JP4113883B2 - ガス栓の取付金具 - Google Patents
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Description
このものは、図9及び図10に示すように、フランジ板(20)付きのガス栓(2)に接続された継手(21)に外嵌させるリング状の支持板(11)と、前記支持板(11)の中心に対して対称な位置に取り付けられる一対の当て板(10)(10)とからなり、前記支持板(11)の外径は、壁板(3)に形成する開口(30)よりも小さく形成されていると共に、図9に示すように、前記支持板(11)と当て板(10)(10)とが平行に重ね合わされてなる基本姿勢にて、前記当て板(10)(10)の先端部相互間の長さは、前記開口(30)の直径よりも長く設定されている。又、各当て板(10)(10)の前記先端部に対向する基端部側は、前記支持板(11)の内周に沿った円弧状に形成されてあり、その対向する両端部相互がバネ(4)(4)によってそれぞれ連結された構成となっている。
この従来の取付金具(1)では、前記支持板(11)には、ガス栓(2)のフランジ板(20)に挿通された取付けネジ(40)(40)を螺合させるために、複数のネジ孔(41)〜(44)が形成されており、前記取付けネジ(40)(40)によって、フランジ板(20)に前記支持板(11)を予め螺合接続させる。前記ネジ孔が前記当て板(10)によって隠蔽されることがないように、前記当て板(10)における前記ネジ孔(41)(42)に対向する各位置には、前記取付けネジ(40)(40)が挿通可能な切欠(12)(12)が前記先端部へそれぞれ開放するように開削されている。
その後、壁板(3)の表側から前記取付けネジ(40)(40)を締め付けると、取付金具(1)は前記基本姿勢のままで壁板(3)に近接する方向に移動させられていき、当て板(10)(10)が略全域的に壁板(3)の開口(30)の周縁近傍の裏面に当接することとなり、取付けネジ(40)(40)の最終締め付け状態にて、前記フランジ板(20)と当て板(10)とで壁板(3)を挟圧する態様となり、これにより、ガス栓(2)は壁板(3)に取り付けられる。
これでは、当て板(10)(10)が支持板(11)に対して斜めに傾いた変形姿勢のまま壁板(3)の裏側に固定されることとなり、当て板(10)(10)の先端部分のみが壁板(3)の裏面に当接して、他の部分は壁板(3)の裏面から浮いた状態となってしまうため、取付金具(1)とフランジ板(20)とで壁板(3)を確実に挟圧することが難しく、ガス栓(2)の壁板(3)への取付け状態が不安定となる。
又、ガス栓(2)に金属製のフレキ配管(22)を接続させるために、継手(21)を介在させているが、前記当て板(10)(10)を揺動させる際に、前記当て板(10)(10)が前記継手(21)の一部に当接することがあり、それが邪魔になって、前記当て板(10)(10)を、開口(30)に挿入可能な前記変形姿勢に達するまで揺動させることができないといった不都合もある。
前記フランジ板に取付けネジを介して螺合接続され且つ前記継手に外嵌可能な環状の支持板と、前記支持板の対称な位置に前記ガス栓側へ揺動可能に取り付けられ且つ前記取付けネジが挿通可能な切欠が先端部に開放するように開削されている複数の当て板とからなり、
前記当て板が前記支持板に重なり合う基本姿勢にて前記当て板の前記先端部相互間の距離は前記開口の直径よりも大きく設定されていると共に、前記先端部相互が近付く方向に前記当て板を揺動させた変形姿勢にて前記先端部相互間の距離は前記開口の直径よりも小さくなるように設定されており、
前記当て板の基端部側は、前記支持板の内周に沿った円弧状に形成されていると共に、前記支持板の外径は前記開口よりも小径に構成されているガス栓の取付金具』において、基本姿勢から変形姿勢に当て板を揺動させる際に継手が邪魔になったり、又、変形姿勢から前記基本姿勢に当て板を復帰させる際に、前記当て板に開削された切欠と取付けネジとの隙間に、壁板の切屑等が挟まったり、断熱材が食い込んだりして、前記当て板の揺動が阻止されないようにすることを課題とする。
上記課題を解決する為の請求項1に係る発明の技術的手段は、『前記切欠は、前記基本姿勢にて前記取付けネジが挿通するネジ挿通部の少なくとも両側方及び前記先端部側に、前記当て板の揺動の妨げとなる揺動阻止要素を逃がす空隙部を有する構成とした』ことである。
上記技術的手段は次のように作用する。
フランジ板を具備させたガス栓の基端部に、フレキ管の端末部を接続させるための継手を接続する。又、壁板に形成されている開口から前記フレキ管を室内に引き出し、当て板が前記端末部側(ガス栓側)に位置するように、リング状の支持板に前記フレキ管を通し、前記端末部を前記継手に接続する。そして、前記フランジ板の表側から取付けネジを差し込み、当て板の切欠を介して、支持板に螺合接続する。このとき、前記フランジ板と前記支持板との間には、壁板の肉厚以上の間隔を形成しておき、この状態で、前記取付金具を壁板の裏側へ押し込む。前記取付金具は、基本姿勢では、前記当て板の先端部相互間の距離は開口の直径よりも大きく張り出しているから、先端部相互間の距離が前記開口の直径よりも小さくなるまで、前記当て板をガス栓側へ揺動させて変形姿勢とすることができる。
尚、支持板の外径は開口の直径よりも小さく形成されているから、前記変形姿勢にて、取付金具は開口を挿通可能となる。挿通後、取付金具の姿勢を基本姿勢に戻す。
取付金具を壁板の裏側へ抜け止め状態に位置させ、前記フランジ板を壁板の表面の開口周辺に当接させて、前記取付けネジを締め付けると、前記壁板の裏側の取付金具が壁板側へ引き寄せられ、前記壁板の裏面に当接する。さらに、締め付けることにより、前記壁板は、前記フランジ板と前記取付金具とで表裏から挟圧され、これにより、前記ガス栓は壁板の表面に取付けられることとなる。
請求項2の発明は、上記請求項1の発明において、『前記当て板の前記円弧状基端部の両端部のうち、一方の対向する端部相互に、前記基本姿勢を維持する方向に付勢する付勢手段を設けた』ものであり、壁板の開口を挿通させるときには、前記付勢手段に抗して基本姿勢から変形姿勢へ変形させ、前記開口を通過後には、壁板の裏側にて、前記付勢手段によって前記基本姿勢へ弾性復帰させられる。
まず、図1に示すように、ガス栓(2)の基端部の六角筒部(23)に、六角孔が形成されたフランジ板(20)を外嵌させてネジ止めすると共に、継手(21)を螺合接続させる。他方、壁板(3)に形成された開口(30)から、フレキ管(22)を室内に引き出し、取付金具(1)に挿通させ、その後、先端筒部(24)を前記継手(21)に接続する。これにより、前記フレキ管(22)の端末部に、ガス栓(2)が接続されると共に、取付金具(1)がフレキ管(22)に外嵌された状態となる。
取付金具(1)は、図1及び図2に示すように、リング状の支持板(11)と、前記支持板(11)の対向位置に組み付けられる一対の当て板(10a)(10b)とから構成されている。
支持板(11)は、図3に示すように、リング状の基板(11a)と押さえ板(11b)とを重ねてなるものであり、その内径は、前記継手(21)が挿入可能な大きさに設定されていると共に、外径は、前記開口(30)よりも小さく設定されている。前記押さえ板(11b)には、支持板(11)の中心に対して対向する各位置に、前記基板(11a)に対して所定高さに盛り上がる隆起片部(13)(13)が形成されている。又、前記隆起片部(13)に対向する基板(11a)の各位置及びこれらからそれぞれ90度周方向に移動した各位置には、それぞれ、ネジ孔(41)〜(44)が形成されている。前記ネジ孔(41)(42)に対向している隆起片部(13)(13)の各中心には、それぞれ、挿通孔(45)(45)が形成されている。
当て板(10a)(10b)は、支持板(11)の中心に対して対称な位置に設けられており、図2に示すように、前記支持板(11)と平行に重ね合わされた状態を取付金具(1)の基本姿勢とする。前記基本姿勢において、当て板(10a)(10b)の先端部(17a)(17b)はそれぞれ支持板(11)よりも外方へ突出した形状となっており、それの反対側は、支持板(11)の内周に部分的に一致する円弧状基端部(14a)(14b)となっている。前記円弧状基端部(14a)(14b)の両端部(15a)(16a)(15b)(16b)はそれぞれ内方へ屈曲した状態で対向しており、その屈曲部を前記支持板(11)の隆起片部(13)(13)の両側に外から係合させることにより、図3の二点鎖線に示すように、それぞれ揺動自在に取り付けられる。
まず、図4に示すように、ガス栓(2)のフランジ板(20)に表側から挿通させた取付けネジ(40)(40)を、フレキ管(22)を挿通させている取付金具(1)の支持板(11)の、図面では左右に位置するネジ孔(43)(44)に、当て板(10a)(10b)の切欠(31)を介して螺合させる。このとき、前記取付けネジ(40)(40)は、前記三角形の切欠(31)の下辺中央に略接触する態様で切欠(31)内を通過すると共に、前記フランジ板(20)と取付金具(1)との距離は、壁板(3)の肉厚以上に設定しておく。
そして、図5に示すように、板バネ(5)を弾性変形させながら、前記当て板(10a)(10b)をガス栓(2)の方向に揺動させて、取付金具(1)を変形姿勢とし、その姿勢で壁板(3)の開口(30)を通過させる。
壁板(3)の開口(30)を通過後、取付金具(1)は、図6に示すように、前記板バネ(5)の付勢力によって前記基本姿勢に復帰させられる。
尚、上記実施の形態では、取付けネジ(40)(40)は、当て板(10a)(10b)の切欠(31)(31)内に露出しているネジ孔(43)(44)に螺合させることにより、取付金具(1)をフランジ板(20)に2ヶ所において螺合接続させるようにしたが、ガス栓(2)の向きによっては、取付けネジ(40)(40)は、支持板(11)の隆起片部(13)(13)に設けられている挿通孔(45)(45)を挿通させて、ネジ孔(41)(42)に螺合接続される場合もある。その場合でも、当て板(10a)(10b)の揺動態様に変わりはない。
上記実施の形態では、取付けネジ(40)(40)が前記三角形状の切欠(31)の底辺に略接触状態でネジ孔(43)(44)に螺合されるようにしたから、揺動阻止要素を逃がす空隙部は、切欠(31)のうち、ネジ挿通部の両側方及び先端部側の3箇所に設ける構成としたが、場合によっては、当て板(10a)(10b)の円弧状基端部(14a)(14b)側にも空隙部を設ける構成としても良い。
又、付勢手段としては、板バネ(5)以外に、コイルバネや他の付勢手段であっても良く、さらには、壁板(3)の裏側において、当て板(10a)(10b)を指等で抜け止め状態となる程度に揺動させることができれば、付勢手段を設けない構成としても良い。
(10a)(10b)・・・・当て板
(11)・・・・・・・支持板
(17a)(17b)・・・・先端部
(2) ・・・・・・・ガス栓
(20)・・・・・・・フランジ板
(21)・・・・・・・継手
(22)・・・・・・・フレキ配管
(3) ・・・・・・・壁板
(30)・・・・・・・開口
(31)・・・・・・・切欠
(40)・・・・・・・取付けネジ
Claims (2)
- フランジ板を具備し且つ壁板に設けた開口から引き出されるフレキ配管の端末部に継手を介して接続されるガス栓を壁板の表面に取り付ける取付金具であって、
前記フランジ板に取付けネジを介して螺合接続され且つ前記継手に外嵌可能な環状の支持板と、前記支持板の対称な位置に前記ガス栓側へ揺動可能に取り付けられ且つ前記取付けネジが挿通可能な切欠が先端部に開放するように開削されている複数の当て板とからなり、
前記当て板が前記支持板に重なり合う基本姿勢にて前記当て板の前記先端部相互間の距離は前記開口の直径よりも大きく設定されていると共に、前記先端部相互が近付く方向に前記当て板を揺動させた変形姿勢にて前記先端部相互間の距離は前記開口の直径よりも小さくなるように設定されており、
前記当て板の基端部側は、前記支持板の内周に沿った円弧状に形成されていると共に、前記支持板の外径は前記開口よりも小径に構成されているガス栓の取付金具において、
前記切欠は、前記基本姿勢にて前記取付けネジが挿通するネジ挿通部の少なくとも両側方及び前記先端部側に、前記当て板の揺動の妨げとなる揺動阻止要素を逃がす空隙部を有する構成としたことを特徴とするガス栓の取付金具。 - 請求項1に記載のガス栓の取付金具において、前記当て板の前記円弧状基端部の両端部のうち、一方の対向する端部相互に、前記基本姿勢を維持する方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とするガス栓の取付金具。
Priority Applications (1)
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| JP2005084210A JP4113883B2 (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | ガス栓の取付金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005084210A JP4113883B2 (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | ガス栓の取付金具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006266366A JP2006266366A (ja) | 2006-10-05 |
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ID=37202561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2005084210A Expired - Lifetime JP4113883B2 (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | ガス栓の取付金具 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
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| JP7617593B2 (ja) * | 2021-03-29 | 2025-01-20 | 大阪瓦斯株式会社 | ガス栓の固定構造 |
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2005
- 2005-03-23 JP JP2005084210A patent/JP4113883B2/ja not_active Expired - Lifetime
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