JP3999521B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐摩耗性を損なわずにトレッドのセンター領域における発熱を抑制する空気入りタイヤに関し、特に重荷重用ラジアルタイヤに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えばダンプトラック等の車両に用いられる空気入りタイヤである重荷重用ラジアルタイヤとして、図4に示すように、路面と接する踏面部となるタイヤのトレッド114部分に、主溝118が等間隔で複数形成されることで、ラグパターンとなるトレッドパターンを有するものが、知られている。
そして、このラグパターンをトレッドに有した重荷重ラジアルタイヤでは、トレッドの耐摩耗性を向上させてロングライフ化を図る為に、耐摩耗性の優れたゴム材を採用したり、トレッドのボリュームを増加したり或いは、ネガティブ比を減少させたりする等の手法を用いてきた。
【0003】
この一方、上記の重荷重用ラジアルタイヤにおいて要求されるタイヤ性能としては、故障する事無く如何にロングライフ化が図れるかであるものの、特に昨今、車両の超大型化や高速化が進んでおり、故障する事無くロングライフ化を図ることが難しくなってきている。
【0004】
つまり、車両の大型化はタイヤの大型化を招き、相応のタイヤライフを確保するには、必然的にトレッドのボリュームを増加させる必要があるが、トレッドのボリュームの増加は、タイヤ転動時における曲げ変形やせん断変形によって損失するエネルギーが多くなる結果として、タイヤ温度の上昇を招くことになる。
ここでタイヤ温度とは、特にラジアルタイヤのベルト上部での温度を意味するが、該ベルト上部での温度の上昇が、ベルトとトレッドを形成するゴム材との間でセパレーションを引き起こす原因となり得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上より、重荷重用ラジアルタイヤでは、上記のように耐摩耗性が重視されているので、結果として、タイヤ転動時においてトレッド部分からの発熱の増大を招く傾向がある。また、重荷重用ラジアルタイヤのトレッドパターンとして一般的なラグパターンは、トレッドの中央域となるセンター領域にリブを有していることから、特にこのセンター領域での放熱効果が小さくなる傾向も有している。
【0006】
この結果として、従来のラグパターンを有した重荷重用ラジアルタイヤでは、耐摩耗性と発熱の抑制との両立が困難であり、ヒートセパレーションやカットセパレーション等の故障をトレッドのセンター領域で引き起こす虞が強かった。
本発明は上記事実を考慮し、耐摩耗性を損なわずにトレッドのセンター領域における発熱を抑制し得る空気入りタイヤを提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る空気入りタイヤは、少なくとも主溝をトレッドの両側域に有すると共に、トレッドの全幅の半分の大きさとされるトレッドの中央域における中央線上にトレッドの周方向に沿って連続して延びるリブを有した空気入りタイヤにおいて、
トレッドの周方向に沿ってそれぞれ延在する副溝をこの中央域にトレッドの中央線を挟んでそれぞれ一つづつ設け、主溝の深さをDとし、中央域の幅をWとし、副溝の幅をKとすると共に深さをHとし、各副溝の幅Kと深さHの総和をΣ(K+H)とし、副溝間の間隔をLとしたとき、
0.15D≦H≦0.5D
0.2W≦Σ(K+H)≦0.4W
0.2W≦L≦0.4W
とされることを特徴とする。
【0008】
請求項1に係る空気入りタイヤの作用を以下に説明する。
本請求項では、少なくとも主溝をトレッドの両側域に有すると共に、トレッドの全幅の半分の大きさとされるトレッドの中央域における中央線上にトレッドの周方向に沿って連続して延びるリブを有した構造の空気入りタイヤとされている。
そして、トレッドの周方向に沿ってそれぞれ延在する副溝をこの中央域にトレッドの中央線を挟んでそれぞれ一つづつ設け、主溝の深さをDとし、中央域の幅をWとし、副溝の幅をKとすると共に深さをHとし、各副溝の幅Kと深さHの総和をΣ(K+H)とし、副溝間の間隔をLとしたとき、
副溝の深さH、各副溝の幅Kと深さHの総和Σ(K+H)及び間隔Lが、
0.15D≦H≦0.5D
0.2W≦Σ(K+H)≦0.4W
0.2W≦L≦0.4W
とそれぞれされている。
【0009】
つまり、副溝の深さHを0.15Dより浅くすると、放熱による温度低減効果が損なわれ、また、副溝の深さHを0.5Dより深くすると、耐摩耗性の低下が顕著となる。この為、副溝の深さHを上記の0.15D≦H≦0.5Dの範囲の大きさとした。
【0010】
さらに、副溝による放熱総表面積を確保して温度を低減する為に、上記のように各副溝の幅Kと深さHを加えたものの総和Σ(K+H)を、0.2W以上であって0.4W以下の範囲の大きさとすることが好ましい。
すなわち、この総和が0.2Wより小であると、放熱面積を十分に確保できず、また、この総和が0.4Wより大であると、トレッドの剛性低下を招き耐摩耗性を損なうことになる。
【0011】
この一方、トレッドの中央線を挟んでそれぞれ一つづつ副溝が設けられた結果として、トレッドの中央域において幅方向に均等に発熱を抑制できるようになる。
以上より、本請求項に係る空気入りタイヤによれば、トレッドの両側域に主溝を有するようなラグ系のトレッドパターンを有していても、複数の副溝をトレッドの周方向に沿って延在する形に設けることにより、耐摩耗性の低下を最小限にとどめつつ、トレッドの中央域に対応する部分であるセンター領域における発熱を抑制することが可能となった。
【0013】
さらに、副溝をこの中央域にトレッドの中央線を挟んでそれぞれ一つづつ設けるのに伴って、上記のように副溝間の間隔Lを0.2W≦L≦0.4Wとした。
すなわち、副溝同士の間隔Lを狭くして0.2Wより狭くすると、トレッドの剛性が低下する結果として、タイヤ装着初期の耐摩耗性が低下する。この一方、副溝同士の間隔Lを広くして0.4Wより広くすると、発熱の低減効果が十分得られない。従って、副溝間の間隔Lの大きさを上記の範囲とすることが好ましい。
以上より、副溝間の間隔Lの大きさが上記の範囲のラジアルタイヤに適用すると、本請求項の作用効果がより発揮されることになる。
【0014】
請求項2に係る空気入りタイヤの作用を以下に説明する。
本請求項では請求項1と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに、主溝の深さDが、60mm以上とされるという構成を有している。
つまり、耐摩耗性の向上と発熱の抑制の両立が難しい大型タイヤとされる主溝深さDを60mm以上有するラジアルタイヤに適用すると、請求項1の作用効果がより発揮されることになる。
【0015】
請求項3に係る空気入りタイヤの作用を以下に説明する。
本請求項では請求項1及び請求項2と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに、中央域の副溝を除く部分のネガティブ比が、10%〜30%とされるという構成を有している。
つまり、中央域の副溝を除く部分のネガティブ比の値が上記の範囲のラジアルタイヤに適用すると、請求項1の作用効果がより発揮されることになる。
【0016】
請求項4に係る空気入りタイヤの作用を以下に説明する。
本請求項では請求項1から請求項3と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに、トレッドの両側域が主溝と陸部との組み合わせのラグパターンとされるという構成を有している。
つまり、耐摩耗性の向上と発熱の抑制の両立が難しいラグパターンを有した重荷重用ラジアルタイヤに適用すると、請求項1の作用効果がより発揮されることになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを図に基づき説明する。
図1は、本実施の形態となる空気入りタイヤ10のトレッドパターンの典型例を示す図である。ここで、空気入りタイヤ10の内部構造については、ラジアルカーカスであるカーカス12と、このカーカス12のクラウン部を覆うように配置された剛性の高いベルト(図示せず)と、このベルトの外周面にトレッドゴムにより構成されて配置されたトレッド14とを、組み合わせたこの種の空気入りタイヤとしてごく一般的なものなので、以下の説明において記載を省略する。
【0020】
さらに、図1に示すように、この空気入りタイヤ10の路面と接する外皮を円弧状であるクラウン形状に外表面が形成された上記のトレッド14が構成している。このトレッド14の中央線CLを中心とした中央域Aには、トレッド14の周方向Yに沿って延びるリブである陸部16が形成されたパターンとトレッド14の中央域Aはされている。尚、このトレッド14の中央域Aは、中央線CLを中心とするものの、トレッド14の全幅W0の半分(つまり、1/2)の大きさの幅Wを有している。
【0021】
また、トレッド14の端部を形成するショルダ部14A寄りの両側域Bには、トレッド14の周方向Yに沿って主溝18と陸部16とが等間隔で並んでおり、これら主溝18と陸部16との組み合わせよりなるラグパターンがこの両側域Bに形成されている。そして、これら主溝18の深さDは、60mm以上である80mmの大きさと、本実施の形態ではされている。
【0022】
一方、この陸部16の中央域Aの部分には、トレッド14の中央線CLを挟んでそれぞれ一つづつ設けられる形で、トレッド14の周方向Yにほぼ沿ってそれぞれ延在する一対の副溝20A、20Bが、設けられている。
ここで具体的には、副溝20A、20B間の間隔Lが0.28Wの大きさとされ、図において左側の第1副溝20Aの深さH及び図において右側の第2副溝20Bの深さHが、それぞれ0.30Dの大きさとされている。
また、各副溝20A、20Bの幅Kと深さHの和であるK+Hが、それぞれ0.11Wの大きさとされているので、各副溝20A、20Bの幅Kと深さHの総和Σ(K+H)が0.22Wの大きさとなる。
【0023】
そして、本実施の形態では、副溝20A、20B間の間隔L、副溝20A、20Bそれぞれの深さH及び、各副溝20A、20Bの幅Kと深さHの総和Σ(K+H)が、
0.2W≦L≦0.4W
0.15D≦H≦0.5D
0.2W≦Σ(K+H)≦0.4W
の関係を有するようにされている。
但し、本実施の形態に係る空気入りタイヤ10のトレッド14においては、中央域Aの副溝20A、20Bを除く部分のネガティブ比が10%〜30%内に入る25%とされた構造となっている。
【0024】
次に、本実施の形態に係る空気入りタイヤ10の作用を以下に説明する。
本実施の形態に係る空気入りタイヤ10は、主溝18をトレッド14の両側域Bに有すると共に、トレッド14の全幅W0の半分の大きさとされるトレッド14の中央域Aにリブを有した構造となっている。
そして、トレッド14の周方向Yにほぼ沿ってそれぞれ延在する副溝20A、20Bが、トレッド14の中央線CLを挟んでそれぞれ一つづつ設けられることで、この中央域Aに2つ設けられており、副溝20A、20B間の間隔L、副溝20A、20Bの深さH及び、各副溝20A、20Bの幅Kと深さHの総和Σ(K+H)が、それぞれ上記の範囲とされている。
【0025】
つまり、2つの副溝20A、20Bをこの中央域Aに設けるのに伴って、副溝20A、20B同士の間隔Lを狭くして0.2Wより狭くすると、トレッド14の剛性が低下する結果として、タイヤ装着初期の耐摩耗性が低下する。この一方、副溝20A、20B同士の間隔Lを広くして0.4Wより広くすると、発熱の低減効果が十分得られない。従って、副溝20A、20B間の間隔Lの大きさを上記の範囲とすることが好ましい。
【0026】
一方、副溝20A、20Bの深さHを0.15Dより浅くすると、放熱による温度低減効果が損なわれ、また、副溝20A、20Bの深さHを0.5Dより深くすると、耐摩耗性の低下が顕著となる。この為、副溝20A、20Bの深さHを上記の0.15D≦H≦0.5Dの範囲の大きさとした。
【0027】
さらに、副溝20A、20Bによる放熱総表面積を確保して温度を低減する為に、上記のように各副溝20A、20Bの幅Kと深さHを加えたものの総和Σ(K+H)を、0.2W≦Σ(K+H)≦0.4Wの範囲の大きさとすることが好ましい。
すなわち、この総和が0.2Wより小であると、放熱面積を十分に確保できず、また、この総和が0.4Wより大であると、トレッド14の剛性低下を招き耐摩耗性を損なうことになる。
【0028】
以上より、本実施の形態に係る空気入りタイヤ10によれば、トレッド14の両側域Bに主溝18を有するようなラグ系のトレッドパターンを有していても、複数の副溝20A、20Bをトレッド14の周方向Yに沿って延在する形に設けることにより、耐摩耗性の低下を最小限にとどめつつ、トレッド14のセンター領域における発熱を抑制することが可能となった。
そしてこの際、トレッド14の中央線CLを挟んでそれぞれ一つづつ副溝20A、20Bが設けられた結果として、トレッド14の中央域Aにおいて幅方向に均等に発熱を抑制できるようにもなった。
【0029】
他方、本実施の形態では、主溝18の深さDが、60mm以上とされると共に、中央域Aの副溝20A、20Bを除く部分のネガティブ比が、10%〜30%とされた空気入りタイヤであって、トレッド14の両側域Bが主溝18と陸部との組み合わせのラグパターンを有している。
つまり、耐摩耗性の向上と発熱の抑制の両立が難しいラグパターンを有した重荷重用ラジアルタイヤとされる、主溝18深さDを60mm以上有し且つ中央域Aの副溝20A、20Bを除く部分のネガティブ比の値が上記の範囲のラジアルタイヤに、本実施の形態を適用すると、上記の作用効果がより発揮されることになる。
【0030】
次に、比較例1に係る空気入りタイヤを図2に基づき説明する。尚、第1の実施の形態で説明した部材には同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
図2に示すように、比較例1に係る空気入りタイヤ10の陸部16の中央域Aの部分には、トレッド14の中央線CLを挟んでそれぞれ一つづつ設けられる形で、トレッド14の周方向Yにほぼ沿ってそれぞれ延在する2つの副溝である図において左側の第1副溝20A及び図において右側の第3副溝20Cが、形成されるだけでなく、中央線CLに沿って第2副溝20Bが設けられている。つまり、比較例1は、計3つの副溝20A、20B、20Cを有した構造になっている。
【0031】
そして、2つの副溝20A、20B間の間隔Lが0.26W〜0.36Wの大きさとされ、2つの副溝20B、20C間の間隔Lも同様に0.26W〜0.36Wの大きさとされている。つまり、中央線CLを挟んでそれぞれ設けられた2つの副溝20A、20Cは、それぞれトレッド14の周方向Yに対して斜めとなっているものの、第2副溝20Bは中央線CL上でトレッド14の周方向Yに沿って延在して設けられているので、間隔Lの大きさが変化することになる。
【0032】
さらに、比較例1では、第1副溝20Aの深さH及び第3副溝20Cの深さHがそれぞれ0.36Dの大きさとされ、これらの間に位置する第2副溝20Bの深さHが0.48Dの大きさとされている。
一方、第1副溝20A及び第3副溝20Cの幅Kと深さHの和であるK+Hがそれぞれ0.11Wの大きさとされ、また、第2副溝20Bの幅Kと深さHの和であるK+Hが0.16Wの大きさとされているので、各副溝20A、20B、20Cの幅Kと深さHの総和Σ(K+H)が0.38Wの大きさとなる。
【0033】
つまり、比較例1では、副溝20A、20B間の間隔L、副溝20B、20C間の間隔L、副溝20A、20B、20Cそれぞれの深さH及び、各副溝20A、20B、20Cの幅Kと深さHの総和Σ(K+H)が、第1の実施の形態で説明した範囲内に入っているので、耐摩耗性の低下を最小限にとどめつつ、トレッド14のセンター領域における発熱を抑制することが可能となる。
さらに、比較例1では、中央線CLを挟んで一つづつ副溝20A、20Cが設けられると共に、中央線CLに沿って第2副溝20Bが設けられた結果として、トレッド14の中央域Aにおいて幅方向に均等でより確実に発熱を抑制できるようになる。
【0034】
次に、上記第1の実施の形態で説明した空気入りタイヤ10を実施例1とすると共に、比較例1で説明した空気入りタイヤ10を比較例1とし、実施例1を、比較例1、2に係るタイヤ及び従来例に係るタイヤと比較した結果を、以下の表1に基づき説明する。
【0035】
つまり、比較例2としては図3に示す構造のものである。この比較例2は、実施例1と同様に、陸部16の中央域Aの部分に、トレッド14の周方向Yにほぼ沿ってそれぞれ延在する一対の副溝20A、20Bが、設けられているが、副溝20A、20B間の間隔Lが0.16Wの大きさとされ、第1副溝20Aの深さH及び第2副溝20Bの深さHがそれぞれ0.72Dの大きさとされている。また、各副溝20A、20BのK+Hがそれぞれ0.22Wの大きさとされているので、各副溝20A、20Bの幅Kと深さHの総和Σ(K+H)が0.44Wの大きさとなっている。
他方、従来例は図4に示すラグパターンのタイヤである。
【0036】
【表1】
【0037】
ここで試験の際の条件としては下記の通りであり、上記のような各タイヤをドラム試験装置に装着して、ドラムによる走行試験を行った。
タイヤサイズ:40.00R57
使用リム:29.00/6.0*57
空気圧:700KPa
正規荷重:60ton
【0038】
表1の結果より、発熱性に関して、従来例のタイヤは95℃の温度となり、比較例2のタイヤは89℃の温度となったのに対して、実施例1のタイヤは93℃の温度であり、比較例1のタイヤは92℃の温度であった。
また、摩耗性に関して、従来例のタイヤが100とされ、比較例2のタイヤは88となったのに対して、実施例1のタイヤは97であり、比較例1のタイヤは96であった。
【0039】
つまり、実施例1及び比較例1は摩耗性に関して若干評価が低いものの、発熱性に関して従来例より改善されており、比較例2と比べて耐摩耗性を損なわずにトレッドのセンター領域における発熱を抑制できたことが理解できる。
ここで、発熱性はドラム試験の結果における中央域Aのベルト上での平均温度であり、摩耗性は従来例を100とした場合の指数で示し、値が少ない程、良好な評価を意味する。
【0040】
尚、上記実施の形態は重荷重用ラジアルタイヤに適用されるものであるが、他の種類のタイヤに適用しても良いことは言うまでもない。また、副溝の幅や深さの寸法も上記の実施例のものに限定されるものでは無い。
【0041】
【発明の効果】
本発明の空気入りタイヤは上記構成としたので、耐摩耗性を損なわずにトレッドのセンター領域における発熱を抑制できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)の1B−1B矢視における横断面図である。
【図2】 比較例1に係る空気入りタイヤを示す図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)の2B−2B矢視における横断面図である。
【図3】 比較例2に係る空気入りタイヤを示す図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)の3B−3B矢視における横断面図である。
【図4】 従来例に係る空気入りタイヤを示す図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)の4B−4B矢視における横断面図である。
【符号の説明】
10 空気入りタイヤ
14 トレッド
14A ショルダ部
16 陸部(リブ)
18 主溝
20A 副溝
20B 副溝
Claims (4)
- 少なくとも主溝をトレッドの両側域に有すると共に、トレッドの全幅の半分の大きさとされるトレッドの中央域における中央線上にトレッドの周方向に沿って連続して延びるリブを有した空気入りタイヤにおいて、
トレッドの周方向に沿ってそれぞれ延在する副溝をこの中央域にトレッドの中央線を挟んでそれぞれ一つづつ設け、主溝の深さをDとし、中央域の幅をWとし、副溝の幅をKとすると共に深さをHとし、各副溝の幅Kと深さHの総和をΣ(K+H)とし、副溝間の間隔をLとしたとき、
0.15D≦H≦0.5D
0.2W≦Σ(K+H)≦0.4W
0.2W≦L≦0.4W
とされることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 主溝の深さDが、60mm以上とされることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
- 中央域の副溝を除く部分のネガティブ比が、10%〜30%とされることを特徴とする請求項1或いは請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- トレッドの両側域が主溝と陸部との組み合わせのラグパターンとされたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
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