。固定部12は、物品収納補助具6が、物品収納部11が形成する開口部に固定された状態において、物品収納補助具6に収納されている物品が傾いて位置ずれを起こさない程度に、物品収納補助具6を固定するようになっていればよい。物品収納補助具6の固定部12への具体的な固定方法については後述する。
胴体部2の第1の柱部21、第2の柱部22、天部23、および、底部24の内部には配線13が設けられる。配線13は、物品搬送ロボット1に備えられている充電池(図示省略)からの電力および駆動制御装置4(後述する)からの制御信号を通すためのものである。配線13は、胴体部2が有する端子14(後述する)を介して、物品収納補助具6が有する補助具側配線65(後述する)と接続される。また、配線13は、物品搬送ロボット1が有する駆動制御装置4(後述する)、および、ユーザインタフェース装置5(後述する)に接続される。
それぞれの固定部12には、充電池からの電力、および、駆動制御装置4からの制御信号を入出力する端子14が設けられる。端子14は、物品収納補助具6が有する補助具側端子63(後述する)と接続されて、配線13と、物品収納補助具6が有する補助具側配線65とを電気的に接続する。
実施の形態1では、図1に示すように、端子14は、第1の柱部21側のすべての固定部12に設けられるものとしているが、端子14の設けられる位置は、これに限らない。物品搬送ロボット1の具体的な用途に応じて、一部の物品収納補助具6にのみ電力の供給および制御信号の伝達を行えばよい場合、端子14は、例えば、一部の固定部12に設けられるものであってもよい。
また、端子14は、固定部12に固定された物品収納補助具6に対して、配線13からの電力の供給および制御信号の伝達ができるように、当該物品収納補助具6が有する補助具側端子63と接続されうる位置に配置されればよい。端子14は、例えば、底部24のみに設けられるものとしてもよいし、第1の柱部21または第2の柱部22のいずれかのみに設けられるものとしてもよいし、天部23と、第1の柱部21または第2の柱部22とに設けられるものとしてもよい。
走行部3は、車輪またはキャタピラ等と、その駆動装置を有する。実施の形態1の物品搬送ロボット1は、充電池を有しており、この充電池から駆動制御装置4(後述する)および走行部3に電力が供給されることで、ワイヤレスで自律的に走行することができる。
物品搬送ロボット1は、駆動制御装置4を備える。
駆動制御装置4は、物品搬送ロボット1の現在位置を推定し、物品搬送ロボット1の駆動制御を行う。駆動制御装置4は、周辺環境を認識するセンサ(図示省略)から取得した周辺環境データと、周辺地図データ記憶部44(後述する)に保存されている周辺地図データとに基づき、物品搬送ロボット1の現在位置を推定する。周辺環境を認識するセンサは、物品搬送ロボット1に備えられている。周辺環境を認識するセンサは、例えば、カメラ等の撮像装置、赤外線もしくはレーザ等の光線を送受信する送受信機、または、ミリ波レーダ、WiFi(登録商標)もしくはビーコン等の電波を送受信する送受信機である。
ここで、図2は、実施の形態1において、物品搬送ロボット1が備える駆動制御装置4の構成の一例を示す図である。
図2に示すように、駆動制御装置4は、操作情報受付部41と、センサ情報受信部42と、位置推定部43と、周辺地図データ記憶部44と、制御部45と、データ作成部46と、出力制御部47とを有する。
データ作成部46は、音声データ作成部461と表示用データ作成部462とを有する。また、出力制御部47は、音声出力制御部471と表示制御部472とを有する。
操作情報受付部41は、ユーザインタフェース装置5から出力された操作情報を受け付ける。ユーザは、ユーザインタフェース装置5の入力部54等から所望の操作を入力する。ユーザインタフェース装置5は、ユーザから所望の操作の入力を受け付けると、当該操作に関する情報を、操作情報として、例えば、配線13を介して、駆動制御装置4に出力する。駆動制御装置4は、当該操作情報を受け付ける。ユーザがユーザインタフェース装置5から入力する所望の操作とは、例えば、所望の方向への物品搬送ロボット1の走行指示等である。
操作情報受付部41は、受け付けた操作情報を、位置推定部43および制御部45に出力する。
センサ情報受信部42は、センサから周辺環境データを受信する。センサ情報受信部42は、受信した周辺環境データを、位置推定部43に出力する。
位置推定部43は、操作情報受付部41から、所望の方向への物品搬送ロボット1の走行指示に関する操作情報が出力されると、センサ情報受信部42から出力された周辺環境データと、周辺地図データ記憶部44で記憶されている周辺地図データに基づき、物品搬送ロボット1の現在位置を推定する。位置推定部43は、推定した現在位置に関する情報を、制御部45に出力する。
周辺地図データ記憶部44は、周辺地図データを記憶する。
なお、実施の形態1では、図2に示すように、周辺地図データ記憶部44は、駆動制御装置4に備えられるものとしたが、これに限らず、周辺地図データ記憶部44は、駆動制御装置4の外部の、駆動制御装置4が参照可能な場所に備えられるようにしてもよい。
制御部45は、物品搬送ロボット1の各種動作、または、物品搬送ロボット1が備えるユーザインタフェース装置5の動作を制御する。
例えば、制御部45は、操作情報受付部41から、所望の方向への物品搬送ロボット1の走行指示に関する操作情報が出力されると、位置推定部43が推定した現在位置と周辺地図データ記憶部44に記憶されている周辺地図データとに基づき、操作情報で指示された方向へ物品搬送ロボット1を走行させるよう、走行部3を制御する。このように、物品搬送ロボット1は、駆動制御装置4の制御に基づき、ワイヤレスで自律的に走行する。
データ作成部46の音声データ作成部461は、ユーザインタフェース装置5の音声入出力部52(後述する)から出力させる音声データを作成する。音声データ作成部461は、作成した音声データを、出力制御部47の音声出力制御部471に出力する。
データ作成部46の表示用データ作成部462は、ユーザインタフェース装置5の表示部51(後述する)に表示させる表示用データを作成する。表示用データ作成部462は、作成した表示用データを、出力制御部47の表示制御部472に出力する。
出力制御部47の音声出力制御部471は、音声データ作成部461から出力された音声データに基づく音声を、ユーザインタフェース装置5の音声入出力部52から出力させる。
出力制御部47の表示制御部472は、表示用データ作成部462から出力された表示用データに基づく表示画像等を、ユーザインタフェース装置5の表示部51に表示させる。
図1の説明に戻る。
胴体部2の天部23における物品収納部11が形成する開口部側とは反対側の面上には、ユーザインタフェース装置5が備えられる。
ユーザインタフェース装置5は、配線13と接続される。充電池からの電力は、配線13を介して、ユーザインタフェース装置5に供給される。また、駆動制御装置4から出力される制御信号は、配線13を介して、ユーザインタフェース装置5に入力され、ユーザインタフェース装置5から出力される情報は、配線13を介して、駆動制御装置4に入力される。
なお、図1では、上述のとおり、ユーザインタフェース装置5は、天部23に備えられるものとしたが、これは一例に過ぎず、ユーザインタフェース装置5は、例えば、第1の柱部21または第2の柱部22における物品収納部11が形成する開口部側とは反対側の面上に備えられてもよい。
ユーザインタフェース装置5は、表示部51と、音声入出力部52と、カメラ53と、入力部54とを有する。
表示部51は、例えば、LED(Light Emitting Diode)発光のディスプレイまたは液晶ディスプレイであり、ユーザに提示する情報を、画像または映像等として表示する。
音声入出力部52は、マイクおよびスピーカを有している。音声入出力部52は、所望の操作等を指示するためにユーザが発した音声等を受け付ける。また、音声入出力部52は、ユーザに提示する情報を音声等として出力する。
カメラ53は、物品搬送ロボット1の周辺を撮像する。
入力部54は、操作ボタン等の入力装置であり、ユーザから所望の操作を受け付ける。入力部54は、表示部51上に備えられたタッチパネルでもよい。
音声入出力部52および入力部54は、ユーザから所望の操作を受け付けた場合、当該ユーザの所望の操作に関する情報を、操作情報として、駆動制御装置4に出力する。
次に、固定部12により物品収納部11が形成する開口部内に着脱自在に固定される物品収納補助具6について説明する。
図3は、実施の形態1の物品搬送ロボット1の物品収納部11が形成する開口部内に固定される物品収納補助具6の一例を説明するための図であり、図3Aは、盆形の物品収納補助具6aの一例を示し、図3Bは、箱形の物品収納補助具6bの一例を示し、図3Cは、籠形の物品収納補助具6cの一例を示している。
物品収納補助具6は、物品搬送ロボット1の物品収納部11が形成する開口部内に固定され、物品搬送ロボット1が搬送する物品等を収納する。
図4は、実施の形態1の物品搬送ロボット1において、物品収納補助具6として、図3Aで示したような、盆形の物品収納補助具6aを用いた場合の一例について説明する図である。図4Aは、物品搬送ロボット1に物品収納補助具6aを固定した状態の一例を示す図であり、図4Bは、物品収納補助具6aに物品を収納した状態の一例を示す図であり、図4Cは、物品収納補助具6aの構成の一例について説明するための図である。なお、盆形の物品収納補助具6aは、当該物品収納補助具6aが、物品収納部11が形成する開口部内に固定された状態で、当該物品収納補助具6aに収納された物品が物品搬送ロボット1の走行時の慣性によって落下しない程度の立壁を有する盆形態のものである。
図4Bに示すように、物品収納補助具6aの、互いに向かい合う1組の側壁には、それぞれ、固定部12と嵌合する補助具側固定部61が設けられている。
物品収納補助具6aが、物品搬送ロボット1の物品収納部11が形成する開口部内に固定されると、図4Aに示すように、一対の固定部12と一対の補助具側固定部61とが嵌合し、物品収納補助具6aが水平に固定された状態となる。
つまり、物品収納補助具6aは、物品収納部11が、胴体部2を貫通するように形成する開口部内に、固定部12によって水平に固定される。これにより、物品搬送ロボット1は、物品収納補助具6aに収納される物品を、物品搬送ロボット1の重心の鉛直線上に配置することができるため、重心の偏りを抑制し、安定した走行を実現することができる。
また、図4Cに示すように、物品収納補助具6aの底部内には、ペルチェ素子等の熱交換素子64,64が配置される。そして、補助具側固定部61,61には、それぞれ、端子14と接続される補助具側端子63,63が設けられる。なお、熱交換素子の数は、物品収納補助具6の大きさ等に応じて、適切な温度制御がなされるように決められるものであり、1つまたは複数であってよい。
補助具側端子63,63および熱交換素子64,64は、物品収納補助具6aの底部内に配置された補助具側配線65によって、制御基板62に接続される。
物品収納補助具6aが、物品搬送ロボット1の物品収納部11が形成する開口部内に固定されると、端子14と物品収納補助具6aの補助具側端子63とが接続され、配線13と物品収納補助具6a内の補助具側配線65とが電気的に接続される。
駆動制御装置4から、温度制御を行わせる制御信号が出力されると、当該制御信号は、物品収納補助具6aの補助具側端子63および補助具側配線65を経由して制御基板62に入力される。そして、制御基板62は、入力された制御信号に基づき、補助具側配線65を介して、熱交換素子64を制御する。
具体的には、例えば、ユーザは、ユーザインタフェース装置5の入力部54等から、所望の設定温度を入力する。入力部54等から入力された設定温度の情報は、駆動制御装置4に出力され、駆動制御装置4の操作情報受付部41が、設定温度の情報を、操作情報として受け付ける。そして、駆動制御装置4の制御部45は、当該操作情報に基づき、物品収納補助具6aに対して、物品収納補助具6a内をユーザの所望の設定温度とする制御信号を出力する。駆動制御装置4から出力された制御信号は、上述のとおり、制御基板62に入力され、熱交換素子64が制御される。その結果、物品収納補助具6a内の温度が、ユーザの所望の設定温度となり、ユーザは、物品収納補助具6aに収納される物品について、所望の温度とする温度管理を行うことができる。
このように、実施の形態1の物品搬送ロボット1は、ユーザに対して、安定した走行を実現するとともに、搬送する物品に関して温度管理を行うことができるという物品管理サービス機能を付加価値として提供することができる。この物品搬送ロボット1は、単に物品を搬送する物流ロボットに比べ、より快適な搬送の方法をユーザに提供することができるサービスロボットである。
図5は、実施の形態1の物品搬送ロボット1において、物品収納補助具6として、図3Bで示したような、箱形の物品収納補助具6bを用いた場合の一例について説明する図である。図5Aは、物品搬送ロボット1に物品収納補助具6bを固定した状態の一例を示す図であり、図5Bは、物品収納補助具6bの蓋を閉めた状態の一例の外観斜視図であり、図5Cは、物品収納補助具6bの構成の一例について説明するための図である。なお、箱形の物品収納補助具6bは、内部に収納される物品の全方向を覆うように物品を収納できる箱形態のものである。
図5Bに示すように、物品収納補助具6bの、物品が収納される収納部(図5Bの6b−2)の、互いに向かい合う1組の側壁には、それぞれ、固定部12と嵌合する補助具側固定部61が設けられている。
物品収納補助具6bが、物品搬送ロボット1の物品収納部11が形成する開口部内に固定されると、図5Aに示すように、一対の固定部12と一対の補助具側固定部61とが嵌合し、物品収納補助具6bが水平に固定された状態となる。
つまり、物品収納補助具6bは、物品収納部11が、胴体部2を貫通するように形成する開口部内に、固定部12によって水平に固定される。これにより、物品搬送ロボット1は、物品収納補助具6bに収納される物品を、物品搬送ロボット1の重心の鉛直線上に配置することができるため、重心の偏りを抑制し、安定した走行を実現することができる。
このように、物品搬送ロボット1は、物品収納補助具6が箱形の物品収納補助具6bであっても、物品収納補助具6を盆形の物品収納補助具6aとした場合同様、重心の偏りを抑制し、安定した走行を実現することができる。
また、物品収納補助具6を、箱形の物品収納補助具6bとした場合、以下のとおり、物品搬送ロボット1は、ユーザに対して、安定した走行を実現するとともに、搬送する物品に関して保存管理を行うことができるという物品管理サービス機能を付加価値として提供することができる。この物品管理サービス機能について、以下説明する。
図5Cに示すように、物品収納補助具6bの蓋部(図5Cの6b−1)には、温度計66が設けられている。図5Cでは、一例として物品収納補助具6bの蓋部には温度計66が設けられているものとしているが、温度計66に代えて、湿度計が設けられているものとしてもよい。また、物品収納補助具6bの蓋部には、温度計66および湿度計の両方が設けられているものとしてもよい。
また、物品収納補助具6bの蓋部には、制御基板62が設けられている。
また、物品収納補助具6bの蓋部には電気錠67aが設けられており、物品収納補助具6bの収納部(図5Cの6b−2)には電気錠用ラッチ67bが設けられている。
また、補助具側固定部61,61には、それぞれ、端子14と接続される補助具側端子63が設けられる。
補助具側端子63、温度計66および電気錠67aは、物品収納補助具6bの蓋部6b−1および収納部6b−2内に配置された補助具側配線65によって、制御基板62に接続される。
物品収納補助具6bが、物品搬送ロボット1の物品収納部11が形成する開口部内に固定されると、端子14と物品収納補助具6bの補助具側端子63とが接続され、配線13と物品収納補助具6b内の補助具側配線65とが接続される。
駆動制御装置4から、電気錠67aの開閉動作の制御を行わせる制御信号が出力されると、当該制御信号は、物品収納補助具6bの補助具側端子63および補助具側配線65を経由して制御基板62に入力される。そして、制御基板62は、入力された制御信号に基づき、補助具側配線65を介して、電気錠67aの開閉動作を制御する。
具体的には、例えば、ユーザは、ユーザインタフェース装置5の入力部54から、物品収納補助具6bの蓋を開ける指示を入力する。入力部54から入力された、蓋を開ける指示は、駆動制御装置4に出力され、駆動制御装置4の操作情報受付部41が、蓋を開ける指示を、操作情報として受け付ける。そして、駆動制御装置4の制御部45が、当該操作情報に基づき、物品収納補助具6bに対して、物品収納補助具6bの電気錠67aを開けさせる制御信号を出力する。駆動制御装置4から出力された制御信号は、上述のとおり、制御基板62に入力され、電気錠67aの開閉動作が制御される。
また、駆動制御装置4から、物品収納補助具6b内の温度情報を要求する制御信号が出力されると、当該制御信号は、物品収納補助具6bの補助具側端子63および補助具側配線65を経由して制御基板62に入力される。そして、制御基板62は、入力された制御信号に基づき、補助具側配線65を介して、温度計66が計測している物品収納補助具6b内の温度情報を、駆動制御装置4に出力する。
具体的には、例えば、ユーザは、ユーザインタフェース装置5の入力部54から、物品収納補助具6b内の温度情報を表示させる温度表示指示を入力する。入力部54から入力された温度表示指示は、駆動制御装置4に出力され、駆動制御装置4の操作情報受付部41が、温度表示指示を、操作情報として受け付ける。そして、駆動制御装置4の制御部45が、当該操作情報に基づき、物品収納補助具6bに対して、温度表示指示をあらわす制御信号を出力する。駆動制御装置4から出力された制御信号は、上述のとおり、制御基板62に入力され、制御基板62は、温度計66が計測している物品収納補助具6b内の温度情報を取得し、駆動制御装置4に出力する。
制御基板62から出力された温度情報は、物品収納補助具6bの補助具側端子63、端子14および配線13を経由し、駆動制御装置4に入力される。
駆動制御装置4の収納情報取得部(図示省略)は、制御基板62から出力された温度情報を取得し、制御部45に出力する。制御部45は、収納情報取得部から出力された温度情報に基づく温度の数値を、ユーザインタフェース装置5の表示部51に表示させる。
その結果、ユーザは、表示部51を確認することで、物品収納補助具6b内の温度を知ることができ、物品の保存状況を確認することができる。
なお、例えば、ユーザは、物品収納補助具6b内の物品の保存状況を確認した結果、物品収納補助具6b内の設定温度を変更したい場合は、ユーザインタフェース装置5の入力部54から、所望の設定温度を入力し、物品収納補助具6b内の設定温度の変更を行うことができる。物品収納補助具6b内の設定温度の変更の具体的な動作は、盆形の物品収納補助具6aの場合と同様であるため詳細な説明は省略する。なお、図5Cでは図示を省略しているが、物品収納補助具6bの蓋部6b−1または収納部6b−2の内部には、熱交換素子64が設けられる。
このように、実施の形態1の物品搬送ロボット1は、ユーザに対して、安定した走行を実現するとともに、搬送する物品に関して保存状態の管理を行うことができるという物品管理サービス機能を付加価値として提供することができる。この物品搬送ロボット1は、単に物品を搬送する物流ロボットに比べ、より快適な搬送の方法をユーザに提供することができるサービスロボットである。
図6は、実施の形態1において、物品収納補助具6として、図3Cで示したような、籠形の物品収納補助具6cを用いた場合の一例について説明する図である。図6Aは、物品搬送ロボット1に物品収納補助具6cを固定した状態を示す図であり、図6Bは、物品収納補助具6cの構成について説明するための図であり、図6Cは、物品収納補助具6c内の物品の状態を監視するカメラユニット7の構成について説明するための図である。
図6Bに示すように、物品収納補助具6cの籠の、互いに向かい合い対になる部分は、それぞれ、固定部12と嵌合する補助具側固定部61となる。
物品収納補助具6cが、物品搬送ロボット1の物品収納部11が形成する開口部内に固定されると、図6Aに示すように、一対の固定部12と一対の補助具側固定部61とが嵌合し、物品収納補助具6cが水平に固定された状態となる。
固定部12は、例えば、爪状の形状をしており、当該固定部12に、物品収納補助具6cの補助具側固定部61が引っかけられる。また、例えば、物品収納補助具6cの補助具側固定部61は、物品収納補助具6cの籠の互いに向かい合う位置に形成された、穴を有する取手としてもよい。
物品収納補助具6cが、物品収納部11が形成する開口部へ固定される際は、一対の固定部12が、物品収納補助具6cの一対の補助具側固定部61の穴に引っかけられ、物品収納補助具6cが水平に固定された状態となる。
図3A、および、図3Bに示すような、物品収納補助具6a,6bは、図4,5を用いて説明したように、加熱等することで、収納される物品の温度管理または保存状態の管理等、物品に作用する機能を有するものであった。これに対し、物品収納補助具6cは、物品に作用する機能は有さず、物品を収納する機能のみを有する。
そこで、例えば、物品収納補助具6cに収納されている物品の状態を監視する物品監視装置として、図3Cに示すようなカメラユニット7を用いるようにしてもよい。当該カメラユニット7は、物品収納補助具6c同様、物品収納部11が形成する開口部内に、一対の固定部12によって水平に着脱自在に固定される。
図6Cに示すように、カメラユニット7は、例えば、筐体を有し、当該筐体の互いに向かい合う側壁には、それぞれ、固定部12と嵌合するユニット側固定部71が設けられている。ユニット側固定部71,71には、それぞれ、端子14と接続されるユニット側端子72が設けられる。
また、カメラユニット7の筐体の内部には、制御基板73が備えられる。
ユニット側端子72は、カメラユニット7の内部に配置されたユニット側配線74によって、制御基板73に接続される。
また、カメラユニット7は、筐体の一面に、カメラ75を備える。
カメラユニット7が物品搬送ロボット1の物品収納部11が形成する開口部に固定されると、端子14とカメラユニット7のユニット側端子72とが接続され、配線13と、カメラユニット7内のユニット側配線74とが電気的に接続される。
なお、カメラユニット7が、物品収納部11が形成する開口部内に固定された際は、図6Aに示すように、カメラユニット7が備えるカメラ75は、物品収納部11が形成する開口部に固定された物品収納補助具6cと対向するように固定された状態となる。
駆動制御装置4から、物品収納補助具6cに収納されている物品を撮影する撮影制御を行わせる制御信号が出力されると、当該制御信号は、カメラユニット7のユニット側端子72およびユニット側配線74を経由して制御基板73に入力される。そして、制御基板73は、入力された制御信号に基づき、カメラ75に撮影指示を出力する。カメラ75は撮影を開始する。
具体的には、例えば、ユーザは、ユーザインタフェース装置5の入力部54等から、物品収納補助具6cに収納されている物品を撮影した映像を要求する撮影指示を入力する。
入力部54等から入力された撮影指示は、駆動制御装置4に出力され、駆動制御装置4の操作情報受付部41が、撮影指示を、操作情報として受け付ける。そして、駆動制御装置4の制御部45が、当該操作情報に基づき、カメラユニット7に対して、撮影指示をあらわす制御信号を、出力する。駆動制御装置4から出力された制御信号は、上述のとおり、制御基板73に入力され、制御基板73は、カメラ75に物品収納補助具6cに収納されている物品を撮影させる。そして、制御基板73は、カメラ75が撮影した映像等を取得し、駆動制御装置4に出力する。
制御基板73から出力された映像情報は、カメラユニット7のユニット側端子72、端子14および配線13を経由し、駆動制御装置4に入力される。
駆動制御装置4の映像取得部(図示省略)は、制御基板62から出力された映像情報を取得し、制御部45に出力する。制御部45は、映像取得部から出力された映像情報に基づく映像を、ユーザインタフェース装置5の表示部51に表示させる。
その結果、ユーザは、表示部51を確認することで、物品収納補助具6b内を上方から撮影した映像等をみることができる。これにより、ユーザは、物品収納補助具6cの上方から覗き込まなくても、物品収納補助具6c内の物品の様子を確認することができる。
このように、実施の形態1の物品搬送ロボット1は、ユーザに対して、安定した走行を実現するとともに、搬送する物品に関して状態の監視を行うことができるという物品監視サービス機能を付加価値として提供することができる。この物品搬送ロボット1は、単に物品を搬送する物流ロボットに比べ、より快適な搬送の方法をユーザに提供することができるサービスロボットである。
なお、実施の形態1では、上述のように、物品監視装置として、カメラユニット7が、物品収納補助具6c同様、物品収納部11が形成する開口部内に一対の固定部12によって水平に固定されることを説明したが、これは一例に過ぎない。例えば、照明ユニット、温度管理ユニット、または決済ユニットが、物品搬送ロボット1の胴体部2を貫通するように、物品収納部11によって形成された開口部内に、一対の固定部12によって水平に着脱自在に固定されてもよい。
また、上述のような、カメラユニット7、照明ユニット、温度管理ユニット、または、決済ユニット等が、図4,5で説明したような、盆形または箱形の物品収納補助具6a,6bとともに、物品収納部11が形成する開口部内に設置されるようにしてもよい。
照明ユニット、温度管理ユニット、および、決済ユニットは、カメラユニット7と同様の筐体を有する。
照明ユニットは、カメラユニット7のカメラ75に相当する箇所が、LED照明および人感センサとなっている。人感センサが、物品収納補助具6cに物品を収納する、あるいは、物品を取り出す際の人の手の動きを検知し、LED照明が物品収納補助具6cを照らすことで、収納作業性を向上させる。
温度管理ユニットは、筐体内にペルチェ素子等の熱交換素子を内蔵し、カメラユニット7のカメラ75に相当する箇所が、送風装置となっている。これにより、物品収納補助具6cに収納された物品を冷やす、または、暖める。
決済ユニットは、カメラユニット7のカメラ75に相当する箇所が、ICタグリーダ68(後述する)となっている。ICタグリーダ68が、物品に予め添付されている価格情報のICタグ69(後述する)を読み取った後に、物品収納補助具6cに収納することで、ユーザは、買い物中に決済を完了させる。
なお、上記では、籠型の物品収納補助具6cが物品に作用する機能を有しない例を説明したが、籠型の物品収納補助具を、物品に作用する機能を有するものとすることもできる。以下、一例をあげて説明する。
一例として、物品搬送ロボット1が、籠形の物品収納補助具6dによって、物品収納補助具6d内の使用状況の確認を行うという物品確認サービス機能を付加できる場合にについて説明する。
図7は、実施の形態1において、物品収納補助具6として、籠形の物品収納補助具6dを用いた場合の一例について説明する図である。図7Aは、物品搬送ロボット1に物品収納補助具6dを固定した状態の一例を示す図であり、図7Bは、物品収納補助具6dの構成の一例について説明するための図である。
図7Bに示すように、物品収納補助具6aの、互いに向かい合う1組の側壁には、それぞれ、固定部12と嵌合する補助具側固定部61が設けられている。
物品収納補助具6dが、物品搬送ロボット1の物品収納部11が形成する開口部内に固定されると、図7Aに示すように、一対の固定部12と一対の補助具側固定部61とが嵌合し、物品収納補助具6dが水平に固定された状態となる。補助具側固定部61,61には、それぞれ、端子14と接続される補助具側端子63が設けられる。
また、図7Bに示すように、物品収納補助具6dの、物品を出し入れする物品用開口部となる部分の内部には、補助具側配線65が設けられ、当該物品用開口部となる部分の任意の場所に、制御基板62およびICタグリーダ68が設けられる。
補助具側端子63およびICタグリーダ68は、補助具側配線65によって、制御基板62に接続される。
物品収納補助具6dが、物品搬送ロボット1の物品収納部11が形成する開口部内に固定されると、端子14と物品収納補助具6dの補助具側端子63とが接続され、配線13と、物品収納補助具6d内の補助具側配線65とが電気的に接続される。
駆動制御装置4から、物品収納補助具6dの使用状況の確認を行わせる制御信号が出力されると、当該制御信号は、物品収納補助具6dの補助具側端子63および補助具側配線65を経由して制御基板62に入力される。そして、制御基板62は、入力された制御信号に基づき、補助具側配線65を介して、ICタグリーダ68を制御し、ICタグリーダ68にICタグ69内の情報を読み取らせる。なお、ICタグ69は、予め、物品に添付されており、当該物品に関する情報を内部に保持している。
具体的には、例えば、ユーザは、ユーザインタフェース装置5の入力部54から、物品収納補助具6dの使用状況の確認指示を入力する。入力部54から入力された使用状況の確認指示は、駆動制御装置4に出力され、駆動制御装置4の操作情報受付部41が、使用状況の確認指示を、操作情報として受け付ける。そして、駆動制御装置4の制御部45は、当該操作情報に基づき、物品収納補助具6dに対して、物品収納補助具6d内の使用状況の確認を行わせる制御信号を出力する。駆動制御装置4から出力された制御信号は、上述のとおり、制御基板62に入力され、ICタグリーダ68が制御される。
そして、制御基板62は、ICタグリーダ68が読み取ったICタグ69の情報を取得し、駆動制御装置4に出力する。
制御基板62から出力されたICタグ69の情報は、物品収納補助具6dの補助具側端子63、胴体部2の端子14、および、胴体部2内の配線13を経由し、駆動制御装置4に入力される。
駆動制御装置4のICタグ情報取得部(図示省略)は、制御基板62から出力されたICタグ69の情報を取得し、制御部45に出力する。制御部45は、ICタグ情報取得部から出力されたICタグ69の情報に基づく商品に関する情報を、ユーザインタフェース装置5の表示部51に表示させる。
その結果、ユーザは、表示部51を確認することで、物品収納補助具6dには、どのような物品が収納され搬送されているか等の物品収納補助具6dの使用状況を、物品収納補助具6dの上方から覗き込むことなく確認することができる。
このように、実施の形態1の物品搬送ロボット1は、ユーザに対して、安定した走行を実現するとともに、搬送する物品が収納されている物品収納補助具6dの使用状況の確認を行うことができるという物品確認サービス機能を付加価値として提供することができる。この物品搬送ロボット1は、単に物品を搬送する物流ロボットに比べ、より快適な搬送の方法をユーザに提供することできるサービスロボットである。
また、実施の形態1の物品搬送ロボット1は、安定した走行を実現するとともに、例えば、高齢者、子供または車椅子利用者等の多様なユーザに対して、ユーザが容易に物品搬送ロボット1の操作等を行うことができるユーザインタフェースを有するようにしている。
以下、物品搬送ロボット1が有するユーザインタフェースについて説明する。
図8は、実施の形態1において、物品搬送ロボット1が備えるユーザインタフェース装置5の設置位置の一例を説明するための図である。
ユーザインタフェース装置5は、表示部51が、ユーザの平均的な目線の高さで、ユーザと対向するように設置される。
ユーザの目線の高さは、例えば、高齢者、子供または車椅子利用者の平均的な目線の高さとすればよく、一般的に、高齢者、子供または車椅子利用者等のユーザが、背伸びをする等の動作を必要とせず、自然な体勢で表示部51の確認を行える高さであればよい。好ましくは、表示部51における高さ方向の中心位置が、物品搬送ロボット1の接地面から、900〜1300mm程度の高さとすればよい。
表示部51は、ユーザに提供する種々の情報を表示する。
ユーザは、ユーザインタフェース装置5に設けられた入力部54、または、音声入出力部52等から所望の操作を入力等することにより、対話形式で、物品搬送ロボット1の操作を行う。
表示部51は、例えば、人の顔を模した画像または映像を表示することができる。具体的には、駆動制御装置4の制御部45は、表示用データ作成部462に対して、人の顔を模した顔の画像または映像を作成するよう指示する。そして、表示制御部472は、表示用データ作成部462によって制御部45からの指示に基づき作成された表示用データに応じた画像または映像を、表示部51に表示させる。
図9は、実施の形態1において、表示部51に表示される、人の顔を模した映像の一例を説明するための図である。
例えば、物品搬送ロボット1が、ユーザからの操作を受け付ける前の待機状態である場合において、表示部51は、図9Aに示すように、目と口を表示して人の顔を模した映像とした待機画面を表示する。
また、例えば、表示部51は、目を示す図形について、時々上下に縮小変形する映像を表示し、目を示す図形が瞬きをしているような映像を表示するようにしてもよい(図9B参照)。
また、例えば、表示部51は、目を示す図形の配置を左右に移動させ、口を示す図形の形状を変形させて、人の顔がユーザを探しているような映像を表示するようにしてもよい(図9C参照)。
このように、表示部51は、人の顔を模した画像または映像を表示するようにすることで、ユーザに、機械である物品搬送ロボット1に対しての親近感を感じさせ、操作しやすくさせることができる。
また、物品搬送ロボット1は、表示部51において人の顔を模した画像または映像を表示するとともに、音声入出力部52から音声を出力し、ユーザは、物品搬送ロボット1と音声対話を行うことで、物品搬送ロボット1の操作を行うことができる。なお、音声入出力部52が出力する音声は、駆動制御装置4の制御部45が音声データ作成部461に作成させ、音声出力制御部471から出力されるようにした音声データに基づく音声である。
例えば、ユーザが物品搬送ロボット1を操作する際に、表示部51に映像が表示され、音声入出力部52から音声が出力されるようにする場合、表示部51は、人の顔を模した映像を表示する際に、口を示す図形を表示する箇所に、音声出力された内容と同じ内容の対話文字を表示することもできる(図9D参照)。当該対話文字を表示させる制御は、駆動制御装置4が行う。具体的には、駆動制御装置4の制御部45は、例えば、音声データ作成部461に作成させた音声データをテキストに変換したテキストデータを表示用データとして作成するように表示用データ作成部462に指示する。そして、表示制御部472は、表示用データ作成部462によって作成された表示用データを表示部51に表示させる。
これにより、物品搬送ロボット1は、ユーザが、視覚または聴覚の障がい者である場合、または、ユーザが騒音下で物品搬送ロボット1を操作する場合での、物品搬送ロボット1の操作を可能とすることができる。
また、表示部51は、人の顔を模した画像または映像が表示される大きさを縮小させて表示するようにすることもできる。具体的には、例えば、ユーザが表示部51に表示されている操作開始ボタン(図示省略)をタッチする等して、物品搬送ロボット1の操作を開始する旨の指示を入力すると、駆動制御装置4の操作情報受付部41は、当該操作を開始する旨の指示を受け付け、受け付けた指示を操作情報として制御部45に出力する。制御部45は、表示制御部472に対して、待機画面として表示させていた、人の顔を模した画像または映像を徐々に縮小させて表示させるよう指示する。そして、表示制御部472は、表示部51に対し、表示している、人の顔を模した画像または映像を徐々に縮小して表示させる(図10A参照)。
これにより、表示部51において、人の顔を模した画像または映像を表示する顔表示領域1001が縮小され、情報表示領域1002を確保することができる(図10B参照)。
駆動制御装置4の制御部45は、情報表示領域1002に、例えば、ユーザからの操作を受け付けるための受付画面を表示させる(図11参照)。
また、制御部45は、情報表示領域1002に、例えば、ユーザからの指示に基づき算出した、物品搬送ロボット1の走行方向、または、物品搬送ロボット1の走行経路の情報等、ユーザから受け付けた操作に基づく画像または映像を表示させる。
また、例えば、駆動制御装置4の制御部45は、情報表示領域1002に、図5〜7を用いて説明したような、物品収納補助具6内の温度情報、物品の収納状態の情報等を表示させるようにすることもできる。
駆動制御装置4の制御部45は、情報表示領域1002に、上述したような受付画面等、ユーザの操作に基づく情報を表示させる際、図10Bに示すように、表示部51の画面の一部に、人の顔を模した画像または映像を縮小して表示させておくようにする。人の顔を模した画像または映像が縮小して表示される顔表示領域1001の、表示部51の画面上での位置は、適宜の位置とすればよい。
このように、情報表示領域1002に、操作を受け付けるための受付画面、あるいは、物品搬送ロボット1の走行経路の情報等、ユーザの操作に基づく情報が表示される場合にも、人の顔を模した画像または映像が縮小して表示されるようにすることで、物品搬送ロボット1は、ユーザに対して、対話性を継続して一貫した使いやすさを提供することができる。
このように、実施の形態1の物品搬送ロボット1は、高齢者、子供、車椅子利用者、視覚障がい者、または、聴覚障がい者等、多様なユーザにとって、使い勝手のよいユーザインタフェースを提供することができる。また、実施の形態1の物品搬送ロボット1は、ユーザが容易に操作またはコミュニケーションできるユーザインタフェースを提供することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、物品搬送ロボット1は、走行部3を有する底部24と、底部24の水平方向における一端および他端からそれぞれ鉛直方向に伸びる第1の柱部21および第2の柱部22、ならびに、一端が、当該第1の柱部21の、底部24と反対側の端部に、他端が、当該第2の柱部22の、底部24と反対側の端部に接続された天部23を有する胴体部2と、胴体部2を貫通するように、第1の柱部21と第2の柱部22と天部23と底部24とによって開口部を形成する物品収納部11と、第1の柱部21および第2の柱部22に、開口部を挟んで対となるように設けられた、物品収納補助具6を固定するための固定部12とを備えるように構成した。そのため、物品搬送ロボットは、重心が偏ることがなくなり、安定した走行を実現できる。
また、物品搬送ロボット1は、第1の柱部21および第2の柱部22の内部に設けられ、電力と制御信号とを通す配線13と、第1の柱部21、第2の柱部22、天部23または底部24(走行部3の上面部)に設けられ、配線が接続される端子14とを備え、物品収納補助具6が固定部12に固定された場合に、端子14が物品収納補助具6に設けられた補助具側端子63と接続されて、配線13と物品収納補助具6に設けられた補助具側配線65とが接続されるように構成した。そのため、物品搬送ロボットは、安定した走行を実現するとともに、例えば、搬送する物品に関して温度管理を行うことができるという物品管理サービス機能等を付加価値として提供することができる。
また、物品搬送ロボット1は、第1の柱部21、第2の柱部22または天部23に設置され、表示部51を有するユーザインタフェース装置5を備え、ユーザインタフェース装置5は、表示部51がユーザの平均的な目線の高さに設置されるように構成した。そのため、立位の大人、子供、または、車椅子利用者等、多様なユーザが、容易に操作することができる物品搬送ロボットを提供することができる。
また、ユーザインタフェース装置5は、表示部51と音声入出力部52とを備え、画面表示と音声出力を同時に行うようにすることで、視覚または聴覚の障がい者等のユーザ、または、騒音下で物品搬送ロボットを操作するユーザによる、物品搬送ロボットの操作を可能とすることができる。
また、駆動制御装置4は、ユーザからの操作入力を待機する待機画面において、表示部51に、人の顔を模した画像または映像を表示させるようにした。そのため、ユーザは、親近感を持って物品搬送ロボットの操作を行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、物品搬送ロボット1の胴体部2を貫通するように開口部を形成する物品収納部11は、走行部3が走行する方向に対して平行な水平方向に、第1の柱部21と第2の柱部22と天部23と底部24とによって開口部を形成するものとした。
実施の形態2では、物品搬送ロボット1aの胴体部2aに形成される物品収納部11aは、走行部3が走行する走行方向に対して直交する水平方向に、第1の柱部25と第2の柱部26と天部23と底部24とによって開口部を形成するものとする実施の形態について説明する。
なお、走行部3が走行する方向とは、物品搬送ロボット1が走行する際の主たる方向であって、物品搬送ロボット1が比較的長距離を移動する際に、進行方向に対して、当該物品搬送ロボット1が決められた向きとなるよう、予め設計された方向である。
実施の形態2においては、例えば、物品搬送ロボット1が走行する通路が狭いこと等により、物品搬送ロボット1が走行時に横幅をとらないように走行させることを想定している。
従って、実施の形態2において、走行部3が走行する方向として予め設計された方向とは、物品搬送ロボット1が、第1の柱部25と第2の柱部26の位置関係が進行方向に対して前後となる向きで移動する方向とする。なお、実施の形態2において、第1の柱部25および第2の柱部26の横幅は、天部23および底部24の面上において当該第1の柱部25および第2の柱部26と接していないほうの辺の幅よりも小さい。
図12は、実施の形態2の物品搬送ロボット1aの概要の一例を示す斜視図である。
図12に示す物品搬送ロボット1aについて、実施の形態1において図1を用いて説明した物品搬送ロボット1と同様の構成については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
物品搬送ロボット1aは、胴体部2aと走行部3とを有する。
物品搬送ロボット1の胴体部2aは、物品収納部11aと、固定部12とを有する。
物品収納部11aは、胴体部2aにおいて、水平方向に当該胴体部2aを貫通するように、開口部を形成する。
実施の形態2では、物品収納部11aは、走行部3が走行する方向に対して直交する水平方向に胴体部2aを貫通するように開口部を形成している。実施の形態2において、水平とは、略水平を含み、直交とは略直交を含む。
物品収納部11aが形成する開口部内には、物品を収納するための補助具である1または複数の物品収納補助具6が固定される。
胴体部2aは、第1の柱部25、第2の柱部26、天部23、および、底部24を有する。天部23は、一端が、当該第1の柱部25の、底部24と反対側の端部に、他端が、当該第2の柱部26の、底部24と反対側の端部に接続された形態である。底部24は、胴体部2aの一部であるとともに走行部3を有する。第1の柱部25および第2の柱部26は、それぞれ底部24の水平方向の一端および他端から鉛直方向に伸びる形態である。
物品収納部11aは、胴体部2aにおいて、第1の柱部25と第2の柱部26と天部23と底部24とによって開口部を形成する。すなわち、物品収納部11aが形成する開口部の周縁は、第1の柱部25と第2の柱部26と天部23と底部24とによって規定されている。
第1の柱部25および第2の柱部26には、物品収納部11が形成する開口部内に物品収納補助具6を固定するための複数の固定部12が、物品収納部11aが形成する開口部を挟んで対となるように、1対以上設けられる。
互いに対となる2つの固定部12は、第1の柱部25および第2の柱部26において、鉛直方向の同じ高さに設けられ、1つの物品収納補助具6を水平に固定する。実施の形態2において、鉛直方向の同じ高さとは、鉛直方向の略同じ高さを含み、鉛直とは略鉛直を含む。固定部12は、物品収納補助具6が、物品収納部11が形成する開口部に固定された状態において、物品収納補助具6に収納されている物品が傾いて位置ずれを起こさない程度に、物品収納補助具6を固定するようになっていればよい。
説明の簡単のため、図12においては、当該固定部の図示を省略し、当該固定部の詳細については、物品収納補助具6の具体的な固定方法とあわせて後述する。
胴体部2の第1の柱部25、第2の柱部26、天部23、および、底部24の内部には配線13aが設けられる。配線13aは、物品搬送ロボット1aに備えられている充電池(図示省略)からの電力および駆動制御装置4からの制御信号を通すためのものである。配線13aは、端子14aを介して、物品収納補助具6が有する補助具側配線65と接続される。また、配線13aは、駆動制御装置4、および、ユーザインタフェース装置5に接続される。
実施の形態2では、図12に示すように、端子14aは、天部23に設けられるようにしているが、端子14aの設けられる位置は、これに限らない。端子14は、固定部12に固定された物品収納補助具6に対して、配線13からの電力の供給および制御信号の伝達ができるように、当該物品収納補助具6が有する補助具側端子63接続されうる適宜の位置に配置されればよい。
実施の形態2において、ユーザインタフェース装置5は、胴体部2aが有する第2の柱部26の、物品収納部11aが形成する開口部側とは反対側の面上に備えられる。
ユーザインタフェース装置5は、実施の形態1同様、表示部51が、ユーザの目線の高さで、ユーザと対向するように設置される。
ユーザの目線の高さは、例えば、高齢者、子供または車椅子利用者の平均的な目線の高さとすればよく、一般的に、高齢者、子供または車椅子利用者等のユーザが、背伸びをする等の動作を必要とせず、自然な体勢で表示部51の確認を行える高さであればよい。好ましくは、表示部51における高さ方向の中心位置が、物品搬送ロボット1の接地面から、900〜1300mm程度の高さとすればよい(図13参照)。
物品収納部11aが形成する開口部内に着脱自在に固定される物品収納補助具6について説明する。
図14は、実施の形態2の物品搬送ロボット1aにおいて、物品収納部11aが形成する開口部内に固定される物品収納補助具6の一例を説明するための図であって、図14Aは、収納庫形の物品収納補助具6eの一例を示し、図14Bは、棚板形の物品収納補助具6fの一例を示している。
図15は、実施の形態2において、物品収納補助具6として、図14Aで示したような、収納庫形の物品収納補助具6eを用いた場合の一例について説明する図である。図15Aは、物品搬送ロボット1aに物品収納補助具6eを固定した状態の一例を示す図であり、図15Bは、物品収納補助具6eの構成の一例について説明するための図である。
なお、図15において、実施の形態1で図4等を用いて説明したものと同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
物品収納補助具6eの外周の大きさは、物品搬送ロボット1aの物品収納部11aが形成する開口部の大きさと略等しい。また、物品収納補助具6eが、物品収納部11aが形成する開口部に設置された状態において、物品収納補助具6eの、走行方向に対して前側となる面(以下「前面」という。)、走行方向に対して後ろ側となる面(以下「後面」という)、天面、および、底面は、それぞれ、胴体部2aの第1の柱部25、第2の柱部26、天部23、および、底部24と接する(図15A参照)。すなわち、物品収納補助具6eの、前面、後面、天面、および、底面の、胴体部2aと接する部分が、物品収納補助具6eにおける補助具側固定部61となる。また、胴体部2aにおいては、胴体部2aの第1の柱部25、第2の柱部26、天部23、および、底部24の、物品収納補助具6eと接する部分が、固定部12となる。
このように、固定部12は、それぞれ、胴体部2aの第1の柱部25または第2の柱部26において、鉛直方向の略同じ高さに設けられるだけでなく、胴体部2aの天部23または底部24に設けられるようにしてもよい。
物品収納補助具6eが、物品搬送ロボット1aの物品収納部11aが形成する開口部内に固定されると、図15Aに示すように、物品収納補助具6eは、固定部12と補助具側固定部61とがほぼ隙間なく接することで、物品収納部11aが形成する開口部内で固定される。
これにより、物品収納補助具6eに収納される物品を、物品搬送ロボット1aの重心の鉛直線上に配置することができ、物品搬送ロボット1aは、重心の偏りを抑制し、安定した走行を実現することができる。
また、図15Bに示すように、物品収納補助具6eの天板の内部には、制御基板62が設けられる。また、物品収納補助具6eの天板の、物品収納部11aが形成する開口部側とは反対側の面上には、補助具側端子63が設けられる。補助具側端子63は、端子14aと接続される。
なお、補助具側端子63は、物品収納補助具6eの天板に設けられることに限らず、胴体部2aの端子14aと接続される適宜の位置に設けられるようになっていればよい。
また、物品収納補助具6eが有する、物品を出し入れするための扉は、例えば、電気錠付きの自動開閉扉とする。
また、物品収納補助具6eが有する電気錠付きの自動開閉扉には、例えば、入出庫指示用の表示部を設けるようにしてもよい。
補助具側端子63、電気錠付きの自動開閉扉、および、入出庫指示用の表示部は、物品収納補助具6e内に配置された補助具側配線65によって、制御基板62と接続される。
駆動制御装置4から、電気錠付きの自動開閉扉の開閉動作の制御を行わせる制御信号が出力されると、当該制御信号は、物品収納補助具6eの補助具側端子63および補助具側配線65を経由して制御基板62に入力される。そして、制御基板62は、入力された制御信号に基づき、補助具側配線65を介して、電気錠付きの自動開閉扉の開閉動作を制御する。
具体的には、例えば、ユーザは、ユーザインタフェース装置5の入力部54等から、物品収納補助具6eの自動開閉扉を開ける指示を入力する。入力部54等から入力された、自動開閉扉を開ける指示は、駆動制御装置4に出力され、駆動制御装置4の操作情報受付部41が、自動開閉扉を開ける指示を、操作情報として受け付ける。そして、駆動制御装置4の制御部45は、当該操作情報に基づき、物品収納補助具6eに対して、物品収納補助具6eの電気錠付きの自動開閉扉を開けさせる制御信号を出力する。駆動制御装置4から出力された制御信号は、上述のとおり、制御基板62に入力され、電気錠付き自動開閉扉の開閉動作が制御される。
また、このとき、駆動制御装置4の制御部45は、例えば、入出庫指示用の表示部を点灯させる制御信号を出力するようにする。当該制御信号に基づき、電気錠付き自動開閉扉が開く際に、入出庫指示用の表示部が点灯する。ユーザは、当該点灯を確認することで、自動開閉扉が開いた位置等を瞬時に把握することができる。
このように、実施の形態2の物品搬送ロボット1aは、安定した走行を実現するとともに、搬送する物品を収納する物品収納補助具6eの扉を自動で開閉することができるという物品管理サービス機能を付加価値として提供することができる。この物品搬送ロボット1aは、単に物品を搬送する物流ロボットに比べ、より快適な搬送の方法をユーザに提供することができるサービスロボットである。
図16は、実施の形態2において、物品収納補助具6として、図14Bで示したような、棚板形の物品収納補助具6fを用いた場合の一例について説明する図である。図16Aは、物品搬送ロボット1aに物品収納補助具6fを固定した状態の一例を示す図であり、図16Bは、物品収納補助具6fの構成の一例について説明するための図である。
なお、図16において、実施の形態1で図4等を用いて説明したものと同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図16Bに示すように、物品収納補助具6fの、互いに向かい合う1組の側壁は、それぞれ、固定部12と嵌合する補助具側固定部61となる。
物品収納補助具6fが、物品搬送ロボット1の物品収納部11aが形成する開口部内に固定されると、図16Aに示すように、一対の固定部12と一対の補助具側固定部61が嵌合し、物品収納補助具6fが水平に固定された状態となる。物品は、例えば、物品収納補助具6fに設置されるトレー1501に収納されて搬送される。
そして、補助具側固定部61,61には、それぞれ、端子14aと接続される補助具側端子63が設けられる。なお、図16Bに示した物品搬送ロボット1aでは、端子14aは、実施の形態1の端子14と同様に、一対の固定部12のうちの片方のみに設けられている。
また、図16Bに示すように、物品収納補助具6dの内部には、補助具側配線65が設けられる。また、物品収納補助具6dの内部の任意の場所に、制御基板62、熱交換素子64およびICタグリーダ68が設けられる。
補助具側端子63、熱交換素子64およびICタグリーダ68は、補助具側配線65によって、制御基板62に接続される。
また、トレー1501には、ICタグ69が設けられる。
物品収納補助具6fが、物品搬送ロボット1aの物品収納部11aが形成する開口部内に固定されると、端子14aと物品収納補助具6fの補助具側端子63とが接続され、配線13と、物品収納補助具6fの内部の補助具側配線65とが電気的に接続される。
駆動制御装置4から、物品収納補助具6fの使用状況の確認を行わせる制御信号が出力されると、当該制御信号は、物品収納補助具6fの補助具側端子63、および、補助具側配線65を経由して制御基板62に入力される。そして、制御基板62は、入力された制御信号に基づき、補助具側配線65を介して、ICタグリーダ68を制御し、ICタグリーダ68に、ICタグ69を読み取らせる。
具体的には、例えば、ユーザは、ユーザインタフェース装置5の入力部54等から、物品収納補助具6fの使用状況の確認指示を入力する。入力部54等から入力された使用状況の確認指示は、駆動制御装置4に出力され、駆動制御装置4の操作情報受付部41が、使用状況の確認指示を、操作情報として受け付ける。そして、駆動制御装置4の制御部45は、当該操作情報に基づき、物品収納補助具6fに対して、物品収納補助具6fの使用状況の確認を行わせる制御信号を出力する。駆動制御装置4から出力された制御信号は、上述のとおり、制御基板62に入力され、ICタグリーダ68が制御される。
そして、制御基板62は、ICタグリーダ68が読み取ったICタグ69の情報を取得し、駆動制御装置4に出力する。
制御基板62から出力されたICタグ69の情報は、物品収納補助具6fの補助具側端子63、端子14aおよび配線13を経由し、駆動制御装置4に入力される。
駆動制御装置4のICタグ情報取得部(図示省略)は、制御基板62から出力されたICタグ69の情報を取得し、制御部45に出力する。制御部45は、ICタグ情報取得部から出力されたICタグ69の情報に基づく物品関連情報等を、ユーザインタフェース装置5の表示部51に表示させる。
その結果、ユーザは、表示部51を確認することで、物品収納補助具6f上のトレー1501には、どのような物品が収納され搬送されているか等、物品収納補助具6fの使用状況を確認することができる。
また、駆動制御装置4から、温度制御を行わせる制御信号が出力されると、当該制御信号は、物品収納補助具6fの補助具側端子63および補助具側配線65を経由して制御基板62に入力される。そして、制御基板62は、入力された制御信号に基づき、補助具側配線65を介して、熱交換素子64を制御する。
具体的には、例えば、ユーザは、ユーザインタフェース装置5の入力部54等から、所望の設定温度を入力する。入力部54から入力された設定温度の情報は、駆動制御装置4に出力され、駆動制御装置4の操作情報受付部41が、設定温度の情報を、操作情報として受け付ける。そして、駆動制御装置4の制御部45は、当該操作情報に基づき、物品収納補助具6fに対して、物品収納補助具6fをユーザの所望の設定温度とする制御信号を出力する。駆動制御装置4から出力された制御信号は、上述のとおり、制御基板62に入力され、制御基板62によって、熱交換素子64が制御される。その結果、物品収納補助具6fの温度が、ユーザの所望の設定温度となり、ユーザは、物品収納補助具6fに設置されたトレー1501に収納される物品について、所望の温度とする温度管理を行うことができる。
このように、実施の形態2の物品搬送ロボット1aは、安定した走行を実現するとともに、搬送する物品に関して温度管理を行うことができるという物品管理サービス機能を付加価値として提供することができる。この物品搬送ロボット1aは、単に物品を搬送する物流ロボットに比べ、より快適な搬送の方法をユーザに提供することができるサービスロボットである。
以上のように、実施の形態2によれば、物品搬送ロボット1aは、走行部3を有する底部24と、底部24の水平方向における一端および他端からそれぞれ鉛直方向に伸びる第1の柱部25および第2の柱部26、ならびに、一端が、当該第1の柱部25の、底部24と反対側の端部に、他端が、当該第2の柱部26の、底部24と反対側の端部に接続された天部23を有する胴体部2aと、走行部3が走行する方向に直交する水平方向に胴体部2aを貫通するように、第1の柱部21と第2の柱部22と天部23と底部24とによって開口部を形成する物品収納部11aと、第1の柱部25および第2の柱部26に、開口部を挟んで対となるように設けられた、物品収納補助具6を固定するための固定部12とを備えるように構成した。そのため、物品搬送ロボットは、重心の偏りを抑制することができ、安定した走行を実現できる。
なお、以上の実施の形態1,2では、図1,12に示すように、駆動制御装置4は、物品搬送ロボット1,1aの走行部3に備えられるようにしているが、これに限らず、駆動制御装置4は、例えば、物品搬送ロボット1,1aの胴体部2,2aに備えられるものであってもよい。
また、以上の実施の形態1,2では、物品搬送ロボット1,1aは、ユーザインタフェース装置5を備えるものとしたが、これに限らず、物品搬送ロボット1,1aは、ユーザインタフェース装置5を備えない構成としてもよい。
また、以上の実施の形態1,2において、図1,12で示した物品搬送ロボット1,1aの構成は一例であり、例えば、物品搬送ロボット1,1aは、アーム形態とし、自身が稼動する範囲内で物品を移動させるアームが付属されるようになっていてもよい。
なお、上述した実施の形態1,2で示した駆動制御装置4の各機能は、処理回路により実現される。処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。ソフトウェアおよびファームウェアはプログラムとして記述され、メモリに格納される。処理回路は、メモリに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実行する。
また、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る物品搬送ロボットは、物品が収納された際の重心の偏りを抑制し、安定した走行ができるため物品を搬送するサービスロボット等に適用することができる。
1,1a 物品搬送ロボット、2,2a 胴体部、3 走行部、4 駆動制御装置、5 ユーザインタフェース装置、6,6a,6b,6c,6d,6e,6f 物品収納補助具、7 カメラユニット、11,11a 物品収納部、12,12a,12b,12c,12d,12e,12f 固定部、13,13a 配線、14,14a 端子、21,25 第1の柱部、22,26 第2の柱部、23 天部、24 底部、41 操作情報受付部、42 センサ情報受信部、43 位置推定部、44 周辺地図データ記憶部、45 制御部、46 データ作成部、47 出力制御部、51 表示部、52 音声入出力部、53,75 カメラ、54 入力部、61 補助具側固定部、62,73 制御基板、63 補助具側端子、64 熱交換素子、65 補助具側配線、66 温度計、67a 電気錠、67b ラッチ、68 ICタグリーダ、69 IDタグ、71 ユニット側固定部、72 ユニット側端子、74 ユニット側配線、461 音声データ作成部、462 表示用データ作成部、471 音声出力制御部、472 表示制御部、1001 顔表示領域、1002 情報表示領域、1501 トレー。

Claims (11)

  1. 走行部を有する底部と、
    前記底部の水平方向における一端および他端からそれぞれ鉛直方向に伸びる第1の柱部および第2の柱部、ならびに、一端が、当該第1の柱部の、前記底部と反対側の端部に、他端が、当該第2の柱部の、前記底部と反対側の端部に接続された天部を有する胴体部と、
    前記胴体部を貫通するように、前記第1の柱部と前記第2の柱部と前記天部と前記底部とによって開口部を形成する物品収納部と、
    前記第1の柱部および前記第2の柱部に、前記開口部を挟んで対となるように設けられた、物品収納補助具を固定するための固定部と、
    前記第1の柱部および前記第2の柱部の内部に設けられ、電力と制御信号とを通す配線と、
    前記第1の柱部、前記第2の柱部、前記天部または前記走行部の上面部に設けられ、前記配線が接続される端子とを備え、
    前記物品収納補助具が前記固定部に固定された場合に、前記端子が前記物品収納補助具に設けられた補助具側端子と接続されて、前記配線と前記物品収納補助具に設けられた補助具側配線とが接続される
    ことを特徴とする物品搬送ロボット。
  2. 前記開口部は、
    前記走行部が走行する方向に対して平行な水平方向に、前記胴体部を貫通している
    ことを特徴とする請求項1記載の物品搬送ロボット。
  3. 前記開口部は、
    前記走行部が走行する方向に対して直交する水平方向に、前記胴体部を貫通している
    ことを特徴とする請求項1記載の物品搬送ロボット。
  4. 前記第1の柱部、前記第2の柱部または前記天部に設置され、表示部を有するユーザインタフェース装置を備え、
    前記ユーザインタフェース装置は、前記表示部がユーザの平均的な目線の高さに設置される
    ことを特徴とする請求項1記載の物品搬送ロボット。
  5. 前記表示部における高さ方向の中心位置が、接地面から900〜1300mmの位置にある
    ことを特徴とする請求項記載の物品搬送ロボット。
  6. 前記ユーザインタフェース装置は、ユーザからの操作入力を受け付ける入力部をさらに備え、
    前記表示部上に、前記入力部としてタッチパネルが設けられている
    ことを特徴とする請求項記載の物品搬送ロボット。
  7. 前記ユーザインタフェース装置は、音声入出力部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項記載の物品搬送ロボット。
  8. 前記表示部は、
    ユーザからの操作入力を待機する待機画面において、人の顔を模した画像または映像を表示する顔表示領域と、
    ユーザからの操作入力を受け付けた場合に、受け付けた操作入力に基づく情報を表示する情報表示領域とを有する
    ことを特徴とする請求項記載の物品搬送ロボット。
  9. 前記表示部は、
    ユーザからの操作入力を受け付けると、前記顔表示領域を縮小表示する
    ことを特徴とする請求項記載の物品搬送ロボット。
  10. 前記配線から通電可能であり、前記固定部によって前記開口部内に着脱自在に固定された物品監視装置であって、前記物品監視装置より下方に位置する、前記開口部に固定された前記物品収納補助具と対向する前記物品監視装置を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の物品搬送ロボット。
  11. 前記配線から通電可能であり、前記電力を用いて動作する電気錠を備えた自動開閉扉を有する前記物品収納補助具を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の物品搬送ロボット。
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