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JP2018183734A - 金属を含む廃プラスチック類の選別設備 - Google Patents

金属を含む廃プラスチック類の選別設備 Download PDF

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Abstract

【課題】廃プラスチック類の比重差を利用して選別するが、分離に使用する水を異なる形態で流動させ、かつこれを組み合わせることにより、廃プラスチック類を迅速に分離、選別する。複数種類に細かく選別する。【解決手段】廃プラスチック類を粉砕する洗浄粉砕機1と、洗浄粉砕物を金属粉砕物Mと浮きプラスチック粉砕物FPと、軽・重プラスチック粉砕物LP,HPとに水の渦流と比重差で分離する渦流式円筒分離水槽3と、分離選別された軽・重プラスチック粉砕物LP,HPを軽プラスチック粉砕物と重プラスチック粉砕物HPとに比重差で分離する流水式比重選別機5とを備え、これらの処理機を同一の場所に配置した。【選択図】図1

Description

本発明は、廃棄されたプラスチック類を再資源化する技術に係り、特に金属を含む廃プラスチック類を粉砕してその粉砕物を、金属類とプラスチック類に選別し、このプラスチック類については更に比重の軽いものから重たいプラスチック類に細かく選別して回収する金属を含む廃プラスチック類の選別設備及びその選別処理方法に関するものである。
廃プラスチック類には、PETボトル、廃タイヤ、合成ゴムくず、合成繊維くず、ビニールシート屑等、固形状、フィルム等種々のものがある。例えば、自動車が廃車になった後、自動車は鉄やアルミニウム等の金属が使用され、バッテリー等の有用部品が多く使用される。危険物を除去し、破砕して鉄スクラップを回収した後、残渣となっているプラスチック類、導線、非鉄金属類を廃自動車シュレッダーダストから有価物として回収する。具体的に有価物として比重の軽いプラスチック類、比重の重いプラスチック類、導線、その他の種類の金属に分離・精製される。
そこで、有価物として比重の軽いプラスチック類、比重の重いプラスチック類、導線、その他の種類の金属に分離する技術が提案されている。例えば、特許文献1の特開2004−58032公報「廃自動車シュレッダーダストから有価物を回収する方法」には、廃自動車を解体した後、ゴミとなり廃棄処分されるシュレッダーダストからプラスチック類、金属類を湿式による比重選別機により分別、回収して再資源化物とする方法。廃自動車のシュレッダーダストから軽比重プラスチック、重比重プラスチックを湿式による比重選別機により分別して、再資源化物とする方法。さらに廃自動車のシュレッダーダスト中の水より軽い物質と重い物質を分離するための浮遊物分離槽は空気、気泡を間欠的に排出させる脈動バブリング槽と沈降槽を備え付けたことを特徴としている装置が提案されている。
また、特許文献2の特開2003−19713公報「金属複合プラスチック廃棄物の処理方法」には、金属複合プラスチック廃棄物を、200℃から280℃の範囲内の温度に加熱した、300℃以上の沸点および90℃〜140℃の範囲内の軟化点を有する有機熱媒体によって、プラスチック成分と無機材料成分とを分離する分離工程を備えた、金属複合プラスチック廃棄物の処理方法が提案されている。
特開2004−58032公報 特開2003−19713公報
特許文献1の「廃自動車シュレッダーダストから有価物を回収する方法」は、浮遊物分離槽は空気、気泡を間欠的に排出させる脈動バブリング槽と沈降槽により、廃自動車のシュレッダーダスト中の水より軽い物質と重い物質を分離する方法である。しかし、特許文献1の回収する方法は、自然沈降のため処理速度が遅いという問題を有していた。また、この特許文献1の回収方法は、空気、気泡を用いただけで、比重の異なるプラスチック類を細かく分離選別することはできなかった。
また、特許文献2の「金属複合プラスチック廃棄物の処理方法」は、金属複合プラスチック廃棄物を、200℃から280℃の範囲内の温度に加熱した、300℃以上の沸点および90℃〜140℃の範囲内の軟化点を有する有機熱媒体によって、プラスチック成分と無機材料成分とを分離する方法である。しかし、特許文献2の処理方法は、加熱により、金属類からプラスチック類を溶融除去するため、その後のプラスチック類については細かく分離選別できないという問題を有していた。しかも、加熱工程が必要なために、廃棄物処理の処理コストが大きくなるという問題を有していた。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、廃プラスチック類の比重差を利用して選別するが、分離に使用する水を異なる形態で流動させ、かつこれを組み合わせることにより、複数種類の廃プラスチック類を迅速に分離、選別することができ、しかも細かく選別することができる金属を含む廃プラスチック類の選別設備及びその選別処理方法を提供することにある。
本発明の選別設備は、処理機を用いて金属を含む廃プラスチック類を、各プラスチック粉砕物(FP,LP,HP)と金属粉砕物(M)に分離し、更にプラスチック粉砕物(FP,LP,HP)を比重差で数種類に分離選別する金属を含む廃プラスチック類の選別設備であって、
金属を含む廃プラスチック類について洗浄しながら所定の形状及び大きさに粉砕するために、装置本体(9)に回転刃と粉砕物を洗浄する水を噴射する噴射機を有する洗浄粉砕機(1)と、
前記洗浄粉砕機(1)で洗浄粉砕された洗浄粉砕物を、金属粉砕物(M)と浮きプラスチック粉砕物(FP)と、金属粉砕物(M)と浮きプラスチック粉砕物(FP)の中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)とに水の渦流と比重差で分離するために、円筒水槽(12)内の水をかき回すプロペラ(13)と、沈降した金属粉砕物(M)を排出させる該円筒水槽(12)の底部に形成された漏斗状排出口(14)と、該円筒水槽(12)の開口周縁に取り付けられた、分離された軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を取り出す排出装置(4)それぞれを有する渦流式円筒分離水槽(3)と、
前記渦流式円筒分離水槽(3)で分離選別された軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を、比重の軽い軽プラスチック粉砕物と、水底に沈降する比重の重い重プラスチック粉砕物(HP)とに比重差で分離するために、箱型選別水槽(20)の上面に取り付けられた複数のパドル(22)と、該箱型選別水槽(20)の底部に取り付けられた、沈降した重プラスチック粉砕物(HP)を排出する排出機(5)と、を有する流水式比重選別機(5)と、
前記流水式比重選別機(5)で選別された重プラスチック粉砕物(HP)を、振動させて粒状のプラスチック粉砕物は下方に、粉末状のプラスチック粉砕物は上方に分離するために、プラスチック粉砕物を入れる筐体(25)と、該筐体(25)を振動させる加振機と、を有する振動分離機(7)を、備え、
前記洗浄粉砕機(1)に隣接して前記渦流式円筒分離水槽(3)を配置し、該渦流式円筒分離水槽(3)に隣接して前記流水式比重選別機(5)を配置し、該流水式比重選別機(5)に隣接して前記振動分離機(7)を同一の場所に配置した、ことを特徴とする。
前記渦流式円筒分離水槽(3)の開口中央位置に、分離された浮きプラスチック粉砕物(FP)を回収するための吸引口(16)を取り付けた構成が好ましい。
前記流水式比重選別機(5)は、下向きシリンドリカル形状の底部(19)を有する箱型選別水槽(20)の長手方向の一端に軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)の投入部(21)を有し、
軽プラスチック粉砕物(LP)を排出するために、該投入部(21)から他端に向けて回転するパドル(22)が、該箱型選別水槽(20)の開口に長手方向に複数取り付けられ、
該箱型選別水槽(20)の底部(19)に、その長手方向にスクリューコンベア (23)が取り付けられ、沈降分離された重プラスチック粉砕物(HP)を前記排出機(6)へ搬送するように構成したものが好ましい。
本発明の選別処理方法は、金属を含む廃プラスチック類について、プラスチック粉砕物(FP,LP,HP)と金属粉砕物(M)とに比重差で分離し、更に分離されたプラスチック類を比重差で数種類に分離する各工程全てを同一の場所に配置した処理機で選別処理する金属を含む廃プラスチック類の選別処理方法であって、
金属を含む廃プラスチック類について、回転させ、水を噴射して洗浄しながら所定の形状及び大きさに粉砕する洗浄粉砕工程(S1)と、
廃プラスチック類の粉砕物を、渦流式円筒分離水槽(3)において水流に抗して水底に沈降する金属粉砕物(M)と、回転する水流と共に浮遊する浮きプラスチック粉砕物(FP)と、金属粉砕物(M)と浮きプラスチック粉砕物(FP)の中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)は水流と共に回転させて各比重差で3種類に選別する渦流式比重分離工程(S2)と、
選別された軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を、流水式比重選別機(5)において表層の水をかきながら、比重の軽い軽プラスチック粉砕物(LP)と、水底に沈降する比重の重い重プラスチック粉砕物(HP)とに比重差で2種類に選別する流水式比重分離工程(S3)と、
前記重プラスチック粉砕物(HP)を、振動分離することで、粒状のプラスチック粉砕物と粉末状のプラスチック粉砕物とに2種類に選別する振動分離工程(S4)と、から成る、ことを特徴とする。
前記流水式比重分離工程(S3)の次に、軽プラスチック粉砕物(LP)を回収する前に該軽プラスチック粉砕物の水分を除去する軽プラスチック粉砕物脱水工程(S5)を有する構成が好ましい。
前記流水式比重分離工程(S3)の次に、重プラスチック粉砕物(HP)を振動分離工程(S4)に入る前に該重プラスチック粉砕物(HP)の水分を除去する重プラスチック粉砕物脱水工程(S6)を有する構成が好ましい。
前記渦流式比重分離工程(S2)において塩水を用いる、ことができる。
前記流水式比重分離工程(S3)において塩水を用いる、ことができる。
本発明の選別設備では、渦流式円筒分離水槽(3)と流水式比重選別機(5)とを組み合わせて、金属を含む廃プラスチック類について容易に分離選別ができ、プラスチック類については浮きプラスチック類、軽プラスチック類と重プラスチック類の3種類に迅速に分離選別することができる。
本発明の選別設備では、各処理機が同一の場所に配置され、処理機が隣接して配置されているので、短時間で分離選別し、回収することができる。2種類の水槽(3,5)を用い、比重差を利用して分離するので、処理コストを低減することができる。
本発明の選別処理方法では、洗浄粉砕工程(S1)で粉砕した粉砕物を3種類に選別する渦流式比重分離工程(S2)と、軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を2種類に分離する流水式比重分離工程(S3)と、重プラスチック粉砕物(HP)を2種類に選別する振動分離工程(S4)とから成り、2種類の水槽(3,5)を用い、比重差を利用して選別するので、処理コストを低減することができる。しかも、燃焼処理ではないので、環境に悪影響を及ぼすことがなく、処理コストが高騰することがない。
実施例1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備を示す配置平面図である。 実施例1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備であり、上側に洗浄粉砕機、渦流式円筒分離水槽と流水式比重選別機を示し、下側に振動分離機を示す配置正面図である。 本発明の渦流式円筒分離水槽の一部断面にした概略説明図である。 本発明の流水式比重選別機の一部断面にした概略説明図である。 本発明の選別処理方法における具体的な処理工程を示すフロー図である。 本発明の選別処理方法における各工程フロー図と、分離選別された粉砕物を示す概略説明図である。
本発明の金属を含む廃プラスチック類の選別設備は、金属を含む廃プラスチック類を洗浄粉砕する洗浄粉砕機と、洗浄粉砕物を、金属粉砕物と浮きプラスチック粉砕物と、その中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物とに水の渦流により比重差で分離するため渦流式円筒分離水槽と、分離された軽・重プラスチック粉砕物を、比重の軽い軽プラスチック粉砕物と、水底に沈降する比重の重い重プラスチック粉砕物とに比重差で分離する流水式比重選別機の全てを同一の場所に配置した設備である。
<各処理機の配置>
図1は実施例1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備を示す配置平面図である。図2は実施例1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備であり、上側に洗浄粉砕機、渦流式円筒分離水槽と流水式比重選別機を示し、下側に振動分離機を示す配置正面図である。
実施例1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備は、次のような処理機が配置された設備である。洗浄粉砕機1の排出口2に隣接して渦流式円筒分離水槽3が配置され、この渦流式円筒分離水槽3の排出装置4に隣接して流水式比重選別機5が配置されている。更に、流水式比重選別機5の排出機6に隣接して振動分離機7が配置されている。
これらの各処理機が同一の場所に配置されている。図示するように、回収された金属粉砕物とプラスチック粉砕物は、並列して設置したそれぞれの回収袋8に選別した廃プラスチック等が回収されるようになっている。または各処理機に隣接して回収袋8がそれぞれ配置され、これらの回収袋8に選別した廃プラスチック類が回収されるようにすることができる。
洗浄粉砕機1は、装置本体9内に、回転刃と粉砕物を洗浄する水を噴射する噴射機とを有する処理機である。洗浄粉砕機1は、投入口10から投入される廃プラスチック類を、洗浄しながら所定の形状及び大きさに粉砕する。なお、この洗浄粉砕機1で処理する前に、廃自動車のバンパーのように大きな廃プラスチック類については、この洗浄粉砕機1の投入口10に投入できる程度の大きさに粗破砕処理機又は粗粉砕処理機で処理する。
この洗浄粉砕機1で処理された洗浄粉砕物には、金属粉砕物M、水より比重の軽い浮きプラスチック粉砕物FPと、金属粉砕物Mと浮きプラスチック粉砕物FPの中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物LP,HPとが混在している。本発明は、それぞれの比重の差を利用して、種々の異なるプラスチック類を一か所で選別処理するものである。
<プラスチック類の比重(密度(g/cm))>
本発明の選別設備、選別工程で処理する浮きプラスチック類、軽プラスチック類、重プラスチック類については、次のような比重差で区分けしている。但し、低密度又は高密度の相違、グラスファイバー(GF)を充填した場合、タルク(滑石)を配合したもの、その他の素材を充填した場合はこれらの数値とは異なる場合がある。
「浮きプラスチック類」としては、比重(密度(g/cm))が、
0.91〜0.96のポリエチレン(PE)、
0.90〜0.91のポリプロピレン(PP)などがある。
「軽プラスチック類」としては、比重(密度(g/cm))が、
1.04〜1.09のポリスチレン(PS)、
1.07〜1.10のAS樹脂(アクリロニトリルスチレン)、
1.01から1.04のABS樹脂(ABS)、などがある。
「重プラスチック類」としては、比重(密度(g/cm))が、
1.35から1.45のポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、
1.17から1.20のアクリル樹脂、メタクリル樹脂(PMMA)、
1.34から1.39のPET樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
1.19から1.31のPVAL樹脂、ポリビニルアルコール(PVAL)、
1.65から1.72のポリ塩化ビニリデン(PVDC)、
1.75から1.78のポリフッ化ビニリデン(PVDF)、
1.13から1.15のナイロン66(ポリアミド)(PA66)、
1.42のポリカーボネート(PC)、
1.31から1.38のPBT樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、
1.34のポリフェニレンスルファイト(PPS)、
1.43から1.51のポリイミド樹脂(PI)、
1.27のポリエーテルイミド(PEI)、
1.24のポリスルフォン(PSF)、
2.14から2.2のポリテトラフルオンエチレン、フッソ樹脂(PTFE)などがある。
以上が熱可塑性のプラスチックに関するものである。熱可塑性のプラスチックは、加熱すると分子運動が激しくなり軟化、冷却すると固化し、これを繰りかえすことでさまざまな形状にする。用途としては容器包装(フィルム、シート、ボトル)、日用品・雑貨から家電、自動車部材まで広範囲にわたり再利用される。
熱硬化性のプラスチックは、一度硬化したものは加熱しても再び流動性を持つことがない。この性質を活かして食器類、電気機器の基板、ゴルフのシャフトやテニスのラケット、FRPの船舶などに再利用されることがある。
熱硬化性の「重プラスチック類」としては、比重(密度(g/cm))が、
1.21から1.30のフェノール樹脂(PF)、
1.47から1.52のユリア樹脂(UF)、
1.48のメラミン樹脂(MF)、
1.10から1.46の不飽和ポリエステル(UP)、
1.1から1.5のPU(ポリウレタン)、
1.55から1.68のアクリル樹脂、ジアリルフタレート(PDAP)、
1.11から1.40のエポキシ樹脂(EP)などがある。
因みに、「金属」の鉄(Fe)の比重(密度(g/cm))は7.87、アルミニウム(Al)は2.67、銅(Cu)は8.96である。
<渦流式円筒分離水槽の構成>
図3は本発明の渦流式円筒分離水槽の一部断面にした概略説明図である。
洗浄粉砕機1で処理された洗浄粉砕物には、上述したように水より比重の軽い浮きプラスチック粉砕物FP、金属粉砕物Mと浮きプラスチック粉砕物FPの中間の比重を有する軽プラスチック粉砕物LP、重プラスチック粉砕物HPと金属粉砕物Mとが混在している。そこで、洗浄粉砕物について渦流式円筒分離水槽3で選別する。洗浄粉砕機1で処理された洗浄粉砕物は、この渦流式円筒分離水槽3にスクリューコンベアなどの搬送機11で搬送、投入される。
渦流式円筒分離水槽3は、円筒水槽12内の水をかき回すプロペラ13と、金属粉砕物Mを沈降させる円筒水槽12の底部に形成された漏斗状排出口14と、円筒水槽12の開口周縁に取り付けられた、渦流水で分離された軽・重プラスチック粉砕物LP,HPを取り出す排出装置4それぞれを有する分離水槽である。この排出装置4は軽・重プラスチック粉砕物LP,HPは渦流水で円筒水槽12の内壁面において回動するので、円筒水槽12の開口周縁に取り付けられている。
最初に渦流式円筒分離水槽3では、洗浄粉砕物の中の金属粉砕物Mは重たいので渦流水に抗してすぐに沈降する。沈降した金属粉砕物Mは円筒水槽12底部の漏斗状排出口14から回収する。
洗浄粉砕物の中の軽・重プラスチック粉砕物LP,HPは渦流水と共に回動し、遠心力により円筒水槽12の内壁面に集まる。この軽・重プラスチック粉砕物LP,HPは円筒水槽12の開口周縁に取り付けられた排出装置4から回収する。
洗浄粉砕物の中の浮きプラスチック粉砕物FPは、渦流水と共に水中で回動しながら水表面に浮上する。更に、円筒水槽12の開口中央部分に浮いた状態になる。この分離された浮きプラスチック粉砕物FPは、渦流式円筒分離水槽3の開口中央位置に取り付けられた吸引口16から吸引され、エアダンパ17を用いて回収袋8に回収される。このとき脱水、乾燥処理をする場合がある。
このように渦流式円筒分離水槽3では、渦流水にあまり影響されない金属粉砕物Mと浮きプラスチック粉砕物FPの中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物LP,HPは、渦流による遠心力により分離する。この渦流式円筒分離水槽3では、金属粉砕物Mとプラスチック粉砕物との分離選別だけでなく、浮きプラスチック粉砕物FPと軽・重プラスチック粉砕物LP,HPとの分離選別も同時に行うことができる。因みに、ポリプロピレン(PP)のタルク強化(タルク配合)されたものは、浮きプラスチック粉砕物FPから軽プラスチック粉砕物LPになり、本発明の渦流式円筒分離水槽3において効率よく分離選別することができた。
<流水式比重選別機の構成>
図4は本発明の流水式比重選別機の一部断面にした概略説明図である。
渦流式円筒分離水槽3で選別処理された軽・重プラスチック粉砕物LP,HPは、スクリューコンベアなどの搬送機11で流水式比重選別機5に搬送、投入される。流水式比重選別機5は、下向きシリンドリカル形状の底部19を有する箱型選別水槽20の長手方向の一端に軽・重プラスチック粉砕物LP,HPの投入部21を有する。流水式比重選別機5は、軽プラスチック粉砕物LPを排出するために、箱型選別水槽20の投入部21から他端に向けて回転するパドル22が複数取り付けられている。これらのパドル22により箱型選別水槽20内の水が流れるようになる。
箱型選別水槽20の底部19に、その長手方向にスクリューコンベア23が取り付けられ、分離された重プラスチック粉砕物HPを排出部24へ搬送するようになっている。なお、スクリューコンベア23は一例であって他の搬送手段を用いることも可能である。
このように流水式比重選別機5では、この流水中において自然沈降に比較して短時間で重プラスチック粉砕物HPを軽プラスチック粉砕物LPから分離選別することができる。分離選別された軽プラスチック粉砕物LPは、エアダンパ17を用いて回収袋8に回収される。このとき脱水、乾燥処理をする場合がある。
<振動分離機の構成>
流水式比重選別機5で選別された重プラスチック粉砕物HPは、脱水機24で脱水し、次に振動分離機7で振動させて粒状のプラスチック粉砕物は下方に、粉末状のプラスチック粉砕物は上方に分離する。この振動分離機7は、プラスチック粉砕物を入れる筐体25と、この筐体25を振動させる加振機とを有する処理機である。
重プラスチック粉砕物HPは、所定の粒度が良粒度品となり、粉末状の重プラスチック粉砕物HPは再利用の際に取り扱いは煩雑になり不良粒度品となる。そこで、この振動分離機7で不良粒度品から良粒度品を選別する。その後、この良粒度品はエアダンパ17を用いて回収袋8に回収する。
本発明の選別設備は、このように同一の場所に各処理機を配置した。円筒分離水槽12の排出装置4に隣接して流水式比重選別機5を配置した。そこで、金属を含む廃プラスチック類について、金属類(金属粉砕物M)とプラスチック類(プラスチック粉砕物FP,LP,HP)とに分離するだけでなく、プラスチック類についても浮きプラスチック類、重プラスチック類と重プラスチック類の3種類に分離処理することができる。しかも、同じ場所で処理できるので、短時間で分離し、回収することができる。2種類の水槽3,5を用い、比重差を利用して分離するので、処理コストを低減することができる。最終的には4種類に選別処理することができる。
図5は本発明の選別処理方法における具体的な処理工程を示すフロー図である。図6は本発明の選別処理方法における各工程フロー図と、分離選別された粉砕物を示す概略説明図である。
実施例2の選別処理方法は、主に洗浄粉砕工程S1と、渦流式比重分離工程S2と、流水式比重分離工程S3と、振動分離工程S4と、から成る処理方法である。金属を含む廃プラスチック類について、プラスチック粉砕物FP,LP,HPと金属粉砕物Mとに比重差で分離し、更にプラスチック類を比重差で数種類に分離する各工程全てを同一の場所に配置した処理機で処理する選別方法である。
洗浄粉砕工程S1は、洗浄粉砕機1内において、所定の大きさに破砕した金属を含む廃プラスチック類を回転させ、水を噴射して洗浄しながら所定の形状及び大きさに粉砕する処理工程である。
第一選別工程は、主に洗浄粉砕物を浮きプラスチック粉砕物FP、軽・重プラスチック粉砕物LP,HP及び金属粉砕物Mの3種類に分離する渦流式比重分離工程S2である。
渦流式比重分離工程S2は、洗浄粉砕物を渦流式円筒分離水槽3において、水流に抗して渦流式円筒分離水槽3の中心の水底に金属粉砕物Mを沈降させる。回転する水流と共に渦流式円筒分離水槽3の水面かつ中央に浮きプラスチック粉砕物FPを浮遊させて取り出す。金属粉砕物Mと浮きプラスチック粉砕物FPの中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物LP,HPは水流と共に水中で回転させて渦流式円筒分離水槽3の周縁から取り出す。渦流式比重分離工程S2は、渦流により各粉砕物の比重差を利用して3種類に分離する。
第二選別工程は、第一選別工程の渦流式比重分離工程S2で分離した軽プラスチック粉砕物LPと重プラスチック粉砕物HPの混合物を軽プラスチック粉砕物LPと重プラスチック粉砕物HPの2種類に分離する流水式比重分離工程S3である。
流水式比重分離工程S3は、軽・重プラスチック粉砕物LP,HPを、流水式比重選別機5において表層の水をパドル22でかきながら流水を形成し、比重の軽い軽プラスチック粉砕物LPと、水底に沈降する比重の重い重プラスチック粉砕物HPとに比重差で2種類に分離する処理工程である。自然沈降では長時間を要するが、流水を用いることで重プラスチック粉砕物HPから軽プラスチック粉砕物LPを短時間で分離選別することができる。
<塩水を利用した分離法>
流水式比重分離工程S3においては、一般的には水を利用して分離選別する。しかし、塩水を利用して分離選別することも可能である。例えば、PETボトルをキャップ、ラベルが付いた状態のまま破砕、洗浄する。ボトル本体はPETであるが、ボトルに巻きつけてあるラベルはPS、キャップはPPである。このままでは複数の種類のプラスチックが混在した状態で再利用できない。各プラスチックの比重は、上述したように本体(PET)が一番重く1.34〜1.39、ラベル(PS)が次いで1.04〜1.09、キャップ(PP)が最も軽く0.90〜0.91である。キャップ(PE)は水に浮き、本体PET、ラベル(PS)は沈降する。
まず、破砕物を水の水槽を通すことにより、キャップ(PP)が分離する。本体(PET)、ラベル(PS)は共に水に沈降するが、ラベル(PS)の比重は水より僅かに重いだけである。そこで水に塩を加え、その塩水の比重をPSの1.04〜1.07以上、本体のPETの比重よりは軽い1.38以下にすれば、本体のPETは沈降し、ラベルのPSは浮き、本体のPET部分のみを分離抽出できる。この塩水を利用する分離選別は、流水式比重分離工程S3に限らず渦流式比重分離工程S2にも利用することができる、
流水式比重分離工程S3の次に、軽プラスチック粉砕物LPを回収する前に軽プラスチック粉砕物の水分を除去する軽プラスチック粉砕物脱水工程S5を設ける。
同じく、流水式比重分離工程S3の次に、重プラスチック粉砕物を振動分離工程S4に入る前に重プラスチック粉砕物HPの水分を除去する重プラスチック粉砕物脱水工程S6を設ける。
振動分離工程S4は、重プラスチック粉砕物HPを、振動分離することで、粒状のプラスチック粉砕物と粉末状のプラスチック粉砕物とに2種類に分離する処理工程である。
本発明の選別処理方法では、洗浄粉砕工程S1と、粉砕物を3種類に分離する渦流式比重分離工程S2と、軽・重プラスチック粉砕物LP,HPを2種類に分離する流水式比重分離工程S3と、重プラスチック粉砕物HPを2種類に分離する振動分離工程S4とから成るので、2種類の水槽2,3を用い、比重差を利用して分離し、処理コストを低減することができる。しかも、燃焼処理工程は含まないので、環境に悪影響を及ぼすことがなく、処理コストが高騰することがない。
なお、本発明は、廃プラスチック類の比重差を利用して選別するが、分離に使用する水を異なる形態で流動させ、かつこれを組み合わせることにより、複数種類の廃プラスチック類を迅速に分離、選別することができ、しかも細かく選別することができることができれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明は、廃車になったバンパー、インパネ(インストルメントパネル)など主に金属を含む廃プラスチック類を再資源化する際に利用できる。
1 洗浄粉砕機
3 渦流式円筒分離水槽
4 排出装置
5 流水式比重選別機
6 排出機
7 振動分離機
9 装置本体
12 円筒水槽
13 プロペラ
14 漏斗状排出口
16 吸引口
19 底部
20 箱型選別水槽
21 投入部
22 パドル
25 筐体
S1 洗浄粉砕工程
S2 渦流式比重分離工程
S3 流水式比重分離工程
S4 振動分離工程
S5 軽プラスチック粉砕物脱水工程
S6 重プラスチック粉砕物脱水工程
M 金属粉砕物
FP 浮きプラスチック粉砕物
LP 軽プラスチック粉砕物
HP 重プラスチック粉砕物
本発明は、廃棄されたプラスチック類を再資源化する技術に係り、特に金属を含む廃プラスチック類を粉砕してその粉砕物を、金属類とプラスチック類に選別し、このプラスチック類については更に比重の軽いものから重たいプラスチック類に細かく選別して回収する金属を含む廃プラスチック類の選別設備に関するものである。
廃プラスチック類には、PETボトル、廃タイヤ、合成ゴムくず、合成繊維くず、ビニールシート屑等、固形状、フィルム等種々のものがある。例えば、自動車が廃車になった後、自動車は鉄やアルミニウム等の金属が使用され、バッテリー等の有用部品が多く使用される。危険物を除去し、破砕して鉄スクラップを回収した後、残渣となっているプラスチック類、導線、非鉄金属類を廃自動車シュレッダーダストから有価物として回収する。具体的に有価物として比重の軽いプラスチック類、比重の重いプラスチック類、導線、その他の種類の金属に分離・精製される。
そこで、有価物として比重の軽いプラスチック類、比重の重いプラスチック類、導線、その他の種類の金属に分離する技術が提案されている。例えば、特許文献1の特開2004−58032公報「廃自動車シュレッダーダストから有価物を回収する方法」には、廃自動車を解体した後、ゴミとなり廃棄処分されるシュレッダーダストからプラスチック類、金属類を湿式による比重選別機により分別、回収して再資源化物とする方法。廃自動車のシュレッダーダストから軽比重プラスチック、重比重プラスチックを湿式による比重選別機により分別して、再資源化物とする方法。さらに廃自動車のシュレッダーダスト中の水より軽い物質と重い物質を分離するための浮遊物分離槽は空気、気泡を間欠的に排出させる脈動バブリング槽と沈降槽を備え付けたことを特徴としている装置が提案されている。
また、特許文献2の特開2003−19713公報「金属複合プラスチック廃棄物の処理方法」には、金属複合プラスチック廃棄物を、200℃から280℃の範囲内の温度に加熱した、300℃以上の沸点および90℃〜140℃の範囲内の軟化点を有する有機熱媒体によって、プラスチック成分と無機材料成分とを分離する分離工程を備えた、金属複合プラスチック廃棄物の処理方法が提案されている。
特開2004−58032公報 特開公報2003−19713
特許文献1の「廃自動車シュレッダーダストから有価物を回収する方法」は、浮遊物分離槽は空気、気泡を間欠的に排出させる脈動バブリング槽と沈降槽により、廃自動車のシュレッダーダスト中の水より軽い物質と重い物質を分離する方法である。しかし、特許文献1の回収する方法は、自然沈降のため処理速度が遅いという問題を有していた。また、この特許文献1の回収方法は、空気、気泡を用いただけで、比重の異なるプラスチック類を細かく分離選別することはできなかった。
また、特許文献2の「金属複合プラスチック廃棄物の処理方法」は、金属複合プラスチック廃棄物を、200℃から280℃の範囲内の温度に加熱した、300℃以上の沸点および90℃〜140℃の範囲内の軟化点を有する有機熱媒体によって、プラスチック成分と無機材料成分とを分離する方法である。しかし、特許文献2の処理方法は、加熱により、金属類からプラスチック類を溶融除去するため、その後のプラスチック類については細かく分離選別できないという問題を有していた。しかも、加熱工程が必要なために、廃棄物処理の処理コストが大きくなるという問題を有していた。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、廃プラスチック類の比重差を利用して選別するが、分離に使用する水を異なる形態で流動させ、かつこれを組み合わせることにより、複数種類の廃プラスチック類を迅速に分離、選別することができ、しかも細かく選別することができる金属を含む廃プラスチック類の選別設備を提供することにある。
本発明の選別設備は、処理機を用いて金属を含む廃プラスチック類を、各プラスチック粉砕物(FP,LP,HP)と金属粉砕物(M)に分離し、更にプラスチック粉砕物(FP,LP,HP)を比重差で数種類に分離選別する金属を含む廃プラスチック類の選別設備であって、
金属を含む廃プラスチック類について洗浄しながら所定の形状及び大きさに粉砕するために、装置本体(9)に回転刃と粉砕物を洗浄する水を噴射する噴射機を有する洗浄粉砕機(1)と、
前記洗浄粉砕機(1)で洗浄粉砕された洗浄粉砕物を、金属粉砕物(M)と浮きプラスチック粉砕物(FP)と、金属粉砕物(M)と浮きプラスチック粉砕物(FP)の中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)とに水の渦流と比重差で分離するために、円筒水槽(12)内の水をかき回すプロペラ(13)と、沈降した金属粉砕物(M)を排出させる該円筒水槽(12)の底部に形成された漏斗状排出口(14)と、該円筒水槽(12)の開口周縁に取り付けられた、分離された軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を取り出す排出装置(4)それぞれを有する渦流式円筒分離水槽(3)と、
前記渦流式円筒分離水槽(3)で分離選別された軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を、比重の軽い軽プラスチック粉砕物と、水底に沈降する比重の重い重プラスチック粉砕物(HP)とに比重差で分離するために、箱型選別水槽(20)の上面に取り付けられた複数のパドル(22)と、該箱型選別水槽(20)の底部に取り付けられた、沈降した重プラスチック粉砕物(HP)を排出する排出機()と、を有する流水式比重選別機(5)と、
前記流水式比重選別機(5)で選別された重プラスチック粉砕物(HP)を、振動させて粒状のプラスチック粉砕物は下方に、粉末状のプラスチック粉砕物は上方に分離するために、プラスチック粉砕物を入れる筐体(25)と、該筐体(25)を振動させる加振機と、を有する振動分離機(7)を、備え、
前記洗浄粉砕機(1)に隣接して前記渦流式円筒分離水槽(3)を配置し、該渦流式円筒分離水槽(3)に隣接して前記流水式比重選別機(5)を配置し、該流水式比重選別機(5)に隣接して前記振動分離機(7)を同一の場所に配置した、ことを特徴とする。
前記渦流式円筒分離水槽(3)の開口中央位置に、分離された浮きプラスチック粉砕物(FP)を回収するための吸引口(16)を取り付けた構成が好ましい。
前記流水式比重選別機(5)は、下向きシリンドリカル形状の底部(19)を有する箱型選別水槽(20)の長手方向の一端に軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)の投入部(21)を有し、
軽プラスチック粉砕物(LP)を排出するために、該投入部(21)から他端に向けて回転するパドル(22)が、該箱型選別水槽(20)の開口に長手方向に複数取り付けられ、
該箱型選別水槽(20)の底部(19)に、その長手方向にスクリューコンベア (23)が取り付けられ、沈降分離された重プラスチック粉砕物(HP)を前記排出機(6)へ搬送するように構成したものが好ましい。
本発明の選別設備では、渦流式円筒分離水槽(3)と流水式比重選別機(5)とを組み合わせて、金属を含む廃プラスチック類について容易に分離選別ができ、プラスチック類については浮きプラスチック類、軽プラスチック類と重プラスチック類の3種類に迅速に分離選別することができる。
本発明の選別設備では、各処理機が同一の場所に配置され、処理機が隣接して配置されているので、短時間で分離選別し、回収することができる。2種類の水槽(3,5)を用い、比重差を利用して分離するので、処理コストを低減することができる。
実施例1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備を示す配置平面図である。 実施例1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備であり、上側に洗浄粉砕機、渦流式円筒分離水槽と流水式比重選別機を示し、下側に振動分離機を示す配置正面図である。 本発明の渦流式円筒分離水槽の一部断面にした概略説明図である。 本発明の流水式比重選別機の一部断面にした概略説明図である。 本発明の選別処理方法における具体的な処理工程を示すフロー図である。 本発明の選別処理方法における各工程フロー図と、分離選別された粉砕物を示す概略説明図である。
本発明の金属を含む廃プラスチック類の選別設備は、金属を含む廃プラスチック類を洗浄粉砕する洗浄粉砕機と、洗浄粉砕物を、金属粉砕物と浮きプラスチック粉砕物と、その中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物とに水の渦流により比重差で分離するため渦流式円筒分離水槽と、分離された軽・重プラスチック粉砕物を、比重の軽い軽プラスチック粉砕物と、水底に沈降する比重の重い重プラスチック粉砕物とに比重差で分離する流水式比重選別機の全てを同一の場所に配置した設備である。
<各処理機の配置>
図1は実施例1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備を示す配置平面図である。図2は実施例1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備であり、上側に洗浄粉砕機、渦流式円筒分離水槽と流水式比重選別機を示し、下側に振動分離機を示す配置正面図である。
実施例1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備は、次のような処理機が配置された設備である。洗浄粉砕機1の排出口2に隣接して渦流式円筒分離水槽3が配置され、この渦流式円筒分離水槽3の排出装置4に隣接して流水式比重選別機5が配置されている。更に、流水式比重選別機5の排出機6に隣接して振動分離機7が配置されている。
これらの各処理機が同一の場所に配置されている。図示するように、回収された金属粉砕物とプラスチック粉砕物は、並列して設置したそれぞれの回収袋8に選別した廃プラスチック等が回収されるようになっている。または各処理機に隣接して回収袋8がそれぞれ配置され、これらの回収袋8に選別した廃プラスチック類が回収されるようにすることができる。
洗浄粉砕機1は、装置本体9内に、回転刃と粉砕物を洗浄する水を噴射する噴射機とを有する処理機である。洗浄粉砕機1は、投入口10から投入される廃プラスチック類を、洗浄しながら所定の形状及び大きさに粉砕する。なお、この洗浄粉砕機1で処理する前に、廃自動車のバンパーのように大きな廃プラスチック類については、この洗浄粉砕機1の投入口10に投入できる程度の大きさに粗破砕処理機又は粗粉砕処理機で処理する。
この洗浄粉砕機1で処理された洗浄粉砕物には、金属粉砕物M、水より比重の軽い浮きプラスチック粉砕物FPと、金属粉砕物Mと浮きプラスチック粉砕物FPの中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物LP,HPとが混在している。本発明は、それぞれの比重の差を利用して、種々の異なるプラスチック類を一か所で選別処理するものである。
<プラスチック類の比重(密度(g/cm))>
本発明の選別設備、選別工程で処理する浮きプラスチック類、軽プラスチック類、重プラスチック類については、次のような比重差で区分けしている。但し、低密度又は高密度の相違、グラスファイバー(GF)を充填した場合、タルク(滑石)を配合したもの、その他の素材を充填した場合はこれらの数値とは異なる場合がある。
「浮きプラスチック類」としては、比重(密度(g/cm))が、
0.91〜0.96のポリエチレン(PE)、
0.90〜0.91のポリプロピレン(PP)などがある。
「軽プラスチック類」としては、比重(密度(g/cm))が、
1.04〜1.09のポリスチレン(PS)、
1.07〜1.10のAS樹脂(アクリロニトリルスチレン)、
1.01から1.04のABS樹脂(ABS)、などがある。
「重プラスチック類」としては、比重(密度(g/cm))が、
1.35から1.45のポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、
1.17から1.20のアクリル樹脂、メタクリル樹脂(PMMA)、
1.34から1.39のPET樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
1.19から1.31のPVAL樹脂、ポリビニルアルコール(PVAL)、
1.65から1.72のポリ塩化ビニリデン(PVDC)、
1.75から1.78のポリフッ化ビニリデン(PVDF)、
1.13から1.15のナイロン66(ポリアミド)(PA66)、
1.42のポリカーボネート(PC)、
1.31から1.38のPBT樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、
1.34のポリフェニレンスルファイト(PPS)、
1.43から1.51のポリイミド樹脂(PI)、
1.27のポリエーテルイミド(PEI)、
1.24のポリスルフォン(PSF)、
2.14から2.2のポリテトラフルオンエチレン、フッソ樹脂(PTFE)などがある。
以上が熱可塑性のプラスチックに関するものである。熱可塑性のプラスチックは、加熱すると分子運動が激しくなり軟化、冷却すると固化し、これを繰りかえすことでさまざまな形状にする。用途としては容器包装(フィルム、シート、ボトル)、日用品・雑貨から家電、自動車部材まで広範囲にわたり再利用される。
熱硬化性のプラスチックは、一度硬化したものは加熱しても再び流動性を持つことがない。この性質を活かして食器類、電気機器の基板、ゴルフのシャフトやテニスのラケット、FRPの船舶などに再利用されることがある。
熱硬化性の「重プラスチック類」としては、比重(密度(g/cm))が、
1.21から1.30のフェノール樹脂(PF)、
1.47から1.52のユリア樹脂(UF)、
1.48のメラミン樹脂(MF)、
1.10から1.46の不飽和ポリエステル(UP)、
1.1から1.5のPU(ポリウレタン)、
1.55から1.68のアクリル樹脂、ジアリルフタレート(PDAP)、
1.11から1.40のエポキシ樹脂(EP)などがある。
因みに、「金属」の鉄(Fe)の比重(密度(g/cm))は7.87、アルミニウム(Al)は2.67、銅(Cu)は8.96である。
<渦流式円筒分離水槽の構成>
図3は本発明の渦流式円筒分離水槽の一部断面にした概略説明図である。
洗浄粉砕機1で処理された洗浄粉砕物には、上述したように水より比重の軽い浮きプラスチック粉砕物FP、金属粉砕物Mと浮きプラスチック粉砕物FPの中間の比重を有する軽プラスチック粉砕物LP、重プラスチック粉砕物HPと金属粉砕物Mとが混在している。そこで、洗浄粉砕物について渦流式円筒分離水槽3で選別する。洗浄粉砕機1で処理された洗浄粉砕物は、この渦流式円筒分離水槽3にスクリューコンベアなどの搬送機11で搬送、投入される。
渦流式円筒分離水槽3は、円筒水槽12内の水をかき回すプロペラ13と、金属粉砕物Mを沈降させる円筒水槽12の底部に形成された漏斗状排出口14と、円筒水槽12の開口周縁に取り付けられた、渦流水で分離された軽・重プラスチック粉砕物LP,HPを取り出す排出装置4それぞれを有する分離水槽である。この排出装置4は軽・重プラスチック粉砕物LP,HPは渦流水で円筒水槽12の内壁面において回動するので、円筒水槽12の開口周縁に取り付けられている。
最初に渦流式円筒分離水槽3では、洗浄粉砕物の中の金属粉砕物Mは重たいので渦流水に抗してすぐに沈降する。沈降した金属粉砕物Mは円筒水槽12底部の漏斗状排出口14から回収する。
洗浄粉砕物の中の軽・重プラスチック粉砕物LP,HPは渦流水と共に回動し、遠心力により円筒水槽12の内壁面に集まる。この軽・重プラスチック粉砕物LP,HPは円筒水槽12の開口周縁に取り付けられた排出装置4から回収する。
洗浄粉砕物の中の浮きプラスチック粉砕物FPは、渦流水と共に水中で回動しながら水表面に浮上する。更に、円筒水槽12の開口中央部分に浮いた状態になる。この分離された浮きプラスチック粉砕物FPは、渦流式円筒分離水槽3の開口中央位置に取り付けられた吸引口16から吸引され、エアダンパ17を用いて回収袋8に回収される。このとき脱水、乾燥処理をする場合がある。
このように渦流式円筒分離水槽3では、渦流水にあまり影響されない金属粉砕物Mと浮きプラスチック粉砕物FPの中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物LP,HPは、渦流による遠心力により分離する。この渦流式円筒分離水槽3では、金属粉砕物Mとプラスチック粉砕物との分離選別だけでなく、浮きプラスチック粉砕物FPと軽・重プラスチック粉砕物LP,HPとの分離選別も同時に行うことができる。因みに、ポリプロピレン(PP)のタルク強化(タルク配合)されたものは、浮きプラスチック粉砕物FPから軽プラスチック粉砕物LPになり、本発明の渦流式円筒分離水槽3において効率よく分離選別することができた。
<流水式比重選別機の構成>
図4は本発明の流水式比重選別機の一部断面にした概略説明図である。
渦流式円筒分離水槽3で選別処理された軽・重プラスチック粉砕物LP,HPは、スクリューコンベアなどの搬送機11で流水式比重選別機5に搬送、投入される。流水式比重選別機5は、下向きシリンドリカル形状の底部19を有する箱型選別水槽20の長手方向の一端に軽・重プラスチック粉砕物LP,HPの投入部21を有する。流水式比重選別機5は、軽プラスチック粉砕物LPを排出するために、箱型選別水槽20の投入部21から他端に向けて回転するパドル22が複数取り付けられている。これらのパドル22により箱型選別水槽20内の水が流れるようになる。
箱型選別水槽20の底部19に、その長手方向にスクリューコンベア23が取り付けられ、分離された重プラスチック粉砕物HPを排出部24へ搬送するようになっている。なお、スクリューコンベア23は一例であって他の搬送手段を用いることも可能である。
このように流水式比重選別機5では、この流水中において自然沈降に比較して短時間で重プラスチック粉砕物HPを軽プラスチック粉砕物LPから分離選別することができる。分離選別された軽プラスチック粉砕物LPは、エアダンパ17を用いて回収袋8に回収される。このとき脱水、乾燥処理をする場合がある。
<振動分離機の構成>
流水式比重選別機5で選別された重プラスチック粉砕物HPは、脱水機24で脱水し、次に振動分離機7で振動させて粒状のプラスチック粉砕物は下方に、粉末状のプラスチック粉砕物は上方に分離する。この振動分離機7は、プラスチック粉砕物を入れる筐体25と、この筐体25を振動させる加振機とを有する処理機である。
重プラスチック粉砕物HPは、所定の粒度が良粒度品となり、粉末状の重プラスチック粉砕物HPは再利用の際に取り扱いは煩雑になり不良粒度品となる。そこで、この振動分離機7で不良粒度品から良粒度品を選別する。その後、この良粒度品はエアダンパ17を用いて回収袋8に回収する。
本発明の選別設備は、このように同一の場所に各処理機を配置した。円筒分離水槽12の排出装置4に隣接して流水式比重選別機5を配置した。そこで、金属を含む廃プラスチック類について、金属類(金属粉砕物M)とプラスチック類(プラスチック粉砕物FP,LP,HP)とに分離するだけでなく、プラスチック類についても浮きプラスチック類、重プラスチック類と重プラスチック類の3種類に分離処理することができる。しかも、同じ場所で処理できるので、短時間で分離し、回収することができる。2種類の水槽3,5を用い、比重差を利用して分離するので、処理コストを低減することができる。最終的には4種類に選別処理することができる。
図5は本発明の選別処理方法における具体的な処理工程を示すフロー図である。図6は本発明の選別処理方法における各工程フロー図と、分離選別された粉砕物を示す概略説明図である。
実施例2の選別処理方法は、主に洗浄粉砕工程S1と、渦流式比重分離工程S2と、流水式比重分離工程S3と、振動分離工程S4と、から成る処理方法である。金属を含む廃プラスチック類について、プラスチック粉砕物FP,LP,HPと金属粉砕物Mとに比重差で分離し、更にプラスチック類を比重差で数種類に分離する各工程全てを同一の場所に配置した処理機で処理する選別方法である。
洗浄粉砕工程S1は、洗浄粉砕機1内において、所定の大きさに破砕した金属を含む廃プラスチック類を回転させ、水を噴射して洗浄しながら所定の形状及び大きさに粉砕する処理工程である。
第一選別工程は、主に洗浄粉砕物を浮きプラスチック粉砕物FP、軽・重プラスチック粉砕物LP,HP及び金属粉砕物Mの3種類に分離する渦流式比重分離工程S2である。
渦流式比重分離工程S2は、洗浄粉砕物を渦流式円筒分離水槽3において、水流に抗して渦流式円筒分離水槽3の中心の水底に金属粉砕物Mを沈降させる。回転する水流と共に渦流式円筒分離水槽3の水面かつ中央に浮きプラスチック粉砕物FPを浮遊させて取り出す。金属粉砕物Mと浮きプラスチック粉砕物FPの中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物LP,HPは水流と共に水中で回転させて渦流式円筒分離水槽3の周縁から取り出す。渦流式比重分離工程S2は、渦流により各粉砕物の比重差を利用して3種類に分離する。
第二選別工程は、第一選別工程の渦流式比重分離工程S2で分離した軽プラスチック粉砕物LPと重プラスチック粉砕物HPの混合物を軽プラスチック粉砕物LPと重プラスチック粉砕物HPの2種類に分離する流水式比重分離工程S3である。
流水式比重分離工程S3は、軽・重プラスチック粉砕物LP,HPを、流水式比重選別機5において表層の水をパドル22でかきながら流水を形成し、比重の軽い軽プラスチック粉砕物LPと、水底に沈降する比重の重い重プラスチック粉砕物HPとに比重差で2種類に分離する処理工程である。自然沈降では長時間を要するが、流水を用いることで重プラスチック粉砕物HPから軽プラスチック粉砕物LPを短時間で分離選別することができる。
<塩水を利用した分離法>
流水式比重分離工程S3においては、一般的には水を利用して分離選別する。しかし、塩水を利用して分離選別することも可能である。例えば、PETボトルをキャップ、ラベルが付いた状態のまま破砕、洗浄する。ボトル本体はPETであるが、ボトルに巻きつけてあるラベルはPS、キャップはPPである。このままでは複数の種類のプラスチックが混在した状態で再利用できない。各プラスチックの比重は、上述したように本体(PET)が一番重く1.34〜1.39、ラベル(PS)が次いで1.04〜1.09、キャップ(PP)が最も軽く0.90〜0.91である。キャップ(PE)は水に浮き、本体PET、ラベル(PS)は沈降する。
まず、破砕物を水の水槽を通すことにより、キャップ(PP)が分離する。本体(PET)、ラベル(PS)は共に水に沈降するが、ラベル(PS)の比重は水より僅かに重いだけである。そこで水に塩を加え、その塩水の比重をPSの1.04〜1.07以上、本体のPETの比重よりは軽い1.38以下にすれば、本体のPETは沈降し、ラベルのPSは浮き、本体のPET部分のみを分離抽出できる。この塩水を利用する分離選別は、流水式比重分離工程S3に限らず渦流式比重分離工程S2にも利用することができる、
流水式比重分離工程S3の次に、軽プラスチック粉砕物LPを回収する前に軽プラスチック粉砕物の水分を除去する軽プラスチック粉砕物脱水工程S5を設ける。
同じく、流水式比重分離工程S3の次に、重プラスチック粉砕物を振動分離工程S4に入る前に重プラスチック粉砕物HPの水分を除去する重プラスチック粉砕物脱水工程S6を設ける。
振動分離工程S4は、重プラスチック粉砕物HPを、振動分離することで、粒状のプラスチック粉砕物と粉末状のプラスチック粉砕物とに2種類に分離する処理工程である。
本発明の選別処理方法では、洗浄粉砕工程S1と、粉砕物を3種類に分離する渦流式比重分離工程S2と、軽・重プラスチック粉砕物LP,HPを2種類に分離する流水式比重分離工程S3と、重プラスチック粉砕物HPを2種類に分離する振動分離工程S4とから成るので、2種類の水槽2,3を用い、比重差を利用して分離し、処理コストを低減することができる。しかも、燃焼処理工程は含まないので、環境に悪影響を及ぼすことがなく、処理コストが高騰することがない。
なお、本発明は、廃プラスチック類の比重差を利用して選別するが、分離に使用する水を異なる形態で流動させ、かつこれを組み合わせることにより、複数種類の廃プラスチック類を迅速に分離、選別することができ、しかも細かく選別することができることができれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明は、廃車になったバンパー、インパネ(インストルメントパネル)など主に金属を含む廃プラスチック類を再資源化する際に利用できる。
1 洗浄粉砕機
3 渦流式円筒分離水槽
4 排出装置
5 流水式比重選別機
6 排出機
7 振動分離機
9 装置本体
12 円筒水槽
13 プロペラ
14 漏斗状排出口
16 吸引口
19 底部
20 箱型選別水槽
21 投入部
22 パドル
25 筐体
S1 洗浄粉砕工程
S2 渦流式比重分離工程
S3 流水式比重分離工程
S4 振動分離工程
S5 軽プラスチック粉砕物脱水工程
S6 重プラスチック粉砕物脱水工程
M 金属粉砕物
FP 浮きプラスチック粉砕物
LP 軽プラスチック粉砕物
HP 重プラスチック粉砕物

Claims (8)

  1. 処理機を用いて金属を含む廃プラスチック類を、各プラスチック粉砕物(FP,LP,HP)と金属粉砕物(M)に分離し、更にプラスチック粉砕物(FP,LP,HP)を比重差で数種類に分離選別する金属を含む廃プラスチック類の選別設備であって、
    金属を含む廃プラスチック類について洗浄しながら所定の形状及び大きさに粉砕するために、装置本体(9)に回転刃と粉砕物を洗浄する水を噴射する噴射機を有する洗浄粉砕機(1)と、
    前記洗浄粉砕機(1)で洗浄粉砕された洗浄粉砕物を、金属粉砕物(M)と浮きプラスチック粉砕物(FP)と、金属粉砕物(M)と浮きプラスチック粉砕物(FP)の中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)とに水の渦流と比重差で分離するために、円筒水槽(12)内の水をかき回すプロペラ(13)と、沈降した金属粉砕物(M)を排出させる該円筒水槽(12)の底部に形成された漏斗状排出口(14)と、該円筒水槽(12)の開口周縁に取り付けられた、分離された軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を取り出す排出装置(4)それぞれを有する渦流式円筒分離水槽(3)と、
    前記渦流式円筒分離水槽(3)で分離選別された軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を、比重の軽い軽プラスチック粉砕物と、水底に沈降する比重の重い重プラスチック粉砕物(HP)とに比重差で分離するために、箱型選別水槽(20)の上面に取り付けられた複数のパドル(22)と、該箱型選別水槽(20)の底部に取り付けられた、沈降した重プラスチック粉砕物(HP)を排出する排出機(5)と、を有する流水式比重選別機(5)と、
    前記流水式比重選別機(5)で選別された重プラスチック粉砕物(HP)を、振動させて粒状のプラスチック粉砕物は下方に、粉末状のプラスチック粉砕物は上方に分離するために、プラスチック粉砕物を入れる筐体(25)と、該筐体(25)を振動させる加振機と、を有する振動分離機(7)と、を備え、
    前記洗浄粉砕機(1)に隣接して前記渦流式円筒分離水槽(3)を配置し、該渦流式円筒分離水槽(3)に隣接して前記流水式比重選別機(5)を配置し、該流水式比重選別機(5)に隣接して前記振動分離機(7)を同一の場所に配置した、ことを特徴とする金属を含む廃プラスチック類の選別設備。
  2. 前記渦流式円筒分離水槽(3)の開口中央位置に、分離された浮きプラスチック粉砕物(FP)を回収するための吸引口(16)を取り付けた、ことを特徴とする請求項1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備。
  3. 前記流水式比重選別機(5)は、下向きシリンドリカル形状の底部(19)を有する箱型選別水槽(20)の長手方向の一端に軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)の投入部(21)を有し、
    軽プラスチック粉砕物(LP)を排出するために、該投入部(21)から他端に向けて回転するパドル(22)が、該箱型選別水槽(20)の開口に長手方向に複数取り付けられ、
    該箱型選別水槽(20)の底部(19)に、その長手方向にスクリューコンベア (23)が取り付けられ、沈降分離された重プラスチック粉砕物(HP)を前記排出機(6)へ搬送するように構成した、ことを特徴とする請求項1又は2の金属を含む廃プラスチック類の選別設備。
  4. 金属を含む廃プラスチック類について、プラスチック粉砕物(FP,LP,HP)と金属粉砕物(M)とに比重差で分離し、更に分離されたプラスチック類を比重差で数種類に分離する各工程全てを同一の場所に配置した処理機で選別処理する金属を含む廃プラスチック類の選別処理方法であって、
    金属を含む廃プラスチック類について、回転させ、水を噴射して洗浄しながら所定の形状及び大きさに粉砕する洗浄粉砕工程(S1)と、
    廃プラスチック類の粉砕物を、渦流式円筒分離水槽(3)において水流に抗して水底に沈降する金属粉砕物(M)と、回転する水流と共に浮遊する浮きプラスチック粉砕物(FP)と、金属粉砕物(M)と浮きプラスチック粉砕物(FP)の中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)は水流と共に回転させて各比重差で3種類に選別する渦流式比重分離工程(S2)と、
    選別された軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を、流水式比重選別機(5)において表層の水をかきながら、比重の軽い軽プラスチック粉砕物(LP)と、水底に沈降する比重の重い重プラスチック粉砕物(HP)とに比重差で2種類に選別する流水式比重分離工程(S3)と、
    前記重プラスチック粉砕物(HP)を、振動分離することで、粒状のプラスチック粉砕物と粉末状のプラスチック粉砕物とに2種類に選別する振動分離工程(S4)と、から成る、ことを特徴とする金属を含む廃プラスチック類の選別処理方法。
  5. 前記流水式比重分離工程(S3)の次に、軽プラスチック粉砕物(LP)を回収する前に該軽プラスチック粉砕物の水分を除去する軽プラスチック粉砕物脱水工程(S5)を有する、ことを特徴とする請求項4の金属を含む廃プラスチック類の選別処理方法。
  6. 前記流水式比重分離工程(S3)の次に、重プラスチック粉砕物(HP)を振動分離工程(S4)に入る前に該重プラスチック粉砕物(HP)の水分を除去する重プラスチック粉砕物脱水工程(S6)を有する、ことを特徴とする請求項4又は5の金属を含む廃プラスチック類の選別処理方法。
  7. 前記渦流式比重分離工程(S2)において塩水を用いる、ことを特徴とする請求項4、5又は6の金属を含む廃プラスチック類の選別処理方法。
  8. 前記流水式比重分離工程(S3)において塩水を用いる、ことを特徴とする請求項4、5、6又は7の金属を含む廃プラスチック類の選別処理方法。
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