JP2021131145A - ボルト - Google Patents
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Abstract
【課題】締結状態を容易に確認可能なボルトを提供する。
【解決手段】ボルト20によれば、シャンク21Aと、シャンク21Aの一端に設けられ、凹部21cが形成されたヘッド21Bとを備え、凹部21cの底部21dには、構造色を呈する構造色部22が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】ボルト20によれば、シャンク21Aと、シャンク21Aの一端に設けられ、凹部21cが形成されたヘッド21Bとを備え、凹部21cの底部21dには、構造色を呈する構造色部22が設けられている。
【選択図】図1
Description
本開示は、ボルトに関する。
歪みゲージがボルト頭部の凹部に装着され、当該歪みゲージにより、ボルトの締付けおよびボルトのゆるみを検出するボルトが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記のボルトでは、歪みゲージの配線に所定の電圧を印加して出力電圧を測定し、その電圧値に基づき、ボルトが緩んでいるか否かを判断している。このように、ボルトの締結状態を検出するために電圧を印加する必要があるため、ボルトの締結状態の確認に手間がかかり、容易に確認することができない。
そこで本開示は、締結状態を容易に確認可能なボルトを提供することを目的の一つとする。
上記目的を解決するために、本開示の一態様であるボルトは、シャンクと、前記シャンクの一端に設けられ、凹部が形成されたヘッドと、前記凹部の底部に設けられ、構造色を呈する構造色部とを備える。
前記構造色部の前記シャンクに対する反対側には、前記シャンクの軸方向にのみ可視光を透過させる第1光学フィルタが設けられてもよい。
前記構造色部の前記シャンクに対する反対側には、所定の波長範囲の可視光のみを透過させる第2光学フィルタが設けられてもよい。
前記ヘッドには、前記凹部に連通し、前記シャンクの軸を挟むように一対のスリットが形成されてもよい。
前記構造色部は、構造色を呈するシート状部材であり、前記シート状部材は、前記凹部の底部に形成された収容凹部に設けられてもよい。
本開示によれば、締結状態を容易に確認可能なボルトを提供することができる。
本開示の一実施形態に係るボルト20が設けられた流体制御装置1について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る流体制御装置1の平面図である。
図1に示すように、流体制御装置1は、ベース2と、複数のガスライン10とを備える。
ベース2は、鋼材等により構成され、平板状をなしている。ベース2には、図示せぬ複数のボルト螺合孔が形成されている。各ガスライン10には、例えば可燃性ガスまたは支燃性ガスが流される。各ガスライン10の構成は同じであるので、以下では複数のガスライン10のうちの一つのガスライン10についてのみ説明を行う。
各ガスライン10は、複数の継手11と、複数の流体制御機器12〜18と、複数のボルト20とを備える。なお、図の簡略化のために、複数のボルト20については、一つのボルト20にのみ参照番号を付している。
複数の継手11は、ガスライン10の長手方向に沿って一列に並ぶように配置され、図示せぬボルト螺合孔に図示せぬボルトが螺合されることによりベース2に対し固定されている。継手11は、略直方体形状をなし、略V字状の流路が形成されている。なお、最上流側の継手11は、図示せぬ入口配管に接続され、最下流側の継手11は、図示せぬ出口配管に接続される。
複数の流体制御機器12〜18は、手動弁であるバルブ12と、レギュレータ(減圧弁)13と、圧力計14と、自動弁(例えば流体駆動式の自動弁)であるバルブ15、17,18と、流量制御機器(例えば、マスフローコントローラ(MFC:Mass Flow Controller))16とにより構成されている。各流体制御機器12〜18は、ボルト20が継手11に螺合されることにより、対応する継手11に固定されている。
次に、ボルト20について詳細に説明する。
図2の(a)はボルト20の斜視図、(b)はボルト20の平面図、(c)は(b)のC−C線に沿ったボルト20の断面図である。
図3は、ボルト20の分解斜視図である。
図3は、ボルト20の分解斜視図である。
ボルト20は、ボルト本体21と、構造色部22と、第1光学フィルタ23とを備える。
ボルト本体21は、鋼材等からなり、円柱状のシャンク21Aと、シャンク21Aの一端に設けられたヘッド21Bとを備える。シャンク21Aの他端側には、図示せぬ雄ねじ部が形成されている。ヘッド21Bには、6角柱状の凹部21cが形成されている。ヘッド21Bの凹部21cを画成する底部21dには、収容凹部21eが形成されている。
構造色部22は、本実施形態では、構造色を呈する円板状の樹脂製のシートにより構成され、収容凹部21eに張り付けられている。当該樹脂製のシートは、例えば、弾力性のあるシリコンゴムシート中に、可視光の波長と同様またはそれより小さいサイズの均一粒径のコロイド粒子を可視光の波長程度に周期的に配列させた構成(コロイド結晶)である。構造色部22は、外力を受けて変形することにより、コロイド粒子の配列周期が変化する。このため、ブラッグ回折の波長が変化し、構造色部22が呈する色も変化する。なお、構造色部22が呈する色は、見る角度に依存し、見る角度が異なると色も異なる。コロイド粒子としては、ポリスチレン粒子、PMMA粒子およびシリカ粒子等が挙げられる。
なお、構造色とは、光の波長、またはそれ以下の規則正しい微細構造や回折格子構造等による干渉色や遊色現象、薄膜干渉や多層膜干渉による発色等、特別の色素によらず物理的構造に基づく光学現象による発色や光沢のことをいう。
第1光学フィルタ23は、円板状をなし、その軸方向にのみ可視光を透過させる光学特性を有する。第1光学フィルタ23は、例えばルーバーフィルムであり、視野角を制御するために設けられている。第1光学フィルタ23は、構造色部22に張り付けられている。よって、第1光学フィルタ23は、シャンク21Aの軸方向にのみ可視光を透過させる。
以上説明した本実施形態のボルト20によれば、シャンク21Aと、シャンク21Aの一端に設けられ、凹部21cが形成されたヘッド21Bとを備え、凹部21cの底部21dには、構造色を呈する構造色部22が設けられている。
ボルト20が、各流体制御機器12〜18を継手11に固定するために、継手11に螺合された状態において、ボルト20のヘッド21Bは、各流体制御機器12〜18のボディを押圧する。この押圧により、ヘッド21Bは、ボディから反力を受け、シャンク21Aに軸力が生じる。この軸力により、ヘッド21Bがボディ側に引っ張られる。その結果、底部21d近傍へ応力が生じ、ヘッド21B(特に底部21d)が歪む。底部21dに生じた歪みによって、構造色部22が変形し、構造色部22が呈する色は変化する。
例えば、構造色部22に対し負荷がかかっていない状態で、構造色部22をシャンク21Aの軸方向から見た時の構造色部22の色が緑色、ボルト20を継手11に螺合させシャンク21Aに所望の軸力が生じている状態でヘッド21Bの底部21dの歪みによって変形した構造色部22をシャンク21Aの軸方向から見た時の構造色部22の色が赤色とする。この場合には、作業者がボルト20の締結時に、構造色部22をシャンク21Aの軸方向から見て、構造色部22が赤色になっていることを確認することにより、ボルト20が締結されたか否かを確認することができる。このように、本実施形態のボルト20では、構造色部22の色を視認するだけでボルト20の締結状態が分かるので、ボルト20の締結状態を容易に確認することができる。
なお、底部21dは全体が一様に歪むとは限らないので、底部21dの一部(例えば周縁部)が歪み、構造色部22の対応する部分の色が変化しているのを確認するようにしてもよい。
構造色部22のシャンク21Aに対する反対側には、シャンク21Aの軸方向にのみ可視光を透過させる第1光学フィルタ23が設けられている。これにより、ヘッド21Bの上側(シャンク21Aの軸方向)からしか、構造色部22の色を確認することができなくなるので、角度依存性を有する構造色部22の色を誤って認識するのを防止することができる。
構造色部22は、構造色を呈するシート状部材であり、凹部21cの底部21dに形成された収容凹部21eに設けられている。このように、構造色部22は、シート状部材であるので、容易にボルト本体21に設けることができ、ボルト20を容易に提供することができる。
なお、本開示は、上述した実施例に限定されない。当業者であれば、本開示の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。
図4、5に示すボルト120のように、ヘッド21Bに対し、凹部21cに連通し、シャンク21Aの軸を挟むように一対のスリット21fを形成してもよい。各スリット21fの底面は、底部21dと面一となるように形成されている。
かかるボルト120によれば、ヘッド21Bにスリット21fが形成されているので、ヘッド21Bがより変形しやすくなる。よって、底部21dの歪みをより大きくすることができる。その結果、構造色部22のシャンク21Aの軸力の変化に対する感度を、より大きくすることができ、ボルト20の締結状態をより的確に把握することができる。
また、スリット21fが形成されていることにより、スリット21fを介して構造色部22を視認可能であるが、第1光学フィルタ23により、構造色部22をヘッド21Bの上側からしか、構造色部22の色を確認することができないので、構造色部22の色を誤って認識するのを防止することができる。
図6に示すボルト220のように、構造色部22のシャンク21Aに対する反対側に、所定の波長範囲の可視光のみを透過させる第2光学フィルタ24を設けてもよい。第2光学フィルタ24は、バンドパスフィルタであり、例えば、赤色の波長(620〜750nm)の光のみを透過させる。
かかるボルト220によれば、ボルト20が所望の軸力で締結されているときに構造色部22をシャンク21Aの軸方向から見た時の構造色部22の色が赤色の場合に、作業者は赤色しか視認することができないので、構造色部22の色を誤って認識するのを防止することができる。
また、第1光学フィルタ23に代えて、第2光学フィルタ24だけを設けてもよい。
上記の実施形態では、構造色部22は、構造色を呈する樹脂製のシートであったが、他の形態であってもよい。例えば、底部21dの表面に、定の配列周期の微細な凹凸構造を形成して構造色部としてもよい。微細な凹凸構造は、例えば、レーザ加工により形成してもよい。また、構造色部22は、微細な粒子を含む塗料を底部21dに塗布して乾燥させることにより、当該粒子が規則的に配列されるものであってもよい。また、構造色部22は、多層膜による干渉により構造色を呈する部材であってもよい。
20:ボルト
21A:シャンク
21B:ヘッド
21c:凹部
21d:底部
21e:収容凹部
21f:スリット
22:構造色部
23:第1光学フィルタ
24:第2光学フィルタ
21A:シャンク
21B:ヘッド
21c:凹部
21d:底部
21e:収容凹部
21f:スリット
22:構造色部
23:第1光学フィルタ
24:第2光学フィルタ
Claims (5)
- シャンクと、
前記シャンクの一端に設けられ、凹部が形成されたヘッドと、
前記凹部の底部に設けられ、構造色を呈する構造色部と、を備えるボルト。 - 前記構造色部の前記シャンクに対する反対側には、前記シャンクの軸方向にのみ可視光を透過させる第1光学フィルタが設けられている、請求項1に記載のボルト。
- 前記構造色部の前記シャンクに対する反対側には、所定の波長範囲の可視光のみを透過させる第2光学フィルタが設けられている、請求項1または請求項2に記載のボルト。
- 前記ヘッドには、前記凹部に連通し、前記シャンクの軸を挟むように一対のスリットが形成されている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のボルト。
- 前記構造色部は、構造色を呈するシート状部材であり、
前記シート状部材は、前記凹部の底部に形成された収容凹部に設けられている、請求項1または請求項2に記載のボルト。
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|---|---|
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2020
- 2020-02-21 JP JP2020027857A patent/JP2021131145A/ja active Pending
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