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JP2017136037A - Pcr用容器 - Google Patents

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JP2017136037A JP2016020466A JP2016020466A JP2017136037A JP 2017136037 A JP2017136037 A JP 2017136037A JP 2016020466 A JP2016020466 A JP 2016020466A JP 2016020466 A JP2016020466 A JP 2016020466A JP 2017136037 A JP2017136037 A JP 2017136037A
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Abstract

【課題】 実験器具を用いず簡易に検体を計り取ることのできるPCR用容器を提供する。
【解決手段】 PCR用容器1は、容器本体11と、容器本体11に嵌合する蓋体6とから構成されている。容器本体11は、底部12と底部12から立ち上がる筒状の第1側壁13とからなる試薬収容部14と、第1側壁13の上端に接続され、外方に拡がる拡張部15と、拡張部15の外方端に接続され、上方に延びる筒状の第2側壁16からなる胴部17とから構成されている。蓋体6は、拡張部15を含め試薬収容部の上方を覆う蓋部7と、蓋部7の外方端に接続され、第2側壁16の内面に密着状態である筒状の第1側壁部8とから構成されている。蓋部7の下面には、検体を収容するための上方に凹んだ凹部9が形成されている。容器本体11と蓋体6とが分離した状態で、蓋体6の蓋部7を検体に押し付けることで、その凹部9に検体を計り取ることができる。
【選択図】 図2

Description

この発明はPCR用容器に関し、特に、DNA検出装置によりPCRを行う際に用いるPCR用容器に関するものである。
従来、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によりDNAを増幅する際、図21及び図22に示すようなPCR用容器が用いられている。
図21は従来のPCR用容器の外観形状を示す概略正面図であって、(1)は蓋体が開いた状態のものであり、(2)は蓋体が閉じた状態のものである。又、図22は蓋体が閉じた状態の図21で示したPCR用容器の断面図である。
これらの図を参照して、PCR用容器71は、例えばポリプロピレンからなり、容器本体81と蓋体76と接続部77とから主に構成されている。
容器本体81は、上(PCR用容器を使用する際に容器本体に対して蓋体の存在する方向)側の開いた円筒形状であり、底部は閉じている。
蓋体76は、円盤形状であり、その大きさは容器本体81の開いた上面を完全に覆うことのできるものである。又、蓋体76は、その下面に円形リング状に突出した係止部78が形成されている。図22に示すように、蓋体76が閉じた状態にあっては、係止部78の外面が容器本体81の内面と係止することによって、蓋体76は容器本体81の開いた上面を完全に覆う状態で固定される。これによって、容器本体81内部への異物の混入や、最高90℃超に達するPCR中の容器本体81の内容物の蒸発を防ぐものである。
接続部77は、一定の角度の範囲内で屈伸自在な帯形状であり、その一方端が蓋体76の端部と接続され、他方端が容器本体81の端部と接続されている。
PCR用容器71を使用する際には、まず、図21の(1)に示すような蓋体76が開いた状態において、容器本体81内部に、標的DNAを含んだ図示しない検体(例えば唾液)と、PCRの進行に必要な各試薬を混合した図示しない試薬(例えば水、緩衝液、プライマー、dNTP、DNAポリメラーゼ、蛍光試薬)とをマイクロピペット等の実験器具を用いて所定量投入する。次に、蓋体76の上面に対して上方から押圧することによって、蓋体76の係止部78の外面が容器本体81の内面と係止し、蓋体76は図21の(2)に示すような閉じた状態で固定される。この状態のPCR用容器71を、図示しないサーマルサイクラー等のDNA検出装置に設置し、加熱及び冷却の周期を所定回数繰り返すことで、PCRが進行し、標的DNAが増幅する。
上記のような従来のPCR用容器では、PCRの進行に必要な量の検体を計り取るためにはマイクロピペット等の実験器具を用いなければならず、煩雑であると共に、実験室等の実験器具が揃った場所でしかPCRを行うことができなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、実験器具を用いず簡易に検体を計り取ることのできるPCR用容器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、容器本体と、容器本体に嵌合する蓋体とからなるPCR用容器であって、容器本体は、底部と、底部から立ち上がる筒状の第1側壁とからなる、試薬を収容するための試薬収容部と、第1側壁の上端に接続され、外方に拡がる拡張部と、拡張部の外方端に接続され、上方に延びる筒状の第2側壁からなる胴部とを備え、蓋体は、容器本体の胴部の内方に嵌合自在となるように構成され、嵌合時において、拡張部を含め試薬収容部の上方を覆う蓋部と、蓋部の外方端に接続され、嵌合時において、第2側壁の内面に密着状態である筒状の第1側壁部とを備え、蓋部の下面には、検体を収容するための上方に凹んだ凹部が形成されているものである。
このように構成すると、蓋体の凹部を利用して検体の計り取りが可能となる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、容器本体の胴部及び蓋体の第1側壁部の各々は、上方に向かって拡がる形状を有するものである。
このように構成すると、胴部の上端で構成される挿入口に対して蓋部の大きさが小さくなる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成において、蓋体は、更に、第1側壁部の上端に段部を介して接続され、上方に延びる筒状の第2側壁部を備え、第2側壁部は、嵌合時において、胴部の外面に整列するものである。
このように構成すると、嵌合時において、段部がストッパーとなり、容器本体と蓋体とは一体化する。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成において、容器本体と蓋体とは、水平断面が円形リング状の弾性材料で形成され、第2側壁の内面において、周方向に連続する内方に突出したリング状の第1凸部が形成され、第1側壁部の外面において、周方向に連続する外方に突出したリング状の第2凸部が形成され、嵌合時において、第2凸部は第1凸部に接した状態でその下方に位置するように形成されているものである。
このように構成すると、試薬収容部の密閉性が向上する。
請求項5記載の発明は、請求項3記載の発明の構成において、容器本体と蓋体とは、水平断面が円形リング状の弾性材料で形成され、胴部の内面にはガイド溝が形成され、ガイド溝は、胴部の上端から下方に延びる第1溝部と、第1溝部の下方端に接続され、周方向下方に延びる第2溝部と、第2溝部の周方向端に接続され、周方向に延びる第3溝部とからなり、第1側壁部の外面にはガイド溝にスライド自在に係合する突起が形成され、容器本体と蓋体とを相対的に移動させることによって、突起は第1溝部及び第2溝部を介して第3溝部まで移動し、突起が第2溝部の途中に位置する時、蓋部は拡張部に当接状態になっているように移動するものである。
このように構成すると、突起とガイド溝によって試薬収容部の密閉性がより向上する。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の構成において、ガイド溝及び突起は、容器本体と蓋体の周方向に等間隔で複数設けられるものである。
このように構成すると、容器本体に対する蓋体の押圧状態が偏らない。
請求項7記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の発明の構成において、少なくとも容器本体の試薬収容部は、透明材料で構成されるものである。
このように構成すると、試薬収容部は光を透過する。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、蓋体の凹部を利用して検体の計り取りが可能となるため、容器本体と蓋体との嵌合によって検体と試薬とを一体化する容器となる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、胴部の上端で構成される挿入口に対して蓋部の大きさが小さくなるため、容器本体と蓋体とが嵌合し易くなる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、嵌合時において、段部がストッパーとなり、容器本体と蓋体とは一体化するため、使い勝手が向上する。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加えて、試薬収容部の密閉性が向上するため、PCR用容器としての信頼性が向上する。
請求項5記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加えて、突起とガイド溝によって試薬収容部の密閉性がより向上するため、PCR用容器としての信頼性がより向上する。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の効果に加えて、容器本体に対する蓋体の押圧状態が偏らないため、試薬収容部の密閉性が更に安定する。
請求項7記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の発明の効果に加えて、試薬収容部は光を透過するため、容器のままでのDNAの光検出が容易となる。
この発明の第1の実施の形態によるPCR用容器の外観形状を示す正面図である。 図1で示したII−IIラインの端面図である。 図1で示したPCR用容器の第1の使用状態を示す端面図である。 図1で示したPCR用容器の第2の使用状態を示す端面図であって、(1)は容器本体と蓋体との嵌合前の状態を示すものであり、(2)は容器本体と蓋体との嵌合途中の状態を示すものである。 図1で示したPCR用容器を用いたDNA検出装置の動作前の状態を示す概略正面図である。 図5に対応した図であって、DNA検出装置の第1の動作状態を示す概略正面図である。 図5に対応した図であって、DNA検出装置の第2の動作状態を示す概略正面図である。 図7で示したA部分の拡大端面図である。 図5に対応した図であって、DNA検出装置の第3の動作状態を示す概略正面図である。 図5に対応した図であって、DNA検出装置の第4の動作状態を示す概略正面図である。 図5に対応した図であって、DNA検出装置の第5の動作状態を示す概略正面図である。 図11で示したXII−XIIラインの矢視図である。 この発明の第2の実施の形態によるPCR用容器の外観形状を示す正面図である。 図13で示したXIV−XIVラインの端面図であって、(1)は嵌合前の状態を示すものであり、(2)は嵌合後の状態を示すものである。 この発明の第3の実施の形態によるPCR用容器の外観形状を示す正面図である。 図15で示したPCR用容器であって、容器本体と蓋体とが分離した状態を示す正面図である。 図16で示したXVII−XVIIラインの断面図である。 図17で示したXVIII−XVIIIラインの端面図である。 図17で示したXIX−XIXラインの端面図である。 図17で示したPCR用容器の容器本体と蓋体との嵌合の各過程を示す断面図である。 従来のPCR用容器の外観形状を示す概略正面図であって、(1)は蓋体が開いた状態のものであり、(2)は蓋体が閉じた状態のものである。 蓋体が閉じた状態の図21で示したPCR用容器の断面図である。
図1はこの発明の第1の実施の形態によるPCR用容器の外観形状を示す正面図である。又、図2は図1で示したII−IIラインの端面図である。
これらの図を参照して、PCR用容器1は、例えばポリプロピレンからなり、水平断面が円形リング状の容器本体11と、容器本体11に嵌合する蓋体6とから構成されており、図においては容器本体11と蓋体6とが嵌合状態である。
容器本体11は、底部12と底部12から立ち上がる筒状の第1側壁13とからなる試薬収容部14と、第1側壁13の上端に接続され、外方に拡がる拡張部15と、拡張部15の外方端に接続され、上方に延びる筒状の第2側壁16からなる胴部17とから構成されている。又、各部分の厚さは0.05〜0.5mmの範囲内であれば良い。
蓋体6は、拡張部15を含め試薬収容部14の上方を覆う蓋部7と、蓋部7の外方端に接続され、第2側壁16の内面に密着状態となる筒状の第1側壁部8とから構成されている。蓋部7の下面には、検体を収容するための上方に凹んだ凹部9が形成されている。又、各部分の厚さは0.05〜0.5mmの範囲内であれば良い。
ここで、容器本体11の胴部17及び蓋体6の第1側壁部8の各々は、上方に向かって拡がる形状を有しているため、嵌合時において、容器本体11の第2側壁16の内面に蓋体6の第1側壁部8が密着状態となり易い。これについては後述する。
又、蓋体6は、容器本体11の内方に嵌合自在となるように構成されており、蓋体6を上方に引き抜くことで容器本体11と蓋体6とは分離される。
次に、PCR用容器1の使用方法について説明する。
図3は図1で示したPCR用容器の第1の使用状態を示す端面図である。
図を参照して、PCR用容器は容器本体11(図示せず)と蓋体6とが分離された状態である。
まず、この分離された状態において、蓋体6の凹部9を検体2(例えば口腔内粘膜)に対して押し付けることで、凹部9に検体2の一部(例えば唾液)を計り取ることができる。
次に、図4は図1で示したPCR用容器の第2の使用状態を示す端面図であって、(1)は容器本体と蓋体との嵌合前の状態を示すものであり、(2)は容器本体と蓋体との嵌合途中の状態を示すものである。
図を参照して、蓋体6は、分離された状態において、上述のようにその凹部9に検体2を収容している。容器本体11は、分離された状態において、マイクロピペット等の実験器具を用いて試薬3を試薬収容部14に収容している。Xは、蓋体6の蓋部7の径である。Yは、容器本体11の、胴部17の上端で構成される挿入口18の径である。
容器本体11の胴部17及び蓋体6の第1側壁部8の各々は、上述のように上方に向かって拡がる形状を有しているため、X<Y、即ち、挿入口18に対して蓋部7の大きさが小さくなっている。又、(2)に示す嵌合途中の状態にあっても、蓋部7の大きさはその通過位置の胴部17内部の大きさよりも大きく、図2に示した嵌合状態に至るまで蓋部7の胴部17内部の通過は容易である。
そして、図2に示したように蓋部7の端部が拡張部15と接し、試薬収容部14の上方を覆う嵌合状態に至ると、容器本体11の第2側壁16の内面と蓋体6の第1側壁部8の外面とが密着状態となる。これによって、試薬収容部14への異物の混入や内容物の蒸発を防ぐ効果を発揮する。
このように、PCR用容器1は、容器本体11と蓋体6とが嵌合し易い形状を有しているものである。
そして、上述のように容器本体11と蓋体6とが嵌合することによって、容器本体11に収容された試薬3と蓋体6に収容された検体2とが一体化され、PCRの進行に必要な混合溶液が形成される。
次に、検体と試薬とを収容したPCR用容器1を用いたDNA検出装置によってPCRを進行させる工程について説明する。
図5は図1で示したPCR用容器を用いたDNA検出装置の動作前の状態を示す概略正面図である。又、図6は図5に対応した図であって、DNA検出装置の第1の動作状態を示す概略正面図である。
これらの図を参照して、DNA検出装置91は、DNA増幅構造体92と、検出部112と、制御部(図示せず)とを中心として構成されている。
DNA増幅構造体92は、PCR用容器1を保持する容器ホルダー97と、容器ホルダー97を支持する支持部98と、プレート状の第1のヒーター101と、プレート状の第2のヒーター106と、第1のヒーター101及び第2のヒーター106をその上面に固定する台座110とを中心として構成されている。
PCR用容器1は、上述のように試薬収容部14に試薬3と検体2とを一体化した混合溶液が収容されており、蓋体6によって密閉されている。図5の一点鎖線で描いた矢印で示すように、PCR用容器1を容器ホルダー97及び支持部98を通過させ、固定部94を上方から取り付けることで、PCR用容器1はDNA増幅構造体92に設置され、図6に示す第1の動作状態となる。
容器ホルダー97は、PCR用容器1の底面が第1のヒーター101及び第2のヒーター106の表面と水平になるようにしてPCR用容器1を保持する。又、容器ホルダー97はその上面に着脱自在に取り付けられた固定部94を有する。更に、固定部94は、その内部に例えばバネ等の付勢手段95を有する。更に、付勢手段95がPCR用容器1の蓋体6に対して上方から付勢することで、PCR用容器1は下方向に付勢された状態で保持される。この付勢による効果は後述する。
支持部98は、容器ホルダー97を支持するように構成されている。又、制御部からの指示に従って、支持部98は容器ホルダー97を図6の上部の一点鎖線で描いた矢印の方向にスライド自在に移動させることができる。それによってPCR用容器1が水平移動する。
第1のヒーター101は、加熱体102と発熱体103とを中心として構成されている。発熱体103は、その温度を制御部によって調整自在に構成されており、加熱体102を加熱する。加熱体102は、例えばシリコンゴムからなり、発熱体103の上に設置され、PCR用容器1の試薬収容部14が嵌入できる凹み104を有する。凹み104の表面は、制御部によって例えば120℃の高温に設定されている。
第2のヒーター106は、加熱体107と発熱体108とを中心として構成されている。発熱体108は、その温度を制御部によって調整自在に構成されており、加熱体107を加熱する。加熱体107は、例えばシリコンゴムからなり、発熱体108の上に設置され、PCR用容器1の試薬収容部14が嵌入できる凹み109を有する。凹み109の表面は、制御部によって例えば50℃の低温に設定されている。
台座110は、その上面に第1のヒーター101及び第2のヒーター106が固定されている。又、台座110は、制御部によって、図6の下部の一点鎖線で描いた矢印の方向にスライド上昇又は下降自在に制御されている。それによって、第1のヒーター101及び第2のヒーター106は上昇又は下降することができる。
次に、図7は図5に対応した図であって、DNA検出装置の第2の動作状態を示す概略正面図である。
図を参照して、まず制御部(図示せず)からの指示に従って台座110が図の実線で描いた矢印の方向に上昇し、PCR用容器1の試薬収容部14が加熱体102の凹み104に嵌入する。
このとき、上述したようにPCR用容器1は付勢手段95によって下方向(PCR用容器1に対して第1のヒーター101が存在する方向)に付勢されているため、上昇する加熱体102の凹み104に接触したときもPCR用容器1が浮き上がってしまう虞が無く、接触位置が安定する。
そして、このPCR用容器1の表面と第1のヒーター101の表面との接触(第1の接触)によって、PCR用容器1の試薬収容部14内に収容されたDNAが加熱される。
ここで、第1の接触によるDNAの加熱の状態について説明する。
図8は図7で示したA部分の拡大端面図である。
図を参照して、PCR用容器1の試薬収容部14にはDNAを含んだ検体と試薬とが一体化された混合溶液4が収納されている。加熱体102は例えばシリコンゴムからなるため、弾力性(圧縮変形からの形状回復性)及び熱伝導性に優れる。そのため、第1の接触にあっては、試薬収容部14は凹み104に高い密着性で嵌入しており、加熱体102から試薬収容部14への直接的な熱伝導により、混合溶液4が加熱される。
ここで、加熱中の混合溶液4においては、Lで示す混合溶液4上部は外気に近いため温度は相対的に低く、Hで示す混合溶液4下部は加熱体102からの熱が強く伝わる部分であるため温度が相対的に高く、Mで示す混合溶液4中部はL及びHの中間程度の温度となる。これにより、図の矢印で示すように、加熱された下部の溶液は上昇を始め、溶液天井で折り返す対流を起こす。この熱対流により、混合溶液4は効率的に加熱される。
次に、図9は図5に対応した図であって、DNA検出装置の第3の動作状態を示す概略正面図である。
第1の接触によって例えば92℃に加熱されDNAの変性が行われた後、制御部(図示せず)からの指示に従って、図の下部の矢印で示すように台座110は下降し、第1の接触は解除される。その後、制御部からの指示に従って、支持部98は容器ホルダー97を図の上部の矢印で示すように水平移動させる。これによって、PCR用容器1は第2のヒーター106の上方に移動し、PCR用容器1の試薬収容部14が加熱体107の凹み109の上方に位置することとなる。
次に、図10は図5に対応した図であって、DNA検出装置の第4の動作状態を示す概略正面図である。
制御部(図示せず)からの指示に従って、台座110が図の実線で描いた矢印の方向に上昇し、第1の接触と同様に、PCR用容器1の試薬収容部14が加熱体107の凹み109に安定的に嵌入する。
そして、このPCR用容器1の表面と第2のヒーター106の表面との接触(第2の接触)によって、PCR用容器1内に収納されたDNAが例えば65℃に冷却され、アニーリングが行われる。
第2の接触が完了すると、制御部からの指示に従って台座110が下降し、容器ホルダー97が水平移動し、PCR用容器1は第1のヒーター101の上方に位置する図5で示した状態に戻る。
そして、上述した第1の接触と第2の接触が交互に繰り返されることにより、PCRが進行する。又、第1の接触と第2の接触が所定回数繰り返されPCRが完了すると、増幅したDNAの検出工程に進む。
次に、図11は図5に対応した図であって、DNA検出装置の第5の動作状態を示す概略正面図である。
図を参照して、PCRが完了した後、制御部からの指示に従って、支持部98が容器ホルダー97を図の矢印で示す方向に移動させることにより、PCR用容器1は検出部112に移動する。
図12は図11で示したXII−XIIラインの矢視図である。
図を参照して、検出部112は、発光素子113及び受光素子114を中心として構成されている。発光素子113と受光素子114とは水平方向に同軸直線上で対面するように位置する。PCR用容器1は、増幅したDNAが収容されている試薬収容部14を当該直線が貫くように位置する。発光素子113は有効波長が450nm〜570nmのLEDランプである。受光素子114は有効波長が300nm〜820nmのフォトダイオードである。
検出に際しては、制御部(図示せず)からの指示に従って、発光素子113がPCR用容器1の試薬収容部14に向かって励起光を発光する。試薬収容部14内の増幅したDNAは試薬中に含まれる蛍光試薬と結合しているため、励起光に反応し蛍光する。試薬収容部14は透明材料で構成されているため、光を透過し、受光素子114は蛍光したDNAの発光強度を受光することができる。試薬収容部から他の検出用容器に移し替えることなくDNAの光検出が可能である。そして、この受光した発光強度に基づいて、増幅したDNAの定量化による検出を行うことができる。このように、PCR用容器1は試薬収容部14が透明材料で構成されているため、他の検出用容器に内容物を移し替えることなくDNAの光検出を行うことができるものである。
以上説明したように、PCR用容器1の試薬収容部14内に収容されたDNAは、DNA検出装置91のDNA増幅構造体92によって加熱及び冷却周期が形成されPCRが進行する。そして加熱及び冷却周期が所定回数繰り返されPCRが完了すると、DNA検出装置91の検出部112によってPCR用容器1の試薬収容部14内の増幅したDNAが検出される。
次に、図13はこの発明の第2の実施の形態によるPCR用容器の外観形状を示す正面図である。又、図14は図13で示したXIV−XIVラインの端面図であって、(1)は嵌合前の状態を示すものであり、(2)は嵌合後の状態を示すものである。
これらの図を参照して、PCR用容器21は、容器本体31と、容器本体31に嵌合する蓋体26とから構成されている。又、容器本体31と蓋体26とは、水平断面が円形リング状である。尚、PCR用容器21の基本的な構成及び使用方法は第1の実施の形態によるPCR用容器1と同様であるため、差異点を中心に以下説明する。
容器本体31は、第1の実施の形態における容器本体31の構成に加えて、第2側壁36の内面下方において、周方向に連続する内方に突出したリング状の第1凸部39が形成されている。
蓋体26は、第1の実施の形態における蓋体6の構成に加えて、第1側壁部28の上端に段部22を介して接続され、上方に延びる筒状の第2側壁部23を備えている。又、第1側壁部28の外面下方において、周方向に連続する外方に突出したリング状の第2凸部30が形成されている。
図14の(1)に示す嵌合前の状態にあっては、第1の実施の形態と同様に、容器本体31の胴部37及び蓋体26の第1側壁部28の各々は、上方に向かって拡がる形状を有しているため、嵌合が容易である。蓋体26を下方に押し込むことによって、第2凸部30は第1凸部39に一旦引っ掛かるが、PCR用容器21は弾性材料で形成されているため押し広がり、第2凸部30が第1凸部39の下方に到達し、これらが接触した状態で拡張部35の上面と蓋部27の下面とが接触した状態になることで嵌合が完了し、図14の(2)に示す状態となる。
図14の(2)に示す嵌合後の状態にあっては、第2側壁部23は胴部37の外面に整列するため、段部22が嵌合時のストッパーとなり、容器本体31と蓋体26とは外観形状において一体化している。そのため、第1の実施の形態のPCR用容器1と同様に使用することができ、又、蓋体26の外面と容器本体31の外面とを指で持ち嵌合の開始及び解除も自在にできるため、使い勝手が向上している。
又、第2凸部30は第1凸部39に接しその下方に位置した状態で嵌合するため、蓋体26が容器本体31に対して上下方向に動いてしまう虞が少なく、試薬収容部34の密閉性が向上しており、そのためPCR用容器としての信頼性も向上している。
次に、図15はこの発明の第3の実施の形態によるPCR用容器の外観形状を示す正面図である。又、図16は図15で示したPCR用容器であって、容器本体と蓋体とが分離した状態を示す正面図である。更に、図17は図16で示したXVII−XVIIラインの断面図である。更に、図18は図17で示したXVIII−XVIIIラインの端面図である。更に、図19は図17で示したXIX−XIXラインの端面図である。
これらの図を参照して、PCR用容器41は、容器本体51と、容器本体51に嵌合する蓋体46とから構成されている。尚、PCR用容器41の基本的な構成及び使用方法は、第2の実施の形態によるPCR用容器21と同様であるため、差異点を中心に以下説明する。
容器本体51は、その胴部57の内面の対向位置に一対のガイド溝62が形成されている。ガイド溝62の一方は、胴部57の上端から下方に延びる第1溝部63と、第1溝部63の下方端に接続され、周方向下方に延びる第2溝部64と、第2溝部64の周方向端に接続され、周方向に延びる第3溝部65とから構成されている。図19に示すように、ガイド溝62は一点鎖線で描いた蓋体46に形成されている後述する突起61が通過することのできる大きさである。
蓋体46は、第2の実施の形態における蓋体26の構成に加えて、その第1側壁部48の対向位置には一対の突起61が形成されており、突起61の各々はガイド溝62の各々にスライド自在に係合する。
次に、突起61のガイド溝62中のスライド状態について説明する。
図20は図17で示したPCR用容器の容器本体と蓋体との嵌合の各過程を示す断面図である。
まず(1)を参照して、突起61とガイド溝62の第1溝部63の上端との位置を合わせ、蓋体46を容器本体51に向け下方に押し込むことで突起61が第1溝部63中を進む。
次に(2)を参照して、蓋体46を容器本体51に向け下方に更に押し込むことで、突起61が第1溝部63の下端に到達する。このとき、容器本体51の拡張部55(試薬収容部54)の上面と蓋体46の蓋部47の下面とは未だ接触していない。
次に(3)を参照して、蓋体46のみを時計回りにひねることで、突起61が第2溝部64に誘導され、周方向かつ下方に進む。これによって蓋体46も下方に進み、蓋部47の下面と拡張部55(試薬収容部54)の上面とが接触する。即ち、突起61が第2溝部64の途中に位置する時、蓋部47は拡張部55に当接状態となり、試薬収容部54は密閉状態となる。
次に(4)を参照して、蓋体46を時計回りに更にひねることで、突起61が第3溝部65に誘導され、周方向に進む。突起61が第3溝部65の端部に到達すると、突起61は第3溝部65の上端に対して押圧する状態となる。即ち、蓋部47の下面が拡張部55(試薬収容部54)の上面に対して下方に更に押圧されながら接触を維持する状態となる。これによって、試薬収容部54の密閉性がより向上しており、そのためPCR用容器としての信頼性がより向上している。
又、第2溝部64と第3溝部65との接続位置において、ガイド溝62の上面が下方に突出することにより邪魔部66が形成されている。突起61は邪魔部66によって周方向の位置が固定されるため、移動時の衝撃等によっても不用意に第2溝部64に戻る虞が小さく、PCR用容器としての信頼性が更に向上している。
尚、上記の各実施の形態では、容器本体の胴部及び蓋体の第1側壁部の各々は、上方に向かって拡がる形状を有するが、拡がらない形状であっても良い。
又、上記の第1の実施の形態では、容器本体と蓋体とは、水平断面が円形リング状であるが、円形リング状でなくとも良い。その場合でも、蓋体の凹部に検体を計り取ることができる。
更に、上記の第1の実施の形態では、容器本体と蓋体とは弾性材料からなるが、弾性を有しない材料からなるものでも良い。
更に、上記の第2及び第3の実施の形態では、容器本体と蓋体とは共に弾性材料からなるが、容器本体と蓋体とのいずれか一方が弾性を有しない材料からなるものでも良い。
更に、上記の各実施の形態では、容器本体の試薬収容部が透明材料で構成されているが、透明材料でなくとも良い。この場合でも、PCRは可能であり、光検出以外の方法で増幅したDNAの検出を行うことも可能である。
更に、上記の各実施の形態では、PCR用容器がポリプロピレンからなるが、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリアミド、アクリル、環状ポリオレフィン、芳香族ナイロン等を用いても良い。
更に、上記の各実施の形態では、DNAの増幅及び増幅したDNAの検出において特定のDNA検出装置を用いているが、他のDNAの増幅を行う装置及び増幅したDNAの検出を行う装置を用いても良い。
更に、上記の各実施の形態では、試薬収容部がそれぞれ特定の形状を有しているが、他の形状でも良い。例えば、底部が広く第1側壁の短い形状でも良い。又、底部が狭く第1側壁の長い形状でも良い。更に、従来のPCR用容器のように底部に向かって先細りの形状でも良い。
更に、上記の各実施の形態では、容器本体と蓋体とを分離した後に容器本体に対して試薬を投入しているが、分離する前に容器本体に対して所定量の試薬を収容しておいても良い。これによって、蓋体を用いて検体を計り取ることのみでPCR用の混合溶液を作製することができることとなるため、実験器具を用いず簡易にPCRをすることが可能なPCR用容器となる。又、このとき、容器本体中の試薬の構成成分ごとにワックス類の層で完全に分離してあっても良い。PCRにおける加熱によってワックス類は溶解するため、PCRは正常に進行する。これによって、試薬の各構成成分が混ざり合うことが無いため、保管時に試薬が反応する虞が無くなる。又、蓋部に試薬が接触することが無くなるため、検体の計り取り時の安全性が向上する。このような目的を達成するために、試薬収容部の側壁内面を段形状に形成しても良い。
更に、上記の第3の実施の形態では、ガイド溝及び突起は、容器本体と蓋体の周方向に等間隔で各々一対設けられているが、1つでも良い。又、等間隔で3以上の複数個所に設けられていても良い。等間隔で2以上の複数個所に設けられている場合は、容器本体に対する蓋体の押圧状態が偏らないこととなるため、試薬収容部の密閉性が更に向上する。更に、上記の第3の実施の形態では、ガイド溝が容器本体に、及び突起が蓋体にそれぞれ設けられているが、ガイド溝が蓋体に、及び突起が容器本体に、それぞれ第3の実施の形態における形状に対して反転した形状で設けられていても良い。
更に、上記の第3の実施の形態では、容器本体と蓋体との嵌合の際に、突起がガイド溝を移動するように蓋体を移動させているが、容器本体を移動させても良いし、容器本体及び蓋体を移動させても良い。
更に、上記の第3の実施の形態では、容器本体と蓋体との嵌合の際に、突起を第2溝部に移動させるために蓋体を上方から見て時計回りにひねっているが、反時計回りにひねっても良い。この場合、ガイド溝の各々の第2溝部及び第3溝部は、図17下部に示した方向とは逆方向に形成すれば良い。
更に、上記の第3の実施の形態では、容器本体に第1凸部と、蓋体に第2凸部とが形成されているが、第1凸部及び第2凸部は無くとも良い。又、第1凸部及び第2凸部の組が複数あっても良い。
更に、上記の第2及び第3の実施の形態では、蓋体の第2側壁部は嵌合時において容器本体の胴部の外面に整列する形状であるが、整列しない形状であっても良い。
更に、上記の第3の実施の形態では、突起が第2溝部の途中に位置する時に蓋部が拡張部に当接するが、第1溝部の途中に位置する時に蓋部と拡張部とが当接しても良い。即ち、突起が第2溝部の途中に位置する時、蓋部は拡張部に当接状態となっていれば良い。
以下、本発明に係るPCR用容器を用いてDNAを検出する工程について具体的に説明する。尚、本発明は以下に示す実施例に限定されるものではない。
以下では、上記のDNA検出装置(例えば図5におけるDNA検出装置91)及び第3の実施の形態によるPCR用容器を用いて、P.g.菌(歯周病菌)DNAの増幅及び増幅したDNAの検出を行った。
1.使用した検体及び試薬
PCR用の検体として、ヤマトエスロン株式会社調製のP.g.菌DNA(濃度10cell/μL)を準備した。
まず、PCR用容器を容器本体と蓋体とに分離させ、容器本体にマイクロピペットを用いて、以下の表1に示す試薬を分注した。
Figure 2017136037
次に、蓋体の蓋部を上記検体に押し付けることにより、約0.3μLの検体を計り取った。
次に、容器本体と蓋体とを嵌合させた。
以上の操作によって、容器本体に収容された表1に示す試薬と、蓋体に収容された検体とが混合され、容器本体の試薬収容部に混合溶液を得た。
尚、表1に示した各試薬の詳細は、以下の通りであった。
・水:超純水
・緩衝液(Mg2+濃度:30mM):タカラバイオ株式会社製、商品名:Fast Buffer I
・2.5mM dNTP:タカラバイオ株式会社製、商品名:dNTP Mixture(各2.5mM)
・100μM プライマーI:サーモフィッシャーサイエンティフィック社製、P.g.菌用プライマーI
・100μM プライマーII:サーモフィッシャーサイエンティフィック社製、P.g.菌用プライマーII
・5U/μL DNAポリメラーゼ:タカラバイオ株式会社製、商品名:SpeedSTAR(登録商標) HS DNA Polymerase
・蛍光試薬:タカラバイオ株式会社製、商品名:SYBR(登録商標) Green II
又、プライマーI及びプライマーIIの配列は、以下の表2に示す通りである。
Figure 2017136037
そして、上記混合溶液をP.g.菌検出用溶液として用いた。
2.DNA増幅構造体の設定及びその操作
上記のDNA検出装置を室内(気温26℃)に設置し、そのDNA増幅構造体(例えば図5におけるDNA増幅構造体92)の容器ホルダーに、上述のP.g.菌検出用溶液を含むPCR用容器を取り付けた後、固定部及び付勢手段により付勢しつつ位置を固定した。又、第1のヒーターの温度を120℃に設定し、第2のヒーターの温度を50℃に設定した。そして、以下のa.〜f.に示す工程を行った。
a.初めに、第1及び第2のヒーターを取り付けた台座を上昇させ、検出用溶液を含むPCR用容器の試薬収容部を第1のヒーターの凹みに嵌入させ、60秒間接触させ加熱した。尚、PCR用容器の試薬収容部の表面と第1のヒーターの凹みの表面との接触面積は28.7mmであった。
b.次に、台座を下降させPCR用容器を第1のヒーターから離すと共に、PCR用容器を第2のヒーターの上方に移動させた。
c.次に、台座を上昇させ、PCR用容器の試薬収容部を第2のヒーターの凹みに嵌入させ、30秒間接触させ冷却した。
d.次に、台座を下降させPCR用容器を第2のヒーターから離すと共に、PCR用容器を第1のヒーターの上方に移動させた。
e.次に、台座を上昇させ、PCR用容器の試薬収容部を第1のヒーターの凹みに嵌入させ、15秒間接触させ加熱した。
f.上記a.〜d.までの工程を1サイクルとして(但し、2サイクル目からは上記のa.工程はe.工程に変更した。)、このサイクルを40回繰り返す操作を行った。尚、1サイクルにおけるPCR用容器の移動所要時間は合計で5秒であった。
3.検出部における増幅したDNAの検出
DNA増幅構造体を使用したことでPCRが進行したかを確認するために、上述したDNA増幅構造体の操作後、PCR用容器を検出部(例えば図11における検出部112)側に移動させ、PCR用容器の試薬収容部に向かって発光素子としてLEDランプ(日亜化学工業株式会社製、発光中心波長:495nm)を使用して励起光を照射した。
又、対比実験として、上記検定用溶液に対して検体を含まないものを準備し、上記と同様のDNA増幅構造体における操作後、PCR用容器を検出部側に移動させ、その試薬収容部に向かってLEDランプ(発光中心波長:495nm)を使用して励起光を照射した。
更に、上記の照射による検出用溶液(DNAと結合した蛍光試薬)の発光強度を受光素子(フォトダイオード、浜松ホトニクス株式会社製、分光感度特性:300nm〜850nm)によって受光した。
そして、以上のDNAの増幅及び増幅したDNAの検出の工程を、10回反復した。1回のDNAの増幅及び増幅したDNAの検出には、約40分を要した。
以上の測定において受光素子によって受光した発光強度は、以下の表3に示す通りとなった。
Figure 2017136037
表3に示すように、Positive(検体を検出用溶液中に含むもの)の発光強度は、Negative(検体を検出用溶液中に含まないもの)よりも有意に大きい。
これによって、PCR用容器によって計り取られた検体のDNAが増幅されていること、即ち、PCR用容器によって標的DNAを含む検体を確実に計り取ることができることが確認された。
1、21、41…PCR用容器
2…検体
3…試薬
6、26、46…蓋体
7、27、47…蓋部
8、28、48…第1側壁部
9…凹部
11、31、51…容器本体
12…底部
13…第1側壁
14、34、54…試薬収容部
15、35、55…拡張部
16、36…第2側壁
17、37、57…胴部
22…段部
23…第2側壁部
30、50…第2凸部
39…第1凸部
61…突起
62…ガイド溝
63…第1溝部
64…第2溝部
65…第3溝部
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (7)

  1. 容器本体と、前記容器本体に嵌合する蓋体とからなるPCR用容器であって、
    前記容器本体は、
    底部と、前記底部から立ち上がる筒状の第1側壁とからなる、試薬を収容するための試薬収容部と、
    前記第1側壁の上端に接続され、外方に拡がる拡張部と、
    前記拡張部の外方端に接続され、上方に延びる筒状の第2側壁からなる胴部とを備え、
    前記蓋体は、前記容器本体の前記胴部の内方に嵌合自在となるように構成され、
    嵌合時において、前記拡張部を含め前記試薬収容部の上方を覆う蓋部と、
    前記蓋部の外方端に接続され、嵌合時において、前記第2側壁の内面に密着状態である筒状の第1側壁部とを備え、
    前記蓋部の下面には、検体を収容するための上方に凹んだ凹部が形成されている、PCR用容器。
  2. 前記容器本体の前記胴部及び前記蓋体の前記第1側壁部の各々は、上方に向かって拡がる形状を有する、請求項1記載のPCR用容器。
  3. 前記蓋体は、更に、
    前記第1側壁部の上端に段部を介して接続され、上方に延びる筒状の第2側壁部を備え、
    前記第2側壁部は、嵌合時において、前記胴部の外面に整列する、請求項1又は請求項2記載のPCR用容器。
  4. 前記容器本体と前記蓋体とは、水平断面が円形リング状の弾性材料で形成され、
    前記第2側壁の内面において、周方向に連続する内方に突出したリング状の第1凸部が形成され、
    前記第1側壁部の外面において、周方向に連続する外方に突出したリング状の第2凸部が形成され、
    嵌合時において、前記第2凸部は前記第1凸部に接した状態でその下方に位置するように形成されている、請求項3記載のPCR用容器。
  5. 前記容器本体と前記蓋体とは、水平断面が円形リング状の弾性材料で形成され、
    前記胴部の内面にはガイド溝が形成され、
    前記ガイド溝は、
    前記胴部の上端から下方に延びる第1溝部と、
    前記第1溝部の下方端に接続され、周方向下方に延びる第2溝部と、
    前記第2溝部の周方向端に接続され、周方向に延びる第3溝部とからなり、
    前記第1側壁部の外面には前記ガイド溝にスライド自在に係合する突起が形成され、
    前記容器本体と前記蓋体とを相対的に移動させることによって、前記突起は第1溝部及び前記第2溝部を介して前記第3溝部まで移動し、前記突起が前記第2溝部の途中に位置する時、前記蓋部は前記拡張部に当接状態になっているように移動する、請求項3記載のPCR用容器。
  6. 前記ガイド溝及び前記突起は、前記容器本体と前記蓋体の周方向に等間隔で複数設けられる、請求項5記載のPCR用容器。
  7. 少なくとも前記容器本体の前記試薬収容部は、透明材料で構成される、請求項1から請求項6のいずれかに記載のPCR用容器。
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