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JP4097525B2 - ホイール組立体識別具 - Google Patents

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、ホイール組立体のタイヤおよびリムを識別する用具に関する。より詳しくは、本発明は、ホイール組立体に関する情報を遠隔の質問機(interrogator)に送信するための、ホイール組立体のラグナット孔内に配置されかつ容易に装着および取外しが行なえる識別具に関する。
【0002】
(背景技術)
車両の製造時に組立てられるコンポーネンツの1つとして、車両の組立て工程時に車軸および車両の他のコンポーネンツと組付けられる、リムと、該リムと気密関係をなして装着されたタイヤとからなるホイール組立体がある。車両の製造の制御のためおよび識別目的のために重要なことは、適正なタイヤおよびリムが互いに一致されかつホイール組立体が最終的に装着される特定車両に一致されるように、リムおよびタイヤを含むホイール組立体にマークを付しかつ識別することである。この情報はまた、在庫管理および品質管理に使用することもできる。
【0003】
現在、リム(該リムに取付けられたバルブ・ステムを含む)およびタイヤには、種々の形式の可視マークが使用されている。或るバルブ・ステムには或る信号発生デバイスが取付けられるので、バルブ・ステムの識別の重要性が増大している。従来のこれらの多くの識別具は、コンポーネンツに付される可視マークであるか、或いは1つ以上のコンポーネンツに取付けられる、種々の回路を収容した種々の形式のソリッドステートチップである。これらの従来技術のデバイスおよび使用方法は満足できるものであることが証明されているが、比較的安価で、装着が容易で、かつホイール組立体が車両に装着されてここから識別データが得られた後で、もはや不要になったときはホイール組立体から容易に取外すことができる識別具を提供することが望まれている。また、電子チップが使用される場合には、コスト節約のため、同様なホイール組立体にチップを再使用できることが望まれている。
【0004】
(発明の開示)
本発明は、車両の組立ておよびホイール組立体装着の全工程に亘って、ホイール組立体の個々のコンポーネンツ、すなわちタイヤ、リムおよびバルブ・ステムを含むホイール組立体の識別を行なうことができる。
【0005】
本発明の他の特徴は、本発明の識別デバイスが、同じ識別データを供給するのにこれまで必要とされた消費材料を不要にできることである。
【0006】
本発明はまた、ホイール組立体の種々のコンポーネンツを識別するのにこれまで使用されているコンポーネンツの永久的または一時的なマーキングまたは接着剤層の塗布を行なうことなく、ホイール組立体のタイヤ、リムおよびバルブの識別を行なうことができる。
【0007】
本発明の他の特徴は、識別具を、リムの既存の複数のラグナット孔の1つに容易に取付けることができ、従って、ラグ孔内に識別具を簡単に挿入することによりばね機構により保持されるため、ホイール組立体への識別具の取付けが容易に行なえることである。
【0008】
本発明の他の特徴は、ホイール組立体を車軸に装着するときに、ホイールスタッドにより識別具がラグナット孔からポンと押出されるため、識別具をラグナット孔から自動的に容易に取外すことができることである。
【0009】
本発明の他の特徴は、電子チップが埋入されるプラスチック材料で安価に形成でき、電子チップはプラスチック材料内に埋入されるため、損傷および識別具が使用されるあらゆる苛酷な環境から保護されることである。
【0010】
本発明の更に別の特徴は、遠隔質問機への記憶情報の送信並びに外部ソースからの情報の受信、および後で使用する情報の記憶が行なえる識別具を提供することである。
【0011】
(発明を実施するための最良の形態)
全図面に亘って、同じ部品には同じ参照番号が使用されている。
【0012】
図1には、通常の空気入りタイヤ2と、リム3と、該リム3に取付けられた通常のバルブ・ステム4とを含むホイール組立体の全体が参照番号1で示されている。識別具はその全体が参照番号6で示されており、該識別具6は好ましくはプラスチック材料で成形された円錐状本体7を有し、該本体7は好ましくは平らな対向頂面(第1の端面)9および底面(第2の端面)10を有している。
【0013】
図3に示すように、本体7内には、電子ソリッドステートチップ12が埋入されている。本体7には、全体を参照番号14で示すばね取付け具が取付けられている。取付け具14は1対のばねストリップ15、16を有し、これらのストリップの少なくとも一端18は本体7内に成形されている。所望ならば、他端19も本体7内に成形できる。ばねストリップ15は、好ましくは、図3に示すような非使用位置にあるときは外方に湾曲していて、リムの中央フランジ21のラグナット孔20内に挿入されると、図4に示すようにリムフランジ21の下で外方に湾曲して、識別具6をラグナット孔20内に保持する。識別具6の頂面9は、リムの中央フランジ21の頂面23とほぼ整合するのが好ましい。
【0014】
かくして、車両の組立て工程中、予めプログラムされた電子チップ12が内部に設けられた識別具6は、頂面9がフランジの頂面23とほぼ面一になるまで、円錐状本体7を多数のラグナット孔20の1つの中に手で押し込むことによりリム3に取付けられる。これは、頂面9がフランジ表面23とほぼ面一になるまで、ばねストリップ15、16を撓ませるのに丁度充分な押圧力を親指で加えることにより比較的容易に達成される。頂面9とフランジ表面23とがほぼ面一になる位置は、ばねストリップ15、16が図4に示すように外方に変形して、識別具6が孔20から早期に抜け出ることを妨げる。
【0015】
本体7は円錐状のものが示されているが、本発明の概念に影響を与えることなく円筒状または他の種々の形状にすることができる。同様に、ばね具以外の他の形式の保持手段を使用することもでき、例えば本体7の寸法を孔20にぴったり合うように定めることにより、識別具が摩擦滑り嵌め係合により孔20に保持されるように構成できる。
【0016】
図1および図4から、ホイール組立体1が車軸上に配置されると、螺条が形成されたホイールスタッドが底面10と係合して、ばね15、16の押圧/保持効果に容易に打ち勝って識別具6を孔20内から取外すことは容易に理解されよう。取外された識別具6は、次に集められて、他のホイール組立体に引続き使用される。電子チップ12は、好ましくはソリッドステートデバイスであり、種々の特徴および作動モードをもたせることができる。これらの全ては当該技術分野において良く知られている。その一例は、米国特許第6,036,179号に示されかつ説明されているような能動RFデバイスであり、その出力信号は、該米国特許に示されているような遠隔固定または手持ち形の質問機により容易に読取られる。このようなRFデバイスの他の例が米国特許第5,573,611号に示されている。好ましくは、チップ12の電子回路は受動回路、すなわち、チップ自体の電源を必要としないが、入ってくる質問機の入力信号の電力を使用して質問機信号を反射することにより、予め符号化されたデータをチップ12から得る。これにより、チップ自体にその電源を設ける必要性を無くすことができる。チップ12は、ホイール組立体のリム、タイヤおよびバルブ・ステムに関する種々の情報を受入れかつ送信する。
【0017】
チップ12は、次の再送信のための情報を送受信しかつ記憶するダイナミックチップである。例えば、チップ12は、ホイール組立体の釣合い試験機およびタイヤ均一性試験機等からの情報を受信しかつ記憶する。この情報は、次に、射出成形組立工程で使用されて、同じタイヤが適正車両に確実に装着されるようにする。また、これを達成する電子回路も当該技術分野で良く知られており、従ってこれ以上詳細には説明しない。
【0018】
上記説明において、簡潔性、明瞭性および理解性のために或る用語を使用した。しかしながら、このような用語説明の目的で使用されたものであって、広く解釈すべきものであるため、これらの用語から、従来技術の要件を越えたいかなる不要な制限をも意味するものではない。
【0019】
また、本発明の上記上記説明および例示は単なる一例であって、本発明は、図示しまたは説明した正確な詳細に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 識別具およびホイール組立体を示す分解斜視図である。
【図2】 識別具を示す拡大斜視図である。
【図3】 図2の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】 タイヤリムのラグナット孔内に装着された本発明の識別具を示す拡大側断面図である。

Claims (15)

  1. ホイールリム及びタイヤが車両に装着される前にホイールリム及び/又はホイールリムに装着されたタイヤを識別するための、ホイールリムのラグナット孔内に嵌合できる識別具であって、該識別具は本体を有し、該本体内には遠隔の質問機へのリム及び/又はタイヤに関する情報を発生させる電子回路を収容しているチップが埋入されており、そして該本体には弾性要素が取り付けられて本体から外側に向かって延びており識別具をラグナット孔内に着脱自在に取り付けるためにホイールリムに嵌めこむようになっていることを特徴とする識別具。
  2. 本体がプラスチック材料で形成されていることを特徴とする請求項1記載の識別具。
  3. 本体が円錐状の形状を有することを特徴とする請求項1記載の識別具。
  4. 前記弾性要素は少なくとも1つの外側に向かって曲がった少なくとも一方の端が本体に取り付けられたばねを有していることを特徴とする請求項1記載の識別具。
  5. 前記弾性要素は識別具の本体の対向位置に沿って延びている1対の外側に向かって曲がった少なくとも一方の端が本体に取り付けられたばねを有していることを特徴とする請求項1記載の識別具。
  6. 前記チップは能動電子回路または受動電子回路のいずれかを収容していることを特徴とする請求項記載の識別具。
  7. ホイール組立体のリム及び/又は該リムに装着されたタイヤの識別を行なう方法において、プラスチック材料の本体を有する識別具を成形する段階、遠隔の質問機へのリム及び/又はタイヤに関する情報を発生させる電子回路を有するチップを収容する段階、識別具に外側に延びる保持ばねを固定する段階、およびリムに形成されたラグナット孔内に識別具を挿入する段階を有し、ばねは本体から外側に向かって延びてそして識別具をラグナット孔内に着脱自在に保持するためにラグナット孔に隣接するリムに嵌めこむようになっていることを特徴とする方法。
  8. プラスチック材料の本体を成形するときに識別具本体内に情報チップを埋入する段階を含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  9. 前記保持ばねを1対の対向湾曲ばねストリップとして形成する段階と、該ストリップの少なくとも1つの端部を識別具のプラスチック材料内に固定する段階とを有することを特徴とする請求項記載の方法。
  10. 前記情報チップに能動電子回路を設ける段階を有することを特徴とする請求項記載の方法。
  11. 前記情報チップに受動電子回路を設ける段階を有することを特徴とする請求項記載の方法。
  12. 円錐状の側壁及び対向する平らな第1の端面、及び第2の端面、該第1の端面は該第2の端面より大きいものである、を有する円錐状の形状を識別具の本体に設ける段階及び該本体をラグナット孔内に導入するときに、本体の第1の端面とラグナット孔を取り巻くリムの隣接表面とをほぼ整合させる段階を有することを特徴とする請求項記載の方法。
  13. 複数のラグナット孔が形成されたリムとそれに装着されたタイヤ、及び該リムの一つのラグナット孔内に着脱自在に装着される識別具とからなり、該識別具はプラスチックで成形された本体を有し、かつ内部に情報チップが埋入されており、該チップは、遠隔の質問機からの信号に応答して、リム及び/又はタイヤに関するチップ内に記憶された情報を質問機に送信する回路を収容しているものである、そしてラグナット孔の一つに識別具を着脱自在に取り付けるためにリムに嵌めこむことができる該本体に装着された外側に延びる弾性要素を含むことを特徴とする組合せ。
  14. 前記チップは、遠隔の質問機からの信号に応答して、チップ内に記憶された情報を質問機に送信する受動回路を収容していることを特徴とする請求項13記載の組合せ。
  15. 識別具が円錐状の形状を有することを特徴とする請求項13記載の組合せ。
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