JP3921241B2 - 垂直往復動ポンプ - Google Patents
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Description
この種の垂直往復動ポンプは既に知られており、特に1979年3月23日のOAPI第06221に記載されているものが知られている。この種のポンプは地中に存在する液体、例えば地下水、石油といったものを汲み上げるように設計されている。
水を汲み上げるように設計されている公知の垂直往復動ポンプは手動で動作される。液体層の深さによって、公知の垂直往復動ポンプは、一つあるいは複数のフラップ弁型ピストンを支持する一本のロッドあるいは垂直方向に並んだ一組のロッドのいずれかからなる。
公知のピストンは一般的に、特定の長さのシリンダーからなり、そのシリンダーは一端部、特に上端部の周辺に揚水管内を滑動するガスケットを有している。
シリンダーのこの部品は滑動式に本体に組み込まれており、例えば、そのベースにフラップ弁状にリブおよび端部を有している。ピストンのシリンダーがフラップ弁上で降下する時、ピストンはシールされる。その反対の場合、液体がピストン内を通過することが可能である。シリンダーとフラップ弁の間のこれらの2つの異なったピストンの位置は、ポンプ本体あるいは揚水管のシリンダー内にある水柱の中を降下するピストンの動きと、ピストンの上の液体柱を上昇させる動きとにそれぞれ対応している。
多連ピストンポンプの装置もまたフランス特許第8809575号で知られているが、この装置では、ピストンはシリンダーからなり、そのベースはいわゆる歯槽構造となっている。このシリンダーは、往復動作を制御するロッド上に固定されている。歯槽構造のベース上には、歯槽構造に対して管状部品によって維持、あるいは支持されている持ち上げフラップ弁が設けられている。この管状部品はシリンダーの内部を通り、ロッドと一体化されている栓に対して支持されている。ピストンの下には、即ち、シリンダーの歯槽構造ベースの下には、ナットとカウンターナットが組み立て体を固定するために設けられている。
公知のピストンのシリンダーは、揚水管の内面と実質的に摩擦するという不利があり、揚水管が地面の動きの影響で変形してしまうと、ピストンはこの変形した通路を辿ることを余儀なくされるので、この摩擦が増加する。
シリンダーの上縁部にそったガスケットは、揚水管あるいはシリンダーの内壁に対して施されるが、それ自体が、ガスケット及びシリンダーに対して液体柱によって生じる圧力のために、この摩擦を増加させる。
汲み上げられる液体にはしばしば混合物が混入されており、その結果、ピストンのフラップ弁の弁座に粒子が堆積する。かくして、ピストンはシール力を失い、汲み上げられる液体の流量を減少させる。従って、ピストンは頻繁に取り替えられなければならず、ポンプの稼働コストは増加する。
フラップ弁が消耗部品であるので、摩滅してしまって取り替える必要がでてくる。この場合、ピストンの組み立て体は、フラップ弁にアクセスし、フラップ弁を交換のために取り除き、新しいフラップ弁を代わりに配置するために分解されなければならない。この目的のために、ピストンは新しいフラップ弁を取り付けることができるようにロッドから完全に取り外さなければならない。
そのためには、非常に単純な部品の交換に比較的長い作業を必要とする。
更に、フラップ弁がシリンダー内にあるので、ポンプが停止した時、ピストン内の水中の浮遊物の固体粒子が次第にベース上に堆積する。ピストンは完全にシールされないので、ピストンに対して摩擦が起きずにフラップ弁を揚げるために必要な時間のあいだ、水が漏洩し、それと共に、ピストンの隔壁の端部と内壁との間に堆積している浮遊物内の固体粒子を運びだす。
この状況はピストンが水中に没していない場合には不利である。もし、何かしらの理由によってポンプが任意の時間、すなわち2、3時間あるいは2、3日停止したら、固体粒子はバルブを閉塞させるであろう。このことからも分かるように、この場合、ピストンを分解し、粒子が付着したダイアフラムを外すために、水から全てのピストンを取り出すことが必要となる。
このことは、たとえポンプが手動によってあるいは継続した動作のために十分な容量を有する緩衝蓄電池を備えない太陽電池から電力供給される電気モータによって動作される場合だけであっても、ポンプは時々停止する必要があるので、実質的な作業を構成し、それゆえ、深刻かつ避けられない不利を生じる。
本発明の目的は、簡単な構造を有する信頼できる往復動ポンプを作り出すことによってこれらの不利を除去することである。この往復動ポンプは、非常に深い液体層からでさえ十分に液体を汲み上げ、長い期間使用した後でさえも非常に規則的な流量を有することが可能であり、また、必要に応じて簡単に保守修繕が可能であり、またポンプが停止した時に、水面より上にあるピストンのフラップ弁が、水中の浮遊物のどんな粒子によっても閉塞されないものである。
この目的のために、本発明は、主たる請求項による上述のタイプに相当する垂直往復動ポンプに関する。
このピストンは、実際の深さに対してポンプのロッドの組を構成する部品の組み立て体あるいは一本のロッド、に簡単に取り付け、取り外しできる。
ピストンを構成している少数の単純部品に関連して、製造が単純であるので、未熟な作業者が、ピストンの組み立て、ことに、しばしばある初歩的な設置条件における、取り付けを行うことが可能となる。同じことが保守の場合にもいえる。
更に、このピストンの構造では、ピストンは、その動作中及び汲み上げ段階の最後に洗い流されるので、事実上、固体粒子が堆積すること、及びピストンのフラップ弁あるいは管内のピストン自体が閉塞することを防止する。
ピストンの特有の形状は、揚水管の内面への接触を最小限に維持するという利点がある。
最も単純な場合、動作に対して有利な特徴によれば、フラップ弁は水柱を支持するために支持部に配置されている揚水ダイアフラムからなる。
フラップ弁を形成するダイアフラムは、その外縁部においてロッドの通路として使用される開口部まで切断されており、その結果、そのダイアフラムは、ロッド上に螺合することなくロッドに取り付けることが可能となる。
分割ディスクの形状をしているダイアフラムは、支持部を維持している2つのナットのうちの一つを単に抜くだけで支持部上に非常に簡単に配置される。この作業は、非常に早く行われ、ロッドの支持部を除去する、すなわち、問題の多い螺合外し作業を行う必要性が全くない。
ダイアフラムはまた、部分的に重なる複数のセグメントで構成できる。この種の実施例は、取り付け及び除去が簡単であるという利点があり、別々のセグメントが部分的にあるいは相互に関連して持ち揚げられるような可撓性のある形状を構成している。
ポンプの使用及び動作の状況によって、ピストンは揚水管の内側断面に多少とも近い寸法を有する。
ポンプを素早く機能させ、動作に必要な電力を減少させるために、もしポンプが、比較的限定されたエネルギー源よりも主電気エネルギーによって電力供給されるモーターによって動作される場合よりも、より大きな遊びが残される。
更に、ピストンと管の内面との間にはせいぜい周辺線接触があるだけなので、揚水管が地面変動の結果変形した時でさえ、事実上、ピストンの往復動作を妨げることは全くなく、特にピストンと管の内面の間の摩擦力を増加することもない。
ポンプが非常に深い液体層に使用されている場合、ダイアフラムの形状のフラップ弁は水柱に耐えないかも知れない。その場合、弁は、堅い材料から構成される。特に、支持部は垂直の三角形の形をした脚部を有し、これら脚部はその一辺によって上方および補助ハブに取り付けられ、支持部の上部にフラップ弁を支持し、取り付けるための枝部を形成するために支持部の全高さの周辺で結合されている。
フラップ弁は、ディスクのセグメントからなり、各セグメントは径方向の辺の一つによって脚部の上部径方向部分と結合している。フラップ弁の径方向の他の辺は対応する脚部の上部径方向部分にシール位置に支持される。
この実施例は、ピストンの降下の容易さあるいは強度を減少することなく非常に高い水柱まで特に効果的に汲み上げることが可能であるという利点を有する。
更に、液体の膜が管壁とピストンの間に形成され、特にピストンと壁の間に液体膜を除去するガスケットがないので、この膜により、事実上、摩擦をゼロにまで減少することができる。
本発明は以下に添付図面によって更に詳しく説明される。
図1は、垂直往復動ポンプの概略的垂直断面図である。
図2は、ロッドを降下するピストンの部分概略垂直断面図である。
図3は、ロッドを上昇するピストンの概略垂直断面図である。
図4は、図5のラインIV−IVに沿ったピストン支持部の軸方向断面図である。
図5は、ピストン支持部の上方からみた図である。
図6は、ピストンの分解図である。
図7は、ピストンのもう一つの実施例の斜視図である。
図8は、本発明のもう一つの実施例による支持シェルの側面図である。
図9は、固定位置の2つの支持部品の上方からみた図である。
図10は、ロッド7上に組み付けられた支持部全体を示すIXに沿った部分断面図である。
図11は、ピストンのもう一つの実施例及び組み立て方法の斜視図であり、この図は支持部の上方部分に限定されている。
図12は、スカートが設けられているピストンの部分断面図である。
図13Aから図15Bまではピストン支持部の異なる実施例である。
図16は、先の実施例のうちの一つの支持部を備えたピストンの全体図である。
図1によると、本発明による垂直往復動ポンプは、地面2に支持されているベース1からなる。垂直縦穴3がベース1と一体化されており、タンク5に吐出する液体吐出口4を有する。この縦穴管3は揚水管6によって下端部まで延びている。この揚水管6は、以下に説明されている一つあるいは複数のピストン8を備えた制御ロッド7を収容している。揚水管6の下端部にはベースフラップ弁9が設けられている。
ロッド7は、汲み上げが行われている層の深さによって、順次接続されたロッド組、すなわちロッド組み立体でもよいが、このロッド7は非常に概略的に示されている装置10によって往復動作を制御される。この装置10は、フレーム11によって支持されている。装置10は手動で、あるいは動物によって、あるいは熱あるいは電気モータのいずれかによって動作され、後者の場合、自家給電ユニット、例えば太陽電池の使用が可能である。
ロッド7及びピストン8の往復垂直動作によって、ピストン8上の液柱が揚げられ、特定量の液体がタンク5に吐出され、その後ロッド7はピストン8を揚水管6中の、ベースフラップ弁9によって保持されている液柱内を降下させる。ピストン8が下降行程の下死点に達すると、ロッド7によって再び揚げられ、それぞれのピストンの上にある液柱も揚げられる。同時にベースフラップ弁9の上のピストンがフラップ弁上の気圧を低下させ、これによって液体がベースフラップ弁9を通って管6中に引き込まれる。このサイクルが継続される。
図2及び3はピストン8の第1の実施例の構造を示しており、まずロッド7によって駆動されるピストン8の降下位置を図2に、そしてピストンの上昇位置を図3に示している。
これらの図面において、図1と同じ参照符号が同じ部分を示すために使用されている。
図2は、揚水管6の部分的な軸方面断面図であり、ねじスリーブ74によってロッド部品72と結合されているロッド部品71からなるロッド7あるいはロッドセットを示している。ロッド71の下端部73は、ピストン8を収容するためにスリーブ74を単にねじ込むために必要な範囲を越えて螺合されている。このピストン8は、下方ナット12と上方ナット13との間に取り付けられていて、スポーク82によって上方ハブ83に結合されている外側リング81を有するディスク形状の支持部からなっており、そこを介してロッド71(すなわち、ねじ部分73)が通っている。そしてこのピストンはロッド71も通っている下方ハブ84を有しており、この下方ハブ84は、リング81に結合している脚部85によって支持部を保持している。
ピストン8は支持部の上にフラップ弁を有しており、この場合、フラップ弁は可撓性のダイアフラム87からなる。
矢印Cで示されているように、揚水管6中の液柱中をピストンが降下する時、脚部85及びスポーク82の両方における支持部の径方向の形状の故に、液体は矢印A、Bの方向に通過できる(揚げられる)。
このピストン8の降下によって、ダイアフラム87が持ち上げられる。
図3は図2と同じロッド7(あるいはロッドセットの場合はロッド部分71、72)の矢印Dで示す上昇による動きを示している。
この上昇運動の間、液柱はフラップ弁87を支持部、特に、ピストン8の支持部の上方部分、すなわちリング81、スポーク82、及び上方ハブ83に押し付け、シールされた状態にピストン8を閉鎖するので、液柱の上昇すなわち揚水が可能となる。
既に述べたことではあるが、フラップ弁87を保持するナット12、13によってピストン8がロッド7上に固定されることは特筆すべきことである。
上昇運動の間、脚部85は支持部の外側部分に加わる力のいくらかを下方ハブ84に伝達する。
図2、及び3によると、支持部の外側リング81は傾斜したあるいは丸い端部を有しており、ピストン8と揚水管6の内面の間の接触を最小に減少させている。この円筒面ではなくて円形の線接触により、ロッド7と揚水管6の間の例えば円率による不整あるいは偏りを全て吸収することが可能なので、揚水動作に対する摩擦力を最小に減少させる。
更に、フラップ弁87が支持部81、82、83から撓みながら持ち上げられ、液体が支持部を洗い流すことができるので、揚水動作のためのピストンの密封性を損なうような固体粒子の堆積を防止する。
たとえ、ポンプを長く停止している間に懸濁粒子がリング83の端部と揚水管6の内面との間の間隙近くに堆積するとしても、上昇、下降運動が再開されると、その動作はロッドあるいはロッドセット7、71、72によって直接ピストン8に伝達されるので、粒子の付着が除去される。
揚水管6及びピストン8の断面は円であり、この形状は限定されているわけではないが、例えば六角形とか、四角形といった多角形は含まない。
図4、5、6は上述のピストンの構造をより詳しく示している。図4は支持部を断面で、すなわち、外側リング81と、枝路82の断面と、上方ハブ83のフランジと、断面である脚部85一つと、断面ではないその他の脚部と、中間リング86と下方ハブ84のフランジを示している。ダイアフラム87の半分が断面で示されているが、もう半分は示されていない。
図5は、図4に対応して上方から見た図であるが、ダイアフラム87の半分と支持部の種々の部品、特に汲み上げられる液体の通路のために互いに間隙を有するスポーク半径82、リング81、86、及び上方ハブ83を示している。
図6における分解図は、これらの異なった部品、すなわちダイアフラム87の形状のフラップ弁、支持部、及びその構成部品81、82、83、84、85、86を示している。
ピストン支持部は、例えば単一部品として、例えばプラスチック成形材料から製造されている部品である。フラップ弁87は、好ましくは、例えば合成樹脂あるいはプラスチック材料といった可撓性材料から作られる。
フラップ弁の寸法は、支持部の開口部を覆い、かつ、管壁に沿って液体膜を残すのに少なくとも十分な間隙をもって揚水管の内面近くに達する寸法である。
フラップ弁87は、ロッド7上に嵌められているディスクの形状の部品でもよいが、図6によると、都合よく分割されており、すなわちフラップ弁87を形成しているディスクはライン88に沿って切断されている。この切断ラインは、ディスクを切断している2つの縁部の継ぎ目でもある。この切断ライン88は外側端部89からロッド71(7)を収容するフラップ弁87の中間の開口部90まで延在している。
切断ライン88の縁部は、また破線91で示されているように重ね合わせることもできる。この破線は実際のところ、上の縁部の下に配置されているディスクの一部の縁部で、ディスクの2つの端部はライン88と91の間にある角度範囲部分で重なっている。
この実施例のフラップ弁によれば、実際の支持部を分解することなく、摩滅したあるいは損傷を受けたフラップ弁の簡単な交換が可能である。
図7はピストンの変形例の分解図であり、前記のピストンとは異なり、フラップ弁が独特の形状を有し、ピストンへの取り付け方法も異なっている。
先の実施例と同様の全ての部品には同じ参照符号が使用されている。
このピストンの変形は、4つのセグメント92、93、94、95からなるフラップ弁の形状によって特徴づけられる。セグメント92は、ピストンに組み込まれている他のセグメントとは分けて示されている。これらのセグメントは同じ形状と同じ寸法を有し、うろこ状に重なることが可能である。図7の変形に示されているように、まず、2つのセグメント93と95を支持部81−86上の正反対の位置に配置し、それからセグメント93と95の上に2つのセグメント92と94を配置して、破線で示されているわずかな部分的重複を生じさせる。この種のフラップ弁の場合、ピストンが水中に降下する時、上方セグメント92と94はセグメント93と95より前に持ち揚げられる。セグメント92は、図示されているように重複することが可能となるように上側の1/4のディスク部分を覆う。
これらのセグメントはまた、開口部で、2つの湾曲した突出部、すなわちフック96、97だけ延長されている。これら2つの突出部96、97はそれらの間にスリットを有している。
突出部96、97及びスリット98は、それぞれのセグメント、例えばセグメント92を配置することを可能にしている。すなわち、径方向枝路82をまたぎ、内側リング83と直接隣接している中間リング86の間に配置される。図示の例において、第1の中間リング86は上方ハブ83に非常に近く、またこれら2つのリングの間の距離は突出部96、97に対する空間を残している。
このように、フラップ弁92−95のセグメントは予めロッド7(図示されていない)に取り付けられている支持部上に配置されるとき、上方取り付けユニットが取り付けられる。このユニットは、組み立て突出部100、101でそれぞれ終わっている2つの半分の部品99A及び99Bからなる。これら2つの部品99A及び99Bはねじ溝をつけられた内面を有し、この2つの部品は単一の連続したねじ溝を構成するように結合されている。破線104によって示されているように、これらの部品は、例えば図示されていない捩子によって組み立てられる。
部品99A及び99Bは、そのベースにおいて半円フランジ105、106によって延長されており、その部品が組み立てられるとき、半円フランジは、相互に組み合わさって、ロッド上に既に配置されているピストン8の支持部に対してセグメント92−95を支持するフランジを形成する。
実際には、セグメント92−95が配置された後、上方取り付けユニット99の2つの部品99A、99Bは、ロッド71、7のねじ溝を付された部分73(図2及び図3)上に組み立てられ、続いてこのユニット99A、99Bはセグメント92−95を締めるためにねじ止めされる。
このナットが振動によってゆるまないように固定されることを保証するために、もし、これらの2つの部品の間にある量の遊びがなお、存在するならば、ねじ溝を付された部分71のねじ溝のなかにねじ溝を付した面102、103を固定して、ゆるまないように、2つの部品99A、99Bは互いに締められる。
図示されていない変形として、フラップ弁はチューリップの形状をしており、外側リング81の外縁部近くに取り付けられる。また、フラップ弁はロッドの周辺で開き、そのロッドは、フラップ弁の縁部のためのシートを形成するためのシールを備える。この変形において、開口側のフラップ弁の“花弁”の縁部はロッドに係合しているリングによって結合され得る。
他の変形によると、チューリプ形状のフラップ弁は、外側端部によって取り付けられている円錐形の形状の単一のダイアフラムからなり、開口部に接している内側端部はロッドを取り巻いているリングを備えることができる。このダイアフラムには、フラップ弁の開口部の縁部を支持する遮断シートを形成する部分を備えることができる。
図8から10は、本発明による他のピストン支持部を示している。この支持部は、例えば、図1の支持部と全く同じ、すなわち実質的に対応し、(ロッドの軸を通過する)直径面で分割された2つの部品200、201からなっている。これらの2つの半分の部品は一体成型品から製造される。これら2つの部品200、201はカラー形の組み立てによってロッド7上に組み立てられる。このために、それぞれの部品の上方の範囲及び下方の範囲では、カラーを形成するためにラグを備えている。
図8によると更に詳しくなっていて、左側の部品200は、スポーク82Aによってハブ83Aすなわち内側リングに結合している外側リング81Aからなる。実際には、リング81Aとリング83Aの両方について、半円リングが示されている。同じことが中間の半円リング86Aについても言える。
“右側”部品201は“左側”部品200と同じ部品を有し、それらには、サフィックスAをBに変えた同じ参照符号が使用されている。
半円リング83Aはまた、スポーク82Aあるいは外側リング81Aの厚さよりも長く、ラグ108A、109Aは2つの部品200、201の組み立てのために取扱いやすくなっている。
下方ハブ84Aもまた、半円ハブに対応し、ラグ110A、111Aによって両側に延長されている。これらもまた、他の部品201(図10)の下方ハブ84Bの同様のラグ110B、111Bとリング状に組み立てられるように設計されている。
図10もまた、冒頭の部品である2つの部品200、201の枝路85A、85Bを示している。
図9によると、2つの部品200、201はロッド7の両側に配置されている。上方カラーのラグ(これは、たまたまスポーク82A、82Bによって部分的に隠されている)によってそれらを組み立てることは可能である。
下方カラーもまた組み立てられる。
支持部のこの実施例は、成形が単に支持部の半分の形状に対応しているので、製造が簡単であるとの別の利点を有している。左右対称であることによって、部品200、201を製造するために同じ鋳型が使用できる。
設置されたポンプへ手を加えることは、2つのロッド部品71の間の結合手段によって、支持部のロッド7に沿った螺合をゆるめ、あるいはロッド7の軸に沿って再組み込みをするだけなので、非常に容易になる。支持部はカラーによる組み立てによっていかなる位置にも取り付け可能である。フラップ弁の固定は図6のフラップ弁の場合と同じ位簡単である。このフラップ弁は、図示しないカラー状の取り付け部品によって支持部の上方部品に対して維持される。
図11における斜視図は、2つの部品200、201からなる図9に示されている支持部に似た支持部を示している。簡潔にするために、脚部85A...は図11に示されていない。
これらの脚部は、好ましくは2つの半分の部品200、201の結合の平面ではない平面に配置される。
下方部品において、結合平面に沿って、2つの部品200、201は、リブ112A、112Bを有し、その上にクリップ113、114が組み込まれる。いくつかの場合において、この組み立て方法は、上方部品の結合に対して取扱いにくいねじによる結合よりも利点がある。一方、下方範囲においては、下方ハブのレベルで、部品200、201はここで説明されたねじによる結合、あるいはまたクリップ結合によって結合することが可能である。この場合、リブは支持部の軸に対して平行で、垂直に滑動することができる。クリップが振動ではずれないように、クリップは小さな捩子で固定されている。
図12は、例えば図4に示されている支持部の変形した実施例を示している。この支持部は、スカート部115によってその周辺を完成している。このスカート部は、揚水管の壁との間に汲み上げられる水の流量を減速させるために負荷損失エリアを作る一方、いかなる摩擦も防止するのに十分な間隙116を残している。図12に明らかに示されているように、このスカート部115は支持部の下に配置され、フラップ弁87側にはない。
本発明によるピストンの他の実施例が図13A−15B、及び16によって以下に示されているが、これらは、支持部とピストン組み立ての異なった変形を示している。
図13Aによると、支持部300は管状ハブ384からなっており、先に述べた実施例の上方ハブと補助ハブと組み合わされる。
脚部385は直角三角形の形状をしたひれによって構成されており、その一つの辺はハブ384に取り付けられており、他の辺は図示されていないフラップ弁に対する支持面を形成している放射部382を構成している。
支持部の種々の変形例は、三角形のひれからなる4つの脚部を有しているが、その数は、他の数であっても良く、支持部に与えられる面対称のために偶数であることが製造の面において好ましいけれども、例えば3あるいは5でもよい。
図13Bの変形例は図13Aの支持部の形状に対応しているが、ロッドの軸を通る平面によって2つの対称的な半部品になっている。支持部300’のこれらの2つの半部品分301’、302’は、概略的に示された結合開口部386’を備えたひれによって組み立てられる。
図14Aによる支持部の変形例400、及び図14Bにおける2つの対称な部品400’とした実施例は、図13A、13Bに実質的に対応しているが、ひれ382の半径方向の辺が、ひれの厚さより大きい面482とされている。
図14Bの場合、対称面によって2分されている面について、支持面482’の半分の、面482’Aとされている。
図15Aの変形例の支持部500及び図15Bにおける2つの対称な部品とした実施例500’は、ひれ585、585’が先端から基底まで厚さが変化している点で、前の変形例とは区別される。ひれ585、585’は、上方部において、全長に沿って同一の寸法を有する比較的広い支持面を形成している。この厚みは、基底部に行くに従い、減少している。
2つの部品からなる支持部500’の場合、対称面で2分されているひれ585’は、その厚みが半分に減少している。
図14A−15Bの種々の変形例において、図13A、13Bのそれらに共通する部分については、説明を繰り返さない。
図16によると、ピストンは、図13A−15Bの支持部のうちの一つと、それらは堅い材料で出来たディスクセグメントの形状をしているフラップ弁610によって構成されている支持部600からなっている。
これらのフラップ弁セグメント610は、それらの直線上の辺の一つ(611)に、ひれ685の支持面682上と関節的に接続された節を有し、他の直線の辺612は、それに伴っているひれの支持面682上に自由に配置されている(フラップ弁の異なった部品に対して選択された参照符号は同じものである)。
これらの部品610は、それらの辺611の関節部の周りに旋回可能で、例えば、図16に示されるように、液体(水)を降下させるために揚げられた位置を仮定することができる。
上昇動作中に、フラップ弁610の部品は支持部の支持面682に対して折りたたまれる。
部品610を揚げる動作は、垂直な位置になるまで行われ、この位置を越えることはないものとする。これによって、ピストンを上昇させる間、水のスラスト力はいつも同じ側のフラップ弁のそれぞれの部分を折りたたむことになる。
部品610の開方向は、望ましくは単一のピストンの全ての部品に対して同じである方がよい。しかしながら、この方向は、図7のトルクの導入を防ぐために一つのピストンと他のピストンでは反転させることができる。
図16によるピストンのタイプは、水柱の実質的な高さに効果的に耐得るために、深さの深いものに特に有利である。
Claims (8)
- 地中にある液体を揚げるための垂直往復動ポンプであって、
液体層に浸すことによって、ポンプの出口レベル(4)を汲み上げられる前記液体層に接続する揚水管(6)と、
前記揚水管(6)の下端部に配置され、液体が前記揚水管に入ることを許しかつ該管内に液柱とし保持できるベースフラップ弁(9)と、
該液柱を揚げるために往復動作(C、D)される一つあるいは複数のピストン(8)を支持するロッド(7、71、72)とを有し、
前記ロッドが前記液柱内を降下している間、各ピストンは液体を通過させ、かつ上昇時にはシールされ、
前記ロッド(7)に接続されていて、前記管(6)の内部での上昇及び下降動作を制御する制御装置(10、11)を有し、
前記ピストン(8)の上にある前記液柱の重量により前記ピストンをシールし、あるいは前記ピストン(8)が前記揚水管(6)中の前記液柱内を降下する時に前記液体の通路を解放するために、支持部(81、82、83)上に配置されているフラップ弁を有する前記ポンプにおいて、
前記ピストン(8)は、下方向に延在しているハブおよび強化用脚部を有する前記支持部(81、82、83)からなり、前記ロッド(7、71、72)は前記ハブを貫通し、前記ハブは前記ロッド(7、71、72)と一体的に設けられており、
前記フラップ弁は、前記支持部(81、82、83)の上面全体を覆い、少なくとも1箇所で、外側端部(89)と前記ロッド(7)の通路として使用される開口部(90)との間にわたって切断されているディスクであることを特徴とする、液体を揚げるための垂直往復動ポンプ。 - 請求項1によるポンプにおいて、前記支持部はホイールの形をした部品であり、前記ハブは上方ハブ(83)であり、前記上方ハブ(83)に接続されているスポーク(82)と、該ホイールの前記上方ハブ(83)の下に配置され、脚部(85)によって前記ホイールのリング(81)と結合している下方ハブ(84)とを有していることを特徴とするポンプ。
- 請求項1によるポンプにおいて、前記支持部(300)は、前記ロッドに対して垂直な複数の三角形の脚部(385)を有し、それらの脚部はその一つの辺で前記ハブ(384)に取り付けられるとともに、前記ハブは前記フラップ弁の支持及び取り付けのための放射部(382)を前記支持部の先端部に形成するために前記支持部の全高さに沿って前記脚部と結合されており、
該フラップ弁はディスク状の複数のセグメントからなり、各セグメントはその放射状方向の辺の一つによって、前記脚部の前記放射部に結合されており、該フラップ弁の放射状方向の他の辺は対応する前記脚部の前記放射部にシール位置で支持されていることを特徴とするポンプ。 - 請求項3によるポンプにおいて、前記支持部はその脚部と共に、4つの径方向の空間を形成し、その各々が、4つのセクションからなるフラップ弁のセグメントを収容することを特徴とするポンプ。
- 請求項1によるポンプにおいて、前記支持部の上方部分は、前記ハブ(83)にスポークで結合している外側リング(81)からなることを特徴とするポンプ。
- 請求項1によるポンプにおいて、前記支持部は2つの半円形の対称部品(200、201)からなり、これらの部品はそれらの間に保持されている前記ロッド(7)を使って組み立てられていることを特徴とするポンプ。
- 請求項6によるポンプにおいて、前記ハブは上方ハブ(83A、83B)と下方ハブ(84A、84B)とから構成され、各支持部品(200、201)の前記上方ハブ(83A、83B)と、前記下方ハブ(84A、84B)は、カラー結合のために、その結合面において両側に延長した、前記上方ハブ(83A、83B)のためのラグ(108A、109A:108B、109B)と、前記下方ハブ(84A、84B)のためのラグ(110A、111A:110B、111B)を有していることを特徴とするポンプ。
- 請求項1によるポンプにおいて、前記フラップ弁の切断ディスクは、互いに重なるセグメント(92−95)からなり、その内側は湾曲したラグ(96、97)で終端しており、そのラグはハブ(83)のリングと前記ハブのリングと同心に配設されている中間リング(86)の間の間隙に挿入されるように設計されており、前記セグメントは、2つの部分(99A、99B)からなる上方取り付けユニットによって前記支持部に対して固定していることを特徴とするポンプ。
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