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JP5365096B2 - 光学系、露光装置及び電子デバイスの製造方法 - Google Patents

光学系、露光装置及び電子デバイスの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、光学系、露光装置に関するものであり、より具体的には光学系の中に配置される可変開口絞りに関するものである。また、本発明は、半導体素子、液晶表示素子などのデバイスを製造するためのリソグラフィ工程で使用される露光装置の光学系に使用して好適なものであり、該露光装置を用いる電子デバイスの製造方法にも関するものである。
半導体素子、液晶表示素子などのデバイスを製造するためのリソグラフィ工程では、基板への微細パターンの形成に際し、形成すべきパターンの形状に応じた光量分布を有する露光光で、表面に感光膜(フォトレジスト)が塗布されたウエハ又はガラスプレート等の基板(以下、適宜ウエハともいう)を露光する露光装置が用いられている。これらの露光装置としては、例えば、レチクル又はマスク(以下、「マスク」と総称する)を照明する照明光学系と、マスクのパターン像を基板上に投影する投影光学系とを備えた露光装置がある(例えば、特許文献1参照)。
近年においては、半導体集積回路の高集積化及び該高集積化に伴うパターンの微細化を図るために、投影光学系の更なる高解像度化が要求されている。さらに最近では、多種多様なパターンを高解像度で基板上に露光・転写できる露光装置が要求されており、そのような露光装置に用いられるマスクのマスクパターンには、近接した周期的なライン・アンド・スペース(L&S)パターン、近接及び周期的な(即ち、ホール径と同レベルの間隔で並べた)コンタクトホール列、近接せずに孤立した孤立コンタクトホール、その他の孤立パターン等がある。
上述のようなマスクパターンを基板上に高解像度で転写するには、マスクパターンの種類に応じて最適な露光条件を選択する必要がある。そのため、投影光学系の開口数NAや、照明光学系の開口数NAiの開口径が変更可能であり、各々のマスクパターンに応じて最適な露光条件に設定することができる露光装置が実用化されている。また、そのような露光装置の一例としては、開口径が固定の固定型開口絞りや開口径が可変の可変型開口絞りを照明光学系又は投影光学系に備える露光装置が挙げられる。
国際公開第2007/004358号
しかしながら、従来の可変型開口絞りは、可変型開口絞りを配置すべき光学系の瞳面の周囲の全部に渡つて機械的な機構を配置する必要があった。このため、光学系を構成するレンズやミラーの配置構成への制限があり、光学系の小型化や、開口数(NA)の拡大に対する制約にもなっていた。
特に、特許文献1に示されるような、露光光としてEUV(Extreme UltraViolet)光(極端紫外線)を使用し、複数の反射ミラーを用いた反射型の光学系を採用したものにあっては、光路の折り曲げに伴い、可変型開口絞りを配置すべき部分の近傍に、前段側の光路、および後段側の光路が配置されるため、これらとの関係において、より制約の少ない構成が望まれる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、開口絞りを構成する機械機構の、光学系瞳面に対する配置の自由度を増し、光学系の配置構成ヘの制限が少ない、より高性能の光学系を提供することを目的とする。
また、その光学系を用いた露光装置の提供、及び電子デバイスの製造方法を提供することも目的とする。
本発明の第1の態様である光学系は、所定面で、光束が通過する開口形状変更可能な第1可変遮光部材を有する開口絞りを備える光学系において、前記第1可変遮光部材は、互いに異なる開口形状のそれぞれに対応して設けられ、前記開口形状の一部を規定する複数の第1遮光部材と、前記複数の第1遮光部材の少なくとも一つを、前記所定面と交差する第1方向に駆動する第1駆動部と、を備える光学系である。
本発明の第の態様である露光装置は、第1面の像を第2面上に露光する露光装置であって、第1の態様の光学系を備えるものである。
本発明の第の態様である電子デバイスの製造方法は、リソグラフィエ程を含む電子デバイスの製造方法であって、そのリソグラフィエ程は、第の態様の露光装置を用いるものである。
本発明の光学系においては、光学系におけるレンズやミラーなどの光学系の配置構成への制限を低減させ、より高性能の光学系を実現することができる。特に、本発明の光学系は、反射型の光学系に好適である。
本発明の露光装置においては、本発明の光学系を用いることにより、より高解像度の露光装置を実現することもできる。
本発明の電子デバイスの製造方法においては、本発明の露光装置を用いているので、高集積で小型の電子デバイスを製造することもできる。
以下、投影露光装置の投影光学系に、本発明の光学系を適用した実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本例の露光装置の概要を示す図である。本例の露光装置は、波長5nm〜100nm程度の極紫外線光であるEUV(Extreme UltraViolet)光を露光光として使用するEUV露光装置である。
本露光装置は、光源装置1からの露光用の照明光(露光光)ILで反射型のマスクMのパターン面(マスク面)を照明する照明光学系ILSと、マスクMを載置し、マスクMの位置決めを行うマスクステージMSと、マスクMのパターン像をウエハW(感光性基板)上に投影する投影光学系(結像光学系)PLと、ウエハWを載置し、ウエハWの位置決めを行うウエハステージWSを備える。
図1においては、ウエハWの載置面の法線方向をZ方向とし、Z方向に垂直な平面内において図1の紙面に平行な方向をY方向、紙面に垂直な方向をX方向としている。なお、本露光装置は、マスクMとウエハWとを図1のY方向(以下、走査方向Yともいう)に走査移動させつつ、マスクM上のマスクパターンをウエハWに投影する走査型露光装置である。
本例の露光装置は、その内部が真空雰囲気に維持される真空チャンバ100を有しており、EUV光の発光点からウエハWまでの光路の全体は、真空チャンバ100内に収められる。また、マスクステージMSには、不図示の静電チャック方式のマスクホルダが設けられ、そのマスクホルダによってマスクMが保持される。同様に、ウエハステージWSには、不図示の静電チャック方式のウエハホルダが設けられ、そのウエハホルダによってウエハWが保持される。さらに、マスクステージMS及びウエハステージWSは、それぞれマスクステージ駆動部(不図示)及びウエハステージ駆動部(不図示)によって、Y方向に所定ストロークで駆動可能であるとともに、X方向、Z方向、X方向周りの回転方向であるθX方向、Y方向回りの回転方向であるθY方向及びZ方向回りの回転方向であるθZ方向にも駆動可能である。
なお、不図示の制御部が配置されており、その制御部からマスクステージMSやウエハステージWS等の本露光装置の各部に対して各種の指令を与える。レーザ励起型プラズマ光源又は放電励起型プラズマ光源等の光源装置1から射出された露光光は、コリメータミラー2により略平行光束とされ、照明光学系ILSに入射される。
照明光学系ILSに入射された露光光(照明光IL)は、オプティカルインテグレータ3に入射する。すなわち、照明光ILは、反射型のオプティカルインテグレータ3を構成する第1のフライアイミラー3a(第1の均一化光学素子)と第2のフライアイミラー3b(第2の均一化光学素子)とにより順次反射され、第2のフライアイミラー3b上(又はその近傍)である照明光学系ILSの瞳面(照明光学系瞳面)に、所定の形状を有する実質的な面光源を形成する。その後、照明光ILは、コンデンサミラー4によって集光され、光路折り曲げ用の平面ミラー5によって偏向されて、マスクMのパターン面上の露光視野内を円弧スリット状の照明光ILとしてほぼ均一に照明する。
マスクMのパターン面により反射されて投影光学系PLに入射した照明光IL(露光光)は、第1ミラーPM1によって反射され、投影光学系PLの瞳面又はその近傍に配置された開口絞りSを介した後、第2ミラーPM2に入射する。第2ミラーPM2で反射された照明光IL(露光光)は、第3ミラーPM3、第4ミラーPM4、第5ミラーPM5、第6ミラーPM6の順に反射されて、ウエハW上の露光領域にマスクパターンの像を形成する。
次に、本例の開口絞りSの詳細について説明する。
図2は、本実施形態における開口絞りを含む投影光学系の要部を拡大して示す斜視図、図3は本実施形態における開口絞りを構成する第1可変遮光部材の上面図、図4は同じく第1可変遮光部材の側面図である。
図2に示す如く、ミラーPM1とミラーPM2との間の光路中Op2には、開口絞りSが配置されている。開口絞りSは、投影光学系PLの瞳面又はその近傍面に、段階的に設定された複数のNA(開口数)に対応した大きさの開口部SHを形成する装置である。この開口絞りSは、第1可変遮光部材VR1を構成する複数の第1遮光部材ST1と、第2可変遮光部材VR2を構成する複数の第2遮光部材ST2とが、それぞれ複数枚(図2ではそれぞれ10枚)配置されて構成されたものである。
第1可変遮光部材VR1は、複数の第1遮光部材ST1を有し、その複数の第1遮光部材ST1によって開口絞りSの開口形状の輪郭の少なくとも一部(第1部分)を規定するものである。同様に、第2可変遮光部材VR2は、複数の第2遮光部材ST2を有し、その複数の第2遮光部材ST2によって開口絞りSの開口形状の輪郭の第1遮光部材ST1によって規定される第1部分以外の少なくとも一部(第2部分)を規定するものである。なお、ここでは、後述するように、第1遮光部材ST1は開口絞りSの開口形状の輪郭の半分を規定し、第2遮光部材ST2は開口絞りSの開口形状の輪郭の残りの半分を規定するように構成されている。
複数の第1遮光部材ST1は、少なくとも一方の面(開口形状を規定する内面)が曲面形状(円弧状、楕円弧状、又はこれらに類する曲線形状)の部材からなる。一例として、薄い平板を、その断面形状が、円弧状、楕円弧状、又はこれらに類する曲線形状となるように湾曲させた形状を有する半筒状(半円筒状、半楕円筒状)又は部分筒状の部材から構成される。ここでは、第1遮光部材ST1は、形成すべき開口形状が円形であるものとして、半円筒状の部材からなるものとする。第1遮光部材ST1の先端(図2において、上端)が開口絞りSの開口形状を規定する開口部SHに向けて配置され、その上端が、開口絞りSの開口形状の輪郭の少なくとも一部(第1部分)を形成するように構成される。また、一例として、本実施形態における第1遮光部材ST1の材料は、ステンレス鋼で構成されている。なお、第1遮光部材ST1の材料としては、熱伝導率の高い金属などが望ましい。
この実施形態における第1可変遮光部材VR1は、図3及び図4に示すように、10枚の第1遮光部材ST1−1〜ST1−10を有しており、これらの第1遮光部材ST1−1〜ST1−10は、外側のもの(ST1−1)から内側のもの(ST1−10)に向かって、次第に径が小さくなるように略相似形状となっており、所定面と交差する第1方向と略直交する第2方向に近接して(所定の隙間をもって)、大径のものの内側に小径のものが順次遊嵌されるように、それぞれ配置されている。
ここで、所定面とは、投影光学系PLの瞳面又はその近傍面であり、この実施形態では、光軸AXに略直交する面(マスクMのパターン面と略平行な面)である。なお、本実施形態においては、第1方向は該所定面に略直交する方向、すなわち、図2に示す如く光軸AXに略平行な方向(Z方向)に設定されており、該第1方向に略直交する第2方向はスキャン方向(Y方向)に設定されている。但し、第2方向は非スキャン方向(X方向)に設定されてもよい。また、第1遮光部材ST1(ST1−1〜ST1−10)のそれぞれの先端(図2で上端)は、上述した所定面に略平行な面内に位置するように構成されている。
本実施形態の複数の第1遮光部材ST1(ST1−1〜ST1−10)は、それぞれ不図示の支持部材を介して光軸AXに略平行な方向(第1方向)にスライド可能に支持されており、第1遮光部材ST1(ST1−1〜ST1−10)のそれぞれは、第1遮光部材ST1(ST1−1〜ST1−10)を光軸AXに略平行な方向にスライド駆動、すなわち押し引き駆動させるための駆動手段DR1(第1駆動部)と連結されている。
複数の第1遮光部材ST1(ST1−1〜ST1−10)は、それぞれの先端(図2で上端)が、第1ミラーPM1と第2ミラーPM2との間であって光路Op2の下方の外側に位置する待機位置に設定されており、その何れかが、第1ミラーPM1と第2ミラーPM2との間の光路Op2に対して、図2で下方の待機位置から上方に(第1遮光部材ST1の上端が瞳面に至る位置まで)駆動手段DR1によってスライド駆動されることによって、投影光学系PLの開口絞りSの開口部SHの形状の一部を段階的に変えることができるようになっている。
複数の第2遮光部材ST2は、複数の第1遮光部材ST1とは異なる位置に配置され、第1遮光部材ST1と同様に、少なくとも一方の面(開口形状を規定する内面)が曲面形状(円弧状、楕円弧状、又はこれらに類する曲線形状)の部材からなる。一例として、薄い平板を、その断面形状が、円弧状、楕円弧状、又はこれらに類する曲線形状となるように湾曲させた形状を有する半筒状(半円筒状、半楕円筒状)又は部分筒状の部材から構成される。ここでは、第2遮光部材ST1は、半円筒状の部材からなるものとする。第2遮光部材ST2の先端(図2において、下端)が開口絞りSの開口形状を規定する開口部SHに向けて配置され、その下端が、開口絞りSの開口形状の輪郭の少なくとも一部(第2部分)を形成するように構成される。また、一例として、本実施形態における第2遮光部材ST2の材料は、ステンレス鋼で構成されている。なお、第2遮光部材ST2の材料としては、熱伝導率の高い金属などが望ましい。
この実施形態における第2可変遮光部材VR2は、詳細図示は省略しているが、図3及び図4に示した第1遮光部材ST1(ST1−1〜ST1−10)と同様に、これらにそれぞれ対応する(相対形状を有する)10枚の第2遮光部材ST2−1〜ST2−10を有しており、これらの第2遮光部材ST2−1〜ST2−10は、外側のもの(ST2−1)から内側のもの(ST2−10)に向かって、次第に径が小さくなるように略相似形状となっており、所定面と交差する第3方向と略直交する第4方向に近接して(所定の隙間をもって)、大径のものの内側に小径のものが順次遊嵌されるように、それぞれ配置されている。
ここで、所定面とは、投影光学系PLの瞳面又はその近傍面であり、この実施形態では、光軸AXに略直交する面(マスクMのパターン面と略平行な面)であるのは、上述した通りである。なお、本実施形態においては、第3方向は該所定面に略直交する方向、すなわち、光軸AXに略平行な方向(Z方向)に設定されており、該第3方向に略直交する第4方向はスキャン方向(Y方向)に設定されている。但し、上述の第2方向が非スキャン方向(X方向)に設定されている場合には、第4方向も非スキャン方向(X方向)に設定される。また、第2遮光部材ST2(ST2−1〜ST2−10)のそれぞれの先端(図2で下端)は、上述した所定面に略平行な面内に位置するように構成されている。
本実施形態の複数の第2遮光部材ST2(ST2−1〜ST2−10)は、それぞれ不図示の支持部材を介して光軸AXに略平行な方向(第3方向)にスライド可能に支持されており、第2遮光部材ST2(ST2−1〜ST2−10)のそれぞれは、第2遮光部材ST2(ST2−1〜ST2−10)を光軸AXに略平行な方向にスライド駆動、すなわち押し引き駆動させるための駆動手段DR2(第2駆動部)と連結されている。
複数の第2遮光部材ST2(ST2−1〜ST2−10)は、それぞれの先端(図2で下端)が、第1ミラーPM1と第2ミラーPM2との間の光路Op2の上方の外側に位置する待機位置に設定されており、その何れかが、第1ミラーPM1と第2ミラーPM2との間の光路Op2に対して、図2で上方の待機位置から下方に(第2遮光部材ST2の下端が瞳面に至る位置まで)駆動手段DR2によってスライド駆動されることによって、投影光学系PLの開口絞りSの開口部SHの形状のうち、複数の第1遮光部材ST1が規定する部分以外の開口部SHの形状を段階的に変えることができるようになっている。
具体的には、各第1遮光部材ST1及び各第2遮光部材ST2の内径は、例えば、投影光学系PLの開口数NAの可変範囲(例えば、0.1〜0.5や0.15〜0.35)に従って、10mm〜200mm程度の範囲内で設定される。また、第1遮光部材ST1及び第2遮光部材ST2の枚数は、ここではそれぞれ10枚を例示したが、開口数NAのステップ数(例えば、0.01や0.005)に応じた段数に従って、それぞれ20〜40枚程度に設定される。各第1遮光部材ST1間の間隔、各第2遮光部材ST2間の間隔は、その板厚(例えば、0.2mm程度)との関係において、例えば2〜3mm程度に設定される。
本実施形態においては、複数の第1遮光部材ST1と複数の第2遮光部材ST2とのそれぞれは、互いに対をなしており、それぞれ対応するもの同士は実質的に同一形状であるとともに、所定面又はその近傍面において第1遮光部材ST1の上端と第2遮光部材ST2の下端とで開口形状を規定するように、所定面又はその近傍面を挟んで互いに相対的に配置されており、各駆動手段DR1、DR2によってそれぞれ相対的に進退(互いに逆向きに移動)されるようになっている。
このように、本実施形態における開口絞りSは、その開口形状が、第1方向(この実施形態では、光軸AXの方向又は光軸AXに略平行な方向)に沿ってスライド(進退)される複数の第1遮光部材ST1、及び第3方向(この実施形態では、光軸AXの方向又は光軸AXに略平行な方向)に沿ってスライド(進退)される複数の第2遮光部材ST2によって形成できるように構成されているので、投影光学系PLの瞳の周囲に機械的な機構を配置することなく、所定の2方向(第1方向及び第3方向)に機械的な機構を設けるのみで、選択的に設定される開口数NAに応じて、これを段階的に可変とできる開口絞りを構成することができる。
なお、本実施形態においては、第1遮光部材ST1のスライド方向(第1方向)及び第2遮光部材ST2のスライド方向(第3方向)は、投影光学系PLの光軸AXと略平行な方向であるとした。ただし、第1方向及び第3方向は、前記所定面に交差する方向、すなわち前記所定面に平行する方向以外(光軸AXに直交する方向以外)の方向であればよく、これらの第1及び第3方向は、光学系を構成するミラー等、及びそれらの保持部材との機械的な干渉を避けるのに適した方向に設定すればよい。
また、複数の第1遮光部材ST1をそれぞれスライドさせる上述の駆動手段DR1(第1駆動部)としては、ステッピングモーター及びラックアンドピニオンなどを有する機構によって複数の第1遮光部材ST1をそれぞれスライドさせるようにしたものを用いることができる。また、該駆動手段DR1としては、ステッピングモーター及びラックアンドピニオンなどからなる機構の代わりに、複数の第1遮光部材ST1のそれぞれに連結される、リエアモーターからなるアクチュエータを有し、そのアクチュエータからの動力によって複数の第1遮光部材をそれぞれスライドさせるように構成したものを用いてもよい。
なお、上述の駆動手段DR1の一例として、第1遮光部材ST1をスライドさせるものを例として説明したが、第2遮光部材ST2の駆動手段DR2(第2駆動部)においても、上述の第1遮光部材ST1をスライドさせるものと同様な構成をとることができる。
また、上述の駆動手段DR1(第1駆動部)は、複数の第1遮光部材ST1が開口絞りSの開口形状の輪郭の少なくとも一部(第1部分)を形成できるように、不図示の制御部からの制御信号に基づいて所定量を駆動するように構成される。さらに、上述の駆動手段DR2(第2駆動部)は、複数の第2遮光部材ST2が開口絞りSの開口形状の輪郭の少なくとも一部(第2部分)を形成できるように、不図示の制御部からの制御信号に基づいて所定量を駆動するように構成される。
このように、本実施形態における開口絞りSにおいては、所定面又はその近傍面において開口絞りSの開口形状が複数の第1遮光部材ST1及び複数の第2遮光部材ST2によって形成できるように構成されるとともに、駆動手段DR1(第1駆動部)によって複数の第1遮光部材ST1のそれぞれが独立してスライドされるように構成されること及び駆動手段DR2(第2駆動部)によって複数の第2遮光部材ST2のそれぞれが独立してスライドされるように構成されることによって、投影光学系PLの開口数NAを段階的に変更することができる。
次に、本実施形態における開口絞りSの動作について、図5〜図10を参照して説明する。ここでは、説明を簡単にするため、第1遮光部材ST1として最大NAを規定する第1遮光部材ST1−1から最小NAを規定する第1遮光部材ST1−5までの5枚が、第2遮光部材ST2として最大NAを規定する第2遮光部材ST2−1から最小NAを規定する第2遮光部材ST2−5までの5枚が設けられているものとして説明する。
なお、例えば、第1遮光部材ST1−3は第1遮光部材ST1−1と第1遮光部材ST1−5との中間のNAを規定するものであり、第1遮光部材ST1−2は第1遮光部材ST1−1と第1遮光部材ST1−3との中間のNAを規定するものであり、第1遮光部材ST1−4は第1遮光部材ST1−5と第1遮光部材ST1−3との中間のNAを規定するものである。また、例えば、第2遮光部材ST2−3は第2遮光部材ST2−1と第2遮光部材ST2−5との中間のNAを規定するものであり、第2遮光部材ST2−2は第2遮光部材ST2−1と第2遮光部材ST2−3との中間のNAを規定するものであり、第2遮光部材ST2−4は第2遮光部材ST2−5と第2遮光部材ST2−3との中間のNAを規定するものである。
全ての第1遮光部材ST1−1〜ST1−5及び全ての第2遮光部材ST2−1〜ST2−5が待機位置に設定された状態が図5に示されている。この待機位置にある状態では、最大NAを規定する第1遮光部材ST1−1及び第2遮光部材ST2−1が、その先端(第1遮光部材にあっては上端、第2遮光部材にあっては下端)が瞳面PPに設定されており、その他の第1遮光部材ST1−2〜ST1−5及び第2遮光部材ST2−2〜ST2−5の先端は、これらの第1遮光部材ST1−1及び第2遮光部材ST2−1により規定される光路の外側に設定されている。これにより、最大NAに対応する開口部SHが形成されている。
なお、最大NAを規定する第1遮光部材ST1−1及び第2遮光部材ST2−1は、この実施形態では、図5〜図9に示した位置で、固定されているものとする。但し、最大NAを規定する第1遮光部材ST1−1及び第2遮光部材ST2−1は、その余の第1遮光部材ST1−2〜ST1−5及び第2遮光部材ST2−2〜ST2−5と同様にスライドできるように設けられていてもよい。
最大NAよりも1段小さいNAを規定する場合には、図6に示されるように、第1遮光部材ST1−2及び第2遮光部材ST2−2を、それぞれの先端が瞳面PPに位置するように、瞳面PPに向けてスライドさせる。これにより、最大NAよりも1段小さいNAに対応する開口部SHが形成される。最大NAよりも2段小さいNAを規定する場合には、図7に示されるように、第1遮光部材ST1−3及び第2遮光部材ST2−3を、それぞれの先端が瞳面PPに位置するように、瞳面PPに向けてスライドさせる。これにより、最大NAよりも2段小さいNAに対応する開口部SHが形成される。最小NAよりも1段大きいNAを規定する場合には、図8に示されるように、第1遮光部材ST1−4及び第2遮光部材ST2−4を、それぞれの先端が瞳面PPに位置するように、瞳面PPに向けてスライドさせる。これにより、最小NAよりもに1段大きいNAに対応する開口部SHが形成される。最小NAを規定する場合には、図9に示されるように、第1遮光部材ST1−5及び第2遮光部材ST2−5を、それぞれの先端が瞳面PPに位置するように、瞳面PPに向けてスライドさせる。これにより、最小NAに対応する開口部SHが形成される。
なお、例えば、図10に示されるように、より小さいNAを規定する場合(同図では最小NAの場合を表示)には、それよりも大きいNAを規定する第1遮光部材(同図ではST1−2〜ST1−4及び第2遮光部材(同図ではST2−2〜ST2−4)の全部又は何れかは待機位置に待機させたままであってもよい。
このように、対をなす第1遮光部材と第2遮光部材とを互いに相対するように逆方向にスライドさせることにより、開口絞りSの開口形状を最大NAに対応するものから最小NAに対応するものまでの間で段階的に変更することができる。
なお、投影光学系PLによっては、いわゆる瞳の球面収差により、開口数NAの可変により瞳面PPの位置が光軸方向に若干ずれる(シフトする)場合もある。この場合において、開口絞りSの位置を厳格に設定するには、投影光学系PLの開口絞りSは、投影光学系PLの開口数NAの値に応じて光軸方向の位置を可変とできることが望ましい。本例では、このような場合に、特別な構成を採用することなく対応することができる。すなわち、例えば、図11に示す如く、瞳面が符号PPを付した位置から符号PP1を付した位置にずれ量dだけずれる場合には、一例として最小NAを規定するものとして、第1遮光部材ST1−5及び第2遮光部材ST2−5を、それぞれの先端が瞳面PP1に位置するように、瞳面PP1に向けてスライドさせることにより、対応することができる。このように、開口数NAの変更に応じて、瞳面の位置が変わる場合にも、特別な構成を採用することなく容易に対応することができる。
次に、第1遮光部材ST1及び第2遮光部材ST2からなる開口絞りSの配置について説明する。図12は、本実施形態の投影光学系PLにおける第1遮光部材ST1及び第2遮光部材ST2の配置を説明するための概略図である。上述したように、本例の開口絞りSは、第1ミラーPM1と第2ミラーPM2との光路中に形成される投影光学系PLの瞳面PPに開口部SHを形成するものである。そして、複数の第1遮光部材ST1は、瞳面PPにおいて光束を規定する開口絞りSの開口形状の少なくとも一部(第1部分)を形成するようにそれぞれ配置される。さらに、複数の第2遮光部材ST2は、瞳面PPにおいて光束を規定する開口絞りSの開口形状の少なくとも一部(第2部分)を形成するようにそれぞれ配置される。
ここで、本実施形態における投影光学系PLは、図1に示す如く、光軸AXに軸対称な共軸反射光学系である。このような光学系においては、マスクMからウエハWに至る光束は、複数のミラー(第1ミラーPM1〜第6ミラーPM6)によって順次反射されるとともに、その各光路は空間的に相当程度重複して、各ミラーの間を往復するものとなる。また、投影光学系PLを構成するミラーであって光軸上に配置された円形のミラー(例えば第2ミラー)による遮蔽を回避するために、その視野の形状は、物体面上及び像面上において、光軸から所定の半径だけ離れた円弧状の領域の一部であることが一般的である。
本例の投影光学系PLでは、その視野(領域)は、物体面(マスクM)上で、光軸AXから+Y方向(第5方向)に離れた(偏心した)位置を中心とする円弧状の領域である。そして、投影光学系PLが光軸対称な光学系であることから、各ミラー(第1ミラーPM1〜第6ミラーPM6)で反射された各光束は、光軸AXを中心として収束方向に、または光軸AXを中心として発散する方向に反射されることになる。
その結果、図12に示す如く、マスクMを介して第1ミラーPM1へ入射する光束は瞳面PPに対して+Y方向に近接した部分P1を通過し、第2ミラーPM2を介して第3ミラーPM3へ入射する光束は、瞳面PPに対して−Y方向に近接した部分P2を通過することとなる。
このように、本実施形態における投影光学系PLは共軸な反射光学系であるために、開口絞りを配置すべき瞳面の近傍においては、Y方向に沿って複数の光路が近接しており、その間の部分(空間)Sp3,Sp4の部分は一般に小さい。しかし、図12から理解できるように、瞳面PPに対して交差する方向に沿っては、他の光路が近接して配置されない部分がある。すなわち、第1ミラーPM1と第2ミラーPM2との間の光路の下側であって、第1ミラーPM1と第3ミラーPM3との間の部分Sp1、及び第1ミラーPM1と第2ミラーPM2との間の光路の上側であって、マスクMと第2ミラーPM2との間の部分Sp2には、他の光路が配置されない十分に大きな空間が存在している。
従って、各ミラーで反射された各光束が、瞳面PPに近接して配置される場合、瞳面PPの周囲を取り囲むように配置する必要のある従来の開口絞りでは、それらの光束を遮蔽してしまうために、配置することが困難である。しかし、本例の開口絞りSであれば、図12に示す如く、複数の第1遮光部材ST1は、そのスライド方向が瞳面PPに交差する第1方向(本例では、光軸AXに略平行な方向)に設定されて空間Sp1に配置されているので、近接する他の光束を遮蔽することなく配置することができる。
同様に、図12に示す如く、複数の第2遮蔽部材ST2は、そのスライド方向が瞳面PPに交差する第3方向(本例では、第1方向と同じ光軸AXに略平行な方向)に設定されて空間Sp2に配置されているので、近接する他の光束を遮蔽することなく配置することができる。
このように、例えば投影光学系PLの光路が各ミラーPM1〜PM6で折り返されることによって、投影光学系PLの瞳面PPの近傍において投影光学系PLの光路が近接するような構成であっても、本実施形態における開口絞りSは、投影光学系PLの光路を遮蔽することなく、投影光学系PLの開口数NAを段階的に変えることができる。従って、投影光学系PLの設計上の自由度を高くすることができるとともに、投影光学系PLの小型化を図ることができる。
また、本実施形態においては、第1遮光部材ST1及び第2遮光部材ST2は、図12に符号L1で示す如く、投影光学系PLの光軸AXに略平行な方向に沿って相対的にスライドするようにそれぞれ配置されている。しかし、同図に符号L2で示す如く、投影光学系PLの瞳面PPと交差する方向であって且つ投影光学系PLの光路を遮蔽しない方向であれば如何なる方向であってもよい。また、第1遮光部材ST1及び第2遮光部材ST2は、互いに異なる方向に沿ってスライドするように配置されてもよい。すなわち、第1方向と第3方向とは、互いに同一の方向に設定されている必要はなく、互いに異なる方向に設定されてもよい。
また、上述した実施形態では、複数の第1遮光部材ST1及び複数の第2遮光部材ST2は、選択的に設定される開口数NAに応じて、各駆動手段DR1、DR2(第1駆動部、第2駆動部)によってスライド駆動されるようにして、開口数NAを自動的に変更し得るようにしたが、何れか一方又は双方を、手動によってスライドできるように構成してもよい。
さらに、上述した実施形態では、形成すべき開口形状を2分割して、それぞれを半筒状の第1遮光部材ST1及び第2遮光部材ST2によって規定するようにしたが、形成すべき開口形状を3分割以上に分割して、それぞれを部分筒状の複数の遮光部材によって規定するようにしてもよい。例えば、4分割する場合には、図13に示す如く、形成すべき開口形状の90°に相当する円弧状断面を有する部分筒状の複数の遮光部材ST3を4組設けて、各開口数NAに応じて4組の遮光部材ST3により開口形状を規定するようにしてもよい。但し、駆動手段を含めてその構成が複雑化し、スライド駆動により生じる粉塵や化学的な汚染物質の発生が懸念されるため、上述した実施形態のように、2分割が適切である。
なお、上述した実施形態においては、第1可変遮光部材VR1を構成する複数の第1遮光部材ST1及び第2可変遮光部材VR2を構成する複数の第2遮光部材ST2は、それぞれをスライド可能に構成したが、第2可変遮光部材VR2に代えて、開口形状の第2部分を規定する複数の固定遮光部材を準備し、これらの何れかを前記所定面に交換して固定し得るように構成してもよい。この場合、固定遮光部材としては、投影光学系PLの開口数NAの範囲(例えば0.15〜0.35)で平均的で且つ最適な開口絞りSの開口形状の少なくとも一部(第2部分)を形成するように構成する。そして、開口数NAの段数に応じてその内径の異なるものを複数準備し、開口数NAを変更する際には、該当する内径を有する固定遮光部材を交換して取り付けるようにする。
なお、上述した複数の第2遮光部材ST2と同じ部材を、固定遮光部材として、投影光学系PLのフレーム等に交換可能に固定してするようにしてもよい。このような場合においても、本実施形態における開口絞りSは、その開口形状が複数の第1遮光部材ST1及び上記の固定遮光部材によって形成できるように構成されるので、投影光学系PLの瞳面PPの周囲に渡って機械的な機構を配置することなく、投影光学系PLの開口数NAを段階的に変えることができる。
なお、上記の実施形態においては、第2遮光部材ST2に代えて、例えば円弧状のエッジ部を持つ部材が開口絞りSの開口部SHに向けて出入り可能に配置された1つの絞り羽根に置き換えることも可能である。この場合、その絞り羽根は、投影光学系PLの開口数NAの範囲(例えば0.15〜0.35)で平均的で且つ最適な開口絞りSの開口形状の少なくとも一部(第2部分)を形成するように構成すればよい。このような場合においても、本実施形態における開口絞りSは、その開口形状が複数の第1遮光部材ST1及び上記の絞り羽根によって形成できるように構成されるので、投影光学系PLの瞳面PPの周囲に渡って機械的な機構を配置することなく、投影光学系PLの開口数NAを段階的に変えることができる。
また、本実施形態における投影光学系PLは、上述の6枚の非球面の各ミラーPM1〜PM6で構成される光学系に限られるものではなく、8枚のミラーや10枚のミラーなど、他の枚数のミラーからなる反射光学系を用いることもできる。さらに、本発明は、反射光学素子としてのミラーからなる反射光学系のみならず、反射光学素子としてのミラーと屈折光学素子としてのレンズを組み合わせて構成される反射屈折光学系、屈折光学素子としてのレンズを組み合わせて構成される屈折光学系にも、適用することができる。
なお、本実施形態における露光装置に用いられるミラー(例えば、コリメータミラー2、照明光学系ILS及び投影光学系PLの各ミラー)は、EUV光を反射させるために、反射面に多層膜が形成されている。例えば、この多層膜は、Mo/Si多層膜やMo/Be多層膜などで構成される。
また、本実施形態の光源装置1から射出されるEUV光(露光光)の波長は、高解像度を達成するために50nm以下とすることが望ましく、一例としては11.8nm又は13.5nmを使用することが望ましい。
なお、上記形態の開口絞りSは、照明光学系に対しても適用することができる。すなわち、図1において、上記の開口絞りSを、照明光学系ILSの瞳面又は瞳面近傍に適用することもできる。この場合、複数の第1遮光部材ST1を、照明光学系ILSに配置される開口絞りSの近傍面にそれぞれ配置することもできる。さらに、複数の第2遮光部材ST2を、照明光学系ILSに配置される開口絞りSの近傍面にそれぞれ配置することもできる。
また、本実施形態における照明光学系ILSは、マスクMのパターン面上の露光視野内を照明する構成であればよく、具体的な構成は特に制限されない。
なお、以上の説明においては、露光対象となる基板として半導体ウエハWを想定したが、露光対象となる基板は半導体デバイス製造用の半導体ウエハのみならず、ディスプレイデバイス用のガラス基板、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスク又はレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)、又はフィルム部材などであってもよい。
また、その基板は、その形状が円形に限られるものではなく、矩形など他の形状でもよい。また、本実施形態の光学系を適用する露光装置の形態は、上述したマスクMとウエハWとを同期移動してマスクMのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)に限らず、マスクMとウエハWとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、ウエハWを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)であってもよい。
また、本実施形態の走査型露光装置は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることは言うまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が完了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
次に、本実施形態における露光装置を用いた電子デバイスの製造方法について説明する。
上記の実施形態の露光装置を用いて半導体デバイス等の電子デバイス(マイクロデバイス)を製造する場合、電子デバイスは、図14に示す如く、電子デバイスの機能・性能設計を行うステップ111、この設計ステップ111に基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ112、デバイスの基材である基板(ウエハ)を製造するステップ113、前述した実施形態の露光装置によりマスクのパターンを基板へ露光する工程、露光した基板を現像する工程、現像した基板の加熱(キュア)及びエッチングエ程などを含む基板処理ステップ114、デバイス組み立てステップ(ダイシングエ程、ボンディングエ程、パッケージング工程などの加エプロセスを含む)115、並びに検査ステップ116等を経て製造される。言い換えると、このデバイスの製造方法は、リソグラフィ工程を含み、そのリソグラフィ工程で上記の実施形態の露光装置を用いて感光性基板を露光している。
なお、本発明は上述した全ての構成要素を適宜組み合わせて用いる事が可能であり、また、一部の構成要素を用いない場合もある。また、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
本発明の実施形態におけるEUV露光装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態における開口絞りを備える投影光学系の要部構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態における第1遮光部材の構成を示す上面図である。 本発明の実施形態における第1遮光部材の構成を示す側面図である。 本発明の実施形態における第1及び第2遮光部材の動作を示す図であって、最大NAを規定する場合を示す図である。 本発明の実施形態における第1及び第2遮光部材の動作を示す図であって、最大NAより1段小さいNAを規定する場合を示す図である。 本発明の実施形態における第1及び第2遮光部材の動作を示す図であって、最大NAより2段小さいNAを規定する場合を示す図である。 本発明の実施形態における第1及び第2遮光部材の動作を示す図であって、最小NAより1段大きいNAを規定する場合を示す図である。 本発明の実施形態における第1及び第2遮光部材の動作を示す図であって、最小NAを規定する場合を示す図である。 本発明の実施形態における第1及び第2遮光部材の他の動作を示す図である。 本発明の実施形態における第1及び第2遮光部材のさらに他の動作を示す図である。 本発明の実施形態における投影光学系の要部を模式的に示す正面図である。 本発明の実施形態における4分割した部分筒状(90°)の部材からなる遮光部材の構成を示す上面図である。 本発明の実施形態における電子デバイスの製造方法の概要を示す流れ図である。
符号の説明
1…光源装置、ILS…照明光学系、PL…投影光学系、PM1〜PM6…ミラー、M…マスク、W…ウエハ、IL…照明光、PP,PP1…瞳面、S…可変開口絞り、VR1…第1可変遮光部材、VR2…第2可変遮光部材、ST1(ST1−1〜ST1−10)…第1遮光部材、ST2(ST2−1〜ST2−10)…第2遮光部材、AX…光軸、SH…開口部。

Claims (24)

  1. 所定面で、光束が通過する開口形状変更可能な第1可変遮光部材を有する開口絞りを備える光学系において、
    前記第1可変遮光部材は、
    互いに異なる開口形状のそれぞれに対応して設けられ、前記開口形状の一部を規定する複数の第1遮光部材と、
    前記複数の第1遮光部材の少なくとも一つを、前記所定面と交差する第1方向に駆動する第1駆動部と、
    を備えることを特徴とする光学系。
  2. 前記複数の第1遮光部材は、前記所定面における長さよりも前記第1方向における長さが長い板状の部材でそれぞれ構成されることを特徴とする請求項1記載の光学系。
  3. 前記第1駆動部は、前記所定面に対して前記第1方向に離れた空間に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の光学系。
  4. 前記第1遮光部材は、少なくとも一方の面が曲面形状の部材であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光学系。
  5. 前記第1遮光部材はその断面形状が円弧形状、楕円弧形状又はこれらに類する曲線形状である半筒状又は部分筒状の部材であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光学系。
  6. 前記第1可変遮光部材が規定する開口形状の一部とは異なる部分を規定する第2可変遮光部材を備え、
    前記第2可変遮光部材は、前記所定面に配置され、前記開口形状の一部とは異なる部分を規定する交換可能な固定遮光部材を有することを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載の光学系。
  7. 前記第1可変遮光部材が規定する開口形状の一部とは異なる部分を規定する第2可変遮光部材を備え、
    前記第2可変遮光部材は、
    互いに異なる開口形状のそれぞれに対応して設けられ、前記開口形状の一部とは異なる部分を規定する複数の第2遮光部材と、
    前記複数の第2遮光部材の少なくとも一つを、前記所定面と交差する第3方向に進退する第2駆動部と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載の光学系。
  8. 前記複数の第2遮光部材は、前記所定面における長さよりも前記第3方向における長さが長い板状の部材でそれぞれ構成されることを特徴とする請求項7記載の光学系。
  9. 前記第2駆動部は、前記所定面に対して前記第3方向に離れた空間に設けられることを特徴とする請求項7または8に記載の光学系。
  10. 前記第2遮光部材は、少なくとも一方の面が曲面形状の部材であることを特徴とする請求項7から請求項9の何れか一項に記載の光学系。
  11. 前記第2遮光部材はその断面形状が円弧形状、楕円弧形状又はこれらに類する曲線形状である半筒状又は部分筒状の部材であることを特徴とする請求項7から請求項10の何れか一項に記載の光学系。
  12. 前記第1可変遮光部材と前記第2可変遮光部材とは、前記所定面を挟んで互いに相対的に配置されることを特徴とする請求項7から請求項11の何れか一項に記載の光学系。
  13. 前記第1遮光部材と前記第2遮光部材とは、互いに相対的に進退されることを特徴とする請求項から請求項12の何れか一項に記載の光学系。
  14. 前記第1方向と前記第3方向とは、互いに略平行であることを特徴とする請求項7から請求項13の何れか一項に記載の光学系。
  15. 前記第1遮光部材と前記第2遮光部材とは、互いに逆向きに移動されることを特徴とする請求項7から請求項14の何れか一項に記載の光学系。
  16. 前記第1可変遮光部材が規定する開口形状の一部と前記第2可変遮光部材が規定する前記開口形状の一部とは異なる部分とは、互いに同一平面上にあることを特徴とする請求項から請求項15の何れか一項に記載の光学系。
  17. 前記第3方向は、前記光学系の光軸方向と略平行であることを特徴とする請求項から請求項16の何れか一項に記載の光学系。
  18. 前記第1方向は、前記光学系の光軸方向と略平行であることを特徴とする請求項1から請求項17の何れか一項に記載の光学系。
  19. 前記所定面は、前記光学系の瞳面又はその近傍面であることを特徴とする請求項1から請求項18の何れか一項に記載の光学系。
  20. 前記光学系は、物体面上の所定の視野領域を像面上に結像する結像光学系であることを特徴とする請求項1から請求項19の何れか一項に記載の光学系。
  21. 前記光束は、EUV光であることを特徴とする請求項1から請求項20の何れか一項に記載の光学系。
  22. 第1面の像を第2面上に露光する露光装置であって、
    請求項1から請求項21の何れか一項に記載の光学系を備えることを特徴とする露光装置。
  23. 露光光を供給するEUV光源装置をさらに備えることを特徴とする請求項22に記載の露光装置。
  24. リソグラフィ工程を含む電子デバイスの製造方法であって、
    前記リソグラフィ工程は、請求項22または請求項23に記載の露光装置を用いることを特徴とする電子デバイスの製造方法。
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