JP2765615B2 - ウィンドウ表示制御装置 - Google Patents
ウィンドウ表示制御装置Info
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- JP2765615B2 JP2765615B2 JP6186202A JP18620294A JP2765615B2 JP 2765615 B2 JP2765615 B2 JP 2765615B2 JP 6186202 A JP6186202 A JP 6186202A JP 18620294 A JP18620294 A JP 18620294A JP 2765615 B2 JP2765615 B2 JP 2765615B2
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウインドウ表示データ
を表示画面上に読み出して表示するウインドウ表示制御
方法に関する。 【0002】 【従来の技術】表示画面上にウインドウ表示データを表
示する際、そのウインドウ表示データは表示画面上に設
定された矩形形状のウインドウ表示領域内に表示され
る。従来、このようなウインドウ表示を行なうウインド
ウ表示制御装置においては、そのウインドウの表示領域
の位置や大きさを変更することにより、上記ウインドウ
の表示サイズを表示位置を変更することができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにウインドウの表示領域を変更する場合、従来にあ
ってはウインドウの右下に配置されるウインドウサイズ
変更用のアイコンをマウスカーソル等で指示操作してこ
れを移動させることでウインドウの大きさを変えること
ができるのみであり、この様な方法では、ウインドウを
拡大あるいは縮小できる方向が右方向、右下方向、下方
向のみに限定されたものとなってしまい、ウインドウを
他の方向に向かって拡大縮小することはできなかった。
本発明の課題は、ウインドウ表示データを表示するウイ
ンドウ表示領域のサイズを簡易に、しかも所望する任意
に方向に向かって自由に変更できるようにすることであ
る。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、ディスプレ
イ表示画面内の所定表示領域に矩形形状のウインドウ表
示画面を表示してそのウインドウ表示画面内にウインド
ウ表示データを表示する表示手段と、上記ウインドウ表
示画面内の表示データを記憶する記憶手段と、上記ウイ
ンドウ表示画面のサイズ変更の際に、そのウインドウ表
示画面内の表示データを上記記憶手段に待避して記憶さ
せると共に、そのウインドウ表示画面の周囲領域全体に
4つの辺領域と4つの角領域とでその周囲領域全体が区
分される所定表示幅を有したウインドウ枠を表示させる
表示制御手段と、上記ディスプレイ表示画面上において
所望する任意の表示位置をカーソル指示操作により指示
する指示手段と、上記指示手段によるカーソル指示操作
により、上記ウインドウ表示画面の周囲の4つの角領域
のうちの何れか1つの第1の角領域内の表示位置が指示
された際は、その表示位置を含む第1の角領域とは上記
ウインドウ枠において対角表示位置関係にある第2の角
領域を上記4つの角領域の中から特定し、その指示位置
を上記ディスプレイ表示画面上において所望する方向へ
移動する指示操作が行われた際は、上記第2の角領域の
表示位置を上記ディスプレイ表示画面上において固定し
た状態で、上記第1の角領域全体を上記移動指示方向に
移動すると共に、上記第1の角領域の水平方向への移動
量、及び垂直方向への移動量に応じて、上記ウインドウ
表示画面の矩形表示領域の水平方向及び垂直方向のサイ
ズを変更する第1の変更手段と、上記指示手段によるカ
ーソル指示操作により、上記ウインドウ表示画面の周囲
の4つの辺領域のうちの何れか1つの第1の辺領域内で
の所望する表示位置が指示された際は、その表示位置を
含む上記第1の辺領域とは上記ウインドウ枠において対
向表示位置関係にある第2の辺領域を上記4つの辺領域
の中から特定し、その指示位置を上記ディスプレイ表示
画面上において所望する方向へ移動する指示操作が行わ
れた際は、上記第2の辺領域の表示位置を上記ディスプ
レイ表示画面上において固定した状態で、上記第1の辺
領域全体を上記移動指示方向の内の水平方向あるいは垂
直方向に移動すると共に、上記第1の辺領域の水平方向
あるいは垂直方向への移動量に応じて、上記ウインドウ
表示画面の矩形表示領域の水平方向あるいは垂直方向の
サイズを変更する第2の変更手段と、を具備し、上記表
示手段は、上記第1あるいは第2の変更手段でサイズ変
更された新たなウインドウ表示画面の矩形表示領域内に
上記記憶手段に待避されたウインドウ表示データを再表
示するようにしたことを特徴とする。 【0005】 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【実施例】 (1)構成 図1は本発明の一実施例に於ける装置を構成を示すブロ
ックであり、ここではマルチウインドウの表示機能をも
つ表示装置を例に示している。 【0011】図1に於いて、11はウインドウを含む表
示画面の処理制御を行なうマイクロプロセッサユニット
(MPU)であり、ウインドウの移動、サイズ変更、ス
クロール等、ウインドウ表示状態の変更モード下に於い
て、後述するウインドウ枠の表示、同枠内の指定位置
(領域)検索、及びその位置に対する指示入力判別、更
にはその判別結果に従う入力制御等の処理機能をもつ。 【0012】12はカーソル位置を制御するためのカー
ソルポインタであり、キーボード上のカーソルキー操
作、又はマウスの移動操作に従い、マイクロプロセッサ
ユニット11の制御の下にその内容(カーソル位置デー
タ)が書替えられる。 【0013】13は文字、図形等を表示出力するCRT
ディスプレイであり、14はこのCRTディスプレイ1
3の表示画面データを貯えるビデオ用のRAMである。
このRAM14は、ここでは2画面分の容量をもち、そ
の1画面領域を主表示用に、残る1画面領域をウィンド
ウ表示用としている。 【0014】15はCRTディスプレイ13の表示画面
を表示制御をするCRTコントローラ(CRTC)であ
り、水平・垂直同期信号に同期をとってRAM14をリ
ードアクセスし、表示画面上に主画面及びウインドウ画
面を表示出力制御する。 【0015】16はRAM14のアドレスを選択的に切
替えるアドレスセレクタであり、通常動作時は表示期間
に於いてCRTコントローラ15側のアドレスを選択
し、非表示期間に於いてマイクロプロセッサユニット1
1側のアドレスを選択する。 【0016】17乃至20はそれぞれウインドウ表示の
ための機能ブロックである。このうち、17はウインド
ウ表示の際の指定されたウインドウに従うウインドウ幅
信号を出力するウインドウ幅信号発生回路であり、CR
Tコントローラ15からの同期信号に同期して表示ウイ
ンドウに対応するウインドウ幅信号をウインドウ表示領
域だけ選択的に出力する。18は表示対象となるウイン
ドウが重なった際にそのウインドウの優先順位を判断す
るプライオリティ回路18であり、優先順位に従いウイ
ンドウ幅信号発生回路17より生成されたウインドウ幅
信号を選択的に出力制御する。19はプライオリティ回
路18より出力されたウインドウ幅信号にもとずいて対
応するウインドウ画面のオフセットアドレスを発生する
オフセットメモリであり、表示可能な全てのウインドウ
に対するオフセット値を記憶している。20はCRTコ
ントローラ15より出力される表示用アドレスにオフセ
ットメモリ19より出力されるウインドウ表示のための
オフセットアドレスを加えて、ウインドウ表示の際のR
AM14上のウインドウ表示用領域のアドレスを生成す
るアドレス加算器であり、ウインドウが表示されない際
はCRTコントローラ15より出力される表示用アドレ
スをそのままスルーしてアドレスセレクタ16を介しR
AM14に出力する。 【0017】図2乃至図6はそれぞれ上記実施例の動作
を説明するための図である。図2は、ウインドウの移
動、サイズ変更、スクロール等、ウインドウ画面の変更
指定時にCRTディスプレイ13に選択的に表示される
ウインドウ枠と、その枠内の各領域に割付けられたコマ
ンドメニュを示したもので、ここでは例えばマウスのカ
ーソル移動操作でウインドウ枠(F)内の領域A1,A
2の何れかを指定することによって当該ウインドウの水
平方向への移動、又はサイズ変更が選択され、領域A
3,A4の何れかを指定することによって当該ウインド
ウの垂直方向への移動、又はサイズ変更が選択され、領
域A5,A6、又はA7,A8の何れかを指定すること
によって当該ウインドウのベクトル方向への移動、又は
サイズ変更が選択される。 【0018】図3(a)乃至(c)、及び図4(a)乃
至(c)は、それぞれウインドウサイズの変更処理状態
を示したもので、図3(a)乃至(c)はCRTディス
プレイ13の表示画面を示し、図4(a)乃至(c)は
図3(a)乃至(c)の各表示画面に対するRAM14
内のデータ対応を示している。ここで、w0はRAM1
4のウインドウ表示用領域に記憶された表示対象となる
ウインドウデータエリア、w1はRAM14の主表示領
域上に於けるウインドウ表示エリア、wはCRTディス
プレイ13の表示画面上に於けるウインドウ表示エリア
である。 【0019】図5はウインドウサイズ選択時に於ける固
定サイズの選択メニュの表示例を示しており、ここでは
ウインドウ枠(F)内の領域A3の一部に表示された
「L」,「D」,「M」,「S」の何れかの領域をカー
ソルで選択指定することによりウインドウの固定サイズ
が決定される。具体的には「L」を選択することにより
最大画面(横720ドット(45字)×縦920ドット
(46行))となり、「D」を選択することによりデフ
ォルト画面(横688ドット(43字)×縦900ドッ
ト(45行))となり、「M」を選択することにより中
間画面(横352ドット(22字)×縦460ドット
(23行))となり、「S」を選択することにより最小
画面(横96ドット(6字)×縦120ドット(6
行))となる。 【0020】図6はウインドウスクロールが選択された
際のウインドウ枠(F)内の各領域に割付けられたコマ
ンドメニュを示したもので、ここではカーソルでウイン
ドウ枠(F)内の領域B1,B2の何れかを指定するこ
とによって当該ウインドウ画面の左方向スクロールが選
択され、領域B3,B4の何れかを指定することによっ
て当該ウインドウ画面の右方向スクロールが選択され、
領域B5,B6の何れかを指定することによって当該ウ
インドウ画面の上方向スクロールが選択され、領域B
7,B8の何れかを指定することによって当該ウインド
ウ画面の下方向スクロールが選択され、領域B9,B1
0の何れかを指定することによって当該ウインドウ画面
の前頁への頁替えが選択され、領域B11,B12の何
れかを指定することによって当該ウインドウ画面の次頁
への頁替えが選択される。 【0021】(2)作用 マイクロプロセッサユニット11は、画面編集メニュか
らウインドウの表示項目が選択され更に続くメニュから
一つのウインドウが選択されたことをカーソルポインタ
12の値及びマウスのスイッチオン操作等により認識す
ると、ウインドウ幅信号発生回路17、プライオリティ
回路18、及びオフセットメモリ19をそれぞれ制御し
て、その指定されたウインドウをCRTディスプレイ1
3に表示出力する。即ち、ウインドウ幅信号発生回路1
7はマイクロプロセッサユニット11の制御の下にCR
Tコントローラ15からの同期信号に同期をとり表示対
象となるウインドウの表示タイミングにてウインドウ幅
信号を出力する。このウインドウ幅信号はプライオリテ
ィ回路18に入力される。プライオリティ回路18は上
記マイクロプロセッサユニット11の制御の下に表示対
象となるウインドウの重なりによる優先順位を判断し、
その優先順位に従って選択的に上記ウインドウ幅信号発
生回路17より受けたウインドウ幅信号を出力する。こ
のプライオリティ回路18より出力されたウインドウ幅
信号はオフセットメモリ19に供給される。オフセット
メモリ19はプライオリティ回路18より受けたウイン
ドウ幅信号に同期して同ウインドウのオフセットアドレ
スを出力する。このオフセットアドレスはCRTコント
ローラ15より出力される表示アドレスとともに加算器
20に入力され、表示アドレスに表示対象ウインドウの
オフセットアドレスが加算される。この加算器20より
出力される表示アドレスはアドレスセレクタ16を介し
てRAM14に与えられる。これによってRAM14の
読出しアドレスは表示対象となるウインドウの表示タイ
ミングとなる度に主表示領域からウインドウ表示領域に
切替わり、その間、ウインドウ表示領域のデータがCR
Tディスプレイ13に送出されて、ウインドウ変更メニ
ュを含む主画面内の指定されたウインドウ画面が表示さ
れる。この際のCRTディスプレイ13に表示される表
示画面を図3(a)に示し、そのRAM14内のデータ
対応を図4(a)に示している。 【0022】ここで、ウインドウの変更メニュから、例
えばウインドウサイズを変更するため、[サイズ]の領
域がマウスのカーソル移動操作で指定されると、その領
域指定がマイクロプロセッサユニット11で認識され
る。マイクロプロセッサユニット11はこのウインドウ
サイズの変更指定を認識すると、上記[サイズ]の領域
を反転表示状態にするとともに、RAM14の主表示領
域内ウインドウ周囲のウインドウ枠表示領域の表示デー
タを同RAM14内の予め定められた非表示領域に一時
退避し、その領域に枠データを書込む。これによってC
RTディスプレイ13上にはウインドウ枠(F)を付加
したウインドウ画面が表示される。この際のCRTディ
スプレイ13に表示される表示画面を図3(b)に示
し、そのRAM14内のデータ対応を図4(b)に示し
ている。 【0023】次に、マウスのカーソル移動操作により、
サイズの変更内容に応じてウインドウ枠(F)内のコマ
ンド領域指定を行なう。即ち、ウインドウの固定サイズ
を変更する際は、ウインドウ枠(F)の領域A3内の図
6に示す「L」,「D」,「M」,「S」の何れかの領
域をカーソルで指定する。例えば「L」を選択すること
により最大画面(横720ドット(45字)×縦920
ドット(46行))となり、「D」を選択することによ
りデフォルト画面(横688ドット(43字)×縦90
0ドット(45行))となり、「M」を選択することに
より中間画面(横352ドット(22字)×縦460ド
ット(23行))となり、「S」を選択することにより
最小画面(横96ドット(6字)×縦120ドット(6
行))となる。 【0024】又、ウインドウの一部のサイズ変更を行な
う場合は、ウインドウ枠(F)内の上記領域(L,D,
M,S)を除く他の領域(A1〜A8)をカーソルで指
定する。即ち、水平方向のサイズを変更する際はマウス
のカーソル移動操作でウインドウ枠(F)内の領域A
1,A2の何れかを指定し、垂直方向のサイズを変更す
る際は上記同様の操作で同枠内の領域A3,A4の何れ
かを指定し、ベクトル方向へサイズを変更する際は領域
A5,A6、又はA7,A8の何れかを指定する。図
3、及び図4に於いては、A1又はA2の何れかを指定
し、マウスのスイッチをオンにして、その状態でマウス
を移動させる。ここでは水平方向のサイズ変更であるの
で、マウスを横方向に移動させる。この際の操作方向は
真横である必要はなく、斜め方向(ベクトル方向)であ
ってもよい。 【0025】マイクロプロセッサ11は、このマウスの
スイッチ操作及びカーソル移動に伴う信号を逐次読込
み、ウインドウサイズの指定方向及びその変更量を認識
して、その都度、ウインドウ幅信号発生回路17の出力
信号幅を制御し、マウスの移動量に応じてウインドウ領
域を可変制御する。これによってCRTディスプレイ1
3の表示画面上に表示されるウインドウの横サイズがマ
ウスの移動に伴い変化する。この際のCRTディスプレ
イ13に表示される表示画面を図3(c)に示し、その
RAM14内のデータ対応を図4(c)に示している。 【0026】そして、所定のウインドウサイズとなった
ところでマウスのスイッチオン状態を解除し、スイッチ
オフ状態とすることにより、その状態がマイクロプロセ
ッサ11に認識される。マイクロプロセッサ11は上記
マウスのスイッチオフによりウインドウのサイズ変更操
作が終了したことを認識する。その後、マウスのカーソ
ル移動操作で再度上記[サイズ]の領域が選択されマウ
スのスイッチがオン操作されることによって、上記ウイ
ンドウ枠(F)の表示を解除し、表示画面上のウインド
ウ枠(F)を消去して、その部分の退避していたデータ
を読出し主画面表示に復帰させるとともに、そのサイズ
変更されたウインドウを上記図3(a)に示すウインド
ウ変更メニュとともに表示画面上に表示し、再度ウイン
ドウの変更が可能な表示モードとする。 【0027】以上はウインドウの横サイズの変更を例に
述べたが、例えば表示画面上の左上、又は右下方向への
サイズ変更に際しては、ウインドウ枠(F)の領域A
5,A6をカーソルで指定してマウスを上記ベクトル方
向に移動させればよく、又、表示画面上の右上、又は左
下方向へのサイズ変更に際しては、ウインドウ枠(F)
の領域A7,A8をカーソルで指定してマウスを上記ベ
クトル方向に移動させればよく、又、表示画面上の上下
方向へのサイズ変更に際しては、ウインドウ枠(F)の
領域A3,A4をカーソルで指定してマウスを上下方向
に移動させればよい。 【0028】又、ウインドウを任意の方向へ移動させる
際は、上記ウインドウ変更メニュより[移動]の領域を
選択した後、上記サイズ変更の場合と同様にマウスを操
作すればよい。即ち、例えばウインドウを左右方向へ移
動させる際はウインドウ枠(F)の領域A1,A2をカ
ーソルで指定してマウスを左右方向に操作すればよく、
又、ウインドウを上下方向へ移動させる際はウインドウ
枠(F)の領域A3,A4をカーソルで指定してマウス
を上下方向に操作すればよく、又、ウインドウを左上、
又は右下方向へ移動させる際はウインドウ枠(F)の領
域A5,A6をカーソルで指定してマウスを上記ベクト
ル方向に操作すればよく、又、ウインドウを右上、又は
左下方向へ移動させる際はウインドウ枠(F)の領域A
7,A8をカーソルで指定してマウスを上記ベクトル方
向に移動させればよい。 【0029】このウインドウ画面の移動時に於いては、
マウスの移動に伴ってマイクロプロセッサユニット11
の制御の下にオフセットメモリ19内の表示対象ウイン
ドウのオフセット値が書き替えられる。これらの操作、
及び処理手段は上述したサイズ変更の処理動作から容易
に理解されるため、ここではその動作説明を省略する。 【0030】又、ウインドウ画面を任意の方向へスクロ
ールさせる際は、マウスのカーソル移動操作で上記ウイ
ンドウ変更メニュより[スクロール]の領域を選択し、
表示画面上に表示される図6に示すウインドウ枠(F)
から所望のスクロール方向を選択した後、マウスのスイ
ッチをスクロールの度に順次オン操作する。即ち、例え
ばウインドウ画面を左右方向へ順次スクロールさせる際
は図6に示すウインドウ枠(F)の領域B1,B2又は
B3,B4の何れか1領域をカーソルで指定してマウス
のスイッチをスクロールの度に順次オン操作し、又、ウ
インドウ画面を上下方向へ順次スクロールさせる際はウ
インドウ枠(F)の領域B5,B6又はB7,B8の何
れか1領域をカーソルで指定してマウスのスイッチをス
クロールの度に順次操作する。又、ウインドウ画面を順
次前頁に切替える際はウインドウ枠(F)の領域B9又
はB10をカーソルで指定した後、頁切替の度にマウス
のスイッチを順次オン操作し、又、ウインドウ画面を順
次次頁に切替える際はウインドウ枠(F)の領域B11
又はB12をカーソルで指定した後、頁切替の度にマウ
スのスイッチを順次オン操作すればよい。又、ウインド
ウ変更メニュから再度[スクロール]領域を選択し、マ
ウスのスイッチをオン操作することによって上記図6に
示すウインドウ枠(F)が消去される。 【0031】上述の如くして、表示画面上のウインドウ
変更メニュとウインドウ枠(F)をそれぞれマウスによ
って領域指定することによって、容易にしかも迅速にウ
インドウの各種変更操作が行なえる。 【0032】尚、上記実施例に於いては、ウインドウの
周りをウインドウ枠(F)で囲み、その枠内でコマンド
の領域区分を行なっているが、これに限らず、例えばウ
インドウの各辺の一部にコマンド指定領域を設けた表示
形態としてもよい。 【0033】又、上記実施例に於いてはメニユ選択及び
その項目選択を全てマウスにより行なっているが、これ
に限らず他の入力手段であってよい。 【0034】 【発明の効果】本発明によれば、矩形形状のウインドウ
表示画面の画面サイズを変更する際は、そのウインドウ
表示画面の周囲に4つの角領域と4つの辺領域を有した
ウインドウ枠が生成されて表示されるので、そのウイン
ドウ枠内の4つの角領域、あるいは4つの辺領域内の何
れの領域でも指定することができ、その指定した領域を
所望する方向に移動させることで、上記ウインドウ表示
画面を上下左右方向、あるいは斜め上方向、斜め下方向
などの所望する方向にサイズ変更して、その変更された
ウインドウ表示画面内に上記ウインドウ表示データを直
ちに再表示させることができる。そして、上記指定領域
の移動によるウインドウ表示画面のサイズ変更に当たっ
ては、その指定領域(第1の角領域あるいは第1の辺領
域)とはウインドウ枠において対角表示位置関係(対向
表示位置関係)にある領域(第2の角領域あるいは第2
の辺領域)が上記ウインドウ枠内の複数の領域の中から
自動的に特定され、その特定された領域(第2の角領域
あるいは第2の辺領域)の表示位置を固定した状態で、
上記指定領域を所望する方向に移動させることができる
ので、上記ウインドウ表示画面の垂直方向及び水平方向
に沿ってサイズ変更することができる。 【0035】
を表示画面上に読み出して表示するウインドウ表示制御
方法に関する。 【0002】 【従来の技術】表示画面上にウインドウ表示データを表
示する際、そのウインドウ表示データは表示画面上に設
定された矩形形状のウインドウ表示領域内に表示され
る。従来、このようなウインドウ表示を行なうウインド
ウ表示制御装置においては、そのウインドウの表示領域
の位置や大きさを変更することにより、上記ウインドウ
の表示サイズを表示位置を変更することができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにウインドウの表示領域を変更する場合、従来にあ
ってはウインドウの右下に配置されるウインドウサイズ
変更用のアイコンをマウスカーソル等で指示操作してこ
れを移動させることでウインドウの大きさを変えること
ができるのみであり、この様な方法では、ウインドウを
拡大あるいは縮小できる方向が右方向、右下方向、下方
向のみに限定されたものとなってしまい、ウインドウを
他の方向に向かって拡大縮小することはできなかった。
本発明の課題は、ウインドウ表示データを表示するウイ
ンドウ表示領域のサイズを簡易に、しかも所望する任意
に方向に向かって自由に変更できるようにすることであ
る。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、ディスプレ
イ表示画面内の所定表示領域に矩形形状のウインドウ表
示画面を表示してそのウインドウ表示画面内にウインド
ウ表示データを表示する表示手段と、上記ウインドウ表
示画面内の表示データを記憶する記憶手段と、上記ウイ
ンドウ表示画面のサイズ変更の際に、そのウインドウ表
示画面内の表示データを上記記憶手段に待避して記憶さ
せると共に、そのウインドウ表示画面の周囲領域全体に
4つの辺領域と4つの角領域とでその周囲領域全体が区
分される所定表示幅を有したウインドウ枠を表示させる
表示制御手段と、上記ディスプレイ表示画面上において
所望する任意の表示位置をカーソル指示操作により指示
する指示手段と、上記指示手段によるカーソル指示操作
により、上記ウインドウ表示画面の周囲の4つの角領域
のうちの何れか1つの第1の角領域内の表示位置が指示
された際は、その表示位置を含む第1の角領域とは上記
ウインドウ枠において対角表示位置関係にある第2の角
領域を上記4つの角領域の中から特定し、その指示位置
を上記ディスプレイ表示画面上において所望する方向へ
移動する指示操作が行われた際は、上記第2の角領域の
表示位置を上記ディスプレイ表示画面上において固定し
た状態で、上記第1の角領域全体を上記移動指示方向に
移動すると共に、上記第1の角領域の水平方向への移動
量、及び垂直方向への移動量に応じて、上記ウインドウ
表示画面の矩形表示領域の水平方向及び垂直方向のサイ
ズを変更する第1の変更手段と、上記指示手段によるカ
ーソル指示操作により、上記ウインドウ表示画面の周囲
の4つの辺領域のうちの何れか1つの第1の辺領域内で
の所望する表示位置が指示された際は、その表示位置を
含む上記第1の辺領域とは上記ウインドウ枠において対
向表示位置関係にある第2の辺領域を上記4つの辺領域
の中から特定し、その指示位置を上記ディスプレイ表示
画面上において所望する方向へ移動する指示操作が行わ
れた際は、上記第2の辺領域の表示位置を上記ディスプ
レイ表示画面上において固定した状態で、上記第1の辺
領域全体を上記移動指示方向の内の水平方向あるいは垂
直方向に移動すると共に、上記第1の辺領域の水平方向
あるいは垂直方向への移動量に応じて、上記ウインドウ
表示画面の矩形表示領域の水平方向あるいは垂直方向の
サイズを変更する第2の変更手段と、を具備し、上記表
示手段は、上記第1あるいは第2の変更手段でサイズ変
更された新たなウインドウ表示画面の矩形表示領域内に
上記記憶手段に待避されたウインドウ表示データを再表
示するようにしたことを特徴とする。 【0005】 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【実施例】 (1)構成 図1は本発明の一実施例に於ける装置を構成を示すブロ
ックであり、ここではマルチウインドウの表示機能をも
つ表示装置を例に示している。 【0011】図1に於いて、11はウインドウを含む表
示画面の処理制御を行なうマイクロプロセッサユニット
(MPU)であり、ウインドウの移動、サイズ変更、ス
クロール等、ウインドウ表示状態の変更モード下に於い
て、後述するウインドウ枠の表示、同枠内の指定位置
(領域)検索、及びその位置に対する指示入力判別、更
にはその判別結果に従う入力制御等の処理機能をもつ。 【0012】12はカーソル位置を制御するためのカー
ソルポインタであり、キーボード上のカーソルキー操
作、又はマウスの移動操作に従い、マイクロプロセッサ
ユニット11の制御の下にその内容(カーソル位置デー
タ)が書替えられる。 【0013】13は文字、図形等を表示出力するCRT
ディスプレイであり、14はこのCRTディスプレイ1
3の表示画面データを貯えるビデオ用のRAMである。
このRAM14は、ここでは2画面分の容量をもち、そ
の1画面領域を主表示用に、残る1画面領域をウィンド
ウ表示用としている。 【0014】15はCRTディスプレイ13の表示画面
を表示制御をするCRTコントローラ(CRTC)であ
り、水平・垂直同期信号に同期をとってRAM14をリ
ードアクセスし、表示画面上に主画面及びウインドウ画
面を表示出力制御する。 【0015】16はRAM14のアドレスを選択的に切
替えるアドレスセレクタであり、通常動作時は表示期間
に於いてCRTコントローラ15側のアドレスを選択
し、非表示期間に於いてマイクロプロセッサユニット1
1側のアドレスを選択する。 【0016】17乃至20はそれぞれウインドウ表示の
ための機能ブロックである。このうち、17はウインド
ウ表示の際の指定されたウインドウに従うウインドウ幅
信号を出力するウインドウ幅信号発生回路であり、CR
Tコントローラ15からの同期信号に同期して表示ウイ
ンドウに対応するウインドウ幅信号をウインドウ表示領
域だけ選択的に出力する。18は表示対象となるウイン
ドウが重なった際にそのウインドウの優先順位を判断す
るプライオリティ回路18であり、優先順位に従いウイ
ンドウ幅信号発生回路17より生成されたウインドウ幅
信号を選択的に出力制御する。19はプライオリティ回
路18より出力されたウインドウ幅信号にもとずいて対
応するウインドウ画面のオフセットアドレスを発生する
オフセットメモリであり、表示可能な全てのウインドウ
に対するオフセット値を記憶している。20はCRTコ
ントローラ15より出力される表示用アドレスにオフセ
ットメモリ19より出力されるウインドウ表示のための
オフセットアドレスを加えて、ウインドウ表示の際のR
AM14上のウインドウ表示用領域のアドレスを生成す
るアドレス加算器であり、ウインドウが表示されない際
はCRTコントローラ15より出力される表示用アドレ
スをそのままスルーしてアドレスセレクタ16を介しR
AM14に出力する。 【0017】図2乃至図6はそれぞれ上記実施例の動作
を説明するための図である。図2は、ウインドウの移
動、サイズ変更、スクロール等、ウインドウ画面の変更
指定時にCRTディスプレイ13に選択的に表示される
ウインドウ枠と、その枠内の各領域に割付けられたコマ
ンドメニュを示したもので、ここでは例えばマウスのカ
ーソル移動操作でウインドウ枠(F)内の領域A1,A
2の何れかを指定することによって当該ウインドウの水
平方向への移動、又はサイズ変更が選択され、領域A
3,A4の何れかを指定することによって当該ウインド
ウの垂直方向への移動、又はサイズ変更が選択され、領
域A5,A6、又はA7,A8の何れかを指定すること
によって当該ウインドウのベクトル方向への移動、又は
サイズ変更が選択される。 【0018】図3(a)乃至(c)、及び図4(a)乃
至(c)は、それぞれウインドウサイズの変更処理状態
を示したもので、図3(a)乃至(c)はCRTディス
プレイ13の表示画面を示し、図4(a)乃至(c)は
図3(a)乃至(c)の各表示画面に対するRAM14
内のデータ対応を示している。ここで、w0はRAM1
4のウインドウ表示用領域に記憶された表示対象となる
ウインドウデータエリア、w1はRAM14の主表示領
域上に於けるウインドウ表示エリア、wはCRTディス
プレイ13の表示画面上に於けるウインドウ表示エリア
である。 【0019】図5はウインドウサイズ選択時に於ける固
定サイズの選択メニュの表示例を示しており、ここでは
ウインドウ枠(F)内の領域A3の一部に表示された
「L」,「D」,「M」,「S」の何れかの領域をカー
ソルで選択指定することによりウインドウの固定サイズ
が決定される。具体的には「L」を選択することにより
最大画面(横720ドット(45字)×縦920ドット
(46行))となり、「D」を選択することによりデフ
ォルト画面(横688ドット(43字)×縦900ドッ
ト(45行))となり、「M」を選択することにより中
間画面(横352ドット(22字)×縦460ドット
(23行))となり、「S」を選択することにより最小
画面(横96ドット(6字)×縦120ドット(6
行))となる。 【0020】図6はウインドウスクロールが選択された
際のウインドウ枠(F)内の各領域に割付けられたコマ
ンドメニュを示したもので、ここではカーソルでウイン
ドウ枠(F)内の領域B1,B2の何れかを指定するこ
とによって当該ウインドウ画面の左方向スクロールが選
択され、領域B3,B4の何れかを指定することによっ
て当該ウインドウ画面の右方向スクロールが選択され、
領域B5,B6の何れかを指定することによって当該ウ
インドウ画面の上方向スクロールが選択され、領域B
7,B8の何れかを指定することによって当該ウインド
ウ画面の下方向スクロールが選択され、領域B9,B1
0の何れかを指定することによって当該ウインドウ画面
の前頁への頁替えが選択され、領域B11,B12の何
れかを指定することによって当該ウインドウ画面の次頁
への頁替えが選択される。 【0021】(2)作用 マイクロプロセッサユニット11は、画面編集メニュか
らウインドウの表示項目が選択され更に続くメニュから
一つのウインドウが選択されたことをカーソルポインタ
12の値及びマウスのスイッチオン操作等により認識す
ると、ウインドウ幅信号発生回路17、プライオリティ
回路18、及びオフセットメモリ19をそれぞれ制御し
て、その指定されたウインドウをCRTディスプレイ1
3に表示出力する。即ち、ウインドウ幅信号発生回路1
7はマイクロプロセッサユニット11の制御の下にCR
Tコントローラ15からの同期信号に同期をとり表示対
象となるウインドウの表示タイミングにてウインドウ幅
信号を出力する。このウインドウ幅信号はプライオリテ
ィ回路18に入力される。プライオリティ回路18は上
記マイクロプロセッサユニット11の制御の下に表示対
象となるウインドウの重なりによる優先順位を判断し、
その優先順位に従って選択的に上記ウインドウ幅信号発
生回路17より受けたウインドウ幅信号を出力する。こ
のプライオリティ回路18より出力されたウインドウ幅
信号はオフセットメモリ19に供給される。オフセット
メモリ19はプライオリティ回路18より受けたウイン
ドウ幅信号に同期して同ウインドウのオフセットアドレ
スを出力する。このオフセットアドレスはCRTコント
ローラ15より出力される表示アドレスとともに加算器
20に入力され、表示アドレスに表示対象ウインドウの
オフセットアドレスが加算される。この加算器20より
出力される表示アドレスはアドレスセレクタ16を介し
てRAM14に与えられる。これによってRAM14の
読出しアドレスは表示対象となるウインドウの表示タイ
ミングとなる度に主表示領域からウインドウ表示領域に
切替わり、その間、ウインドウ表示領域のデータがCR
Tディスプレイ13に送出されて、ウインドウ変更メニ
ュを含む主画面内の指定されたウインドウ画面が表示さ
れる。この際のCRTディスプレイ13に表示される表
示画面を図3(a)に示し、そのRAM14内のデータ
対応を図4(a)に示している。 【0022】ここで、ウインドウの変更メニュから、例
えばウインドウサイズを変更するため、[サイズ]の領
域がマウスのカーソル移動操作で指定されると、その領
域指定がマイクロプロセッサユニット11で認識され
る。マイクロプロセッサユニット11はこのウインドウ
サイズの変更指定を認識すると、上記[サイズ]の領域
を反転表示状態にするとともに、RAM14の主表示領
域内ウインドウ周囲のウインドウ枠表示領域の表示デー
タを同RAM14内の予め定められた非表示領域に一時
退避し、その領域に枠データを書込む。これによってC
RTディスプレイ13上にはウインドウ枠(F)を付加
したウインドウ画面が表示される。この際のCRTディ
スプレイ13に表示される表示画面を図3(b)に示
し、そのRAM14内のデータ対応を図4(b)に示し
ている。 【0023】次に、マウスのカーソル移動操作により、
サイズの変更内容に応じてウインドウ枠(F)内のコマ
ンド領域指定を行なう。即ち、ウインドウの固定サイズ
を変更する際は、ウインドウ枠(F)の領域A3内の図
6に示す「L」,「D」,「M」,「S」の何れかの領
域をカーソルで指定する。例えば「L」を選択すること
により最大画面(横720ドット(45字)×縦920
ドット(46行))となり、「D」を選択することによ
りデフォルト画面(横688ドット(43字)×縦90
0ドット(45行))となり、「M」を選択することに
より中間画面(横352ドット(22字)×縦460ド
ット(23行))となり、「S」を選択することにより
最小画面(横96ドット(6字)×縦120ドット(6
行))となる。 【0024】又、ウインドウの一部のサイズ変更を行な
う場合は、ウインドウ枠(F)内の上記領域(L,D,
M,S)を除く他の領域(A1〜A8)をカーソルで指
定する。即ち、水平方向のサイズを変更する際はマウス
のカーソル移動操作でウインドウ枠(F)内の領域A
1,A2の何れかを指定し、垂直方向のサイズを変更す
る際は上記同様の操作で同枠内の領域A3,A4の何れ
かを指定し、ベクトル方向へサイズを変更する際は領域
A5,A6、又はA7,A8の何れかを指定する。図
3、及び図4に於いては、A1又はA2の何れかを指定
し、マウスのスイッチをオンにして、その状態でマウス
を移動させる。ここでは水平方向のサイズ変更であるの
で、マウスを横方向に移動させる。この際の操作方向は
真横である必要はなく、斜め方向(ベクトル方向)であ
ってもよい。 【0025】マイクロプロセッサ11は、このマウスの
スイッチ操作及びカーソル移動に伴う信号を逐次読込
み、ウインドウサイズの指定方向及びその変更量を認識
して、その都度、ウインドウ幅信号発生回路17の出力
信号幅を制御し、マウスの移動量に応じてウインドウ領
域を可変制御する。これによってCRTディスプレイ1
3の表示画面上に表示されるウインドウの横サイズがマ
ウスの移動に伴い変化する。この際のCRTディスプレ
イ13に表示される表示画面を図3(c)に示し、その
RAM14内のデータ対応を図4(c)に示している。 【0026】そして、所定のウインドウサイズとなった
ところでマウスのスイッチオン状態を解除し、スイッチ
オフ状態とすることにより、その状態がマイクロプロセ
ッサ11に認識される。マイクロプロセッサ11は上記
マウスのスイッチオフによりウインドウのサイズ変更操
作が終了したことを認識する。その後、マウスのカーソ
ル移動操作で再度上記[サイズ]の領域が選択されマウ
スのスイッチがオン操作されることによって、上記ウイ
ンドウ枠(F)の表示を解除し、表示画面上のウインド
ウ枠(F)を消去して、その部分の退避していたデータ
を読出し主画面表示に復帰させるとともに、そのサイズ
変更されたウインドウを上記図3(a)に示すウインド
ウ変更メニュとともに表示画面上に表示し、再度ウイン
ドウの変更が可能な表示モードとする。 【0027】以上はウインドウの横サイズの変更を例に
述べたが、例えば表示画面上の左上、又は右下方向への
サイズ変更に際しては、ウインドウ枠(F)の領域A
5,A6をカーソルで指定してマウスを上記ベクトル方
向に移動させればよく、又、表示画面上の右上、又は左
下方向へのサイズ変更に際しては、ウインドウ枠(F)
の領域A7,A8をカーソルで指定してマウスを上記ベ
クトル方向に移動させればよく、又、表示画面上の上下
方向へのサイズ変更に際しては、ウインドウ枠(F)の
領域A3,A4をカーソルで指定してマウスを上下方向
に移動させればよい。 【0028】又、ウインドウを任意の方向へ移動させる
際は、上記ウインドウ変更メニュより[移動]の領域を
選択した後、上記サイズ変更の場合と同様にマウスを操
作すればよい。即ち、例えばウインドウを左右方向へ移
動させる際はウインドウ枠(F)の領域A1,A2をカ
ーソルで指定してマウスを左右方向に操作すればよく、
又、ウインドウを上下方向へ移動させる際はウインドウ
枠(F)の領域A3,A4をカーソルで指定してマウス
を上下方向に操作すればよく、又、ウインドウを左上、
又は右下方向へ移動させる際はウインドウ枠(F)の領
域A5,A6をカーソルで指定してマウスを上記ベクト
ル方向に操作すればよく、又、ウインドウを右上、又は
左下方向へ移動させる際はウインドウ枠(F)の領域A
7,A8をカーソルで指定してマウスを上記ベクトル方
向に移動させればよい。 【0029】このウインドウ画面の移動時に於いては、
マウスの移動に伴ってマイクロプロセッサユニット11
の制御の下にオフセットメモリ19内の表示対象ウイン
ドウのオフセット値が書き替えられる。これらの操作、
及び処理手段は上述したサイズ変更の処理動作から容易
に理解されるため、ここではその動作説明を省略する。 【0030】又、ウインドウ画面を任意の方向へスクロ
ールさせる際は、マウスのカーソル移動操作で上記ウイ
ンドウ変更メニュより[スクロール]の領域を選択し、
表示画面上に表示される図6に示すウインドウ枠(F)
から所望のスクロール方向を選択した後、マウスのスイ
ッチをスクロールの度に順次オン操作する。即ち、例え
ばウインドウ画面を左右方向へ順次スクロールさせる際
は図6に示すウインドウ枠(F)の領域B1,B2又は
B3,B4の何れか1領域をカーソルで指定してマウス
のスイッチをスクロールの度に順次オン操作し、又、ウ
インドウ画面を上下方向へ順次スクロールさせる際はウ
インドウ枠(F)の領域B5,B6又はB7,B8の何
れか1領域をカーソルで指定してマウスのスイッチをス
クロールの度に順次操作する。又、ウインドウ画面を順
次前頁に切替える際はウインドウ枠(F)の領域B9又
はB10をカーソルで指定した後、頁切替の度にマウス
のスイッチを順次オン操作し、又、ウインドウ画面を順
次次頁に切替える際はウインドウ枠(F)の領域B11
又はB12をカーソルで指定した後、頁切替の度にマウ
スのスイッチを順次オン操作すればよい。又、ウインド
ウ変更メニュから再度[スクロール]領域を選択し、マ
ウスのスイッチをオン操作することによって上記図6に
示すウインドウ枠(F)が消去される。 【0031】上述の如くして、表示画面上のウインドウ
変更メニュとウインドウ枠(F)をそれぞれマウスによ
って領域指定することによって、容易にしかも迅速にウ
インドウの各種変更操作が行なえる。 【0032】尚、上記実施例に於いては、ウインドウの
周りをウインドウ枠(F)で囲み、その枠内でコマンド
の領域区分を行なっているが、これに限らず、例えばウ
インドウの各辺の一部にコマンド指定領域を設けた表示
形態としてもよい。 【0033】又、上記実施例に於いてはメニユ選択及び
その項目選択を全てマウスにより行なっているが、これ
に限らず他の入力手段であってよい。 【0034】 【発明の効果】本発明によれば、矩形形状のウインドウ
表示画面の画面サイズを変更する際は、そのウインドウ
表示画面の周囲に4つの角領域と4つの辺領域を有した
ウインドウ枠が生成されて表示されるので、そのウイン
ドウ枠内の4つの角領域、あるいは4つの辺領域内の何
れの領域でも指定することができ、その指定した領域を
所望する方向に移動させることで、上記ウインドウ表示
画面を上下左右方向、あるいは斜め上方向、斜め下方向
などの所望する方向にサイズ変更して、その変更された
ウインドウ表示画面内に上記ウインドウ表示データを直
ちに再表示させることができる。そして、上記指定領域
の移動によるウインドウ表示画面のサイズ変更に当たっ
ては、その指定領域(第1の角領域あるいは第1の辺領
域)とはウインドウ枠において対角表示位置関係(対向
表示位置関係)にある領域(第2の角領域あるいは第2
の辺領域)が上記ウインドウ枠内の複数の領域の中から
自動的に特定され、その特定された領域(第2の角領域
あるいは第2の辺領域)の表示位置を固定した状態で、
上記指定領域を所望する方向に移動させることができる
ので、上記ウインドウ表示画面の垂直方向及び水平方向
に沿ってサイズ変更することができる。 【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の回路構成図である。
【図2】ウインドウ枠を示す図である。
【図3】表示画面の変化を示す図である。
【図4】RAM内の表示データの対応を示す図である。
【図5】固定ウインドウサイズ選択メニューの表示例を
示す図である。 【図6】ウインドウスクロールメニューの表示例を示す
図である。 【符号の説明】 11…マイクロプロセッサユニット 13…CRTディスプレイ 14…RAM 15…CRTコントローラ
示す図である。 【図6】ウインドウスクロールメニューの表示例を示す
図である。 【符号の説明】 11…マイクロプロセッサユニット 13…CRTディスプレイ 14…RAM 15…CRTコントローラ
フロントページの続き
(56)参考文献 「BYTE」 FEBRUARY
1983 Vol.8,No.2 第37項左
欄第31行〜第36行,写真4c,4d
Apple Computer 「L
isaDraw」 Manual Co
pyright 1983,1984 第137項
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.ディスプレイ表示画面内の所定表示領域に矩形形状
のウインドウ表示画面を表示してそのウインドウ表示画
面内にウインドウ表示データを表示する表示手段と、 上記ウインドウ表示画面内の表示データを記憶する記憶
手段と、 上記ウインドウ表示画面のサイズ変更の際に、そのウイ
ンドウ表示画面内の表示データを上記記憶手段に待避し
て記憶させると共に、そのウインドウ表示画面の周囲領
域全体に4つの辺領域と4つの角領域とでその周囲領域
全体が区分される所定表示幅を有したウインドウ枠を表
示させる表示制御手段と、 上記ディスプレイ表示画面上において所望する任意の表
示位置をカーソル指示操作により指示する指示手段と、 上記指示手段による カーソル指示操作により、上記ウイ
ンドウ表示画面の周囲の4つの角領域のうちの何れか1
つの第1の角領域内の表示位置が指示された際は、その
表示位置を含む第1の角領域とは上記ウインドウ枠にお
いて対角表示位置関係にある第2の角領域を上記4つの
角領域の中から特定し、その指示位置を上記ディスプレ
イ表示画面上において所望する方向へ移動する指示操作
が行われた際は、上記第2の角領域の表示位置を上記デ
ィスプレイ表示画面上において固定した状態で、上記第
1の角領域全体を上記移動指示方向に移動すると共に、
上記第1の角領域の水平方向への移動量、及び垂直方向
への移動量に応じて、上記ウインドウ表示画面の矩形表
示領域の水平方向及び垂直方向のサイズを変更する第1
の変更手段と、 上記指示手段による カーソル指示操作により、上記ウイ
ンドウ表示画面の周囲の4つの辺領域のうちの何れか1
つの第1の辺領域内での所望する表示位置が指示された
際は、その表示位置を含む上記第1の辺領域とは上記ウ
インドウ枠において対向表示位置関係にある第2の辺領
域を上記4つの辺領域の中から特定し、その指示位置を
上記ディスプレイ表示画面上において所望する方向へ移
動する指示操作が行われた際は、上記第2の辺領域の表
示位置を上記ディスプレイ表示画面上において固定した
状態で、上記第1の辺領域全体を上記移動指示方向の内
の水平方向あるいは垂直方向に移動すると共に、上記第
1の辺領域の水平方向あるいは垂直方向への移動量に応
じて、上記ウインドウ表示画面の矩形表示領域の水平方
向あるいは垂直方向のサイズを変更する第2の変更手段
と、 を具備し、上記表示手段は、上記第1あるいは第2の変
更手段でサイズ変更された新たな ウインドウ表示画面の
矩形表示領域内に上記記憶手段に待避されたウインドウ
表示データを再表示するようにしたことを特徴とするウ
インドウ表示制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6186202A JP2765615B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | ウィンドウ表示制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6186202A JP2765615B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | ウィンドウ表示制御装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60144118A Division JPS625293A (ja) | 1985-07-01 | 1985-07-01 | ウインドウ表示制御装置 |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10007391A Division JP2828101B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | ウインドウ表示制御装置 |
| JP10007392A Division JP2870535B2 (ja) | 1985-07-01 | 1998-01-19 | ウインドウ表示制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0772841A JPH0772841A (ja) | 1995-03-17 |
| JP2765615B2 true JP2765615B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=16184168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6186202A Expired - Lifetime JP2765615B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | ウィンドウ表示制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2765615B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009025920A (ja) * | 2007-07-17 | 2009-02-05 | Canon Inc | 情報処理装置及びその制御方法、コンピュータプログラム |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7702904B2 (en) | 2002-11-15 | 2010-04-20 | Nec Corporation | Key management system and multicast delivery system using the same |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5891492A (ja) * | 1981-11-27 | 1983-05-31 | 株式会社日立製作所 | 画像表示装置の制御方式 |
| JPS60117377A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-24 | Ricoh Co Ltd | 文書作成装置 |
-
1994
- 1994-08-09 JP JP6186202A patent/JP2765615B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (2)
| Title |
|---|
| 「BYTE」 FEBRUARY 1983 Vol.8,No.2 第37項左欄第31行〜第36行,写真4c,4d |
| Apple Computer 「LisaDraw」 Manual Copyright 1983,1984 第137項 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009025920A (ja) * | 2007-07-17 | 2009-02-05 | Canon Inc | 情報処理装置及びその制御方法、コンピュータプログラム |
| US8112716B2 (en) | 2007-07-17 | 2012-02-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus and control method thereof, and computer program |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0772841A (ja) | 1995-03-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |