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JP2017033369A - 光透過性導電材料積層体 - Google Patents

光透過性導電材料積層体 Download PDF

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直哉 西村
Naoya Nishimura
直哉 西村
武宣 吉城
Takenobu Yoshiki
武宣 吉城
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Abstract

【課題】信頼性に優れた光透過性導電材料積層体を提供する。
【解決手段】センサー部および周辺配線部を端子部以外の箇所で取り囲み、かつ該センサー部、端子部、および周辺配線部のいずれとも電気的に接続しないダミー周辺配線部を有する光透過性導電材料と、光透過性機能材料とが、粘着層を介して貼合され、該粘着層の外縁が該ダミー周辺配線部の外縁よりも10μm以上外側に位置する。
【選択図】図6

Description

本発明は、信頼性に優れた光透過性導電材料積層体に関するものである。
スマートフォン、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、ノートPC、タブレットPC、OA機器、医療機器、あるいはカーナビゲーションシステム等の電子機器においては、これらのディスプレイに入力手段としてタッチパネルが広く用いられている。
タッチパネルには、位置検出の方法により光学方式、超音波方式、抵抗膜方式、表面型静電容量方式、投影型静電容量方式などがあり、上記したディスプレイ用途においては抵抗膜方式と投影型静電容量方式が好適に利用されている。抵抗膜方式のタッチパネルは、光透過性支持体上に光透過性導電層を有する光透過性導電材料を2枚利用し、これら光透過性導電材料をドットスペーサーを介して対向配置した構造をしており、タッチパネルの1点に力を加えることにより光透過性導電層同士が接触し、各光透過性導電層に印加された電圧をもう一方の光透過性導電層を通して測定することで、力の加えられた位置の検出を行うものである。一方、投影型静電容量方式のタッチパネルは、2層の光透過性導電層を有する光透過性導電材料を1枚、または1層の光透過性導電層を有する光透過性導電材料を2枚利用し、指等を接近させた際の光透過性導電層間の静電容量変化を検出し、指を接近させた位置の検出を行うものである。後者は可動部分がないため耐久性に優れる他、多点同時検出ができることから、スマートフォンやタブレットPCなどで、とりわけ広く利用されている。
投影型静電容量方式のタッチパネルにおいては、光透過性導電層をパターニングし複数のセンサー部とすることで、多点同時検出や移動点の検出を可能にしている。このセンサー部が検出した静電容量の変化を電気信号として外部に取り出すため、光透過性導電材料が有する全てのセンサー部と、外部に電気信号を取り出すために設けられる端子部との間には、これらを電気的に接続する複数の周辺配線から構成される周辺配線部が設けられる。通常、前述した光透過性導電層はディスプレイ上に位置し、周辺配線部はディスプレイの外、いわゆる額縁部に位置する。従来、光透過性導電層の材料としてはITO(インジウム−錫酸化物)が用いられ、周辺配線の材料としてはアルミニウム、銀、モリブデン合金等の金属が用いられてきた。しかしながらITOは屈折率が大きく、光の表面反射が大きいため、全光線透過率が低下する問題や、可撓性が低いため屈曲した際にITOに亀裂が生じて電気抵抗値が高くなる問題があった。
光透過性導電層としてITOを有する光透過性導電材料に代わり、光透過性導電層として網目状金属細線パターンを有する光透過性導電材料が数多く提案されている。例えば特開2007−287994号公報(特許文献1)、特開2007−287953号公報(特許文献2)には、光透過性支持体上に薄い触媒層および下地金属層を形成し、その上にレジストパターンを形成した後、めっき法によりレジスト開口部に金属層を積層し、最後にレジスト層およびレジスト層で保護された下地金属層を除去することにより、網目状金属細線パターンを形成するセミアディティブ法が開示されている。特開2014−197531号公報(特許文献3)には、光透過性支持体上に下地層と感光性レジスト層とをこの順に有する導電性材料前駆体に対し、感光性レジスト層面を任意のパターン状に露光後、現像し、露光したパターンのレジスト画像を形成した後、無電解めっきを行ってレジスト画像に被覆されていない下地層上に網目状金属細線パターンを形成し、その後レジスト画像を除去する光透過性導電材料の製造方法が開示されている。
また、網目状金属細線パターンを有する光透過性導電材料の製造方法として、銀塩感光材料を導電材料前駆体として利用する方法も知られており、例えば直接現像方式を用いて光透過性支持体上に網目状金属細線パターンを形成する方法が特開2004−221564号公報(特許文献4)に開示され、特開2003−77350号公報(特許文献5)、特開2007−188655号公報(特許文献6)には、光透過性支持体上に物理現像核層とハロゲン化銀乳剤層を少なくともこの順に有する導電材料前駆体に、可溶性銀塩形成剤および還元剤をアルカリ液中で作用させて網目状金属細線パターンを形成させる、銀塩拡散転写法が開示されている。
上記した、光透過性支持体上に網目状金属細線パターンを有する光透過性導電材料の、網目状金属細線パターンを有する側の面に粘着層が貼合され、さらに光透過性機能材料が貼合された光透過性導電材料積層体が知られている。例えば特開2014−198811号公報(特許文献7)にはタッチパネルセンサーと、粘着シート(粘着層)と、保護基板とをこの順で有するタッチパネル用積層体が開示されている。上記した光透過性導電材料積層体が有する網目状金属細線パターンの金属としては銅、銀といった貴金属が好適に用いられているが、これらはITOと比較して一般的に化学的安定性で見劣りする。そのため、光透過性支持体上に網目状金属細線パターンを有する光透過性導電材料を用い、これらに粘着層が貼合された光透過性導電材料積層体は、例えば大気中の硫化水素により網目状金属細線パターンを構成する金属が金属硫化物へ変化し、網目状金属細線パターンの抵抗値が変動したり、変色したりする場合があった。また、該光透過性導電材料積層体は、人間の汗に含まれる塩化物イオンにより網目状金属細線パターンを構成する金属が金属塩化物へ変化し、網目状金属細線パターンの抵抗値が変動したり、変色したりする場合があった。網目状金属細線パターンの抵抗値が変動すると、タッチセンサーとしての信頼性が著しく低下する。上記した硫化水素や塩化物イオンは前記した粘着層側面より浸透し、網目状金属細線パターンに影響を与えるものと考えられるが、近年は意匠性の観点からタッチパネルの狭額縁化が進められ、硫化水素や塩化物イオンが網目状金属細線パターンにとりわけ作用しやすくなっており、改善が求められていた。
上記した問題に対し、例えば特開2014−29671号公報(特許文献8)では、銀を含有する第1電極パターンと、粘着性絶縁層と、第2電極パターンとをこの順で備えるタッチパネル用導電性フィルムが開示され、該粘着性絶縁層に特定の酸価を有する粘着性絶縁材料と共にトリアゾール化合物やテトラゾール化合物などの金属腐食防止剤を用いることで、タッチパネルの動作不良の発生が抑制されることが記載されるが、十分満足できるものではなかった。
一方、特開2015−14964号公報(特許文献9)、特開2015−69525号公報(特許文献10)にはタッチパネルの意匠性の改善(加飾層内での周辺配線の見え方)や、加飾層を厚くした時の段差に伴う断線の改善を目的として、ITO等の透明導電性材料からなる透明導電層をパターニングした光透過性導電層の周辺の額縁部に、周辺配線部とダミー周辺配線部を設けることが開示されている。また特開2014−63467号公報(特許文献11)にはタッチパネル製造工程における物理的、熱的な損傷から周辺配線部の保護を目的とし、タッチパネルの額縁部に周辺配線部と、その外側に周辺配線部を構成する周辺配線の長さ方向に沿って、金属からなるガードラインを設けることが開示されている。
特開2007−287994号公報 特開2007−287953号公報 特開2014−197531号公報 特開2004−221564号公報 特開2003−77350号公報 特開2007−188655号公報 特開2014−198811号公報 特開2014−29671号公報 特開2015−14964号公報 特開2015−69525号公報 特開2014−63467号公報
本発明の課題は、信頼性に優れた光透過性導電材料積層体を提供することにある。
本発明の上記課題は、以下の発明によって達成される。
(1)光透過性導電材料と光透過性機能材料とが粘着層を介して貼合された光透過性導電材料積層体であって、該光透過性導電材料は光透過性支持体上に網目状金属細線パターンを有するセンサー部と、端子部と、該センサー部と端子部とを電気的に接続する周辺配線部を少なくとも有し、さらに該センサー部および周辺配線部を端子部以外の箇所で取り囲み、かつ該センサー部、端子部、および周辺配線部のいずれとも電気的に接続しないダミー周辺配線部を有し、該粘着層の外縁が該ダミー周辺配線部の外縁よりも10μm以上外側に位置することを特徴とする光透過性導電材料積層体。
(2)ダミー周辺配線部が網目状金属細線パターンを有することを特徴とする、上記(1)記載の光透過性導電材料積層体。
本発明により、信頼性に優れた光透過性導電材料積層体を提供することができる。
本発明の光透過性導電材料積層体を構成する光透過性導電材料の一例を示す概略図 本発明の光透過性導電材料積層体を構成する光透過性導電材料の別の一例を示す概略図 単独のダミー周辺配線部によってセンサー部と周辺配線部を端子部以外の箇所で取り囲んだ例を示す概略図 ダミー周辺配線部が金属線分が平行に並んだ集合体である一例を示す概略図 金属線分が平行に並んだ集合体をダミー周辺配線とした場合の、周辺配線またはアース配線との角度を説明するための拡大図 ダミー周辺配線部が網目状金属細線パターンである場合の一例を示す概略図 実施例で使用したポジ型透過原稿4
以下、本発明について図面を用いて説明する。本発明の光透過性導電材料積層体は、光透過性導電材料と光透過性機能材料とが粘着層を介して貼合されたものである。
本発明の光透過性導電材料積層体(以下、本発明の積層体とも記載)を構成する光透過性導電材料について詳述する。本発明の積層体が有する光透過性導電材料は、光透過性支持体上に網目状金属細線パターンを有するセンサー部と、端子部と、該センサー部と端子部とを電気的に接続する周辺配線部を少なくとも有し、さらに該センサー部および周辺配線部を端子部以外の箇所で取り囲み、かつ該センサー部、端子部、および周辺配線部のいずれとも電気的に接続しないダミー周辺配線部を有する。
図1は本発明の光透過性導電材料積層体を構成する光透過性導電材料の一例を示す概略図である。図1において本発明の積層体を構成する光透過性導電材料1は光透過性支持体2の上にセンサー部11を有する。センサー部11は、図中x方向に伸びた、網目状金属細線パターンを有する複数のセンサー(例えば11a、11b、11c等)が、図中y方向に並ぶことで形成される。さらに光透過性導電材料は図中y方向において、センサー部11の視認性を低下させる目的で、前記したセンサー11a〜11c等とy方向において交互に並び、網目状金属細線パターンを有する複数のダミーセンサー12a〜12c等から構成されるダミーセンサー部12を有することが好ましい。ダミーセンサー部12は該センサー部11、周辺配線部13、13′と電気的に接続しない。
周辺配線部13および周辺配線部13′は、センサー部11と端子部14および端子部14′を電気的に接続する複数の周辺配線(図中13a、13b、13c、13′a、13′b、13′c等)から構成される。端子部14および端子部14′は、センサー部11と外部とを電気的に接続するための部分であり、センサー部11が有するセンサーの数に応じて(更に後述するアース配線15が接続される端子も含めて)複数の端子(図中14a、14b、14c、14′a、14′b、14′c等)から構成される。センサー11aは周辺配線13aおよび周辺配線13′aを介し端子14aおよび端子14′aに電気的に接続されており、センサー11aで検出された静電容量変化は端子14aおよび端子14′aを通して電気信号として外部に取り出される。アース配線15は、外部のノイズがセンサー部11に影響することを防ぐために好ましく設けられるもので、端子部14および端子部14′と電気的に接続している。
図1においてダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′は、センサー部11、周辺配線部13および周辺配線部13′、およびアース配線15を、端子部14および端子部14′以外の箇所で取り囲み、かつ該ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′はセンサー部11、周辺配線部13および周辺配線部13′、端子部14および端子部14′、アース配線15のいずれとも電気的に接続しない。ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′の幅は特に限定されないが、本発明の積層体の信頼性の観点から、これら周辺配線部の幅は10μm以上が好ましく、30μm以上がより好ましく、50μm以上が特に好ましい。ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′の幅の上限は特に限定されないが、通常はタッチパネルの大きさ(額縁部の幅)で制限され、30mm以下であることが好ましい。ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′の幅は均一であってもよく、不均一であってもよい。前述した図1では、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′の幅が均一である場合の光透過性導電材料の一例を示した。
一方、図2は本発明の光透過性導電材料積層体を構成する光透過性導電材料の別の一例を示す概略図であり、ダミー周辺配線部の幅が不均一である場合の光透過性導電材料の一例を示した。図2においては、ダミー周辺配線部16と、端子部14と端子部14′との間に位置するダミー周辺配線部16′の線幅が異なっており、ダミー周辺配線部16′の線幅の方が広くなっている。また図示はしないが、ダミー周辺配線部16の線幅の方が広くなっていてもよい。また上記した図1および図2は、複数のダミー周辺配線部によって、センサー部と周辺配線部を端子部以外の箇所で取り囲んだ例でもある。このようにダミー周辺配線部は複数の領域に分裂して存在していてもよく、単独の領域として存在していてもよい。図3には、単独のダミー周辺配線部によってセンサー部と周辺配線部を端子部以外の箇所で取り囲んだ例を示した。なお上記した図1〜図3では、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′の形状はいずれも直線状であるが、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′は湾曲あるいは蛇行していてもよく、また波線状であってもよい。なおダミー周辺配線部によって、センサー部と周辺配線部を端子部以外の箇所で取り囲むにあたり、ダミー周辺配線部の総延長は、光透過性導電材料の端子部以外の周囲長さに対して、少なくとも80%以上であることが好ましく、より好ましくは95%以上である。ただし後述するように、ダミー周辺配線部の形状が、金属線分の集合体である場合においても、該金属線分間の間隔が500μm以下であれば、本発明においては該金属線分の集合体により形成されるダミー周辺配線部も、連続しているダミー周辺配線部とみなす。
図1〜図3にて、破線で示すのは光透過性導電材料を、光透過性機能材料と貼合する際に用いる粘着層の外縁17であり、この破線自体は光透過性導電材料1上には存在しない。本発明の積層体において、光透過性導電材料の外縁17で示す領域よりも内側は粘着層で被覆される。外縁17は、ダミー周辺配線部16の外縁よりも10μm以上外側に位置する。外縁17の位置がダミー周辺配線部16の外縁より一部でも10μm未満の位置に存在すると、本発明の積層体の信頼性が不足する場合がある。よって粘着層の外縁17は、ダミー周辺配線部16の全外縁にわたって10μm以上外側に位置することが好ましい。
本発明において周辺配線部13、周辺配線部13′、端子部14、端子部14′、アース配線15、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′は、前述したセンサー部11やダミーセンサー部12を構成する網目状金属細線パターンと同様に、金属から構成されることが好ましい。かかる金属としては金、銀、銅、ニッケル、アルミニウム、およびこれらの複合材を例示できる。本発明においては生産性の観点から、センサー部11やダミーセンサー部12を構成する網目状金属細線パターン、周辺配線部13、周辺配線部13′、端子部14、端子部14′、アース配線15、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′は、全て同じ金属から構成されることが好ましく、また生産性の観点から同時に形成されることが好ましい。その形成方法は特に限定されず、例えば特開2003−77350号公報や特開2005−250169号公報に記載されている銀塩拡散転写法を用いる方法、同方法を用いさらに得られた銀画像に無電解めっきを施す方法、スクリーン印刷やインクジェット印刷等により導電性インキを印刷する方法、無電解めっき、蒸着、スパッタ、金属箔の貼合等により金属層を形成し、その上にレジスト膜を形成し、露光、現像、エッチング、レジスト層除去を施す方法等、公知の方法を用いることができる。中でもセンサー部11とダミーセンサー部12が有する網目状金属細線パターンを微細化することが容易な銀塩拡散転写法を用いることが特に好ましい。センサー部11やダミーセンサー部12を構成する網目状金属細線パターン、周辺配線部13、周辺配線部13′、端子部14、端子部14′、アース配線15、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′を構成する金属の厚みは0.05〜5μmが好ましく、より好ましくは0.08〜1μmである。
ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′の形状は特に限定されず、ベタパターン(領域内の全ての範囲に金属が存在するパターン)であってもよく、金属細線パターンであってもよい。ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′を構成する金属の比表面積が大きい方が、本発明の積層体の信頼性をより高めることが可能であり、このような観点から、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′の形状は金属細線パターンであることが好ましい。金属細線パターンとしては、金属線分が平行に並んだ集合体(金属線分間に交点が存在しない集合体)や、網目状金属細線パターンを例示できる。金属線分が平行に並んだ集合体における該金属線分間の間隔は、10〜500μmであることが本発明の積層体の信頼性の観点から好ましく、更に好ましくは20〜400μmである。本発明の積層体の信頼性の観点から、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′は網目状金属細線パターンであることが特に好ましい。前述した図1、図2、図3では、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′がベタパターンである場合の光透過性導電材料の一例を示した。
図4には、ダミー周辺配線部が金属線分が平行に並んだ集合体である一例を示した。また図5には、金属線分が平行に並んだ集合体をダミー周辺配線部とした場合の、周辺配線またはアース配線との角度を説明するための拡大図を示した。
図5において一点鎖線は、金属線分が平行に並んだ集合体をダミー周辺配線部とした場合の、周辺配線またはアース配線との角度を説明するため記載したものであり、一点鎖線自体は光透過性導電材料1上に存在しない。図5において一点鎖線100は、ダミー周辺配線部16内において平行に並ぶ金属線分をそのまま延長した線であり、かかる一点鎖線100とアース配線15との間で形成される角18、および/またはかかる一点鎖線100と周辺配線部13を構成する周辺配線との間で形成される角18′の角度は、本発明の積層体の信頼性の観点から、10〜80°であることが好ましく、15〜70°であることがより好ましく、更には20〜60°が特に好ましい。ダミー周辺配線部16の金属細線パターンを構成する金属線分は互いに平行であっても、また非平行であってもよいが、非平行である場合、ダミー周辺配線部を形成する金属線分の全体の60%が、上記した角度の範囲内であることが好ましい。また本発明の積層体の信頼性の観点から、ダミー周辺配線部16の金属細線パターンを構成する金属線分は互いに平行であることが好ましい。前述した図4、図5では、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′の金属細線パターンを構成する金属線分が互いに平行で、角18が45°である場合の光透過性導電材料の一例を示した。ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′の金属細線パターン、あるいは金属線分が平行あるいは非平行に並んだ集合体を構成する金属線分の線幅は1〜1000μmであることが好ましく、更に好ましくは3〜500μmである。
図6は、ダミー周辺配線部が網目状金属細線パターンである場合の一例を示した。かかる網目状金属細線パターンは、複数の単位格子を網目状に配置した幾何学形状を有することが本発明の積層体の信頼性の観点から好ましい。単位格子の形状としては、例えば正三角形、二等辺三角形、直角三角形などの三角形、正方形、長方形、菱形、平行四辺形、台形などの四角形、六角形、八角形、十二角形、二十角形などのn角形、星形などを組み合わせた形状が挙げられ、またこれらの形状の単独の繰り返し、あるいは2種類以上の複数の形状の組み合わせが挙げられる。中でも単位格子の形状としては正方形もしくは菱形が好ましい。またボロノイ図形やドロネー図形、ペンローズタイル図形などに代表される不規則幾何学形状も好ましい網目状金属細線パターンの形状の一つである。図6では、単位格子として正方形を利用してダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′を形成している。本発明の積層体の信頼性の観点から、ダミー周辺配線部における金属細線の線幅は1〜1000μmであることが好ましく、更に好ましくは3〜500μmであり、単位格子の繰り返し間隔は50〜1000μm以下が好ましく、更に好ましくは50〜600μmである。
本発明においてセンサー部11、およびダミーセンサー部12が有する網目状金属細線パターンは、複数の単位格子を網目状に配置した幾何学形状を有することがセンサーの感度、視認性(センサーの形状が見えにくい)等の観点から好ましい。単位格子の形状としては、例えば正三角形、二等辺三角形、直角三角形などの三角形、正方形、長方形、菱形、平行四辺形、台形などの四角形、六角形、八角形、十二角形、二十角形などのn角形、星形などを組み合わせた形状が挙げられ、またこれらの形状の単独の繰り返し、あるいは2種類以上の複数の形状の組み合わせが挙げられる。中でも単位格子の形状としては正方形もしくは菱形が好ましい。またボロノイ図形やドロネー図形、ペンローズタイル図形などに代表される不規則幾何学形状も好ましい網目状金属細線パターンの形状の一つである。
センサー部11、およびダミーセンサー部12を構成する金属細線の線幅は20μm以下であることが視認性の観点から好ましく、更に好ましくは1〜10μmである。また単位格子の繰り返し間隔は50〜600μmであることがセンサーの感度、視認性の観点から好ましく、更に好ましくは50〜400μm以下である。センサー部11、およびダミーセンサー部12の開口率は85%以上であることが本発明の積層体の光透過性の観点から好ましく、88〜99%がより好ましい。
センサー部11とダミーセンサー部12との導通を断つため、センサー部11とダミーセンサー部12との境界に位置する単位格子は断線部を有することが好ましい。この断線部の長さとしては30μm以下であることが視認性の観点から好ましく、3〜15μmであることがより好ましく、さらに好ましくは5〜12μmである。またダミーセンサー部12の内部にも複数の断線部を設けることが、良好なセンサーの感度が得られる観点から好ましい。ダミーセンサー部の内部における断線部分の長さは30μm以下であることが視認性の観点から好ましく、より好ましくは3〜15μmである。またダミーセンサー部12は、センサー部11の視認性を低下させる目的から、センサー部11と同じ形状の単位格子からなることが好ましい。なお、ダミーセンサー部12の単位格子が断線部を含む場合、センサー部の単位格子との形状比較において、該断線部の存在に伴う形状の変化は含めないものとする。断線部を設ける方法としては、単位格子を構成する金属細線に直交するように格子の一部に断線部を設けてもよいし、あるいは単位格子を構成する金属細線を斜めに断線させる断線部を設けてもよい。ダミーセンサー部12の金属細線の線幅はセンサー部11の金属細線と同じ線幅か、あるいはダミーセンサー部12の断線部分の面積に相当する分だけ、太くすることが視認性の観点から好ましい。またセンサー部11とダミーセンサー部12の全光線透過率の差は0〜1%であることが視認性の観点から好ましい。
本発明において、周辺配線部13および周辺配線部13′を構成する周辺配線の線幅は5〜200μmであることが好ましく、更に好ましくは10〜100μmである。周辺配線の長さは、タッチパネルの画面の大きさによって異なるが、一般的に1〜3000mmである。一方、周辺配線部13および周辺配線部13′における個々の周辺配線間の最短距離は5〜150μmであることが好ましく、10〜70μmであることがより好ましく、10〜50μmであることが特に好ましい。周辺配線の線幅および周辺配線間の最短距離を調整することで、額縁部をより狭くすることが可能となる。アース配線15の線幅は、周辺配線部13および周辺配線部13′を構成する周辺配線の線幅と同じか、もしくはそれより太い方が本発明のセンサーの耐ノイズ性の観点から好ましい。アース配線の長さは、タッチパネルの画面の大きさによって異なるが、一般的に5〜6000mmである。
本発明では、前述した図1に示したように、端子部14および端子部14′は、周辺配線部13および周辺配線部13′およびアース配線15と接続される。該端子部14および端子部14′にFPC配線などをボンディングしてIC回路に接続することで、電気信号をIC回路に受け渡すことが可能となる。端子部14および端子部14′が有する複数の端子の形状には長方形、角丸長方形、円、楕円など公知の形状を用いることができる。
本発明において、光透過性導電材料が有する光透過性支持体としては、プラスチック、ガラス、ゴム、セラミックス等が好ましく用いられる。これら光透過性支持体は全光線透過率が60%以上であるものが好ましい。プラスチックの中でも、フレキシブル性を有する樹脂フィルムは、取扱い性が優れている点で、好適に用いられる。光透過性支持体として使用される樹脂フィルムの具体例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジアセテート樹脂、トリアセテート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテルスルフォン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、環状ポリオレフィン樹脂等が挙げられる。また樹脂フィルムの厚さは25〜300μmであることが好ましい。また該光透過性支持体は、易接着層、ハードコート層、反射防止層、粘着層、防眩層等公知の層を有していてもよい。
また、本発明の積層体を構成する光透過性導電材料は、センサー部、ダミーセンサー部等を有する側の面、あるいはその反対側の面に、ハードコート層、反射防止層、防眩層など公知の層を有することができる。
次に本発明の積層体を構成する光透過性機能材料について詳述する。本発明を構成する光透過性機能材料としては、前述の光透過性導電材料や、化学強化ガラス、ソーダガラス、石英ガラス、無アルカリガラス等のガラス、ポリエチレンテレフタレート等の各種光透過性樹脂からなるフィルム、および上記したガラスやフィルムの少なくとも一方の面にハードコート層、反射防止層、防眩層、偏光層等の公知の光透過性機能層を有する材料が例示できる。
次に、本発明の積層体を構成する粘着層について詳述する。本発明の積層体の光透過性の観点から、粘着層は全光線透過率が90%以上であることが好ましく、特に好ましくは95%以上である。同様の観点から、粘着層のヘイズは0〜3%が好ましく、特に好ましくは0〜2%である。粘着層の形成には公知の粘着性を有する物質を用いることができる。具体的には、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤等が例示できる。中でもアクリル系粘着剤は耐候性や透明性に優れることから、本発明の積層体の信頼性や光透過性の観点から特に好ましい。
粘着層の形成方法は限定されず、特開平9−251159号公報や特開2011−74308号公報等に例示されているようなアクリル系粘着剤を使用した粘着テープを光透過性導電材料上に貼合する方法、特開2009−48214号公報、特開2010−257208号公報、特開2012−46658号公報等に例示されているような硬化型樹脂を光透過性導電材料上に付与し硬化させる方法、等の方法が例示できる。上記した粘着テープ、硬化型樹脂はともに市販されており、前者では住友スリーエム(株)製高透明性接着剤転写テープ(8171CL/8172CL/8146−1/8146−2/8146−3/8146−4等)、日東電工(株)製光学用透明粘着シート(LUCIACS CS9621T/CS9622T/CS3623等)、積水化学工業(株)製高透明両面テープ5400シリーズ(5402/5405等)、リンテック(株)製光学粘着シートMOシリーズ(MO−T015、MO−3014等)等が例示でき、後者ではヘンケルジャパン(株)製紫外線硬化型光学透明接着剤Loctite LOCAシリーズ(Loctite3192、3193、3195、5192等)を例示でき、いずれも好ましく用いることができる。
粘着層の厚みは特に限定されないが、薄すぎると光透過性導電材料表面の凹凸へ追従しきれず気泡が入る場合があり、また厚すぎると本発明の積層体の光透過性が損なわれる場合がある。よって5〜200μmが好ましく、より好ましくは10〜175μmである。
以下、本発明に関し実施例を用いて詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
<光透過性導電材料Aの作製>
光透過性支持体として、厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた。なおこの光透過性支持体の全光線透過率は91%であった。
次に下記組成の物理現像核層を光透過性支持体上に塗布、乾燥して物理現像核層を設けた。
<硫化パラジウムゾルの調製>
A液 塩化パラジウム 5g
塩酸 40ml
蒸留水 1000ml
B液 硫化ソーダ 8.6g
蒸留水 1000ml
A液とB液を撹拌しながら混合し、30分後にイオン交換樹脂の充填されたカラムに通し硫化パラジウムゾルを得た。
<物理現像核層組成/1mあたり>
前記硫化パラジウムゾル 0.4mg
2質量%グリオキザール水溶液 0.2ml
界面活性剤(S−1) 4mg
デナコールEX−830 50mg
(ナガセケムテックス(株)製ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル)
10質量%SP−200水溶液 0.5mg
((株)日本触媒製ポリエチレンイミン;平均分子量10,000)
続いて、光透過性支持体に近い方から順に下記組成の中間層、ハロゲン化銀乳剤層、および保護層を上記物理現像核液層の上に塗布、乾燥して、銀塩感光材料1を得た。ハロゲン化銀乳剤は、写真用ハロゲン化銀乳剤の一般的なダブルジェット混合法で製造した。このハロゲン化銀乳剤は、塩化銀95モル%と臭化銀5モル%で、平均粒径が0.15μmになるように調製した。このようにして得られたハロゲン化銀乳剤を定法に従いチオ硫酸ナトリウムと塩化金酸を用い、金イオウ増感を施した。こうして得られたハロゲン化銀乳剤は銀1gあたり0.5gのゼラチンを含む。
<中間層組成/1mあたり>
ゼラチン 0.5g
界面活性剤(S−1) 5mg
染料1 5mg
<ハロゲン化銀乳剤層組成/1mあたり>
ゼラチン 0.5g
ハロゲン化銀乳剤 3.0g銀相当
1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール 3mg
界面活性剤(S−1) 20mg
<保護層組成/1mあたり>
ゼラチン 1g
不定形シリカマット剤(平均粒径3.5μm) 10mg
界面活性剤(S−1) 10mg
このようにして得た銀塩感光材料1と、図1に示した図形からなるポジ型透過原稿1とを密着し、水銀灯を光源とする密着プリンターで400nm以下の光をカットする樹脂フィルターを介して露光した。なお、ポジ型透過原稿1において、センサー部11は線幅5μm、一辺300μmで狭い方の角度が60°の菱形の単位格子からなる網目状細線パターンを有する。ダミーセンサー部12は前記したセンサー部11と同じ菱形の単位格子からなるが、菱形の辺の中央で長さ5μmの断線部を有し、またセンサー部11とダミーセンサー部12との境界に位置する単位格子において、菱形の中央に長さ10μmの断線部を有している。なおセンサー部11とダミーセンサー部12との間の全光線透過率の差は0.05%である。周辺配線部13および周辺配線部13′と、端子部14および端子部14′、およびアース配線15は全てベタパターンにより構成されている。周辺配線部13および周辺配線部13′を構成する周辺配線の線幅は全て20μmであり、隣接する周辺配線間の最短距離は20μmである。またアース配線15の線幅は30μmである。ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′もベタパターンにより構成されており、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′の幅はいずれも600μmである。
その後、下記拡散転写現像液中に20℃で60秒間浸漬した後、続いてハロゲン化銀乳剤層、中間層、および保護層を40℃の温水で水洗除去し、乾燥処理した。このようにして光透過性導電材料Aを得た。共焦点顕微鏡(レーザーテック(株)製、オプテリクスC130)を用いた観察の結果、得られた光透過性導電材料Aの線幅、線間隔はポジ型透過原稿1と同じであった。またセンサー部11およびダミーセンサー部12を構成する網目状金属細線パターンの厚み、および周辺配線部13および周辺配線部13′、端子部14および端子部14′、アース配線15、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′の厚みを、同じく共焦点顕微鏡で調べたところ、いずれも0.10μmであった。
<拡散転写現像液組成>
水酸化カリウム 25g
ハイドロキノン 18g
1−フェニル−3−ピラゾリドン 2g
亜硫酸カリウム 80g
N−メチルエタノールアミン 15g
臭化カリウム 1.2g
全量を水で1000ml
pH=12.2に調整する。
<光透過性導電材料Bの作製>
銀塩感光材料1と、図4に示した図形からなるポジ型透過原稿2とを密着し、水銀灯を光源とする密着プリンターで400nm以下の光をカットする樹脂フィルターを介して露光した。なお、ポジ型透過原稿2において、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′は線幅30μm、繰り返し間隔30μmの線分が平行に並んだ細線パターンであり、平行に並ぶ線分をそのまま延長した線とアース配線15との間で形成される角18、および、平行に並ぶ線分をそのまま延長した線と周辺配線部13を構成する周辺配線との間で形成される角18′の角度はいずれも45°であり、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′の幅はいずれも600μmである。ポジ型透過原稿2は、上記したダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′を設けた以外は全てポジ型透過原稿1と同じである。露光後、光透過性導電材料Aと同様にして光透過性導電材料Bを得た。共焦点顕微鏡を用いた観察の結果、得られた光透過性導電材料Bの線幅、線間隔はポジ型透過原稿2と同じであった。またセンサー部11およびダミーセンサー部12を構成する網目状金属細線パターンの厚み、および周辺配線部13および周辺配線部13′を構成する周辺配線、端子部14および端子部14′アース配線15、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′を構成する金属細線パターンの厚みを同じく共焦点顕微鏡で調べたところ、いずれも0.10μmであった。
<光透過性導電材料Cの作製>
銀塩感光材料1と、図6に示した図形からなるポジ型透過原稿3とを密着し、水銀灯を光源とする密着プリンターで400nm以下の光をカットする樹脂フィルターを介して露光した。なお、ポジ型透過原稿3において、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′は線幅10μm、一辺200μmの正方形の単位格子からなる網目状細線パターンを有し、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′の幅はいずれも600μmである。ポジ型透過原稿3は、上記したダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′を設けた以外は全てポジ型透過原稿1と同じである。露光後、光透過性導電材料Aと同様にして光透過性導電材料Cを得た。共焦点顕微鏡を用いた観察の結果、得られた光透過性導電材料Cの線幅、線間隔はポジ型透過原稿3と同じであった。またセンサー部11、ダミーセンサー部12、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′を構成する網目状金属細線パターンの厚み、周辺配線部13および周辺配線部13′を構成する周辺配線、端子部14および端子部14′、アース配線15の厚みを同じく共焦点顕微鏡で調べたところ、いずれも0.10μmであった。
<光透過性導電材料Dの作製>
銀塩感光材料1と、図7に示したポジ型透過原稿4とを密着し、水銀灯を光源とする密着プリンターで400nm以下の光をカットする樹脂フィルターを介して露光した。なお、ポジ型透過原稿4はダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′を有さないこと以外は全てポジ型透過原稿1と同じである。露光後、光透過性導電材料Aと同様にして光透過性導電材料Dを得た。共焦点顕微鏡を用いた観察の結果、得られた光透過性導電材料Dの線幅、線間隔はポジ型透過原稿4と同じであった。またセンサー部11およびダミーセンサー部12を構成する網目状金属細線パターンの厚み、周辺配線部13および周辺配線部13′を構成する周辺配線、端子部14および端子部14′、アース配線15の厚みを同じく共焦点顕微鏡で調べたところ、いずれも0.10μmであった。
<光透過性導電材料積層体1〜4の作製>
リンテック(株)製光学粘着シート MO−T015(粘着層厚み50μm)を用意し、光透過性導電材料Aのセンサー部11、ダミーセンサー部12、周辺配線部13および周辺配線部13′、ダミー周辺配線部16およびダミー周辺配線部16′を被覆する大きさに裁断し、光透過性導電材料A上のセンサー部11、ダミーセンサー部12、周辺配線部13、13′、ダミー周辺配線部16を被覆するように貼合して粘着層を形成し、さらに無アルカリガラス(コーニングジャパン(株)製イーグル2000)を貼合して光透過性導電材料積層体1を得た。また上記した光透過性導電材料積層体1の作製において、光透過性導電材料Aに代わり、光透過性導電材料B、あるいは光透過性導電材料Cを用いる以外は同様にして光透過性導電材料積層体2、および光透過性導電材料積層体3を得た。更に上記した光透過性導電材料積層体1の作製において、光透過性導電材料Aに代わり、光透過性導電材料Dを用いる以外は同様にして光透過性導電材料積層体4を得た。なお、光透過性導電材料積層体1〜3が有する粘着層の外縁と、ダミー周辺配線部16またはダミー周辺配線部16′の外縁との最短距離を共焦点顕微鏡で調べたところ、いずれも20μmであった。また光透過性導電材料積層体1〜4の断面を共焦点顕微鏡で観察したところ、粘着層の厚みは50μmであった。
<光透過性導電材料積層体5〜9の作製>
前記光学粘着シートを光透過性導電材料積層体1に貼合したものよりも小さく裁断し、それを光透過性導電材料Aに貼合して粘着層を形成し、さらに無アルカリガラスを貼合し、光透過性導電材料積層体5を得た。以降、貼合する前記光学粘着シートを段階的に小さく裁断し、それぞれ光透過性導電材料Aに貼合して粘着層を形成し、さらに無アルカリガラスを貼合し、光透過性導電材料積層体6〜9を得た。光透過性導電材料積層体5〜7の粘着層の外縁と、ダミー周辺配線部16の外縁との最短距離を共焦点顕微鏡で調べたところ、それぞれ15μm、10μm、5μmであった。光透過性導電材料積層体8の粘着層の外縁と、ダミー周辺配線部16の外縁は完全に重なっており、最短距離は0μmであった。光透過性導電材料積層体9では、ダミー周辺配線部16が粘着層から一部露出していた。光透過性導電材料積層体5〜9の断面を共焦点顕微鏡で観察したところ、粘着層の厚みは50μmであった。
<断線が生じた積層体数>
上記した手順を繰り返し、光透過性導電材料積層体1〜9をそれぞれ30枚用意した。全ての光透過性導電材料積層体の端子部14および端子部14′をマスキングテープにより一時的に封止したうえで、JIS−Z2371に準じ、スガ試験機(株)製塩水噴霧試験装置内に入れ、72時間の中性塩水噴霧試験を実施した。試験に使用した塩化ナトリウム水溶液の塩化ナトリウム濃度は50g/L、試験時の水温は35℃であった。試験後、マスキングテープを剥離し、端子部14および端子部14′のうち、それぞれ対応する端子間での導通を調べ、センサーおよび/または周辺配線にて断線が発生した光透過性導電材料積層体の枚数を調べた。この結果を表1に示す。
<センサー部、ダミーセンサー部の変色>
上記した中性塩水噴霧試験後の光透過性導電材料積層体1〜9の各30枚のうち、任意に選んだ1枚について、共焦点顕微鏡を用いて、センサー部およびダミーセンサー部の網目状金属細線パターンの変色の有無を調べた。この結果を表1に示す。
<センサー部およびダミーセンサー部以外の箇所の変色>
上記した中性塩水噴霧試験後の光透過性導電材料積層体1〜9の各30枚のうち、任意に選んだ1枚について、共焦点顕微鏡を用いて、ダミー周辺配線部、アース配線部、および周辺配線部の変色の有無を調べた。この結果を表1に示す。
表1の結果から、本発明の有効性が判る。
1 光透過性導電材料
2 光透過性支持体
11 センサー部
11a、11b、11c センサー
12 ダミーセンサー部
12a、12b、12c ダミーセンサー
13、13′ 周辺配線部
13a、13b、13c、13′a、13′b、13′c 周辺配線
14、14′ 端子部
14a、14b、14c、14′a、14′b、14′c 端子
15 アース配線
16 ダミー周辺配線部
17 外縁
18 角

Claims (2)

  1. 光透過性導電材料と光透過性機能材料とが粘着層を介して貼合された光透過性導電材料積層体であって、該光透過性導電材料は光透過性支持体上に網目状金属細線パターンを有するセンサー部と、端子部と、該センサー部と端子部とを電気的に接続する周辺配線部を少なくとも有し、さらに該センサー部および周辺配線部を端子部以外の箇所で取り囲み、かつ該センサー部、端子部、および周辺配線部のいずれとも電気的に接続しないダミー周辺配線部を有し、該粘着層の外縁が該ダミー周辺配線部の外縁よりも10μm以上外側に位置することを特徴とする光透過性導電材料積層体。
  2. ダミー周辺配線部が網目状金属細線パターンを有することを特徴とする、前記請求項1記載の光透過性導電材料積層体。
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