JP2018134067A - 電気加熱型喫煙具 - Google Patents

Abstract

【課題】 様々な場所で電池の充電が可能で、しかも自動車の運転中などにおいても、片手で操作可能な、電気加熱型喫煙具を提供する【解決手段】 有底孔からなる電気加熱型タバコ７挿入部と、前記有底孔の側壁または底部の少なくともいずれに設けられた加熱ブレードと、前記有底孔の付近に配され、前記加熱ブレードに給電するための二次電池とを有する電気加熱型ホルダー１と、前記電気加熱型ホルダー１の収納部と、外部電源への接続手段を備え、前記前記二次電池を充電するための充電手段とを備えてなる充電用アダプター２と、により電気加熱型喫煙具を構成する。このような構成とすることで、充電用アダプター２をフック吸盤などの接合手段で車内に固定し、車載のシガーソケットなどに接続することで、自動車の運転中も充電可能で、片手で喫煙できる。【選択図】図１

Description

本発明は、周囲に煙や臭いの影響を及ぼさない電気加熱型喫煙具に関わり、特に自動車の運転中などに片手で操作でき、かつ、充電可能な環境が広い電気加熱型喫煙具に関わるものである。

近年、受動喫煙などの問題から、歩行しながらの喫煙が禁止されたり、公共の建物の中は原則として禁煙としたりするなどの例があるように、喫煙場所の規制が厳しくなっている。

このような状況から、従来の喫煙者の中には禁煙する人がいる一方で、煙を発生させない電気加熱型タバコが開発され、禁煙が困難な人々に支持されている。これは、タバコの燃焼により生じる煙を吸引するのではなく、ニコチンなどの成分を含有するタバコの代用品を専用の喫煙具で加熱して、気化したニコチンなどの成分を吸入するものである。

この喫煙方法の第一の利点は、タバコを燃焼させないので、非喫煙者が嫌悪する煙や臭いを生じないことであり、これによって前記の受動喫煙の問題が大幅に減少する。また、ニコチンは強い習慣性を有し、喫煙者の禁煙を困難とする理由の一つとなっている他、タバコの燃焼によって生じるタール成分が、肺癌や肺気腫のような呼吸器障害の原因となることも周知の事実となっている。

しかし、前記のように、電気加熱型タバコでは、タバコに点火しないので、タールの発生も抑制可能であり、喫煙者の健康障害予防に有用となる。これが、この喫煙方法の第二の利点である。

そして、このような電気加熱型喫煙具として、特許文献１に開示されているような、ほぼ円筒形のチャンバ、空気供給開口部、喫煙物品の挿入口、温度を１６０〜２００℃に保持するための加熱器、加熱器に電気エネルギを供給・制御するための回路を備えた、無煙方式でシガレットを使用するための点火器がある。

また、特許文献２には、エーロゾル形成基体を有する喫煙物品を挿入可能で、加熱要素に電力を供給するための一次電源と二次電源を備えた電気加熱式喫煙システムが開示されている。

図２は、前記の技術による、従来の電気加熱型喫煙具の一例を示す図である。図２において、８ａは喫煙具本体、８ｂは喫煙具カバー、９は電気加熱型タバコのホルダー、１０は電気加熱式型タバコである。

この例では、ホルダー９における破線で示した部分に、電気加熱型タバコ１０を収納し、電気加熱型ホルダー９には、電気加熱型タバコ１０が接する部分に、電気加熱手段が設けられ、当該電気加熱手段に給電するための第一の二次電池と制御装置設けられている。利用者は、電気加熱型タバコ１０の、電気加熱型ホルダー９から露出した部分を口に挟み、加熱により発生する成分を吸入する。

また、本体８ａには、図示した破線の部分に、電気加熱型ホルダー９を収納するためのチャンバが設けられ、前記の第一の二次電池を充電するための、第二の二次電池と制御装置が設けられている。つまり、利用者は、電気加熱型ホルダー９を本体８ａに収納した状態で携行し、第二の二次電池により第一の二次電池が充電された電気加熱型ホルダー９に、電気加熱型タバコ７を挿入し、本体８ａから取り出して喫煙することになる。

そして、本体８ａに備えられた第二の二次電池が放電した後は、本体８ａを別途に準備した充電装置にセットして、充電する必要がある。このため、利用者は電池の充電状態に配慮しなければならず、いわゆるヘビースモーカーには十分に対応したものではない。

また、図２に示した従来の電気加熱型喫煙具では、利用の際に、カバー８ｂを開いて、電気加熱型ホルダー９を取り出す必要があるため、片手での操作が困難であり、例えば自動車の運転中は、利用できないなどの難点がある。

特表２００９−５０９５２１号公報 特表２０１２−５２７２２２号公報

本発明の課題は、前記の課題に鑑み、利用者が外出している際にも電池の充電が可能で、しかも片手で操作可能な、電気加熱型喫煙具を提供することである。

近年スマートフォンを始めとする携帯端末の普及に伴い、各種機器のＵＳＢインターフェイスを用いて充電する電池が市販されている。また、車載のシガーソケットの電源からＵＳＢインターフェイスを介して各種機器を充電する変換器が販売されている。本発明はこれらを利用して充電可能で、かつ片手で操作可能な、電気加熱型喫煙具の構造を鋭意検討した結果、なされたものである。

つまり、本発明によれば、有底孔からなる電気加熱型タバコの挿入部と、前記有底孔の側壁または底部の少なくともいずれに設けられた加熱ブレードと、前記有底孔の付近に配され、前記加熱ブレードに給電するための二次電池とを有する電気加熱型ホルダーと、前記電気加熱型ホルダーの収納部と、外部電源への接続手段を備え、前記前記二次電池を充電するための充電手段とを備えてなる充電用アダプターと、を有することを特徴とする電気加熱型喫煙具が得られる。

本発明の電気加熱型喫煙具は、ＵＳＢインターフェイスなどを介して充電可能な充電用アダプターを備えていることから、様々な環境で充電可能であることから、電池の充電状態を配慮することなく喫煙することができる。また、机上や自動車の運転席の傍に、フックや吸盤などの接合手段を用いて固定可能な構造とすることにより、片手で操作することが可能となる。

本発明に係る電気加熱型喫煙具の一例を示す図 従来の電気加熱型喫煙具の一例を示す図

次に本発明の実施の形態について、具体的な図を参照しながら説明する。図１は本発明に係る電気加熱型喫煙具の一例を示す図である。図１において、１は電気加熱型タバコのホルダー、２は充電用アダプター、３は充電装置、４はコード、５はＵＳＢプラグ、６は給電ユニット、７は電気加熱型タバコである。

電気加熱型タバコのホルダー１は、図における上端に電気加熱型タバコ７の収納部が設けられている。そして、図示していないが、収納部の傍には、電気加熱型タバコ７を加熱するための加熱ブレードが設けられている。また、これも図示していないが、電気加熱型タバコのホルダー１内部には、加熱ブレードに給電するための二次電池と、加熱ブレードの温度を制御するための制御回路が内蔵されて、電気加熱型タバコ７を、所要温度に所要時間だけ保持できるようになっている。

充電用アダプター２には、加熱式タバコのホルダー１に内蔵されている二次電池を充電するための充電装置３が設けられ、この充電装置３への給電には、コード４とＵＳＢプラグ５を介して接続される、給電ユニットが用いられる。ここではＵＳＢプラグ５を給電ユニット６のＵＳＢ用ソケットに挿入して給電する例を示しているが、車載のシガーソケットから直接給電する給電ユニットが使用可能な構造とすることも可能である。

また、ここでは、充電用アダプター２に、図２に示した電気加熱型ホルダー９のような装置を収納可能とした例を示したが、図２に示した本体８ａを収納して、充電できるようにすることが可能であることは勿論である。そして、前述したように、充電用アダプターにフックや吸盤などの接合手段を設けることによって、例えば自動車の運転席の周囲に取り付ければ、運転中にも、片手で操作して喫煙できる。

以上に説明したように、本発明によれば、片手で操作可能で、かつ、様々な場所で、充電が可能な電気加熱型喫煙具を提供できる。なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の分野における通常の知識を有する者であれば想到し得る、各種変形、修正を含む、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本発明に含まれることは勿論である。

１，９・・・電気加熱型ホルダー ２・・・充電用アダプター
３・・・充電装置 ４・・・コード ５・・・ＵＳＢプラグ
６・・・給電ユニット ７，１０・・・電気加熱型タバコ
８ａ・・・喫煙具本体 ８ｂ・・・喫煙具カバー

Claims (1)

1. 有底孔からなる電気加熱型タバコの挿入部と、
   前記有底孔の側壁または底部の少なくともいずれに設けられた加熱ブレードと、
   前記有底孔の付近に配され、前記加熱ブレードに給電するための二次電池とを有するホルダーと、
   前記ホルダーの収納部と、外部電源への接続手段を備え、前記前記二次電池を充電するための充電手段とを備えてなる充電用アダプターと、
   を有することを特徴とする電気加熱型喫煙具。

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