JP2018016610A - 卵殻膜タンパク質可溶化物及びその製造方法、並びに、該卵殻膜タンパク質可溶化物を含有する組成物、毛髪化粧料用組成物及び該毛髪化粧料用組成物を用いた毛髪処理方法 - Google Patents
卵殻膜タンパク質可溶化物及びその製造方法、並びに、該卵殻膜タンパク質可溶化物を含有する組成物、毛髪化粧料用組成物及び該毛髪化粧料用組成物を用いた毛髪処理方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
例えば、特許文献1や2には、卵殻膜に含まれるタンパク質成分やペプチド成分を配合したパーマネントウェーブ用剤や毛髪処理剤が開示されている。
しかしながら、酸を用いて加水分解する方法では、装置が腐食しやすく、また卵殻膜のタンパク質が過剰に分解し、目的とする分子量分布を外れて低分子化しすぎたり、褐色に着色したり、目的とする加水分解物以外にも副生成物が生成しやすいという問題があった。
また、卵殻膜をタンパク質分解酵素で処理する酵素加水分解方法として、例えば、特許文献3には卵殻膜懸濁液中の卵殻膜に対してタンパク質分解酵素を1〜10重量%の割合で加えてpHを6〜12に調整し、温度30〜60℃にして酵素処理を6〜24時間行い、乾燥させて、卵殻膜を原料とする可溶化卵殻膜の製法が報告されている。しかしながら、分子量の大きな卵殻膜タンパク質の可溶化物は得られにくく、触媒であるタンパク質分解酵素自体が高価であることから、製造コストが高くなるという問題があった。
<1> 下記条件にて測定されたサイズ排除クロマトグラムにおいて、保持時間16分間より短い時間にピークAを有する卵殻膜タンパク質可溶化物。
(測定条件)
測定方法:サイズ排除クロマトグラフィー
カラム:GE製、商品名「Superdex peptide HR 10/300」1本
溶離液:30%アセトニトリル―70%水−0.1%トリフルオロ酢酸
流量:0.5ml/min
カラム温度:40℃
検出器:紫外吸光光度計(測定波長214nm)、
試料濃度:5〜10mg/ml
試料注入量:25μL
<2> 前記条件にて測定されたサイズ排除クロマトグラムにおいて、
総ピーク面積に対する、前記ピークAの面積の比が9%以上である前記<1>に記載の卵殻膜タンパク質可溶化物。
<3> 卵殻膜タンパク質可溶化物の重量平均分子量は、9000以上14000以下である前記<1>又は<2>に記載の卵殻膜タンパク質可溶化物。
<4> 原料に対し、システイン及びシスチンの含有量の残存率が30%以上である前記<1>から<3>のいずれかに記載の卵殻膜タンパク質可溶化物。
<5> 前記<1>から<4>のいずれかに記載の卵殻膜タンパク質可溶化物を含有する組成物。
<6> 前記<1>から<4>のいずれかに記載の卵殻膜タンパク質可溶化物を含有する毛髪化粧料用組成物。
<7> 前記<6>に記載の毛髪化粧料用組成物を用いた毛髪の処理方法。
<8> アルカリ条件に調整した卵殻膜タンパク質の懸濁液を処理温度130℃以上160℃以下で、かつ、当該処理温度に5分以内に到達するよう加熱することによって卵殻膜タンパク質を可溶化する工程を有する卵殻膜タンパク質可溶化物の製造方法。
<9> 前記卵殻膜タンパク質の懸濁液の加熱方法が、加圧した水蒸気と前記卵殻膜タンパク質の懸濁液との接触による加熱である前記<8>に記載の卵殻膜タンパク質可溶化物の製造方法。
<10> 原料に対し、システイン及びシスチンの含有量の残存量が30%以上となるよう卵殻膜タンパク質を可溶化する前記<8>又は<9>に記載の卵殻膜タンパク質可溶化物の製造方法。
本発明の卵殻膜タンパク質可溶化物(以下、「卵殻膜可溶化物」と称する場合がある。)は、下記条件にて測定されたサイズ排除クロマトグラムにおいて、保持時間16分間より短い時間にピークAを有することを特徴とする。
(測定条件)
測定方法:サイズ排除クロマトグラフィー
カラム:GE製、商品名「Superdex peptide HR 10/300」1本
溶離液:30%アセトニトリル―70%水−0.1%トリフルオロ酢酸
流量:0.5ml/min
カラム温度:40℃
検出器:紫外吸光光度計(測定波長214nm)、
試料濃度:5〜10mg/ml
試料注入量:25μl
また、「卵殻膜タンパク質可溶化物」とは、原料の卵殻膜タンパク質が水に可溶化できる状態に変化したものを意味する。ここで、本発明において、「水に可溶化できる状態」には、卵殻膜タンパク質由来の成分が、水に溶解する状態だけでなく、自然沈降せずに水に分散する状態を含む。
ここで、上記測定条件にて測定されたサイズ排除クロマトグラムにおいて、排除限界分子量は20000であり、分子量20000以上のものは、保持時間16分より短い時間にピークAとして検出される。ピークAは、いわゆる排除限界分子量のピークである。
すなわち、本発明の卵殻膜タンパク質可溶化物の特徴である、保持時間16分より短い時間にピークAを有するということは、本発明の卵殻膜タンパク質可溶化物は、一般的に可溶化しにくい高分子量の成分を含んでいるにもかかわらず可溶化しているということである。
高分子量成分をより含有することで、爪、まつげ、まゆげ、毛髪等に対してより高い保護効果が期待できる。
また、「ピークAの面積」は、ピークAの立ち上がりの点(測定開始後、ピーク強度が実質的に0より大きくなる最初の点)の保持時間から、ピークAのピークトップ検出後、最初にピークの傾きが0となる点(変曲点)の保持時間までの間の面積とする。
化粧料用途や毛髪化粧料用途においては、保護効果をより高めるために、卵殻膜可溶化物の重量平均分子量が9000〜14000であることが好ましい。なお、本明細書において、卵殻膜タンパク質可溶化物の重量平均分子量とは、上記の条件にて測定されたサイズ排除クロマトグラムより算出した重量平均分子量のことである。
本発明の卵殻膜可溶化物は、水に可溶であり、着色がほとんどないと共に、人体に対する毒性や刺激性が少ないため、各種化粧料用組成物、医薬品用組成物(外用剤、服用剤)、機能性食品等の用途に使用することができる。詳しくは、[3]本発明の卵殻膜タンパク質可溶化物を含む組成物において、後述する。
本発明の卵殻膜タンパク質可溶化物の製造方法(以下、「本発明の製造方法」と称する場合がある。)は、アルカリ条件に調整した卵殻膜タンパク質懸濁液(以下、単に「懸濁液」と称する場合がある。)を温度130℃以上160℃以下で、かつ、当該処理温度に5分以内に到達するように加熱することによって卵殻膜タンパク質を可溶化する工程を有することを特徴とする。
本発明の製造方法では、短時間で卵殻膜タンパク質を可溶化させることができるので、従来のアルカリ加水分解法では分解されやすい、卵殻膜の機能性に影響するシスチン及びシステインも分解されにくい。
また、目的とする温度までに到達する時間が長すぎると、可溶化反応が徐々に起こるために、卵殻膜タンパク質の変性及び過度の加水分解が起こりやすくなり、本発明の卵殻膜タンパク質を得るのが困難である。
このような加熱方法には、例えば、超高温瞬間殺菌装置(UHT殺菌装置)を用いたり、マイクロ波加熱装置、誘導加熱装置等を用いることができる。なお、上述の処理条件を満たし、急速に卵殻膜タンパク質の懸濁液を加熱できるものであれば、例示した装置に限定されず、使用する設備に特に限定はなく、従来公知の装置を使用することができ、卵殻膜可溶化物の生産量を考慮して適宜好適な装置を選択すればよい。
加圧した水蒸気と前記卵殻膜タンパク質の懸濁液との接触による加熱の場合、加圧した水蒸気を懸濁液に吹き込んで加圧した水蒸気を懸濁液に接触させても、懸濁液を加圧した水蒸気中に吹き込んで加圧した水蒸気を懸濁液に接触させてもよい。
一般的に、超高温瞬間殺菌装置(UHT殺菌装置)は、液状食品の殺菌に用いられ、液状食品に蒸気を吹き込む又は上記に液状食品を吹き込むことにより、食品の温度を極めて短時間で殺菌温度(150℃前後)まで加熱し、数秒保持することで、熱による食品のダメージを抑えつつ殺菌することができる装置である。本発明の製造方法は、一般的に殺菌のために用いられる超高温瞬間殺菌装置(UHT殺菌装置)を転用し、卵殻膜可溶化物の製造のために用いることができる。
また、超高温瞬間殺菌装置の方式は特に限定されず、例えば、スチームインジェクション式でもよく、スチームインフュージョン式でもよい。このような装置として、例えば、イズミフードマシナリー製スチームインジェクションSDI―150殺菌テスト機等が挙げられる。
このようにすることで、カルシウム成分は乳酸カルシウムとして可溶化し、比重の低い不溶性のカルシウム塩は乳酸溶液に浮き、卵殻膜は乳酸溶液に沈降するために、容易に卵殻膜からカルシウム成分を除去することができる。
本発明の卵殻膜タンパク質可溶化物は、上述のように水溶性であり、着色がほとんどないと共に、人体に対する毒性や刺激性が少ない。そのため、本発明の卵殻膜可溶化物を含む組成物(以下、「本発明の組成物」と称する場合がある。)は、各種化粧料用組成物、医薬品用組成物(外用剤、服用剤)、機能性食品等の用途に使用することができ、その用途は特に限定されないが、好適な用途の一つとして、毛髪化粧料用組成物が挙げられる。
なお、本発明の卵殻膜可溶化物は、その用途に合わせて所望の分子量分布に調整して使用してもよい。
本発明の組成物は化粧料用組成物の用途に使用してもよい。本発明の卵殻膜可溶化物は、従来の卵殻膜可溶化物に比べて、分子量が大きいため、皮膚やまゆげ、まつげ、ネイル、毛髪の表面で膜を形成しやすく、保湿効果や保護効果を発揮しやすい。各種化粧料基材及び化粧料添加物に対する安定性も高いため、化粧料用組成物に好適に配合することができる。なお、本発明において、化粧料用組成物は、化粧品のみならず医薬部外品も含む。
本発明の卵殻膜可溶化物組成物は、毛髪化粧料組成物として好適に使用できる。本発明の卵殻膜可溶化物は、従来の卵殻膜可溶化物と比較して分子量が大きいため、低分子化した卵殻膜可溶化物では十分に補修、保護効果が発揮されないようなダメージの大きい毛髪に対しても、十分な補修、保護効果が発揮されやすい。
すなわち、本発明の毛髪化粧料用組成物は、染色やパーマ、トリートメント、毛髪ケア等の毛髪処理に用いることができる。
また、本発明の化粧料用組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で通常使用される任意の成分を添加することができる。かかる任意成分の具体例としては、還元剤、界面活性剤、増粘・ゲル化剤、アルカリ剤、酸化剤、乳化安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、色素剤、金属封鎖剤、防腐剤、pH調整剤、香料、保湿剤、油剤、ミツロウ、シリコーン、キレート剤、着色料等が挙げられる。これら任意成分の配合割合は、その目的に応じて適宜選択して決定することができる。
本発明の組成物は、医薬品用組成物の用途に使用してもよい。なお、本発明の医薬品用組成物は、医薬品のみならず、医薬部外品に配合してもよい。
本発明の医薬品用組成物の形態としては特に限定はないが、一般に皮膚に塗布する形の皮膚外用剤として用いられる場合には、液状やクリーム状である。この場合、医薬品用組成物は、必要に応じて、通常医薬品、医薬部外品に配合される、油性成分、可溶化剤、保湿剤、色素、乳化剤、増粘剤、香料等の任意の成分を含有することができる。
経口投与に利用される剤形としては、具体的には、固形製剤として、粉末剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、トローチ等が挙げられる。また、液状製剤として内用液剤、外用液剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤等が例示され、これら剤形やその他の剤形が目的に応じて適宜選択される。また、経口投与用の医薬品組成物として、薬学的に許容される通常の担体、結合剤、安定化剤、賦形剤、希釈剤、pH緩衝剤、崩壊剤、可溶化剤、溶解補助剤、等張剤等の各種調剤用配合成分をさらに適宜含有していてもよい。
一方、日常的に飲食することで、本発明の卵殻膜タンパク質可溶化物を摂取したい場合には、該食品、飲料に含有させて機能性食品としてもよい。
ここでいう「機能性食品」とは、一般食品に加えて、健康食品、栄養補助食品、栄養機能食品、栄養保険食品等、健康の維持の目的で摂取する食品及び/又は飲料を意味している。なお、機能性食品として製品化する場合には、食品に用いられる様々な添加剤、具体的には、着色料、保存料、増粘安定剤、酸化防止剤漂白剤、防菌防黴剤、酸味料、調味料、乳化剤、強化剤、製造用剤、香料等を添加していてもよい。
(1.卵殻膜の乳酸による前処理)
水94.4重量部及びL−乳酸(和光純薬工業(株)、濃度85〜92%)5.6重量部の乳酸溶液に、粉末状の卵殻膜10重量部を添加し、常温(約25℃)下、12時間撹拌し、卵殻膜に含まれるカルシウム成分を溶解させた。なお、撹拌後の混合液のpHをpHメーター(東亜ディーケーケー製、HM−30R)で測定したところ、pH3.19であった。次いで、撹拌後の混合液を、ろ過器を用い、固形物と液体に分離した。得られた固形物を40℃で減圧乾燥し、乾燥物を得た。最終的に得られた固形物(卵殻膜タンパク質)は、3.1重量部であった。この固形物のタンパク質量をケルダール法により評価したところ、タンパク質の割合が94.2重量%であった。得られた卵殻膜は、カルシウム顔料にして0.5%以下の高純度であった。
前処理後の卵殻膜タンパク質の可溶化処理は、以下の手順で行った。
まず、純水に水酸化ナトリウムを添加して混合し、水酸化ナトリウム濃度1重量%の処理溶液を調整した。次いで、水酸化ナトリウム濃度1重量%の処理溶液95重量部に対し、卵殻膜タンパク質5重量部を添加し、均一になるように撹拌し、懸濁液を得た。この懸濁液のpHをpHメータ(東亜ディーケーケー製、HM−30R)で測定したところ、pH12以上であった。
さらに、140℃まで1分以内に到達するように直接蒸気吹き込み式連続殺菌装置(イズミフードマシナリー製スチームインジェクションSDI―150殺菌テスト機)を用いて、140℃まで加熱を行い、同温度で20秒間保持し、卵殻膜タンパク質を可溶化し、卵殻膜タンパク質可溶化物を得た。可溶化処理後、室温まで冷却し、実施例1の卵殻膜タンパク質の可溶化物を得た。
水酸化ナトリウム濃度1重量%の処理溶液に代えて、水酸化ナトリウム濃度2重量%の処理溶液を用いた以外は、実施例1と同様にして卵殻膜タンパク質の可溶化物を得た。
水酸化ナトリウム濃度1重量%の処理溶液に代えて、水酸化ナトリウム濃度3重量%の処理溶液を用いた以外は、実施例1と同様にして卵殻膜タンパク質の可溶化物を得た。
水酸化ナトリウム濃度3重量%の処理を用いて、卵殻膜タンパク質の懸濁液を調整した。この懸濁液のpHをpHメータ(東亜ディーケーケー製、HM−30R)で測定したところ、pH12以上であった。
さらに、100℃まで20分かけて昇温し、同温度で3時間保持し、卵殻膜タンパク質を可溶化し、卵殻膜タンパク質可溶化物を得た。可溶化処理後、室温まで冷却し、比較例1の卵殻膜タンパク質の可溶化物を得た。
(1)卵殻膜タンパク質可溶化物の重量平均分子量
実施例1〜3の卵殻膜タンパク質可溶化物及び比較例1の卵殻膜タンパク質可溶化物について、サイズ排除クロマトグラフィーを測定した。なお、卵殻膜タンパク質可溶化物は、下記試料濃度に調整後、精密ろ過フィルター(ザルトリウス製ミニザルトRC15、孔径0.2μm)を通して、装置に注入した。得られたサイズ排除クロマトグラムを図1〜4に示す。
また、サイズ排除クロマトグラフィーで得られた分子量分布から重量平均分子量を算出した。結果を表1に示す。
株式会社島津製作所社製高速液体クロマトグラフ、装置名「プロミネンス」
カラム:GE製、商品名「Superdex peptide HR 10/300」1本
溶離液:30%アセトニトリル―70%水−0.1%トリフルオロ酢酸
流量:0.5ml/min
カラム温度:40℃
検出器:紫外吸光光度計(測定波長214nm)、
試料濃度:5〜10mg/ml
試料注入量:25μL
実施例1〜3の卵殻膜タンパク質可溶化物及び比較例1の卵殻膜タンパク質可溶化物について、アミノ酸組成分析によりシステイン及びシスチンの含有量を算出した。
なお、アミノ酸組成分析は、酸化剤であるアジ化ナトリウム存在下塩酸加水分解してシステイン及びシスチンについてはシステイン酸の形にし、AccQTag誘導体化(日本ウォーターズ株式会社)して超高圧高速液体クロマトグラフィー(日本ウォーターズ株式会社製UPLC H class)で分析した。
また、システイン及びシスチンの含有量は、原料となる可溶化処理前の卵殻膜タンパク質のシステイン及びシスチンの含有量に対する残存率として求めた。すなわち、残存率は以下の式で表される。
残存率(%) = (卵殻膜タンパク質可溶化物のシステイン及びシスチンの含有量/可溶化処理前の卵殻膜タンパク質のシステイン及びシスチンの含有量)×100
結果を表2に示す。
また、図2に示すように、実施例2の卵殻膜タンパク質可溶化物は、上記測定条件でのサイズ排除クロマトグラムおいて、保持時間15分にピークAを有し、また、総ピーク面積に対する、前記ピークAの面積の比が10.8%である。
また、図3に示すように、実施例3の卵殻膜タンパク質可溶化物は、上記測定条件でのサイズ排除クロマトグラムおいて、保持時間15分にピークAを有し、また、総ピーク面積に対する、前記ピークAの面積の比が9.4%である。
Claims (10)
- 下記条件にて測定されたサイズ排除クロマトグラムにおいて、
保持時間16分間より短い時間にピークAを有する卵殻膜タンパク質可溶化物。
(測定条件)
測定方法:サイズ排除クロマトグラフィー
カラム:GE製、商品名「Superdex peptide HR 10/300」1本
溶離液:30%アセトニトリル―70%水−0.1%トリフルオロ酢酸
流量:0.5ml/min
カラム温度:40℃
検出器:紫外吸光光度計(測定波長214nm)
試料濃度:5〜10mg/ml
試料注入量:25μL - 前記条件にて測定されたサイズ排除クロマトグラムにおいて、
総ピーク面積に対する、前記ピークAの面積の比が9%以上である請求項1に記載の卵殻膜タンパク質可溶化物。 - 卵殻膜タンパク質可溶化物の重量平均分子量は、9000以上14000以下である請求項1又は2に記載の卵殻膜タンパク質可溶化物。
- 原料に対し、システイン及びシスチンの含有量の残存率が30%以上である請求項1から3のいずれかに記載の卵殻膜タンパク質可溶化物。
- 請求項1から4のいずれかに記載の卵殻膜タンパク質可溶化物を含有する組成物。
- 請求項1から4のいずれかに記載の卵殻膜タンパク質可溶化物を含有する毛髪化粧料用組成物。
- 請求項6に記載の毛髪化粧料用組成物を用いた毛髪の処理方法。
- アルカリ条件に調整した卵殻膜タンパク質の懸濁液を処理温度130℃以上160℃以下で、かつ、当該処理温度に5分以内に到達するよう加熱することによって卵殻膜タンパク質を可溶化する工程を有する卵殻膜タンパク質可溶化物の製造方法。
- 前記卵殻膜タンパク質の懸濁液の加熱方法が、加圧した水蒸気と前記卵殻膜タンパク質の懸濁液との接触による加熱である請求項8に記載の卵殻膜タンパク質可溶化物の製造方法。
- 原料に対し、システイン及びシスチンの含有量の残存量が30%以上となるよう卵殻膜タンパク質を可溶化する請求項8又は9に記載の卵殻膜タンパク質可溶化物の製造方法。
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