JP5776368B2 - ポリアミド樹脂組成物およびその製造方法 - Google Patents
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(1)(a)テトラメチレンジアミンおよび/またはペンタメチレンジアミンからなる脂肪族ジアミンと、炭素数6〜18のジカルボン酸を主要成分として含有する単量体から構成されるポリアミド樹脂100重量部に対して、(b)多価アルコール化合物を0.05〜5重量部配合してなるポリアミド樹脂組成物、
(2)前記(a)ポリアミド樹脂のアミノ末端基濃度が8.0×10−5mol/g以下であることを特徴とする上記(1)に記載のポリアミド樹脂組成物、
(3)前記炭素数6〜18のジカルボン酸が、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、テレフタル酸およびイソフタル酸からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする上記(1)または(2)に記載のポリアミド樹脂組成物、
(4)前記(b)多価アルコール化合物が、ペンタエリスリトール、グリセリン、トリメチロールエタンおよび/またはトリメチロールプロパンの残基を有することを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物、
(5)前記(b)多価アルコール化合物が、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、ジグリセリン、ポリグリセリン、トリメチロールエタンおよびトリメチロールプロパンからなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物、
(6)(a)ポリアミド樹脂100重量部に対して、さらに(c)充填材1〜200重量部を配合してなる上記(1)〜(5)のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物、
(7)(a)ポリアミド樹脂100重量部に対して、さらに(d)耐衝撃性改良剤5〜100重量部を配合してなる上記(1)〜(6)のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物、
(8)上記(1)〜(7)のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物を射出成形してなる成形品、
(9)少なくとも前記(a)ポリアミド樹脂と、(b)多価アルコール化合物を溶融混練する上記(1)〜(7)のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物の製造方法、
である。
これらフェノール系安定剤を1種類で用いてもよいし、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
98%硫酸中、0.01g/ml濃度、25℃でオストワルド式粘度計を用いてポリアミド樹脂の相対粘度(ηr)測定を行った。
a−1〜a−7,a−10のポリアミド樹脂のアミノ末端基濃度は、樹脂約0.5gを精秤し、フェノール・エタノール混合溶媒(83.5:16.5、体積比)25mlに溶解後、0.02N塩酸水溶液を用いて滴定した。a−8,9のポリアミド樹脂のアミノ末端基濃度は、樹脂約0.3gを精秤し、ヘキサフルオロイソプロパノール溶媒15mlに溶解後、0.02N塩酸水溶液を用いて滴定した。
ASTM D638に従って引張試験機テンシロンUTA2.5T(オリエンテック社製)により、厚さ1/8インチのASTM1号ダンベル試験片についてクロスヘッド速度10mm/分で引張試験を行った。3回測定を行い、その平均値を引張強度として算出した。
厚さ1/8インチのASTM1号ダンベル試験片を150℃、大気雰囲気下で250時間熱処理(耐熱老化性試験処理)した後、前述の[引張強度]と同様の引張試験により引張強度を測定した。3回測定を行い、その平均値を引張強度として算出した。耐熱老化性試験処理前の引張強度に対する処理後の引張強度の比を、引張強度保持率として算出した。
ナイロン46塩700g、テトラメチレンジアミン5.27g、次亜リン酸ナトリウム1水和物0.2962g、イオン交換水70gを、撹拌翼付きの内容積3Lの圧力容器に仕込んで密閉し、窒素置換した。この圧力容器を密閉したまま加熱を開始し、内温225℃、15.0kg/cm2に到達後、水分を系外に放出させながら缶内圧力を15.0kg/cm2で30分間保持した。その後、反応容器から内容物をクーリングベルト上に吐出した。これを80℃で24時間真空乾燥して得られた低次縮合物を260℃、100Paで20時間固相重合し、ポリテトラメチレンアジパミド(ナイロン46、ηr=3.10)を得た。アミノ末端基濃度は2.4×10−5mol/gであった。
ナイロン410塩700g、テトラメチレンジアミン2.12g(ナイロン410塩に対して1.00mol%)、次亜リン酸ナトリウム0.3065g(生成ポリマー重量に対して0.05重量%)を3L圧力容器に仕込んで密閉し、窒素置換した。加熱を開始して、缶内圧力が5.0kg/cm2に到達した後、水分を系外に放出させながら缶内圧力を5.0kg/cm2で1.5時間保持した。その後10分間かけて缶内圧力を常圧に戻し、更に窒素フロー下で1.5時間反応させ重合を完了した。その後、重合缶からポリマーをガット状に吐出してペレタイズし、これを80℃で24時間真空乾燥して、ポリテトラメチレンセバカミド(ナイロン410、ηr=2.84)を得た。アミノ末端基濃度は3.4×10−5mol/gであった。
ナイロン410塩700g、テトラメチレンジアミン4.24g(ナイロン410塩に対して2.00mol%)、次亜リン酸ナトリウム0.3065g(生成ポリマー重量に対して0.05重量%)を3L圧力容器に仕込んで密閉し、窒素置換した。加熱を開始して、缶内圧力が5.0kg/cm2に到達した後、水分を系外に放出させながら缶内圧力を5.0kg/cm2で1.5時間保持した。その後10分間かけて缶内圧力を常圧に戻し、更に窒素フロー下で1.5時間反応させ重合を完了した。その後、重合缶からポリマーをガット状に吐出してペレタイズし、これを80℃で24時間真空乾燥して、ポリテトラメチレンセバカミド(ナイロン410、ηr=2.55)を得た。アミノ末端基濃度は9.8×10−5mol/gであった。
ペンタメチレンアジパミド塩の50重量%水溶液を1500g(3.024mol)、1,5−ジアミノペンタンの10重量%水溶液を46.26g(1,5−ジアミノペンタン含量45.26mmol)を重合缶に入れ、重合缶内を充分に窒素置換した後、撹拌しながら昇温を開始した。缶内圧力が17.5kg/cm2に到達した後、缶内圧力を17.5kg/cm2で90分間保持し、その後1時間かけて缶内圧力を常圧に戻した。このとき缶内温度は270℃に到達した。更に−160mmHgの減圧下270℃で30分間反応させ重合を完了した。その後水浴中に吐出したポリマーをストランドカッターでペレタイズした。これを80℃で24時間真空乾燥して、ポリペンタメチレンアジパミド(ナイロン56、ηr=2.76)を得た。アミノ末端基濃度は4.2×10−5mol/gであった。
ペンタメチレンセバカミド塩の50重量%水溶液1500g、さらに過剰に1,5―ジアミノペンタン2.56g(24.67mmol)を重合缶に入れ、重合缶内を充分に窒素置換した後、撹拌しながら昇温を開始した。缶内圧力が17.5kg/cm2に到達した後、缶内圧力を17.5kg/cm2で74分保持し、その後1時間かけて缶内圧力を常圧に戻した。このとき缶内温度は264℃に到達した。更に−160mmHgの減圧下264℃で40分間反応させ重合を完了した。その後水浴中に吐出したポリマーをストランドカッターでペレタイズした。これを80℃で24時間真空乾燥して、ポリペンタメチレンセバカミド(ナイロン510、ηr=2.71)を得た。アミノ末端基濃度は4.4×10−5mol/gであった。
シリンダー設定温度310℃、スクリュー回転数200rpmに設定した日本製鉄所社製TEX30型2軸押出機を用いて、参考例1で得たポリテトラメチレンアジパミドおよび水酸基を有する安定剤を表1に記載の割合でドライブレンドした後、押出機メインフィーダーより供給し溶融混練を行った。ダイから吐出されるガットは即座に水浴にて冷却し、ストランドカッターによりペレット化した。得られたペレットは80℃で12時間減圧乾燥し、射出成形(住友重機社製SG75H―MIV、シリンダー温度305℃、金型温度80℃)により試験片を作製した。耐熱老化性試験処理前と処理後の試験片は引張試験機により引張試験を行い、引張強度保持率を算出した。また、水酸基を有する安定剤を添加したことによる引張強度保持率の向上度を、「添加後の強度保持率−未添加の強度保持率」として算出し、未添加の強度保持率を表す比較例とともに示した。結果は表1に示すとおりである。
シリンダー設定温度280℃、スクリュー回転数200rpmに設定した日本製鉄所社製TEX30型2軸押出機を用いて、硫酸相対粘度が2.78、アミノ末端基濃度が3.1×10−5mol/gであるナイロン66樹脂(東レ製E3001)および水酸基を有する安定剤を表1に記載の割合でドライブレンドした後、押出機メインフィーダーより供給し溶融混練を行った。ダイから吐出されるガットは即座に水浴にて冷却し、ストランドカッターによりペレット化した。得られたペレットは80℃で12時間減圧乾燥し、射出成形(住友重機社製SG75H−MIV、シリンダー温度275℃、金型温度80℃)により試験片を作製した。耐熱老化性試験処理前と処理後の試験片は引張試験機により引張試験を行い、引張強度保持率を算出した。また、水酸基を有する安定剤を添加したことによる引張強度保持率の向上度を、「添加後の強度保持率−未添加の強度保持率」として算出し、未添加の強度保持率を表す比較例とともに示した。結果は表1に示すとおりである。
シリンダー設定温度270℃、スクリュー回転数200rpmに設定した日本製鉄所社製TEX30型2軸押出機を用いて、参考例2または参考例3で得たポリテトラメチレンセバカミド、水酸基を有する安定剤、水酸基を有しない安定剤を表1に記載の割合でドライブレンドした後、押出機メインフィーダーより供給し溶融混練を行った。ダイから吐出されるガットは即座に水浴にて冷却し、ストランドカッターによりペレット化した。得られたペレットは80℃で12時間減圧乾燥し、射出成形(住友重機社製SG75H―MIV、シリンダー温度265℃、金型温度80℃)により試験片を作製した。耐熱老化性試験処理前と処理後の試験片は引張試験機により引張試験を行い、引張強度保持率を算出した。また、水酸基を有する安定剤、水酸基を有しない安定剤を添加したことによる引張強度保持率の向上度を、「添加後の強度保持率−未添加の強度保持率」として算出し、未添加の強度保持率を表す比較例とともに示した。結果は表1に示すとおりである。
シリンダー設定温度240℃、スクリュー回転数200rpmに設定した日本製鉄所社製TEX30型2軸押出機を用いて、参考例5で得たポリペンタメチレンセバカミド、水酸基を有する安定剤を表1に記載の割合でドライブレンドした後、押出機メインフィーダーより供給し、溶融混練を行った。ダイから吐出されるガットは即座に水浴にて冷却し、ストランドカッターによりペレット化した。得られたペレットは80℃で12時間減圧乾燥し、射出成形(住友重機社製SG75H―MIV、シリンダー温度240℃、金型温度80℃)により試験片を作製した。耐熱老化性試験処理前と処理後の試験片は引張試験機により引張試験を行い、引張強度保持率を算出した。また、水酸基を有する安定剤を添加したことによる引張強度保持率の向上度を、「添加後の強度保持率−未添加の強度保持率」として算出し、未添加の強度保持率を表す比較例とともに示した。結果は表1に示すとおりである。
シリンダー設定温度250℃、スクリュー回転数200rpmに設定した日本製鉄所社製TEX30型2軸押出機を用いて、硫酸相対粘度が2.70、アミノ末端基濃度が3.0×10−5mol/gであるナイロン610樹脂(東レ製CM2001)および水酸基を有する安定剤を表1に記載の割合でドライブレンドした後、押出機メインフィーダーより供給し溶融混練を行った。ダイから吐出されるガットは即座に水浴にて冷却し、ストランドカッターによりペレット化した。得られたペレットは80℃で12時間減圧乾燥し、射出成形(住友重機社製SG75H−MIV、シリンダー温度245℃、金型温度80℃)により試験片を作製した。耐熱老化性試験処理前と処理後の試験片は引張試験機により引張試験を行い、引張強度保持率を算出した。また、水酸基を有する安定剤を添加したことによる引張強度保持率の向上度を、「添加後の強度保持率−未添加の強度保持率」として算出し、未添加の強度保持率を表す比較例とともに示した。結果は表1に示すとおりである。
シリンダー設定温度270℃、スクリュー回転数200rpmに設定した日本製鉄所社製TEX30型2軸押出機を用いて、参考例2で得たポリテトラメチレンセバカミド、モノカルボン酸、酸無水物を表2に記載の割合でドライブレンドした後、押出機メインフィーダーより供給し、さらにスクリューの全長を1.0としたときの上流側より見て約0.35の位置に設置したサイドフィーダーより、充填材を表2に記載の割合で供給して溶融混練を行った。ダイから吐出されるガットは即座に水浴にて冷却し、ストランドカッターによりペレット化した。得られたペレットは80℃で12時間減圧乾燥し、射出成形(住友重機社製SG75H―MIV、シリンダー温度265℃、金型温度80℃)により試験片を作製した。耐熱老化性試験処理前と処理後の試験片は引張試験機により引張試験を行い、引張強度保持率を算出した。また、モノカルボン酸、酸無水物を添加したことによる引張強度保持率の向上度を、「添加後の強度保持率−未添加の強度保持率」として算出し、未添加の強度保持率を表す比較例とともに示した。結果は表2に示すとおりである。
ペンタメチレンセバカミド塩の50重量%水溶液1500g、さらに過剰に1,5−ジアミノペンタンを2.56g(24.67mmol)、モノカルボン酸として安息香酸0.91g(7.46mmol)を重合缶に入れ、重合缶内を充分に窒素置換した後、撹拌しながら昇温を開始した。缶内圧力が17.5kg/cm2に到達した後、缶内圧力を17.5kg/cm2で74分間保持し、その後1時間かけて缶内圧力を常圧に戻した。このとき缶内温度は264℃に到達した。更に−160mmHgの減圧下264℃で40分間反応させ重合を完了した。その後水浴中に吐出したポリマーをストランドカッターでペレタイズした。これを80℃で24時間真空乾燥して、ポリペンタメチレンセバカミド(ナイロン510、ηr=2.62)を得た。アミノ末端基濃度は0.6×10−5mol/gであった。シリンダー設定温度240℃、スクリュー回転数200rpmに設定した日本製鉄所社製TEX30型2軸押出機を用いて、このポリアミド樹脂および水酸基を有しない安定剤を表2に記載の割合でドライブレンドした後、押出機メインフィーダーより供給し、さらにスクリューの全長を1.0としたときの上流側より見て約0.35の位置に設置したサイドフィーダーより、充填材を表2に記載の割合で供給して溶融混練を行った。ダイから吐出されるガットは即座に水浴にて冷却し、ストランドカッターによりペレット化した。得られたペレットは80℃で12時間減圧乾燥し、射出成形(住友重機社製SG75H−MIV、シリンダー温度240℃、金型温度80℃)により試験片を作製した。耐熱老化性試験処理前と処理後の試験片は引張試験機により引張試験を行い、引張強度保持率を算出した。また、モノカルボン酸を添加したことによる引張強度保持率の向上度を、「添加後の強度保持率−未添加の強度保持率」として算出し、未添加の強度保持率を表す比較例とともに示した。結果は表2に示すとおりである。
シリンダー設定温度240℃、スクリュー回転数200rpmに設定した日本製鉄所社製TEX30型2軸押出機を用いて、参考例5で得たポリペンタメチレンセバカミド、水酸基を有しない安定剤を表2に記載の割合でドライブレンドした後、押出機メインフィーダーより供給し、さらにスクリューの全長を1.0としたときの上流側より見て約0.35の位置に設置したサイドフィーダーより、充填材を表2に記載の割合で供給して溶融混練を行った。ダイから吐出されるガットは即座に水浴にて冷却し、ストランドカッターによりペレット化した。得られたペレットは80℃で12時間減圧乾燥し、射出成形(住友重機社製SG75H−MIV、シリンダー温度240℃、金型温度80℃)により試験片を作製した。耐熱老化性試験処理前と処理後の試験片は引張試験機により引張試験を行い、引張強度保持率を算出した。
ペンタメチレンジアミンとアジピン酸の等モル塩800g、ペンタメチレンジアミンとテレフタル酸の等モル塩800g、および前記塩中のジアミン総量に対して1.4mol%のペンタメチレンジアミンを配合し、さらに全仕込み量に対して水含有量が30wt%になるように水を反応容器に仕込み、密閉し窒素置換した。ジャケット温度を300℃に設定し、加熱を開始した。缶内圧力が17.5kg/cm2に到達した後、缶内圧力を17.5kg/cm2で2.5時間保持した。その後、反応容器から内容物をクーリングベルト上に吐出した。これを80℃で24時間真空乾燥して得られた低次縮合物を、240℃、0.4torrにて10時間固相重合を行い、ポリアミド樹脂(ナイロン5T/56、ηr=2.72)を得た。アミノ末端基濃度は2.8×10−5mol/gであった。シリンダー設定温度を310℃、スクリュー回転数200rpmに設定した日本製鉄所社製TEX30型2軸押出機を用いて、このポリアミド樹脂と水酸基を有する安定剤を表2に記載の各割合でドライブレンドした後、押出機メインフィーダーより供給し、スクリューの全長を1.0としたときの上流側より見て約0.35の位置に設置したサイドフィーダーより、充填材を表2に記載の割合で供給して溶融混練を行った。ダイから吐出されるガットは即座に水浴にて冷却し、ストランドカッターによりペレット化した。得られたペレットは80℃で12時間減圧乾燥し、射出成形(住友重機社製SG75H−MIV、シリンダー温度305℃、金型温度120℃)により試験片を作製した。耐熱老化性試験処理前と処理後の試験片は引張試験機により引張試験を行い、引張強度保持率を算出した。また、水酸基を有する安定剤を添加したことによる引張強度保持率の向上度を、「添加後の強度保持率−未添加の強度保持率」として算出し、未添加の強度保持率を表す比較例とともに示した。結果は表2に示すとおりである。
ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の等モル塩を800g、ヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸の等モル塩800g、および前記塩中のジアミン総量に対して1.0mol%のヘキサメチレンジアミンを配合して、さらに全仕込み量に対して水含有量が30wt%になるように水を反応容器に仕込み、密閉し窒素置換した。ジャケット温度を300℃に設定し、加熱を開始した。缶内圧力が17.5kg/cm2に到達した後、缶内圧力を17.5kg/cm2で2.0時間保持した。その後、反応容器から内容物をクーリングベルト上に吐出した。これを80℃で24時間真空乾燥して得られた低次縮合物を、240℃、0.4torrにて3時間固相重合を行い、ポリアミド樹脂(ナイロン6T/66、ηr=2.68)を得た。アミノ末端基濃度は4.8×10−5mol/gであった。シリンダー設定温度を310℃、スクリュー回転数200rpmに設定した日本製鉄所社製TEX30型2軸押出機を用いて、このポリアミド樹脂と水酸基を有する安定剤を表2に記載の各割合でドライブレンドした後、押出機メインフィーダーより供給し、スクリューの全長を1.0としたときの上流側より見て約0.35の位置に設置したサイドフィーダーより、充填材を表2に記載の割合で供給して溶融混練を行った。ダイから吐出されるガットは即座に水浴にて冷却し、ストランドカッターによりペレット化した。得られたペレットは80℃で12時間減圧乾燥し、射出成形(住友重機社製SG75H−MIV、シリンダー温度305℃、金型温度120℃)により試験片を作製した。耐熱老化性試験処理前と処理後の試験片は引張試験機により引張試験を行い、引張強度保持率を算出した。また、水酸基を有する安定剤を添加したことによる引張強度保持率の向上度を、「添加後の強度保持率−未添加の強度保持率」として算出し、未添加の強度保持率を表す比較例とともに示した。結果は表2に示すとおりである。
シリンダー設定温度270℃、スクリュー回転数200rpmに設定した日本製鉄所社製TEX30型2軸押出機を用いて、参考例4で得たポリペンタメチレンアジパミド、水酸基を有する安定剤および耐衝撃性改良剤を表3に記載の割合でドライブレンドした後、押出機メインフィーダーより供給し溶融混練を行った。ダイから吐出されるガットは即座に水浴にて冷却し、ストランドカッターによりペレット化した。得られたペレットは80℃で12時間減圧乾燥し、射出成形(住友重機社製SG75H−MIV、シリンダー温度265℃、金型温度80℃)により試験片を作製した。耐熱老化性試験処理前と処理後の試験片は引張試験機により引張試験を行い、引張強度保持率を算出した。また、水酸基を有する安定剤を添加したことによる引張強度保持率の向上度を、「添加後の強度保持率−未添加の強度保持率」として算出し、未添加の強度保持率を表す比較例とともに示した。結果は表3に示すとおりである。
シリンダー設定温度280℃、スクリュー回転数200rpmに設定した日本製鉄所社製TEX30型2軸押出機を用いて、硫酸相対粘度が2.78、アミノ末端基濃度が3.1×10−5mol/gであるナイロン66樹脂(東レ製E3001)、水酸基を有する安定剤、耐衝撃性改良剤を表3に記載の割合でドライブレンドした後、押出機メインフィーダーより供給し溶融混練を行った。ダイから吐出されるガットは即座に水浴にて冷却し、ストランドカッターによりペレット化した。得られたペレットは80℃で12時間減圧乾燥し、射出成形(住友重機社製SG75H―MIV、シリンダー温度275℃、金型温度80℃)により試験片を作製した。耐熱老化性試験処理前と処理後の試験片は引張試験機により引張試験を行い、引張強度保持率を算出した。また、水酸基を有する安定剤を添加したことによる引張強度保持率の向上度を、「添加後の強度保持率−未添加の強度保持率」として算出し、未添加の強度保持率を表す比較例とともに示した。結果は表3に示すとおりである。
(b−1):N、N’−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製IRGANOX1098、略称TTAD)
(b−2):トリメチロールエタン(シグマ−アルドリッチ社製)
(b−3):ジペンタエリスリトール(東京化成)
(b−4):ジグリセリン(阪本薬品工業社製ジグリセリンS)
(b−5):ヨウ化銅(CuI)(シグマアルドリッチジャパン製97%1級)
(b−6):安息香酸(関東化学、特級)
(b−7):無水フタル酸(関東化学、鹿特級)
同様に、(c)充填材は以下の通りである。
(c−1):ガラス繊維(日本電気硝子製T−289)
同様に、(d)耐衝撃性改良剤は以下の通りである。
(d−1):エチレン/ブテン−1−g−無水マレイン酸共重合体(三井デュポンポリケミカル製“MH5020”)
比較例1,2、比較例7,9,10、比較例18,20および比較例21,24より、テトラメチレンジアミンおよび/またはペンタメチレンジアミンを主要構成成分とするポリアミド樹脂は、ヘキサメチレンジアミンを主要構成成分とするポリアミド樹脂よりも引張強度保持率が低く、耐熱老化性に劣ることが分かる。
Claims (9)
- (a)テトラメチレンジアミンおよび/またはペンタメチレンジアミンからなる脂肪族ジアミンと、炭素数6〜18のジカルボン酸を主要成分として含有する単量体から構成されるポリアミド樹脂100重量部に対して、(b)多価アルコール化合物を0.05〜5重量部配合してなるポリアミド樹脂組成物。
- 前記(a)ポリアミド樹脂のアミノ末端基濃度が8.0×10−5mol/g以下であることを特徴とする請求項1記載のポリアミド樹脂組成物。
- 前記炭素数6〜18のジカルボン酸が、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、テレフタル酸およびイソフタル酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または2に記載のポリアミド樹脂組成物。
- 前記(b)多価アルコール化合物が、ペンタエリスリトール、グリセリン、トリメチロールエタンおよび/またはトリメチロールプロパンの残基を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物。
- 前記(b)多価アルコール化合物が、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、ジグリセリン、ポリグリセリン、トリメチロールエタンおよびトリメチロールプロパンから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物。
- (a)ポリアミド樹脂100重量部に対して、さらに(c)充填材1〜200重量部を配合してなる請求項1〜5のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物。
- (a)ポリアミド樹脂100重量部に対して、さらに(d)耐衝撃性改良剤5〜100重量部を配合してなる請求項1〜5のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物。
- 請求項1〜7のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物を射出成形してなる成形品。
- 少なくとも前記(a)ポリアミド樹脂と、(b)多価アルコール化合物を溶融混練する請求項1〜7のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物の製造方法。
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