JP2018183734A - 金属を含む廃プラスチック類の選別設備 - Google Patents
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Abstract
Description
金属を含む廃プラスチック類について洗浄しながら所定の形状及び大きさに粉砕するために、装置本体(9)に回転刃と粉砕物を洗浄する水を噴射する噴射機を有する洗浄粉砕機(1)と、
前記洗浄粉砕機(1)で洗浄粉砕された洗浄粉砕物を、金属粉砕物(M)と浮きプラスチック粉砕物(FP)と、金属粉砕物(M)と浮きプラスチック粉砕物(FP)の中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)とに水の渦流と比重差で分離するために、円筒水槽(12)内の水をかき回すプロペラ(13)と、沈降した金属粉砕物(M)を排出させる該円筒水槽(12)の底部に形成された漏斗状排出口(14)と、該円筒水槽(12)の開口周縁に取り付けられた、分離された軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を取り出す排出装置(4)それぞれを有する渦流式円筒分離水槽(3)と、
前記渦流式円筒分離水槽(3)で分離選別された軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を、比重の軽い軽プラスチック粉砕物と、水底に沈降する比重の重い重プラスチック粉砕物(HP)とに比重差で分離するために、箱型選別水槽(20)の上面に取り付けられた複数のパドル(22)と、該箱型選別水槽(20)の底部に取り付けられた、沈降した重プラスチック粉砕物(HP)を排出する排出機(5)と、を有する流水式比重選別機(5)と、
前記流水式比重選別機(5)で選別された重プラスチック粉砕物(HP)を、振動させて粒状のプラスチック粉砕物は下方に、粉末状のプラスチック粉砕物は上方に分離するために、プラスチック粉砕物を入れる筐体(25)と、該筐体(25)を振動させる加振機と、を有する振動分離機(7)を、備え、
前記洗浄粉砕機(1)に隣接して前記渦流式円筒分離水槽(3)を配置し、該渦流式円筒分離水槽(3)に隣接して前記流水式比重選別機(5)を配置し、該流水式比重選別機(5)に隣接して前記振動分離機(7)を同一の場所に配置した、ことを特徴とする。
軽プラスチック粉砕物(LP)を排出するために、該投入部(21)から他端に向けて回転するパドル(22)が、該箱型選別水槽(20)の開口に長手方向に複数取り付けられ、
該箱型選別水槽(20)の底部(19)に、その長手方向にスクリューコンベア (23)が取り付けられ、沈降分離された重プラスチック粉砕物(HP)を前記排出機(6)へ搬送するように構成したものが好ましい。
金属を含む廃プラスチック類について、回転させ、水を噴射して洗浄しながら所定の形状及び大きさに粉砕する洗浄粉砕工程(S1)と、
廃プラスチック類の粉砕物を、渦流式円筒分離水槽(3)において水流に抗して水底に沈降する金属粉砕物(M)と、回転する水流と共に浮遊する浮きプラスチック粉砕物(FP)と、金属粉砕物(M)と浮きプラスチック粉砕物(FP)の中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)は水流と共に回転させて各比重差で3種類に選別する渦流式比重分離工程(S2)と、
選別された軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を、流水式比重選別機(5)において表層の水をかきながら、比重の軽い軽プラスチック粉砕物(LP)と、水底に沈降する比重の重い重プラスチック粉砕物(HP)とに比重差で2種類に選別する流水式比重分離工程(S3)と、
前記重プラスチック粉砕物(HP)を、振動分離することで、粒状のプラスチック粉砕物と粉末状のプラスチック粉砕物とに2種類に選別する振動分離工程(S4)と、から成る、ことを特徴とする。
前記流水式比重分離工程(S3)の次に、重プラスチック粉砕物(HP)を振動分離工程(S4)に入る前に該重プラスチック粉砕物(HP)の水分を除去する重プラスチック粉砕物脱水工程(S6)を有する構成が好ましい。
前記流水式比重分離工程(S3)において塩水を用いる、ことができる。
本発明の選別設備では、各処理機が同一の場所に配置され、処理機が隣接して配置されているので、短時間で分離選別し、回収することができる。2種類の水槽(3,5)を用い、比重差を利用して分離するので、処理コストを低減することができる。
図1は実施例1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備を示す配置平面図である。図2は実施例1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備であり、上側に洗浄粉砕機、渦流式円筒分離水槽と流水式比重選別機を示し、下側に振動分離機を示す配置正面図である。
実施例1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備は、次のような処理機が配置された設備である。洗浄粉砕機1の排出口2に隣接して渦流式円筒分離水槽3が配置され、この渦流式円筒分離水槽3の排出装置4に隣接して流水式比重選別機5が配置されている。更に、流水式比重選別機5の排出機6に隣接して振動分離機7が配置されている。
本発明の選別設備、選別工程で処理する浮きプラスチック類、軽プラスチック類、重プラスチック類については、次のような比重差で区分けしている。但し、低密度又は高密度の相違、グラスファイバー(GF)を充填した場合、タルク(滑石)を配合したもの、その他の素材を充填した場合はこれらの数値とは異なる場合がある。
「浮きプラスチック類」としては、比重(密度(g/cm3))が、
0.91〜0.96のポリエチレン(PE)、
0.90〜0.91のポリプロピレン(PP)などがある。
1.04〜1.09のポリスチレン(PS)、
1.07〜1.10のAS樹脂(アクリロニトリルスチレン)、
1.01から1.04のABS樹脂(ABS)、などがある。
1.35から1.45のポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、
1.17から1.20のアクリル樹脂、メタクリル樹脂(PMMA)、
1.34から1.39のPET樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
1.19から1.31のPVAL樹脂、ポリビニルアルコール(PVAL)、
1.65から1.72のポリ塩化ビニリデン(PVDC)、
1.75から1.78のポリフッ化ビニリデン(PVDF)、
1.13から1.15のナイロン66(ポリアミド)(PA66)、
1.42のポリカーボネート(PC)、
1.31から1.38のPBT樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、
1.34のポリフェニレンスルファイト(PPS)、
1.43から1.51のポリイミド樹脂(PI)、
1.27のポリエーテルイミド(PEI)、
1.24のポリスルフォン(PSF)、
2.14から2.2のポリテトラフルオンエチレン、フッソ樹脂(PTFE)などがある。
以上が熱可塑性のプラスチックに関するものである。熱可塑性のプラスチックは、加熱すると分子運動が激しくなり軟化、冷却すると固化し、これを繰りかえすことでさまざまな形状にする。用途としては容器包装(フィルム、シート、ボトル)、日用品・雑貨から家電、自動車部材まで広範囲にわたり再利用される。
1.21から1.30のフェノール樹脂(PF)、
1.47から1.52のユリア樹脂(UF)、
1.48のメラミン樹脂(MF)、
1.10から1.46の不飽和ポリエステル(UP)、
1.1から1.5のPU(ポリウレタン)、
1.55から1.68のアクリル樹脂、ジアリルフタレート(PDAP)、
1.11から1.40のエポキシ樹脂(EP)などがある。
図3は本発明の渦流式円筒分離水槽の一部断面にした概略説明図である。
洗浄粉砕機1で処理された洗浄粉砕物には、上述したように水より比重の軽い浮きプラスチック粉砕物FP、金属粉砕物Mと浮きプラスチック粉砕物FPの中間の比重を有する軽プラスチック粉砕物LP、重プラスチック粉砕物HPと金属粉砕物Mとが混在している。そこで、洗浄粉砕物について渦流式円筒分離水槽3で選別する。洗浄粉砕機1で処理された洗浄粉砕物は、この渦流式円筒分離水槽3にスクリューコンベアなどの搬送機11で搬送、投入される。
図4は本発明の流水式比重選別機の一部断面にした概略説明図である。
渦流式円筒分離水槽3で選別処理された軽・重プラスチック粉砕物LP,HPは、スクリューコンベアなどの搬送機11で流水式比重選別機5に搬送、投入される。流水式比重選別機5は、下向きシリンドリカル形状の底部19を有する箱型選別水槽20の長手方向の一端に軽・重プラスチック粉砕物LP,HPの投入部21を有する。流水式比重選別機5は、軽プラスチック粉砕物LPを排出するために、箱型選別水槽20の投入部21から他端に向けて回転するパドル22が複数取り付けられている。これらのパドル22により箱型選別水槽20内の水が流れるようになる。
流水式比重選別機5で選別された重プラスチック粉砕物HPは、脱水機24で脱水し、次に振動分離機7で振動させて粒状のプラスチック粉砕物は下方に、粉末状のプラスチック粉砕物は上方に分離する。この振動分離機7は、プラスチック粉砕物を入れる筐体25と、この筐体25を振動させる加振機とを有する処理機である。
実施例2の選別処理方法は、主に洗浄粉砕工程S1と、渦流式比重分離工程S2と、流水式比重分離工程S3と、振動分離工程S4と、から成る処理方法である。金属を含む廃プラスチック類について、プラスチック粉砕物FP,LP,HPと金属粉砕物Mとに比重差で分離し、更にプラスチック類を比重差で数種類に分離する各工程全てを同一の場所に配置した処理機で処理する選別方法である。
渦流式比重分離工程S2は、洗浄粉砕物を渦流式円筒分離水槽3において、水流に抗して渦流式円筒分離水槽3の中心の水底に金属粉砕物Mを沈降させる。回転する水流と共に渦流式円筒分離水槽3の水面かつ中央に浮きプラスチック粉砕物FPを浮遊させて取り出す。金属粉砕物Mと浮きプラスチック粉砕物FPの中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物LP,HPは水流と共に水中で回転させて渦流式円筒分離水槽3の周縁から取り出す。渦流式比重分離工程S2は、渦流により各粉砕物の比重差を利用して3種類に分離する。
流水式比重分離工程S3においては、一般的には水を利用して分離選別する。しかし、塩水を利用して分離選別することも可能である。例えば、PETボトルをキャップ、ラベルが付いた状態のまま破砕、洗浄する。ボトル本体はPETであるが、ボトルに巻きつけてあるラベルはPS、キャップはPPである。このままでは複数の種類のプラスチックが混在した状態で再利用できない。各プラスチックの比重は、上述したように本体(PET)が一番重く1.34〜1.39、ラベル(PS)が次いで1.04〜1.09、キャップ(PP)が最も軽く0.90〜0.91である。キャップ(PE)は水に浮き、本体PET、ラベル(PS)は沈降する。
3 渦流式円筒分離水槽
4 排出装置
5 流水式比重選別機
6 排出機
7 振動分離機
9 装置本体
12 円筒水槽
13 プロペラ
14 漏斗状排出口
16 吸引口
19 底部
20 箱型選別水槽
21 投入部
22 パドル
25 筐体
S1 洗浄粉砕工程
S2 渦流式比重分離工程
S3 流水式比重分離工程
S4 振動分離工程
S5 軽プラスチック粉砕物脱水工程
S6 重プラスチック粉砕物脱水工程
M 金属粉砕物
FP 浮きプラスチック粉砕物
LP 軽プラスチック粉砕物
HP 重プラスチック粉砕物
金属を含む廃プラスチック類について洗浄しながら所定の形状及び大きさに粉砕するために、装置本体(9)に回転刃と粉砕物を洗浄する水を噴射する噴射機を有する洗浄粉砕機(1)と、
前記洗浄粉砕機(1)で洗浄粉砕された洗浄粉砕物を、金属粉砕物(M)と浮きプラスチック粉砕物(FP)と、金属粉砕物(M)と浮きプラスチック粉砕物(FP)の中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)とに水の渦流と比重差で分離するために、円筒水槽(12)内の水をかき回すプロペラ(13)と、沈降した金属粉砕物(M)を排出させる該円筒水槽(12)の底部に形成された漏斗状排出口(14)と、該円筒水槽(12)の開口周縁に取り付けられた、分離された軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を取り出す排出装置(4)それぞれを有する渦流式円筒分離水槽(3)と、
前記渦流式円筒分離水槽(3)で分離選別された軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を、比重の軽い軽プラスチック粉砕物と、水底に沈降する比重の重い重プラスチック粉砕物(HP)とに比重差で分離するために、箱型選別水槽(20)の上面に取り付けられた複数のパドル(22)と、該箱型選別水槽(20)の底部に取り付けられた、沈降した重プラスチック粉砕物(HP)を排出する排出機(6)と、を有する流水式比重選別機(5)と、
前記流水式比重選別機(5)で選別された重プラスチック粉砕物(HP)を、振動させて粒状のプラスチック粉砕物は下方に、粉末状のプラスチック粉砕物は上方に分離するために、プラスチック粉砕物を入れる筐体(25)と、該筐体(25)を振動させる加振機と、を有する振動分離機(7)を、備え、
前記洗浄粉砕機(1)に隣接して前記渦流式円筒分離水槽(3)を配置し、該渦流式円筒分離水槽(3)に隣接して前記流水式比重選別機(5)を配置し、該流水式比重選別機(5)に隣接して前記振動分離機(7)を同一の場所に配置した、ことを特徴とする。
軽プラスチック粉砕物(LP)を排出するために、該投入部(21)から他端に向けて回転するパドル(22)が、該箱型選別水槽(20)の開口に長手方向に複数取り付けられ、
該箱型選別水槽(20)の底部(19)に、その長手方向にスクリューコンベア (23)が取り付けられ、沈降分離された重プラスチック粉砕物(HP)を前記排出機(6)へ搬送するように構成したものが好ましい。
本発明の選別設備では、各処理機が同一の場所に配置され、処理機が隣接して配置されているので、短時間で分離選別し、回収することができる。2種類の水槽(3,5)を用い、比重差を利用して分離するので、処理コストを低減することができる。
図1は実施例1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備を示す配置平面図である。図2は実施例1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備であり、上側に洗浄粉砕機、渦流式円筒分離水槽と流水式比重選別機を示し、下側に振動分離機を示す配置正面図である。
実施例1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備は、次のような処理機が配置された設備である。洗浄粉砕機1の排出口2に隣接して渦流式円筒分離水槽3が配置され、この渦流式円筒分離水槽3の排出装置4に隣接して流水式比重選別機5が配置されている。更に、流水式比重選別機5の排出機6に隣接して振動分離機7が配置されている。
本発明の選別設備、選別工程で処理する浮きプラスチック類、軽プラスチック類、重プラスチック類については、次のような比重差で区分けしている。但し、低密度又は高密度の相違、グラスファイバー(GF)を充填した場合、タルク(滑石)を配合したもの、その他の素材を充填した場合はこれらの数値とは異なる場合がある。
「浮きプラスチック類」としては、比重(密度(g/cm3))が、
0.91〜0.96のポリエチレン(PE)、
0.90〜0.91のポリプロピレン(PP)などがある。
1.04〜1.09のポリスチレン(PS)、
1.07〜1.10のAS樹脂(アクリロニトリルスチレン)、
1.01から1.04のABS樹脂(ABS)、などがある。
1.35から1.45のポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、
1.17から1.20のアクリル樹脂、メタクリル樹脂(PMMA)、
1.34から1.39のPET樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
1.19から1.31のPVAL樹脂、ポリビニルアルコール(PVAL)、
1.65から1.72のポリ塩化ビニリデン(PVDC)、
1.75から1.78のポリフッ化ビニリデン(PVDF)、
1.13から1.15のナイロン66(ポリアミド)(PA66)、
1.42のポリカーボネート(PC)、
1.31から1.38のPBT樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、
1.34のポリフェニレンスルファイト(PPS)、
1.43から1.51のポリイミド樹脂(PI)、
1.27のポリエーテルイミド(PEI)、
1.24のポリスルフォン(PSF)、
2.14から2.2のポリテトラフルオンエチレン、フッソ樹脂(PTFE)などがある。
以上が熱可塑性のプラスチックに関するものである。熱可塑性のプラスチックは、加熱すると分子運動が激しくなり軟化、冷却すると固化し、これを繰りかえすことでさまざまな形状にする。用途としては容器包装(フィルム、シート、ボトル)、日用品・雑貨から家電、自動車部材まで広範囲にわたり再利用される。
1.21から1.30のフェノール樹脂(PF)、
1.47から1.52のユリア樹脂(UF)、
1.48のメラミン樹脂(MF)、
1.10から1.46の不飽和ポリエステル(UP)、
1.1から1.5のPU(ポリウレタン)、
1.55から1.68のアクリル樹脂、ジアリルフタレート(PDAP)、
1.11から1.40のエポキシ樹脂(EP)などがある。
図3は本発明の渦流式円筒分離水槽の一部断面にした概略説明図である。
洗浄粉砕機1で処理された洗浄粉砕物には、上述したように水より比重の軽い浮きプラスチック粉砕物FP、金属粉砕物Mと浮きプラスチック粉砕物FPの中間の比重を有する軽プラスチック粉砕物LP、重プラスチック粉砕物HPと金属粉砕物Mとが混在している。そこで、洗浄粉砕物について渦流式円筒分離水槽3で選別する。洗浄粉砕機1で処理された洗浄粉砕物は、この渦流式円筒分離水槽3にスクリューコンベアなどの搬送機11で搬送、投入される。
図4は本発明の流水式比重選別機の一部断面にした概略説明図である。
渦流式円筒分離水槽3で選別処理された軽・重プラスチック粉砕物LP,HPは、スクリューコンベアなどの搬送機11で流水式比重選別機5に搬送、投入される。流水式比重選別機5は、下向きシリンドリカル形状の底部19を有する箱型選別水槽20の長手方向の一端に軽・重プラスチック粉砕物LP,HPの投入部21を有する。流水式比重選別機5は、軽プラスチック粉砕物LPを排出するために、箱型選別水槽20の投入部21から他端に向けて回転するパドル22が複数取り付けられている。これらのパドル22により箱型選別水槽20内の水が流れるようになる。
流水式比重選別機5で選別された重プラスチック粉砕物HPは、脱水機24で脱水し、次に振動分離機7で振動させて粒状のプラスチック粉砕物は下方に、粉末状のプラスチック粉砕物は上方に分離する。この振動分離機7は、プラスチック粉砕物を入れる筐体25と、この筐体25を振動させる加振機とを有する処理機である。
実施例2の選別処理方法は、主に洗浄粉砕工程S1と、渦流式比重分離工程S2と、流水式比重分離工程S3と、振動分離工程S4と、から成る処理方法である。金属を含む廃プラスチック類について、プラスチック粉砕物FP,LP,HPと金属粉砕物Mとに比重差で分離し、更にプラスチック類を比重差で数種類に分離する各工程全てを同一の場所に配置した処理機で処理する選別方法である。
渦流式比重分離工程S2は、洗浄粉砕物を渦流式円筒分離水槽3において、水流に抗して渦流式円筒分離水槽3の中心の水底に金属粉砕物Mを沈降させる。回転する水流と共に渦流式円筒分離水槽3の水面かつ中央に浮きプラスチック粉砕物FPを浮遊させて取り出す。金属粉砕物Mと浮きプラスチック粉砕物FPの中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物LP,HPは水流と共に水中で回転させて渦流式円筒分離水槽3の周縁から取り出す。渦流式比重分離工程S2は、渦流により各粉砕物の比重差を利用して3種類に分離する。
流水式比重分離工程S3においては、一般的には水を利用して分離選別する。しかし、塩水を利用して分離選別することも可能である。例えば、PETボトルをキャップ、ラベルが付いた状態のまま破砕、洗浄する。ボトル本体はPETであるが、ボトルに巻きつけてあるラベルはPS、キャップはPPである。このままでは複数の種類のプラスチックが混在した状態で再利用できない。各プラスチックの比重は、上述したように本体(PET)が一番重く1.34〜1.39、ラベル(PS)が次いで1.04〜1.09、キャップ(PP)が最も軽く0.90〜0.91である。キャップ(PE)は水に浮き、本体PET、ラベル(PS)は沈降する。
3 渦流式円筒分離水槽
4 排出装置
5 流水式比重選別機
6 排出機
7 振動分離機
9 装置本体
12 円筒水槽
13 プロペラ
14 漏斗状排出口
16 吸引口
19 底部
20 箱型選別水槽
21 投入部
22 パドル
25 筐体
S1 洗浄粉砕工程
S2 渦流式比重分離工程
S3 流水式比重分離工程
S4 振動分離工程
S5 軽プラスチック粉砕物脱水工程
S6 重プラスチック粉砕物脱水工程
M 金属粉砕物
FP 浮きプラスチック粉砕物
LP 軽プラスチック粉砕物
HP 重プラスチック粉砕物
Claims (8)
- 処理機を用いて金属を含む廃プラスチック類を、各プラスチック粉砕物(FP,LP,HP)と金属粉砕物(M)に分離し、更にプラスチック粉砕物(FP,LP,HP)を比重差で数種類に分離選別する金属を含む廃プラスチック類の選別設備であって、
金属を含む廃プラスチック類について洗浄しながら所定の形状及び大きさに粉砕するために、装置本体(9)に回転刃と粉砕物を洗浄する水を噴射する噴射機を有する洗浄粉砕機(1)と、
前記洗浄粉砕機(1)で洗浄粉砕された洗浄粉砕物を、金属粉砕物(M)と浮きプラスチック粉砕物(FP)と、金属粉砕物(M)と浮きプラスチック粉砕物(FP)の中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)とに水の渦流と比重差で分離するために、円筒水槽(12)内の水をかき回すプロペラ(13)と、沈降した金属粉砕物(M)を排出させる該円筒水槽(12)の底部に形成された漏斗状排出口(14)と、該円筒水槽(12)の開口周縁に取り付けられた、分離された軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を取り出す排出装置(4)それぞれを有する渦流式円筒分離水槽(3)と、
前記渦流式円筒分離水槽(3)で分離選別された軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を、比重の軽い軽プラスチック粉砕物と、水底に沈降する比重の重い重プラスチック粉砕物(HP)とに比重差で分離するために、箱型選別水槽(20)の上面に取り付けられた複数のパドル(22)と、該箱型選別水槽(20)の底部に取り付けられた、沈降した重プラスチック粉砕物(HP)を排出する排出機(5)と、を有する流水式比重選別機(5)と、
前記流水式比重選別機(5)で選別された重プラスチック粉砕物(HP)を、振動させて粒状のプラスチック粉砕物は下方に、粉末状のプラスチック粉砕物は上方に分離するために、プラスチック粉砕物を入れる筐体(25)と、該筐体(25)を振動させる加振機と、を有する振動分離機(7)と、を備え、
前記洗浄粉砕機(1)に隣接して前記渦流式円筒分離水槽(3)を配置し、該渦流式円筒分離水槽(3)に隣接して前記流水式比重選別機(5)を配置し、該流水式比重選別機(5)に隣接して前記振動分離機(7)を同一の場所に配置した、ことを特徴とする金属を含む廃プラスチック類の選別設備。 - 前記渦流式円筒分離水槽(3)の開口中央位置に、分離された浮きプラスチック粉砕物(FP)を回収するための吸引口(16)を取り付けた、ことを特徴とする請求項1の金属を含む廃プラスチック類の選別設備。
- 前記流水式比重選別機(5)は、下向きシリンドリカル形状の底部(19)を有する箱型選別水槽(20)の長手方向の一端に軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)の投入部(21)を有し、
軽プラスチック粉砕物(LP)を排出するために、該投入部(21)から他端に向けて回転するパドル(22)が、該箱型選別水槽(20)の開口に長手方向に複数取り付けられ、
該箱型選別水槽(20)の底部(19)に、その長手方向にスクリューコンベア (23)が取り付けられ、沈降分離された重プラスチック粉砕物(HP)を前記排出機(6)へ搬送するように構成した、ことを特徴とする請求項1又は2の金属を含む廃プラスチック類の選別設備。 - 金属を含む廃プラスチック類について、プラスチック粉砕物(FP,LP,HP)と金属粉砕物(M)とに比重差で分離し、更に分離されたプラスチック類を比重差で数種類に分離する各工程全てを同一の場所に配置した処理機で選別処理する金属を含む廃プラスチック類の選別処理方法であって、
金属を含む廃プラスチック類について、回転させ、水を噴射して洗浄しながら所定の形状及び大きさに粉砕する洗浄粉砕工程(S1)と、
廃プラスチック類の粉砕物を、渦流式円筒分離水槽(3)において水流に抗して水底に沈降する金属粉砕物(M)と、回転する水流と共に浮遊する浮きプラスチック粉砕物(FP)と、金属粉砕物(M)と浮きプラスチック粉砕物(FP)の中間の比重を有する軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)は水流と共に回転させて各比重差で3種類に選別する渦流式比重分離工程(S2)と、
選別された軽・重プラスチック粉砕物(LP,HP)を、流水式比重選別機(5)において表層の水をかきながら、比重の軽い軽プラスチック粉砕物(LP)と、水底に沈降する比重の重い重プラスチック粉砕物(HP)とに比重差で2種類に選別する流水式比重分離工程(S3)と、
前記重プラスチック粉砕物(HP)を、振動分離することで、粒状のプラスチック粉砕物と粉末状のプラスチック粉砕物とに2種類に選別する振動分離工程(S4)と、から成る、ことを特徴とする金属を含む廃プラスチック類の選別処理方法。 - 前記流水式比重分離工程(S3)の次に、軽プラスチック粉砕物(LP)を回収する前に該軽プラスチック粉砕物の水分を除去する軽プラスチック粉砕物脱水工程(S5)を有する、ことを特徴とする請求項4の金属を含む廃プラスチック類の選別処理方法。
- 前記流水式比重分離工程(S3)の次に、重プラスチック粉砕物(HP)を振動分離工程(S4)に入る前に該重プラスチック粉砕物(HP)の水分を除去する重プラスチック粉砕物脱水工程(S6)を有する、ことを特徴とする請求項4又は5の金属を含む廃プラスチック類の選別処理方法。
- 前記渦流式比重分離工程(S2)において塩水を用いる、ことを特徴とする請求項4、5又は6の金属を含む廃プラスチック類の選別処理方法。
- 前記流水式比重分離工程(S3)において塩水を用いる、ことを特徴とする請求項4、5、6又は7の金属を含む廃プラスチック類の選別処理方法。
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