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JP2017106983A - 調光パネル及び調光パネルを備えた窓 - Google Patents

調光パネル及び調光パネルを備えた窓 Download PDF

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JP2017106983A
JP2017106983A JP2015238837A JP2015238837A JP2017106983A JP 2017106983 A JP2017106983 A JP 2017106983A JP 2015238837 A JP2015238837 A JP 2015238837A JP 2015238837 A JP2015238837 A JP 2015238837A JP 2017106983 A JP2017106983 A JP 2017106983A
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部 真 阿
Makoto Abe
部 真 阿
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】調光機能を有する窓に、窓の曇り等を取り除くための発熱機能を付与する。【解決手段】調光パネル10は、第1基材20と、第1基材20と対向して配置された第2基材40と、第1基材20及び第2基材40の間に配置された液晶層15と、を備え、第1基材20及び第2基材40のいずれか一方の液晶層15と対向する面側に、液晶層15の駆動用の透明電極26、並びに、透明電極26の周囲に接続される金属補助電極22及び金属補助電極22と同一材料で形成された発熱用導電体(導電体)30、が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、調光パネル及び調光パネルを備えた窓に関する。
従来、自動車等において、採光性の向上等を目的として、屋根部分に光透過性を有したガラスや樹脂等で形成された天窓(サンルーフ)を設けたものが知られている。この天窓が光透過性の高い材料で形成されている場合、高い採光機能を発揮する一方、夏場の日中等においては、この天窓から入射する強い太陽光により、乗員がまぶしく感じたり、車内の温度が上昇したりすることがある。これを改善するため、着色したガラス等を用いて天窓に遮光性を持たせることも考えられるが、この場合採光機能が低下する。そこで、自動車等において、天窓が所望の光透過性を有するように調整できる調光機能を有することが望まれている。
特許文献1には、自動車のサンルーフ等に液晶層を含む調光パネルを用いたものが開示されている。この調光パネルは、ITO等からなる透明導電層を含む2枚の透明導電性樹脂基材を、その透明導電層どうしが対向するようにして配置し、両透明導電層の間に液晶層を設けたものである。そして、両透明導電層を用いた液晶層への電界の印加のオン・オフにより、液晶層における光透過性を調整する、すなわち調光することができる。
ところで、車両のフロントウィンドウやリアウィンドウ等の窓ガラスにおいて、窓ガラスの曇り等を取り除くデフロスタ装置が知られている。特許文献2には、窓ガラス全体にタングステン線からなる電熱線を配置したものが開示されている。特許文献2に開示された技術では、窓ガラス全体に配置された電熱線に通電し、その抵抗加熱により窓ガラスを昇温させて、窓ガラスの曇りを取り除いて、又は、窓ガラスに付着した雪や氷を溶かして、乗員の視界を確保することができる。
国際公開第2011/093339号 特開2013−173402号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2に開示されているような従来の技術においては、調光機能を有する窓に、窓の曇り等を取り除くための発熱機能を付与することができなかった。すなわち、調光機能を有する窓に、窓の曇り等を取り除くための発熱機能を付与する技術は存在していなかった。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、調光機能を有する窓に、窓の曇り等を取り除くための発熱機能を付与することを目的とする。
本発明による発熱機能付き調光パネルは、
第1基材と、
前記第1基材と対向して配置された第2基材と、
前記第1基材及び前記第2基材の間に配置された液晶層と、を備え、
前記第1基材及び前記第2基材のいずれか一方の前記液晶層と対向する面側に、前記液晶層の駆動用の透明電極、並びに、前記透明電極の周囲に接続される金属補助電極及び前記金属補助電極と同一材料で形成された発熱用導電体、が設けられている。
本発明による発熱機能付き調光パネルは、
第1基材と、
前記第1基材と対向して配置された第2基材と、
前記第1基材及び前記第2基材の間に配置された液晶層と、を備え、
前記第1基材及び前記第2基材のいずれか一方の前記液晶層と対向する面側に、前記液晶層の駆動用の透明電極、及び、前記透明電極と電気的に接続した発熱用導電体、が設けられている。
本発明による窓は、上述の発熱機能付き調光パネルを備える。
本発明による乗り物は、上述の発熱機能付き調光パネルを備える。
本発明による調光パネルは、
第1基材と、
前記第1基材と対向して配置された第2基材と、
前記第1基材及び前記第2基材の間に配置された液晶層と、を備え、
前記第1基材及び前記第2基材の少なくとも一方の前記液晶層と対向する面側に、前記液晶層の駆動用の透明電極、並びに、前記透明電極の周囲に接続される金属補助電極及び前記金属補助電極と同一材料で形成された導電体、が設けられている。
本発明による調光パネルは、
第1基材と、
前記第1基材と対向して配置された第2基材と、
前記第1基材及び前記第2基材の間に配置された液晶層と、を備え、
前記第1基材及び前記第2基材のいずれか一方の前記液晶層と対向する面側に、前記液晶層の駆動用の透明電極、及び、前記透明電極と電気的に接続した導電体、が設けられている。
本発明によれば、調光機能を有する窓に、窓の曇り等を取り除くための発熱機能を付与することができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、発熱機能付き調光パネルを備えた乗り物を概略的に示す斜視図である。特に図1では、乗り物の例として発熱機能付き調光パネルを備えた自動車を概略的に示している。 図2は、発熱機能付き調光パネルを有する窓をその板面の法線方向から見た図である。 図3は、図2の窓のIII−III線に対応する断面を示す図である。 図4は、発熱機能付き調光パネルの製造方法の一例を説明するための図である。 図5は、発熱機能付き調光パネルの製造方法の一例を説明するための図である。 図6は、発熱機能付き調光パネルの製造方法の一例を説明するための図である。 図7は、発熱機能付き調光パネルの製造方法の一例を説明するための図である。 図8は、発熱機能付き調光パネルの製造方法の一例を説明するための図である。 図9は、窓及び発熱機能付き調光パネルの変形例を示す平面図である。 図10は、図9の窓及び発熱機能付き調光パネルのX−X線に対応する断面を示す図である。 図11は、窓及び発熱機能付き調光パネルの他の変形例を示す平面図である。 図12は、図12の窓及び発熱機能付き調光パネルのXII−XII線に対応する断面を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺及び縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
本明細書において、「板」、「パネル」、「シート」、「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「パネル」は、板、シート、フィルムと呼ばれ得るような部材をも含む概念であり、したがって、「調光パネル」は、「調光板」、「調光シート」、「調光フィルム」と呼ばれる部材と、呼称の違いのみにおいて区別され得ない。
また、「シート面(パネル面、板面、フィルム面)」とは、対象となるシート状(板状、パネル状、フィルム状)の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材(板状部材、パネル状部材、フィルム状部材)の平面方向と一致する面のことを指す。
さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1〜図15は本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は、発熱機能付き調光パネルを備えた自動車を概略的に示す図であり、図2は、発熱機能付き調光パネルをその板面への法線方向から見た図であり、図3は、図2の発熱機能付き調光パネルの横断面図である。
図1に示されているように、乗り物の一例としての自動車1は、フロントウィンドウ、リアウィンドウ、サイドウィンドウ、サンルーフ(天窓)等の窓を有している。ここでは、サンルーフ(天窓)が発熱機能付き調光パネル10を有する窓5を構成するものを例示する。
<窓>
この窓5をその板面への法線方向から見たものを図2に示す。また、図2の窓5のIII−III線に対応する断面を図3に示す。
図3に示された例では、窓5は、透明基板7、及び、透明基板7と積層された調光パネル10を有する。図示された例では、調光パネル10は、図示しない接合層を介して透明基板7と接合されている。この接合層としては、種々の接着性又は粘着性を有した材料からなる層を用いることができる。
<<透明基板>>
透明基板7としては、窓として機能し得る種々の材料からなるものを用いることができる。例えば、透明基板7として、窓5による採光を妨げないよう、可視光透過率が高いガラスや樹脂等を用いることができる。ガラスとしては、ソーダライムガラス(ソーダガラス、青板ガラス)、硼珪酸ガラス、石英ガラス、カリガラス等が例示できる。また、樹脂としては、ポリカーボネート、アクリル等が例示できる。透明基板7の可視光透過率は70%以上であることが好ましい。さらに好ましくは、透明基板7の可視光透過率は90%以上である。ここで、可視光透過率は、分光光度計((株)島津製作所製「UV−3100PC」、JIS K 0115準拠品)を用いて測定波長380nm〜780nmの範囲内で測定したときの、各波長における透過率の平均値として特定される。なお、透明基板7の一部又は全体に着色するなどして、当該部分の可視光透過率を低くしてもよい。透明基板7の厚さは、一例として、2mm以上10mm以下とすることができる。
<<発熱機能付き調光パネル>>
図3に示された例では、調光パネル10は、互いに対向して配置された第1積層体11及び第2積層体12、第1積層体11の第2積層体12と反対側に配置された第1偏光板13、第2積層体12の第1積層体11と反対側に配置された第2偏光板14、並びに、第1積層体11と第2積層体12との間に配置された液晶層15、を有する。すなわち、調光パネル10は、透明基板7の側から順に、第1偏光板13、第1積層体11、液晶層15、第2積層体12、第2偏光板14、を有している。なお、実際には、第1積層体11と第2積層体12との間には、第1積層体11と第2積層体12との間隔を所定の間隔に保つためのスペーサや、液晶層をなす液晶材料が漏れ出すことを防ぐためのシール材等が設けられることが多いが、これらの図示は省略している。
<<<積層体>>>
第1積層体11は、第1基材20と、第1基材20の第2積層体12と対向する面側に設けられた、液晶層15の駆動用の第1透明電極26、第1透明電極26の周囲に接続される第1金属補助電極22及び導電体30を有している。ここでは、導電体が発熱用導電体で構成されるものについて説明する。第1金属補助電極22と発熱用導電体(導電体)30とは同一材料で形成され、第1金属補助電極22は発熱用導電体30の周囲を取り囲むように枠状に形成されている。発熱用導電体30と第1透明電極26との間には、発熱用導電体30と第1透明電極26とを絶縁するための絶縁層24が設けられている。さらに、第1透明電極26上には第1配向膜28が設けられている。したがって、図示された例では、第1積層体11は、第1基材20の第2積層体12と対向する面上に設けられた発熱用導電体30及び第1金属補助電極22、発熱用導電体30の第2積層体12と対向する面及び側面を覆うように設けられた絶縁層24、第1金属補助電極22及び絶縁層24上に設けられた第1透明電極26、第1透明電極26上に設けられた第1配向膜28、を有している。なお、第1積層体11の第1基材20上には、発熱用導電体30に接続された一対のバスバー35と、バスバー35と端子部39とを接続する引出配線37と、が設けられている。
第2積層体12は、第2基材40と、第2基材40の第1積層体11と対向する面側に設けられた、液晶層15の駆動用の第2透明電極46、第2透明電極46の周囲に接続される第2金属補助電極42、第1透明電極26及び第2金属補助電極42上に設けられた第1配向膜28を有している。したがって、図示された例では、第2積層体12は、第2基材40の第1積層体11と対向する面上に設けられた第2透明電極46及び第2金属補助電極42、第2透明電極46及び第2金属補助電極42上に設けられた第2配向膜48、を有している。
<<<<基材>>>>
基材20,40は、発熱用導電体30及び金属補助電極22,42を支持する支持体として機能する。窓5による採光を妨げないよう、基材20,40は透明又は半透明となっている。基材20,40は、可視光透過率が90%以上であることが好ましい。また、発熱用導電体30及び金属補助電極22,42の保持性及び良好な光透過性の確保の観点から、このような基材20,40の厚さは、30μm以上200μm以下とすることができる。
このような基材20,40の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、トリアセチルセルロース(三酢酸セルロース)等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート樹脂などからなる樹脂シート、ガラス、セラミックス等からなる無機材等、誘電体として機能し得る材料を用いることができる。
<<<<発熱用導電体>>>>
発熱用導電体30は、バッテリー等の電源から、端子部39、引出配線37及びバスバー35を介して通電され、抵抗加熱により発熱する機能を有する。図2に示された例では、発熱用導電体30は、一対のバスバー35を連結する複数の発熱導線31を有している。図示された例では、各発熱導線31は、一方のバスバー35から他方のバスバー35へ延在している。複数の発熱導線31は、当該発熱導線31の延在方向と非平行な方向に、互いから離間して配列されている。言い換えると、発熱用導電体30は、第1方向(X)に沿って互いから離間して配列され、第1方向(X)と非平行な第2方向(Y)に沿って延びる、複数の発熱導線31を有している。とりわけ各発熱導線31は、直線状のパターンを有して一方のバスバー35から他方のバスバー35へ第2方向(Y)に沿って延びている。なお、図示された例では、第1方向(X)と第2方向(Y)とは直交している。
各発熱導線31は、直線状のパターンの他に、波線状、折れ線状または正弦波状等のパターンで、発熱導線31の延在方向(第2方向(Y))と交差する方向に振幅を有して、とりわけ発熱導線31の延在方向(第2方向(Y))と直交する方向(第1方向(X))に振幅を有して、一対のバスバー35の間を延びていてもよい。また、発熱用導電体30は、多数の開口を画成するメッシュ状のパターン等の他のパターンを有していてもよい。メッシュ状のパターンとしては、例えば、三角形状、四角形状、六角形状(ハニカム状)等の開口が規則的に配列されたパターンや、ボロノイパターンのような不規則的なパターンを挙げることができる。
このような発熱用導電体30を構成するための材料としては、例えば、金、銀、銅、白金、アルミニウム、クロム、モリブデン、ニッケル、チタン、パラジウム、インジウム、タングステン等の金属、および、ニッケル−クロム合金、真鍮、青銅、又は、これらの金属の一以上を含む合金を用いることができる。また、発熱導線31の基材20のシート面に沿った幅は、例えば1μm以上30μm以下とすることができる。また、発熱導線31の基材20のシート面への法線方向に沿った高さ(厚さ)は、例えば0.05μm以上30μm以下とすることができる。
<<<<金属補助電極>>>>
金属補助電極22,42は、透明電極26,46に接続され、透明電極26,46に通電する機能を有する。とりわけ図2〜図4に示された例では、金属補助電極22,42は、発熱用導電体30の周囲を取り囲むようにして枠状に形成されている。金属補助電極22,42は、金属材料で形成される。金属材料としては、例えば、金、銀、銅、白金、アルミニウム、クロム、モリブデン、ニッケル、チタン、パラジウム、インジウム、タングステン等の金属、および、ニッケル−クロム合金、真鍮、青銅、又は、これらの金属の一以上を含む合金を用いることができる。とりわけ図示された例では、発熱用導電体30と第1金属補助電極22とは、同一材料で形成される。
金属補助電極22,42は、例えば、金属材料のベタパターンで形成されてもよいし、当該金属補助電極22,42内に多数の開口を有するメッシュ状のパターンで形成されてもよい。金属補助電極22,42がベタパターンで形成されていると、金属補助電極22,42の電気抵抗値を低くすることができ、透明電極26,46への通電性を向上させることができる。また、金属補助電極22,42が多数の開口を有するメッシュ状のパターンで形成されていると、この多数の開口の存在により金属補助電極22,42に光透過性を付与することができる。これにより、金属補助電極22,42を有する調光パネル10の採光性を向上させることができる。なお、これらに限られず、金属補助電極22,42は、透明電極26,46への通電機能を有する限りにおいて、どのようなパターンを有していてもよい。
また、金属補助電極22,42の基材20,40のシート面に沿った幅は、例えば1μm以上とすることができる。また、金属補助電極22,42の基材20,40のシート面への法線方向に沿った高さ(厚さ)は、例えば0.05μm以上30μm以下とすることができる。
以上のような、同一材料で形成される発熱用導電体30及び金属補助電極22,42は、例えば、蒸着法、スパッタリング法、箔の転写、塗工法等により、金、銀、銅、白金、アルミニウム、クロム、モリブデン、ニッケル、チタン、パラジウム、インジウム、タングステン等の金属、および、ニッケル−クロム合金、真鍮、青銅、又は、これらの金属の一以上を含む合金を含有する金属膜を基材20,40上に形成し、この金属膜を、発熱用導電体30及び金属補助電極22,42の所望のパターンでエッチングすることによって形成することができる。
<<<<絶縁層>>>>
絶縁層24は、発熱用導電体30と透明電極26とを絶縁する機能を有する。図3に示された例では、絶縁層24は、発熱用導電体30の発熱導線31を覆うようにして設けられる。とりわけ絶縁層24は、発熱用導電体30の発熱導線31の基材20と反対側の面及び側面を覆うようにして設けられる。なお、絶縁層24は、基材20上に設けられたバスバー35及び引出配線37のいずれか又は両方を覆うように設けられてもよい。また、発熱用導電体30の発熱導線31の周囲を取り囲むようにして形成された金属補助電極22の少なくとも一部及び端子部39の少なくとも一部は、絶縁層24から露出している。とりわけ図示された例では、金属補助電極22の全体及び端子部39の全体が、絶縁層24から露出している。
絶縁層24の、基材20からの高さ(厚さ)は、例えば1μm以上10μm以下とすることができる。また、絶縁層24の、発熱用導電体30の発熱導線31からの高さ(厚さ)は、例えば1μm以上10μm以下とすることができる。絶縁層24の材料としては、絶縁性及び光透過性を有する材料であれば特に限定されないが、例えば、ガラス、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、ゴム等、誘電体として機能し得る材料を用いることができる。また、所望のパターンを有する絶縁層24は、フォトリソグラフィー技術を用いたパターニング、スクリーン印刷法、インクジェット法等を用いて形成することができる。
<<<<透明電極>>>>
透明電極26,46は、金属補助電極22,42を介して通電されることにより、液晶層15を駆動する機能を有する。ここで、液晶層15を「駆動」するとは、液晶層15に含まれる液晶分子の向きを変化させることを意味する。例えば、透明電極26,46を用いて液晶層15に対して電界を印加することにより、当該液晶層15に含まれる液晶分子の配向方向を変化させることができる。
図3に示された例では、透明電極26は、金属補助電極22及び絶縁層24上を覆うように設けられており、透明電極46は、金属補助電極42間の基材40上に、金属補助電極42に接続して設けられている。なお、透明電極46は、金属補助電極42の基材40と反対側の面の少なくとも一部を覆うように設けられてもよい。透明電極26,46の材料としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Aluminum-doped Zinc Oxide)、GZO(Gallium-doped Zinc Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、ZNO(Zinc Oxide)等を用いることができる。この透明電極26,46の厚さは、例えば5nm以上300nm以下とすることができる。また、透明電極26,46は、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等の物理的気相成長法(PVD法)、化学的気相成長法(CVD法)、またはこれらの2以上を組み合わせた方法を用いて形成することができる。
<<<<配向膜>>>>
配向膜28,48は、液晶層15に含まれる液晶分子を配向させる機能を有する。図3に示された例では、配向膜28は、透明電極26上を覆うように設けられており、配向膜48は、金属補助電極42及び透明電極46上を覆うように設けられている。配向膜28,48の材料は、液晶層15に含まれる液晶分子を配向させ得るものであれば特に限られない。この配向膜28,48は、例えば、ポリイミド、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルフェノール、ポリエステル、ナイロン等を含む樹脂材料を用いて透明電極26,46上に樹脂層を形成し、紫外線、電子線の照射又は加熱等により当該樹脂層を硬化させ、その後ラビング処理を施すことにより形成することができる。これにより、配向膜28,48に、液晶層15に含まれる液晶分子をラビング方向に配向させる機能を付与することができる。この配向膜28,48の厚さは、例えば30nm以上150nm以下とすることができる。
<<<液晶層>>>
液晶層15は、液晶分子を含み、この液晶分子の向きが変化することにより当該液晶層15を透過する光の偏光方向が変化する層である。とりわけ、透明電極26,46により電界が印加されることにより、液晶層15に含まれる液晶分子の向きが変化し、これにより、当該液晶層15を透過する光の偏光方向が変化する。このような液晶層15の厚さは、例えば1μm以上10μm以下とすることができる。
<<<偏光板>>>
偏光板13,14は、入射した光を直交する2つの偏光成分に分解し、一方の方向の偏光成分を透過させ、前記一方の方向に直交する他方の方向の偏光成分を吸収する機能を有した偏光子を有している。
窓5が、例えばその透明基板7が外側となるように配置された場合、すなわち、窓5の透明基板7の側から外光が入射する場合、入光側に配置された偏光板13を透過した特定方向(透過軸と平行な方向)の偏光成分は、一例として、透明電極26,46により電界印加されている液晶層15を通過する際にその偏光方向を90°回転させ、電界印加されていない液晶層15を通過する際にはその偏光方向を維持する。このため、液晶層15への透明電極26,46による電界印加の有無によって、偏光板13を透過した特定方向の偏光成分が、液晶層15の出光側に配置された偏光板14をさらに透過するか、あるいは、偏光板14で吸収されて遮断されるか、を制御することができる。
なお、調光パネル10には、図示された例に限られず、特定の機能を発揮することを期待されたその他の機能層が設けられても良い。また、1つの機能層が2以上の機能を発揮するようにしてもよいし、例えば、調光パネル10の偏光板13,14、積層体11,12の基材20,40、絶縁層24等の少なくとも1つに機能を付与するようにしてもよい。調光パネル10に付与され得る機能としては、一例として、反射防止(AR)機能、耐擦傷性を有したハードコート(HC)機能、赤外線遮蔽(反射)機能、紫外線遮蔽(反射)機能、偏光機能、防汚機能等を例示することができる。また、窓5の透明基板7に機能層を設けるなどして、透明基板7に特定の機能を付与するようにしてもよい。
次に、以上に説明した発熱機能付き調光パネル10の製造方法の一例について説明する。
最初に、第1積層体11の作製方法について説明する。基材20上に、発熱用導電体30及び金属補助電極22を形成する。具体的には、まず基材20を準備する。基材20としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、トリアセチルセルロース(三酢酸セルロース)等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート樹脂などからなる樹脂シート、ガラス、セラミックス等からなる無機材等、誘電体として機能し得る材料を用いることができる。
次に、基材20上に、後に発熱用導電体30及び金属補助電極22となるべき金属層を形成する。この金属層は、例えば、金、銀、銅、白金、アルミニウム、クロム、モリブデン、ニッケル、チタン、パラジウム、インジウム、タングステン等の金属、および、ニッケル−クロム合金、真鍮、青銅、又は、これらの金属の一以上を含む合金の層を、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等の物理的気相成長法(PVD法)、化学的気相成長法(CVD法)、めっき法等の液相成長法、圧延等で作製された金属箔の貼着、またはこれらの2以上を組み合わせた方法を用いて形成することができる。
この金属層を公知のフォトリソグラフィー技術を用いて、所望の発熱用導電体30及び金属補助電極22のパターンを有するようにパターニングすることにより、基材20上に、互いに同一の材料からなる発熱用導電体30及び金属補助電極22が同時に形成される。基材20上に、発熱用導電体30及び金属補助電極22が形成されたものを図4に示す。なお、発熱用導電体30及び金属補助電極22の形成と同時に、バスバー35、引出配線37、端子部39の少なくとも1つを形成するようにしてもよい。すなわち、金属層を、発熱用導電体30及び金属補助電極22のパターンに加えて、バスバー35、引出配線37、端子部39の少なくとも1つのパターンを有するようにパターニングし、基材20上に、互いに同一の材料からなる発熱用導電体30、金属補助電極22、及び、バスバー35、引出配線37、端子部39の少なくとも1つ、を同時に形成してもよい。
次に、図5に示すように、発熱用導電体30の発熱導線31上に絶縁層24を形成する。このとき、絶縁層24は、基材20上に設けられたバスバー35及び引出配線37のいずれか又は両方を覆うように設けられてもよい。発熱用導電体30の発熱導線31の周囲を取り囲むようにして形成された金属補助電極22の少なくとも一部、及び、発熱用導電体30の端子部39の少なくとも一部が、絶縁層24から露出するようにする。とりわけ金属補助電極22の全体、及び、端子部39の全体が、絶縁層24から露出するようにする。絶縁層24は、例えば、ガラス、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、ゴム等を含み、フォトリソグラフィー技術を用いたパターニング、スクリーン印刷法、インクジェット法等を用いて形成することができる。
次に、金属補助電極22及び絶縁層24上に透明電極26を形成する。透明電極26が形成されたものを図6に示す。この透明電極26としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Aluminum-doped Zinc Oxide)、GZO(Gallium-doped Zinc Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、ZNO(Zinc Oxide)等を用いることができる。透明電極26は、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等の物理的気相成長法(PVD法)、化学的気相成長法(CVD法)、またはこれらの2以上を組み合わせた方法を用いて形成することができる。
次に、透明電極26上に配向膜28を形成する。この配向膜28としては、例えば、ポリイミド、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルフェノール、ポリエステル、ナイロン等を含む樹脂材料を用いることができる。配向膜28は、例えば、透明電極26上に樹脂層を形成し、紫外線、電子線の照射又は加熱等により当該樹脂層を硬化させ、その後ラビング処理を施すことにより形成することができる。これにより、図7に示す第1積層体11を作製することができる。
第2積層体12は、基材上に発熱用導電体及び金属補助電極を形成する工程における発熱用導電体(バスバー、引出配線、端子部)の形成、及び、絶縁層の形成工程が省略できるほかは、第1積層体11と同様に作製することができる。
上記で得られた積層体11,12を用いて調光パネル10を作製するには、例えば、スペーサ及びシール材を介して配向膜28,48が互いに対面するようにして配置された積層体11,12間に、液晶層をなす液晶材料を注入し、封止する。その後、第1基材20の第2基材40と反対側の面上に第1偏光板13を設け、第2基材40の第1基材20と反対側の面上に第2偏光板14を設ける。これにより、図8に示す調光パネル10を得ることができる。
次に、以上のような構成からなる調光パネル10の作用について説明する。
ここでは、液晶層15に電界が印加されていない状態で、液晶層15に電界が印加されている状態と比較して、調光パネル10の光透過性が低くなる例について説明する。この場合、液晶層15に電界が印加されていない状態では、調光パネル10の可視光透過率は例えば1%以下となっている。乗員のスイッチ操作等により、制御部に調光パネル10の光透過性を高くする旨の信号が入力されると、制御部は透明電極26,46に電圧を印加する。これにより、液晶層15に電界が印加され、液晶層15に含まれる液晶分子の向きが変化することにより当該液晶層15を透過する光の偏光方向が変化する。これにより、偏光板13を透過した特定方向の偏光成分の、偏光板14における透過率が変化し、調光パネル10の光透過性が変化する。とりわけ、偏光板13を透過した特定方向の偏光成分の、偏光板14における透過率が高くなり、調光パネル10の光透過性が高くなる。一例として、調光パネル10の可視光透過率は30%以上となる。したがって、調光パネル10は、良好な採光性を発揮するようになる。
調光パネル10の光透過性が高い状態で、乗員のスイッチ操作等により、制御部に調光パネル10の光透過性を低くする旨の信号が入力されると、制御部は透明電極26,46への電圧の印加を中止する。これにより、液晶層15への電界の印加が解除され、液晶層15に含まれる液晶分子の向きが変化することにより当該液晶層15を透過する光の偏光方向が変化する。これにより、偏光板13を透過した特定方向の偏光成分の、偏光板14における透過率が変化し、調光パネル10の光透過性が変化する。とりわけ、偏光板13を透過した特定方向の偏光成分の、偏光板14における透過率が低くなり、調光パネル10の光透過性が低くなる。したがって、調光パネル10は、良好な遮光性を発揮するようになる。
調光パネル10の発熱用導電体30は、バッテリー等の電源から、端子部39、引出配線37及びバスバー35を介して通電され、抵抗加熱により発熱する発熱用導電体30で発生したこの熱により窓5が温められる。これにより、窓5に付着した結露による曇りを取り除くことができる。また、窓5に雪や氷が付着している場合には、この雪や氷を溶かすことができる。したがって、調光パネル10及び窓5は、良好な採光性を発揮するようになる。
以上に説明した本実施の形態の調光パネル10は、第1基材20と、第1基材20と対向して配置された第2基材40と、第1基材20及び第2基材40の間に配置された液晶層15と、を備え、第1基材20及び第2基材40のいずれか一方の液晶層15と対向する面側に、液晶層15の駆動用の透明電極26、並びに、透明電極26の周囲に接続される金属補助電極22及び金属補助電極22と同一材料で形成された発熱用導電体(導電体)30、が設けられている。
このような調光パネル10によれば、窓の曇り等を取り除くための発熱機能を付与することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を適宜参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
図9は、窓5及び発熱機能付き調光パネル10の変形例を示す平面図であり、図10は、図9の窓5及び発熱機能付き調光パネル10のX−X線に対応する断面を示す図である。
図9に示された例では、調光パネル10は、第1基材20及び第2基材20のいずれか一方の液晶層15と対向する面側に、液晶層15の駆動用の第1透明電極26、及び、第1透明電極26と電気的に接続した発熱用導電体(導電体)30、が設けられている。とりわけ図示された例では、第1基材20の液晶層15と対向する面側に、液晶層15の駆動用の第1透明電極26、及び、第1透明電極26と電気的に接続した発熱用導電体(導電体)30、が設けられている。
図9に示された例では、発熱用導電体30は、多数の開口を有するメッシュ状のパターンで形成されている。とりわけ、発熱用導電体30は、多数の矩形状の開口が規則的に配列されたメッシュ状のパターンで形成されている。なお、これに限られず、発熱用導電体30は、三角形状や六角形状(ハニカム状)等の開口が規則的に配列されたパターンや、ボロノイパターンのような不規則的なパターンを有していてもよい。さらに、図2を参照して説明したように、直線状、波線状、折れ線状または正弦波状等のパターンを有して一方のバスバー35から他方のバスバー35へ延びる複数の発熱導線31を有していてもよい。
発熱用導電体30は、窓の曇り等を取り除くための発熱機能を発揮するとともに、発熱用導電体30と電気的に接続した第1透明電極26への通電機能を発揮する。すなわち、発熱用導電体30を介して第1透明電極26へ通電し、第1透明電極26及び第2透明電極46により液晶層15に電界を印加することができる。発熱用導電体30に発熱用電圧を印加した場合、当該発熱用導電体30内には電圧勾配を生じる。そして、例えば、第2透明電極46内に、発熱用導電体30内の電圧勾配と同様の勾配を有する電圧勾配を生じさせることにより、第1透明電極26と第2透明電極46との間の電位差を全体として均一化することができる。これにより、発熱用導電体30に発熱機能及び第1透明電極26への通電機能を発揮させることができる。
このような、調光パネル10の変形例によれば、発熱用導電体30が、窓の曇り等を取り除くための発熱機能、及び、第1透明電極26への通電機能を兼ね備える。したがって、発熱用導電体30と第1透明電極26とを絶縁するための絶縁層(絶縁層24)を設ける必要がなく、調光パネル10の製造が簡単になる。また、発熱用導電体30が第1透明電極26へ通電する機能を有しているので、別に金属補助電極(第1金属補助電極22)を設けないようにすることも可能であり、これによっても調光パネル10の製造が簡単になる。したがって、調光パネル10の製造コストを削減することができる。
以上に説明した変形例に係る調光パネル10は、第1基材20と、第1基材20と対向して配置された第2基材40と、第1基材20及び第2基材40の間に配置された液晶層15と、を備え、第1基材20及び第2基材40のいずれか一方の液晶層15と対向する面側に、液晶層15の駆動用の第1透明電極26、及び、第1透明電極26と電気的に接続した発熱用導電体(導電体)30、が設けられている。
このような調光パネル10によれば、調光機能を有する窓に、窓の曇り等を取り除くための発熱機能を付与することができる。
次に、窓5及び発熱機能付き調光パネル10の他の変形例について、図11及び図12を参照して説明する。図11は、窓5及び調光パネル10の他の変形例を示す平面図であり、図12は、図11の窓5及び調光パネル10のXII−XII線に対応する断面を示す図である。
図11に示された例では、調光パネル10は、第1基材20及び第2基材20のいずれか一方の液晶層15と対向する面側に、複数に区画された液晶層15の駆動用の第1透明電極26、及び、各第1透明電極26に対応して設けられ、対応する第1透明電極26と電気的に接続した発熱用導電体(導電体)30、が設けられている。とりわけ図示された例では、第1基材20の液晶層15と対向する面側に、複数に区画された液晶層15の駆動用の第1透明電極26、及び、各第1透明電極26に対応して設けられ、対応する第1透明電極26と電気的に接続した発熱用導電体(導電体)30、が設けられている。
図示された例では、第1透明電極26は、第1方向(X)に沿って2つに区画されている。なお、第1透明電極26は、2つに区画されたものに限られず、3以上に区画されたものであってもよい。また、複数の第1透明電極26が第1方向(X)に沿って配列されたものに限られず、第2方向(Y)に沿って配列されていてもよいし、第1方向(X)及び第2方向(Y)に沿って二次元的に配列されていてもよい。
図示された例では、各発熱用導電体30は、多数の開口を有するメッシュ状のパターンで形成されている。とりわけ、各発熱用導電体30は、多数の矩形状の開口が規則的に配列されたメッシュ状のパターンで形成されている。なお、これに限られず、各発熱用導電体30は、三角形状や六角形状(ハニカム状)等の開口が規則的に配列されたパターンや、ボロノイパターンのような不規則的なパターンを有していてもよい。さらに、図2を参照して説明したように、直線状、波線状、折れ線状または正弦波状等のパターンを有して一方のバスバー35から他方のバスバー35へ延びる複数の発熱導線31を有していてもよい。
各発熱用導電体30は、窓の曇り等を取り除くための発熱機能を発揮するとともに、各発熱用導電体30と電気的に接続した第1透明電極26への通電機能を発揮する。すなわち、各発熱用導電体30を介して第1透明電極26へ通電し、当該第1透明電極26及び第2透明電極46により液晶層15に電界を印加することができる。発熱用導電体30に発熱用電圧を印加した場合、当該発熱用導電体30内には電圧勾配を生じる。そして、例えば、第2透明電極46内に、発熱用導電体30内の電圧勾配と同様の勾配を有する電圧勾配を生じさせることにより、第1透明電極26と第2透明電極46との間の電位差を全体として均一化することができる。これにより、発熱用導電体30に発熱機能及び第1透明電極26への通電機能を発揮させることができる。
このような、調光パネル10の他の変形例によれば、発熱用導電体30が、窓の曇り等を取り除くための発熱機能、及び、第1透明電極26への通電機能を兼ね備える。したがって、発熱用導電体30と第1透明電極26とを絶縁するための絶縁層(絶縁層24)を設ける必要がなく、調光パネル10の製造が簡単になる。また、各発熱用導電体30が対応する第1透明電極26へ通電する機能を有しているので、別に金属補助電極(第1金属補助電極22)を設けないようにすることも可能であり、これによっても調光パネル10の製造が簡単になる。したがって、調光パネル10の製造コストを削減することができる。
加えて、各発熱用導電体30を介して対応する第1透明電極26へ印加する電圧を、第1透明電極26ごとに制御することができるので、液晶層15に含まれる液晶分子の向きを、各第1透明電極26に対応して制御することができる。したがって、調光パネル10を透過する光を、各第1透明電極26の単位で調光することができる。
以上に説明した他の変形例に係る調光パネル10は、第1基材20と、第1基材20と対向して配置された第2基材40と、第1基材20及び第2基材40の間に配置された液晶層15と、を備え、第1基材20及び第2基材40のいずれか一方の液晶層15と対向する面側に、複数に区画された液晶層15の駆動用の第1透明電極26、及び、各第1透明電極26に対応して設けられ、対応する第1透明電極26と電気的に接続した発熱用導電体(導電体)30、が設けられている。
このような調光パネル10によれば、調光機能を有する窓に、窓の曇り等を取り除くための発熱機能を付与することができる。
さらに他の変形例として、上述の実施の形態では、窓5において、調光パネル10の片面側にのみ透明基板7が配置されていたが、調光パネル10の両面に透明基板7が配置されていてもよい。例えば図3を参照して説明した例において、調光パネル10の上面側(第1偏光板13の第1基材20と反対側)の面上だけでなく、下面側(第2偏光板14の第2基材40と反対側)の面上にも透明基板7が設けられていてもよい。
さらに他の変形例として、上述の実施の形態では、第1積層体11に発熱用導電体30を設けたものを示したが、これに限られず、発熱用導電体30は、第2積層体12に設けるようにしてもよい。
さらに他の変形例として、図9〜図12を参照して説明した例では、発熱用導電体30を設けた側の積層体(第1積層体11)の金属補助電極を省略したが、これに限られず、発熱用導電体30を設けた側の積層体(第1積層体11)に、金属補助電極(第1金属補助電極22)を設け、この金属補助電極を透明電極(第1透明電極26)に接続するようにしてもよい。
さらに他の変形例として、図11及び図12を参照して説明した例では、第1透明電極26のみを複数に区画したが、これに限られず、第2透明電極46も複数に区画するようにしてもよい。とりわけ、第2透明電極46を、第1透明電極26に対応したパターンを有するように区画してもよい。
さらに他の変形例として、上述の実施の形態では、調光パネル10の光透過性が高い状態と低い状態の2つの状態の切り換えを行うものを示したが、これに限られず、乗員のスイッチ操作等に応じて、調光パネル10の光透過性が段階的に又は連続的に高くなったり、段階的に又は連続的に低くなったりするようにしてもよい。
上述の実施の形態では、導電体が発熱用導電体で構成されるものについて説明したが、これに限られず、導電体は、接触検出(タッチセンサ)機能を有する検出電極、車外に設けられた装置との間の信号の送受信機能を有するアンテナ導電体等の他の導電体で構成されてもよい。
発熱機能付き調光パネル10は、自動車1のリアウィンドウやサイドウィンドウに用いてもよい。また、自動車以外の、鉄道車両、航空機、船舶、宇宙船等の乗り物の窓に用いてもよい。さらに、発熱機能付き調光パネル10は、乗り物以外にも、特に室内と室外とを区画する箇所、例えばビルや店舗、住宅の窓あるいは扉の透明部分等に使用することもできる。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
1 自動車
5 窓
7 透明基板
10 発熱機能付き調光パネル
11 第1積層体
12 第2積層体
13 第1偏光板
14 第2偏光板
15 液晶層
20 第1基材
22 第1金属補助電極
24 絶縁層
26 第1透明電極
28 第1配向膜
30 発熱用導電体(導電体)
31 発熱導線
35 バスバー
37 引出配線
39 端子部
40 第2基材
42 第2金属補助電極
46 第2透明電極
48 第2配向膜

Claims (6)

  1. 第1基材と、
    前記第1基材と対向して配置された第2基材と、
    前記第1基材及び前記第2基材の間に配置された液晶層と、を備え、
    前記第1基材及び前記第2基材のいずれか一方の前記液晶層と対向する面側に、前記液晶層の駆動用の透明電極、並びに、前記透明電極の周囲に接続される金属補助電極及び前記金属補助電極と同一材料で形成された発熱用導電体、が設けられている、発熱機能付き調光パネル。
  2. 第1基材と、
    前記第1基材と対向して配置された第2基材と、
    前記第1基材及び前記第2基材の間に配置された液晶層と、を備え、
    前記第1基材及び前記第2基材のいずれか一方の前記液晶層と対向する面側に、前記液晶層の駆動用の透明電極、及び、前記透明電極と電気的に接続した発熱用導電体、が設けられている、発熱機能付き調光パネル。
  3. 請求項1又は2に記載の発熱機能付き調光パネルを備えた窓。
  4. 請求項1又は2に記載の発熱機能付き調光パネルを備えた乗り物。
  5. 第1基材と、
    前記第1基材と対向して配置された第2基材と、
    前記第1基材及び前記第2基材の間に配置された液晶層と、を備え、
    前記第1基材及び前記第2基材の少なくとも一方の前記液晶層と対向する面側に、前記液晶層の駆動用の透明電極、並びに、前記透明電極の周囲に接続される金属補助電極及び前記金属補助電極と同一材料で形成された導電体、が設けられている、調光パネル。
  6. 第1基材と、
    前記第1基材と対向して配置された第2基材と、
    前記第1基材及び前記第2基材の間に配置された液晶層と、を備え、
    前記第1基材及び前記第2基材のいずれか一方の前記液晶層と対向する面側に、前記液晶層の駆動用の透明電極、及び、前記透明電極と電気的に接続した導電体、が設けられている、調光パネル。
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